JP2907923B2 - 湿式複写機 - Google Patents

湿式複写機

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JP2907923B2 JP5280690A JP5280690A JP2907923B2 JP 2907923 B2 JP2907923 B2 JP 2907923B2 JP 5280690 A JP5280690 A JP 5280690A JP 5280690 A JP5280690 A JP 5280690A JP 2907923 B2 JP2907923 B2 JP 2907923B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、感光体に形成した静電潜像を熱架橋性のト
ナーで現像し、得られたトナー像を普通紙またはO.H.P.
(オーバー、ヘッド、プロジェクター)シート等の特殊
紙の転写紙に転写し、その転写紙を定着ローラと加圧ロ
ーラとで挟持搬送し、その際転写紙の未定着トナー像を
担持面を定着ローラで直接加熱して定着する湿式複写機
に関する。
従来技術 上記形式の湿式複写機の定着装置としては、第3図に
示すように、転写紙Pの裏面(非画像部)を内部にヒー
タ16を有する熱板15の上に沿わせ、転写紙Pの表面に軽
く接するガイドローラ14によりすべりを生じないように
搬送し、転写紙P及びトナー像を加熱し乾燥させて定着
を行なう方式が従来より採用されている。しかし、この
ような方式の定着装置は、トナー像の加熱が間接的にし
か行なわれないため、定着効果が低く、処理スピードも
遅いという問題があった。
また、近年、両面コピーが行なわれるようになり、そ
の頻度も漸次高まっている。両面コピーの場合、第3図
に示すような定着装置で片面複写済の裏面定着を行なう
場合は、すでに定着された裏面ののトナー像が熱板15に
接して摺動されるため、ヒータ16からの熱によりトナー
が軟化して定着力が弱くなり、熱板15にり画像が擦られ
て流れたり、熱板15の表面にトナー付着して熱板15が汚
れる等の問題点があった。
この問題を解決した定着装置として、第4図に示すよ
うに、未定着トナー像を担持する転写紙Pの通紙経路を
挾んで転写紙の未定着トナー像担持面の裏面側にヒータ
18を内蔵する定着ローラ17を密着させると共に、トナー
像担持面側に転写紙Pを上記の定着ローラ17に密着させ
る複数の押さえローラ19を設け、かつ定着ローラ17の裏
面に付着したトナー22をクリーニングするためのクリー
ニングパッド21を定着ローラ17の表面に接して設けた定
着装置が提案されている。
この方式によれば、転写紙Pの通紙スピードと定着ロ
ーラ17及び押さえローラ19の回転速度とが同じ速度であ
るために、転写面の擦れは生じない。しかし、高画像濃
度を得るために転写紙Pへのトナー付着量を増加した
り、単位時間当りのコピー枚数を高くしたりした場合に
は、乾燥性が低下し、両面コピー時、先に画像が転写さ
れて安定済の画像面が定着ローラ17に密着するので、定
着されたトナーが溶融してしまうという不具合が生ず
る。
一方、近年生産効率を向上させるという観点から、複
写機の高速化が要望され、そのため、直接加熱による定
着効率を高速化させることができるとともに、両面コピ
ー時においても、トナーのオフセット現像をなくすこと
ができるようにするために、未定着トナー像を担持した
転写紙Pの通紙経路をはさんで定着ローラ1と加圧ロー
ラ3が互いに圧接するように配置された定着装置が提案
されている。
このような定着装置においては、現像用トナーとして
熱架橋性のトナーを用い、トナー像が転写された転写紙
のトナー像転写面が、定着ローラ1により直接的に加熱
されてトナー像の定着が行なわれ、このとき加熱された
トナーは熱架橋性を有するため、加熱によって架橋が促
進され、トナー粒子相互間の結び付きが強固になされ
る。
発明が解決しようとする課題 しかし、上記定着装置においては転写紙PがO.H.P.シ
ートや第2原図、またアート紙など現像液のしみ込みに
くい特殊紙だと定着によって画像に流れが生じ、判読不
能な画像と成ってしまうという問題点がある。この問題
点を解決すべく、定着ローラ1と加圧ローラ3のゴム硬
度を下げる、あるいは加圧ローラ3の加圧力を下げる等
の対策を講じることで、画像流れに関してはほぼ満足で
きる品質が得られることがわかっている。しかしなが
ら、この方法では定着するときに定着ローラ1と加圧ロ
ーラ3とのニップ幅が狭くなってしまいO.H.P.シートの
定着性が著しく低下してしまうといった新たな問題が出
てきた。
本発明では、この不具合を解決すべく、普通紙とO.H.
