JPH0626696A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JPH0626696A
JPH0626696A JP4180045A JP18004592A JPH0626696A JP H0626696 A JPH0626696 A JP H0626696A JP 4180045 A JP4180045 A JP 4180045A JP 18004592 A JP18004592 A JP 18004592A JP H0626696 A JPH0626696 A JP H0626696A
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JP
Japan
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compressor
heat exchanger
electronic expansion
expansion valve
refrigerant
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Application number
JP4180045A
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English (en)
Inventor
Naotoshi Maeda
直敏 前田
Akihisa Nakazawa
昭久 中澤
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Publication of JPH0626696A publication Critical patent/JPH0626696A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 負荷の変動に影響を受けることなく安定した
運転を行なう空気調和機を提供する。 【構成】 圧縮機の吐出冷媒を四方弁、室外熱交換器、
電子膨張弁、室内熱交換器、四方弁に通して圧縮機に戻
し、冷房運転を実行する。この冷房運転時、圧縮機の運
転周波数Fを空調負荷に応じて制御するとともに、その
圧縮機の運転周波数Fに応じた基準開度に電子膨張弁の
開度を設定する。ただし、基準開度については、室内熱
交換器の温度に応じて変化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、冷媒加熱器を備えた
空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】冷凍サイクルに冷媒加熱器を加えて設
け、その冷媒加熱器の燃焼熱を利用して室内の暖房を行
なう空気調和機がある。
【0003】この冷媒加熱式の空気調和機では、圧縮機
から吐出される冷媒を室内熱交換器、減圧器、冷媒加熱
器に通して圧縮機に戻し、かつ冷媒加熱器を運転するこ
とにより、室内熱交換器が凝縮器、冷媒加熱器が蒸発器
として機能し、暖房運転を行なうことができる。圧縮機
から吐出される冷媒を室外熱交換器、減圧器、室内熱交
換器に通して圧縮機に戻すことにより、室外熱交換器が
凝縮器、室内熱交換器が蒸発器として機能し、冷房運転
を行なうことができる。
【0004】また、この冷媒加熱式の空気調和機として
は、圧縮機駆動用のインバータ回路を設けるとともに、
減圧器として電子膨張弁を設けたものがある。この場
合、インバータ回路の出力周波数(運転周波数Fと称
す)を空調負荷に応じて制御するとともに、暖房時は冷
媒加熱器での冷媒過熱度が一定値となるよう電子膨張弁
の開度を制御し、冷房時は図8に示すように電子膨張弁
の開度を運転周波数Fに対応する基準開度に設定する。
【0005】電子膨張弁は供給される駆動パルスの数に
応じて開度が連続的に変化するもので、機械的なずれに
よる開度誤差を補償するため、電源投入時に初期開度設
定を行なうのが普通となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、冷房時に設
定する電子膨張弁の基準開度は、標準負荷条件時の運転
周波数Fに対応している。このため、負荷が大きく変動
した場合は電子膨張弁の開度が目標の基準開度に達する
までに時間がかかり、図9に示すように圧縮機の吐出冷
媒温度Tdが大きく変動して運転に悪影響を及ぼしてし
まう。なお、吐出冷媒温度Tdの上昇に対してレリース
領域が定められており、そのレリース領域では保護のた
