JPWO2020047452A5 - - Google Patents

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JPWO2020047452A5
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均等物
本明細書に引用するそれぞれの及び全ての特許、特許出願及び刊行物の開示は、その全体が参照により本明細書に援用される。本発明は、特定の実施形態を参照して開示しているが、本発明のさらなる実施形態及び変形形態は、本発明の真の趣旨及び範囲から逸脱することなく他の当業者によって考案され得ることが明らかである。下記の特許請求の範囲は、全てのこのような実施形態及び均等な変形形態を含むと解釈されることを意図する。

本発明の様々な実施形態を以下に示す。
1.キメラ抗原受容体(CAR)を発現する細胞(例えば、T細胞)の集団を作製する方法であって、
(i)細胞(例えば、T細胞、例えば凍結された又は新鮮な白血球アフェレーシス産物から単離されたT細胞)の集団を、CD3/TCR複合体を刺激する薬剤及び/又は前記細胞の表面上の共刺激分子を刺激する薬剤と接触(例えば、結合)させるステップ;
(ii)前記細胞(例えば、T細胞)の集団を、前記CARをコードする核酸分子(例えば、DNA又はRNA分子)と接触させ、それにより前記核酸分子を含む細胞(例えば、T細胞)の集団を提供するステップ、及び
(iii)保存(例えば、凍結保存培地中の前記細胞の集団を再製剤化すること)又は投与のために前記細胞(例えば、T細胞)の集団を採取するステップ
を含み、
(a)ステップ(ii)は、ステップ(i)と一緒に又はステップ(i)の開始後の20時間以内、例えばステップ(i)の開始後の12、13、14、15、16、17若しくは18時間以内、例えばステップ(i)の開始後の18時間以内に実施され、及び
ステップ(iii)は、ステップ(i)の開始後の30(例えば、26)時間以内、例えばステップ(i)の開始後の22、23、24、25、26、27、28、29又は30時間以内、例えばステップ(i)の開始後の24時間以内に実施されるか、
(b)ステップ(ii)は、ステップ(i)と一緒に又はステップ(i)の開始後の20時間以内、例えばステップ(i)の開始後の12、13、14、15、16、17若しくは18時間以内、例えばステップ(i)の開始後の18時間以内に実施され、及び
ステップ(iii)は、ステップ(ii)の開始後の30時間以内、例えばステップ(ii)の開始後の22、23、24、25、26、27、28、29又は30時間以内に実施されるか、又は
(c)ステップ(iii)からの前記細胞の集団は、例えば、ステップ(i)の開始時の前記細胞の集団と比べて、生存細胞の数によって評価されて増殖されないか又は5、10、15、20、25、30、35若しくは40%以下、例えば10%以下だけ増殖され、
任意選択で、ステップ(ii)における前記核酸分子は、ウイルスベクター上にあり、任意選択で、ステップ(ii)における前記核酸分子は、ウイルスベクター上のRNA分子であり、任意選択で、ステップ(ii)は、前記細胞(例えば、T細胞)の集団を、前記CARをコードする核酸分子を含むウイルスベクターで形質導入することを含む、方法。
2.CD3/TCR複合体を刺激する前記薬剤は、CD3を刺激する薬剤(例えば、抗CD3抗体)であり、共刺激分子を刺激する前記薬剤は、CD28、ICOS、CD27、HVEM、LIGHT、CD40、4-1BB、OX40、DR3、GITR、CD30、TIM1、CD2、CD226又はそれらの任意の組み合わせを刺激する薬剤であり、任意選択で、CD3/TCR複合体を刺激する前記薬剤又は共刺激分子を刺激する前記薬剤は、抗体(例えば、単一ドメイン抗体(例えば、重鎖可変ドメイン抗体)、ペプチボディ、Fabフラグメント若しくはscFv)、小分子又はリガンド(例えば、天然に存在するリガンド、組換えリガンド若しくはキメラリガンド)から選択され、任意選択で、CD3/TCR複合体を刺激する前記薬剤又は共刺激分子を刺激する前記薬剤は、ビーズを含まず、任意選択で、CD3/TCR複合体を刺激する前記薬剤は、抗CD3抗体を含み、且つ共刺激分子を刺激する前記薬剤は、抗CD28抗体を含み、任意選択で、CD3/TCR複合体を刺激する前記薬剤は、コロイドポリマーナノマトリックスに共有結合された抗CD3抗体を含み、且つ共刺激分子を刺激する前記薬剤は、コロイドポリマーナノマトリックスに共有結合された抗CD28抗体を含み、任意選択で、CD3/TCR複合体を刺激する前記薬剤及び共刺激分子を刺激する前記薬剤は、T Cell TransAct(商標)を含む、上記1に記載の方法。
3.ステップ(i)は、ステップ(iii)からの前記細胞の集団中のCAR発現細胞のパーセンテージを増加させ、例えば、ステップ(iii)からの前記細胞の集団は、ステップ(i)なしである以外には同様の方法によって作製された細胞と比べて、CAR発現細胞のより高いパーセンテージ(例えば、少なくとも10、20、30、40、50又は60%高い)を示す、上記1又は2に記載の方法。
4.(a)ステップ(iii)からの前記細胞の集団中のナイーブ細胞、例えばナイーブT細胞、例えばCD45RA+CD45RO-CCR7+T細胞のパーセンテージは、ステップ(i)の開始時の前記細胞の集団中のナイーブ細胞、例えばナイーブT細胞、例えばCD45RA+CD45RO-CCR7+細胞のパーセンテージと同じであるか又は5若しくは10%以下だけ異なるか;