P.シート等の特殊紙の何れの転写紙でも良好な定着性と
搬送性を確保した湿式複写機を提供することを目的とし
ている。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するため、本発明は、感光体に形成し
た静電潜像を熱架橋性のトナーで現像し、得られたトナ
ー像を普通紙または溶剤の染みにくいO.H.P.シート等の
特殊紙からなる転写紙に転写し、その転写紙を定着ロー
ラと加圧ローラとで挟持搬送し、その際転写紙の未定着
トナー像を担持する面を定着ローラで直接加熱して定着
するようにした湿式複写機おいて、転写紙搬送方向にお
ける前記定着装置の下流側にて転写紙に向けて送風する
定着ファンを設け、該定着ファンが普通紙の転写紙に送
風する風量に比べて特殊紙の転写紙に送風する風量が多
くなるように設定したことを特徴としている。
作用 上記構成によれば、O.H.P.シート等の特殊紙の通紙時
にはO.H.P.上の溶剤分の揮発を助けるように定着装置の
後に配置された定着ファンの風量を増やすようにしてや
り、普通紙の通紙時には搬送性も考慮してO.H.P.通紙時
より、少ない風量にすることにより、湿式複写機におい
て普通紙とO.H.P.シート等の特殊紙の何れの転写紙でも
良好な定着性と搬送性が得られる。
実施例 以下、本発明の実施例を添付図面に従って説明する。
第1図は、本発明に係る湿式複写機の定着部を示す説
明図である。
第1図において、符号1はヒータ2を内蔵した定着ロ
ーラ、3は定着ローラ1に圧接する加圧ローラであり、
加圧ローラ3には加圧スプリング5の付勢力が加圧アー
ム4を介して定着ローラ1への加圧力として与えられて
いる。定着ローラ1には、その表面に離型材としてのオ
イルをオイルサンプ8から汲み上げて塗布するオイルパ
ッド6が設けられている。又、定着ローラ1の周囲には
サーミスタ7及び温度ヒューズ9が配置され、これらに
よって温度制御が行なわれる。なお、符号10は転写紙P
を定着ローラ1から分離する分離爪である。
定着装置の出口側には、排紙コロ11が配置され、排紙
コロ11の転写紙Pを搬送する方向における下流側には排
紙トレイ12が設けられている。この排紙トレイ12の上方
に、本発明により転写紙搬送方向における定着装置の下
流側に転写紙Pに向けて送風する定着ファン13を設けて
いる。そして、定着ファン13は普通紙の転写紙Pに送風
する風量よりもO.H.P.シート等の特殊紙の転写紙Pに送
風する風量を多くなるように設定されている。
かく構成された湿式複写機は、普通紙を通紙する場
合、転写紙Pは定着装置の右側より搬送されてきたの
ち、定着ローラ1と加圧ローラ3が形成するニップ間で
所定の定着温度により定着される。その後、定着ローラ
1に接する分離爪10により定着ローラ1から分離され排
紙コロ11により排紙トレイ12上に排紙される。このと
き、定着装置の後方に設けられた定着ファン13により送
風され、転写紙Pは排紙トレイ12に押しつけられるとと
もに、定着後の転写紙P上の溶剤分の揮発を促される。
しかし、定着ファン13の風量はあまり多くすると、普通
紙の場合排紙後にバタついてしまい、リピート時のスト
ック不良になってしまう不具合がある。また、定着性に
おいても普通紙はO.H.P.に比べて転写紙P上の溶剤分、
すなわち、繊維に浸み込まない溶剤分が少ないため、O.
