JP4322896B2 - 建設廃棄物選別処理システム - Google Patents

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Description

本発明は、建築構造物の解体現場や建設現場において多量に発生する建設廃棄物を選別して再利用を進めるとともに最終処分する量を減量するための建設廃棄物選別処理システムに関する。
建築構造物の解体現場や建設現場では、家屋やビル等を一挙に解体すると、可燃物と不燃物が混在する混合廃棄物が多量に発生する。混合廃棄物には、コンクリート塊、残土、廃木材、紙くず、廃プラスチック、廃ボード、金属くず、陶器くず等が含まれており、多種類の材質のものが様々な大きさ及び形状で混在している。
混合廃棄物をそのままの状態で最終処分することは処分コストがかかることから、材質や大きさ等に応じて選別して再利用することが行われている。例えば、特許文献1では、粗大物を含む異種物混交の建築廃材を粗選別し、祖選別されたオーバーサイズ廃材とアンダーサイズ廃材をそれぞれ精選別する建築廃材の選別システムが記載されており、精選別では、サイズ選別機により所定のサイズに選別して比重選別機で重量物と軽量物に選別し、軽量物について粒径選別機により選別する点が記載されている。また、特許文献2及び3には、廃棄物の比重差により選別する比重選別機が記載されている。また、特許文献4には、廃棄物を乾燥させて可燃性ごみ及び不燃性ごみに選別する乾燥機構付選別機が記載されている。
特開2005−279568号公報 特開2004−136225号公報 特開平10−298570号公報 実開平3−33159号公報
建設廃棄物は屋外で処理されるために、雨や雪といった天候によって廃棄物が湿った状態となる。こうした湿った廃棄物を選別システムで処理すると、トロンメルや比重選別機のように所定の大きさのメッシュで廃棄物を篩い分ける場合にメッシュに目詰まりが生じて処理できなくなる。そのため、特許文献1では、湿った状態の廃棄物の場合には、いったん天日干しにして乾燥させた後比重選別機に投入するようにしている。
しかしながら、天日干しでは廃棄物の中まで十分に乾燥させることは難しく、乾燥にムラが生じると、目詰まりが発生して処理できなくなる可能性がある。また、日本海側のように冬場に悪天候が続くような地域では、廃棄物が処理できない期間が長期化し、さらに雨や雪により廃棄物から流れ出る廃水処理についても管理しなければならなくなる。
そこで、本発明は、悪天候が続くような地域においても廃棄物の選別処理を行うことができるとともに、廃棄物の再利用を進めて最終処分する量を十分減量することが可能な建設廃棄物選別処理システムを提供することを目的とするものである。
本発明に係る建設廃棄物選別処理システムは、所定の大きさの篩目が形成された粗選別筒部を回転させて粗選別筒部内に投入された建設廃棄物を内部に残留する残留廃棄物及び篩目を通過した通過廃棄物に選別する粗選別機構と、熱風が内部に供給される乾燥筒部を回転させて当該乾燥筒部に投入された前記通過廃棄物を乾燥させて含水率が17%以下の乾燥廃棄物とする乾燥機構と、ケーシング内に傾斜して設置された網状振動体に下方から吹き上げるように送風して当該網状振動体の上面に投入された前記乾燥廃棄物を重量物及び軽量物に選別する比重選別機構と、粗選別機構の篩目よりも小さい篩目が形成された細選別筒部を回転させて細選別筒部内に投入された前記軽量物を内部に残留する残留軽量物及び篩目を通過した通過軽量物に選別する細選別機構とを備えた建設廃棄物選別処理システムであって、前記乾燥機構は、前記乾燥筒部の内周面に複数の誘導板をその面方向が周方向に沿うように立設するとともに複数の撹拌板をその面方向が回転軸方向に沿うように立設しており、前記乾燥筒部の回転軸を上下方向に傾斜させる傾斜角度調整手段を備えていることを特徴とする。さらに、前記粗選別筒部の篩目は40mmに設定されており、前記細選別筒部の篩目は3mmに設定されていることを特徴とする。さらに、前記比重選別機からの排気中の塵埃を集塵する集塵機と、集塵機で集塵された塵埃を分離回収して前記細選別機構に投入するとともに排気が集塵機に戻されるサイクロンとを備えていることを特徴とする。
