JP2015218830A - ヒンジ構造 - Google Patents

ヒンジ構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2015218830A
JP2015218830A JP2014103541A JP2014103541A JP2015218830A JP 2015218830 A JP2015218830 A JP 2015218830A JP 2014103541 A JP2014103541 A JP 2014103541A JP 2014103541 A JP2014103541 A JP 2014103541A JP 2015218830 A JP2015218830 A JP 2015218830A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft member
hinge structure
cylindrical body
bearing holding
structure according
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014103541A
Other languages
English (en)
Inventor
公治 柳澤
Kimiharu Yanagisawa
公治 柳澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Imaging Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Imaging Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Imaging Co Ltd filed Critical Ricoh Imaging Co Ltd
Priority to JP2014103541A priority Critical patent/JP2015218830A/ja
Priority to US14/706,281 priority patent/US9729766B2/en
Publication of JP2015218830A publication Critical patent/JP2015218830A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
  • Pivots And Pivotal Connections (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Abstract

【課題】摩擦抵抗のばらつきが少ないヒンジ構造を提供する。【解決手段】本発明の実施形態に係るヒンジ構造は、成形型を用いて成形された筒状体を有する複数の軸受と、複数の軸受に回転可能に支持された軸部材と、を備える。【選択図】図5

Description

本発明は、被支持物を支軸の周りに回動可能に支持するヒンジ構造に関連し、特に被支持物の回動に対して摩擦抵抗を与えることによって被支持物を静止状態で支持可能とした摩擦ブレーキ付きのヒンジ構造に関する。
デジタルカメラにはLCD(liquid crystal display)等の画像表示装置が備えられている。特許文献1には、摩擦ブレーキ付きのヒンジ構造を介して画像表示装置をデジタルカメラ本体に取り付けることにより、デジタルカメラ本体に対する画像表示装置の角度を可変にしたものが記載されている。このような構成を採用することにより、撮影者が画像表示装置に表示される画像を確認しながら様々なアングルで撮影することが可能になる。
特許文献1に記載のヒンジ構造は、横断面が非円形状をなす内周面を有する樹脂製の筒状部と、筒状部に挿通される金属軸部材と、筒状部の内周面と金属軸部材との間に挿し込まれる金属板を略多角柱状に折り曲げて形成した摩擦部材から構成される。
特開2003−301654号公報
特許文献1に記載のヒンジ構造では、筒状部内周面の横断面寸法の僅かな違いによって、金属軸部材の回動に対する摩擦抵抗が大きく変化する。また、樹脂製の筒状部を射出成形により形成する場合には、成形型から離型できるように、筒状部の内周面を延長方向において内径が僅かに細くなるテーパー面とする必要がある。そのため、摩擦抵抗の大きさが筒状部の延長方向において均一にならず、内径が細い筒状部の一端部付近で生じる摩擦抵抗が支配的となる。その結果、筒状部の一端部における内周面の寸法のばらつきによって、ヒンジ構造全体の摩擦抵抗のばらつきが大きくなり、摩擦部材を変形させるなどして摩擦抵抗を調整する作業を要した。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、摩擦抵抗のばらつきが少ないヒンジ構造を提供することである。
本発明の実施形態によれば、成形型を用いて成形された筒状体を有する複数の軸受と、複数の軸受に回転可能に支持された軸部材と、を備えたヒンジ構造が提供される。
また、上記のヒンジ構造において、複数の軸受を同軸に保持する軸受保持部を更に備えた構成としてもよい。
このように、軸受保持部と軸受とを別体にすることにより、軸受の変形が軸受保持部に及ぶことが防止される。また、逆に、軸受保持部の変形が軸受に及ぶことも防止される。その結果、ヒンジ構造の安定した動作が実現する。
また、上記のヒンジ構造において、軸受保持部は横断面が非円形状の中空部を有する略筒状に形成され、筒状体は、横断面が軸受保持部の中空部に対応する非円形状の外周面を有し、筒状体が軸受保持部の中空部に挿入されることで回転不能に保持されている構成としてもよい。
また、上記のヒンジ構造において、軸受保持部が略多角柱状の中空部を有し、筒状体の外周面が軸受保持部の内周面と略同一形状に形成された構成としてもよい。
また、上記のヒンジ構造において、軸部材と筒状体の内周面との間に配置され、軸部材と接触して軸部材の回転に摩擦抵抗を与える摩擦部材と、を更に備えた構成としてもよい。
