JP7435913B1 - データ送信装置、データ収集装置、無線システム、データ送信装置の制御方法、データ収集方法およびプログラム - Google Patents

データ送信装置、データ収集装置、無線システム、データ送信装置の制御方法、データ収集方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

データ送信装置は、無線通信部を持つデータ送信装置であって、前記データ送信装置に一意に割り当てられた識別子を記憶する不揮発性メモリを含み、前記不揮発性メモリは、前記データ送信装置に割り当てられた名称をさらに記憶可能であり、前記データ送信装置はさらに、前記識別子を広告データに含めて前記無線通信部によりブロードキャスト送信する広告部を含み、前記広告部は、前記不揮発性メモリに前記名称が記憶されているときには、前記識別子に加えて前記名称を前記広告データに含めてブロードキャスト送信し、前記データ送信装置はさらに、データの送信先であるデータ収集装置から、前記識別子を指定した接続要求を受信したことに応答して、前記無線通信部を用いたデータ送信を前記データ収集装置に対して開始する通信制御部を含む。

Description

この開示は、データ送信装置、データ収集装置、無線システム、データ送信装置の制御方法、データ収集方法およびプログラムに関する。
切削工具には強い衝撃が加わり、高い熱を発生する。そのため、工具に摩耗および欠損などが生ずる。そのような不具合の発生を予防するためには、動作中の切削工具の状態をモニタすることが必要である。そのため、切削工具の本体に熱センサまたは加速度センサを設け、それらの出力を収集することが行われる。
最近では、切削工具の本体にデータ送信のための無線通信機を設け、センサから収集したデータをデータ収集装置に無線により送信することが提案されている(特許文献1)。
特開2020-62746号公報
この開示の第1の局面に係るデータ送信装置は、無線通信部を持つデータ送信装置であって、前記データ送信装置に一意に割り当てられた識別子を記憶する不揮発性メモリを含み、前記不揮発性メモリは、前記データ送信装置に割り当てられた名称をさらに記憶可能であり、前記データ送信装置はさらに、前記識別子を広告データに含めて前記無線通信部によりブロードキャスト送信する広告部を含み、前記広告部は、前記不揮発性メモリに前記名称が記憶されているときには、前記識別子に加えて前記名称を前記広告データに含めてブロードキャスト送信し、前記データ送信装置はさらに、データの送信先であるデータ収集装置から、前記識別子を指定した接続要求を受信したことに応答して、前記無線通信部を用いたデータ送信を前記データ収集装置に対して開始する通信制御部を含む。
この発明は、このような特徴的な処理部を備えるデータ送信装置またはデータ収集装置として実現できるだけでなく、係る特徴的な処理をステップとするデータ送信方法またはデータ収集法として実現したり、係るステップをコンピュータに実行させるためのプログラムとして実現したりできる。また、データ送信装置およびデータ収集装置の一部または全部を実現する半導体集積回路として実現したり、データ送信装置またはデータ収集装置を含む無線システムとして実現したりできる。
図1は、この開示の第1実施形態に係るデータ収集システムの構成を示すブロック図である。 図2は、図1に示すデータ送信機のブロック図である。 図3は、図2に示すデータ送信機を備えた切削工具を示す模式図である。 図4は、図1に示す無線受信機のブロック図である。 図5は、図1に示す端末のブロック図である。 図6は、図1に示す端末、無線受信機およびデータ送信機の間の通信を示すタイミングチャートである。 図7は、図1に示すデータ送信機から無線受信機に送信されるデータのデータ構成を示す図である。 図8は、図1に示す端末の画面遷移図である。 図9は、利用者が図8に示すメイン画面の接続ボタンを押したときに端末60が実行するプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 図10は、利用者が図8に示す選択画面の接続ボタンを利用者が押したときに端末が実行するプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 図11は、図8に示すメイン画面の設定ボタンを利用者が押したときに端末が実行するプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 図12は、図8に示す設定画面の変更ボタンを利用者が押したときに端末が実行するプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 図13は、図8に示すメイン画面のデータ表示ボタンを利用者が押したときに端末が実行するプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 図14は、図2に示すデータ送信機が端末から構成情報設定要求を受信したときに、CPU(Central Processing Unit)が実行するプログラムの制御構造を示すフローチャートである。
[この開示が解決しようとする課題]
特許文献1に開示の技術により、各工具がデータ収集装置と直接に通信できる。そのため、データ収集装置がセンサデータを収集するためのケーブルなどは不要であり、加工作業がやりやすくなる。
しかし、切削工具は工作機械に着脱される。そのため、どの切削工具が工作機械に装着されているかをデータ収集装置に正しく設定する必要がある。無線通信を使用する場合、データ収集装置が複数の切削工具と通信可能であるため、センサデータを収集する場合に、収集されたデータと無線通信装置との正しい対応付けを行うことが煩雑であるという問題がある。
この開示は、データ収集装置と無線通信機とが通信を行う場合に、無線通信機を判別することが容易に行えるようなデータ送信装置、データ収集装置、無線システム、データ送信装置の制御方法、データ収集方法およびプログラムを提供することを目的とする。
[この開示の効果]
以上のようにこの開示によると、データ収集装置と無線通信機とが通信を行う場合に、無線通信機を判別することが容易に行えるようなデータ送信装置、データ収集装置、無線システム、データ送信装置の制御方法、データ収集方法およびプログラムを提供できる。
[本開示の実施形態の説明]
以下の説明および図面では、同一の部品には同一の参照番号を付してある。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。なお、以下に記載する実施形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
(1)この開示の第1の局面に係るデータ送信装置は、無線通信部を持つデータ送信装置であって、前記データ送信装置に一意に割り当てられた識別子を記憶する不揮発性メモリを含み、前記不揮発性メモリは、前記データ送信装置に割り当てられた名称をさらに記憶可能であり、前記データ送信装置はさらに、前記識別子を広告データに含めて前記無線通信部によりブロードキャスト送信する広告部を含み、前記広告部は、前記不揮発性メモリに前記名称が記憶されているときには、前記識別子に加えて前記名称を前記広告データに含めてブロードキャスト送信し、前記データ送信装置はさらに、データの送信先であるデータ収集装置から、前記識別子を指定した接続要求を受信したことに応答して、前記無線通信部を用いたデータ送信を前記データ収集装置に対して開始する通信制御部を含む。この構成により、データ送信装置からのデータを受信する装置において、データ送信装置の識別子だけではなく名称によってもデータ送信装置を識別できる。名称は人間にも分かりやすく定めることができる。その結果、データ収集装置とデータ送信機とが通信を行う場合に、データ送信機を判別することが容易に行える。
(2)上記(1)において、前記無線通信部を用いたデータ送信を前記データ収集装置に対して開始した後、構成情報設定要求が前記データ送信装置に割り当てられるべき名称を含むことに応答して、当該名称を前記不揮発性メモリに保存する名称保存部をさらに含んでもよい。この構成により、データ送信装置の電源がオフとなっても名称が消えてしまうことがなく、次回の電源オン時にもデータ送信装置の識別子とともに名称を受信側の装置に送信できる。その結果、データ収集装置とデータ送信機とが通信を行う場合に、データ送信機を判別することが容易に行える。
(3)上記(1)または上記(2)において、前記通信制御部が前記データ収集装置に送信するデータのうち、前記広告データ以外のデータは、前記不揮発性メモリに記憶されている前記名称を含まない。この構成により、データ送信装置が実際にデータ送信を行うときのデータ量が大きくなることが防止できる。
