JP2007112557A - エレベータ監視システム - Google Patents

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一尋 幡野
Toshiyuki Kotani
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Abstract

【課題】エレベータの保守契約を結んでいる顧客に対して、享受するサービスの範囲を選択できるようにする。
【解決手段】監視装置6に、監視対象のエレベータ2a〜2cの保守契約の契約先である一般顧客及び保守契約に特別契約を加算した契約の契約先である特別顧客の顧客情報を記憶する顧客データベースを設ける。そして、顧客11からの監視対象外のエレベータの位置を指定した救出要求を受信すると、当該顧客が特別顧客のときのみ、当該監視対象外のエレベータの位置と各携帯端末10からの情報に基づく各保守員9の現在位置とを表示部に表示し、保守員9が操作指定されると、当該保守員9の携帯端末10へ当該監視対象外のエレベータの位置と当該保守員の現在位置とを示す地図情報及び救出指示を送信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、各地に散在する各建屋に備えられた各エレベータに対する保守点検と遠隔監視とを行うエレベータ監視システムに関する。
各地に散在する各建屋に備えられた各エレベータに対する保守点検と遠隔監視とを行うエレベータの保守管理会社は、各建屋の所持者、管理者、または各エレベータの所持者、管理者との間で各エレベータ毎に保守契約を結ぶ。エレベータの保守管理会社にとっては保守契約の契約先である各建屋の所持者、管理者、または各エレベータの所持者、管理者が顧客となる。この場合、顧客は法人と個人とがある。
エレベータの保守管理会社は、保守契約が結ばれた各エレベータを監視対象エレベータとして、この監視対象エレベータと監視センターの監視装置とを通信回線で接続している。そして、監視対象エレベータに故障を含む異常が発生すると、異常発生情報が通信回線を介して監視センターの監視装置へ送信される。監視センターの監視員(オペレータ)は表示パネルに異常発生が表示されると、その異常の内容を調べて、例えばエレベータ内における利用客の閉じ込めの場合は、エレベータ内の利用客に対してインターホンを介して適切な指示を与える。そして、必要ならば、保守員を現場のエレベータへ救出に向かわす。
また、エレベータの保守管理会社の保守員は、保守契約に基づき、契約対象のエレベータに対して例えば3ヶ月に1回等の一定周期で保守点検を行う。この場合、各保守員は予め定められたスケジュールに従って契約対象の各エレベータを巡回する。各保守員は契約対象の各エレベータに対する保守点検の開始と終了とを例えば携帯電話で監視センターの監視員(オペレータ)へ連絡するようにしている。
また、各保守員のスケジュールは監視センターに届けられていて、監視センターの監視員(オペレータ)は、異常発生時に、各保守員のスケジュールを見て、異常発生時エレベータに近い位置で保守点検作業を行っている保守員に対して例えば携帯電話で救出対象のエレベータへ救出に向かわす。
このようなエレベータ監視システムにおいては、エレベータの保守管理会社は、エレベータに異常が発生した場合に、契約対象のエレベータに対してのみ、異常解消のための例えば保守員派遣等の義務を負う。
この場合、例えば、エレベータの利用客から固定電話または携帯電話で直接監視センターにエレベータの設置場所を指定した異常発生の情報及び異常解消の要請を伝えてきたとしても、当該エレベータが契約対象のエレベータでなければ、当該エレベータに自社の保守員を派遣できない。
特に、地震等に起因して利用客が、エレベータ内に閉じ込められた場合においては、深刻な事態に発展する懸念がある。しかしながら、契約対象外のエレベータも含めて要請のあつた全てのエレベータに対して、自社の保守員を派遣できるほど保守員の人員に対する余裕がないのが一般的である。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、エレベータ異常発生時に合理的に選択された顧客の救出要請のみに応じることにより、各顧客は享受するサービスの範囲を選択でき、保守員の人員を大幅に増加することなく、例えば地震発生時等における監視対象エレベータの異常復旧の迅速化、及び顧客に対するサービス向上を図ることができるエレベータ監視システムを提供することを目的とする。
