JPWO2020070907A1 - ホルダ、切削工具及び切削加工物の製造方法 - Google Patents

ホルダ、切削工具及び切削加工物の製造方法 Download PDF

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重孝 橋本
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靖彦 大和田
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Abstract

一態様のホルダは、基体、センサ及び無線通信部を有している。基体は、第1端から第2端に向かって延びた棒形状であって、第1凹部及び第2凹部を有している。第1凹部は、第1端の側に位置しており、切刃を備えた切削インサートを取り付け可能である。第2凹部は、第1凹部よりも第2端の側に位置している。センサは、基体に取り付けられ、基体の状態を測定することが可能である。無線通信部は、第2凹部に取り付けられるとともにセンサに有線接続され、センサで測定された情報を外部との間で無線通信することが可能である。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2018年10月1日に出願された日本国特許出願2018−186767号の優先権を主張するものであり、この先の出願の開示全体を、ここに参照のために取り込む。
本態様は、一般的には、被削材の切削加工において切削加工の状態を測定することが可能なホルダに関する。具体的には、測定した切削加工の状態を外部との間で通信可能なホルダに関する。
金属などの被削材を切削加工する際に、切削加工の状態を測定することが可能な切削工具として、例えば特開2012−20359号公報(特許文献1)に記載の切削工具が知られている。特許文献1には、本体部、切削刃、センサ部、ケーブル部材及び通信部を備え、通信部がケーブル部材に着脱可能に接続された切削工具が記載されている。
本開示の限定されない態様に基づくホルダは、基体、センサ及び無線通信部を有している。基体は、第1端から第2端に向かって延びた棒形状であって、第1凹部及び第2凹部を有している。第1凹部は、第1端の側に位置しており、切刃を備えた切削インサートを取り付け可能である。第2凹部は、第1凹部よりも第2端の側に位置している。センサは、基体に取り付けられ、基体の状態を測定することが可能である。無線通信部は、第2凹部に取り付けられるとともにセンサに有線接続され、センサで測定された情報を外部との間で無線通信することが可能である。
実施形態の切削工具を示す斜視図である。 図1に示す切削工具の分解斜視図である。 図1に示す切削工具を別の方向から見た斜視図である。 図3に示す切削工具をA1方向から見た側面図である。 図3に示す切削工具をA2方向から見た側面図である。 図4に示す切削工具のVI−VI断面の断面図である。 図4に示す切削工具のVII−VII断面の断面図である。 図5に示す切削工具のVIII−VIII断面の断面図である。 実施形態の切削加工物の製造方法の一工程を示す概略図である。 実施形態の切削加工物の製造方法の一工程を示す概略図である。 実施形態の切削加工物の製造方法の一工程を示す概略図である。 実施形態の切削加工の制御方法のフローを示すブロック図である。 実施形態の切削加工の制御方法のフローチャートである。
通信部がケーブル部材に着脱可能に接続された切削工具においては、既存の工作機械をそのまま利用することが困難であり、工作機械を取り換える、或いは、工作機械に大掛かりな改造を施す必要がある。これは、例えば、マシニングセンタ又はNC旋盤のような工作機械に切削工具を取り付ける際には、本体部が取り付けられるスペースに加えて、通信部が取り付けられるためのスペースを別途設ける必要があるからである。
以下、実施形態のホルダ3を有する切削工具1について、図面を用いて詳細に説明する。但し、以下で参照する各図は、説明の便宜上、実施形態を説明する上で必要な主要部材のみを簡略化して示したものである。したがって、切削工具1は、参照する各図に示されていない任意の構成部材を備え得る。また、各図中の部材の寸法は、実際の構成部材の寸法及び各部材の寸法比率等を忠実に表したものではない。
<切削工具>
切削工具1としては、例えば、旋削工具、転削工具及びドリルなどが挙げられる。旋削工具としては、外径加工用工具、内径加工用工具、溝入れ工具及び突っ切り工具などが挙げられる。転削工具としては、フライス工具及びエンドミルなどが挙げられる。
