JP2007112541A - 保守員の動静管理システム - Google Patents

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一尋 幡野
Toshiyuki Kotani
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Abstract

【課題】保守員の作業状況を正確に把握して、各現場を効率的に巡回させる。
【解決手段】保守員15a,15bは情報発信機16a,16bを所持し、予め決められた作業スケジュールに従って各現場を巡回する。上記作業スケジュールは、監視センタ17内の監視装置18によって管理されている。監視装置18は情報発信機16a,16bから発信される信号に基づいて作業スケジュールを更新する。そして、更新後の作業スケジュールに基づいて作業が完了した保守員の存在を検出した場合に、当該保守員に他の保守員の未着手現場の作業を割り当てるように作業スケジュールを再編成することで、各現場を効率的に巡回させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば各地に点在するエレベータの保守点検作業に用いられる保守員の動静管理システムに関する。
例えば、昇降機(エレベータ)を保守点検する保守員は、一般には、一日に複数の顧客の昇降機の設置現場を巡回して保守点検作業を行っている。この保守点検作業は、予めスケジュール化され、保守の巡回順路を所定の時間間隔で移動するように管理されているのが普通である。
また、保守員が現場に到着した場合に、監視センタへの作業の開始や終了などの連絡を電話で行うのが一般的であり、監視センタ内のオペレータはその電話連絡を受けることで、保守員の作業状況をチェックしている。
しかしながら、保守員が複数の現場を巡回する作業では、各保守員の作業終了時間にばらつきが発生する。このため、一方のエリアでは作業が完了しているにも関わらず、他方のエリアでは未着手の現場が残っているといったことがあり、顧客に対するサービスが損なわれることになる。
本発明は上記のような点に鑑みなされたもので、保守員の作業状況を正確に把握して、各現場を効率的に巡回させることのできる保守員の動静管理システムを提供することを目的とする。
本発明の保守員の動静管理システムは、保守対象機器が設置された複数の現場を巡回する保守員が所持する情報発信機と、予め決められた各保守員の作業スケジュールが登録された記憶手段と、上記情報発信機からの信号に基づいて上記記憶手段内の作業スケジュールを更新する更新手段と、この更新手段によって更新された作業スケジュールに基づいて各保守員の作業状況を判断する判断手段と、この判断手段により作業が完了した保守員の存在を検出した場合に、当該保守員に他の保守員の未着手現場の作業を割り当てるように上記作業スケジュールを再編成する再編成手段とを具備して構成される。
このような構成によれば、保守員が所持する情報発信機から発信される信号によって、予め決められた作業スケジュールが更新される。その際に、更新後の作業スケジュールに基づいて作業が完了した保守員の存在が検出されると、当該保守員に他の保守員の未着手現場の作業を割り当てるように作業スケジュールが再編成される。このような作業スケジュールの再編成により、各保守員を効率的に巡回させることが可能となる。
本発明によれば、保守員の作業状況を正確に把握して、各現場を効率的に巡回させることができる。これにより、顧客に対するサービスを充実させると共に、例えば地震等の広域災害が発生した場合には、各保守員を効率的に現場に誘導して迅速な復旧活動を行うことができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る保守員の動静管理システムの構成を示す図である。なお、本実施形態では、保守対象機器としてエレベータを想定する。
図1に示すように、今、異なる保守員が担当する2つの監視エリア(AエリアとBエリアと称す)があるものとする。Aエリア内に多数の建物11a〜11dが存在し、これらの建物11a〜11dの内部には、少なくとも1台のエレベータ12a〜12dが設置されているものとする。同様に、Bエリア内にも多数の建物13a〜13dが存在し、これらの建物13a〜13dの内部には、少なくとも1台のエレベータ14a〜14dが設置されているものとする。
保守員15aは、Aエリア担当であり、そのAエリア内の建物11a〜11dを予め決められた作業スケジュールに従って巡回し、エレベータ12a〜12dの保守点検作業を行う。保守員15bは、Bエリア担当であり、そのBエリア内の建物13a〜13dを予め決められた作業スケジュールに従って巡回し、エレベータ14a〜14dの保守点検作業を行う。
保守員15a,15bは、それぞれに与えられた情報発信機16a,16bを所持して現場に向かう。情報発信機16a,16bは、例えば携帯電話などの端末装置からなり、監視センタ17に設置された監視装置18との通信機能を備えると共に、後述する二次元コードの読取り機能を備える。
