JPH05309337A - 破砕物選別装置 - Google Patents
破砕物選別装置Info
- Publication number
- JPH05309337A JPH05309337A JP16682092A JP16682092A JPH05309337A JP H05309337 A JPH05309337 A JP H05309337A JP 16682092 A JP16682092 A JP 16682092A JP 16682092 A JP16682092 A JP 16682092A JP H05309337 A JPH05309337 A JP H05309337A
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- Combined Means For Separation Of Solids (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 瀬戸物、石、ガラス、煉瓦、金属、プラスチ
ック、ゴム、フィルム、段ボール、又は、繊維屑等のよ
うな物性の著しく異なる産業廃棄物を破砕処理した被選
別物から比重が小さくて薄くかつ表面積の大なるものを
確実に分離することができる選別装置を提供する。 【構成】 多数の漏下孔3を有する円筒体1の内周面
に、螺旋状の移送突条を突設し、この円筒体1を横倒状
に支持すると共に回転させて一端から投入した被選別物
を他端に移送しながら選別する円筒型選別装置におい
て、円筒体1内に、移送突条により掻き上げられて投擲
される比重の小さいものを受け入れて搬出する搬出コン
ベア18を架設し、円筒体1の側部に搬出コンベア8の
上部に向かう送風口24を配設した。
ック、ゴム、フィルム、段ボール、又は、繊維屑等のよ
うな物性の著しく異なる産業廃棄物を破砕処理した被選
別物から比重が小さくて薄くかつ表面積の大なるものを
確実に分離することができる選別装置を提供する。 【構成】 多数の漏下孔3を有する円筒体1の内周面
に、螺旋状の移送突条を突設し、この円筒体1を横倒状
に支持すると共に回転させて一端から投入した被選別物
を他端に移送しながら選別する円筒型選別装置におい
て、円筒体1内に、移送突条により掻き上げられて投擲
される比重の小さいものを受け入れて搬出する搬出コン
ベア18を架設し、円筒体1の側部に搬出コンベア8の
上部に向かう送風口24を配設した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、破砕処理した産業廃棄
物を選別する装置に関する。
物を選別する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、瀬戸物、石、ガラス、煉瓦、金
属、プラスチック、ゴム、フィルム、段ボール、又は、
繊維屑等の混合物からなる産業廃棄物を破砕処理し、こ
れを篩選別装置により選別すること、及び選別装置とし
て円筒型選別装置は既に知られている。
属、プラスチック、ゴム、フィルム、段ボール、又は、
繊維屑等の混合物からなる産業廃棄物を破砕処理し、こ
れを篩選別装置により選別すること、及び選別装置とし
て円筒型選別装置は既に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記既知の篩選別装置
により選別する破砕廃棄物中、瀬戸物、石、煉瓦又はガ
ラス等は比較的選別し易いが、固形プラスチック、プラ
スチックフィルム、紙類、又は繊維屑等は細分化するこ
とが困難であり、かつ、それを篩選別によって除去する
ことは困難であり、篩選別装置から排出される段階で風
選しても、粒状物に絡み付いたものを分離することは困
難であった。そこで、前記円筒型選別装置により選別せ
んとしたが、比重の比較的大なる粒状物を粒径選別する
こと、及び内周に突設した移送突条により移送排出する
ことはできるが、プラスチックフィルム、紙類、又は繊
維屑等は持ち上げられてからそのまま落下してしまうの
で、移送効率がきわめて悪く、被選別物を連続的に供給
すると、円筒体内に前記プラスチックフィルム等が大量
に滞留し、充分な選別性能を得ることができなかった。
により選別する破砕廃棄物中、瀬戸物、石、煉瓦又はガ
ラス等は比較的選別し易いが、固形プラスチック、プラ
スチックフィルム、紙類、又は繊維屑等は細分化するこ
とが困難であり、かつ、それを篩選別によって除去する
ことは困難であり、篩選別装置から排出される段階で風
