JP4791182B2 - インジェクションブロー成形機 - Google Patents

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Description

本発明は、プリフォームを保持した射出コア型を射出成形部及びブロー成形部へ搬送するインジェクションブロー成形機に関する。
透明なポリエチレンテレフタレート製の容器、いわゆるPETボトル等を二軸延伸ブロー成形する小型高性能の射出延伸ブロー成形装置が提案されていた(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、このような射出延伸ブロー成形機は、射出成形された有底筒状のプリフォームを射出コア型から離型し、プリフォームを所望温度に温調した後に延伸ブロー成形を行なうため、ポリエチレン樹脂やポリプロピレン樹脂などの汎用樹脂を用いた容器の成形は難しかった。
このような汎用樹脂を用いた容器は、従来から水平方向に延在させた射出コア型でプリフォームを保持したままブロー成形部へ搬送し、ブロー成形する、いわゆるインジェクションブロー成形機を用いて成形されることが多かった(例えば、特許文献2参照)。
特許第3227443号公報 特開昭48−44355号公報
本発明の目的は、省スペースでありながら多数個同時成形を可能としたインジェクションブロー成形機を提供することにある。
本発明にかかるインジェクションブロー成形機は、
プリフォームを射出成形する射出成形部と、
前記プリフォームより容器をブロー成形するブロー成形部と、
2組の射出コア型及びネックキャビティ型を、前記射出成形部と前記ブロー成形部へ順次間欠的に搬送高さ位置で回転搬送する回転板と、を有し、
前記射出成形部は、1組の前記射出コア型及び前記ネックキャビティ型と型締めされる射出キャビティ型を型締め高さ位置に固定し、
前記回転板は、該回転板の下面から垂下した前記2組の射出コア型及びネックキャビティ型を前記型締め高さ位置と前記搬送高さ位置との間で昇降させ、
前記ブロー成形部は、
1組の前記射出コア型及び前記ネックキャビティ型と型締めされるブローキャビティ型と、
該ブローキャビティ型を前記型締め高さ位置と退避位置との間で昇降させる昇降機構と、
前記ブロー成形部にある前記射出コア型の下端と、前記退避位置にある前記ブローキャビティ型の上端と、の間で、前記容器を水平方向に搬送可能な取出機構と、
を有することを特徴とする。
本発明の一態様によれば、回転板から射出コア型を垂下させているので、従来のように水平方向に射出コア型を延在させたインジェクションブロー成形機に比べて省スペースでありながら多数個の容器を同時成形することができる。また、射出コア型で保持したままブロー成形することができるので、ポリエチレン樹脂などの汎用樹脂を用いた容器であっても容易に成形することができる。特に、ネック部をネックキャビティ型で保持したままブロー成形されるので、ネック部の製品精度が高い。さらに、型締め位置にある射出コア型に対して、ブローキャビティ型を昇降させることで、ブロー成形部への取出機構の進退を可能とし、容器に傷をつけることなく射出コア型から取り出すことができる。
本発明にかかるインジェクションブロー成形機において、
各組の前記射出コア型及び前記ネックキャビティ型は、前記プリフォームを第1の方向に複数個並べて保持するように配置され、
前記射出成形部にある前記射出コア型及び前記ネックキャビティ型は、前記回転板の回転中心軸を挟んで、前記ブロー成形部にある前記射出コア型及び前記ネックキャビティ型と対向して配置され、
前記取出機構は、前記第1の方向と直交する第2の方向であって、前記容器を前記ブロー成形部から前記射出成形部とは反対方向へ取り出すことができる。
本発明の一態様によれば、第1の方向と直交する方向へ容器を取り出すことで、容器をブロー成形部から最短距離で取り出すことができ、成形サイクルを短縮することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態にかかるインジェクションブロー成形機を示す平面図である。図2は、本発明の一実施の形態にかかるインジェクションブロー成形機を示す正面図である。図3は、本発明の一実施の形態にかかる射出成形部を模式的に示す正面縦断面図である。図4は、本発明の一実施の形態にかかるブロー成形部を模式的に示す左側面図である。図5は、本発明の一実施の形態にかかるブロー成形工程を説明する図である。図6は、本発明の一実施の形態にかかる取出工程を説明する図である。図7は、本発明の一実施の形態にかかるインジェクションブロー成形機の動作を説明するシーケンス図である。