(4)この開示の第2の局面に係るデータ収集装置は、無線通信部と、表示装置と、1または複数のデータ送信装置の識別子と名称とを記憶する名称記憶部と、前記無線通信部と通信可能なデータ送信装置から各データ送信装置の識別子を受信したことに応答して、受信された識別子と関連付けて前記名称記憶部に記憶されている前記名称を前記名称記憶部から読み出して前記表示装置に表示し、利用者に選択させる名称表示部とを含み、前記無線通信部は、前記名称表示部により選択された前記名称に対応する識別子を持つデータ送信装置との通信を実行してもよい。この構成により、データ収集装置がデータ送信装置からのデータを受信するときに、データ送信装置の識別子だけではなく名称によってもデータ送信装置を識別できる。名称は人間にも分かりやすく定めることができる。その結果、データ収集装置がデータ送信機と通信を行う場合に、データ送信機を判別することが容易に行える。
(5)上記(4)において、前記無線通信部が受信したデータ送信装置からの前記広告データが前記識別子および前記名称を含むことに応答して、当該識別子および前記名称を関連付けて前記名称記憶部に追加する名称追加部をさらに含んでもよい。
(6)上記(5)において、前記名称追加部は、前記無線通信部が受信したデータ送信装置からの前記広告データが含む識別子が前記名称記憶部に記憶されていないことに応答して、当該識別子を前記名称記憶部に追加してもよい。この構成により、データ収集装置の電源をオフしてもデータ送信機の名称が保存されているため、データ収集装置の電源がオンしてデータ送信機とが通信を行う場合に、データ送信機を判別することが容易に行える。
(7)上記(4)または上記(5)において、前記名称表示部は、通信相手の選択画面の表示指示が与えられたことに応答して、データ送信装置の前記識別子と前記名称とを前記名称記憶部において検索し、もしも対応する前記名称があれば前記名称を、なければ受信した前記識別子を、それぞれ前記表示装置に表示して利用者に選択させる選択部を含んでもよい。この構成によりデータ収集装置の利用者は、接続しようとするデータ送信装置をそれらの識別子だけではなく名称によっても判別できる。その結果、データ収集装置とデータ送信機とが通信を行う場合に、データ送信機を判別することが容易に行える。
(8)上記(6)または上記(7)において、データ収集装置は、さらに、前記選択部により選択された前記データ送信装置との通信が開始された後に、当該データ送信装置の前記名称の変更指示を利用者から受け付け、前記名称記憶部に、当該データ送信装置の前記識別子と当該入力された前記名称とを関連付けて記憶させる名称変更部を含んでもよい。この構成により、データ送信装置に利用者が分かりやすい名称を付けてデータ収集装置に記憶させることができる。その結果、利用者がデータ送信装置を判別することが容易になる。
(9)上記(8)において、前記名称変更部は、前記データ送信装置から受信した前記広告データに当該データ送信装置の識別子が含まれており、名称が含まれていないことに応答して、当該広告データが含む識別子と関連付けられた名称を前記名称記憶部において検索し、もしも対応する名称が前記名称記憶部に記憶されていれば当該名称を前記表示装置に表示し、さもなければ前記データ送信装置の名称候補を生成して前記表示装置に表示し、当該名称または当該名称候補に対する変更を受け付ける名称候補表示部を含んでもよい。この構成により、データ送信装置の名称がデータ収集装置に記憶されていれば、データ送信装置をその名称により他のデータ送信装置と区別できる。その結果、利用者がデータ送信装置を判別することが容易になる。
(10)上記(9)において、前記名称候補表示部が生成する前記名称候補は、前記データ送信装置のセンサ構成により定まる名称候補を含んでもよい。この構成により、各データ送信装置を、それらのセンサ構成に基づいて想起しやすい名称により判別でき、利用者に対して提示できる。その結果、利用者がデータ送信装置を判別することが容易になる。
(11)上記(9)において、前記データ収集装置はさらに、前記データ送信装置から受信したデータに関する表示を前記表示装置上において行うデータ表示部を含んでもよく、前記データ表示部は、前記データ送信装置の識別子に対応する前記名称が前記名称記憶部に記憶されているか否かに従って、前記データ表示部に前記データ送信装置の前記名称または前記識別子を表示させる識別情報表示部を含んでもよい。この構成により、各データ送信装置から受信したデータを、そのデータ送信装置の名称とともに確認できる。その結果、利用者がデータ送信装置から受信したデータを正しく解釈することが容易になる。
(12)上記(9)において、前記データ送信装置は、切削工具と、当該切削工具の状態をモニタするセンサとを備えたセンサ装備型切削工具に設けられ、前記センサの出力するデータを前記データ収集装置に送信する機能と、前記工具に設けられた前記センサの構成を前記データ収集装置に通知する機能とを持ち、前記データ収集装置はさらに、前記センサの構成に対応付けた前記名称候補を記憶する名称候補記憶部を含んでもよく、前記名称候補表示部は、前記データ送信装置から受信した前記センサの構成に基づいて前記名称候補記憶部を検索し、得られた前記名称候補を前記表示装置に表示する名称候補検索部を含んでもよい。この構成により、各データ送信装置に名称を付与するときに、それらのデータ送信装置のセンサ構成に応じた切削工具を想起させるよう、統一的な観点から名称を付与できる。その結果、利用者がデータ送信装置から受信したデータを正しく解釈することが容易になる。
(13)上記(8)において、データ収集装置は、さらに、前記名称変更部により前記データ送信装置の前記名称が変更されたことに応答して、前記データ送信装置に対して変更された後の前記名称を、前記無線通信部を介して送信する名称送信部を含んでもよい。この構成により、各データ送信装置の名称をデータ送信装置とデータ収集装置とにおいて互いに整合させることができる。
(14)この開示の第3の局面に係る無線システムは、互いに無線通信が可能なデータ送信装置およびデータ収集装置とを含む無線システムであって、前記データ送信装置は、無線通信部と、前記データ送信装置に一意に割り当てられた識別子を記憶する不揮発性メモリとを含み、前記不揮発性メモリは、前記データ送信装置に割り当てられた名称をさらに記憶可能であり、さらに、前記識別子を広告データに含めて前記無線通信部によりブロードキャスト送信する広告部を含み、前記広告部は、前記不揮発性メモリに前記名称が記憶されているときには、前記識別子に加えて前記名称を前記広告データに含めてブロードキャスト送信し、前記データ送信装置はさらに、データの送信先であるデータ収集装置から、前記識別子を指定した接続要求を受信したことに応答して、前記無線通信部を用いたデータ送信を前記データ収集装置に対して開始する通信制御部を含んでもよく、前記データ収集装置は、無線通信部と、表示装置と、1または複数のデータ送信装置の識別子と名称とを記憶する名称記憶部と、前記データ収集装置の無線通信部と通信可能なデータ送信装置から各データ送信装置の持つ前記無線通信部の識別子を受信したことに応答して、受信された識別子と関連付けて前記名称記憶部に記憶されている前記名称を前記名称記憶部から読み出して前記表示装置に表示し、利用者に選択させる名称表示部とを含んでもよく、前記無線通信部は、前記名称表示部により選択された前記名称に対応する識別子を持つデータ送信装置との通信を実行してもよい。この構成により、データ送信装置からのデータを受信するデータ収集装置において、データ送信装置の識別子だけではなく名称によってもデータ送信装置を識別できる。名称は人間にも分かりやすく定めることができる。その結果、データ収集装置とデータ送信機とが通信を行う場合に、データ送信機を判別することが容易に行える。
(15)この開示の第4の局面に係るデータ送信装置の制御方法は、無線通信部を持つデータ送信装置の制御方法であって、前記データ送信装置は、前記データ送信装置に一意に割り当てられた識別子を記憶する不揮発性メモリを含み、前記不揮発性メモリは、前記データ送信装置に割り当てられた名称をさらに記憶可能であり、前記制御方法は、前記識別子を広告データに含めて前記無線通信部によりブロードキャスト送信するステップを含み、前記ブロードキャスト送信するステップは、前記不揮発性メモリに前記名称が記憶されているときには、前記識別子に加えて前記名称を前記広告データに含めてブロードキャスト送信するステップを含んでもよく、前記制御方法はさらに、データの送信先であるデータ収集装置から、前記識別子を指定した接続要求を受信したことに応答して、前記無線通信部を用いたデータ送信を前記データ収集装置に対して開始するステップとを含む。この構成により、データ送信装置との接続を行うデータ収集装置において、データ送信装置の識別子だけではなく名称によってもデータ送信装置を識別できる。名称は人間にも分かりやすく定めることができる。その結果、データ収集装置とデータ送信機とが通信を行う場合に、データ送信機を判別することが容易に行える。