実施形態の切削工具1は、ホルダ3及び切削インサート5(以下、単にインサート5とも言う。)を有している。図1に示す一例における切削工具1は、旋削工具である。上記のように切削工具1が、転削工具又はドリルであっても何ら問題ない。
実施形態のホルダ3は、基体7、センサ9及び第1無線通信部11を有している。実施形態における基体7は、第1端3aから第2端3bに向かって延びた棒形状であってもよい。一般的には、第1端3aが先端であり、第2端3bが後端である。図1に示すように基体7は、四角柱形状であってもよい。第1端3aから第2端3bに向かって延びた仮想直線を中心軸O1としたとき、基体7は、中心軸O1を有し、この中心軸O1に沿って延びてもよい。
図1に示すように、基体7は、第1側面13、第2側面15、第3側面17及び第4側面19を有していてもよい。第1側面13、第2側面15、第3側面17及び第4側面19は、それぞれ第1端3aから第2端3bに向かって延びてもよい。第2側面15は、第1側面13の反対側に位置してもよい。
第3側面17及び第4側面19は、それぞれ第1側面13及び第2側面15の間に位置してもよい。第4側面19は、第3側面17の反対側に位置してもよい。第3側面17及び第4側面19は、それぞれ第1側面13及び第2側面15に対して直交してもよい。
基体7の大きさは特に限定されない。例えば、第1端3aから第2端3bまでの長さは、50〜200mm程度に設定されてもよい。第1側面13及び第2側面15の間隔は、5〜30mm程度に設定されてもよい。第3側面17及び第4側面19の間隔は、5〜30mm程度に設定されてもよい。
基体7の材質としては、例えば、鋼、鋳鉄などが挙げられる。基体7の靭性を高める観点から、これらの材質の中で鋼が用いられてもよい。
基体7は、第1端3aの側に位置する第1凹部21と、第2端3bの側に位置する第2凹部23とを有している。図1に示すように第1凹部21は、第1端3aを含んで位置してもよい。この場合には、第1凹部21は、第1端3aにおいて開口している。また、図1に示すように第1凹部21は、第1側面13及び第3側面17に対して開口してもよい。
第1凹部21は、第2凹部23と比較して第1端3aの側に位置してもよい。そのため、第1凹部21は必ずしも第1端3aに位置していなくてもよい。第1凹部21は、インサート5を取り付けることが可能な部分である。そのため、ホルダ3及びインサート5を有する切削工具1においては、インサート5は第1凹部21に位置してもよい。一般的には、第1凹部21はポケットと呼ばれる。
インサート5は切刃25を有しており、切削加工時に被削材を切削する機能を有している。図1に示すようにインサート5は、四角板形状であって、第1面27及び第2面29を有してもよい。第1面27は、すくい面と呼ばれる、切屑が流れる領域を有してもよい。第2面29は、第1面27に隣接している。また、第2面29は、逃げ面と呼ばれる、被削材の加工面と対向する領域を有してもよい。切刃25は、第1面27及び第2面29が交わる稜線の少なくとも一部に位置していればよい。
図1に示すように、インサート5の第1面27が基体7の第3側面17に対して概ね平行に位置してもよい。言い換えれば、インサート5の第1面27が基体7の第1側面13及び第2側面15に対して概ね直交してもよい。この場合には、切削加工時において切削工具1に対して、概ね第3側面17に直交する方向に主分力が加わり易い。
なお、インサート5の形状は、上記の形態に限定されない。実施形態のインサート5は、第1面27の形状が四角形である四角板形状である。しかしながら、第1面27の形状は、例えば三角形又は六角形であってもよい。すなわち、インサート5は、例えば三角板形状又は六角板形状であってもよい。
インサート5の大きさは特に限定されない。例えば、第1面27の一辺の長さは、3〜20mm程度に設定されてもよい。また、第1面27に直交する方向で示されるインサート5の高さは、5〜20mm程度に設定されてもよい。
インサート5の材質としては、例えば、超硬合金及びサーメットなどが挙げられる。超硬合金の組成としては、例えば、WC−Co、WC−TiC−Co及びWC−TiC−TaC−Coが挙げられる。ここで、WC、TiC、TaCは硬質粒子であり、Coは結合相である。
また、サーメットは、セラミック成分に金属を複合させた焼結複合材料である。具体的には、サーメットとして、炭化チタン(TiC)及び/又は窒化チタン(TiN)を主成分としたチタン化合物が挙げられる。ただし、インサート5の材質が上記の組成に限定されないことは言うまでもない。
インサート5の表面は、化学蒸着(CVD)法、又は物理蒸着(PVD)法を用いて被膜でコーティングされていてもよい。被膜の組成としては、炭化チタン(TiC)、窒化チタン(TiN)、炭窒化チタン(TiCN)及びアルミナ(Al)などが挙げられる。
