JPWO2020065762A1 - エレベーターシステム - Google Patents

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Abstract

エレベーターシステムは、制御装置(17)、発信装置(2)、及びサーバ(4)を備える。発信装置(2)は、アプリケーションAを起動するための無線信号を発する。アプリケーションAが起動すると、制御装置(17)と出発階とを特定するための第1信号が携帯端末(3)からサーバ(4)に送信される。サーバ(4)は、出発階の情報を含む第2信号を送信する。制御装置(17)は、サーバ(4)からの第2信号に基づいて呼びを登録する。

Description

この発明は、エレベーターシステムに関する。
特許文献1に、エレベーターシステムが記載されている。特許文献1に記載されたシステムでは、呼びを登録するために携帯端末が利用される。例えば、携帯端末から利用者の行先階の情報が送信される。携帯端末からの情報は、乗場に設けられたアクセスポイントを介して制御装置に受信される。
日本特許第6321124号公報
特許文献1に記載されたエレベーターシステムは、携帯端末が制御装置と通信するためのアクセスポイントを備える。このため、アクセスポイントを管理するための手間が必要になるといった問題があった。例えば、エレベーターの利用者がアクセスポイントを利用できるようにしつつ、不正な利用を防御するように、アクセスポイントのセキュリティ情報をエレベーター装置の設置現場毎に管理しなければならない。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされた。この発明の目的は、携帯端末を利用して呼びを登録することができるとともに、管理が容易であるエレベーターシステムを提供することである。
この発明に係るエレベーターシステムは、かごを制御する制御装置と、かごが停止する乗場に設けられ、アプリケーションを起動するための無線信号を発する発信装置と、制御装置に接続されたサーバと、を備える。アプリケーションが起動すると、制御装置と出発階とを特定するための第1信号が携帯端末からサーバに送信される。サーバは、携帯端末から受信した第1信号に基づいて、出発階の情報を含む第2信号を送信する。制御装置は、サーバからの第2信号に基づいて呼びを登録し、その登録した呼びにかごを応答させる。
この発明に係るエレベーターシステムは、かごを制御する制御装置と、かごが停止する乗場に設けられ、アプリケーションを起動するための無線信号を発する発信装置と、制御装置に接続されたサーバと、を備える。アプリケーションが起動すると、制御装置と出発階と携帯端末とを特定するための第1信号が携帯端末からサーバに送信される。サーバに、制御装置に対して設定された利用者毎の行先階の情報が記憶される。サーバは、携帯端末から受信した第1信号に基づいて携帯端末の利用者の行先階を特定し、出発階及び行先階の情報を含む第2信号を送信する。制御装置は、サーバからの第2信号に基づいて呼びを登録し、その登録した呼びにかごを応答させる。
この発明に係るエレベーターシステムは、複数のかごを一群として管理する群管理装置と、複数のかごが停止する乗場に設けられ、アプリケーションを起動するための無線信号を発する発信装置と、群管理装置に接続されたサーバと、を備える。アプリケーションが起動すると、群管理装置と出発階とを特定するための第1信号が携帯端末からサーバに送信される。サーバは、携帯端末から受信した第1信号に基づいて、出発階の情報を含む第2信号を送信する。群管理装置は、サーバからの第2信号に基づいて呼びを登録し、その登録した呼びに応答させるかごを複数のかごの中から決定する。
この発明に係るエレベーターシステムは、複数のかごを一群として管理する群管理装置と、複数のかごが停止する乗場に設けられ、アプリケーションを起動するための無線信号を発する発信装置と、群管理装置に接続されたサーバと、を備える。アプリケーションが起動すると、群管理装置と出発階と携帯端末とを特定するための第1信号が携帯端末からサーバに送信される。サーバに、群管理装置に対して設定された利用者毎の行先階の情報が記憶される。サーバは、携帯端末から受信した第1信号に基づいて携帯端末の利用者の行先階を特定し、出発階及び行先階の情報を含む第2信号を送信する。群管理装置は、サーバからの第2信号に基づいて呼びを登録し、その登録した呼びに応答させるかごを複数のかごの中から決定する。
この発明に係るエレベーターシステムであれば、携帯端末を利用して呼びを登録することができる。また、システムの管理を容易にすることができる。
実施の形態1におけるエレベーターシステムの例を示す図である。 携帯端末の例を示す図である。 サーバの例を示す図である。 携帯端末の動作例を示すフローチャートである。 サーバの動作例を示すフローチャートである。 制御装置の動作例を示すフローチャートである。 携帯端末の他の動作例を示すフローチャートである。 サーバの他の動作例を示すフローチャートである。 携帯端末の他の動作例を示すフローチャートである。 サーバの他の動作例を示すフローチャートである。 携帯端末の動作例を示すフローチャートである。 サーバの動作例を示すフローチャートである。 サーバの他の動作例を示すフローチャートである。 携帯端末の他の動作例を示すフローチャートである。 携帯端末の他の動作例を示すフローチャートである。 サーバの他の動作例を示すフローチャートである。 実施の形態3におけるエレベーターシステムの例を示す図である。 サーバの動作例を示すフローチャートである。 群管理装置の動作例を示すフローチャートである。 実施の形態3におけるエレベーターシステムの他の例を示す図である。 代表号機として設定されたエレベーター装置の制御装置の動作例を示すフローチャートである。 サーバの動作例を示すフローチャートである。 サーバのハードウェア資源の例を示す図である。 サーバのハードウェア資源の他の例を示す図である。
添付の図面を参照し、本発明を説明する。重複する説明は、適宜簡略化或いは省略する。各図において、同一の符号は同一の部分又は相当する部分を示す。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1におけるエレベーターシステムの例を示す図である。図1に示すエレベーターシステムは、例えばエレベーター装置1、発信装置2、携帯端末3、及びサーバ4を備える。
エレベーター装置1は、例えばネットワーク5を介してサーバ4に接続される。ネットワーク5は、例えばIPネットワークである。IPネットワークは、通信プロトコルとしてIP(Internet Protocol)を用いた通信ネットワークである。ネットワーク5は、クローズドネットワークでも良いし、オープンネットワークでも良い。エレベーター装置1は、サーバ4に接続されるエレベーター装置の一例である。サーバ4には、多数のエレベーター装置が接続される。
エレベーター装置1は、例えばかご11及びつり合いおもり12を備える。かご11は、昇降路13を上下に移動する。かご11及びつり合いおもり12は、主ロープ14によって昇降路13に吊り下げられる。主ロープ14は、巻上機15の駆動綱車16に巻き掛けられる。巻上機15は、制御装置17によって制御される。即ち、制御装置17は、かご11の移動を制御する。また、かご11は、かごドアを備える。かご11が停止するエレベーターの各乗場20に、乗場ドアが設けられる。制御装置17は、かご11をある乗場20に停止させると、かごドアを開閉させる。乗場20に乗場ドアを駆動するための装置は設けられていない。乗場ドアは、かごドアが対向する位置で開閉すると、かごドアの開閉に連動して開閉する。即ち、制御装置17は、ドアの開閉を制御する。制御装置17に保守装置18が接続される。保守装置18に通信装置19が接続される。サーバ4は、通信装置19及び保守装置18を介して制御装置17に接続される。
発信装置2は、例えばビーコンであり、特定周波数帯の無線信号を発する。発信装置2は、かご11が停止する乗場20に設けられる。発信装置2は、かご11が停止する全ての乗場20に設けられても良い。発信装置2は、かご11が停止する一部の乗場20に設けられても良い。例えば、発信装置2は、建物のロビー階の乗場20にのみ設けられても良い。
携帯端末3は、利用者が所有する端末である。携帯端末3は、例えばスマートフォンである。本システムでは、利用者は、携帯端末3を利用して呼びを登録することができる。携帯端末3を利用した呼び登録を行うためには、携帯端末3に、呼び登録用の特定のアプリケーションが予めインストールされている必要がある。例えば、利用者は、エレベーター装置1の管理を行う保守会社のホームページに携帯端末3からアクセスすることにより、携帯端末3に上記アプリケーションをダウンロードすることができる。以下の説明では、このアプリケーションのことを「アプリケーションA」と表記する。