本発明は、上記の構成を備えることで、粗選別で所定の大きさより小さい通過廃棄物を乾燥機構で含水率が17%以下となるまで乾燥させて比重選別機構で選別するようにしたので、湿った状態の廃棄物でも乾燥させて比重選別機構で目詰まりすることなく精度よく選別することができる。また、比重選別機構で選別された軽量物を細選別機構で選別する際にも乾燥した状態の軽量物が投入されるため目詰まりすることなく精度よく選別することができ、雨や雪等の悪天候が続く地域においても廃棄物処理を効率よく行うことが可能となる。
なお、ケーシング内に傾斜して設置された網状振動体に下方から吹き上げるように送風して当該網状振動体の上面に廃棄物を投入するタイプの比重選別機構では、廃棄物の含水率を17%以下とすることで精度のよい選別処理を行うことができることから、乾燥機構では、含水率17%以下の乾燥廃棄物に処理して比重選別機構に投入するようにしている。
また、粗選別機構において、大きい塊のコンクリートや廃材は、予め選別されて再利用又は焼却処分することができ、比重選別機構では、十分乾燥された廃棄物から重量物として再利用可能な小石や砂が精度よく選別され、細選別機構では、埋め立て可能な状態に選別された残土や再利用可能な木片が精度よく選別されるため、最終処分しなければならないものは、焼却灰等のわずかな量のみとなって、処分コストを大幅に節減することができる。
そして、乾燥機構が、乾燥筒部の内周面に複数の誘導板を周方向に立設するとともに複数の撹拌板を回転軸方向に立設し、乾燥筒部の回転軸を上下方向に傾斜させる傾斜角度調整手段を備えることで、乾燥筒部の回転動作中に誘導板と撹拌板により廃棄物が十分撹拌されて熱風によりほぼ均一に乾燥させることができ、また、乾燥筒部の回転軸の傾斜角度を調整して廃棄物が乾燥筒部内に滞留する時間をコントロールすれば、廃棄物の湿潤状態に合せて乾燥させることが可能となる。したがって、廃棄物を連続投入しながら常時含水率が17%以下の廃棄物に乾燥させて比重選別機構に連続投入することができ、廃棄物の連続処理により選別処理の大幅な効率化を図ることが可能となる。
また、粗選別筒部の篩目を40mmに設定することで、以後の乾燥処理、比重選別処理及細選別処理に40mmより小さい廃棄物が投入されるようになって精度のよい選別処理を効率よく行うことが可能となる。そして、細選別筒部の篩目を3mmに設定することで、細選別処理において残土及び木片を精度よく選別することが可能となる。
埋め立て処分される最終処分場には、処分される廃棄物に応じて、安定型処分場、管理型処分場、遮断型処分場がある。安定型処分場は、廃プラスチック類やゴムくず等の廃棄物の性質が安定している産業廃棄物を対象とする処分場で、管理型処分場は、埋め立て地から出る浸出液による汚染防止のための遮水工事や処理施設を備えており、遮断型処分場及び安定型処分場で処分される廃棄物以外の産業廃棄物や一般廃棄物を対象とする。こうした処分場で廃棄物を処分する場合処分コストがかかり、安定型処分場に比べ管理型処分場の処分コスト負担が大きい。
建設廃棄物において多量に発生する木片が混入した廃棄物を処理する場合、所定の大きさ以上の木片が混入した残土は、木片が腐敗することから管理型処分場で処分することが必要となるため、処分コスト負担が大きくなるが、本発明では、こうした木片の混在しない残土に選別処理することで、処分場以外で埋め立て可能な残土となって最終処分場で処分する必要がなくなり、処分コストが大幅に軽減される。
