JP2021051278A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 省スペースな構成で配線の処理を行うと共に、外装部材に精度よく位置決めされ、かつ組立作業性のよい無線モジュールユニットを備えた撮像装置を提供する。【解決手段】 撮像装置本体と、装置本体内に配置された撮像素子と、装置本体と外部機器との間で無線通信を行う無線モジュールと、無線モジュールの位置決めを行う位置決め部、及び無線モジュールと接続する伝送部の配線処理を行う配線処理部を備えた非導電性の無線モジュール保持部材と、無線モジュールと固定され、グランドが接続される導電性の無線モジュール固定部材と、装置の外装を構成する非導電性の非導電外装とを備え、無線モジュールは位置決め部において、保持部材に位置が決められた状態で、固定部材と固定部において固定され、伝送部は配線処理部によって配線が処理され、保持部材と固定部材は、一体化された状態で非導電外装に位置決めされている。【選択図】 図3

Description

本発明は、撮像装置に関し、特に、外部機器と無線通信可能な無線モジュールを内蔵した撮像装置に関する。
近年、他の電子機器と有線で接続することなくデータを転送することができる無線通信手段を内蔵したデジタルカメラ等の撮像装置が提案されている。
このような撮像装置において、動画データなど大容量のデータを転送したり、無線を使用して他の電子機器を操作したりする機会が増えており、通信距離と通信速度の向上が求められている。また、同時に携帯性の面から、撮像装置の小型化を図る必要もある。
無線通信手段として、従来はアンテナパターンと、アンテナパターンから出力された信号を処理する集積回路などの信号処理部が一体化された無線モジュールが使用されていた。しかし、通信の高速化、装置の小型化の観点からアンテナパターンと信号処理部が別々の無線モジュールの使用が近年増えてきた(特許文献1)。
これらの無線モジュールは、アンテナパターンと信号処理部を細線同軸などのケーブルで接続するのが一般的だが、組立性を考慮すると細線同軸の処理が別途必要である。なお、従来の一体化された無線モジュールにおいても、組立性の観点では配線処理部を設けた方が望ましい。また、無線性能の向上にともない、従来の無線モジュールと近くの導電部材との距離だけではなく、SAR(Specific Absorption Rate)の観点から、無線モジュールと、ユーザが触れる外装部材との距離も重要になってきた。
特開2009−225235号公報
しかしながら、特許文献1に開示された従来技術は、非導電部材である保持部材に無線通信部を取り付け、把持部に開口を有する外装ケースの開口部に無線通信部を備えた保持部材を取り付けている。これにより、無線通信部と外装部材の距離バラツキを抑えている。また、無線通信部とアンテナパターンとの接続をフレキにて行っているが、特にケーブルで接続する場合は、挟み込み対策や、余長、作業性を考慮するとケーブルの配線処理が必要になる。
また、無線性能を考慮するとアンテナパターンのグランドは、導電部材にしっかりと接続した方が望ましい。更に、無線通信部の配置については、把持部などユーザがカメラ使用時に触れるところに配置すると、ユーザの影響で無線特性が低下するため、極力ユーザが触れない場所に無線通信部を配置するのが望ましい。
本発明の目的は、省スペースな構成で配線の処理を行うと共に、外装部材に精度よく位置決めされ、かつ組立作業性のよい無線モジュールを備えた撮像装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の撮像装置は、撮像装置本体と、撮像装置本体内に配置された撮像素子と、前記撮像装置本体と外部機器との間で無線通信を行う無線モジュールと、前記無線モジュールの位置決めを行う無線モジュール位置決め部、及び前記無線モジュールと接続する伝送部の配線処理を行う配線処理部を備えた非導電性の無線モジュール保持部材と、前記無線モジュールと固定され、グランドが接続される導電性の無線モジュール固定部材と、前記撮像装置の外装を構成する非導電性の非導電外装と、を備え、前記無線モジュールは、前記無線モジュール位置決め部において、前記無線モジュール保持部材に位置が決められた状態で、前記無線モジュール固定部材と固定部において固定され、前記伝送部は、前記配線処理部によって配線が処理され、前記無線モジュール保持部材と前記無線モジュール固定部材は、一体化された状態で前記非導電外装に位置決めされていることを特徴とする。
本発明によれば、省スペースな構成で、無線モジュールの位置決め、及び配線の処理を行いつつ、無線モジュールを外装に対して精度よく位置決めした撮像装置を提供することができる。
実施の形態に係る撮像装置の斜視図である。 図1の撮像装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 図1の撮像装置の上蓋を示す斜視図である。 図1の撮像装置の部分縦断面図である。 図1の撮像装置に適用される無線モジュールの外観図である。 第2の実施の形態に適用される無線モジュールユニットの構成を示す図である。
(第1の実施の形態)
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、実施の形態に係る撮像装置の斜視図である。図1において、図1(a)は、撮像装置の前面側の斜視図であり、図1(b)は、撮像装置の背面側の斜視図である。
図1において、撮像装置としてのデジタルカメラ100は、背面に表示部28を備えている。表示部28は、画像や各種情報を表示する表示部である。表示部28は、タッチパネル70aで構成されており、タッチパネル70aは、表示部28の表示面(操作面)に対するタッチ操作を検出する。
表示部28の上方に、接眼部16及び接眼検知部57が設けられている。接眼部16は、接眼ファインダ(覗き込み型のファインダ)の接眼部であり、ユーザは、接眼部16を介して内部の電子ビューファインダ29(以下、「EVF29」という。)に表示された映像を視認することができる。接眼検知部57は、接眼部16にユーザが接眼しているか否かを検知する接眼検知センサである。
表示部28及び接眼部16の右側に隣接するように、各種のボタン、キー等が配置された操作部(70)が設けられている。すなわち、接眼部16の右側に隣接するように、操作部70の一部としてマルチ方向キー74が配置されている。マルチ方向キー74は、上、下、左、右、斜め右上、斜め右下、斜め左下、斜め左上の8方向に対して操作可能な8方向キーである。8方向のいずれかを押下することによって、マルチ方向キー74の押下された部分に応じた操作が可能となる。