第2凹部23は、第1凹部21と比較して第2端3bの側に位置していてもよい。そのため、第2凹部23は必ずしも第2端3bに位置していなくてもよい。図1に示す一例における第2凹部23は、第2端3bから離れて位置している。図1に示すように第2凹部23は、第1側面13に対して開口してもよい。
ホルダ3は、基体7に取り付けられたセンサ9を有してもよい。センサ9は、切削加工時における基体7の状態を測定することが可能な部材である。基体7の状態としては、例えば、温度、加速度、振動、ひずみ、内部応力及び損耗などの物理量が挙げられる。基体7の状態を測定するとは、基体7における上記に代表される物理量の少なくともいずれか1つの情報を測定することを意味する。また、測定の対象は、静的な状態での情報に限定されず、動的な状態での情報、すなわち、状態の変化であってもよい。
例えば、測定対象の情報を温度とする。また、切削加工前の基体7の温度が20°であって、切削加工時に基体7の温度が80°に上昇したとする。このとき、切削加工前の基体7の温度である20°が、温度に関する静的な状態での情報である。また、20°から80°への基体7の温度の上昇が、温度に関する動的な状態での情報である。これらの情報のいずれか一方が測定されてもよく、また、両方が測定されてもよい。
例えば、ホルダ3がセンサ9として熱電対を有している場合には、基体7の温度を測定することが可能である。ホルダ3がピエゾ素子を用いた圧電センサを有している場合にも、加速度、振動、ひずみ及び内部応力などを測定することが可能である。また、ホルダ3がセンサ9として機能する配線回路を有していてもよい。具体的には、基体7の損耗に伴って配線回路が損耗し、この回路の抵抗値が変化した場合に、この抵抗値の変化によって基体7の損耗状態を測定してもよい。
なお、センサ9で測定され得る基体7の状態は上記の物性値に限定されない。また、センサ9は上記の具体例に限定されず、上に例示した基体7の物性値を測定できるものであれば、特に記載していない他の素子を用いてもよい。例えば、カメラ及びマイクが挙げられる。
ホルダ3は、ホルダ3における第2凹部23に取り付けられた第1無線通信部11を有してもよい。第1無線通信部11は、センサ9に有線接続されており、センサ9で測定された基体7の情報が第1無線通信部11に伝達される。第1無線通信部11に伝達された基体7の情報は、第1無線通信部11において外部との間で無線通信され得る。
図2に示すようにホルダ3は、センサ9及び第1無線通信部11を有線接続する第1接続部31を有してもよい。第1接続部31としては、例えば、導体を用いた配線及び回路が挙げられる。なお、センサ9から第1無線通信部11への情報の伝達は、上記に限定されず、例えば、光配線を用いて行われてもよい。
第1無線通信部11と無線通信を行う外部の部材が第2無線通信部33である場合においては、センサ9で測定された基体7の情報が第1無線通信部11から送信され、第2無線通信部33が受信してもよい。第2無線通信部33が受信した基体7の情報は、評価部35へ伝達されてもよい。評価部35において基体7の状態が評価されてもよい。
評価結果に基づいて、例えば、送り量、被削材の回転速度、及び、冷却液(クーラント)の噴射量などの加工条件が変更されてもよい。また、場合によっては切削加工が停止されてもよい。なお、実施形態の切削工具1は旋削工具であるが、切削工具1が転削工具又はドリルである場合には、変更され得る加工条件として切削工具1の回転速度も挙げられる。
なお、上記における無線通信とは、第1無線通信部11から第2無線通信部33への情報の送信に限定されず、第2無線通信部33から第1無線通信部11への情報の送信を含む概念である。また、上記における無線通信とは、第1無線通信部11及び第2無線通信部33の双方向での情報の送受信であってもよい。
第1無線通信部11が第2凹部23に取り付けられてもよい。この場合には、基体7のみによって構成される従前のホルダ3と比較して、第1無線通信部11が基体7の外表面よりも外部に突出することが避けられ易い。すなわち、ホルダ3が取り付けられる工作機械において、第1無線通信部11が取り付けられるためのスペースを別途設ける必要がない。
そのため、基体7のみによって構成される従前のホルダ3が装着される既存の工作機械に対しても、大掛かりな改造を施す必要なく、実施形態のホルダ3を取り付けることが可能である。このように、既存の工作機械をそのまま利用し易いため、切削加工物の製造コストが抑制される。
