明 細 書 フ レ ー ム ァ ラ イ ナお よびそ の制御方法お よび装置 技術分野
本発明 は高速の フ レ ー ム内 に フ レ ー ム構造を有す る複 数の低速度信号を多重 し て伝送す る装置 に お い て 、 上記 複数の低速度信号閻の フ レ ー ム位相を整合 さ せ る の に好 適な フ レ ー ム ァ ラ イ ナ お よ び フ レ ー ム ア ラ イ ン メ ン ト 方 法お よび装置 に 関す る 。 背景技術
従来の装置は 、 研究実用 化報告第 2 8 巻第 7 号の p 2 1 〇 の第 3 章 3 . . Ί 項に 記載の よ う に (1 ) 固定遅延 そ う 脱 + フ レ ー ム メ モ リ 形式 、 (2 ) 2 フ レ ー ムメ モ リ 形 式 、 (3 ) エ ラ ステ ィ ッ ク ス 卜 ァ + フ レ ー ム メ モ リ 形式 の 3 種類が ある こ と が知 ら れて いる 。
こ れ ら 3 種類の方式 は 、 いず れも フ レ ー ム ァ ラ イ ナ用 メ モ リ ( 以下 、 フ レ ー ム メ モ リ と 称す る ) へ のデ ー タ の 軎き込み位相 と 読み出 し位相を比較 し 、 両者の接近を検 出 す る こ と に よ り フ レ ー ム メ モ リ へ の書 き 込みを制御す る方式で あ る 。
速の フ レ ー ム内 に 、 フ レ ー ム構造を ¾ す る低速度信 号 を多重 し て 伝送す る方式で は 、 t記高速 フ レ ー ム を終 端す る際、 同一 回線 よ り 到来 し た 低速度信号 間 の位相 を
整合 し 、 時間願序 ( 以下、 T S S I と称す る 。 T S S I と はェ i m e S. I 0 t S. e q u e n c e
丄 n t e g r i t yの略で あ る 。 ) を保証す る必要があ る 。 第 4図 に T S S I が保証さ れる場合を、 第 5図 に は 保証さ れない場合を記す 。 第 4図 、 第 5図で は、 Aお よ ぴ Bの 2種類の低速フ レ ー ムが有る 。 各 フ レ ーム内 の数 値は 、 各 フ レ ー ムの発生頭序を示す 。 受信側で は所定の 基準位相 に従 っ て受信フ レ ー ムの ア ライ ンメ ン ト を行う 今受信側で A, Bの時間順序を一致さ せる必要があ る場 合 、 すなわち A, Bの T S S I を保証す る必要が あ る場 合を想定する 。 こ の とさ基準位相 は第 4図 に示す よ う に Aの発生暇序 と Bの発生順序が一致す る場所に存在 し な ければな ら な い 。
上記従来技術はいずれも単一 フ レ ー ムの みを扱う 方式 であ り 、 前記高速フ レ ー ムを終端する場合、 一旦低速度 信号 ご と に分離 し た上で 、 そ れぞれ単独に フ レ ーム ァ ラ ィ メ ン 卜 し な ければな ら ない 。 こ の た め第 8図 に示す よ う に 、 終端す る複数の低速度信号が複数の発信局 よ り 到 来 し た ものである場合で 、 かつ各低速度信号の位相が Ί フ レ ー ム に渡 っ て 分布 し た場合 に 、 全て の発信局 に対 し て発信局別 に T S S I を保証 し ょ う と し て も 、 全て の発 信 局 に対 して T S S I を保—iFし う る基準位相を設定でき す 、 T S S I を保証す る こ と は困難で あ る 。
従 っ て 、 本発明 は T S S I を保証 しつつ フ レ ー ム ァ ラ ィ メ ン 卜 を実行す る こ と ができる フ レ ー ム ァ ラ イ ナ お よ
びその制御方法お よ び装置を提供す る こ と を 目 的 と す る 発明 の開示
