明 細 書
ピぺ リ ジ ン誘導体 技 i 37 野
本発明は、 次の一般式 〔 I〕 で表されるビぺ リ ジン誘導体 に闋する。
CH2OH JH 〔 I〕
OH 式中 Rは、 直鎖状、 分技状若しく は環状の置換基を有して いてもよい炭素数 1〜: 18の飽和炭化水素又は不飽和炭化水素 を示す。
背 景 技 術
R NAウィルスで癌化した 3 T 3線維芽細胞では、 ダルコ シダーゼ活性、 特に /9—ガラク ト シダーゼ活性が上昇するこ とがボスマンらにより報告されている (H. B. Bosmann et al. , Biochem. Biophys. Acta, 264, 339 (1972)) 。 従って、 β— ガラク ト シダーゼ阻害物質は、 制癌剤又は痛の転移抑制剤と して利用できる可能性を有しており、 これまで種々研究され、 例えば、 特願昭 57-74090; 特公昭 53-31238; 特願昭 60- 123135 The Journal of Actibiotics, 28, 1006 (1975) ; 同 (3), 212 (1979) ; 同 1|(3), 217 (1979)等に記載されている。
発 明 の 開 示
)9一ガラク ト シダーゼ阻害物質を制痛剤として利用するた めには、 より強い阻害活性を有するもの程、 投与量、 副作用 等の点で有利であることは容易に想像され得る。
そこで、 本発明者らは、 公知化合物よりもより阻害活性の 強い化合物を見出すことを主目的として検討を行った。
本発明者らは、 鋭意検討の結果、 上記一般式 〔 I〕 で表さ れる 3 , 4 , 5— ト リ ヒ ドロキシビペリ ジン誘導体又はその 薬理学的に許容される塩が強い阻害活性を有することを見出 し、 ようやく本発明を完成するに至った。 本発明化合物は、 文献未記載の新規化合物である。
ここに直鎖欤、 分枝状若しく は S状の飽和又は不飽和の炭 化氷素としては、 メチル、 ェチル、 n-プロ ビル、 イ ソプロ ビ ル、 ブチル、 イ ソブチル、 sec -ブチル、 tert- ブチル、 n-へ プチル、 π-ドデシル、 ビュル、 了 リ ル、 イ ソブロぺニル、 ブ テニル、 へブテニル、 デセニル、 ェチュル、 プロ ビュル、 シ クロプ ピルメチル、 シクロブチルメチル、 シク ペンチル メ チル、 シク ロへキシルメチル、 シク ブロぺニルメチル、 シクロブテュルメチル、 シク ロペンテニルメチル、 シク ロへ キセニルメチル、 ペンジル等を挙げることができる。
置換基としては、 メチル、 ェチル、 n-プロ ビル、 イ ソプロ ピル、 n-ブチル、 イ ソブチル、 sec-ブチル、 tert- ブチル、 ヘプチル、 永酸基、 シァノ、 フッ素、 塩素、 臭素、 ヨウ素、 ニ トロ、 ニ ト ロソ、 ホルミル、 ァセチル、 プ α ピオニル、 へ キサノ ィ ル、 ラウロイル、 ペンゾィ ル、 トルオイ ル、 シンナ モイ ル、 メ トキシ、 エ トキシ、 プ ϋポキシ、 イ ソプロボキシ、
ブトキシ、 ペンチルォヰシ、 フエノキシ、 ペンジルォキシ、 メチレンジォキシ、 エチレンジォキシ、 力ルポキシ、 メ トキ シカルボニル、 ェ トキシカルボニル、 プロポヰシカルボニル、 ホルミルォキシ、 ァセ トキシ、 ベンゾィルォキシ、 ァ ミ ノ、 メチルァミ ノ、 ジメチルァ ミ ノ、 ェチルァミ ノ、 ジェチルァ ミ ノ、 ェチルメチルァ ミ ノ、 ァセチルァ ミ ノ、 ペンゾィルァ ミ ノ、 メ トキシカルボニルァ ミ ノ、 エ トキシカルボニルア ミ ノ、 プロポキシカルボニルァミ ノ、 ァセチルメチルァ ミ ノ、 スルホ、 スルフ ァモイ ル、 スルホ了 ミ ノ 、 力ルバモイ ル、 メ チルカルバモイル、 ジメチルカルバモイ ル、 ェチ^ カルノヾモ ィ ル、 ジェチルカルハ *モイル、 プロ ビルカルハ *モイ ル、 ブチ ルカルノヾモイル、 ゥ レイ ド、 メチルゥ レイ ド、 ジメチルウレ ィ ド、 ェチルゥレイ ド、 ジェチリレゥ レイ ド、 ェチ Jレメチルゥ レイ ド、 フエュルゥ レイ ド、 チォゥ レイ ド、 メチルチオウ レ ィ ド、 ジメチルチオゥ レイ ド、 ェチルチォゥレイ ド、 ジェチ ルチオゥ レイ ド、 ェチルメチルチオゥ レイ ド、 フヱニルチオ ゥ レイ ド、 グァニジノ等を、 及び上記置換基の 1種 £1上で置 換されていてもよいフ Lニル、 フエノキシ、 ト シル、 シク ロ プロ ビル、 シク ロブチル、 シク ロペンチル、 シク Dへキシ Jレ、 シク プロぺニル、 シク ロブテニル、 シク ロペンテュル、 シ ク ロへキセニル、 ピロ リル、 チェニル、 フ リ Jレ、 テオニル、 ビリ ジル、 ビペ リ ジノ、 ビぺ リ ジル、 モルホ リ ル、 キノ リ ル、 イ ン ド リ ル、 フタルイ ミ ド、 了二 リ ノ等を挙げることができ る。 更に、 D- /3 -D—ダルコ ビラノ シル、 S- /9 - D—ダルコ ビラ ノ シル等も置換基として挙げることができる。
また、 薬理学的に許容される塩としては、 リチウム塩、 ナ ト リ ウム塩、 カ リ ウム塩、 カルシゥム塩等の金属塩の他、 ェ タノ ール丁ミ ン塩、 ジエタノ ールアミ ン塩等の有機塩基の塩、 塩酸塩、 硫酸塩、 リ ン酸塩等の無機酸の塩、 酌酸塩、 メ タ ン スルホン酸塩、 コハク酸塩、 乳酸塩、 フマル酸塩、 マレイ ン 酸塩等の有機酸塩等を挙げることができる。
本発明化合物は、 糖蛋白燹糖鎖におけるガラク トースブ ϋ セッシングに係る酵素の阻害剤として利用できる可能性があ り、 糖蛋白質糖鎖プロセッ シングの研究用試薬、 糖鎖プロセ ッ シングに係る《—ダルコシダーゼ阻害剤、 例えば、 カスタ ノ スペルミ ン、 1ーデォキシノ ジ リ マイ シンが抗ウィ ルス作 用 (F leet et al. , PBBS Lett. 237, 128 (1988) ) 、 痛細胞転 移抑制作用 (G. Pul verer et al. . J. Cancer. Res. Cl i n. Oncol, 114, 217 (1988) )又は免疫調節作用を有するように、 それらの作用を持つ薬剤として期待される。
更に、 食品、 例えば、 砂糖、 ポテ ト、 ジュース、 ビール、 チ ョ コ レー ト、 ジャ ム又は飴等に本発明化合物の有効量を 1 種以上加えて保存性を髙めることもできる。
