JP5644173B2 - 圧縮成形装置及び圧縮成形方法 - Google Patents
圧縮成形装置及び圧縮成形方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5644173B2 JP5644173B2 JP2010099958A JP2010099958A JP5644173B2 JP 5644173 B2 JP5644173 B2 JP 5644173B2 JP 2010099958 A JP2010099958 A JP 2010099958A JP 2010099958 A JP2010099958 A JP 2010099958A JP 5644173 B2 JP5644173 B2 JP 5644173B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- compression molding
- preform
- heat transfer
- temperature
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 238000000748 compression moulding Methods 0.000 title claims description 137
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 23
- 238000012546 transfer Methods 0.000 claims description 117
- 239000000498 cooling water Substances 0.000 claims description 105
- 238000001816 cooling Methods 0.000 claims description 69
- 238000000071 blow moulding Methods 0.000 claims description 55
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims description 53
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims description 53
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 claims description 16
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 claims description 16
- 229920000139 polyethylene terephthalate Polymers 0.000 claims description 14
- 239000005020 polyethylene terephthalate Substances 0.000 claims description 14
- -1 polyethylene terephthalate Polymers 0.000 claims description 9
- 238000005070 sampling Methods 0.000 claims description 6
- 230000008859 change Effects 0.000 claims description 5
- 238000001125 extrusion Methods 0.000 claims description 5
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 50
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 31
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 26
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 26
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 19
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 15
- 238000012544 monitoring process Methods 0.000 description 14
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 8
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 7
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 6
- 230000008569 process Effects 0.000 description 5
- 238000012360 testing method Methods 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 235000013361 beverage Nutrition 0.000 description 3
- 238000001746 injection moulding Methods 0.000 description 3
- 239000011810 insulating material Substances 0.000 description 3
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 235000013305 food Nutrition 0.000 description 2
- 230000009477 glass transition Effects 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 238000002844 melting Methods 0.000 description 2
- 230000008018 melting Effects 0.000 description 2
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 2
- 230000005855 radiation Effects 0.000 description 2
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 2
- 238000007493 shaping process Methods 0.000 description 2
- 235000011293 Brassica napus Nutrition 0.000 description 1
- 240000008100 Brassica rapa Species 0.000 description 1
- 235000000540 Brassica rapa subsp rapa Nutrition 0.000 description 1
- 238000009825 accumulation Methods 0.000 description 1
- 239000011324 bead Substances 0.000 description 1
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 230000036760 body temperature Effects 0.000 description 1
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 1