(成形機の全体構成)
図1及び図2に示すように、インジェクションブロー成形機10は、機台8上に、第1の方向Aに沿って例えば1列8個のプリフォームを射出成形する射出成形部14と、プリフォームより容器をブロー成形するブロー成形部310と、が成形機の長手方向である第2の方向Bに沿って配置されている。射出成形部14とブロー成形部310へ2組の射出コア型50及びネックキャビティ型60を順次間欠的に搬送高さ位置Hで回転搬送する回転板30を有する。回転板30は、2組の射出コア型50及びネックキャビティ型60を回転板30の下面から垂下させ、回転角で180°離れた2箇所に配置している。そして、射出成形部14とブロー成形部310には、射出コア型50及びネックキャビティ型60が1組ずつ停止する。射出成形部14は、射出装置12と対向する位置に設けられ、この射出成形部14と対向してブロー成形部310が設けられている。ブロー成形部310は、成形された容器6をブロー成形部310から取り出す取出機構18を備えている。
(射出成形部14)
射出成形部14には、図2,図3に示すように、機台8上に固定された下部型締板20が設けられている。この下部型締板20の上方であって、射出成形部14及びブロー成形部310の設置範囲まで回転板30を覆うように、例えば円形の上部型締板22が配置されている。この上部型締板22は、射出成形部14の周囲4箇所に設けられた4本のタイバー24に沿って昇降可能である。タイバー24は、下部型締板20を貫通して機台8内に延び、その下端には図示せぬ可動板が設けられ、この可動板に図示せぬ型締シリンダが固定されている。型締シリンダは、可動板と下部型締板20との間で図示せぬ型締ロッドを駆動するもので、この型締ロッドにより上部型締板22が昇降駆動される。
図2に示すように、上部型締板22の下面には、射出コア型50及びネックキャビティ型60を搬送高さ位置Hで循環搬送させる円形の回転板30が回転可能に支持されている。この回転板30は、上部型締板22上に固定された回転アクチュエータ32により回転駆動される回転軸と固着されている。回転板30の回転中心軸は、図3、図5、図6に1点鎖線Oで示す。この回転板30の下面には、2組の射出コア型50及びネックキャビティ型60が、射出成形部14とブロー成形部310とに対応する位置にそれぞれ垂下して支持され、2列平行に配置されている。各組の射出コア型50及びネックキャビティ型60は、プリフォーム1を第1の方向Aに複数個例えば8個並べて保持するように配置され、射出成形部14にある射出コア型50及びネックキャビティ型60は、回転板30の回転中心軸Oを挟んでブロー成形部310にある射出コア型50及びネックキャビティ型60と対向して配置される。
射出成形部14には、スクリュウを内蔵した射出装置12と、射出装置12先端のノズルとノズルタッチするホットランナー型40と、が設けられている。ホットランナー型40は、下部型締板20上に固定配置され、その上部に射出キャビティ型42が固定されている。この射出キャビティ型42は、射出成形部14での同時成形個数N例えば8つのキャビティを有し、1組の射出コア型50及びネックキャビティ型60と型締めされる型締め高さ位置Iに固定されている。また、この射出キャビティ型42は、射出成形されたプリフォーム1の冷却・温調が可能であり、射出キャビティ型42内に温調流体、例えば成形される樹脂ごとに設定されるブロー成形適温に加熱された油が循環するようになっている。
回転板30に支持される2列の射出コア型50は、各列にて同時成形個数N例えば8本のコアピン52、53を有する。図3に示すように、このコアピン52、53の基端部53cは、回転板30の下面に断熱板31を挟んで固定されたコア押え板54と、このコア押え板54の下面に固定されたコア固定板56とにより支持されている。図示せぬ型締シリンダを駆動することで上部型締板22を昇降駆動し、この上部型締板22に支持された回転板30,コア押え板54及びコア固定板56と一体的に、射出コア型50の各コアピン52、53及びネックキャビティ型60を型締め高さ位置Iと搬送高さ位置Hとの間で昇降駆動する。コアピンは、第1のコアピン52と第2のコアピン53とを有し、第1のコアピン52と第2のコアピン53との間にエア流路53a及びエア吹出口53bを形成する。第1のコアピン52は、プリフォーム1の胴部形状を有し、その上方は第2のコアピン53内に挿通されている。また、第1のコアピン52は、先端を閉じた中空形状であり、中空部には温調流体流路52bが形成されている。第2のコアピン53はプリフォーム1のネック部内面形状を有し、その上方外面はネックキャビティ型60と接触する。エア吹出口53bは、プリフォーム1のネック部の下端内面辺りに形成され、ブロー成形工程において高圧エアが吹き出される。