図2は、携帯端末3の例を示す図である。携帯端末3は、例えば表示器31、及び入力部32を備える。図3は、サーバ4の例を示す図である。サーバ4は、例えば記憶部41、通信部42、及び特定部43を備える。
以下に、本システムの動作について詳しく説明する。図4は、携帯端末3の動作例を示すフローチャートである。
乗場20では、発信装置2が例えば一定の周期で無線信号を発する。携帯端末3は、発信装置2が発した無線信号を受信する機能を有する。携帯端末3では、発信装置2が発した無線信号を受信したか否かが判定される(S101)。
例えば、携帯端末3を所持する利用者が乗場20に近づくと、発信装置2が発した無線信号が携帯端末3によって受信される(S101のYes)。発信装置2が発した無線信号を携帯端末3が受信すると、携帯端末3では、アプリケーションAが自動的に起動する(S102)。
発信装置2が発する無線信号は、携帯端末3にインストールされたアプリケーションAを自動で起動させるための信号である。発信装置2が発する無線信号には、例えば第1情報、第2情報、及び第3情報が含まれる。S102でアプリケーションAが起動すると、携帯端末3からサーバ4に第1信号が自動的に送信される(S103)。この第1信号には、例えば、発信装置2からの無線信号に含まれていた第1情報、第2情報、及び第3情報が含まれる。
図5は、サーバ4の動作例を示すフローチャートである。サーバ4では、携帯端末3から第1信号を受信したか否かが判定される(S201)。S103で携帯端末3が送信した第1信号を通信部42が受信すると、S201でYesと判定される。記憶部41に、第1信号に含まれる情報から建物番号、号機番号、及び出発階を特定するための第1変換テーブルが予め記憶される。特定部43は、通信部42が受信した第1信号と記憶部41に記憶された第1変換テーブルとに基づいて、建物番号、号機番号、及び出発階を特定する(S202)。表1は、記憶部41に記憶された第1変換テーブルの例を示す。
Figure 2020065762
例えば、エレベーター装置1がABCビルに備えられた1号機のエレベーター装置であり、発信装置2がかご11が停止する1階の乗場20に設置されている例を考える。かかる場合、発信装置2が発する無線信号には、第1情報「1001」、第2情報「2001」、及び第3情報「01」が含まれる。
特定部43は、通信部42が第1信号を受信すると、その第1信号に含まれる第1情報を、記憶部41に記憶された第1変換テーブルに基づいて建物番号に変換する。上記例であれば、特定部43は、第1情報「1001」を建物番号「B0001」に変換する。建物番号「B0001」は、ABCビルに割り当てられた番号である。
特定部43は、通信部42が第1信号を受信すると、その第1信号に含まれる第2情報を、記憶部41に記憶された第1変換テーブルに基づいて号機番号に変換する。上記例であれば、特定部43は、第2情報「2001」を号機番号「E01」に変換する。号機番号「E01」は、1号機のエレベーター装置に割り当てられた番号である。
建物番号「B0001」と号機番号「E01」との組み合わせにより、利用者が乗ろうとしているエレベーター装置を、ABCビルに備えられた1号機、即ちエレベーター装置1と特定することができる。発信装置2が発する無線信号に含まれる第1情報及び第2情報は、エレベーター装置1、及びエレベーター装置1の制御装置17を特定するための情報である。なお、建物にエレベーター装置が1台しか備えられていない場合は、発信装置からの無線信号に第2情報が含まれていなくても、特定部43は、対応のエレベーター装置を特定することができる。
特定部43は、通信部42が第1信号を受信すると、その第1信号に含まれる第3情報を、記憶部41に記憶された第1変換テーブルに基づいて出発階に変換する。上記例であれば、特定部43は、第3情報「01」を出発階「1階」に変換する。特定部43は、例えば、発信装置2の設置階を利用者の出発階として特定する。
S201で受信した第1信号から特定部43が建物番号、号機番号、及び出発階を特定すると、通信部42は第2信号を送信する(S203)。第2信号には、例えば、特定部43が特定した建物番号、号機番号、及び出発階の情報が含まれる。上述したように、特定部43が特定した建物番号「B0001」及び号機番号「E01」からエレベーター装置1が特定される。通信部42は、エレベーター装置1の制御装置17に第2信号を送信する。
図6は、制御装置17の動作例を示すフローチャートである。制御装置17では、サーバ4から第2信号を受信したか否かが判定される(S301)。S203でサーバ4が送信した第2信号を通信装置19及び保守装置18を介して制御装置17が受信すると、S301でYesと判定される。制御装置17は、S301で受信した第2信号に基づいて呼びを登録する(S302)。第2信号には、出発階の情報が含まれる。例えば、制御装置17は、第2信号に含まれる出発階の情報に基づいて乗場呼びを登録する。制御装置17は、S302で呼びを登録すると、その登録した呼びにかご11を応答させる(S303)。具体的に、制御装置17は、出発階にかご11を停止させ、ドアを開放させる。
本実施の形態に示す例であれば、利用者は、携帯端末3を利用して呼びを登録することができる。利用者が携帯端末3を所持して乗場20に接近すれば、自動的に呼びが登録される。利用者は、呼びを登録するために携帯端末3を操作する必要がない。
また、本実施の形態に示す例では、発信装置2が発した無線信号を携帯端末3が受信すると、携帯端末3からサーバ4に第1信号が送信される。携帯端末3からの第1信号をサーバ4が受信すると、サーバ4から制御装置17に第2信号が送信される。このため、本システムは、携帯端末3が制御装置17と通信するための専用のアクセスポイントを備える必要がない。このため、システムの管理を容易に行うことができる。
例えば、サーバ4は、エレベーター装置1を管理する保守会社に備えられる。エレベーター装置1を管理するため、サーバ4と制御装置17との間には保守用の通信路が確立されている。例えば、保守装置18は、定期的に制御装置17に診断運転を行わせる。保守装置18は、診断運転において、異常を検出するために必要な各種データを取得する。保守装置18は、診断運転で取得したデータを通信装置19を介してサーバ4に送信する。
本システムにおいて、発信装置2は、制御装置17と通信しなくても良い。発信装置2は、エレベーター装置1に備えられた機器に接続されていなくても良い。発信装置2は、例えば内部に電池を備えても良い。
以下に、本システムが採用可能な他の機能について説明する。本システムは、以下に示す複数の機能を組み合わせて採用しても良い。以下に示す機能は、他の実施の形態に示す例に採用されても良い。
例えば、第1変換テーブルは、携帯端末3に記憶されても良い。かかる場合、特定部43の機能も携帯端末3に備えられる。図7は、携帯端末3の他の動作例を示すフローチャートである。
S401からS402に示す処理は、S101からS102に示す処理と同様である。携帯端末3では、発信装置2が発した無線信号を受信したか否かが判定される(S401)。発信装置2が発した無線信号を携帯端末3が受信すると、携帯端末3では、アプリケーションAが自動的に起動する(S402)。
S402でアプリケーションAが起動すると、携帯端末3では、発信装置2から受信した無線信号と予め記憶された第1変換テーブルとに基づいて、建物番号、号機番号、及び出発階が特定される(S403)。S403に示す処理は、S202に示す処理と同様である。建物番号、号機番号、及び出発階が特定されると、携帯端末3からサーバ4に第1信号が自動的に送信される(S404)。この第1信号には、例えば、S403で特定された建物番号、号機番号、及び出発階の情報が含まれる。
図8は、サーバ4の他の動作例を示すフローチャートである。図8に示す動作は、携帯端末3において図7に示す動作が行われる時に実施される。
S501に示す処理は、S201に示す処理と同様である。サーバ4では、携帯端末3から第1信号を受信したか否かが判定される(S501)。S404で携帯端末3が送信した第1信号をサーバ4が受信すると、S501でYesと判定される。
S502に示す処理は、S203に示す処理と同様である。サーバ4は、携帯端末3から第1信号を受信すると、第2信号を送信する(S502)。この第2信号には、例えば、第1信号に含まれていた建物番号、号機番号、及び出発階の情報が含まれる。本実施の形態に示す例では、サーバ4は、S502においてエレベーター装置1の制御装置17に第2信号を送信する。サーバ4から第2信号を受信した制御装置17では、図6に示す動作が行われる。