(16)この開示の第5の局面に係るデータ収集方法は、無線通信部と、表示装置と、記憶装置とを含むデータ収集装置が、1または複数のデータ送信装置からデータを収集するデータ収集方法であって、前記記憶装置が、前記1または複数のデータ送信装置の前記識別子と前記名称とを記憶するステップと、前記無線通信部が、前記1または複数のデータ送信装置から各データ送信装置の識別子を受信したことに応答して、受信された識別子と関連付けて前記記憶装置に記憶されている前記名称を読み出して前記表示装置に表示し、利用者に選択させるステップと、前記無線通信部が、前記選択させるステップにおいて選択された前記名称に対応する識別子を持つデータ送信装置との通信により、前記データ送信装置からデータを収集するステップとを含む。この構成により、データ送信装置との接続を行うデータ収集装置において、データ送信装置の識別子だけではなく名称によってもデータ送信装置を識別できる。名称は人間にも分かりやすく定めることができる。その結果、データ収集装置とデータ送信機とが通信を行う場合に、データ送信機を判別することが容易に行える。
(17)この開示の第6の局面に係るコンピュータプログラムは、無線通信部と、表示装置と、記憶装置とに接続されたコンピュータに、1または複数のデータ送信装置からデータを収集させるコンピュータプログラムであって、前記記憶装置に、前記1または複数のデータ送信装置の識別子と名称とを記憶させるよう前記コンピュータを機能させるステップと、前記無線通信部が、前記1または複数のデータ送信装置から各データ送信装置の識別子を受信したことに応答して、受信された識別子と関連付けて前記記憶装置に記憶されている前記名称を読み出して前記表示装置に表示し、利用者に選択させるよう、前記コンピュータを機能させるステップと、前記無線通信部が、前記選択させるステップにおいて選択された前記名称に対応する識別子を持つデータ送信装置との通信により、前記データ送信装置からデータを収集するよう、前記コンピュータを機能させるステップとを含む。この構成により、データ送信装置との接続を行うデータ収集装置において、データ送信装置の識別子だけではなく名称によってもデータ送信装置を識別できる。名称は人間にも分かりやすく定めることができる。その結果、データ収集装置とデータ送信機とが通信を行う場合に、データ送信機を判別することが容易に行える。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示の実施形態に係るデータ送信装置、データ収集装置、無線システム、データ送信装置の制御方法、データ収集方法およびプログラムの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本開示はこれらの例示に限定されるものではなく、請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1.第1実施形態
(1)全体構成
A.データ収集システム
図1に、第1実施形態に係るデータ収集システム50の構成を示す。図1を参照して、データ収集システム50は、いずれも図示しない切削工具にそれぞれ設けられたデータ送信機54、データ送信機56、およびデータ送信機58と、データ送信機54、データ送信機56、およびデータ送信機58からデータを収集し表示する処理を行うデータ収集装置52とを含む。
B.データ送信機
データ送信機56およびデータ送信機58は、いずれもデータ送信機54と同じ構成である。したがって、ここではデータ送信機54についてのみその構成を説明する。
データ収集装置52は、データ送信機54との無線通信が可能な無線受信機62と、無線受信機62を介してデータ送信機54、データ送信機56およびデータ送信機58などからセンサデータを収集し表示する処理を実行するコンピュータからなる端末60とを含む。
図2を参照して、データ送信機54は、切削工具に取り付けられ、切削工具の熱をモニタする熱センサ、切削工具の加速度をモニタする加速度センサ、切削工具の歪をモニタする歪センサなどの任意の組み合わせを含むセンサ100と、データの送信先であるデータ収集装置から、前記識別子を指定した接続要求を受信したことに応答してデータ収集装置との接続を確立し、前記無線通信部を用いたデータ送信を前記データ収集装置に対して行うための通信制御を実行するためのCPU102と、CPU102に接続され、図1に示す無線受信機62と無線通信を行うことが可能な無線通信部104とを含む。無線通信部104は、CPU102による制御に従い、センサデータをCPU102から受信して無線受信機62に送信する処理、および無線受信機62を介して受信する端末60からのデータおよび指示などをCPU102に与える処理などを行う。
データ送信機54はさらに、データ送信機54の識別子と、データ送信機54に割り当てられる名称とを記憶する不揮発性メモリ106と、センサ100、CPU102、無線通信部104および不揮発性メモリ106などに電力を供給する電源108を含む。この実施形態においては、電源108は電池である。
図3に、データ送信機54を備えた切削工具150の概略形状を示す。図3を参照して、切削工具150は、やや扁平な長方形断面を持ち、切削インサート164を端部において保持するホルダ160を含む。ホルダ160の内部にデータ送信機54が設けられ、データ送信機54のセンサ100に含まれる各センサがそれぞれホルダ160の適切な位置に取り付けられる。
C.無線受信機
図4を参照して、無線受信機62は、図2に示す無線通信部104と無線通信可能な無線通信部200と、無線通信部200に接続されたCPU202と、CPU202に接続された通信部204とを含む。通信部204は無線によるものでも有線によるものでもよいが、この実施形態においては、通信部204は有線通信のためのものであり、図示しないケーブルにより端末60と接続される。
D.端末
図5を参照して、端末60は、図4の通信部204と有線通信するためのデータ受信部250と、データ受信部250に接続された制御部252と、制御部252により制御されて情報を表示装置に表示する画面表示部254とを含む。
端末60はさらに、制御部252に接続され、データ受信部250を介して受信したセンサデータなどを記録するためのデータ記録部256と、後述するように各データ送信機に割り当てられている名称を各データ送信機の識別子と関連付けて記憶するための名称データベース258と、データ送信機に備えられたセンサ構成に応じたデータ送信機の名称候補を予め記憶している名称候補データベース260とを含む。制御部252は、後述するように、まだ名称が付与されていないデータ送信機に名称を付与する場合には、そのデータ送信機が備えているセンサの構成に応じた名称候補を名称候補データベース260から読み出し、名称候補として画面表示部254に表示させる。
E.接続時のシーケンス
図6に、データ収集装置52が任意のデータ送信機(例えばデータ送信機54)と接続するときのシーケンス図を示す。図6を参照して、データ送信機54などのデータ送信機は、まだ他のデータ収集装置と接続していないときには、広告データ300を定期的にブロードキャスト送信することを繰り返す。
図7(1)を参照して、広告データ300は、データ送信機54の識別子と、広告データであることを示す電文コードと、広告データ300にそのデータ送信機54の名称情報が含まれているか否かを示すフラグと、名称情報とを含む。この実施形態においては、フラグが1なら広告データ300が名称情報を含み、フラグが0なら広告データ300は名称情報を含まない。
図6を参照して、無線受信機62を介して広告データ300を受信した端末60は、そのフラグが1であり、そのデータ送信機54の名称がその識別子とともに端末60に記憶されていないときには、後述するようにその名称情報を識別子と関連付けて名称データベース258(図5)に保存する名称保存処理302を実行する。
端末60から特定のデータ送信機(例えばデータ送信機54)と接続するときには、図6に示すように端末60はデータ送信機54の識別子を指定した接続要求304を送信する接続要求処理306を実行する。図7(2)に接続要求304の構成を示す。図7(2)に示すように、接続要求304は、送信先識別子としてデータ送信機54の識別子と、送信元識別子として無線受信機62の識別子と、接続要求であることを示す電文コードとを含む。
図6に戻り、この接続要求304を受信したデータ送信機54は、接続可能か否かを示す接続応答308を端末60に返信する。図7(3)に接続応答308の構成を示す。
