JPS6028734B2 - 袋入材料の解袋分離装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はパレットに積載された袋入材料解袋分離装置に
関する。

工業、農業、および林業において粒状、粉状、其他のバ
ルク材料が種々の全く異る目的に大量に用いられている
。

これらの材料のあるものは包装せずに生産者から使用場
所に運ばれ、そこでサイロ中に貯えられ、サイロよりさ
らに包装されずに所要の目的に供聯合されるが、ここに
記載される多くの種類のものは生産場所において紙、プ
ラスチック、補強プラスチック、またはジュートの袋に
詰められ、パレット上に積載され、ついでパレットと共
にトラツク其他の車輪に単一載荷として蹟込まれ、使用
場所まで運搬され、使用場所においてパレットに載せた
まま貯えられて所望の使用時期まで待期せしめられる。

しかしながら、その唯一の目的が上記バルク材料の輸送
および貯蔵中その包装体を形成するにある袋は、それよ
り内容材料が取出され、また内容材料が袋を構成する材
料から分離されねばならぬためその使用に当って不都合
な複雑化を生じた。上記作業を容易にするため特別な袋
製開および分離機械が開発され、そのような機械中で裂
関され、紬断され、このような袋の残淫はバルク材料か
ら除去される。このような従来の袋裂開分離装機械の欠
点は１度に１つの袋が装入されねばならぬ点にある。

パレットに積載された多数の袋をこの機械まで運ぶに当
っては従って１度に１つづつ運ばねばならない。この運
搬に対しては利用しうる信頼すべき機械は開発されてお
らず、したがってそれは人力により行はれた。これは重
労働で疲労し易く従って上記分離機の能力を制限するこ
ととなり、パレットによる袋入材料の運搬によってえら
れる利点の完全な利用の可能性は大幅に減少せしめられ
る。パレット積載袋入材料が運搬および取扱はれる場合
、袋が時に破損せしめられることは避け難く、このため
袋の内容物が漏出せしめられる。パレット積載袋入材料
の通常の破損率は２から５％の範囲と推定され、このた
め袋が入力により１回に１袋づつ袋裂開分離機中に供給
される場合、入力取扱の労務環境にとって好ましいから
ぬ障害を生じた。袋入りで運搬される材料は屡々健康に
有害な場合があることを考慮すると、この入力取扱の問
題は単に厄介であるに止まらずまた大きな環境問題を生
じる。本発明の１目的はパレット積載袋入材料を取扱う
ための上記欠点を克服しうる新規で改善された装置をう
るにある。

本発明の他の目的はパレット積載袋入材料を袋分離機に
供給する場合袋取扱を自動化することにより袋入りとし
パレットで運搬されるこによる利点を合理的に発揮させ
る上述された種類の新規で改善された装置をうるにある
。

また本発明は、袋材料等が混入していない完全に精製さ
れた内容材料を袋入材料より分離できる新規な装置をう
るにある。本発明の更に他の目的は労務環境を改善しう
る上述された種類の新規な装置をうるにある。

上記目的を達成するために、本発明は、袋材料と内容材
料とを分離する分離装置と、この分離装置に袋を供給す
る袋供給装置とから成り、この袋供Ｖ給装置は下方に向
かって額斜した袋入材料受入用ホツパを有し、このホッ
パ下端は回転可能に支承された螺旋コンベヤのハウジン
グ中に関口し、また上記ホッパはその頂部にパレット上
に積載された袋入材料を受け入れる入口部を有しており
、上記螺旋コンベヤによりホッパ内に投入された複数の
袋を細片に裂開すると同時にこの裂開された袋入材料と
内容材料とを上記分離装置へ軸方向に送出する袋入材料
の解袋分離装置において、上記螺旋コンベヤの出口端は
上記分離装置の入口部に直接開〇し、螺旋コンベヤのハ
ウジング底部にはグリツドが設けられ、このグリッドを
通じて上記細片の袋入材料と内容材料とをハウジングよ
り分離落下せしめるとともに、この分離落下した両材料
および上記分離装置より分離せしめられる内容材料とを
受ける振動ふるい装置を上記グリツドおよび分離装置の
下方に設けたものである。望ましくは袋送り用螺旋コン
ベヤの緑は連続した切刃に形成されるかあるいは上記螺
旋コンベヤにナイフ、切欠部分、またはとげが設けられ
る。