選しても、粒状物に絡み付いたものを分離することは困
難であった。そこで、前記円筒型選別装置により選別せ
んとしたが、比重の比較的大なる粒状物を粒径選別する
こと、及び内周に突設した移送突条により移送排出する
ことはできるが、プラスチックフィルム、紙類、又は繊
維屑等は持ち上げられてからそのまま落下してしまうの
で、移送効率がきわめて悪く、被選別物を連続的に供給
すると、円筒体内に前記プラスチックフィルム等が大量
に滞留し、充分な選別性能を得ることができなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、多数の漏下孔
を有する円筒体の内周面に、螺旋状の移送突条を突設
し、この円筒体を横倒状に支持すると共に回転させて一
端から投入した被選別物を他端に移送しながら選別する
円筒型選別装置において、前記円筒体内に、移送突条に
より掻き上げられて投擲される比重の小さいものを受け
入れて搬出する搬出コンベアを架設して比重の大なるの
もは移送突条が上昇する過程の途中で滑落させ、合成樹
脂フィルム、繊維屑又は紙のような比重の小なるものは
大なるものより高い位置まで掻き上げて滑落乃至は投擲
することにより搬出コンベアに移行させて搬出するか、
又は、多数の漏下孔を有する円筒体の内周面に、螺旋状
の移送突条を突設し、この円筒体を横倒状に支持すると
共に回転させて一端から投入した被選別物を他端に移送
しながら選別する円筒型選別装置において、前記円筒体
内に搬出コンベアを架設し、上記円筒体の側部に搬出コ
ンベアの上部に向かう送風口を配設することにより円筒
体の回転により持ち上げられたプラスチックフィルム、
紙類、又は繊維屑のように軽くて柔軟な破砕片を風力に
よりコンベア上に移行させ、これをコンベアにより排出
するようにして前述の課題を解決した。
を有する円筒体の内周面に、螺旋状の移送突条を突設
し、この円筒体を横倒状に支持すると共に回転させて一
端から投入した被選別物を他端に移送しながら選別する
円筒型選別装置において、前記円筒体内に、移送突条に
より掻き上げられて投擲される比重の小さいものを受け
入れて搬出する搬出コンベアを架設して比重の大なるの
もは移送突条が上昇する過程の途中で滑落させ、合成樹
脂フィルム、繊維屑又は紙のような比重の小なるものは
大なるものより高い位置まで掻き上げて滑落乃至は投擲
することにより搬出コンベアに移行させて搬出するか、
又は、多数の漏下孔を有する円筒体の内周面に、螺旋状
の移送突条を突設し、この円筒体を横倒状に支持すると
共に回転させて一端から投入した被選別物を他端に移送
しながら選別する円筒型選別装置において、前記円筒体
内に搬出コンベアを架設し、上記円筒体の側部に搬出コ
ンベアの上部に向かう送風口を配設することにより円筒
体の回転により持ち上げられたプラスチックフィルム、
紙類、又は繊維屑のように軽くて柔軟な破砕片を風力に
よりコンベア上に移行させ、これをコンベアにより排出
するようにして前述の課題を解決した。
【0005】
【作用】各種の素材の混合物からなる前述の産業廃棄物
を、破砕機にて破砕処理し、この処理物を円筒型選別装
置の一端に供給すると、被選別物は円筒体の回転につれ
てその一側へ持ち上げられる。その際、一方では、瀬戸
物、石、煉瓦、コンクリート、金属(但し鉄片は破砕
前、又は直後の移送工程で磁選により除去することが望
ましい)等の比重の大なる粒状破砕物は、移送突条によ
り掻き上げられると、移送突条の傾斜面に沿って円筒体
の底部へ滑落して排出口側へ移行すると共に多数の小孔
又は網目から順次漏下し、他方、プラスチックフィル
ム、紙又は繊維屑等の破砕片は、円筒体の回転により移
送突条に載った状態で風圧を受けて前記比重の大なるも
のより高い位置まで掻き上げられて搬出コンベアに向け
て滑落乃至投擲されるので、機外に搬出される。この
時、回転体の側部の送風口から選別風を噴出して吹き上
げる方式を採用すると、比重の小さな前記処理物を更に
的確に排出コンベアに移行せしめてより一層高精度に分
離して搬出することができる。
を、破砕機にて破砕処理し、この処理物を円筒型選別装
置の一端に供給すると、被選別物は円筒体の回転につれ
てその一側へ持ち上げられる。その際、一方では、瀬戸
物、石、煉瓦、コンクリート、金属(但し鉄片は破砕
前、又は直後の移送工程で磁選により除去することが望
ましい)等の比重の大なる粒状破砕物は、移送突条によ
り掻き上げられると、移送突条の傾斜面に沿って円筒体