また、上記のヒンジ構造において、筒状体の内周面が略多角柱状に形成され、摩擦部材が、金属板を折り曲げて形成された板ばね部材であり、筒状体の内周面に対応する略多角柱状に形成され、筒状体の中空部内に回転不能に保持された構成としてもよい。
また、上記のヒンジ構造において、略多角柱状に形成された摩擦部材の各側面は内側に突出するように湾曲していて、摩擦部材の横断面における内接円の直径が軸部材の外径よりも小さい構成としてもよい。
また、上記のヒンジ構造において、軸受保持部が筒状体よりも硬い材質から形成された構成としてもよい。
また、上記のヒンジ構造において、軸受保持部が金属製であり、筒状体が樹脂製である構成としてもよい。
また、上記のヒンジ構造において、軸受保持部に対して回動可能な可動部を更に備え、可動部が、軸部材を回転不能に支持する軸部材支持部を有し、軸部材支持部が、軸部材の一端部が挿入される第1ボス穴が先端部に形成された第1アームと、軸部材の他端部が挿入される第2ボス穴が先端部に形成された第2アームと、を有し、軸部材の一端部及び他端部の少なくとも一方の横断面が非円形状に形成され、少なくとも一方が挿入される第1ボス穴又は第2ボス穴が、少なくとも一方の横断面に対応する非円形状に形成されている構成としてもよい。
また、上記のヒンジ構造において、軸受保持部及び可動部の一方がデジタルカメラの本体に連結され、軸受保持部及び可動部の他方がデジタルカメラのディスプレイに連結された構成としてもよい。
本発明の実施形態の構成によれば、摩擦抵抗のばらつきを低減することができる。
図1は、本発明の実施形態に係るヒンジ構造(第2ヒンジ部)を備えたデジタルスチルカメラの外観図である。 図2は、チルト機構を介してディスプレイが装着された外装カバーの外観図である。 図3は、チルト機構を介してディスプレイが装着された外装カバーの外観図である。 図4は、図2の外装カバーから、第2可動部、ディスプレイ及び保護カバーを取り外した状態を示した図である。 図5は、第1可動フレームの外観図(第2ヒンジ部の主要部の分解図を含む)である。 図6は、図4の第1ヒンジ部付近を拡大した図である。 図7は、図6の第1ヒンジ部から摩擦部材及び押さえ部材を取り外した状態を示した図である。 図8は、図4の第2ヒンジ部付近を拡大した図である。 図9は、第2ヒンジ部の横断面図である。 図10は、第2可動部の外観図である。 図11は、チルト機構の外観図である。 図12は、外装カバーの裏側を示した図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るヒンジ構造(第2ヒンジ部500)及び支持構造(チルト機構10)を備えたデジタルスチルカメラ1(以下、単に「カメラ1」という。)の外観図である。
また、図2及び図3は、チルト機構10を介してディスプレイ30(例えば、液晶ディスプレイや有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイが使用される)が取り付けられたカメラ1の背面側外装カバー20(以下、単に「外装カバー20」という。)の外観図である。図2は、チルト機構10を閉じて、ディスプレイ30及びチルト機構10が外装カバー20(基部)に設けられたディスプレイ格納凹部21に収容された格納状態を示す。また、図3は、チルト機構10を展開してディスプレイ30を傾けたチルト状態を示す。
以下の説明において、図2における左右方向(ディスプレイ30の画面の横方向)をカメラ1の左右方向又は横方向と呼び、上下方向(ディスプレイ30の画面の縦方向)をカメラ1の上下方向又は縦方向と呼ぶ。また、カメラ1の被写体側(図2における紙面裏側)を前方と呼び、ディスプレイ30側(図2における紙面表側)を後方と呼ぶ。
本発明の実施形態に係るチルト機構10は、被支持体であるディスプレイ30をカメラ本体1aに対して移動可能に支持する支持構造である。チルト機構10は、図3に示される第1可動フレーム100、第2可動フレーム200及びカバー300と、図4示される後述の第1ヒンジ部400及び第2ヒンジ部500を備えている。なお、図4は、図2に示されたものから、第2可動フレーム200、カバー300、ディスプレイ30及び一対の保護カバー24を取り外した状態を示した図である。
外装カバー20のフレームは、常磁性体のマグネシウム合金から形成されている。第1可動フレーム100の下端部は、カメラ1の左右方向に延びる回動軸を有する一対の第1ヒンジ部400により、カメラ本体1a(外装カバー20)の背面下端部に回動可能に連結されている。また、第2可動フレーム200の上端部は、カメラ1の左右方向に延びる回動軸を有する一対の第2ヒンジ部500により、第1可動フレーム100の上端部に回動可能に連結されている。すなわち、第1ヒンジ部400、第1可動フレーム100、第2ヒンジ部500及び第2可動フレーム200により、一種のリンク機構が構成されている。ディスプレイ30は、第2可動フレーム200に固定されている。この構成により、ディスプレイ30の上下方向の角度(ディスプレイ30の画面法線の仰俯角)とカメラ本体1aからの距離とを一定範囲で調整可能になっている。そのため、撮影者は、ディスプレイ30に表示されるライブビュー(リアルタイム映像)を見ながら、ローアングルやハイアングルの撮影も無理のない姿勢で行うことができる。
図5は、第1可動フレーム100の外観図(第2ヒンジ部500の主要部の分解図を含む)である。図5における紙面裏側がカメラ本体1a側となり、紙面表側がディスプレイ30側となる。第1可動フレーム100は、例えばステンレス鋼板等の金属板の板金加工によって形成された部材である。なお、第1可動フレーム100として、外装カバー20や第2可動フレーム200と同様に、マグネシウム合金をダイカストにより成形したものを使用してもよい。第1可動フレーム100は、略矩形平板状のプレート110を有している。プレート110は、左右方向両端においてディスプレイ30側に直角に折り曲げられて、一対のフランジ120が形成されている。
