JP6750689B2 - エレベーター制御システム - Google Patents

エレベーター制御システム Download PDF

Info

Publication number
JP6750689B2
JP6750689B2 JP2018558528A JP2018558528A JP6750689B2 JP 6750689 B2 JP6750689 B2 JP 6750689B2 JP 2018558528 A JP2018558528 A JP 2018558528A JP 2018558528 A JP2018558528 A JP 2018558528A JP 6750689 B2 JP6750689 B2 JP 6750689B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
elevator
function
restoration
necessity degree
degree
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018558528A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2018122913A1 (ja
Inventor
拓弥 橋口
拓弥 橋口
毛利 一成
一成 毛利
豊 松枝
豊 松枝
彰宏 中谷
彰宏 中谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Mitsubishi Electric Building Techno-Service Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Mitsubishi Electric Building Techno-Service Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp, Mitsubishi Electric Building Techno-Service Co Ltd filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Publication of JPWO2018122913A1 publication Critical patent/JPWO2018122913A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6750689B2 publication Critical patent/JP6750689B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B5/00Applications of checking, fault-correcting, or safety devices in elevators
    • B66B5/02Applications of checking, fault-correcting, or safety devices in elevators responsive to abnormal operating conditions
    • B66B5/021Applications of checking, fault-correcting, or safety devices in elevators responsive to abnormal operating conditions the abnormal operating conditions being independent of the system
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B5/00Applications of checking, fault-correcting, or safety devices in elevators
    • B66B5/02Applications of checking, fault-correcting, or safety devices in elevators responsive to abnormal operating conditions
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B5/00Applications of checking, fault-correcting, or safety devices in elevators
    • B66B5/0006Monitoring devices or performance analysers
    • B66B5/0018Devices monitoring the operating condition of the elevator system
    • B66B5/0031Devices monitoring the operating condition of the elevator system for safety reasons

Landscapes

  • Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
  • Elevator Control (AREA)