の底部へ滑落して排出口側へ移行すると共に多数の小孔
又は網目から順次漏下し、他方、プラスチックフィル
ム、紙又は繊維屑等の破砕片は、円筒体の回転により移
送突条に載った状態で風圧を受けて前記比重の大なるも
のより高い位置まで掻き上げられて搬出コンベアに向け
て滑落乃至投擲されるので、機外に搬出される。この
時、回転体の側部の送風口から選別風を噴出して吹き上
げる方式を採用すると、比重の小さな前記処理物を更に
的確に排出コンベアに移行せしめてより一層高精度に分
離して搬出することができる。
【0006】
【実施例】本発明を図面に示す円筒型選別装置(トロン
メルスクリーン)について説明すると、円筒体1は投入
口2側の一部は無孔であるがそれに続く部分中、Aの範
囲は直径約20mm,中間のBの範囲は直径約80mm,そ
の後部のCの範囲は直径約100mmの多数の漏下孔3
・・・が穿設されているパンチングメタル板(又は円筒
枠体に網を張ったもの)により構成されており、前部と
後部の下部両側を遊転ロール5・・により回転自在に支
承し、投入口に突設した短い入口筒6の外周にはスプロ
ケット7を固定し、該スプロケット7をチェーン8を介
して駆動する駆動スプロケット10はモーターに連動連
結されており、円筒体1の内周面には3〜4本の螺旋状
をなす移送突条12・・(連続するか又は断続した移送
作用を有するもの)を一体に突設し、前記入口筒6の手
前側には、フレーム16にて支持された投入ホッパー1
3を設けてある。
メルスクリーン)について説明すると、円筒体1は投入
口2側の一部は無孔であるがそれに続く部分中、Aの範
囲は直径約20mm,中間のBの範囲は直径約80mm,そ
の後部のCの範囲は直径約100mmの多数の漏下孔3
・・・が穿設されているパンチングメタル板(又は円筒
枠体に網を張ったもの)により構成されており、前部と
後部の下部両側を遊転ロール5・・により回転自在に支
承し、投入口に突設した短い入口筒6の外周にはスプロ
ケット7を固定し、該スプロケット7をチェーン8を介
して駆動する駆動スプロケット10はモーターに連動連
結されており、円筒体1の内周面には3〜4本の螺旋状
をなす移送突条12・・(連続するか又は断続した移送
作用を有するもの)を一体に突設し、前記入口筒6の手
前側には、フレーム16にて支持された投入ホッパー1
3を設けてある。
【0007】前記円筒体1は両側面、上面及び排出口1
4の上部をシェルタ15により覆われており、該シェル
タ15の排出口14側のシェルタフレーム15aの中間
部よりも円筒体1が上昇回動する側へ少し偏位した部位
から、側面視でL字状をなしていて水平部分が円筒体1
内に侵入した支持枠17を垂下させ、該支持枠17に
は、円筒体1の長さの中間部まで侵入したベルトコンベ
アからなる搬出コンベア18を搭載して装着し、その円
筒体1が上昇する側には案内板18aを付設し、下降回
動する側にはほぼ垂直な受板18bを立設してある。
4の上部をシェルタ15により覆われており、該シェル
タ15の排出口14側のシェルタフレーム15aの中間
部よりも円筒体1が上昇回動する側へ少し偏位した部位
から、側面視でL字状をなしていて水平部分が円筒体1
内に侵入した支持枠17を垂下させ、該支持枠17に
は、円筒体1の長さの中間部まで侵入したベルトコンベ
アからなる搬出コンベア18を搭載して装着し、その円
筒体1が上昇する側には案内板18aを付設し、下降回
動する側にはほぼ垂直な受板18bを立設してある。
【0008】また、前記シェルタ15の排出口14上か
ら延出した部分の上部をサイクロン20の吸入口にホー
スにより接続して塵埃等を吸引し、サイクロン20の吐
出口から排出された空気は水洗ブース21により微粉を
除去した後、ホース22により前後に長いダクト22a
を介して前記シェルタ15の円筒体1が上昇回動する側
に取付けた吐出筒23の送風口24から円筒体1に向け
て吐出され、該送風口24をほぼ水平でかつ扁平な形状
にする共に搬出コンベア18と略同じ長さとなし、その
方向を円筒体1の軸心と略対応する位置から斜め上方へ
向うようにしたので、吐出された空気は円筒体1の多数
の孔から内部に圧入されて移送突条12により掻き上げ
られた紙、プラスチックフィルム等の破砕片を吹き剥す
と共に吹き飛ばして搬出コンベア18上に移行させる。
ら延出した部分の上部をサイクロン20の吸入口にホー
スにより接続して塵埃等を吸引し、サイクロン20の吐
出口から排出された空気は水洗ブース21により微粉を