(b)ステップ(iii)からの前記細胞の集団中のナイーブ細胞、例えばナイーブT細胞、例えばCD45RA+CD45RO-CCR7+T細胞のパーセンテージは、例えば、ステップ(i)の開始時の前記細胞の集団中のナイーブ細胞、例えばナイーブT細胞、例えばCD45RA+CD45RO-CCR7+細胞のパーセンテージと比べて少なくとも1.2、1.4、1.6、1.8、2.0、2.2、2.4、2.6、2.8又は3倍だけ増加されるか;
(c)前記細胞の集団中のCAR発現ナイーブT細胞、例えばCAR発現CD45RA+CD45RO-CCR7+T細胞のパーセンテージは、ステップ(ii)の期間中に増加し、例えばステップ(ii)の開始後の18~24時間で少なくとも30、35、40、45、50、55又は60%だけ増加するか;又は
(d)ステップ(iii)からの前記細胞の集団中のナイーブ細胞、例えばナイーブT細胞、例えばCD45RA+CD45RO-CCR7+T細胞のパーセンテージは、ステップ(i)の開始時の前記細胞の集団中のナイーブ細胞、例えばナイーブT細胞、例えばCD45RA+CD45RO-CCR7+細胞のパーセンテージと比べて減少しないか又は5若しくは10%以下だけ減少する、上記1~3のいずれかに記載の方法。
5.(a)ステップ(iii)からの前記細胞の集団は、ステップ(iii)が、ステップ(i)の開始後、26時間を超えて、例えばステップ(i)の開始後、5、6、7、8、9、10、11又は12日を超えてから実施される以外には同様の方法によって作製された細胞と比べて、ナイーブ細胞、例えばナイーブT細胞、例えばCD45RA+CD45RO-CCR7+T細胞のより高いパーセンテージ(例えば、少なくとも10、20、30又は40%高い)を示すか;
(b)ステップ(iii)からの前記細胞の集団中のナイーブ細胞、例えばナイーブT細胞、例えばCD45RA+CD45RO-CCR7+T細胞のパーセンテージは、ステップ(iii)が、ステップ(i)の開始後、26時間を超えて、例えばステップ(i)の開始後、5、6、7、8、9、10、11又は12日を超えてから実施される以外には同様の方法によって作製された細胞中のナイーブ細胞、例えばナイーブT細胞、例えばCD45RA+CD45RO-CCR7+T細胞のパーセンテージより高い(例えば、少なくとも1.2、1.4、1.6、1.8、2.0、2.2、2.4、2.6、2.8又は3倍高い)か;
(c)ステップ(iii)からの前記細胞の集団中のCAR発現ナイーブT細胞、例えばCAR発現CD45RA+CD45RO-CCR7+T細胞のパーセンテージは、ステップ(iii)が、ステップ(i)の開始後、26時間を超えて、例えばステップ(i)の開始後、5、6、7、8、9、10、11又は12日を超えてから実施される以外には同様の方法によって作製された細胞中のCAR発現ナイーブT細胞、例えばCAR発現CD45RA+CD45RO-CCR7+T細胞のパーセンテージより高い(例えば、少なくとも4、6、8、10又は12倍高い)か;
(d)ステップ(iii)からの前記細胞の集団は、ステップ(ii)後且つステップ(iii)前に前記細胞(例えば、T細胞)の集団をインビトロで3日超、例えば5、6、7、8又は9日にわたって増殖させるステップをさらに含む以外には同様の方法によって作製された細胞と比べて、ナイーブ細胞、例えばナイーブT細胞、例えばCD45RA+CD45RO-CCR7+T細胞のより高いパーセンテージ(例えば、少なくとも10、20、30又は40%高い)を示すか;
(e)ステップ(iii)からの前記細胞の集団中のナイーブ細胞、例えばナイーブT細胞、例えばCD45RA+CD45RO-CCR7+T細胞のパーセンテージは、ステップ(ii)後且つステップ(iii)前に前記細胞(例えば、T細胞)の集団をインビトロで3日超、例えば5、6、7、8又は9日にわたって増殖させるステップをさらに含む以外には同様の方法によって作製された細胞中のナイーブ細胞、例えばナイーブT細胞、例えばCD45RA+CD45RO-CCR7+T細胞のパーセンテージより高い(例えば、少なくとも1.2、1.4、1.6、1.8、2.0、2.2、2.4、2.6、2.8又は3倍高い)か;又は
(f)ステップ(iii)からの前記細胞の集団中のCAR発現ナイーブT細胞、例えばCAR発現CD45RA+CD45RO-CCR7+T細胞のパーセンテージは、ステップ(ii)後且つステップ(iii)前に前記細胞(例えば、T細胞)の集団をインビトロで3日超、例えば5、6、7、8又は9日にわたって増殖させるステップをさらに含む以外には同様の方法によって作製された細胞中のCAR発現ナイーブT細胞、例えばCAR発現CD45RA+CD45RO-CCR7+T細胞のパーセンテージより高い(例えば、少なくとも4、6、8、10又は12倍高い)、上記1~4のいずれかに記載の方法。
6.(a)ステップ(iii)からの前記細胞の集団中のセントラルメモリー細胞、例えばセントラルメモリーT細胞、例えばCD95+セントラルメモリーT細胞のパーセンテージは、ステップ(i)の開始時の前記細胞の集団中のセントラルメモリー細胞、例えばセントラルメモリーT細胞、例えばCD95+セントラルメモリーT細胞のパーセンテージと同じであるか又は5若しくは10%以下だけ異なるか;
