JPH0618113A - 空気調和機 - Google Patents
空気調和機Info
- Publication number
- JPH0618113A JPH0618113A JP4176741A JP17674192A JPH0618113A JP H0618113 A JPH0618113 A JP H0618113A JP 4176741 A JP4176741 A JP 4176741A JP 17674192 A JP17674192 A JP 17674192A JP H0618113 A JPH0618113 A JP H0618113A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat exchanger
- compressor
- electronic expansion
- refrigerant
- expansion valve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)
- Air Conditioning Control Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高圧保護手段の不要な作動を防いで快適性の
向上が図れる空気調和機を提供する。 【構成】 冷房用の第1電子膨張弁および暖房用の第2
電子膨張弁がある。冷房過負荷運転時は非使用状態の第
2電子膨張弁を開き、これにより冷媒の一部を冷媒加熱
器側に流入してそこから低圧側にバイパスし、低圧側圧
力を下げて高圧側圧力の上昇を押さえる。暖房過負荷運
転時は非使用状態の第1電子膨張弁を開き、これにより
冷媒の一部を室外熱交換器側に流入してそこから低圧側
にバイパスし、低圧側圧力を下げて高圧側圧力の上昇を
押さえる。
向上が図れる空気調和機を提供する。 【構成】 冷房用の第1電子膨張弁および暖房用の第2
電子膨張弁がある。冷房過負荷運転時は非使用状態の第
2電子膨張弁を開き、これにより冷媒の一部を冷媒加熱
器側に流入してそこから低圧側にバイパスし、低圧側圧
力を下げて高圧側圧力の上昇を押さえる。暖房過負荷運
転時は非使用状態の第1電子膨張弁を開き、これにより
冷媒の一部を室外熱交換器側に流入してそこから低圧側
にバイパスし、低圧側圧力を下げて高圧側圧力の上昇を
押さえる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、冷媒加熱器を備えた
空気調和機に関する。
空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】冷凍サイクルに冷媒加熱器を加えて設
け、その冷媒加熱器の燃焼熱を利用して室内の暖房を行
なう空気調和機がある。
け、その冷媒加熱器の燃焼熱を利用して室内の暖房を行
なう空気調和機がある。
【0003】この冷媒加熱式の空気調和機では、圧縮機
から吐出される冷媒を室内熱交換器、減圧器、冷媒加熱
器に通して圧縮機に戻し、かつ冷媒加熱器を運転オンす
ることにより、室内熱交換器が凝縮器、冷媒加熱器が蒸
発器として働き、暖房運転を行なうことができる。
から吐出される冷媒を室内熱交換器、減圧器、冷媒加熱
器に通して圧縮機に戻し、かつ冷媒加熱器を運転オンす
ることにより、室内熱交換器が凝縮器、冷媒加熱器が蒸
発器として働き、暖房運転を行なうことができる。
【0004】また、圧縮機から吐出される冷媒を室外熱
交換器、減圧器、室内熱交換器に通して圧縮機に戻すこ
とにより、室外熱交換器が凝縮器、室内熱交換器が蒸発
器として働き、冷房運転を行なうことができる。
交換器、減圧器、室内熱交換器に通して圧縮機に戻すこ
とにより、室外熱交換器が凝縮器、室内熱交換器が蒸発
器として働き、冷房運転を行なうことができる。
【0005】一方、空気調和機には高圧保護手段として
高圧スイッチが設けられる。この高圧スイッチは過負荷
運転などによって冷凍サイクルの高圧側圧力が異常上昇
した場合に作動するもので、その作動に際して圧縮機
(および冷媒加熱器)の運転が強制的に停止され、冷凍
サイクル機器が保護される。
高圧スイッチが設けられる。この高圧スイッチは過負荷
運転などによって冷凍サイクルの高圧側圧力が異常上昇
した場合に作動するもので、その作動に際して圧縮機
(および冷媒加熱器)の運転が強制的に停止され、冷凍
サイクル機器が保護される。
【0006】たとえば、図6に示すように、高圧側圧力