H.P.シートの等の特殊紙通紙時に比べて風量は少なくて
もよい。
次に、O.H.P.シートを通紙する場合、普通紙と同様定
着ローラ1と加圧ローラ3で形成するニップ間で定着さ
れるが、O.H.P.シート比熱が普通紙のそれと比べ約2倍
と高いため、O.H.P.シートに定着熱量の多くを奪われて
しまう。また、O.H.P.シートは溶剤が中に浸み込まない
ために、O.H.P.シート上の溶剤分が多く存在し、ニップ
間で与えられる定着熱量だけではすべての溶剤分を揮発
させることができない。そのため、O.H.P.シート通紙時
は定着装置を出た後、定着ファン13によりO.H.P.シート
上の溶剤分を十分に揮発させている。すなわち、O.H.P.
シート通紙時は定着ファン13の風量を多くして普通紙通
紙時と比べて定着ファン13の風量を増している。また、
定着ファン13の風量を多くしてもO.H.P.シートは腰が強
いため、普通紙のようにストック不良になりにくく、搬
送性が悪化しない。なお、風量の切り換えの一例として
は定着ファン13の入力電圧を普通紙通紙時に12V入力と
し、O.H.P.シート等の特殊紙通紙時に24V定格入力とす
る。
かくして、本発明ではO.H.P.シート等の特殊紙通紙時
に多量に、普通紙通紙時に少量に定着ファン13の風量を
変えるだけで、O.H.P.シート等の特殊紙の定着性を大幅
に向上できる。これを第2図のグラフを用いて説明する
と、O.H.P.シートの場合、定着ファン13の入力電圧が12
V入力ではランク3であったが、24V入力にすると、ラン
ク5を達成できた。また、普通紙は12V入力でランク5
を達成できた。
なお、風量変更動作の切り換えはO.H.P.シート等の特
殊紙を検知して行なってよいし、特殊紙ボタンに対応さ
せてもよいし、さらには手差し給紙の開閉に対応させる
ようにしてもよい。またさらに、風量の切り換えは定着
ファン13を風量の異なる2つを設けてその通電のオン・
オフで行なうようにしてもよい。
効果 上記構成によれば、本発明はO.H.P.シート等の特殊紙
の通紙時にはO.H.P.上の溶剤分の揮発を助けるように定
着装置の後に配置された定着ファンの風量を増すように
してやり、普通紙の通紙時には搬送性も考慮してO.H.P.
通紙時より、少ない風量にするという構成により、湿式
複写機において普通紙とO.H.P.シート等の特殊紙の何れ
の転写紙でも良好な定着性と搬送性が得られた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る湿式複写機の定着部を示す説明
図、第2図はその定着性を示すグラフ、第3図及び第4
図は従来の定着装置の説明図である。 1……定着ローラ 2……ヒータ 3……加圧ローラ 13……定着ファン P……転写紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒鳥 恒夫 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (56)参考文献 特開 昭63−303382(JP,A) 実開 昭63−191360(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 15/10 G03G 15/20 G03G 15/00 303

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感光体に形成した静電潜像を熱架橋性のト
    ナーで現像し、得られたトナー像を普通紙または溶剤の
    染みにくいO.H.P.シート等の特殊紙からなる転写紙に転
    写し、その転写紙を定着ローラと加圧ローラとで挟持搬
    送し、その際転写紙の未定着トナー像を担持する面を定
    着ローラで直接加熱して定着するようにした湿式複写機
    において、 転写紙搬送方向における前記定着装置の下流側にて転写
    紙に向けて送風する定着ファンを設け、該定着ファンが
    普通紙の転写紙に送風する風量に比べて特殊紙の転写紙
    に送風する風量が多くなるように設定したことを特徴と
    する湿式複写機。
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