JPH109686A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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Publication number
JPH109686A
JPH109686A JP8350328A JP35032896A JPH109686A JP H109686 A JPH109686 A JP H109686A JP 8350328 A JP8350328 A JP 8350328A JP 35032896 A JP35032896 A JP 35032896A JP H109686 A JPH109686 A JP H109686A
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JP
Japan
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compressor
voltage
air conditioner
heat exchanger
load
Prior art date
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Pending
Application number
JP8350328A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Yoshida
幸雄 吉田
Mitsuru Matsui
満 松井
Makio Takeuchi
牧男 竹内
Satoru Murai
哲 村井
Masaaki Yokoi
雅明 横井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 供給電源電圧低下時には確実に圧縮機の保護
が行えるとともに、空気調和機の運転復帰に時間がかか
らないようにする。 【解決手段】 圧縮機1、熱源側熱交換器、減圧機構お
よび利用側熱交換器を備えた空気調和機において、前記
圧縮機1への供給電源電圧を検出する電圧検出手段14
と、該電圧検出手段14により検出された検出電圧が予
め設定された運転停止用設定値以下に低下した時前記圧
縮機1の運転を停止させる制御手段17とを付設して、
供給電源電圧低下時における圧縮機1の保護を行うとと
もに、運転復帰を短時間で行えるようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、特願平8−10
2593号を先の出願とする特許法第41条第1項の規
定に基づく特許出願に係る発明であり、先の出願の発明
と同様に、空気調和機に関し、さらに詳しくは供給電源
電圧が不安定な地域での使用に適した空気調和機に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来から良く知られている空気調和機
は、圧縮機、熱源側熱交換器、減圧機構および利用側熱
交換器を備えて構成されており、循環冷媒の圧力が異常
状態となった時に圧力スイッチを作動させて圧縮機の運
転を停止させるという圧縮機保護機能が付与されている
のが通例である。
【0003】ところで、日本のように電力事情が安定し
ており、供給電源電圧があまり変動しないところでは問
題とならないが、現地の電力事情が悪くて、供給電源電
圧が大幅に変動する地域で空気調和機を使用する場合、
通常、圧縮機の電圧変動保証範囲が定格電圧の±10%
に設定されているため、次のような不具合が生じる。
【0004】即ち、供給電源電圧が低下してくると、圧
縮機のトルクが低減し、ついには負荷トルク以下になる
と、圧縮機が拘束・停止してしまう。すると、圧縮機駆
動用モータの拘束に伴う内部発熱により内蔵するサーモ
プロテクタが作動するが、一旦サーモプロテクタが作動
してしまうと、復帰するまでに長時間(例えば、30分
〜1時間)かかってしまうこととなり、この間空気調和
機の運転は停止状態となるため、室温を保てなくなっ
て、ユーザに不快感を与えてしまうこととなる。
【0005】上記のような不具合を解消する方法として
は、別電源でバックアップする、自動電圧調整器を
付加して供給電源電圧を昇圧する、圧縮機を電圧低下
に対応できるものに再設計する、等が考えられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記いずれ
の方法でも、コストアップが免れないところから、低コ
ストで簡単且つ確実であり、しかも復帰に時間のかから
ない低電圧対策が切望されている。
【0007】本願発明は、上記の点に鑑みてなされたも
ので、供給電源電圧低下時には確実に圧縮機の保護が行
えるとともに、空気調和機の運転復帰に時間がかからな