また、比重選別機からの排気中の塵埃を集塵する集塵機と、集塵機で集塵された塵埃を分離回収して細選別機構に投入するとともに排気が集塵機に戻されるサイクロンとを備えることで、比重選別機において生じた塵埃を含む排気をいったん集塵機で回収した後、サイクロンで遠心分離作用により分離回収可能なものは次の細選別処理で選別され、最終的に選別できない微細物が集塵機に残留するため、残留物を極力少なくすることができる。さらに、集塵機でいったん塵埃を回収することで微粒子同士の凝着等により塵埃がある程度の大きさに集約されてサイクロンで分離回収可能となり、より多くの塵埃を選別回収することができる。
以下、本発明に係る実施形態について詳しく説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明を実施するにあたって好ましい具体例であるから、技術的に種々の限定がなされているが、本発明は、以下の説明において特に本発明を限定する旨明記されていない限り、これらの形態に限定されるものではない。
図1は、本発明に係る実施形態を備えたシステム全体の処理工程を示す概略図である。図1に示す廃棄処理システムは、持ち込まれた建設廃棄物Wが投入されて所定の大きさの篩目により通過廃棄物W1及び残留廃棄物W2に粗選別処理する粗選別機構1と、通過廃棄物W1を含水率17%以下となるまで乾燥させる乾燥機構2と、乾燥した乾燥廃棄物W3から金属片等を回収する磁力選別機3と、乾燥廃棄物W3を比重差により重量物(小石、砂等)及び軽量物L1に選別する比重選別機構4と、比重選別機構4で発生した塵埃D1を集塵する集塵機5と、集塵機5で回収された塵埃から微粒子以外の破片等を分離回収するサイクロン6と、軽量物L1及びサイクロン6で分離された破片等が投入されて所定の大きさの篩目により通過軽量物L2(残土等)及び残留軽量物L3(木片、紙片等)に細選別処理する細選別機構7を備えている。
磁力選別機3で選別された金属片及び比重選別機構4で選別された重量物は再利用され、細選別機構7で選別された通過軽量物L2は埋め立て処分され、残留軽量物L3は、sa再利用される。
また、粗選別機構1において選別された残留廃棄物W2については、手選別Mによりプラスチックや金属片が選別回収され、残りの廃棄物は、沈殿水槽8に投入される。沈殿水槽8に投入された廃棄物は、コンクリート塊のような重量物は沈降し、木材片、段ボール片のような軽量物は水面に浮遊するようになって選別される。選別されたプラスチック、金属片及びコンクリート塊は再利用され、木材片や段ボール片についても再利用されるが、再利用に適さない汚れがひどいものは焼却設備9において焼却処分される。沈殿水槽8からの排水は、複数の沈殿水槽を経由して汚泥等を沈殿させた後外部に排水される。
なお、沈殿水槽8に投入する前に、残留廃棄物W2を振動ふるい機にかけて付着した砂や土を予めふるい落としておけば、沈殿水槽8に沈殿する量を少なくすることができる。ふるい落とされた砂や土は、次の乾燥機構に投入すればよい。
図2は、粗選別機構1に関する正面図(図2(a))及びA−A断面図(図2(b))を示している。粗選別機構1は、円筒形状の粗選別筒部10を備えており、粗選別筒部10の全周面には金属線材からなる網が取り付けられており、網目の大きさは40mmに設定されている。
粗選別筒部10は、支持台11に傾斜して取り付けられた支持フレーム12に回動可能に設置されている。支持フレーム12には、粗選別筒部10の一方の端部の周縁に設けられたレール部10aに対向して一対の回転ローラ14aが設けられており、他方の端部の周縁に設けられたレール部10bに対向して一対の回転ローラ14bが設けられている。そして、一対の各回転ローラの間に粗選別筒部10が挟持されるように配設され、一方の回転ローラ14a及び14bがそれぞれモータ13a及び13bにより回転駆動されることにより、回転ローラに当接するレール部10a及び10bが同期して回転して粗選別筒部10の回転動作が行われる。
