JP3420646B2 - 冷媒加熱式冷暖房装置 - Google Patents
冷媒加熱式冷暖房装置Info
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- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
- Y02B30/00—Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
- Y02B30/70—Efficient control or regulation technologies, e.g. for control of refrigerant flow, motor or heating
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、冷凍サイクルに冷媒
加熱器を設けた冷媒加熱式冷暖房装置に関する。
加熱器を設けた冷媒加熱式冷暖房装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】圧縮機、四方弁、室外熱交換器、減圧
器、および室内熱交換器を配管接続して冷凍サイクルを
構成し、さらに室内熱交換器と減圧器との間から圧縮機
の吸込側にかけて冷媒加熱器を配管接続して設けた冷媒
加熱式冷暖房装置がある。冷媒加熱器には燃焼器が設け
られており、燃焼器で冷媒加熱器を加熱することによ
り、室内を暖房することができる。
器、および室内熱交換器を配管接続して冷凍サイクルを
構成し、さらに室内熱交換器と減圧器との間から圧縮機
の吸込側にかけて冷媒加熱器を配管接続して設けた冷媒
加熱式冷暖房装置がある。冷媒加熱器には燃焼器が設け
られており、燃焼器で冷媒加熱器を加熱することによ
り、室内を暖房することができる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記の冷媒加熱式冷暖
房装置を設置する場合、燃焼器の燃焼量を適切な状態に
調節する必要がある。そして、燃焼量の調節に当たって
は、作業が短時間で完了することが望まれる。
房装置を設置する場合、燃焼器の燃焼量を適切な状態に
調節する必要がある。そして、燃焼量の調節に当たって
は、作業が短時間で完了することが望まれる。
【０００４】この発明は上記の事情を考慮したもので、
第１の発明の冷媒加熱式冷暖房装置は、装置の据付時や
点検時などに燃焼器の燃焼量調節を簡単にしかも室内側
の配管接続を要することなく実施できることを目的とす
る。
第１の発明の冷媒加熱式冷暖房装置は、装置の据付時や
点検時などに燃焼器の燃焼量調節を簡単にしかも室内側
の配管接続を要することなく実施できることを目的とす
る。
【０００５】第２および第３の発明の冷媒加熱式冷暖房
装置は、燃焼器の燃焼量調節を簡単にしかも短時間のう
ちに始められることを目的とする。
装置は、燃焼器の燃焼量調節を簡単にしかも短時間のう
ちに始められることを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】第１の発明の冷媒加熱式
冷暖房装置は、能力可変の圧縮機、四方弁、室外熱交換
器、減圧器、室内熱交換器、開閉弁、冷媒加熱器を有す
る冷凍サイクル、冷媒加熱器を加熱するための燃焼器、
室外ファン、および室内ファンを備え、冷凍サイクルの
四方弁および開閉弁を制御することにより、冷房運転時
は圧縮機、四方弁、室外熱交換器、減圧器、室内熱交換
器を順次接続する閉サイクルを構成して圧縮機を低運転
能力から最大運転能力までの能力幅で運転制御する冷房
運転用制御手段と、暖房運転時は圧縮機、四方弁、室内
熱交換器、冷媒加熱器を順次接続する閉サイクルを構成
して燃焼器の燃焼制御を行ない且つ圧縮機の最大運転能
力値を冷房運転用の最大能力値より低く設定しその能力
幅で圧縮機を運転制御する暖房運転用制御手段とを備え
たものであって、これに加え、装置の据付時や点検時な
どの燃焼器の燃焼量を調節したいときに操作する燃焼量
調節スイッチと、この燃焼量調節スイッチの操作に応じ
て、四方弁を冷房モード、開閉弁を暖房モードの状態に
設定して、圧縮機、室外熱交換器、減圧器、冷媒加熱器
が順次接続される閉サイクルを構成する制御手段と、を