他の例として、携帯端末3に、利用者に有用な情報を表示させても良い。図9は、携帯端末3の他の動作例を示すフローチャートである。
S601からS603に示す処理は、S101からS103に示す処理と同様である。携帯端末3では、発信装置2が発した無線信号を受信したか否かが判定される(S601)。発信装置2が発した無線信号を携帯端末3が受信すると、携帯端末3では、アプリケーションAが自動的に起動する(S602)。S602でアプリケーションAが起動すると、携帯端末3からサーバ4に第1信号が自動的に送信される(S603)。この第1信号には、例えば、第1情報、第2情報、及び第3情報が含まれる。
図10は、サーバ4の他の動作例を示すフローチャートである。図10に示す動作は、携帯端末3において図9に示す動作が行われる時に実施される。
S701からS702に示す処理は、S201からS202に示す処理と同様である。サーバ4では、携帯端末3から第1信号を受信したか否かが判定される(S701)。S603で携帯端末3が送信した第1信号をサーバ4が受信すると、S701でYesと判定される。特定部43は、通信部42が受信した第1信号と記憶部41に記憶された第1変換テーブルとに基づいて、建物番号、号機番号、及び出発階を特定する(S702)。
S701で受信した第1信号から特定部43が建物番号、号機番号、及び出発階を特定すると、通信部42は、第1信号を送信してきた携帯端末3に第3信号を送信する(S703)。第3信号には、例えば発信装置2が設置された建物に関する情報が含まれる。上記建物は、建物番号「B0001」から特定される。
S704に示す処理は、S203に示す処理と同様である。S701で受信した第1信号から特定部43が建物番号、号機番号、及び出発階を特定すると、通信部42は、エレベーター装置1の制御装置17に第2信号を送信する(S704)。サーバ4から第2信号を受信した制御装置17では、図6に示す動作が行われる。
また、携帯端末3では、S603でサーバ4に第1信号を送信すると、サーバ4から第3信号を受信したか否かが判定される(S604)。S703でサーバ4が送信した第3信号を携帯端末3が受信すると、S604でYesと判定される。携帯端末3では、受信した第3信号に基づいて、当該建物に関する情報が表示器31に表示される(S605)。S605で表示器31に表示される情報の例を以下に示す。
・エレベーター装置1の点検予定日
・建物内の店舗情報
・ごみの収集日
表示器31に表示される情報は、上記例に限られない。
実施の形態2.
実施の形態1では、携帯端末3を利用して乗場呼びを登録する例について説明した。本実施の形態では、携帯端末3を利用して乗場行先呼びを登録する例について説明する。本実施の形態におけるエレベーターシステムの構成は、例えば図1に示す例と同様である。
図11は、携帯端末3の動作例を示すフローチャートである。S801からS803に示す処理は、基本的に、S101からS103に示す処理と同様である。例えば、携帯端末3では、発信装置2が発した無線信号を受信したか否かが判定される(S801)。発信装置2が発した無線信号を携帯端末3が受信すると、携帯端末3では、アプリケーションAが自動的に起動する(S802)。
S802でアプリケーションAが起動すると、携帯端末3からサーバ4に第1信号が自動的に送信される(S803)。この第1信号には、例えば、発信装置2からの無線信号に含まれていた第1情報、第2情報、及び第3情報が含まれる。また、本実施の形態に示す例では、第1信号に第4情報が更に含まれる。第4情報は、携帯端末3を特定するための情報である。第4情報は、例えば端末IDである。
図12は、サーバ4の動作例を示すフローチャートである。S901からS902に示す処理は、S201からS202に示す処理と同様である。サーバ4では、携帯端末3から第1信号を受信したか否かが判定される(S901)。S803で携帯端末3が送信した第1信号を通信部42が受信すると、S901でYesと判定される。例えば、記憶部41に第1変換テーブルが予め記憶される。特定部43は、通信部42が受信した第1信号と記憶部41に記憶された第1変換テーブルとに基づいて、建物番号、号機番号、及び出発階を特定する(S902)。
本実施の形態に示す例では、記憶部41に、第1信号に含まれる情報から利用者の行先階を特定するための第2変換テーブルが予め記憶される。表2は、記憶部41に記憶された第2変換テーブルの例を示す。
Figure 2020065762
例えば、端末ID「30001」が割り当てられた携帯端末3が、第1情報「1001」、第2情報「2001」、及び第3情報「01」を含む無線信号を発信装置2から受信した例を考える。かかる場合、携帯端末3は、S803において、第1情報「1001」、第2情報「2001」、第3情報「01」、及び第4情報「30001」を含む第1信号をサーバ4に送信する。
上述したように、建物番号「B0001」と号機番号「E01」との組み合わせにより、エレベーター装置1が特定される。表2に示すように、記憶部41には、エレベーター装置1、即ち制御装置17に対して設定された利用者毎の行先階の情報が予め記憶されている。特定部43は、S901で通信部42が受信した第1信号と記憶部41に記憶された第2変換テーブルとに基づいて、当該第1信号を送信してきた携帯端末3の利用者の行先階を特定する(S903)。具体的に、特定部43は、通信部42が受信した第1信号に含まれる第4情報を、記憶部41に記憶された第2変換テーブルに基づいて行先階に変換する。上記例であれば、特定部43は、第4情報「30001」を行先階「5階」に変換する。
なお、第2変換テーブルには、複数のエレベーター装置のそれぞれに対して、利用者毎の行先階の情報が予め設定される。建物に1台しかエレベーター装置が備えられていない場合は、利用者毎の行先階の情報がその建物に対して設定されても良い。
S904に示す処理は、基本的に、S203に示す処理と同様である。S901で受信した第1信号から特定部43が建物番号、号機番号、出発階、及び行先階を特定すると、通信部42は、エレベーター装置1の制御装置17に第2信号を送信する(S904)。この第2信号には、例えば、特定部43が特定した建物番号、号機番号、出発階、及び行先階の情報が含まれる。
制御装置17では、図6に示す動作と同様の動作が行われる。例えば、制御装置17では、サーバ4から第2信号を受信したか否かが判定される(S301)。S904でサーバ4が送信した第2信号を通信装置19及び保守装置18を介して制御装置17が受信すると、S301でYesと判定される。制御装置17は、S301で受信した第2信号に基づいて呼びを登録する(S302)。本実施の形態に示す例では、第2信号に、出発階及び行先階の情報が含まれる。例えば、制御装置17は、第2信号に含まれる出発階及び行先階の情報に基づいて乗場行先呼びを登録する。
制御装置17は、S302で呼びを登録すると、その登録した呼びにかご11を応答させる(S303)。具体的に、制御装置17は、出発階にかご11を停止させ、ドアを開放させる。制御装置17は、出発階でドアを閉めると、かご11を行先階に移動させる。制御装置17は、行先階でかご11を停止させ、ドアを開放させる。
本実施の形態に示す例であれば、利用者は、携帯端末3を利用して乗場行先呼びを登録することができる。また、本実施の形態に示す例においても、携帯端末3が制御装置17と通信するためのアクセスポイントは必要ない。このため、システムの管理を容易に行うことができる。
以下に、本システムが採用可能な他の機能について説明する。本システムは、以下に示す複数の機能を組み合わせて採用しても良い。以下に示す機能は、後述の実施の形態4に示す例に採用されても良い。
例えば、第1変換テーブルは、携帯端末3に記憶されても良い。かかる場合、特定部43の一部の機能は携帯端末3に備えられる。携帯端末3では、図7に示す動作と同様の動作が行われる。
例えば、携帯端末3では、発信装置2が発した無線信号を受信したか否かが判定される(S401)。発信装置2が発した無線信号を携帯端末3が受信すると、携帯端末3では、アプリケーションAが自動的に起動する(S402)。
S402でアプリケーションAが起動すると、携帯端末3では、発信装置2から受信した無線信号と予め記憶された第1変換テーブルとに基づいて、建物番号、号機番号、及び出発階が特定される(S403)。建物番号、号機番号、及び出発階が特定されると、携帯端末3からサーバ4に第1信号が自動的に送信される(S404)。この第1信号には、例えば、S403で特定された建物番号、号機番号、及び出発階の情報が含まれる。また、第1信号には第4情報が更に含まれる。