支持フレーム12は、粗選別筒部10の一方の端部の開口部が斜め上方を向くように傾斜しており、その開口部には建設廃棄物Wを投入するためのホッパ15が設けられている。また、粗選別筒部10の両側に沿って下半分を覆うように一対のガイド板16a及び16bが設置されており、ガイド板16a及び16bが下方に延設されて排出口17a及び17bが形成されている。粗選別筒部10の他方の端部の開口部には、排出ガイド18が延設されている。
粗選別機構1は、粗選別筒部10を回転させながらホッパ15から建設廃棄物Wを投入すると、粗選別筒部10が傾斜して設置されているためその内部を建設廃棄物Wが自重により移動するようになる。粗選別筒部10には全周面に網が取り付けられているため、内部を移動する間に網目より小さい廃棄物は、網目を通過して落下するようになる。そして、粗選別筒部10が回転することで、重なり合った廃棄物がバラけて確実に篩い分けられるようになる。
網目を通過することなく粗選別筒部10内に残留した廃棄物は、粗選別筒部10の他方の端部の開口部から排出され排出ガイド18に案内されてベルトコンベヤ上に落下し、沈殿水槽に搬送されていく。一方、粗選別筒部10の網目を通過して落下した通過廃棄物W1は、排出口17a及び17bを通り、各排出口の下方に設置されたベルトコンベヤ上に落下し、次の乾燥機構2に搬送されていく。
図3は、乾燥機構2に関する正面図(図3(a))及び断面図(図3(b))を示している。乾燥機構2は、円筒形上の乾燥筒部20を備えており、一方の開口端部には、蓋体21が密接して取り付けられている。乾燥筒部20は蓋体21に対して回動可能となるように取り付けられており、蓋体21の上部には通過廃棄物W1が投入されるホッパ22が設けられており、その中央部にはバーナー23が固定されている。バーナー23は、乾燥筒部20の中心軸方向に沿って火炎を放射して熱風を内部に送給する。乾燥筒部20の他方の開口端部は、仕切り板により密閉されており、仕切り板の縁部に一対の排出口24が形成されている。
乾燥筒部20の内周面には、螺旋状に誘導板20aが立設しており、誘導板20aの間に軸方向に沿って複数の撹拌板20bが立設されている。撹拌板20bは、周方向に沿って所定間隔ずつずらして配設されている。
乾燥筒部20は、支持基台25上に設置された支持フレーム26に回転ローラ29a及び29bを介して回転可能に支持されている。支持フレーム26は、乾燥筒部20の他方の開口端部側が軸支部27により回動可能に取り付けられており、軸支部27を中心に上下方向に傾斜調整することが可能となっている。回転ローラ29a及び29bは、乾燥筒部20の両側に配置された一対の回転ローラで乾燥筒部20の両端部に設けられたレール部に対向するように支持フレーム26上に配設されている。一対の回転ローラ29a及び29bの間に乾燥筒部20が挟持されてその周面に形成されたレール部を回転ローラに当接することで、乾燥筒部20は、回転可能に支持される。
支持フレーム26の中央部にはモータ28が設置固定されており、乾燥筒部20の外周面の中央部分には周方向に沿って歯車列が形成されている。そして、歯車列に噛み合うように無端チェーン28aが巻き付けられており、無端チェーン28aの一部がモータの駆動歯車と噛み合うように設定されている。したがって、モータ28の回転駆動により無端チェーン28aが回動し、それに伴って乾燥筒部20が回動するようになる。