除去した後、ホース22により前後に長いダクト22a
を介して前記シェルタ15の円筒体1が上昇回動する側
に取付けた吐出筒23の送風口24から円筒体1に向け
て吐出され、該送風口24をほぼ水平でかつ扁平な形状
にする共に搬出コンベア18と略同じ長さとなし、その
方向を円筒体1の軸心と略対応する位置から斜め上方へ
向うようにしたので、吐出された空気は円筒体1の多数
の孔から内部に圧入されて移送突条12により掻き上げ
られた紙、プラスチックフィルム等の破砕片を吹き剥す
と共に吹き飛ばして搬出コンベア18上に移行させる。
【0009】そして、家屋を取り壊した時、又は建設現
場で発生する廃棄物中には、鉄,アルミ,銅,その他の
金属、モルタル,コンクリート,煉瓦,タイル,瀬戸
物,ボード,石,アスファルト,瓦,石綿スレート等の
不燃物、木屑,紙屑、繊維屑,段ボール,プラスチック
類,塩ビ管,保温材,合成樹脂フィルム等の可燃物が混
合物として含まれており、これを破砕機25にて破砕処
理し、振動ブレートフィダ27を経て投入コンベア28
により搬送する過程で磁選機26にて鉄片を除去した
後、円筒型選別装置の投入ホッパー13に投入する。
場で発生する廃棄物中には、鉄,アルミ,銅,その他の
金属、モルタル,コンクリート,煉瓦,タイル,瀬戸
物,ボード,石,アスファルト,瓦,石綿スレート等の
不燃物、木屑,紙屑、繊維屑,段ボール,プラスチック
類,塩ビ管,保温材,合成樹脂フィルム等の可燃物が混
合物として含まれており、これを破砕機25にて破砕処
理し、振動ブレートフィダ27を経て投入コンベア28
により搬送する過程で磁選機26にて鉄片を除去した
後、円筒型選別装置の投入ホッパー13に投入する。
【0010】前記円筒型選別装置の円筒体1は、回転し
ながら投入ホッパー13から流入した被選別物を移送突
条12により連続的に掻き上げる。その際、固形物は移
送突条12に沿って排出口14側へ移動しながら多数の
漏下孔3・・から順次漏下し、漏下物は搬出コンベア1
8により搬出され、必要に応じて再選別処理される。ま
た、紙やプラスチックフィルムのような薄くて軽い物
は、移送突条12に引っ掛かっても移動し難く更に上方
(円筒体1の回転中心と対応する高さ乃至それよりやや
高い位置)まで上昇し、前記送風口24から噴出されて
上記漏下孔3・・を通過した空気により斜め上方へ吹き
上げられて前記搬出コンベア18により搬出される。こ
の搬出された紙等は円筒体1の排出口14から排出され
た紙等と共に可燃物として搬出される。29はシュレッ
ダ、30は振動スクリーン、31は送風ファンである。
ながら投入ホッパー13から流入した被選別物を移送突
条12により連続的に掻き上げる。その際、固形物は移
送突条12に沿って排出口14側へ移動しながら多数の
漏下孔3・・から順次漏下し、漏下物は搬出コンベア1
8により搬出され、必要に応じて再選別処理される。ま
た、紙やプラスチックフィルムのような薄くて軽い物
は、移送突条12に引っ掛かっても移動し難く更に上方
(円筒体1の回転中心と対応する高さ乃至それよりやや
高い位置)まで上昇し、前記送風口24から噴出されて
上記漏下孔3・・を通過した空気により斜め上方へ吹き
上げられて前記搬出コンベア18により搬出される。こ
の搬出された紙等は円筒体1の排出口14から排出され
た紙等と共に可燃物として搬出される。29はシュレッ
ダ、30は振動スクリーン、31は送風ファンである。
【0011】次に、他の実施例を図4〜6について説明
すると、この例は、前述の送風口24を設けないもので
あって、前述の実施例の円筒型選別装置における前記円
筒体1の移送突条12のリード角αを、例えば、40〜
45度、逃げ角θを図5に示すごとく10〜15度とな
し、円筒体1の直径を1.9mとした場合、回転数を1
0〜20/sec程度、即ち、周速を1.2〜2m/s
ecになるように回転駆動すると、投入ホッパー13か
ら投入された被選別物は、移送突条12・・により掬い
上げられ、上昇するにつれて比重の大なる粒状物は、移
送突条12上を滑落することにより排出口14側へ移行
すると同時に多数の漏下孔3・・から順次漏下し、漏下
物は適宜の搬出コンベア18により搬出され、必要に応
じて再選別処理される。また、紙やプラスチックフィル
ムのような薄くて軽い物(比重の小さいもの)は、移送
突条12に引っ掛かった状態で比較的広い面積で前述の
実施例よりも強い風圧を受けるので、移送突条12の上