基体7は、図2に示す一例のように第1凹部21及び第2凹部23に加えて第3凹部37をさらに有してもよい。第3凹部37は、図2に示す一例のように、第1凹部21よりも第2端3bの側に位置してもよい。図2に示すように第3凹部37は、第1側面13に対して開口してもよい。図2に示す一例のホルダ3においては、基体7が第3凹部37を有しており、この第3凹部37にセンサ9が取り付けられている。
センサ9が第1無線通信部11と同等の厚みを有している場合などにおいて、第3凹部37にセンサ9が取り付けられてもよい。この場合には、ホルダ3が取り付けられる工作機械において、センサ9が取り付けられるためのスペースを別途設ける必要がない。
そのため、基体7のみによって構成される従前のホルダ3が装着される既存の工作機械に対しても、大掛かりな改造を施す必要なく、実施形態のホルダ3を取り付けることが可能である。従って、切削加工物の製造コストが抑制される。
第2凹部23及び第3凹部37は、第1凹部21よりも第2端3bの側に位置してもよい。このとき、第2凹部23及び第3凹部37は、第2端3bに位置してもよく、また、図2に示す一例のように、第2端3bから離れて位置してもよい。
第2凹部23及び第3凹部37が第2端3bから離れて位置する場合には、ホルダ3を工作機械に取り付ける際に、第2凹部23及び第3凹部37と第2端3bとの間でホルダ3を把持することが可能である。そのため、第1無線通信部11及び外部の間で安定して無線通信を行いつつ、ホルダ3を安定して把持することが可能である。
第2凹部23及び第3凹部37は、互いに独立して位置している、すなわち、互いに離れて位置してもよい。また、第2凹部23及び第3凹部37は、繋がって一つの凹部を形成している、すなわち、一体的に形成されてもよい。第2凹部23及び第3凹部37が一体的に形成されている場合には、第2凹部23及び第3凹部37をホルダ3に形成する製造プロセスを簡素化することができる。
また、第2凹部23及び第3凹部37が一体的に形成されている場合には、ホルダ3が第1接続部31を有する際に、この第1接続部31を第2凹部23及び第3凹部37によって構成される凹部内に位置させることができる。これにより、切削加工時において、例えば切屑が第1接続部31に接触しにくいことから、第1接続部31が傷つきにくい。従って、ホルダ3の耐久性が高い。
センサ9は、図2に示すように第1無線通信部11より第1端3aの側に位置してもよい。言い換えれば、センサ9は、第1無線通信部11より第1凹部21の近くに位置してもよい。センサ9が相対的に第1凹部21の近くに位置する場合には、より高い精度で基体7の状態を測定することが可能である。
また、第1無線通信部11が相対的に第1凹部21から離れて位置する場合には、切削加工時において生じる熱及び振動の第1無線通信部11への影響が抑えられる。そのため、第1無線通信部11及び外部の間での無線通信を安定して行うことができる。
基体7は、図3に示す一例のように第1凹部21及び第2凹部23に加えて第4凹部39をさらに有してもよい。第4凹部39は、図3に示す一例のように、第1凹部21よりも第2端3bの側に位置してもよい。図3に示すように第4凹部39は、第2側面15に対して開口してもよい。図4に示す一例のホルダ3においては、基体7が第4凹部39を有しており、この第4凹部39にバッテリー41が取り付けられている。
第1無線通信部11に対しては、外部の電源から電力が供給されてもよく、また、上記のバッテリー41から電力が供給されてもよい。バッテリー41から第1無線通信部11に電力が供給されている場合には、上記の電源及び第1無線通信部11を電気的に接続する配線を工作機械に設ける必要がない。そのため、既存の工作機械が用いられ易い。
さらに、バッテリー41が第4凹部39に位置している場合には、ホルダ3が取り付けられる工作機械において、バッテリー41が取り付けられるためのスペースを別途設ける必要がない。そのため、既存の工作機械が用いられ易い。
図4に示す一例におけるホルダ3は、バッテリー41及び第1無線通信部11を有線接続する第2接続部43を有している。第2接続部43としては、例えば、第1接続部31と同様に、導体を用いた配線及び回路が挙げられる。
第2凹部23及び第4凹部39は、互いに独立して位置する、すなわち、互いに離れて位置してもよい。また、第2凹部23及び第4凹部39は、繋がって一つの凹部を形成する、すなわち、一体的に形成されてもよい。図4に示すように基体7は、第2凹部23及び第4凹部39においてそれぞれ開口する貫通孔45を有してもよい。この貫通孔45を介して第2凹部23及び第4凹部39が繋がってもよい。