Description

本発明は、エレベーターの制御システムに関する。
従来、エレベーターに異常が発生した場合に、機能を制限した状態でエレベーターの運転を継続させるシステムが知られている。上記のようなシステムとして、例えば、下記特許文献1に記載されたものがある。
日本特開2009−202999号公報
上記のようなシステムによれば、利便性の低下を抑制し得る。しかしながら、例えば、エレベーターの利用者が多い場合等には、異常の内容のみに基づいて機能を制限すると、利便性が過度に低下する恐れがある。
本発明は、上記の課題を解決するためになされた。その目的は、異常が発生しているエレベーターの機能を制限しつつ、利便性が過度に低下することを防止できるエレベーター制御システムを提供することである。
本発明に係るエレベーター制御システムは、エレベーターの異常機器に関連する運転機能を抽出する関連機能抽出部と、個々のエレベーターによって異なる情報に基づいてエレベーターの復旧必要度を算出する復旧必要度算出部と、復旧必要度算出部により算出されたエレベーターの復旧必要度に基づいて、関連機能抽出部により抽出された当該エレベーターの運転機能のうち制限される運転機能を決定する制限機能決定部と、を備えたものである。
本発明に係るエレベーター制御システムにおいて、制限機能決定部は、エレベーターの復旧必要度に基づいて、当該エレベーターの運転機能のうち制限される運転機能を決定する。このため、本発明によれば、異常が発生しているエレベーターの機能を制限しつつ、利便性が過度に低下することを防止することができる。
エレベーターの構造の一例を示す模式図である。 実施の形態1におけるエレベーター制御システムの機能ブロック図である。 実施の形態1におけるエレベーター制御システムの動作例を示すフローチャートである。 実施の形態2におけるエレベーター制御システムの機能ブロック図である。 実施の形態2におけるエレベーター制御システムの動作例を示すフローチャートである。 管理センターのハードウェア構成図である。
添付の図面を参照して、本発明を詳細に説明する。各図では、同一又は相当する部分に同一の符号を付している。重複する説明は、適宜簡略化あるいは省略する。
実施の形態1.
図1は、エレベーターの構造の一例を示す模式図である。
図1に示すように、エレベーター1は、昇降路2、巻上機3、ロープ4、かご5、釣合おもり6及び制御装置7を備えている。昇降路2は、例えば、図示しない建物の各階を貫くように形成されている。巻上機3は、例えば、図示しない機械室等に設けられている。ロープ4は、巻上機3に巻き掛けられている。かご5及び釣合おもり6は、ロープ4によって昇降路2内に吊り下げられている。かご5及び釣合おもり6は、巻上機3が駆動することにより昇降する。巻上機3は、制御装置7によって制御される。
制御装置7は、巻上機3及び保守装置8と電気的に接続されている。保守装置8は、管理センター9と通信する機能を有する。つまり、制御装置7は、保守装置8を介して管理センター9と通信可能である。
制御装置7及び保守装置8は、例えば、エレベーター1が設置された建物に設けられている。管理センター9は、例えば、エレベーター1が設置された建物とは別の建物に設けられている。管理センター9は、例えば、エレベーター1の管理会社に設けられたサーバー等である。
管理センター9は、例えば、エレベーター1が設置された建物に存在する他のエレベーターとも通信可能であってもよい。
図2は、実施の形態1におけるエレベーター制御システムの機能ブロック図である。図2において、保守装置8の図示は省略されている。
図2に示すように、制御装置7は、運転制御部10を有する。管理センター9は、機器状態取得部11、異常判定部12、異常機器特定部13、記憶部14、関連機能抽出部15、復旧必要度算出部16及び制限機能決定部17を有する。
運転制御部10は、エレベーター1の動作を制御する。運転制御部10は、例えば、巻上機3の駆動を制御することで、かご5の移動を制御する。運転制御部10は、例えば、図示しない戸開閉装置を介して、エレベーター1のドアの開閉を制御する。
機器状態取得部11は、エレベーター1の各種機器の現在の状態を取得する。機器状態取得部11は、例えば、エレベーター1の各種センサからの信号に基づいて機器の状態を取得する。
異常判定部12は、エレベーター1に異常が発生しているか否かを判定する。異常判定部12は、例えば、機器状態取得部11により取得された機器の状態に基づいて、異常が発生しているか否かを判定する。
異常機器特定部13は、エレベーター1の異常機器を特定する。異常機器特定部13は、例えば、機器状態取得部11により取得された機器の状態に基づいて、どの機器が異常であるか特定する。
記憶部14は、機能情報18を予め記憶している。機能情報18は、例えば、エレベーター1の各種機器に関連する運転機能を示す情報である。運転機能は、例えば、かご5の移動、かご5の停止又はドアの開閉等に関連する。機能情報18は、例えば、エレベーター1の各種運転機能を実行するために必要な機器を示す情報である。
関連機能抽出部15は、エレベーター1の異常機器に関連する運転機能を抽出する。関連機能抽出部15は、例えば、異常機器特定部13により特定された異常機器に関連する全ての運転機能を機能情報18から抽出する。