上記目 的 は本発明 の一側面 に依れば、 フ レ ー ム メ モ リ ぺ の書き込み開始位相候補を複数設定 し 、 高速フ レ ー ム 内 に格納さ れる低速度信号 ご と に選択 し た書き込み開始 位相 を記憶す る メ モ リ ( 以下 、 個別 フ ェ ー ズメ モ リ と 称 す 。 ) と 、 T S S I を保証す る複数低速度信号間 に共通 す る書き込み開始位相を記憶す る メ モ リ ( 以下、 共通 フ ヱ ー ズメ モ リ と称する 。 ) と 、 ど の前記共通 フ I — ズメ モ リ を参照す べきかを示す メ モ リ ( 以下 、 所属メ モ リ と 称す る 。 ) を設ける こ と に よ り 達成さ れる 。
ま た 、 上記目 的は本発明 の別 の側面 に よ れば 、 フ レ ー ム メ モ リ への書き込み開始位相候補を複数設定 し 、 髙速 フ レ ー ム内 に格納 さ れる低速度信号 ご と に選択 し た書き 込み開始位相を記憶す る メ モ リ ( 以下 、 個別 フ ェ ー ズメ モ リ と称す 。 ) と 、 前記個別 フ ェ ー ズ メ モ リ の う ち どれ を参照す べきか を示す メ モ リ ( 以下 、 参照メ モ リ と称す る 。 ) を各低速度信号 ご と に 設け 、 位相整合を必要 と す る低速度信号間で各々 異な る相手方低速度信号の個別 フ エ ー ズ メ モ リ を参照す る よ う に叁照メ モ リ を 設定 す る手 段 と 、 参照 し た相手方低速度信号の個別 フ ェ ー ズメ モ リ の値を 自 己の個別 フ ヱ ー ズメ モ リ に 転送 す る手段を 設け る こ と に よ つ て も達成さ れる 。
本発明 で は 、 第 6 図 に 示 す よ う に フ レ ー ム メ モ リ に 予
め複数の書き込み開始位相候補を設定 して お く 。 そ して 前記高速フ レー ム内 に格納さ れる低速度信号 ご と に選択 し た書き込み開始位相を記億す る個別フ ェ ーズメ モ リ と T S S I を保証する複数低速度信号間 に共通する書き込 み開始位相を記憶する共通フ I ーズメ モ リ と 、 どの前記 共通フ I ーズメ モ リ を参照すべきかを示す所属メ モ リ を 設ける 。 一例 と し て 、 A , B , C , D の 4 種類の低速度 信号が存在 し 、 そ の う ち A と B の低速度信号間の T S S I を保証する場合の前記各メ モ リ の設定方法を第 7 図を 用 い て 説明 する 。 ま ず A , B , C , D各々 の所属メ モ リ の内容をそれぞれ 1 , 2 , 3 の よ う に設定す る 。 A の個別 フ ヱ ーズ メ モ リ を設定す る場合は、 ま ず自 己の所 属メ モ リ の値を見て 、 共通フ I ーズメ モ リ 1 の値を参照 し 、 こ の値 ( a ) を自 己の個別 フ : L ーズメ モ リ に害き込 む。 B の個別 フ ェ ーズメ モ リ を設定する場合 は 、 同様に 自 己の所属メ モ リ の値を見て 、 共通フ ヱ ーズメ モ リ 1 の 値を参照 し 、 こ の値 ( a ) を自 己の個別 フ I—ズメ モ リ に書き込む。 C の個別 フ ェ ー ズメ モ リ を設定する場合は C の所属メ モ リ の値を見て 、 共通フ ヱ ー ズメ モ リ 2 の値 を参照 し 、 こ の値 ( b ) を 自己の個別 フ ヱ一ズメ モ リ に 書き込む。 D の個別 フ ヱ ー ズメ モ リ を設定す る場合は 、 D の所属メ モ リ の値を見て 、 共通 フ ヱ ーズメ モ リ 3 の値 を参照 し 、 こ の値 ( c ) を自 己の個別 フ ェ ー ズメ モ リ に 書き込む 。 こ れに よ り 、 A と B の個別フ ェ ーズメ モ リ の 内容 は一致す る こ と に な り 、 A と B の T S S I を保証す
る基準位相を C お よ び D に 影響さ れる こ と な く 設定で き る