また上記螺旋コンベヤの出口が上記分離装置の入口開□
中に直接開くようなされている。以下添付の図面により
本発明の実施例を詳細に説明する。

第１図を参照すると既知の分離装置１をもった本発明に
よる装置の１実施例が示される。

上記分離装置１は入口４Ａおよび出口４Ｂをもち、ハウ
ジングＩＢ中に回転可能に取付けられ、適当な駆動装置
により回転せしめられる煩斜した区筒形ドラムＩＡに形
成されたふるいをもっている。このドラムＩＡが回転せ
しめられると、その入口４Ａを通じて供Ｖ給された裂開
された袋の内容材料はこのドラム型ふるいを通じてこの
ドラムの下方に設けられた出口ホッパ２中に落下せしめ
られ、残された袋材料はドラムＩＡの軸方向に移動せし
められてドラムの出口４Ｂから出口通路２Ａを通じて排
出される。上記出口ホッパ２の下方には容器３が設けら
れ上記袋の内容材料が受入れられる。このような容器は
本発明の部分を構成せず、従って他の適当な手段により
置換されてもよい。この袋分離装置は１９７１年７月２
８日出願されノ−ルウェ特許公開番号２７８７／７１に
記載されたものであってもよい。

額斜したベルトコンベヤ５がその上端において上記袋分
離装置１の入口端４Ａに到達せしめられる。

このベルトコンベヤには複数のキャリャが設けられてい
てもよい。あるいは他の型のコンベヤ例えば螺旋コンベ
ヤを使用することも可能である。コンベヤ５は望ましく
はそれを取囲むハウジング（図示せず）中に収められる
。コンベヤ５の下方端は袋入材料供給装置７の出口閉口
６の下方に配置される。この供給装置７は逆ピラミッド
型のホツパ８を有し、その下端は螺旋コンベヤの円筒形
ハウジング９に結合されかっこのハウジングの閉口を経
てそれと蓮通せしめられる。ハウジング中には、螺旋コ
ンベヤ１０が回転可能に設けられ、かつ図示されない駆
動装置により駆動され、コンベヤ中に受入れられた材料
を上記他のコンベヤ５の下端に向けて移送する。材料供
給装置７の取入用ホッパ８はその上部に覆１１を備え、
これは上記取入用ホッパ８と共に閉止空間１２を規定し
、この中にパレット積載袋入材料が入口関口１３を通じ
て装入される。望ましくは上記入口閉口１３は可操性の
移動しうるゴム製扉のような図示されない蓋によって閉
止されてもよい。上記入口閉口１３の下緑には例えば液
圧シリンダー５Ａのような動力装置により水平軸１５の
まわりに枢動しえられる村料取入装置１４が取付けられ
る。この取入装置１４はそれに垂直に標準寸法のパレッ
ト１６を固定するに適した装置を備えている。パレット
１６は取入装置１４を軸１５のまわりに回敷することに
より上記取入用ホッパ８中にその入口開口１３を通じて
供給される袋入材料１７が積載されている。入口開ロー
３の寸法はパレットの積載能力を考慮して、この閉口１
３を通じてパレットに積載された全部の袋が同時に上記
ホツパ８中に投入されうるよう定められる。覆１１の上
部には粒子を伴った空気を排出−炉遇する炉過装置をも
った排気装置１８が配置されてそのような粒子を空気か
ら分離するようなされている。円滑な内部表面をもった
上記取入用ホッパ８の寸法もまた上記パレットおよび袋
の寸法に関連して袋がホツパ８中に詰ったりその中で、
、アーチ″状に送給されることを防止するよう定められ
ている。螺旋コンベヤ１０のピッチも本装置中で取扱は
れるべき袋の寸法に適合するよう、袋が大さげればピッ
チを大きくし、袋が小さければピッチも小さくしなけれ
ばならぬことが試験の結果示されている。長さが約４５
仇岬から１００仇舷までの袋には約４０比岬程度のピッ
チが適していることが見出された。上述の装置は次のよ
うに動作する。