第2凹部23及び第4凹部39が一体的に形成されている場合には、ホルダ3が第2接続部43を有する際に、この第2接続部43を第2凹部23及び第4凹部39によって構成される凹部内に位置させることができる。例えば図4に示す一例のように基体7が貫通孔45を有している場合には、第2接続部43を貫通孔45内に位置させることができる。そのため、切削加工時に第2接続部43が傷つきにくい。従って、ホルダ3の耐久性が高い。
第4凹部39は、中心軸O1を基準として第2凹部23の反対側に位置してもよい。具体的には、基体7を第1端3aに向かって平面透視した場合に、第4凹部39が中心軸O1を基準として第2凹部23の反対側に位置してもよい。なお、ここで反対側に位置しているとは、基体7を第1端3aに向かって平面透視した場合に、第2凹部23の一部と、第4凹部39の一部と、中心軸O1とが一直線上に位置することを意味する。
図4に示す一例における基体7は、上記の通り、第1側面13及び第2側面15を有する。そして、第1側面13に第2凹部23が位置しており、第2側面15に第4凹部39が位置する。
第2凹部23及び第4凹部39が上記のように互いに反対側に位置する場合には、第2凹部23及び第4凹部39のスペースが広く確保され易い。そのため、例えば、第2凹部23に位置する第1無線通信部11を大きくすることができ、第1無線通信部11及び外部の間で安定して無線通信を行うことが可能である。また、例えば、第4凹部39に位置するバッテリー41の容量を大きくすることも可能である。
また、第2凹部23及び第4凹部39が上記のように第3側面17及び第4側面19に位置していない場合には、基体7の耐久性が高い。上記の通り、切削加工時において概ね第3側面17に直交する方向に主分力が加わり易い。ここで、第2凹部23及び第4凹部39が上記のように位置する場合には、第3側面17及び第4側面19の間での基体7の厚みの大きい部分が広く確保され易い。そのため、基体7の耐久性が高い。また、第2凹部23及び第4凹部39が上記のように位置する場合には、ホルダ3を工作機械に取り付ける際に、第3側面17及び第4側面19においてホルダ3が工作機械に把持され易い。
ホルダ3は、樹脂部材47をさらに有してもよい。樹脂部材47は、図8に示すように第2凹部23に充填されており、第1無線通信部11を封止してもよい。このような樹脂部材47をホルダ3が有する場合には、切削加工時に第1無線通信部11が傷つきにくい。
樹脂部材47は、第2凹部23のみに充填されている必要はなく、基体7が第3凹部37及び/又は第4凹部39を有する場合において、第3凹部37及び/又は第4凹部39に充填されてもよい。例えば、樹脂部材47が、第3凹部37に充填されており、センサ9を封止してもよい。この場合には、切削加工時にセンサ9が傷つきにくい。
また、樹脂部材47が、第4凹部39に充填されており、バッテリー41を封止してもよい。この場合には、切削加工時にバッテリー41が傷つきにくい。逆に、バッテリー41の交換を容易にする観点からは、樹脂部材47が、第4凹部39には充填されていなくてもよい。
なお、第2凹部23に充填される樹脂部材47を第1樹脂部材47a、第3凹部37に充填される樹脂部材47を第2樹脂部材47b、第4凹部39に充填される樹脂部材47を第3樹脂部材47cとしたとき、これら第1樹脂部材47a、第2樹脂部材47b及び第3樹脂部材47cは、同じ材料であってもよく、また、互いに異なる材料であってもよい。これらの樹脂部材47が同じ材料である場合には、ホルダ3を製造する際に、1種の樹脂を準備すれば足りるため、ホルダ3を製造するコストが抑えられる。
また、これらの樹脂部材47が互いに異なる材料である場合には、ホルダ3の性能を向上させることができる。例えば、第2凹部23には第1無線通信部11が位置することから、第1樹脂部材47aとして、第2樹脂部材47b及び第3樹脂部材47cよりも電波の透過性が良好な材料を用いてもよい。第4凹部39にはバッテリー41が位置していることから、第3樹脂部材47cとして、第1樹脂部材47a及び第2樹脂部材47bよりも熱伝導性が良好な材料を用いてもよい。
また、センサ9が、MEMSセンサ及び圧力センサのように、基体7の加速度、振動、ひずみ及び応力などを測定する部材である場合には、測定の精度を向上させるため、第2樹脂部材47bとして、第1樹脂部材47a及び第3樹脂部材47cよりも弾性変形しにくい材料を用いてもよい。第1樹脂部材47a、第2樹脂部材47b及び第3樹脂部材47cのいずれが弾性変形し易いかは、例えば、ナノインデンテーション法を用いて評価してもよい。
ホルダ3は、第1カバー部材49を有してもよい。図1に示す一例においては、第1カバー部材49が第2凹部23の開口部に位置している。なお、第1カバー部材49が第1無線通信部11の上に位置している、と言い換えてもよい。このような第1カバー部材49をホルダ3が有している場合には、切削加工時に第1無線通信部11が傷つきにくい。