(b)ステップ(iii)からの前記細胞の集団中のセントラルメモリー細胞、例えばセントラルメモリーT細胞、例えばCCR7+CD45RO+T細胞のパーセンテージは、ステップ(i)の開始時の前記細胞の集団中のセントラルメモリー細胞、例えばセントラルメモリーT細胞、例えばCCR7+CD45RO+T細胞のパーセンテージと比べて少なくとも20、25、30、35、40、45又は50%だけ低下されるか;
(c)CAR発現セントラルメモリーT細胞、例えばCAR発現CCR7+CD45RO+細胞のパーセンテージは、ステップ(ii)の期間中に減少し、例えばステップ(ii)の開始後の18~24時間で少なくとも8、10、12、14、16又は20%だけ減少するか;又は
(d)ステップ(iii)からの前記細胞の集団中のセントラルメモリー細胞、例えばセントラルメモリーT細胞、例えばCCR7+CD45RO+T細胞のパーセンテージは、ステップ(i)の開始時の前記細胞の集団中のセントラルメモリー細胞、例えばセントラルメモリーT細胞、例えばCCR7+CD45RO+T細胞のパーセンテージと比べて増加しないか又は5若しくは10%以下だけ増加する、上記1~5のいずれかに記載の方法。
7.(a)ステップ(iii)からの前記細胞の集団は、ステップ(iii)が、ステップ(i)の開始後、26時間を超えて、例えばステップ(i)の開始後、5、6、7、8、9、10、11又は12日を超えてから実施される以外には同様の方法によって作製された細胞と比べて、セントラルメモリー細胞、例えばセントラルメモリーT細胞、例えばCD95+セントラルメモリーT細胞のより低いパーセンテージ(例えば、少なくとも10、20、30又は40%低い)を示すか;
(b)ステップ(iii)からの前記細胞の集団中のセントラルメモリー細胞、例えばセントラルメモリーT細胞、例えばCCR7+CD45RO+T細胞のパーセンテージは、ステップ(iii)が、ステップ(i)の開始後、26時間を超えて、例えばステップ(i)の開始後、5、6、7、8、9、10、11又は12日を超えてから実施される以外には同様の方法によって作製された細胞中のセントラルメモリー細胞、例えばセントラルメモリーT細胞、例えばCCR7+CD45RO+T細胞のパーセンテージより低い(例えば、少なくとも20、30、40又は50%低い)か;
(c)ステップ(iii)からの前記細胞の集団中のCAR発現セントラルメモリーT細胞、例えばCAR発現CCR7+CD45RO+T細胞のパーセンテージは、ステップ(iii)が、ステップ(i)の開始後、26時間を超えて、例えばステップ(i)の開始後、5、6、7、8、9、10、11又は12日を超えてから実施される以外には同様の方法によって作製された細胞中のCAR発現セントラルメモリーT細胞、例えばCAR発現CCR7+CD45RO+T細胞のパーセンテージより低い(例えば、少なくとも10、20、30又は40%低い)か;
(d)ステップ(iii)からの前記細胞の集団は、ステップ(ii)後且つステップ(iii)前に前記細胞(例えば、T細胞)の集団をインビトロで3日超、例えば5、6、7、8又は9日にわたって増殖させるステップをさらに含む以外には同様の方法によって作製された細胞と比べて、セントラルメモリー細胞、例えばセントラルメモリーT細胞、例えばCD95+セントラルメモリーT細胞のより低いパーセンテージ(例えば、少なくとも10、20、30又は40%低い)を示すか;
(e)ステップ(iii)からの前記細胞の集団中のセントラルメモリー細胞、例えばセントラルメモリーT細胞、例えばCCR7+CD45RO+T細胞のパーセンテージは、ステップ(ii)後且つステップ(iii)前に前記細胞(例えば、T細胞)の集団をインビトロで3日超、例えば5、6、7、8又は9日にわたって増殖させるステップをさらに含む以外には同様の方法によって作製された細胞中のセントラルメモリー細胞、例えばセントラルメモリーT細胞、例えばCCR7+CD45RO+T細胞のパーセンテージより低い(例えば、少なくとも20、30、40又は50%低い)か;又は
(f)ステップ(iii)からの前記細胞の集団中のCAR発現セントラルメモリーT細胞、例えばCAR発現CCR7+CD45RO+T細胞のパーセンテージは、ステップ(ii)後且つステップ(iii)前に前記細胞(例えば、T細胞)の集団をインビトロで3日超、例えば5、6、7、8又は9日にわたって増殖させるステップをさらに含む以外には同様の方法によって作製された細胞中のCAR発現セントラルメモリーT細胞、例えばCAR発現CCR7+CD45RO+T細胞のパーセンテージより低い(例えば、少なくとも10、20、30又は40%低い)、上記1~6のいずれかに記載の方法。
8.(a)ステップ(iii)からの前記細胞の集団中のステムメモリーT細胞、例えばCD45RA+CD95+IL-2受容体β+CCR7+CD62L+T細胞のパーセンテージは、ステップ(i)の開始時の前記細胞の集団中のステムメモリーT細胞、例えばCD45RA+CD95+IL-2受容体β+CCR7+CD62L+T細胞のパーセンテージと比べて増加されるか;
(b)ステップ(iii)からの前記細胞の集団中のCAR発現ステムメモリーT細胞、例えばCAR発現CD45RA+CD95+IL-2受容体β+CCR7+CD62L+T細胞のパーセンテージは、ステップ(i)の開始時の前記細胞の集団中のCAR発現ステムメモリーT細胞、例えばCAR発現CD45RA+CD95+IL-2受容体β+CCR7+CD62L+T細胞のパーセンテージと比べて増加されるか;