いようにすることを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願発明の第1の基本構
成では、上記課題を解決するための手段として、圧縮機
1、熱源側熱交換器2、減圧機構3および利用側熱交換
器4を備えた空気調和機において、前記圧縮機1への供
給電源電圧を検出する電圧検出手段14と、該電圧検出
手段14により検出された検出電圧が予め設定された運
転停止用設定値以下に低下した時前記圧縮機1の運転を
停止させる制御手段17とを付設して、供給電源電圧低
下時における圧縮機1の保護を行うとともに、運転復帰
を短時間で行えるようにしている。
【0009】本願発明の第2の基本構成では、上記課題
を解決するための手段として、圧縮機1、熱源側熱交換
器2、減圧機構3および利用側熱交換器4を備え、前記
圧縮機1の負荷を低減させる負荷低減手段11を付設し
てなる空気調和機において、前記圧縮機1への供給電源
電圧を検出する電圧検出手段14と、該電圧検出手段1
4により検出された検出電圧が予め設定された負荷低減
用設定値以下に低下した時前記負荷低減手段11を作動
させる制御手段17とを付設して、供給電源電源低下時
にも圧縮機1の運転を継続できるようにしている。
【0010】本願発明の第3の基本構成では、上記課題
を解決するための手段として、圧縮機1、熱源側熱交換
器2、減圧機構3および利用側熱交換器4を備え、前記
圧縮機1の負荷を低減させる負荷低減手段11を付設し
てなる空気調和機において、前記圧縮機1への供給電源
電圧を検出する電圧検出手段14と、該電圧検出手段1
4により検出された検出電圧が予め設定された負荷低減
用設定値以下に低下した時前記負荷低減手段11を作動
させ且つ前記検出電圧が前記負荷低減用設定値より低い
運転停止用設定値以下に低下した時前記圧縮機1を停止
させる制御手段17とを付設して、第1段階の供給電源
電圧低下時には圧縮機1の運転を負荷低減状態で継続
し、第2段階の供給電源電圧低下時には圧縮機1の保護
を行い且つ運転復帰を短時間で行えるようにしている。
【0011】本願発明の第2および第3の基本構成にお
いて、前記負荷低減手段11を、前記圧縮機1の吐出側
と吸入側とを接続するバイパス回路12に介設された電
磁弁とした場合、基本冷媒回路にバイパス回路12と電
磁弁を付加し且つ電磁弁を開閉制御するだけてよくな
り、構成が簡略となるとともに制御も容易となる点で好
ましい。
【0012】以上に記述した本願発明の基本構成および
好ましい実施の形態(即ち、請求項1ないし請求項4に
記載された発明)は、先の出願の明細書および図面に開
示されているものである。
【0013】さらに、本願発明にかかる空気調和機は、
以下に述べる新たに追加された基本構成(即ち、請求項
5に記載された発明)を有している。
【0014】本願発明の第4の基本構成では、上記課題
を解決するための手段として、圧縮機1、熱源側熱交換
器2、減圧機構3および利用側熱交換器4を備え、前記
圧縮機1の運転制御を司る制御回路22を付設してなる
空気調和機において、供給電源電圧が予め設定された運
転停止用設定値以下に低下したとき前記制御回路22に
対して前記圧縮機1の運転を停止するための信号を出力
するリセット用集積回路21と、該リセット用集積回路
21からの情報を光信号として前記制御回路22側へ伝
達する光信号通信手段23,24とを付設して、汎用の
リセット用集積回路21により供給電源電圧を監視し
て、供給電源電圧低下時には圧縮機1の保護を行い且つ
運転復帰を短時間で行えるようにしている。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して、本
願発明の幾つかの好適な実施の形態について詳述する。
【0016】第1の実施の形態(請求項1ないし請求項
4に対応) 図1および図2には、本願発明の第1の実施の形態にか
かる空気調和機が示されている。
【0017】この空気調和機は、図1に示すように、圧
縮機1、凝縮器として作用する熱源側熱交換器2、減圧
機構として作用するキャピラリチューブ3、蒸発器とし
て作用する利用側熱交換器4およびアキュムレータ5を
冷媒配管6により順次接続してなる冷媒回路Aを備えた
冷房専用機とされている。符号7,8は分流器、9,1
0は閉鎖弁である。前記圧縮機1、熱源側熱交換器2、
キャピラリチューブ3、アキュムレータ5、分流器7お
よび閉鎖弁9,10は室外側に設置される一方、前記利
用側熱交換器4および分流器8は室内側に設置される。
【0018】そして、前記圧縮機1の吐出側配管6aと
吸入側配管6bとの間には、圧縮機1の負荷を低減させ
る負荷低減手段として作用する電磁弁11を有するバイ
パス回路12が介設されている。なお、このバイパス回
