JP2008037604A - 昇降機用地震復旧支援システム - Google Patents

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幸裕 小池
Akiyasu Ogawa
顕康 小川
Yasuhiro Shibata
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Abstract

【課題】利用頻度の高い昇降機の復旧作業を、優先的に、かつ、的確に指示し得る昇降機用地震復旧支援システムの提供。
【解決手段】地震感知器1を設置した昇降機を制御する昇降機制御装置2に接続されて昇降機の状態監視を行う監視端末装置3と、この監視端末装置3に接続されて昇降機の稼動情報を収集して昇降機を監視する監視センター4を有し、この監視センター4に、単位時間毎の昇降機の起動回数の月間平均値が含まれる稼動情報リストを格納した稼動情報格納部4G3と、作業ランク及び作業順序が含まれる復旧作業指示リストを格納した作業指示格納部4G5を設け、稼動情報リストの起動回数の月間平均値を検索して、復旧作業指示リストにおける作業順序が、地震発生時刻に該当する時間帯の月間平均値の大きい順に優先順序となるように、復旧作業指示リストを作成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、昇降機用地震復旧支援システムに関するものである。
一般に、昇降機においては、地震が発生した場合、顧客から昇降機の故障等の連絡若しくは監視センターから故障等の発報を、各地域に設置された営業所で待機している保全作業員が受けると、その保全作業員から作業現場に出動している保全作業員に対して、必要とする復旧作業指示を与えるようにしている。
ところが、営業所で待機している保全作業員が、作業現場に出動している保全作業員に対して、一度で必要とする復旧作業指示を与えることができず、営業所で待機している保全作業員と作業現場に出動している保全作業員との間で、何回も電話連絡をすることになり、昇降機の復旧作業が円滑に実行されないことがあった。
そこで、昇降機の復旧作業を、的確に、かつ、効率的に指示するために、地震管制制御付き昇降機のリスト及びその昇降機の顧客情報を予め記録させた地震復旧対応記録担体を備え、この地震復旧対応記録担体に、保全用携帯端末装置の入力部の入力により記憶させた昇降機の顧客情報から地震管制運転復旧スケジュールを所定の優先順位で設定するとともに、その優先順位を、病院納めの昇降機、地震管制運転動作率の高い建物に納めた昇降機、高階床納めの昇降機、複数台の昇降機を設置する建物に納めた昇降機の順とした昇降機用地震復旧支援システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−282934号公報
しかしながら、大きな地震(例えば、震度4以上の地震)が発生した場合には、地震発生地域に設置されている複数個の昇降機から、地震感知器が作動したことを知らせる地震発報や閉じ込めなどの故障が発生したことを知らせる故障発報が監視センターに一斉になされる。そのために、上述した特開平8−282934号公報に記載された昇降機用地震復旧支援システムでは、復旧作業の優先順位が同じであると設定された複数個の昇降機から監視センターに故障等の発報が略同時期にあり、その監視センターから作業現場に出動している保全作業員に対して復旧作業の指令があった場合、その指令を受けた保全作業員は、その保全作業員の現在位置から近い場所に設置されている昇降機から順次復旧作業を実施して、公共性や利用頻度の高い昇降機の復旧作業が公共性や利用頻度の低い昇降機の復旧作業よりも後回しになってしまうことがあった。その場合、公共性や利用頻度の高い昇降機を利用する多くの乗客及び公共性や利用頻度の高い昇降機を所有する顧客から復旧作業が遅い旨の多数の苦情が、監視センターなどに寄せられていた。