(c)ステップ(iii)からの前記細胞の集団中のステムメモリーT細胞、例えばCD45RA+CD95+IL-2受容体β+CCR7+CD62L+T細胞のパーセンテージは、ステップ(iii)が、ステップ(i)の開始後、26時間を超えて、例えばステップ(i)の開始後、5、6、7、8、9、10、11又は12日を超えてから実施される以外には同様の方法によって作製された細胞中のステムメモリーT細胞、例えばCD45RA+CD95+IL-2受容体β+CCR7+CD62L+T細胞のパーセンテージより高いか;又は
(d)ステップ(iii)からの前記細胞の集団中のCAR発現ステムメモリーT細胞、例えばCAR発現CD45RA+CD95+IL-2受容体β+CCR7+CD62L+T細胞のパーセンテージは、ステップ(iii)が、ステップ(i)の開始後、26時間を超えて、例えばステップ(i)の開始後、5、6、7、8、9、10、11又は12日を超えてから実施される以外には同様の方法によって作製された細胞中のCAR発現ステムメモリーT細胞、例えばCAR発現CD45RA+CD95+IL-2受容体β+CCR7+CD62L+T細胞のパーセンテージより高いか;
(e)ステップ(iii)からの前記細胞の集団中のステムメモリーT細胞、例えばCD45RA+CD95+IL-2受容体β+CCR7+CD62L+T細胞のパーセンテージは、ステップ(ii)後且つステップ(iii)前に前記細胞(例えば、T細胞)の集団をインビトロで3日超、例えば5、6、7、8又は9日にわたって増殖させるステップをさらに含む以外には同様の方法によって作製された細胞中のステムメモリーT細胞、例えばCD45RA+CD95+IL-2受容体β+CCR7+CD62L+T細胞のパーセンテージより高いか;又は
(f)ステップ(iii)からの前記細胞の集団中のCAR発現ステムメモリーT細胞、例えばCAR発現CD45RA+CD95+IL-2受容体β+CCR7+CD62L+T細胞のパーセンテージは、ステップ(ii)後且つステップ(iii)前に前記細胞(例えば、T細胞)の集団をインビトロで3日超、例えば5、6、7、8又は9日にわたって増殖させるステップをさらに含む以外には同様の方法によって作製された細胞中のCAR発現ステムメモリーT細胞、例えばCAR発現CD45RA+CD95+IL-2受容体β+CCR7+CD62L+T細胞のパーセンテージより高い、上記1~7のいずれかに記載の方法。
9.(a)ステップ(iii)からの前記細胞の集団のGeneSetScore中央値(Up TEM vs.Down TSCM)は、ステップ(i)の開始時の前記細胞の集団のGeneSetScore中央値(Up TEM vs.Down TSCM)とほぼ同じであるか又は約25、50、75、100若しくは125%以下だけ異なる(例えば、それ以下だけ増加される)か;
(b)ステップ(iii)からの前記細胞の集団のGeneSetScore中央値(Up TEM vs.Down TSCM)は、
ステップ(iii)が、ステップ(i)の開始後、26時間を超えて、例えばステップ(i)の開始後、5、6、7、8、9、10、11又は12日を超えてから実施される以外には同様の方法によって作製された細胞、又は
ステップ(ii)後且つステップ(iii)前に前記細胞(例えば、T細胞)の集団をインビトロで3日超、例えば5、6、7、8又は9日にわたって増殖させるステップをさらに含む以外には同様の方法によって作製された細胞
のGeneSetScore中央値(Up TEM vs.Down TSCM)より低い(例えば、少なくとも約100、150、200、250又は300%低い)か;
(c)ステップ(iii)からの前記細胞の集団のGeneSetScore中央値(Up Treg vs.Down Teff)は、ステップ(i)の開始時の前記細胞の集団のGeneSetScore中央値(Up Treg vs.Down Teff)とほぼ同じであるか又は約25、50、100、150若しくは200%以下だけ異なる(例えば、それ以下だけ増加される)か;
(d)ステップ(iii)からの前記細胞の集団のGeneSetScore中央値(Up Treg vs.Down Teff)は、
ステップ(iii)が、ステップ(i)の開始後、26時間を超えて、例えばステップ(i)の開始後、5、6、7、8、9、10、11又は12日を超えてから実施される以外には同様の方法によって作製された細胞、又は
ステップ(ii)後且つステップ(iii)前に前記細胞(例えば、T細胞)の集団をインビトロで3日超、例えば5、6、7、8又は9日にわたって増殖させるステップをさらに含む以外には同様の方法によって作製された細胞
のGeneSetScore中央値(Up Treg vs.Down Teff)より低い(例えば、少なくとも約50、100、125、150又は175%低い)か;
(e)ステップ(iii)からの前記細胞の集団のGeneSetScore中央値(Down stemness)は、ステップ(i)の開始時の前記細胞の集団のGeneSetScore中央値(Down stemness)とほぼ同じであるか又は約25、50、100、150、200若しくは250%以下だけ異なる(例えば、それ以下だけ増加される)か;