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 1
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 1
- 230000036512 infertility Effects 0.000 description 1
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 1
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 235000013372 meat Nutrition 0.000 description 1
- 239000000155 melt Substances 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 239000012778 molding material Substances 0.000 description 1
- 230000000704 physical effect Effects 0.000 description 1
- 238000003303 reheating Methods 0.000 description 1
- 238000009751 slip forming Methods 0.000 description 1
- 235000014214 soft drink Nutrition 0.000 description 1
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 1
- 238000001931 thermography Methods 0.000 description 1
- 230000002087 whitening effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
このように、ポリエチレンテレフタレートに代表される合成樹脂容器は、一般に、プリフォーム(予備成形された有底円筒状成形材料)に成形金型内にて空気などの流体を吹き込み膨張成形する延伸ブロー成形法(単に、延伸成形或いはブロー成形ともいわれる)によって効率的に製造されている。
圧縮成形の場合は、圧縮成形機によって合成樹脂からプリフォームが逐次連続成形され、成形されたプリフォームは搬送ラインによって直ちにブロー成形機へ逐次連続供給され、ブロー成形機において容器に逐次連続成形される。従って、圧縮成形機により成形されたプリフォームは高い温度を保ったまま、かつ、個々のプリフォームは温度のばらつきがほとんど無い状態でブロー成形まで連続的に進めることが可能であり、安定したボトル成形性が得られるばかりではなく、充填システムの無菌性を維持するといった観点からも好ましいと言える。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、プリフォームのブロー成形時において、加熱装置による温度調整を軽減又は省略することができるプリフォームの圧縮成形装置及び圧縮成形方法を提供することを目的とする。
また、上記目的を達成するために、本発明の圧縮成形装置は、合成樹脂製ブロー成形容器を形成するためのノズル部、胴部及び底部を有するプリフォームを圧縮成形するためのキャビティ金型、スライドインサート金型及びコア金型を備えたプリフォーム圧縮成形金型を備えた圧縮成形装置において、圧縮成形時にキャビティ金型へ投入される際の溶融樹脂の温度T0、該溶融樹脂によって成形されるプリフォームのノズル部の肉厚dn、胴部の肉厚db、圧縮成形後のプリフォームのノズル部の最高到達表面温度Hn及びプリフォームの胴部の最高到達表面温度Hbを予め計測し、これらのデータから、圧縮成形時におけるプリフォームのノズル部からスライドインサート金型への理論熱移動量Qnと胴部からキャビティ金型への理論熱移動量Qbの理論熱移動量比Qn/Qbを計算してサンプリングし、該サンプリング結果から、前記理論熱移動量比Qn/Qbの各データ及び該データに基づいた所定の最小値と最大値の範囲が記憶された制御部と、圧縮成形時に前記スライドインサート金型へ流れる冷却水の流量Vnを計測するノズル側流量計と、前記キャビティ金型に流れる冷却水の流量Vbを測定する胴部側流量計と、圧縮成形時における型締め時のスライドインサート金型へ供給される冷却水の温度Tn1を測定する温度センサと、スライドインサート金型から排水される冷却水の温度Tn2を測定する温度センサと、圧縮成形時における型締め時のキャビティ金型へ供給される冷却水の温度Tb1を測定する温度センサと、キャビティ金型から排水される冷却水の温度Tb2を測定する温度センサとを備え、前記制御部は、前記流量Vn,前記温度Tn1,Tn2、前記プリフォームのノズル部の長さLnの値によって、ノズル部からスライドインサート金型へ伝わる熱の移動量としての測定熱移動量Qn’を求め、また、前記流量Vb、前記温度Tb1,Tb2、前記プリフォームの胴部の長さLbの値によって、胴部からキャビティ金型へ伝わる熱の移動量としての測定熱移動量Qb’を求めるとともに、測定熱移動量比Qn’/Qb’を制御部によって求め、前記記憶された所定の最小値と最大値の範囲にあるかを判定するようにした。
上記圧縮成形装置は、前記スライドインサート金型及び/又はコア金型のノズル部形成部にノズル部冷却手段を設け、前記キャビティ金型及び/又はコア金型の
胴部形成部に胴部冷却手段を設け、前記制御手段は、前記ノズル部冷却手段と胴部冷却手段を制御し、前記測定熱移動量比Qn’/Qb’に応じて、前記制御手 段が前記ノズル部冷却装置と前記胴部冷却装置の冷却水の温度及び/又は水量を調整することが好ましい。
上記圧縮成形装置は、前記合成樹脂は、ポリエチレンテレフタレートであって、前記理論熱移動量比Qn/Qbのデータに基づいた所定の最小値が0.278、所定の最大値が2.464であることが好ましい。
上記圧縮成形装置の前記コア金型のノズル部冷却手段と胴部冷却手段は、ノズル部冷却手段の方が胴部冷却手段よりも冷却能力を大きくすることが好ましい。
また、上記目的を達成するために、本発明の圧縮成形方法は、圧縮成形時のキャビティ金型へ投入される際の溶融樹脂の温度T0、該溶融樹脂によって成形される合成樹脂製ブロー成形容器を形成するためのプリフォームのノズル部の肉厚dn、胴部の肉厚db、圧縮成形時におけるプリフォームのノズル部の最高到達表面温度Hn、プリフォームの胴部の最高到達表面温度Hb、圧縮成形時おける前記スライドインサート金型へ流れる冷却水の供給口と排水口の温度変化及び圧縮成形時おける前記キャビティ金型へ流れる冷却水の供給口と排水口の温度変化を予め計測する工程と、これらの計測データから、圧縮成形時のプリフォームのノズル部からスライドインサート金型への理論熱移動量Qnと圧縮成形時におけるプリフォームの胴部からキャビティ金型への理論熱移動量Qbの理論熱移動量比Qn/Qbのデータを予め求めるサンプリング工程と、圧縮成形時に前記スライドインサート金型へ流れる冷却水の流量Vnを計測する工程と、圧縮成形時に前記キャビティ金型へ流れる冷却水の流量Vbを計測する工程と、ノズル部からスライドインサート金型へ伝わる熱の移動量としての測定熱移動量Qn’を求める工程と、胴部からキャビティ金型へ伝わる熱の移動量としての測定熱移動量Qb’を求める工程と、前記測定熱移動量Qn’と測定熱移動量Qb’とから測定熱移動量比Qn’/Qb’を求める工程と、前記サンプリング工程における前記理論熱移動量比Qn/Qbのデータと、前記測定熱移動量比Qn’/Qb’の計算値に基づいて前記インサート金型及び/又は前記キャビティ金型へ流れる冷却水の流量Vn,Vbを調整する流量調整工程を含むようにした。