復旧必要度算出部16は、エレベーター1の復旧必要度を算出する。エレベーター1の復旧必要度は、当該エレベーター1が休止せずに運転を継続することの重要性又は需要の高さ等を表す。
復旧必要度算出部16は、例えば、現在の日付、時刻及び曜日の少なくとも1つに対応する過去の期間におけるエレベーター1の利用率に基づいて、当該エレベーター1の復旧必要度を算出してもよい。
復旧必要度算出部16は、例えば、エレベーター1が設置されている建物に存在する他のエレベーターの現在の利用率に基づいて、当該エレベーター1の復旧必要度を算出してもよい。
復旧必要度算出部16は、例えば、エレベーター1が設置されている建物において現在利用可能な他のエレベーターの数に基づいて、当該エレベーター1の復旧必要度を算出してもよい。復旧必要度算出部16は、例えば、利用可能な他のエレベーターの数が少ないほど当該エレベーター1の復旧必要度を高く算出する。復旧必要度算出部16は、例えば、利用可能な他のエレベーターの数が多いほど当該エレベーター1の復旧必要度を低く算出する。
復旧必要度算出部16は、例えば、エレベーター1が設置されている建物の階床数に基づいて、当該エレベーター1の復旧必要度を算出してもよい。復旧必要度算出部16は、例えば、建物の階床数が多いほど当該エレベーター1の復旧必要度を高く算出する。復旧必要度算出部16は、例えば、建物の階床数が少ないほど当該エレベーター1の復旧必要度を低く算出する。
復旧必要度算出部16は、例えば、エレベーター1の仕様に基づいて、当該エレベーター1の復旧必要度を算出してもよい。復旧必要度算出部16は、例えば、特定利用者が利用するためのエレベーター1の復旧必要度を一般のエレベーター1の復旧必要度よりも高く算出してもよい。特定利用者とは、例えば、重要顧客又は車椅子利用者等である。復旧必要度算出部16は、例えば、非常用のエレベーターの復旧必要度を一般のエレベーター1の復旧必要度よりも高く算出してもよい。
エレベーター1の復旧必要度は、例えば、次の(1)式で計算される。(1)式におけるαは、重み付け係数である。
(エレベーターの復旧必要度)=α1×(他のエレベーターの利用率)+α2×(当該エレベーターの過去の利用率)+α3×(当該エレベーターの仕様)+・・・ (1)
制限機能決定部17は、エレベーター1の復旧必要度に基づいて、関連機能抽出部15により抽出された当該エレベーター1の運転機能のうち制限する運転機能を決定する。制限機能決定部17は、エレベーター1の復旧必要度が低いほど当該エレベーター1の運転機能の制限の度合いを大きくする。制限機能決定部17は、エレベーター1の復旧必要度が高いほど当該エレベーター1の運転機能の制限の度合いを小さくする。
運転制御部10は、制限機能決定部17により決定された運転機能を制限した状態でエレベーター1を運転させる。
以下、上層階でエレベーター1に異常が発生した時の運転機能の制限内容を例示する。例えば、エレベーター1の復旧必要度が低い場合、制限機能決定部17は、かご5が上層階に移動不可能となるように運転機能を制限してもよい。例えば、エレベーター1の復旧必要度が中程度である場合、制限機能決定部17は、かご5の移動速度が通常よりも低くなるように運転機能を制限してもよい。例えば、エレベーター1の復旧必要度が高い場合、制限機能決定部17は、かご5の移動速度が下層階では通常と変わらず、上層階でのみ通常よりも低くなるように運転機能を制限してもよい。
図3は、実施の形態1におけるエレベーター制御システムの動作例を示すフローチャートである。
機器状態取得部11は、各種センサからエレベーター1の機器の状態を取得する(ステップS101)。異常判定部12は、異常が発生しているか否かを判定する(ステップS102)。ステップS102で、異常が発生していないと判定された場合、ステップS101の処理が行われる。
ステップS102で、異常が発生していると判定された場合、異常機器特定部13は、異常機器を特定する(ステップS103)。関連機能抽出部15は、特定された異常機器に関連する運転機能を抽出する(ステップS104)。復旧必要度算出部16は、エレベーター1の復旧必要度を算出する(ステップS105)。制限機能決定部17は、算出された復旧必要度に基づいて、制限する運転機能を決定する(ステップS106)。運転制御部10は、運転機能を制限しながらエレベーター1の運転を実施する(ステップS107)。
実施の形態1において、復旧必要度算出部16は、個々のエレベーター1によって異なる情報に基づいて、エレベーター1の復旧必要度を算出する。制限機能決定部17は、復旧必要度算出部16により算出されたエレベーター1の復旧必要度に基づいて、関連機能抽出部15により抽出された当該エレベーター1の運転機能のうち制限される運転機能を決定する。つまり、エレベーター1の復旧必要度に応じて、運転機能の制限の度合いが異なる。このため、実施の形態1によれば、異常が発生しているエレベーターの機能を制限しつつ、利便性が過度に低下することを防止することができる。
実施の形態1において、制限機能決定部17は、エレベーター1の復旧必要度が低いほど当該エレベーター1の運転機能の制限の度合いを大きくし、エレベーター1の復旧必要度が高いほど当該エレベーター1の運転機能の制限の度合いを小さくする。このため、実施の形態1によれば、異常が発生しているエレベーターの機能を制限しつつ、利便性が過度に低下することを防止することができる。
