JPH043765Y2 - - Google Patents

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JPH043765Y2
JPH043765Y2 JP5672184U JP5672184U JPH043765Y2 JP H043765 Y2 JPH043765 Y2 JP H043765Y2 JP 5672184 U JP5672184 U JP 5672184U JP 5672184 U JP5672184 U JP 5672184U JP H043765 Y2 JPH043765 Y2 JP H043765Y2
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JP
Japan
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parison
mold
shoulder
temperature
cooling
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JP5672184U
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JPS60168910U (ja
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  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 技術分野 本考案は、パリソン成形金型に関するものであ
る。
(ロ) 従来技術 パリソン成形金型は、延伸吹込成形における最
初の工程においてパリソンを射出成形するための
ものである。従来のパリソン成形金型は、外金型
と内金型との間にキヤビイテイを形成し、このキ
ヤビイテイ内に溶融樹脂を射出し、次いで外金型
及び内金型を冷却水によつて冷却し、成形済みの
パリソンを離型可能な温度まで冷却するようにし
てある。成形されたパリソンは、温度調整装置に
よつて温度調整した後、延伸吹込成形される。そ
の際、一般にパリソン肩部はパリソン胴部と比較
して伸びにくいため、成形品肩部が他の部分より
厚肉となる傾向がある。パリソン肩部がパリソン
胴部よりも伸びにくいのは、パリソンネツク部が
他の部分よりも薄肉であるためパリソンネツク部
は早く冷却され、この部分の内金型の冷却効果が
大きくなり、隣接するパリソン肩部の熱が奪われ
て温度が低下し、また離型後においても熱伝導に
よつてパリソンネツク部側へ熱が逃げてパリソン
肩部の温度が低下しやすいからである。このた
め、従来は一様な肉厚の中空成形品を得るために
は、温度調整装置において長時間温度調整を行
い、パリソン肩部の温度を他の部分と同等又は他
の部分よりも高くしておく必要があつた。この場
合、温度調整装置における必要な温度調整時間に
応じて成形サイクルが設定されることになるた
め、成形サイクルが非常に長くなり生産効率が低
下する。
(ハ) 考案の目的 本考案は、短い温度調整時間によって延伸吹込
成形時にパリソン肩部の伸びを大きくすることが
できるパリソン成形金型を得ることを目的として
いる。
(ニ) 考案の構成 本考案は、パリソン成形金型におけるパリソン
ネツク部及び肩部の冷却効果をパリソン胴部の冷
却効果よりも小さくすることにより上記目的を達
成する。すなわち、本考案によるパリソン成形金
型には、内金型内径部のパリソンネツク部及び肩
部に対応した部分に冷却用流体による冷却効果を
低減する断熱用部材が設けられている。
(ホ) 実施例 以下、本考案の実施例を添付図面の第1図に基
づいて説明する。
パリソン10の外形状に対応した凹部を有する
外金型12は、ベース部材12a、円筒部材12
b、及び円筒部材12bの内径部にはめ合わされ
た円筒部材12cによつて構成されている。円筒
部材12cの外周にみぞを設けることにより、冷
却水通路12dが形成されている。内金型14は
パリソン10の内形状に対応した形状を有してい
る。内金型14にはパリソン10のネツク部10
cを形成するネツク型16が取り付けられてい
る。内金型14は冷却用の内径部14aを有して
いる。内金型14の内径部14aの内部には冷却
水(冷却用流体)を供給可能な冷却管18が設け
られている。内金型14の内径部14aの一部に
は例えば四ふつ化エチレン樹脂製の断熱材(断熱
用部材)20が固着されている。断熱材20はパ
リソン10のネツク部10c及びこれに隣接する
肩部10aに対応した位置に配置されている。
次にこの実施例の作用について説明する。外金
型12の凹部内に内金型14を装入し、両者間に
キヤビイテイを形成し、このキヤビイテイ内に溶
融樹脂を射出することによりパリソン10を成形
する。次いで、外金型12の冷却水路12dに冷
却水を流す。また、冷却管18から内金型14の