マルチ方向キー74の右側には、操作部70の一部としてAEロックボタン77が配置されている。AEロックボタン77は、撮影待機状態で押下することによって、露出状態を固定することができる。
マルチ方向キー74の下方には、操作部70の一部として拡大ボタン78が配置されている。拡大ボタン78は、撮影モードのライブビュー表示において、拡大モードのON、OFFを行うための操作ボタンである。拡大モードをONにしてから後述するメイン電子ダイヤル71を操作することにより、LV画像の拡大、縮小を行うことができる。拡大ボタン78は、再生モードにおいては、再生画像を拡大し、拡大率を増加させるための拡大ボタンとして機能する。
拡大ボタン78の下方で、表示部28の右側に隣接するように、操作部70の一部としてSETボタン75が配置されている。SETボタン75は、押しボタンであり、主に選択項目の決定などに用いられる。SETボタン75の下方に、操作部70の一部として再生ボタン79が配置されている。再生ボタン79は、撮影モードと再生モードとを切り替える操作ボタンである。撮影モード中に再生ボタン79を押下することで再生モードに移行し、後述する記録媒体200に記録された画像のうち最新の画像を表示部28に表示させることができる。
接眼部16の左側に隣接するように、メニューボタン81が配置されている。メニューボタン81も、操作部70の一部であり、メニューボタン81が押下されると各種の設定可能なメニュー画面が表示部28に表示される。
デジタルカメラ本体の右端は、グリップ部90となっている。グリップ部90は、ユーザがデジタルカメラ100を構えた際に右手で握りやすい形状とした把持部である。グリップ部90を右手の小指、薬指、中指で握ってデジタルカメラ100を保持した状態で、右手の人差指で操作可能な位置に、後述するシャッタボタン61、メイン電子ダイヤル71が配置されている。
また、グリップ部90を握ってデジタルカメラ100を保持した状態で、右手の親指で操作可能な位置に、上述したマルチ方向キー74が配置されている。マルチ方向キー74の近傍にモード切替スイッチ60が配置されている。モード切替スイッチ60は、各種モードを切り替えるための操作部である。モード切替スイッチ60の外周部に、サブ電子ダイヤル73が配置されている。サブ電子ダイヤル73は、操作部70に含まれる回転操作部材であり、選択枠の移動や画像送りなどを指示するためのダイヤルである。グリップ部90に設けられた蓋202は、記録媒体200を格納したスロットの蓋である。
サブ電子ダイヤル73とシャッタボタン61との間に、メイン電子ダイヤル71が配置されている。シャッタボタン61は、撮影を指示するための操作部である。また、メイン電子ダイヤル71は、操作部70に含まれる回転操作部材であり、メイン電子ダイヤル71を回すことによって、シャッタ速度や絞りなどの設定値を変更等することができる。サブ電子ダイヤル73とメイン電子ダイヤル71に挟まれるように、動画ボタン76が配置されている。動画ボタン76は、動画撮影(記録)の開始、停止の指示に用いられる。
デジタルカメラ本体の左側面には、端子カバー40が設けられている。端子カバー40は、外部機器との接続ケーブルとデジタルカメラ100とを接続する接続ケーブル等のコネクタ(図示省略)を保護するカバーである。また、デジタルカメラ本体の左側上面に、電源スイッチ72が設けられている。電源スイッチ72は、デジタルカメラ100の電源のON及びOFFを切り替える操作部材である。
そして、デジタルカメラ100の上面は、撮像装置本体の外装上部を構成する上蓋300で覆われている。上蓋300の詳細については、後述する。上蓋300の略中央部に、突出するようにアクセサリシュ303が設けられている。アクセサリシュ303の右側に隣接するようにファインダ外表示部43が設けられている。ファインダ外表示部43は、シャッタ速度や絞りをはじめとするカメラの様々な設定値を表示する。
デジタルカメラ100の正面中央部に、交換レンズを装着するためのマウントユニットが配置されている。マウントユニット内、下部にカメラ側通信端子10が配置されている。カメラ側通信端子10は、デジタルカメラ100がレンズ側(着脱可能)と通信を行うための通信端子である。
このような構成のデジタルカメラ100において、ユーザは、表示部28に表示されたメニュー画面と、マルチ方向キー74、SETボタン75等を用いて直感的に各種設定を行う。
図2は、図1の撮像装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
図2において、撮像装置としてのデジタルカメラ100は、後述するレンズユニット150の光軸に沿って順次配置されたシャッタ101、撮像素子22、A/D変換器23を備えている。撮像素子22には、AEセンサ17及び焦点検出部11が接続されている。A/D変換器23は、アドレスバス又はデータバスを介して画像処理部24及びメモリ制御部15とそれぞれ接続されており、メモリ制御部15は、アドレスバス又はデータバスを介してD/A変換器19と接続されている。D/A変換器19は、電子ビューファインダ29(EVF29)及び表示部28とそれぞれ接続されている。なお、EVF29は、接眼部16と接続されている。
デジタルカメラ100は、システム制御部50を備えている。システム制御部50は、カメラ側通信端子10、シャッタ101、撮像素子22、画像処理部24とそれぞれ接続されている。システム制御部50は、また、第1シャッタスイッチ62及び第2シャッタスイッチ64を介してシャッタボタン61と接続されており、モード切替スイッチ60及び電源スイッチ72ともそれぞれ接続されている。
システム制御部50は、また、電源制御部80を介して電源部30と接続されており、ファインダ外表示部駆動回路44を介してファインダ外表示部43に接続されており、さらに、操作部70及びタッチパネル70aともそれぞれ接続されている。システム制御部50は、また、不揮発性メモリ56、接眼検知部57、姿勢検知部55、通信部54、システムタイマ53、及びシステムメモリ52とそれぞれ接続されている。
システム制御部50は、また、アドレスバス又はデータバスを介してメモリ制御部15、メモリ32、及び記録媒体I/F18とそれぞれ接続されており、記録媒体I/F18を介して記録媒体200とも接続されている。