めに圧縮機の運転周波数Fを下げる制御が働く。
【0007】電源投入時に電子膨張弁の初期開度設定が
なされるが、冷房や暖房のシーズン中は電源が投入され
たままであり、しかも最近は除湿機能の拡充などに伴い
オールシーズンにわたって運転が続けられることが多
い。このため、初期開度設定がなされないまま電子膨張
弁の開度ずれが蓄積され、上記同様に運転に悪影響を及
ぼすことがある。
【0008】この発明は上記の事情を考慮したもので、
請求項1の空気調和機は、負荷の変動に影響を受けるこ
となく安定した運転を行なうことを目的とする。
【0009】請求項2の空気調和機は、電子膨張弁の機
械的なずれによる開度誤差を補償して安定した運転を行
なうことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1の空
気調和機は、圧縮機の吐出口に四方弁を介して室外熱交
換器を接続し、その室外熱交換器に電子膨張弁を介して
室内熱交換器を接続し、その室内熱交換器を四方弁を介
して圧縮機の吸込口に接続するとともに、電子膨張弁と
室内熱交換器の接続部に冷媒加熱器を接続し、その冷媒
加熱器を圧縮機の吸込口に接続した冷凍サイクルと、圧
縮機の吐出冷媒を四方弁、室外熱交換器、電子膨張弁、
室内熱交換器、四方弁に通して圧縮機に戻し冷房運転を
実行する手段と、圧縮機の吐出冷媒を四方弁、室内熱交
換器、電子膨張弁、冷媒加熱器に通して圧縮機に戻しか
つ冷媒加熱器を運転して暖房運転を実行する手段と、圧
縮機の能力を空調負荷に応じて制御する手段と、冷房運
転時、圧縮機の能力に応じた基準開度に電子膨張弁の開
度を設定する手段と、冷房運転時、室内熱交換器の温度
に応じて基準開度を変化させる手段とを備える。
【0011】請求項2の空気調和機は、圧縮機の吐出口
に四方弁を介して室外熱交換器を接続し、その室外熱交
換器に電子膨張弁を介して室内熱交換器を接続し、その
室内熱交換器を四方弁を介して圧縮機の吸込口に接続す
るとともに、電子膨張弁と室内熱交換器の接続部に冷媒
加熱器を接続し、その冷媒加熱器を圧縮機の吸込口に接
続した冷凍サイクルと、圧縮機の吐出冷媒を四方弁、室
外熱交換器、電子膨張弁、室内熱交換器、四方弁に通し
て圧縮機に戻し冷房運転を実行する手段と、圧縮機の吐
出冷媒を四方弁、室内熱交換器、電子膨張弁、冷媒加熱
器に通して圧縮機に戻しかつ冷媒加熱器を運転して暖房
運転を実行する手段と、圧縮機の能力を空調負荷に応じ
て制御する手段と、冷房運転時、圧縮機の能力に応じて
電子膨張弁の開度を制御する手段と、暖房運転時、冷媒
加熱器における冷媒の過熱度に応じて電子膨張弁の開度
を制御する手段と、電源投入時および運転中断時、電子
膨張弁の初期開度設定を行なう手段とを備える。
【0012】
【作用】請求項1の空気調和機では、冷房運転時、圧縮
機の能力に応じた基準開度に電子膨張弁の開度を設定す
るが、その基準開度を室内熱交換器の温度に応じて変化
させる。
【0013】請求項2の空気調和機では、電源投入時だ
けでなく、運転中断時にも、電子膨張弁の初期開度を行
なう。
【0014】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して説明する。
【0015】図1に示すように、圧縮機1の吐出口に四
方弁2を介して室外熱交換器3を接続し、その室外熱交
換器3に逆止弁4および電子膨張弁5を介して室内熱交
換器6を接続し、その室内熱交換器6は四方弁2および
逆止弁7を介して圧縮機1の吸込口に接続する。
【0016】逆止弁4と電子膨張弁5の接続部に二方弁
8を介して冷媒加熱器9を接続し、その冷媒加熱器9を
圧縮機1の吸込口に接続する。こうして、冷凍サイクル
を構成する。
【0017】電子膨張弁5は、供給される駆動パルスの
数に応じて開度が連続的に変化するパルスモータバルブ
である。以下、電子膨張弁5をPMV5と略称する。
【0018】冷媒加熱器9はガスバ−ナ10を付属して
備えており、そのガスバ−ナ10を比例制御弁11を介
して燃料供給源(図示しない)に接続している。
【0019】室外熱交換器3の近傍に室外ファン12を
設け、室内熱交換器6の近傍に室内ファン13を設け
る。
【0020】圧縮機1の吐出口と四方弁2との間の管に
冷媒温度センサ15を取付ける。室内熱交換器6に熱交
換器温度センサ16を取付ける。逆止弁4とPMV5と
の間の管において、二方弁8の接続部よりもPMV5側
に冷媒温度センサ17を取付ける。冷媒加熱器9の冷媒
出口側の管に冷媒温度センサ18を取付ける。
