JPWO2020145134A1 - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

本体部に対する表示部の姿勢の検出が可能とされた撮像装置の小型化を図る。そのために、撮像装置(1)は、本体部(2)によって撮像された画像を表示する表示部を支持する表示支持部(5)と、一端が前記表示支持部に連結された第1のアーム部(12)と、前記表示支持部または前記第1のアーム部の一方に設けられる第1の磁石(M1)と、前記表示支持部または前記第1のアーム部の他方に設けられる第1の磁気センサ(S1)と、を備え、前記表示支持部と前記第1のアーム部は、第1の回動軸を支点軸として回動状態が可変とされ、前記第1の磁気センサは、前記第1の磁石から放出される磁界を受けて、前記表示支持部と前記第1のアーム部の回動状態に応じた信号を出力するものである。

Description

本技術は、撮像装置についての技術分野に関する。特に撮像画像を表示する表示部が本体部に対して可動する表示部として設けられた撮像装置に関する。
カメラやビデオカメラなどの撮像装置には、撮像画像を確認できる表示部が設けられているものがある。表示部に表示される撮像画像は、撮像装置の使用態様に併せて各種の角度から視認できることが望ましい。
そのような要望を満たすために、例えば特許文献1のような技術が開示されている。
特許文献1では、カメラ本体に対する画像表示装置の姿勢が撮影姿勢に応じて変更可能な構成が開示されている。
特開2005−167899号公報
しかし、撮像装置の小型化が十分になされていなかった。
そこで、本技術は、本体部に対する表示部の姿勢の検出が可能とされた撮像装置の小型化を図ることを目的とする。
本技術に係る撮像装置は、本体部によって撮像された画像を表示する表示部を支持する表示支持部と、一端が前記表示支持部に連結された第1のアーム部と、前記表示支持部または前記第1のアーム部の一方に設けられる第1の磁石と、前記表示支持部または前記第1のアーム部の他方に設けられる第1の磁気センサと、を備え、前記表示支持部と前記第1のアーム部は、第1の回動軸を支点軸として回動状態が可変とされ、前記第1の磁気センサは、前記第1の磁石から放出される磁界を受けて、前記表示支持部と前記第1のアーム部の回動状態に応じた信号を出力するものである。
表示支持部と第1のアーム部の回動状態とは、例えば、表示支持部に対する第1のアーム部の回動の度合いを示すもので有ってもよいし、第1のアーム部に対する表示支持部の回動の度合いであってもよいし、表示支持部と第1のアーム部が成す角度を示すものであってもよい。また、第1の回動軸を支点とした回動を行った場合に表示支持部と第1のアーム部がどの程度回動しているかを示すものであってもよい。また、必ずしも回動角度を示すもので無くてもよい。例えば、回動したことによって第1のアーム部と表示支持部が現在の開き具合(或いは特定の開き具合)となっていることを示すものであってもよいし、第1のアーム部と表示支持部の関係(或いは位置関係)を示すものであってもよい。
上記の撮像装置においては、一端が前記本体部に連結された第2のアーム部と、前記本体部または前記第2のアーム部の一方に設けられる第2の磁石と、前記本体部または前記第2のアーム部の他方に設けられる第2の磁気センサと、を備え、前記本体部と前記第2のアーム部は、第2の回動軸を支点軸として回動状態が可変とされ、前記第2の磁気センサは、前記第2の磁石から放出される磁界を受けて、前記本体部と前記第2のアーム部の回動状態に応じた信号を出力してもよい。
本体部と第2のアーム部の回動状態とは、例えば、本体部に対する第2のアーム部の回動の度合いを示すもので有ってもよいし、第2のアーム部に対する本体部の回動の度合いであってもよいし、本体部と第2のアーム部が成す角度を示すものであってもよい。また、第2の回動軸を支点とした回動を行った場合に本体部と第2のアーム部がどの程度回動しているかを示すものであってもよい。また、必ずしも回動角度を示すもので無くてもよい。例えば、回動したことによって第2のアーム部と本体部が現在の開き具合(或いは特定の開き具合)となっていることを示すものであってもよいし、第2のアーム部と本体部の関係(或いは位置関係)を示すものであってもよい。
上記の撮像装置においては、前記第2のアーム部における前記一端の反対側とされた他端と、前記第1のアーム部の前記一端の反対側とされた他端が連結されてもよい。
即ち、第1のアーム部と第2のアーム部を介すことにより、本体部に対する表示支持部の回動が可能とされている。
上記の撮像装置において、前記第1の磁気センサは、前記表示支持部と前記第1のアーム部の回動状態の変化に応じて変化する前記第1の磁気センサと前記第1の磁石との位置関係に応じた信号を出力してもよい。
表示支持部と第1のアーム部との回動状態の変化に応じた信号が出力される。
上記の撮像装置において、前記第2の磁気センサは、前記本体部と前記第2のアーム部の回動状態の変化に応じて変化する前記第2の磁気センサと前記第2の磁石との位置関係に応じた信号を出力してもよい。
本体部と第2のアーム部の回動状態の変化に応じた信号が出力される。
上記の撮像装置においては、前記第1の磁気センサは前記表示支持部に設けられ、前記第1の磁石は前記第1のアーム部に設けられてもよい。
第1の磁気センサが第1のアーム部に設けられる場合と比較すると、第1の磁石が第1のアーム部に設けられることにより、第1のアーム部の薄型化を図ることができる。
上記の撮像装置において、前記第1の磁気センサと前記第1の磁石は、前記第1の回動軸に近接して配置されてもよい。
第1の磁気センサと第1の磁石が第1の回動軸に近接して配置されることにより、第1の磁気センサが第1の磁石の近くに配置される。
上記の撮像装置において、前記第1の回動軸と前記第1の磁気センサの距離は、前記第1の回動軸に対する前記表示支持部の自由端と前記第1の回動軸の距離の半分以下とされてもよい。
例えば、撮像装置が第1の磁石とは異なる他の磁石を備える場合に、第1の磁気センサに最も近い磁石が常に第1の磁石となるような配置とすることが容易となる。
上記の撮像装置においては、前記画像の表示制御を行う制御部を備え、前記制御部は、前記第1の磁気センサが出力する前記信号と前記第2の磁気センサが出力する前記信号に基づいて前記表示部の表示制御を行ってもよい。
撮影モードの切り替えに伴って表示部の表示制御を行うことにより、撮影モードに適切な画像が表示部に表示される。
上記の撮像装置においては、前記画像の表示制御を行う制御部を備え、前記制御部は、前記第1の磁気センサが出力する前記信号と前記第2の磁気センサが出力する前記信号に基づいて前記表示部に表示される画像を反転表示させる表示制御を行ってもよい。
撮影モードの切り替えに応じて表示部に表示される撮像画像の向きが適切なものとされる。
上記の撮像装置において、前記第1の磁気センサと前記第2の磁気センサは、異なる種類の磁気センサとされてもよい。
これにより、磁気センサの種類に応じて適切な配置が可能とされる。
上記の撮像装置において、前記第1の磁気センサはMRセンサとされ、前記第2の磁気センサはHallセンサとされてもよい。
複数種類の磁気センサとして既存技術を用いることにより、センサごとの性能を把握するための基礎的な特性調査が不要とされる。
上記の撮像装置において、前記第2の磁気センサは前記本体部に設けられ、前記第2の磁石は前記第2のアーム部に設けられてもよい。
第2の磁気センサが第2のアーム部に設けられる場合と比較して、第2の磁石が第2のアーム部に設けられることにより、第2のアーム部の薄型化を図ることができる。
上記の撮像装置において、前記第2の磁気センサと前記第2の磁石は、前記第2の回動軸に近接して配置されてもよい。
第2の磁気センサと第2の磁石が第2の回動軸に近接して配置されることにより、第2の磁気センサが第2の磁石の近くに配置される。
上記の撮像装置において、前記第2の回動軸と前記第2の磁気センサの距離は、前記第2の回動軸に対する前記第2のアーム部の自由端と前記第2の回動軸の距離の半分以下とされてもよい。
例えば、撮像装置が第2の磁石とは異なる他の磁石を備える場合に、第2の磁気センサに最も近い磁石が常に第2の磁石となるような配置とすることが容易となる。
上記の撮像装置において、前記表示支持部は、前記本体部に対して展開された展開位置と前記本体部に対して展開されていない非展開位置との間で移動可能とされ、前記表示支持部の非展開位置における前記表示部の正面視において、前記第2の磁気センサは前記第1の磁石と重ならない位置に配置されてもよい。
非展開位置とは、例えば、第2のアーム部、第1のアーム部及び表示支持部の全てが本体部に対して収納された位置とされる。また、換言すれば、第2のアーム部、第1のアーム部及び表示支持部が本体部と一体化とされた状態とも言える。
上記の撮像装置においては、前記本体部または前記表示支持部の一方に設けられる第3の磁石と、前記本体部または前記表示支持部の他方に設けられる第3の磁気センサと、を備え、前記第3の磁気センサは、前記第3の磁石から放出される磁界を受けて、前記本体部と前記表示支持部の距離に応じた信号を出力してもよい。
例えば、第3の磁気センサが出力する信号によって、本体部と表示支持部が近づいた状態と、そうでない状態が検出可能とされる。
上記の撮像装置において、前記表示支持部は、前記本体部に対して展開された展開位置と前記本体部に対して展開されていない非展開位置との間で移動可能とされ、前記表示支持部の非展開位置における前記表示部の正面視において、前記第3の磁気センサは前記第1の磁石及び前記第2の磁石と重ならない位置に配置されてもよい。
非展開位置において第1の磁石及び第2の磁石と重ならない位置に第3の磁気センサが配置されることにより、第3の磁気センサに対する第1の磁石及び第2の磁石の磁界の影響が小さくされる。
上記の撮像装置においては、前記本体部と前記表示支持部の一方に設けられる金属部と、前記本体部と前記表示支持部の他方に設けられる第4の磁石と、を備え、前記表示支持部は、前記本体部に対して展開された展開位置と前記本体部に対して展開されていない非展開位置との間で移動可能とされ、前記表示支持部の非展開位置における前記表示部の正面視において、前記第4の磁石は、前記第1の磁気センサ、前記第2の磁気センサ及び前記第3の磁気センサの何れとも重ならない位置に配置されてもよい。
金属部とそれに対応した第4の磁石が設けられることにより、本体部に対する表示支持部の収納が確実になされる。
上記の撮像装置においては、前記表示部と前記本体部を電気的に接続するフレキシブル基板を備え、前記第1の磁気センサは前記フレキシブル基板と接続されてもよい。
例えば、フレキシブル基板が第1のアーム部と第2のアーム部に沿うように配線されることで、第1のアーム部及び第2のアーム部の回動状態に応じて曲げ伸ばしされる。
