JPWO2020079742A1 - ロボットシステム - Google Patents

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Abstract

ロボットシステムは、2台の第1ロボットと、1台の第2ロボットとを備える。第1ロボットは、ワークの搬送向きに沿って配置され、ワークに対する作業を行う多関節ロボットである。第2ロボットは、搬送向きについて2台の第1ロボットの間に配置され、同一のワークに対する作業を行う多関節ロボットであり、第1ロボットとは軸構成が異なる。第1ロボットは、先端から回転軸、旋回軸、旋回軸および回転軸の順序の軸構成を有する7軸の多関節ロボットである。

Description

開示の実施形態は、ロボットシステムに関する。
従来、外部と隔離された空間を有するブース内に車両などのワークをコンベアで搬送し、搬送中のワークに対して複数のロボットで、塗装作業、シーリング作業や溶接作業を行うロボットシステムが知られている。
たとえば、塗装ブース内に車両をコンベアで搬送し、搬送中の車両に対して塗装作業を行うロボットシステムが提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
国際公開第2008/108401号
しかしながら、上記した従来技術には、ロボットによる作業の効率化の観点からは改善の余地がある。
実施形態の一態様は、ロボットによる作業の効率化を図ることができるロボットシステムを提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係るロボットシステムは、2台の第1ロボットと、1台の第2ロボットとを備える。第1ロボットは、ワークの搬送向きに沿って配置され、ワークに対する作業を行う多関節ロボットである。第2ロボットは、搬送向きについて2台の第1ロボットの間に配置され、上記ワークに対する作業を行う多関節ロボットであり、第1ロボットとは軸構成が異なる。第1ロボットは、先端から回転軸、旋回軸、旋回軸および回転軸の順序の軸構成を有する7軸の多関節ロボットである。
実施形態の一態様によれば、ロボットによる作業の効率化を図ることができるロボットシステムを提供することができる。
図1は、実施形態に係るロボットシステムの模式図である。 図2は、第1ロボットの斜視図である。 図3は、第2ロボットの斜視図である。 図4は、ワークの背面側からみたロボットシステムの模式図である。 図5は、ワークの側面側からみたロボットシステムの模式図である。 図6は、ロボットシステムの構成を示すブロック図である。 図7Aは、走行軸の変形例その1を示す模式図である。 図7Bは、走行軸の変形例その2を示す模式図である。
以下、添付図面を参照して、本願の開示するロボットシステムの実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、以下では、ロボットがいわゆる溶接の作業を行う場合について主に説明するが、作業内容は、溶接に限らず、ワークのピッキングや、塗装、シール剤の塗布などであってもよい。
また、以下に示す実施形態では、「直交」、「垂直」、「平行」、「一致」、「重なる」あるいは「対称」といった表現を用いるが、厳密にこれらの状態を満たすことを要しない。すなわち、上記した各表現は、製造精度、設置精度などのずれを許容するものとする。
まず、実施形態にかかるロボットシステム1について図1を用いて説明する。図1は、実施形態に係るロボットシステム1の模式図である。なお、図1は、搬送されるワーク500に対して作業を行うロボットシステム1を上方からみた模式図に相当する。
なお、図1には、説明をわかりやすくするために、鉛直上向きが正方向であるZ軸と、搬送されるワーク500の搬送方向(進行方向)が正方向であるX軸とを含む3次元の直交座標系を図示している。かかる直交座標系は、以下の説明で用いる他の図面においても示す場合がある。
図1に示すように、ロボットシステム1は、第1ロボット10と、第1ロボット10とは軸構成が異なる第2ロボット20とを備える。第1ロボット10は、ワーク500の搬送向き(X軸と平行な向き)に沿って配置され、ワーク500に対する作業を行う多関節ロボットである。また、第2ロボット20は、ワーク500の搬送向きについて2台の第1ロボット10の間に配置され、ワーク500に対する作業を行う多関節ロボットである。
第1ロボット10および第2ロボット20は、搬送装置200によって搬送中のワーク500に対して作業を行う。すなわち、ワーク500の搬送を止めることなく作業を行うことができる。
ここで、図1には、ワーク500として、製造中の車両を例示しているが、内部に空隙を有し、搬送向きにおけるワーク500の前面の開口551、背面の開口552および側面の開口553を有する作業対象であればその種類は問わない。つまり、ワーク500は、内部の空隙と連通する前面の開口551、背面の開口552および側面の開口553を有していれば足りる。なお、搬送装置200としてはたとえばベルトコンベアを用いることができる。