本発明の要旨は、 上記化合物 〔 I〕 そのものにある。
本発明化合物の具体例としては、 N—メ チルー 1 一デォキ シガラク トスタチン、 N—ェチル一 1ーデォキシガラク トス タチン、 N—プロ ビル一 1ーデォキシガラク トスタチン、 N - ( 2 , 3—ジメチルブチル) 一 1 一デォキシガラク トスタ チン、 N— ( 2 , 2 , 3— ト リ メ チルペンチル) 一 1ーデォ キシガラク トスタチン、 N— tert—ブチル一 1—デォキシガ
ラク トスタチン、 N— n—ペンチルー 1 ーデォキシガラク ト スタチン、 N—イ ソペンチルーデォキシガラク トスタチン、 N - sec 一ペンチルー 1 ーデォヰシガラク トスタチン、 N—
( 3—ェチルー 2—イ ソプロ ピルペンチル) 一 1 ーデ才キシ ガラク トスタチン、 N—へヰシルー 1—デォヰシガラク トス タチン、 N—へブチルー 1 ーデォキシガラク トスタチン、 N 一イ ソへキシルー 1 ーデォキシガラク トスタチン、 N—イ ソ ヘプチル一 1 ーデォキシガラク トスタチン、 N—ォクチルー 1 ーデォヰシガラク トスタチン、 N—イ ソォクチルー 1 ーデ ォヰシガラク トスタチン、 N—デシルー 1 ーデォキシガラク トスタチン、 N— ドデシルー 1 ーデォキシガラク トスタチン、 N—テ ト ラデシルー 1 ーデォキシガラク トスタチン、 N—へ キサデシルー 1—デォキシガラク トスタチン、 N—ォクタデ シルー 1 ーデォキシガラク トスタチン、 N—シク プロ ビル メチルー 1 ーデォキシガラク トスタチン、 N—シク ロペンチ ルメチルー 1 ーデォキシガラク トスタチン、 N—シク ロへキ シルメチルー 1一デォキシガラク トスタチン、 N— ( 2—ヒ ドロキシェチル) 一 1 ーデォキシガラク トスタチン、 N— ( 3ーヒ ドロキシプロ ビル) — 1 ーデォヰシガラク トスタチン、
N— ( 4ーヒ ドロキシブチル) 一 1 ーデォキシガラ ク トスタ チン、 N— ( 5—ヒ ドロキシペンチル) 一 1—デォキシガラ ク トスタチン、 N— ( 2—ヒ ドロキシー 3—メチルプチル) 一 1 ーデォキシガラク トスタチン、 N— ( 2, 3—ジヒ ドロ キシプ ビル) 一 1 ーデォキシガラク トスタチン、 N— ( 2 ーメ トキシェチル) 一 1 ーデォキシガラク トスタチン、 N—
( 2—プロボキシェチル) 一 1—デォキシガラク トスタチン、 N— ( 2—ァセ トキシェチル) 一 1—デォキシガラク トスタ チン、 N— ( 4一ペンゾィ ルォキシプチル) 一 1ーデォキシ ガラ ク トスタチン、 N— ( 2—ア ミ ノ エチル) 一 1一デォキ シガラク トスタチン、 N— ( 2—ジメチルアミ ノ エチル) 一 1ーデォキシガラク トスタチン、 N— ( 2—ァセチルァミ ノ ェチル) 一 1ーデォキシガラク トスタチン、 N— ( 2—ベン ゾィ ルアミ ノ エチル) 一 1ーデォキシガラク トスタチン、
N— ( 2—プロポキシカルボニルアミ ノ エチル) 一 1ーデォ キシガラク トスタチン、 N— ( 2 - (Ν', N'—了セチルメチ ル) アミ ノ エチル) 一 1一デォキシガラク トスタチン、 Ν—
( 2 - (Ν'—メチルウレイ ド) ェチル) 一 1一デォキシガラ ク トスタチン、 Ν— ( 2— (Ν'—フ Xニルウレイ ド) ェチル ) 一 1ーデォキシガラク トスタチン、 Ν— ( 2— (Ν,ーメチ ルチオゥ レイ ド) ェチル) 一 1ーデォキシガラク トスタチン、 Ν - ( 2— (Ν'—フヱ二ルチオウ レイ ド) ェチル) 一 1ーデ ォキシガラク トスタチン、 N— ( 3—アミノブ口 ビル) 一 1 —デォキシガラク トスタチン、 N— ( 3—ァセチルアミ ノ ブ 口 ピル) 一 1ーデォキシガラク トスタチン、 N— ( 3—ペン ゾィ ルァミ ノ ブ口 ビル) 一 1—デォキシガラク トスタチン、 N— ( 3 - (}Γ一メチルウ レイ ド) プロ ピル) 一 1一デォキ シガラク トスタチン、 Ν—シンナミルー 1—デォキシガラ ク トスタチン、 2—フエノキシェチルー 1ーデォキシガラク ト スタ ^ン、 Ν— ( ρ—エ トキシカルボニルフヱノキシ) ェチ ル) 一 1ーデォキシガラ ク トスタチン、 Ν— ( 2—べンジル
ォキシェチル) 一 1 ーデォヰシガラク トスタチン、 N— ( 3 ーフ ヱノキシカルボニルブ σ ビル) 一 1 ーデォヰシガラク ト スタチン、 Ν— ( 4一ア ミ ノ ブチル) 一 1—デォキシガラク トスタチン、 Ν—ァ リルー 1 ーデォキシガラク トスタチン、 Ν - ( 2—ブテニル) 一 1 ーデォキシガラク トスタチン、 Ν 一 ( 3—ブテニル) 一 1—デォキシガラク トスタチン、 Ν— ( 5—へキセニル) 一 1一デォキシガラク トスタチン、 Ν— ( 9 ーデセニル) 一 1—デォキシガラク トスタチン、 Ν—力 ルポヰシメチルー 1 ーデォキシガラク トスタチン、 Ν— ( 2 一カルボキシェチル) 一 1 ーデォキシガラク トスタチン、 Ν ーェ トキシカルボ二ルェチルー 1 ーデォキシガラク トスタチ ン、 Ν—力ルバモイルメチルー 1 ーデォキシガラク トスタチ ン、 Ν— (Ν'—ェチルカルバモイルメチル) 一 1 ーデォキシ ガラク トスタチン、 Ν— (fTーブチルカルバモイルメチル) 一 1—デォキシガラク トスタチン、 N— ( 3—スルホプロ ピ ル) 一 1 ーデォキシガラク トスタチン、 N— ( 3—スルフ ァ モイルプロ ビル〉 一 1 ーデォキシガラク トスタチン、 N— ( 0—カルボキシペンジル) 一 1 ーデォヰシガラク トスタチン、 N - ( 0—二 ト πペンジル) 一 1—デォキシガラク トスタチ ン、 N— ( 5—ブロモー 2—ヒ ドロキシペンジル) 一 1—デ ォキシガラク トスタチン、 N—ベンゾィルメ チル一 1—デォ キシガラク トスタチン、 N— ( 4—ヒ ド口キシー 3—メ トキ シペンジル) 一 1 ーデォキシガラタ トスタチン、 Ν— ( 2— プロ ピニル) 一 1 ーデォキジガラ ク トスタチン、 Ν— ( ρ - ヒ ドロキシペンジル) 一 1 ーデォキシガラク トスタチン、 Ν
