JPWO2021038735A1 - 空気調和装置 - Google Patents

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Abstract

空気調和装置は、圧縮機と、圧縮機の外郭の温度を検知する温度検知手段と、圧縮機の外郭の温度変動に応じて圧縮機への電流の供給、及び電流供給の停止を行うよう構成されているサーマルプロテクタと、圧縮機への電流供給を制御する制御部と、を備える。制御部は、温度検知手段により検知される外郭の温度が、予め設定された停止温度以上になったら、圧縮機への電流供給を停止するよう構成されている。サーマルプロテクタは、外郭の温度が停止温度より高い動作温度以上になると、圧縮機への電流供給を停止するよう構成されている。

Description

本発明は、圧縮機を保護するサーマルプロテクタを有する空気調和装置に関するものである。
特許文献1には圧縮機の保護装置を有する空気調和装置が記載されている。特許文献1の保護装置は、圧縮機の外郭に取り付けられており、バイメタルと複数のリセプタクルとを備えている。圧縮機の密閉容器には複数の導電ピンが設けられており、保護装置の複数のリセプタクルは、それぞれ複数の導電ピンに直接嵌合して接続される。バイメタルの一方の接点には複数のリセプタクルの1つが接続され、バイメタルの他方の接点にはコネクタが接続されている。圧縮機の電動要素には、コネクタ、バイメタル、及び通電ピンを介して交流電源が供給される。圧縮機に過電流が流れるか、若しくは圧縮機の外郭が異常高温になると、バイメタルは熱変形する。それに応じて、バイメタルとコネクタとの接続、及びバイメタルと通電ピンとの接続が解除される。すなわち、電動要素へ電流を供給する電気回路が遮断され、その結果、電動要素への電流供給が停止され、圧縮機の稼動が停止される。
特開平9−228963号公報
特許文献1の保護装置において、バイメタルに熱変形を生じさせた要因が解消されれば、バイメタルの形状は熱変形する前の形状に復帰し、電気回路の接続が復旧する。その結果、電動要素への電流供給が再開され、圧縮機は再起動される。しかしながら、バイメタルの形状の復帰には時間を要するため、圧縮機の再起動が迅速に行われず、空気調和装置により制御される空調の快適性が損なわれるという課題がある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、空調の快適性が向上された空気調和装置を提供することを目的とする。
本発明に係る空気調和装置は、圧縮機と、前記圧縮機の外郭の温度を検知する温度検知手段と、前記圧縮機の前記外郭の温度変動に応じて前記圧縮機への電流の供給、及び電流供給の停止を行うよう構成されているサーマルプロテクタと、前記圧縮機への電流供給を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記温度検知手段により検知される前記外郭の温度が、予め設定された停止温度以上になったら、前記圧縮機への電流供給を停止するよう構成され、前記サーマルプロテクタは、前記外郭の温度が前記停止温度より高い動作温度以上になると、前記圧縮機への電流供給を停止するよう構成されているものである。
本発明に係る空気調和装置によると、圧縮気温の外郭の温度が、サーマルプロテクタの動作温度よりも低い温度になると、圧縮機への電流供給が停止される。従って、圧縮機に通常とは異なる温度上昇が発生している場合、サーマルプロテクタが動作する前に、圧縮機の駆動が停止される。すなわち、サーマルプロテクタの動作による電流供給の回路が遮断されることなく、圧縮機は停止される。従って、圧縮機の外郭の温度が低下し、停止温度よりも低くなり、圧縮機が再起動される場合、迅速に圧縮機の再起動が行われる。その結果、空気調和装置1による空調制御の快適性が向上する。
実施の形態1に係る空気調和装置の冷媒回路図である。 実施の形態1に係る空気調和装置における圧縮機の動作を示すフローチャートである。 実施の形態3に係る空気調和装置における圧縮機の動作を示すフローチャートである。 実施の形態3に係る空気調和装置における圧縮機とサーマルプロテクタの動作態様を示すタイミングチャートである。 実施の形態4に係る空気調和装置の冷媒回路図である。 実施の形態4に係る空気調和装置における圧縮機停止後の処理手順を示すフローチャートである。