図7(3)を参照して、接続応答308は、送信先識別子として無線受信機62の識別子と、送信元識別子としてデータ送信機54の識別子と、接続応答であることを示す電文コードと、接続が可能か否かを示す結果とを含む。以下の図7(4)、図7(5)、図(6)、図7(7)、および図7(8)において、図7(1)および図7(2)に示したように、送信先識別子はデータの送信先の無線受信機の識別子を示し、送信元識別子は、データの送信元の無線受信機の識別子を示す。したがって、これら図に関する説明においてはこれら識別子に関する説明は繰り返さない。
図6に戻り、この接続応答308を受信した端末60は、その結果に基づいてデータ送信機54との通信を開始する処理と、データ送信機54との通信を中止する処理とのいずれかを判定する。以下の説明では、データ送信機54と端末60との通信が可能であり、両者の間に無線接続の確立310があったものとする。
この後、端末60はデータ送信機54の名前を設定する名前設定処理312を行う。具体的には端末60はまず、データ送信機54のセンサの構成情報の送信を要求する構成情報参照要求314をデータ送信機54に送信する。構成情報参照要求314の構成を図7(4)に示す。
構成情報参照要求314に対してデータ送信機54が端末60に返信する構成情報参照応答316の構成を図7(5)に示す。構成情報参照応答316は、構成情報であることを示す電文コードと、構成情報の送信が可能か否かを示す結果と、構成情報の送信が可能であったときの、センサ100の構成、サンプリングレートなどに関する構成情報とを含む。
構成情報参照応答316に応答して端末60はデータ送信機54の構成情報を画面表示部254により表示する。このとき端末60は、データ送信機54の名称が名称データベース258に格納されていればその名称を表示する。データ送信機54の名称が名称データベース258に格納されていないときには、端末60はセンサ構成に基づいて名称候補データベース260を検索し、センサ構成に応じた名前候補を読み出して表示する。もしも名前候補が名称候補データベース260になければ端末60はデータ送信機54の識別子を表示する。
名前設定処理312において、利用者がデータ送信機54の名称を変更(設定)した場合、またはセンサ構成(例えばサンプリングレート)を変更した場合には、端末60はデータ送信機54に対してセンサの構成情報設定要求318を送信する。データ送信機54は、この構成情報設定要求318に応答して構成情報を更新し、結果を構成情報設定応答320として端末60に返信する。構成情報設定要求318の構成を図7(6)に、構成情報設定応答320の構成を図7(7)に、それぞれ示す。図7(6)において、構成情報はセンサ構成に関する設定情報を示し、名前情報はデータ送信機54に設定すべき名称を示す。図7(7)において「結果」は、構成情報の設定が成功したか否かを示す。
なお、名前をデータ送信機54に設定する処理の詳細については後述する。
このように、構成情報の設定が終了すると、以後は、図6に示すようにデータ送信機54からセンサデータ324を端末60に送信する処理が定期的に実行される。図7(8)に、センサデータ324の構成を示す。図7(8)において、送信先識別子は無線受信機62の識別子であり、送信元識別子は無線受信機62の識別子である。センサデータ324を受信した端末60においては、データ処理322が実行される。
F.画面遷移
図8に、端末60の画面表示部254により表示される画面の遷移を示す。図8を参照して、端末60が表示する画面は、初期画面であるメイン画面350を含む。メイン画面350には、接続する機器を選択するときに利用者が操作する接続ボタン360、接続が確立した相手のデータ送信機の構成情報を設定するときに利用者が操作する設定ボタン362、およびデータ送信機から送信されてくるセンサデータなどを表示するときに利用者が操作するデータ表示ボタン364が表示される。
端末60が表示する画面はさらに、接続ボタン360が操作されたときに表示される、接続する機器の選択画面370(選択画面446も同じ)、設定ボタン362が操作されたときに表示される設定画面390、およびデータ表示ボタン364が操作されたときに表示されるデータ表示画面430を含む。設定画面390には、接続先の機器の名称を変更するために利用者が押す変更ボタン400と、名称の変更を中止するために利用者が押すキャンセルボタン404とが表示される。変更ボタン400が押されると、画面は接続先の機器の名称を入力する名称入力画面410に遷移する。キャンセルボタン404が押されると、画面はメイン画面350に遷移する
接続する機器の選択画面370には、端末60が受信した広告データに含まれる各機器の識別子が電波強度とともに表示される。仮に一部の機器にすでに名称が設定されている場合には、識別子ではなく選択画面446に示すように、その機器に設定された名称が表示される。各機器に左側にはラジオボタン380が表示される。いずれかのラジオボタン380により接続先の装置を選択して接続ボタン382を押すと、無線受信機62とそのデータ送信装置、例えばデータ送信機54との間の接続が確立し、端末60はデータ送信機54と通信することが可能になる。選択画面446に示すように接続先の機器の識別子ではなく名称が表示されている場合にも、ラジオボタン450により機器を選択し接続ボタン382を押せば同様にその名称に対応するデータ送信機との通信が可能になる。
メイン画面350の設定ボタン362を押すと設定画面390が表示される。設定画面390には、端末60と接続しているデータ送信機(例えばデータ送信機54)から受信した構成情報に基づいて、データ送信機54の構成情報が表示される。設定画面390には変更ボタン400および設定更新ボタン402がさらに表示される。利用者が機器の名称を変更するときには変更ボタン400を押すと名称入力画面410が表示され、相手機器の名称を設定できる。
名称入力画面410には、名称入力フィールド420と、OKボタン422と、キャンセルボタン424が表示される。名称入力フィールド420には、選択されたデータ送信機に既に名称が設定されているときにはその名称が表示され、そうでないときには相手機器のセンサ構成を示す構成情報に応じて選択された名称候補が表示される。名称入力フィールド420に名称が入力された状態においてOKボタン422が押されれば、名称入力画面410において入力された名称が記憶されて画面は設定画面390に戻る。キャンセルボタン424が押されたときには、相手機器の名称は記憶されず、画面は設定画面390に戻る。なお、選択されたデータ送信機に名称が設定されていないときには、名称候補に代えてデータ送信機の識別子を名称入力フィールド420に表示してもよい。
設定画面390において設定更新ボタン402が押されると、設定画面390において入力されたサンセ構成および(もし名称入力画面410において設定されていれば)設定された名称がデータ送信機に送信され、データ送信機の持つ情報がそれらの情報により更新される。すなわち、図6における構成情報設定要求318がデータ送信機に送信され、その中にデータ送信機の名称があれば、その名称がデータ送信機の不揮発性メモリに書き込まれる。その後、制御はメイン画面350に戻る。
メイン画面350においてデータ表示ボタン364が押されると画面はデータ表示画面430に遷移する。データ表示画面430においては、データ送信機から受信したセンサデータのグラフなどがデータ表示欄442に表示される。このとき、データ表示画面430の上部のセンサ名称欄440には、名称入力画面410において入力されデータ送信機に送信された名称があればその名称が表示される。データ送信機に名称が設定されていなければ、センサ名称欄440にはデータ送信機のセンサ構成を示す構成情報に応じて選択された名称候補が表示される。名称候補に代えてデータ送信機の識別子を表示してもよい。
G.プログラム構成
G1.メイン画面350
図9に、図8のメイン画面350において接続ボタン360が押されたときに端末60が実行するプログラムの制御構造を示す。図9を参照して、このプログラム500は、メイン画面350の接続ボタン360の押下を検知してプログラムの実行を開始するステップ510と、広告データを受信し、受信した各広告データから各データ送信機の識別子を、無線受信機62から電波強度を、それぞれ取得するステップ512とを含む。プログラム500はさらに、取得した各識別子が名称データベース258(図5を参照)に登録済か否かを判定するステップ514と、ステップ514における判定が否定的なときに、その識別子を名称データベース258に登録するステップ516とを含む。その識別子が名称データベース258に登録済であれば、プログラム500は何もしない。