一 ( 4—ヒ ドロキシー 3—メ トキシー 5—二 ト ロペンジル) 一 1—デォキシガラク トスタチン、 N— ( 4 一二 ト π— 2— スルホベンジル) 一 1一デォキシガラク トスタチン、 N— ( 2ーヒ ドロキシー 4 , 6—ジメ トキシペンジル) 一 1 ーデォ キシガラク トスタチン、 N— ( 2—メチルチオベンジル) 一 1—デォキシガラク トスタチン、 ジソジゥム N— ( 2 , 4 一ジスルホネー トペンジル) 一 1 ーデォキシガラク トスタチ ン、 N— ( 2—ク ϋロー 5—二 トロペンジル) 一 1一デォキ シガラタ トスタチン、 Ν— ( 2—クロロ ー 6—二 ト ロペンジ ル) 一 1ーデォキシガラク トスタチン、 Ν— ( 4一ク ロロー 3—二 ト σベンジル) 一 1 ーデォキシガラク トスタチン、 Ν 一 ( 5—ク ー 2—二 ト ロペンジル) 一 1—デォキシガラ ク トスタチン、 Ν— ( 0—ブロモペンジル) 一 1 ーデォキシ ガラク トスタチン、 ; Ν— ( ρ—ブロモペンジル) 一 1 ーデォ キシガラク トスタチン、 Ν— ( 0—ク口口ペンジル) 一 1— デォキシガラク トスタチン、 Ν— (m—クロ口ペンジル) 一 1 ーデォキシガラク トスタチン、 N— ( ρ—ク D口ペンジル ) 一 1 ーデォキシガラク トスタチン、 N— ( 0—フルォロぺ ンジル) 一 1 ーデォキシガラク トスタチン、 N— (m—フル ォ口ベンジル) 一 1ーデォキシガラク トスタチン、 Ν— ( ρ 一フルォ πペンジル) 一 1 ーデォキシガラク トスタチン、 Ν 一 ( ο—ニ ト ロペンジル) 一 1 ーデォキシガラク トスタチン、 Ν— ( 4ーヒ ドロキシー 3 —二 ト ロペンジル) 一 1一デォキ シガラク トスタチン、 Ν— ( 5—ヒ ドロキシー 2—二 ト ロべ ンジル) 一 1—デォキシガラ ク トスタチン、 Ν— (m—ヒ ド
キシペンジル) 一 1ーデォキシガラク トスタチン、 N— ( p—ヒ ドロキシペンジル) 一 1ーデォキシガラク トスタチン、
N— ( 0—ヒ ドロキシペンジル) 一 1—デォヰシガラク トス タチン、 N— ( 2 , 5—ジヒ ドロキシベンジル) 一 1ーデォ キシガラク トスタチン、 N— ( 3 , 4ージヒ ドロキシペンジ ル) 一 1ーデォキシガラク トスタチン、 N— ( p—カルボキ シペンジル) 一 1ーデォキシガラク トスタチン、 N— ( 3 , 4ーメチレンジォキシペンジル) 一 1ーデォキシガラク トス タチン、 N— ( 3—カルボキシー 4—ヒ ドロキシペンジル) 一 1 ーデォキシガラク トスタチン、 N— ( 0—メチルペンジ ル) 一 1 ーデォキシガラク トスタチン、 N— ( p—メチルぺ ンジル) 一 1ーデォキシガラク トスタチン、 N— ( 0—メ ト キシペンジル) 一 1ーデォキシガラク トス夕チン、 N— (m ーメ トキシベンジル) 一 1ーデォキシガラク トスタチン、 N 一 ( 4ーヒ ドロキシー 3—メ トキシペンジル) 一 1—デォキ シガラク トスタチン、 N— ( 3—ヒ ドロキシー 4ーメ トキシ ペンジル) 一 1ーデォキシガラク トスタチン、 N— ( 3 , 4 ージメ トキシベンジル) 一 1—デォキシガラク トスタチン、 N— (p—了セチルァミ ノペンジル) 一 1—デォキシガラク トスタチン、 N— ( 2, 5—ジメチルペンジル) 一 1—デォ キシガラク トスタチン、 N— ( 0—エ トキシペンジル) ー 1 ーデォキシガラク トスタチン、 N— ( 2—メチルー 4—メ ト キシペンジル) 一 1ーデォキシガラク トスタチン、 N— ( 3 , 5—ジメ トキシペンジル) 一 1 ーデォキシガラク トスタチン、 N- ( p—ジメチルァ ミ ノ ペンジル) 一 1—デォキシガラ ク
トスタチン、 : N— ( 3, 4 , 5— ト リメ トキシベンジル) 一 1ーデォキジガラク トスタチン、 N— ( 2 , 4 , 5—ト リ メ トキシベンジル) 一 1ーデォキシガラク トスタチン、 N— ( 2 , 3—エポキシプロ ビル) 一 1ーデォキシガラク トスタチ ン、 N— ( 3—フタルイ ミ ドプロ ビル) 一 1—デォキシガラ ク トスタチン、 N— ( 2—フタルイ ミ ドエチル) 一 1ーデォ キシガラク トスタチン、 N— ( 2—ピリ ジル) メチルー 1一 デォキシガラク トスタチン、 N— ( 2— ( S— )5— D—グル コ ビラノ シルー 2—メルカブト) ェチル〉 一 1ーデォキシガ ラタ トスタチン、 N— ( 2 - (0— 3— D—ダルコ ビラノ シ ル) ェチル) 一 1—デォキシガラク トスタチン、 N— ( 2— フ リル) メチル一 1一デォキシガラク トスタチン、 N— ( 3 一イ ン ド リル) メチルー 1ーデォキシガラク トスタチン、 N 一 ( 2— ( 5—ブロモチェニル) ) メチルー 1ーデォキシガ ラク トスタチン、 N— ( 2—ピロ リル) メチル一 1一デォキ シガラク トスタチン、 : N— ( 3—ピリ ジル) メチルー 1—デ ォキシガラク トスタチン、 N— ( 4一ピリ ジル) メチル一 1 ーデォキシガラク トスタチン、 N—ペンジルー 1ーデォキシ ガラ ク トスタチン等を挙げることができる。
本発明化合物を医薬として投与する場合、 本発明化合物は そのまま又は医薬的に許容される無毒性かつ不活性の担体中 に、 例えば 0.1%〜99.5%、 好ましくは 0.5%〜90%含有す る医薬組成物として、 人を含む動物に投与される。
担钵としては、 固形、 半固形、 又は液状の希釈剤、 充塡剤、 及びその他の処方用の助剤一種以上が用いられる。 医薬組成
物は、 投与単位形態で投与することが望ましい。 本発明医薬 組成物は、 柽ロ投与、 組織内投与、 局所投与 (柽皮投与等) 又は柽直腸的に ¾与することができる。 これらの投与方法に 適した剤型で投与されるのはもちろんである。 例えば、 柽ロ 投与が特に好ましい。