以下、本発明に係る空気調和装置の実施の形態を、図面を参照して説明する。本発明は、以下の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、本発明は、以下の各実施の形態に示す構成のうち、組合せ可能な構成のあらゆる組合せを含むものである。また、図面に示す空気調和装置は、本発明の空気調和装置が適用される機器の一例を示すものであり、図面に示された空気調和装置によって本発明の空気調和装置が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る空気調和装置の冷媒回路図である。空気調和装置1は、室外機2と室内機3と制御部4とを有している。室外機2は、圧縮機21と、流路切替部22と、室外熱交換器23と、第1膨張弁24と、冷媒容器25とを有している。室内機3は、室内熱交換器31と、第2膨張弁32とを有している。圧縮機21、流路切替部22、室外熱交換器23、第1膨張弁24、第2膨張弁32、冷媒容器25、室内熱交換器31、及び冷媒配管で、冷媒回路5が形成されている。
圧縮機21は、冷媒を吸入し、吸入した冷媒を圧縮して高温高圧の状態にするものである。例えばインバータ回路等により、運転周波数を任意に変化させることにより、圧縮機21の容量、すなわち単位時間あたりの冷媒を送り出す量が変化するものである。圧縮機21の外郭には、サーマルプロテクタ60とサーミスタ70とが設けられている。
サーマルプロテクタ60は、圧縮機21の外郭温度の温度変動に応じて圧縮機21への電流の供給、及び電流供給の停止を行うよう構成されている。サーマルプロテクタ60は、周囲温度の上昇により熱変形し、上昇した周囲温度が低下すると元の形状に戻る不図示のバイメタルを有している。バイメタルは、商用電源から圧縮機21へ電流を供給する電流供給回路に接続されている。バイメタルは、圧縮機21の外郭温度が上昇し、所定の温度以上になると変形するよう構成されている。バイメタルが熱変形すると電流供給回路は切断され開回路となり、圧縮機21への電流供給が停止される。また、上昇した圧縮機21の外郭温度が下降し、所定の温度以下になると、バイメタルは元の形状に復帰し、切断された電流供給回路は再び接続され閉回路となり、圧縮機21への電流供給が再開される。以降の説明において、バイメタルが変形し、サーマルプロテクタ60が電流供給回路を開回路とすることを、サーマルプロテクタ60が動作すると呼び、サーマルプロテクタ60が動作する温度の値を動作温度と呼ぶ。動作温度は、後述する圧縮機21の停止温度よりも高く設定されている。また、バイメタルが元の形状に戻り、サーマルプロテクタ60が電流供給回路を閉回路とすることを、サーマルプロテクタ60が復帰すると呼び、サーマルプロテクタ60が復帰する温度の値を復帰温度と呼ぶ。
サーミスタ70は、圧縮機21の外郭温度を検知する温度検知手段である。
流路切替部22は、冷媒回路5内の冷媒の流れを切り替えるものであり、例えば四方弁である。流路切替部22は、制御部4により制御される。
室外熱交換器23は、冷媒と、室外空気すなわち気体との間で熱交換を行うものであり、冷房運転時は凝縮器として機能し、暖房運転時は蒸発器として機能する。室外熱交換器13には、不図示のファンにより室外空気が供給される。
第1膨張弁14及び第2膨張弁15は、冷媒回路5内を流れる冷媒を減圧する弁であり、開度の調節が可能な電子膨張弁である。冷媒容器25は、第1膨張弁24と第2膨張弁32との間に設けられ、余剰となる冷媒を貯留する余剰冷媒貯留容器である。
室内熱交換器31は、冷媒と、室内空気すなわち気体との間で熱交換を行うものであり、冷房運転時は蒸発器として機能し、暖房運転時は凝縮器として機能する。室内熱交換器31には、不図示のファンにより室内空気が供給される。
制御部4は、専用のハードウェア、又はメモリに格納されるプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)で構成されている。尚、CPUは、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、又はプロセッサともいう。
制御部4が専用のハードウェアである場合、制御部4は、例えば、単一回路、複合回路、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field−Programmable Gate Array)、又はこれらを組み合わせたものが該当する。制御部4が実現する各機能部のそれぞれを、個別のハードウェアで実現してもよいし、各機能部を一つのハードウェアで実現してもよい。
制御部4がCPUの場合、制御部4が実行する各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、又はソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェア及びファームウェアはプログラムとして記述され、メモリに格納される。CPUは、メモリに格納されたプログラムを読み出して実行することにより、制御部4の各機能を実現する。ここで、メモリは、例えば、RAM、ROM、フラッシュメモリ、EPROM、又はEEPROM等の、不揮発性又は揮発性の半導体メモリである。