(f)ステップ(iii)からの前記細胞の集団のGeneSetScore中央値(Down stemness)は、
ステップ(iii)が、ステップ(i)の開始後、26時間を超えて、例えばステップ(i)の開始後、5、6、7、8、9、10、11又は12日を超えてから実施される以外には同様の方法によって作製された細胞、又は
ステップ(ii)後且つステップ(iii)前に前記細胞(例えば、T細胞)の集団をインビトロで3日超、例えば5、6、7、8又は9日にわたって増殖させるステップをさらに含む以外には同様の方法によって作製された細胞
のGeneSetScore中央値(Down stemness)より低い(例えば、少なくとも約50、100又は125%低い)か;
(g)ステップ(iii)からの前記細胞の集団のGeneSetScore中央値(Up hypoxia)は、ステップ(i)の開始時の前記細胞の集団のGeneSetScore中央値(Up hypoxia)とほぼ同じであるか又は約125、150、175若しくは200%以下だけ異なる(例えば、それ以下だけ増加される)か;
(h)ステップ(iii)からの前記細胞の集団のGeneSetScore中央値(Up hypoxia)は、
ステップ(iii)が、ステップ(i)の開始後、26時間を超えて、例えばステップ(i)の開始後、5、6、7、8、9、10、11又は12日を超えてから実施される以外には同様の方法によって作製された細胞、又は
ステップ(ii)後且つステップ(iii)前に前記細胞(例えば、T細胞)の集団をインビトロで3日超、例えば5、6、7、8又は9日にわたって増殖させるステップをさらに含む以外には同様の方法によって作製された細胞
のGeneSetScore中央値(Up hypoxia)より低い(例えば、少なくとも約40、50、60、70又は80%低い)か;
(j)ステップ(iii)からの前記細胞の集団のGeneSetScore中央値(Up autophagy)は、ステップ(i)の開始時の前記細胞の集団のGeneSetScore中央値(Up autophagy)とほぼ同じであるか又は約180、190、200若しくは210%以下だけ異なる(例えば、それ以下だけ増加される)か;又は
(k)ステップ(iii)からの前記細胞の集団のGeneSetScore中央値(Up autophagy)は、
ステップ(iii)が、ステップ(i)の開始後、26時間を超えて、例えばステップ(i)の開始後、5、6、7、8、9、10、11又は12日を超えてから実施される以外には同様の方法によって作製された細胞、又は
ステップ(ii)後且つステップ(iii)前に前記細胞(例えば、T細胞)の集団をインビトロで3日超、例えば5、6、7、8又は9日にわたって増殖させるステップをさらに含む以外には同様の方法によって作製された細胞
のGeneSetScore中央値(Up autophagy)より低い(例えば、少なくとも約20、30又は40%低い)、上記1~8のいずれかに記載の方法。
10.ステップ(iii)からの前記細胞の集団は、前記CARによって認識される抗原を発現する細胞と一緒にインキュベートされた後、例えば図29C~29Dに関して実施例8に記載される方法を用いて評価されるように、ステップ(iii)が、ステップ(i)の開始後、26時間を超えて、例えばステップ(i)の開始後、5、6、7、8、9、10、11若しくは12日を超えてから実施される以外には同様の方法によって作製された細胞又はステップ(ii)後且つステップ(iii)前に前記細胞(例えば、T細胞)の集団をインビトロで3日超、例えば5、6、7、8若しくは9日にわたって増殖させるステップをさらに含む以外には同様の方法によって作製された細胞よりも高いレベル(例えば、少なくとも2、4、6、8、10、12又は14倍高い)でIL-2を分泌する、上記1~9のいずれかに記載の方法。
11.ステップ(iii)からの前記細胞の集団は、インビボで投与された後、ステップ(iii)が、ステップ(i)の開始後、26時間を超えて、例えばステップ(i)の開始後、5、6、7、8、9、10、11若しくは12日を超えてから実施される以外には同様の方法によって作製された細胞と比べて、又はステップ(ii)後且つステップ(iii)前に前記細胞(例えば、T細胞)の集団をインビトロで3日超、例えば5、6、7、8若しくは9日にわたって増殖させるステップをさらに含む以外には同様の方法によって作製された細胞と比べてより長く持続するか又はより高いレベルで増殖する(例えば、図4Cに関して実施例1に記載される方法を用いて評価されるように)、上記1~10のいずれかに記載の方法。
12.ステップ(iii)からの前記細胞の集団は、インビボで投与された後、ステップ(iii)が、ステップ(i)の開始後、26時間を超えて、例えばステップ(i)の開始後、5、6、7、8、9、10、11若しくは12日を超えてから実施される以外には同様の方法によって作製された細胞又はステップ(ii)後且つステップ(iii)前に前記細胞(例えば、T細胞)の集団をインビトロで3日超、例えば5、6、7、8若しくは9日にわたって増殖させるステップをさらに含む以外には同様の方法によって作製された細胞よりも強力な抗腫瘍活性(例えば、低用量、例えば0.15×10、0.2×10、0.25×10又は0.3×10個の生存CAR発現細胞でより強力な抗腫瘍活性)を示す、上記1~11のいずれかに記載の方法。
