JP2009195926A - 鋳造用積層金型 - Google Patents

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秀典 岡島
Kenji Takakura
健二 高倉
Takufumi Kitamura
卓文 北村
Naoto Kiyohara
直人 清原
Takeshi Watanabe
猛志 渡邉
Hiroomi Yanagida
博臣 柳田
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Abstract

【課題】板状部材の分割位置に薄肉部が発生しない鋳造用積層金型を提供する。
【解決手段】金型を層状に分割した複数の板状部材7a〜7h、9a〜9k、70a〜70h、90a〜90kを備え、これらの複数の板状部材を積層して一体に形成してなる鋳造用積層金型において、分割された部位6、8に薄肉部が発生しないように板状部材の厚さを異ならせる。
【選択図】図2

Description

本発明は、複数の板状部材を積層して構成される鋳造用積層金型に関する。
図5は、従来の鋳造用積層金型40の断面図を示す。
例えばエンジンのシリンダ等を鋳造によって試作する場合、金型を層状に分割した複数の板状部材41a〜41iを積層して構成される簡易な鋳造用積層金型40が用いられる。それぞれの板状部材41a〜41iは、その厚みは全て均一なものが使用されており、板状部材の単体の状態で形状が加工され、複数の板状部材41a〜41iを分割面42で積層したときに、その金型内部に成形空間43(鋳湯を流し込む空間)が形作られることになる。このような鋳造用積層金型40は、一体にして形成された金型(製品用の一体金型)と比較してコスト的に安く、かつ、製作が容易に行える点で優れている。(例えば、特許文献1参照)。
実開昭63−56944号公報
しかしながら、図5に示すように、この金型の分割面42と鋳造品の鋳造面44とが鋭角をなして交差する場合、一方の板状部材に薄肉部45が発生してしまう。この薄肉部45は、成形空間43に鋳湯を流し込んだときに、鋳湯の熱によって反り(図5で二点鎖線で示す)が発生し、鋳造品の精度に影響を及ぼすことがある。
本発明は、上述した事情を鑑みてなされたものであり、板状部材の分割位置に薄肉部が発生しない鋳造用積層金型を提供することにある。
上述課題を解決するため、本発明は、金型を層状に分割した複数の板状部材を備え、これらの複数の板状部材を積層して一体に形成してなる鋳造用積層金型において、前記分割された部位に薄肉部が発生しないように前記板状部材の厚さを異ならせたことを特徴とする。
この構成によれば、分割位置を板状部材の厚さを変えることにより調整することができる。
また、前記板状部材のうち、鋳湯量が多い箇所に面する板状部材の厚さを大きくして、この厚さの大きい板状部材に冷却水路を形成してもよい。
この構成によれば、冷却水路を1つの板状部材に設けるようにすることができる。
さらに、前記板状部材のうち、鋳湯量が少ない箇所に面する板状部材の厚みを大きくして、この厚さの大きい板状部材に金型温度を上昇させる温度コントロール機構を設けることもできる。
この構成によれば、温度コントロール機構を1つの板状部材に設けるようにすることができる。
また、鋳湯量が少ない前記板状部材とは、鋳湯の流路が細いものであってもよい。
この構成によれば、細い流路の湯回り不良の発生を防止することができる。
本発明に係る鋳造用積層金型では、金型を層状に分割した複数の板状部材を備え、これらの複数の板状部材を積層して一体に形成してなる鋳造用積層金型において、前記分割された部位に薄肉部が発生しないように前記板状部材の厚さを異ならせているので、分割位置を板状部材の厚さを変えることにより調整することにより、分割位置で薄肉部が発生しないようにすることができる。これにより、鋳湯からの熱影響によって反りが生じる薄肉部がなくなり、鋳造品を精度よく成形することができる。