制御部4の機能の一部を専用のハードウェアで実現し、一部をソフトウェア又はファームウェアで実現するようにしてもよい。
図1において、冷房運転時の冷媒の流れを実線で示し、暖房運転時の冷媒の流れを破線で示している。
図2は、実施の形態1に係る空気調和装置における圧縮機の動作を示すフローチャートである。ステップS1で、制御部4の制御により圧縮機21が起動される。次いでステップS2で、制御部4により、サーミスタ70の検知結果がチェックされ、圧縮機21の外郭温度が、停止温度以上となっているか否かが確認される。本実施の形態1において、停止温度は、圧縮機21の外郭温度の許容範囲において予め設定された値であり、サーマルプロテクタ60の上述の動作温度よりも低く設定されている。サーミスタ70により検知された圧縮機21の外郭温度が、停止温度以上となっていることが確認されたら、処理はステップS3へ進み、制御部4の制御により圧縮機21の駆動は停止される。
ステップS3で圧縮機21の駆動が停止されたら、処理はステップS4へ進む。ステップS4で、制御部4により、サーミスタ70の検知結果がチェックされ、圧縮機21の外郭温度が、停止温度より低くなっているか否かが確認される。サーミスタ70により検知された圧縮機21の外郭温度が、停止温度より低くなっていることが確認されたら、処理はステップS1へ戻り、制御部4の制御により圧縮機21の駆動が再開される。
ステップS4において、制御部4により、圧縮機21の外郭温度が、停止温度より低い温度まで下がっていないことが確認される場合は、ステップS4の処理が繰り返される。
ステップS2において、サーミスタ70により検知された圧縮機21の外郭温度が、停止温度に達していないことが確認されたら、処理はステップS3へは進まず、圧縮機21の駆動状態が維持される。そして、その後、圧縮機21の外郭温度が上昇し、サーマルプロテクタ60の動作温度以上となったら(ステップS5でYES)、サーマルプロテクタ60の上述のバイメタルが熱変形し、圧縮機21への電流供給が停止される。その結果、圧縮機21の駆動は停止される(ステップS7)。
尚、ステップS2で、圧縮機21の外郭温度が停止温度よりも低いと判断された状態において、圧縮機21の外郭温度がサーマルプロテクタ60の動作温度以上となる場合とは、例えば、サーミスタ70が何らかの要因で脱落した場合が想定される。また、制御部4がCPUであり、制御部4が実行する各機能が、ソフトウェア、ファームウェア、又はソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現されている場合において、ソフトウェアの異常終了等が想定される。
ステップS2において、圧縮機21の外郭温度が停止温度に達していないことが確認されて、圧縮機21の駆動状態が維持され、圧縮機21の外郭温度がサーマルプロテクタ60の動作温度より低い状態が維持されている場合、ステップS6の処理が実行される。ステップS6では、制御部4により、サーミスタ70の検知結果がチェックされ、圧縮機21の外郭温度が停止温度より低いか否かが確認される。ステップS6で、圧縮機21の外郭温度が停止温度以上になっていることが確認されたら、処理はステップS2へ戻り、上述のステップS2以降の処理が繰り返される。ステップS6で、圧縮機21の外郭温度が停止温度より低いことが確認された場合は、ステップS6の処理が繰り返される。
尚、ステップS1で圧縮機21が駆動された後、圧縮機21の外郭の温度が停止温度よりも低い状態が続いている場合は、ステップS2でNO、ステップS5でNO、ステップS6でYESとなり、圧縮機21の駆動は維持される。
本実施の形態1では、停止温度は動作温度より低く設定されている。従って、圧縮機21の起動後、圧縮機21の外郭温度が上昇しても、ステップS2の処理が実行される前にサーマルプロテクタ60が動作することはない。
本実施の形態1において、停止温度は、サーマルプロテクタ60の動作温度よりも低く設定されている。従って、圧縮機21に通常とは異なる外郭の温度上昇が発生している場合、サーマルプロテクタ60が動作する前に、温度検知手段20の検知結果に基づいて、制御部4により圧縮機21の駆動が停止される。この場合、サーマルプロテクタ60の動作により電流供給の回路が遮断されることなく、圧縮機21は停止されている。従って、圧縮機21の外郭の温度が低下し、停止温度よりも低くなり、圧縮機21が制御部4により再起動される場合(ステップS4でYES)、迅速に圧縮機21の再起動が行われる。その結果、空気調和装置1による空調制御の快適性が向上する。
実施の形態2.