上記圧縮成形方法は、前記スライドインサート金型及び/又はコア金型のノズル部形成部を冷却するとともに、前記キャビティ金型及び/又はコア金型の胴部形成部を冷却する冷却水の流れを制御手段が制御し、前記理論熱移動量比Qn/Qbにしたがって、前記制御手段が前記ノズル部形成部と前記胴部形成部の冷却水の温度及び/又は水量を調整することが好ましい。
上記圧縮成形方法は、前記合成樹脂は、ポリエチレンテレフタレートであって、前記測定熱移動量比Qn’/Qb’が、0.278<Qn’/Qb’<2.464の範囲外の時に前記流量調整工程によって、冷却水の流量Vn,Vbを調整することができる。
上記圧縮成形方法は、前記測定熱移動量Qn’及び前記測定熱移動量Qb’が、1<Qn’/Qb’を満たすことが好ましい。
上記圧縮成形方法は、前記合成樹脂は、ポリエチレンテレフタレートであって、前記プリフォームのノズル部の最高到達表面温度Hn及びプリフォームの胴部の最高到達表面温度Hbが、Hb−Hn≧20を満たすことが好ましい。
測定熱移動量比Qn’/Qb’を監視することによって、理論熱移動量比Qn/Qbからプリフォームの成形の良否を判定することができ、ブロー成形後の加熱の必要性を判断できる。
図1及び図2を参照にして、樹脂供給装置1はシリンダ状の溶融樹脂の押出機2とカッタホイール8を設けている。押出機2は、ポリエチレンテレフタレート等の合成樹脂素材を加熱溶融及び混練して、溶融樹脂を安定に搬送するため内部のギヤポンプに搬送する。ギヤポンプは、導管を介して下向きのノズル(図示せず)が設けられている押出ノズル4に接続され、押出ノズル4はそのノズル下端部に押出開口を形成し、溶融樹脂は押出開口から略円柱形状に形成されて連続的に下方に押し出されて、カッタホイール8に供給される。カッタホイール8には、回転ターレット9に設けられたカッタで溶融樹脂が切断され、カッタホイールには、その切断された溶融樹脂(ドロップ)を把持する把持部材9a(図8のAも参照)が設けられている。
カッタホイール8は、溶融樹脂把持部材の回転軌道と圧縮成形金型33のキャビティ金型34の回転軌道の接線が同方向に接し(図1)、それらの周速が一致するようにしている。それらの回転軌道の位置または区間では、溶融樹脂の把持部材9a(図8のA)がキャビティ金型34の直上方に位置するように同調回転される。この際、溶融樹脂は把持部材9aから解放されてキャビティ金型34に投下される。
先ず、図3に示すプリフォーム5から説明する。
図に示すように、プリフォーム5は、上部から下部に向かって、ノズル部5a、胴部5b及び底部5cを備えている。ノズル部5aには、容器の成形時に飲料などの注入・注出口となる開口5d、キャップの雌ネジが螺着する雄ネジ部5e、該雄ネジ部5eの下部に配置される環状のカブラ部5f、及びネックリング部5gとからなる。プリフォーム5の胴部5bは、ネックリング部5gの下方に形成される。
更に、プリフォームの胴部の肉厚dbおよび平均径Dbはプリフォーム胴部長さLbの中間位置における金型外径Dbo、金型内径Dbiよりdb=(Dbo−Dbi)/2、Db=(Dbo+Dbi)/2とする。
圧縮成形金型33は、雌型であるキャビティ金型34、雄型であるコア金型35、左右に分離する分割型であるスライドインサート金型36及び溶融樹脂が供給されるキャビティ金型34の外周囲に配設されるガイドリング37を備えている。そして、上下方向における上方にコア金型35が配設され、コア金型35の下部にスライドインサート金型36が配設され、これらの下部にキャビティ金型34が配設される。
キャビティ金型34は、ほぼ円柱形状であって、中央部内側上部に円形の開口34aを有する成形孔38を形成し、成形孔38は開口34aからほぼ直下方に延びるようにして形成されている。成形孔38の内周面はプリフォームの外周面を形成する。なお、キャビティ金型34の成形孔38は、コア金型35及びスライドインサート金型36との型締め時に成形孔38はプリフォーム形状になるが、説明の便宜上、成形時においても、同一の符号を付して成形孔38とする。
スライドインサート金型36は左右に2分割され、垂直面に対して対称の半円環であり、両者が一体となって環状になる。このように、スライドインサート金型36は、分割型が組み付けられた状態で中央を上下に貫通するノズル形成孔36aが形成されている。ノズル形成孔36aはプリフォーム5のノズル部(口部)5aの外周面及びノズル部5aの上側一部を形成し、雄ネジ5eやカブラ部5f,ネックリング部5gなどを形成するノズル形成部となる。
図4に示すように、プリフォームの圧縮成形金型33の型締め時では、プリフォーム5と同じ空間が形成され、コア本体35bとスライドインサート金型36との間には、プリフォーム5の口部上部肉厚dn(図3)と同じ大きさの隙間が形成され、コア本体35bとキャビティ金型34との間には、ネックリング部5gの下部において胴部5bと同じ肉厚db(図3)の隙間が形成される。圧縮成形金型33においてdnおよびdbは、樹脂の熱収縮率等を考慮して適宜、プリフォームの肉厚よりも僅かに大きい値に設定する。
冷却装置40は、プリフォームのノズル形成部を冷却するノズル部冷却系統40a、胴部形成部を冷却する胴部冷却系統40b、及びコア金型35を冷却するコア部冷却系統40cの3系統に分かれている。
ノズル部冷却系統40aは、冷却水をスライドインサート金型36に送るための冷却管48a(図6)とポンプ42a、冷却水の流量を変えて冷却水の温度調整をする流量制御弁43a、スライドインサート金型36の入口側と出口側の温度を測定するための熱電対44a,45aを備えている。
スライドインサート金型36の内部には、左右の金型を併せて一対の冷却管48a(図6)がノズル形成部の外周囲を取り囲むようにして配設されている。ポンプ42aによって圧送される冷却水は、配管55aを通り制御部39を介して流量制御弁43aによって流量調整がされ、熱電対44aによってスライドインサート金型36の供給口46a側の温度を測定した後、冷却水はスライドインサート金型36を冷却し、排水口47a側にて熱電対45aによって冷却水の温度と温度変化に関する時刻を測定し、熱が加えられた冷却水は熱交換機41によって冷却される。
御弁43b、スライドインサート金型36の入口側と出口側の温度を測定するための熱電対44b,45bを備えている。
キャビティ金型34の内部には、コイル形状の冷却管48b(図6)が胴部周囲を取り囲むようにして配設されている。ポンプ42bによって圧送される冷却水は、配管69bを通り、制御部39を介して流量制御弁43bによって流量調整がされ、熱電対44bによってキャビティ金型34の供給口46b側の温度を測定した後、冷却水はキャビティ金型34を冷却し、排水口47b側にて熱電対45bによって冷却水の温度と温度変化に関する時刻を測定し、熱が加えられた冷却水は熱交換機41によって冷却される。
コア金型35の内部には、冷却管48cがノズル形成部の周囲を取り囲むようにして配設されている。ポンプ42cによって圧送される冷却水は、配管69cを 通り制御部39を介して流量制御弁43cによって流量調整がされ、熱電対44cによってコア金型35の供給口46c側の温度を測定した後、冷却水はキャビティ金型34を冷却し、排水口47c側にて熱電対45cによって冷却水の温度と温度変化に関する時刻を測定し、熱が加えられた冷却水は熱交換機41によって冷却される。
なお、ノズル部冷却系統40a、胴部冷却系統40b及びコア冷却系統40cの冷却について、金型の冷却方法として冷却水の冷却温度を一定にして冷却水量の
増減によって調整するようにしたが、冷却水の流量を一定にして、水温を変化させることによって、ノズル部冷却系統40a、胴部冷却系統40b及びコア冷却系統40cの温度を調整するようにしてもよいし、さらには両者を併用して温度調整してもよい。
冷却水の流量を一定にして、水温を変化させるには、図7において、熱交換機41の冷却性能を調整したり、ノズル部冷却系統40a、胴部冷却系統40b及びコア冷却系統40cの各管路に対応するよう連結した各管路69a〜69cに温度調整用の冷水又は温水を引き込むようにしてもよい。