また、前記板状部材のうち、鋳湯量が多い箇所に面する板状部材の厚さを大きくして、この厚さの大きい板状部材に冷却水路を形成しているので、複数の板状部材に跨って冷却水路を形成せずに、この厚さの大きい板状部材にだけ冷却水路を形成すればよくなり、加工が容易になる。また、大きな冷却水路を設けることができる。さらに、分割面を介さずに冷却を行うことで、効率よく板状部材を冷却することができるので、鋳造品の凝固遅れによる鋳巣の発生を抑えることができる。
さらに、前記板状部材のうち、鋳湯量が少ない箇所に面する板状部材の厚みを大きくして、この厚さの大きい板状部材に金型温度を上昇させる温度コントロール機構を設けているので、複数の板状部材に跨って温度コントロール機構用の取付部を形成せずに、この厚さの大きい板状部材にだけ取付部を形成すればよくなり、加工が容易になる。また、大きな取付部を設けることができる。さらに、分割面を介さずに加熱を行うことで、効率よく板状部材を加熱することができるので、鋳湯が早く凝固して、湯回り不良が生じるのを防止することができる。
また、鋳湯量が少ない箇所に面する前記板状部材とは、鋳湯の流路が細いものであるので、細い流路の湯回り不良の発生を防止することができる。これにより、鋳造品を精度よく成形することができる。
以下、本発明の実施の形態に係る鋳造用積層金型について図面を参照して説明する。
この積層金型は、例えば、鋳造用に用いられ、エンジンのシリンダヘッドを試作する場合等に用いられる。鋳湯としては、マンガンを約10%〜15%含有する高マンガン鋼等の熱伝導率が低い材料を使用する場合を想定している。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る鋳造用積層金型の各板状部材を分離して示す概要図である。
積層金型1は、上型3と下型5とを備えている。
上型3は、複数の上型用板状部材7a〜7hを備えている。この上型用板状部材7a〜7hは、鋼板などの板材からなり、それぞれ単体の状態で加工されている。上型用板状部材7a〜7hは、その板材の両面が他の板材と重ね合わせられる分割面6を有しており、この分割面6で積層することによって上型3が構成されている。
下型5は、複数の下型用板状部材9a〜9kを備えている。この下型用板状部材9a〜9kは、上型用板状部材7a〜7hと同様に、鋼板などの板材からなり、それぞれ単体の状態で加工されている。下型用板状部材9a〜9kは、その板材の両面が他の板材と重ね合わせられる分割面8を有しており、この分割面8で積層することによって下型5が構成されている。
この上型3と下型5は、組み立てられた状態で型枠(図示せず)に納められ、この型枠内で後述する成形空間11内に鋳湯が流し込まれるようになっている。そして、鋳造後に型枠から取り出され、それぞれの板状部材を取り外すことで、鋳造品が得られるようになっている。
上型3及び下型5には、図1に示すように、その内部に鋳造品の外形を象った成形空間11が形成されており、上型3及び下型5を組み合わせた状態で、この成形空間11に鋳湯が流し込まれる。また、上型3には、成形空間11から積層金型1の外側まで連通するガス抜き用の空気穴13が形成されている。また、上型3又は下型5には、鋳湯を流し込むための注入路(図示せず)が形成されている。
成形空間11は、上型用板状部材7a〜7h、下型用板状部材9a〜9kのそれぞれが単体の状態で加工が施され、組み合わされたときにその成形空間11が構成されることになる。
図2(a)は、下型5を積層して組み立てた状態であって、下型5に形成された突起部20を拡大して示す断面図である。
積層金型1の下型5には、成形空間11又は鋳湯の注入路の形状によって、突起部20を設けてある。この突起部20の左右の側壁部22は、鋳造品と金型とを分離させる方向(図2(a)における上下方向)に対して抜きテーパーが付けられている。より詳細には、突起部20は、その先端部20aに向かって先細りする形状に加工されることにより、鋳造品と金型との離型を容易にしている。
この突起部20は、図2(a)に示すように、積層される1つの板状部材9gに、この突起部20の全体形状が含まれるように形成されており、側壁部22の途中で分割面8が形成されないように、板状部材9gの板厚を調整している。
