JP5230065B2 - エレベータの遠隔監視システム及びエレベータの遠隔監視方法 - Google Patents

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Description

本発明は、各地に点在するエレベータの状況を遠隔的に集中管理するエレベータの遠隔監視システムに係り、特に、地震等の広域災害による乗りかご内の乗客の救出活動に有効なエレベータの遠隔監視システム及びエレベータの遠隔監視方法に関する。
例えば、オフィスビル、マンションビルなどの建物の高層化に伴い、エレベータの需要が高まる状況の中、地震等の広域災害やエレベータの故障が発生した場合の対策が重要課題として挙がっている。
すなわち、例えば地震等による広域災害などによってエレベータの運転が非常停止した場合には、安全のために乗りかごのドアがロックされ、外部からリセットを掛けない限り戸開することはできない。その際、乗りかご内に乗客がいると、エレベータが復旧するまでの間、その中に閉じ込められてしまうことになる。これを、通常、「閉じ込め事故」と呼んでいる。
このような場合、一般的には、乗りかご内に設置された非常呼出しボタンを押下操作することで外部と連絡を取ることができる。具体的には、上記非常呼出しボタンの押下に伴い、機械室の制御盤を介して乗りかごと監視センタとの間の回線が接続される。これにより、乗りかご内のインターフォンなどを通じて監視センタの保守員に状況を説明して救出を待つことになる。
しかしながら、地震のような広域災害が発生すると、一般の電話回線は輻輳状態となっり、さらに、回線の遮断などにより監視センタへの連絡が非常に困難な状況になる。そのため、監視センタ側では、どの物件で閉じ込め事故が発生しているのか、かご室内がどのような状況にあるのかなどを把握できず、乗客への救出活動に遅れが生じるといった問題がある。
本発明は上記のような点に鑑みなされたもので、非常事態が発生した場合に乗りかご内から監視センタへの連絡手段を確保し、乗りかご内の状況に応じた適切な対応を迅速に取ることのできるエレベータの遠隔監視システム及びエレベータの遠隔監視方法を提供することを目的とする。
本発明のエレベータの遠隔監視システムは、監視センタへのアクセス情報と機種情報とを含む二次元コードが設けられた乗りかごと、上記監視センタ内に設けられ、上記乗りかご内の状況確認のためのガイダンス情報が記憶されたガイダンステーブルを有する監視装置とを具備し、上記ガイダンス情報は、上記乗りかごの機種情報ごとに設けられる複数の項目データが段階的に構成されており、上記二次元コードは、端末装置を介して読み取られると共に、上記監視装置は、上記二次元コードに基づくアクセス要求と上記機種情報とに応答して、上記ガイダンステーブルから上記機種情報に対応した上記ガイダンス情報を読み出し、上記乗りかご内の状況に応じて上記各項目データを選択的に上記端末装置に送信する。
このような構成によれば、乗りかご内に設けられた二次元コードに基づいて監視センタにアクセス要求が出され、そのアクセス要求に応答して監視センサから状況確認のためのガイダンス情報が送られてくる。これにより、乗りかご内の乗客はそのガイダンス情報に従って状況を説明し、監視センタ側では、その返答に応じて適切な処理を行うことができる。
本発明によれば、乗りかご内に設けられた二次元コードを利用して監視センタに状況を説明することができ、監視センタ側では、その乗りかご内の状況に応じた適切な対応を迅速に取ることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は本発明の一実施形態に係るエレベータの構成例を示す図であり、3台のエレベータが並設された例が示されている。
図中の1はオフィスビルやマンションビルなどの建物である。この建物1には1号機〜3号機のエレベータ昇降路2a〜2cが設けられており、昇降路2aには1号機の乗りかご3a、昇降路2bには2号機の乗りかご3b、昇降路2cには3号機の乗りかご3cがそれぞれ独立して昇降動作する。乗客は、これらの乗りかご3a〜3cのいずれかに乗って建物1内の各階床間を自由に移動することができる。
ここで、乗りかご3aを代表して、本発明のエレベータ遠隔監視システムについて説明する。
図2はエレベータ遠隔監視システムの構成例を示す図である。図中の31は乗りかご3aのドアであり、そのかごドア31の近傍に操作盤32が配設されている。