回転板34に支持される2列のネックキャビティ型60は、図3に示すように、一対の割型62と、割型62を固定するネック固定板64とから構成され、各列にてこの一対の割型62a,62bが同時成形個数N例えば8個設けられている。割型62及びネック固定板64は、図6(E)に示すように、一対の割型62a,62bと、割型62a,62bをそれぞれ固定する分割板64a,64bとを含む。ネック固定板64の上面側には、このネック固定板64を下方に押圧駆動するためのネック押圧板65が配置されている。さらに、ネック固定板64の長手方向両端部の下面を支持するガイド板66(図2参照)が設けられている。分割板64a,64bは、図示せぬスプリングにより常時閉鎖状態に設定される。また、各分割板64a,64bには、図示せぬクサビ孔が、その長手方向の両端部にそれぞれ設けられている。ブロー成形終了後、クサビ孔に向けて上部型締板22の上方から駆動される割型開放カム108により、分割板64a,64bは、ガイド板66に沿って開放駆動される。
ガイド板66には、図示せぬリターンスプリングが設けられ、このリターンスプリングの上方への付勢力により、ガイド板66が常時上方に移動付勢され、この結果ネック押圧板65がコア固定板56の下面と常時密着してる。このコア固定板56とネック押圧板65の密着状態が維持されることで、射出コア型50とネックキャビティ型60との型締め状態が設定されている。また、ブロー成形後のネック離型駆動により、リターンスプリングの付勢力に抗してネック押圧板65がコア固定板56の下面から離れるように下降駆動され、ネック固定板64を下方に押圧する。この結果、ネックキャビティ型60によりそのネック部が保持された容器6がコアピン52から離型駆動されることになる。
なお、搬送高さ位置Hと型締め高さ位置Iは、型締め時に、射出キャビティ型42の上面及びブローキャビティ型378の上面と接触する、ネック固定板64の下面を基準にしている。
(ブロー成形部310)
ブロー成形部310は、図1、図2、図4に示すように、上部型締板22と機台8との間であって、射出成形部14と対向して配置され、ブロー成形から容器の取出までを行なう。なお、図4は、ブロー成形部310を説明するため、取出機構18の一部を省略している。ブロー成形部310は、1組の射出コア型50及びネックキャビティ型60と型締めされるブローキャビティ型378と、ブローキャビティ型378を型締め高さ位置Iと退避位置Jとの間で昇降させる昇降機構320と、ブロー成形部310にある射出コア型50の下端と、退避位置Jにあるブローキャビティ型378の上端と、の間で、容器6を水平方向に搬送可能な取出機構18と、を有する。
ブローキャビティ型378は、図6(E)に示すように、容器6の胴部外形を形成するキャビティ面を有する一対のブロー割型378a,378bからなり、各ブロー割型378a,378bは、一方に配置されたブロー型締機構376により型締めおよび型開きが可能である。ブロー割型378a,378bの間には、底型384が配置されている。ブロー型締機構376は、詳細は図示しないが、例えば図2に示すように射出成形部14とは反対側にあるブローキャビティ型型378とブロー可動板377との間に配置されたトグル機構を採用できる。
昇降機構320は、図4に示すように、ブローキャビティ型378及びブロー型締機構376を搭載する昇降盤324と、この昇降盤324を昇降駆動する例えば2個の油圧シリンダからなる昇降シリンダ322と、を有する。昇降シリンダ322の下端は、機台8上に固定されている。図4において、昇降盤324は、昇降シリンダ322によって上昇し、ブローキャビティ型378は型締め高さ位置Iにあって射出コア型50及びネックキャビティ型60と型締めされている。
(容器の離型駆動機構)
ブロー成形部310上の上部型締板22には、容器の離型駆動機構として、ネック離型駆動部80と割型開放駆動部100とがある。ネック離型駆動部80は、図1、2、4に示すように、1本の第1のシリンダ82を有し、この第1のシリンダ82は、支柱を介して上部型締板22に支持された固定板84に固定されている。第1のシリンダ82は、そのピストンロッドを介して第1の昇降板86を昇降駆動する。この第1の昇降板86の四方には、それぞれ押圧駆動ロッド88が垂下して上部型締板22内へ延在して設けられている。