より詳細には、板状部材9gの板厚L1は、突起部20の基端部20bの幅方向の厚みL2と等しいものが選定されている。また、板状部材9gは、隣り合う板状部材9f、9hとの分割位置(分割面8の位置)がこの基端部20bの位置と一致するように形成されている。
なお、この突起部20が形成されていない他の板状部材は、同じ板厚を使用してもよい。
また、図2(b)に示すように、板厚L1が厚みL2よりも大きくなるように形成することもできる。図2(b)に示す板状部材9xは、図2(a)の板状部材9e、9f、9gを1つの板材で構成したものである。このように構成することで、板状部材9f(図2(a)参照)の加工精度によって側壁部22が隣り合う板状部材に跨って形成されるおそれを解消することができる。
図3は、上型3と下型5とを組み合わせた状態であって、この金型内部にウォータージャケット15、16(冷却水路)を形成した断面図である。
上型3には、上述した下型5の突起部20と成形空間11を挟んで対向する位置に凹部24が形成されている。この凹部24は、突起部20の側壁部22と対応する位置に側壁部26が形成されており、この側壁部26にも、突起部20のテーパーに合わせたテーパーが付けられている。
この凹部24は、上型用板状部材7d、7e、7fに跨って形成されている。また、図3において左側の側壁部26は、その全体が板状部材7dに含まれるように形成されており、右側の側壁部26は、その全体が板状部材7fに含まれるように形成されている。すなわち、側壁部26の途中で分割面6が形成されないように、板状部材7d、7e、7fの板厚を調整している。
一方、上型3と下型5とを組み合わせて形成される成形空間11には、図3に示すように、その成形空間11の空間が不均一に大きくなる大空間部11aが形成される場合がある。この大空間部11aは、図3に示すように、上型用板状部材7d、7e、下型用板状部材9d、9eによって形成されている。
この大空間部11aには、他の成形空間11よりも多くの鋳湯が供給されるため、この大空間部11aによって鋳造される鋳造品の肉厚は他の部位と比較して厚くなる。このように肉厚を厚くする部位としては、例えば、締結用のボス部や、振動による応力集中部分などが考えられる。このように、鋳造品の肉厚が厚くなる大空間部11aでは、流れ込んだ鋳湯の凝固遅れが発生したり、それに起因した鋳巣が発生するおそれがある。そのため、この大空間部11aの周囲には、冷却水を流して冷却を促進するためのウォータージャケット15、16を形成している。
このウォータージャケット15、16は、大空間部11aを効率よく冷却するために、分割面6、8を介して大空間部11aを冷却するのではなく、大空間部11aが含まれる1つの上型用板状部材7d、下型用板状部材9dにウォータージャケット15、16の全部が含まれるように、板状部材7d、9dの板厚を調整している。
本発明の第1実施形態に係る鋳造用積層金型1によれば、下型5の分割面8に薄肉部45(図5参照)が発生しないように上型用板状部材9g、9xの厚さを他の板状部材と異ならせているので、高温の鋳湯が成形空間11内に注入されたとしても、薄肉部45が反って鋳造品の精度に影響を及ぼさない。
すなわち、鋳湯の熱を突起部20の全体を含む1つの板状部材9f(9x)によって受けることにより、この熱によって突起部20の側壁部22が熱変形するのを最小限に抑えることができる。これにより、隣り合う板状部材に跨って突起部20の側壁部22に薄肉部45が生じないように板状部材の板厚を調整することで、従来のように全ての板状部材の板厚を均等にして金型を製作した場合と比較して、薄肉部45で発生する熱変形の影響を受けずに、鋳造品を精度よく製作することができる。
また、板状部材9gの板厚L1を、突起部20の基端部20bの幅方向の厚みL2と等しく、又はそれ以上になるように形成しているので、突起部20の全部が板状部材9gに含まれるようにすることができる。これにより、側壁部22に薄肉部45が発生しないようにすることができ、鋳造品を精度よく製作することができる。