個別 フ I ーズメ モ リ と 共通フ ェ ー ズメ モ リ の内容を更 新 する に は次の 2 つ の情報を用 い る 。 Ί つ は ス リ ッ プ発 生情報で あ り 、 他の 1 つ は個別 フ : E — ズメ モ リ と共通 フ エ ー ズメ モ リ の内容を比較 し た結果で あ る 。 こ の 2 つ の 情報を も と に次 に 示す更新動作を行 う ( 第 9 図参照 ) 。 基本的 に個別 フ I — ズメ モ リ と共通フ ヱ ー ズメ モ リ の 内 容が異なる場合 は 、 共通 フ ェ ーズメ モ リ の 内容を個別 フ I ー ズ メ モ リ に 転送 す る 。 た だ し ス リ ッ プが発生 し た 場 合で 、 かつ 個別 フ I ー ズメ モ リ と共通フ I — ズメ モ リ の 内容が一致 し て い る場合 に お い て は 、 新 し い書き込み開 始位相を選択 し 、 そ れを共通フ I ー ズ メ モ リ お よ び個 別 フ ェ ー ズ メ モ リ に 記憶さ せ る 。 新 し い書き込み開始位相 の選択方法 と し て は次の方法 が可能で あ る 。 ま ず発生 し た ス リ ッ プ が 、 書き込み位相 が読み出 し位相 に接近 し た た め に発生 し た も の ( 以下 、 前方ス リ ツ ァと 称す る 。 ) か 、 あ る い は読み出 し位相が窖さ込み位相 に接近 し た た め に発生 し た も の ( 以下 、 後方ス リ ッ プ と 称す る 。 ) か を判新 し 、 こ れ に よ り 新 し い畫き込み位相 を選択す る 。 す なわ ち 、 第 6 闵 に お いて 現在 の書 き込み開始位相が 1 の場合 、 発生 し た ス リ ッ プが前記 前方ス リ ッ プで あ れば 新 し い書き込み開始位相 と し て 書き 込み開始位相 0 を選 択 す れば よ い 。 ま た 、 発生 し た ス リ ッ プが前記後方 ス リ ッ プで あ れば新 し い書き込み開始位相 と し て 書き込み開
始位相 2 を選択すれ.ぱよ い 。 この選択動作は メ モ リ の内 容 に Ί を加算あ るい は減算す る こ と に よ り 容易 に実現可 能であ る 。
上記動作に よ り 、 高速のフ レ ー ム内 に格納さ れた フ レ ー ム構造を有す る低速度信号間 の T S S I を保証 し つ つ フ レ ー ムァラ イ メ ン 卜 を実行できる 。
ま た 、 次の動作に よ っ て も高速の フ レ ー ム内 に格納さ れた フ レ ー ム構造を有す る低速度信号間の T S S I を保 証 しつ つ フ レ ー ム ァ ラ イ メ ン 卜 を実行できる 。
まず 、 第 6 図 に示す よ う に フ レー ムメ モ リ に予 め複数 の害き込み開始位相候補を設定 し て お く 。 そ し て前記高 速フ レ ー ム内 に格納さ れる低速度信号 ご と に選択 した書 き込み開始位相を記憶す る個別 フ ェ ーズメ モ リ と 、 前記 個別 フ ェ ーズメ モ リ の う ち どれを参照す べきかを示す メ モ リ ( 以下 、 参照メ モ リ と称す る 。 ) を各低速度信号 ご と に設け る 。 一例 と し て 、 A , B , C , D の 4 種類の低 速度信号が存在 し 、 そ の う ち A と B と C の低速度信号間 の T S S I を保証す る場合の 記各 メ モ リ の設定方法 を 第 Ί 3 図を用 い て 説明 す る 。 ま ず A , B , C , D 各々 の 参照メ モ リ の内容をそれぞれ 1 0 , 0 0 , 0 1 の よ う に 設定 す る 。 A の個別 フ I ー ズメ モ リ を設定する場合 は、 ま ず自 己の参照メ モ リ の値を 見て 、 C の個別 フ ヱ ーズメ モ リ の値を参照 し 、 こ の値が自 己の個別 フ ヱ 一ズメ モ リ の値 と異な っ て い る場合 は C の個 別 フ ェ ーズ メ モ リ の値 を 自 己の個別 フ ェ ー ズメ モ リ に転送す る 。 B の個別 フ エ
