JP6558396B2 - 金型装置及び該金型装置を備えた成形装置 - Google Patents
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Description
図1に示すように、実施形態1に係るダイカストマシン100(成形装置)は、固定金型構造と可動金型構造とを備える。固定金型構造は、ダイカストマシン100の固定盤101に設置された固定金型ホルダ102と、該固定金型ホルダ102に保持された固定金型103(金型装置、固定型)とを備える。可動金型構造は、ダイカストマシン100の可動盤104にダイベース105を介して設置された可動金型ホルダ106と、該可動金型ホルダ106に保持された可動金型107(金型装置、可動型)と、前記可動金型ホルダ106に設けられたアンダーカット部を形成するためのスライドコア109とを備える。成形体が成形されるキャビティ117は、前記固定金型103と、可動金型107と、スライドコア109とにより形成されている。すなわち、固定金型103と可動金型107とスライドコア109とを互いの合わせ面で合わせた状態で、これらの部材間に、溶湯が充填されるキャビティ117が形成される。そして、形成されたキャビティ117内にプランジャスリーブ115内の溶湯118が注入され、成形が行われる。可動盤104には押出し板108を介して成形後の成形品を押し出すためのエジェクタピン116が取り付けられており、このエジェクタピン116のキャビティ117側の先端部は、可動金型ホルダ106及び可動金型107に設けられた貫通孔を通じてキャビティ117まで到達している。また、このダイカストマシン100には、図示はしないが、固定金型103及び可動金型107の温度調節を行うための温度調節装置が備えられている。温度調節装置は、固定金型103及び可動金型107に配置された温調用の油路、冷却用の冷却路及び冷却管、並びに、これらの油路、冷却路及び冷却管等にオイルや冷却水等の媒体を供給する供給装置等を備えている。
ダイカストマシン100は、図2に示すサスハウジングP1(成形品、薄肉成形品)を成形するための装置である。サスハウジングP1の製造工程については詳細な説明を省略するが、ダイカストマシン100により、図3に示す粗成形品P2を形成した後、トリミング工程等を経てサスハウジングP1が製造される。
図4〜図12を参照して、可動金型107の構成を説明する。可動金型107は、本開示技術の一実施形態に係る金型装置である。
図13〜図17を参照して、固定金型103の構成を説明する。固定金型103は、本開示技術の他の実施形態に係る金型装置である。
可動金型107及び固定金型103には、上述の油路や冷却路に加え、例えば鋳抜きピン等のスポット的に冷却が必要な部位の冷却構造や、その他加温が必要な部位を加温するための油路等を適宜設けることができる。
3A 固定金型分割面(分割面)
31 固定金型反ゲート部(第2分割体)
32 固定金型中央部(残りの分割体)
33 固定金型ゲート部(残りの分割体)
35 固定金型外周部(外枠部)
35A 固定金型外枠分割面(外枠分割面)
39 凹状部
7 成形部
7A 分割面
71 可動金型中央部(第1分割体)
71A 可動金型中央凸部
71B 可動金型反ゲート部
72 可動金型第1サイド部(残りの分割体)
73 可動金型第2サイド部(残りの分割体)
74 可動金型ゲート部(残りの分割体)
75 外周部(外枠部)
75A 外枠分割面
76 リブ溝
77 冷却管
79 凸状部
100 ダイカストマシン(成形装置)
101 固定盤
102 固定金型ホルダ
103 固定金型(金型装置、固定型)
104 可動盤
105 ダイベース
106 可動金型ホルダ
107 可動金型(金型装置、可動型)
109 スライドコア
117 キャビティ
115 プランジャスリーブ
108 押出し板
116 エジェクタピン
P1 サスハウジング(成形品、薄肉成形品)
P2 粗成形品
P3 リブ
Claims (14)
- 成形品を成形するためのキャビティを有する金型本体と、該金型本体の温度調節を行う温度調節装置とを備えた金型装置であって、
前記金型本体は、前記キャビティを形成する成形部を備え、
前記成形部は、型締め方向に略平行に形成された分割面を介して複数に分割された分割体が、該分割面にて互いに接するように集合されてなり、
前記成形部は、前記分割体のうち、前記キャビティ内に溶湯を注入させたときに、入熱量が残りの前記分割体よりも大きくなる第1分割体及び入熱量が残りの前記分割体よりも小さくなる第2分割体の少なくとも一方を備え、
前記温度調節装置により、前記第1分割体は前記残りの分割体に比べてより冷却される一方、前記第2分割体は前記残りの分割体に比べてより加温され、
前記金型本体は、前記キャビティ側に向かう凸状部を有しており、
前記第1分割体は、前記凸状部の一部又は全部を含むことを特徴とする金型装置。 - 請求項1において、
前記成形部は、前記第1分割体を備えており、
前記残りの分割体は、前記温度調節装置により冷却されないか又は加温される
ことを特徴とする金型装置。 - 請求項1において、
前記成形部は、前記第2分割体を備えており、
前記残りの分割体は、前記温度調節装置により加温されないか又は冷却される
ことを特徴とする金型装置。 - 請求項2において、
前記残りの分割体のうち、前記第1分割体の反ゲート側に位置する前記分割体は、加温される