Pdが異常上昇して高圧スイッチ作動点P1 に達した場
合、高圧スイッチが作動して圧縮機(および冷媒加熱
器)の運転が停止される。この停止状態は所定時間続け
られた後に解除され、圧縮機が再起動されるが、それで
も高圧スイッチが続けて作動する場合には、安全のため
圧縮機の運転を始め全ての運転が停止される(全停
止)。
Pdが異常上昇して高圧スイッチ作動点P1 に達した場
合、高圧スイッチが作動して圧縮機(および冷媒加熱
器)の運転が停止される。この停止状態は所定時間続け
られた後に解除され、圧縮機が再起動されるが、それで
も高圧スイッチが続けて作動する場合には、安全のため
圧縮機の運転を始め全ての運転が停止される(全停
止)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ただし、高圧保護によ
って運転が中断すると、空調効率が低下して快適性が損
なわれてしまう。
って運転が中断すると、空調効率が低下して快適性が損
なわれてしまう。
【0008】この発明は上記の事情を考慮したもので、
その目的とするところは、高圧保護手段の不要な作動を
防いで快適性の向上が図れる空気調和機を提供すること
にある。
その目的とするところは、高圧保護手段の不要な作動を
防いで快適性の向上が図れる空気調和機を提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1の空
気調和機は、圧縮機の吐出口に四方弁を介して室外熱交
換器を接続し、その室外熱交換器に第1電子膨張弁を介
して室内熱交換器を接続し、その室内熱交換器を四方弁
を介して圧縮機の吸込口に接続するとともに、第1電子
膨張弁と室内熱交換器の接続部に第2電子膨張弁を介し
て冷媒加熱器を接続し、その冷媒加熱器を圧縮機の吸込
口に接続した冷凍サイクルと、圧縮機の吐出冷媒を四方
弁、室外熱交換器、第1電子膨張弁、室内熱交換器、四
方弁に通して圧縮機に戻し冷房運転を実行する手段と、
圧縮機の吐出冷媒を四方弁、室内熱交換器、第2電子膨
張弁、冷媒加熱器に通して圧縮機に戻しかつ冷媒加熱器
を運転して暖房運転を実行する手段と、冷凍サイクルの
高圧側圧力が異常上昇すると圧縮機の運転を停止する高
圧保護手段と、冷房過負荷運転時に第2電子膨張弁を開
く手段と、暖房過負荷運転時に第1電子膨張弁を開く手
段とを備える。
気調和機は、圧縮機の吐出口に四方弁を介して室外熱交
換器を接続し、その室外熱交換器に第1電子膨張弁を介
して室内熱交換器を接続し、その室内熱交換器を四方弁
を介して圧縮機の吸込口に接続するとともに、第1電子
膨張弁と室内熱交換器の接続部に第2電子膨張弁を介し
て冷媒加熱器を接続し、その冷媒加熱器を圧縮機の吸込
口に接続した冷凍サイクルと、圧縮機の吐出冷媒を四方
弁、室外熱交換器、第1電子膨張弁、室内熱交換器、四
方弁に通して圧縮機に戻し冷房運転を実行する手段と、
圧縮機の吐出冷媒を四方弁、室内熱交換器、第2電子膨
張弁、冷媒加熱器に通して圧縮機に戻しかつ冷媒加熱器
を運転して暖房運転を実行する手段と、冷凍サイクルの
高圧側圧力が異常上昇すると圧縮機の運転を停止する高
圧保護手段と、冷房過負荷運転時に第2電子膨張弁を開
く手段と、暖房過負荷運転時に第1電子膨張弁を開く手
段とを備える。
【0010】この発明の請求項2の空気調和機は、請求
項1の構成に加え、暖房運転時に高圧側圧力が所定値ま
で上昇した場合に冷媒加熱器の加熱量を減少させる手段
を備える。
項1の構成に加え、暖房運転時に高圧側圧力が所定値ま
で上昇した場合に冷媒加熱器の加熱量を減少させる手段
を備える。
【0011】
【作用】請求項1の空気調和機では、冷房過負荷運転時
は第2電子膨張弁が開き、第1電子膨張弁から室内熱交
換器に流れる冷媒の一部が冷媒加熱器側に流入してそこ
から低圧側にバイパスされ、低圧側圧力が下がって高圧
側圧力の上昇が押さえられる。暖房過負荷運転時は第1
電子膨張弁が開き、室内熱交換器から第2電子膨張弁に
流れる冷媒の一部が室外熱交換器側に流入してそこから
低圧側にバイパスされ、低圧側圧力が下がって高圧側圧
力の上昇が押さえられる。
は第2電子膨張弁が開き、第1電子膨張弁から室内熱交
換器に流れる冷媒の一部が冷媒加熱器側に流入してそこ
から低圧側にバイパスされ、低圧側圧力が下がって高圧
側圧力の上昇が押さえられる。暖房過負荷運転時は第1
電子膨張弁が開き、室内熱交換器から第2電子膨張弁に
