JP5128916B2 - ダイカスト金型及びダイカスト法 - Google Patents

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本発明はダイカスト金型及びダイカスト法に関する。
可動型と固定型とを備えたダイカスト金型でダイカスト品を成形した際に、可動型を移動させて固定型からダイカスト品を取り出すが、この際に、可動型側に残ったダイカスト品の外縁部分が固定型側に歪む問題があった。この歪みを矯正するには、専用ハンマを用いて人力でダイカスト品の歪み箇所を打撃する方法が公知となっている。
この人力で歪み矯正を行う方法は、作業者のカンに頼るとことが多く、また均一にばらつき無しに作業を行うことが困難であった。これを解決する為に、特許文献1に示されるように、歪みを取る機械が開示されている。
特開2001−79613号公報
機械により歪み矯正の作業を行うことにより、均一な矯正を行うことは可能になっている。しかし、歪み矯正の作業自体を無くすことはできないため、作業工程の短縮にはならず、コスト高になっていた。そこで、本発明は、ダイカスト金型からダイカスト品を取り出すときの歪み矯正作業を不要とすることができるダイカスト金型及びダイカスト法を提供することを目的とする。
上記課題を解決する為に本発明は、分割面10Aを有する固定型10と、該固定型10に対して近接・離間可能に設けられ、該固定型10の分割面10Aと当接可能な分割面20Aを有し、該固定型10と共にキャビティ1aを画成する可動型20と、該キャビティ1a内に突出・後退可能に該可動型20に移動可能に支持される押出ピン21と、を備え、該可動型20の分割面20Aにおいて該キャビティ1aの外縁近傍となる位置には、抜き勾配が約0°の面23Aを少なくとも一つ有し、ダイカスト品の外縁近傍を該可動型に拘束するための余肉2Aを成形可能な余肉成形部20aが画成されていることを特徴とするダイカスト金型1、及びこのダイカスト金型1を用いてダイカストすることを特徴とするダイカスト法を提供している。
本発明の請求項1のダイカスト金型及び請求項2のダイカスト法によれば、可動型を固定型から離間させた際に、ダイカスト品の外縁部に形成される余肉でダイカスト品の外縁部を可動型に半固定して拘束することができる。これによりダイカスト品の外縁部が固定型側に向かって歪むことを抑制することができる。また押出ピンによりダイカスト品を可動型から取り外す際に、ダイカスト品の外縁部が余肉により可動型に拘束されるため、余肉の抜き勾配がゼロ面の抵抗によってダイカスト品の中央部分に対して外縁部に可動型側への応力が加えられ、ダイカスト品外縁部の固定型側への歪みを矯正することができる。
以下、本発明の実施の形態に係るダイカスト金型について、図1乃至図7に基づいて説明する。図1(a)に示されるように、ダイカスト金型1は、固定型10と可動型20とスリーブ30とを有している。固定型10は、可動型20に対向し後述の可動型分割面20Aに当接可能な固定型分割面10Aを有している。固定型分割面10Aには、固定型10の内方へ窪んだ凹部からなる固定型凹部10aが形成されている。
可動型20は固定型10に対して離間・接近するように略水平方向へ移動可能であり、固定型10に対向し固定型分割面10Aに当接可能な可動型分割面20Aを有している。可動型分割面20Aは、固定型分割面10Aと略平行に構成されている。
可動型分割面20Aには、表面から突出した凸部である可動型凸部20Bが設けられている。可動型分割面20Aと固定型分割面10Aとが互いに当接することにより、可動型凸部20Bは固定型凹部10aと共にキャビティ1aを画成するように構成されている。
また、可動型20には、可動型20に対して可動型20の移動方向と平行な方向に移動可能な四本の押出ピン21が設けられている。四本の押出ピン21は、それぞれの基端部分で押出板22に固定されており、押出板22が移動することにより、それぞれの先端が可動型凸部20Bから突出・後退可能に構成されている。
キャビティ1aは、上述のように固定型凹部10aと可動型凸部20Bとから画成され、溶湯30Aが充填されて図2、図3に示されるダイカスト品である略円盤状のターンテーブル2を鋳造可能に形成されている。また図1(a)、図1(b)に示されるように可動型20の可動型分割面20Aにおいて、キャビティ1aはその外縁にターンテーブル2の外縁部に五箇所の余肉2A(図2)を成形する略溝状の五箇所の余肉成形部20aを含んでいる。この余肉成形部20aは、図2に示されるように隣接する余肉2Aの間がターンテーブル2の中心回りにθ=5°以上開いて設けられるように形成されている。また余肉成形部20aは、余肉2Aに抜け勾配が0°の第一周面23A、23A(図4)と、抜け勾配が約45°の第二周面23B、23B(図5)とを成形可能な側面を備えて形成されている。押出ピン21によりターンテーブル2を押し出す場合において第二周面23B、23Bは余肉成形部20aから余肉23を離型する際に抵抗とならず、第一周面23A、23Aは余肉成形部20aから余肉2Aを離型する際に抵抗となる。
図1(a)に示されるように、スリーブ30は略筒状をなしており、その軸方向は固定型分割面10A及び可動型分割面20Aに垂直の方向、即ち、図1の左右方向へ指向している。スリーブ30の一端は、固定型10の一部に取付けられており、後述のビスケット部1dに連通する。スリーブ30の他端寄りの位置には、スリーブ30の内部と外部とを連通する貫通孔からなる給湯孔30aが形成されており、給湯孔30aから溶湯30Aをスリーブ30内部へ供給可能である。