フランジ120の上端部は、プレート110の上端よりも上方に突出して、略円板状に拡がり、ボス122を形成している。ボス122の中央部には、非円形状(例えば、略矩形状)のボス穴122hが形成されている。また、フランジ120の下端部は、プレート110の下端よりも下方に突出し、アーム124を形成している。アーム124の下端部には、非円形状(例えば、略矩形状)のボス穴124hが形成されている。
プレート110の上端部の左右中央には、略U字状の切欠き114が形成されている。切欠き114の周縁部において、プレート110の上端部からディスプレイ30側に突出した、一対のフランジ130が形成されている。フランジ130の左右方向一端(ボス122寄りの一端)からは、上方に突出して略円板状に拡がったボス132が形成されている。ボス132の中央部にはボス穴132hが形成されている。ボス132はボス122と対向するように配置され、ボス穴132h及び122hは同軸上に(それぞれの中心が左右方向に延びる同一直線上に位置するように)形成されている。図5に示されるように、第1可動フレーム100には、二対のボス穴122h及び132hによって、2つの第2ヒンジ部500が同軸上に取り付けられる。
プレート110の下端部の左右方向中央からは、ケーブルガード140が下方に延びている。ケーブルガード140は、カメラ本体1aとディスプレイ30とを接続するフレキシブルフラットケーブル12(図11)を保護する構造部である。ケーブルガード140の下端部は、略筒状に曲げられて、軸受部142を形成している。一対のアーム124のボス穴124hと軸受部142の中空部は同軸上に形成されている。図4及び図5に示されるように、第1可動フレーム100には、軸受部142と一対のボス穴124hとによって、2つの第1ヒンジ部400が同軸上に取り付けられる。
図6は、図4の第1ヒンジ部400付近を拡大した図である。第1ヒンジ部400は、金属軸部材410、420、摩擦部材430及び押さえ部材440を備えている。なお、金属軸部材420は、2つの第1ヒンジ部400によって共有される部材である。外装カバー20には、金属軸部材410を回転可能に支持する一対の軸受部23a及び23bと、金属軸部材420を回転可能に支持する軸受部23cが設けられている。軸受部23a〜cには、金属軸部材410、420が嵌め込まれるU字状溝(又は、平面状の底面を有するコの字状溝)が形成されている。このU字状溝は、底部の曲面部分は金属軸部材410、420と同径で形成されているが、対向する一対の平面部分は、金属軸部材410、420の直径よりもわずかに狭い間隔で形成されている。そのため、金属軸部材410、420は、軸受部23a〜cのU字状溝の底部で回転可能に保持される。
金属軸部材410の一端(図6における右端)付近には、外径が僅かに細く形成された凹部410aが形成されている。この凹部410aにおいて、金属軸部材410は軸受部23bに支持される。凹部410aは、軸方向の長さが軸受部23bと同一長に形成されている。そのため、金属軸部材410は軸受部23bによって軸方向にがたつき無く支持される。なお、金属軸部材410の軸受部23aによって支持される箇所には凹部410aは形成されていない。凹部410aは、軸受部23a及び23bのいずれか一方に支持される箇所にのみ形成される。
金属軸部材410の他端部には、第1可動フレーム100のアーム124に形成されたボス穴124hの形状に対応した非円形状の係止突起410bが形成されている。係止突起410bがボス穴124hに嵌入されることによって、金属軸部材410は第1可動フレーム100に固定されている。そのため、第1可動フレーム100は、金属軸部材410と共に、金属軸部材410の中心軸の周りを回動する。
摩擦部材430は、金属軸部材410の回転に対して所定範囲の大きさの摩擦抵抗を与える板ばね部材である。摩擦部材430は、一対の略平板状の固定部432、434と、一対の固定部432、434を連結する略V字状に折り曲げられた摩擦部436を有している。固定部432、434は、それぞれ中央に貫通孔(不図示)が形成されており、この貫通孔に通した螺子によって外装カバー20に固定される。金属軸部材410は、略V字状の摩擦部436と外装カバー20(より正確には、外装カバー20に固定された後述の下敷き部材450)とで挟み込まれる。金属軸部材410の外径は、金属軸部材410を間に挟まずに摩擦部材430を外装カバー20に取り付けた際に摩擦部436と外装カバー20との間に形成される略三角柱状の中空部の内径(内接円の直径)よりも大きい。そのため、金属軸部材410は、略V字状の摩擦部436を構成する2つの平板部及び外装カバー20のそれぞれと接触する。金属軸部材410と接触する3つの摩擦面が確保されるため、安定した摩擦抵抗が得られる。また、摩擦部材430の弾性復元力により、金属軸部材410は摩擦部436によって適度な力で押圧されるため、金属軸部材410の回転に対して適度な大きさの摩擦抵抗が与えられる。
金属軸部材420は、第1可動フレーム100の軸受部142に通され、その両端部が外装カバー20の2つの軸受部23cによってそれぞれ回転可能に支持されている。金属軸部材420の両端部には、それぞれ外径が僅かに細く形成された凹部420aが形成されている。この凹部420aにおいて、金属軸部材420は軸受部23cに支持される。金属軸部材420の2つの凹部420aは、外装カバー20の2つの軸受部23cと同一間隔で形成されている。そのため、金属軸部材420は2つの軸受部23cによって軸方向にがたつき無く回動可能に支持される。また、金属軸部材420の周面には、軸受部142の軸方向両側に隣接して、一対の止め輪420bが設けられている。そのため、第1可動フレーム100は、金属軸部材420によって軸方向にがたつき無く回動可能に支持される。