流路48cは上方の供給口46aから、コア本体35bの中心部を通る中央流路64aの下端部まで延び、下端部から中央流路64aの周りに同心円上に配置されている外周流路65aが形成されている。
中央流路64aと外周流路65aはコア本体35bの下端部で連通し、外周流路65aはコア本体35bの下端側から上方の支持部35aまで延び、排水口47aに連通している。そして、外周流路65aはプリフォーム5のネックリング5gが形成される部分より下方は流路が狭く形成され、ネックリング5が形成される部分よりも上方は、流路の幅が広くなるように形成されている。プリフォーム5が形成されるネックリング5gの高さよりもやや高い位置には、中央流路64aと外周流路65aとを連通するバイパス流路66aが形成されている。バイパス流路66aは外周流路65aの流路が広い部分に形成されている。
本実施形態では、このように、キャビティ金型34、コア金型35及びスライドインサート金型36に別々の冷却機能を持たせている。
なお、説明は省略するが、コア金型35及びスライドインサート金型36には、これらを上下動させる移動手段、スライドインサート金型36にはこれを左右に開閉するスライド機構を備えている。
ブロー成形機52の後流側にはPETボトルの取出機53が設けられ、ブロー成形機52から取り出したPETボトルを充填機側へ移送する。
図3、図6、図8のAを参照にして、キャビティ金型34は回転支持体32によって円軌道を移動する。一方、カッタホイール8に設けられている溶融樹脂10を把持する把持部材9aが、キャビティ金型34とは別途の円軌道上を回転する。なお、図8のAは、圧縮成形装置31の複数ある圧縮成形金型33の1つを示している。初期状態ではキャビティ金型34、スライドインサート金型36及びコア金型35は上下に離間して配置されている。把持部材9aとキャビティ金型34の円軌道は上下方向に1接点(接線)を共通にして、キャビティ金型34の成形孔38の底部に溶融樹脂10を供給するように構成されている。
図8のCに示すように、さらにコア金型35が下降すると、コア本体35bの先端部が成形孔38内に進入し、スライドインサート金型36がガイドリング37に当接する。すなわち、スライドインサート金型36の下側外周部にある外側凸部36dの外円錐台面36cが、ガイドリング37の上側内周面の内円錐台面37aに一時的に当接後、これらの面が互いに嵌合して摺動し、ガイドリング37とスライドインサート金型36とが芯出しされた状態で当接する。また、スライドインサート金型36は、上部で環状突部36bが環状凹部35cと嵌合・当接して嵌合部35c,36bを形成する。スライドインサート金型36の下部では外側凸部36dがガイドリング37に嵌合・当接する。
圧縮成形金型33によって圧縮成形が実施されると、スライドインサート金型36を通る冷却水は、供給口46a(図7)から冷却管48aを通って、スライドインサート金型36を冷却することによって、溶融樹脂のノズル形成部を間接的に冷却してから排水口47a(図7)へ流れ、ノズル部冷却系統40aを循環する。
キャビティ金型34を通る冷却水は、供給口46bから冷却管48bを通って、キャビティ金型34を冷却することによって、溶融樹脂の胴部形成部を間接的に冷却してから排水口47bへ流れ、胴部冷却系統40bを循環する。
このように、本実施形態では、外周流路65aのコア本体35bに位置する流路が狭くなっており、併せてバイパス流路66aが形成されているので、プリフォーム5の胴部5bを形成する部分の冷却水の流量よりもノズル部5aを形成する部分の方が温度の低い冷却水が流れる。すなわち、冷却水の温度は下流側へ流れるほど高くなるが、バイパス流路66aによって、ショートカットされた分だけ温度が低い冷却水が流れるので、ノズル部5aを冷却させることができる。
溶融樹脂10が冷却されて成形金型からの取り出し温度に達すると、圧縮成形金型33の開動作後は、コア金型35とスライドインサート金型36が共に上昇する。プリフォーム5は、ノズル形成部がコア金型35とスライドインサート金型36によって挟まれているので、コア本体35bと共に上昇する。
次いで、図8のDに示すように、コア金型35とスライドインサート金型36との離型が行われ、コア本体35bからプリフォーム5が引き抜かれる。そして、スライドインサート金型36が左右に開かれて、プリフォーム5がスライドインサート金型36から取り除かれる。
プリフォーム5は、圧縮成形金型33から離型すると、プリフォーム5の内部温度が高温であるので、内部から外側へ熱が伝わって表面温度は上昇し、プリフォーム表面の温度が最高値に到達した時点でほぼ肉厚方向の温度が均一化される。
すなわち、圧縮成型金型33より圧縮成形が終わったプリフォームが逐次連続して取り出されブロー成形機52に投入されるため、ブロー成形機52の成形速度が圧縮成形金型33の成形速度以上であれば、圧縮成形されたプリフォームはブロー成形までの待機時間がなく、すぐさまブロー成形が可能となる。取り出し機構50からブロー成形機に搬送されたプリフォーム5はブロー成形金型にセットされ、高圧空気が注入され縦、横方向に延伸して容器に成形される。なお、圧縮成形装置31、取り出し機構50およびブロー成形機52を歯車等により機械的に連結させるか、若しくはサーボモータにより電気的に同期させ、圧縮成形されたプリフォームがブロー成形までの時間を一定とすると、ブロー成形直前の個々のプリフォーム温度のばらつきを抑えることができるので、安定したブロー成形が可能となる。
以下、監視システムについて、実施例を含めて説明する。
まず、本実施形態では、同一の圧縮成形金型における圧縮成形時におけるプリフォーム5のノズル部5aからスライドインサート金型36への熱の移動量Qn(J/m2/k)と胴部5bからキャビティ金型への熱移動量Qb(J/m2/k)を求め、熱移動量比Qn/Qbから好適な圧縮成形のできる範囲があるか否か試験をしてみた。
表1に示すように、プリフォーム5(図3参照)のノズル部5aの最高到達表面温度Hnを30℃、40℃、50℃及び60℃のいずれかになるように、圧縮成形金型でプリフォームを形成し、プリフォームの胴部5bの最高到達表面温度Hbを80℃、100℃、120℃のいずれかになるように圧縮成形金型でプリフォームを形成するようにし、以下に示す表1のa〜lの12種類の組み合わせで示すHn,Hbの最高到達表面温度でプリフォームを成形するよう試みた。これらの12種類の組み合わせは、いずれもプリフォームのノズル部が胴部よりも温度が低く、ブロー成形時にノズル部5aの変形が起こりにくく、好適に胴部5bをブロー成形できる条件であり、Hb−Hn≧20として、少なくともノズル部5aが胴部5よりも20℃温度が低くなるような組み合わせである。
したがって、表1と表2を組み合わせると、108(12×9)種類の組み合わせで行うようにした。なお、肉厚dnとdbは、胴部5bよりもノズル5aが冷却しやすい条件として、dn≦dbであるものを選択している。
理論熱移動量比Qn/Qb=[(T0−Hn)×dn]/[(T0−Hb)×db]
なお、この理論熱移動量比Qn/Qbでは、樹脂比熱、金型への熱伝達率などはQn/Qbでキャンセルされる。
その試験の結果を表4に示す。
したがって、理論熱移動量比Qn/Qbをモニタリングすることによって、好適なブロー成形ができるようになる。
この実施例1の試験結果により、好適な理論熱移動量比Qn/Qbの範囲は、dnが1〜3mmの範囲内で、dbが2〜4mmの範囲内(かつdn≦db)で、溶融樹脂の温度が260℃〜280℃の範囲内にて、0.278<Qn/Qb<2.464の範囲に収まることが確認できた。