プログラム500はさらに、広告データの、名称情報があるか否かを示すフラグがオンかオフかに従って制御の流れを分岐させるステップ518と、フラグがオンのときに、広告データの名称情報から名称を取得するステップ520と、ステップ520に続き、図5に示す名称データベース258にその名称を広告データの識別子と関連付けて登録するステップ522とを含む。プログラム500はさらに、ステップ518においてフラグがオフと判定されたときに、名称データベース258に広告データの識別子を名称として登録するステップ524と、ステップ522またはステップ524の完了後に、名称データベース258(図5)に登録されている各レコードから、データ送信機の名称と、無線受信機62から取得した電波強度とに基づき、接続する機器の選択画面370を生成し表示してプログラム500の実行を終了するステップ526とを含む。
G2.選択画面370
接続する機器の選択画面370において接続ボタン382が押されたときに実行されるプログラムは以下のような構造を持つ。なお接続ボタン382を押すに先立ち、接続先の機器をラジオボタン380により選択しておく必要がある。
図10を参照して、このプログラム550は、選択画面370において接続ボタン382が押されたことを検知して実行を開始するステップ560と、ラジオボタン380により選択されたデータ送信機に対して図7(2)に示す接続要求304を送信するステップ562とを含む。プログラム550はさらに、データ送信機からの接続応答308(図7(3)を参照)を受信し、その接続応答308に含まれる接続の結果に従って制御の流れを分岐させるステップ564と、ステップ564において結果がOKであるときに、接続成功のメッセージダイアログを表示するステップ566と、ステップ564において結果がOKではないときに、接続失敗のメッセージダイアログを表示するステップ568とを含む。プログラム550はさらに、ステップ566またはステップ568が終了した後に、選択画面370を閉じメイン画面350を表示してプログラム550の実行を終了するステップ570とを含む。
G3.設定画面390
図11に、図8に示すメイン画面350において設定ボタン362が押されたときに接続ボタン360が実行するプログラムの制御構造を示す。図11を参照して、このプログラム600は、メイン画面350において設定ボタン362が押されたことを検知して実行を開始するステップ610と、接続中のデータ送信機に対し、図7(4)に示す構成情報参照要求314を送信するステップ620と、構成情報参照要求314に対する応答としてデータ送信機から受信した構成情報参照応答316(図7(5)を参照)の結果フィールドの値がOKか否かに従って制御の流れを分岐させるステップ622とを含む。
プログラム600はさらに、ステップ622における判定が否定的であるとき、すなわち通信相手のデータ送信機が端末60とは通信できないときに、接続失敗のメッセージダイアログを表示するステップ624と、設定画面390を閉じプログラム600の実行を終了してメイン画面350に戻るステップ642とを含む。
プログラム600はまた、ステップ622における判定が肯定的であるときに、設定画面390にデータ送信機から受信した構成情報の内容を反映させるステップ626と、利用者が変更ボタン400を押したか否かに従って制御の流れを分岐させるステップ628と、ステップ628における判定が肯定的なときに、図8に示す名称入力画面410に画面を遷移させ名前入力処理を実行するステップ630とを含む。プログラム600はさらに、ステップ628における判定が否定的であるとき、およびステップ628における判定が肯定的でかつステップ630の実行が終了したときに実行され、図8に示す設定画面390において設定更新ボタン402が押されたか否かに従って制御の流れを分岐させるステップ632とを含む。このプログラムはさらに、ステップ632における判定が否定的であるときに、利用者がキャンセルボタン404を押したか否かに従って制御の流れを分岐させるステップ644を含む。ステップ644における判定が肯定的なときに、制御はステップ642に進み、否定的なときに、制御はステップ628に戻る。すなわち、ステップ628、ステップ632およびステップ644により、利用者が設定更新ボタン402を押す、またはキャンセルボタン404を押すまでステップ630を実行することが可能になる。
プログラム600はさらに、ステップ632における判定が肯定的であることに応答して、接続中のデータ送信機に構成情報設定要求318(図7(6)を参照)を送信するステップ634と、この構成情報設定要求318に対してデータ送信機から送信されてくる構成情報設定応答320(図7(7)を参照)に含まれる構成情報の設定処理の結果がOKか否かに従って、制御の流れを分岐させるステップ636とを含む。図2に示すデータ送信機54が構成情報設定要求318を受信したときにCPU102が実行するプログラムについては図14を参照して後述する。
プログラム600はさらに、ステップ636における判定が肯定的(OK)なことに応答して、設定成功のメッセージダイアログを表示するステップ638と、ステップ636における判定が否定的(NG)なことに応答して、設定失敗のメッセージダイアログを表示するステップ640とを含む。ステップ638およびステップ640のいずれが実行された後も、制御はステップ642に進み、設定画面390を閉じプログラム600の実行を終了してメイン画面350に戻る処理が実行される。
G4.名称入力画面410
図12を参照して、図11のステップ630において実行されるプログラムは、接続中のデータ送信機の識別子をキーとして図5に示す名称データベース258を検索し、格納されている名称情報を取得し図8に示す名称入力画面410の名称入力フィールド420に表示するステップ660と、ステップ660において取得された名称情報が接続中のデータ送信機の識別子と同じか否かに従って制御の流れを分岐させるステップ662とを含むこのプログラムはさらに、ステップ662における判定が肯定的なときに、接続中のデータ送信機のセンサの構成情報に基づき、図5に示す名称候補データベース260を参照して、センサの構成に対応する名称候補を読み出し、図8に示す名称入力フィールド420に表示されている名称を名称候補により更新するステップ664を含む。ステップ630はさらに、ステップ664の完了後、またはステップ662における判定が否定的なときに、利用者により名称が入力されたか否かに従って制御の流れを分岐させるステップ666と、ステップ666における判定が肯定的なときに、入力された名称を名称入力フィールド420に表示するステップ668と、ステップ668の後、またはステップ666における判定が否定的なときに、図8に示す名称入力画面410のキャンセルボタン424が押されたか否かに従って制御の流れを分岐させるステップ670とを含む。ステップ670においてキャンセルボタン424が押されたと判定されたときには制御はステップ678に進み、名称入力画面410を閉じる。この後制御は設定画面390に戻る。
ステップ630はさらに、ステップ670における判定が否定的なことに応答して、図8のOKボタン422が押されたか否かに従って制御の流れを分岐させるステップ672を含む。ステップ672においてOKボタン422が押されていないと判定されたときには制御はステップ666に戻る。ステップ630はさらに、ステップ672においてOKボタン422が押されたと判定されたことに応答して、名称データベース258(図5を参照)において、通信中のデータ送信機の識別子を持つレコードの名称を、名称入力フィールド420に入力された名称を用いて更新するステップ674と、名称データベース258と同様に、名称候補データベース260において、通信中のデータ送信機から受信した構成情報中のセンサ構成に応じたレコードの名称候補を、名称入力フィールド420に入力された名称を用いて更新するステップ676とを含む。ステップ676が終了すると制御はステップ678に進み、名称入力画面410を閉じる。この後、制御は設定画面390に戻る。
G5.データ表示画面430
図8のメイン画面350においてデータ表示ボタン364が押されたときに実行されるプログラムの制御構造について図13を参照して説明する。図13を参照して、このプログラム700は、メイン画面350においてデータ表示ボタン364が押されたことを検知して起動するステップ710と、データ表示画面430を表示し、接続中のデータ送信機の識別子をキーに名称データベース258をアクセスして名称を取得し、その名称をセンサ名称欄440に表示するステップ712とを含む。プログラム700はさらに、「閉じる」ボタン444が押されたか否かに従って制御の流れを分岐させるステップ714を含む。ステップ714において「閉じる」ボタン444が押されたと判定されたときには、制御はステップ720に進む。ステップ720においては、プログラム700は、データ表示画面430を閉じ、制御をメイン画面350に戻す。