本発明の目的は、上記課題にかんがみなされたものであって、作業現場に出動している保全作業員に対して、利用頻度の高い昇降機の復旧作業を、優先的に、かつ、的確に指示することを可能にした昇降機用地震復旧支援システムを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、昇降機を有する建物に設置されて予め設定された一定以上の揺れを感知すると地震感知信号を出力する地震感知器と、昇降機を制御する昇降機制御装置と、この昇降機制御装置に接続されて昇降機の状態監視を行い少なくとも昇降機の起動回数データを格納する監視端末装置と、この監視端末装置に接続されて昇降機の稼動情報を収集して昇降機を監視する監視センターと、この監視センターに接続され、かつ、保全作業者の出動拠点に設置された入力端末装置と、前記監視センターに接続され、かつ、保全作業者が携帯する保全用携帯端末装置とから少なくとも構成された昇降機用地震復旧支援システムにおいて、前記監視センターに、単位時間毎の昇降機の起動回数及び起動回数の月間平均値が少なくとも含まれる稼動情報リストを格納した稼動情報格納部と、作業ランク及び作業順序が少なくとも含まれる復旧作業指示リストを格納した作業指示格納部を設け、前記稼動情報リストの起動回数の月間平均値を検索して、前記復旧作業指示リストにおける作業順序が、地震発生時刻に該当する時間帯の月間平均値の大きい順に優先順序となるように、復旧作業指示リストを作成することを特徴としている。
さらに、本発明の特徴は、前記昇降機制御装置を、常時、昇降機の起動信号を監視し、その起動信号を計数して単位時間毎の昇降機の起動回数データを月初めから月末まで日毎に演算する制御部と、この制御部で演算した起動回数データを格納する記憶部とを少なくとも含む構成にしたことにある。
さらに、本発明の特徴は、前記監視センターを、前記監視端末装置に格納されている起動回数データを収集して、単位時間毎の昇降機の起動回数の月間平均値を演算する制御部と、前記入力端末装置との間でデータ通信を行う通信部と、前記保全用携帯端末装置との間でデータ通信を行う通信部と、前記演算した起動回数の月間平均値のデータなどの各種情報を格納する記憶部と、この記憶部に格納してある各種情報を表示部に表示させ入力部とを少なくとも含む構成にしたことにある。
さらに、本発明の特徴は、前記監視センターの記憶部を、顧客の名称、建物用途、前記監視端末装置の電話番号、どの地域に設置された昇降機かを判断するための地域コード等の顧客情報を格納する顧客情報格納部と、前記監視端末装置から受信される昇降機の各種信号を監視情報として格納する監視情報格納部と、単位時間毎の昇降機の起動回数及び起動回数の平均値を稼動情報として格納する稼動情報格納部と、前記監視端末装置から受信した昇降機からの各種信号に対する復旧作業等の対応情報を格納する対応情報格納部と、作業指示データ等を格納する作業指示格納部を少なくとも含む構成にしたことにある。
本発明によれば、単位時間毎の起動回数の月間平均値が大きい昇降機から順に復旧作業を優先的に指示するようにした復旧作業指示リストに沿って、作業現場に出動している保全作業員に復旧作業が指示されるので、公共性や利用頻度の高い昇降機の復旧作業が、優先的に、かつ確実に、実施されて、乗客及び顧客からの苦情が軽減させることのできる昇降機用地震復旧支援システムが得られる。
以下、本発明に係る昇降機用地震復旧支援システムの一実施形態を、図1〜図6に、基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る昇降機用地震復旧支援システムの構成を示すブロック図である。図2は、本発明の一実施形態に係る昇降機用地震復旧支援システムにおける監視センターに格納された顧客情報リストの説明図である。図3は、本発明の一実施形態に係る昇降機用地震復旧支援システムにおける監視センターに格納された監視情報リストの説明図である。図4は、本発明の一実施形態に係る昇降機用地震復旧支援システムにおける監視センターに格納された稼動情報リストの説明図である。図5は、本発明の一実施形態に係る昇降機用地震復旧支援システムにおける監視センターに格納された作業指示情報の説明図である。図6は、本発明の一実施形態に係る昇降機用地震復旧支援システムにおける復旧作業指示リストの作成処理手順を示すフローチャートである。
図1に示す本発明の一実施形態に係る昇降機用地震復旧支援システムは、昇降機を有する建物に設置されて予め設定された一定以上の揺れを感知すると地震感知信号を出力する地震感知器1と、昇降機を制御する昇降機制御装置2と、この昇降機制御装置2に接続されて昇降機の状態監視を行う監視端末装置3と、この監視端末装置3に接続されて昇降機の稼動情報を収集して昇降機を監視する監視センター4と、この監視センター4に接続されかつ保全作業者の出動拠点に設置された入力端末装置5と、監視センター4に接続されかつ保全作業者が携帯する保全用携帯端末装置6とから少なくとも構成されている。