操作盤32には、例えば各階の行き先ボタンや戸開ボタン、戸閉ボタンなどを含む各種操作ボタンが設けられている。また、この操作盤32の下側には、二次元コードが印刷されたコードシール33が貼り付けられている。
図3はコードシール33に印刷された二次元コードの一例を示す図である。
二次元コードはマトリックス状に形成され、“0”および“1”のいずれかに数値化した情報のそれぞれの数値が二次元コードの各ドットの濃淡(白または黒)に対応づけられたものである。二次元コードは縦方向および横方向の情報を持つので、例えば商品管理などに用いられる線状バーコード(一次元コード)と比較して記録できる情報量が格段に多い。このような二次元コードとしては、例えばQRコード(登録商標)などが広く知られている。
ここで、本システムでは、この二次元コードを緊急連絡手段として用いることを特徴としている。すなわち、例えば地震等の広域災害が発生し、乗りかご3a内に乗客が閉じ込められた場合において、その乗客が外部に連絡を取る手段として二次元コードを用いる。この二次元コードには、監視センタ6を緊急連絡先とした情報(アクセス情報)が記述されている。詳しくは、監視センタ6が提供している連絡サイトにアクセスするためのURL(Uniform Resource Locator)がコードシール33上に二次元コード化されて印刷されている。
また、このコードシール33には、エレベータが設置された建物の名前(物件名)やその建物の住所、さらに、エレベータ(乗りかご)の号機種類を示す機種情報などが付属情報として付加されている。なお、これらの二次元コード化された情報が例えば文字情報などにより視認可能な状態で二次元コードに隣接して印刷されていても良い。
図3に示すように、コードシール33は矩形状をなし、その裏面に形成された図示せぬ接着層を介して乗りかご3a内に貼り付けられる。具体的には、図2に示すように、乗りかご3a内の操作盤32の下側付近に貼り付けられる。これは、あまり目立つ場所にコードシール33を貼り付けておくと、本来の目的とは異なる用途で使われることや、剥がされたり、汚されたりする可能性があるからである。したがって、このような行為を防止する意味では、例えば操作盤32の下側などのように、普段は乗客が目を向けない場所であり、しかも、非常事態が発生した場合に直ぐに手の届く場所(携帯電話をかざすことができる場所)にコードシール33を貼り付けておくことが好ましい。
また、停電によりかご室内が暗いなることを考慮して非常灯の近くにコードシール33を設けておくことでも良い。さらに、乗りかご3a内の複数の箇所にコードシール33を設けておくことでも良い。
乗りかご3a内の乗客は、端末装置(例えば携帯電話)を用いてコードシール33上の二次元コードを読み取ることで、外部つまり監視センタ6と連絡を取ることができる。端末装置4は、乗客が持ち歩いている一般的な携帯用の電話機器であり、二次元コードの読取り機能を備えている。
なお、本システムに用いられる端末装置4としては、携帯電話に限らず、二次元コードの読取り機能を備えた通信端末機器であれば、例えばPDA(Personal Digital Assistant)などであっても良い。
また、乗りかご3aだけでなく、他の乗りかご3b,3cについても同様である。すなわち、それぞれのかご室内にはコードシール33が設けられており、乗客はこのコードシール33上の二次元コードを端末装置4などで読み取ることで、監視センタ6と連絡を取ることができる。
一方、監視センタ6は、各地に点在するエレベータの状況を遠隔監視しているところであり、そこには多数の保守員が常時待機している。この監視センタ6は、公衆回線等を利用し、各物件毎にエレベータを集中管理する監視装置5を備え、オペレータにより各種指示が行なわれる。なお、監視装置5は、所定のプログラム演算を行うコンピュータからなり、入力装置、表示装置、記憶装置などを備えて、エレベータの遠隔監視に関わる各種処理を実行する。特に、本システムにあっては、上記二次元コードの読取りにより端末装置4からアクセス要求があったときに、監視装置5では、そのアクセス要求に応答して状況確認と救出活動に関する処理を実行する。
図4は同実施形態におけるエレベータ監視システムに用いられる端末装置4の内部回路の構成例を示すブロック図である。なお、音声通話に関する回路の構成については説明を省略する。