ことを特徴とする金型装置。 - 成形品を成形するためのキャビティを有する金型本体と、該金型本体の温度調節を行う温度調節装置とを備えた金型装置であって、
前記金型本体は、前記キャビティを形成する成形部を備え、
前記成形部は、型締め方向に略平行に形成された分割面を介して複数に分割された分割体が、該分割面にて互いに接するように集合されてなり、
前記成形部は、前記分割体のうち、前記キャビティ内に溶湯を注入させたときに、入熱量が残りの前記分割体よりも大きくなる第1分割体及び入熱量が残りの前記分割体よりも小さくなる第2分割体の少なくとも一方を備え、
前記温度調節装置により、前記第1分割体は前記残りの分割体に比べてより冷却される一方、前記第2分割体は前記残りの分割体に比べてより加温され、
前記成形部は、前記第1分割体を備えており、
前記残りの分割体は、前記温度調節装置により冷却されないか又は加温され、
前記残りの分割体のうち、前記第1分割体の反ゲート側に位置する前記分割体は、加温される
ことを特徴とする金型装置。 - 請求項1〜5のいずれか一において、
前記金型本体は、前記成形部を内側に嵌挿する外枠部を備えたことを特徴とする金型装置。 - 請求項6において、
前記成形部と前記外枠部とは、外枠分割面を介して接しており、
前記外枠分割面は、型締め方向であり且つ前記キャビティ側に向かって先細りとなるテーパ状に形成されている
ことを特徴とする金型装置。 - 請求項1〜7のいずれか一において、
前記分割面は、前記成形品のリブを形成するためのリブ溝に形成されている
ことを特徴とする金型装置。 - 請求項1〜8のいずれか一において、
鋳造用金型であることを特徴とする金型装置。 - 請求項9において、
ダイカスト用金型であることを特徴とする金型装置。 - 固定型と可動型とを備え、該固定型と該可動型とを互いの合わせ面で合わせた状態で、該両型間に、溶湯が充填されるキャビティが形成される成形装置であって、
前記固定型及び前記可動型は、
成形品を成形するための前記キャビティを有する金型本体と、該金型本体の温度調節を行う温度調節装置とを備えた金型装置であって、
前記金型本体は、前記キャビティを形成する成形部を備え、
前記成形部は、型締め方向に略平行に形成された分割面を介して複数に分割された分割体が、該分割面にて互いに接するように集合されてなり、
前記成形部は、前記分割体のうち、前記キャビティ内に溶湯を注入させたときに、入熱量が残りの前記分割体よりも大きくなる第1分割体及び入熱量が残りの前記分割体よりも小さくなる第2分割体の少なくとも一方を備え、
前記温度調節装置により、前記第1分割体は前記残りの分割体に比べてより冷却される一方、前記第2分割体は前記残りの分割体に比べてより加温され、
前記固定型及び前記可動型の一方は、前記キャビティ側に向かう凸状部を有するとともに、該凸状部の一部又は全部を含む前記第1分割体を備え、
前記固定型及び前記可動型の他方は、前記凸状部と対となって前記キャビティを形成する凹状部を有するとともに、該凹状部の一部又は全部を含む前記第2分割体を備えたことを特徴とする成形装置。 - 請求項11において、
前記成形品は、薄肉成形品であり、
前記キャビティの最大高さは、1mm以上3.5mm以下であることを特徴とする成形装置。 - 請求項11又は請求項12において、
前記成形品は車両用部品であることを特徴とする成形装置。 - 請求項13において、
前記車両用部品は車体部品であることを特徴とする成形装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017109402A JP6558396B2 (ja) | 2017-06-01 | 2017-06-01 | 金型装置及び該金型装置を備えた成形装置 |
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JP2018202442A JP2018202442A (ja) | 2018-12-27 |
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Family Applications (1)
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JP2017109402A Active JP6558396B2 (ja) | 2017-06-01 | 2017-06-01 | 金型装置及び該金型装置を備えた成形装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009195926A (ja) * | 2008-02-20 | 2009-09-03 | Honda Motor Co Ltd | 鋳造用積層金型 |
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2017
- 2017-06-01 JP JP2017109402A patent/JP6558396B2/ja active Active
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JP2018202442A (ja) | 2018-12-27 |
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