昇降機制御装置2は、図1に示すように、常時、昇降機の起動信号を監視し、その起動信号を計数して単位時間毎の昇降機の起動回数データを月初めから月末まで日毎に演算する制御部2Aと、この制御部2Aで演算した起動回数データを格納する記憶部2Bとを少なくとも備えており、演算された起動回数データを監視端末装置3に送信する機能を有している。
監視端末装置3は、図1に示すように、昇降機の運転状態を常に監視する制御部3Aと、昇降機制御装置2から送信された起動回数データ等を格納する記憶部3Bと、監視センター4との間で一般回線7を介してデータ通信を行う通信部3Cとを少なくとも備えており、地震感知器1からの地震感知信号を、昇降機制御装置2を介して受信すると、記憶部3Bに、地震感知信号を受信したことを監視情報として格納するとともに、監視センター4に一般回線7を介して地震発報する機能を有している。
監視センター4は、図1に示すように、監視端末装置3の記憶部3Bに格納された起動回数データを収集して、単位時間毎の昇降機の起動回数の平均値を演算する制御部4Aと、監視端末装置3の通信部3Cとの間でデータ通信を行う通信部4Bと、入力端末装置5との間でデータ通信を行う通信部4Cと、保全用携帯端末装置6との間でデータ通信を行う通信部4Dと、表示部4Eと、入力部4Fと、制御部4Aで演算した起動回数の平均値のデータなどの各種情報を格納する記憶部4Gとを少なくとも備え、入力部4Fを操作することによって、各種情報を記憶部4Gに格納したり、記憶部4Gに格納してある各種情報を表示部4Eに表示させたりする機能を有している。
監視センター4の記憶部4Gは、図1に示すように、顧客の名称、建物用途、監視端末装置3の電話番号、どの地域に設置された昇降機かを判断するための地域コード等の顧客情報を格納する顧客情報格納部(顧客情報)4G1と、監視端末装置3から受信される昇降機の各種信号を監視情報として格納する監視情報格納部(監視情報)4G2と、単位時間毎の昇降機の起動回数及び起動回数の平均値を稼動情報として格納する稼動情報格納部(稼動情報)4G3と、監視端末装置3から受信した昇降機からの各種信号に対する復旧作業等の対応情報を格納する対応情報格納部(対応情報)4G4と、作業指示データ等を格納する作業指示格納部(指示情報)4G5とから、構成されている。
入力端末装置5は、図1に示すように、制御部5Aと、監視センター4との間で、社内ネットワーク8を介してデータ通信を行う通信部5Bと、監視センター4で監視される情報の表示を行う表示部5Cと、顧客の住所、昇降機監視仕様等の顧客情報や監視端末装置3から受信した発報等の信号に対する復旧作業等の対応情報の入力を行う入力部5Dとを少なくとも備え、入力部5Dを操作することによって、監視センター4の記憶部4Gに格納されている各種情報を、表示部5Cに表示させたりする機能を有している。
保全用携帯端末装置6は、図1に示すように、制御部6Aと、監視センター4との間で、輻輳規制に関わらない通信網9を介してデータ通信を行う通信部6Bと、表示部6Cと、入力部6Dとを、少なくとも備え、入力部6Dを操作することによって、監視センター4の記憶部4Gに格納されている各種情報を、表示部6Cに表示させたりする機能を有している。
監視センター4の記憶部4Gにおける顧客情報格納部(顧客情報)4G1に格納された顧客情報リスト10の内容は、図2に示すように、顧客を管理する管理番号欄10Aと、顧客の建物の名称を表記した顧客名欄10Bと、顧客の建物の用途を表記した建物用途欄10Cと、建物用途が重要の場合は「1」と表記し、かつ、建物用途が重要でない場合には「0」と表記してなる重要フラグ欄10Dと、顧客がどの地域にあるかを判断するための地域コード欄10Eと、顧客住所欄10Fと、監視端末装置3の電話番号欄10Gとからなっている。
監視センター4の記憶部4Gにおける監視情報格納部(監視情報)4G2に格納された監視情報リスト11の内容は、図3に示すように、顧客を管理する管理番号欄11Aと、顧客の建物の名称を表記した顧客名欄11Bと、顧客がどの地域にあるかを判断するための地域コード欄11Cと、監視端末装置3から受信した閉じ込めや地震計動作などの信号の内容を表記した信号名称欄11Dと、監視端末装置3から受信した信号の受信時刻欄11Eと、昇降機が復旧した時刻を示す復旧時刻欄11Fとからなっている。
監視センター4の記憶部4Gにおける稼動情報格納部(稼動情報)4G3に格納された稼動情報リスト12の内容は、図4に示すように、顧客を管理する管理番号欄12Aと、顧客の建物の名称を表記した顧客名欄12Bと、昇降機の利用時間帯欄12Cと、日毎に分けられた単位時間毎の起動回数欄12Dと、日毎に分けられた単位時間毎の起動回数の月間平均値欄12Eとからなっている。