また、図1では、ワーク500の進行方向(X軸正方向)の右側に2台の第1ロボット10および1台の第2ロボット20を、左側に2台の第1ロボット10および1台の第2ロボット20を、それぞれ配置した場合を示した。しかしながら、これに限らず、右側のみ、あるいは左側のみに各ロボットを配置することとしてもよい。つまり、ロボットシステム1は、2台の第1ロボット10と、搬送向きについて2台の第1ロボット10の間に配置される1台の第2ロボット20とを少なくとも備えていればよい。
また、図1では、ワーク500の右側に配置される第1ロボット10を第1ロボット10Rのように、第2ロボット20を第2ロボット20Rのように記載している。また、複数台の第1ロボット10Rについては、符号の末尾に「1」、「2」のように連番を付記している。また、ワーク500の左側については、「R」の代わりに「L」を用いている。
なお、ワーク500の搬送方向(X軸正方向)の右側のロボットと、対応する左側のロボットとは、ワーク500の搬送中心線LS1(搬送向きと平行)からの距離が同等の位置にそれぞれ配置されるので、以下では、ワーク500の右側について主に説明することとする。また、ワーク500は、搬送中心線LS1について略対称な形状とする。なお、図1に示した搬送中心線LS1は、X軸負方向側からみると、XZ平面と平行な面に相当する。
図1に示すように、ロボットシステム1は、ワーク500の搬送向きに沿う走行軸100上を走行する走行台110を備える。なお、図1には、走行軸100R上を走行する同一の走行台110Rに第1ロボット10R1、第2ロボット20Rおよび第1ロボット10R2が搭載され、まとめて走行軸100Rを走行する場合を示したが、少なくとも1台が走行軸100Rを走行することとすれば足りる。つまり、その他のロボットについては床等に固定されていてもよい。
このように、ロボットのうち少なくとも1台を搬送向きに沿って走行させることで、ワーク500とロボットとの干渉を避けつつワーク500に対する作業を行うことがより容易となる。なお、走行軸100の本数や、走行台110の個数については図1に示した場合に限られないが、この点については、図7Aおよび図7Bを用いて後述する。
また、ワーク500の搬送速度にあわせてワーク500の右側の走行台110Rと、左側の走行台110Lとを連動させて走行させることとすれば、搬送中のワーク500に対する作業を左右両側から同時に行うことが容易である。なお、走行台110Rと、走行台110Lとの走行期間をずらして左右異なるタイミングでワーク500に対する作業を行うこととしてもよい。
第1ロボット10は、先端から回転軸、旋回軸、旋回軸および回転軸の順序の軸構成を有する7軸の多関節ロボットである。ここで、「回転軸」とは、隣り合うアームの角度を変化させずに相対的に回転させる軸を指し、「旋回軸」とは、隣り合うアームのなす角度を変化させる軸を指す。なお、第1ロボット10の詳細な構成については図2を用いて後述する。
2台の第1ロボット10は、一方が、搬送向きにおけるワーク500の前面の開口551から先端を侵入させてワーク500の内部に対する作業を行い、他方が、ワーク500の背面の開口552から先端を侵入させてワーク500の内部に対する作業を行う。
また、第2ロボット20は、基端から回転軸、旋回軸、回転軸および旋回軸の順序の軸構成を有する7軸の多関節ロボットであることが好ましい。なお、第2ロボット20の詳細な構成については図3を用いて後述する。また、第2ロボット20は、基端から回転軸、旋回軸、回転軸および旋回軸の順序の軸構成を有していれば、軸数が7軸未満でもよく、7軸よりも多くてもよい。
第2ロボット20は、搬送向きにおけるワーク500の側面の開口553から先端を侵入させてワーク500の内部に対する作業を行う。ここで、上記したように、第2ロボット20は、基端から回転軸、旋回軸、回転軸および旋回軸の順序の軸構成を有するので、旋回軸に挟まれた回転軸の回転により、ワーク500と干渉することなくワーク500内への侵入が容易であり、ワーク500の内部に対する作業を効率的に行うことができる。
なお、側面の開口553は、たとえば、いわゆる「Bピラー」であるピラー501で区切られた前ドア用の開口および後ドア用の開口である。第2ロボット20は、ワーク500内部からピラー501の裏側に対する作業をピラー501の延伸向きに沿って効率的に行うことができる。
また、多関節ロボットである第1ロボット10および第2ロボット20は、搬送装置200によって搬送中のワーク500に対して作業を行うので、作業中にワーク500の搬送を止める必要がない。したがって、ワーク500に対する作業のスループットを高めることができる。
