JPH0630431Y2 - インジェクションブロー金型 - Google Patents

インジェクションブロー金型

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JPH0630431Y2
JPH0630431Y2 JP4712489U JP4712489U JPH0630431Y2 JP H0630431 Y2 JPH0630431 Y2 JP H0630431Y2 JP 4712489 U JP4712489 U JP 4712489U JP 4712489 U JP4712489 U JP 4712489U JP H0630431 Y2 JPH0630431 Y2 JP H0630431Y2
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JP
Japan
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core
air
mold
seat
mounting plate
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JP4712489U
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English (en)
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JPH02137229U (ja
Inventor
健二 大宮
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Publication date
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、インジェクションブロー金型に関するもので
ある。
〔従来の技術〕 従来、インジェクションブロー金型の固定スリット方式
のものでは、第4図に示す如く、コア座2にコア3′を
嵌入させて該コア3′基端部に螺合したナット18によ
り締め付け、前記コア座2を介してコア3′を金型取付
板4に取り付け、該コア3′とコア座2との間に、金型
取付板4側から吹込エアが供給される環状のエア分配通
路12と、コア周方向に間隔を置いてコア軸方向に沿う
前記エア分配通路12と連通した複数本のエア通路1
1′と、該エア通路11′と連通した前記コア3′のパ
リソン成形面5に開口するエアスリット16′とを設け
ている。そして、このようなコア型19Aのコア3′を
キャビティ型20内に挿入し型締めしてコア型19A、
キャビティ型20及びネック型21により隙間22を形
成し、該隙間22に溶融樹脂を射出充填し、保圧・冷却
してパリソンを成形した後、型開きし、パリソンを密着
させた状態でコア型19Aをキャビティ型20内から抜
き出して吹込型へ移動させ、該吹込型内に挿入し型締め
し、次いで、エアスリット16′からエアを出してパリ
ソンを膨張させて成形品を得るようにしている。
また、開閉スリット方式のものでは、前記固定スリット
方式のものとは異なり、第6図に示す如くコア座2にコ
ア3′を移動可能に嵌入させたコア型19Bを使用し、
コア座2′基端部に螺合したピストン23をコア座2内
に嵌入して該ピストン23の前後に夫々エア室24を画
成し、ピストン23により前記コア3′を移動させてエ
アスリット16′を開閉可能としている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、固定スリット方式のインジェクションブ
ロー金型では、第5図に示す如く、コア3′をコア軸方
向に支持するコア座2のパーティング面25が設けられ
ており、該パーティング面25で、キャビティ型側から
射出されてコア軸方向に働く溶融樹脂の射出圧力を受け
るようになっているが、エアスリット16′をコア座2
側に加工すると、そのエアスリット分だけ受圧面(パー
ティング面)25の面積は狭くなるから、コア座2の受
圧面25には射出圧力によりかなり大きい圧縮力が働
く。このため、コア座2の受圧面25は長期間の射出成
形作業中に摩耗及び変形し、エアスリット16′が潰れ
て成形不能となる。また、成形品鍔部用凹部17がコア
座2に一体的に形成されているから、溶融樹脂から出た
ガスの逃げ場がなく、成形品の鍔部にガス焼けが発生す
るという不都合を免れなかった。
そこで、コア座2の受圧面25に生じる圧縮応力を緩和
する方策として、コア3′の嵌合径を小さくするか、エ
アスリット16′の数を少なくする等により受圧面の面
積を増加させることが考えられているが、前者では、射
出充填時にキャビティに流入する溶融樹脂の横圧が働い
てもコア3′が倒れないようにし、かつ、コア3′内に
温調用孔7を確保する必要があるから、コア3′の嵌合
軸部の径を細くするにも限度がある。また、後者では、
吹込成形でパリソンが冷えない間に一気に吹き込む必要
があるためにエアスリット16′の数を少なくするにも
限度がある。従って、いずれも前記不都合を解消する有
効な手段とはならなかった。
また、開閉スリット方式のインジェクションブロー金型
では、射出時は射出圧力によりコア3′が後退してエア
スリット16′が閉じ、エア吹込み時はピストン23に
よりコア3′を前進させてエアスリット16′を開くよ
うになっているが、コア3′を移動させるためにコア
3′とコア座2との間にクリアランスが必要となり、嵌
合クリアランスによっては3′が倒れ易くなり、コアが
倒れるとパリソンに偏肉が生じる。構造が複雑であるか
ら、製作費用がかかる。また、コア3′は高温に温調さ
れてコア座2と共に熱膨張するから、適した嵌合クリア
ランスでない場合にはコア3′が後退できなくなり、次
の射出充填時、溶融樹脂が開いたままのエアスリット1
6′を介してエア通路11′内に侵入し、以後のエア吹
込みができなくなるという不都合を免れなかった。
〔考案の目的〕
本考案は前記課題を解決するためになしたもので、開閉
スリット方式に比べて優れた固定スリット方式のインジ
ェクションブロー金型において溶融樹脂の射出圧力を広
い面積で受けると共に、成形不能の原因となるエアスリ
ットの潰れを完全に防止することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案のインジェクションブロー金型は、第1図〜第3
図に示す如く、コア3をコア座2に嵌入させ、該コア座
2を介して前記コア3を金型取付板4に当接させて取り
付け、コア3とコア座2との間に、金型取付板4側から
吹込エアが供給される環状のエア分配通路12を設け、
かつ、コア3の内部にコア周方向に間隔を置いてコア軸
方向に沿う前記エア分配通路12と連通した複数本のエ
ア通路11を設けると共に、コア3のパリソン成形面5
に開口させて前記エア通路11と連通したエアスリット