図8に示すように、第2凹部23に第1樹脂部材47aが充填され、この第1樹脂部材47aの上に第1カバー部材49が位置してもよい。このように、ホルダ3が、第1樹脂部材47a及び第1カバー部材49を有する場合には、第1樹脂部材47a及び第1カバー部材49によって第1無線通信部11が保護される。そのため、第1無線通信部11がさらに傷つきにくい。
ホルダ3は、第2カバー部材51及び/又は第3カバー部材を有してもよい。図8に示すように、第2カバー部材51が第3凹部37の開口部に位置してもよい。なお、第2カバー部材51がセンサ9の上に位置している、と言い換えてもよい。このような第2カバー部材51をホルダ3が有する場合には、切削加工時にセンサ9が傷つきにくい。
図1に示すように、第3凹部37に第2樹脂部材47bが充填され、この第2樹脂部材47bの上に第2カバー部材51が位置してもよい。このように、ホルダ3が、第2樹脂部材47b及び第2カバー部材51を有する場合には、第2樹脂部材47b及び第2カバー部材51によってセンサ9が保護される。そのため、センサ9がさらに傷つきにくい。
第3カバー部材が第4凹部39の開口部に位置してもよい。言い換えれば、第3カバー部材がバッテリー41の上に位置してもよい。このような第3カバー部材をホルダ3が有する場合には、切削加工時にバッテリー41が傷つきにくい。
第4凹部39に第3樹脂部材47cが充填され、この第3樹脂部材47cの上に第3カバー部材が位置してもよい。このように、ホルダ3が、第3樹脂部材47c及び第3カバー部材を有する場合には、第3樹脂部材47c及び第3カバー部材によってバッテリー41が保護される。そのため、バッテリー41がさらに傷つきにくい。
第1カバー部材49、第2カバー部材51及び第3カバー部材は、特定の材質に限定されない。例えば、プラスチックなどの有機材料、ガラスなどの無機材料、又は、ステンレスなどの金属であってもよい。基体7への取り付けの容易性の観点から、これらのカバー部材は金属であってもよい。
第1カバー部材49は、少なくとも1つの開口部49aを有してもよい。図1に示すように、第1カバー部材49が、複数の開口部49aを有してもよい。上記の通り、第2凹部23には第1無線通信部11が位置してもよい。第1カバー部材49が、少なくとも1つの開口部49aを有する場合には、上記の開口部49aにおいて第1無線通信部11及び外部の間での無線通信の信号が通過し易い。なお、第1カバー部材49によって第1無線通信部11が保護される利点を高める観点からは、第1カバー部材49が開口部49aを有していなくてもよい。
第2カバー部材51及び第3カバー部材は、第1カバー部材49とは異なり、開口部を有していなくてもよい。第3凹部37にはセンサ9が位置しており、第4凹部39にはバッテリー41が位置しているからである。センサ9及びバッテリー41は外部との間で無線通信を行う必要がないため、第2カバー部材51及び第3カバー部材は、それぞれ開口部を有していなくてもよい。
<切削加工物の製造方法>
次に、実施形態の切削加工物の製造方法について図面を用いて説明する。
切削加工物103は、被削材101を切削加工することによって作製される。実施形態における切削加工物103の製造方法は、以下の工程を備えている。すなわち、
(1)被削材101を回転させる工程と、
(2)回転している被削材101に上記の実施形態に代表される切削工具1を接触させる工程と、
(3)切削工具1を被削材101から離す工程と、
を備えている。
より具体的には、まず、図9に示すように、被削材101を軸O2の周りで回転させるとともに、被削材101に切削工具1を相対的に近付ける。次に、図10に示すように、切削工具1における切刃を被削材101に接触させて、被削材101を切削する。そして、図11に示すように、切削工具1を被削材101から相対的に遠ざける。
実施形態においては、軸O2を固定するとともに被削材101を回転させた状態で切削工具1をY1方向に移動させることによって被削材101に近づけている。また、図10においては、回転している被削材101にインサート5における切刃を接触させることによって被削材101を切削している。また、図11においては、被削材101を回転させた状態で切削工具1をY2方向に移動させることによって遠ざけている。
なお、実施形態の製造方法における切削加工では、それぞれの工程において、切削工具1を動かすことによって、切削工具1を被削材101に接触させる、あるいは、切削工具1を被削材101から離しているが、当然ながらこのような形態に限定されない。