図2及び図4において初期位置にある第1の昇降板86は、回転板30の回転駆動に支障がないように、押圧駆動ロッド88の先端が上部型締板22の下面より突出しない位置に設定される。そして、第1のシリンダ82で第1の昇降板86を下降駆動すると、押圧駆動ロッド88がネック押圧板65から回転板30上面まで延びる図示せぬ被駆動ロッドを押して、ネック押圧板65及びネック固定板64がリターンスプリングの付勢力に抗して下降駆動されることになる。これにより、図6(D)に示すように、ネックキャビティ型60によりネック部が保持された容器6が射出コア型50のコアピン52から離型駆動される。なお、ネックキャビティ型60にネック部が保持された容器6は、コアピン52から完全に離型されなくてもよく、例えばコアピン52の先端がネック部に残っていると、ネックキャビティ型60が型開きした際に容器6を垂直にガイドして落下させることができる。
割型開放駆動部100は、図1及び図4に示すように、第1の昇降板86の長手方向(第1の方向A)の両端に例えば2本の第2シリンダ102を有する。第1のシリンダ82により第1の昇降板86が昇降駆動されると、これに伴って第2のシリンダ102も昇降駆動されることになる。この第2のシリンダ102は、第2の昇降板106を昇降駆動するもので、第2の昇降板106の長手方向(第1の方向A)の両端側にそれぞれ割型開放カム108が固定されている。この割型開放カム108の下端部は、ネック固定板64を構成する分割板64a,64bに設けられたクサビ孔に相応するクサビ形状となっている。したがって、割型開放カム108が下降してその先端のクサビ部をネック固定板64の各クサビ孔に挿入すると、一対の分割板64a,64b及び割型62a,62bが開放駆動され、容器6がネックキャビティ型60より離型される。
ブロー成形部310には、第1の方向Aと直交する第2の方向Bであって、容器6をブロー成形部310から射出成形部14とは反対方向へ取り出す取出機構18が設けられている。取出機構18は、図1、図2、図4に示すように、ネックキャビティ型60より離型された複数例えば8個の容器6を収納可能な8個の保持部180と、8個の保持部180を第1の方向Aに沿って1列に配置した取出板170と、取出板170を第2の方向Bに沿って移動させる進退駆動機構160と、を有する。
保持部180は、第2の方向Bに開閉可能な2つの保持部材180a,180bから構成され、閉じた状態で有底筒状となり、容器6をその内側に保持することができる。保持部材180a,180bは、それぞれが2つの分割板182a,180bに固定され、分割板182a,180bの開閉とともに開閉する。分割板182a,180bは、取出板170上でスライド移動可能であって、ラック・アンド・ピニオン機構176によって同期して開閉する。分割板182bには開閉シリンダ174のピストンロッドが連結され、開閉シリンダ174によって分割板182bが駆動されると、分割板180aがその駆動に同期して移動し、分割板180a,180bが開閉移動する。
進退駆動機構160は、取出板170の長手方向(第1の方向A)の一端に固定されたナット部166と、ナット部166に係合するネジ軸164と、ネジ軸164の端部と連結された電動モータ162と、を有するボールネジ機構である。また、取出板170の他端は、取出レール172にガイドされている。ネジ軸164と取出レール172は、図1に示すように、第2の方向Bに沿ってブロー型締機構376の側方から上部型締板22の外側まで延在している。したがって、取出機構18は、保持部180をブロー成形部310に配置されたネックキャビティ型60の下で容器6を受け取り、上部型締板22及びブロー型締機構376の無い位置例えば、図6(F)のように保持部180の下方に設けたベルトコンベア190の上まで移動させることができる。
(成形工程の説明)
次に、図5〜図7を用いて、成形工程を説明する。図5は、射出成形部14では射出成形工程が行なわれ、ブロー成形部310ではブロー成形工程(A)、ブロー型開き工程(B)、ブロー型下降工程(C)が順次行なわれる状態を説明する図である。図6は、射出成形部14では射出成形工程が行なわれ、ブロー成形部310ではネック離型駆動工程(D)、割型開放駆動工程(E)、容器取出工程(F)が順次行なわれる状態を説明する図である。なお、図5、図6は、縦断面図であるが見やすくするため、ハッチングを省略している。図7は、インジェクションブロー成形機10における1サイクルを説明するシーケンス図であり、縦軸に各動作部の項目をとり、横軸に時間をとっている。