図4に示すように、端末装置4は、制御部41、記憶部42、通信インタフェース43、アンテナ44、入力部45、表示部46および撮影装置47を備える。制御部11は記憶部42、入力部45、表示部46および撮影装置47と接続される。制御部41は通信インタフェース43を介してアンテナ44と接続される。
制御部41は、端末装置4の全体の制御を司るCPUからなる。この制御部41は、記憶部42に記憶されたプログラムを読み込むことで、そのプログラムに記述された手順に従って各種処理を実行する。
記憶部42は、例えばROM、RAMなどからなり、プログラムを含む各種データが記憶される。この記憶部42には、端末装置4に固有に割り付けられた識別番号の他、電話番号、メールアドレスなどが記憶されている。
通信インタフェース43は、所定の通信プロトコルに従ってアンテナ44を介して無線電波を送受信することで、監視センタ6内の監視装置5を含む外部装置との間の無線通信を実現する。
入力部45は、複数の操作ボタンなどからなり、例えば電話電号、メールアドレスなどの入力操作の他、二次元コードの読込み指示を含む各種指示操作を行うためのユーザインタフェースとして用いられる。表示部46は、例えば液晶ディスプレイ装置からなり、画面上に各種データの表示を行う。
撮影装置47は、端末装置4に備えられたカメラ機能として一般的に使用される他に、ここでは、図3に示した二次元コードの読取り手段として利用される。すなわち、この撮影装置47の光学撮像系を二次元コードシール33に向けた状態で、入力部45を通じて所定の操作を行うことで二次元コードを撮影し、その撮影によって得られた画像データを制御部41に出力する。制御部41には、二次元コードを復号化するためのアプリケーションソフトが予め搭載されている。制御部41は、上記撮影装置47を通じて入力された二次元コードの画像データを復号処理し、その二次元コードに含まれた緊急連先情報に基づいてエレベータの監視センタ6にアクセスする。
図5は同実施形態におけるエレベータ監視システムに用いられる監視センタ6内の監視装置5の内部回路の構成例を示すブロック図である。
図5に示すように、監視装置5は、制御部51、記憶部52、通信インタフェース53、アンテナ54、入力部55および表示部56を備える。制御部51は記憶部52、入力部55および表示部56と接続される。制御部51は通信インタフェース53を介してアンテナ54と接続される。
制御部51は、監視装置5の全体の制御を司るCPUからなる。この制御部51は、記憶部52に記憶されたプログラムを読み込むことで、そのプログラムに記述された手順に従って各種処理を実行する。
記憶部52は、例えばROM、RAMなどからなり、プログラムを含む各種データが記憶される。また、この記憶部52には、物件管理テーブルT1(図6参照)とガイダンステーブルT2(図7参照)が設けられている。
通信インタフェース53は、所定の通信プロトコルに従ってアンテナ54を介して無線電波を送受信することで、端末装置4を含む外部装置との間で無線通信を実現する。
入力部55は、監視センタ6内のオペレータの入力操作手段として用いられるものであり、例えばキーボードからなる。表示部56は、監視用のモニタ画面として用いられものであり、画面上にエレベータ監視に関わる各種データの表示を行う。
図6は上記監視装置5の記憶部52に設けられた物件管理テーブルT1の一例を示す図である。
図6に示すように、物件管理テーブルT1には、保守管理対象として登録された各エレベータの物件毎に、設置建物の住所と、その建物に設置されたエレベータ(乗りかご)の号機種類を示す機種情報が記憶されている。図6の例では、エレベータ号機の種類として、機種A〜Cの3タイプが示されている。
図7は上記監視装置5の記憶部52に設けられたガイダンステーブルT2の一例を示す図である。
ガイダンステーブルT2には、エレベータ号機種類に対応したガイダンス情報が記憶されている。このガイダンス情報は、かご室内の状況確認を行うための複数の項目データが段階的に構成されており、端末装置4からアクセス要求があったときに、質問形式で選択的に送信される。また、このガイダンス情報の内容は、それぞれのエレベータによって異なり、図7の例では、機種A〜Cのそれぞれに対応したガイダンスA〜Cの情報が記憶されていることが示されている。
次に、本システムの動作について説明する。
図8は本システムの動作を示すフローチャートであり、端末装置4側の処理と監視装置5側の処理の流れが示されている。なお、端末装置4側の処理については、端末装置4に搭載されたマイクロコンピュータである制御部41が所定のプログラムを読み込むことにより実行され、監視装置5側の処理については、監視装置5に搭載されたマイクロコンピュータである制御部51が所定のプログラムを読み込むことにより実行される。