図9のフロー図に示すように、図7に示す流量計49a,49bによってキャビティ金型34及びスライドインサート金型36に流れる冷却水の流量Vn(ステップ101),Vb(ステップ106)を時間の経過とともに計測する、次いで、プリフォームのノズル部5aと胴部5bの最高到達温度Hn(ステップ107),Hb(ステップ102)を計測する。計測は、放射温度計を使用して表面温度を計測する。詳しくは、サーモグラフィにより面情報として計測後、ネックリング部5gと胴部5bの最高/最低温度を示す部位を特定、あるいは、ネックリング部ビード下部、胴部ネックリング下部10〜15mm、胴部中央、底部をIRセンサ(点情報)により計測している。
ステップ104に示すように、スライドインサート金型36では、熱電対44a,45aによって、各々圧縮成形時の型締め時から開時までの冷却水の入口水温Tn1(t)と出口水温Tn2(t)を時間毎に計測する。そして、ステップ105では、ノズル部からスライドインサート金型へ伝わる熱の移動量としての測定熱移動量Qn’を積分式を用いて制御部によって計算する(図10参照)。ステップ105中のLnは、プリフォーム5のノズル部5aの長さである。ここで、図10は成形中の冷却水の金型入口水温と出口水温の温度差を示し、網部の面積が金型からの熱移動量Qを示す。
Tb1(t)と出口水温Tb2(t)を時間ごとに計測する。そして、ステップ111では、胴部からキャビティ金型へ伝わる熱の移動量としての測定 熱移動量Qb’を積分式を用いて制御部によって計算する。ステップ111中のLbは、プリフォーム5の胴部5bの長さである。
ステップ112では、圧縮成形作業又は測定熱移動量比Qn’/Qb’の監視作業を終了するか判断する。通常では、作業は継続するので、ステップ113に進み、測定熱移動量比Qn’/Qb’を制御部によって演算し、測定熱移動量比Qn’/Qb’が0.278〜2.464の範囲に含まれているか判定する。それらの範囲内であれば、ブロー成形に好適なプリフォーム5が成形されているので、ステップ114に進み、計測開始に戻り監視を継続する。
詳しくは、胴部5が下限値を若干下回る表面温度(70℃程度)であればプリフォームの肉厚内部寄りの温度は表面より高いので、加熱なしでもブロー成形が可能な場合もあり、プリフォームに温度分布をつける必要があれば該当部分を赤外線ヒータ等の加熱装置により短時間で加熱することにより、多大な加熱装置を用いないでもブロー成形が可能となる。また、プリフォームが上限値を超える表面温度(例えば130℃程度)の場合や、下げ方向でプリフォームに温度分布を付ける場合、圧縮成形からブロー成形までの間にプリフォーム表面の該当部分を僅かに空冷することにより良好なブロー成形性が得られる。
本実施形態では、測定熱移動量比Qn’/Qb’を監視することによって、プリフォームの圧縮成形時にノズル部5aと、胴部5bに温度差を付与し、ノズル部5aは速く冷却し、胴部5b及び底部5cの温度が高く維持される。したがって、赤外線ヒータなどの加熱装置の使用を軽減、さらには不要にすることができる。
本実施形態では、上記第1の実施形態に対して監視システムのみが異なるので、図11に示す監視システムの手順のみについて説明する。
図11のフロー図に示すように、図7に示す流量計49a,49bによってキャビティ金型34及びスライドインサート金型36に流れる冷却水の流量Vn(ステップ201),Vb(ステップ207)を時間の経過とともに計測する、次いで、プリフォームのノズル部5aと胴部5bの最高到達温度Hn(ステップ202),Hb(ステップ208)を計測する。計測は、上記第1の実施形態と同様に、放射温度計を使用して表面温度を計測する。
次いで、ステップ203に示すように、スライドインサート金型36では、熱電対44a,45a(図7)によって、各々圧縮成形時の型締め時から開時までの冷却水の入口水温Tn1(t)と出口水温Tn2(t)を、時間の経過とともに計測する。そして、ステップ204では、測定熱移動量Qn’を積分式を用いて制御部によって計算する。ステップ204中のLnは、プリフォーム5のノズル部5aの長さである。
同時にステップ211に示すように、キャビティ金型34では、熱電対44b,45bによって、各々圧縮成形時の型締め時から開時までの冷却水の入口水温Tb1(t)と出口水温Tb2(t)を時間の経過とともに計測する。そして、ステップ211では、測定熱移動量Qb’を積分式を用いて制御部によって計算する。ステップ211中のLnは、プリフォーム5の胴部5bの長さである。このステップ212では、測定熱移動量Qb’をステップ205に出力する。
ステップ206では、測定熱移動量比Qn’/Qb’が2.464より大きければ、制御部39が冷却水の流量を所定量減少し、ステップ201で冷却水の流量を測定し、制御部39で監視する。ステップ213では、終了の指令がでるまでは、制御開始の初期位置に戻り、再度、フロー図にしたがって、測定熱移動量比Qn’/Qb’を監視する。このように、本実施形態では、胴部5bの温度を監視しながら、ノズル部の冷却条件を制御することができる。
表5は、溶融樹脂の温度T0が270℃(表3のtを選択)のとき、ノズル部の最高到達表面温度Hnが50℃、胴部の最高到達表面温度Hbが120℃に設定(表1のkを選択)したときに、表2のm〜uに示す条件のプリフォームを組み合わせて、圧縮成形したときの理論熱移動量比Qn/Qbを予め試験した値を示す。
この場合、表5から理論熱移動量Qn/Qbは0.978であることが分かっている。したがって、測定熱移動量Qn’/Qb’を測定し、値0.978であれば、プリフォームのノズル部5aの表面温度最高到達及び胴部5bの最高到達表面温度Hbを測定しなくても、ノズル部5aの最高到達表面温度は50℃であり、胴部5bの最高到達表面温度が120℃あることが分かる。
そこで、プリフォームの表面温度が分からなくても、溶融樹脂の温度Hn0を270℃に設定し、測定熱移動量比Qn’/Qb’をモニタリングすることによって、測定熱移動量比Qn’/Qb’が0.772になるように、制御部39が冷却装置の設定をすれば、ノズル部5aの温度を50℃近傍とし、胴部5bの温度を高く120℃近傍として、ブロー成形時において加熱装置をほぼ必要としない好適なブロー成形ができるようになる。
このように、測定熱移動量比Qn’/Qb’と、生産するプリフォーム5との条件を組み合わせることによって、種々のモニタリングが可能になる。
なお、本実施形態では上記第1の実施形態に対して圧縮成形金型33のコア金型35の流路部の構造のみが異なるので、キャビティ金型34、コア金型35及びスライドインサート金型36については、上記第1の実施形態と同じ符号を付して説明する。また、キャビティ金型34及びスライドインサート金型36の冷却部の構造は、図中において省略する(以下の第5〜第7の実施形態も同じである)。
図12に示すように、コア金型35は上部に支持部35aを設け、支持部35aの下面には、該下面の中央から下方に延びる略円柱形状のコア本体35bが設けられている。コア金型35には、内部に冷却水の流路61bが設けられ、流路61bは支持部35aの上部に設けられた冷却水の供給口62bに一端が連通され、他端が支持部35aの周側部に設けられた排水口63bに連通されている。
中央流路64bと外周流路65bはコア本体35bの下端部で連通し、外周流路65bはコア本体35bの下端側から上方の支持部35aまで延び、排水口63bに連通している。そして、外周流路65bはプリフォーム5のネックリング5gが形成される部分より下方は流路が狭く形成され、ネックリング5gが形成される部分よりも上方は、流路の幅が広くなるように形成されている。
コア本体5bの外周流路65bが狭くなっている部分には、断熱材67が配設されている。
コア本体35bの胴部5bを形成する部分には、コア本体35bにおいて流路が狭くなっており、併せて外周流路65aの周囲には断熱材67が配設されているので、その部分では溶融樹脂と冷却水が熱交換される割合が小さい。溶融樹脂によって形成されるプリフォーム5は、ノズル部5aを形成する部分の温度が比較的低く、胴部5bを形成する部分が比較的温度が高い。その結果、次工程におけるブロー成形工程では、ノズル部5aが変形することなく、胴部5bの加熱手段を必要としない経済的な成形が可能になる。