設けた。
冷暖房装置は、能力可変の圧縮機、四方弁、室外熱交換
器、減圧器、室内熱交換器、開閉弁、冷媒加熱器を有す
る冷凍サイクル、冷媒加熱器を加熱するための燃焼器、
室外ファン、および室内ファンを備え、冷凍サイクルの
四方弁および開閉弁を制御することにより、冷房運転時
は圧縮機、四方弁、室外熱交換器、減圧器、室内熱交換
器を順次接続する閉サイクルを構成して圧縮機を低運転
能力から最大運転能力までの能力幅で運転制御する冷房
運転用制御手段と、暖房運転時は圧縮機、四方弁、室内
熱交換器、冷媒加熱器を順次接続する閉サイクルを構成
して燃焼器の燃焼制御を行ない且つ圧縮機の最大運転能
力値を冷房運転用の最大能力値より低く設定しその能力
幅で圧縮機を運転制御する暖房運転用制御手段とを備え
たものであって、これに加え、装置の据付時や点検時な
どの燃焼器の燃焼量を調節したいときに操作する燃焼量
調節スイッチと、この燃焼量調節スイッチの操作に応じ
て、四方弁を冷房モード、開閉弁を暖房モードの状態に
設定して、圧縮機、室外熱交換器、減圧器、冷媒加熱器
が順次接続される閉サイクルを構成する制御手段と、を
設けた。
【０００７】第２の発明の冷媒加熱式冷暖房装置は、第
１の発明の制御手段が、圧縮機の運転能力を通常暖房運
転時の最大運転能力より高めるものである。第３の発明
の冷媒加熱式冷暖房装置は、第２の発明の構成に加え、
圧縮機の過負荷を検出して運転を停止させる過負荷保護
手段と、燃焼量調節スイッチが操作されると過負荷保護
手段の検出動作レベルを通常暖房運転時の検出動作レベ
ルより高める制御手段とを設けた。
１の発明の制御手段が、圧縮機の運転能力を通常暖房運
転時の最大運転能力より高めるものである。第３の発明
の冷媒加熱式冷暖房装置は、第２の発明の構成に加え、
圧縮機の過負荷を検出して運転を停止させる過負荷保護
手段と、燃焼量調節スイッチが操作されると過負荷保護
手段の検出動作レベルを通常暖房運転時の検出動作レベ
ルより高める制御手段とを設けた。
【０００８】
【０００９】
【００１０】
【００１１】
【００１２】
【００１３】
【００１４】
【作用】第１の発明の冷媒加熱式冷暖房装置では、装置
の据付時や点検時などに燃焼量調節スイッチが操作され
ると、四方弁を冷房モード、開閉弁を暖房モードに設定
して、圧縮機、室外熱交換器、減圧器、冷媒加熱器が順
次接続される閉サイクルを構成する。
の据付時や点検時などに燃焼量調節スイッチが操作され
ると、四方弁を冷房モード、開閉弁を暖房モードに設定
して、圧縮機、室外熱交換器、減圧器、冷媒加熱器が順
次接続される閉サイクルを構成する。
【００１５】第２の発明の冷媒加熱式冷暖房装置では、
第１の発明において、圧縮機の運転能力を、通常暖房運
転時の最大運転能力より高める。第３の発明の冷媒加熱
式冷暖房装置では、第２の発明の作用に加え、燃焼量調
節スイッチの操作時、過負荷保護手段の検出動作レベル
を通常暖房運転時の検出動作レベルより高める。
第１の発明において、圧縮機の運転能力を、通常暖房運
転時の最大運転能力より高める。第３の発明の冷媒加熱
式冷暖房装置では、第２の発明の作用に加え、燃焼量調
節スイッチの操作時、過負荷保護手段の検出動作レベル
を通常暖房運転時の検出動作レベルより高める。
【００１６】
【００１７】
【００１８】
【００１９】
【００２０】
【００２１】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して説明する。図１に示すように、能力可変の圧縮機
１の吐出口に四方弁２を介して室外熱交換器３を配管接
続する。この室外熱交換器３に、減圧器であるキャピラ
リチューブ４、冷房サイクル形成用の逆止弁５、パック
ドバルブ６，７を介して室内熱交換器８を配管接続す
る。そして、室内熱交換器８をパックドバルブ９，１
０、上記四方弁２および逆止弁１１を介して圧縮機１の
吸込口に配管接続する。
照して説明する。図１に示すように、能力可変の圧縮機
１の吐出口に四方弁２を介して室外熱交換器３を配管接
続する。この室外熱交換器３に、減圧器であるキャピラ
リチューブ４、冷房サイクル形成用の逆止弁５、パック
ドバルブ６，７を介して室内熱交換器８を配管接続す