ーズメ モ リ を設定 す る場合 は 、 ま ず自 己の参照メ モ リ の 値を見て 、 A の個別 フ : t ー ズメ モ リ の値を参照 し 、 こ の 値が自 己の個別 フ : π — ズメ モ リ の値 と異な っ て い る場合 は A の個別 フ -て ー ズメ モ リ の値を 自己の個別 フ ヱ ー ズメ モ リ に転送す る 。 C の個別 フ I ーズメ モ リ を設定す る場 合 は 、 ま ず 自 己の参照 メ モ リ の値を見て 、 B の個別 フ エ ー ズメ モ リ の値を参照 し 、 こ の値が 自 己の個別 フ I ー ズ メ モ リ の値 と異な っ て い る場合 は B の個別 フ ヱ ー ズメ モ リ の値を 自 己の個別 フ ヱ ー ズメ モ リ に 耘送す る 。 こ の よ う に T S S I の保証を必要 と す る低速度信号間 ( こ の場 合 は 、 A と B と C ) で 、 互い に異な る相手を指定 す れば - A と B と C の個別 フ ェ ー ズ メ モ リ の 内容 は一致す る こ と に な り 、 A と B と C の T S S I を保証す る基準位相を D に 影響 さ れる こ と な く 設定で き る 。
個別 フ ェ ー ズメ モ リ と共通 フ ェ ーズメ モ リ の 内容を更 新 す る に は次の 2 つ の情報を用 い る 。 Ί つ は ス リ ッ プ発 生情報で あ り 、 他の 1 つ は 自 己の個別 フ — ズメ モ リ と 参照メ モ リ に 指定 し た相手の個別 フ エ 一 ズ メ モ リ の 内容 を比較 し た結果で ある 。 こ の 2 つ の情報を も と に次 に示 す更新動作を行 う ( 第 Ί 4 図参照 ) 。 基本的 に 自 己の個 別 フ I ー ズメ モ リ と 参照メ モ リ に 指定 し た 相手の個別 フ エ ー ズ メ モ リ の 内容が異な る場合 は 、 参照メ モ リ に指定 し た相手の個別 フ ェ ー ズ メ モ リ の 内容を 自 己の個別 フ エ ー ズ メ モ リ に 転送 す る 。 た だ し ス リ ッ プ が発生 し fc 場合 で 、 かつ 自 己の個 別 フ ェ ー ズメ モ リ と 参照メ モ リ に指定
し た相手の個別 フ : n — ズメ モ リ の内容が一致 し て いる場 合 に お いて は 、 新 し い書き込み開始位相を選択 し 、 それ を自 己の個別 フ ェ ー ズメ モ リ に記憶さ せる 。
上記動作に よ り 、 高速の フ レ ー ム内 に格納さ れた フ レ ー ム構造を有す る低速度信号間の T S S I を保証 しつつ フ レ ー ムアラ イ ンメ ン ト を実行できる 。 図面の簡単な説明
第 1 図 は本発明の第 Ί の実施例を示す 図 、
第 2 図 は実施例の説明 に用 い る フ レ ー ム メ モ リ の構造 第 3 図 は実施例の説明 に用 い る フ レ ー ム の構成、 第 4 図 は T S S I を保証できる場合を示す図 、 第 5 図 は T S S I を保証できな い場合を示す 図 、 第 6 図 は フ レ ー ムメ モ リ の構造を示す図 、
第 7 図 は各メ モ リ の働きを示す 図 、
第 8 図 は低速度信号が複数の発信局 よ り 到来 し た場合 を示 Ίί 図 、
第 9 図 は各メ モ リ の更新動作を示す 図 、
第 1 0 図 はス リ ッ プ発生時の ス リ ッ プ発生判定条件を 示す図 、
第 Ί "I 図 は定常時の ス リ ッ プ発生判定条件を示す 図 、 第 Ί 2 図 は第 3 お よび第 4 の実施例を示す 図 、 第 1 3 図 は第 2 の実施例 に 用 いる各 メ モ リ の状態を示 す 図 、
第 ^! 4 図 は第 2 の実施例 に 用 い る各 メ モ リ の更新動作
を示す図 、
第 Ί 5 図 は第 2 の実施例 を示す 図で あ る 。 発明 を実施する た めの最良の形態