路12は、電磁弁11の開作動時に圧縮機1の全吐出ガ
ス冷媒がバイパスすることのないように配管径が小さい
ものとする必要がある。
【0019】この空気調和機においては、圧縮機1から
吐出された高温高圧のガス冷媒が凝縮器として作用する
熱源側熱交換器2において外気等により冷却されて高温
高圧の液冷媒となり、キャピラリチューブ3を通過する
過程で減圧された後、蒸発器として作用する利用側熱交
換器4において室内空気から熱を奪って蒸発気化して低
圧ガス冷媒となり、その後アキュムレータ5を経て圧縮
機1へ吸入されることとなっており、利用側熱交換器4
を通過する過程で冷媒との熱交換により冷却された室内
空気により室内を冷房することとなっている。
【0020】そして、この空気調和機には、図2に示す
ように、該空気調和機の運転を開始する運転スイッチ1
3と、前記圧縮機1への供給電源電圧Vを検出する電圧
検出手段として作用する電圧検出器14と、該電圧検出
器14により検出された検出電圧Vが予め設定された運
転停止用設定値Vs1以下に低下した時に警報を発する
低電圧用アラーム15と、前記電圧検出器14により検
出された検出電圧Vが予め設定された過電圧用設定値V
2以上に上昇した時に警報を発する高電圧用アラーム
16と、前記運転スイッチ13および電圧検出器14か
らの情報(例えば、ON信号および検出電圧V)を得て
各種演算処理を行い、その結果により前記圧縮機1、電
磁弁11およびアラーム15,16に対して制御信号を
出力するコントロールユニット17とが付設されてい
る。
【0021】前記コントロールユニット17は、特許請
求の範囲における制御手段を構成するものであり、例え
ばマイクロコンピュータからなっている。このコントロ
ールユニット17は、前記電圧検出器14により検出さ
れた検出電圧Vが予め設定された運転停止用設定値Vs
1以下に低下した時に前記圧縮機1の運転を停止する制
御信号と前記低電圧用アラーム15を作動させる制御信
号とを出力し、前記電圧検出器14により検出された検
出電圧Vが予め設定された過電圧用設定値Vs2以上に
上昇した時に前記高電圧用アラーム16を作動させる制
御信号を出力し、前記電圧検出器14により検出された
検出電圧Vが予め設定された負荷低減用設定値Vs
3(前記運転停止用設定値Vs1より高い)以下に低下し
た時に前記電磁弁11を開作動させる制御信号を出力
し、前記電圧検出器14により検出された検出電圧Vが
予め設定された復帰用設定値Vs4(前記負荷低減用設
定値Vs2より高い)以上に上昇した時に前記電磁弁1
1を閉作動させる制御信号を出力する等の機能を有して
いる。例えば、運転停止用設定値Vs1は定格電圧(2
20V)から15%低下した値(即ち、187V)とさ
れ、過電圧用設定値Vs2は定格電圧(220V)から
15%上昇した値(即ち、253V)とされ、負荷低減
用設定値Vs3は定格電圧(220V)から12.5%
低下した値(即ち、192.5V)とされ、復帰用設定
値Vs4は定格電圧(220V)から7.5%低下した
値(即ち、203.5V)とされている。
【0022】ついで、この空気調和機における運転制御
について図3に示すフローチャートおよび図4に示すタ
イムチャートを参照して詳述する。
【0023】ステップS1において運転スイッチ13が
ONされると、ステップS2において電圧検出器14か
らの検出電圧Vが入力され、ステップS3において検出
電圧Vと運転停止用設定値Vs1との比較がなされる。
ここで、V≦Vs1と判定された場合(即ち、供給電源
電圧が運転停止領域にまで低下していると判定された場
合)にはステップS4に進み、圧縮機1の運転を禁止す
ると同時に低電圧用アラーム15により警報を発する。
【0024】一方、ステップS3においてV>Vs1と判
定された場合にはステップS5に進み、検出電圧Vと過
電圧用設定値Vs2との比較がなされる。ここで、V≧
Vs2と判定された場合(即ち、供給電源電圧が過電圧
状態と判定された場合)にはステップS6に進み、高電
圧用アラーム16により警報を発する。この時、運転停
止を行わないのは、過電圧の場合には圧縮機1を保護し
なくとも支障がなく、空気調和機の実力に依存して運転
することが可能だからである。
【0025】ステップS5においてV<Vs2と判定され
た場合(即ち、供給電源電圧が通常運転領域にあると判
定された場合)にはステップS7に進み、圧縮機1の運
転を開始すると同時にアラーム15,16を解除する。
【0026】上記のようにして圧縮機1の運転が開始さ
れた後、検出電圧Vの変動を監視し、ステップS8にお
いて検出電圧Vと負荷低減用設定値Vs3との比較がな
され、ここで、V≦Vs3と判定されると、ステップS9
においてその状態が所定時間t1(例えば、1分間)継
続したか否かが判定され、肯定判定された場合にはステ