その他の説明しない部分の圧縮成形装置の構成及び効果は、上記第1の実施形態と同じである。
図13に示すように、コア金型35は上部に支持部35aを設け、支持部35aの下面には、該下面の中央から下方に延びる略円柱形状のコア本体35bが設けられている。コア金型35には、内部に冷却水の流路61cが設けられ、流路61cは支持部35aの上部に設けられた冷却水の供給口62cに一端が連通され、他端が支持部35aの周側部に設けられた排水口63cに連通されている。
中央流路64cと外周流路65cはコア本体35bの下端部で連通し、外周流路65cはコア本体35bの下端側から上方の支持部35aまで延び、排水口63cに連通している。そして、コア本体35bには、プリフォーム5のネックリング5gが形成される部分より下方は流路が狭く形成され、ネックリング5が形成される部分よりも上方は、流路の幅が広くなるように形成されている。また、コア本体35bはほぼプリフォーム5が形成されるネックリング5gの高さ位置よりも上側では、外側流路65cとコア本体35bの外周面までの肉厚が薄く形成され、ネックリング5gの位置よりも下側では、外側流路65cとコア本体35bの外周面までの肉厚が厚く形成されている。
コア本体35bの胴部5bを形成する部分では、外周流路65cの流路が狭くなっており、併せて外側流路65cとコア本体35bの外周面までの肉厚が厚く形成されているので、その部分では溶融樹脂と冷却水が熱交換される割合が小さい。したがって、溶融樹脂によって形成されるプリフォーム5は、ノズル部5aを形成する部分の温度が比較的低く、胴部5bを形成する部分が比較的温度が高い。その結果、次工程におけるブロー成形工程では、ノズル部5aが変形することなく、胴部5bの加熱手段を必要としない経済的な成形が可能になる。
その他の説明しない部分の圧縮成形装置の構成及び効果は、上記第1の実施形態と同じである。
図14に示すように、コア金型35は上部に支持部35aを設け、支持部35aの下面には、該下面の中央から下方に延びる略円柱形状のコア本体35bが設けられている。コア金型35の内部には、コイル状の冷却水の流路61dが設けられ、流路61dは支持部35aの外周面に設けられた冷却水の供給口62dに一端が連通され、他端が排水口63dに連通されている。
また、コア金型35には支持部35aの上部にヒートパイプ68aの取付部68dを設け、ヒートパイプ68aは、取付部68dから先端を下方へ向けて垂下され、支持部35aからコア本体35bの中心軸に沿って下端まで延びて配設されている。プリフォーム5のネックリング5bが配設される部位よりも上方に位置するヒートパイプ68aの周囲には、上述した流路61dが配設されている。
その結果、溶融樹脂によって形成されるプリフォーム5は、ノズル部5aを形成する部分の温度が比較的低く、胴部5bを形成する部分が比較的温度が高く、次工程におけるブロー成形工程では、ノズル部5aが変形することなく、胴部5bの加熱手段を必要としない経済的なブロー成形が可能になる。
その他の説明しない部分の圧縮成形装置の構成及び効果は、上記実施形態と同じである。
図15に示すように、コア金型35は上部に支持部35aを設け、支持部35aの下面には、該下面の中央から下方に延びる略円柱形状のコア本体35bが設けられている。コア金型35には、内部に冷却水の流路61eが設けられ、流路61eは支持部35aの上部に設けられた冷却水の供給口62eに一端が連通され、他端が支持部35aの周側部に設けられた排水口63eに連通されている。
中央流路64eと外周流路65eはコア本体35bの下端部で連通し、外周流路65eは、コア本体35bの下端側から上方の支持部35aまで延び、排水口63eに連通している。本実施形態では、冷却水の第2の供給口62fが形成され、外周流路65eの外側に最外周流路65fが形成されている。最外周流路65fは、プリフォーム5のネックリング5gが形成される部分よりも上側に形成され、ネックリング5gが形成される部分で外周流路65eに連通する。第2の供給口62fに導入された冷却水は、最外周流路64fから外周流路65eに合流してから上方へ流れ、排水口63eから排水される。
冷却水の流量は、第2の流路61fが設けられている分だけ、プリフォーム5のノズル部5aが形成される部分の方が多く流れ、プリフォーム5の胴部5bを形成する部分の流量がノズル部5aを形成する部分よりも冷却水の流量は多く流れる。加えて、冷却水の温度は下流側へ流れるほど高くなるが、第2の流路61fに新たな温度の低い冷却水を合流させて、ノズル部5aを胴部5bよりも冷却させることができる。
こうして、溶融樹脂によって形成されるプリフォーム5は、ノズル部5aを形成する部分の温度が比較的低く、胴部5bを形成する部分が比較的温度が高く、次工程におけるブロー成形工程では、ノズル部5aが変形することなく、胴部5bの加熱手段を必要としない経済的なブロー成形が可能になる。
その他の説明しない部分の圧縮成形装置の構成及び効果は、上記実施形態と同じである。
例えば上記実施形態では、測定熱移動量比Qn’/Qb’(及び/又は理論熱移動量比Qn/Qb)について、スライドインサート金型36とキャビティ金型35によって求め、コア金型35については考慮しなかったが、コア金型35のノズル形成部と胴部形成部の冷却手段を分離し、コア金型35を含めた熱移動量比測定熱移動量比Qn’/Qb’(及び/又は理論熱移動量比Qn/Qb)を考慮してもよく、この場合はコア金型35単独で測定熱移動量比Qn’/Qb’(及び/又は理論熱移動量比Qn/Qb)を求めてもよい。
5a ノズル部
5b 胴部
5g ネックリング
31 圧縮成形装置
34 キャビティ金型
35 コア金型
36 スライドインサート金型
39 制御部
40 冷却装置
41 熱交換機
43a〜43c 流量制御弁
44a〜44c,45a〜45c 熱電対
49a〜49c 流量計
46a〜46c 供給口
47a〜47c 排水口
48a〜48c 流路
52 ブロー成形機
Qn,Qb 理論熱移動量
Qn’,Qb’ 測定熱移動量
Qn/Qb 理論熱移動量比
Qn’/Qb’ 測定熱移動量比
Claims (10)
- 合成樹脂製ブロー成形容器を形成するためのノズル部、胴部及び底部を有するプリフォームを圧縮成形するためのキャビティ金型、スライドインサート金型及びコア金型を備えたプリフォーム圧縮成形金型を備えた圧縮成形装置において、
溶融樹脂の平均押出樹脂温度をT0、
プリフォームのノズル部の最高到達表面温度をHn、
プリフォームの胴部の最高到達表面温度をHb、
プリフォームのノズル部の肉厚をdn、
プリフォームの胴部の肉厚をdbとし、
圧縮成形中のプリフォームのノズル部から金型が吸収する理論熱移動量をQn、
圧縮成形中のプリフォームの胴部から金型が吸収する理論熱移動量をQbとしたとき、
理論熱移動量比Qn/Qbを[(T0−Hn)×dn]/[(T0−Hb)×db]として計算し、
ノズル部からスライドインサート金型へ伝わる熱の移動量としての測定熱移動量Qn’、胴部からキャビティ金型へ伝わる熱の移動量としての測定熱移動量Qb’を求めるとともに、測定熱移動量比Qn’/Qb’を求め、
該測定熱移動量比Qn’/Qb’が、前記理論熱移動量比Qn/Qbに基づいて得られる所定の望ましい範囲内にあるかを判定する制御手段を設けたことを特徴とする圧縮成形装置。 - 合成樹脂製ブロー成形容器を形成するためのノズル部、胴部及び底部を有するプリフォームを圧縮成形するためのキャビティ金型、スライドインサート金型及びコア金型を備えたプリフォーム圧縮成形金型を備えた圧縮成形装置において、
圧縮成形時にキャビティ金型へ投入される際の溶融樹脂の温度T0、該溶融樹脂によって成形されるプリフォームのノズル部の肉厚dn、胴部の肉厚db、圧縮成形後のプリフォームのノズル部の最高到達表面温度Hn及びプリフォームの胴部の最高到達表面温度Hbを予め計測し、これらのデータから、圧縮成形時におけるプリフォームのノズル部からスライドインサート金型への理論熱移動量Qnと胴部からキャビティ金型への理論熱移動量Qbの理論熱移動量比Qn/Qbを計算してサンプリングし、該サンプリング結果から、前記理論熱移動量比Qn/Qbの各データ及び該データに基づいた所定の最小値と最大値の範囲が記憶された制御部と、