る。そして、室内熱交換器８をパックドバルブ９，１
０、上記四方弁２および逆止弁１１を介して圧縮機１の
吸込口に配管接続する。
【００２２】逆止弁５とパックドバルブ６との間の管か
ら、圧縮機１の吸込側の管にかけて、開閉弁（二方弁）
１２を介して冷媒加熱器１３を配管接続する。冷媒加熱
器１３は、ガスバ−ナ１４、比例弁１５、およびブロア
ファン１６からなる燃焼器を付属して備え、ガスバ−ナ
１４の燃焼によって冷媒を加熱する。加熱量について
は、ガスバーナ１４への燃料供給量（ガス量）を比例弁
１５で調節することによりコントロールする。また、ブ
ロアファン１６により燃焼用空気をガスバーナ１４に供
給する。
ら、圧縮機１の吸込側の管にかけて、開閉弁（二方弁）
１２を介して冷媒加熱器１３を配管接続する。冷媒加熱
器１３は、ガスバ−ナ１４、比例弁１５、およびブロア
ファン１６からなる燃焼器を付属して備え、ガスバ−ナ
１４の燃焼によって冷媒を加熱する。加熱量について
は、ガスバーナ１４への燃料供給量（ガス量）を比例弁
１５で調節することによりコントロールする。また、ブ
ロアファン１６により燃焼用空気をガスバーナ１４に供
給する。
【００２３】室外熱交換器３の近傍に室外ファン２１お
よび外気温度センサ２２を設ける。室内熱交換器８の近
傍に室内ファン２３および室内温度センサ２４を設け
る。冷媒加熱器１３の入口側配管に冷媒温度センサ２５
を取付ける。冷媒加熱器１３の出口側配管に冷媒温度セ
ンサ２６を取付ける。また、圧縮機１の吐出側配管に冷
媒温度センサ２７を取付ける。
よび外気温度センサ２２を設ける。室内熱交換器８の近
傍に室内ファン２３および室内温度センサ２４を設け
る。冷媒加熱器１３の入口側配管に冷媒温度センサ２５
を取付ける。冷媒加熱器１３の出口側配管に冷媒温度セ
ンサ２６を取付ける。また、圧縮機１の吐出側配管に冷
媒温度センサ２７を取付ける。
【００２４】一方、制御部３０を降圧用トランス３１を
介して交流電源３２に接続する。制御部３０は、冷媒加
熱式冷暖房装置の全般にわたる制御を行なう。この制御
部３０に、四方弁２、開閉弁１２、上記燃焼器、室外フ
ァン２１、外気温度センサ２２、室内ファン２３、室内
温度センサ２４、冷媒温度センサ２５，２６、インバー
タ回路３３、操作部３４、および燃焼量調節用スイッチ
３５を接続する。
介して交流電源３２に接続する。制御部３０は、冷媒加
熱式冷暖房装置の全般にわたる制御を行なう。この制御
部３０に、四方弁２、開閉弁１２、上記燃焼器、室外フ
ァン２１、外気温度センサ２２、室内ファン２３、室内
温度センサ２４、冷媒温度センサ２５，２６、インバー
タ回路３３、操作部３４、および燃焼量調節用スイッチ
３５を接続する。
【００２５】インバータ回路３３は、電源電圧を整流
し、それを制御部３０からの指令に応じた周波数の電圧
に変換し、出力する。この出力は圧縮機１の駆動電力と
なる。燃焼量調節用スイッチ３５は、装置の据付時や点
検時などに、据付工事人やサービスマンが、冷媒加熱器
１３の燃焼器が所定の最大燃焼量と最小燃焼量の範囲に
なるよう調節するときに操作するもので、一般には、操
作時に燃焼器の燃焼状態が確認でき、操作作業性を良く
するため、冷媒加熱器１３が設けられている室外ユニッ
ト側に設けられる。そして、この燃焼量調節用スイッチ
３５は、設定内容として第１調節モードおよび第２調節
モードを備えている。
し、それを制御部３０からの指令に応じた周波数の電圧
に変換し、出力する。この出力は圧縮機１の駆動電力と
なる。燃焼量調節用スイッチ３５は、装置の据付時や点
検時などに、据付工事人やサービスマンが、冷媒加熱器
１３の燃焼器が所定の最大燃焼量と最小燃焼量の範囲に
なるよう調節するときに操作するもので、一般には、操
作時に燃焼器の燃焼状態が確認でき、操作作業性を良く
するため、冷媒加熱器１３が設けられている室外ユニッ
ト側に設けられる。そして、この燃焼量調節用スイッチ
３５は、設定内容として第１調節モードおよび第２調節
モードを備えている。
【００２６】制御部３０は、主として次の機能手段を備
える。 ［１］四方弁２を冷房モードに設定して開閉弁１２を閉
じ、これにより圧縮機１、四方弁２、室外熱交換器３、
キャピラリチューブ４、逆止弁５、室内熱交換器８を順
次接続する閉サイクルを構成し、圧縮機１を低運転能力