i9一ガラク ト シダーゼ阻害剤としての用量は、 年齢、 体重 等の患者の状態、 投与柽路、 病気の性質と程度等を考慮した 上で設定することが望ましいが、 通常は、 成人に対して本発 明の有効成分量として、 1 日あたり、 0. 1 rog〜 3 g Z日/ヒ トの範囲が、 好ましく は、 l rog〜100 rag/日/ヒ トの範囲が 一般的である。 場合によっては、 これ以下でも足りるし、 ま た逆にこれ以上の用量を必要とすることもある。 また、 1 日
1〜 3回に分割して投与することが望ましい。
経口投与は固形又は液欤の用量単位、 例えば、 末剤、 散剤、 錠剤、 糖衣剤、 カプセル剤、 顆粒剤、 懸濁剤、 液剤、 シロ ッ ブ剤、 ドロ ップ剤、 舌下錠その他の剤型によって行うことが できる。
末剤は活性物質を適当な細かさにすることにより製造され る。 散剤は活性物質を適当な細かさと成し、 ついで同様に細 かく した医薬用担体、 例えば澱粉、 マ ンニ ト ールのような可 食性炭水化物その他と混合することにより製造される。 必要 に応じ風味剤、 保存剤、 分散剤、 着色剤、 香料その他のもの を混じてもよい。
カプセル剤は、 まず上述のようにして粉末状となった末剤 や散剤あるいは錠剤の項で述べるように顆粒化したものを、
例えばゼラチンカプセルのような力プセル外皮の中へ充塡す ることにより製造される。 滑沢剤や流動化剤、 例えばコロイ ド扰のシ リカ、 タルク、 ステア リ ン酸マグネシウム、 ステア リ ン酸カルシウム、 固形のポ リエチレングリ コールのような ものを粉末状態のものに混合し、 然るのちに充填操作を行う こともできる。 崩壊剤や可溶化剤、 例えばカルボキシメチル セルロース、 カルボキシメチルセルロースカルシウム、 低置 換度ヒ ド キシブ ビルセルロース、 ク ロスカルメ D—スナ ト リ ウ厶、 カルボキシスターチナ ト リ ウム、 炭酸カルシウム、 炭酸ナ ト リ ウム、 を添加すれば、 カプセル剤が摂取されたと きの医薬の有効性を改善することができる。
また、 本品の微粉末を植物油、 ポ リ エチレングリコール、 グリセ リ ン、 界面活性剤中に懸濁分散し、 これをゼラチンシ 一卜で包んで軟カプセル剤とすることができる。 錠剤は粉末 混合物を作り、 顆粒化もしく はスラグ化し、 ついで崩壊剤又 は滑沢剤を加えたのち打錠することにより製造される。 粉末 混合物は、 適当に粉末化された物質を上述の希釈剤やペース と混合し、 必要に応じ結合剤 (例えば、 カルボキシメチルセ ルロースナ ト リ ウム、 ヒ ドロキシプロ ピルセルロース、 メチ ルセルロース、 ヒ ドロキジプロ ビルメチルセルロース、 ゼラ チン、 ポ リ ビュルピロ リ ドン、 ポ リ ビニル了ルコールなど) 、 溶解遅延化剤 (例えば、 パラフィ ン、 ワ ッ クス、 硬化ヒ ^シ 油など) 、 再吸収剤 (例えば、 四扱塩) や吸着剤 (例えばべ ン トナイ ト、 カオ リ ン、 リ ン酸ジカルシウムなど) をも併用 してもよい。 粉末混合物は、 まず結合剤、 例えばシロ ップ、
澱粉糊、 アラ ビアゴム、 セルロース溶液又は高分子物質溶液 で湿らせ、 ついで篩を強制通過させて顆粒とすることができ る。 このように粉末を顆粒化するかわりに、 まず打錠機にか けたのち、 得られる不完全な形態のスラグを披砕して顆粒に することも可能である。
このようにして作られる顆粒は、 滑沢剤としてステア リ ン 酸、 ステ了リ ン酸塩、 タルク、 ミネラルオイルその他を添加 することにより、 互いに付着することを防ぐことができる。 このように滑沢化された混合物をついで打錠する。
また薬物は、 上述のように顆粒化ゃスラグ化の工程を柽る ことなく、 流動性の不活性担体と混合したのちに直接打錠し てもよい。 シユラ ックの密閉被膜からなる透明又は半透明の 保護被覆、 糖ゃ髙分子材料の被覆、 及び、 ワ ッ クスよりなる 磨上被覆の如きも用いうる。
他の柽ロ投与剤型、 例えば溶液、 シロ ッブ、 エ リキシルな どもまたその一定量が薬物の一定量を含有するように用量単 位形態にすることができる。 シロ ップは、 化合物を適当な香 昧水溶液に溶解して製造され、 またヱ リキシルは非毒性のァ ルコール性担体を用いることにより製造される。 懸濁剤は、 化合物を非毒性担体中に分散させることにより処方される。 可溶化剤や乳化剤 (例えば、 エ トキシ化されたイ ソステア リ ルアルコール類、 ポ リ ォキシエチレンソルビトールエステル 類) 、 保存剤、 風味賦与剤 (例えば、 ぺパミ ン ト油、 サッカ リ ン) その他もまた必要に応じ添加することができる。
必要とあらば、 経口投与のための用量単位処方はマイ ク 口
カプセル化してもよい。 該処方はまた被覆をしたり、 高分子 • ヮックス等中にうめこんだりすることにより作用時簡の延 長や持続放出をもたらすこともできる。
組耩内投与は、 皮下 ♦筋肉又は静脈内注射用とし ところ の液状用量単位形態、 例えば溶浚や懸濁剤の形態を用いるこ とによって行うことができる。 これらのものは、 化合物の一 定量を、 注射の目的に適合する非毒性の液钛担体、 例えば永 性や油性の媒体に懸濁し又は溶解し、 ついで該懸濁液又は溶 液を滅菌することにより製造される。 又は、 化合物の一定量 をバイ アルにとり、 そののち該パイ 了ルとその内容物を滅菌 し密閉してもよい。 投与直前に溶解又は混合するために、 粉 末又は凍結乾燥した有効成分に添えて、 予備的のパイ アルや 担体を準備してもよい。 注射液を等張にするこめに非毒性の 塩や塩溶液を添加してもよい。 さらに安定剤、 保存剤、 乳化 剤のようなものを併用することもできる。
直腸投与は、 化合物を低敏点の永に可溶又は不溶の固体、 例えばポリエチレングリ コール、 力カオ脂、 半合成の油脂 ( 例えば、 ウイテブゾール、 登録商標) 、 髙級エステル類 (例 えばパルミチン酸ミ リ スチルエステル) 及びそれらの混合物 に溶解又は懸濁させて製造した坐剤を用いることによって行 う ことができる。
(合成例)
本発明化合物は、 1ーデォキシガラク トスタチン 〔 II〕 の 窒素に結合している水素を公知の方法、 例えば力ルポニル化 合物及び永素供与還元剤により還元的に置換する方法若しく
は直接前記種々の置換基を有する試薬で置換する方法又は 〔 Π 3 の窒素を公知の方法によりァシル化し還元する方法等に よって合成することができる。 具体的には、 以下の方法を挙 げることができる。