さらに、板状部材のうち、鋳湯量が多い箇所に面する板状部材7d、9dの厚さを大きくして、この厚さの大きい板状部材7d、9dに大空間部11aを冷却するためのウォータージャケット15、16を形成しているので、ウォータージャケット15、16が板状部材の分割面6、8を介して大空間部11aを冷却する場合(分割面6、8で熱伝導によって冷却する場合)と比較して、冷却効率が向上する。これにより、大空間部11aでの鋳湯の凝固遅れや、それに起因した鋳巣の発生を抑制することができる。
また、複数の板状部材に跨ることなく、1つの板状部材7d、9dにウォータージャケット15、16を形成することにより、板状部材の加工を容易に行うことができる。
以上、本発明の第1実施形態について述べたが、本発明の技術思想に基づいて各種の変形および変更が可能である。
例えば、本第1実施形態では、突起部20を下型5に形成し、これに対応する凹部24を上型3に形成しているが、逆の対応であってもかまわない。
また、本実施の形態では、突起部20の側壁部22に離型用の抜きテーパーに薄肉部が発生しないようにしているが、抜きテーパーに限定されない。例えば、鋳造品の外形に沿って必要な傾斜面が構成されている場合であっても、この傾斜面に分割面6、8が位置しないように板状部材の厚みを変更することで、薄肉部45が発生しないようにすることができる。
(第2実施形態)
図4は、本発明の第2実施形態に係る鋳造用積層金型10であって、下型50の突起部20及び上型30の凹部24を拡大して示す断面図である。
上型30は、複数の上型用板状部材70a〜70h(添字a〜hは図1に対応。図4では、70c〜70iを示す)を備えている。この上型用板状部材70a〜70hは、鋼板などの板状部材からなり、それぞれ単体の状態で加工されている。上型用板状部材70a〜70hは、その板状部材の両面が他の板状部材と重ね合わせられる分割面60を有しており、この分割面60で積層することによって上型30が構成されている。
下型50は、複数の下型用板状部材90a〜90k(添字a〜kは図1に対応。図4では、90b〜90jを示す)を備えている。この下型用板状部材90a〜90kは、上型用板状部材70a〜70hと同様に、鋼板などの板材からなり、それぞれ単体の状態で加工されている。下型用板状部材90a〜90kは、その板状部材の両面が他の板状部材と重ね合わせられる分割面80を有しており、この分割面80で積層することによって下型50が構成されている。
これらの突起部20及び凹部24の分割面60、80は、第1実施形態で説明したとおり、側壁部22、26に薄肉部45(図5参照)が発生しないように、各板状部材の板厚を異ならせて構成されている。
上型30及び下型50で形成される成形空間11には、突起部20及び凹部24によって、他の成形空間11と比較して鋳湯の流路が細い狭隘路110aが形成されている。この狭隘路110aは、図4に示すように、上型用板状部材70f、70g、70h、下型用板状部材90gによって形成されている。
この狭隘路110aでは、他の成形空間11よりも少ない鋳湯が供給されるため、この狭隘路110aによって鋳造される鋳造品の肉厚は他の部位と比較して薄くなる。このように、鋳造品の肉厚が薄くなる部分では、流れ込んだ鋳湯が他の部分と比較して早く凝固してしまい、湯廻りが悪くなるおそれがある。そのため、この狭隘路110aの周囲には、この部分の温度を上昇させる温度コントロール機構115が設けられている。
ここで、温度コントロール機構115は、例えば、電気、ガス等によって動作する周知のヒーターなどであり、板状部材90gを加熱したいときにスイッチを入れて、これを加熱することができるものである。
温度コントロール機構115は、図4に示すように、突起部20の内方に埋め込まれるように設けられ、成形空間11と温度コントロール機構115とがほぼ等しい距離になるように配置されている。この温度コントロール機構115は、狭隘路110aを効率よく暖めるために、分割面80を介して狭隘路110aを暖めるのではなく、狭隘路110aが含まれる1つの下型用板状部材90gに温度コントロール機構115の全部が含まれるようになっており、板状部材90gの板厚が調整されている。
本発明の第2実施形態に係る鋳造用積層金型10によれば、下型50の分割面80に薄肉部45(図5参照)が発生しないように上型用板状部材90gの厚さを他の板状部材と異ならせているので、第1実施形態と同様に、高温の鋳湯が成形空間11内に注入されたとしても、薄肉部45が反って鋳造品の精度に影響を及ぼさない。