流れる冷媒の一部が室外熱交換器側に流入してそこから
低圧側にバイパスされ、低圧側圧力が下がって高圧側圧
力の上昇が押さえられる。
【0012】請求項2の空気調和機では、請求項1の作
用に加え、暖房運転時に高圧側圧力が所定値まで上昇し
た場合に冷媒加熱器の加熱量が減少され、高圧側圧力の
上昇がさらに押さえられる。
用に加え、暖房運転時に高圧側圧力が所定値まで上昇し
た場合に冷媒加熱器の加熱量が減少され、高圧側圧力の
上昇がさらに押さえられる。
【0013】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して説明する。
照して説明する。
【0014】図1に示すように、圧縮機1の吐出口に四
方弁2を介して室外熱交換器3を接続し、その室外熱交
換器3に冷房用の第1電子膨張弁4を介して室内熱交換
器5を接続し、その室内熱交換器5は四方弁2および逆
止弁6を介して圧縮機1の吸込口に接続する。なお、室
外熱交換器3と並列にバイパス3aがある。
方弁2を介して室外熱交換器3を接続し、その室外熱交
換器3に冷房用の第1電子膨張弁4を介して室内熱交換
器5を接続し、その室内熱交換器5は四方弁2および逆
止弁6を介して圧縮機1の吸込口に接続する。なお、室
外熱交換器3と並列にバイパス3aがある。
【0015】電子膨張弁4と室内熱交換器5の接続部に
暖房用の第2電子膨張弁7を介して冷媒加熱器8を接続
し、その冷媒加熱器8を圧縮機1の吸込口に接続する。
こうして、冷凍サイクルを構成する。
暖房用の第2電子膨張弁7を介して冷媒加熱器8を接続
し、その冷媒加熱器8を圧縮機1の吸込口に接続する。
こうして、冷凍サイクルを構成する。
【0016】電子膨張弁4,7は、供給される駆動パル
スの数に応じて開度が連続的に変化するパルスモータバ
ルブである。以下、電子膨張弁4,7をそれぞれPMV
4、PMV7と略称する。冷媒加熱器8はガスバ−ナ9
を付属して備えており、そのガスバ−ナ9を比例制御弁
10を介して燃料供給源(図示しない)に接続してい
る。室外熱交換器3の近傍に室外ファン11を設け、室
内熱交換器5の近傍に室内ファン12を設ける。
スの数に応じて開度が連続的に変化するパルスモータバ
ルブである。以下、電子膨張弁4,7をそれぞれPMV
4、PMV7と略称する。冷媒加熱器8はガスバ−ナ9
を付属して備えており、そのガスバ−ナ9を比例制御弁
10を介して燃料供給源(図示しない)に接続してい
る。室外熱交換器3の近傍に室外ファン11を設け、室
内熱交換器5の近傍に室内ファン12を設ける。
【0017】圧縮機1の吐出口と四方弁2との間の管に
高圧スイッチ13を取付ける。この高圧スイッチ13
は、高圧側圧力が異常上昇して作動点であるP1 に達す
ると作動する。
高圧スイッチ13を取付ける。この高圧スイッチ13
は、高圧側圧力が異常上昇して作動点であるP1 に達す
ると作動する。
【0018】室外熱交換器3に熱交換器温度センサ14
を取付け、室内熱交換器5に熱交換器温度センサ15を
取付ける。冷媒加熱器8の冷媒入口側の管に冷媒温度セ
ンサ16を取付け、冷媒出口側の管に冷媒温度センサ1
7を取付ける。なお、Aは室外ユニット、Bは室内ユニ
ットである。制御回路を図2に示す。
を取付け、室内熱交換器5に熱交換器温度センサ15を
取付ける。冷媒加熱器8の冷媒入口側の管に冷媒温度セ
ンサ16を取付け、冷媒出口側の管に冷媒温度センサ1
7を取付ける。なお、Aは室外ユニット、Bは室内ユニ
ットである。制御回路を図2に示す。
【0019】交流電源20に室内ユニットBの室内制御
部30が接続される。この室内制御部30は、マイクロ
コンピュータおよびその周辺回路からなる。この室内制
御部30に、室内ファンモータ12M、熱交換器温度セ
ンサ15、室内温度センサ31、およびリモートコント
ロール式の操作器(以下、リモコンと略称する)32を
接続する。
部30が接続される。この室内制御部30は、マイクロ
コンピュータおよびその周辺回路からなる。この室内制
御部30に、室内ファンモータ12M、熱交換器温度セ
ンサ15、室内温度センサ31、およびリモートコント
ロール式の操作器(以下、リモコンと略称する)32を
接続する。
【0020】室内制御部30に、電源ラインACLおよ
びシリアル信号ラインSLを介して室外ユニットAの室
外制御部40を接続する。シリアル信号ラインSLは、
電源電圧同期のデータ伝送を行なうためのものである。