例えば、(1)の工程において、被削材101を切削工具1に近づけてもよい。同様に、(3)の工程において、被削材101を切削工具1から遠ざけてもよい。切削加工を継続する場合には、被削材101を回転させた状態を維持して、被削材101の異なる箇所にインサート5における切刃を接触させる工程を繰り返してもよい。
なお、被削材101の材質の代表例としては、炭素鋼、合金鋼、ステンレス、鋳鉄、又は非鉄金属などが挙げられる。
<切削加工の制御方法>
次に、実施形態の切削加工の制御方法について図面を用いて説明する。
上記した(2)の工程において被削材101を切削することにより、基体7の状態が変化する。例えば、切削加工時に切削工具1に対して切削負荷が加わるため、基体7が振動し、また、基体7にひずみ及び内部応力が生じる。また、切削加工を行うことによって基体7の温度が上昇し、また、切刃25が損耗することによって基体7の振動モードが変化する。
例えば、センサ9が熱電対である場合には、基体7の温度を測定できる。また、センサ9が圧電センサである場合には、基体7の振動、ひずみ及び内部応力を測定できる。このように、センサ9が基体7の状態を測定する測定手段を有する。
センサ9において測定された情報は、センサ9から第1無線通信部11へと伝達される。すなわち、センサ9は、図12に示すように、測定された情報を第1無線通信部11へと伝達する第1伝達手段C1を有する。センサ9から伝達された情報は、第1無線通信部11から外部へと送信される。すなわち、第1無線通信部11は、センサ9から伝達された情報を外部との間で無線通信する第2伝達手段C2を有する。
第1無線通信部11から外部へと送信された情報は、例えば、上記した第2無線通信部33において受信され、評価部35へと伝達される。評価部35へ伝達された情報が、予め測定された結果に基づく情報と比較され、基体7の状態が評価される。すなわち、評価部35は、基体7の状態を評価する第1評価手段を有する。
上記により評価された基体7の状態が所定の条件を満たした場合に、送り量、被削材101の回転速度、及び、冷却液(クーラント)の噴射量などの加工条件を変更してもよい。変更された加工条件が工作機械における制御部へ伝達される。すなわち、評価部35が、第1評価手段によって評価された結果に基づいて加工条件を評価する第2評価手段と、第2評価手段によって評価された変更後の加工条件を第2無線通信部33へと伝達する第3伝達手段C3を有する。
第2無線通信部33は、工作機械における制御部へと情報を伝達する第4伝達手段C4を有する。この第4伝達手段C4によって、上記した変更後の加工条件が制御部へと伝達される。そして、図13に示すように、変更後の加工条件によって切削加工が継続される、或いは、切削加工が停止される。以上のプロセスにより、適切な加工条件で切削加工を行うことができる。
また、評価部35は、切削工具1が被削材101から離されたか否かを評価する第3評価手段を有してもよい。上記した(3)の工程において、切削工具1が被削材101から離される。そのため、基体7の振動、ひずみ及び/又は内部応力がほぼ0になる。例えば、振動、ひずみ及び内部応力などに関する情報が一定時間、所定の強度を下回ったことによって、切削工具1が被削材101から離されたと第3評価手段によって評価されてもよい。
切削工具1が被削材101から離されたと第3評価手段によって評価部35において評価された場合には、バッテリー41の電力消費を抑えるため、第1無線通信部11及び外部の間での無線通信が一時的に停止されてもよい。例えば、第2無線通信部33から制御部へと無線通信を一時的に停止する信号が送信されることによって、第1無線通信部11及び外部の間での無線通信が一時的に停止されてもよい。
1・・・切削工具
3・・・ホルダ
3a・・第1端
3b・・第2端
5・・・切削インサート(インサート)
7・・・基体
9・・・センサ
11・・・第1無線通信部
13・・・第1側面
15・・・第2側面
17・・・第3側面
19・・・第4側面
21・・・第1凹部
23・・・第2凹部
25・・・切刃
27・・・第1面
29・・・第2面
31・・・第1接続部
33・・・第2無線通信部
35・・・評価部
37・・・第3凹部
39・・・第4凹部
41・・・バッテリー
43・・・第2接続部
45・・・貫通孔
47・・・樹脂部材
47a・・第1樹脂部材
47b・・第2樹脂部材
47c・・第3樹脂部材
49・・・第1カバー部材
49a・・開口部
51・・・第2カバー部材
101・・・被削材
103・・・切削加工物