から最大運転能力までの能力幅で運転制御（インバータ
回路３３の出力周波数Ｆを制御）する冷房運転用制御手
段。
える。 ［１］四方弁２を冷房モードに設定して開閉弁１２を閉
じ、これにより圧縮機１、四方弁２、室外熱交換器３、
キャピラリチューブ４、逆止弁５、室内熱交換器８を順
次接続する閉サイクルを構成し、圧縮機１を低運転能力
から最大運転能力までの能力幅で運転制御（インバータ
回路３３の出力周波数Ｆを制御）する冷房運転用制御手
段。
【００２７】［２］四方弁２を切換えて開閉弁１２を開
き、これにより圧縮機１、四方弁２、室内熱交換器８、
開閉弁１２、冷媒加熱器１３を順次接続する閉サイクル
を構成し、燃焼器の燃焼制御（ガスバーナ１４の燃焼制
御）を行ない且つ圧縮機１の最大運転能力値を冷房運転
用の最大能力値より低く設定しその能力幅で圧縮機１を
運転制御する暖房運転用制御手段。
き、これにより圧縮機１、四方弁２、室内熱交換器８、
開閉弁１２、冷媒加熱器１３を順次接続する閉サイクル
を構成し、燃焼器の燃焼制御（ガスバーナ１４の燃焼制
御）を行ない且つ圧縮機１の最大運転能力値を冷房運転
用の最大能力値より低く設定しその能力幅で圧縮機１を
運転制御する暖房運転用制御手段。
【００２８】［３］圧縮機１の過負荷を検出して運転を
停止させる過負荷保護手段。たとえば、暖房運転時、冷
媒温度センサ２６の検知温度Ｔeoが異常温度上昇して設
定値に達すると、圧縮機１の運転および燃焼器の燃焼を
停止する。
停止させる過負荷保護手段。たとえば、暖房運転時、冷
媒温度センサ２６の検知温度Ｔeoが異常温度上昇して設
定値に達すると、圧縮機１の運転および燃焼器の燃焼を
停止する。
【００２９】［４］燃焼量調節スイッチ３５で第１調節
モードが設定されると、圧縮機１の運転能力、四方弁
２、開閉弁１２、冷媒加熱器１３の燃焼器を燃焼量調節
用の所定の運転状態に設定する手段。具体的には、四方
弁２を切換えて開閉弁 １２を開き、さらに圧縮機１お
よび燃焼器を運転オンし、圧縮機１の運転能力を通常暖
房運転時の最大運転能力より高める。
モードが設定されると、圧縮機１の運転能力、四方弁
２、開閉弁１２、冷媒加熱器１３の燃焼器を燃焼量調節
用の所定の運転状態に設定する手段。具体的には、四方
弁２を切換えて開閉弁 １２を開き、さらに圧縮機１お
よび燃焼器を運転オンし、圧縮機１の運転能力を通常暖
房運転時の最大運転能力より高める。
【００３０】［５］燃焼量調節スイッチ３５で第１調節
モードが設定されると、過負荷保護手段の検出動作レベ
ルを通常暖房運転時の検出動作レベルより高める手段。 ［６］燃焼量調節スイッチ３５で第２調節モードが設定
されると、四方弁２を冷房モード、開閉弁１２を暖房モ
ード（開く）の状態に設定して、圧縮機１、四方弁２、
室外熱交換器３、キャピラリチューブ４、逆止弁５、開
閉弁１２、冷媒加熱器１３が順次接続される閉サイクル
を構成する手段。
モードが設定されると、過負荷保護手段の検出動作レベ
ルを通常暖房運転時の検出動作レベルより高める手段。 ［６］燃焼量調節スイッチ３５で第２調節モードが設定
されると、四方弁２を冷房モード、開閉弁１２を暖房モ
ード（開く）の状態に設定して、圧縮機１、四方弁２、
室外熱交換器３、キャピラリチューブ４、逆止弁５、開
閉弁１２、冷媒加熱器１３が順次接続される閉サイクル
を構成する手段。
【００３１】［７］暖房運転の開始時、圧縮機１の吐出
冷媒温度（冷媒温度センサ２７の検知温度）Ｔｄが設定
値Ｔ1 以下であれば、所定時間にわたり燃焼器の燃焼量
を通常暖房運転時の最大定格燃焼量より高める暖房立上
げ制御手段。
冷媒温度（冷媒温度センサ２７の検知温度）Ｔｄが設定
値Ｔ1 以下であれば、所定時間にわたり燃焼器の燃焼量
を通常暖房運転時の最大定格燃焼量より高める暖房立上
げ制御手段。
【００３２】［８］暖房運転の開始時、室内ファン２３
を所定時間にわたり高速回転する手段。 つぎに、上記の構成の作用について図２および図３のフ
ローチャートを参照して説明する。
を所定時間にわたり高速回転する手段。 つぎに、上記の構成の作用について図２および図３のフ
ローチャートを参照して説明する。
【００３３】装置本体の据付けが終わった時点で、冷媒
加熱器１３の燃焼器の燃焼量を調節する必要がある。こ