図7において、黒く塗りつぶした部分がインジェクションブロー成形機10の制御部からの各動作信号であり、各動作の実施を示している。図7の各項目名について説明すると、「ROTATION」は回転板30の回転動作を示し、「LOCK PIN」は回転板30を停止位置で固定する図示せぬロックピンの昇降動作を示し、「INJECTION MOLD」は射出成形部14の型開閉動作を示し、「BLOW MOLD」はブローキャビティ型378の開閉動作を示し、「BLOW MOLD UP, DW」はブローキャビティ型378の昇降動作を示し、「TAKE OUT」は取出板170の進退動作を示し、「EJECT+SPRIT MOLD」は容器の第1のコアピン52からの離型動作及び割型62からの離型動作を示す。
(回転工程)
まず、図7の「LOCK PIN」の「UP」信号によって、上部型締板22上に配置された図2に示す第3のシリンダ34によってロックピンが上昇して回転板30とロックピンとの係合を解除する。そして、「ROTATION」信号によって、回転板30が180℃回転し、射出成形部14とブロー成形部310にそれぞれ配置されていた射出コア型50及びネックキャビティ型60を入れ替える。したがって、射出成形工程で成形されたプリフォームはブロー成形部310へ回転搬送され、取出工程で容器が取り出されて何も保持していない射出コア型50は射出成形部14へ回転搬送される。そして、「LOCK PIN」の「DW」信号によって、ロックピンが下降して回転板30を所定の停止位置で位置決めする。
(射出成形工程)
図7の「INJECTION MOLD」の「CL」信号によって、機台8内にある図示せぬ型締シリンダを駆動して上部型締板22を下降駆動させ、射出キャビティ型42に対して射出コア型50及びネックキャビティ型60が型閉じ、型締めされる。図3に示す型締状態の設定後に、射出装置12内のスクリュウを前進して溶融した汎用樹脂例えばポリエチレン樹脂(PE)が、ホットランナー型40を介して、各金型42,50及び60にて規定されるキャビティ内に充填され、プリフォーム1の射出成形が行われる。各金型42,50及び60には温調(加熱)された媒体が流通しており、金型は用いられる樹脂ごとにブロー成形適温に温調されている。そして、「INJECTION MOLD」の「OP」信号によって上部型締板22を上昇させて、回転板30が回転可能な状態になるまで、ブロー成形工程及び取出工程が実施される。
(ブロー成形工程)
図7の「BLOW MOLD UP,DW」の「UP」信号によって、昇降機構320によって昇降盤324上のブローキャビティ型378上面が型締め高さ位置Iに上昇する。図7においては、ブローキャビティ型378の上昇は1サイクルの最後にあるが、ブロー成形工程及び取出工程を射出成形工程の間に実施するために、少なくとも上部型締板22の下降よりも前にブローキャビティ型378を上昇させておくことが好ましい。図7の「INJECTION MOLD」の「CL」信号によって上部型締板22の下降し、プリフォーム1を保持した射出コア型50及びネックキャビティ型60が型締め高さ位置Iに配置されているブローキャビティ型378内に配置される。図7の「BLOW MOLD」の「CL」信号によって、図5(A)に示すように、ブロー型締機構376がブローキャビティ型378を型締めして、コアピン52,53のエア吹出口53bから高圧エアを吹き出してプリフォーム1をブローキャビティ型378内壁面に押し付けてブロー成形を行なう。所定時間例えば、2秒間のブロー成形の後、図7の「BLOW MOLD」の「OP」信号によって、図5(B)に示すように、ブロー型締機構376がブローキャビティ型378を型開きする。そして、「BLOW MOLD UP,DW」の「DW」信号によって、図5(C)に示すように、昇降機構320がブローキャビティ型378上面を退避位置Jまで下降させる。
(取出工程)
図7の「TAKE OUT」の「FW」信号によって、図6(D)に示すように、進退駆動機構160の電動モータ162を駆動してボールネジ機構によって取出板170をブローキャビティ型378の上まで第2の方向Bに水平移動させる。図7の「EJECT+SPRIT MOLD」の「DW」信号によって、図6(D)に示すように、ネックキャビティ型60を下降させ、射出コア型50から容器6を離型させる。このとき、射出コア型50の先端は容器6のネック部内にあり、容器6の底部(下端)は取出板170上の保持部180内にある。そして、図6(E)に示すように、ネックキャビティ型60を型開きして容器6のネック部を離型し、保持部180内に落下させる。