16を設けたことを特徴としており、かかる構成によっ
て前記目的を達成するものである。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を第1図〜第3図を参照して説
明する。
コア型1はコア座2にコア3を嵌入し、コア座2を介し
てコア3を金型取付板4にボルト等により装着したもの
である。
コア3のコア座嵌合部は表面がパリソン成形面5と連続
するように太く形成されている。このコア3基端部には
鍔部6が形成され、該鍔部6はコア座2と金型取付板4
との間に嵌合されており、これによってコア3は基端部
にて金型取付板4に当接している。
コア3の内部には温調用孔7が形成され、また、コア3
の中間部にはコア周方向に間隔を置いてコア軸方向に沿
う複数本の長溝8が形成され、各長溝8にはインサート
9がコア3と外面が互いに略連続するように嵌入されて
いる。このインサート9には取出し用ネジ孔に形成した
連通孔10が設けられている。
そして、コア3の長溝8底面とインサート9の内面との
間には、前記連通孔10と連通したコア軸方向に沿うエ
ア通路11が設けられている。
コア座2とコア3との間にはコア座2のコア嵌合孔内面
に設けた環状溝を介して、前記各エア通路11の一端部
と夫々連通路10を介して連通した環状のエア分配通路
12が設けられている。
このコア分配通路12はコア座2と金型取付板4に設け
たエア供給通路13、14を介してエア供給源と接続さ
れている。また、前記温調孔7は金型取付板4に設けた
温調用孔15と接続されている。
16は前記エア通路11と連通するエアスリットで、コ
ア座2に設けた成形品鍔部用凹部17よりコア3の先端
側にてパリソン成形面5に円弧状に開口するようにコア
3の長溝8端面のインサート9の端面との間に設けられ
ている。
以上の構成において、コア型1のコア3はコア座2に嵌
入され、該コア3基端部の鍔部6はコア座2と金型取付
板4との間に嵌合されて、コア3は基端部にて金型取付
板4に当接しており、また、コア3のコア座嵌合部は表
面がパリソン成形面5と連続するように太く形成されて
いる。
このため、成形作業を行った場合、溶融樹脂の射出時に
おいては、コア3の基端面の面積はコア3の拡径に加え
て鍔部6により大幅に拡大し、このコア3基端面全体で
金型取付板4と当接して溶融樹脂の射出圧力は受けられ
る。パリソン成形時においては、第1図示の如く、コア
3の拡径により温調用孔7を拡大し、かつ、パリソン成
形面5を形成するコア3部分の図示肉厚寸法t、t
の差を縮めることができるから、パリソンの良好な温度
コントロールが可能となる。また、コア3のコア座嵌合
部が太くり、曲げ剛性が大きくなるから、射出横圧力に
よるコア3の曲がりが改善され、偏肉の少ないパリソン
の成形が可能となる。更に、成形品鍔部用凹部17がコ
ア座2とコア3とインサート9を組み合わせて構成され
ており、微小な隙間が必ず存在するから、ガス抜き(エ
アベント)が可能となる。また、吹込み時においては、
受圧面は前述したようにエアスリット16と別の場所
(コア3の基端)に移っているから、エアスリット16
の数と大きさに制限がなくなると共に、インサート9に
よりエアスリット16の図示長さlを必要に応じて長く
して開口面積を拡大できるから、吹込エアの供給量をか
なり増量することが可能となり、ブロー不足がなくな
る。
〔考案の効果〕
以上の通り本考案は、コア型のコアをコア座に嵌入さ
せ、かつ、該コア基端部にて金型取付板に当接させてコ
アを金型取付板に取り付けた簡単な構成でありながら、
溶融樹脂の射出圧力や射出横圧力に充分に対応させてコ
ア型の強度及びパリソンの成形品質の向上を図ることが
できると共に、ブロー成形も良好に行える。従って、製
作費の低減を図り、かつ、成形品質の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す縦断面図、第2図はエ
ア通路を示す第1図のA〜線に沿う断面図、第3図はコ
アを示す第1図のB矢視図、、第4図は一従来例を示す
縦断面図、第5図はエア通路を示す第4図のC〜線に沿
う断面図、第6図は他の従来例を示す縦断面図である。 1……コア型、2……コア座、3……コア、 4……金型取付板、5……パリソン成形面、 6……鍔部、7……温調用孔、8……長溝、 9……インサート、10……連通孔、 11……エア通路、12……エア分配通路、 13、14……エア通路、15……温調用孔、 16……エアスリット、17……成形品鍔部用凹部.

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コアをコア座に嵌入させ、該コア座を介し
    前記コアを金型取付板に当接させて取り付け、コアとコ
    ア座との間に、金型取付板側から吹込エアが供給される
    環状のエア分配通路を設け、かつ、コアの内部にコア周
    方向に間隔を置いてコア軸方向に沿う前記エア分配通路
    と連通した複数本のエア通路を設けると共に、コアのパ
    リソン成形面に開口させて前記エア通路と連通したエア
    スリットを設けたことを特徴とするインジェクションブ
    ロー金型。
JP4712489U 1989-04-21 1989-04-21 インジェクションブロー金型 Expired - Lifetime JPH0630431Y2 (ja)

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JP4712489U JPH0630431Y2 (ja) 1989-04-21 1989-04-21 インジェクションブロー金型

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JP4712489U JPH0630431Y2 (ja) 1989-04-21 1989-04-21 インジェクションブロー金型

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JPH02137229U JPH02137229U (ja) 1990-11-15
JPH0630431Y2 true JPH0630431Y2 (ja) 1994-08-17

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JP4791182B2 (ja) * 2005-12-29 2011-10-12 日精エー・エス・ビー機械株式会社 インジェクションブロー成形機

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JPH02137229U (ja) 1990-11-15

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