【0021】圧縮機1の吐出口と四方弁2との間の管に
高圧スイッチ19を取付ける。この高圧スイッチ19
は、高圧側圧力が異常上昇したときに作動する。
【0022】なお、Aは室外ユニット、Bは室内ユニッ
トである。
【0023】制御回路を図2に示す。
【0024】交流電源20に室内ユニットBの室内制御
部30を接続する。この室内制御部30は、マイクロコ
ンピュータおよびその周辺回路からなる。この室内制御
部30に、室内ファンモータ12M、熱交換器温度セン
サ15、室内温度センサ31、およびリモートコントロ
ール式の操作器(以下、リモコンと略称する)32を接
続する。
【0025】室内制御部30に、電源ラインACLおよ
びシリアル信号ラインSLを介して室外ユニットAの室
外制御部40を接続する。シリアル信号ラインSLは、
電源電圧同期のデータ伝送を行なうためのものである。
【0026】室外制御部40は、マイクロコンピュータ
およびその周辺回路からなる。この室外制御部40に、
四方弁2、PMV5、二方弁8、比例制御弁10、室外
ファンモータ11M、冷媒温度センサ15,17,1
8、高圧スイッチ19、およびインバータ回路41を接
続する。
【0027】インバータ回路41は、電源ラインACL
からの電源電圧を整流し、それを室外制御部40の指令
に応じたスイッチングにより所定周波数の交流電圧に変
換し、出力する。この出力は圧縮機モータ1Mの駆動電
力となる。以下、インバータ回路41の出力周波数のこ
とを運転周波数Fと称する。
【0028】室内制御部30および室外制御部40は次
の機能手段を備える。
【0029】[1]圧縮機1の吐出冷媒を四方弁2、室
外熱交換器3、逆止弁4、PMV5、室内熱交換器6、
四方弁2、および逆止弁7に通して圧縮機1に戻し、冷
房運転を実行する手段。
【0030】[2]圧縮機1の吐出冷媒を四方弁2、室
内熱交換器6、PMV5、二方弁8、および冷媒加熱器
9に通して圧縮機1に戻し、かつ冷媒加熱器9を運転
(バーナ10を着火)して暖房運転を実行する手段。
【0031】[3]空調負荷(室内温度センサ31の検
知温度とリモコン32の設定温度との差)に応じて圧縮
機1の能力(=運転周波数F)を制御する手段。
【0032】[4]高圧スイッチ19が作動すると圧縮
機1の運転を所定時間にわたって停止する高圧保護手
段。
【0033】[5]電源20の投入時および運転中断
時、PMV5の初期開度設定を行なう手段。
【0034】[6]冷房時、圧縮機1の運転周波数Fが
変化するごとにその運転周波数Fに応じた基準開度にP
MV5の開度を設定し、その上で冷媒温度センサ17の
検知温度と冷媒温度センサ15の検知温度Tdとの差が
設定値となるようPMV5の開度を調整する手段。
【0035】[7]上記の基準開度を熱交換器温度セン
サ16の検知温度Tcに応じて変化させる手段。
【0036】[8]暖房時、冷媒加熱器9での冷媒過熱
度(冷媒温度センサ18の検知温度Teoと冷媒温度セン
サ17の検知温度Tinとの差ΔT)が一定値となるよう
PMV5の開度を調節する手段。
【0037】[9]暖房時、温度差ΔTが予め設定して
ある加熱量制御条件(図4)のAゾーンにあれば空調負
荷に応じて冷媒加熱器8の加熱量(バーナ9の燃焼量)
を調整し、温度差ΔTが加熱量制御条件のBゾーンまで
上昇すると冷媒加熱器8の加熱量を減少し、温度差ΔT
が加熱量制御条件のCゾーンに下降すると冷媒加熱器8
の加熱量をそのまま保持する手段。
【0038】[10]暖房時、圧縮機1の運転中に冷媒温
度センサ18の検知温度Teoが異常上昇したときその回
数をカウントし、そのカウント回数が設定値に達すると
全ての運転を停止する異常加熱保護手段。
【0039】つぎに、上記の構成の作用を説明する。
【0040】まず、電源20が投入されると、図3に示
すように、PMV5が一旦全開され、そこから規定数の
駆動パルスがPMV5に送られ、PMV5があらかじめ
定められた初期開度に設定される。
【0041】リモコン32で冷房運転モードおよび所望
の室内温度Tsが設定され、かつ運転開始操作がなされ
ると、先ず室内温度センサ31の検知温度Taとリモコ
ン設定温度Tsとが比較される。
【0042】室内温度Taがリモコン設定温度Tsより
も高ければ、二方弁8が閉じられた状態で圧縮機1が起
動される。すると、図1に実線矢印で示す方向に冷媒が
流れて冷房サイクルが形成され、室外熱交換器3が凝縮
器、室内熱交換器6が蒸発器として機能し、室内が冷房
される。
【0043】この冷房時、室内温度Taとリモコン設定