押さえ部材440は、金属軸部材410、420が、それぞれ軸受部23b、23cから離脱するのを阻止する部材である。押さえ部材440は、一対の略平板状の固定部442と、一対の固定部442を連結する半円柱状に湾曲した保持部444を有している。一対の固定部442には、それぞれ中央に貫通孔(不図示)が形成されており、この貫通孔に通された螺子によって、ワッシャ25aを介して、外装カバー20に固定されている。金属軸部材410、420は、押さえ部材440と外装カバー20との間で強く押圧されないため、金属軸部材410、420の回転が押さえ部材440によって大きな摩擦抵抗を受けることはない。押さえ部材440と金属軸部材410、420との摩擦力は、ワッシャ25aの厚さを変更することで調整することができる。
また、摩擦部材430による金属軸部材410の回転に対する摩擦抵抗の大きさは、軸受部23a、23b及び押さえ部材440による金属軸部材410の回転に対する摩擦抵抗の大きさや、軸受部142による金属軸部材420の回動に対する摩擦抵抗の大きさよりも十分に大きなものとなっている。そのため、摩擦部材430による摩擦抵抗の大きさのみを変更することによって、第1ヒンジ部400の回動に対する摩擦抵抗の大きさを調整することができるため、調整が容易になっている。
図7は、図6に示される第1ヒンジ部400から摩擦部材430及び押さえ部材440を取り外した状態を示した図である。図7に示されるように、外装カバー20には、摩擦部材430又は押さえ部材440との間で金属軸部材410、420を挟み込む箇所に、金属軸部材410、420と同じ材質(本実施形態ではステンレス鋼)の平板状の下敷き部材450、460が取り付けられている。下敷き部材450、460を設けることにより、異種金属である外装カバー20(マグネシウム合金)と金属軸部材410、420(ステンレス鋼)との接触によって生じる電蝕に起因する摩擦抵抗の変動が防止される。
なお、ケーブルガード140は、プレート110よりディスプレイ30側に少し退避している。これにより、外装カバー20とケーブルガード140との間にフレキシブルフラットケーブル12が自由に移動できる空間が形成されるため、過度の曲げ歪みが加わることによるフレキシブルフラットケーブル12の損傷や劣化が防止される。
次に、第2ヒンジ部500について説明する。図8は、図4の第2ヒンジ部500付近を拡大した図である。図9は、第2ヒンジ部500の横断面図である。また、図5には第2ヒンジ部500の主要部の分解図を示す。
本発明の実施形態に係る第2ヒンジ部500は、3つの軸受510と、金属軸部材520と、軸受保持部220とを備えている。なお、第2ヒンジ部500が2つ又は4つ以上の軸受510を備えた構成としてもよい。複数の均質な軸受510を備えることにより、軸受510と金属軸部材520と間で安定した摩擦力が得られる。
本実施形態では、軸受510の軸方向における長さが、3〜4mmに設定されている。この長さを2〜5mm(より望ましくは3〜4mm)の範囲に設定すると、筒状体512の中空部512aの軸方向における内径の変動が十分に小さく抑えられるため、軸受510と金属軸部材520と間で安定した摩擦力が得られる。軸受510は、筒状体512と摩擦部材514とを備えている。
筒状体512は、横断面が非円形状(本実施形態では、角が丸められた長方形状)の外周面と、横断面が非円形状(本実施形態では、角が丸められた略正三角形状)の内周面(中空部512a)とを有する、異形筒状の部材である。筒状体512は、例えばポリカーボネートやポリアミド等の合成樹脂の射出成形によって得られる。
摩擦部材514は、薄いステンレス鋼板等の下敷き部材が中空の略三角柱状に折り曲げられた板ばね部材であり、筒状体512の中空部512aにガタツキなく収容される。略正三角柱状の摩擦部材514の各側面部514aは、金属軸部材520に向かって突出するように緩やかに湾曲している。また、摩擦部材514の折り曲げ方向両端部514b(図9における延長方向両端部)は、筒状体512の中空部512aの一角に形成された溝部512bに収容される。
図10は第2可動フレーム200の外観図(カメラ本体1a側から見た図)である。第2可動フレーム200及びカバー300は、優れた軽量性、強度、耐衝撃性能及び美観を実現するために、外装カバー20と同様に、マグネシウム合金から形成されている。図10に示されるように、第2可動フレーム200の上端部の左右方向両端部には、一対の略筒状の軸受保持部220が設けられている。図9に示されるように、軸受保持部220の内周面は、軸受510の筒状体512の外周面に対応する非円形状に形成されている。3つの軸受510は、軸受保持部220の中空部に嵌入されて、がたつき無く保持される。
金属軸部材520は細長い略円柱状の部材であり、その一端部には中心軸と垂直に延びる略直方体状の係止突起522が形成され、他端には外径が僅かに細く形成された先端部524が形成されている。係止突起522は、第1可動フレーム100のボス穴122hに対応する形状を有し、ボス穴122hに嵌入される。また、先端部524は、ボス穴132hに対応する形状を有し、ボス穴132hに嵌入される。
金属軸部材520は、軸受510の摩擦部材514に挿し通され、軸受510を回転可能に支持する。金属軸部材520の外径は摩擦部材514の内径(内接円の直径)よりも僅かに大きいため、金属軸部材520を摩擦部材514に挿し込むと、摩擦部材514が金属軸部材520によって外側に押し広げられる。その結果、摩擦部材514の弾性復元力により、金属軸部材520が摩擦部材514により径方向内側に適度な力で押圧され、金属軸部材410の回転に対して適度な摩擦抵抗が与えられる。本実施形態では、金属軸部材520と摩擦部材514が同じ種類の金属材料から形成されているため、金属軸部材520と摩擦部材514との間で電蝕が発生せず、電蝕による摩擦抵抗の変化が防止される。また、摩擦部材514には、繊維強化プラスチックや液晶ポリマーなどの非金属材料を使用してもよい。