本発明は、複数の監視対象エレベータを遠隔監視する監視装置と、各監視対象エレベータの保守点検を行う保守員に所持され監視装置との間で保守点検に必要な情報を送受信する複数の携帯端末とを備えたエレベータ監視システムに適用される。
そして、上記課題を解決するために、本発明のエレベータ監視システムの監視装置は、各監視対象エレベータの保守契約の契約先である一般顧客及び保守契約に特別契約を加算した契約の契約先である特別顧客の顧客情報を記憶する顧客データベースと、監視対象エレベータから異常発生情報を受信すると、この異常発生した監視対象エレベータの位置と各携帯端末からの情報に基づく各保守員の現在位置とを表示部に表示し、保守員が操作指定されると、当該保守員の携帯端末へ当該監視対象エレベータの位置と当該保守員の現在位置とを示す地図情報及び救出指示を送信する契約エレベータ救出指示手段と、顧客からの監視対象外エレベータの位置を指定した救出要求を受信すると、当該顧客が特別顧客のときのみ、当該監視対象外エレベータの位置と前記各携帯端末からの情報に基づく各保守員の現在位置とを表示部に表示し、保守員が操作指定されると、当該保守員の携帯端末へ当該監視対象外エレベータの位置と当該保守員の現在位置とを示す地図情報及び救出指示を送信する顧客救出指示手段とを備えている。
このように構成されたエレベータ監視システムにおいては、各エレベータを所持したり管理する各顧客は、このエレベータ監視システムを運営するエレベータ保守管理会社との間でエレベータの保守契約のみを結ぶか、保守契約に特別契約を加算した契約を結ぶかを選択できる。そして、エレベータの保守契約のみを結ぶ顧客を一般顧客とし、保守契約に特別契約を加算した契約を結ぶ顧客を特別顧客として、その契約内容を顧客データベースに登録する。
そして、顧客からの監視対象外エレベータの位置を指定した救出要求を受信すると、当該顧客が特別顧客のときのみ、この特別顧客を救出するために、保守員が監視対象外エレベータに向かう。一般顧客に対しては、監視対象外エレベータに対する救出サービスはない。このように、顧客は自己が享受できるサービスのレベルを予め選択できる。
また、別の発明は、上述したエレベータ監視システムにおいて、監視装置に対して、表示部に対して保守員毎に当該保守員が保守点検作業中か否かを表示し、保守点検作業中でない保守員の現在位置を表示し、保守点検作業中でない保守員に対する指定を示唆する指定支援手段を備えている。
このように構成されたエレベータ監視システムにおいては、監視センターの監視員(オペレータ)は、より簡単に最適の保守員を選択指定できる。
本発明によれば、たとえ契約対象外のエレベータの利用者から例えば固定電話や携帯電話を介して直接監視センターにエレベータの位置を指定した救出要請を受けたとしても、合理的に選択された利用者の救出要請のみ応じることにより、各顧客は享受するサービスの範囲を選択でき、保守員の人員を大幅に増加することなく、例えば地震発生時等における監視対象エレベータの異常復旧の迅速化、及び顧客に対するサービス向上を図ることができる。
以下、本発明の一実施形態を図面を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係わるエレベータ監視システムの概略構成を示す模式図である。ビル1内には3台のエレベータ2a(1号機)、2b(2号機)、2c(3号機)が設けられ、この3台のエレベータ2a〜2cは、このエレベータ監視システムを運用するエレベータ保守管理会社との間でエレベータの保守契約が結ばれている監視対象エレベータである。
3台のエレベータ2a〜2cにはエレベータの状態を監視する動作監視端末3が備えられ、この動作監視端末3が異常を検出すると通信回線4を介して、エレベータ保守管理会社の監視センター5内に設けられた監視装置6に異常発生情報を送信する。
別のビル7内にも3台のエレベータ8a、8b、8cが設けられているが、この3台のエレベータ8a〜8cは、エレベータ監視システムを運用するエレベータ保守管理会社との間でエレベータの保守契約が結ばれていなくて、別のエレベータ保守管理会社との間で保守契約が結ばれている。