還元的置换
次の反応式に従って、 本発明化合物は、 化合物 〔Π〕 を適 当な溶媒、 例えば、 氷 アルコール混合物中において、 ケ ト ン又はアルデヒ ド及ぴ適当な還元剤、 例えば、 水素化シァノ ホウ素アル力 リ金属、 ジアルキルァミ ノ ボラ ン、 氷素化ホウ 素アル力 リ金厲等、 具体的には水素化シァノ ホウ素ナ ト リ ウ ム (fiaBH3Cf 、 氷素化ホウ素ナ ト リ ウム Zト リ フルォロ酢酸 又はラネーニッケル/水素等と 0〜100 t:で反応させて得る ことができる。
CHaOH CHaOH
HO 一 NH Rl-CH0 J N- CHaR1
HO
)H ΌΗ ヽ
NaBH.CN
OH CH,0H/H20 OH
CI) PH4-7
(上記 1 は、 水素、 水酸基又は前記 Rに対すると同じ意味 を示す。 )
また、 ロイカー ト一バラ ッハ (Leuekart-Wallach) 反応に よる とも (?さる。
直接置換
直接窒素に結合している永素を置換基に置き換えることに よる本発明化合物の合成は、 次の反応式に従って、 化合物 〔
I } を適当な溶媒、 例えば、 N, N-ジメチルホルムアミ ド (以 下 「D M F j という。 ) 中でアルキル化剤 (Z— R ) 及び適 当な塩基、 例えば、 炭酸カ リ ウムと 0〜 100tで反応させる ことによって行う。
(上記 Rは、 前記と同じ。 Zは、 容易に雜脱し且つ了ルキル 化剤における通常の基、 例えば、 塩素、 臭素又は沃素等のハ 口ゲンを示す。 )
了シル化合物の還元
ァシル化合物の還元による本発明化合物の合成は、 次の反 応式に従って、 化合物 〔 Π〕 を適当な溶媒、 例えば、 氷、 水 /アルコール混合物又は D M F中にて了シルハライ ド (
R2-C0-X)又は対応する無氷物 ( R3-C0-0-C0-R2)でァシル化し、 適当な還元剤、 例えば、 水素化了ルミニゥム リチウム(LiAlfU) で還元することによって行う。
CH2OH
一 NCHiR2
HO
)H ヽ
OH
(上記 は、 前記 Rに対すると同じ意味を示す。 Xは、 ハロ ゲン、 例えば、 塩素、 臭素又は沃素を示す。 )
発明を実施するための最良の形態 以下、 実施例、 参考例及び試験例により本発明化合物を更 に詳しく鋭明するが、 言うまでもなく本発明は、 これらに限 定されない。
参考例 1 N— _ぺン_^* ^ォキシカルボニルモラノ リ ンの合成 モラノ リ ン 16.3g (0.1モル〉 及び炭酸水素ナ ト リ ウム 8.4g (0.1モル) を水 160m£及びクロ口ホルム 160miに溶解し、 氷 冷下べンジルォキシカルボニルク ロ ライ ド 20.47g (0.12モル ) を添加して激しく攪拌した。 8時照後、 再び永冷下炭酸水 素ナ ト リ ウム 0.84g( 0, 01モル) ペンジルォキシカルポニル ク σライ ド 5.12g (0.03モル) を添加し、 6時間反応した。 そして、 水層の PHを 5— 6に調整し、 等量のクロロホルムで 3回抽出を行なった後、 水層を乾燥した。 次いで、 得られた
固形物に醉酸ェチル及びエタノール ( 1 : 1 ) を加え不溶物 を攄過し、 攄液を乾燥して、 オイ ル状の本化合物 30g (定量 的) を得た。
参考例 2 —べ ジルォキシカルボ二ルー 4 , 6— 0—ぺ ンジ リ f ンモラノ リ ンの合成
参考例 1の化合物 29g (97ミ リモル) 、 無永トルエンスル ホン酸 3.34g ( 19ミ リモル) 、 ペンズァルデヒ ドジメチルァ セタール 29.4g(194ミ リモル) 及び活性硫酸カルシウム 29g を DMF 290ra£に加え、 30でにて 24時間携拌した。 そして、 反応液に強埴基性ィォン交换榭脂 (ダイヤィォン SA-11A0H- 型) を加えて中和し、 不溶物を ¾通後、 «液を乾燠し、 酢酸 ェチル及びへキサンで結晶化して非晶質物煑の本化合物 29g (収率 72%) を得た。 截点 134〜 138で。
参考例 3 N—ペンジルォキシカルボ二ルー 2 , 3—ジー 0 一ペンジルー 4 , _6一 0_—ベンジリデンモラノ リ ンの合成 参考例 2の化合物 27g (70ミ リモル) 及び 60%水素化ナ ト リ ウム 21g(875ミ yモル) を DMF lOOOmgに加え、 30分簡攬 拌した。 次いで氷冷下ベンジルブ口マイ ド 170g(995ミ リモル ) を滴下し、 二日間放匿した。 放置後、 メタノ ールを加え、 反応液を乾燥して得られたオイル妆物質をク ロホルムに溶 解し、 水で数回抽出し、 クロ ホルム層を乾燥した。 そして、 得られたォィル状物 ¾'tシ リカゲルカ クムク ϋマ ト (ヮコ一 ゲル C一 2 0 0 ) に付し、 へキサンー醉酸ェチル ( 9 : 1 ) で溶出し、 オイル状の本化合物 37.5g (収率 94%) を得た。 参考例 4 N—ペンジルォキシカルボ二ルー 2 , _ 3—ジー 0
一ペンジルモラノ リ ンの合成
参考例 3の化合物 36. 5g ( 64ミ リモル) を酢酸 320m£及び 永 80m£に溶解し、 60 tにて 6時簡搅拌した。 攙拌後、 反応液 を乾燥し、 本化合物を舍有するオイル状物質 36. 3gを得た。 参考例 5 N , 6— 0—力ルバモイルー 2 . 3—ジー 0—べ ンジルモラノ リ ンの合成 参考例 4の化合物を含むオイル状物質 36. 3g及び炭酸力 リ ゥ厶 40gをメタノ ール 360m 及び氷 40m£に溶解し、 60でで 4 時間撹拌した。 攞拌後、 反応液を乾煶し、 得られた固形物を クロ口ホルムに溶解して水で数回抽出した。 そして、 クロ口 ホルム層を乾燥し、 酢酸ェチル及びへキサンにて結晶化して 非晶質物質 19gを得た。 截点 110〜 lil t:。
参考例 6 N , 6— 0—力ルバモイルー 2 , 3—ジー 0— ^? ンジルー 4一 0—メ シルモラノ リ ンの合成
参考例 5の化合物 19g ( 51ミ リモル) 及びト ! ェチルァミ ン 15. 6g (154ミ リモル) をアセ ト ン 200m£に溶解し、 氷冷下 メ シルク口ライ ド 9. 8g ( 85ミ リモル) を滴下し、 3 0分間撹 拌した。 攙拌後、 反応液を乾燥し、 0. 1N塩酸及び酢酸ェチル で分配して酢酸ヱチル層を乾燥した。 次いで、 0. 1N炭酸氷素 ナト リ ウム及びクロ口ホルムで分配してク口 Dホルム層を乾 燥した。 そして、 酢酸ェチル、 クロ口ホルム及びへキサンに て結晶化し、 本化合物 22. 6g (収率 98 % ) を得た。 融点 197 〜 199 。