今、例えば地震等の広域災害により乗りかご3a内に乗客が閉じ込められたものとする。乗りかご3a内には、図2に示したようにコードシール33が貼り付けられている。このコードシール33上の二次元コードを乗客の端末装置4に備えられた撮像機能を利用して読み取ると(ステップA11)、上記二次元コードがデコード処理され(ステップA12)、そのデコード処理にて得られた緊急連絡先情報(アクセス情報)に基づいて、監視センタ6内の監視装置5に対する接続処理が実行される(ステップA13)。
詳しくは、上記緊急連絡先情報として、監視センタ6が提供している連絡サイトのURLが二次元コードでコードシール33上に予め印刷されている。この二次元コードを端末装置4で読み取ると、端末装置4から上記URLに従って連絡サイトにアクセス要求が出される。
その際、例えば図9に示すようなアクセス要求画面71を表示し、そのアクセス要求画面71に設けられたID入力欄72に所定のID番号を入力させることで、目的以外のアクセスを防止するようにしても良い。ただし、このようなID番号を求めるアクセス要求画面71は必ずしも不要不可欠という訳ではなく、端末装置4で二次元コードを読み取るだけで、直ぐに連絡サイトつまり監視センタ6に繋がるような仕組みであっても良い。
監視センタ6内の監視装置5側では、端末装置4からアクセス要求があると(ステップB11のYES)、まず、上記アクセス要求と共に端末装置4から送出される識別情報(例えば端末装置の電話番号やメールアドレス)に基づいて、当該端末装置4を要求元として特定し(ステップB12)、かご室内の状況確認のためのガイダンス情報を送信する(ステップB13)。
詳しくは、上記ステップA11にて端末装置4が読み取った二次元コードには、建物1の名前、住所の他に乗りかご3aの機種を示す情報が含まれている。監視装置5側では、これらの情報を端末装置4から取得することにより、物件管理テーブルT1を検索して非常事態にあるエレベータ物件を判別して特定し、そのエレベータの乗りかご3aの機種に対応したガイダンス情報をガイダンステーブルT2から読み出して、これを質問形式化した第1の画面データを送信する。
なお、図9の例のように、アクセス要求に際し、所定のID番号を求める方式では、そのID番号を用いた照合処理によって正規の利用者からのアクセス要求であることが判明した場合にのみ応答することになる。
端末装置4では、監視装置5から送られた第1の画面データを受信することにより(ステップA14)、図10に示すような初期メニュー画面81を表示する(ステップA15)。
この初期メニュー画面81には、建物名称、エレベータ号機などの情報を含む物件項目82、連絡サイトへアクセスした日付、ログイン時間などの情報を含むアクセス項目83に加え、故障連絡事項84が設けられている。この故障連絡事項84は、乗客の選択操作によりかご室内の状況を質問形式で連絡するための項目であって、閉じ込め事故の有無を確認するための項目や、閉じ込め以外の故障確認を行うための項目などを有する。
ここで、乗客が端末装置4の入力部45を通じて上記故障連絡事項84の項目選択操作を行うと(ステップA16のYES)、その選択された項目データが監視装置5に返信される(ステップA17)。監視装置5では、この項目データを受信することにより(ステップB14のYES)、まず、閉じ込め事故であるか否かを判断する(ステップB15)。閉じ込め事故であると判断した場合には(ステップB15のYES)、監視装置5は、直ちに救出処理を実行する(ステップB16)。
上記救出処理としては、(a)監視センタ6内で閉じ込め事故が発生した旨の警告をランプ表示等により出力してオペレータを呼び出す、(b)当該物件の近くを巡回している保守員を検索して、その保守員に救出指示を出す、(c)乗りかご3aのドアロックを解除するためのリセット信号を出力するなどがある。
なお、上記(b)において、当該物件の近くを巡回中の保守員を検索する方法としては、例えば各保守員にGPS(Global Positioning System)機能付きの端末装置を持たせておき、その端末装置から得られる現在位置と上記二次元コードの読取りによって得られる物件の住所との比較により行う方法などがある。