監視センター4の記憶部4Gにおける作業指示格納部(指示情報)4G5に格納された復旧作業指示リスト13の内容は、図5に示すように、作業の優先順位を示す作業ランク欄13Aと、同じ作業ランクの中での作業順番を示す作業順序欄13Bと、顧客を管理する管理番号欄13Cと、顧客の建物の名称を表記した顧客名欄13Dと、顧客住所欄13Eと、監視端末装置3から受信した閉じ込めや地震計動作などの信号の内容を表記した信号名称欄13Fと、監視端末装置3から受信した信号の受信時刻欄13Gと、昇降機が復旧した時刻を示す復旧時刻欄13Hとからなっている。ここで、復旧作業指示リスト13の作業ランク欄13Aには、作業実施の優先度の高い順からA、B、Cと割り付けられるようにしてある。また、作業ランクが同一グループの中での作業順序は、復旧作業指示リスト13の作業順序欄13Bに示すように、1からの数字で優先順位がわかるように表示してある。
次に、上記実施形態の昇降機用地震復旧支援システムにおける復旧作業指示リスト13の作成処理手順を、図6に基づき、説明する。
まず、地震感知器1が一定以上の揺れ(例えば、震度4以上に揺れ)を感知した場合には、その地震感知器1から地震感知信号が昇降機制御装置2に発報されて、その昇降機制御装置2の制御部2Aにより、昇降機の運転を停止状態にするとともに、地震感知信号が発報されてきたことを発報データとして記憶部2Bに格納する。そして、監視端末装置3の制御部3Aでは、昇降機の運転状態を常に監視して、地震感知信号が発報されたことを発報データとして記憶部3Bに格納するとともに、通信部3Cから一般回線7を介して地震感知信号を監視センター装置4に発報する。監視センター装置4では、図6のステップS1に示すように、地震感知信号を受信すると、その受信時刻を地震発生時刻として、記憶部4Gの監視情報格納部(監視情報)4G2に格納されている監視情報リスト11の受信時刻欄11Eに格納するとともに、監視端末装置3から受信した閉じ込めや地震計動作などの信号の内容を、記憶部4Gの監視情報格納部(監視情報)4G2に格納されている監視情報リスト11の信号名称欄11Dに格納する。
次いで、監視センター装置4では、図6のステップS2に示すように、地震感知信号を発報した監視端末装置3が設置された建物の顧客の地域コードを基に、同一地域コードで登録されている顧客を、顧客情報格納部(顧客情報)4G1に格納された顧客情報リスト10から検索し、顧客情報リスト10の管理番号欄10Aに格納されている管理番号をキーワードにして、監視情報格納部(監視情報)4G2に格納された監視情報リスト11から「閉じ込め発報」を受信しているか否かを判定する。
図6のステップS2において、「閉じ込め発報」を受信していると判定された場合には、図6のステップS7に進み、作業指示格納部(指示情報)4G5に格納された復旧作業指示リスト13における「閉じ込め」を発報している顧客の作業ランク欄13Aの作業ランクが「A」に、かつ、作業指示格納部(指示情報)4G5に格納された復旧作業指示リスト13における作業順序欄13Bが、「閉じ込め」の発報受信時刻の早い顧客順に作業順序となるように、それぞれ、リスト登録される。
図6のステップS2において、「閉じ込め発報」を受信していないと判定された場合には、図6のステップS3に進み、監視センター4では、その監視センター4の監視情報格納部(監視情報)4G2に、監視端末装置3の記憶部3Bから地震感知器1の動作状況を収集して、格納するとともに、地震感知器1が動作しているか否かを判定する。
そして、図6のステップS3において、地震感知器1が動作していると判定された場合には、図6のステップS4に進み、重要顧客か否かを判定する。すなわち、監視情報格納部(監視情報)4G2に格納された顧客が、病院、ホテル、消防などの公共性及び重要性の高い建物かどうかを、顧客情報格納部(顧客情報)4G1に格納された顧客情報リスト10の重要度フラグ欄10Dを検索することにより、重要度フラグが「1」の顧客か、重要度フラグが「0」の顧客かを判定する。