図7の「TAKE OUT」の「BW」信号によって、図6(F)に示すように、進退駆動機構160によって取出板170をブローキャビティ型378の上から図2に示す排出位置まで第2の方向Bに水平移動させる。8個の容器6は第1の方向Aに1列に並んだ状態でネックキャビティ型60から離型されるので、取出板170を第1の方向Aに直交する第2の方向Bに進退させることで容器6を最短距離でブローキャビティ型378の上から移動させることができる。したがって、射出成形工程が比較的短い製品の場合でも、取出工程における取出板の進退移動を最短時間で行なえるため、取出し工程によって成形サイクルを長引かせることがない。なお、図7の「EJECT+SPRIT MOLD」の「UP」信号によって、ネックキャビティ型60は上昇し、射出コア型50に対し型閉じされ、取出板170上の保持部180は図6の左右に分割されて容器6はベルトコンベア190上へ落下する。
本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の実施の形態に変更可能である。例えば、上記説明においては、保持部180は2つに分割される有底円筒状であったが、容器6を型締め高さ位置Iと退避位置Jとの間で水平移動させることができれば、例えば、容器6をエアの吸引によって吸着する保持部材であってもよい。
本発明の一実施の形態にかかるインジェクションブロー成形機を示す平面図である。 本発明の一実施の形態にかかるインジェクションブロー成形機を示す正面図である。 本発明の一実施の形態にかかる射出成形部を模式的に示す正面縦断面図である。 本発明の一実施の形態にかかるブロー成形部を模式的に示す左側面図である。 本発明の一実施の形態にかかるブロー成形工程を説明する図である。 本発明の一実施の形態にかかる取出工程を説明する図である。 本発明の一実施の形態にかかるインジェクションブロー成形機の動作を説明するシーケンス図である。
符号の説明
1 プリフォーム
6 容器
8 機台
10 インジェクションブロー成形機
12 射出装置
14 射出成形部
18 取出機構
20 下部型締板
22 上部型締板
24 タイバー
30 回転板
40 ホットランナー型
42 射出キャビティ型
50 射出コア型
60 ネックキャビティ型
160 進退駆動機構
170 取出板
180 保持部
310 ブロー成形部
320 昇降機構
376 ブロー型締機構
378 ブローキャビティ型
A 第1の方向
B 第2の方向
H 搬送高さ位置
I 型締め高さ位置
J 退避位置
O 回転中心軸

Claims (2)

  1. プリフォームを射出成形する射出成形部と、
    前記プリフォームより容器をブロー成形するブロー成形部と、
    2組の射出コア型及びネックキャビティ型を、前記射出成形部と前記ブロー成形部へ順次間欠的に搬送高さ位置で回転搬送する回転板と、を有し、
    前記射出成形部は、1組の前記射出コア型及び前記ネックキャビティ型と型締めされる射出キャビティ型を型締め高さ位置に固定し、
    前記回転板は、該回転板の下面から垂下した前記2組の射出コア型及びネックキャビティ型を前記型締め高さ位置と前記搬送高さ位置との間で昇降させ、
    前記ブロー成形部は、
    1組の前記射出コア型及び前記ネックキャビティ型と型締めされるブローキャビティ型と、
    該ブローキャビティ型を前記型締め高さ位置と退避位置との間で昇降させる昇降機構と、
    前記ブロー成形部にある前記射出コア型の下端と、前記退避位置にある前記ブローキャビティ型の上端と、の間の受取位置で前記容器を保持部にて受け取り前記保持部に保持された前記容器を水平方向に搬送可能な取出機構と、
    前記ブローキャビティ型が前記昇降機構により前記退避位置に退避され、かつ、前記保持部が前記受取位置にて待機されている時に、前記射出キャビティ型に対して前記ネックキャビティ型を下降させて、前記容器を前記射出コア型より離型させる第1離型機構と、
    前記容器を前記射出コア型より離型させた後に、前記ネックキャビティ型を型開きして、前記容器を前記ネックキャビティ型より離型させて、前記取出機構の前記保持部にて保持させる第2離型機構と、
    を有することを特徴とするインジェクションブロー成形機。
  2. 請求項1において、
    前記第1離型機構は、前記容器のネック部内に前記射出コア型の先端が配置され、前記容器の底部が前記保持部内に配置するように、前記射出コア型より前記容器を離型することを特徴とするインジェクションブロー成形機。
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