本発明 の第 Ί の実施例 を第 Ί 図 を用 いて 説明 す る 。 本 実施例 に おけ る フ レ ー ム ァ ラ イ ナ制御回路 は入ハ イ ゥ ェ ィ 1 1 上のデー タ の同期パ タ ー ン を検出 す る同期パタ ー ン検出 回路 2 と 、 入ハ イ ウ ェ イ 1 1 上のデー タ を記憶す る フ レ ー ムメ モ リ 1 と 、 各低速 フ レ ー ム の フ レ ー ム メ モ リ 1 へ の書き込み ア ド レ スを 記憶す る R A M カ ウ ン タ 3 と 、 読み出 し ア ド レ ス を記憶す る R A M カ ウ ン タ 4 と 、 読み出 し と書き込みの位相を比較 し ス リ ッ プを検出す る 位相比較器 5 と 、 制御部 6 と 、 髙速フ レ ー ム 内 に 格納 さ れる低速度信号 ご と に選択 し た書き込み開始位相を 記憶 す る個別 フ I ー ズメ モ リ 7 と 、 T S S I を保 SEす る複数 の低速度信号間 に 共通 す る霜き込み開始位相 を記憶す る 共通フ : t —ズメ モ リ 8 と 、 ど の前記共通フ ェ ー ズメ モ リ を参照 す べきかを示 す所屈メ モ リ 9 と 、 フ レ ー ム カ ウ ン タ Ί Ο と か ら な る 。 た だ し R A M カ ウ ン タ と は 、 低速度 信号 に 個別 に対応 し た カ ウ ン タ の状態遷移情報を R A M に記憶 し 、 そ の更新勧作を多重処理で行 う カ ウ ン タ で あ る 。 低速 フ レ ー ム は第 3 図 に 示す よ う に A , B , C , D の 4 種類が存在 し 、 A , B , C , D の 頫 に バ イ 卜 多重さ れて 伝送さ れる 。 フ レ ー ム長 は いず れも 4 ノ ィ 卜 で あ る 。 入ハ イ ゥ ヱ イ 1 Ί 上で は信号 は 8 並列 に 展開 さ れて 伝送
されて い るもの と す る 。 フ レ ー ム Aの先頭に は周期バタ ー ン ( 1 バ イ 卜 ) が 、 フ レ ー ム B , C , Dの先頭 に は ί司期パ タ ー ン F 2 ( Ί パ イ 卜 ) が配置さ れて お り 、 F 1 を同期パ タ ー ン検出回路が検出 した場合は 、 フ レーム カ ウ ン タ を ク リ ア する 。 フ レ ー ムメ モ リ は第 2図 に示す よ う にな つ て お り 、 低速フ レ ー ム の 1 フ レ ー ム分の容量 を持つ 。 書き込み開始位相 は 0 , 1 , 2 , 3の 4種類が ある 。 各ブ ロ ッ ク の ア ド レス は第 2図の カ ツ コ 内 に示す よ う に な つ て お り 、 ( 0 0 0 0— Ί 1 1 1 ) ま でであ る ア ド レ ス の下位 2 ピ ッ ト は各低速フ レ ー ムの種類に対応 し て いる 。 す なわ ち 、 Αは 0 0 , Bは 0 Ί , Cは 1 0, Dは Ί 1 で あ る 。
フ レ ー ム カ ウ ン タ の値に従 っ て フ レ ー ム A, B , C , Dに対 す る ア ド レスを個別 フ ェ ー ズメ モ リ 7 と所属 メ モ リ 9 に与える ( 今 A, B , C, Dに対応す る個別 フ — ズ メ モ リ 7 と 所属メ モ リ 9の ア ド レ スは 、 それぞれ 0 0 , 0 1 , 1 0 , Ί 1 で あ る と す る 。 ) 。 所属メ モ リ は各低速フ レ ー ムの参照すべき共通 フ ヱ 一ズメ モ リ 8の ア ド レ スを有 し て お り 、 所属メ モ リ 9内の指定さ れた ァ ド レ ス の値を共通 フ ェ ー ズメ モ リ 8の ア ド レ ス に与え る こ れで低速フ レ ー ム ご と の側別 フ ェ ー ズメ モ リ 7の値 と 共通フ ヱ ー ズメ モ リ 8の値を制御部 6は知る こ と ができ さ ら に 位相比較器 5の検出す る ス リ ッ プ発生 情報をも と に第 9 ¾の操作 に従い 、 個別 フ I ー ズメ モ リ 7 と共通フ エ ー ズ メ モ リ 8の内容を更新 す る 。 す なわち 、 共通フ エ