また、閉じ込め事故であった場合に、例えば「直ぐに救出に向かいますので、そのままお待ち下さい」といったようなメッセージを端末装置4に送るようにしても良い。
一方、閉じ込め事故以外であった場合には(ステップB15のNO)、監視装置5では、さらに詳しい状況を確認するためのガイダンス情報をガイダンステーブルT2から読み出し、これを質問形式化した第2の画面データを端末装置4に送信する(ステップB17)。この第2の画面データは端末装置4にて受信、表示される(ステップA18,A19)。乗客は、この第2の画面データの各項目の問いに答えるような形で項目選択操作を行うことで、監視センタ6に状況を詳しく知らせることができる。
具体的には、上記第2の画面データとして、以下のような項目を有する画面データが送られてくる。
「1.ドアの故障ですか?」
「2.照明の故障ですか?」
「3.騒音がしますか?」
「4.その他」
監視センタ6側の監視装置5では、このような項目に対する乗客の応答に対し、例えば「戸開ボタンを押して外に出て下さい」といったような指示を送るか、あるいは、さらに、詳しい状況を確認するための画面データを送る。なお、このような対応を行った後は、保守員を現場に派遣して、故障復旧作業を行うことになる。
このように、エレベータの乗りかご内に設けられた二次元コードに監視センタへの連先情報を含ませておくことで、何らかの原因で乗りかごに異常が生じた場合に、乗客は携帯電話等の端末装置でその二次元コードを読み取るだけで監視センタに接続して状況を知らせることができる。この場合、監視センタでは、質問形式で状況の確認を行うため、乗客は、特にエレベータ故障に関する知識がなくとも、それに答えるといった形で現在の状況を簡潔に伝えることができる。これにより、例えば地震等の広域災害によって一般回線が不通となり、会話による状況説明が困難な状況下にあっても、監視センタ側では、乗りかごの状況を正確に把握して適切な対応を取ることができ、特に閉じ込め事故が発生した場合には迅速な救出活動を行うことができる。
なお、二次元コードは上述したQRコード(登録商標)であっても良いし、PDF417,Maxi Code,Data Matrix,Veri Code,Code49,Code1,Aztec Code,RSS(Reads reduced Space Symbology),Super Code(登録商標を含む)などであっても良い。
さらに、この種の二次元コードの読取り機能を備えた端末装置であれば、携帯電話に限らず、他の装置であっても良い。
また、上記実施形態では、監視センタから送られてきた画面に対し、その中の項目を選択するといった方法で状況を知らせる構成としたが、乗客が画面上に文字を入力して現在状況を説明するような構成であっても良い。
要するに、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の形態を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を省略してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
図1は本発明の一実施形態に係るエレベータの構成例を示す図である。 図2は同実施形態におけるエレベータ遠隔監視システムの構成例を示す図である。 図3は同実施形態におけるコードシールに印刷された二次元コードの一例を示す図である。 図4は同実施形態におけるエレベータ監視システムに用いられる端末装置の内部回路の構成例を示すブロック図である。 図5は同実施形態におけるエレベータ監視システムに用いられる監視センタ内の監視装置の内部回路の構成例を示すブロック図である。 図6は同実施形態における監視装置の記憶部に設けられた物件管理テーブルの一例を示す図である。 図7は同実施形態における監視装置の記憶部に設けられたガイダンステーブルの一例を示す図である。 図8は同実施形態におけるエレベータ監視システムの動作を示すフローチャートである。 図9は同実施形態における端末装置に表示されるアクセス要求画面の一例を示す図である。 図10は同実施形態における端末装置に表示される初期メニュー画面の一例を示す図である。
符号の説明
1…エレベータ設置ビル、2a〜2c…昇降路、3a〜3c…乗りかご、31…かごドア、32…操作盤、33…コードシール、4…端末装置、5…監視装置、6…監視センタ、41…制御部、42…記憶部、43…通信インタフェース、44…アンテナ、45…入力部、46…表示部、47…撮影装置、51…制御部、52…記憶部、53…通信インタフェース、54…アンテナ、55…入力部、56…表示部、T1…物件管理テーブル、T2…ガイダンステーブル、71…アクセス要求画面、72…ID入力欄、81…初期メニュー画面、82…物件項目、83…アクセス項目、84…故障連絡事項。