なお、第1ロボット10および第2ロボット20は、先端にアーク溶接用のエンドエフェクタをそれぞれ取り付けることで、ワーク500に対してアーク溶接作業を行うことができる。ここで、第1ロボット10および第2ロボット20は、ワーク500に対して前後方向からの作業と側方からの作業とを同時に行うことができるので、ロボットによるアーク溶接作業の効率化を図ることができる。
また、第1ロボット10および第2ロボット20は、先端にシーリング剤を塗布するシーリング用のエンドエフェクタをそれぞれ取り付けることで、ワーク500に対してシーリング作業を行うことができる。ここで、第1ロボット10および第2ロボット20は、ワーク500に対して前後方向からの作業と側方からの作業とを同時に行うことができるので、ロボットによるシーリング作業の効率化を図ることができる。
次に、第1ロボット10の構成について図2を用いて説明する。図2は、第1ロボット10の斜視図である。なお、図2は、第1ロボット10を斜め上方からみた斜視図に相当する。
図2に示すように、第1ロボット10は、鉛直軸A10および第1軸A11〜第6軸A16の7軸を有するいわゆる垂直多関節ロボットである。また、第1ロボット10は、基端側から先端側へ向けて、ベース部10BSと、旋回部10SWと、第1アーム11と、第2アーム12と、第3アーム13と、第4アーム14と、手首部15とを備える。
ここで、一般的な6軸のロボット(基端から回転軸、旋回軸、旋回軸、回転軸、旋回軸および回転軸)における基端側から3軸を「基本軸」、残り3軸を「手首軸」と呼ぶ場合に、第1ロボット10は、「手首軸」に軸を1つ追加して4軸としたロボットということができる。
つまり、第1ロボット10は、基端側から3軸が「基本軸」、残り4軸が「手首軸」であり、「基本軸」は、基端から回転軸、旋回軸および旋回軸の順序の軸構成となり、「手首軸」は、先端から回転軸、旋回軸、旋回軸および回転軸の順序の軸構成となる。
なお、「手首軸」は、基端側から先端側の向きにみても、回転軸、旋回軸、旋回軸および回転軸の順序の軸構成となる。ここで、第1ロボット10の軸構成については、基端側から先端側へ向けた順序で、基本軸を「SLU」の3軸と、手首軸を「RBBT」の4軸と、それぞれ呼ぶことがある。
また、図2に示したように、第3アーム13および第4アーム14は、先端側がいわゆる二股形状を有しており、図2に示した姿勢において、上下方向(Z軸に沿った向き)に開放された「開放空間」が確保されている。
また、第3アーム13には、第3軸A13に沿う貫通孔13cが設けられている。なお、貫通孔13cの基端側(X軸負方向側)の開口は開口13cbであり、先端側(X軸正方向側)の開口は開口13caである。ここで、貫通孔13cの中心軸は、第3軸A13と一致していることが好ましい。
これは、貫通孔13cに外部ケーブルを挿通した場合に、外部ケーブルが第3アーム13の回転の影響を受けにくいためである。ここで、外部ケーブルとしては、気体や液体あるいは電力やワイヤーを供給するケーブルや、これらのケーブルをまとめて被覆したケーブルを用いることができる。
また、第4アーム14には、図2に示したように、第3軸A13と第6軸A16とが重なる姿勢において、第3軸A13に沿う貫通孔14cが設けられている。なお、貫通孔14cの基端側(X軸負方向側)の開口は開口14cbであり、先端側(X軸正方向側)の開口は開口14caである。
ここで、貫通孔14cの中心軸は、第3軸A13と一致していることが好ましい。これは、図2に示した姿勢において、貫通孔13cへ挿通した外部ケーブルを貫通孔14cへ挿通しやすいためである。
さらに、第2アーム12には、第3軸A3に沿う貫通孔12cが設けられている。なお、貫通孔12cの基端側(X軸負方向側)の開口は開口12cbであり、先端側(X軸正方向側)の開口は開口12caである。
また、手首部15には、第3軸A13と第6軸A16とが重なる姿勢において、第3軸A13に沿う貫通孔15cが形成されている。そして、上記したように、第3アーム13には、貫通孔13cおよび開放空間が、第4アーム14には、貫通孔14cおよび開放空間が、それぞれ設けられている。
つまり、第2アーム12の貫通孔12cは、第3アーム13の貫通孔13cに連通しており、貫通孔13cは、第3アーム13の開放空間に連通している。また、第3アーム13の開放空間は、第4アーム14の貫通孔14cに連通しており、貫通孔14cは、第4アーム14の開放空間に連通している。そして、第4アーム14の開放空間は、手首部15の貫通孔15cに連通している。
すなわち、第1ロボット10は、図2に示した姿勢において、第2アーム12の貫通孔12cと、手首部15の貫通孔15cとが、第3軸A13に沿って一直線状に連通している。したがって、第2アーム12から手首部15にかけて、手首部15に装着されるエンドエフェクタ用の外部ケーブルを挿通しやすい。なお、貫通孔12c、貫通孔13c、貫通孔14cおよび貫通孔15cの径は同程度であることが好ましい。