13.ステップ(iii)からの前記細胞の集団は、ステップ(i)の開始時の前記細胞の集団と比べて、例えば生存細胞の数によって評価されて増殖されないか又は5、10、15、20、25、30、35若しくは40%以下だけ増殖され、任意選択で、ステップ(iii)からの前記細胞の集団中の生存細胞の数は、ステップ(i)の開始時の前記細胞の集団中の生存細胞の数から減少する、上記1~12のいずれかに記載の方法。
14.ステップ(iii)からの前記細胞の集団は、ステップ(i)の開始時の前記細胞の集団と比べて増殖されないか又は2時間未満、例えば1若しくは1.5時間未満だけ増殖される、上記1~13のいずれかに記載の方法。
15.ステップ(i)及び/又は(ii)は、IL-2、IL-15(例えば、hetIL-15(IL15/sIL-15Ra))、IL-7、IL-21、IL-6(例えば、IL-6/sIL-6Ra)、LSD1阻害剤、MALT1阻害剤又はそれらの組み合わせを含む細胞培地(例えば、無血清培地)中で実施される、上記1~14のいずれかに記載の方法。
16.ステップ(i)及び/又は(ii)は、血清代替品を含む無血清細胞培地中で実施される、上記1~15のいずれかに記載の方法。
17.前記血清代替品は、CTS(商標)Immune Cell Serum Replacement(ICSR)である、上記16に記載の方法。
18.ステップ(i)前に、
(iv)(任意選択で)実体、例えば研究室、病院又は医療提供者から新鮮な白血球アフェレーシス産物(或いは新鮮な全血液産物、新鮮な骨髄産物又は新鮮な腫瘍若しくは臓器生検若しくは切除(例えば、胸腺除去からの新鮮な産物)などの造血組織の代替供給源)を受け取るステップ、及び
(v)新鮮な白血球アフェレーシス産物(或いは新鮮な全血液産物、新鮮な骨髄産物又は新鮮な腫瘍若しくは臓器生検若しくは切除(例えば、胸腺除去からの新鮮な産物)などの造血組織の代替供給源)から、ステップ(i)で接触された前記細胞(例えば、T細胞、例えばCD8+及び/又はCD4+T細胞)の集団を単離するステップ
をさらに含み、任意選択で、
ステップ(iii)は、ステップ(v)の開始後の35時間以内、例えばステップ(v)の開始後の27、28、29、30、31、32、33、34又は35時間以内、例えばステップ(v)の開始後の30時間以内に実施されるか、又は
ステップ(iii)からの前記細胞の集団は、ステップ(v)の終了時の前記細胞の集団と比べて、生存細胞の数によって評価されて増殖されないか又は5、10、15、20、25、30、35若しくは40%以下、例えば10%以下だけ増殖される、上記1~17のいずれかに記載の方法。
19.ステップ(i)前に、実体、例えば研究室、病院又は医療提供者から、白血球アフェレーシス産物(或いは全血液、骨髄又は腫瘍若しくは臓器生検若しくは切除(例えば、胸腺除去)から単離された凍結保存T細胞などの造血組織の代替供給源)から単離された凍結保存T細胞を受け取るステップをさらに含む、上記1~17のいずれかに記載の方法。
20.ステップ(i)前に、
(iv)(任意選択で)実体、例えば研究室、病院又は医療提供者から凍結保存白血球アフェレーシス産物(或いは凍結保存全血液産物、凍結保存骨髄産物又は凍結保存腫瘍若しくは臓器生検若しくは切除(例えば、胸腺除去からの凍結保存産物)などの造血組織の代替供給源)を受け取るステップ、及び
(v)凍結保存白血球アフェレーシス産物(或いは凍結保存全血液産物、凍結保存骨髄産物又は凍結保存腫瘍若しくは臓器生検若しくは切除(例えば、胸腺除去からの凍結保存産物)などの造血組織の代替供給源)から、ステップ(i)で接触された前記細胞(例えば、T細胞、例えばCD8+及び/又はCD4+T細胞)の集団を単離するステップ
をさらに含み、任意選択で、
ステップ(iii)は、ステップ(v)の開始後の35時間以内、例えばステップ(v)の開始後の27、28、29、30、31、32、33、34又は35時間以内、例えばステップ(v)の開始後の30時間以内に実施されるか、又は
ステップ(iii)からの前記細胞の集団は、ステップ(v)の終了時の前記細胞の集団と比べて、生存細胞の数によって評価されて増殖されないか又は5、10、15、20、25、30、35若しくは40%以下、例えば10%以下だけ増殖される、上記1~17のいずれかに記載の方法。
21.ステップ(vi):ステップ(iii)からの前記細胞の集団の一部を少なくとも2、2.5、3、3.5、4、4.5、5.5.6、6.5又は7日、例えば少なくとも2日且つ7日以下にわたって培養し、及び前記一部中のCAR発現レベルを測定する(例えば、前記一部中の生存CAR発現細胞のパーセンテージを測定する)ステップ
をさらに含み、任意選択で、
ステップ(iii)は、前記細胞(例えば、T細胞)の集団を採取及び凍結することを含み、且つステップ(vi)は、ステップ(iii)からの前記細胞の集団の一部を解凍し、前記部分を少なくとも2、2.5、3、3.5、4、4.5、5.5、6、6.5又は7日、例えば少なくとも2日且つ7日以下にわたって培養し、及び前記一部中のCAR発現レベルを測定する(例えば、前記一部中の生存CAR発現細胞のパーセンテージを測定する)ことを含む、上記1~20のいずれかに記載の方法。
22.キメラ抗原受容体(CAR)を発現する細胞(例えば、T細胞)の集団を作製する方法であって、