AEセンサ17は、レンズユニット150を通した被写体の輝度を測光する。焦点検出部11は、システム制御部50にデフォーカス量情報を出力する。システム制御部50は、デフォーカス量情報に基づいてレンズユニット150を制御し、位相差AFを行う。焦点検出部11は、専用の位相差センサでもよいし、撮像素子22の撮像面位相差センサとして構成しても良い。
シャッタ101は、システム制御部50の制御によって撮像素子22の露光時間を自由に制御できるフォーカルプレーンシャッタである。撮像素子22は、光学像を電気信号に変換するCCDやCMOS素子等で構成される撮像素子である。A/D変換器23は、アナログ信号をデジタル信号に変換する。A/D変換器23は、撮像素子22から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換するために用いられる。
画像処理部24は、A/D変換器23からのデータ又はメモリ制御部15からのデータに対し所定の画素補間、縮小といったリサイズ処理や色変換処理を行う。また、画像処理部24は、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行う。画像処理部24によって得られた演算結果に基づいてシステム制御部50が露光制御、測距制御を行う。これによって、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理が行われる。画像処理部24では更に、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理を行う。
A/D変換器23からの出力データは、画像処理部24及びメモリ制御部15を介して、またはメモリ制御部15を介してメモリ32に直接書き込まれる。メモリ32は、撮像素子22によって得られ、A/D変換器23によってデジタルデータに変換された画像データや、表示部28、EVF29に表示するための画像データを格納する。メモリ32は、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像および音声を格納するのに十分な記憶容量を備えている。また、メモリ32は、画像表示用のメモリ(ビデオメモリ)を兼ねている。
D/A変換器19は、メモリ32に格納されている画像表示用のデータをアナログ信号に変換して表示部28、EVF29に供給する。こうして、メモリ32に書き込まれた表示用の画像データはD/A変換器19を介して表示部28、EVF29に表示される。表示部28、EVF29は、LCDや有機EL等の表示器上に、D/A変換器19からのアナログ信号に応じた表示を行う。
ファインダ外表示部43は、ファインダ外表示部駆動回路44を介して、シャッタ速度や絞りをはじめとするカメラの様々な設定値を表示する。不揮発性メモリ56は、電気的に消去・記録可能なメモリであり、例えば、EEPROM等が用いられる。不揮発性メモリ56には、システム制御部50の動作用の定数、プログラム等が記憶される。
システム制御部50は、少なくとも1つのプロセッサまたは回路からなる制御部であり、デジタルカメラ100全体を制御する。上述した不揮発性メモリ56に記録されたプログラムを実行することで、後述する本実施の形態の各処理が実現される。
システムメモリ52には、例えば、RAMが用いられ、システム制御部50の動作用の定数、変数、不揮発性メモリ56から読み出したプログラム等が展開される。また、システム制御部50は、メモリ32、D/A変換器19、表示部28等を制御することにより表示制御も行う。
システムタイマ53は、各種制御に用いられる時間や、内蔵された時計の時間を計測する計時部である。モード切替スイッチ60、第1シャッタスイッチ62、第2シャッタスイッチ64、操作部70は、システム制御部50に各種の動作指示を入力するための操作手段である。モード切替スイッチ60は、システム制御部50の動作モードを静止画撮影モード、動画撮影モード、再生モード等のいずれかに切り替える。
静止画撮影モードに含まれるモードとして、オート撮影モード、オートシーン判別モード、マニュアルモード、絞り優先モード(Avモード)、シャッタ速度優先モード(Tvモード)、プログラムAEモード(Pモード)等が挙げられる。また、撮影シーン別の撮影設定となる各種シーンモード、カスタムモード等がある。ユーザは、モード切替スイッチ60を用いて、各種モードのいずれかに直接切り替えることができる。なお、モード切替スイッチ60で撮影モードの一覧画面に一旦切り換えた後に、表示された複数のモードのいずれかを選択し、他の操作部材を用いて切り替えるようにしてもよい。同様に、動画撮影モードにも複数のモードが含まれていてもよい。
第1シャッタスイッチ62は、デジタルカメラ100に設けられたシャッタボタン61の操作途中、いわゆる半押し(撮影準備指示)でONとなり第1シャッタスイッチ信号SW1を発生する。第1シャッタスイッチ信号SW1により、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の撮影準備動作を開始する。第2シャッタスイッチ64は、シャッタボタン61の操作完了、いわゆる全押し(撮影指示)でONとなり、第2シャッタスイッチ信号SW2を発生する。
システム制御部50は、第2シャッタスイッチ信号SW2により、撮像素子22からの信号読み出しから記録媒体200に撮像された画像を画像ファイルとして書き込むまでの一連の撮影処理の動作を開始する。
操作部70は、ユーザからの操作を受け付ける入力部としての各種操作部材である。操作部70には、少なくとも以下の操作部が含まれる。すなわち、シャッタボタン61、メイン電子ダイヤル71、電源スイッチ72、サブ電子ダイヤル73、マルチ方向キー74、SETボタン75、動画ボタン76、AEロックボタン77、及び拡大ボタン78は、操作部に含まれる。また、再生ボタン79及びメニューボタン81も操作部に含まれる。
電源制御部80は、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成され、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出等を行う。また、電源制御部80は、その検出結果及びシステム制御部50の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体200を含む各部へ供給する。
電源部30は、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプタ等からなる。記録媒体I/F18は、メモリカードやハードディスク等の記録媒体200とのインターフェースである。記録媒体200は、撮影された画像を記録するためのメモリカード等の記録媒体であり、半導体メモリや磁気ディスク等から構成されている。