本技術の実施の形態の撮像装置の斜視図である。 本技術の実施の形態の撮像装置の別の方向からの斜視図である。 第1のアーム部及び第2のアーム部の斜視図である。 第1のアーム部と表示支持部の成す角度が最小とされた状態を示す概略側面図である。 第1のアーム部と表示支持部の成す角度が最大とされた状態を示す概略側面図である。 本体部と第2のアーム部の成す角度が最小とされた状態を示す概略側面図である。 本体部と第2のアーム部の成す角度が最大とされた状態を示す概略側面図である。 第1のアーム部と第2のアーム部の成す角度が最小とされた状態を示す概略側面図である。 第1のアーム部と第2のアーム部の成す角度が最大とされた状態を示す概略側面図である。 表示支持部が収納凹部に収納された状態を示す概略側面図である。 表示支持部と第1のアーム部と第2のアーム部がそれぞれ最大に展開された状態を示す概略側面図である。 表示支持部が第1のアーム部に対して最大限回動された状態を示す概略断面図である。 表示支持部が第1のアーム部に対して略90度回動された状態を示す概略断面図である。 表示支持部が第1のアーム部に対して回動されていない状態を示す概略断面図である。 第2のアーム部が本体部に対して最大限回動された状態を示す概略断面図である。 第2のアーム部が本体部に対して回動された状態を示す概略断面図である。 第2のアーム部が本体部に対して回動されていない状態を示す概略断面図である。 収納凹部に表示支持部が収納される前の状態を示す概略断面図である。 収納凹部に表示支持部が収納された状態を示す概略断面図である。 磁石と磁気センサの配置の一例を示す概略背面図である。 磁石と磁気センサの配置の一例を示す概略側面図である。 第2の磁気センサとフレキシブル基板の配置の一例を示す概略背面図である。 制御構成を説明するための図である。 各センサの出力信号の組みあわせと撮影モードの関係を示す表である。 全収納状態の撮像装置における斜視図である。 表示部に表示された撮像画像の例を示す図である。 第1のローアングル撮影モードにおける側面図である。 第1のローアングル撮影モードにおける斜視図である。 第2のローアングル撮影モードにおける側面図である。 第2のローアングル撮影モードにおける斜視図である。 ハイアングル撮影モードにおける側面図である。 ハイアングル撮影モードにおける斜視図である。 表示部に表示された撮像画像の別の例を示す図である。
以下、実施の形態について添付図面を参照しながら次の順序で説明する。
<1.撮像装置の構成>
<2.回動範囲について>
<3.回動状態の検出について>
<3−1.表示支持部と第1のアーム部の回動状態について>
<3−2.本体部と第2のアーム部の回動状態について>
<3−3.本体部と表示支持部の回動状態について>
<4.磁石と磁気センサの配置>
<6.撮影モードと各磁気センサの検出状態の関係>
<7.まとめ>
<8.本技術>
<1.撮像装置の構成>
本実施の形態に係る撮像装置1について、添付図を参照して説明する。なお、以下の説明においては、被写体側を「前方」として、前後左右及び上下を記載する。
また、以下に示した実施の形態は、本技術撮像装置を沈胴式のレンズを備えたデジタルカメラに適用したものであるが、本技術の適用範囲は該デジタルカメラに限られることはなく、取り外し可能なレンズユニットを備えたカメラや、ビデオカメラ等の撮像装置にも適用することができる。もちろん、取り外し可能な沈胴式のレンズユニットを有するカメラであってもよい。即ち、装置本体と装置本体に対してモニタが回動されるタイプの各種の撮像装置に広く適用することができる。
図1及び図2に示すように、撮像装置1は、内部に撮像素子を有する本体部2と、本体部2の前面に取り付けられる沈胴式の撮像レンズ3と、撮像レンズ3によって撮影された撮像画像を表示可能な表示部4と、表示部4を支持する表示支持部5と、を備えている。
本体部2は筐体6の内外に所要の各部が配置されて成る。
筐体6は、上面6aと背面6bに各種の操作部7が設けられている。
操作部7としては、例えば、電源ボタン、シャッターボタン、モード切替摘子等が設けられている。また、表示部4に表示された撮像画像に対する各種操作を行うための操作子も操作部7として主に背面6bに設けられている。
筐体6の背面6bには、図2に示すように、例えば略矩形状のファインダー窓8が形成され、ファインダー窓8の周囲には、ファインダー窓8を囲うように接眼部9が設けられている。
接眼部9は、後方に行くに従って径が大きくなる筒状に形成され、ファインダー窓8の保護やファインダー窓8への外光の入射を抑制する機能を有している。
筐体6の前面6cには、図1に示すように、撮像レンズ3が配置される配置孔10が設けられている。
筐体6の内部や撮像レンズ3には、ズームレンズやフォーカスレンズ等の図示しないレンズ群が配置されている。
また、筐体6には、撮像素子や各種の電気回路、各種の制御を行うマイコンなどのコンピュータや記憶部なども配置されている。
筐体6の背面6bには、表示部4及び表示支持部5が収納される略矩形状の収納凹部11が形成されている(図2参照)。
収納凹部11には、後方に突出された二つの取付凸部11aが設けられている(図2及び図3参照)。
取付凹部11における取付凸部11aの左右方向の隣接した位置には、取付凸部11aスリット11bが形成されている。
スリット11bは、後方に開放された凹部とされている。
スリット11bの下面部は後述する第2のアーム部13の取付凸部11aに対する回動を規制するための規制面部11cとされている。
表示支持部5は、第1のアーム部12と第2のアーム部13を介して取付凸部11aに取り付けられている(図2参照)。
表示支持部5は、金属等で略矩形の薄い板状に形成された板部5aと、板部5aを覆うように樹脂等で形成された支持本体部5bを備えている(図3参照)。なお、図2においては、板部5aが視認できないように表示支持部5に化粧板が設けられた状態を示している。図3以降の各図においては、該化粧板を適宜省略した状態の表示支持部5や板部5aを図示する。
板部5aの左右両端には、それぞれ板部5aに直交する方向に突出して設けられた突出部14が形成されている。
それぞれの突出部14には、左右方向における外側に突出された突出軸部14aが形成されている。
板部5aと突出部14は、例えば1枚の薄い金属板を折り曲げることによって形成することができる。
表示支持部5には、表示部4が配置される配置凹部5cが形成されている(図1参照)。
第1のアーム部12は、薄い金属等で形成された略矩形の板状とされ、最も面積が大きくされた第1ベース部15と、第1ベース部15の左右両端から第1ベース部15に直交する方向に突出された二つの第1突出部16とを備えている。
二つの第1突出部16のそれぞれの一端部には、左右方向に貫通された第1軸孔16aが形成されている。表示支持部5の板部5aの突出部14に形成された突出軸部14aが第1軸孔16aに挿通されて保持されることにより、第1のアーム部12に対する表示支持部5の回動が自在とされている。なお、第1のアーム部12に対する表示支持部5の回動には一定の摩擦力が働いており、自然に回動することが無いように構成される。
第1突出部16における第1軸孔16aが形成された端部の反対側の端部には、左右方向における外方に突出された第1軸部16bがそれぞれ形成されている。
第2のアーム部13は、薄い金属等で形成された略矩形の板状とされ、最も面積が多くされた第2ベース部17と、第2ベース部17の左右両端に連続され第2ベース部17に略直交して折り曲げられた第2突出部18がそれぞれ形成されている。
二つの第2突出部のそれぞれの一端部には、それぞれ左右方向に貫通された第2軸孔18aが形成されている。
それぞれの第1突出部16に形成された二つの第1軸部16bが第2軸孔18aにそれぞれ挿通されて保持されることにより、第2のアーム部13に対する第1のアーム部12の回動が自在とされている。なお、第2のアーム部13に対する第1のアーム部12の回動には一定の摩擦力が働いており、自然に回動することが無いように構成される。
第2のアーム部13の第2突出部18における第2軸孔18aが形成された端部の反対側の端部には、左右方向における内方に突出された第2軸部18bがそれぞれ形成されている。
収納凹部11に設けられた二つの取付凸部11aは、左右方向に離隔して設けられ、後方に突出された突部とされる。それぞれの取付凸部11aには、左右方向に貫通された軸孔19が形成されている。
第2のアーム部13に形成された二つの第2軸部18bが軸孔19にそれぞれ挿通されて保持されることにより、本体部2に対する第2のアーム部13の回動が自在とされている。なお、本体部2に対する第2のアーム部13の回動には一定の摩擦力が働いており、自然に回動することが無いように構成される。
二つの突出軸部14aの略中心を通る左右方向に延びる直線は、第1の回動軸AX1とされる。即ち、第1のアーム部12に対する表示支持部5の回動は、第1の回動軸AX1を支点として行われる。換言すれば、第1のアーム部12と表示支持部5は、第1の回動軸AX1を支点として回動状態が可変とされる。
二つの第2軸部18bの略中心を通る左右方向に延びる直線は、第2の回動軸AX2とされる。即ち、本体部2に対する第2のアーム部13の回動は、第2の回動軸AX2を支点として行われる。換言すれば、本体部2と第2のアーム部13は、第2の回動軸AX2を支点として回動状態が可変とされる。
二つの第1軸部16bの略中心を通る左右方向に延びる直線は、第3の回動軸AX3とされる。即ち、第2のアーム部13に対する第1のアーム部12の回動は、第3の回動軸AX3を支点として行われる。換言すれば、第1のアーム部12と第2のアーム部13は、第3の回動軸AX3を支点として回動状態が可変とされる。
図1及び図2に示す撮像装置1の状態は、本体部2に対して第2のアーム部13が最大限に回動された状態とされ、第2のアーム部13に対して第1のアーム部12が最大限に回動された状態とされ、更に、第1のアーム部12に対して表示支持部5が最大限に回動された状態とされている。以降の説明においては、この状態を「全展開状態」と記載する。
また、第2のアーム部13と第1のアーム部12と表示支持部5の全てが収納凹部11に収納された状態を「全収納状態」と記載する。
<2.回動範囲について>
第1の回動軸AX1を支点とした第1のアーム部12に対する表示支持部5の回動と、第2の回動軸AX2を支点とした本体部2に対する第2のアーム部13の回動と、第3の回動軸AX3を支点とした第2のアーム部13に対する第1のアーム部12の回動には、それぞれ可動範囲が設けられている。
図4及び図5は、第1の回動軸AX1を支点とした第1のアーム部12に対する表示支持部5の回動の範囲を示したものである。
図4は、第1のアーム部12と表示支持部5(板部5a)の成す角度が最小とされた状態を示している。図示するように、第1のアーム部12と表示支持部5の成す角度は略0度とされている。
図5は、第1のアーム部12と表示支持部5(板部5a)の成す角度が最大とされた状態を示している。図示するように、第1のアーム部12と表示支持部5の成す角度は180度よりも若干小さい角度(例えば172度)とされている。
図6及び図7は、第2の回動軸AX2を支点とした本体部2に対する第2のアーム部13の回動の範囲を示したものである。
図6は、本体部2の収納凹部11と第2のアーム部13の成す角度が最小とされた状態を示している。図示するように、本体部2と第2のアーム部13の成す角度は略0度とされている。
図7は、本体部2の収納凹部11と第2のアーム部13の成す角度が最大とされた状態を示している。図示するように、本体部2と第2のアーム部13の成す角度は略90度とされている。
図8及び図9は、第3の回動軸AX3を支点とした第2のアーム部13に対する第1のアーム部12の回動の範囲を示したものである。
図8は、第2のアーム部13と第1のアーム部12の成す角度が最小とされた状態を示している。図示するように、第2のアーム部13と第1のアーム部12の成す角度は略0度とされている。