エレベータ監視システムを運用するエレベータ保守管理会社の保守員9は携帯端末10を所持している。この携帯端末10はGPS衛星41からの信号を用いて自己の現在位置を算出する機能を有するとともに、監視センター5の監視装置6との間で音声を含む各種の情報交換を実施する機能を有する。さらに、この携帯端末は通常の携帯電話機能を有する。
なお、エレベータ監視システムを運用するエレベータ保守管理会社とビル1の各エレベータ2a〜2cの保守契約を結んだ顧客11は市販の携帯電話12を所持する。この図においては、顧客11は自己のビル1を出て他のビル7にいる状態を示す。
図2は、ビル1の一つのエレベータ2aのかご13の内部を示す図である。ドア14の隣に、かご呼び釦を含む操作盤15が設けられ、この操作盤15の下側位置に、二次元コードシール16が貼付られている。二次元コードシール16には、図2(b)に示す二次元コード17が印刷される。この二次元コード17は例えばQRコード(登録商標)で構成され、この実施形態においては、当該ビル1の住所、顧客名(会社名またはビルの所有者名)、当該エレベータの号機、個々のエレベータを特定する号機IDの各情報を含む。
図3(a)は各保守員9が所持する携帯端末10の外観図を示し、図3(b)は同携帯端末10の機能ブロック図を示す。携帯端末10の正面には、表示部18とキーボードからなる入力部19が設けられ、上面には、携帯電話用のアンテナ20及びGPS衛星41からの電波信号を受信するためのアンテナ21が設けられている。
この携帯端末10を所持する保守員9がこのエレベータ2aに対する保守点検作業の開始の前に、さらに、保守点検作業の終了後に、この携帯端末10の撮影部22を二次元コード17に向けて、撮影釦操作を行うと、撮影部22は、二次元コード17を読取って送信部23へ送出する。送信部23は読取った二次元コード17に記憶部24に記憶された保守員IDを付加して通信インタフェース25を介して、監視センター5の監視装置6へ自動送信する。
入力部19は、通話先電話番号入力や監視センター5の監視装置6へ送信する各種のデータ入力に用いる。位置算出部26は、保守員9の操作指示又は監視センター5からの現在位置送信要求に基づいて、GPS衛星41からの電波信号をアンテナ21を介して受信して、この携帯端末10の(緯度,経度)で示される現在位置を算出して送信部23へ送出する。送信部23はこの現在位置に、記憶部24に記憶された保守員IDを付加して通信インタフェース25を介して、監視センター5の監視装置6へ自動返信する。
受信部27は、監視センター5の監視装置6から受信した現在位置送信要求を位置算出部26へ送出する。さらに、この受信部27は、図8に示す、異常発生の監視対象エレベータ又は救出対象の顧客11の指定した監視対象外エレベータの「×」印で示した位置と、自己の保守員9の「*」印で示した現在位置が表記された地図28を監視センター5の監視装置6から受信して表示部18に表示出力する。また、記憶部24には、保守員9の保守員ID、及び保守員9が保守契約された各監視対象のエレベータ2a〜2cに対する保守点検スケジュールが記憶されている。
図4は監視センター5に設けられた監視装置6の概略構成図である。一種のコンピュータ等の情報処理装置で構成された監視装置6内には、各種情報を記憶する記憶部29、通信インタフェース30、表示部31、例えばキーボードやマウス等の入力部32、二次元コード17を解読するコード解読部33、予め設定されたアプリケーションプログラムに基づいて各種処理業務を実行する制御部34が設けられている。
通信インタフェース30には、各監視対象のエレベータ2a〜2cの動作監視端末3から通信回線4を介して異常発生情報を含む監視情報が入力する。また、通信インタフェース30には、監視対象のエレベータ2a〜2cのかご13内に設けられたマイク及び通信回線4を介して監視センター5の監視員(オペレータ)とかご13内に閉じ込められた利用者との間で音声会話を可能としている。さらに、この通信インタフェース30は、監視員(オペレータ)と保守員9と携帯端末10、及び一般の携帯電話との間の通常の通話を可能としている。