図13は、サーバ4の他の動作例を示すフローチャートである。S1001に示す処理は、S901に示す処理と同様である。サーバ4では、携帯端末3から第1信号を受信したか否かが判定される(S1001)。S404で携帯端末3が送信した第1信号を通信部42が受信すると、S1001でYesと判定される。
S1002に示す処理は、S903に示す処理と同様である。特定部43は、S1001で通信部42が受信した第1信号と記憶部41に記憶された第2変換テーブルとに基づいて、当該第1信号を送信してきた携帯端末3の利用者の行先階を特定する(S1002)。S1003に示す処理は、S904に示す処理と同様である。S1001で受信した第1信号から特定部43が利用者の行先階を特定すると、通信部42は、エレベーター装置1の制御装置17に第2信号を送信する(S1003)。この第2信号には、例えば、第1信号に含まれていた建物番号、号機番号、及び出発階の情報と特定部43が特定した行先階の情報とが含まれる。
制御装置17では、図6に示す動作と同様の動作が行われる。例えば、制御装置17では、サーバ4から第2信号を受信したか否かが判定される(S301)。S1003でサーバ4が送信した第2信号を通信装置19及び保守装置18を介して制御装置17が受信すると、S301でYesと判定される。制御装置17は、S301で受信した第2信号に基づいて乗場行先呼びを登録する(S302)。制御装置17は、S302で乗場行先呼びを登録すると、その登録した乗場行先呼びにかご11を応答させる(S303)。
他の例として、第1変換テーブルと第2変換テーブルの双方が携帯端末3に記憶されても良い。かかる場合、特定部43の機能は携帯端末3に備えられる。
図14は、携帯端末3の他の動作例を示すフローチャートである。S1101からS1102に示す処理は、S801からS802に示す処理と同様である。例えば、携帯端末3では、発信装置2が発した無線信号を受信したか否かが判定される(S1101)。発信装置2が発した無線信号を携帯端末3が受信すると、携帯端末3では、アプリケーションAが自動的に起動する(S1102)。
S1103からS1104に示す処理は、基本的に、S902からS903に示す処理と同様である。S1102でアプリケーションAが起動すると、携帯端末3では、発信装置2から受信した無線信号と予め記憶された第1変換テーブルとに基づいて、建物番号、号機番号、及び出発階が特定される(S1103)。また、S1102でアプリケーションAが起動すると、携帯端末3では、発信装置2から受信した無線信号と予め記憶された第2変換テーブルとに基づいて、携帯端末3の利用者の行先階が特定される(S1104)。
S1105に示す処理は、S803に示す処理と同様である。S1105では、携帯端末3からサーバ4に第1信号が自動的に送信される。この第1信号には、例えば、S1103及びS1104で特定された建物番号、号機番号、出発階、及び行先階の情報が含まれる。
サーバ4では、図8に示す動作と同様の動作が行われる。例えば、サーバ4では、携帯端末3から第1信号を受信したか否かが判定される(S501)。S1105で携帯端末3が送信した第1信号をサーバ4が受信すると、S501でYesと判定される。サーバ4は、携帯端末3から第1信号を受信すると、エレベーター装置1の制御装置17に第2信号を送信する(S502)。この第2信号には、例えば、第1信号に含まれていた建物番号、号機番号、出発階、及び行先階の情報が含まれる。
制御装置17では、図6に示す動作と同様の動作が行われる。例えば、制御装置17では、サーバ4から第2信号を受信したか否かが判定される(S301)。制御装置17は、S301で受信した第2信号に基づいて乗場行先呼びを登録する(S302)。制御装置17は、S302で乗場行先呼びを登録すると、その登録した乗場行先呼びにかご11を応答させる(S303)。
他の例として、行先階の設定が携帯端末3から行われても良い。図15は、携帯端末3の他の動作例を示すフローチャートである。S1201からS1202に示す処理は、S801からS802に示す処理と同様である。例えば、携帯端末3では、発信装置2が発した無線信号を受信したか否かが判定される(S801)。発信装置2が発した無線信号を携帯端末3が受信すると、携帯端末3では、アプリケーションAが自動的に起動する(S802)。
携帯端末3では、S1201での無線信号の受信が当該発信装置2からの初めての受信であるか否かが判定される(S1203)。例えば、アプリケーションAが携帯端末3にインストールされてから携帯端末3が発信装置2から初めて無線信号を受信すると、S1203でYesと判定される。一方、携帯端末3が以前に発信装置2から無線信号を受信したことがあれば、S1203でNoと判定される。かかる場合は、上述した何れかの例と同様の動作が行われる。例えば、アプリケーションAが起動すると、携帯端末3からサーバ4に第1信号が自動的に送信される(S1206)。この第1信号には、例えば第1情報、第2情報、第3情報、及び第4情報が含まれる。
S1203でYesと判定されると、携帯端末3の表示器31に、利用者が行先階を入力するための設定画面が表示される(S1204)。携帯端末3では、表示器31に設定画面が表示されると、行先階が入力されたか否かが判定される(S1205)。利用者は、入力部32を操作することにより、表示器31に表示された設定画面から、エレベーター装置1に対する行先階を入力することができる。例えば、利用者は、設定画面から行先階を入力した後に設定画面に表示された設定ボタンを押す。これにより、S1205でYesと判定される。
S1205でYesと判定されると、携帯端末3からサーバ4に第1信号が自動的に送信される(S1206)。この第1信号には、例えば、発信装置2からの無線信号に含まれていた第1情報、第2情報、及び第3情報が含まれる。また、第1信号に、第4情報及び第5情報が更に含まれる。第5情報は、設定画面から入力された行先階の情報である。
図16は、サーバ4の他の動作例を示すフローチャートである。S1301からS1302に示す処理は、S901からS902に示す処理と同様である。例えば、サーバ4では、携帯端末3から第1信号を受信したか否かが判定される(S1301)。S1206で携帯端末3が送信した第1信号を通信部42が受信すると、S1301でYesと判定される。特定部43は、通信部42が受信した第1信号と記憶部41に記憶された第1変換テーブルとに基づいて、建物番号、号機番号、及び出発階を特定する(S1302)。
サーバ4では、通信部42が第1信号を受信すると、その第1信号に第5情報が含まれているか否かが判定される(S1303)。第1信号に第5情報が含まれていなければ、例えば、S903からS904に示す処理と同様の処理が行われる。特定部43は、S1301で通信部42が受信した第1信号と記憶部41に記憶された第2変換テーブルとに基づいて、当該第1信号を送信してきた携帯端末3の利用者の行先階を特定する(S1305)。また、通信部42は、エレベーター装置1の制御装置17に第2信号を送信する(S1306)。この第2信号には、例えば、特定部43が特定した建物番号、号機番号、出発階、及び行先階の情報が含まれる。
一方、第1信号に第5情報が含まれている場合は、携帯端末3の利用者の行先階の情報が第2変換テーブルに新規に登録される(S1304)。例えば、第1情報「1001」、第2情報「2001」、第3情報「01」、第4情報「30001」、及び第5情報「5階」を含む第1信号をサーバ4が受信した場合を考える。サーバ4が当該第1信号を受信した時に、制御装置17に対する携帯端末3の利用者の行先階の情報は、第2変換テーブルに登録されていない。サーバ4が当該第1信号を受信すると、第1信号に含まれる第5情報「5階」が、制御装置17に対する第4情報「30001」の行先階として、第2変換テーブルに新規に登録される。これにより、表示器31の設定画面から利用者が入力した行先階の情報がサーバ4の記憶部41に記憶される。
なお、アプリケーションAが起動している時に入力部32から特定の操作が行われることにより、上記設定画面が表示器31に表示されても良い。これにより、第2変換テーブルに登録されている行先階の情報を携帯端末3から変更することができる。また、以下に示すような他の設定を当該設定画面から行うことができるようにしても良い。
・乗場インジケータの非表示設定
・戸閉速度制御及び戸開放時間制御の設定
・行先階への直行運転の設定
なお、戸閉速度制御は、ドアを閉める時のドア速度を通常の速度よりも遅くするための制御である。戸開放時間制御は、ドアを開放しておく時間を通常の時間より長くするための制御である。
実施の形態3.