びシリアル信号ラインSLを介して室外ユニットAの室
外制御部40を接続する。シリアル信号ラインSLは、
電源電圧同期のデータ伝送を行なうためのものである。
【0021】室外制御部40は、マイクロコンピュータ
およびその周辺回路からなる。この室外制御部40に、
四方弁2、PMV4,7、比例制御弁10、室外ファン
モータ11M、高圧スイッチ13、熱交換器温度センサ
14、冷媒温度センサ16,17、およびインバータ回
路41を接続する。
およびその周辺回路からなる。この室外制御部40に、
四方弁2、PMV4,7、比例制御弁10、室外ファン
モータ11M、高圧スイッチ13、熱交換器温度センサ
14、冷媒温度センサ16,17、およびインバータ回
路41を接続する。
【0022】インバータ回路41は、電源ラインACL
からの電源電圧を整流し、それを室外制御部40の指令
に応じたスイッチングによって所定周波数の交流電圧に
変換し、出力する。この出力は圧縮機モータ1Mの駆動
電力となる。室内制御部30および室外制御部40は次
の機能手段を備える。
からの電源電圧を整流し、それを室外制御部40の指令
に応じたスイッチングによって所定周波数の交流電圧に
変換し、出力する。この出力は圧縮機モータ1Mの駆動
電力となる。室内制御部30および室外制御部40は次
の機能手段を備える。
【0023】[1]圧縮機1の吐出冷媒を四方弁2、室
外熱交換器3、PMV4、室内熱交換器5、四方弁2、
および逆止弁6に通して圧縮機1に戻し、冷房運転を実
行する手段。
外熱交換器3、PMV4、室内熱交換器5、四方弁2、
および逆止弁6に通して圧縮機1に戻し、冷房運転を実
行する手段。
【0024】[2]圧縮機1の吐出冷媒を四方弁2、室
内熱交換器5、PMV7、および冷媒加熱器8に通して
圧縮機に戻し、かつ冷媒加熱器8を運転(バーナ9を着
火)して暖房運転を実行する手段。
内熱交換器5、PMV7、および冷媒加熱器8に通して
圧縮機に戻し、かつ冷媒加熱器8を運転(バーナ9を着
火)して暖房運転を実行する手段。
【0025】[3]空調負荷(室内温度センサ31の検
知温度とリモコン32の設定温度との差)に応じて圧縮
機1の能力(インバータ回路41の出力周波数)を制御
する手段。 [4]高圧スイッチ13が作動すると圧縮機1の運転を
所定時間にわたって停止する高圧保護手段。
知温度とリモコン32の設定温度との差)に応じて圧縮
機1の能力(インバータ回路41の出力周波数)を制御
する手段。 [4]高圧スイッチ13が作動すると圧縮機1の運転を
所定時間にわたって停止する高圧保護手段。
【0026】[5]冷房時、熱交換器温度センサ14の
検知温度(凝縮器として機能する室外熱交換器3の温
度)が所定値以上に上昇する過負荷運転に際し、PMV
7を開く手段。これは、PMV4から室内熱交換器5に
流れる冷媒の一部を冷媒加熱器8側に流入させてそこか
ら低圧側にバイパスさせ、低圧側圧力を下げる働きをす
る。
検知温度(凝縮器として機能する室外熱交換器3の温
度)が所定値以上に上昇する過負荷運転に際し、PMV
7を開く手段。これは、PMV4から室内熱交換器5に
流れる冷媒の一部を冷媒加熱器8側に流入させてそこか
ら低圧側にバイパスさせ、低圧側圧力を下げる働きをす
る。
【0027】[6]暖房時、冷媒加熱器8での冷媒過熱
度(冷媒温度センサ17の検知温度Toと冷媒温度セン
サ16の検知温度Tiとの差ΔT)が一定値となるよう
PMV7の開度を調節する手段。
度(冷媒温度センサ17の検知温度Toと冷媒温度セン
サ16の検知温度Tiとの差ΔT)が一定値となるよう
PMV7の開度を調節する手段。
【0028】[7]暖房時、温度差ΔTが予め設定して
ある加熱量制御条件(図4)のAゾーンにあれば空調負
荷に応じて冷媒加熱器8の加熱量(バーナ9の燃焼量)
を調整し、温度差ΔTが加熱量制御条件のBゾーンまで
上昇すると冷媒加熱器8の加熱量を減少し、温度差ΔT
が加熱量制御条件のCゾーンに下降すると冷媒加熱器8
の加熱量をそのまま保持する手段。
ある加熱量制御条件(図4)のAゾーンにあれば空調負
荷に応じて冷媒加熱器8の加熱量(バーナ9の燃焼量)
を調整し、温度差ΔTが加熱量制御条件のBゾーンまで
上昇すると冷媒加熱器8の加熱量を減少し、温度差ΔT
が加熱量制御条件のCゾーンに下降すると冷媒加熱器8
の加熱量をそのまま保持する手段。
【0029】[8]暖房時、熱交換器温度センサ15の
検知温度(凝縮器として機能する室内熱交換器5の温