(1)細胞(例えば、T細胞、例えば凍結白血球アフェレーシス産物から単離されたT細胞)の集団を、IL-2、IL-7、IL-15、IL-21、IL-6又はそれらの組み合わせから選択されるサイトカインと接触させるステップ、
(2)前記細胞(例えば、T細胞)の集団を、前記CARをコードする核酸分子(例えば、DNA又はRNA分子)と接触させ、それにより前記核酸分子を含む細胞(例えば、T細胞)の集団を提供するステップ、及び
(3)保存(例えば、凍結保存培地中の前記細胞の集団を再製剤化すること)又は投与のために前記細胞(例えば、T細胞)の集団を採取するステップ
を含み、
(a)ステップ(2)は、ステップ(1)と一緒に又はステップ(1)の開始後の5時間以内、例えばステップ(1)の開始後の1、2、3、4又は5時間以内に実施され、及び
ステップ(3)は、ステップ(1)の開始後の26時間以内、例えばステップ(1)の開始後の22、23又は24時間以内、例えばステップ(1)の開始後の24時間以内に実施されるか、又は
(b)ステップ(3)からの前記細胞の集団は、例えば、ステップ(1)の開始時の前記細胞の集団と比べて、生存細胞の数によって評価されて増殖されないか又は5、10、15、20、25、30、35若しくは40%以下、例えば10%以下だけ増殖され、
任意選択で、ステップ(2)における前記核酸分子は、ウイルスベクター上にあり、任意選択で、ステップ(ii)における前記核酸分子は、ウイルスベクター上のRNA分子であり、任意選択で、ステップ(ii)は、前記細胞(例えば、T細胞)の集団を、前記CARをコードする核酸分子を含むウイルスベクターで形質導入することを含む、方法。
23.ステップ(1)は、前記細胞(例えば、T細胞)の集団をIL-2と接触させることを含む、上記22に記載の方法。
24.ステップ(1)は、前記細胞(例えば、T細胞)の集団をIL-7と接触させることを含む、上記22に記載の方法。
25.ステップ(1)は、前記細胞(例えば、T細胞)の集団をIL-15(例えば、hetIL-15(IL15/sIL-15Ra))と接触させることを含む、上記22に記載の方法。
26.ステップ(1)は、前記細胞(例えば、T細胞)の集団をIL-21と接触させることを含む、上記22に記載の方法。
27.ステップ(1)は、前記細胞(例えば、T細胞)の集団をIL-6(例えば、IL-6/sIL-6Ra)と接触させることを含む、上記22に記載の方法。
28.ステップ(1)は、前記細胞(例えば、T細胞)の集団をIL-7及びIL-15(例えば、hetIL-15(IL15/sIL-15Ra))と接触させることを含む、上記22に記載の方法。
29.ステップ(1)は、前記細胞(例えば、T細胞)の集団をIL-7及びIL-21と接触させることを含む、上記22に記載の方法。
30.ステップ(1)は、前記細胞(例えば、T細胞)の集団をIL-15(例えば、hetIL-15(IL15/sIL-15Ra))及びIL-21と接触させることを含む、上記22に記載の方法。
31.ステップ(1)は、前記細胞(例えば、T細胞)の集団をIL-7、IL-15(例えば、hetIL-15(IL15/sIL-15Ra))及びIL-21と接触させることを含む、上記22に記載の方法。
32.ステップ(1)は、前記細胞(例えば、T細胞)の集団をIL-6(例えば、IL-6/sIL-6Ra)及びIL-15(例えば、hetIL-15(IL15/sIL-15Ra))と接触させることを含む、上記22に記載の方法。
33.ステップ(1)は、前記細胞(例えば、T細胞)の集団をIL-2及びIL-6(例えば、IL-6/sIL-6Ra)と接触させることを含む、上記22に記載の方法。
34.ステップ(3)からの前記細胞の集団は、前記細胞の集団を例えば抗CD3抗体と接触させるステップをさらに含む以外には同様の方法によって作製された細胞と比べて、CAR発現細胞の中でナイーブ細胞のより高いパーセンテージ(例えば、少なくとも10、15、20、25、30、35又は40%高い)を示す、上記22~33のいずれかに記載の方法。
35.ステップ(3)からの前記細胞の集団中のナイーブ細胞、例えばナイーブT細胞、例えばCD45RA+CD45RO-CCR7+T細胞のパーセンテージは、
(a)ステップ(1)の開始時の前記細胞の集団中のナイーブ細胞、例えばナイーブT細胞、例えばCD45RA+CD45RO-CCR7+細胞のパーセンテージと同じであるか又は5若しくは10%以下だけ異なるか、又は
(b)ステップ(1)の開始時の前記細胞の集団中のナイーブ細胞、例えばナイーブT細胞、例えばCD45RA+CD45RO-CCR7+細胞のパーセンテージと比べて増加される、例えば少なくとも10又は20%だけ増加される、上記22~34のいずれかに記載の方法。
36.ステップ(3)からの前記細胞の集団は、ステップ(3)が、ステップ(1)の開始後、26時間を超えて、例えばステップ(1)の開始後、5、6、7、8、9、10、11又は12日を超えてから実施される以外には同様の方法によって作製された細胞と比べて、ナイーブ細胞、例えばナイーブT細胞、例えばCD45RA+CD45RO-CCR7+T細胞のより高いパーセンテージ(例えば、少なくとも10、20、30又は40%高い)を示す、上記22~35のいずれかに記載の方法。