図6のステップS4において、重要度フラグが「1」の顧客、すなわち、重要顧客であると判定された場合には、図6のステップS5に進み、重要度フラグが「1」の顧客につき、利用率の高い顧客順にリスト登録される。すなわち、重要度フラグが「1」の顧客の、管理番号(顧客情報リスト10の管理番号欄10Aの管理番号)をキーワードに、稼動情報格納部(稼動情報)4G3に格納された稼動情報リスト12の起動回数の月間平均値欄12Eを検索して、地震発生時刻に該当する時間帯の月間平均値の大きい順に作業順序となるように、復旧作業指示リスト13における作業順序欄13Bに、それぞれ、リスト登録されるとともに、作業指示格納部(指示情報)4G5に格納された復旧作業指示リスト13における作業ランク欄13Aに、「B」とリスト登録される。
図6のステップS4において、重要度フラグが「0」の顧客、すなわち、重要顧客でないと判定された場合には、図6のステップS6に進み、重要度フラグが「0」の顧客につき、利用率の高い顧客順にリスト登録される。すなわち、重要度フラグが「0」の顧客の、管理番号(顧客情報リスト10の管理番号欄10Aの管理番号)をキーワードに、稼動情報格納部(稼動情報)4G3に格納された稼動情報リスト12の起動回数の月間平均値欄12Eを検索して、地震発生時刻に該当する時間帯の月間平均値の大きい順に作業順序となるように、復旧作業指示リスト13における作業順序欄13Bに、それぞれ、リスト登録されるとともに、作業指示格納部(指示情報)4G5に格納された復旧作業指示リスト13における作業ランク欄13Aに、「C」とリスト登録される。
上記作成処理手順に基づき作成された図5の復旧作業指示リスト13は、監視端末装置からの監視情報や稼動情報などが監視センター装置4に入力される度に、作業ラングや作業順序が見直されて、優先度に変更があれば、書き換えられるようにしてある。
上記構成の昇降機用地震復旧支援システムによれば、保全作業者は、保全用携帯端末装置6を輻輳規制に関わらない通信網9を介して監視センター装置4に接続した後、入力部6Dを操作することにより、作業指示格納部(指示情報)4G5に格納された復旧作業指示リスト13を表示部6Cに表示させる。そして、保全用携帯端末装置6の表示部6Cに表示させた復旧作業指示リスト13の作業ランク及び作業順序に従って復旧作業を、保全作業者が実施する。これによって、保全作業者により、閉じ込め故障が発生した昇降機の復旧作業を最優先になされる。次に、公共性や重要性が高い建物に設置され、かつ、利用頻度の高い昇降機から順次、復旧作業が行われるようになる。
保全作業者は、復旧作業の完了の都度、保全用携帯端末装置6の入力部6Dを操作して、復旧時刻などの復旧作業の結果を、監視センター装置4に送信するとともに、再度、最新の復旧作業指示リスト13を表示部6Cに表示させて、昇降機の復旧作業が行われていない建物に対する復旧作業の優先順位を再確認した後、優先順位の高い建物から昇降機の復旧作業を行うようにする。なお、復旧時刻などの復旧作業の結果は、現場で復旧作業を行った保全作業者から出動拠点に出勤している保全作業者に連絡して、その出動拠点に出勤している保全作業者が出動拠点に設置された入力端末装置5の入力部5Dを操作することにより、監視センター装置4に送信するようにしてもよい。
そして、監視センター装置4では、保全用携帯端末装置6若しくは入力端末装置5から送信されてきた復旧作業の結果(復旧作業完了データ)を対応情報格納部(対応情報)4G4に格納するとともに、作業指示格納部(指示情報)4G5に格納された復旧作業指示リスト13を最新の内容に更新する。
上記実施形態の昇降機用地震復旧支援システムによれば、閉じ込めが発生している昇降機を最優先に復旧作業の指示を行わせ、閉じ込めが発生している昇降機がない場合及び閉じ込め故障が発生している昇降機の復旧作業が完了した場合には、公共性や重要性が高く、かつ、使用頻度の大きい昇降機に対して、最優先に復旧作業の指示を行わせることができ、乗客及び顧客からの苦情を軽減させることができる。
本発明の一実施形態に係る昇降機用地震復旧支援システムの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る昇降機用地震復旧支援システムにおける監視センターに格納された顧客情報リストの説明図である。 本発明の一実施形態に係る昇降機用地震復旧支援システムにおける監視センターに格納された監視情報リストの説明図である。 本発明の一実施形態に係る昇降機用地震復旧支援システムにおける監視センターに格納された稼動情報リストの説明図である。 本発明の一実施形態に係る昇降機用地震復旧支援システムにおける監視センターに格納された復旧作業指示リストの説明図である。 本発明の一実施形態に係る昇降機用地震復旧支援システムにおける復旧作業指示リストの作成処理手順を示すフローチャートである。