本実施の形態では、エレベーターシステムにおいて群管理が行われる例について説明する。図17は、実施の形態3におけるエレベーターシステムの例を示す図である。図17に示すエレベーターシステムは、例えば複数台のエレベーター装置1、群管理装置6、保守装置7、通信装置8、発信装置2、携帯端末3、及びサーバ4を備える。
群管理装置6は、複数台のエレベーター装置1、即ち複数のかご11を一群として管理する。図17は、群管理装置6が4台のエレベーター装置1を一群として管理する例を示す。群管理装置6は、各エレベーター装置の制御装置17に接続される。また、群管理装置6に保守装置7が接続される。保守装置7に通信装置8が接続される。サーバ4は、通信装置8及び保守装置7を介して群管理装置6に接続される。
発信装置2は、エレベーターの乗場20に設けられる。群管理装置6が管理するかご11のそれぞれは、乗場20に停止する。発信装置2は、アプリケーションAを起動するための無線信号を発する。
携帯端末3では、実施の形態1で開示した何れかの動作が行われる。例えば、携帯端末3では、図4に示す動作と同様の動作が行われる。携帯端末3では、発信装置2が発した無線信号を受信したか否かが判定される(S101)。発信装置2が発した無線信号を携帯端末3が受信すると、携帯端末3では、アプリケーションAが自動的に起動する(S102)。
S102でアプリケーションAが起動すると、携帯端末3からサーバ4に第1信号が自動的に送信される(S103)。この第1信号には、例えば、発信装置2からの無線信号に含まれていた第1情報、第2情報、及び第3情報が含まれる。
図18は、サーバ4の動作例を示すフローチャートである。S1401からS1403に示す処理は、S201からS203に示す処理と同様である。サーバ4では、携帯端末3から第1信号を受信したか否かが判定される(S1401)。S103で携帯端末3が送信した第1信号を通信部42が受信すると、S1401でYesと判定される。特定部43は、通信部42が受信した第1信号と記憶部41に記憶された第1変換テーブルとに基づいて、建物番号、号機番号、及び出発階を特定する(S1402)。表3は、記憶部41に記憶された第1変換テーブルの例を示す。
Figure 2020065762
発信装置2が発する無線信号に、第1情報「1001」、第2情報「2001」、及び第3情報「01」が含まれる例を考える。かかる場合、特定部43により、S1402において建物番号「B0001」、号機番号「E01」、及び出発階「1階」が特定される。
建物番号「B0001」と号機番号「E01」との組み合わせにより、利用者が乗ろうとしているエレベーター装置を、ABCビルに備えられた1号機、即ちエレベーター装置1と特定することができる。更に、このエレベーター装置1は、群番号「G01」が割り当てられた群管理装置6によって管理されていることを特定することができる。
S1401で受信した第1信号から特定部43が建物番号、号機番号、及び出発階を特定すると、通信部42は第2信号を送信する(S1403)。第2信号には、例えば、特定部43が特定した建物番号、号機番号、及び出発階の情報が含まれる。上述したように、特定部43が特定した建物番号「B0001」及び号機番号「E01」から群管理装置6が特定される。通信部42は、S1403において群管理装置6に第2信号を送信する。
図19は、群管理装置6の動作例を示すフローチャートである。群管理装置6では、サーバ4から第2信号を受信したか否かが判定される(S1501)。S1403でサーバ4が送信した第2信号を通信装置8及び保守装置7を介して群管理装置6が受信すると、S1501でYesと判定される。群管理装置6は、S1501で受信した第2信号に基づいて呼びを登録する(S1502)。第2信号には、出発階の情報が含まれる。例えば、群管理装置6は、第2信号に含まれる出発階の情報に基づいて乗場呼びを登録する。
群管理装置6は、S1502で呼びを登録すると、その登録した呼びに応答させるかご、即ち割当かごを、管理する複数のかご11の中から決定する(S1503)。群管理装置6は、割当かごを決定すると、その割当かごを制御する制御装置17に応答指示を行う(S1504)。この応答指示には、出発階の情報が含まれる。制御装置17では、群管理装置6からの応答指示に基づいて乗場呼びを登録し、その登録した乗場呼びにかご11を応答させる。
本実施の形態に示す例であれば、利用者は、携帯端末3を利用して乗場呼びを登録することができる。また、本実施の形態に示す例では、携帯端末3が群管理装置6と通信するためのアクセスポイントは必要ない。このため、システムの管理を容易に行うことができる。
図17に示す例では、例えば、保守装置18は定期的に群管理装置6に診断運転を行わせる。保守装置18は、診断運転において、異常を検出するために必要な各種データをエレベーター装置ごとに取得する。保守装置18は、診断運転で取得したデータを通信装置8を介してサーバ4に送信する。
本システムにおいて、発信装置2は、群管理装置6と通信しなくても良い。発信装置2は、制御装置17と通信しなくても良い。発信装置2は、エレベーター装置1に備えられた機器に接続されていなくても良い。発信装置2は、例えば内部に電池を備えても良い。
図20は、実施の形態3におけるエレベーターシステムの他の例を示す図である。図20に示すエレベーターシステムは、例えば複数台のエレベーター装置1、群管理装置6、発信装置2、携帯端末3、及びサーバ4を備える。図20に示すエレベーターシステムでは、各エレベーター装置1に保守装置18及び通信装置19が備えられる。図20では、かご11といったエレベーター装置1の一部の要素の記載を省略している。
群管理装置6は、複数台のエレベーター装置1、即ち複数のかご11を一群として管理する。図20は、群管理装置6が4台のエレベーター装置1を一群として管理する例を示す。群管理装置6は、各エレベーター装置の制御装置17に接続される。各エレベーター装置1では、制御装置17に保守装置18が接続される。保守装置18に通信装置19が接続される。図20は、群管理装置6が管理するエレベーター装置1の一つが代表号機に設定され、サーバ4がその代表号機を介して群管理装置6に接続される例を示す。
以下においては、代表号機を他の号機と区別する必要がある場合、代表号機の要素を示す符号の後にAを付す。例えば、サーバ4は、通信装置19A、保守装置18A、及び制御装置17Aを介して群管理装置6に接続される。
携帯端末3では、実施の形態1で開示した何れかの動作が行われる。例えば、携帯端末3では、図4に示す動作と同様の動作が行われる。携帯端末3では、発信装置2が発した無線信号を受信したか否かが判定される(S101)。発信装置2が発した無線信号を携帯端末3が受信すると、携帯端末3では、アプリケーションAが自動的に起動する(S102)。
S102でアプリケーションAが起動すると、携帯端末3からサーバ4に第1信号が自動的に送信される(S103)。この第1信号には、例えば、発信装置2からの無線信号に含まれていた第1情報、第2情報、及び第3情報が含まれる。
サーバ4では、図18に示す動作と同様の動作が行われる。例えば、サーバ4では、携帯端末3から第1信号を受信したか否かが判定される(S1401)。S103で携帯端末3が送信した第1信号を通信部42が受信すると、S1401でYesと判定される。特定部43は、通信部42が受信した第1信号と記憶部41に記憶された第1変換テーブルとに基づいて、建物番号、号機番号、及び出発階を特定する(S1402)。表4は、記憶部41に記憶された第1変換テーブルの例を示す。
Figure 2020065762
発信装置2が発する無線信号に、第1情報「1001」、第2情報「2001」、及び第3情報「01」が含まれる例を考える。かかる場合、特定部43により、S1402において建物番号「B0001」、号機番号「E01」、及び出発階「1階」が特定される。