プログラム700はさらに、ステップ714の判定が否定であることに応答して、通信中のデータ送信機からセンサデータを受信したか否かに従って制御の流れを分岐させるステップ716と、ステップ716における判定が肯定であるときに、データ表示画面430のデータ表示欄442に、受信したデータ値を反映させて制御をステップ714に戻すステップ718とを含む。ステップ716の判定が否定のときにも制御はステップ714に戻る。
G6.構成情報設定要求318を受信したデータ送信機54における処理
図7(6)に示す構成情報設定要求318を受信したときに、図2に示すデータ送信機54においてCPU102が実行するプログラムについて図14を参照して説明する。
このプログラム750は、受信した構成情報設定要求318から名称情報を取得するステップ760と、ステップ760において取得した名称情報を図2に示す不揮発性メモリ106に書込むステップ762とを含む。なお、データ送信機54の識別子は予め不揮発性メモリ106に書込まれている。このプログラムはさらに、ステップ762における処理の結果(成功または失敗)を図示しない記憶部に記憶するステップ764を含む。通常はこの処理に失敗することはないが、名称に使用できない文字があったり、不揮発性メモリ106の記憶容量が不足したりしたときなどには失敗する可能性がある。
プログラム750はさらに、構成情報設定要求318からセンサの構成情報を取得するステップ766と、ステップ766において取得された構成情報に従って、センサの動作条件を設定するステップ768と、ステップ764において記憶された、名称情報の書込結果を示す情報と、ステップ768における処理の結果(成功または失敗)とを用いて、図7(7)に示す構成情報設定応答320を生成するステップ770と、ステップ770において生成された構成情報設定応答320を端末60に送信するステップ772とを含む。
(2)動作
以上のように構成されたデータ収集システム50は以下のように動作する。
図8を参照して、端末60の画面にはメイン画面350が表示される。利用者が接続ボタン360を押すと、端末60は各データ送信機の広告データ300から送信元識別子と無線受信機62から電波強度を取得する(図9のステップ512)。端末60は、取得した各識別子が名称データベース258(図5を参照)に登録されていなければ、受信した広告データ300の識別子を名称データベース258に登録する(図9のステップ516)。
端末60はさらに、広告データ300に名称情報が付されていれば(ステップ518においてON)、図5に示す名称データベース258にその名称を広告データの識別子と関連付けて登録する(ステップ522)。広告データ300に名称情報が付されていなければ、端末60は、名称データベース258に広告データの識別子を名称としてその識別子自体と関連付けて登録する(ステップ524)。その後、端末60は接続対象となるデータ送信機に関する情報を用いて選択画面370にそれらの情報を表示する。
このとき、データ送信機の名称が名称データベース258に記録されていなければ、端末60は識別子を名称に代えて表示する。図8に示す選択画面370の例においては、いずれのデータ送信機についても識別子が表示されており名称は表示されていない。
選択画面370において利用者が接続相手のデータ送信機を選択して接続ボタン382を押したものとする。端末60は、選択されたデータ送信機に対して図7(2)に示す接続要求304を送信し(図10のステップ562)、データ送信機からの接続応答308(図7(3)を参照)を受信する。その接続応答308に含まれる「結果」の値がOKであるときには、端末60と選択されたデータ送信機と端末60との通信が確立したことになる。画面はメイン画面350に戻る(ステップ570)。
端末60とデータ送信機との接続が確立した後、利用者がメイン画面350において設定ボタン362を押すと、つぎのような処理が行われる。図11を参照して、端末60は、接続中のデータ送信機に対し、図7(4)に示す構成情報参照要求314を送信する(ステップ620)。すると、データ送信機からは構成情報参照応答316(図7(5)を参照)が送信されてくる。通常は、構成情報参照応答316にはデータ送信機の構成情報が格納されている。端末60は、設定画面390にデータ送信機から受信した構成情報の内容を反映させる(ステップ626)。このとき、データ送信機の名称が名称データベース258に保存されていないため、データ送信機の機器名としてはその識別子が表示される。
データ送信機がどのような切削工具に設けられているかは、その識別子からは容易に判別できない。したがって利用者は、変更ボタン400を押す。すると端末60は、図8に示す名称入力画面410に画面を遷移させ名前入力処理を実行する(ステップ630)。さらに、名称入力画面においてOKボタン422が押されると画面には再び設定画面390が表示される。このとき、設定画面390に表示される機器名は、名称入力画面410において入力された機器名に変更されている。利用者は、さらにセンサ構成として更新すべき情報があればこの設定画面390においてその情報を入力する。
設定画面390において利用者が設定更新ボタン402を押すと、端末60は接続中のデータ送信機に構成情報設定要求318(図7(6)を参照)を送信する(図11のステップ634)。通信相手のデータ送信機は、構成情報設定要求318から名称情報を取得し、図2に示す不揮発性メモリ106に、自己の識別子とともにその名称情報を記憶する。データ送信機は、この更新が成功したことに応答して、図7(5)に示す構成情報設定応答320を端末60に送信する。
この後、データ送信機から端末60へのセンサデータの送信が開始される。利用者がメイン画面350のデータ表示ボタン364を押すことによりデータ表示画面430が表示される。データ表示画面430のセンサ名称欄440には相手のデータ送信機の識別子ではなく、名称が表示される。そのため、利用者は、画面に表示されているデータが、どのような切削工具から収集したデータかを容易かつ確実に判定できる。
この後、このデータ送信機が送信する広告データ300(図7(1)を参照)には、名称情報が付され、そのフラグは1となる。したがって、次に端末60がこのデータ送信機との接続を行う際には、データ送信機54からの広告データ300から、データ送信機54の名称を抽出できる。その結果、端末60が表示する選択画面は、図8の選択画面370のように識別子のみが表示されるのではなく、選択画面446のように名称が設定されたデータ送信機については識別子に代えて名称が表示される。このようにデータ送信機の名称が表示されるため、接続対象となるデータ送信機の識別が容易となり、誤ったデータ送信機に端末60を接続してしまうというおそれが小さくなる。
以上のようにこの実施形態によれば、切削工具に備えられ、切削工具の状態をモニタするセンサの出力を無線通信によりデータ収集装置に送信するときに、データ収集装置においてデータ処理を行う端末を、誤って目的のデータ送信機とは異なるデータ送信機に接続してしまうという誤接続の可能性を小さくできる。誤ったデータ送信機との通信を行うことに伴う電力の消費が防止できる。また、データ送信機の名称については接続時の確立時にデータ送信機と端末60との間において使用されるが、センサデータの通信時には識別子のみが用いられる。その結果、センサデータの通信時のデータ量が削減でき、データ送信機の消費電力が削減できる。
3.変形例
上記実施形態においては、データ収集装置52が、端末60と、端末60とは別の無線受信機62とを含んでいる。しかしこの開示はそのような実施形態に限定されるわけではない。端末60が無線通信機能を持っていれば、端末60が無線受信機62の役割を担うこともできる。また上記実施形態においては、データ収集装置52において無線受信機62と端末60とが一対一に対応している。しかしこの開示はそのような実施形態に限定されるわけではない。データ収集装置52が複数の端末60を含み、複数の端末60がいずれも同一の無線受信機62を介してデータ送信機からセンサデータを収集するようにしてもよい。複数個の無線受信機62と複数個の端末60とをネットワーク接続し、複数個の端末60がそれぞれ別々のデータ送信機からセンサデータを収集するようにしてもよい。また上記実施形態においては、無線受信機62と端末60とは有線接続されている。しかしこの開示はそのような実施形態には限定されない。無線受信機62と端末60との間も無線接続としてもよいし、有線または無線のネットワークを介して両者を接続するようにし、無線受信機62と端末60とこのネットワークとの間の接続も、有線と無線とのいずれを使用してもよい。