度)が所定値以上に上昇する過負荷運転に際し、PMV
4を開く手段。これは、室内熱交換器5からPMV7に
流れる冷媒の一部を室外熱交換器3側に流入させてそこ
から低圧側にバイパスさせ、低圧側圧力を下げる働きを
する。つぎに、上記の構成の作用を説明する。
検知温度(凝縮器として機能する室内熱交換器5の温
度)が所定値以上に上昇する過負荷運転に際し、PMV
4を開く手段。これは、室内熱交換器5からPMV7に
流れる冷媒の一部を室外熱交換器3側に流入させてそこ
から低圧側にバイパスさせ、低圧側圧力を下げる働きを
する。つぎに、上記の構成の作用を説明する。
【0030】リモコン32で冷房運転モードおよび所望
の室内温度Tsが設定され、かつ運転開始操作がなされ
ると、先ず室内温度センサ31の検知温度Taとリモコ
ン設定温度Tsとが比較される。
の室内温度Tsが設定され、かつ運転開始操作がなされ
ると、先ず室内温度センサ31の検知温度Taとリモコ
ン設定温度Tsとが比較される。
【0031】室内温度Taがリモコン設定温度Tsより
も高ければ、PMV4の開度が絞られ、かつPMV7が
全閉された状態で圧縮機1が起動される。すると、図1
に実線矢印で示す方向に冷媒が流れて冷房サイクルが形
成され、室外熱交換器3が凝縮器、室内熱交換器5が蒸
発器として機能し、室内が冷房される。
も高ければ、PMV4の開度が絞られ、かつPMV7が
全閉された状態で圧縮機1が起動される。すると、図1
に実線矢印で示す方向に冷媒が流れて冷房サイクルが形
成され、室外熱交換器3が凝縮器、室内熱交換器5が蒸
発器として機能し、室内が冷房される。
【0032】この冷房時、室内温度Taとリモコン設定
温度Tsとの差が空調負荷(冷房負荷)として求めら
れ、その空調負荷に応じてインバータ回路42の出力周
波数つまり圧縮機1の能力が制御される。
温度Tsとの差が空調負荷(冷房負荷)として求めら
れ、その空調負荷に応じてインバータ回路42の出力周
波数つまり圧縮機1の能力が制御される。
【0033】また、冷房時、熱交換器温度センサ14の
検知温度(凝縮器温度)Tcが監視される。仮に、外気
温度が上昇するなどして過負荷運転になると、高圧側圧
力Pdが上昇し、それに伴って凝縮器温度Tcが上昇す
る。この凝縮器温度Tcが所定値に達すると、PMV7
が開かれる。
検知温度(凝縮器温度)Tcが監視される。仮に、外気
温度が上昇するなどして過負荷運転になると、高圧側圧
力Pdが上昇し、それに伴って凝縮器温度Tcが上昇す
る。この凝縮器温度Tcが所定値に達すると、PMV7
が開かれる。
【0034】PMV7が開くと、PMV4から室内熱交
換器5に流れる冷媒の一部が冷媒加熱器8側に流入して
そこから低圧側にバイパスされる。このバイパスにより
低圧側冷媒が冷やされてそこの圧力が下がり、それに伴
って高圧側圧力Pdの上昇が押さえられる。したがっ
て、高圧側圧力Pdの異常上昇を防ぐことができ、高圧
スイッチ13の作動による不要な運転停止を回避して冷
房効率の向上が図れる。
換器5に流れる冷媒の一部が冷媒加熱器8側に流入して
そこから低圧側にバイパスされる。このバイパスにより
低圧側冷媒が冷やされてそこの圧力が下がり、それに伴
って高圧側圧力Pdの上昇が押さえられる。したがっ
て、高圧側圧力Pdの異常上昇を防ぐことができ、高圧
スイッチ13の作動による不要な運転停止を回避して冷
房効率の向上が図れる。
【0035】次に、リモコン32で暖房運転モードおよ
び所望の室内温度Tsが設定され、かつ運転開始操作が
なされると、先ず室内温度センサ31の検知温度Taと
リモコン設定温度Tsとが比較される。
び所望の室内温度Tsが設定され、かつ運転開始操作が
なされると、先ず室内温度センサ31の検知温度Taと
リモコン設定温度Tsとが比較される。
【0036】室内温度Taがリモコン設定温度Tsより
も低ければ、四方弁2が切換えられ、かつPMV4が全
閉された状態で圧縮機1が起動される。さらに、冷媒加
熱器8のバーナ9が着火される。すると、図1に破線矢
印で示す方向に冷媒が流れて暖房サイクルが形成され、
室内熱交換器5が凝縮器、冷媒加熱器8が蒸発器として
機能し、室内が暖房される。
も低ければ、四方弁2が切換えられ、かつPMV4が全
閉された状態で圧縮機1が起動される。さらに、冷媒加
熱器8のバーナ9が着火される。すると、図1に破線矢
印で示す方向に冷媒が流れて暖房サイクルが形成され、
室内熱交換器5が凝縮器、冷媒加熱器8が蒸発器として