乾燥機構2は、乾燥筒部20を回転しながらホッパ22より通過廃棄物W1を連続して投入すると、まず落下の途中でバーナーの火炎により加熱されて乾燥筒部20内に滞留する。そして、乾燥筒部20の回動に伴って内部に滞留する通過廃棄物W1が誘導板20aに沿って他方の端部側に移動していく。その際に、移動する通過廃棄物W1は撹拌板20bにせき止められるが、乾燥筒部20の回動に伴って上部に送られると、自重により下方に落下するようになる。落下する際には、中心部を通るに熱風が当たって乾燥を促進するとともに落下する通過廃棄物W1を均一に乾燥するようになる。通過廃棄物W1は、誘導板20aに沿って移動する間にこうした乾燥動作を数回繰返し行うことでほぼ均一な乾燥状態となる。そして、通過廃棄物W1は、乾燥筒部20の他方の端部に到達すると、排出口24から順次排出されてベルトコンベヤ上に落下して次の比重選別機構3に搬出される。
図3(c)は、軸支部27を中心に支持フレーム26を傾斜させた状態を示す正面図である。支持フレーム26の軸支部27とは反対側の端部において、支持基台25との間に所定の厚さの金属板を挿入して支持フレーム26の傾斜角度を調整する。支持フレーム26の傾斜角度を大きくすると、乾燥筒部20の傾斜が大きくなって内部を移動する通過廃棄物W1が速く移動するようになり、内部に滞留する時間が短くなって乾燥時間が短縮される。逆に、乾燥筒部20の傾斜が小さくなると、通過廃棄物W1の滞留時間が長くなって乾燥時間を延ばすことができる。したがって、投入される通過廃棄物W1の湿潤状態をみながら支持フレーム26の傾斜角度を調整すればよい。例えば、夏場においては通過廃棄物W1がある程度乾燥した状態にあるため傾斜角度を大きくし、冬場においては雪により湿潤状態となっているため傾斜角度を小さくすればよい。
なお、乾燥筒部20内では木片や紙片等も乾燥させるため、こうした可燃物が燃焼しないようにバーナーの火炎放射の程度を調整することが必要である。また、乾燥筒部内の温度を測定する温度センサを用いて内部の温度が所定の温度になるようにバーナーによる加熱制御を行うようにしてもよい。
図4は、乾燥機構2の別の例に関する正面図(図4(a))、軸方向の断面図(図4(b))及びB−B断面図(図4(c))を示している。この例では、乾燥筒部20’の一方の開口端部には、仕切り板により密閉されており、中央部が大きく開口して投入口22’が形成されている。また、他方の端部には図3と同様に仕切り板で密閉して一対の排出口23’が形成されている。
支持基台25’には支持フレーム26’が設置されており、支持フレーム26’は、軸支部27’により上下方向に回動して傾斜角度を調整可能に取り付けられている。支持フレーム26’には、図3の場合と同様に回転ローラ29a’及び29b’が配設されており、乾燥筒部20’が回転ローラ29a’及び29b’に当接して回動可能に設置されている。支持フレーム26’の一方の端部側には、バーナー24’が投入口22’にその放射口が対向するように取り付けられており、バーナー24’の支持枠の上部には、投入される通過廃棄物W1を案内する投入ガイド21’が設けられている。
乾燥筒部20’の内周面には、周方向に沿って複数の誘導板20a’が立設しており、図3(c)に示すように、周方向に3つの誘導板20a’が所定間隔を空けて配設されている。こうした3つの誘導板20a’を1組として、軸方向に所定間隔ずつずらしながら複数の組が内周面全体に立設されている。また、撹拌板20b’は、両側を折り曲げでコ字状に形成されており、両側板が周方向に沿うように内周面に立設している。そして、複数の撹拌板20b’が誘導板20a’の間に配設されて軸方向に等間隔で配列され、複数組の誘導板20a’にまたがるように設定されている。
支持フレーム26’の中央部にはモータ28’が設置固定されており、乾燥筒部20’の外周面の中央部分には周方向に沿って歯車列が形成されている。そして、歯車列に噛み合うように無端チェーン28a’が巻き付けられており、無端チェーン28a’の一部がモータの駆動歯車と噛み合うように設定されている。したがって、モータ28’の回転駆動により無端チェーン28a’が回動し、それに伴って乾燥筒部20’が回動するようになる。