参考例 7 N , 6— 0—力ルバモイルー 2 , 3—ジー◦—ぺ ンジルー 4一 0—ペンゾィ ルー 1 ーデォキシガラク トスタチ
ンの合成
参考例 6の化合物 22. lg ( 49ミ リモル) 及び安息香酸リチ ゥム 7. 54g (58ミ リモル) を D M F 30m£に溶解し、 lOO tで 2 日間撹拌した。 摟拌後、 反応液を乾爆し、 0. 2N炭酸水素ナ ト リ ゥム及ぴ醉酸ェチルで分配し、 そして齚酸ェチル層を乾 燠し、 オイ ル状の本化合物 24. 5g (定量的) を得た。 次いで、 ジェチルエーテルにて非晶質化した。 截点 135〜 137 t 。
参考例 8 N , 6 _— 0_—力ルバモイルー 2, 3—ジ一 0—べ ンジルー 1—デォキシガラタ トスタチンの合成
参考例 7の化合物 24g ( 50ミ リモル) を塩化メチレン 450 及び タノ ール に溶解し、 Ίθί! 水酸化ナ ト リ ゥ
^を添加し 50 tで 3時間撹拌した。 提拌後、 反応液に濃塩酸 を加えて中和し、 乾燥してク ホルム及び水で分 gした。 そして、 クロ ホルム眉を乾燥し、 本化合物を含有するオイ ル状物質 20. 9gを得た。
参考例 9 3— _ジ一 0—ペンジルー ; Iーデォキシガラク トスタチンの合成
参考例 8の化合物を舍むォィル状物質 20g及び永酸化パリ ゥム 8氷和物をメタノ ール 320m£及び水 80mgに溶解し、 還流 下 4時間撹拌した。 攙拌後、 反応液にドライ アイスを投入し て 8500rpmで遠心分雛を行ない沈澱物をメタノールで洗い再 び遠心分雜した。 そして、 上清を合わせて乾燥し、 0. 1N塩 ¾ 及びクロ口ホルムで分配し、 塩酸層を炭酸ナ ト リ ゥムで弱塩 基性にして本化合物を酌酸工チルで抽出した。 次いで、 酢酸 ェチル層を乾燥し、 酌酸ェチル及びへキサンにて板状晶 11. 82g
を得た。 融点 126〜 128t。
参考例 10 1ーデォキシガラク トスタチン塩酸塩の合成 参考例 9の化合物 10gを液体アンモニアに溶解し、 金属ナ ト リ ゥ厶 2.8gを加えてァセ ト ンー ドライ アイス中で 30分間撹 拌した。 そして、 反応液の青色が消えるまで塩化アンモニゥ ムを加え、 次いでアンモニアを気化させ残った固形物を強酸 イオン交换榭脂 (ダウエックス 50WX-2 H+ 型) のカ ラム に導入し、 水洗後、 INアンモニアで溶出し溶雜液を乾燥した。 続いて、 強塩基性イオン交换榭脂 (ダイヤイオン SA- 11A QH- 型) のカ ラムに導入し、 水通過液を乾燥した。 最後に得られ たオイル状物質をエタノ ールに溶解し、 濃塩酸で弱酸性に調 整して本化合物 5.26g (収率 90%) の結晶を得た。 融点 237 〜 239*0。
〔《〕 D 54.96 (20 :、 C=0.997, H30)
元素分析值 (CeUlNihとして)
計算値 ( ) C: 36.10 H:7.07 N:7.02
実測值 (%) C: 35.97 H:7.09 N:7.04
実施例 1 N—メチルー 1ーデォキシガラク トスタチンの合
1ーデォ Φシガラク トスタチン塩酸塩 0.5g (2.5 ミ リモル ) 、 35%ホルマ リ ン溶液 0.64g (7.5 ミ リモル) 及び水素化 シァノ ホウ素ナ ト リ ウム 0.16g ( 2.5ミ リモル) をメタノ ー ル 12.5m£及び水 2.5m£に溶解し、 PH值を氷酢酸によって 4〜 5にし、 この混合物を室温で 2時間攙拌した。 攙拌後、 この 溶液を強酸ィォン交換樹脂 (ダウェッ クス 50WX-2 H+ 型)
に導入し、 イオン交換榭脂をメタノールで洗诤し、 生成物を メ タノ ール/攙アンモニア =10: 1で溶雜した。 溶雔剤を回 転蒸発機で蒸発乾固させた後、 生成物を強塩基性イ オン交換 榭脂 (ダイヤイオン SA-11A OH" 型) に導入し、 氷通適液を 蒸発乾固して得られた生成物をエタノ一ルで再結晶して本発 明化合物 0.34gを得た。 截点 164〜 166T:。
〔a〕 D -3.27 (20t:、 C=l.037, H20 )
元素分折值 (C7HlsfJ04として)
計算值 (%) C:47.45 H:8.53 N:7.90
実測值 ( ) C 7.44 H-.8.51 N:7.94
実施例 2 N—ェチルー 1ーデォヰシガラタ トスタチンの会 ホルマ リ ンの代わりに了セ ト了ルデヒ ドを用いて実施例 1 と同様にして合成した。 截点 159〜 161t。
〔な〕 D -21.31 (20で、 C=l.032, Ha0 )
元素分析值 (CeH17N0*として)
計算值 (%) C:50.25 H:8.96 N:?.32
実測值 (%) C:49.96 H:8.85 N:7.31
実施例 3 N— n - 口 ビル一 1一デォキシガラク トスタチン の合成
ホルマ リ ンの代わりにプロ ピオンアルデヒ ドを用いて実施 例 1と同様にして合成した。 融点 120〜 122t:。
〔a〕 D -27.00 (20 :、 C=0.985, H20 )
元素分析值 (C3H13N(Uとして)
計算値 (%) C:52.67 Η:9.33 Ν:6.82
実測值 (%) C:52.52 H:9.21 N:6.87
実施例 4 N—イ ソプチルー 1—デォキシガラク トスタチン の合成
ホルマ リ ンの代わりにィ ソブタナールを用いて実施例 1と 同様にして合成し、 塩酸塩として結晶化した。 融点 U2〜 145t0
〔 〕 !) 1.93 (201、 O0.516, Ha0 )
元素分析植 (C10H21N!h · HC1 として〉
計算揎 (%〉 C:46.97 H:8.67 N:5.48
実測植 (%) C 6.81 Η··8.67 Ν:5.46
実施例 5 Ν— η-へプチルー 1ーデォキシガラク トスタチン の合成
ホルマ リ ンの代わりにヘプタナールを用いて実施例 1と同 様にして合成した。 截点 125〜 127t。
〔α〕 D -25.92 (20 、 C=l.003, MeOH)