機能し、室内が暖房される。
【0037】この暖房時、リモコン設定温度Tsと室内
温度Taとの差が空調負荷(暖房負荷)として求めら
れ、その空調負荷に応じてインバータ回路42の出力周
波数つまり圧縮機1の能力が制御される。
温度Taとの差が空調負荷(暖房負荷)として求めら
れ、その空調負荷に応じてインバータ回路42の出力周
波数つまり圧縮機1の能力が制御される。
【0038】冷媒温度センサ17の検知温度Toと冷媒
温度センサ16の検知温度Tiとの差ΔT(=To−T
i)が冷媒加熱器8での冷媒過熱度として求められ、そ
の冷媒過熱度が一定値となるようPMV7の開度が調節
される。
温度センサ16の検知温度Tiとの差ΔT(=To−T
i)が冷媒加熱器8での冷媒過熱度として求められ、そ
の冷媒過熱度が一定値となるようPMV7の開度が調節
される。
【0039】冷媒加熱器8の加熱量(バーナ9の燃焼
量)は、図3に示すように数段階の指令コードS1 〜S
9 によって設定される。初めは定格加熱量が設定される
が、運転が始まると上記温度差ΔTと図4の加熱量制御
条件とが比較され、その比較結果に応じて加熱量が制御
される。
量)は、図3に示すように数段階の指令コードS1 〜S
9 によって設定される。初めは定格加熱量が設定される
が、運転が始まると上記温度差ΔTと図4の加熱量制御
条件とが比較され、その比較結果に応じて加熱量が制御
される。
【0040】すなわち、温度差ΔTがAゾーンにあれ
ば、空調負荷に応じて加熱量が制御される。温度差ΔT
がBゾーンまで上昇したら、加熱量が所定値だけ減少さ
れる。そして、温度差ΔTがCゾーンまで下降すると、
そのときの加熱量がそのまま保持される。
ば、空調負荷に応じて加熱量が制御される。温度差ΔT
がBゾーンまで上昇したら、加熱量が所定値だけ減少さ
れる。そして、温度差ΔTがCゾーンまで下降すると、
そのときの加熱量がそのまま保持される。
【0041】また、暖房時は、熱交換器温度センサ15
の検知温度(凝縮器温度)Tcが監視される。仮に、室
内温度が上昇するなどして過負荷運転になると、高圧側
圧力Pdが上昇し、それに伴って凝縮器温度Tcが上昇
する。この凝縮器温度Tcが所定値に達すると、PMV
4が開かれる。
の検知温度(凝縮器温度)Tcが監視される。仮に、室
内温度が上昇するなどして過負荷運転になると、高圧側
圧力Pdが上昇し、それに伴って凝縮器温度Tcが上昇
する。この凝縮器温度Tcが所定値に達すると、PMV
4が開かれる。
【0042】PMV4が開くと、室内熱交換器5からP
MV7に流れる冷媒の一部が室外熱交換器3側に流入し
てそこから低圧側にバイパスされる。このバイパスによ
り低圧側冷媒が冷やされてそこの圧力が下がり、それに
伴って高圧側圧力Pdの上昇が押さえられる。したがっ
て、高圧側圧力Pdの異常上昇を防ぐことができ、高圧
スイッチ13の作動による不要な運転停止を回避して暖
房効率の向上が図れる。
MV7に流れる冷媒の一部が室外熱交換器3側に流入し
てそこから低圧側にバイパスされる。このバイパスによ
り低圧側冷媒が冷やされてそこの圧力が下がり、それに
伴って高圧側圧力Pdの上昇が押さえられる。したがっ
て、高圧側圧力Pdの異常上昇を防ぐことができ、高圧
スイッチ13の作動による不要な運転停止を回避して暖
房効率の向上が図れる。
【0043】ところで、このバイパス制御にもかかわら
ず、図5に示すように、高圧側圧力Pdが異常上昇して
高圧スイッチ作動点P1 に達することがある。この場
合、高圧スイッチ13が作動して圧縮機1および冷媒加
熱器8の運転が停止される。この停止状態は所定時間続
けられた後に解除され、圧縮機1が再起動され、かつ冷
媒加熱器8の運転が再開されるが、この再開時の加熱量
は高圧スイッチ作動時よりも少なく設定される。
ず、図5に示すように、高圧側圧力Pdが異常上昇して
高圧スイッチ作動点P1 に達することがある。この場
合、高圧スイッチ13が作動して圧縮機1および冷媒加
熱器8の運転が停止される。この停止状態は所定時間続
けられた後に解除され、圧縮機1が再起動され、かつ冷
媒加熱器8の運転が再開されるが、この再開時の加熱量
は高圧スイッチ作動時よりも少なく設定される。
【0044】このように、高圧保護が一旦働いた後の運
転再開に際しては冷媒加熱器8の加熱量を減少させるこ
とにより、高圧側圧力の異常上昇を確実に押さえること
ができる。よって、高圧スイッチ13が続けて作動する