圧縮成形時に前記スライドインサート金型へ流れる冷却水の流量Vnを計測するノズル側流量計と、
前記キャビティ金型に流れる冷却水の流量Vbを測定する胴部側流量計と、
圧縮成形時における型締め時のスライドインサート金型へ供給される冷却水の温度Tn1を測定する温度センサと、スライドインサート金型から排水される冷却水の温度Tn2を測定する温度センサと、
圧縮成形時における型締め時のキャビティ金型へ供給される冷却水の温度Tb1を測定する温度センサと、キャビティ金型から排水される冷却水の温度Tb2を測定する温度センサとを備え、
前記制御部は、前記流量Vn,前記温度Tn1,Tn2、前記プリフォームのノズル部の長さLnの値によって、ノズル部からスライドインサート金型へ伝わる熱の移動量としての測定熱移動量Qn’を求め、また、前記流量Vb、前記温度Tb1,Tb2、前記プリフォームの胴部の長さLbの値によって、胴部からキャビティ金型へ伝わる熱の移動量としての測定熱移動量Qb’を求めるとともに、測定熱移動量比Qn’/Qb’を制御部によって求め、前記記憶された所定の最小値と最大値の範囲にあるかを判定するようにした圧縮成形装置。 - 前記スライドインサート金型及び/又はコア金型のノズル部形成部にノズル部冷却手段を設け、前記キャビティ金型及び/又はコア金型の胴部形成部に胴部冷却手段を設け、
前記制御手段は、前記ノズル部冷却手段と胴部冷却手段を制御し、
前記測定熱移動量比Qn’/Qb’に応じて、前記制御手段が前記ノズル部冷却装置と前記胴部冷却装置の冷却水の温度及び/又は水量を調整するようにしたことを特徴とする請求項2に記載の圧縮成形装置。 - 前記合成樹脂は、ポリエチレンテレフタレートであって、前記理論熱移動量比Qn/Qbのデータに基づいた所定の最小値が0.278、所定の最大値が2.464であることを特徴とする、請求項2または3に記載の圧縮成形装置。
- 前記コア金型のノズル部冷却手段と胴部冷却手段は、ノズル部冷却手段の方が胴部冷却手段よりも冷却能力を大きくしたことを特徴とする請求項4に記載の圧縮成形装置。
- 圧縮成形時のキャビティ金型へ投入される際の溶融樹脂の温度T0、該溶融樹脂によって成形される合成樹脂製ブロー成形容器を形成するためのプリフォームのノズル部の肉厚dn、胴部の肉厚db、圧縮成形時におけるプリフォームのノズル部の最高到達表面温度Hn、プリフォームの胴部の最高到達表面温度Hb、圧縮成形時おける前記スライドインサート金型へ流れる冷却水の供給口と排水口の温度変化及び圧縮成形時おける前記キャビティ金型へ流れる冷却水の供給口と排水口の温度変化を予め計測する工程と、
これらの計測データから、圧縮成形時のプリフォームのノズル部からスライドインサート金型への理論熱移動量Qnと圧縮成形時におけるプリフォームの胴部からキャビティ金型への理論熱移動量Qbの理論熱移動量比Qn/Qbのデータを予め求めるサンプリング工程と、
圧縮成形時に前記スライドインサート金型へ流れる冷却水の流量Vnを計測する工程と、
圧縮成形時に前記キャビティ金型へ流れる冷却水の流量Vbを計測する工程と、
ノズル部からスライドインサート金型へ伝わる熱の移動量としての測定熱移動量Qn’を求める工程と、
胴部からキャビティ金型へ伝わる熱の移動量としての測定熱移動量Qb’を求める工程と、
前記測定熱移動量Qn’と測定熱移動量Qb’とから測定熱移動量比Qn’/Qb’を求める工程と、
前記サンプリング工程における前記理論熱移動量比Qn/Qbのデータと、前記測定熱移動量比Qn’/Qb’の計算値に基づいて前記インサート金型及び/又は前記キャビティ金型へ流れる冷却水の流量Vn,Vbを調整する流量調整工程を含む圧縮成形方法。 - 前記スライドインサート金型及び/又はコア金型のノズル部形成部を冷却するとともに、前記キャビティ金型及び/又はコア金型の胴部形成部を冷却する冷却水の流れを制御手段が制御し、
前記理論熱移動量比Qn/Qbにしたがって、前記制御手段が前記ノズル部形成部と前記胴部形成部の冷却水の温度及び/又は水量を調整するようにしたことを特徴とする請求項6に記載の圧縮成形方法。 - 前記合成樹脂は、ポリエチレンテレフタレートであって、前記測定熱移動量比Qn’/Qb’が、0.278<Qn’/Qb’<2.464の範囲外の時に前記流量調整工程によって、冷却水の流量Vn,Vbを調整するようにしたことを特徴とする請求項6又は7に記載の圧縮成形方法。
- 前記測定熱移動量Qn’及び前記測定熱移動量Qb’が、1<Qn’/Qb’を満たすことを特徴とする請求項6〜8のいずれかに記載の圧縮成形方法。
- 前記合成樹脂は、ポリエチレンテレフタレートであって、前記プリフォームのノズル部の最高到達表面温度Hn及びプリフォームの胴部の最高到達表面温度Hbが、Hb−Hn≧20を満たすことを特徴とする請求項6〜9のいずれかに記載の圧縮成形方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010099958A JP5644173B2 (ja) | 2010-04-23 | 2010-04-23 | 圧縮成形装置及び圧縮成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010099958A JP5644173B2 (ja) | 2010-04-23 | 2010-04-23 | 圧縮成形装置及び圧縮成形方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011230293A JP2011230293A (ja) | 2011-11-17 |
JP5644173B2 true JP5644173B2 (ja) | 2014-12-24 |
Family
ID=45320134
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010099958A Expired - Fee Related JP5644173B2 (ja) | 2010-04-23 | 2010-04-23 | 圧縮成形装置及び圧縮成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5644173B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20200112387A (ko) * | 2019-03-22 | 2020-10-05 | 노윤호 | 프리폼용 냉각 보조장치 |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101568994B1 (ko) * | 2014-03-04 | 2015-11-13 | (주)에뛰드 | 언더컷성형링이 구비된 언더컷 성형 구조를 갖는 사출금형 |
KR101568992B1 (ko) * | 2014-03-11 | 2015-11-13 | (주)에뛰드 | 언더컷성형링을 활용한 언더컷 성형 구조를 갖는 2단 작동 사출금형 |
KR101537011B1 (ko) * | 2014-06-03 | 2015-07-15 | 주식회사 에뛰드 | 탄성 재질의 언더컷성형링을 활용한 언더컷 성형 구조를 갖는 사출금형 |
KR101567382B1 (ko) | 2014-07-18 | 2015-11-09 | (주)에뛰드 | 언더컷성형링과 공기투입관을 활용한 언더컷 성형구조를 갖는 금형 |
CN118082156A (zh) * | 2019-01-31 | 2024-05-28 | 日精Asb机械株式会社 | 预制件的温度调节装置和温度调节方法以及树脂成型容器的制造装置和制造方法 |