記憶部29内には、点検スケジュールメモリ35、保守員状態メモリ36、監視対象データベース(DB)37、顧客情報データベース(DB)38、地図データベース(DB)39が設けられている。
点検スケジュールメモリ35内には、図5(a)に示すように、各保守員9における今日の1日における保守契約された各監視対象のエレベータ2a〜2cに対する保守点検スケジュールが記憶されている。保守員9を特定する情報として、保守員ID、氏名、携帯端末10の携帯番号が記憶されている。
保守員状態メモリ36内には、図5(b)に示すように、各保守員9における現在時点における監視対象のエレベータ2a〜2cに対する保守点検の進捗状況(開始時刻、終了時刻、作業中か否かの現在状態、次の保守点検のエレベータのビル等)が記憶される。この保守員状態メモリ36内の監視対象エレベータ2a〜2cに対する保守点検の進捗状況は、各保守員9が所持する携帯端末10からの二次元コード17を受信する毎に更新されて、点検スケジュールメモリ35内から読出した次の予定を書込む。
監視対象データベース(DB)37内には、図5(c)に示すように、保守契約された各監視対象のエレベータ2a〜2cの所属ビルの住所、所属会社名(個人の場合は顧客名)、号機、各エレベータを特定する号機ID、作業ステータスが設定される。
この作業ステータスは、現在時点における当該エレベータが保守員9による保守点検の「作業中」か「作業外」かを示す。
顧客情報データベース(DB)38内には、図6に示すように、エレベータ監視システムを運用するエレベータ保守管理会社と各エレベータ2a〜2cの保守契約を結んだ顧客11の顧客情報が記憶されている。すなわち、各顧客11毎に、顧客ID、顧客名、顧客所有エレベータ及び号機ID、住所及び電話番号(携帯番号)、契約内容が記憶されている。
ここで、契約内容は、エレベータの保守契約のみを結ぶ場合を「通常契約」と表記され、保守契約に特別契約を加算した契約を結ぶ場合を「特別契約」と表記されている。この実施形態においては、特別契約とは、監視対象のエレベータ2a〜2c以外の監視対象外のエレベータ8a〜8cにおいて自己(顧客11)が閉込め事故に遭遇した場合においても救出に向かう契約である。したがって、この実施形態においては、顧客情報データベース(DB)38の上段の顧客が一般顧客であり、下段の顧客が特別顧客となる。
地図データベース(DB)39内には、地図が記憶されており、住所表記で示される位置、又は(緯度,経度)で示される位置が指定されると、図7に示すように、地図40が読出されて表示部31に表示出力される。
この表示部31に表示出力された地図40上には、保守契約された監視対象のエレベータ2a〜2cの位置に「△」印及び号機IDが表示され、監視対象のエレベータに対して保守点検作業中の保守員9の位置に「□」印及び保守員IDが表示される。監視対象エレベータに対する保守点検作業が終了して空き状態の保守員9の位置に「○」印及び保守員IDが表示される。
さらに、故障等の異常が発生して保守員9が救出に向かう必要のある監視対象のエレベータの位置、又はエレベータ監視システムを運用するエレベータ保守管理会社と各エレベータの保守契約及び特別契約を結んだ顧客11のうちの救出要求のあった顧客11が閉込られた監視対象外のエレベータの位置に「×」印及び号機ID又は顧客IDが表示される。また、保守点検作業中でない空き状態の保守員9のうちのGPS衛星41を用いて算出された保守員9の現在位置に「*」印及び保守員IDが表示される。
この図7に示す地図40は監視装置6が稼働中は表示部31に常時表示されている。
そして、この監視センター5の監視装置6の制御部34は、図9に示す流れ図に従って監視制御を実施する。
保守員9が所持する携帯端末10から保守員IDを付した二次元コード17が通信インタフェース30で受信されると(ステップS1)、コード解読部33でこの二次元コード17を、ビル1の住所、顧客名(会社名またはビルの所有者名)、エレベータの号機、号機IDに復号する(S2)。次に、監視対象データベース37における対応する号機IDで特定されるエレベータの作業ステータスを調べ(S3)、作業ステータスが「作業外」の場合、当該作業ステータスを「作業中」に設定する(S4)。同時に、二次元コード17の送信元の携帯端末10の保守員9に対応する図5(b)に示す保守員状態メモリ36の記憶内容を更新する。さらに、表示部31に表示中の図7の地図40上における当該エレベータの「△」印及び号機IDの位置に、当該保守員9の作業中の「□」印、又は作業外の「○」印、及び保守員IDを表示する。