実施の形態1において、復旧必要度算出部16は、例えば、現在の日付、時刻及び曜日の少なくとも1つに対応する過去の期間におけるエレベーター1の利用率に基づいて、当該エレベーター1の復旧必要度を算出する。この場合、例えば、エレベーター1の需要が高い出勤時間帯には復旧必要度が高くなる。また、例えば、エレベーター1の需要が低い休日には復旧必要度が低くなる。このため、実施の形態1によれば、異常が発生しているエレベーターの機能を制限しつつ、利便性が過度に低下することを防止することができる。
実施の形態1において、復旧必要度算出部16は、例えば、エレベーター1が設置されている建物に存在する他のエレベーターの現在の利用率に基づいて、当該エレベーター1の復旧必要度を算出する。この場合、例えば、他のエレベーターが混雑している時には復旧必要度が高くなる。また、例えば、他のエレベーターが混雑していない時には復旧必要度が低くなる。このため、実施の形態1によれば、異常が発生しているエレベーターの機能を制限しつつ、利便性が過度に低下することを防止することができる。
実施の形態1において、復旧必要度算出部16は、例えば、エレベーター1が設置されている建物において現在利用可能な他のエレベーターの数に基づいて、当該エレベーター1の復旧必要度を算出する。この場合、例えば、利用可能な他のエレベーターが少ないか、あるいは存在しないならば復旧必要度が高くなる。また、例えば、利用可能な他のエレベーターが充分にあるならば復旧必要度が低くなる。このため、実施の形態1によれば、異常が発生しているエレベーターの機能を制限しつつ、利便性が過度に低下することを防止することができる。
実施の形態1において、復旧必要度算出部16は、例えば、エレベーター1が設置されている建物の階床数に基づいて、当該エレベーター1の復旧必要度を算出する。この場合、例えば、30階建ての建物に設置されているエレベーター1の復旧必要度が高くなる。また、例えば、5階建ての建物に設置されているエレベーター1の復旧必要度が低くなる。このため、実施の形態1によれば、異常が発生しているエレベーターの機能を制限しつつ、利便性が過度に低下することを防止することができる。
実施の形態1において、復旧必要度算出部16は、例えば、特定利用者が利用するためのエレベーター1及び非常用のエレベーター1の復旧必要度を一般のエレベーター1の復旧必要度よりも高く算出する。このため、実施の形態1によれば、異常が発生しているエレベーターの機能を制限しつつ、利便性が過度に低下することを防止することができる。
実施の形態2.
以下、実施の形態1との相違点を中心に、エレベーター制御システムを説明する。実施の形態1と同一又は相当する部分には同一の符号を付して、一部の説明を省略する。
図4は、実施の形態2におけるエレベーター制御システムの機能ブロック図である。図4において、保守装置8の図示は省略されている。
図4に示すように、実施の形態2における管理センター9は、自己診断運転決定部19を有する。実施の形態2における記憶部14は、自己診断運転情報20を予め記憶している。自己診断運転情報20は、例えば、エレベーター1の運転機能に紐付けられた自己診断運転を示す情報である。自己診断運転は、例えば、紐付けられた運転機能が使用可能であるか否かを確認するための運転である。つまり、自己診断運転は、例えば、紐付けられた運転機能に関連する機器の状態を確認するための運転である。
自己診断運転決定部19は、エレベーター1の復旧必要度が一定以下である場合に、制限機能決定部17により決定された制限する運転機能に紐付けられた自己診断運転を自己診断運転情報20から抽出する。自己診断運転決定部19は、自己診断運転情報20から抽出した自己診断運転をエレベーター1に実施させる自己診断運転として決定する。
運転制御部10は、例えば、運転機能を制限した状態での運転を開始した後に、自己診断運転決定部19により決定された自己診断運転を実施する。
運転制御部10は、例えば、予め設定された深夜等の時間帯に自己診断運転を実施してもよい。運転制御部10は、例えば、エレベーター1の呼びが発生していない時に自己診断運転を実施してもよい。つまり、運転制御部10は、例えば、利用者の利便性が低下しないタイミングで自己診断運転を実施する。
なお、運転制御部10は、例えば、運転機能を制限した状態での運転を開始する前に自己診断運転を実施してもよい。
制限機能決定部17は、エレベーター1が実施した自己診断運転の結果が良好であった場合、例えば、制限の度合いが緩和されるように、制限する運転機能を再決定する。制限機能決定部17は、自己診断運転の結果が良好であった場合、例えば、自己診断運転に関連付けられた運転機能を制限する運転機能として決定しない。制限機能決定部17は、自己診断運転の結果が良好でなかった場合、例えば、制限する運転機能を再決定せずに診断結果を記録する。
図5は、実施の形態2におけるエレベーター制御システムの動作例を示すフローチャートである。
復旧必要度算出部16は、復旧必要度を算出する(ステップS201)。自己診断運転決定部19は、復旧必要度が一定以下であるか否かを判定する(ステップS202)。ステップS202で、復旧必要度が一定以下でないと判定された場合、ステップS201の処理が行われる。