また、筒状体512には、溝部512bの入り口付近から外周面まで延びるねじ穴512cが形成されている。ねじ穴512cには、止めねじ513が捩じ込まれている。止めねじ513の先端は、溝部512b内に突出して、摩擦部材514の一方の端部514bを他方の端部514bへ向けて押し込み、摩擦部材514の3つの側面部514aの間隔を狭めている。これにより、摩擦部材514によって金属軸部材520に加えられる押圧力が強められ、その結果、金属軸部材410の回転に対する摩擦抵抗が強められる。止めねじ513の先端の溝部512b内への突出量を調整することにより、摩擦部材514が金属軸部材410の回転に対して与える摩擦抵抗の大きさを調整することができる。なお、本実施形態では、摩擦抵抗の調整が必要な場合にのみ止めねじ513が使用される。
図5に示されるように、金属軸部材520を先端部524側から第1可動フレーム100のボス穴122hに挿し込み、3つの軸受510を金属軸部材520に通した後、金属軸部材520の係止突起522を第1可動フレーム100のボス穴122hに嵌入させると、先端部524もボス穴132hに嵌入して、金属軸部材520は第1可動フレーム100に固定される。このとき、非円形状の係止突起522とボス穴122hとの係合により、金属軸部材520は回転不能に保持される。また、ボス穴122hには、金属軸部材520の係止突起522よりも幅の広い円柱部を通過させるための逃げが設けられている。
また、金属軸部材520の先端部524は、ボス穴132hよりも径が細い環状溝部と、環状溝部の先端側に隣接して設けられた、ボス穴132hよりも径が僅かに太い止め輪部524sとを有している。金属軸部材520をボス穴122h及び132hに奥まで挿し込むと、止め輪部524sがボス穴132hを通過し、ボス122が先端部524の環状溝部に嵌り込むため、金属軸部材520が第1可動フレーム100から抜け落ちなくなる。
なお、ボス穴122hは、金属軸部材520を回転不能に支持するために、非円形状に形成されている。金属軸部材520を支持するボス穴122h及びボス穴132hの少なくとも一方を非円形状に形成することにより、金属軸部材520の回転を阻止することができる。
上記のように、成形型を使用して形成される軸受保持部220と軸受510とを別体にすることにより、中空部の寸法が均一な複数の軸受510を近接して配置することが可能になる。これにより、第2ヒンジ部500を大型化することなく、摩擦抵抗力をより均一にすることができる。また、この構成により、軸受510に生じた変形が軸受保持部220(第2可動フレーム200)に伝わることや、逆に、第2可動フレーム200に生じた変形が軸受510に伝わることが防止されるため、第2ヒンジ部500の動作の安定性が向上する。また、樹脂製の筒状体512を使用することにより、筒状体512と摩擦部材514との間で生じる電蝕による第2ヒンジ部500の性能劣化が防止される。
上記に説明した第1ヒンジ部400及び第2ヒンジ部500の回動抵抗の大きさは、なるべく弱い力で操作できるように、ディスプレイ30の位置を安定して維持するのに必要な範囲の下限付近に調整されている。そのため、第1ヒンジ部400及び第2ヒンジ部500の回動抵抗だけでは、例えば搬送中に振動等の少し大きな外力が加わると、ディスプレイ30がディスプレイ格納凹部21から脱離してしまい、破損の原因となる。本実施形態のチルト機構10は、搬送中等にディスプレイ30がディスプレイ格納凹部21に確実に収容されるように、磁石を使用したロック機構を備えている。
以下、本発明の実施形態に係るロック機構について説明する。図10に示されるように、第2可動フレーム200のプレート210の裏面(ディスプレイ30が取り付けられない面)には、その上下方向における略中央の左右両端部に、一対の磁石230がプレート210から突出するように取り付けられている。また、図5に示されるように、第1可動フレーム100のプレート110には、その上下方向における略中央の左右両端部に、一対の穴112が形成されている。
図11は、裏側(カメラ本体側)から見たチルト機構10の外観図である。図11に示されるように、第2可動フレーム200と第1可動フレーム100とを折り重ねると、磁石230のプレート210裏面から突出した部分が第1可動フレーム100の穴112に収容される。このとき、磁石230の先端面230aと第1可動フレーム100のプレート110の裏面(カメラ本体1aと対向する面)とが面一となる。
図12は、外装カバー20の裏側を示した図である。外装カバー20の裏面には、チルト機構10を折り畳んだときに第2可動フレーム200に取り付けられた一対の磁石230と対向する位置に、一対の磁石26が取り付けられている。そのため、チルト機構10を折り畳んで格納状態にすると、第2可動フレーム200の磁石230が外装カバー20の磁石26に近接して強く吸引され、第2可動フレーム200が外装カバー20に磁力によって固着されたロック状態となる。ロック状態において、外装カバー20、第1可動フレーム100及び第2可動フレーム200の3つの部分が、積み重なるように折り畳まれた状態で一体に固定される。
本実施形態のロック機構は、2対の磁石26、230のみの簡単な構成によって、カメラ本体1a(外装カバー20)、第1可動フレーム100及び第2可動フレーム200の3つの部分を一度に一体に固定することができるため、操作性が良好でコンパクトなロック機構が実現する。また、磁力を使用することで、耐久性が高く、長期間に亘って性能が安定したロック機構が実現する。
ロック状態において、磁石230と磁石26とは、直接接触することはなく、外装カバー20を介して一定の距離まで近接する。そのため、ロック状態は、通常の搬送で受ける程度の大きさの外力では解除されないが、手指の力で容易に解除することができる。また、第1可動フレーム100に穴112を設けることによって、磁石230を磁石26に近接させることができ、十分に大きな磁力が得られるようになっている。
また、図11に示されるように、カバー300には、左右方向における両側面の上下に、左右二対の操作爪312、314が設けられている。また、図3に示されるように、カバー300の下端面の中央部には、操作爪316が設けられている。ユーザーが、カバー300の上端付近に設けられた操作爪312に手指を掛けて手前(図11における紙面裏側)に引くと、第1ヒンジ部400が開いてディスプレイ30は下向きに傾く。また、ユーザーが、カバー300の下端付近に設けられた操作爪314又は316に手指を掛けて手前に引くと、第2ヒンジ部500が開いてディスプレイ30は上向きに傾く。