の調節を行なうに当たり、作業員は燃焼量調節スイッチ
３５を操作して第１調節モードを設定する。
加熱器１３の燃焼器の燃焼量を調節する必要がある。こ
の調節を行なうに当たり、作業員は燃焼量調節スイッチ
３５を操作して第１調節モードを設定する。
【００３４】第１調節モードが設定されると、四方弁２
を切換えて開閉弁１２を開き、圧縮機１および燃焼器を
運転オンする。これにより、暖房運転と同じサイクルを
形成する。
を切換えて開閉弁１２を開き、圧縮機１および燃焼器を
運転オンする。これにより、暖房運転と同じサイクルを
形成する。
【００３５】そして、図４に示すように、圧縮機１の運
転能力（インバータ回路３３の出力周波数Ｆ）を通常暖
房運転時の最大運転能力（Ｆmax ）より高いところまで
高める。これと同時に、過負荷保護手段の検出動作レベ
ルいわゆるレリース点を通常暖房運転時の最大運転能力
より高いところにシフトアップする。
転能力（インバータ回路３３の出力周波数Ｆ）を通常暖
房運転時の最大運転能力（Ｆmax ）より高いところまで
高める。これと同時に、過負荷保護手段の検出動作レベ
ルいわゆるレリース点を通常暖房運転時の最大運転能力
より高いところにシフトアップする。
【００３６】こうして、圧縮機１の運転能力を通常暖房
運転時の最大運転能力より高いところまで高めることに
より、暖房の立上りが速くなる。つまり、燃焼器の燃焼
量を最大付近まで増大してもそれに見合うだけのサイク
ル状態が短時間のうちに形成される。しかも、過負荷保
護のレリース点をシフトアップしているので、不要に過
負荷保護が働いてしまうこともなく、燃焼器の燃焼量を
最大付近までスムーズかつ迅速に増大させることができ
る。
運転時の最大運転能力より高いところまで高めることに
より、暖房の立上りが速くなる。つまり、燃焼器の燃焼
量を最大付近まで増大してもそれに見合うだけのサイク
ル状態が短時間のうちに形成される。しかも、過負荷保
護のレリース点をシフトアップしているので、不要に過
負荷保護が働いてしまうこともなく、燃焼器の燃焼量を
最大付近までスムーズかつ迅速に増大させることができ
る。
【００３７】なお、図４の破線は、レリース点をシフト
アップしない場合の過負荷保護用検知温度、燃焼量、運
転周波数Ｆの変化を示している。したがって、作業員
は、燃焼量調節スイッチ３５を操作するだけで簡単に最
大と最小点の燃焼量の調節を行なうことができ、しかも
操作をしてから短時間のうちに燃焼量の調節を開始する
ことができる。
アップしない場合の過負荷保護用検知温度、燃焼量、運
転周波数Ｆの変化を示している。したがって、作業員
は、燃焼量調節スイッチ３５を操作するだけで簡単に最
大と最小点の燃焼量の調節を行なうことができ、しかも
操作をしてから短時間のうちに燃焼量の調節を開始する
ことができる。
【００３８】ところで、冷媒加熱器１３は室外側に設置
されるところから、図５のようにパックドバルブ６，１
０の先の室内側の配管接続がまだ完了していない状態で
燃焼量作業を調節したい場合がある。
されるところから、図５のようにパックドバルブ６，１
０の先の室内側の配管接続がまだ完了していない状態で
燃焼量作業を調節したい場合がある。
【００３９】この場合、作業員は燃焼量調節スイッチ３
５を操作して第２調節モードを設定する。第２調節モー
ドが設定されると、四方弁２を冷房モードにして開閉弁
１２を開くとともに、圧縮機１および燃焼器を運転オン
し、図５に実線矢印で示すサイクルを形成する。
５を操作して第２調節モードを設定する。第２調節モー
ドが設定されると、四方弁２を冷房モードにして開閉弁
１２を開くとともに、圧縮機１および燃焼器を運転オン
し、図５に実線矢印で示すサイクルを形成する。
【００４０】その他は上記の第１調節モードと同じであ
る。すなわち、室内側の配管接続を要することなく、燃
焼量調節スイッチ３５を操作するだけで簡単に燃焼量の
調節を行なうことができ、しかも操作をしてから短時間
のうちに燃焼量の調節作業を開始することができる。
る。すなわち、室内側の配管接続を要することなく、燃
焼量調節スイッチ３５を操作するだけで簡単に燃焼量の
調節を行なうことができ、しかも操作をしてから短時間
のうちに燃焼量の調節作業を開始することができる。