図2は保守対象エレベータの乗りかごの内部構成を示す図、図3はその乗りかご内に設けられた二次元コードの一例を示す図である。
図2に示すように、乗りかご21内のかごドア22の隣に各階の呼び釦や戸開釦、戸閉釦等の複数の操作釦を含む操作盤23が配設され、その操作盤23の下側にコードシール24が貼り付けられている。コードシール24には、図3に示すような二次元コード25が予め印刷されている。
本実施形態において、この二次元コード25には、当該ビルの住所、顧客名(会社名またはビルの所有者名)、当該エレベータの号機、個々のエレベータを特定する号機IDの各情報が含まれている。また、この二次元コード25が印刷されたコードシール24は、エレベータの据え付け時や、過去の保守点検時などに既にこの位置に貼り付けられている。
次に、保守員15a,15bが所持する情報発信機16a,16bの構成について、情報発信機16aを代表として説明する。なお、情報発信機16bについても同様の構成である。
図4は保守員15aが所持する情報発信機16aの外観構成の一例を示す図である。
情報発信機16aは、持ち運びが容易な小型軽量の筐体30を有し、その筐体30に無線電波を送受信するためのアンテナ31の他、表示部32、入力部33、撮影部34が設けられている。
表示部32は、例えば液晶ディスプレイ装置からなり、画面上に各種データの表示を行う。入力部33は、複数の操作ボタンなどからなり、例えば電話電号、メールアドレスなどの入力操作の他、二次元コードの読込み指示を含む各種指示操作を行うためのユーザインタフェースとして用いられる。撮影部34は、カメラ機能として一般的に使用される他に、ここでは、図3に示した二次元コード25の読取り手段として利用される。
図5は情報発信機16aの機能構成を示すブロック図である。
情報発信機16aは、上述したアンテナ31、表示部32、入力部33、撮影部34の他に、制御部41、記憶部42、通信インタフェース43を備える。
制御部41は、端末装置4の全体の制御を司るCPUからなる。この制御部41は、記憶部42に記憶されたプログラムを読み込むことで、そのプログラムに記述された手順に従って各種処理を実行する。また、この制御部41は、撮影部34を通じて読み取られた二次元コード25を復号化するための機能を備えている。
記憶部42は、例えばROM、RAMなどからなり、プログラムを含む各種データが記憶される。この記憶部42には、情報発信機16aに固有のID(端末ID)などが記憶されている。
通信インタフェース43は、所定の通信プロトコルに従ってアンテナ31を介して無線電波を送受信することで、監視センタ17内の監視装置18を含む外部装置との間の無線通信を実現する。
このような構成において、保守員15aはこの情報発信機16aを所持して現場に向かう。そして、現場にてエレベータの保守点検作業を開始する前に、さらに、保守点検作業の終了後に、この情報発信機16aの撮影部34を通じて当該エレベータに設けられた二次元コード25を読み取る。この読み取られた二次元コード25は、制御部41にて復号化された後、通信インタフェース43を介して監視センタ17内の監視装置18へ送られる。その際、記憶部42に記憶された端末IDが付加されて一緒に送られる。
次に、監視センタ17の構成について説明する。
監視センタ17は、公衆回線等を利用して、図1に示したAエリア内のエレベータ12a〜12d、Bエリア内のエレベータ13a〜13dを遠隔的に監視している。この監視センタ17には、監視装置18が設置されており、オペレータにより各種指示が行われる。また、保守員からの連絡を監視装置18を介して受け付けると共に、相互に連絡を交わし適宜指示を与える。この監視装置18は、所定のプログラム演算を行う計算機からなる。
図6は監視センタ17内の監視装置18の機能構成を示すブロック図である。
監視装置18は、制御部51、記憶部52、通信インタフェース53、入力部55および表示部56を備える。
制御部51は、監視装置5の全体の制御を司るCPUからなる。この制御部51は、記憶部52に記憶されたプログラムを読み込むことで、そのプログラムに記述された手順に従って各種処理を実行する。記憶部52は、例えばROM、RAMなどからなり、プログラムを含む各種データが記憶される。また、この記憶部52には、保守員テーブルT1と作業テーブルT2が設けられている。
図7に示すように、保守員テーブルT1には、点検作業時に保守員15a,15bが所持する情報発信機16a,16bの管理番号(端末ID)、保守員15a,15bの識別番号(保守員ID)、氏名、所属先(営業所,役職)などの情報が登録されている。
また、作業テーブルT2には、保守員15a,15bの作業スケジュールが登録されている。詳しくは、図8に示すように、この作業テーブルT2には、保守員IDと、保守管理対象の各エレベータの設置建物の住所、そこに設置されたエレベータの号機、作業開始時刻、作業終了時刻、作業ステータスといった情報が登録されている。なお、作業ステータスとは、当該号機のエレベータが保守点検の“作業前”であるのか、“作業中”であるのか、“作業後”であるのかを示す情報である。