磁石230及び磁石26を、それぞれ第2可動フレーム200及び外装カバー20の上下中央(より具体的には、第1ヒンジ部400と第2ヒンジ部500との中間位置)に配置することにより、操作爪312を操作して第1ヒンジ部400を開くときと、操作爪314を操作して第2ヒンジ部500を開くときとで、必要なトルクが略同じ大きさとなり、操作爪312、314のいずれを操作したときでも適度な大きさの力でロック状態を解除することができる。更に、操作爪316と操作爪312の上下方向における位置も近接しているため、操作爪312、314及び316のいずれを操作しても同程度の力でロック状態を解除することができ、ユーザーが操作時に違和感を覚えることもない。
また、図4に示されるように、外装カバー20におけるディスプレイ収容凹部21の左右側壁21aの上下部分には、操作爪312、314を収容する4つの切欠部21bが形成されている。また、格納状態(ロック状態)において、チルト機構10及びディスプレイ30の左右方向における両側面の上限中央部は、上下の切欠部21bの間に残された側壁21a(以下「ガード21a」という。)によって覆われ、ユーザーの手指で触ることができないようになっている。格納状態においてガード21aによって覆われる箇所は、第1ヒンジ部400及び第2ヒンジ部500からの距離が短いため、ロック状態の解除に必要なトルクが大きい。また、この箇所は第1ヒンジ部400及び第2ヒンジ部500と略等距離にあるため、この箇所を手前に引くと、第1ヒンジ部400及び第2ヒンジ部500の両方(あるいはユーザーが意図しない一方)が開き、ユーザーが意図しないチルト機構10の動きが生じる可能性がある。一対のガード21aを設けることにより、操作性が良好ではない箇所への手指のアクセスを阻止することで、ユーザーが感じる操作性が顕著に向上する。
また、図2に示されるように、外装カバー20の左側面の上部には、開閉可能な扉であるメモリスロットカバー22が設けられている。メモリスロットカバー22を開くと、回路基板に実装されたメモリカードスロット(メモリカード駆動装置の挿し込み口)が露出し、メモリカードの挿抜が可能になる。また、図2に示されるカバー300の正面の左下部分には、透明なアクセスランプ窓310が設けられている。アクセスランプ窓310の裏側には、発光ダイオード等の発光素子が配置されている。アクセスランプ窓310は、発光素子から放射された可視光を導光して、外部へ拡散放射する。アクセスランプ窓310は、メモリカードへのアクセス中に点灯又は点滅することで、メモリカードを挿抜すべきでないタイミングをユーザーに知らせる。その結果、メモリカードの破損やデータ損失等の事故の発生が防止される。
本実施形態のように、ディスプレイ30と共に第2ヒンジ部500に固定されたカバー300にアクセスランプ窓310を設けることにより、アクセスランプ窓310はディスプレイ30と共に常にユーザーが視認しやすい位置に配置されることになるため、ユーザーはアクセスランプ窓310の点灯等を確実に視認することが可能になる。また、アクセスランプ窓310がカバー300におけるメモリカードスロット(メモリスロットカバー22)寄りの位置に配置されているため、アクセスランプ窓310の点灯等がメモリカードへのアクセスを示すものであることをユーザーは直感的に認識することができる。
また、カバー300の表面には、アクセスランプ窓310に隣接して、リモコン受光窓320が設けられている。リモコン受光窓320の裏側には、フォトダイオード等の受光素子が配置されている。リモコン受光窓320は、赤外線リモコン(不図示)から送信された赤外線信号を導光して、受光素子に集光する。このように、ディスプレイ30と共に第2ヒンジ部500に固定されたカバー300にリモコン受光窓を設けることにより、リモコン受光窓はディスプレイ30と常にユーザーを向いて配置されることになるため、ユーザーが操作する赤外線リモコンから放射される赤外線信号を常に良好な状態で受光することができる。
以上が本発明の実施形態の説明である。本発明の実施形態は、上記の構成に限定されず、本発明の技術的思想の範囲において様々な変形が可能である。
上記の実施形態では、合成樹脂を射出成形した筒状体512が使用されているが、筒状体512の材質や成形方法はこれに限定されない。筒状体512は、成形型を使用して成形されたものであればよく、例えば金属をダイカストによって成形したものや、セラミックスを鋳込み成形や射出成形によって成形したものを使用してもよい。
上記の実施形態では、外装カバー20及び第2可動フレーム200にそれぞれ磁石26及び230が設けられているが、本発明はこの構成に限定されるものではない。例えば、外装カバー20及び第2可動フレーム200のいずれか一方のみに磁石を設けた構成としてもよい。この場合、外装カバー20及び第2可動フレーム200の他方の少なくとも一部が、磁石に吸引される鉄等の強磁性体によって形成される。例えば、磁石26及び230の一方を強磁性体である鉄板に替えても良い。また、第1可動フレーム100に穴112に替えて磁石を設けた構成としてもよい。この場合、外装カバー20及び第2可動フレーム200には、それぞれ第1可動フレーム100の磁石に吸引される磁石又は強磁性体で形成された部分が設けられる。また、穴112の代わりに、磁石230と第1可動フレーム100との干渉を避けるための切り込みを設けてもよい。
また、上記の実施形態では、操作爪312及び314がカバー300に設けられているが、これらは第2可動フレーム200に設けても良い。また、第1ヒンジ部400を開く操作を行うための操作爪312は、第1可動フレーム100に設けてもよい。
また、上記の実施形態では、メモリカードへのアクセス状況を表示するアクセスランプ窓310が設けられているが、アクセスランプ窓310に替えて、又は、それに加えて、カメラ1に関するその他の情報(例えば、バッテリー残量少、メモリ残量少、故障等)を表示するインジケータをカバー300や第2可動フレーム200に設けても良い。