実施の形態2に係る空気調和装置は図1に示す冷媒回路と同様の冷媒回路を有している。本実施の形態2において、上述のサーマルプロテクタ60の復帰温度は、空気調和装置1が動作する空気温度の上限値よりも高く設定されている。
サーマルプロテクタ60の復帰温度が、空気調和装置1が動作する空気温度の上限値よりも低い場合、サーマルプロテクタ60が一旦動作した後、圧縮機21を再起動することができない。例えば、サーマルプロテクタ60の復帰温度が10℃に設定されている場合、空気温度が30℃付近で保たれている環境下において、サーマルプロテクタ60が動作すると、空気温度が10℃以下に低下するまで、サーマルプロテクタ60は復帰しない。そのため、空気調和装置1の空調制御を行うためには、サーマルプロテクタ60の交換が必要となる。
しかしながら、サーマルプロテクタ60の復帰温度を空気調和装置1が動作する空気温度の上限値よりも高く設定することにより、空気調和装置1が動作する空気温度の環境下であれば、サーマルプロテクタ60の動作後、圧縮機21を再起動することができる。例えば、空気調和装置1が動作する空気温度の上限値が52℃の場合、復帰温度が52℃よりも高くなるよう、サーマルプロテクタ60は構成される。その結果、いかなる空気温度の環境下でサーマルプロテクタ60が動作しても、空気調和装置1が動作する空気温度まで低下する過程において、まずサーマルプロテクタ60が復帰する。そのため、空気調和装置1が動作しているにも拘らず圧縮機21が再起動されないという現象が回避される。従って、本実施の形態2によれば、サーマルプロテクタ60が動作した後に空気温度が低下した場合、空気調和装置1による空調制御の停滞が抑制される。
実施の形態3.
図3は、実施の形態3に係る空気調和装置における圧縮機の動作を示すフローチャートである。本実施の形態3に係る空気調和装置は図1に示す冷媒回路と同様の冷媒回路を有している。本実施の形態3においては、上述の復帰温度よりも低く設定された復帰許可温度に基づいて圧縮機21の再起動が制御される。上述のように、圧縮機21の外郭温度がサーマルプロテクタ60の動作温度以上に上昇すると、サーマルプロテクタ60が動作し、圧縮機21は停止する(ステップS11)。その後、圧縮機21の外郭温度がサーマルプロテクタ60の復帰温度以下になると(ステップS12でYES)、ステップS13の処理が実行される。圧縮機21の停止後、圧縮機21の外郭温度が復帰温度よりも高い状態が続いている場合は(ステップS12でNO)は、ステップS13の処理は実行されない。
ステップS13では、制御部4は、圧縮機21の駆動が停止した状態を維持する。処理がステップS13へ進む場合とは、圧縮機21の外郭温度が復帰温度以下になり、サーマルプロテクタ60のバイメタルが元の形状に戻り、圧縮機21へ電流を供給する回路が閉回路となっている場合である。従って、そのままで圧縮機21は再び起動する。しかしながら、本実施の形態3では、圧縮機21へ電流を供給する回路が閉回路になっても、制御部4により圧縮機21が停止している状態が維持される。
次いで、処理はステップS14へ進む。ステップS14では、制御部4により、サーミスタ70の検知結果がチェックされ、圧縮機21の外郭温度が、復帰許可温度以下となっているか否かが確認される。本実施の形態3において、復帰許可温度はサーマルプロテクタ60の復帰温度よりも低い値に設定されている。圧縮機21の外郭温度が低下し、復帰許可温度以下になっていることが確認されたら、処理はステップS15へ進む。ステップS15では、制御部4により圧縮機21を再起動する処理が実行される。ステップS14において、圧縮機21の外郭温度が未だ復帰許可温度よりも高いことが確認されたら、ステップS12へ戻る。
図4は、実施の形態3に係る空気調和装置における圧縮機とサーマルプロテクタの動作態様を示すタイミングチャートである。圧縮機21の外郭温度が動作温度より低く、サーマルプロテクタ60が動作しておらず、電流供給回路が閉回路となっており、圧縮機21が起動中の状態から、時刻T1にて圧縮機21の外郭温度が上昇し始める。そして、圧縮機21の外郭温度の上昇が続き、時刻T2において動作温度以上になると、サーマルプロテクタ60が動作する。その結果、電流供給回路は開回路となり、圧縮機21の駆動は停止する。