乾燥筒部20’を回転しながら投入口21’より通過廃棄物W1を連続して投入すると、まず落下の途中でバーナー24’の火炎により加熱されて乾燥筒部20’内に滞留する。そして、乾燥筒部20’の回動に伴って内部に滞留する通過廃棄物W1が誘導板20a’に沿って周方向に移動していくが、誘導板20a’の間の空隙から他方の端部側へ移動して次に配置された誘導板20a’や撹拌板20b’にせき止められて滞留する。その際に、通過廃棄物W1は乾燥筒部20の回動に伴って撹拌板20bにすくい上げられるように上部に送られて自重により下方に落下するようになる。落下する際には、中心部を通るに熱風が当たって乾燥を促進するとともに落下する通過廃棄物W1を均一に乾燥するようになる。通過廃棄物W1は、こうして誘導板20a’及び撹拌板20b’にせき止められて撹拌されながら、徐々に排出口23’の方に移動していき、その間に熱風による乾燥を数回繰返しほぼ均一な乾燥状態となる。そして、通過廃棄物W1は、乾燥筒部20の他方の端部に到達すると、排出口23’から乾燥廃棄物W3が順次排出されてベルトコンベヤ上に落下し次の比重選別機構3に搬出される。
なお、支持フレーム26’の傾斜角度の調整については、図3と同様であるので、説明は省略する。
図5は、磁力選別機3に関する正面図(図5(a))及びS方向から見た側面図(図5(b))を示している。磁力選別機3は、支持フレーム30の下面にプーリ31a及び31bが回動可能に取り付けられており、プーリ31a及び31bには無端ベルト32が張架されている。そして、プーリ31a及び31bの間には電磁石装置33が設置固定されている。支持フレーム30の上面には取付フレーム36が配設されており、取付フレーム36に設置されたモータ35とプーリ31aとが駆動ベルト34により接続されている。また、支持フレーム30は、四隅を吊下げワイヤ37により乾燥廃棄物W3を搬送するベルトコンベヤに対向する位置に吊下げられている。
電磁石装置33から磁力を発生させながらモータ35を回転駆動すると駆動ベルト34を介してプーリ31aが回転して無端ベルト32が図5(b)に示す矢印方向に回動するようになる。そのため発生した磁力により吸引された乾燥廃棄物W3中の金属片が無端ベルト32の表面に吸着されて無端ベルト32とともに移動するが、プーリ31bの近傍まで金属片が到達すると、電磁石装置33の磁力が弱まるため金属片は無端ベルト32から離脱して容器38内に落下するようになる。こうして乾燥廃棄物W3中の金属片が選別除去される。
図6は、比重選別機構4の内部構造に関する概略図である。鉛直方向に立設した筒状のケーシング40内に、網状の振動体41が横断するように傾斜して設置されている。振動体41の下方には、振動体41よりも細かい網目に形成された網体42が振動体41とは逆に傾斜するように設置されている。
振動体41は、図示しない振動発生装置により振動するようにされており、その振動によって重量物が振動体41の上端側に移送されるように断面が鋸状に形成されている。
ケーシング40の上部には、乾燥廃棄物W3を投入する投入口43及び集塵ダクト44が設けられており、網体42の下方には、図示せぬファン装置が配設されている。ファン装置から吹き上げられた空気流が網体42及び振動体41を通り抜けるようになっている。また、振動体41の上端側の上方には、空気ノズル45が設けられており、振動体の下端側に向かって空気流が発生するように空気ノズル45から空気が吹き付けられている。
ケーシング40の側部には、振動体41の上端側に重量物の排出口46が配設されており、下端側に軽量物L1の排出口47が配設されている。また、網体42の下端側には重量物の細粒物の排出口48が配設されている。