また、図6において、通信インタフェース53は、通信回線54を介して情報発信機16a,16bを含む外部装置との間の通信処理を行う。入力部55は、監視センタ17のオペレータの入力操作手段として用いられるものであり、例えばキーボードからなる。表示部56は、監視用のモニタ画面として用いられものであり、画面上にエレベータ監視に関わる各種データの表示を行う。
次に、本実施形態に係る保守員の動静管理システムの動作を、フローチャートを参照して説明する。
今、保守員15a,15bがAエリアとBエリアに別れ、それぞれの作業スケジュールに従ってエレベータの保守点検作業を行う場合を想定する。保守員15a,15bは、それぞれに情報発信機16a,16bを所持して現場に向かう。
図9は情報発信機16a,16bの処理動作を示すフローチャート、図10は監視センタ17内の監視装置18の処理動作を示すフローチャートである。なお、図9の情報発信機16a,16b側の処理については、マイクロコンピュータである制御部41が所定のプログラムを読み込むことにより実行され、監視装置18側の処理については、マイクロコンピュータである制御部51が所定のプログラムを読み込むことにより実行される。
まず、監視センタ17内の監視装置18から保守員15a,15bのそれぞれの作業スケジュールが情報発信機16a,16bに送信される(ステップB11)。この作業スケジュールは、図8の作業テーブルT2に保守員別に登録されている。なお、この作業スケジュールの作成方法については、本発明とは直接関係しないため、ここではその説明を省略する。
情報発信機16a,16bでは、監視装置18から送信された自身宛の作業スケジュールを取得することにより(ステップA11)、その作業スケジュールを表示する(ステップA12)。
このときの画面表示例を図11に示す。図中の61が作業スケジュール画面であり、当該保守員に割り当てられた担当エリアや巡回順番、検査物件などが所定の形式で記述されている。保守員15a,15bは、この作業スケジュール画面61を見て、それぞれに自分に割り当てられた最初の現場へ向かうことになる。
ここで、保守員15aの行動に着目すると、保守員15aはAエリア内の最初の現場(例えば図1の建物11a)に向かう。そして、その現場に到着すると、まず、情報発信機16aを用いて作業開始を監視センタ17に通知し、さらに、作業が終了した時点で、再び情報発信機16aを用いて作業開始を監視センタ17に通知する(ステップA13)。監視センタ17内の監視装置18は、情報発信機16aから作業開始と終了の通知を受け取ることで(ステップB12のYes)、図8に示した作業テーブルT2に登録された保守員15aの作業スケジュールを更新する(ステップB13)。
なお、現場での作業の開始と終了のタイミングを通知する手段として、当該現場に設けられた二次元コード25が用いられる。
すなわち、例えば保守員15aが現場に到着して、作業を開始するときと、作業を終了するときに、当該エレベータの乗りかご21内に設けられた二次元コード25を情報発信機16aの撮影部34を通じて読み取る。上述したように、この二次元コード25には、例えば現場の住所やエレベータ号機に関する情報などが含まれており、これらの情報が情報発信機16a内でデコードされて監視装置18に送信される。このとき、情報発信機16aに固有の端末IDが同時に送信される。これにより、どの端末から送られてきた情報なのかが特定され、さらに、保守員テーブルT1を参照することで、その端末を所持する保守員が特定される。結果として、どの保守員がどの現場でどのような作業状況にあるのかが把握される。
ここで、監視装置18では、当該現場に設けられた二次元コード25の読み取りにより最初に送られてきた信号を「作業開始信号」、二度目に送られてきた信号を「作業終了信号」として認識する。これにより、図8の作業テーブルT2に開始時刻や終了時刻をセットするなどして、保守員15aの作業スケジュールを更新する。その際、上記「作業開始信号」の受信により、作業ステータスを“作業前”から“作業中”に変更し、上記「作業終了信号」の受信により、作業ステータスを“作業中”から“作業後”に変更する。
保守員15aが他の現場に移動した場合も同様であり、その現場にて情報発信機16aから発信される信号に基づいて、作業テーブルT2内の保守員15aの作業スケジュールを更新する。
また、保守員15bについても同様であり、保守員15bが各現場に着いたときに情報発信機16bから発信される信号に基づいて、作業テーブルT2内の保守員15bの作業スケジュールを更新する。
このようにして、保守員15a,15bの作業スケジュールが適宜更新されると、監視装置18は、その更新後の作業スケジュールに基づいて作業が完了した保守員がいるか否かを判断する(ステップB14)。これは、作業テーブルT2に登録された全ての物件の作業ステータスが“作業後”に変更されている保守員の有無をチェックすることで行う。全ての物件の作業ステータスが“作業後”になっている保守員がいれば(ステップB14のYes)、監視装置18は、当該保守員に他の保守員の未着手現場の作業を割り当てるように作業スケジュールを再編成する(ステップB15)。