元素分析値 (Cl3H37N0* として)
計算値 (%) C:59.74 H:10. 1 N:5.36
実測值 (%) C:59.25 H:10.41 N:5.37
実施例 6 N— π-ドデシルー 1ーデォキシガラク トスタチン の合成
ホルマ リ ンの代わりにドデカナールを用いて実施例 1と同 様にして合成した。 融点 124〜 128 :。
〔α〕 D -14.41 (20t:、 C=0.999, D SO)
元素分析植 (Cl8H37N04 として)
計算值 (%) C:65.22 H:11.25 N:4.23
実測值 (%) C:64.79 H:10, 91 N:4.22
実施例 Ί N - ( 3—フ ニルプロ ビル) 一 1—デォキシガ ラク トスタチンの合成
ホルマ リ ンの代わりに 3—フヱニルブ pパナールを用いて 実施例 1 と同様にして合成した。 融点 100〜 104 :。
〔a〕 D -25.94 (20 :、 C=0.501. eOH)
元素分析植 (C, sH33N04 として)
計算楦 (%) C:64.04 H:8.24 N .98
実測值 (96) C:64.01 H:8.35 N:5.02
実施例 8 N— p—ク ロ口ペンジル一 1 ーデォキシガラク ト スタチンの合成
ホルマ リ ンの代わりに p—クロ ペンズ丁ルデヒ ドを用い て実施例 1 と同様にして合成し、 塩酸塩として結晶化した。 融点 101〜 104 :。
〔 〕 D 12. 59 (20 :、 C=l.000, HaQ )
元素分析值 (ClsH23N0 ΗΠ·1/2Η20として)
計箅值 {%) C:46.86 H:6.05 N:4.20
実測値 (%) C-.46.75 H:6.22 N .13
実施例 9 N—ァリ ル一 1ーデォキシガラク トスタチンの合
1 ーデォキシガラク トスタチン塩酸塩 0.3g (1.5 ミ リモル ) 、 無永炭酸力 リ ゥム 0.21g (1.7 ミ リモル) を DMF 5: £ に懸濁し、 氷冷中、 ァ リルブロマイ ド 0.2g (1.65ミ リモル〉 を加え、 この混合物を室温で 12時 K攪拌した。 攙拌後、 塩を 濾別し、 混合物を実施例 1 と同様に樹脂処理を行ない本発明
化合物 0.19gを得た。 融点 144〜 146t:。
〔ぼ〕 D -14.69 (20t:、 C=l.007, Ha0 )
元素分析値 (CaH17N0*として)
計算楦 ( ) C:53.19 Η:8.43 Ν:δ.89
実測楦 (%) C:53.00 H:8. 9 N:6.79
実施例 10 N—シンナミルー 1ーデォキシガラク トスタチン の合成
ァ リ ルブ口マイ ドの代わりにシンナ ミルブロマイ ドを用い て実施例 9と同様にして合成した。 融点 66〜69t:。
〔α〕 D -40.63 (20*C、 C=0.507, MeOH)
元素分析值 (dsH^NO l/^HaOとして〉
計算植 (%) C:62.48 H:7.69 N .86
実測值 (%) C:62.56 H:7.68 N .89
実施例 11 N—メ トキシェチル一 1ニデォキシガラク トスタ チンの合成
ァセ トアルデヒ ドを用いて実施例 1と同様にして合成した。 融点 110〜 lllto
Ca B -14.42 (201、 C=l.040, H30)
元素分析值 (C9H1SN05として)
計箅值 (%) C 8.86 H:8.66 N:6.33
実測値 (%) C:48.43 H:8.83 N:6.37
実施例 12 N - (p—フヱニルペンジル) 一 1—デォキシガ ラク トスタチンの合成
フヱニルペンズ了ルデヒ ドを用いて実施例 1と同様にして
合成した。 截点 Vn〜 178で。
〔 な〕 D -24.03 (20で、 C=0.491, DHSD)
FAB-MAS m/z 330 (U + +1)
元素分析值 (CiaH33N0 l/4H20として)
計算值 (%) C:68.35 H:7.09 NU.19
実測植 {%) C:68.71 H:7.35 NU.20
実施例 13 N— n-ペンチルニルー 1ーデォキシガラタ トスタ チンの合成
ホルマ リ ンの代わりに π-ペンタナールを用いて実施例 1 と 同様にして合成した。 截点 115〜 116 :。
〔 な〕 D -26.30 (20で、 C=0.517, H20)
元素分析值 (C Hw!ithとして)
計算值 (%) C:56.63 H:9.94 Ν:6·00
実測植 ( ) C:56.35 H:9.63 Ν:6.06
実施例 14 N— p—メ トキシペンジル 1一デォキシガラク トスタチンの合成
ホルマ リ ンの代わりに ρ—ァニスアルデヒ ドを用いて実施 例 1 と同様にして合成した。 融点 122〜 124で。
〔α〕 D -26.62 (20で、 00.586, Η80)
PAB-MAS /z 284 ( + +1)
元素分析值 (C14H21Nihとして)
計箅韫 (%) C:59.35 H:7.47 N:4.94
実測楦 ( ) C:59.05 H:7.43 N:4.91
実施例 15 N— (p—メチルチオベンジル) 一 1ーデォキシ
ガラク トスタチンの合成
ホルマ リ ンの代わりに p—メチルチオペンズアルデヒ ドを 用いて実施例 1と同様にして合成した。 融点 120〜 123 。
FAB-MAS ra/z 300 (U + +1)
元素分析值 (C14H21N0«S · 1/2 H30 として〉
計算値 ( ) C:54.52 H:7.20 N:4.54
実測值 (%) C:54.38 H:6.91 N:4.72
実施例 16 フユニルェチル; 71—デォキシガラク トスタ チンの合成
ホルマ リ ンの代わりにフヱニルァセ トアルデヒ ドを用いて 実施例 1と同様にして合成した。 融点 188〜 190t。
PAB-MAS m/z 268 (M + +1)
元素分析值 (C> 4H31N04 として)
計算値 (%) C:62.90 H:7.93 N:5.24
実測值 { % ) C:62.57 H:8.01 N:5.32
実施例 17 N— ( 1 デォキシガラクチ トイ ル) 一 1—デォ キシガラク トスタチンの合成
ホルマ リ ンの代わりに D-ガラク トースを用いて実施例 1と 同様にして合成した。 融点 79〜82 :。