本開示の限定されない態様に基づくホルダは、基体、センサ及び無線通信部を有している。基体は、第1端から第2端に向かって延びた棒形状であって、第1側面、第2側面、第3側面、第1凹部及び第2凹部を有している。第1側面は、第1端から第2端に向かって延びている。第2側面は、第1側面の反対側に位置する。第3側面は、第1側面及び第2側面の間に位置する。第1凹部は、第1端の側に位置する。第2凹部は、第1凹部よりも第2端の側に位置して第1側面において開口している。センサは、基体に取り付けられ、基体の状態を測定することが可能である。無線通信部は、第2凹部に取り付けられるとともにセンサに有線接続され、センサで測定された情報を外部との間で無線通信すること
が可能である。第1凹部は、第1側面及び第3側面に対して開口し、切刃及びすくい面を備えた切削インサートが取り付けられる部位である。切削インサートは、第3側面に沿う方向にすくい面が位置するように第1凹部に取り付け可能である。
本開示の限定されない態様に基づくホルダは、基体、センサ及び無線通信部を有している。基体は、第1端から第2端に向かって延びた棒形状であって、第1側面、第2側面、第3側面、第1凹部第2凹部及び第3凹部を有している。第1側面は、第1端から第2端に向かって延びている。第2側面は、第1側面の反対側に位置する。第3側面は、第1側面及び第2側面の間に位置する。第1凹部は、第1端の側に位置する。第2凹部は、第1凹部よりも第2端の側に位置して第1側面において開口している。第3凹部は、第1凹部よりも第2端の側に位置して第1側面において開口している。センサは、第3凹部に取り付けられ、基体の状態を測定することが可能である。無線通信部は、第2凹部に取り付けられるとともにセンサに有線接続され、センサで測定された情報を外部との間で無線通信することが可能である。前記第2凹部及び前記第3凹部は、それぞれ前記第3側面から離れて位置する。第1凹部は、第1側面及び第3側面に対して開口し、切刃及びすくい面を備えた切削インサートが取り付けられる部位である。切削インサートは、第3側面に沿う方向にすくい面が位置するように第1凹部に取り付け可能である。

Claims (14)

  1. 第1端から第2端に向かって延びた棒形状であって、
    前記第1端の側に位置して、切刃を備えた切削インサートが取り付けられる第1凹部と、
    前記第1凹部よりも前記第2端の側に位置する第2凹部と、
    を有する基体と、
    前記基体に取り付けられ、前記基体の状態を測定することが可能なセンサと、
    前記第2凹部に取り付けられるとともに前記センサに有線接続され、前記センサで測定された情報を外部との間で無線通信することが可能な無線通信部と、
    を有するホルダ。
  2. 前記基体は、前記第1凹部よりも前記第2端の側に位置する第3凹部をさらに有し、
    前記センサは、前記第3凹部に取り付けられている、請求項1に記載のホルダ。
  3. 前記第2凹部及び前記第3凹部は、前記第2端から離れて位置している、請求項2に記載のホルダ。
  4. 前記第2凹部及び前記第3凹部が一体的に形成されている、請求項2又は3に記載のホルダ。
  5. 前記センサは、前記無線通信部よりも前記第1端の側に位置している、請求項1〜4のいずれか1つに記載のホルダ。
  6. 前記基体が、前記第1凹部よりも前記第2端の側に位置する第4凹部を有し、
    前記第4凹部に取り付けられたバッテリーをさらに有する、
    請求項1〜5のいずれか1つに記載のホルダ。
  7. 前記基体は、前記第1端から前記第2端に向かって延びた中心軸を有し、
    前記第4凹部は、前記中心軸を基準として前記第2凹部の反対側に位置している、請求項6に記載のホルダ。
  8. 前記第2凹部に充填されており、前記無線通信部を封止している樹脂部材をさらに有する、請求項1〜7のいずれか1つに記載のホルダ。
  9. 前記樹脂部材の上に位置するカバー部材をさらに有する、請求項8に記載のホルダ。
  10. 前記カバー部材は、金属である、請求項9に記載のホルダ。
  11. 前記カバー部材は、少なくとも1つの開口部を有している、請求項10に記載のホルダ。
  12. 請求項1〜11のいずれか1つに記載のホルダと、
    前記第1凹部に取り付けられた切削インサートと、を有する切削工具。
  13. 被削材を回転させ、
    回転している前記被削材に請求項12に記載の切削工具を接触させ、
    前記切削工具を前記被削材から離す、ことを備えた切削加工物の製造方法。
  14. 被削材を回転させ、
    前記被削材に請求項12に記載の切削工具を接触させ、
    前記センサが基体の状態を測定し、
    前記センサにおいて測定された情報を、前記無線通信部を介して外部との間で無線通信する、ことを備えたデータの収集方法。
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