振動体41を振動させながら下方より空気流を吹き上げた状態で投入口43から乾燥廃棄物W3が投入されると、乾燥廃棄物W3は振動体41の上面に落下していくが、その途中で空気ノズル45に空気を吹き付けられて紙片等の軽量物が排出口47に向かって吹き飛ばされる。そして、振動体41の上面に滞留した乾燥廃棄物W3は、振動作用と空気流の吹き上げ作用により、重量物は振動体41の上端側に移動するとともに軽量物は振動体41の下端側に移動するようになる。また、振動体41の網目よりも小さいサイズの細粒物は振動体41を通り抜けて網体42の上面に落下する。こうして選別された重量物、重量物の細粒物及び軽量物は、それぞれ排出口46から48より外部に排出される。また、ケーシング40内に飛散している塵埃は、集塵ダクト44を通り次の集塵機5に吸引されていく。
図7は、集塵機5及びサイクロン6からなる排気処理工程に関する概略図である。集塵機5は、ケーシング50内の上部に設けられた仕切り板52によって区画されており、仕切り板52の下面には筒状のバグフィルタ51が多数垂設されている。そして、仕切り板52の上部の空間は集塵ファン装置53に接続されて常時排気されている。仕切り板52の下部の空間は、比重選別機4の集塵ダクト44に連結するダクト55に接続されており、比重選別機4から塵埃を含んだ空気が流入する。流入した塵や埃は、バグフィルタ51で濾過されて下方に落下していく。落下した塵埃は、ケーシング50の下端に設けられたロータリーバルブ54に集められ、ファン56により吸引されてサイクロン6に移送される。
サイクロン6は、ケーシング60内において上部から流入した空気流が旋回して排気管61から排出されていく際に、空気流の旋回中に生じる遠心力の作用により空気中に含まれる塵埃が分離されて回収される。分離された塵埃は落下してケーシング60の下端に設けられた排出バルブ61に集められて、次の細選別機構7に投入される。
分離回収されなかった微細物は、排気管61から集塵機5に戻されてバグフィルタ51により濾過されるようになる。したがって、本実施形態では、比重選別機4において生じた塵埃を含む排気をいったん集塵機5で回収した後、サイクロンで遠心分離作用により分離回収可能なものは次の細選別処理で選別するようにし、最終的に選別できない微細物が集塵機5に残留するようになり、外部に塵埃ができるだけ排出されないようにされている。また、集塵機5でいったん塵埃を回収することで微粒子同士の凝着等により塵埃がある程度の大きさに集約されてサイクロンで分離回収可能となり、より多くの塵埃を選別回収することができる。
図8は、細選別機構7に関する正面図(図8(a))、側面図(図8(b))及び断面図(図8(c))である。細選別機構7は、円筒状でパンチングにより多数の穴が網目状に形成された細選別筒部70を備えており、網目の直径は3mmに設定されている。細選別筒部70の一方の端部に形成された開口部70aにはホッパ71が挿入されており、他方の端部の開口部70bは排出シュートとなっている。細選別筒部70の内周面には、螺旋状の誘導板72が立設されている。
細選別筒部70は、支持基台73の上部に固定された支持枠体74の上面に設けられた4つの回転ローラ75により回動可能に支持されている。回転ローラ75は、2つずつ細選別筒部70の両端側に配設されており、細選別筒部70の両端側の外周面に形成されたレール部70cと対向配置されている。支持枠体74の一方の端部側にはモータ76が設置固定されており、細選別筒部70の開口部70aの周囲に形成された駆動レール70dとモータ76との間にチェーン77が張架されてモータ76の駆動力が伝達されるようになっている。したがって、モータ76を回転駆動させることで細選別筒部70が回転するようになる。
また、細選別筒部70の両側を覆うように一対のガイド板78が設けられており、ガイド板78が下方に延設されて排出口79が形成されている。