〔a〕 D -17.60 (20 :、 00.284, H30)
FAB-MAS ra/z 328 ( + +1)
元素分析值 (C13Ha5N03 · 2H20と して)
計算值 (%) C:39.6? H:8.04 N:3.85
実測值 (%) C:39.70 H:8.32 N:4.15
実施例 18 N— (p—了セ トアミ ドベンジル) 一 1一デォキ
シガラク トスタチンの合成
ホルマ リ ンの代わりに p—ァセ トァ ミ ノペンズアルデヒ ド を用いて実施例 1と同様にして合成した。 融点 95~96で。 〔《〕 D -20.73 (20 :、 C=0.492, H30)
FAB-MAS m/z 311 (M + +1)
元素分析値 (C15H32N305 · 3/4Ha0として)
計算值 (%) C:55.63 H:7.31 N:8.65
実測値 (%) C:55.89 H:7.55 N:8.64
実施例 19 N—フエニルプ nビル一 1ーデォキシガラク トス タチンの合成
ホルマ リ ンの代わりにフ: Lニルプロパナールを用いて実施 例 1と同様にして合成した。 截点 100〜 104 。
〔《〕 D -25.94 (20 :、 00.501, MeOH)
PAB- AS m/z 282 ( + +1)
元素分析僮 (CiSHS3N04 として)
計箅植 (%) C-64.Q4 H:8.24 N:4.98
実測値 (%) C:64.01 H:8.35 N:5.02
実施例 20 N—シクロへキシルメチル一 1ーデォキシガラタ トスタチンの合成
ホルマ リ ンの代わりにシク ロへキサンカルボキサルデヒ ド を用いて実施例 1 と同様にして合成した。 截点 72〜73 :。 〔a〕 D -39.72 (20で、 00.715, H20)
FAB-MAS ra/z 260 (M +1)
元素分析値 (Cl3HasN[K · 1/4Η30として)
計算煊 ( % ) C:59.18 H:9.74 N:5.31
実測楦 (%) C:58.89 H:9.77 N:5.29
実施例 21 - ( 3 '-メチルチオブロ ピル) 一 1—デォキシ ガラク _ トスタチンの合成
ホルマ リ ンの代わりにメチルチオプロ ピオンアルデヒ ドを 用いて実施例 1と同様にして合成した。 融点 121〜 124t:。 〔a〕 D -16.00 (20*C、 C=0.550, Ha0)
元素分析値 (C10H21N( S♦ l/2HaQと して)
計算値 (%) C:46.13 H:8.51 N:5.38
実測値 {%) C:46.11 H:8.21 N:5.30
実施例 22 N_- ( 3 ' メチル二 4 '-メ トキシペンジル) 一 :} ーデォキシガラク トスタチンの合成
ホルマ リ ンの代わりに 3—メチル一 4ーメ トキシベンズァ ルデヒ ドを用いて実施例 1と同様にして合成した。 融点 185 〜 187t。
FAB-MAS m/z 298 ( + +1)
元素分析值 (C,sH33NQs として)
計算楦 (%) C:60.59 H:7.80 N:4.71
実測值 (%) C:60.48 H:7.82 N:4.66
実施例 23 N— n -プチルー 1ーデォキシガラク トスタチンの 合成
ァ リルプロマイ ドの代わりに η-ブチルブロマイ ドを用いて 実施例 9と同様にして合成した。 融点 121〜 123t。
〔α〕 D -23.90 (20で、 C=0.502, H30)
FAB-MAS m/z 220 (M + +1)
元素分析值 (C10H21N[]4 として)
計算植 (%) C:54.77 H:9.65 N:6.39
実測植 (%) C:54.33 H:9.56 N:6.36
実施例 24 N— ( 3—カルボキシプ p ビル) 一 1ーデォヰシ ガラク トスタチンの合成
ァ リ ルブロマイ ドの代わりに 3—プロモブ ϋピオン酸ェチ ルを用いて実施例 9と同様にして合成した。 戳点 105〜 107 t:0
Ca] D 8.10 (201:、 C=0.148, Ha0)
PAB-MAS m/z 250 01 + +1)
元素分析值 (dofhsNC · H8Q として)
計算僮 {%) C:44.94 H:7.92 N:5.24
実測揎 (%) C:44.58 H:7.97 N:5.24
試験例
]9一ガラク ト シダーゼ阻害活性
0-二 ト ロフヱニルー /9一 D—ガラク ト ビラノ一スを基質と して )3—ガラク ト シダーゼを作用せしめ、 加氷分解されて遊 雜する 0-ニトロフヱノ一ルを比色法で定量することにより測 定した。 即ち、 lOOmM齚酸緩衝液 0.9m£ (pH 5.0) 、 検体を 含む溶液 ( lOQmM醉酸緩衝液 pH 5,0に溶解) 0. lm£及び 20raM 基質溶液 0.5m の混液を 37でで 5分簡予備加温した後、 ΙΟιηΜ 酢酸緩衝液 PH 5.0に溶かした。 次いで、 j9一ガラク ト シダー ゼ溶液 0.5m£を加え、 37tで 15分間反応した。 そして、 420 mnにおける吸光度 (A) を測定し、 同時に検体を含まない反 応液の吸光度 (B) を測定し、 阻害率を (B— A) XB X
1 0 0 により算出し、 β—力'ラク ト シダーゼ活性を 50%阻害 する濃度 (ICS0) を求めた。 2回行った試験 (試験例 1 と試 験例 2 ) の結果を表 1 に示す。 なお、 一ガラク ト シダーゼ は了スペルギルス属 (Aspergirus sp. ) 由来のものを用いた { 本発明化合物が、 強い /S—ガラク ト シダーゼ阻害活性を有し ていることが明らかである。 表 1 9ーガラク トシダーゼ阻害活性
試 験 例 1 試 験 例 2
実施例 ICso (ng/ id) 実施例 ICso (ng/ id)
番号 番号
1 1 5 1 1 5 9
2 8 2 1 2 1 6 6
3 4 4 1 3 1 1 3
4 4 0 1 4 3 9 1
5 3 2 1 5 3 9 3
6 2 3 1 6 2 1
7 8 8 1 7 4 9
8 1 8 0 1 8 3 4 0
9 1 8 7 2 0 3 7
1 0 1 7 5 2 1 4 9
対照 2 2 3 5 9
(1-デォキシ
ίラタトスタチン 4 5 1
^ai^. ) 2 3 1 5 4
2 4 3 5 1
対照
(1-デォキシ
ίラタトスタチ 4 4 0
塩酸塩)