ー ズメ モ リ 8 の値 と個別 フ : c ー ズ メ モ リ 7 の値が異な つ て いる場合 は 、 共通 フ ヱ ー ズメ モ リ 8 の値 を個別 フ エ 一 ズメ モ リ 7 に 転送す る 。 ま た 、 共通 フ エ 一 ズ メ モ リ 8 の 値 と個別 フ ヱ 一 ズメ モ リ 7 の値が一致 し て い る場合で も ス リ ッ プ が発生 し た場合 は新 し い書き込み開始位相 を選 択 し 、 共通フ : r ーズメ モ リ 8 と 個別 フ ヱ 一 ズメ モ リ 7 に 記憶さ せ る 。 ス リ ッ プ発生時、 位相比較器 5 は発生 し た ス リ ッ プが 、 書き込み位相 が読み出 し 位相 に接近 し た た め に発生 し たも の ( 以下 、 前方 ス リ ッ プ と称す る 。 ) か あ るい は読み出 し位相 が書き込み位相 に 接近 し た た め に 発生 し た も の ( 以下 、 後方ス リ ッ プ と称す る 。 ) かを判 断 し 、 こ れ に よ り 新 し い書き込み位相 を選択す る 。 す な わ ち 、 第 2 図 に おい て 現在の書き込み開始位相 が 1 の場 合 、 発生 し た ス リ ッ プが前記前方ス リ ッ プで あ れば新 し ぃ需き込み開始位相 と し て 害き込み開始位相 0 を選択 す る 。 ま た 、 発生 し た ス リ ッ プが前記後方 ス リ ッ プで あ れ ば新 し い書き込み開始位相 と し て 毒き込み開始位相 2 を 選択す る 。 こ の選択動作 は メ モ リ の 内容 に 1 を加算あ る い は減算 す る こ と に よ り 実行す る 。 た だ し 、 こ の場合の 加減箅 は 、 爵き込み開始位相 の総数 ( 本実施例 の場合 は 4 ) を法 と す る演算で あ る 。
ま た 、 位相比較器 5 は 2 つ の ス リ ッ プ発生判定条件を 持 っ て い る 。 こ れを第 Ί 〇 図 と第 Ί 1 図 に 示す 。 ス リ ツ プ発生認定範囲 は 、 フ レ ー ム メ モ リ Ί の読み出 し 用 R A M カ ウ ン タ 4 の値 に よ り 設定 さ れる 。 R A M カ ウ ン タ 4
の値が 0 の場合が読み出 し 開始時期であ り 、 こ の値 に近 い時間 ( 第 Ί 0 図及び第 Ί Ί 図の矢印部分 ) に おいて 書 き込みが開始さ れた場合 は 、 ス リ ッ プが発生 し た と判断 す る 。 第 1 0 図 は 、 ス リ ッ プ発生時に新 し い書き込み開 始位相を設定す る場合の ス リ ッ プ発生認定範囲であ り 、 こ れを第 Ί Ί 図 に示す平常時の ス リ ッ プ発生認定範 H よ り も広 く と る こ と に よ り 、 よ り 厳 し い条件のも とで新 し い書き込み開始位相 を選択 し 、 よ り 安定な状態を選択す る 。
R A M カ ウ ン タ 3 に は ア ド レ スの上位 2 ビ ッ ト の みが 記憶さ れて お り 、 ア ド レ スの " 位 2 ビ ッ 卜 は フ レ ー ムの 種類 と一致す る ので フ レ ー ム カ ウ ン タ Ί 0 の値の下位 2 ビ ッ 卜 を用 いる 。 同期パ タ ー ン検出回路 2 が同期パ タ ー ンを検出 した場合は 、 制御部 6 は個別 フ ェ ー ズメ モ リ 7 と共通フ I — ズメ モ リ 8 の値を -参照 し て R A M カ ウ ン タ 3 に初期軌を設定す る 。 こ の場合初期値 は 、 0 0 も し く は Ί 0 の 2 種類のみであ る 。 フ レ ー ム メ モ リ 1 へ のデー タ 書き込みが終了 す る と R A M カ ウ ン タ 3 の値に Ί を加 える ( モ ジ ュ ラ ス 4 ) 。
以上の動作 に よ り 、 T S S I を保証 しつ つ 、 多重処理 に よ り フ レ ー ム ァ ラ イ メ ン 卜 を実行す る 。
本発明 の第 2 の実施例 を第 Ί 5 図 を用 いて説明す る 。 本実施例 に お け る フ レ ー ム ァ ラ イ ナ制御回路 は入ハ イ ゥ エ イ 1 Ί 上のデー タ の周期パ タ ー ン を検出 る同期パタ — ン検出回路 2 と 、 人ハ イ ウ ェ イ 1 Ί ヒのデ ー タ を記憶