図9は、第2のアーム部13に対する第1のアーム部12の成す角度が最大とされた状態を示している。図示するように、第2のアーム部13と第1のアーム部12の成す角度は90度よりも若干小さい角度(例えば82度)とされている。
第1のアーム部12と表示支持部5の成す角度の最小が略0度とされ、本体部2と第2のアーム部13の成す角度の最小が略0度とされ、第2のアーム部13と第1のアーム部12の成す角度の最小が略0度とされることにより、表示支持部5と第1のアーム部12と第2のアーム部13が側面視で略重ねられた状態で本体部2の収納凹部11に収納される(図10参照)。
第1のアーム部12と表示支持部5の成す角度が最大(略172度)とされ、本体部2と第2のアーム部13の成す角度が最大(略90度)とされ、第2のアーム部13と第1のアーム部12の成す角度が最大(略82度)とされることにより、全ての回動状態を最大角度としたときに表示支持部5に指示された表示部4が略前方を向く構成とされ、自撮りモードに最適な形態をとることができる(図11参照)。
また、それぞれが最大角度とされることにより、表示部4が本体部2の上方に位置するため、自撮りモードを適用したときに撮像レンズ3側に位置する撮影者から表示部4を確実に視認することができるため、自撮り撮影に好適とされる。
なお、図示はしていないが、第1のアーム部12と表示支持部5の何れか一方に、或いは双方に、第1の回動軸AX1を支点とした所定以上の回動を規制するための規制部や被規制部等が設けられている。また、第2のアーム部13と第1のアーム部12の何れか一方に或いは双方に、第3の回動軸AX3を支点とした所定以上の回動を規制するための規制部や被規制部等が設けられている。
なお、第2の回動軸AX2を支点とした本体部2に対する第2のアーム部13の所定以上の回動を規制するための規制部や被規制部として、スリット11bに規制面11cが設けられている。
所定以上の回動を規制するための規制部や被規制部等が各部に設けられることにより、各部の各部が衝突することによる傷付きが適切に防止される。また、後述する各撮影モードに適した姿勢を保つことが容易になる。
<3.回動状態の検出について>
撮像装置1では、磁石と磁気センサが各部に配置されることにより、表示部4、第1のアーム部12、第2のアーム部13、本体部2それぞれの回動状態の検出が可能とされている。
具体的には、磁気センサは、磁石から放出される磁界の向きや強さ(即ち磁石と磁気センサの距離)に応じた出力を行うものである。即ち、磁気センサと磁石の位置関係に応じた出力信号を磁気センサが行い、該出力信号を解析することにより、それぞれの回動状態が検出可能とされる。即ち、磁気センサと磁石の位置関係により回動状態が特定可能である。
また、二つの部材の回動状態とは、例えば二つの部材の回動の度合いを示すもので有ってもよいし、ある部材に対する他の部材の回動の度合いで有ってもよいし、二つの部材の成す角度を示すもので有ってもよい。また、ある回動軸(例えば第1の回動軸AX1)を支点とした回動を行った場合にある部材(例えば表示支持部5)と他の部材(例えば第1のアーム部12)がどの程度回動しているかを示すものであってもよい。また、必ずしも回動角度を示すもので無くてもよい。例えば、回動したことによってある部材(表示支持部5)と他の部材(第1のアーム部12)が現在の開き具合(或いは特定の開き具合)となっていることを示すものであってもよいし、ある部材(表示支持部5)と他の部材(第1のアーム部12)の関係(或いは位置関係)を示すものであってもよい。
表示支持部5と第1のアーム部12だけでなく、本体部2と第2のアーム部13や第1のアーム部12と第2のアーム部13についても同様である。
<3−1.表示支持部と第1のアーム部の回動状態について>
先ず、表示支持部5と第1のアーム部12に配置された磁石と磁気センサについて、説明する。
実施の形態においては、表示支持部5と第1のアーム部12の回動状態を検出するための第1の磁石M1が第1のアーム部12に設けられ、第1の磁石M1から放出される磁界の影響を受けて信号を出力する第1の磁気センサS1が表示支持部5に設けられている(図12参照)。
第1の磁気センサS1には、例えば、磁気抵抗素子(或いは磁気抵抗効果素子)が採用される。
図12、図13及び図14の各図は、表示支持部5と第1のアーム部12の各一部として、第1の回動軸AX1の近傍を示した図である。
第1の磁石M1は、N極とS極が第1のアーム部12の第1のベース部15の面が広がる方向に連続するように配置されている。より具体的には、第1の回動軸AX1に近い方がS極とされ、遠い方がN極とされている。
第1の磁気センサS1は、例えばセンサや配線等を含んだチップ形状とされ、表示支持部5の板部5aにおける表示部4が取り付けられる側とは反対側の面に取り付けられている。
第1の磁気センサS1は、磁石から放出される磁力線が第1の磁気センサS1を通過する際の向きに応じて、電流が多く流れる(或いは抵抗値が少ない)「検出状態」と、電流が多く流れない(或いは抵抗値が高い)「非検出状態」の何れかを示す信号を出力する。
具体的には、抵抗値が低く所定以上の電流が流れる場合には「検出状態」を示す信号を出力し、抵抗値が高く所定以上の電流が流れない場合には「非検出状態」を示す信号を出力する。
具体的に添付図を参照して説明する。
図12に示す状態は、表示支持部5と第1のアーム部12の回動状態が最大角度(例えば略172度)とされたものである。また、第1の磁石M1から放出される磁力線を図中に破線で示す。
図12に示す状態においては、第1の磁気センサS1付近の磁力線が第1の磁気センサS1に略平行な状態とされるため、第1の磁気センサS1の出力は「検出状態」を示す信号とされる。
図13に示す状態は、表示支持部5と第1のアーム部12の回動状態が略90度とされたものである。
図13に示す状態においては、第1の磁気センサS1付近の磁力線が第1の磁気センサS1に非平行な状態とされるため、第1の磁気センサS1の出力は「非検出状態」を示す信号とされる。
図14に示す状態は、表示支持部5と第1のアーム部12の回動状態が最小角度(例えば略0度)とされたものである。
図14に示す状態においては、第1の磁気センサS1付近の磁力線が第1の磁気センサS1に非平行な状態とされるため、第1の磁気センサS1の出力は「非検出状態」を示す信号とされる。
本実施の形態における第1の磁石M1と第1の磁気センサS1の配置によれば、表示支持部5と第1のアーム部12の回動状態が一定角度以上とされた場合にのみ第1の磁気センサS1の出力が「検出状態」を示すものとされる。換言すれば、第1の磁気センサS1は、第1のアーム部12に対して表示支持部5が一定角度以上回動された状態を検出する機能を持つセンサとされる。
以降の説明においては、第1の磁気センサS1の出力が検出状態であることを「第1の磁気センサS1がON」と記載する。また、第1の磁気センサS1がONであることを「展開判定」と記載し、第1の磁気センサS1がOFFであることを「非展開判定」と記載することもある。
なお、第1の磁石M1のN極とS極が並ぶ方向は、設置面としての第1のアーム部12の第1ベース部15の面が広がる方向と一致することが望ましい。これにより、第1の磁石M1における第1ベース部15の厚み方向の薄型化が可能となる。
更に、第1の磁石M1の向きを上述したようにする場合において、即ち、第1の回動軸AX1に近い方がS極とされ遠い方がN極とされるように配置する場合において、第1のアーム部12に対して表示支持部5が一定角度以上回動された状態を検出する機能を第1の磁気センサS1に持たせるためには、磁気抵抗素子が用いられることが望ましい。
例えば、第1の磁気センサS1としてホール(Hall)素子が採用された場合には、該ホール素子が実装される電子回路基板の厚み方向と板部5aの厚み方向が略直交する方向とされる。即ち、電子回路基板の幅方向が板部5aの厚み方向とされるため、表示支持部5の厚みを薄くすることが困難となってしまう。
一方、第1の磁気センサS1として磁気抵抗素子が用いられることにより、電子回路基板の厚み方向と板部5aの厚み方向が同じ方向とされるため、表示支持部5の薄型化に寄与することができる。
<3−2.本体部と第2のアーム部の回動状態について>
次に、本体部2と第2のアーム部13に配置された磁石と磁気センサについて、説明する。
実施の形態においては、本体部2(取付凸部11a)と第2のアーム部13の回動状態を検出するための第2の磁石M2が第2のアーム部13に設けられ、第2の磁石M2から放出される磁界の影響を受けて信号を出力する第2の磁気センサS2が本体部2に設けられている(図15参照)。
第2の磁気センサS2には、例えば、ホール素子が採用される。
図15、図16及び図17の各図は、本体部2と第2のアーム部13の各一部として、第2の回動軸AX2の近傍を示した図である。
第2の磁石M2は、S極とN極が第2のアーム部13の第2のベース部17の面に直交する方向に連続するように配置されている。具体的には、第2のベース部17に接した面がS極とされる。
第2の磁気センサS2は、例えばセンサや配線等を含んだチップ形状とされ、本体部2の内部に配置された電子回路基板上に実装されている。
第2の磁気センサS2は、磁石から放出される磁力線の磁束密度を測定することが可能とされている。具体的には、素子に対して垂直方向の磁力線の密度に応じた信号を出力する。第2の磁気センサS2の信号出力としては、所定以上の磁束密度が検出された「検出状態」を示す信号と、所定以上の磁束密度が検出されない「非検出状態」を示す信号の何れかとされる。
具体的に添付図を参照して説明する。
図15に示す状態は、本体部2と第2のアーム部13の回動状態が最大角度(例えば略90度)とされたものである。また、第2の磁石M2から放出される磁力線を図中に破線で示す。
図15に示す状態においては、第2の磁気センサS2付近の磁力線が第2の磁気センサS2に略平行な状態とされるため、第2の磁気センサS2の出力は「非検出状態」を示す信号とされる。
図16に示す状態は、本体部2と第2のアーム部13の回動状態が90度よりも小さくとされたものである。
図16に示す状態においても、第2の磁気センサS2付近の磁力線が第2の磁気センサS2に垂直な状態ではないため、検出される磁束密度が低く、第2の磁気センサS2の出力は「非検出状態」を示す信号とされる。
図17に示す状態は、本体部2と第2のアーム部13の回動状態が最小角度(例えば略0度)とされたものである。
図17に示す状態においては、第2の磁気センサS2付近の磁力線が第2の磁気センサS2に略垂直な状態(或いは垂直に近い状態)とされるため、検出される磁束密度が高く、第2の磁気センサS2の出力は「検出状態」を示す信号とされる。
本実施の形態における第2の磁石M2と第2の磁気センサS2の配置によれば、本体部2と第2のアーム部13の回動状態が一定角度未満とされた場合にのみ第2の磁気センサS2の出力が「検出状態」を示すものとされる。換言すれば、第2の磁気センサS2は、本体部2(取付凸部11a)に対する第2のアーム部13の回動が一定角度未満とされた状態を検出する機能を持つセンサとされる。
以降の説明においては、第2の磁気センサS2の出力が検出状態であることを「第2の磁気センサS2がON」と記載する。また、第2の磁気センサS2がONであることを「非展開判定」と記載し、第2の磁気センサS2がOFFであることを「展開判定」と記載することもある。
<3−3.本体部と表示支持部の回動状態について>