フオークリフト等により袋１７を積ぼだパレットが敬入
装置１４上に置かれかつそれに取付けられる。

ついでこの取入装置１４の駆動装置１５Ａが附勢され、
取入装置１４およびその上に支持されたパレット積載袋
入材料１７を軸１５のまわりに時計方向に回動せしめ、
パレット１６上の袋は一括してパレットから取入用ホッ
パ８中に投下される。この場合、操作者はこの袋供聯合
装置の至近の位置に居る必要はなく、望ましくは彼は塵
挨から保護されまたそこから本装置が遠隔制御されうる
操作室中に入っている。袋が取入用ホツパ８中に投下さ
れると、袋は下方に滑り落ちて回転する螺旋コンベヤ１
０と接触せしめられ、この螺旋コンベヤの周縁により裂
関される。袋を構成する袋材料と袋の内容を構成するバ
ルク材料（内容材料）は、螺旋コンベヤー０１こより軸
方向にベルトコンベヤ５に向って移送される。ベルトコ
ンベヤ５は上記材料を上記分離装置１の入口４Ａ中に供
給し、この中で袋を構成する材料は既知の方法によりバ
ルク材料から分離される。ある場合には袋がコンベヤ１
０を非破壊の状態で通過することもありうる。

このような場合にはふるい用ドラムＩＡ中にナイフ其他
の鋭い縁をもった装置が配置されて袋分離装置に到来す
る上記非破壊の袋を裂開するようなされてもよい。第２
図に示された実施例では、コンベヤ５は、上記袋供給装
置７の出口閉口６を上記袋分離装置１の取入口４Ａ中に
直接配置することにより省略される。袋供給装置７は床
から上昇せしめられた位置に配置され、従って材料装入
装置はパレットェレベー夕１４′に構成され、パレット
１６上のパレット負荷１７を上記パレットェレベータの
上昇位置にある袋供給装置７の取入用関口１３中に投下
する。この実施例も第１図を参照して記載されたと同様
に動作する。袋供給装置７に供給されるすべての袋が裂
関されるために、上記螺旋コンベヤ１０はその旋条の外
縁にそって連続した鉄い切刃が形成されてし、なければ
ならない。

本発明の他の実施例においてはこの螺旋コンベヤに、と
げ、切欠部分、または例えばナイフのような裂関用部材
が設けられてその裂開効果が増加せしめられる。上記螺
旋コンベヤの軸に対しても裂関用の手段を設けることは
勿論可能である。第３図より第６図までに示される装置
においては、上下方向の支持脚２１をもった枠２０が設
けられ、その上に円筒形のハウジング９と螺旋コンベヤ
１０が取付けられ、上記螺旋コンベヤ１川まその１端が
、上記枠２０に取付支持された駆動装置２３に固定され
た軸受２２により回転可能に支承される。