さらに、上記したように、第3アーム13および第4アーム14には「開放空間」が確保されている。したがって、かかる開放空間に計器類などの外部機器を収容することができる。これにより、第1ロボット10の表面から外部機器がはみ出すことがないので、第1ロボット10の可動範囲を広げることができる。また、かかる開放空間を利用して外部機器や外部ケーブルのメンテナンスを容易に行うことができる。
なお、図2に示したように、第3アーム13の先端側と、第4アーム14の基端側とは、それぞれ、いわゆる二股形状を有している。このように、2つの二股形状が向かいあうので、第3アーム13における上記した「開放空間」をより広げることができる。
また、手首部15の基端側も、いわゆる二股形状を有している。このように、手首部15の基端側を二股形状とすることで、2つの二股形状が向かいあうため、第4アーム14における上記した「開放空間」をより広げることができる。
また、エンドエフェクタ用の外部ケーブルを第1ロボット10に挿通した場合には、上記した開放空間が、第1ロボット10の姿勢変化に伴って姿勢が変化する外部ケーブルの逃げ空間となるので、外部ケーブルの急な屈曲を避けることができる。
ここで、第2軸A12と第4軸A14とのX軸に沿う向きの距離を「L1」とし、第4軸A14と第5軸A15とのX軸に沿う向きの距離を「L2」とすると、「L1>L2」の関係式を満たすことが好ましい。このようにすることで、第3アーム13や第4アーム14を狭小な空間に挿入した場合であっても、第2アーム12の姿勢変更を行いやすい。
さらに、「L1」と「L2」との比は、「2:1」〜「4:1」の範囲であることが好ましく、「3:1」程度であることがさらに好ましい。これは、「L2」を、「L1」に対して短くしすぎると、狭小な空間における手首部15の到達範囲が狭まってしまうためである。
以下、第1ロボット10の構成についてさらに詳細に説明する。ベース部10BSは、走行台110(図1参照)や床などの設置面に固定される。旋回部10SWは、ベース部10BSに支持され、設置面と垂直な鉛直軸A10まわりに回転する。第1アーム11は、基端側が旋回部10SWに支持され、鉛直軸A10と垂直な第1軸A11まわりに旋回する。第2アーム12は、基端側が第1アーム11の先端側に支持され、第1軸A11と平行な第2軸A12まわりに旋回する。
第3アーム13は、基端側が第2アーム12の先端側に支持され、第2軸A12と垂直な第3軸A13まわりに回転する。また、第3アーム13は、第3軸A13に沿う貫通孔13cが設けられた基端部13aと、延伸部13bとを有する。延伸部13bは、基端部13aにおける貫通孔13cの開口13caを避けた位置から第3軸A13に沿って先端側へ延伸する。
ここで、図2には、延伸部13bが、開口13caを挟むように2つ設けられ、2つの延伸部13bで第4アーム14を支持する場合を示したが、2つのうち一方を省略して延伸部13bを1つ、すなわち、第3アーム13をいわゆる片持ち形状としてもよい。
第4アーム14は、基端側が第3アーム13の先端側に支持され、第3軸A3と直交する第4軸A4まわりに旋回する。また、第4アーム14は、第3軸A13と第6軸A16とが重なる姿勢において、第3軸A13に沿う貫通孔14cが設けられた基端部14aと、延伸部14bとを有する。延伸部14bは、基端部14aにおける貫通孔14cの開口14caを避けた位置から第3軸A13に沿って先端側へ延伸する。
ここで、図2には、延伸部14bが、開口14caを挟むように2つ設けられ、2つの延伸部14bで手首部15を支持する場合を示したが、2つのうち一方を省略して延伸部14bを1つ、すなわち、第4アーム14をいわゆる片持ち形状としてもよい。
手首部15は、第4アーム14の先端側に基端側が支持され、第4軸A14と平行な第5軸A15まわりに旋回するとともに、第5軸A15と直交する第6軸A16まわりに先端側が回転する。なお、手首部15の基端側は旋回部15aであり、先端側は回転部15bである。また、手首部15には、第3軸A13と第6軸A16とが重なる姿勢において、第3軸A13に沿う貫通孔15cが設けられる。
なお、手首部15の先端側には、作業内容に応じて各種のエンドエフェクタが着脱可能に固定される。たとえば、第1ロボット10にアーク溶接作業を行わせる場合には、アーク溶接用のエンドエフェクタが手首部15の先端側に取り付けられる。また、第1ロボット10にシーリング剤を塗布するシーリング作業を行わせる場合には、シーリング用のエンドエフェクタが手首部15の先端側に取り付けられる。
次に、第2ロボット20の構成について図3を用いて説明する。図3は、第2ロボット20の斜視図である。なお、図3は、第2ロボット20を斜め上方からみた斜視図に相当する。