続いて、本体部2と表示支持部5に配置された磁石と磁気センサについて、説明する。
実施の形態においては、本体部2(収納凹部11)と表示支持部5の回動状態を検出するための第3の磁石M3が表示支持部5の板部5aに設けられ、第3の磁石M3から放出される磁界の影響を受けて信号を出力する第3の磁気センサS3が本体部2に設けられている。
第3の磁気センサS3には、例えば、ホール素子が採用される。
図18及び図19の各図は、本体部2と表示支持部5の各一部を示した図である。
第3の磁石M3は、N極とS極が板部5aの面に直交する方向に連続するように配置されている。具体的には、板部5aに接した面がN極とされる。
第3の磁気センサS3は、例えばセンサや配線等を含んだチップ形状とされ、本体部2の内部に配置された電子回路基板上に実装されている。
第3の磁気センサS3は、磁石から放出される磁力線の磁束密度を測定することが可能とされている。具体的には、素子に対して垂直方向の磁力線の密度に応じた信号を出力する。第3の磁気センサS3の信号出力としては、所定以上の磁束密度が検出された「検出状態」を示す信号と、所定以上の磁束密度が検出されない「非検出状態」を示す信号の何れかとされる。
具体的に添付図を参照して説明する。
図18に示す状態は、本体部2の収納凹部11から表示支持部5が少し展開した状態(離れた状態)とされている。第3の磁石M3から放出される磁力線を図中に破線で示す。
図18に示す状態においては、第3の磁石M3と第3の磁気センサS3の距離が離れているため、第3の磁気センサS3付近の磁界が弱く、第3の磁気センサS3の出力は「非検出状態」を示す信号とされる。
図19に示す状態は、本体部2の収納凹部11に表示支持部5が収納された状態とされている。
図19に示す状態においては、第3の磁石M3と第3の磁気センサS3の距離が近いため、第3の磁気センサS3付近の磁界が強く、第3の磁気センサS3の出力は「検出状態」を示す信号とされる。
本実施の形態における第3の磁石M3と第3の磁気センサS3の配置によれば、本体部2と表示支持部5の回動状態が一定角度未満とされた場合、即ち、本体部2と表示支持部5が一定の距離以内に接近した場合に第3の磁気センサS3の出力が「検出状態」を示すものとされる。換言すれば、第3の磁気センサS3は、表示支持部5が本体部2の収納凹部11に収納されたか否かを検出する機能を持つセンサとされる。
以降の説明においては、第3の磁気センサS3の出力が検出状態であることを「第3の磁気センサS3がON」と記載する。また、第3の磁気センサS3がONであることを「収納判定」と記載し、第3の磁気センサS3がOFFであることを「非収納判定」と記載することもある。
なお、本体部2の収納凹部11の表面、或いは、本体部2の内部であって収納凹部11の表面に近い位置に表示支持部5の収納状態を維持するための第4の磁石M4が設けられている。また、表示支持部5における第4の磁石M4と対応する位置には、金属板20が設けられている(例えば図20、図21参照)。
第1のアーム部12及び第2のアーム部13を介して表示支持部5の本体部2に対する位置を移動させることにより、第4の磁石M4と金属板20の距離が一定未満とされた場合には、第4の磁石M4と金属板20が引き合う力により表示支持部5が本体部2の収納凹部11に自然と収納される。
例えば、第3の磁気センサS3の出力が「非検出状態」から「検出状態」に切り替わる直前の状態とされたときに、表示支持部5が収納凹部11に自然と収納されるように構成することで、表示支持部5が収納凹部11に収納された状態を第3の磁気センサS3の出力によって確実に検出することができる。
これにより、後述する表示制御などを適切に行うことができる。
<4.磁石と磁気センサの配置>
図20及び図21を参照して撮像装置1が備える磁石及び磁気センサの配置について説明する。
図20は、全展開状態にある撮像装置1の背面図である。図21は、全展開状態にある撮像装置1の側面図である。
第1の磁気センサS1及び第1の磁石M1は、板部5a及び第1ベース部15の左右方向における略中央部に設けられている(図20参照)。左右方向における略同じ位置に位置することにより、第1の磁気センサS1は第1の磁石M1から放出される磁界を適切に検出することができる。
また、第1の磁気センサS1及び第1の磁石M1は、第1の回動軸AX1に近い位置に配置されている(図21参照)。
具体的に、第1の磁気センサS1は、第1回動軸AX1を支点とした回動における板部5aの自由端よりも固定端(第1の回動軸AX1の軸方向に延びる端部のうち第1の回動軸AX1に近い方の端部)に近い位置に配置されている。第1の磁石M1は、第1の回動軸AX1を支点とした回動における第1ベース部15の自由端よりも固定端に近い位置に配置されている。
これにより、第1の磁気センサS1が第1の磁石M1の近くに配置されるため、表示支持部5と第1のアーム部12の回動状態をより正確に検出することができる。
なお、ここでいう固定端とは回動軸側の端部であり、自由端とは回動軸とは反対側の端部である。即ち、第1の回動軸AX1を支点とした回動における第1ベース部15の固定端は、第1の回動軸AX1に接続された側の端部(即ち第1の回動軸AX1に近い方の端部)であり、第1の回動軸AX1を支点とした回動における第1ベース部15の自由端は、第1の回動軸AX1から遠い方の端部である。
第2の磁気センサS2及び第2の磁石M2は、本体部2の収納凹部11及び第2ベース部17の左右方向における右方に配置されている。第2の磁気センサS2及び第2の磁石M2が左右方向における略同じ位置に位置することにより、第2の磁気センサS2は第2の磁石M2から放出される磁界を適切に検出することができる。
また、第2の磁気センサS2及び第2の磁石M2は、第1の磁気センサS1及び第1の磁石M1に対して左右方向に少なくとも離隔して配置されている(図20参照)。これにより、第1の磁気センサS1が第2の磁石M2から放出される磁界の影響を強く受けてしまうことや、第2の磁気センサS2が第1の磁石M1から放出される磁界の影響を強く受けてしまうことが防止される。
また、第2の磁気センサS2及び第2の磁石M2は、第2の回動軸AX2に近い位置に配置されている(図21参照)。
具体的に、第2の磁気センサS2は、本体部2における収納凹部11に近い位置に配置されている。第2の磁石M2は、第2の回動軸AX2を支点とした回動における第2ベース部17の自由端よりも固定端に近い位置に配置されている。
これにより、第2の磁気センサS2が第2の磁石M2の近くに配置されるため、本体部2と第2のアーム部13の回動状態をより正確に検出することができる。
なお、ここでいう固定端とは回動軸側の端部であり、自由端とは回動軸とは反対側の端部である。即ち、第2の回動軸AX2を支点とした回動における第2ベース部17の固定端は、第2の回動軸AX2に接続された側の端部(即ち第2の回動軸AX2に近い方の端部)であり、第2の回動軸AX2を支点とした回動における第2ベース部17の自由端は、第2の回動軸AX2から遠い方の端部である。
更に、第2の磁気センサS2及び第2の磁石M2は、図17に示すように、第2のアーム部13を収納凹部11に収納した状態で上下方向に離隔するように配置されている。これにより、収納状態において第2の磁気センサS2及び第2の磁石M2が前後方向、即ち撮像装置1の厚み方向に重ならないようにされるため、撮像装置1の薄型化を図ることができる。
第3の磁気センサS3及び第3の磁石M3は、本体部2及び板部5aの左右方向における右方に配置されている(図20参照)。第3の磁気センサS3及び第3の磁石M3が左右方向における略同じ位置に位置することにより、第3の磁気センサS3は第3の磁石M3から放出される磁界を適切に検出することができる。
また、第3の磁気センサS3及び第3の磁石M3は、第1の磁気センサS1及び第1の磁石M1に対して左右方向に少なくとも離隔して配置されている(図21参照)。これにより、第1の磁気センサS1が第3の磁石M3から放出される磁界の影響を強く受けてしまうことや、第3の磁気センサS3が第1の磁石M1から放出される磁界の影響を強く受けてしまうことが防止される。
更に、第3の磁気センサS3は、第2の磁石M2よりも下方に位置されている(図21参照)。即ち、第3の磁気センサS3と第2の磁石M2は上下に離隔して配置されている。これにより、第3の磁気センサS3が第2の磁石M2にから放出される磁界の影響を強く受けてしまうことが防止される。
更にまた、第3の磁石M3は、板部5aにおける第1の回動軸AX1の軸方向に延びる端部のうち第1の回動軸AX1から遠い方の端部側に配置されている。
即ち、表示支持部5と第1のアーム部12の成す角度が0度となるように表示支持部5を回動させた状態(即ち図4に示す状態)において、第3の磁石M3は、第3の回動軸AX3の近傍に位置される。そして、第2の磁気センサS2は、第2の回動軸AX2の近傍に位置されるため、第3の磁石M3と第2の磁気センサS2はいかなる回動状態においても離隔するように配置されている。これにより、第2の磁気センサS2が第3の磁石M3にから放出される磁界の影響を強く受けてしまうことが防止される。
第4の磁石M4は、収納凹部の下端部における左右方向における略中央部に設けられている(図20参照)。第4の磁石M4は、第1の磁気センサS1及び第2の磁気センサS2よりも下方に離隔して配置されている。また、第4の磁石M4と第3の磁気センサS3は、左右方向に離隔して配置されている。
これにより、第1の磁気センサS1や第2の磁気センサS2や第3の磁気センサS3それぞれについて、第4の磁石M4から放出される磁界の影響を強く受けてしまうことが防止される。
なお、全収納状態において第4の磁石M4及び金属板20が第2の回動軸AX2から可能な限り離れた位置とされることで、表示支持部5の収納状態を保持するための磁力が小さくされる。即ち、最低限の磁力を持つ弱い磁石を第4の磁石M4として採用することができる。これにより、第4の磁石M4から放出される磁界の影響が第1の磁気センサS1、第2の磁気センサS2及び第3の磁気センサS3に影響を及ぼしてしまう可能性を排除することができる。
更に、第4の磁石M4及び金属板20が左右方向の略中央部に設けられていることにより、表示支持部5の良好な収納状態を確保することができ、保持状態における表示支持部5の左右方向の一端部が浮き上がってしまうことが防止される。
図20及び図21に示すように対応する磁石と磁気センサについては各部の回動状態に応じて近傍に位置するように配置されることで、各部の回動状態を適切に計測することができると共に、対応しない磁石と磁気センサについては各部の回動状態によらず離隔した位置となるように配置されることで、各部の回動状態を誤判定してしまう可能性を排除することができる。
なお、第1の磁気センサS1、第2の磁気センサS2及び第3の磁気センサS3のうち、本体部2に配置されるものは第2の磁気センサS2及び第3の磁気センサS3のみとされている。即ち、第2の磁気センサS2及び第3の磁気センサS3に対する電力供給は本体部2の内部に配置された配線や電子回路基板等により行うことができる。
しかし、第1の磁気センサS1は本体部2以外の部分、即ち表示支持部5に配置されているため、本体部2から配線を延設して接続する必要がある。
本例においては、他の部材のために配設されているフレキシブル基板21を利用する構成とされる。
具体的に、図22を参照して説明する。