通信部54は、無線または有線ケーブルによって接続し、映像信号や音声信号の送受信を行う。通信部54は、無線LAN(Local Area Network)やインターネットとも接続可能である。また、通信部54は、Bluetooth(登録商標)やBluetooth Low Energyでも外部機器と通信可能である。通信部54は、撮像素子22で撮像した画像(LV画像を含む)や、記録媒体200に記録された画像を送信可能であり、また、外部機器から画像やその他の各種情報を受信することもできる。
姿勢検知部55は、重力方向に対するデジタルカメラ100の姿勢を検知する。姿勢検知部55で検知された姿勢に基づいて、撮像素子22で撮影された画像が、デジタルカメラ100を横に構えて撮影された画像であるか、縦に構えて撮影された画像であるかを判別する。姿勢検知部55として、加速度センサやジャイロセンサなどを用いることができる。姿勢検知部55である加速度センサやジャイロセンサを用いて、デジタルカメラ100の動き(パン、チルト、持ち上げ、静止しているか否か等)を検知することも可能である。
接眼検知部57は、ファインダの接眼部16に対する目(物体)の接近(接眼)および離反(離眼)を検知する(接近検知)接眼検知センサである。システム制御部50は、接眼検知部57で検知された状態に応じて、表示部28とEVF29の表示(表示状態)/非表示(非表示状態)を切り替える。より具体的には、少なくとも撮影待機状態で、かつ、表示先の切替が自動切替である場合において、非接眼中、システム制御部50は、表示先を表示部28として表示部28の表示をオンとし、EVF29を非表示とする。また、接眼中、システム制御部50は、表示先をEVF29としてEVF29の表示をオンとし、表示部28を非表示とする。
タッチパネル70aと表示部28とは一体的に構成することができる。例えば、タッチパネル70aは光の透過率が表示部28の表示を妨げないように構成され、表示部28の表示面の上層に取り付けられる。そして、タッチパネル70aにおける入力座標と、表示部28の表示画面上の表示座標とを対応付ける。これにより、あたかもユーザが表示部28上に表示された画面を直接的に操作可能であるかのようなGUI(グラフィカルユーザインターフェース)を提供することができる。
図2において、デジタルカメラ100には、レンズユニット150が装着されている。レンズユニット150は、交換可能な撮影レンズが搭載されたユニットである。レンズユニット150は、レンズ103、絞り1、絞り駆動回路2、AF駆動回路3、レンズシステム制御回路4、及びレンズ側通信端子6を備えている。レンズ103は、通常、複数枚のレンズから構成されているが、ここでは簡略して一枚のレンズのみを示している。
レンズユニット150は、レンズシステム制御回路4によって絞り駆動回路2を介して絞り1を制御し、AF駆動回路3を介してレンズ103の位置を変位させることによって焦点を合わせる。レンズ側通信端子6は、レンズユニット150がデジタルカメラ100側と通信を行うための通信端子である。レンズユニット150は、レンズ側通信端子6と、上述したカメラ側通信端子10を介してシステム制御部50と通信している。カメラ側通信端子10は、デジタルカメラ100がレンズユニット150側と通信を行うための通信端子である。
以下、図3〜図5を用いて、本実施の形態における特徴部分について詳細に説明する。
図3は、図1の撮像装置の上蓋300を示す斜視図である。図3において、図3(a)は、上蓋300の拡大斜視図であり、図3(b)は、図3(a)の上蓋300から非導電外装301を取り除いた状態を示す斜視図である。
図3(a)に示したように、撮像装置としてのデジタルカメラ100の上蓋300は、原則として電気的に導電性を有する導電外装302で構成されている。導電外装302は、例えば、マグネシウム、アルミニウムなどの金属材料で構成されている。導電外装302は、また、カーボンなどを含有する導電性樹脂材料で構成されたものであってもよく、樹脂部材の表面に導電性材料を塗装やコーティングした材料で構成されたものでもよい。
一般的に、導電部材は非導電部材と比較して熱伝導率が高いので、上蓋300として導電外装302を用いることによって放熱性が非常に良くなり、上蓋300全体に熱を拡散させることができる。また、外装部材を導電部材にすることによって、シールド効果が発揮され、デジタルカメラ100から発生する電磁波が他の電子機器に妨害を与えるEMI(電磁妨害:Electromagnetic Interference)を低減することができる。また、同様に、デジタルカメラ100が外部の電子機器から受けるノイズ耐性であるEMS(電磁感受性:Electromagnetic Susceptibility)にも有効である。
上蓋300の中央部は、部分的に非導電外装301で構成されている。非導電外装301は、電気を通さない樹脂部材などの非導電部材で形成されている。非導電外装301の背面側にアクセサリシュ303が配置されている。アクセサリシュ303は、着脱機構の他に通信接点を備えている。アクセサリシュ303によって、外部ストロボや外部マイク等の外付けアクセサリの着脱及び使用が可能となる。
図3(b)において、取り除かれた非導電外装301の直下には無線モジュール304が配置されている。無線モジュール304は、通信部54(図2参照)の一例であり、外部機器と無線通信を行う電気部品である。導電外装302は、無線やGPS、Bluetoothを遮蔽するが、非導電外装301には、遮蔽効果がない。
そのため、無線モジュール304の直上部だけを非導電外装301で構成することによって、導電外装302による放熱性及びEMC(電磁両立性:Electromagnetic Compatibility)の特性を維持することができる。また、導電外装302による放熱性及びEMC特性の維持に加え、非導電外装301による効果である各種機器との通信性を確保することができる。無線モジュール304の直上部以外の上蓋300は、導電外装302で構成されている。
無線モジュール304は、ビスによりアンテナ固定部としての無線モジュール固定部材305に固定されており、無線モジュール固定部材305は、導電外装302とビスにより締結されている。これによって、無線モジュール304のグランド(接地)は、無線モジュール固定部材305を介して、導電外装302に接続されている。無線モジュール固定部材305は、例えば、アルミニウムやステンレスの板金で構成されているが、これによらず導電樹脂部材で構成することもできる。