各監視対象のエレベータ2a〜2cの動作監視端末3から通信回線4を介して号機IDを付した閉込警報が入力すると(S6)、監視対象データベース37から当該監視対象のエレベータの位置を特定して(S7)、表示部31に表示中の地図40に、救出対象のエレベータを示す「×」印及び号機IDを表示する。具体的には、既に表示済みの「△」印を「×」印に変更する(S8)。
次に、保守点検作業中でない空き状態の保守員9(地図40上における作業外の「○」の保守員9)を保守状態メモリ36から検出して(S9)、この各保守員9の携帯端末10に対して現在位置送信要求を送信する(S10)。各携帯端末10から(東経,緯度)で示される現在位置が返信されると(S11)、表示部31の地図40上に、空き状態の各保守員9の現在位置を「*」印で表示し、かつ保守員IDを表示する(S12)。
監視センター5の監視員(オペレータ)が表示された地図40から「×」印の救出対象のエレベータに最も近い「*」印の空き状態の保守員9を選択してマウス等の入力部32で指定すると(S13)、「×」印の救出対象のエレベータの位置と「*」印の当該保守員9の現在位置のみが表記された図8に示す地図28を編集して、当該保守員9の携帯端末10へ救出指示と共に送信する(S14)。
救出指示と共にこの地図28を受信した当該保守員9の携帯端末10は自己の表示部18にこの地図28を表示する。保守員9は、携帯端末10の表示部18に表示された「×」印の救出対象のエレベータの位置と「*」印の当該保守員9の現在位置とを参考して、救出対象のエレベータへ救出に向かう。
また、S15において、一般公衆回線を介した携帯電話からのエレベータ位置を指定した救出要求を監視センター5の監視装置6が受信すると、送信元の携帯電話の電話番号が顧客情報データベース38に登録されているか否かを調べる(S16)。登録されている場合は、この救出要求は、エレベータ監視システムを運用するエレベータ保守管理会社と各エレベータの保守契約を結んだ顧客11からの携帯電話12を用いた救出要求であるので、次に、当該顧客11が一般監視契約の他に特別契約を結んだ特別顧客であるか否かを顧客情報データベース38の契約内容から調べる(S17)。
特別顧客の場合、監視員(オペレータ)が当該顧客11に対して救出対象の監視対象外のエレベータの住所上の位置を確認して監視装置6に操作入力する(S18)。すると、S8にて、操作入力された位置を表示部31に表示中の地図40に、「×」印で表示する。
次に、保守点検作業中でない空き状態の保守員9を保守員状態メモリ36から検出して(S9)、この各保守員9の携帯端末10に対して現在位置送信要求を送信する(S10)。各携帯端末10から(東経,緯度)で示される現在位置が返信されると(S11)、表示部31の地図40上に、空き状態の各保守員9の現在位置を「*」印で表示し、かつ保守員IDを表示する(S12)。
監視センター5の監視員(オペレータ)が表示された地図40から「×」印の救出対象エレベータに最も近い「*」印の空き状態の保守員9を選択してマウス等の入力部32で指定すると(S13)、「×」印の救出対象のエレベータの位置と「*」印の当該保守員9の現在位置のみが表記された図8に示す地図28を編集して、当該保守員9の携帯端末10へ救出指示と共に送信する(S14)。
救出指示と共にこの地図28を受信した当該保守員9の携帯端末10は自己の表示部18にこの地図28を表示する。保守員9は、携帯端末10の表示部18に表示された「×」印の救出対象のエレベータの位置と「*」印の当該保守員9の現在位置とを参考して、救出対象のエレベータへ救出に向かう。
なお、S16で救出要求者が顧客11でなかった場合や、S17で顧客11であっても特別顧客でない場合は、自社の保守員9を救出対象エレベータに向かわすことなく、閉込エレベータの保守会社へ連絡するように返事する(S19)。なお、エレベータの保守管理会社の連絡先はかご13内に表記されている場合が多い。
このように構成されたエレベータ監視システムにおいては、各エレベータを所持する各顧客11は、エレベータの保守契約のみを結ぶか、保守契約に特別契約を加算した契約を結ぶかを選択できる。