事態を防ぐことができ、暖房効率の向上が確実である。
転再開に際しては冷媒加熱器8の加熱量を減少させるこ
とにより、高圧側圧力の異常上昇を確実に押さえること
ができる。よって、高圧スイッチ13が続けて作動する
事態を防ぐことができ、暖房効率の向上が確実である。
【0045】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、過
負荷運転時は非使用状態の電子膨張弁を開いて冷媒を低
圧側にバイパスし、これにより高圧側圧力の上昇を押さ
える構成としたので、高圧保護手段の不要な作動を防い
で快適性の向上が図れる空気調和機を提供できる。
負荷運転時は非使用状態の電子膨張弁を開いて冷媒を低
圧側にバイパスし、これにより高圧側圧力の上昇を押さ
える構成としたので、高圧保護手段の不要な作動を防い
で快適性の向上が図れる空気調和機を提供できる。
【図1】この発明の一実施例の冷凍サイクルの構成を示
す図。
す図。
【図2】同実施例における制御回路の構成を示すブロッ
ク図。
ク図。
【図3】同実施例における冷媒加熱器の加熱量と指令コ
ードの関係を示す図。
ードの関係を示す図。
【図4】同実施例における加熱量制御条件を示す図。
【図5】同実施例における高圧側圧力Pdの変化の例を
示す図。
示す図。
【図6】従来における高圧保護を説明するための図。
1…圧縮機、2…四方弁、3…室外熱交換器、4…第1
電子膨張弁、5…室内熱交換器、8…冷媒加熱器、9…
バーナ、13…高圧スイッチ、14,15…熱交換器温
度センサ、30…室内制御部、40…室外制御部。
電子膨張弁、5…室内熱交換器、8…冷媒加熱器、9…
バーナ、13…高圧スイッチ、14,15…熱交換器温
度センサ、30…室内制御部、40…室外制御部。
Claims (2)
- 【請求項1】 圧縮機の吐出口に四方弁を介して室外熱
交換器を接続し、その室外熱交換器に第1電子膨張弁を
介して室内熱交換器を接続し、その室内熱交換器を前記
四方弁を介して圧縮機の吸込口に接続するとともに、前
記第1電子膨張弁と室内熱交換器の接続部に第2電子膨
張弁を介して冷媒加熱器を接続し、その冷媒加熱器を圧
縮機の吸込口に接続した冷凍サイクルと、前記圧縮機の
吐出冷媒を四方弁、室外熱交換器、第1電子膨張弁、室
内熱交換器、四方弁に通して圧縮機に戻し冷房運転を実
行する手段と、前記圧縮機の吐出冷媒を四方弁、室内熱
交換器、第2電子膨張弁、冷媒加熱器に通して圧縮機に
戻しかつ冷媒加熱器を運転して暖房運転を実行する手段
と、前記冷凍サイクルの高圧側圧力が異常上昇すると前
記圧縮機の運転を停止する高圧保護手段と、冷房過負荷
運転時に前記第2電子膨張弁を開く手段と、暖房過負荷
運転時に前記第1電子膨張弁を開く手段とを備えたこと
を特徴とする空気調和機。 - 【請求項2】 圧縮機の吐出口に四方弁を介して室外熱
交換器を接続し、その室外熱交換器に第1電子膨張弁を
介して室内熱交換器を接続し、その室内熱交換器を前記
四方弁を介して圧縮機の吸込口に接続するとともに、前
記第1電子膨張弁と室内熱交換器の接続部に第2電子膨
張弁を介して冷媒加熱器を接続し、その冷媒加熱器を圧
縮機の吸込口に接続した冷凍サイクルと、前記圧縮機の
吐出冷媒を四方弁、室外熱交換器、第1電子膨張弁、室
内熱交換器、四方弁に通して圧縮機に戻し冷房運転を実
行する手段と、前記圧縮機の吐出冷媒を四方弁、室内熱
交換器、第2電子膨張弁、冷媒加熱器に通して圧縮機に
戻しかつ冷媒加熱器を運転して暖房運転を実行する手段
と、前記冷凍サイクルの高圧側圧力が異常上昇すると前
記圧縮機の運転を停止する高圧保護手段と、冷房過負荷
運転時に前記第2電子膨張弁を開く手段と、暖房過負荷
運転時に前記第1電子膨張弁を開く手段と、暖房運転時
に前記高圧側圧力が所定値まで上昇した場合に前記冷媒
加熱器の加熱量を減少させる手段とを備えたことを特徴
とする空気調和機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4176741A JPH0618113A (ja) | 1992-07-03 | 1992-07-03 | 空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4176741A JPH0618113A (ja) | 1992-07-03 | 1992-07-03 | 空気調和機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0618113A true JPH0618113A (ja) | 1994-01-25 |