図4は、図1の撮像装置の部分縦断面図である。図4において、図4(a)は、レンズユニット150の光軸に沿った縦断面図であり、図4(b)は、図4(a)のエリア(A)を拡大すると共に、説明に不要な部品を非表示にした模式図である。
図4(b)において、デバイス400は、例えば、カメラの姿勢検知や、手振れ検知を行う加速度センサやジャイロセンサで構成された姿勢検知部55(図2参照)である。デバイス400は、また、デジタルカメラ100の位置を測位するGPSでも良く、外部機器と通信を行う近距離無線、デジタルカメラ100の内部において強制空冷により冷却を行うファンであってもよい。更に、また、デバイス400は、電気デバイスに限定されず、表面積を増やすことで冷却を行う放熱フィンなどのメカ部品でも良く、形態、機能に限定されない。
以下、図4(b)を用いて撮像装置としてのデジタルカメラ100における無線モジュール304の配置について説明する。
無線モジュール304は、上蓋300の下方に配置されている。無線モジュール304は、当該無線モジュール304の後述するアンテナパターン500が撮像素子22と平行になる向きに配置されている。つまり、無線モジュール304のアンテナパターン500は、光軸に対して垂直方向に配置されている。これによって、デジタルカメラ100の大型化を回避することができる。
なお、これに反して、例えば、無線モジュール304のアンテナパターン500が撮像素子22と垂直になる向きで、デバイス400の直上部に配置したとすると、以下のような問題が発生する。すなわち、無線モジュール304の固定方法などを考慮すると、デジタルカメラ100の高さ方向(Y方向)が大型化し、デジタルカメラ100の小型化の妨げとなる。
また、無線モジュール304は、デジタルカメラ100の厚み方向(Z方向)において、アクセサリシュ303と重ならない位置かつ、デジタルカメラ100の前面に配置される。無線モジュール304をアクセサリシュ303と重ならない位置に配置することによって、デジタルカメラ100の上蓋300近傍部分の大型化を回避することができる。
また、無線モジュール304を接眼部16の近傍に配置すると、ユーザがEVF29を使用している接眼時に、ユーザの顔の影響を受けることによって無線特性が低下する可能性がある。すなわち、無線モジュール304は、ユーザの手などで覆われると人体の影響を受けて通信距離が短くなったり、通信速度が遅くなるなど、無線特性が低下することが知られている。そのため、無線モジュール304は、接眼部16から遠いデジタルカメラ100の前面側に配置されることが望ましい。これによって、人体の影響による無線特性の低下を回避することができる。
また、無線モジュール304は、光軸方向(Z方向)において、デバイス400及び、EVF29と重複(オーバーラップ)する位置に配置され、デジタルカメラ100の前面側から無線モジュール304、デバイス400、EVF29の順番で配置されている。これによって、デジタルカメラ100の高さ方向(Y方向)の大型化を最小限に抑え、装置の小型化を図ることができる。
本実施の形態において、無線モジュール304、デバイス400及びEVF29を、光軸方向(Z方向)に沿って重複(オーバーラップ)させることが好ましい。しかしながら、これに限定されるものではない。例えば、デバイス400を備えない構成のデジタルカメラにおいては、無線モジュール304とEVF29とを重複(オーバーラップ)させることが好ましい。また、EVF29を備えない構成のデジタルカメラにおいては、無線モジュール304とデバイス400とを重複(オーバーラップ)させることが好ましい。すなわち、無線モジュール304を、デバイス400及びEVF29の両方又は、一方しか備えない場合は、何れか一方と光軸方向(Z方向)に重複(オーバーラップ)させることが好ましい。これによって、デジタルカメラ100の高さ方向(Y方向)の大型化を最小限に抑えて小型化を図ることができる。
図3及び図4から分かるように、無線モジュール304は、長方形形状を呈しており、長方形の長辺方向がデジタルカメラ100の幅方向(X方向)、短辺方向がデジタルカメラ100の高さ方向(Y方向)になるように配置されている。無線モジュール304の短辺方向を高さ方向(Y方向)にすることで、デジタルカメラ100の高さ方向(Y方向)の大型化を最小限に抑えることができる。
上述したように、上蓋300は、基本的に導電外装302で構成されており、無線モジュール304の直上部だけが非導電外装301で構成されている。これにより、導電外装302による放熱性、EMC特性を確保しつつ、非導電外装301による無線通信特性を確保することが可能となる。また、無線モジュール304のアンテナパターン500と、周囲の導電性部材のクリアランスは、無線性能に影響があるため可能な限り大きなクリアランスを設けることが望ましい。
図5は、図1の撮像装置に適用される無線モジュールの外観図である。図5において、図5(a)は、アンテナパターン500を備えるが、信号処理部を備えない無線モジュール304の外観図である。また、図5(b)は、図5(a)の変形例であって、アンテナパターン500及び信号処理部501の両方を備える無線モジュール304の外観図である。
以下、図5(a)を用いて、アンテナパターン500を備え、信号処理部を備えない無線モジュール304について説明する。
無線モジュール304は、プリント配線板であり、アンテナパターン500、固定部502、伝送部503、部品実装部504及びアンテナパターン開口端505を備えている。
アンテナパターン500は、銅などの導電材料によって形成されている。なお、無線モジュール304は、プリント基板に限定されず、柔軟性のあるフレキキブルプリント配線板でもよい。アンテナパターン500の形状は、特に限定されるものではなく、無線特性を得られる範囲でパターンを変更することができる。
固定部502は、無線モジュール304が、撮像装置本体の無線モジュール固定部材305(図3(b)参照)に固定される固定部である。固定部502が固定される無線モジュール固定部材305は、電気的にグランドに接続されている。
固定部502は、例えば、丸穴であり、無線モジュール固定部材305に、例えば、ビスによって締結される。なお、締結部材は、ビスに限定されず、導電性の両面テープであってもよいし、導電性の接着材等によって固定することもできる。
伝送部503は、例えば、細線同軸ケーブルで構成されている。伝送部503を介してアンテナパターン500で得られた信号が図示省略した回路基板に伝送される。