上記駆動装置２３中には伝動ベルト２６により歯車箱２
５に動作的に結合された電動機２４が設けられ、上記歯
車箱はまた伝動ベルト２７により上記螺旋コンベヤに動
作的に結合される。袋供給装置７は逆ピラミット型ホツ
パ８を有し、その下端は上記ハウジング９に結合されハ
ウジング９の内部と蓮通せしめられる。ハウジング９の
底部にはその周方向に延びる轡曲した極村により格子状
に形成されたグリッド２８が設けられ、上記ハウジング
の下方にはそれに結合されたあるいはその１部として形
成された排出口２９が設けられて上記グリッド２８を通
じて落下する材料を排出せしめる。上記螺旋コンベヤ１
川ま、コンベヤの緑が連続した鋭い切刃に形成され、あ
るいは旋条中に設けられた切欠部、あるいは螺旋軸から
突出するナイフが設けられていてもよい。ハウジング９
はまた分離装置１に開□する開放端６をもっている。上
記分離装置は上甑枠２０１こより支持された固定ハウジ
ングＩＢを有し、このハウジングＩＢの頂部には結合用
スタツド３１が設けられる。上記ハウジングＩＢ中には
ドラムＩＡがその周上に設けられた支承用ローラ３２に
より回転可能に取付られている。上記ドラムＩＡはその
１方の織部に円筒形のカラー３３を有し、上記コンベヤ
のハウジング９の端部６をその中に受入れる。上記ドラ
ムＩＡは上記カラー３３を備えたその１端から円錐形の
取出部分３４を有するその他端に到る綾斜した位置に取
付られ、上記取出部分３４は上記静止ハウジングＩＢに
より形成されたカラー３５を通じて開□している。カラ
ー３３の外方に歯車環３６が設けられ、箱３８を経て上
記歯車環３６に動作的に結合される電動機３７により上
記ドラムＩＡが回転せしめられる。回転ドラムＩＡはグ
リツド部分３９を有し、ハウジングＩＢはその下方に取
出口４０が設けられ、上記ドラムＩＡの内部からそのグ
リッド部分３９を通過せしめられた材料はこの取出口４
０を通じて排出される。上記排出口２９および取出口４
０の下方には例えば額斜トレイ４３中の横断方向樟材４
２により支持された金網よりなる傾斜したふるい４１が
設けられる。

上記トレイ４３には上記ふるい４１の下方の底部取出口
４４と上記ふるい４１の上方にかつその低い方の端部に
設けられた取出口４５とが設けられる。トレイ４３はク
ッション作用のあるゴム製要素よりなる伸縮性取付装置
４３Ａにより枠２０１こ取着られる。可榛性の周囲要素
４６は上前トレイを上記取出口２９およびハウジングＩ
Ｂに結合し、１方の取出口およびハウジングと他方のト
レイとの間に封止が形成される。トレイの底部の下側に
トレイに取付けられた電動機４８に動作的に取付られそ
れにより回転せしめられる不平衝回転重量をもった型の
振動装置４７が取付けられる。この振動装置４７、それ
に関連する電動機４８、およびその間の伝動装置はすべ
て覆４９により覆はれる。第３図より６図までに示され
た装置の動作中、螺旋コンベヤ１川ま回転せしめられて
、ホツパ８から供給された材料を螺旋の左端から右端に
ハウジング９の開放端に向け移送する。

煩斜ドラムＩＢもまたその動作方向に回転せしめられ、
取出口２９および封と取口４０の下方のふるい４１を具
えたトレイ４３は振動装置４７により振動または揺動せ
しめられる。数個の袋が同時にパレットからホツパ８に
上述されたように投下され（それはフオークリフトから
ホッパ８に直接投下されてもよい）、上記螺旋コンベヤ
１０により裂関され、かく裂関された袋は同時にハウジ
ング９の開放端６に向って送られる。かく裂関された袋
から取出された内容材料は細片に裂関された袋の材料の
部分と共にグリッド２８を通じて落下せしめられ、振動
するふるい４１の上面上に受け取られる。袋材料および
その内容材料からなる残部の材料はついでドラムＩＡに
供給され、ここで内容材料すなわちバルク材料は袋材料
から分離され、ときとして袋材料の細片と共にグリッド
部分３９を通じてふるし、４１の表面上に落下せしめら
れる。袋材料の大部分はドラムＩＡの低い方の端にある
出口円錐３４を通じて排出され、ベルトコンベヤまたは
コンテナのような本装置の外部の適当な装置により集め
られる。ふるい４１の振動中、袋の内容材料はふるい４
１を通過し、ふるいの下方のトレイ４３の底部に受取ら
れ、この内容材料中に混入された袋材料の細片はふるい
の上面に沿ってその低い方の端に通過せしめられ、その
端部にある取出口４５から外方に排出される。