その後、圧縮機21の外郭温度が低下し始め、時刻T3で温度検知手段20により検知される外郭温度が復帰温度以下になると、サーマルプロテクタ60の動作は終了し、電流供給回路が閉回路となる。上述のように、本実施の形態3では、電流供給回路が閉回路となっても、制御部4により、圧縮機21の駆動は停止された状態が維持される。そして、圧縮機21の外郭温度がさらに低下し、時刻T4で復帰許可温度以下になったことが確認されると、制御部4により、圧縮機21は再び起動される。
サーマルプロテクタ60の動作温度と復帰温度が近い場合、サーマルプロテクタ60が動作し、圧縮機21の駆動が停止されても、圧縮機21の外郭温度が十分低下する前にサーマルプロテクタ60が復帰し、圧縮機21の加熱状態が維持されてしまう場合がある。本実施の形態3によれば、圧縮機21の外郭温度が上昇し、サーマルプロテクタ60が動作し、圧縮機21が停止すると、圧縮機21の外郭温度が、復帰温度よりも低く設定されている復帰許可温度まで低下するまでは、圧縮機21の停止が維持される。従って、圧縮機21の加熱状態が維持されたまま圧縮機21が再起動されることが抑制される。
実施の形態4.
図5は、実施の形態4に係る空気調和装置の冷媒回路図である。本実施の形態4に係る空気調和装置は図1に示す冷媒回路と同様の冷媒回路を有している。本実施の形態4に係る空気調和装置100は、表示機器42と、圧縮機21の圧力スイッチ61とを備えている。表示機器42は、室内機3のリモコンに設けられているものでもよいし、空気調和装置100の動作をモニタリングする不図示の機器に設けられているものでもよい。圧力スイッチ61は、圧縮機21を保護するための保護機器であり、圧縮機21へ電流を供給する電流供給回路において、サーマルプロテクタ60と直列に接続されている。この圧力スイッチ61は、圧縮機21の吐出側の圧力が所定の値まで上昇するとオフとなり、電流供給回路を遮断し、圧縮機21の吐出側の圧力が所定の値より低い状態ではオンとなり、電流供給回路を閉回路とするよう構成されている。圧力スイッチ61は、圧縮機21の吐出側の圧力の高低に基づいて、圧縮機21の駆動及び停止を実現する保護機能を有している。
図6は、実施の形態4に係る空気調和装置における圧縮機停止後の処理手順を示すフローチャートである。ステップS21で圧縮機21の駆動が停止すると、処理はステップS22へ進む。ステップS22では、制御部4は、圧縮機21の駆動が停止されてから、予め設定された時間が経過したか否かをチェックする。通常、圧縮機21の外郭温度の低下速度は、圧縮機21の吐出側の圧力の低下速度よりも遅いため、圧力スイッチ61の復帰はサーマルプロテクタ60の復帰よりも早い。上述の設定時間は、圧力スイッチ61がオフからオンへ復帰するまでの時間より長く、かつ、圧縮機21の外郭温度が復帰温度以下になるまでの時間より短く設定される。本実施の形態4では、設定時間は3分に設定されている。圧縮機21が停止してから設定時間が経過したことが確認されたら、処理はステップS23へ進む。ステップS23において、制御部4は、圧縮機21へ再起動させる制御信号を送信する。
次いで、ステップS24において、制御部4は、圧縮機21が再起動可能か否かをチェックする。圧縮機21の再起動が可能であることが確認されたら、処理はステップS25へ進み、ステップS25において、圧縮機21は再起動される。
ステップS24において、圧縮機21の再起動が可能ではないことが確認されたら、処理はステップS26へ進む。上述のように、圧力スイッチ61はサーマルプロテクタ60と直列に接続されており、また、設定時間は圧力スイッチ61がオフからオンへ復帰するまでの時間より長く設定されている。従って、設定時間が経過した時点で、圧力スイッチ61はオンとなっている。圧力スイッチ61がオンとなっているにもかかわらず、圧縮機21の再起動が可能ではない場合とは、圧力スイッチ61の保護機能が動作しているのではなく、サーマルプロテクタ60が動作している状態にあると判断できる。そこで、ステップS26において、制御部4は、表示機器42に、圧縮機21の停止は、サーマルプロテクタ60が動作したことによるものであることを表示する。