また、板状部材のうち、鋳湯量が少ない狭隘路110aを有する板状部材90g(鋳湯量が少ない箇所に面する板状部材90g)の厚みを大きくして、この厚さの大きい板状部材90gに狭隘路110aを暖めるための温度コントロール機構115を形成しているので、温度コントロール機構115が板状部材90gの分割面80を介して狭隘路110aを暖める場合(分割面80で熱伝導によって暖める場合)と比較して、加熱効率が向上する。これにより、狭隘路110aで鋳湯が早期に凝固するのを抑制することができる。
また、1つの板状部材90gに温度コントロール機構115を形成することにより、板状部材90gの加工を容易に行うことができる。
以上、本発明の第2実施形態について述べたが、本発明の技術思想に基づいて各種の変形および変更が可能である。
例えば、本実施の形態では、鋳湯量の少ない狭隘路110aに鋳湯する場合について説明したが、狭隘路110aに限定されず、例えば、成形空間11が複雑な形状を有しており、鋳湯の流れが悪くなると想定される部分についても適用することができる。これによれば、この流れの悪くなる部分を温度コントロール機構115で効果的に暖めることができ、鋳湯が他の部分に比べて早く凝固してしまい、湯廻り不良が発生するおそれをなくすことができる。
また、本第2実施形態では、突起部20及び温度コントロール機構115を下型80に設けているが、当然に、上型50に設けるものであっても構成することができる。これによっても、狭隘路110aを効果的に加熱することができ、湯廻り不良が発生するおそれをなくすことができる。
本発明の実施の形態に係る鋳造用積層金型の概要図である。 下型を積層した状態であって、突起部を拡大して示す断面図である。 上型と下型を組み合わせた状態であって、金型内に設けたウォータージャケットを示す断面図である。 上型と下型を組み合わせた状態であって、金型内に設けたヒーター部を示す断面図である。 従来の鋳造用積層金型であって、下型に形成された突起部を拡大して示す断面図である。
符号の説明
1、40 鋳造用積層金型
3、30 上型
5、50 下型
6、60 分割面
7a〜7h、70a〜70h 上型用板状部材
8、80 分割面
9a〜9k、90a〜90k 下型用板状部材
9x 板状部材
10 鋳造用積層金型
11 成形空間
11a 大空間部
13 空気穴
15、16 ウォータージャケット
20 突起部
20a 先端部
20b 基端部
22 側壁部
24 凹部
26 側壁部
45 薄肉部
110a 狭隘路
115 温度コントロール機構
L1 板厚
L2 厚み

Claims (4)

  1. 金型を層状に分割した複数の板状部材を備え、これらの複数の板状部材を積層して一体に形成してなる鋳造用積層金型において、
    前記分割された部位に薄肉部が発生しないように前記板状部材の厚さを異ならせたことを特徴とする鋳造用積層金型。
  2. 前記板状部材のうち、鋳湯量が多い箇所に面する板状部材の厚さを大きくして、この厚さの大きい板状部材に冷却水路を形成したことを特徴とする請求項1に記載の鋳造用積層金型。
  3. 前記板状部材のうち、鋳湯量が少ない箇所に面する板状部材の厚みを大きくして、この厚さの大きい板状部材に金型温度を上昇させる温度コントロール機構を設けたことを特徴とする請求項1に記載の鋳造用積層金型。
  4. 前記板状部材は、鋳湯の流路が細いことを特徴とする請求項3に記載の鋳造用積層金型。
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JP2012066283A (ja) * 2010-09-24 2012-04-05 Honda Motor Co Ltd 鋳造用金型及びその製造方法
JP2018202442A (ja) * 2017-06-01 2018-12-27 マツダ株式会社 金型装置及び該金型装置を備えた成形装置

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