伝送部503の無線モジュール304側の端部は、モジュール側接続部503aとなっている。モジュール側接続部503aを無線モジュール304に半田付けすることによって、伝送部503と無線モジュール304が電気的に接続される。一方、伝送部503の反対側の端部は、コネクタで構成された接続先接続部503bとなっている。接続先接続部503bは、図示省略した回路基板にコネクタ接続されている。
モジュール側接続部503a及び接続先接続部503bの接続形態は、特に限定されるものではなく、両端ともコネクタ接続でも良いし、両端とも半田付け接続であってもよい。
伝送部503は、細線同軸ケーブルである。伝送部503を細線同軸ケーブルとしたことにより、外部からのノイズだけでなく、伝送部503から発するノイズの遮断にもなる。なお、伝送部503は、細線同軸ケーブルに限定されず、一般的なワイヤでも良いし、フレキシブルプリント配線板によって後述する回路基板と接続するものでもよい。
接続先接続部503bが接続する回路基板には、アンテナパターン500から出力された信号を処理する信号処理部が実装される。信号処理部は、集積回路などのICで構成され、信号処理部とシステム制御部50とによりデジタルカメラ100と外部機器との通信が可能となる。
部品実装部504には、抵抗、インダクタ、コンデンサなどの各種電気部品が実装される。これにより、アンテナ特性のチューニングが可能となる。すなわち、同じ無線モジュール304を異なるデジタルカメラ100で使用する場合も、部品実装部504の電気部品を変更してチューニングすることによって、異なるデジタルカメラ100においても、最適な条件によって無線通信が可能となる。
本実施の形態によれば、無線モジュール304を上蓋300で覆われた撮像装置本体内に配置し、上蓋300の無線モジュール304の直上部を非導電外装301とした。これによって、上蓋300の大部分を占める導電外装302による放熱性及びEMC(電磁両立性)特性を維持したまま、非導電外装301による無線通信特性を確保することができる。
また、本実施の形態によれば、無線モジュール304を、アンテナパターン500が光軸に対して垂直になるように、すなわちアンテナパターン500が撮像素子22と平行になるように配置したので、デジタルカメラ100の厚み方向を小型化することができる。
また、本実施の形態によれば、無線モジュール304を、デジタルカメラ100の厚み方向において、アクセサリシュ303と重ならない位置で、デジタルカメラ100の前面側に配置した。これによって、ユーザが近接することに起因する無線特性の低下を回避することができる。
また、本実施の形態によれば、無線モジュール304は、光軸方向(Z方向)において、デバイス400及び、EVF29と重複(オーバーラップ)する位置に配置されている。これによって、デジタルカメラ100の高さ方向(Y方向)の大型化を最小限に抑え、装置の小型化を図ることができる。
また、本実施の形態によれば、無線モジュール304を、当該無線モジュール304の短辺方向がデジタルカメラ100の高さ方向(Y方向)に沿うように配置する。これによって、デジタルカメラ100の高さ方向(Y方向)の大型化を最小限に抑えてデジタルカメラ100の小型化を図ることができる。
また、本実施の形態によれば、無線モジュール304のアンテナパターン開口端505を非導電外装側に配置することが好ましい。これによって、無線モジュール304における無線特性が確保し易くなる。
本実施の形態において、無線モジュール304を、信号処理部を有しないもの、すなわち信号処理部と別体とすることによって、無線モジュール自体の小型化が可能となる。これにより、デジタルカメラ100内において、従来では配置できなかった場所に無線モジュール304を配置してデジタルカメラ100の小型化を図ることが可能となる。
本実施の形態において、固定部502、伝送部503のモジュール側接続部503a、部品実装部504、アンテナパターン500は、この順番でかつ、略同一直線上に沿って配置されている。これにより、無線モジュール304の小型化が可能となる。
これに対して、例えば、図5(a)において、固定部502を伝送部503の上側(Y方向)に配置することによって、無線モジュール304の長辺方向の寸法を短くすることができる。しかしながら、無線モジュール304の短辺方向のサイズがアップしてしまい、本実施の形態のように、上蓋300の真下に無線モジュール304を配置して、デジタルカメラ100の大型化を抑えることが難しくなる。
また、本実施の形態において、伝送部503の無線モジュール304との接続端と対向する他端である接続先接続部503bは、各構成部材が配置された直線方向でなく、直線方向に対して所定角度、例えば45°傾斜して引出されるのが望ましい(図5(a))。これも同様に、無線モジュール304を可能な限り短辺方向に大型化させないためである。
また、本実施の形態において、アンテナパターン500の端部であるアンテナパターン開口端505は、上蓋300の下方において、非導電外装301側に配置されるのが好ましい。アンテナパターン500の端部であるアンテナパターン開口端505は、最も無線特性が強いので、アンテナパターン開口端505を可能な限り、外装である非導電外装301に近づけることによって無線特性を確保し易くなる。
次に、本実施の形態における無線モジュール304の変形例について説明する。
本変形例では、無線モジュールが、アンテナパターン500及び信号処理部501を備えている。
すなわち、図5(b)において、無線モジュール304は、プリント配線板であり、アンテナパターン500、信号処理部501、固定部502、伝送部503、部品実装部504及びアンテナパターン開口端505を備えている。
アンテナパターン500は、銅などの導電材料によって形成されている。なお、無線モジュール304は、プリント基板に限定されず、柔軟性のあるフレキシブルプリント配線板でもよい。また、アンテナパターン500の形状は、特に限定されるものではなく、無線特性を得られる範囲でパターン形状を変更することもできる。
固定部502は、無線モジュール304が、撮像装置本体の無線モジュール固定部材305(図3(b)参照)に固定される固定部である。固定部502が固定される無線モジュール固定部材305は、電気的にグランドと接続されている。
固定部502は、例えば、丸穴であり、無線モジュール固定部材305に、例えば、ビスによって締結される。なお、締結部材は、ビスに限定されず、導電性の両面テープであってもよいし、導電性の接着材等によって固定することもできる。