また、上記の実施形態は、デジタルカメラにおけるディスプレイの支持構造に本発明を適用した例であるが、他の種類のカメラ(例えば、デジタルビデオカメラ)、ディスプレイを備えた他の種類の電気機器(例えば、テレビ、ビデオ再生装置、ゲーム機、パーソナルコンピュータ、航空機や列車等の輸送機器用シート、制御卓、コックピット)、或いはモニタスタンドにおけるディスプレイの可動支持にも本発明を適用することができる。また、ディスプレイ以外の構造体(例えば、蓋、ミラー、仕切り板、風向板、ファン、スピーカー、照明機器、映写・投影機器、放射線等の照射機器等)の向きや位置を変更可能に支持する可動支持構造にも本発明を適用することができる。
また、上記の実施形態は、メモリカードの読み出し/書き込みを行う駆動装置を備えた電気機器(デジタルカメラ)に本発明を適用した例であるが、メモリカード以外の種類の取り外し可能な記憶媒体(例えば、光ディスク、リムーバブルハードディスク、USBメモリ、ワイヤレスメモリカード等)の駆動装置を備えた電気機器にも本発明を適用することができる。
1 デジタルスチルカメラ
10 チルト機構(支持構造)
20 外装カバー
30 ディスプレイ
100 第1可動フレーム
200 第2可動フレーム
300 カバー
400 第1ヒンジ部(ヒンジ構造)
500 第2ヒンジ部(ヒンジ構造)

Claims (11)

  1. 成形型を用いて成形された筒状体を有する複数の軸受と
    前記複数の軸受に回転可能に支持された軸部材と、
    を備えたヒンジ構造。
  2. 前記複数の軸受を同軸に保持する軸受保持部を更に備えた、
    ことを特徴とする請求項1に記載のヒンジ構造。
  3. 前記軸受保持部は横断面が非円形状の中空部を有する略筒状に形成され、
    前記筒状体は、横断面が前記軸受保持部の中空部に対応する非円形状の外周面を有し、
    前記筒状体が前記軸受保持部の中空部に挿入されることで回転不能に保持されている、
    ことを特徴とする請求項2に記載のヒンジ構造。
  4. 前記軸受保持部が略多角柱状の中空部を有し、
    前記筒状体の外周面が前記軸受保持部の内周面と略同一形状に形成された、
    ことを特徴とする請求項3に記載のヒンジ構造。
  5. 前記軸部材と前記筒状体の内周面との間に配置され、前記軸部材と接触して該軸部材の回転に摩擦抵抗を与える摩擦部材と、を更に備えた、
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のヒンジ構造。
  6. 前記筒状体の内周面が略多角柱状に形成され、
    前記摩擦部材が、金属板を折り曲げて形成された板ばね部材であり、前記筒状体の内周面に対応する略多角柱状に形成され、前記筒状体の中空部内に回転不能に保持された、
    ことを特徴とする請求項5に記載のヒンジ構造。
  7. 略多角柱状に形成された前記摩擦部材の各側面は内側に突出するように湾曲していて、
    前記摩擦部材の横断面における内接円の直径が前記軸部材の外径よりも小さい、
    ことを特徴とする請求項6に記載のヒンジ構造。
  8. 前記軸受保持部が前記筒状体よりも硬い材質から形成された、
    ことを特徴とする請求項2及び請求項2を直接又は間接的に引用する請求項3から請求項7のいずれか一項に記載のヒンジ構造。
  9. 前記軸受保持部が金属製であり、
    前記筒状体が樹脂製である、
    ことを特徴とする請求項2及び請求項2を直接又は間接的に引用する請求項3から請求項8のいずれか一項に記載のヒンジ構造。
  10. 前記軸受保持部に対して回動可能な可動部を更に備え、
    前記可動部が、前記軸部材を回転不能に支持する軸部材支持部を有し、
    前記軸部材支持部が、
    前記軸部材の一端部が挿入される第1ボス穴が先端部に形成された第1アームと、
    前記軸部材の他端部が挿入される第2ボス穴が先端部に形成された第2アームと、を有し、
    前記軸部材の一端部及び他端部の少なくとも一方の横断面が非円形状に形成され、
    前記少なくとも一方が挿入される第1ボス穴又は第2ボス穴が、少なくとも一方の横断面に対応する非円形状に形成されている、
    ことを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか一項に記載のヒンジ構造。
  11. 前記軸受保持部及び前記可動部の一方がデジタルカメラの本体に連結され、
    前記軸受保持部及び前記可動部の他方が前記デジタルカメラのディスプレイに連結された、
    ことを特徴とする請求項10に記載のヒンジ構造。
JP2014103541A 2014-05-19 2014-05-19 ヒンジ構造 Pending JP2015218830A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014103541A JP2015218830A (ja) 2014-05-19 2014-05-19 ヒンジ構造
US14/706,281 US9729766B2 (en) 2014-05-19 2015-05-07 Hinge structure, support structure and electric apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014103541A JP2015218830A (ja) 2014-05-19 2014-05-19 ヒンジ構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015218830A true JP2015218830A (ja) 2015-12-07

Family

ID=54778375