Claims (8)

  1. 監視センタへのアクセス情報と機種情報とを含む二次元コードが設けられた乗りかごと、
    上記監視センタ内に設けられ、上記乗りかご内の状況確認のためのガイダンス情報が記憶されたガイダンステーブルを有する監視装置とを具備し、
    上記ガイダンス情報は、上記乗りかごの機種情報ごとに設けられる複数の項目データが段階的に構成されており、
    上記二次元コードは、端末装置を介して読み取られると共に、
    上記監視装置は、上記二次元コードに基づくアクセス要求と上記機種情報とに応答して、上記ガイダンステーブルから上記機種情報に対応した上記ガイダンス情報を読み出し、上記乗りかご内の状況に応じて上記各項目データを選択的に上記端末装置に送信することを特徴とするエレベータの遠隔監視システム。
  2. 上記端末装置は、
    上記読取り機能によって読み取られた上記二次元コードを復号化する復号化手段と、
    この復号化手段によって得られた上記アクセス情報に基づいて、上記監視センタに対するアクセス要求を上記端末装置の識別情報と共に送出するアクセス手段とを備え、
    上記監視装置は、
    上記端末装置からのアクセス要求に応答して、上記端末装置の識別情報に基づいて要求元を特定する要求元特定手段と、
    この要求元特定手段によって特定された上記端末装置に対し、上記乗りかご内の状況確認のためのガイダンス情報を質問形式化した画面データを送信する送信手段と、
    この送信手段によって送信された画面データに対する上記端末装置からの返答に応じて所定の処理を実行する処理実行手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載のエレベータの遠隔監視システム。
  3. 上記二次元コードには、上記乗りかごを特定する機種情報が含まれ、
    上記送信手段は、上記二次元コードの読取りに伴い、上記端末装置から送られてくる上記機種情報に基づいて、上記乗りかごに対応したガイダンス情報を質問形式化した画面データを送信することを特徴とする請求項2記載のエレベータの遠隔監視システム。
  4. 上記画面データには、故障連絡事項として閉じ込め事故の有無を問うための項目が含まれていることを特徴とする請求項2記載のエレベータの遠隔監視システム。
  5. エレベータの状況を遠隔監視する監視センタへのアクセス情報と機種情報とを含む二次元コードを乗りかご内に設け、
    上記監視センタに設けられた監視装置に上記乗りかごの機種情報ごとに設けられる上記乗りかご内の状況確認のためのガイダンス情報が記憶されたガイダンステーブルを備え、
    上記ガイダンス情報は、複数の項目データが段階的に構成されており、
    上記二次元コードが端末装置を介して読み取られたときに、
    上記監視装置は、上記二次元コードに基づくアクセス要求と上記機種情報とに応答して、上記ガイダンステーブルから上記機種情報に対応した上記ガイダンス情報を読み出し、上記乗りかご内の状況に応じて上記各項目データを選択的に上記端末装置に送信することを特徴とする遠隔監視方法。
  6. 上記端末装置からのアクセス要求に応答して、上記端末装置からのアクセス要求と共に送られてくる識別情報に基づいて要求元を特定し、
    上記端末装置に対し、上記乗りかご内の状況確認のためのガイダンス情報を質問形式化した画面データを送信し、
    上記画面データに対する上記端末装置からの返答に応じて所定の処理を実行することを特徴とする請求項5記載のエレベータの遠隔監視方法。
  7. 上記二次元コードには、上記乗りかごを特定する機種情報が含まれ、
    上記二次元コードの読取りに伴い、上記端末装置から送られてくる上記機種情報に基づいて、上記乗りかごに対応したガイダンス情報を質問形式化した画面データを送信することを特徴とする請求項6記載のエレベータの遠隔監視方法。
  8. 上記画面データには、故障連絡事項として閉じ込め事故の有無を問うための項目が含まれていることを特徴とする請求項6記載のエレベータの遠隔監視方法。
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