【００４１】次に、据付けが完了して燃焼量の調節も終
わり、実際の運転を行なう場合の作用について説明す
る。冬季、運転停止が継続すると、冷凍サイクル中に冷
媒が寝込んでしまう。このとき、圧縮機１内の冷媒の温
度は設定値Ｔ1 よりもはるかに低い状態にある。
わり、実際の運転を行なう場合の作用について説明す
る。冬季、運転停止が継続すると、冷凍サイクル中に冷
媒が寝込んでしまう。このとき、圧縮機１内の冷媒の温
度は設定値Ｔ1 よりもはるかに低い状態にある。
【００４２】そこで、図６のフローチャートに示すよう
に、暖房運転の開始時、圧縮機１の吐出冷媒温度（冷媒
温度センサ２７の検知温度）Ｔｄと設定値Ｔ1 （たとえ
ば48℃）とを比較する。
に、暖房運転の開始時、圧縮機１の吐出冷媒温度（冷媒
温度センサ２７の検知温度）Ｔｄと設定値Ｔ1 （たとえ
ば48℃）とを比較する。
【００４３】吐出冷媒温度Ｔｄが設定値Ｔ1 より低けれ
ば、一定時間にわたり、燃焼器の燃焼量を通常暖房運転
時の最大定格燃焼量より高めるとともに、圧縮機１の運
転能力を通常暖房運転時の最大運転能力より高めるよう
にする。
ば、一定時間にわたり、燃焼器の燃焼量を通常暖房運転
時の最大定格燃焼量より高めるとともに、圧縮機１の運
転能力を通常暖房運転時の最大運転能力より高めるよう
にする。
【００４４】燃焼器の燃焼量は図８に示すように比例弁
１５の開度に比例しており、比例弁１５の開度“63”が
通常暖房運転時の最大定格燃焼量に対応する。燃焼器の
燃焼量を通常暖房運転時の最大定格燃焼量より高めると
いうことは、比例弁１５の開度を“63”よりも大きいた
とえば“72”に設定することである。そして、この燃焼
量変化に伴い、図９に示すようにブロアファン１６の回
転数が増大され、ガスバーナ１４に供給される燃焼用空
気の量が増やされる。
１５の開度に比例しており、比例弁１５の開度“63”が
通常暖房運転時の最大定格燃焼量に対応する。燃焼器の
燃焼量を通常暖房運転時の最大定格燃焼量より高めると
いうことは、比例弁１５の開度を“63”よりも大きいた
とえば“72”に設定することである。そして、この燃焼
量変化に伴い、図９に示すようにブロアファン１６の回
転数が増大され、ガスバーナ１４に供給される燃焼用空
気の量が増やされる。
【００４５】こうすることにより、暖房の立上がりが速
くなり、たとえ吐出冷媒温度Ｔｄが低くても、室内を素
早く暖めることができる。また、暖房の立上がりをさら
に早めるべく、室内ファン２３を高速回転させ、風量を
増大することを合わせて行なう。一定時間の経過後は、
通常の暖房運転を行なう。
くなり、たとえ吐出冷媒温度Ｔｄが低くても、室内を素
早く暖めることができる。また、暖房の立上がりをさら
に早めるべく、室内ファン２３を高速回転させ、風量を
増大することを合わせて行なう。一定時間の経過後は、
通常の暖房運転を行なう。
【００４６】なお、暖房能力の立上りが遅くなる原因と
して、吐出冷媒温度Ｔｄの低下の他に、外気温度Ｔo お
よび冷媒加熱器１３に流入する冷媒の温度Ｔeiの低下が
考えられる。この外気温度Ｔo および冷媒温度Ｔeiを用
いた制御を図７のフローチャートに示す。
して、吐出冷媒温度Ｔｄの低下の他に、外気温度Ｔo お
よび冷媒加熱器１３に流入する冷媒の温度Ｔeiの低下が
考えられる。この外気温度Ｔo および冷媒温度Ｔeiを用
いた制御を図７のフローチャートに示す。
【００４７】すなわち、暖房運転の開始時、外気温度セ
ンサ２２が検知する外気温度Ｔo と設定値Ｔ2 とを比較
し、さらに冷媒温度センサ２５が検知する冷媒温度Ｔei
と設定値Ｔ3 とを比較する。
ンサ２２が検知する外気温度Ｔo と設定値Ｔ2 とを比較
し、さらに冷媒温度センサ２５が検知する冷媒温度Ｔei
と設定値Ｔ3 とを比較する。
【００４８】外気温度Ｔo が設定値Ｔ2 より低く、しか
も冷媒温度Ｔeiが設定値Ｔ3 より低ければ、一定時間に
わたり、燃焼器の燃焼量を通常暖房運転時の最大定格燃
焼量より高めるとともに、圧縮機１の運転能力を通常暖
房運転時の最大運転能力より高めるようにする。
も冷媒温度Ｔeiが設定値Ｔ3 より低ければ、一定時間に
わたり、燃焼器の燃焼量を通常暖房運転時の最大定格燃
焼量より高めるとともに、圧縮機１の運転能力を通常暖