温度Tsとの差が空調負荷(冷房負荷)として求めら
れ、その空調負荷に応じて圧縮機1の運転周波数Fが制
御される。そして、運転周波数Fが変化するごとにその
運転周波数Fに応じた基準開度にPMV5の開度が設定
され、その上で冷媒温度センサ17の検知温度と冷媒温
度センサ15の検知温度Tdとの差が設定値となるよう
PMV5の開度が調整される。この開度調整により、室
外熱交換器3の凝縮温度が適正値となる。
【0044】ただし、PMV5の基準開度は、熱交換器
温度センサ16の検知温度Tcに応じて変化される。こ
の熱交換器温度Tcは、圧縮機負荷に相当する。
【0045】たとえば、図4に示すように、熱交換器温
度Tcが−2℃より高くて20℃より低い標準負荷条件
(−2℃<Tc<20℃)では従来と同じ標準の基準開
度が選択される。熱交換器温度Tcが20℃と同じまた
はそれ以上の過負荷条件(20℃≦Tc)では大きめの
基準開度が選択される。熱交換器温度Tcが−2℃と同
じまたはそれ以下の低負荷条件(Tc≦−2℃)では小
さめの基準開度が選択される。
【0046】このように、過負荷条件時は基準開度を増
大して冷媒循環量を増やし、低負荷条件時は基準開度を
縮小して冷媒循環量を減らすことにより、図5に示すよ
うに圧縮機1の吐出冷媒温度Tdが安定化し、負荷の変
動に影響を受けることなく安定した運転を行なうことが
できる。
【0047】また、冷房時、空調負荷が零になると圧縮
機1の運転が中断されるが、この運転中断時にも図3に
示すようにPMV5の初期開度設定が行なわれる。この
ように、電源投入時だけでなく運転中断時にも初期開度
設定を行なうことにより、たとえPMV5に機械的なず
れによる開度誤差があっても、それが逐次に補償される
ことになり、いつまでも安定した運転が可能である。
【0048】次に、リモコン32で暖房運転モードおよ
び所望の室内温度Tsが設定され、かつ運転開始操作が
なされると、先ず室内温度センサ31の検知温度Taと
リモコン設定温度Tsとが比較される。
【0049】室内温度Taがリモコン設定温度Tsより
も低ければ、四方弁2が切換えられ、かつ圧縮機1が起
動される。さらに、冷媒加熱器9のバーナ10が着火さ
れる。すると、図1に破線矢印で示す方向に冷媒が流れ
て暖房サイクルが形成され、室内熱交換器5が凝縮器、
冷媒加熱器9が蒸発器として機能し、室内が暖房され
る。
【0050】この暖房時、リモコン設定温度Tsと室内
温度Taとの差が空調負荷(暖房負荷)として求めら
れ、その空調負荷に応じて運転周波数Fが制御される。
【0051】冷媒温度センサ18の検知温度Teoと冷媒
温度センサ17の検知温度Tinとの差ΔT(=Teo−T
in)が冷媒加熱器9での冷媒過熱度として求められ、そ
の冷媒過熱度が一定値となるようPMV5の開度が調節
される。
【0052】冷媒加熱器9の加熱量(バーナ10の燃焼
量)については初めは定格値が設定されるが、運転が始
まると上記温度差ΔTと図6の加熱量制御条件とが比較
され、その比較結果に応じて加熱量が制御される。
【0053】すなわち、温度差ΔTがAゾーンにあれ
ば、空調負荷に応じて加熱量が制御される。温度差ΔT
がBゾーンまで上昇したら、加熱量が所定値だけ減少さ
れる。そして、温度差ΔTがCゾーンまで下降すると、
そのときの加熱量がそのまま保持される。
【0054】また、暖房時は、図7のフローチャートに
示すように、先ず制御部内のカウンタのカウント値Nが
クリアされ、圧縮機1が運転しているときのみ冷媒温度
センサ18の検知温度Teoと異常判定用設定値76℃と
が比較される。この比較において、検知温度Teoが76
℃よりも高くなると、カウント値Nが“1”だけアップ
される。
【0055】カウント値Nが設定値たとえば“9”に達
すると(N=9)、異常加熱であるとの判定の下に冷媒
加熱器9の運転を初めとする全ての運転が停止される。
この全停止は、使用者が運転の再開操作をしない限り継
続する。
【0056】このように、異常加熱保護のためのカウン
トを圧縮機1が運転しているときのみ実行することによ
り、たとえば高圧スイッチ19の作動に基づく高圧保護
が働いて圧縮機1の運転が中断し、冷媒加熱器9から出
る冷媒の温度が熱的慣性を受けて一時的に大きく上昇し
たような場合でも、それに影響を受けることなく適切な
異常加熱保護を行なうことができる。つまり、一時的な
温度上昇による不要な全停止が回避され、暖房が続けら
れて快適性が確保される。
【0057】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、請