例えば、保守員15aが全ての物件の作業を完了している場合には、保守員15bの未着手現場を更新後の作業テーブルT2から検索し、それを保守員15aに割り当てるように作業スケジュールを再編成する。この再編成の具体的な方法としては、作業が完了した保守員15aの現場に距離的に最も近い未着手現場を検索し、その未着手現場の作業を割り当てる方法などがある。
なお、保守員15a,15bの現在位置は、上述した二次元コード25に含まれる物件の住所から求めることができる。また、より正確な位置を求めるために、例えば情報発信機16a,16bにGPS(Global Positioning System)機能を搭載しておくことでも良い。監視装置18では、情報発信機16a,16bからGPSの位置情報を定期的に取得して保守員15a,15bの現在位置を検出する。
また、ここでは説明を簡単にするため、巡回中の保守員を保守員15a,15bの二人としているが、実際には、さらに多くの保守員が各現場をそれぞれの作業スケジュールに従って巡回している。そこで、作業が完了した保守員15aに他の保守員の未着手現場の作業を割り当てる場合に、現在巡回中の各保守員の中で最もスケジュール遅れのある保守員を検索し、その保守員の未着手現場の作業を割り当てるようにしても良い。詳しくは、作業テーブルT2に登録された各保守員の作業スケジュールを比較し、作業ステータスが“作業前”になっている件数が最も多い保守員を検索し、その保守員の未着手現場の作業を割り当てる。
また、現在巡回中の各保守員の中で、作業が完了した保守員15aの現場に距離的に最も近い保守員を検索し、その保守員の未着手現場の作業を割り当てることでも良い。上述したように、各保守員の位置は二次元コード25に含まれる物件の住所から求めることができ、より正確な位置はGPSを利用して求めることができる。
このようにして、監視装置18により再編成された作業スケジュールは、その再編成に関わる保守員15a,15bの情報発信機16a,16bにそれぞれ個別に送信される(ステップB16)。情報発信機16a,16bでは、この作業スケジュールを受信して表示する(ステップA14,A15)。これにより、作業が完了した保守員15aは、スケジュールの変更を知ることができ、画面上に表示された作業スケジュールに従って他の現場に向かうことができる。
図12は情報発信機16aに表示される変更後の作業スケジュール画面の一例である。図中の62がその作業スケジュール画面であり、他の保守員15bの未着手現場が含まれている。また、63は監視装置18から再編成後の作業スケジュールと共に送られてきたメッセージであり、作業が完了した保守員15aに対し、例えば「○○現場に向かってください」といったように、スケジュール変更に伴う具体的な指示などが含まれている。
一方、作業の援助を受けた保守員15bに対する作業スケジュール画面62には、例えば「○○現場は、保守員15aが担当することになりました」といったようなメッセージ63が付加される。
このようにして、保守員15aは現場での保守点検作業を繰り返していき、全ての作業が終了したならば、所定の操作を行う。これにより、情報発信機16aでは、所定の終了操作が行われたと判別して(ステップA16のYes)、処理を終了する。保守員15bについても同様である。
一方、監視装置18では、保守員15a,15bに割り当てた全ての作業が完了したことを作業テーブルT2の作業ステータスの情報から判断することにより(ステップB17のYes)、ここでの一連の処理を終了する。
以上のように、本システムによれば、各保守員の作業状況に応じて作業スケジュールを再編成することで、各保守員を効率的に巡回させて迅速な保守点検作業を実現できる。これにより、顧客に対するサービスを充実させることができ、さらには、地震等の広域災害が発生した場合に、監視センタ側では、各保守員の作業状況を遠隔監視しながら、各保守員を効率的に現場に誘導して、復旧活動を迅速に行うことが可能となる。
なお、上記実施形態では、現場に設置された二次元コード25を読み取ることで、作業の開始、終了などの情報を監視センタ17内の監視装置18に送るような構成としたが、例えば情報発信機16a,16bが備える表示部32と入力部33を用いて、保守員15a,15bが適宜必要な情報を監視装置18に送ることでも良い。
また、保守員15a,15bが所持する情報発信機16a,16bは、携帯電話に限定されず、監視装置18に対して情報を発信可能な機能を備えたものであれば、どのような端末装置であっても良い。
また、撮影した二次元コードを情報発信機16a,16b内でデコードするものとしたが、撮影した二次元コードの画像をそのまま監視装置18に送信し、監視装置18側でデコードするようにしても構わない。