細選別筒部70を回転させながらホッパ71に軽量物L1が投入されると、細選別筒部70には全周面に多数の穴が形成されているため、内部を移動する間に穴より小さい通過軽量物L2は、穴を通過して落下するようになる。そして、細選別筒部70が回転することで、重なり合った軽量物がバラけて確実に篩い分けられるようになる。
穴を通過することなく細選別筒部70内に残留した残留軽量物L3は、開口部70bから排出されて図示せぬベルトコンベヤ上に落下し、集積場所に搬送される。一方、細選別筒部70の穴を通過して落下した通過軽量物L2は、排出口79を通り、下方に設置されたベルトコンベヤ上に落下し、集積場所に移送される。こうして比重選別機4で選別された軽量物L1は、大きさにより通過軽量物L2及び残留軽量物L3に選別される。通過軽量物L2は残土であり、残留軽量物L3は木片や紙片等であるが、選別された残土中に木片が含まれないことから、埋め立て可能な残土として処理することが可能となる。また、木片や紙片は、燃料や再生紙として再利用されるため、最終処分場で処分しなければならないものはわずかに焼却灰程度となる。
以上説明したように、含水率が17%以下のほぼ均一な乾燥状態の廃棄物を比重選別機構及び細選別機構に投入して選別処理するので、精度よく選別を行うことができ、再利用品として品質のよいものを得ることができる。また、最終的に得られる残土についても最終処分場で処理する必要がなくなって処分コストを大幅に節減することができる。
本発明に係る実施形態を備えたシステム全体の処理工程を示す概略図である。 粗選別機構に関する正面図及びA−A断面図である。 乾燥機構に関する正面図及び断面図である。 乾燥機構の別の例に関する正面図、軸方向の断面図及びB−B断面図である。 磁力選別機に関する正面図及びS方向から見た側面図である。 比重選別機構の内部構造に関する概略図である。 集塵機及びサイクロンからなる排気処理工程に関する概略図である。 細選別機構に関する正面図、側面図及び断面図である。
符号の説明
1 粗選別機構
2 乾燥機構
3 磁力選別機
4 比重選別機構
5 集塵機構
6 サイクロン
7 細選別機構
8 沈殿水槽
9 焼却設備

Claims (3)

  1. 所定の大きさの篩目が形成された粗選別筒部を回転させて粗選別筒部内に投入された建設廃棄物を内部に残留する残留廃棄物及び篩目を通過した通過廃棄物に選別する粗選別機構と、熱風が内部に供給される乾燥筒部を回転させて当該乾燥筒部に投入された前記通過廃棄物を乾燥させて含水率が17%以下の乾燥廃棄物とする乾燥機構と、ケーシング内に傾斜して設置された網状振動体に下方から吹き上げるように送風して当該網状振動体の上面に投入された前記乾燥廃棄物を重量物及び軽量物に選別する比重選別機構と、粗選別機構の篩目よりも小さい篩目が形成された細選別筒部を回転させて細選別筒部内に投入された前記軽量物を内部に残留する残留軽量物及び篩目を通過した通過軽量物に選別する細選別機構とを備えた建設廃棄物選別処理システムであって、前記乾燥機構は、前記乾燥筒部の内周面に複数の誘導板をその面方向が周方向に沿うように立設するとともに複数の撹拌板をその面方向が回転軸方向に沿うように立設しており、前記乾燥筒部の回転軸を上下方向に傾斜させる傾斜角度調整手段を備えていることを特徴とする建設廃棄物選別処理システム。
  2. 前記粗選別筒部の篩目は40mmに設定されており、前記細選別筒部の篩目は3mmに設定されていることを特徴とする請求項1に記載の建設廃棄物選別処理システム。
  3. 前記比重選別機からの排気中の塵埃を集塵する集塵機と、集塵機で集塵された塵埃を分離回収して前記細選別機構に投入するとともに排気が集塵機に戻されるサイクロンとを備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の建設廃棄物選別処理システム。
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