さらに、上記実施形態においては、図8に示す選択画面370において接続ボタン382が押された場合にはメイン画面350を表示し、さらにメイン画面350において設定ボタン362が押されたときに設定画面390を表示し、設定画面390において変更ボタン400が押されたときに名称入力画面410を表示している。しかしこの開示はそのような実施形態に限定されるわけではない。例えば選択画面370において接続ボタン382とは別に設定ボタンを設け、設定ボタンが押されたら、ラジオボタン380により選択されたデータ送信機と接続を確立し、すぐに名称入力画面410を表示して、または設定画面390を介して、名称入力画面410を表示するようにしてもよい。
上述の実施形態の各処理(各機能)は、1または複数のプロセッサを含む処理回路(Circuitry)により実現される。上記処理回路は、上記1または複数のプロセッサに加え、1または複数のメモリ、各種アナログ回路、各種デジタル回路が組み合わされた集積回路などで構成されてもよい。上記1または複数のメモリは、上記各処理を上記1または複数のプロセッサに実行させるプログラム(命令)を格納する。上記1または複数のプロセッサは、上記1または複数のメモリから読み出した上記プログラムに従い上記各処理を実行してもよいし、予め上記各処理を実行するように設計された論理回路に従って上記各処理を実行してもよい。上記プロセッサは、CPU、GPU(Graphics Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)など、コンピュータの制御に適合する種々のプロセッサであってよい。なお物理的に分離した上記複数のプロセッサが互いに協働して上記各処理を実行してもよい。例えば物理的に分離した複数のコンピュータのそれぞれに搭載された上記プロセッサがLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネットなどのネットワークを介して互いに協働して上記各処理を実行してもよい。上記プログラムは、外部のサーバ装置などから上記ネットワークを介して上記メモリにインストールされてもよいし、CD-ROM(Compact Disc Read-Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)-ROM、半導体メモリなどの記録媒体に格納された状態で流通し、上記記録媒体から上記メモリにインストールされてもよい。
[付記]
[付記1] この開示のある局面に係る非一時的記憶媒体は、無線通信部と、表示装置と、記憶装置とに接続されたコンピュータに、1または複数のデータ送信装置からデータを収集させるコンピュータプログラムを記憶した、コンピュータ可読な非一時的記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムは、前記記憶装置に、前記1または複数のデータ送信装置の識別子と名称とを記憶させるよう前記コンピュータを機能させるステップと、前記無線通信部が、前記1または複数のデータ送信装置から各データ送信装置の識別子を受信したことに応答して、受信された識別子と関連付けて前記記憶装置に記憶されている前記名称を読み出して前記表示装置に表示し、利用者に選択させるよう、前記コンピュータを機能させるステップと、前記無線通信部が、前記選択させるステップにおいて選択された前記名称に対応する識別子を持つデータ送信装置との通信により、前記データ送信装置からデータを収集するよう、前記コンピュータを機能させるステップとを含む。
今回開示された実施形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本開示の範囲は、開示の詳細な説明の記載により示されるわけではなく、請求の範囲の各請求項によって示され、請求の範囲の文言と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
50 データ収集システム
52 データ収集装置
54、56、58 データ送信機
60 端末
62 無線受信機
100 センサ
102、202 CPU
104、200 無線通信部
106 不揮発性メモリ
108 電源
150 切削工具
160 ホルダ
164 切削インサート
204 通信部
250 データ受信部
252 制御部
254 画面表示部
256 データ記録部
258 名称データベース
260 名称候補データベース
300 広告データ
302 名称保存処理
304 接続要求
306 接続要求処理
308 接続応答
310 無線接続の確立
312 名前設定処理
314 構成情報参照要求
316 構成情報参照応答
318 構成情報設定要求
320 構成情報設定応答
322 データ処理
324 センサデータ
350 メイン画面
360、382 接続ボタン
362 設定ボタン
364 データ表示ボタン
370、446 選択画面
380、450 ラジオボタン
390 設定画面
400 変更ボタン
402 設定更新ボタン
410 名称入力画面
420 名称入力フィールド
422 OKボタン
404、424 キャンセルボタン
430 データ表示画面
440 センサ名称欄
442 データ表示欄
444 「閉じる」ボタン
500、550、600、700、750 プログラム

Claims (15)

  1. 無線通信部およびセンサを持つデータ送信装置であって、
    前記データ送信装置に一意に割り当てられた識別子を記憶する不揮発性メモリを含み、
    前記不揮発性メモリは、前記データ送信装置に割り当てられた名称をさらに記憶可能であり、
    前記データ送信装置はさらに、前記識別子を広告データに含めて前記無線通信部によりブロードキャスト送信する広告部を含み、
    前記広告部は、前記不揮発性メモリに前記名称が記憶されているときには、前記識別子に加えて前記名称を前記広告データに含めてブロードキャスト送信し、
    前記データ送信装置はさらに、データの送信先であるデータ収集装置から、前記識別子を指定した接続要求を受信したことに応答して、前記無線通信部を用いたセンサデータ送信を行うための接続を前記データ収集装置に対して確立する通信制御部と、
    前記無線通信部を用いた前記センサデータ送信を行うための前記接続を前記データ収集装置に対して確立している間に、前記データ収集装置から受信した構成情報設定要求が前記データ送信装置に割り当てられるべき名称を含むことに応答して、当該名称を前記不揮発性メモリに保存する名称保存部とを含む、データ送信装置。
  2. 前記無線通信部を用いたデータ送信を前記データ収集装置に対して開始した後、前記データ収集装置から受信した構成情報設定要求に応答して、前記データ送信装置の持つ前記センサの動作条件を、当該構成情報設定要求による指定に応じて構成する動作条件設定部をさらに含む、請求項1に記載のデータ送信装置。
  3. 前記通信制御部が前記データ収集装置に送信するデータのうち、前記広告データ以外のデータは、前記不揮発性メモリに記憶されている前記名称を含まない、請求項1または請求項2に記載のデータ送信装置。
  4. 無線通信部と、
    表示装置と、
    1または複数のデータ送信装置の識別子と名称とを記憶する名称記憶部と、
    前記無線通信部と通信可能なデータ送信装置から各データ送信装置の識別子を受信したことに応答して、受信された識別子と関連付けて前記名称記憶部に記憶されている前記名称を前記名称記憶部から読み出して前記表示装置に表示し、利用者に選択させる名称表示部とを含み、
    前記無線通信部は、前記名称表示部により選択された前記名称に対応する識別子を持つ第1データ送信装置との通信を実行する、データ収集装置であって、
    さらに、前記第1データ送信装置が有するセンサのセンサデータの受信を行うための無線通信を用いた接続確立されている間に、当該第1データ送信装置の前記名称の変更指示および新たな名称を利用者から受け付け、前記名称記憶部に、当該第1データ送信装置の前記識別子と前新たな名称とを関連付けて記憶させる名称変更部と、
    前記名称記憶部に前記新たな名称が記憶されたことに応答して、前新たな名称を、前記無線通信部を介して前記第1データ送信装置に送信する名称送信部とを含む、データ収集装置。
  5. 前記無線通信部が受信した広告データが含む識別子が前記名称記憶部に記憶されていないことに応答して、当該識別子を前記名称記憶部に追加する識別子追加部をさらに含む、請求項4に記載のデータ収集装置。
  6. 前記無線通信部が受信した前記広告データが前記名称を含むか否かに従って、前記広告データに含まれる前記名称を、前記広告データが含む前記識別子と関連付けて前記名称記憶部に追加する処理と、前記広告データが含む前記識別子を当該識別子と関連付けられた名称として前記名称記憶部に追加する処理とを選択的に実行する名称追加部をさらに含む、請求項5に記載のデータ収集装置。