また、二次元コードは、前述のとおりQRコード(登録商標)のみならず、PDF417,Maxi Code,Data Matrix,Veri Code,Code 49,Code 1,Aztec Code,Super Code,RSS(登録商標であるものを含む)などを利用することが可能である。
また、作業スケジュールを再編成した場合に、監視センタ17のオペレータがその再編成後の作業スケジュールに従って、該当する保守員に音声等により連絡して現場に向かわせるようにしても良い。
さらに、上記実施形態では、昇降機の保守点検作業を例にとって説明したが、昇降機に限らず、各種の保守点検作業に適用することができる。また、昇降機としては、エレベータを例示したが、エスカレータなどであっても同様の効果を期待できる。
要するに、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の形態を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を省略してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
図1は本発明の一実施形態に係る保守員の動静管理システムの構成を示す図である。 図2は同実施形態における保守対象エレベータの乗りかごの内部構成を示す図である。 図3は同実施形態における乗りかご内に設けられた二次元コードの一例を示す図である。 図4は同実施形態における保守員が所持する情報発信機の外観構成の一例を示す図である。 図5は同実施形態における保守員が所持する情報発信機情報aの機能構成を示すブロック図である。 図6は同実施形態における監視センタ内の監視装置の機能構成を示すブロック図である。 図7は同実施形態における監視装置に設けられた保守員テーブルの構成を示す図である。 図8は同実施形態における監視装置に設けられた作業テーブルの構成を示す図である。 図9は同実施形態における情報発信機の処理動作を示すフローチャートである。 図10は同実施形態における監視装置の処理動作を示すフローチャートである。 図11は同実施形態における情報発信機に表示される作業スケジュール画面の一例を示す図である。 図12は同実施形態における情報発信機に表示される変更後の作業スケジュール画面の一例を示す図である。
符号の説明
11a〜11d…建物、12a〜12d…エレベータ、13a〜13d…建物、14a〜14d…エレベータ、15a,15b…保守員、16a,16b…情報発信機、17…監視センタ、18…監視装置、21…乗りかご、22…かごドア、23…操作盤、24…コードシール、25…二次元コード、31…アンテナ、32…表示部、33…入力部、34…撮影部、41…制御部、42…記憶部、43…通信インタフェース、51…制御部、52…記憶部、53…通信インタフェース、54…通信回線、55…入力部、56…表示部、61,62…作業スケジュール画面、63…メッセージ、T1…保守員テーブル、T2…作業テーブル。

Claims (7)

  1. 保守対象機器が設置された複数の現場を巡回する保守員が所持する情報発信機と、
    予め決められた各保守員の作業スケジュールが登録された記憶手段と、
    上記情報発信機からの信号に基づいて上記記憶手段内の作業スケジュールを更新する更新手段と、
    この更新手段によって更新された作業スケジュールに基づいて各保守員の作業状況を判断する判断手段と、
    この判断手段により作業が完了した保守員の存在を検出した場合に、当該保守員に他の保守員の未着手現場の作業を割り当てるように上記作業スケジュールを再編成する再編成手段と
    を具備したことを特徴とする保守員の動静管理システム。
  2. 上記再編成手段は、上記作業が完了した保守員の現場に距離的に最も近い未着手現場を検索し、その未着手現場の作業を割り当てることを特徴とする請求項1記載の保守員の動静管理システム。
  3. 上記再編成手段は、最もスケジュール遅れのある保守員を検索し、その保守員の未着手現場の作業を割り当てることを特徴とする請求項1記載の保守員の動静管理システム。
  4. 上記再編成手段は、上記作業が完了した保守員の現場に距離的に最も近い保守員を検索し、その保守員の未着手現場の作業を割り当てることを特徴とする請求項1記載の保守員の動静管理システム。
  5. 上記保守対象機器は、昇降機であることを特徴とする請求項1記載の保守員の動静管理システム。
  6. 上記情報発信機は、二次元コードの読み取り機能を有し、
    上記情報発信機からの信号は、上記情報発信機が上記保守対象機器の設置位置に設定された二次元コードの読み取りに応じて生成されることを特徴とする請求項1記載の保守員の動静管理システム。
  7. 上記再編成手段によって再編成された作業スケジュールをスケジュール変更に伴うメッセージを付加して上記情報発信機に送信する送信手段をさらに具備したことを特徴とする請求項1記載の保守員の動静管理システム。
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