1 地震感知器
2 昇降機制御装置
2A 制御部
2B 記憶部
3 監視端末装置
3A 制御部
3B 記憶部
3C 通信部
4 監視センター
4A 制御部
4B 通信部
4C 通信部
4D 通信部
4E 表示部
4F 入力部
4G 記憶部
4G1 顧客情報格納部(顧客情報)
4G2 監視情報格納部(監視情報)
4G3 稼動情報格納部(稼動情報)
4G4 対応情報格納部(対応情報)
4G5 作業指示格納部(指示情報)
5 入力端末装置
5A 制御部
5B 通信部
5C 表示部
5D 入力部
6 保全用携帯端末装置
6A 制御部
6B 通信部
6C 表示部
6D 入力部
7 一般回線
8 社内ネットワーク
9 輻輳規制に関わらない通信網
10 顧客情報リスト
10A 管理番号欄
10B 顧客名欄
10C 建物用途欄
10D 重要フラグ欄
10E 地域コード欄
10F 顧客住所欄
10G 電話番号欄
11 監視情報リスト
11A 管理番号欄
11B 顧客名欄
11C 地域コード欄
11D 信号名称欄
11E 受信時刻欄
11F 復旧時刻欄
12 稼動情報リスト
12A 管理番号欄
12B 顧客名欄
12C 利用時間帯欄
12D 起動回数欄
12E 起動回数の月間平均値欄
13 復旧作業指示リスト
13A 作業ランク欄
13B 作業順序欄
13C 管理番号欄
13D 顧客名欄
13E 顧客住所欄
13F 信号名称欄
13G 受信時刻欄
13H 復旧時刻欄

Claims (4)

  1. 昇降機を有する建物に設置されて予め設定された一定以上の揺れを感知すると地震感知信号を出力する地震感知器と、昇降機を制御する昇降機制御装置と、この昇降機制御装置に接続されて昇降機の状態監視を行い少なくとも昇降機の起動回数データを格納する監視端末装置と、この監視端末装置に接続されて昇降機の稼動情報を収集して昇降機を監視する監視センターと、この監視センターに接続され、かつ、保全作業者の出動拠点に設置された入力端末装置と、前記監視センターに接続され、かつ、保全作業者が携帯する保全用携帯端末装置とから少なくとも構成された昇降機用地震復旧支援システムにおいて、
    前記監視センターに、単位時間毎の昇降機の起動回数及び起動回数の月間平均値が少なくとも含まれる稼動情報リストを格納した稼動情報格納部と、作業ランク及び作業順序が少なくとも含まれる復旧作業指示リストを格納した作業指示格納部を設け、前記稼動情報リストの起動回数の月間平均値を検索して、前記復旧作業指示リストにおける作業順序が、地震発生時刻に該当する時間帯の月間平均値の大きい順に優先順序となるように、前記復旧作業指示リストを作成したことを特徴とする昇降機用地震復旧支援システム。
  2. 前記昇降機制御装置は、常時、昇降機の起動信号を監視し、その起動信号を計数して単位時間毎の昇降機の起動回数データを月初めから月末まで日毎に演算する制御部と、この制御部で演算した起動回数データを格納する記憶部とを、少なくとも含む構成にしたことを特徴とする請求項1記載の昇降機用地震復旧支援システム。
  3. 前記監視センターは、前記監視端末装置に格納されている起動回数データを収集して、単位時間毎の昇降機の起動回数の月間平均値を演算する制御部と、前記入力端末装置との間でデータ通信を行う通信部と、前記保全用携帯端末装置との間でデータ通信を行う通信部と、前記演算した起動回数の月間平均値のデータなどの各種情報を格納する記憶部と、この記憶部に格納してある各種情報を表示部に表示させる入力部とを、少なくとも含む構成にしたことを特徴とする請求項1若しくは2記載の昇降機用地震復旧支援システム。
  4. 前記監視センターの記憶部は、顧客の名称、建物用途、前記監視端末装置の電話番号、どの地域に設置された昇降機かを判断するための地域コード等の顧客情報を格納する顧客情報格納部と、前記監視端末装置から受信される昇降機の各種信号を監視情報として格納する監視情報格納部と、単位時間毎の昇降機の起動回数及び起動回数の平均値を稼動情報として格納する稼動情報格納部と、前記監視端末装置から受信した昇降機からの各種信号に対する復旧作業等の対応情報を格納する対応情報格納部と、作業指示データ等を格納する作業指示格納部とを、少なくとも含む構成にしたことを特徴とする請求項1、2若しくは3記載の昇降機用地震復旧支援システム。
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