表示支持部5には表示部4が取り付けられており、表示部4と本体部2の内部に配置された電子回路基板はフレキシブル基板21によって電気的に接続されている。これにより、表示部4に撮像画像等を表示させる制御が可能となる。
表示部4と本体部2の内部の電子回路基板を接続するフレキシブル基板21は、第1のアーム部12及び第2のアーム部13に沿うように配置されている。図22に示すように、本体部2の内部から外部へと延びるフレキシブル基板21は、全展開状態における第2のアーム部13の下面、第1のアーム部12の後面及び板部5aの後面に沿って配置されている。
本実施の形態においては、フレキシブル基板21における板部5aの後面に配置された部分から第1の磁気センサS1に向かって分岐されることにより、第1の磁気センサS1に対する電力供給や信号の送受信が行われる。
なお、フレキシブル基板21と第1の磁気センサS1を接続する部分(即ち分岐部分)は、配線の本数が少ないこともあり、フレキシブル基板21の他の部分よりも細くされている。これにより、断線などの虞が他の部分よりも高くされるが、フレキシブル基板21と第1の磁気センサS1の距離が可能な限り短くなるようにフレキシブル基板21と第1の磁気センサS1の配置を決定することにより、断線の虞を低減させることができる。
また、フレキシブル基板21と磁気センサS1が共に板部5aに取り付けられていることにより、第1のアーム部12に対する表示支持部5の回動が行われても分岐部分の折り曲げや捻れが生じない構成とされている。これによっても、分岐部分の断線がし難くされている。
更に、分岐部分の長さが短くされていることにより、配線の取り回しが容易となる。
なお、本体部2に配置される第2の磁気センサS2及び第3の磁気センサS3については、図示しない一つのフレキシブル基板に接続されるようにしてもよい。これにより、第2の磁気センサS2用のフレキシブル基板と第3の磁気センサS3用のフレキシブル基板を別々に設けるよりも部品点数を削減することができるため、コスト削減に寄与することができる。
また、磁気センサ専用のフレキシブル基板を設けてもよいし、本体部2に配置された各種の操作部7(即ちボタン等)のために設けられたフレキシブル基板を利用するように構成してもよい。操作部7のために設けられたフレキシブル基板に第2の磁気センサS2及び第3の磁気センサS3が接続されることにより、第2の磁気センサS2及び第3の磁気センサS3専用のフレキシブル基板を用意する必要がなくなり、部品点数の削減を図ることができる。
また、第2の磁気センサS2及び第3の磁気センサS3にフレキシブル基板21を接続することにより、三つの磁気センサに接続される基板を共通化してもよい。これにより、更に部品点数を削減することができる。
<5.撮像装置の制御構成>
撮像装置1は、上述した各磁気センサが出力する信号の組み合わせに応じて撮影モードが自動的に判定され、各種の制御が行われる。先ず、撮像装置1の制御構成について、図23を参照して説明する。
撮像装置1の本体部2は、制御部100とイメージセンサ101と信号処理部102とレンズ系駆動部103と、記録部104と通信部105と電源回路106とアイセンサ107を備えている。また、他にも本体部2には前述した操作部7が設けられている。
撮像装置1は、前述したように、表示部4と第1の磁気センサS1と第2の磁気センサS2と第3の磁気センサS3を備えている。
イメージセンサ101は、例えばCCD(Charge Coupled Device)型、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)型など、光電変換画素がマトリクス状に配置されて形成された撮像素子を有する。イメージセンサ101は、図示しない光学系により被写体からの光がイメージセンサ101に集光される。なお、光学系とは、例えば、カバーレンズ、ズームレンズ、フォーカスレンズ等のレンズや絞り機構、光学フィルタ等を指し、これらは適宜レンズ鏡筒内や筐体6の内外に配置される。
イメージセンサ101では、撮像素子での光電変換で得た電気信号について、例えばCDS(Correlated Double Sampling)処理、AGC(Automatic Gain Control)処理などを実行し、さらにA/D(Analog/Digital)変換処理を行う。そしてデジタルデータとしての撮像画像信号を信号処理部102に出力する。イメージセンサ101は、例えば所謂RAWデータとしての画像信号を出力する。
信号処理部102は、例えばDSP(Digital Signal Processor)等により画像処理のプロセッサとして構成される。信号処理部102は、イメージセンサ101からの撮像画像信号に対して各種の信号処理を施す。
例えば、信号処理部102は、R,G,Bの黒レベルを所定のレベルにクランプするクランプ処理、R,G,Bの色チャンネル間の補正処理、各画素についての画像データがR,G,B全ての色成分を有するように行うデモザイク処理、輝度信号及び色信号を生成(分離)する処理等を施す。
更に、信号処理部102は、各種の信号処理が施された画像データに対して、必要な解像度変換処理、例えば、記録用や通信出力用、或いは表示部4用の解像度変換を実行する。
更にまた、信号処理部102は、解像度変換された画像データについて、例えば記録用や通信出力用の圧縮処理や符号化処理等も行う。
なお、信号処理部102は、スルー画表示のためのモニタ画像信号を生成する処理を行い、該モニタ画像信号を表示部4や出力端子等に供給してもよい。
レンズ系駆動部103は、制御部100の制御に基づいて上記の光学系におけるフォーカスレンズ、ズームレンズ、絞り機構、光学フィルタ機構等を駆動する。
記録部104は、例えば不揮発性メモリから成り、静止画像データや動画像データ、画像ファイルの属性情報、サムネイル画像等を記憶する記憶領域として機能する。
記録部104の形態は多様に考えられる。例えば、記録部104は、本体部2に内蔵されるフラッシュメモリでもよいし、本体部2に着脱されて使用されるメモリカード(例えば過般型のフラッシュメモリ)と該メモリカードに対して記録再生アクセスを行うカード記録再生部による形態でもよい。また、本体部2に内蔵されたHDD(Hard Disk Drive)によって実現されてもよい。
表示部4に表示される撮像された画像とは、A/D変換処理を施した撮像画像信号に基づくスルー画であってもよいし、記録部104に記憶された画像データ(静止画像データや動画像データ)であってもよい。例えば、制御部100は、信号処理部102によって生成された信号を記録部104に出力し、記録部104で記録した画像データを表示部4に表示する処理を行う。
通信部105は、外部機器とのデータ通信やネットワーク通信を有線または無線で行う。例えば、外部の表示装置、記録装置、再生装置等の間で撮像画像データの送受信を行う。また、ネットワーク通信部として、例えばインターネットによる通信を行い、ネットワーク上のサーバ、端末等との間で各種データの送受信を行うようにしてもよい。
電源回路106は、例えばバッテリーを電源として必要な電源電圧(Vcc)を生成し本体部2の各部に供給する。
また、電源回路106は、表示部4に対して必要な駆動電圧を供給する。
アイセンサ107はファインダー窓8を撮影者が覗き込んでいるか否かを判定するための信号を出力するセンサであり、ファインダー窓8付近に設けられている。アイセンサ107は例えば近接センサなどとされる。
制御部100は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリなどを備えたマイクロコンピュータ(演算処理装置)により構成される。
CPUがROMやフラッシュメモリ等に記憶されたプログラムを実行することで、撮像装置1全体を統括的に制御する。
RAMは、CPUの各種データ処理の際の作業領域として、データやプログラム等の一時的な格納に用いられる。
ROMやフラッシュメモリ(不揮発性メモリ)は、CPUが各部を制御するためのOS(Operating System)や、画像ファイル等のコンテンツファイルの他、各種動作のためのアプリケーションプログラムや、ファームウェア等の記憶に用いられる。
このような制御部100は、信号処理部102における各種信号処理のパラメータ制御、撮影者等の操作に応じた撮像動作や記録動作、記録した画像ファイルの再生動作、イメージセンサ101の撮像動作、ズーム、フォーカス、露光調整等のカメラ動作、ユーザインターフェース動作等について、必要各部の動作を制御する。そのために、制御部100は、イメージセンサ101やレンズ系駆動部103に対して制御信号を送信する。例えば、制御部100はイメージセンサ101におけるシャッタースピードやフレームレート等の制御信号や、クロック信号、或いはレンズ系駆動部103に対する制御信号を出力する。
制御部100は、電源ボタンやシャッターボタン、モード切替摘子等の各種の操作部7に対する操作に基づいて、各部を駆動するための制御信号の出力を行う。
制御部100は、アイセンサ107、第1の磁気センサS1、第2の磁気センサS2、第3の磁気センサS3から出力される各種の信号を取得し、該信号に基づいて例えば表示部4に表示される撮像画像やアイコン画像の表示制御を行う。
また、表示部4がタッチパネル機能を有している場合は、操作者の表示部4に対する操作情報を表示部4から取得し、該操作情報に基づく各部の制御を行う。
制御部100は、第1の磁気センサS1、第2の磁気センサS2、第3の磁気センサS3から判定結果を示す信号を取得してもよいし、回動状態を推定するための電圧値や電流値、或いは抵抗値などの値を取得してもよい。
判定結果を示す信号を取得する場合、各磁気センサは、検出した磁束密度が所定以上であるか否かを示す信号として例えば0(LOW)か1(HI)を出力する。例えば、磁気センサが検出した磁束密度が所定未満である場合に0(LOW)を出力し、所定以上である場合に1(HI)を出力する。また、磁気センサの出力が0(LOW)であることを磁気センサがOFFであるとも記載する。同様に磁気センサの出力が1(HI)であることを磁気センサがONであるとも記載する。
また、回動状態を推定するための電圧値や電流値、或いは抵抗値などを取得する場合、各磁気センサは、検出した磁束密度に応じて変化する電圧値等を示す信号を出力する。それに応じて制御部100は、該信号に基づき二つの部材の成す角度が所定以上であるか否かの判定を行う。例えば、制御部100は、磁気センサから取得した電圧値等が所定以上であれば1(HI、検出状態)と判定し、所定未満であれば0(LOW、非検出状態)と判定する。また、制御部100が1(HI)と判定した場合は、該当する磁気センサがONであることを示し、0(LOW)と判定した場合は、該当する磁気センサがOFFであることを示す。
<6.撮影モードと各磁気センサの検出状態の関係>
図24を参照して、各センサが出力する信号と撮影モードの関係について説明する。
第1の磁気センサS1がOFF(非展開判定)とされ、第2の磁気センサS2がON(非展開判定)とされ、第3の磁気センサS3がON(収納判定)とされた状態は、全収納状態とされる(図10,図25参照)。この状態は、背面に表示部4の表示面が望んだ状態とされるため、一般的な姿勢で前方の被写体の撮影を行っていることが考えられる。そのため、撮像装置1の後方からみたときに表示部4の表示面に表示される画像は、例えば、図26に示す状態とされる。即ち、表示部4の上下方向と表示された画像の上下方向が統一された状態とされる。表示面に表示された各アイコン画像や画像内の文字表記の上下方向についても、表示部4の上下方向と同じとされる。