建物番号「B0001」と号機番号「E01」との組み合わせにより、利用者が乗ろうとしているエレベーター装置を、ABCビルに備えられた1号機、即ちエレベーター装置1と特定することができる。更に、このエレベーター装置1を管理する群管理装置6には、代表号機「E01」を介して信号を送信すれば良いことが分かる。
S1401で受信した第1信号から特定部43が建物番号、号機番号、及び出発階を特定すると、通信部42は第2信号を送信する(S1403)。第2信号には、例えば、特定部43が特定した建物番号、号機番号、及び出発階の情報が含まれる。上述したように、特定部43が特定した建物番号「B0001」及び号機番号「E01」から群管理装置6に信号を送信するための代表号機が特定される。通信部42は、S1403において、特定された代表号機を介して群管理装置6に第2信号を送信する。
図21は、代表号機として設定されたエレベーター装置1の制御装置17の動作例を示すフローチャートである。例えば、図21は、制御装置17Aの動作例を示す。制御装置17Aでは、サーバ4から第2信号を受信したか否かが判定される(S1601)。例えば、S1403でサーバ4が送信した第2信号は、通信装置19Aによって受信される。通信装置19Aは、サーバ4から受信した第2信号を保守装置18Aに送信する。保守装置18Aは、通信装置19Aから受信した第2信号を制御装置17Aに送信する。S1403でサーバ4が送信した第2信号を通信装置19A及び保守装置18Aを介して制御装置17Aが受信すると、S1601でYesと判定される。制御装置17Aは、サーバ4から受信した第2信号を群管理装置6に送信する(S1602)。
群管理装置6では、図19に示す動作と同様の動作が行われる。群管理装置6では、サーバ4からの第2信号を制御装置17Aから受信したか否かが判定される(S1501)。S1602で制御装置17Aが転送した第2信号を群管理装置6が受信すると、S1501でYesと判定される。群管理装置6は、S1501で受信した第2信号に基づいて呼びを登録する(S1502)。第2信号には、出発階の情報が含まれる。例えば、群管理装置6は、第2信号に含まれる出発階の情報に基づいて乗場呼びを登録する。
群管理装置6は、S1502で呼びを登録すると、その登録した呼びに応答させるかご、即ち割当かごを、管理する複数のかご11の中から決定する(S1503)。群管理装置6は、割当かごを決定すると、その割当かごを制御する制御装置17に応答指示を行う(S1504)。この応答指示には、出発階の情報が含まれる。制御装置17では、群管理装置6からの応答指示に基づいて乗場呼びを登録し、その登録した乗場呼びにかご11を応答させる。
図20に示す例では、制御装置17Aが群管理装置6の機能を備えても良い。かかる場合、図21に示す動作は行われない。例えば、制御装置17Aは、群管理機能として、図19に示す動作と同様の動作を行う。
なお、図20に示す例では、エレベーター装置1ごとに診断運転が行われる。例えば、保守装置18は、定期的に制御装置17に診断運転を行わせる。保守装置18は、診断運転で取得したデータを通信装置19を介してサーバ4に送信する。一例として、保守装置18Aは、定期的に制御装置17Aに診断運転を行わせる。保守装置18Aは、診断運転で取得したデータを通信装置19Aを介してサーバ4に送信する。なお、他の保守装置18がサーバ4にデータを送信する場合は、対応の通信装置19を介してデータを送信しても良いし、代表号機の通信装置19Aを介してデータを送信しても良い。
実施の形態4.
実施の形態3では、携帯端末3を利用して乗場呼びを登録する例について説明した。本実施の形態では、携帯端末3を利用して乗場行先呼びを登録する例について説明する。本実施の形態におけるエレベーターシステムの構成は、例えば図17に示す例と同様である。
携帯端末3では、実施の形態2で開示した何れかの動作が行われる。例えば、携帯端末3では、図11に示す動作と同様の動作が行われる。携帯端末3では、発信装置2が発した無線信号を受信したか否かが判定される(S801)。発信装置2が発した無線信号を携帯端末3が受信すると、携帯端末3では、アプリケーションAが自動的に起動する(S802)。
S802でアプリケーションAが起動すると、携帯端末3からサーバ4に第1信号が自動的に送信される(S803)。この第1信号には、例えば、発信装置2からの無線信号に含まれていた第1情報、第2情報、及び第3情報が含まれる。また、第1信号には、第4情報が更に含まれる。
図22は、サーバ4の動作例を示すフローチャートである。S1701からS1704に示す処理は、S901からS904に示す処理と同様である。サーバ4では、携帯端末3から第1信号を受信したか否かが判定される(S1701)。S803で携帯端末3が送信した第1信号を通信部42が受信すると、S1701でYesと判定される。特定部43は、通信部42が受信した第1信号と記憶部41に記憶された第1変換テーブルとに基づいて、建物番号、号機番号、及び出発階を特定する(S1702)。上述したように、特定した建物番号及び号機番号から、対応の群管理装置を特定することができる。
本実施の形態に示す例では、記憶部41に第2変換テーブルが予め記憶される。表5は、記憶部41に記憶された第2変換テーブルの例を示す。
Figure 2020065762
記憶部41には、群管理装置6に対して設定された利用者毎の行先階の情報が予め記憶されている。特定部43は、S1701で通信部42が受信した第1信号と記憶部41に記憶された第2変換テーブルとに基づいて、当該第1信号を送信してきた携帯端末3の利用者の行先階を特定する(S1703)。なお、第2変換テーブルには、複数の群管理装置のそれぞれに対して、利用者毎の行先階の情報が予め設定される。建物に群管理装置が備えられていない場合は、実施の形態2に示す例と同様に、エレベーター装置の制御装置に対して、利用者毎の行先階の情報が設定される。
S1701で受信した第1信号から特定部43が建物番号、号機番号、出発階、及び行先階を特定すると、通信部42は、エレベーター装置1を管理する群管理装置6に第2信号を送信する(S1704)。この第2信号には、例えば、特定部43が特定した建物番号、号機番号、出発階、及び行先階の情報が含まれる。
群管理装置6では、図19に示す動作と同様の動作が行われる。例えば、群管理装置6では、サーバ4から第2信号を受信したか否かが判定される(S1501)。S1704でサーバ4が送信した第2信号を通信装置8及び保守装置7を介して群管理装置6が受信すると、S1501でYesと判定される。群管理装置6は、S1501で受信した第2信号に基づいて呼びを登録する(S1502)。第2信号には、出発階及び行先階の情報が含まれる。例えば、群管理装置6は、第2信号に含まれる出発階及び行先階の情報に基づいて乗場行先呼びを登録する。
群管理装置6は、S1502で呼びを登録すると、その登録した呼びに応答させる割当かごを、管理する複数のかご11の中から決定する(S1503)。群管理装置6は、割当かごを決定すると、その割当かごを制御する制御装置17に応答指示を行う(S1504)。この応答指示には、出発階及び行先階の情報が含まれる。制御装置17では、群管理装置6からの応答指示に基づいて乗場行先呼びを登録し、その登録した乗場行先呼びにかご11を応答させる。
本実施の形態に示す例であれば、利用者は、携帯端末3を利用して乗場行先呼びを登録することができる。また、本実施の形態に示す例においても、携帯端末3が群管理装置6と通信するための専用のアクセスポイントは必要ない。このため、システムの管理を容易に行うことができる。
上述したように、本実施の形態に示す例では、第1変換テーブルが携帯端末3に記憶されても良い。かかる場合、特定部43の一部の機能は携帯端末3に備えられる。第1変換テーブルと第2変換テーブルの双方が携帯端末3に記憶されても良い。かかる場合、特定部43の機能は携帯端末3に備えられる。更に、行先階の設定が携帯端末3から行われても良い。