面に押し付けられて比重の大なるものより滑落し難く、
高い位置まで掻き上げられ、移送突条12が搬出コンベ
ア18に対する傾斜角がγ(周速に比例して大になる)
になると、滑落しながら回転力により投擲されて搬出コ
ンベア18上に載って搬送され、円筒体1の排出口14
から可燃物として排出される。なお、この実施例に前述
の実施例における送風口24を付加するとすれば、点線
で示すようになる。
すると、この例は、前述の送風口24を設けないもので
あって、前述の実施例の円筒型選別装置における前記円
筒体1の移送突条12のリード角αを、例えば、40〜
45度、逃げ角θを図5に示すごとく10〜15度とな
し、円筒体1の直径を1.9mとした場合、回転数を1
0〜20/sec程度、即ち、周速を1.2〜2m/s
ecになるように回転駆動すると、投入ホッパー13か
ら投入された被選別物は、移送突条12・・により掬い
上げられ、上昇するにつれて比重の大なる粒状物は、移
送突条12上を滑落することにより排出口14側へ移行
すると同時に多数の漏下孔3・・から順次漏下し、漏下
物は適宜の搬出コンベア18により搬出され、必要に応
じて再選別処理される。また、紙やプラスチックフィル
ムのような薄くて軽い物(比重の小さいもの)は、移送
突条12に引っ掛かった状態で比較的広い面積で前述の
実施例よりも強い風圧を受けるので、移送突条12の上
面に押し付けられて比重の大なるものより滑落し難く、
高い位置まで掻き上げられ、移送突条12が搬出コンベ
ア18に対する傾斜角がγ(周速に比例して大になる)
になると、滑落しながら回転力により投擲されて搬出コ
ンベア18上に載って搬送され、円筒体1の排出口14
から可燃物として排出される。なお、この実施例に前述
の実施例における送風口24を付加するとすれば、点線
で示すようになる。
【0011】
【発明の効果】多数の漏下孔3を有する円筒体1の内周
面に、螺旋状の移送突条12を突設し、この円筒体1を
横倒状に支持すると共に回転させて一端から投入した被
選別物を他端に移送しながら選別する円筒型選別装置に
おいて、前記円筒体1内に、移送突条12により掻き上
げられて投擲される比重の小さいものを受け入れて搬出
する搬出コンベア18を架設したものでは、円筒体1と
共に回転する移送突条12は被選別物を掻き上げるが、
その際、比重の大なる粒状物は、移送突条12にに沿っ
て排出口側へ流下し、その間に多数の漏下孔3・・から
漏下し、合成樹脂フィルム、紙、繊維屑等の比重が小で
表面積の大なるものは回転により風圧を受けて移送突条
12に押し付けられるため、上記粒状物よりも高く掻き
上げられてから滑落しながら回転力により投擲されて搬
出コンベア18に落入して前記粒状物とは別個に搬出さ
れることとなり、漏下選別だけでは分離することが困難
な前記合成樹脂フィルム等の細断物とコンクリート破砕
物等の粒状物とを良好に分離選別することができ、しか
も、前記合成樹脂フィルム、紙等の破砕物が円筒体1内
に堆積して選別不能になるのを防止することができる。
面に、螺旋状の移送突条12を突設し、この円筒体1を
横倒状に支持すると共に回転させて一端から投入した被
選別物を他端に移送しながら選別する円筒型選別装置に
おいて、前記円筒体1内に、移送突条12により掻き上
げられて投擲される比重の小さいものを受け入れて搬出
する搬出コンベア18を架設したものでは、円筒体1と
共に回転する移送突条12は被選別物を掻き上げるが、
その際、比重の大なる粒状物は、移送突条12にに沿っ
て排出口側へ流下し、その間に多数の漏下孔3・・から
漏下し、合成樹脂フィルム、紙、繊維屑等の比重が小で
表面積の大なるものは回転により風圧を受けて移送突条
12に押し付けられるため、上記粒状物よりも高く掻き
上げられてから滑落しながら回転力により投擲されて搬
出コンベア18に落入して前記粒状物とは別個に搬出さ
れることとなり、漏下選別だけでは分離することが困難
な前記合成樹脂フィルム等の細断物とコンクリート破砕
物等の粒状物とを良好に分離選別することができ、しか
も、前記合成樹脂フィルム、紙等の破砕物が円筒体1内
に堆積して選別不能になるのを防止することができる。
【0012】また、多数の漏下孔3・・を有する円筒体
1の内周面、螺旋状の移送突条12を突設し、この円筒
体1を横倒状に支持すると共に回転させて一端から投入
した被選別物を他端に移送しながら選別する円筒型選別
装置において、前記円筒体1内に搬出コンベア18を架
設し、上記円筒体1の側部に搬出コンベア18の上部に