求項1の空気調和機は、冷房運転時、圧縮機の能力に応
じた基準開度に電子膨張弁の開度を設定するが、その基
準開度を室内熱交換器の温度に応じて変化させる構成と
したので、負荷の変動に影響を受けることなく安定した
運転を行なうことができる。
【0058】請求項2の空気調和機は、電源投入時だけ
でなく、運転中断時にも電子膨張弁の初期開度を行なう
構成としたので、電子膨張弁の機械的なずれによる開度
誤差を補償して安定した運転を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の冷凍サイクルの構成を示
す図。
【図2】同実施例における制御回路の構成を示すブロッ
ク図。
【図3】同実施例におけるPMVの初期開度設定を説明
するためのタイムチャート。
【図4】同実施例におけるPMVの基準開度を示す図。
【図5】同実施例における圧縮機の吐出冷媒温度Tdの
変化を示す図。
【図6】同実施例における加熱量制御条件を示す図。
【図7】同実施例における異常加熱保護を説明するため
のフローチャート。
【図8】従来における電子膨張弁の基準開度を示す図。
【図9】従来における圧縮機の吐出冷媒温度Tdの変化
の例を示す図。
【符号の説明】
1…圧縮機、2…四方弁、3…室外熱交換器、5…PM
V(電子膨張弁)、6…室内熱交換器、9…冷媒加熱
器、30…室内制御部、40…室外制御部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機の吐出口に四方弁を介して室外熱
    交換器を接続し、その室外熱交換器に電子膨張弁を介し
    て室内熱交換器を接続し、その室内熱交換器を前記四方
    弁を介して圧縮機の吸込口に接続するとともに、前記電
    子膨張弁と室内熱交換器の接続部に冷媒加熱器を接続
    し、その冷媒加熱器を圧縮機の吸込口に接続した冷凍サ
    イクルと、前記圧縮機の吐出冷媒を四方弁、室外熱交換
    器、電子膨張弁、室内熱交換器、四方弁に通して圧縮機
    に戻し冷房運転を実行する手段と、前記圧縮機の吐出冷
    媒を四方弁、室内熱交換器、電子膨張弁、冷媒加熱器に
    通して圧縮機に戻しかつ冷媒加熱器を運転して暖房運転
    を実行する手段と、前記圧縮機の能力を空調負荷に応じ
    て制御する手段と、冷房運転時、前記圧縮機の能力に応
    じた基準開度に前記電子膨張弁の開度を設定する手段
    と、冷房運転時、前記室内熱交換器の温度に応じて前記
    基準開度を変化させる手段とを備えたことを特徴とする
    空気調和機。
  2. 【請求項2】 圧縮機の吐出口に四方弁を介して室外熱
    交換器を接続し、その室外熱交換器に電子膨張弁を介し
    て室内熱交換器を接続し、その室内熱交換器を前記四方
    弁を介して圧縮機の吸込口に接続するとともに、前記電
    子膨張弁と室内熱交換器の接続部に冷媒加熱器を接続
    し、その冷媒加熱器を圧縮機の吸込口に接続した冷凍サ
    イクルと、前記圧縮機の吐出冷媒を四方弁、室外熱交換
    器、電子膨張弁、室内熱交換器、四方弁に通して圧縮機
    に戻し冷房運転を実行する手段と、前記圧縮機の吐出冷
    媒を四方弁、室内熱交換器、電子膨張弁、冷媒加熱器に
    通して圧縮機に戻しかつ冷媒加熱器を運転して暖房運転
    を実行する手段と、前記圧縮機の能力を空調負荷に応じ
    て制御する手段と、冷房運転時、前記圧縮機の能力に応
    じて前記電子膨張弁の開度を制御する手段と、暖房運転
    時、前記冷媒加熱器における冷媒の過熱度に応じて前記
    電子膨張弁の開度を制御する手段と、電源投入時および
    運転中断時、前記電子膨張弁の初期開度設定を行なう手
    段とを備えたことを特徴とする空気調和機。
JP4180045A 1992-07-07 1992-07-07 空気調和機 Pending JPH0626696A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010106773A1 (ja) 2009-03-19 2010-09-23 ダイキン工業株式会社 空気調和装置
CN114165899A (zh) * 2021-11-26 2022-03-11 青岛海信日立空调系统有限公司 多联机系统

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