ップS10に進み、電磁弁11を開作動する。すると、圧
縮機1から吐出された高圧ガス冷媒の一部がバイパス回
路12を介して圧縮機1の吸入側へバイパスされること
となり、圧縮機1は負荷が低減されたアンロード運転さ
れる。従って、供給電源電圧が低下していても、圧縮機
1のトルクが負荷トルク以下になることがなくなり、安
全装置として作用するサーモプロテクタが作動すること
がなくなる。つまり、空気調和機の運転を継続すること
ができ、室温をある程度維持できることとなり、ユーザ
が不快感を感じることがなくなる。なお、検出電圧Vが
負荷低減設定値Vs3以下となった状態が所定時間t1
続していることを判定基準としたのは、供給電源電圧が
小刻みに変動した場合のハンチング作動を回避するため
である。
【0027】上記アンロード運転中にも検出電圧Vの変
動を監視し、ステップS11において検出電圧Vと復帰用
設定値Vs4との比較がなされ、ここで、V≧Vs4と判
定された場合(即ち、供給電源電圧が復帰電圧まで上昇
していると判定された場合)にはステップS12に進み、
電磁弁11を閉作動して、圧縮機1を正常運転に復帰さ
せる。このように、アンロード運転へ移行する電圧値と
復帰する電圧値とに差を設けたのは、ハンチング作動を
防止するためである。
【0028】ステップS11においてV<Vs4と判定さ
れた場合には、電磁弁11は開状態を継続されるが、ス
テップS13においてV≦Vs1と判定されると、ステッ
プS14においてその状態が所定時間t2(例えば、1分
間)継続したか否かが判定され、肯定判定された場合に
はステップS15に進み、圧縮機1の運転を停止すると同
時に低電圧用アラーム15を作動させる。ここでも、検
出電圧Vが負荷低減設定値Vs1以下となった状態が所
定時間t2継続していることを判定基準としたのは、供
給電源電圧が小刻みに変動した場合のハンチング作動を
回避するためである。なお、t1とt2とは同一時間であ
る必要はなく、ハンチング作動が防止できる程度の時間
となるように適宜設定される。
【0029】その後、ステップS16において所定時間t
3(例えば、3分間)経過したと判定されると、ステッ
プS3に戻り、運転スイッチ13のON状態での制御が
継続される。
【0030】上記制御による供給電源電圧の変動と、運
転スイッチ13、圧縮機1、電磁弁11およびアラーム
15の作動との関係は図4のタイムチャートに示す通り
である。
【0031】上記のようにすれば、アンロード運転中に
供給電源電圧が運転禁止領域にまで低下した場合、安全
装置であるサーモプロテクタが作動する前に圧縮機1の
運転が停止されることとなるため、供給電源電圧が正常
領域に復帰すると、直ちに圧縮機1の運転が再開でき
る。従って、空気調和機の運転が停止されている時間が
短くなり、室温の上昇によりユーザが不快感を感じるこ
とが少なくなる。
【0032】なお、圧縮機の負荷を低減させる負荷低減
手段としては、本実施の形態における電磁弁の他、圧縮
機に内蔵されたアンロード機構等を採用することが可能
である。
【0033】以上記述した実施の形態(即ち、請求項1
ないし請求項4にかかる実施の形態)は、先の明細書お
よび図面に開示されているものである。
【0034】以下に、新たに追加された第2の実施の形
態(即ち、請求項5にかかる実施の形態)について説明
する。
【0035】第2の実施の形態(請求項5に対応) 図5には、本願発明の第2の実施の形態にかかる空気調
和機における制御系の構成ガ示されている。
【0036】この場合、図5に示すように、供給電源
(即ち、交流電源)18からの電源電圧は、分圧器19
により分圧されて電圧降下された後、整流器20を経て
リセット用集積回路21へ供給されることとなってい
る。該リセット用集積回路21は、圧縮機1の運転制御
を司る制御回路として作用するマイコン22に対して供
給電源電圧Vが予め設定された運転停止用設定値Vs以
下に低下したとき前記圧縮機1の運転を停止するための
信号を出力するものとされている。例えば、前記リセッ
ト用集積回路21からの信号出力が10分継続したとき
に圧縮機1の運転が停止されることとなっている。
【0037】そして、前記リセット用集積回路21から
の情報は、光信号通信手段として作用するフォトカプラ
23,24を介して光信号として前記マイコン22側へ
伝達されることとなっている。その他の構成は第1の実
施の形態と同様なので説明を省略する。
【0038】ついで、本実施の形態にかかる空気調和機
における運転制御について図6に示すフローチャートを
参照して詳述する。
【0039】ステップS1においてリセット用集積回路
21による供給電源電圧Vの監視が行われ、ステップS
2において供給電源電圧Vと設定電圧Vsとの比較がな
され、ここでV>Vsと判定されると、ステップS3