なお、第3の磁気センサS3がON(収納判定)とされたことを検出した場合には、第1の磁気センサS1及び第2の磁気センサS2から取得した信号によらず、全収納状態と判定してもよい。
また、撮像装置1がアイセンサ107を備えている場合においては、アイセンサ107から出力される信号に基づいて表示部4に対する画像表示のON/OFFが切り換えられていてもよい。例えば、アイセンサ107がOFFとされた状態、即ち、撮影者がファインダーを覗き込んでいない状態においては、表示部4の画像表示を行うと共に、アイセンサ107がONとされた状態、即ち撮影者がファインダーを覗き込んでいる状態においては、表示部4の画像表示を停止させてもよい。これにより、消費電力の低減に寄与することができる。また、表示部4の発熱を抑えることもできるため、故障等の防止を図ることができる。
第1の磁気センサS1がOFF(非展開判定)とされ、第2の磁気センサS2がOFF(展開判定)とされ、第3の磁気センサS3がOFF(非収納判定)とされた状態は、第1のローアングル撮影モードとされる(図27,図28参照)。この状態は表示部4の表示面が略上方を向いた状態とされるため、被写体を下から撮影する際に用いられやすい。
なお、表示部4の表示面が後方斜め上に向くように、図27及び図28に示す状態よりも第1のアーム部12に対する表示支持部5の回動状態を小さくすることも可能である。
表示部4の表示面に表示される画像は、例えば、図26に示す状態とされる。
第1の磁気センサS1がON(展開判定)とされ、第2の磁気センサS2がON(非展開判定)とされ、第3の磁気センサS3がOFF(非収納判定)とされた状態は、第2のローアングル撮影モードとされる(図29,図30参照)。
この状態は表示部4の表示面が略上方を向いた状態とされるため、第1のローアングル撮影モードと同様に、被写体を下から撮影する際に用いられやすい。表示部4の表示面に表示される画像は、例えば、図26に示す状態とされる。
なお、撮像装置1にアイセンサ107が設けられ更にファインダー内にEVF(Electronic Viewfinder )を備えている場合には、第1のローアングル撮影モード(図27参照)の撮影モードが選択された際に、第1のアーム部12の位置に起因して撮影者がファインダーを覗き込んでいる状態と誤判定されてしまう虞がある。この場合には、表示部4の表示が停止されると共にEVFへのスルー画の表示が開始されてしまう。
しかし、本構成によれば、第3の磁気センサS3がOFF(非収納判定)とされていることを適切に判定することにより、第1のローアングル撮影モードであることが適切に判定され、表示部4の表示が停止されない。これにより、撮影者は撮影モードに適した撮影を行うことができる。また、使用されないEVFへスルー画が表示されてしまうことによる電力消費が抑制される。
第1の磁気センサS1がOFF(非展開判定)とされ、第2の磁気センサS2がON(非展開判定)とされ、第3の磁気センサS3が共にOFF(非収納判定)とされた状態は、ハイアングル撮影モードとされる(図31,図32参照)。
この状態は、表示部4の表示面が後方斜め下を向く状態とされるため、被写体を上から撮影する際に用いられやすい。表示部4の表示面に表示される画像は、例えば、図26に示す状態とされる。
第1の磁気センサS1がON(展開判定)とされ、第2の磁気センサS2がOFF(展開判定)とされ、第3の磁気センサS3がOFF(非収納判定)とされた状態は、自撮り撮影モードとされる(図2,図11参照)。
この状態は、表示部4が本体部2の上部に位置し且つ表示面が前方を向いた状態とされる。即ち、被写体側から表示面に表示された撮像画像の確認が可能なモードとされ、例えば、自撮り撮影に適したモードとされる。
自撮り撮影モードにおける表示部4の表示面に表示される画像は、例えば、図33に示す状態とされる。図33に示す状態は、撮像装置1の前方から視認した状態の表示部4である。即ち、表示部4には上下が反転された撮像画像が表示される。即ち、上下逆さまとされた図33に示す状態の表示部4に対しては、上下方向は反転されず左右方向のみが反転された表示画像が表示される。
各アイコン画像や画像内の文字表記についても同様とされ、表示部4には上下が反転された状態で配置されることにより、上下逆さまの状態とされた表示部4に対しては左右方向のみが反転されて表示される。
なお、第1のローアングル撮影モード、第2のローアングル撮影モード、ハイアングル撮影モード及び自撮り撮影モードの各撮影モードにおいては、アイセンサ107の出力信号に基づいて表示部4の表示制御を行ってもよい。例えば、アイセンサ107の出力信号がONとされている場合に、表示部4の表示を停止させてもよい。
<7.まとめ>
本技術に係る撮像装置1は、本体部2によって撮像された画像を表示する表示部4を支持する表示支持部5と、一端が表示支持部5に連結された第1のアーム部12と、表示支持部5または第1のアーム部12の一方に設けられる第1の磁石M1と、表示支持部5または第1のアーム部12の他方に設けられる第1の磁気センサS1と、を備え、表示支持部5と第1のアーム部12は、第1の回動軸AX1を支点として回動状態が可変とされ、第1の磁気センサS1は、第1の磁石M1から放出される磁界を受けて、表示支持部5と第1のアーム部12の回動状態に応じた信号を出力するものである。
表示支持部5と第1のアーム部12の回動状態とは、例えば、表示支持部5に対する第1のアーム部12の回動の度合いを示すものであってもよいし、第1のアーム部12に対する表示支持部5の回動の度合いであってもよいし、表示支持部5と第1のアーム部12が成す角度を示すものであってもよい。また、第1の回動軸AX1を支点(支点軸)とした回動を行った場合に表示支持部5と第1のアーム部12がどの程度回動しているかを示すものであってもよい。また、必ずしも回動角度を示すものでなくてもよい。例えば、回動したことによって第1のアーム部12と表示支持部5が現在の開き具合(或いは特定の開き具合)となっていることを示すものであってもよいし、第1のアーム部12と表示支持部5の関係(或いは位置関係)を示すものであってもよい。
表示部4を支持する表示支持部5と第1のアーム部12との回動状態についての信号が第1の磁気センサS1から出力されることにより、表示部4と第1のアーム部12の回動状態が測定可能とされる。また、本体部2に対する表示部4の回動状態に応じた信号が取得され、ユーザの撮影姿勢(即ち撮影モード)に応じた適切な画像制御等が可能とされる。
更に、該回動状態について第1の磁石M1とそれに対応する第1の磁気センサS1を用いることにより、回動状態を検出する機構の小型化を図ることができ、ひいては撮像装置1の小型化に寄与することができる。
上述した撮像装置1においては、一端が本体部2に連結された第2のアーム部13と、本体部2または第2のアーム部13の一方に設けられる第2の磁石M2と、本体部2または第2のアーム部13の他方に設けられる第2の磁気センサS2と、を備え、本体部2と第2のアーム部13は、第2の回動軸AX2を支点(支点軸)として回動状態が可変とされ、第2の磁気センサS2は、第2の磁石M2から放出される磁界を受けて、本体部2と第2のアーム部13の回動状態に応じた信号を出力してもよい。
本体部2と第2のアーム部13の回動状態とは、例えば、本体部2に対する第2のアーム部13の回動の度合いを示すもので有ってもよいし、第2のアーム部13に対する本体部2の回動の度合いであってもよいし、本体部2と第2のアーム部13が成す角度を示すものであってもよい。
本体部2と第2のアーム部13との回動状態についての信号が出力されることにより、本体部2と第2のアーム部13の回動状態が測定可能とされる。また、第1のアーム部12に対して表示支持部5を回動させる回動軸(第1回動軸AX1)と、本体部2に対して第2のアーム部13を回動させる回動軸(第2回動軸AX2)と、第2のアーム部13に対して第1のアーム部12を回動させる回動軸(第3回動軸AX3)とを備えることにより、表示支持部5の姿勢を細かく変更することが可能とされる。このような3軸を用いて表示部4の姿勢を変更可能とされることにより、自撮り撮影モードやローアングル撮影モードやハイアングル撮影モードといった各種の撮影モードを高精度に切り換えることが可能とされる。
更に、3軸を用いて表示部の姿勢を変更可能とされた撮像装置1において、第1及び第2の磁石(M1及びM2)と第1及び第2の磁気センサ(S1及びS2)を用いてそれぞれの回動状態を検出可能とすることにより、回動状態を検出する機構を小型化することができる。
上述した撮像装置1においては、第2のアーム部13における一端の反対側とされた他端と、第1のアーム部12の一端の反対側とされた他端が連結されてもよい。
即ち、第1のアーム部12と第2のアーム部13を介すことにより、本体部2に対する表示支持部5の回動が可能とされている。これにより、撮影モードに応じて、本体部2に対して適切な位置に表示支持部5を動かすことが可能となる。
上述した撮像装置1における第1の磁気センサS1は、表示支持部5と第1のアーム部12の回動状態の変化に応じて変化する第1の磁気センサS1と第1の磁石M1との位置関係に応じた信号を出力するように構成してもよい。
表示支持部5と第1のアーム部12との回動状態の変化に応じた信号が出力されることにより、表示支持部5と第1のアーム部12の位置関係を検出可能とされる。従って、表示部4の向きや位置、或いは、ユーザの撮影姿勢に応じた適切な表示制御を行うことが可能となる。
上述した撮像装置1における第2の磁気センサS2は、本体部2と第2のアーム部13の回動状態の変化に応じて変化する第2の磁気センサS2と第2の磁石M2との位置関係に応じた信号を出力するように構成してもよい。
本体部2と第2のアーム部13の回動状態の変化に応じた信号が出力されることにより、本体部2と第2のアーム部13の位置関係を検出可能とされる。従って、表示部4の向きや位置、或いは、ユーザの撮影姿勢に応じた適切な表示制御を行うことが可能となる。
上述した撮像装置1においては、第1の磁気センサS1は表示支持部5に設けられ、第1の磁石M1は第1のアーム部12に設けられてもよい。
第1の磁気センサS1が第1のアーム部12に設けられる場合と比較すると、第1の磁石M1が第1のアーム部12に設けられることにより、第1のアーム部12の薄型化を図ることができる。
上述した撮像装置1においては、第1の磁気センサS1と第1の磁石M1は、第1の回動軸AX1に近接して配置されてもよい。
第1の磁気センサS1と第1の磁石M1が第1の回動軸AX1に近接して配置されることにより、第1の磁気センサS1が第1の磁石M1の近くに配置される。
即ち、第1の磁石M1から放出される磁界の影響を第1の磁気センサS1が受けやすくされるため、表示支持部5と第1のアーム部12の位置関係を正確に検出することが可能となる。また、第1の磁気センサS1が第1の磁石M1から放出される磁界の影響を受けやすくされることにより、相対的に他の箇所に配置された他の磁石の影響を受けにくくされ、表示支持部5と第1のアーム部12の位置関係をより正確に測定することが可能となる。
上述した撮像装置1においては、第1の回動軸AX1と第1の磁気センサS1の距離は、第1の回動軸AX1に対する表示支持部5の自由端と第1の回動軸AX1の距離の半分以下とされてもよい。