内径部14a内に冷却水を供給する。こうするこ
とによつて、パリソン10が急冷されて収縮し、
離型が可能となる。内金型14の内径部14aの
パリソンネツク部10c及び肩部10aに対応す
る部分には断熱材20が設けられているため、パ
リソン肩部10aの冷却効果は、パリソン胴部1
0bの冷却効果よりも小さい。従つて、パリソン
肩部10aの温度はパリソン胴部10bの温度よ
りも高くなる。こうして成形されたパリソン10
は次工程の温度調整装置に移送され温度調整され
るが、温度調整の際にパリソン肩部10aの温度
を上げるために長時間温度調整する必要がない。
なぜならば、上述のようにパリソン成形時パリソ
ン肩部10aの温度はパリソン胴部10bよりも
高くしてあるからである。従つて、短時間で温度
調整を行い、次いで延伸吹込成形を行うことがで
きる。パリソン肩部10aの温度がパリソン胴部
10bの温度よりも高いため、延伸吹込成形の際
にパリソン肩部10aを十分に伸ばしてパリソン
肩部10aの肉厚を薄くすることができる。従つ
て、もし温度調整装置による温度調整のみで肩部
の肉厚を薄くしようとした場合には非常に長い温
度調整時間を必要とする中空成形品を、非常に短
時間の温度調整によつて延伸吹込成形することが
できるようになる。従つて、肩部の肉厚の薄い中
空成形品を短い成形サイクルで効率良く製造する
ことができるようになる。なお、内金型14側に
断熱材20を設けて冷却効果を調節するのは、パ
リソン10が冷却時収縮し、内金型14に密着
し、一方外金型12との間にはすきまができるの
で、内金型14側の冷却効果を調節した方が効率
がよいからである。
なお、上記実施例では内金型14の内径部14
aに断熱材20を固着したが、これは断熱効果を
有するものであればそのほかの部材、例えば内金
型14の内径部14aとの間に環状の空気層を形
成するような断熱用部材等、であつても差しつか
えない。
(ヘ) 考案の効果 以上説明してきたように、本考案によるパリソ
ン成形金型には、内金型内径部のパリソンネック
部及び肩部に対応した部分に冷却用流体による冷
却効果を低減する断熱用部材が設けられているの
で、成形品肩部の肉厚を薄くするための温度調整
時間を短縮することができ、生産効率を向上する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるパリソン成形金型を示す
図である。 10……パリソン、10a……肩部、10b…
…胴部、10c……ネツク部、12……外金型、
14……内金型、18……冷却管、20……断熱
材(断熱用部材)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 パリソンの外形状に対応した凹部を有する外
    金型と、パリソンの内形状に対応した形状の内
    金型と、内金型の内径部に冷却用流体を供給す
    る冷却管と、を有するパリソン成形金型におい
    て、 内金型内径部のパリソンネツク部及び肩部に
    対応した部分に冷却用流体による冷却効果を低
    減する断熱用部材が設けられていることを特徴
    とするパリソン成形金型。 2 断熱用部材は四ふつ化エチレン樹脂製である
    実用新案登録請求の範囲第1項記載のパリソン
    成形金型。
JP5672184U 1984-04-19 1984-04-19 パリソン成形金型 Granted JPS60168910U (ja)

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JP5672184U JPS60168910U (ja) 1984-04-19 1984-04-19 パリソン成形金型

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JP5672184U JPS60168910U (ja) 1984-04-19 1984-04-19 パリソン成形金型

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JPS60168910U JPS60168910U (ja) 1985-11-09
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JP5644173B2 (ja) * 2010-04-23 2014-12-24 東洋製罐株式会社 圧縮成形装置及び圧縮成形方法
JP7016785B2 (ja) * 2018-10-26 2022-02-07 本田技研工業株式会社 金型要素及び金型要素の製造方法

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JPS60168910U (ja) 1985-11-09

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