ステップS202で、復旧必要度が一定以下であると判定された場合、自己診断運転決定部19は、異常機器の状態を確認するための自己診断運転を決定する(ステップS203)。ステップS203に続いて、運転制御部10は、呼びが発生しているか否かを判定する(ステップS204)。ステップS204で、呼びが発生していると判定された場合、ステップS201の処理が行われる。
ステップS204で、呼びが発生していないと判定された場合、運転制御部10は、自己診断運転を実施する(ステップS205)。制限機能決定部17は、自己診断運転による診断結果が良好か否かを判定する(ステップS206)。ステップS206で、診断結果が良好であると判定された場合、制限機能決定部17は、制限する運転機能を再決定する(ステップS207)。ステップS206で、診断結果が良好でないと判定された場合、制限機能決定部17は、当該診断結果を記録する(ステップS208)。ステップS207又はステップS208の後は、ステップS201の処理が行われる。
実施の形態2において、自己診断運転決定部19は、制限機能決定部17による決定に基づいて運転機能を制限されるエレベーター1に実施させる自己診断運転を決定する。制限機能決定部17は、例えば、エレベーター1が実施した自己診断運転の結果が良好であった場合に、制限の度合いが緩和されるように、当該エレベーター1の運転機能のうち制限される運転機能を再決定する。このため、実施の形態2によれば、実施の形態1と同様の効果が得られるとともに、自己診断運転の結果に基づいて運転機能の制限を緩和することができる。
実施の形態2において、自己診断運転決定部19による自己診断運転の決定及び運転制御部10による自己診断運転の実施は、例えば、一定周期で繰り返し行われてもよい。この場合、運転機能の制限を段階的に緩和していくことができる。
実施の形態1及び2において、管理センター9の各機能は、エレベーター1の制御装置7が有していてもよい。制御装置7は、同一の建物に設けられた複数のエレベーター1を制御する群管理装置であってもよい。管理センター9の各機能は、群管理装置である制御装置7が有していてもよい。
図6は、管理センターのハードウェア構成図である。
管理センター9における機器状態取得部11、異常判定部12、異常機器特定部13、記憶部14、関連機能抽出部15、復旧必要度算出部16、制限機能決定部17及び自己診断運転決定部19の各機能は、処理回路により実現される。処理回路は、専用ハードウェア50であってもよい。処理回路は、プロセッサ51及びメモリ52を備えていてもよい。処理回路は、一部が専用ハードウェア50として形成され、更にプロセッサ51及びメモリ52を備えていてもよい。図6は、処理回路が、その一部が専用ハードウェア50として形成され、プロセッサ51及びメモリ52を備えている場合の例を示している。
処理回路の少なくとも一部が、少なくとも1つの専用ハードウェア50である場合、処理回路は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGA、又はこれらを組み合わせたものが該当する。
処理回路が少なくとも1つのプロセッサ51及び少なくとも1つのメモリ52を備える場合、機器状態取得部11、異常判定部12、異常機器特定部13、記憶部14、関連機能抽出部15、復旧必要度算出部16、制限機能決定部17及び自己診断運転決定部19の各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、又はソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェア及びファームウェアはプログラムとして記述され、メモリ52に格納される。プロセッサ51は、メモリ52に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、各部の機能を実現する。プロセッサ51は、CPU(Central Processing Unit)、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、DSPともいう。メモリ52は、例えば、RAM、ROM、フラッシュメモリー、EPROM、EEPROM等の、不揮発性又は揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD等が該当する。
このように、処理回路は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はこれらの組み合わせによって、管理センター9の各機能を実現することができる。なお、制御装置7の各機能も、図6に示す処理回路と同様の処理回路により実現される。
以上のように、本発明は、エレベーターに適用できる。
1 エレベーター
2 昇降路
3 巻上機
4 ロープ
5 かご
6 釣合おもり
7 制御装置
8 保守装置
9 管理センター
10 運転制御部
11 機器状態取得部
12 異常判定部
13 異常機器特定部
14 記憶部
15 関連機能抽出部
16 復旧必要度算出部
17 制限機能決定部
18 機能情報
19 自己診断運転決定部
20 自己診断運転情報
50 専用ハードウェア
51 プロセッサ
52 メモリ