向かう送風口24を配設したものは前述の効果の外に風
選により選別性能を更に向上することができると共に円
筒体1の漏下孔3・・の目詰まりを防止することができ
る。
1の内周面、螺旋状の移送突条12を突設し、この円筒
体1を横倒状に支持すると共に回転させて一端から投入
した被選別物を他端に移送しながら選別する円筒型選別
装置において、前記円筒体1内に搬出コンベア18を架
設し、上記円筒体1の側部に搬出コンベア18の上部に
向かう送風口24を配設したものは前述の効果の外に風
選により選別性能を更に向上することができると共に円
筒体1の漏下孔3・・の目詰まりを防止することができ
る。
【図1】破砕選別工程のフローシートである。
【図2】円筒型選別装置の縦断面図である。
【図3】同上供給口側の端面図である。
【図4】他の実施例の縦断面図である。
【図5】同上の横断面図である。
【図6】同上円筒体の縦断面図である。
1 円筒体 3 漏下孔 12 移送突条 18 搬出コンベア 24 送風口
Claims (2)
- 【請求項1】 多数の漏下孔3を有する円筒体1の内周
面に、螺旋状の移送突条12を突設し、この円筒体1を
横倒状に支持すると共に回転させて一端から投入した被
選別物を他端に移送しながら選別する円筒型選別装置に
おいて、前記円筒体1内に、移送突条により掻き上げら
れて投擲される比重の小さいものを受け入れて搬出する
搬出コンベア18を架設したことを特徴とする破砕物選
別装置。 - 【請求項2】 多数の漏下孔3を有する円筒体1の内周
面に、螺旋状の移送突条12を突設し、この円筒体1を
横倒状に支持すると共に回転させて一端から投入した被
選別物を他端に移送しながら選別する円筒型選別装置に
おいて、前記円筒体1内に搬出コンベア18を架設し、
上記円筒体1の側部に搬出コンベア18の上部に向かう
送風口を配設したことを特徴とする破砕物選別装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4-85954 | 1992-03-09 | ||
JP8595492 | 1992-03-09 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05309337A true JPH05309337A (ja) | 1993-11-22 |
Family
ID=13873153
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16682092A Pending JPH05309337A (ja) | 1992-03-09 | 1992-06-02 | 破砕物選別装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05309337A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1996012569A1 (fr) * | 1994-10-20 | 1996-05-02 | Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho | Appareil et procede pour separer et recuperer des articles utiles parmi des articles a jeter tels que des serviettes en papier. |
KR100614462B1 (ko) * | 2005-03-28 | 2006-08-22 | 정윤근 | 폐비닐 선별장치 |
KR100883538B1 (ko) * | 2007-07-05 | 2009-02-12 | 조동현 | 유리 파쇄시스템 |
JP2014529534A (ja) * | 2011-08-29 | 2014-11-13 | クロテック カンパニー リミテッドCrutec Co., Ltd | 混合粉塵の除去装置 |
-
1992
- 1992-06-02 JP JP16682092A patent/JPH05309337A/ja active Pending
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---|---|---|---|---|
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