す る フ レ ー ム メ モ リ 1 と 、 各低速フ レ ー ム の フ レ ー ム メ モ リ 1'へ の書き込み ア ド レ ス を記憶 す る R A Mカ ウ ン タ 3 と 、 読み出 し ア ド レ ス を記憶す る R A Mカ ウ ン タ 4 と 読み出 し と書き込みの位相を比較 し ス リ ッ プを検出 す る 位相比較器 5 と 、 制御部 6 と 、 高速 フ レ ー ム 内 に 格納 さ れる低速度信号 ご と に選択 し た畫き込み開始位相を記憶 す る個別 フ ェ ー ズメ モ リ 3 0 と 、 ど の前記個別 フ ヱ 一 メ モ リ 3 0を参照す べき かを示す参照メ モ リ 3 1 と 、 フ レ ー ム カ ウ ン タ 1 0 と か ら な る 。 低速 フ レ ー ム は第 3 図 に示 す よ う に A , B , C , Dの 4種類が存在 し 、 Α , Β , C , Dの順 に パイ 卜 多重さ れて 伝送さ れる 。 フ レ ー ム長 は いず れ 4バ イ 卜 で あ る 。 入ハ イ ゥ I ィ " 1 1 上で は信 号 は 8並列 に 展開 さ れて 伝送さ れて い る も の と す る 。 フ レ ー ム Αの先頭 に は同期パ タ ー ン F 1 ( 1 パ イ 卜 ) が 、 フ レ ー ム B , C , D の先頭 に は同期 パ タ ー ン F 2 ( Ί バ イ ト ) が配置さ れ て お り 、 F Ί を周期パ タ ー ン検出 回 路 が検出 し た場合 は 、 フ レ ー ム カ ウ ン タ を ク リ ア す る 。 フ レ ー ム メ モ リ は第 2 図 に 示 す よ う に な つ て お り 、 低速 フ レ ー ム の Ί フ レ ー ム分 の容 ffiを持つ 。 書き込 み開始位相 は 0 , Ί , 2 , 3 の 4種類があ る 。 各プ ロ ッ ク の ァ ド レ ス は第 2 図 の カ ツ コ 内 に 示す よ う に な つ て お り 、 ( 0 0 0 0 - 1 1 Ί 1 ) ま でで あ る 。 ア ド レ ス の下位 2 ビ ッ 卜 は各低速フ レ ー ム の種類 に 対応 し て い る 。 ^ なわ ち 、 A は 0 0 , B は 0 Ί , Cは Ί 〇 , D は Ί Ί で あ る 。
今 、 低速度 フ レ ー ム A , B , C , D の う ち 、 A と 巳 と
C の間で T S S I を保証する場合を想定する 。 こ の とき A , B , C の参照メ モ リ をそれぞれ異なる相手を指定す る よ う 設定 す る 。 す なわち第 Ί 3 図 に示す よ う に 、 A は C の個別 フ ェ ーズメ モ リ 3 0 を 、 B は A の個別 フ ェ ーズ メ モ リ 3 0 を 、 C は B の個別 フ 丁-一ズメ モ リ 3 0 を参照 す る よ う 設定す る 。 今 A の フ レ ー ムを処理す る場台を想 定する 。 フ レ ー ム カ ウ ン タ 1 0 の値に従 っ て フ レ ー ム A に対する ア ド レ スを個別 フ ヱ ーズメ モ リ 3 0 と参照メ モ リ 3 1 に 与え る 。 そ し て参照メ モ リ 3 1 の出力 を個別フ I — ズメ モ リ 3 0 に与える 。 これに よ り 、 制御部 6 は A が現在持 っ て いる書き込み開始位相 と 、 A が参照する相 手 ( こ の場合は G ) の書き込み開始位相を知る こ と がで き る 。 た だ し 、 個別 フ I ー ズメ モ リ はデ ュ ァ ルポー 卜 R A Mで あ る 。 さ ら に位相比較器 5 の検出す る ス リ ッ プ発 生情報をも と に第 1 4 図の操作 に従い 、 個別 フ ェ ーズメ モ リ 3 0 の内容を更新す る 。 すなわち 、 自 己の個別 フ エ — ズメ モ リ 3 0 の値 と相手方の個別 フ て ー ズメ モ リ 3 0 の値が異な っ て いる場合は 、 相手方の個別 フ ェ ーズメ モ リ 3 0 の値を自 己の個別 フ I ー ズメ モ リ 3 0 に転送す る ま た 、 自 己の個別 フ 1 ー ズメ モ リ 3 0 の値 と 相手方の個 別 フ ェ ー ズメ モ リ 3 0 の値が一致 し て い る場合でも 、 ス リ ッ プが発生 し た場合 は新 し い書き込み開始位相を選択 し 、 自 己の個別 フ I ー ズメ モ リ 3 0 の値だけ に記憶さ せ る 。 こ の よ う に 、 T S S I を保 S[ T る低速度信 号 に お い て連鎖的 に相手を指定 す る こ と に よ り 、 T S S I を保