本実施の形態におけるエレベーターシステムの構成は、例えば図20に示す例と同様であっても良い。かかる場合、携帯端末3では、実施の形態2で開示した何れかの動作が行われる。例えば、携帯端末3では、図11に示す動作と同様の動作が行われる。携帯端末3では、発信装置2が発した無線信号を受信したか否かが判定される(S801)。発信装置2が発した無線信号を携帯端末3が受信すると、携帯端末3では、アプリケーションAが自動的に起動する(S802)。
S802でアプリケーションAが起動すると、携帯端末3からサーバ4に第1信号が自動的に送信される(S803)。この第1信号には、例えば、発信装置2からの無線信号に含まれていた第1情報、第2情報、及び第3情報が含まれる。また、第1信号には、第4情報が更に含まれる。
サーバ4では、図22に示す動作と同様の動作が行われる。例えば、サーバ4では、携帯端末3から第1信号を受信したか否かが判定される(S1701)。S803で携帯端末3が送信した第1信号を通信部42が受信すると、S1701でYesと判定される。特定部43は、通信部42が受信した第1信号と記憶部41に記憶された第1変換テーブルとに基づいて、建物番号、号機番号、及び出発階を特定する(S1702)。上述したように、特定した建物番号及び号機番号から、対応の群管理装置に信号を送信するための代表号機を特定することができる。
また、記憶部41に第2変換テーブルが予め記憶される。表6は、記憶部41に記憶された第2変換テーブルの例を示す。
Figure 2020065762
記憶部41には、代表号機、即ち群管理装置6に対して設定された利用者毎の行先階の情報が予め記憶されている。特定部43は、S1701で通信部42が受信した第1信号と記憶部41に記憶された第2変換テーブルとに基づいて、当該第1信号を送信してきた携帯端末3の利用者の行先階を特定する(S1703)。
S1701で受信した第1信号から特定部43が建物番号、号機番号、出発階、及び行先階を特定すると、通信部42は第2信号を送信する(S1704)。この第2信号には、例えば、特定部43が特定した建物番号、号機番号、出発階、及び行先階の情報が含まれる。上述したように、特定部43が特定した建物番号及び号機番号から群管理装置6に信号を送信するための代表号機が特定される。通信部42は、S1704において、特定された代表号機を介して群管理装置6に第2信号を送信する。
代表号機の制御装置17では、図21に示す動作と同様の動作が行われる。例えば、制御装置17Aでは、サーバ4から第2信号を受信したか否かが判定される(S1601)。S1704でサーバ4が送信した第2信号を通信装置19A及び保守装置18Aを介して制御装置17Aが受信すると、S1601でYesと判定される。制御装置17Aは、サーバ4から受信した第2信号を群管理装置6に送信する(S1602)。
群管理装置6では、図19に示す動作と同様の動作が行われる。群管理装置6では、サーバ4からの第2信号を例えば制御装置17Aから受信したか否かが判定される(S1501)。S1602で制御装置17Aが転送した第2信号を群管理装置6が受信すると、S1501でYesと判定される。群管理装置6は、S1501で受信した第2信号に基づいて呼びを登録する(S1502)。第2信号には、出発階及び行先階の情報が含まれる。例えば、群管理装置6は、第2信号に含まれる出発階及び行先階の情報に基づいて乗場行先呼びを登録する。
群管理装置6は、S1502で呼びを登録すると、その登録した呼びに応答させる割当かごを、管理する複数のかご11の中から決定する(S1503)。群管理装置6は、割当かごを決定すると、その割当かごを制御する制御装置17に応答指示を行う(S1504)。この応答指示には、出発階及び行先階の情報が含まれる。制御装置17では、群管理装置6からの応答指示に基づいて乗場行先呼びを登録し、その登録した乗場行先呼びにかご11を応答させる。
図23は、サーバ4のハードウェア資源の例を示す図である。サーバ4は、ハードウェア資源として、例えばプロセッサ51とメモリ52とを含む処理回路50を備える。サーバ4は、メモリ52に記憶されたプログラムをプロセッサ51によって実行することにより、各実施の形態で説明した機能を実現する。
プロセッサ51は、CPU(Central Processing Unit)、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ或いはDSPともいわれる。メモリ52として、半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク或いはDVDを採用しても良い。採用可能な半導体メモリには、RAM、ROM、フラッシュメモリ、EPROM及びEEPROM等が含まれる。
図24は、サーバ4のハードウェア資源の他の例を示す図である。図24に示す例では、サーバ4は、例えばプロセッサ51、メモリ52、及び専用ハードウェア53を含む処理回路50を備える。図24は、サーバ4が有する機能の一部を専用ハードウェア53によって実現する例を示す。サーバ4が有する機能の全部を専用ハードウェア53によって実現しても良い。専用ハードウェア53として、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGA、又はこれらの組み合わせを採用できる。
なお、携帯端末3のハードウェア資源の例は、図23に示す例と同様である。携帯端末3は、ハードウェア資源として、例えばプロセッサとメモリとを含む処理回路を備える。携帯端末3は、メモリに記憶されたプログラムをプロセッサによって実行することにより、各実施の形態で説明した機能を実現する。図24に示す例と同様に、携帯端末3が有する機能の一部を専用ハードウェアによって実現しても良い。携帯端末3が有する機能の全部を専用ハードウェアによって実現しても良い。
同様に、制御装置17のハードウェア資源の例は、図23に示す例と同様である。制御装置17は、ハードウェア資源として、例えばプロセッサとメモリとを含む処理回路を備える。制御装置17は、メモリに記憶されたプログラムをプロセッサによって実行することにより、各実施の形態で説明した機能を実現する。図24に示す例と同様に、制御装置17が有する機能の一部を専用ハードウェアによって実現しても良い。制御装置17が有する機能の全部を専用ハードウェアによって実現しても良い。
群管理装置6のハードウェア資源の例は、図23に示す例と同様である。群管理装置6は、ハードウェア資源として、例えばプロセッサとメモリとを含む処理回路を備える。群管理装置6は、メモリに記憶されたプログラムをプロセッサによって実行することにより、各実施の形態で説明した機能を実現する。図24に示す例と同様に、群管理装置6が有する機能の一部を専用ハードウェアによって実現しても良い。群管理装置6が有する機能の全部を専用ハードウェアによって実現しても良い。
この発明は、携帯端末を利用して呼びを登録するエレベーターシステムに適用できる。
1 エレベーター装置、 2 発信装置、 3 携帯端末、 4 サーバ、 5 ネットワーク、 6 群管理装置、 7 保守装置、 8 通信装置、 11 かご、 12 つり合いおもり、 13 昇降路、 14 主ロープ、 15 巻上機、 16 駆動綱車、 17 制御装置、 18 保守装置、 19 通信装置、 20 乗場、 31 表示器、 32 入力部、 41 記憶部、 42 通信部、 43 特定部、 50 処理回路、 51 プロセッサ、 52 メモリ、 53 専用ハードウェア
この発明に係るエレベーターシステムは、かごを制御する制御装置と、かごが停止する乗場に設けられ、アプリケーションを起動するための無線信号を発する発信装置と、制御装置に接続されたサーバと、を備える。アプリケーションが起動すると、制御装置と出発階と携帯端末とを特定するための第1信号が携帯端末からサーバに送信される。サーバに、制御装置に対して設定された利用者毎の行先階の情報が記憶される。サーバは、携帯端末から受信した第1信号に基づいて携帯端末の利用者の行先階を特定し、出発階及び行先階の情報を含む第2信号を送信する。制御装置は、サーバからの第2信号に基づいて呼びを登録し、その登録した呼びにかごを応答させる。携帯端末は表示器を備える。アプリケーションが携帯端末にインストールされてから携帯端末が発信装置から初めて無線信号を受信すると、行先階を入力するための設定画面が表示器に表示される。表示器に表示された設定画面から入力された行先階の情報がサーバに記憶される。