US20240017450A1 (en) * | 2020-11-10 | 2024-01-18 | Sacmi Cooperativa Meccanici Imola Societa' Cooperativa | Male element of a mould |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60168910U (ja) * | 1984-04-19 | 1985-11-09 | 株式会社日本製鋼所 | パリソン成形金型 |
JPH0465214A (ja) * | 1990-07-06 | 1992-03-02 | Dainippon Printing Co Ltd | 予備成形体の冷却温度調節方法及びその装置 |
JPH0465215A (ja) * | 1990-07-06 | 1992-03-02 | Dainippon Printing Co Ltd | 予備成形体の冷却温度調節方法及びその装置 |
JPH09300438A (ja) * | 1996-05-09 | 1997-11-25 | Aokiko Kenkyusho:Kk | プリフォームの射出成形方法 |
JP4186587B2 (ja) * | 2002-10-30 | 2008-11-26 | 東洋製罐株式会社 | プリフォーム及びこれを用いて製造した二軸延伸容器 |
JP4356066B2 (ja) * | 2003-10-17 | 2009-11-04 | 東洋製罐株式会社 | 圧縮成形および延伸ブロー成形からなる容器の製造方法ならびに製造装置 |
JP4599900B2 (ja) * | 2004-06-17 | 2010-12-15 | 東洋製罐株式会社 | プリフォーム及びこのプリフォームから成るブロー成形容器 |
JP4582464B2 (ja) * | 2007-06-25 | 2010-11-17 | 東洋製罐株式会社 | 圧縮成形によるプリフォームの成形方法 |
JP5116581B2 (ja) * | 2008-06-25 | 2013-01-09 | 大和製罐株式会社 | ブロー成形用樹脂製プリフォームおよびその製造方法 |
-
2010
- 2010-04-23 JP JP2010099958A patent/JP5644173B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20200112387A (ko) * | 2019-03-22 | 2020-10-05 | 노윤호 | 프리폼용 냉각 보조장치 |
KR102184099B1 (ko) * | 2019-03-22 | 2020-11-27 | 노윤호 | 프리폼용 냉각 보조장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011230293A (ja) | 2011-11-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5644173B2 (ja) | 圧縮成形装置及び圧縮成形方法 | |
JP6505344B1 (ja) | 樹脂製の容器の製造方法、金型ユニットおよび成形機 | |
JP6091499B2 (ja) | 形成中の、溶液中のco2を維持するためのcsd冷却および加圧 | |
CN102089141B (zh) | 用于包装液体食品的方法 | |
BE1020382A5 (nl) | Inrichting en werkwijze voor rotatiegieten van kunststof. | |
US3751014A (en) | Apparatus for extruding synthetic plastic resins at low temperatures | |
US20140199520A1 (en) | Process for injection molding of thin-walled preform | |
AU2015280215B2 (en) | Cold blow-fill-seal packaging system and process | |
KR102260030B1 (ko) | 플라스틱 재료로부터 컨테이너 제품을 제조하기 위한 장치 | |
US20160059461A1 (en) | Injection Molding with Localized Heating in Flow Challenge Regions | |
US8354053B2 (en) | Blow moulding machine having a cooling device | |
JPH0673903B2 (ja) | 中空成形品の成形用金型装置および中空成形品の成形方法 | |
CN103391839A (zh) | 用于机器卫生和加工的反向拉伸杆 | |
JP5848433B2 (ja) | ブロー成形方法及びブロー成形型 | |
JP6727604B1 (ja) | 射出延伸ブロー成形機及びポリエチレン製容器の成形方法 | |
JP6777838B1 (ja) | 樹脂製容器の製造方法およびブロー成形装置 | |
JP5463716B2 (ja) | プリフォームの圧縮成形金型、合成樹脂製ブロー成形容器の製造方法及びプリフォーム | |
EP3645239B1 (en) | Method of blow molding with a liquid | |
CN101821080A (zh) | 形成容器的工艺过程,其包括在至少一个给定补偿时间的可变时间内冲刷容器内部容积的步骤 | |
US20220274311A1 (en) | Die unit, blow molding device, and blow molding method | |
JP3793072B2 (ja) | プリフォームの成形方法及びその装置 | |
JP6949263B1 (ja) | 射出吹込成形機および成形不良の検知方法 | |
US20230226744A1 (en) | Molding unit for cooling resin molded article, blow molding device, injection molding device, and method | |
CN118083892A (zh) | 一种低温灌装装置 | |
JPS61286109A (ja) | 熱可塑性物質を射出することにより物品を成形する方法および装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130329 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20130513 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20130523 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140109 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140304 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140424 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20141007 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20141020 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5644173 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |