JPWO2022181618A5 - - Google Patents

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この種の温度調整工程では、プリフォームの内部形状に倣った温度調整ロッド型をプリフォームの内側に挿入し、プリフォームの内周面と温度調整ロッド型を密着させて温度調整を行うことがある。
特許第3330677号公報 特許第3255485号公報
従来の温度調整ロッド型は、プリフォームの内周面に密着することから軸方向に温度差を付与する温度調整に不向きである。そのため、例えば、プリフォームの収縮変形を規制しつつ、容器の薄肉部に対応する部位をプリフォームの内側から局所的に冷却し、容器の肉厚分布の改善を図ることは困難であった。
本実施形態のブロー成形装置の構成を模式的に示す図である。 温度調整部の構成例を示す縦断面である。 温度調整部の突起部近傍の横断面図である。 図2の変形例を示す図である。 図4の変形例を示す図である。 図2の他の変形例を示す図である。 ブロー成形方法の工程を示すフローチャートである。
また、温度調整ロッド32の内部には、軸方向に沿って温度調整媒体の流れる流路(不図示)が形成されている。そのため、温度調整ロッド32は、内部を流れる温度調整媒体により所定の温度に保たれる。本実施形態では、温度調整ロッド32がプリフォーム10よりも低温に設定され、温度調整ロッド32によりプリフォーム10を冷却する場合を説明するが、温度調整ロッド32によりプリフォーム10を加熱することも可能である。
また、温度調整ロッド32は、径方向外側に突出する環状の突起部33を有している。図3は、温度調整部22の突起部近傍の横断面図である。なお、図3においても温度調整ロッド32内の流路の図示は省略している。
図2、図3に示す突起部33は、温度調整ロッド32に対して着脱可能で、伝熱性の良好な材料で形成された一対の半割リング体34で構成されている。半割リング体34は、外周側に環状の大径部(突起部33)を有するとともに、温度調整ロッド32の軸方向において取付位置を調整可能である。一対の半割リング体34(突起部33)は不図示の固定手段により温度調整ロッド32に固定される。
コンタクトリング35の外径は、スペーサ36の外径よりも大きく設定される。温度調整ロッド32に取り付けられたコンタクトリング35は、スペーサ36よりも外周側に突出してプリフォーム10の内側と接触し、プリフォーム10の熱を温度調整ロッド32に伝導する。そのため、コンタクトリング35は、プリフォーム10の軸方向の所定部位に内側から接触して当該所定部位の温度を調整(冷却)する突起部33の機能を担う。
また、温度調整ロッド32は、先端ピース32aを有している。先端ピース32aは、ロッド本体32bよりも太径で、かつロッド本体32bの先端に着脱可能である。コンタクトリング35およびスペーサ36は、先端ピース32aを取り外した状態でロッド本体32bに挿入される。先端ピース32aは、コンタクトリング35およびスペーサ36がロッド本体32bに挿通された後にロッド本体32bの先端に取り付けられ、コンタクトリング35およびスペーサ36を抜け止めする。より具体的には、温度調整ロッド32の下端(先端)の段付き部を先端ピース32aの上端の凹部に収容後、温度調整ロッド32および先端ピースに各々形成された貫通孔に止めピン(不図示)を挿入し、コンタクトリング35およびスペーサ36を抜け止めする。スペーサ36と先端ピース32aは、コンタクトリング35(突起部33)を温度調整ロッド32に固定する固定手段として機能する。
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