おいてマイコン22に信号「High」が入力され、そ
の後ステップS1へ戻って供給電源電圧の監視が続行さ
れる。
【0040】ステップS2においてV≦Vsと判定され
た場合には、ステップS4に進み、マイコン22に信号
「Low」が入力され、該信号出力が10分継続すると
ステップS5において圧縮機1を保護するために運転が
停止される。
【0041】その後、ステップS6においてリセット用
集積回路21による供給電源電圧Vの監視が行われ、ス
テップS7において供給電源電圧Vが正常電圧に復帰し
たと判定されるまで上記電源電圧の監視を続行し、ステ
ップS7において供給電源電圧が正常電圧に復帰したと
判定されると、ステップS8に進み、マイコン22によ
る通常の運転制御に復帰し、ステップS1へリターンす
る。
【0042】上記したように、本実施の形態において
は、リセット用集積回路21によって供給電源電圧Vを
監視し、供給電源電圧Vが設定電圧Vs以下に低下した
場合には、圧縮機1の運転を停止するようにしているの
で、安全装置であるサーモプロテクタが作動する前に圧
縮機1の運転が停止できることとなり、供給電源電圧V
が正常領域に復帰すると、直ちに圧縮機1の運転が再開
できる。従って、空気調和機の運転が停止されている時
間が短くなり、室温の上昇によりユーザが不快感を感じ
ることが少なくなる。しかも、本実施の形態の場合、汎
用されている安価な集積回路を供給電源電圧監視用とし
て使用しているので、トランスが不要となり、コストダ
ウンにも寄与する。
【0043】本実施の形態にかかる空気調和機は、冷房
専用機とされているが、本願発明は、冷暖房可能なヒー
トポンプ式空気調和機にも適用可能である。
【0044】
【発明の効果】本願発明の第1の基本構成によれば、圧
縮機1への供給電源電圧を検出する電圧検出手段14に
より検出された検出電圧が予め設定された運転停止用設
定値以下に低下した時前記圧縮機1の運転を停止させる
ようにしているので、供給電源電圧低下時における圧縮
機1の保護が確実に行えるとともに、運転復帰を短時間
で行えるようになり、供給電源電圧の変動に伴って生じ
ていたユーザの不快感が大幅に低減できるという優れた
効果がある。
【0045】本願発明の第2の基本構成によれば、圧縮
機1への供給電源電圧を検出する電圧検出手段14によ
り検出された検出電圧が予め設定された負荷低減用設定
値以下に低下した時前記負荷低減手段11を作動させる
ようにしているので、供給電源電源低下時にも圧縮機1
の運転を継続できることとなり、供給電源電圧の変動に
伴って生じていたユーザの不快感が解消できるという優
れた効果がある。
【0046】本願発明の第3の基本構成によれば、圧縮
機1への供給電源電圧を検出する電圧検出手段14によ
り検出された検出電圧が予め設定された負荷低減用設定
値以下に低下した時圧縮機1の負荷を低減させる負荷低
減手段11を作動させ且つ前記検出電圧が前記負荷低減
用設定値より低い運転停止用設定値以下に低下した時前
記圧縮機1を停止させるようにしているので、第1段階
の供給電源電源低下時には圧縮機1の運転を負荷低減状
態で継続し、第2段階の供給電源電圧低下時には圧縮機
1の保護を行い且つ運転復帰を短時間で行えることとな
り、供給電源電圧の変動に伴って生じていたユーザの不
快感が解消できるとともに、異常に供給電源電圧が低下
した場合の圧縮機1の保護も確実に行えるという優れた
効果がある。
【0047】以上記述した発明の効果(即ち、請求項1
ないし請求項4にかかる発明の効果)は、先の明細書に
開示されているものである。
【0048】以下に、新たに追加された発明の効果(即
ち、請求項5にかかる発明の効果)について説明する。
【0049】本願発明の第4の基本構成によれば、リセ
ット用集積回路21によって供給電源電圧Vを監視し、
供給電源電圧Vが設定電圧Vs以下に低下した場合に
は、圧縮機1の運転を停止するようにしているので、安
全装置であるサーモプロテクタが作動する前に圧縮機1
の運転が停止できることとなり、供給電源電圧Vが正常
領域に復帰すると、直ちに圧縮機1の運転が再開でき
る。従って、空気調和機の運転が停止されている時間が
短くなり、室温の上昇によりユーザが不快感を感じるこ
とが少なくなるという優れた効果がある。しかも、汎用
されている安価な集積回路を供給電源電圧監視用として
使用しているので、トランスが不要となり、コストダウ
ンにも寄与するという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1の実施の形態にかかる空気調和
機の冷媒回路図である。
【図2】本願発明の第1の実施の形態にかかる空気調和
機における制御系を示すブロック図である。
【図3】本願発明の第1の実施の形態にかかる空気調和