信号処理部501は、集積回路などのICで構成され、アンテナパターン500から出力された信号を、信号処理回路で処理する。伝送部503は、無線モジュール304の信号処理部501と回路基板上のシステム制御部50(図2参照)が実装された回路基板とを接続する。伝送部503は、例えば、フレキコネクタであるが、細線同軸ケーブルであってもよい。信号処理部501と回路基板上のシステム制御部50とが接続され、互いに通信することによって、デジタルカメラ100と外部機器との無線通信が可能となる。
部品実装部504には、抵抗、インダクタ、コンデンサなどの電気部品が実装される。これにより、アンテナ特性のチューニングが可能となる。すなわち、同じ無線モジュール304を異なるデジタルカメラ100で使用する場合も、部品実装部504の電気部品を変更してチューニングすることで、異なるデジタルカメラ100においても、通信距離を確保しつつ、高速な通信が可能となる。
本実施の形態において、アンテナパターン500の端部のアンテナパターン開口端505は、上蓋300の下方において、非導電外装301側に配置されることが好ましい。アンテナパターン500の端部であるアンテナパターン開口端505は、最も無線特性が強いので、アンテナパターン開口端505を可能な限り、外装である非導電外装301に近づけることによって無線特性上、有利となり、無線特性を確保し易くなる。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
図6は、第2の実施の形態に適用される無線モジュールユニットの構成を示す図である。図6において、図6(a)は、デジタルカメラ100において、無線モジュール304、無線モジュール固定部材305、無線モジュール保持部材601から構成される無線モジュールユニット600を抜き出した状態を示す。図6(b)は、無線モジュールユニット600を非導電外装301に取り付けた状態を示す。
なお、第2の実施の形態が、第1の実施の形態と異なる点は、主として、無線モジュールの保持構成を変更した点である。第2の実施の形態において、図6に示した無線モジュールユニット以外の構成、すなわち、デジタルカメラ100本体等の構成は、上述した第1の実施の形態と同様である。以下、第1の実施の形態と異なる点を中心に第2の実施の形態について説明する。
図6(a)を用いて、本実施の形態の特徴的な構成について組立順番に沿って説明する。まず、導電部材である無線モジュール固定部材305と非導電部材である無線モジュール保持部材601は位置決めされた状態でビスにより固定されている。無線モジュール固定部材305は、例えばアルミニウムやステンレスの板金で構成され、無線モジュール保持部材601は、例えば樹脂材料などで構成されている。
無線モジュール304は、無線モジュール保持部材601に設けられた無線モジュール位置決め部602によって、無線モジュール保持部材601に対して位置決めされ、位置決めされた状態で、固定部502によって無線モジュール固定部材305に固定され電気的にグランドが接続されている。
無線モジュール304に接続する伝送部503は、無線モジュール保持部材601に設けられた配線処理部603によって配線が処理される。なお、配線処理部は1つに限らず、全ての方向を規制するように複数個設けてもよい。配線処理部603によって伝送部503の動きが規制され組立時の挟み込みの抑制や、組立作業性が良くなる。
無線モジュール304、無線モジュール固定部材305、無線モジュール保持部材601が固定された状態を無線モジュールユニット600として扱う。
ここで、無線モジュールユニット600は、無線モジュール304を構成するアンテナパターン500近傍に無線モジュール位置決め部602があるが、無線モジュール位置決め部602は、導電部材である無線モジュール固定部材305ではなく、非導電部材である無線モジュール保持部材601で構成されるため、無線特性への悪影響を抑えられる。
また、本実施の形態では、無線モジュール304は、固定部502で、ビスにより導電部材である無線モジュール固定部材305としっかりと電気的にグランド接続されているため、良好な無線性能を得られる。
無線モジュール304と無線モジュール固定部材305の長手方向は略平行であり、両者間には可能な限りクリアランスが設けられている。
両者を略平行にすることで、無線モジュールユニット600を小型化することが可能となり、アンテナパターン500と導電部材である無線モジュール固定部材305の間にクリアランスを設けることで、無線性能を確保することが可能となる。
無線モジュール固定部材305において、固定部502への延伸部305aは、無線モジュール304のアンテナパターン500の略延長線上になる向きに配置される。これは、アンテナパターン500の延長線上にグランドがあるほうが、無線性能に良いためである。無線モジュール304と接続する伝送部503の配線処理を行う、無線モジュール保持部材601に設けられる配線処理部603は、アンテナパターン500と反対の側に配置される。伝送部503は無線モジュール304の長手方向に引き出され、配線処理部603によって配線が処理されるので、省スペースな構成でアンテナモジュール304の保持及び配線処理が可能となる。
次いで、図6(b)を用いて無線モジュールユニット600と非導電外装301の関係について説明する。
非導電外装301は、デジタルカメラ100の上蓋300を構成する部品の一つであり、樹脂材料などの非導電部材で構成される。無線モジュールユニット600と、非導電外装301は位置決め部によって位置が決められる。
これにより、非導電外装301に対して精度よく無線モジュール304の位置が決まるため、無線モジュール304とユーザが触れる外装間のクリアランスのバラツキを抑えることが可能となる。無線モジュールユニット600の非導電外装301への位置決めは、無線モジュール保持部材601に設けられてもよいし、無線モジュール固定部材305に設けられてもよい。
無線モジュール固定部材305は、導電部材である導電外装302に対して電気的にグランドが接続されるように固定される。これにより、良好な無線性能が得られる。非導電外装301において、無線モジュール304はアクセサリシュ303を避けた位置でかつ、デジタルカメラ100の前面に配置される。これにより、ユーザがEVF29を使用中も人体の影響で無線性能が低下することを抑えられる。