この発明に係るエレベーターシステムは、複数のかごを一群として管理する群管理装置と、複数のかごが停止する乗場に設けられ、アプリケーションを起動するための無線信号を発する発信装置と、群管理装置に接続されたサーバと、を備える。アプリケーションが起動すると、群管理装置と出発階と携帯端末とを特定するための第1信号が携帯端末からサーバに送信される。サーバに、群管理装置に対して設定された利用者毎の行先階の情報が記憶される。サーバは、携帯端末から受信した第1信号に基づいて携帯端末の利用者の行先階を特定し、出発階及び行先階の情報を含む第2信号を送信する。群管理装置は、サーバからの第2信号に基づいて呼びを登録し、その登録した呼びに応答させるかごを複数のかごの中から決定する。携帯端末は表示器を備える。アプリケーションが携帯端末にインストールされてから携帯端末が発信装置から初めて無線信号を受信すると、行先階を入力するための設定画面が表示器に表示される。表示器に表示された設定画面から入力された行先階の情報がサーバに記憶される。

Claims (15)

  1. 特定のアプリケーションがインストールされた携帯端末を利用して呼びを登録するエレベーターシステムであって、
    かごを制御する制御装置と、
    前記かごが停止する乗場に設けられ、前記アプリケーションを起動するための無線信号を発する発信装置と、
    前記制御装置に接続されたサーバと、
    を備え、
    前記アプリケーションが起動すると、前記制御装置と出発階とを特定するための第1信号が前記携帯端末から前記サーバに送信され、
    前記サーバは、前記携帯端末から受信した前記第1信号に基づいて、出発階の情報を含む第2信号を送信し、
    前記制御装置は、前記サーバからの前記第2信号に基づいて呼びを登録し、その登録した呼びに前記かごを応答させるエレベーターシステム。
  2. 前記第1信号に行先階の情報が含まれ、
    前記第2信号に、出発階及び行先階の情報が含まれる請求項1に記載のエレベーターシステム。
  3. 特定のアプリケーションがインストールされた携帯端末を利用して呼びを登録するエレベーターシステムであって、
    かごを制御する制御装置と、
    前記かごが停止する乗場に設けられ、前記アプリケーションを起動するための無線信号を発する発信装置と、
    前記制御装置に接続されたサーバと、
    を備え、
    前記アプリケーションが起動すると、前記制御装置と出発階と前記携帯端末とを特定するための第1信号が前記携帯端末から前記サーバに送信され、
    前記サーバに、前記制御装置に対して設定された利用者毎の行先階の情報が記憶され、
    前記サーバは、前記携帯端末から受信した前記第1信号に基づいて前記携帯端末の利用者の行先階を特定し、出発階及び行先階の情報を含む第2信号を送信し、
    前記制御装置は、前記サーバからの前記第2信号に基づいて呼びを登録し、その登録した呼びに前記かごを応答させるエレベーターシステム。
  4. 前記サーバは、前記携帯端末から受信した前記第1信号に基づいて前記携帯端末の利用者の出発階と行先階とを特定し、
    前記第2信号に、当該特定された出発階及び行先階の情報が含まれる請求項3に記載のエレベーターシステム。
  5. 前記制御装置に診断運転を行わせることにより、前記サーバに送るためのデータを前記診断運転で取得する保守装置を更に備え、
    前記サーバは、前記保守装置を介して前記制御装置に前記第2信号を送信する請求項1から請求項4の何れか一項に記載のエレベーターシステム。
  6. 前記発信装置は、前記制御装置と通信しない請求項1から請求項5の何れか一項に記載のエレベーターシステム。
  7. 特定のアプリケーションがインストールされた携帯端末を利用して呼びを登録するエレベーターシステムであって、
    複数のかごを一群として管理する群管理装置と、
    前記複数のかごが停止する乗場に設けられ、前記アプリケーションを起動するための無線信号を発する発信装置と、
    前記群管理装置に接続されたサーバと、
    を備え、
    前記アプリケーションが起動すると、前記群管理装置と出発階とを特定するための第1信号が前記携帯端末から前記サーバに送信され、
    前記サーバは、前記携帯端末から受信した前記第1信号に基づいて、出発階の情報を含む第2信号を送信し、
    前記群管理装置は、前記サーバからの前記第2信号に基づいて呼びを登録し、その登録した呼びに応答させるかごを前記複数のかごの中から決定するエレベーターシステム。
  8. 前記第1信号に行先階の情報が含まれ、
    前記第2信号に、出発階及び行先階の情報が含まれる請求項7に記載のエレベーターシステム。
  9. 特定のアプリケーションがインストールされた携帯端末を利用して呼びを登録するエレベーターシステムであって、
    複数のかごを一群として管理する群管理装置と、
    前記複数のかごが停止する乗場に設けられ、前記アプリケーションを起動するための無線信号を発する発信装置と、
    前記群管理装置に接続されたサーバと、
    を備え、
    前記アプリケーションが起動すると、前記群管理装置と出発階と前記携帯端末とを特定するための第1信号が前記携帯端末から前記サーバに送信され、
    前記サーバに、前記群管理装置に対して設定された利用者毎の行先階の情報が記憶され、
    前記サーバは、前記携帯端末から受信した前記第1信号に基づいて前記携帯端末の利用者の行先階を特定し、出発階及び行先階の情報を含む第2信号を送信し、
    前記群管理装置は、前記サーバからの前記第2信号に基づいて呼びを登録し、その登録した呼びに応答させるかごを前記複数のかごの中から決定するエレベーターシステム。
  10. 前記サーバは、前記携帯端末から受信した前記第1信号に基づいて前記携帯端末の利用者の出発階と行先階とを特定し、
    前記第2信号に、当該特定された出発階及び行先階の情報が含まれる請求項9に記載のエレベーターシステム。
  11. 前記群管理装置に診断運転を行わせることにより、前記サーバに送るためのデータを前記診断運転で取得する保守装置を更に備え、
    前記サーバは、前記保守装置を介して前記群管理装置に前記第2信号を送信する請求項7から請求項10の何れか一項に記載のエレベーターシステム。
  12. 前記複数のかごの中の1台を制御する制御装置と、
    前記制御装置に診断運転を行わせることにより、前記サーバに送るためのデータを前記診断運転で取得する保守装置と、
    を更に備え、
    前記サーバは、前記保守装置及び前記制御装置を介して前記群管理装置に前記第2信号を送信する請求項7から請求項10の何れか一項に記載のエレベーターシステム。
  13. 前記発信装置は、前記群管理装置と通信しない請求項7から請求項12の何れか一項に記載のエレベーターシステム。
  14. 前記携帯端末は表示器を備え、
    前記アプリケーションが前記携帯端末にインストールされてから前記携帯端末が前記発信装置から初めて無線信号を受信すると、行先階を入力するための設定画面が前記表示器に表示され、
    前記表示器に表示された設定画面から入力された行先階の情報が前記サーバに記憶される請求項1から請求項13の何れか一項に記載のエレベーターシステム。
  15. 前記携帯端末は表示器を備え、
    前記サーバは、前記携帯端末から第1信号を受信すると、前記発信装置が設置されたビルに関する情報を前記表示器に表示させるための第3信号を前記携帯端末に送信する請求項1から請求項13の何れか一項に記載のエレベーターシステム。
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