Claims (8)

  1. エレベーターの異常機器に関連する運転機能を抽出する関連機能抽出部と、
    個々のエレベーターによって異なる情報に基づいて当該エレベーターの復旧必要度を算出する復旧必要度算出部と、
    前記復旧必要度算出部により算出されたエレベーターの復旧必要度に基づいて、前記関連機能抽出部により抽出された当該エレベーターの運転機能のうち制限される運転機能を決定する制限機能決定部と、
    を備えたエレベーター制御システム。
  2. 前記制限機能決定部は、復旧必要度が低いほど運転機能の制限の度合いを大きくし、復旧必要度が高いほど運転機能の制限の度合いを小さくする請求項1に記載のエレベーター制御システム。
  3. 前記制限機能決定部による決定に基づいて運転機能が制限されたエレベーターに実施させる自己診断運転を決定する自己診断運転決定部を備え、
    前記制限機能決定部は、エレベーターが実施した自己診断運転の結果が良好であった場合に、当該エレベーターの運転機能のうち制限される運転機能を再決定する請求項1又は2に記載のエレベーター制御システム。
  4. 前記復旧必要度算出部は、現在の日付、時刻及び曜日の少なくとも1つに対応する過去の期間におけるエレベーターの利用率に基づいて、当該エレベーターの復旧必要度を算出する請求項1から3のいずれか1項に記載のエレベーター制御システム。
  5. 前記復旧必要度算出部は、エレベーターが設置されている建物に存在する他のエレベーターの現在の利用率に基づいて、当該エレベーターの復旧必要度を算出する請求項1から4のいずれか1項に記載のエレベーター制御システム。
  6. 前記復旧必要度算出部は、エレベーターが設置されている建物において現在利用可能な他のエレベーターの数に基づいて、当該エレベーターの復旧必要度を算出する請求項1から5のいずれか1項に記載のエレベーター制御システム。
  7. 前記復旧必要度算出部は、エレベーターが設置されている建物の階床数に基づいて、当該エレベーターの復旧必要度を算出する請求項1から6のいずれか1項に記載のエレベーター制御システム。
  8. 前記復旧必要度算出部は、特定利用者が利用するためのエレベーター及び非常用のエレベーターの復旧必要度を一般のエレベーターの復旧必要度よりも高く算出する請求項1から7のいずれか1項に記載のエレベーター制御システム。
JP2018558528A 2016-12-26 2016-12-26 エレベーター制御システム Active JP6750689B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2016/088689 WO2018122913A1 (ja) 2016-12-26 2016-12-26 エレベーター制御システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2018122913A1 JPWO2018122913A1 (ja) 2019-08-08
JP6750689B2 true JP6750689B2 (ja) 2020-09-02