図3に示すように、第2ロボット20は、鉛直軸A20および第1軸A21〜第6軸A26の7軸を有するいわゆる垂直多関節ロボットである。また、第2ロボット20は、基端側から先端側へ向けて、ベース部20BSと、旋回部20SWと、第1アーム21と、第2アーム22と、第3アーム23と、第4アーム24と、手首部25とを備える。
ここで、一般的な6軸のロボット(基端から回転軸、旋回軸、旋回軸、回転軸、旋回軸および回転軸)における基端側から3軸を「基本軸」、残り3軸を「手首軸」と呼ぶ場合に、第2ロボット20は、「基本軸」に軸を1つ追加して4軸としたロボットということができる。
つまり、第2ロボット20は、基端側から4軸が「基本軸」、残り3軸が「手首軸」であり、「基本軸」は、基端から回転軸、旋回軸、回転軸および旋回軸の順序の軸構成となり、「手首軸」は、基端側から回転軸、旋回軸および回転軸の順序の軸構成となる。ここで、第2ロボット20の軸構成については、基端側から先端側へ向けた順序で、基本軸を「SLEU」の4軸と、手首軸を「RBT」の3軸と、それぞれ呼ぶことがある。
また、図3に示したように、第4アーム24は、先端側がいわゆる二股形状を有しており、図3に示した姿勢において、上下方向(Z軸に沿った向き)に開放された「開放空間」が確保されている。また、手首部25の基端側もいわゆる二股形状を有しており、2つの二股形状が向かいあうので、第4アーム24における上記した「開放空間」をより広げることができる。なお、「開放空間」を設けた効果は、図2に示した第1ロボット10と同様である。
ベース部20BSは、走行台110(図1参照)や床などの設置面に固定される。旋回部20SWは、ベース部20BSに支持され、設置面と垂直な鉛直軸A20まわりに回転する。第1アーム21は、基端側が旋回部20SWに支持され、鉛直軸A20と垂直な第1軸A21まわりに旋回する。第2アーム22は、基端側が第1アーム21の先端側に支持され、第1軸A21と垂直な第2軸A22まわりに回転する。第3アーム23は、基端側が第2アーム22の先端側に支持され、第2軸A22と垂直な第3軸A23まわりに旋回する。
第4アーム24は、基端側が第3アーム23の先端側に支持され、第3軸A23と垂直な第4軸A24まわりに回転する。また、第4アーム24は、第4軸A24に沿う貫通孔が設けられた基端部と、延伸部とを有する。延伸部は、基端部における貫通孔の開口を避けた位置から第4軸A24に沿って先端側へ延伸する。
手首部25は、第4アーム24の先端側に基端側が支持され、第4軸A24と垂直な第5軸A25まわりに旋回するとともに、第5軸A25と直交する第6軸A26まわりに先端側が回転する。なお、手首部25の基端側は旋回部25aであり、先端側は回転部25bである。また、手首部25には、第4軸A24と第6軸A26とが重なる姿勢において、第4軸A24に沿う貫通孔が設けられる。
なお、手首部25の先端側には、作業内容に応じて各種のエンドエフェクタが着脱可能に固定される。たとえば、第2ロボット20にアーク溶接作業を行わせる場合には、アーク溶接用のエンドエフェクタが手首部25の先端側に取り付けられる。また、第2ロボット20にシーリング剤を塗布するシーリング作業を行わせる場合には、シーリング用のエンドエフェクタが手首部25の先端側に取り付けられる。
次に、ワーク500の背面側からみたロボットシステム1について図4を用いて説明する。図4は、ワーク500の背面側からみたロボットシステム1の模式図である。なお、図4は、図1に示したロボットシステム1を搬送方向の上流側(X軸負方向側)からみた図に相当する。なお、図4では、図1に示した第2ロボット20、走行軸100および走行台110の記載を省略している。
図4に示すように、第1ロボット10は、ワーク500における背面の開口552から少なくとも第4アーム14の先端側をそれぞれ侵入させてワーク500の内部(たとえば、底面、側面、または、天面)に対する作業を行う。なお、第3アーム13(図2参照)をワーク500の内部に侵入させて作業を行うこととしてもよい。
ここで、第1ロボット10R1と、第1ロボット10L1とは、それぞれのベース部10BSが、図1に示した搬送中心線LS1を通りXZ平面と平行な面41に対して略等距離に配置される。
また、図4に示したように、それぞれの第1ロボット10は、自ロボットのベース部10BS側へ第4アーム14を折り畳んだ状態で作業することができる。したがって、第1ロボット10R1はワーク500における面41よりも手前側(Y軸負方向側)のエリアを、第1ロボット10L1は面41よりも手前側(Y軸正方向側)のエリアを、それぞれ担当することができる。
つまり、第1ロボット10R1は面41よりも右側(Y軸負方向側)のエリアを、第1ロボット10L1は面41よりも左側(Y軸正方向側)のエリアを、同時に作業することができる。これは、第4アーム14を折り畳まずに作業を行う場合よりも他ロボットのアームと干渉しにくいためである。したがって、第1ロボット10R1と、第1ロボット10L1とのY軸に沿った距離を調整することで、両ロボットの干渉を回避することができるので、複数の第1ロボット10間における排他動作などの複雑な動作制御を行う必要がない。