例えば、撮像装置1が第1の磁石M1とは異なる他の磁石を備える場合に、第1の磁気センサS1に最も近い磁石が常に第1の磁石M1となるような配置とすることが容易となる。
これにより、第1の磁気センサS1が第1の磁石M1の磁界の影響を最も受けやすい状態とされるため、表示支持部5と第1のアーム部12の位置関係をより正確に測定することが可能となる。
上述した撮像装置1が画像の表示制御を行う制御部100を備え、制御部100は、第1の磁気センサS1が出力する信号と第2の磁気センサS2が出力する信号に基づいて表示部4の表示制御を行うように構成してもよい。
撮影モードの切り替えに伴って表示部4の表示制御を行うことにより、撮影モードに適切な画像が表示部4に表示される。
例えば、撮像モードに応じて適切な操作子(アイコン)等を表示することや、操作子の表示の向き等を適切に表示することが可能とされる。従って、ユーザの撮影姿勢に適した表示を行うことができ、撮影意図に沿った撮像画像を撮影しやすい環境を提供することができる。また、表示される撮像画像自体の向きも適切なものとすることが可能となる。これによって、良好な撮影環境を確保することが可能となる。
上述した撮像装置1が画像の表示制御を行う制御部100を備え、制御部100は、第1の磁気センサS1が出力する信号と第2の磁気センサS2が出力する信号に基づいて表示部4に表示される画像を反転表示させる表示制御を行うように構成してもよい。
撮影モードの切り替えに応じて表示部4に表示される撮像画像の向きが適切なものとされる。
これにより、ユーザの撮影意図に沿って適切な表示が表示部4において行われ、ユーザにとって使い勝手の良い撮像装置1を提供することができる。
上述した撮像装置1の第1の磁気センサS1と第2の磁気センサS2は、異なる種類の磁気センサとされてもよい。
これにより、磁気センサの種類に応じて適切な配置が可能とされる。
従って、第1の磁気センサS1や第2の磁気センサS2が配置される部材、具体的には、表示支持部5や第1のアーム部12や第2のアーム部13や本体部2のそれぞれの形状に応じて適切な磁気センサを用いることにより、各部材の薄型化を図ることや設計自由度を向上させることが可能となる。
また、磁気センサの性質に基づいて適切な姿勢検出を行うことが可能となるため、撮影モードの適切なタイミングによる切り替えや、撮影姿勢に応じた適切な画像表示などを高精度で行うことが可能となる。
上述した撮像装置1において、第1の磁気センサS1はMRセンサ(例えば磁気抵抗素子)とされ、第2の磁気センサS2はHallセンサ(ホール素子が用いられたセンサ)とされてもよい。
複数種類の磁気センサとして既存技術を用いることにより、センサごとの性能を把握するための基礎的な特性調査が不要とされ、設計コストの削減を図ることができる。また、新規技術を用いた磁気センサよりも安価な磁気センサを用いることができるため、コストダウンを図ることが可能となる。
上述した撮像装置1において、第2の磁気センサS2は本体部2に設けられ、第2の磁石M2は第2のアーム部13に設けられてもよい。
第2の磁気センサS2が第2のアーム部13に設けられる場合と比較して、第2の磁石M2が第2のアーム部13に設けられることにより、第2のアーム部13の薄型化を図ることができる。
上述した撮像装置1において、第2の磁気センサS2と第2の磁石M2は、第2の回動軸AX2に近接して配置されてもよい。
第2の磁気センサS2と第2の磁石M2が第2の回動軸AX2に近接して配置されることにより、第2の磁気センサS2が第2の磁石M2の近くに配置される。
即ち、第2の磁石M2から放出される磁界の影響を第2の磁気センサS2が受けやすくされるため、本体部2と第2のアーム部13の位置関係を正確に検出することが可能となる。また、第2の磁気センサS2が第2の磁石M2から放出される磁界の影響を受けやすくされることにより、相対的に他の箇所に配置された他の磁石の影響を受けにくくされ、本体部2と第2のアーム部13の位置関係をより正確に測定することが可能となる。
上述した撮像装置1において、第2の回動軸AX2と第2の磁気センサS2の距離は、第2の回動軸AX2に対する第2のアーム部13の自由端と第2の回動軸AX2の距離の半分以下とされてもよい。
例えば、撮像装置1が第2の磁石M2とは異なる他の磁石を備える場合に、第2の磁気センサS2に最も近い磁石が常に第2の磁石M2となるような配置とすることが容易となる。
これにより、第2の磁気センサS2が第2の磁石M2による磁界の影響を最も受けやすい状態とされるため、本体部2と第2のアーム部13の位置関係をより正確に測定することが可能となる。
上述した撮像装置1の表示支持部5は、本体部2に対して展開された展開位置(例えば全展開状態における位置)と本体部に対して展開されていない非展開位置(例えば全収納状態における位置)との間で移動可能とされ、表示支持部5の非展開位置における表示部4の正面視において、第2の磁気センサS2は第1の磁石M1と重ならない位置に配置されてもよい。ここでいう正面視とは、表示部4を背面側から正対して見た状態を示している。即ち、表示部4の正面視において重ならないとは、表示部4に表示される画像の横方向と縦方向をそれぞれx軸、y軸とした場合に、第2の磁気センサS2と第1の磁石M1はx、y座標が異なる位置に配置されているということである。後述する「正面視で重ならない」という記載についても同様である。
非展開位置とは、例えば、第2のアーム部13、第1のアーム部12及び表示支持部5の全てが本体部2に対して収納された位置(即ち全収納位置)とされる。また、換言すれば、第2のアーム部13、第1のアーム部12及び表示支持部5が本体部2と一体化とされた状態とも言える。
このような非展開位置において第2の磁気センサS2と第1の磁石M1が重ならない位置とされることにより、第1の磁石M1から放出される磁界の影響が第2の磁気センサS2に及びにくくされるため、第2の磁石M2による磁界の影響を第2の磁気センサS2が正しく検出することができ、本体部2と第2のアーム部13の位置関係を正確に把握することが可能となる。
上述した撮像装置1においては、本体部2または表示支持部5の一方に設けられる第3の磁石M3と、本体部2または表示支持部5の他方に設けられる第3の磁気センサS3と、を備え、第3の磁気センサS3は、第3の磁石M3から放出される磁界を受けて、本体部2と表示支持部5の距離に応じた信号を出力するように構成されてもよい。
例えば、第3の磁気センサS3が出力する信号によって、本体部2と表示支持部5が最も近づいた状態と、そうでない状態が検出可能とされる。
これにより、例えば、ローアングル撮影の状態を検出可能とされる。
上述した撮像装置1の表示支持部5は、本体部2に対して展開された展開位置(例えば全展開状態における位置)と本体部2に対して展開されていない非展開位置(例えば全収納状態における位置)との間で移動可能とされ、表示支持部5の非展開位置における表示部4の正面視において、第3の磁気センサS3は第1の磁石M1及び第2の磁石M2と重ならない位置に配置されてもよい。
非展開位置において第1の磁石M1及び第2の磁石M2と重ならない位置に第3の磁気センサS3が配置されることにより、第3の磁気センサS3に対する第1の磁石M1及び第2の磁石M2の磁界の影響が小さくされる。
即ち、第3の磁気センサS3に対する第3の磁石M3による磁界の影響を相対的に大きくすることができるため、本体部2と表示支持部5の開閉状態をより正確に把握することが可能となる。
上述した撮像装置1においては、本体部2と表示支持部5の一方に設けられる金属部(金属板20)と、本体部2と表示支持部5の他方に設けられる第4の磁石M4と、を備え、表示支持部5は、本体部2に対して展開された展開位置(例えば全展開状態における位置)と本体部に対して展開されていない非展開位置(例えば全収納状態における位置)との間で移動可能とされ、表示支持部5の非展開位置における表示部4の正面視において、第4の磁石M4は、第1の磁気センサS1、第2の磁気センサS2及び第3の磁気センサS3の何れとも重ならない位置に配置されてもよい。
金属部(金属板20)とそれに対応した第4の磁石M4が設けられることにより、本体部2に対する表示支持部5の収納が確実になされる。また、本体部2に対して表示支持部5が不必要に展開されてしまうことを防止することができるため、表示支持部5或いは表示部の傷付き等を防止することができる。
更に、非展開位置において、第4の磁石M4が第1、第2、第3の磁気センサ(S1,S2,S3)の何れとも重ならない位置とされることにより、第1、第2、第3の磁気センサ(S1,S2,S3)それぞれに対する第4の磁石M4による磁界の影響を小さくすることができる。これにより、第1の磁気センサS1に対する第1の磁石M1による磁界の影響や、第2の磁気センサS2に対する第2の磁石M2による磁界の影響や、第3の磁気センサS3に対する第3の磁石M3による磁界の影響を相対的に大きくすることができるため、それぞれの回動状態や開閉状態をより正確に把握することが可能となる。
上述した撮像装置1においては、表示部4と本体部2を電気的に接続するフレキシブル基板21を備え、第1の磁気センサS1はフレキシブル基板21と接続されてもよい。
例えば、フレキシブル基板21が第1のアーム部12と第2のアーム部13に沿うように配線されることで、第1のアーム12部及び第2のアーム部13の回動状態に応じて曲げ伸ばしされる。
これにより、撮像動作の際にフレキシブル基板21が邪魔にならず、フレキシブル基板21の傷付きや破損の発生確率を低減させることが可能となる。
また、表示支持部5や第1のアーム部12に沿うように這わせられたフレキシブル基板21に第1の磁気センサS1が接続されることで、第1の磁気センサS1のための配線を短くすることができ、コスト削減に寄与することができる。また、配線の取り回しを容易に行うことができるため、設計自由度を向上させることや設計コストの削減を図ることも可能となる。
なお、上述した各例においては、第1のアーム部12と第2のアーム部13の成す角度が最大82度とされているが、それ以上の回動が可能とされていてもよい。また、その場合には、第1のアーム部12と第2のアーム部13の角度が所定角度未満であることを検出する磁石や磁気センサを設けることにより、適切に自撮り撮影モードを検出することが可能となる。
換言すれば、本構成では第1のアーム部12と第2のアーム部13の成す角度が最大でも所定角度(例えば82度)とされることにより、際1のアーム部12と第2のアーム部13の角度を検出する磁石や磁気センサが不要とされ、部品点数の削減やコスト削減、組み立て工数の削減を図ることが可能となる。
また、上述した各例において撮像装置1が備える各磁石(第1の磁石M1、第2の磁石M2、第3の磁石M3、第4の磁石M4)においては、S極とN極が逆向きに設けられていても、上述の各種効果を得ることが可能である。
尚、本明細書に記載された効果はあくまでも例示であって限定されるものではなく、また他の効果があってもよい。
<8.本技術>
本技術は以下のような構成も採ることができる。
(1)
本体部によって撮像された画像を表示する表示部を支持する表示支持部と、
一端が前記表示支持部に連結された第1のアーム部と、
前記表示支持部または前記第1のアーム部の一方に設けられる第1の磁石と、
前記表示支持部または前記第1のアーム部の他方に設けられる第1の磁気センサと、を備え、
前記表示支持部と前記第1のアーム部は、第1の回動軸を支点軸として回動状態が可変とされ、