機にかかる制御系の作用を説明するフローチャートであ
る。
【図4】本願発明の第1の実施の形態にかかる空気調和
機にかかる制御系の作用を説明するタイムチャートであ
る。
【図5】本願発明の第2の実施の形態にかかる空気調和
機における制御系を示すブロック図である。
【図6】本願発明の第2の実施の形態にかかる空気調和
機にかかる制御系の作用を説明するフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1は圧縮機、2は熱源側熱交換器、3は減圧機構(キャ
ピラリチューブ)、4は利用側熱交換器、6は冷媒配
管、11は負荷低減手段(電磁弁)、12はバイパス回
路、13は運転スイッチ、14は電圧検出手段(電圧検
出器)、15低電圧用アラーム、16は高電圧用アラー
ム、17は制御手段(コントロールユニット)、21は
リセット用集積回路、22は制御回路(マイコン)、2
3,24は光信号通信手段(フォトカプラ)、Aは冷媒
回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹内 牧男 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工業 株式会社堺製作所金岡工場内 (72)発明者 村井 哲 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工業 株式会社堺製作所金岡工場内 (72)発明者 横井 雅明 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工業 株式会社堺製作所金岡工場内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機(1)、熱源側熱交換器(2)、
    減圧機構(3)および利用側熱交換器(4)を備えた空
    気調和機であって、前記圧縮機(1)への供給電源電圧
    を検出する電圧検出手段(14)と、該電圧検出手段
    (14)により検出された検出電圧が予め設定された運
    転停止用設定値以下に低下した時前記圧縮機(1)の運
    転を停止させる制御手段(17)とを付設したことを特
    徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】 圧縮機(1)、熱源側熱交換器(2)、
    減圧機構(3)および利用側熱交換器(4)を備え、前
    記圧縮機(1)の負荷を低減させる負荷低減手段(1
    1)を付設してなる空気調和機であって、前記圧縮機
    (1)への供給電源電圧を検出する電圧検出手段(1
    4)と、該電圧検出手段(14)により検出された検出
    電圧が予め設定された負荷低減用設定値以下に低下した
    時前記負荷低減手段(11)を作動させる制御手段(1
    7)とを付設したことを特徴とする空気調和機。
  3. 【請求項3】 圧縮機(1)、熱源側熱交換器(2)、
    減圧機構(3)および利用側熱交換器(4)を備え、前
    記圧縮機(1)の負荷を低減させる負荷低減手段(1
    1)を付設してなる空気調和機であって、前記圧縮機
    (1)への供給電源電圧を検出する電圧検出手段(1
    4)と、該電圧検出手段(14)により検出された検出
    電圧が予め設定された負荷低減用設定値以下に低下した
    時前記負荷低減手段(11)を作動させ且つ前記検出電
    圧が前記負荷低減用設定値より低い運転停止用設定値以
    下に低下した時前記圧縮機(1)を停止させる制御手段
    (17)とを付設したことを特徴とする空気調和機。
  4. 【請求項4】 前記負荷低減手段(11)を、前記圧縮
    機(1)の吐出側と吸入側とを接続するバイパス回路
    (12)に介設された電磁弁としたことを特徴とする前
    記請求項2および請求項3のいずれか一項記載の空気調
    和機。
  5. 【請求項5】 圧縮機(1)、熱源側熱交換器(2)、
    減圧機構(3)および利用側熱交換器(4)を備え、前
    記圧縮機(1)の運転制御を司る制御回路(22)を付
    設してなる空気調和機であって、供給電源電圧が予め設
    定された運転停止用設定値以下に低下したとき前記制御
    回路(22)に対して前記圧縮機(1)の運転を停止す
    るための信号を出力するリセット用集積回路(21)
    と、該リセット用集積回路(21)からの情報を光信号
    として前記制御回路(22)側へ伝達する光信号通信手
    段(23),(24)とを付設したことを特徴とする空
    気調和機。
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