証す る低速度信号間 に お ける共通基準位相を設定で きる 以上の動作 に よ り 、 T S S I を保証 し つ つ 、 多重処理 に よ り フ レ ー ム ア ラ イ ン メ ン ト を実行す る 。
本発明 の第 3 の実施例 を第 Ί 2 図 を用 い て 説明す る 。 本実施例 に おいて は Ί つ の現用 系 5 5 と Ί つ の予備系 5 6 が存在 す る 。 現用 系 5 5 内 に は フ レ ー ム ァ ラ イ ナ 5 1 と フ レ ー ム ァ ラ イ ナ制御部 5 3 が存在 し 、 予備系 5 6 内 に は フ レ ー ム ァ ラ イ ナ 5 2 と フ レ ー ム ァ ラ イ ナ制御部 5 4 が存在 す る 。 入力 は 〇 系多重化信号 7 1 と 1 系多重化 信号 7 2 の う ち いず れか一方が セ レ ク タ 6 0 お よ び 6 1 に よ り 選択さ れる 。 出力 は現用 系 5 5 と予備系 5 6 の う ち いず れか一方が セ レ ク タ 6 2 よ り 選択さ れる 。 制御部 5 7 は現用 系 5 5 に 障害が発生 し た 場合 に セ レ ク タ 6 2 を 予備系側 に切 り 替え る 。 こ の 時、 制御部 5 7 は現用 系 5 5 内 の フ レ ー ム ァ ラ イ ナ制御部 5 3 内 の個 別 フ ェ ー ズ メ モ リ 、 共通 フ て 一 ズメ モ リ 、 所厲メ モ リ の 内容をそ れ ぞれ予備系 5 6 内 の フ レ ー ム ァ ラ イ ナ制御部 5 4 内 の個 別 フ ー ズ メ モ リ 、 共通 フ I ー ズ メ モ リ 、 所厲メ モ リ に 転送す る 。
以上 の動作 に よ り 、 無瞬断切 り 替 え を実現す る 。
本発明 の第 4 の実施例 を第 Ί 2 図 を用 い て説明 す る 。 本実施例 に お い て は Ί つ の現用 系 5 5 と Ί つ の予備 系 5 6 が存在 す る 。 現用 系 5 5 内 に は フ レ ー ム ァ ラ イ ナ 5 1 と フ レ ー ム ァ ラ イ ナ制御部 5 3 が存在 し 、 予備系 5 6 内 に は フ レ ー ム ァ ラ イ ナ 5 2 と フ レ ー ム ァ ラ イ ナ制御部 5
4が存在寸 る 。 入力 は 0系多重化信号 7 1 と Ί 系多重化 信号 7 2の う ち いず れか一方が セ レ ク タ 60お よび 6 1 に よ り 選択さ れる 。 出力 は現用 系 5 5 と予備系 5 6のう ち いず れか一方が セ レク タ 6 2に よ り 選択さ れる 。 制御 部 5 7 は現用系 5 5内の フ レ ー ムァラ イ ナ制御部 5 3内 の個別 フ ェ ー ズメ モ リ 、 共通フ ェ ー ズメ モ リ 、 所属メ モ リ の内容が 、 それぞれ予備系 5 6内 の フ レ ー ムァラ イ ナ 制御部 5 4内の個別 フ ェ ー ズメ モ リ 、 共通 フ ェ ーズメ モ リ 、 所属メ モ リ の 内容 と常 に 一致す る よ う に 制御 す る 。
制御部 5 7 は現用 系 5 5 に 障害が発生 し た場合に セ レ ク タ 6 2を予備系側 に切 り 替える 。
以上の動作に よ り 、 無瞬断切 り 替えを実現す る 。
以上の説明か ら理解さ れる よ う に 、 本発明 に よ れば時 分割多重さ れた フ レ ー ムを多重処理に よ っ て フ レ ー 厶 ァ ラ イ ン メ ン 卜 できる と い う 効果が得 ら れる 。