なおここで、無線モジュール304と非導電外装301間のクリアランスよりも、無線モジュール保持部材601と非導電外装301間のクリアランスの方が近い方が望ましい。これにより、落下時に無線モジュール保持部材601が先にあたり、無線モジュール304の破損及び、位置ずれなどを抑えられる。
次に、第2の実施の形態の変形例について説明する。
第2の実施の形態では、無線モジュール保持部材601に無線モジュール位置決め部602及び、配線処理部603を設けることで、無線モジュール304の位置決め及び伝送部503の配線処理を行った。
しかし、無線モジュール保持部材601を廃止し、非導電外装301に無線モジュール位置決め部602及び配線処理部603を設けてもよい。すなわち、非導電外装301に無線モジュール固定部材305が固定された状態で、非導電外装301に対して無線モジュール304の位置決め及び伝送部503の配線処理を行い、無線モジュール固定部材305に対して無線モジュール304の固定及び電気的なグランド接続をすることもできる。
これにより、無線モジュール304のグランドをとりつつ、より省スペースな構成で無線モジュール304の保持が可能となる。
以上、本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
22 撮像素子
29 電子ビューファインダ(EVF)
100 デジタルカメラ
300 上蓋
301 非導電外装
302 導電外装
303 アクセサリシュ
304 無線モジュール
305 無線モジュール固定部材
305a 延伸部
400 デバイス
500 アンテナパターン
501 信号処理部
502 固定部
503 伝送部
504 部品実装部
505 アンテナパターン開口端
600 無線モジュールユニット
601 無線モジュール保持部材
602 無線モジュール位置決め部
603 配線処理部

Claims (10)

  1. 撮像装置本体と、
    撮像装置本体内に配置された撮像素子と、
    前記撮像装置本体と外部機器との間で無線通信を行う無線モジュールと、
    前記無線モジュールの位置決めを行う無線モジュール位置決め部、及び前記無線モジュールと接続する伝送部の配線処理を行う配線処理部を備えた非導電性の無線モジュール保持部材と、
    前記無線モジュールと固定され、グランドが接続される導電性の無線モジュール固定部材と、
    前記撮像装置の外装を構成する非導電性の非導電外装と、を備え、
    前記無線モジュールは、前記無線モジュール位置決め部において、前記無線モジュール保持部材に位置が決められた状態で、前記無線モジュール固定部材と固定部において固定され、
    前記伝送部は、前記配線処理部によって配線が処理され、
    前記無線モジュール保持部材と前記無線モジュール固定部材は、一体化された状態で前記非導電外装に位置決めされていることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記非導電外装は、上蓋を構成する部品の一つであって、前記無線モジュールは、アクセサリシュと重ならない位置で、前記撮像装置本体の前面側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記無線モジュールと前記非導電外装とのクリアランスよりも、前記無線モジュール保持部材と前記非導電外装とのクリアランスの方が短いことを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 前記無線モジュールと、前記無線モジュール固定部材の長手方向は略平行であることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記無線モジュール固定部材において、前記無線モジュールと接続する前記固定部への延伸部は、前記無線モジュールのアンテナパターンの略延長線上になる向きに配置されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記伝送部は前記無線モジュールの長手方向に引き出され、前記無線モジュール保持部材の前記配線処理部もアンテナパターンと反対側に配置されていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記無線モジュール固定部材は、導電部材に固定され、グランドに接続されていることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の撮像装置。
  8. 撮像装置本体と、
    撮像装置本体内に配置された撮像素子と、
    前記撮像装置本体と外部機器との間で無線通信を行う無線モジュールと、
    前記無線モジュールの位置決めを行う無線モジュール位置決め部、及び前記無線モジュールと接続する伝送部の配線処理を行う配線処理部を備えた、前記撮像装置の外装を構成する非導電外装と、
    前記無線モジュールの固定及びグランド接続を行う固定部を備えた導電性の無線モジュール固定部材と、を備え、
    前記無線モジュールは、前記無線モジュール位置決め部において、前記非導電外装に位置が決められ、
    前記伝送部は、前記配線処理部によって配線が処理され、
    前記無線モジュールは、前記無線モジュール固定部材と前記固定部において固定されていることを特徴とする撮像装置。
  9. 前記無線モジュールは、
    前記無線モジュールをアンテナ固定部に固定する固定部、
    アンテナパターン、
    前記アンテナパターンで受信した信号を回路基板に伝送する伝送部、及び各種電気部品が実装される部品実装部を備え、
    前記固定部、前記伝送部、前記部品実装部および前記アンテナパターンの順に、同一直線上に配置されており、
    前記アンテナパターンから出力された信号を処理する信号処理部とは別体として形成されていることを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載の撮像装置。
  10. 前記無線モジュールは、
    前記無線モジュールをアンテナ固定部に固定する固定部、
    アンテナパターン、
    前記アンテナパターンで受信した信号を回路基板に伝送する伝送部、
    各種電気部品が実装される部品実装部、及び前記アンテナパターンから出力された信号を処理する信号処理部を備えていることを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載の撮像装置。
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