本実施の形態4によれば、圧縮機21の停止という異常動作の原因の特定が容易となる。
1 空気調和装置、2 室外機、3 室内機、4 制御部、5 冷媒回路、13 室外熱交換器、14 第1膨張弁、15 第2膨張弁、20 温度検知手段、21 圧縮機、22 流路切替部、23 室外熱交換器、24 第1膨張弁、25 冷媒容器、31 室内熱交換器、32 第2膨張弁、42 表示機器、60 サーマルプロテクタ、61 圧力スイッチ、70 サーミスタ、100 空気調和装置。
本発明に係る空気調和装置は、圧縮機と、前記圧縮機の外郭の温度を検知する温度検知手段と、前記圧縮機の前記外郭の温度変動に応じて前記圧縮機への電流の供給、及び電流供給の停止を行うよう構成されているサーマルプロテクタと、前記圧縮機への電流供給を制御する制御部と、を備える空気調和装置であって、前記制御部は、前記温度検知手段により検知される前記外郭の温度が、予め設定された停止温度以上になったら、前記圧縮機への電流供給を停止するよう構成され、前記サーマルプロテクタは、前記外郭の温度が前記停止温度より高い動作温度以上になると、前記圧縮機への電流供給を停止し、前記外郭の温度が前記動作温度より低い復帰温度まで低下したら、前記圧縮機への電流供給を行うよう構成され、前記復帰温度は、前記空気調和装置が動作する空気温度の上限値よりも高く設定されており、前記制御部は、前記外郭の温度が前記動作温度以上となり、前記サーマルプロテクタにより前記圧縮機への電流供給が停止された後、前記温度検知手段により検知される前記圧縮機の前記外郭の温度が、前記復帰温度より低い復帰許可温度以下となるまで、前記圧縮機の駆動を停止するよう構成されているものである。

Claims (4)

  1. 圧縮機と、
    前記圧縮機の外郭の温度を検知する温度検知手段と、
    前記圧縮機の前記外郭の温度変動に応じて前記圧縮機への電流の供給、及び電流供給の停止を行うよう構成されているサーマルプロテクタと、
    前記圧縮機への電流供給を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記温度検知手段により検知される前記外郭の温度が、予め設定された停止温度以上になったら、前記圧縮機への電流供給を停止するよう構成され、
    前記サーマルプロテクタは、前記外郭の温度が前記停止温度より高い動作温度以上になると、前記圧縮機への電流供給を停止するよう構成されている空気調和装置。
  2. 前記サーマルプロテクタは、前記外郭の温度が前記動作温度より低い復帰温度まで低下したら、前記圧縮機への電流供給を行うよう構成され、
    前記復帰温度は、前記空気調和装置が動作する空気温度の上限値よりも高く設定されている請求項1に記載の空気調和装置。
  3. 前記制御部は、前記外郭の温度が前記動作温度以上となり、前記サーマルプロテクタにより前記圧縮機への電流供給が停止された後、前記温度検知手段により検知される前記圧縮機の前記外郭の温度が、前記復帰温度より低い復帰許可温度以下となるまで、前記圧縮機の駆動を停止するよう構成されている請求項2に記載の空気調和装置。
  4. 前記圧縮機の保護機器をさらに備え、
    前記圧縮機に電流を供給する電流供給回路において、前記サーマルプロテクタと前記保護機器とは直列に接続され、
    前記制御部は、前記圧縮機への電流供給が停止されてから、設定時間が経過した後、前記圧縮機へ再起動させる信号を送信し、前記圧縮機の再起動ができない場合は、前記圧縮機の停止の原因が前記保護機器によるものではなく、前記サーマルプロテクタの動作によるものであることを報知するよう構成されている請求項1〜3のいずれか一項に記載の空気調和装置。
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