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014103541A Pending JP2015218830A (ja) 2014-05-19 2014-05-19 ヒンジ構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015218830A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113260918A (zh) * 2019-01-11 2021-08-13 索尼集团公司 成像装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61147985U (ja) * 1985-03-05 1986-09-12
JPH074435A (ja) * 1993-06-16 1995-01-10 Nagata Buhin Seizo Kk 軸受部材および軸受部材の摩耗防止方法
US5918348A (en) * 1997-04-04 1999-07-06 Torqmaster, Inc. Friction hinge with detent capability
JP2003301654A (ja) * 2002-04-08 2003-10-24 Pentax Corp ヒンジ構造

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61147985U (ja) * 1985-03-05 1986-09-12
JPH074435A (ja) * 1993-06-16 1995-01-10 Nagata Buhin Seizo Kk 軸受部材および軸受部材の摩耗防止方法
US5918348A (en) * 1997-04-04 1999-07-06 Torqmaster, Inc. Friction hinge with detent capability
JP2003301654A (ja) * 2002-04-08 2003-10-24 Pentax Corp ヒンジ構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113260918A (zh) * 2019-01-11 2021-08-13 索尼集团公司 成像装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10638620B2 (en) Display device
US9729766B2 (en) Hinge structure, support structure and electric apparatus
US7835150B2 (en) Portable computer latch structures
US7979961B2 (en) Hinge assembly for an electronic device
CN100524161C (zh) 信息处理设备
JP6459216B2 (ja) 支持構造及び電気機器
WO2014162800A1 (ja) 表示装置
US7965344B2 (en) Flat panel display with pivot mechanism
US8199472B2 (en) Flat panel display with support providing pivoting
US20100245572A1 (en) Camera Assembly Mounted on Vehicle's Number Plate
US10860066B1 (en) Information handling system housing split anchor automatic state-holding latch
US9031400B2 (en) Camera with hot shoe unit
US11441724B2 (en) Quick release assembly and support
US20210033946A1 (en) Optical Element Driving Device, Camera Device and Electronic Apparatus
KR20210088354A (ko) 디스플레이 장치
AU2012290085B2 (en) User interface mounting module and method to mount a user interface on a UPS
JP2015218830A (ja) ヒンジ構造
WO2014069456A1 (ja) 表示装置
JP6881426B2 (ja) 支持構造及び電気機器
US8437127B2 (en) Fixing mechanism for fixing a portable device and related computer system
US20090207303A1 (en) Imaging apparatus
US20180101008A1 (en) Head-up display device
US11323597B2 (en) Display apparatus and electronic apparatus
US8477249B2 (en) Television receiver and electronic device
US8467181B2 (en) Fixing mechanism for fixing a portable device and related computer system

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170428

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20170717

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180223

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20180827