房運転時の最大運転能力より高めるようにする。
【００４９】こうすることにより、暖房の立上がりが速
くなり、たとえ外気温度Ｔo および冷媒温度Ｔeiが低く
ても、室内を素早く暖めることができる。また、暖房の
立上がりをさらに早めるべく、室内ファン２３を高速回
転させ、風量を増大することを合わせて行なう。一定時
間の経過後は、通常の暖房運転を行なう。
くなり、たとえ外気温度Ｔo および冷媒温度Ｔeiが低く
ても、室内を素早く暖めることができる。また、暖房の
立上がりをさらに早めるべく、室内ファン２３を高速回
転させ、風量を増大することを合わせて行なう。一定時
間の経過後は、通常の暖房運転を行なう。
【００５０】
【発明の効果】以上述べたように、第１の発明の冷媒加
熱式冷暖房装置は、装置の据付時や点検時などに燃焼器
の燃焼量調節を簡単にしかも室内側の配管接続を要する
ことなく実施できる。
熱式冷暖房装置は、装置の据付時や点検時などに燃焼器
の燃焼量調節を簡単にしかも室内側の配管接続を要する
ことなく実施できる。
【００５１】第２の発明の冷媒加熱式冷暖房装置は、第
１の発明において、圧縮機の運転能力を、通常暖房運転
時の最大運転能力より高める構成としたので、燃焼器の
燃焼量調節を簡単にしかも短時間のうちに始められる。
１の発明において、圧縮機の運転能力を、通常暖房運転
時の最大運転能力より高める構成としたので、燃焼器の
燃焼量調節を簡単にしかも短時間のうちに始められる。
【００５２】第３の発明の冷媒加熱式冷暖房装置は、第
２の発明の構成に加え、燃焼量調節スイッチの操作時、
過負荷保護手段の検出動作レベルを通常暖房運転時の検
出動作レベルより高める構成としたので、燃焼器の燃焼
量調節を簡単にしかも短時間のうちに確実に始められ
る。
２の発明の構成に加え、燃焼量調節スイッチの操作時、
過負荷保護手段の検出動作レベルを通常暖房運転時の検
出動作レベルより高める構成としたので、燃焼器の燃焼
量調節を簡単にしかも短時間のうちに確実に始められ
る。
【００５３】
【００５４】
【００５５】
【００５６】
【００５７】
【００５８】
【図１】一実施例の冷凍サイクルおよび制御回路の構成
図。
図。
【図２】同実施例の第１調節モードの作用を説明するた
めのフローチャート。
めのフローチャート。
【図３】同実施例の第２調節モードの作用を説明するた
めのフローチャート。
めのフローチャート。
【図４】同実施例の過負荷保護用検知温度、燃焼量、運
転周波数の変化を示す図。
転周波数の変化を示す図。
【図５】同実施例の第２調節モードでの冷媒流れを示す
図。
図。
【図６】同実施例の暖房開始時の作用を説明するための
フローチャート。
フローチャート。
【図７】同実施例の暖房開始時の作用の変形例を説明す
るためのフローチャート。
るためのフローチャート。
【図８】同実施例の比例弁開度と燃焼量との関係を示す
図。
図。
【図９】同実施例の燃焼量とブロアファンの回転数との
関係を示す図。
関係を示す図。
１…能力可変の圧縮機、２…四方弁、３…室外熱交換
器、４…キャピラリチューブ（減圧器）、８…室内熱交
換器、１２…開閉弁、１３…冷媒加熱器、１４…ガスバ
ーナ、１５…比例弁、１６…ブロアファン、２５，２
６，２７…冷媒温度センサ、３０…制御部、３３…イン
バータ回路。
器、４…キャピラリチューブ（減圧器）、８…室内熱交
換器、１２…開閉弁、１３…冷媒加熱器、１４…ガスバ
ーナ、１５…比例弁、１６…ブロアファン、２５，２
６，２７…冷媒温度センサ、３０…制御部、３３…イン
バータ回路。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 昭63−294458（ＪＰ，Ａ)
特開 昭61−291858（ＪＰ，Ａ)
特開 昭61−91450（ＪＰ，Ａ)
特開 昭50−154851（ＪＰ，Ａ)
特開 平６−42831（ＪＰ，Ａ)
特開 平４−344027（ＪＰ，Ａ)
特開 平４−156898（ＪＰ，Ａ)
特開 平３−50438（ＪＰ，Ａ)
特開 平３−36449（ＪＰ，Ａ)
特開 平２−259371（ＪＰ，Ａ)
特開 平１−139968（ＪＰ，Ａ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