Family
ID=16018990
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4176741A Pending JPH0618113A (ja) | 1992-07-03 | 1992-07-03 | 空気調和機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0618113A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5059752A (en) * | 1988-11-24 | 1991-10-22 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Vacuum switch |
JPH08100944A (ja) * | 1994-09-30 | 1996-04-16 | Daikin Ind Ltd | 空気調和機の運転制御装置 |
CN115200172A (zh) * | 2021-04-13 | 2022-10-18 | 芜湖美智空调设备有限公司 | 定频空调及其启动、运行方法、控制设备和可读存储介质 |
-
1992
- 1992-07-03 JP JP4176741A patent/JPH0618113A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5059752A (en) * | 1988-11-24 | 1991-10-22 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Vacuum switch |
JPH08100944A (ja) * | 1994-09-30 | 1996-04-16 | Daikin Ind Ltd | 空気調和機の運転制御装置 |
CN115200172A (zh) * | 2021-04-13 | 2022-10-18 | 芜湖美智空调设备有限公司 | 定频空调及其启动、运行方法、控制设备和可读存储介质 |
CN115200172B (zh) * | 2021-04-13 | 2024-04-26 | 芜湖美智空调设备有限公司 | 定频空调及其启动、运行方法、控制设备和可读存储介质 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3322684B2 (ja) | 空気調和機 | |
JP2007522430A (ja) | Hvacヒートポンプシステムの霜取りモード | |
JP3445861B2 (ja) | 空気調和機 | |
JPH08261542A (ja) | 空気調和機 | |
JPH0618113A (ja) | 空気調和機 | |
JPH08178438A (ja) | エンジンヒートポンプ | |
JP2000097510A (ja) | 冷媒加熱式空気調和機 | |
JPH10318615A (ja) | 空気調和機の運転制御装置 | |
JP3526393B2 (ja) | 空気調和機 | |
JP3330194B2 (ja) | 空気調和機 | |
KR20060069714A (ko) | 공기 조화기의 압축기 토출온도 상승 억제 방법 | |
JPH0634224A (ja) | 暖冷房機 | |
JP4229546B2 (ja) | 空気調和機の制御装置 | |
JP2504595B2 (ja) | 圧縮式ヒ―トポンプ装置 | |
JPS61246537A (ja) | 空気調和機 | |
JP3047297B2 (ja) | 空気調和機 | |
JP3087306B2 (ja) | 暖冷房機 | |
JP4404420B2 (ja) | 空気調和機の制御装置 | |
JPH05149643A (ja) | 空気調和機 | |
JPH0626696A (ja) | 空気調和機 | |
JPH0510624A (ja) | 空気調和機 | |
JPH05240493A (ja) | 空気調和機 | |
JPH06123470A (ja) | 空気調和機 | |
JP3420646B2 (ja) | 冷媒加熱式冷暖房装置 | |
JPH05223360A (ja) | 空気調和機 |