この袋材料はまた上記出口円錐３４から袋材料を集めた
と同一の装置により受入られる。トレイ４３の底部上に
集められた袋の内容材料（バルク材料）はトレイの振動
により底部取出口４４に向け移送され、適当な容器また
はコンベヤ上に集められて所望の目的に使用される。ハ
ウジングＩＢの頂部のスタッド３１に吸気管が結合され
て本装置中バルク材料を袋材料から分離するに当って発
生する塵挨を吸引するようなされてもよい。上述された
本発明の実施例より明らかなように個々の袋の人力によ
る取扱の必要性は本発明により除去され、これによりパ
レットに積載される袋入材料は単一載貨として袋の裂開
に到る迄連続的に取扱いえられる。

またグリッドで細片の袋材料と内容材料を分離し、分離
装置で袋内に内容材料が残らないようにし、さらにふる
いで内容材料を袋材料より分離するので、完全に精製さ
れた内容材料を得ることができる。さらに本発明により
袋取扱の高度な自動化が達成され、これにより従来困難
であった環境問題が解決される。上述されたもの以外に
も種々の変形変更が本発明の精神を逸脱することなくな
されうろことはその逆の専門家に取って明らかである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による装置を示す棺卵略図で、第２図は
本発明による他の実施例を示し、第３図は本発明による
構造実施例の側面図で、第４図は第３図に示された装置
の平面図・で、第５図は第３，４図の実施例の端面図で
、第６図は第３，４，５図に示された装置の拡大された
断面立面図である。 １・・・・・・分離装置、ＩＡ・・・・・・ドラム、Ｉ
Ｂ・・．・・・ハウジング、２・・・・・・ホッパ、７
・・・・・・袋入材料供給装置、８・・・・・・ホツパ
、１０・・・・・・螺旋コンベヤ、１６……パレット、
２８……グリツド、３０……ナイフ、４１・・・・・・
ふるい。 斤ンＧ ノ 斤ン６．２ 斤ン６・３ 斤ンＧ．夕 （ンＧ・５ 斤ンＧ・６

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 袋材料と内容材料とを分離する分離装置と、この分
   離装置に袋を供給する袋供給装置とから成り、この袋供
   給装置は下方に向かつて傾斜した袋入材料受入用ホツパ
   を有し、このホツパ下端は回転可能に支承された螺旋コ
   ンベヤのハウジング中に開口し、また上記ホツパはその
   頂部にパレツト上に積載された袋入材料を受け入れる入
   口部を有しており、上記螺旋コンベヤによりホツパ内に
   投入された複数の袋を細片に裂開すると同時にこの裂開
   された袋材料と内容材料とを上記分離装置へ軸方向に送
   出する袋入材料の解袋分離装置において、上記螺旋コン
   ベヤ１０の出口端は上記分離装置１の入口部に直接開口
   し、螺旋コンベヤ１０のハウジング９底部にはグリツド
   ２８が設けられ、このグリツド２８を通じて上記細片の
   袋材料と内容材料とをハウジング９より分離落下せしめ
   るとともに、この分離落下した両材料および上記分離装
   置１より分離せしめられる内容材料とを受ける振動ふる
   い装置４１を上記グリツド２８および分離装置１の下方
   に設けたことを特徴とする袋入材料の解袋分離装置。 ２ 前記グリツド２８は、螺旋コンベヤ１０の直下に配
   置され、円周方向の一部に沿つて湾曲して格子状に形成
   された棒材によつて構成されていることを特徴とする特
   許請求の範囲第１項に記載の袋入材料の解袋分離装置。