前記第1の磁気センサは、前記第1の磁石から放出される磁界を受けて、前記表示支持部と前記第1のアーム部の回動状態に応じた信号を出力する
撮像装置。
(2)
一端が前記本体部に連結された第2のアーム部と、
前記本体部または前記第2のアーム部の一方に設けられる第2の磁石と、
前記本体部または前記第2のアーム部の他方に設けられる第2の磁気センサと、を備え、
前記本体部と前記第2のアーム部は、第2の回動軸を支点軸として回動状態が可変とされ、
前記第2の磁気センサは、前記第2の磁石から放出される磁界を受けて、前記本体部と前記第2のアーム部の回動状態に応じた信号を出力する
(1)に記載の撮像装置。
(3)
前記第2のアーム部における前記一端の反対側とされた他端と、前記第1のアーム部の前記一端の反対側とされた他端が連結された
(2)に記載の撮像装置。
(4)
前記第1の磁気センサは、前記表示支持部と前記第1のアーム部の回動状態の変化に応じて変化する前記第1の磁気センサと前記第1の磁石との位置関係に応じた信号を出力する
(2)から(3)の何れかに記載の撮像装置。
(5)
前記第2の磁気センサは、前記本体部と前記第2のアーム部の回動状態の変化に応じて変化する前記第2の磁気センサと前記第2の磁石との位置関係に応じた信号を出力する
(4)に記載の撮像装置。
(6)
前記第1の磁気センサは前記表示支持部に設けられ、前記第1の磁石は前記第1のアーム部に設けられる
(5)に記載の撮像装置。
(7)
前記第1の磁気センサと前記第1の磁石は、前記第1の回動軸に近接して配置された
(5)から(6)の何れかに記載の撮像装置。
(8)
前記第1の回動軸と前記第1の磁気センサの距離は、前記第1の回動軸に対する前記表示支持部の自由端と前記第1の回動軸の距離の半分以下とされた
(5)から(7)の何れかに記載の撮像装置。
(9)
前記画像の表示制御を行う制御部を備え、
前記制御部は、前記第1の磁気センサが出力する前記信号と前記第2の磁気センサが出力する前記信号に基づいて前記表示部の表示制御を行う
(5)から(8)の何れかに記載の撮像装置。
(10)
前記画像の表示制御を行う制御部を備え、
前記制御部は、前記第1の磁気センサが出力する前記信号と前記第2の磁気センサが出力する前記信号に基づいて前記表示部に表示される画像を反転表示させる表示制御を行う
(5)から(9)の何れかに記載の撮像装置。
(11)
前記第1の磁気センサと前記第2の磁気センサは、異なる種類の磁気センサとされた
(5)から(10)の何れかに記載の撮像装置。
(12)
前記第1の磁気センサはMRセンサとされ、前記第2の磁気センサはHallセンサとされた
(11)に記載の撮像装置。
(13)
前記第2の磁気センサは前記本体部に設けられ、前記第2の磁石は前記第2のアーム部に設けられる
(5)から(12)の何れかに記載の撮像装置。
(14)
前記第2の磁気センサと前記第2の磁石は、前記第2の回動軸に近接して配置された
(5)から(13)に記載の撮像装置。
(15)
前記第2の回動軸と前記第2の磁気センサの距離は、前記第2の回動軸に対する前記第2のアーム部の自由端と前記第2の回動軸の距離の半分以下とされた
(5)から(14)の何れかに記載の撮像装置。
(16)
前記表示支持部は、前記本体部に対して展開された展開位置と前記本体部に対して展開されていない非展開位置との間で移動可能とされ、
前記表示支持部の非展開位置における前記表示部の正面視において、前記第2の磁気センサは前記第1の磁石と重ならない位置に配置された
(5)から(15)の何れかに記載の撮像装置。
(17)
前記本体部または前記表示支持部の一方に設けられる第3の磁石と、
前記本体部または前記表示支持部の他方に設けられる第3の磁気センサと、を備え、
前記第3の磁気センサは、前記第3の磁石から放出される磁界を受けて、前記本体部と前記表示支持部の距離に応じた信号を出力する
(5)から(16)の何れかに記載の撮像装置。
(18)
前記表示支持部は、前記本体部に対して展開された展開位置と前記本体部に対して展開されていない非展開位置との間で移動可能とされ、
前記表示支持部の非展開位置における前記表示部の正面視において、前記第3の磁気センサは前記第1の磁石及び前記第2の磁石と重ならない位置に配置された
(17)に記載の撮像装置。
(19)
前記本体部と前記表示支持部の一方に設けられる金属部と、
前記本体部と前記表示支持部の他方に設けられる第4の磁石と、を備え、
前記表示支持部は、前記本体部に対して展開された展開位置と前記本体部に対して展開されていない非展開位置との間で移動可能とされ、
前記表示支持部の非展開位置における前記表示部の正面視において、前記第4の磁石は、前記第1の磁気センサ、前記第2の磁気センサ及び前記第3の磁気センサの何れとも重ならない位置に配置された
(17)から(18)の何れかに記載の撮像装置。
(20)
前記表示部と前記本体部を電気的に接続するフレキシブル基板を備え、
前記第1の磁気センサは前記フレキシブル基板と接続された
(1)から(19)の何れかに記載の撮像装置。
1…撮像装置、2…本体部、4…表示部、5…表示支持部、12…第1のアーム部、13…第2のアーム部、20…金属板(金属部)、21…フレキシブル基板、100…制御部、AX1…第1の回動軸、AX2…第2の回動軸、AX3…第3の回動軸、M1…第1の磁石、M2…第2の磁石、M3…第3の磁石、M4…第4の磁石、S1…第1の磁気センサ、S2…第2の磁気センサ、S3…第3の磁気センサ

Claims (20)

  1. 本体部によって撮像された画像を表示する表示部を支持する表示支持部と、
    一端が前記表示支持部に連結された第1のアーム部と、
    前記表示支持部または前記第1のアーム部の一方に設けられる第1の磁石と、
    前記表示支持部または前記第1のアーム部の他方に設けられる第1の磁気センサと、を備え、
    前記表示支持部と前記第1のアーム部は、第1の回動軸を支点軸として回動状態が可変とされ、
    前記第1の磁気センサは、前記第1の磁石から放出される磁界を受けて、前記表示支持部と前記第1のアーム部の回動状態に応じた信号を出力する
    撮像装置。
  2. 一端が前記本体部に連結された第2のアーム部と、
    前記本体部または前記第2のアーム部の一方に設けられる第2の磁石と、
    前記本体部または前記第2のアーム部の他方に設けられる第2の磁気センサと、を備え、
    前記本体部と前記第2のアーム部は、第2の回動軸を支点軸として回動状態が可変とされ、
    前記第2の磁気センサは、前記第2の磁石から放出される磁界を受けて、前記本体部と前記第2のアーム部の回動状態に応じた信号を出力する
    請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記第2のアーム部における前記一端の反対側とされた他端と、前記第1のアーム部の前記一端の反対側とされた他端が連結された
    請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記第1の磁気センサは、前記表示支持部と前記第1のアーム部の回動状態の変化に応じて変化する前記第1の磁気センサと前記第1の磁石との位置関係に応じた信号を出力する
    請求項2に記載の撮像装置。
  5. 前記第2の磁気センサは、前記本体部と前記第2のアーム部の回動状態の変化に応じて変化する前記第2の磁気センサと前記第2の磁石との位置関係に応じた信号を出力する
    請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記第1の磁気センサは前記表示支持部に設けられ、前記第1の磁石は前記第1のアーム部に設けられる
    請求項5に記載の撮像装置。
  7. 前記第1の磁気センサと前記第1の磁石は、前記第1の回動軸に近接して配置された
    請求項5に記載の撮像装置。
  8. 前記第1の回動軸と前記第1の磁気センサの距離は、前記第1の回動軸に対する前記表示支持部の自由端と前記第1の回動軸の距離の半分以下とされた
    請求項5に記載の撮像装置。
  9. 前記画像の表示制御を行う制御部を備え、
    前記制御部は、前記第1の磁気センサが出力する前記信号と前記第2の磁気センサが出力する前記信号に基づいて前記表示部の表示制御を行う
    請求項5に記載の撮像装置。
  10. 前記画像の表示制御を行う制御部を備え、
    前記制御部は、前記第1の磁気センサが出力する前記信号と前記第2の磁気センサが出力する前記信号に基づいて前記表示部に表示される画像を反転表示させる表示制御を行う
    請求項5に記載の撮像装置。
  11. 前記第1の磁気センサと前記第2の磁気センサは、異なる種類の磁気センサとされた
    請求項5に記載の撮像装置。
  12. 前記第1の磁気センサはMRセンサとされ、前記第2の磁気センサはHallセンサとされた
    請求項11に記載の撮像装置。
  13. 前記第2の磁気センサは前記本体部に設けられ、前記第2の磁石は前記第2のアーム部に設けられる
    請求項5に記載の撮像装置。
  14. 前記第2の磁気センサと前記第2の磁石は、前記第2の回動軸に近接して配置された
    請求項5に記載の撮像装置。
  15. 前記第2の回動軸と前記第2の磁気センサの距離は、前記第2の回動軸に対する前記第2のアーム部の自由端と前記第2の回動軸の距離の半分以下とされた
    請求項5に記載の撮像装置。
  16. 前記表示支持部は、前記本体部に対して展開された展開位置と前記本体部に対して展開されていない非展開位置との間で移動可能とされ、
    前記表示支持部の非展開位置における前記表示部の正面視において、前記第2の磁気センサは前記第1の磁石と重ならない位置に配置された
    請求項5に記載の撮像装置。
  17. 前記本体部または前記表示支持部の一方に設けられる第3の磁石と、
    前記本体部または前記表示支持部の他方に設けられる第3の磁気センサと、を備え、
    前記第3の磁気センサは、前記第3の磁石から放出される磁界を受けて、前記本体部と前記表示支持部の距離に応じた信号を出力する
    請求項5に記載の撮像装置。
  18. 前記表示支持部は、前記本体部に対して展開された展開位置と前記本体部に対して展開されていない非展開位置との間で移動可能とされ、
    前記表示支持部の非展開位置における前記表示部の正面視において、前記第3の磁気センサは前記第1の磁石及び前記第2の磁石と重ならない位置に配置された
    請求項17に記載の撮像装置。
  19. 前記本体部と前記表示支持部の一方に設けられる金属部と、
    前記本体部と前記表示支持部の他方に設けられる第4の磁石と、を備え、
    前記表示支持部は、前記本体部に対して展開された展開位置と前記本体部に対して展開されていない非展開位置との間で移動可能とされ、
    前記表示支持部の非展開位置における前記表示部の正面視において、前記第4の磁石は、前記第1の磁気センサ、前記第2の磁気センサ及び前記第3の磁気センサの何れとも重ならない位置に配置された
    請求項17に記載の撮像装置。
  20. 前記表示部と前記本体部を電気的に接続するフレキシブル基板を備え、
    前記第1の磁気センサは前記フレキシブル基板と接続された
    請求項1に記載の撮像装置。
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