また、スリーブ30の他端寄りの部分にはプランジャチップ31が設けられている。プランジャチップ31はスリーブ30内を摺動可能であり、給湯孔30aからスリーブ30内へ溶湯30Aが給湯された後に、プランジャチップ31を前進させることにより、即ち、図1の左方向へ摺動させることにより、スリーブ30内の溶湯30Aをビスケット1d、ランナー部1c、及びゲート部1bを介してキャビティ1a内へ充填可能である。
上記構成のダイカスト金型1でターンテーブル2をダイカストする方法としては、先ず図1(a)、図1(b)に示されるように、固定型10に可動型20を当接させた状態でキャビティ1aを画成し、スリーブ30内の溶湯30Aをキャビティ1a内に射出・充填する。
キャビティ1a内の溶湯30Aが冷却されて凝固し、ターンテーブル2が成形された状態で、図6(a)、図6(b)に示されるように可動型20を固定型10から離間させる。可動型20を固定型10から離間させると、ターンテーブル2に固定型10側の拘束が無くなる為、ターンテーブル2に歪みが発生し、特にターンテーブル2の外周縁部分が固定型10側に反る傾向がある。しかしターンテーブル2の外周縁部分には抜け勾配が0°の第1側面23A、23Aを有する余肉2Aが設けられ、この余肉2Aが余肉成形部20aから抜け難くなって拘束されている為、ターンテーブル2に発生する歪みを最小限に抑えることが可能である。
可動型20を固定型10から離間させた後に、図7(a)、図7(b)に示されるように押出ピン21をキャビティ1a内に突出するように駆動する。これによりターンテーブル2の略中央部分が可動型20から離間するように押し出される。ターンテーブル2の余肉2Aには抜き勾配が0°の第一周面23A、23Aが設けられ、この余肉2Aが余肉成形部20aに拘束されているため為、ターンテーブル2の略中央部分が押出ピン21により押し出されるときに、ターンテーブル2に、外周縁部分の固定型10側への反りを打ち消す応力を発生させることができる。
よって、可動型20を固定型10から離間させた際に発生したターンテーブル2の歪みも、ターンテーブル2を可動型20から離間させる際に矯正することが可能になる。これにより、ターンテーブル2をダイカスト金型1から取り出した後に、歪み矯正作業を行わずとも歪量を製品誤差の許容範囲内に収めることができる。余肉は不要部分であるので、ターンテーブル2がダイカスト金型1から取り出された後に、仕上げ加工を行う際に仕上げ代と共に除去される。
尚、本発明によるダイカスト金型及びダイカスト法は、上述の実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された範囲で種々の変形や改良が可能である。例えば本実施の形態では抜け勾配が0°の面を二面ほど設けたが、抜け勾配が0°の面を少なくとも一面設けていれば余肉成形部から余肉を抜け難くする効果を得ることができる。また本実施の形態では円盤形状のダイカスト品について言及しているが、これに限らず、歪みが発生する傾向があり余肉を成形可能なダイカスト品であるならば、その形状を問わずに本発明を適用して歪み矯正をすることができる。また本実施の形態では余肉について抜け勾配0°として説明したが、これに限らず抜け勾配を0°±0.5°程度の範囲に収めれば、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。また、本実施の形態ではキャビティの外縁に余肉成形部が形成されたが、余肉成形部はキャビティの外縁近傍に形成されていれば、本実施の形態と同様な効果を得ることができる。
本発明の実施の形態に係るダイカスト金型の正面断面図。 本発明の実施の形態に係るダイカスト金型の平面断面図。 本発明の実施の形態に係るダイカスト金型により形成されるターンテーブルの裏面図。 本発明の実施の形態に係るダイカスト金型により形成されるターンテーブルの平面図。 図2のIV−IV線に沿った断面図。 図2のV−V線に沿った矢視図。 本発明の実施の形態に係るダイカスト金型で固定型から可動型を離間した状態での正面断面図。 本発明の実施の形態に係るダイカスト金型で固定型から可動型を離間した状態での平面断面図。 本発明の実施の形態に係るダイカスト金型で可動型からターンテーブルを離間した状態での正面断面図。 本発明の実施の形態に係るダイカスト金型で可動型からターンテーブルを離間した状態での平面断面図。
符号の説明
1・・ダイカスト金型
1a・・キャビティ
1b・・ゲート部
1c・・ランナー部
1d・・ビスケット部
2・・ターンテーブル
2A・・余肉
10・・固定型
10A・・固定型分割面
10a・・固定型凹部
20・・可動型
20A・・可動型分割面
20B・・可動型凸部
20a・・余肉成形部
21・・押出ピン
22・・押出板
23A・・第一周面
23B・・第二周面
30・・スリーブ
30A・・溶湯
30a・・給湯孔
31・・プランジャチップ

Claims (2)

  1. 分割面を有する固定型と、
    該固定型に対して近接・離間可能に設けられ、該固定型の分割面と当接可能な分割面を有し、該固定型と共にキャビティを画成する可動型と、
    該キャビティ内に突出・後退可能に該可動型に移動可能に支持される押出ピンと、を備え、
    該可動型の分割面において該キャビティの外縁近傍となる位置には、抜き勾配が約0°の面を少なくとも一つ有し、ダイカスト品の外縁近傍を該可動型に拘束するための余肉を成形可能な余肉成形部が画成されていることを特徴とするダイカスト金型。
  2. 請求項1のダイカスト金型を用いてダイカストすることを特徴とするダイカスト法。
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