  7. 前記名称表示部は、通信相手の選択画面の表示指示が与えられたことに応答して、各前記データ送信装置の前記識別子に対応して前記名称記憶部に記憶されている名称を、それぞれ前記表示装置に表示して利用者に選択させる選択部を含む、請求項4から請求項6のいずれか1項に記載のデータ収集装置。
  8. 前記名称変更部は、前記第1データ送信装置の識別子に基づいて、前記名称記憶部から前記識別子と関連付けられた名称を抽出し、当該名称が前記識別子と異なっている場合には、前記名称を前記表示装置に表示する処理を実行し当該名称が前記識別子と同じ場合には、前記データ送信装置の名称候補を生成して前記表示装置に表示する処理を実行し、当該名称または当該名称候補に対する変更を受け付ける名称候補表示部を含む、請求項7に記載のデータ収集装置。
  9. 前記名称候補表示部が生成する前記名称候補は、前記データ送信装置のセンサ構成に応じた名称候補を含む、請求項8に記載のデータ収集装置。
  10. 前記データ収集装置はさらに、前記データ送信装置から受信したデータに関する表示を前記表示装置上において行うデータ表示部を含み、
    前記データ表示部は、前記データ送信装置の識別子に対応する前記名称が前記名称記憶部に記憶されているか否かに従って、前記データ表示部に前記データ送信装置の前記名称または前記識別子を表示させる識別情報表示部を含む、請求項8に記載のデータ収集装置。
  11. 前記データ送信装置は、切削工具と、当該切削工具の状態をモニタするセンサとを備えたセンサ装備型切削工具に設けられ、前記センサの出力するデータを前記データ収集装置に送信する機能と、前記工具に設けられた前記センサの構成を前記データ収集装置に通知する機能とを持ち、
    前記データ収集装置はさらに、前記センサの構成に対応付けた前記名称候補を記憶する名称候補記憶部を含み、
    前記名称候補表示部は、前記データ送信装置から受信した前記センサの構成に基づいて前記名称候補記憶部を検索し、得られた前記名称候補を前記表示装置に表示する名称候補検索部を含む、請求項8に記載のデータ収集装置。
  12. 互いに無線通信が可能なデータ送信装置およびデータ収集装置とを含む無線システムであって、
    前記データ送信装置は、
    センサと、
    無線通信部と、
    前記データ送信装置に一意に割り当てられた識別子を記憶する不揮発性メモリとを含み、
    前記不揮発性メモリは、前記データ送信装置に割り当てられた名称をさらに記憶可能であり、
    さらに、前記識別子を広告データに含めて前記無線通信部によりブロードキャスト送信する広告部を含み、前記広告部は、前記不揮発性メモリに前記名称が記憶されているときには、前記識別子に加えて前記名称を前記広告データに含めてブロードキャスト送信し、
    前記データ送信装置はさらに、データの送信先であるデータ収集装置から、前記識別子を指定した接続要求を受信したことに応答して、前記無線通信部を用いたセンサデータ送信を行うための接続を前記データ収集装置に対して確立する通信制御部と、
    前記無線通信部を用いた前記センサデータ送信を行うための前記接続を前記データ収集装置に対して確立している間に、前記データ収集装置から受信した構成情報設定要求が、前記データ送信装置に割り当てられるべき名称を含むことに応答して、当該名称を前記不揮発性メモリに保存する名称保存部とを含み、
    前記データ収集装置は、
    無線通信部と、
    表示装置と、
    1または複数のデータ送信装置の識別子と名称とを記憶する名称記憶部と、
    前記データ収集装置の無線通信部と通信可能なデータ送信装置から各データ送信装置の持つ前記無線通信部の識別子を受信したことに応答して、受信された識別子と関連付けて前記名称記憶部に記憶されている前記名称を前記名称記憶部から読み出して前記表示装置に表示し、利用者に選択させる名称表示部とを含み、
    前記無線通信部は、前記名称表示部により選択された前記名称に対応する識別子を持つ第1データ送信装置との通信を実行し、
    さらに、前記第1データ送信装置が有する前記センサのセンサデータの受信を行うための無線通信を用いた接続確立されている間に、当該第1データ送信装置の前記名称の変更指示および新たな名称を利用者から受け付け、前記名称記憶部に、当該第1データ送信装置の前記識別子と前新たな名称とを関連付けて記憶させる名称変更部と、
    前記データ収集装置はさらに、前記名称記憶部に前記新たな名称が記憶されたことに応答して、前新たな名称を、前記無線通信部を介して前記第1データ送信装置に送信する名称送信部を含む、無線システム。
  13. 無線通信部およびセンサを持つデータ送信装置の制御方法であって、
    前記データ送信装置は、前記データ送信装置に一意に割り当てられた識別子を記憶する不揮発性メモリを含み、
    前記不揮発性メモリは、前記データ送信装置に割り当てられた名称をさらに記憶可能であり、
    前記制御方法は、前記識別子を広告データに含めて前記無線通信部によりブロードキャスト送信するステップを含み、
    前記ブロードキャスト送信するステップは、前記不揮発性メモリに前記名称が記憶されているときには、前記識別子に加えて前記名称を前記広告データに含めてブロードキャスト送信するステップを含み、
    前記制御方法はさらに、データの送信先であるデータ収集装置から、前記識別子を指定した接続要求を受信したことに応答して、前記無線通信部を用いたセンサデータ送信を行うための接続を前記データ収集装置に対して確立するステップと、
    前記無線通信部を用いた前記センサデータ送信を行うための前記接続を前記データ収集装置に対して確立している間に、前記データ収集装置から受信した構成情報設定要求が、前記データ送信装置に割り当てられるべき名称を含むことに応答して、当該名称を前記不揮発性メモリに保存するステップとを含む、データ送信装置の制御方法。
  14. 無線通信部と、表示装置と、記憶装置とを含むデータ収集装置が、1または複数のデータ送信装置からデータを収集するデータ収集方法であって、
    前記記憶装置が、前記1または複数のデータ送信装置の識別子と名称とを記憶するステップと、
    前記無線通信部が、前記1または複数のデータ送信装置から各データ送信装置の識別子を受信したことに応答して、受信された識別子と関連付けて前記記憶装置に記憶されている前記名称を読み出して前記表示装置に表示し、利用者に選択させるステップと、
    前記無線通信部が、前記選択させるステップにおいて選択された前記名称に対応する識別子を持つ第1データ送信装置との通信により、前記第1データ送信装置からデータを収集するステップと、
    前記第1データ送信装置が有するセンサのセンサデータの受信を行うための無線通信を用いた接続確立されている間に、当該第1データ送信装置の前記名称の変更指示および新たな名称を利用者から受け付けたことに応答して、前記記憶装置が、前記第1データ送信装置の前記識別子と前新たな名称とを関連付けて新たに記憶するステップと、
    前記無線通信部が、前記新たに記憶するステップにおいて前記記憶装置が前記新たな名称を記憶したことに応答して、前記第1データ送信装置に対して、前新たな名称を送信するステップとを含む、データ収集方法。
  15. 無線通信部と、表示装置と、記憶装置とに接続されたコンピュータに、1または複数のデータ送信装置からデータを収集させるコンピュータプログラムであって、
    前記記憶装置に、前記1または複数のデータ送信装置の識別子と名称とを記憶させるようコンピュータを機能させる第1記憶ステップと、
    前記無線通信部が、前記1または複数のデータ送信装置から各データ送信装置の識別子を受信したことに応答して、受信された識別子と関連付けて前記記憶装置に記憶されている前記名称を読み出して前記表示装置に表示させるようコンピュータを機能させ、利用者に選択させるステップと、
    前記無線通信部が、前記選択させるステップにおいて選択された前記名称に対応する識別子を持つ第1データ送信装置との通信により、前記第1データ送信装置からデータを収集するよう、コンピュータを機能させるステップと、
    前記第1データ送信装置が有するセンサのセンサデータの受信を行うための無線通信を用いた接続確立されている間に、当該第1データ送信装置の前記名称の変更指示および新たな名称を利用者から受け付けたことに応答して、前記記憶装置が、当該第1データ送信装置の前記識別子と前新たな名称とを関連付けて新たに記憶するよう、コンピュータを機能させる第2記憶ステップと、
    前記無線通信部が、前記第2記憶ステップにおいて前記記憶装置が前記新たな名称を記憶したことに応答して、前記第1データ送信装置に対して前新たな名称を送信するよう、コンピュータを機能させるステップとを含む、コンピュータプログラム。
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