F24F 11/02 102
F25B 13/00 341
Claims (3)
- 【請求項１】 能力可変の圧縮機、四方弁、室外熱交換
器、減圧器、室内熱交換器、開閉弁、冷媒加熱器を有す
る冷凍サイクル、前記冷媒加熱器を加熱するための燃焼
器、室外ファン、および室内ファンを備え、冷凍サイク
ルの四方弁および開閉弁を制御することにより、冷房運
転時は圧縮機、四方弁、室外熱交換器、減圧器、室内熱
交換器を順次接続する閉サイクルを構成して圧縮機を低
運転能力から最大運転能力までの能力幅で運転制御する
冷房運転用制御手段と、暖房運転時は圧縮機、四方弁、
室内熱交換器、冷媒加熱器を順次接続する閉サイクルを
構成して燃焼器の燃焼制御を行ない且つ圧縮機の最大運
転能力値を冷房運転用の最大能力値より低く設定しその
能力幅で圧縮機を運転制御する暖房運転用制御手段と、
を備えた冷媒加熱式冷暖房装置において、 装置の据付時や点検時などの燃焼器の燃焼量を調節した
いときに操作する燃焼量調節スイッチと、前記燃焼量調節スイッチの操作に応じて、前記四方弁を
冷房モード、前記開閉弁を暖房モードの状態に設定し
て、圧縮機、室外熱交換器、減圧器、冷媒加熱器が順次
接続される閉サイクルを構成する制御手段と、 を設けたことを特徴とする冷媒加熱式冷暖房装置。 - 【請求項２】 請求項１に記載の冷媒加熱式冷暖房装置
において、 制御手段は、圧縮機の運転能力を通常暖房運転時の最大
運転能力より高めることを特徴とする冷媒加熱式冷暖房
装置。 - 【請求項３】 請求項２に記載の冷媒加熱式冷暖房装置
において、 圧縮機の過負荷を検出して運転を停止させる過負荷保護
手段と、 前記燃焼量調節スイッチが操作されると前記過負荷保護
手段の検出動作レベルを通常暖房運転時の検出動作レベ
ルより高める制御手段と、 を設けたことを特徴とする冷媒加熱式冷暖房装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31084294A JP3420646B2 (ja) | 1994-12-14 | 1994-12-14 | 冷媒加熱式冷暖房装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31084294A JP3420646B2 (ja) | 1994-12-14 | 1994-12-14 | 冷媒加熱式冷暖房装置 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002242402A Division JP2003074944A (ja) | 2002-08-22 | 2002-08-22 | 冷媒加熱式冷暖房装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08166157A JPH08166157A (ja) | 1996-06-25 |
| JP3420646B2 true JP3420646B2 (ja) | 2003-06-30 |
Family
ID=18010052
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31084294A Expired - Fee Related JP3420646B2 (ja) | 1994-12-14 | 1994-12-14 | 冷媒加熱式冷暖房装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3420646B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3795989B2 (ja) * | 1997-01-16 | 2006-07-12 | 三洋電機株式会社 | 冷媒加熱式空気調和機 |
-
1994
- 1994-12-14 JP JP31084294A patent/JP3420646B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08166157A (ja) | 1996-06-25 |
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