Family

ID=62707215

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018558528A Active JP6750689B2 (ja) 2016-12-26 2016-12-26 エレベーター制御システム

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP6750689B2 (ja)
KR (1) KR102208337B1 (ja)
CN (1) CN110088026B (ja)
WO (1) WO2018122913A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020065762A1 (ja) * 2018-09-26 2020-04-02 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 エレベーターシステム
JP7155342B1 (ja) * 2021-06-10 2022-10-18 東芝エレベータ株式会社 エレベータ制御装置およびエレベータ制御方法
CN118302373B (zh) * 2021-12-10 2024-09-27 三菱电机楼宇解决方案株式会社 电梯系统

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01247382A (ja) * 1988-03-30 1989-10-03 Hitachi Ltd エレベーター制御システム
JPH02138081A (ja) * 1988-11-19 1990-05-28 Hitachi Ltd 昇降装置システム
JPH03259884A (ja) * 1990-03-06 1991-11-19 Mitsubishi Electric Corp エレベータの制御装置
JPH07125941A (ja) * 1993-11-05 1995-05-16 Hitachi Ltd エレベータ制御システム
JPH07187541A (ja) * 1993-12-27 1995-07-25 Hitachi Building Syst Eng & Service Co Ltd 搬送装置の保守作業用携帯端末機
JPH07254934A (ja) * 1994-03-15 1995-10-03 Hitachi Building Syst Eng & Service Co Ltd エレベータ状態検出データの送信装置
JPH07257861A (ja) * 1994-03-18 1995-10-09 Mitsubishi Denki Bill Techno Service Kk エレベータのメンテナンス装置
JP3728357B2 (ja) * 1996-11-15 2005-12-21 三菱電機株式会社 エレベーターの弱者運転装置
JP2008037604A (ja) * 2006-08-08 2008-02-21 Hitachi Building Systems Co Ltd 昇降機用地震復旧支援システム
JP2009107814A (ja) * 2007-10-31 2009-05-21 Toshiba Elevator Co Ltd 昇降機の遠隔監視システム
CN201240725Y (zh) * 2008-02-03 2009-05-20 梁耀强 电梯智能控制装置
JP4792477B2 (ja) 2008-02-27 2011-10-12 株式会社日立製作所 エレベーターの安全運転システム
JP5380423B2 (ja) * 2010-12-09 2014-01-08 株式会社日立製作所 エレベータシステム
JP5979971B2 (ja) * 2012-05-16 2016-08-31 株式会社日立ビルシステム エレベータの制御装置
CN102765642B (zh) * 2012-07-23 2014-12-10 广州日滨科技发展有限公司 电梯故障分级处理的方法及装置
CN105793182B (zh) * 2013-11-28 2018-04-24 株式会社日立制作所 电梯的安全系统
JP6302363B2 (ja) * 2014-06-16 2018-03-28 株式会社日立製作所 エレベーター装置、及びエレベーター装置の制御装置
CN104816990B (zh) * 2015-05-07 2017-03-22 广州永日电梯有限公司 一种电梯错层快速平层自救方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2018122913A1 (ja) 2019-08-08
CN110088026B (zh) 2020-08-18
KR20190047053A (ko) 2019-05-07
WO2018122913A1 (ja) 2018-07-05
KR102208337B1 (ko) 2021-01-27
CN110088026A (zh) 2019-08-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10189676B2 (en) Apparatus for performing a rescue run in an elevator system by selecting rescue functions to utilize to perform the rescue run and a method of performing same
JP6750689B2 (ja) エレベーター制御システム
JP4937744B2 (ja) エレベータ運行制御装置
JP6610006B2 (ja) エレベータの診断装置
JP2009221009A (ja) エレベータの制御装置
CN110099862B (zh) 电梯的控制装置
JP6536755B2 (ja) エレベーターの制御装置
WO2016199620A1 (ja) 昇降機の作業状況監視装置および作業状況監視方法
JP6480840B2 (ja) エレベータ及びエレベータの管制運転方法
CN113165836B (zh) 避免电梯的利用者被困的监视装置
CN111051233B (zh) 电梯系统
WO2011104816A1 (ja) エレベータの制御装置
CN113939774A (zh) 任务调度管理装置
CN113015685A (zh) 用于检测电梯的防范摄像机的污染的监视装置、判定装置和电梯系统
JP4967933B2 (ja) エレベータの制御装置及び制御方法
JP6702435B2 (ja) エレベーターの修復支援システム
JP6673393B2 (ja) 診断機能を備えたエレベーターシステム
JP7080326B2 (ja) エレベータ装置
JP6217869B1 (ja) 昇降機のスイッチ信号診断装置および昇降機の保守計画作成システム
JP2019043747A (ja) エレベーター地震時自動診断システム
CN114502495B (zh) 调整电梯的诊断运转设定的诊断运转调整装置、监视装置以及电梯系统
JP6648864B1 (ja) エレベーター装置
JP6743976B2 (ja) 異常検出装置
JP2022096405A (ja) エレベーターシステム
JP2017019609A (ja) エレベーター用制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190412

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200714

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200727

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6750689

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250