なお、ワーク500における前面の開口551(図1参照)についても、第1ロボット10R2(図1参照)と、第1ロボット10L2(図1参照)とで、同時に作業することができる。これにより、前面の開口551に関する作業と、背面の開口552に関する作業とを同時に行うことができる。したがって、ワーク500の内部の作業の効率化を図ることができる。
次に、ワーク500の側面側からみたロボットシステム1について図5を用いて説明する。図5は、ワーク500の側面側からみたロボットシステム1の模式図である。なお、図5は、図1に示したロボットシステム1をワーク500の右側(Y軸負方向側)からみた図に相当する。なお、図5では、図1に示した第1ロボット10、走行軸100および走行台110の記載を省略している。
また、図5では、図1に示した第2ロボット20Lの記載についても省略しているが、第2ロボット20Lと、第2ロボット20Rとは、図4に示した場合と同様に同時に作業を行うことができる。
つまり、第2ロボット20L(図1参照)は、図4に示した面41よりも左側(Y軸正方向側)のエリアを、第2ロボット20Rは、図4に示した面41よりも右側(Y軸負方向側)のエリアを、それぞれ担当することができる。
なお、図5では、第2ロボット20Rが、自ロボット寄りのピラー501の裏側に対して作業する場合を示している。たとえば、第2ロボット20Rは、ピラー501の延伸向き(同図ではZ軸と平行)に沿って作業を行うことができる。
具体的には、図5に示すように、第2ロボット20Rは、ワーク500における側面の開口553から少なくとも第4アーム24を侵入させてピラー501の裏側に対する作業を行う。なお、第2アーム22や第3アーム23をワーク500の内部に侵入させて作業を行うこととしてもよい。
また、図5では、ピラー501よりもX軸負方向側の側面の開口553からロボット20Rを侵入させる場合を示したが、X軸正方向側の側面の開口553からロボット20Rを侵入させることとしてもよい。
また、図5に示した側面の開口553に関する第2ロボット20による作業は、図4に示した背面の開口552に関する第1ロボット10による作業と同時に行うことができる。したがって、ワーク500の内部の作業の効率化を図ることができる。つまり、ワーク500に対して前後方向からの作業と側方からの作業とを同時に行うことができるので、ワーク500の内部の作業を短時間で行うことができる。
次に、実施形態に係るロボットシステム1の構成について図6を用いて説明する。図6は、ロボットシステム1の構成を示すブロック図である。図6に示すように、ロボットシステム1は、搬送装置200と、ロボット(第1ロボット10および第2ロボット20)と、走行台110と、コントローラ50とを備える。搬送装置200、第1ロボット10、第2ロボット20および走行台110は、コントローラ50に接続されている。なお、ロボットシステム1に搬送装置200を含めず、ロボットシステム1が、搬送装置200から搬送状況を取得し、取得した搬送状況を利用して動作することとしてもよい。
コントローラ50は、制御部51と、記憶部52とを備える。制御部51は、タイミング取得部51aと、動作制御部51bとを備える。記憶部52は、教示情報52aを記憶する。なお、図6には、説明を簡略化するために、1台のコントローラ50を示したが、複数台のコントローラ50を用いることとしてもよい。この場合、各コントローラを束ねる上位のコントローラを設けることとしてもよい。
ここで、コントローラ50は、たとえば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、入出力ポートなどを有するコンピュータや各種の回路を含む。コンピュータのCPUは、たとえば、ROMに記憶されたプログラムを読み出して実行することによって、制御部51のタイミング取得部51aおよび動作制御部51bとして機能する。
また、タイミング取得部51aおよび動作制御部51bの少なくともいずれか一つまたは全部をASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアで構成することもできる。
また、記憶部52は、たとえば、RAMやHDDに対応する。RAMやHDDは、教示情報52aを記憶することができる。なお、コントローラ50は、有線や無線のネットワークで接続された他のコンピュータや可搬型記録媒体を介して上記したプログラムや各種情報を取得することとしてもよい。さらに、上記したように、コントローラ50を複数台の相互に通信可能な装置として構成してもよく、上位または下位の装置と通信可能な階層式の装置として構成してもよい。