そして、監視対象のエレベータ2a〜2cにおいて、例えば利用者に対する閉込め警報が発生すると、無条件で、この時点で空きの保守員9のうちの救済対象のエレベータに最も近い位置にいる保守員9を向かわせる。
さらに、顧客11からの一般の携帯電話12を用いた監視対象外のエレベータの位置を指定した救出要求を受信すると、当該顧客11が特別顧客のときのみ、この特別顧客を救出するために、保守員9が監視対象外のエレベータに向かう。一般顧客に対しては、監視対象外のエレベータに対する優先的な救出サービスはない。
このように、監視センター5においては、たとえ契約対象外のエレベータの利用者からエレベータの位置を指定した救出要請を受けたとしても、救済に関する特別契約している等の合理的に選択された顧客11の救出要請のみ応じることにしている。したがって、各顧客11は享受するサービスの範囲を任意に選択でき、保守員9の人員を大幅に増加することなく、例えば地震発生時等における監視対象のエレベータ2a〜2cの異常復旧の迅速化、及び顧客11に対するサービス向上を図ることができる。
本発明の一実施形態に係わるエレベータ監視システムの概略構成を示す図 同実施形態のエレベータ監視システムにおけるかご及び二次元コードを示す図 同実施形態のエレベータ監視システムにおける保守員が所持する携帯端末の概略構成を示すブロック図 同実施形態のエレベータ監視システムにおける監視装置の概略構成を示すブロック図 同監視装置に組込まれた記憶部の記憶内容を示す図 同じく監視装置に組込まれた記憶部の記憶内容を示す図 同監視装置に組込まれた表示部に表示された地図を示す図 同実施形態のエレベータ監視システムにおける保守員が所持する携帯端末の表示部に表示された地図を示す図 同実施形態のエレベータ監視システムにおける監視装置の監視動作を示す流れ図
符号の説明
1,7…ビル、2a〜2c,8a〜8c…エレベータ、4…通信回線、5…監視センター、6…監視装置、9…保守員、10…携帯端末、11…顧客、12…携帯電話、13…かご、17…二次元コード、18,31…表示部、19,32…入力部、22…撮影部、25,30…通信インタフェース、26…位置算出部、28,40…地図、34…制御部、35…点検スケジュールメモリ、36…保守員状態メモリ、37…監視対象データベース、38…顧客情報データベース、39…地図データベース、41…GPS衛星

Claims (2)

  1. 複数の監視対象エレベータを遠隔監視する監視装置と、各監視対象エレベータの保守点検を行う保守員に所持され前記監視装置との間で前記保守点検に必要な情報を送受信する複数の携帯端末とを備えたエレベータ監視システムにおいて、
    前記監視装置は、
    前記各監視対象エレベータの保守契約の契約先である一般顧客及び前記保守契約に特別契約を加算した契約の契約先である特別顧客の顧客情報を記憶する顧客データベースと、
    監視対象エレベータから異常発生情報を受信すると、この異常発生した監視対象エレベータの位置と前記各携帯端末からの情報に基づく各保守員の現在位置とを表示部に表示し、保守員が操作指定されると、当該保守員の携帯端末へ当該監視対象エレベータの位置と当該保守員の現在位置とを示す地図情報及び救出指示を送信する契約エレベータ救出指示手段と、
    前記顧客からの監視対象外エレベータの位置を指定した救出要求を受信すると、当該顧客が特別顧客のときのみ、当該監視対象外エレベータの位置と前記各携帯端末からの情報に基づく各保守員の現在位置とを表示部に表示し、保守員が操作指定されると、当該保守員の携帯端末へ当該監視対象外エレベータの位置と当該保守員の現在位置とを示す地図情報及び救出指示を送信する顧客救出指示手段と
    を備えたことを特徴とするエレベータ監視システム。
  2. 前記監視装置は、前記表示部に対して保守員毎に当該保守員が保守点検作業中か否かを表示し、保守点検作業中でない保守員の現在位置を表示し、保守点検作業中でない保守員に対する指定を示唆する指定支援手段を備えたことを特徴とする請求項1記載のエレベータ監視システム。
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