制御部51は、搬送装置200から搬送速度や、ワーク500(図1参照)の位置等の情報を取得するとともに、第1ロボット10および第2ロボット20と、走行台110との動作制御を行う。なお、コントローラ50が複数台で構成される場合には、制御部51は、複数のコントローラ50間の同期をとる処理を併せて行うこととしてもよい。
タイミング取得部51aは、搬送装置200から搬送速度やワーク500の位置等の情報を取得する。そして、タイミング取得部51aは、取得した情報に基づき、第1ロボット10、第2ロボット20および走行台110の動作タイミングや動作内容を決定し、決定した動作タイミングや動作内容を動作制御部51bへ通知する。
たとえば、タイミング取得部51aは、ワーク500が所定位置に搬送されたタイミングを取得し、取得したタイミングに基づいて第1ロボット10、第2ロボット20および搬送台110を動作させるよう動作制御部51bへ指示する。
動作制御部51bは、タイミング取得部51aからの指示および教示情報52aに基づいて第1ロボット10、第2ロボット20および走行台110を動作させる。また、動作制御部51bは、第1ロボット10、第2ロボット20および走行台110の動力源であるモータ等のアクチュエータにおけるエンコーダ値を用いつつフィードバック制御を行うなどして第1ロボット10、第2ロボット20および走行台110の動作精度を向上させる。
教示情報52aは、第1ロボット10、第2ロボット20および走行台110へ動作を教示するティーチング段階で作成され、ロボット等の動作経路を規定するプログラムである「ジョブ」を含んだ情報である。なお、図1に示したように、ワーク500を挟んで左右対称な位置に各ロボットを配置する場合には、教示データを共用したり、反転利用したりすることが可能となる。したがって、ロボットシステム1によれば、かかる教示データを含んだ教示情報52aの生成の手間とコストとを抑制することができる。
次に、図1に示した走行軸100の変形例について図7Aおよび図7Bを用いて説明する。図7Aは、走行軸100の変形例その1を示す模式図であり、図7Bは、走行軸100の変形例その2を示す模式図である。なお、図7Aおよび図7Bでは、ワーク500の右側(Y軸負方向側)のみを示しており、ワーク500およびワーク500の左側(Y軸正方向側)の記載を省略している。
図7Aは、図1に示した走行軸100Rを、第1ロボット10用の走行軸100R1と、第2ロボット20用の走行軸100R2に変更した変形例である。図7Aに示すように、走行軸100R1を走行する走行台110R1には、第1ロボット10R1と、第1ロボット10R2とが設けられている。また、走行軸100R2を走行する走行台110R2には第2ロボット20Rが設けられている。
このように、走行軸100を、第1ロボット10用と、第2ロボット20用とで別々に設けることとしてもよい。なお、図7Aでは、第1ロボット10用の走行軸100R1が、第2ロボット20用の走行軸100R2よりも搬送中心線LS1から遠い場合を示しているが、走行軸100R1を走行軸100R2よりも搬送中心線LS1に近い位置に設けることとしてもよい。
図7Bは、図7Aに示した走行台110R1をそれぞれの第1ロボット10用に分離した変形例である。図7Bに示すように、走行軸100R1を走行する走行台110R3には、第1ロボット10R1が設けられており、走行軸100R1を走行する走行台110R4には第1ロボット10R2が設けられている。つまり、図7Bの例は、第1ロボット10を1台ずつ独立した走行台110に設けた点が図7Aの例とは異なる。なお、走行軸100R2を走行する走行台110R2に第2ロボット20Rが設けられている点は図7Aの例と同じである。
なお、図7Bでは、第1ロボット10用の走行軸100R1が、第2ロボット20用の走行軸100R2よりも搬送中心線LS1から遠い場合を示しているが、走行軸100R1を走行軸100R2よりも搬送中心線LS1に近い位置に設けることとしてもよい。
また、図7Bでは、第1ロボット10用の走行軸100R1と、第2ロボット20用の走行軸100R2とを別々にする場合を示したが、いずれかの走行軸100を省略し、3つの走行台110が1つの走行軸100上を走行することとしてもよい。
上述してきたように、実施形態に係るロボットシステム1は、2台の第1ロボット10と、1台の第2ロボット20とを備える。第1ロボット10は、ワーク500の搬送向きに沿って配置され、ワーク500に対する作業を行う多関節ロボットである。第2ロボット20は、搬送向きについて2台の第1ロボット10の間に配置され、ワーク500に対する作業を行う多関節ロボットであり、第1ロボット10とは軸構成が異なる。第1ロボット10は、先端から回転軸、旋回軸、旋回軸および回転軸の順序の軸構成を有する7軸の多関節ロボットである。
このように、実施形態に係るロボットシステム1によれば、先端から回転軸、旋回軸、旋回軸および回転軸の順序の軸構成を有する7軸の多関節ロボットである第1ロボット10の間に、第1ロボット10とは軸構成が異なる第2ロボット20を、搬送向きに配置したので、ワーク500の前後方向からの作業と、ワークの横方向からの作業とを同時に行うことができる。したがって、ロボットによる作業の効率化を図ることができる。
また、上述した実施形態では、第1ロボット10および第2ロボット20を7軸のロボットとする例を示したが、第1ロボット10および第2ロボット20の少なくとも一方を8軸以上のロボットとしてもよい。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 ロボットシステム
10 第1ロボット
10BS ベース部
10SW 旋回部
11 第1アーム
12 第2アーム
12c 貫通孔
12ca、12cb 開口
13 第3アーム
13a 基端部
13b 延伸部
13c 貫通孔
13ca、13cb 開口
14 第4アーム
14a 基端部
14b 延伸部
14c 貫通孔
14ca、14cb 開口
15 手首部
15a 旋回部
15b 回転部
15c 貫通孔
20 第2ロボット
20BS ベース部
20SW 旋回部
21 第1アーム
22 第2アーム
23 第3アーム
24 第4アーム
25 手首部
25a 旋回部
25b 回転部
50 コントローラ
51 制御部
51a タイミング取得部
51b 動作制御部
52 記憶部
52a 教示情報
100 走行軸
110 走行台
200 搬送装置
500 ワーク
501 ピラー
551 前面の開口
552 背面の開口
553 側面の開口
A10 鉛直軸
A11 第1軸
A12 第2軸
A13 第3軸
A14 第4軸
A15 第5軸
A16 第6軸
A20 鉛直軸
A21 第1軸
A22 第2軸
A23 第3軸
A24 第4軸
A25 第5軸
A26 第6軸
LS1 搬送中心線

Claims (8)

  1. ワークの搬送向きに沿って配置され、前記ワークに対する作業を行う多関節ロボットである2台の第1ロボットと、
    前記搬送向きについて前記2台の第1ロボットの間に配置され、当該ワークに対する作業を行う前記多関節ロボットであり、前記第1ロボットとは軸構成が異なる1台の第2ロボットと
    を備え、
    前記第1ロボットは、
    先端から回転軸、旋回軸、前記旋回軸および前記回転軸の順序の軸構成を有する7軸の前記多関節ロボットであること
    を特徴とするロボットシステム。
  2. 前記第2ロボットは、
    基端から前記回転軸、前記旋回軸、前記回転軸および前記旋回軸の順序の軸構成を有する7軸の前記多関節ロボットであること
    を特徴とする請求項1に記載のロボットシステム。
  3. 前記多関節ロボットは、
    少なくとも1台が、前記搬送向きに沿う走行軸を走行すること
    を特徴とする請求項1または2に記載のロボットシステム。
  4. 前記多関節ロボットは、
    搬送中の前記ワークに対して作業を行うこと
    を特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のロボットシステム。
  5. 前記多関節ロボットは、
    先端にアーク溶接用のエンドエフェクタを備え、前記ワークに対してアーク溶接作業を行うこと
    を特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のロボットシステム。
  6. 前記多関節ロボットは、
    先端にシーリング剤を塗布するシーリング用のエンドエフェクタを備え、前記ワークに対してシーリング作業を行うこと
    を特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のロボットシステム。
  7. 前記2台の第1ロボットは、
    一方が、前記搬送向きにおける前記ワークの前面の開口から先端を侵入させて前記ワークの内部に対する作業を行い、他方が、前記ワークの背面の開口から先端を侵入させて前記ワークの内部に対する作業を行い、
    前記1台の第2ロボットは、
    前記搬送向きにおける前記ワークの側面の開口から先端を侵入させて前記ワークの内部に対する作業を行うこと
    を特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載のロボットシステム。
  8. 前記2台の第1ロボットおよび前記1台の第2ロボットは、
    前記搬送向きについて前記ワークの両側に2組設けられ、
    それぞれの組の前記第1ロボットおよび前記第2ロボットは、
    前記ワークの搬送中心線よりも手前側の領域に対する作業を前記ワークに対して行うこと
    を特徴とする請求項7に記載のロボットシステム。
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