37.ステップ(3)からの前記細胞の集団は、ステップ(2)後且つステップ(3)前に前記細胞(例えば、T細胞)の集団をインビトロで3日超、例えば5、6、7、8又は9日にわたって増殖させるステップをさらに含む以外には同様の方法によって作製された細胞と比べて、ナイーブ細胞、例えばナイーブT細胞、例えばCD45RA+CD45RO-CCR7+T細胞のより高いパーセンテージ(例えば、少なくとも10、20、30又は40%高い)を示す、上記22~36のいずれかに記載の方法。
38.ステップ(3)からの前記細胞の集団は、インビボで投与された後、ステップ(3)が、ステップ(1)の開始後、26時間を超えて、例えばステップ(1)の開始後、5、6、7、8、9、10、11又は12日を超えてから実施される以外には同様の方法によって作製された細胞と比べて、より長く持続するか又はより高いレベルで増殖する(例えば、図4Cに関して実施例1に記載される方法を用いて評価されるように)、上記22~37のいずれかに記載の方法。
39.ステップ(3)からの前記細胞の集団は、インビボで投与された後、ステップ(2)後且つステップ(3)前に前記細胞(例えば、T細胞)の集団をインビトロで3日超、例えば5、6、7、8又は9日にわたって増殖させるステップをさらに含む以外には同様の方法によって作製された細胞と比べて、より長く持続するか又はより高いレベルで増殖する(例えば、図4Cに関して実施例1に記載される方法を用いて評価されるように)、上記22~38のいずれかに記載の方法。
40.ステップ(3)からの前記細胞の集団は、ステップ(1)の開始時の前記細胞の集団と比べて、例えば生存細胞の数によって評価されて増殖されないか又は5、10、15、20、25、30、35若しくは40%以下、例えば10%以下だけ増殖され、任意選択で、ステップ(3)からの前記細胞の集団中の生存細胞の数は、ステップ(1)の開始時の前記細胞の集団中の生存細胞の数から減少する、上記22~39のいずれかに記載の方法。
41.ステップ(3)からの前記細胞の集団は、ステップ(1)の開始時の前記細胞の集団と比べて増殖されないか又は2時間未満、例えば1若しくは1.5時間未満だけ増殖される、上記22~40のいずれかに記載の方法。
42.前記細胞の集団は、CD3/TCR複合体を刺激する薬剤及び/又は前記細胞の表面上の共刺激分子を刺激する薬剤とインビトロで接触されないか、又は接触される場合、前記接触させるステップは、2時間未満、例えば1若しくは1.5時間以下である、上記22~41のいずれかに記載の方法。
43.CD3/TCR複合体を刺激する前記薬剤は、CD3(例えば、抗CD3抗体)を刺激する薬剤であり、共刺激分子を刺激する前記薬剤は、CD28、ICOS、CD27、HVEM、LIGHT、CD40、4-1BB、OX40、DR3、GITR、CD30、TIM1、CD2、CD226又はそれらの任意の組み合わせを刺激する薬剤であり、任意選択で、CD3/TCR複合体を刺激する前記薬剤又は共刺激分子を刺激する前記薬剤は、抗体(例えば、単一ドメイン抗体(例えば、重鎖可変ドメイン抗体)、ペプチボディ、Fabフラグメント若しくはscFv)、小分子又はリガンド(例えば、天然に存在するリガンド、組換えリガンド若しくはキメラリガンド)から選択される、上記42に記載の方法。
44.ステップ(1)及び/又は(2)は、
5、4、3、2、1又は0%以下の血清であって、任意選択で、ステップ(1)及び/又は(2)は、約2%の血清を含む細胞培地中で実施される、血清、又は
LSD1阻害剤又はMALT1阻害剤
を含む細胞培地中で実施される、上記22~43のいずれかに記載の方法。
45.実体、例えば研究室、病院又は医療提供者から凍結保存白血球アフェレーシス産物(或いは凍結保存全血液産物、凍結保存骨髄産物又は凍結保存腫瘍若しくは臓器生検若しくは切除(例えば、胸腺除去からの凍結保存産物)などの造血組織の代替供給源)を受け取るステップをさらに含む、上記22~44のいずれかに記載の方法。
46.ステップ(i)又はステップ(1)の開始時の前記細胞の集団は、IL6R発現細胞(例えば、IL6Rα及び/又はIL6Rβについて陽性の細胞)について濃縮されている、上記1~45のいずれかに記載の方法。
47.ステップ(i)又はステップ(1)の開始時の前記細胞の集団は、50、60又は70%以上のIL6R発現細胞(例えば、IL6Rα及び/又はIL6Rβについて陽性の細胞)を含む、上記1~46のいずれかに記載の方法。
48.ステップ(i)及び(ii)又はステップ(1)及び(2)は、IL-15(例えば、hetIL-15(IL15/sIL-15Ra))を含む細胞培地中で実施される、上記1~47のいずれかに記載の方法。
49.IL-15は、前記細胞の集団が例えば10、15、20又は25日後に増殖する能力を増加させる、上記48に記載の方法。
50.IL-15は、前記細胞の集団中のIL6Rβ発現細胞のパーセンテージを増加させる、上記48に記載の方法。
51.前記CARは、抗原結合ドメイン、膜貫通ドメイン及び細胞内シグナル伝達ドメインを含む、上記1~50のいずれかに記載の方法。
52.前記抗原結合ドメインは、CD19、CD20、CD22、BCMA、メソテリン、EGFRvIII、GD2、Tn抗原、sTn抗原、Tn-O-グリコペプチド、sTn-O-グリコペプチド、PSMA、CD97、TAG72、CD44v6、CEA、EPCAM、KIT、IL-13Ra2、レグマン、GD3、CD171、IL-11Ra、PSCA、MAD-CT-1、MAD-CT-2、VEGFR2、ルイスY、CD24、PDGFR-β、SSEA-4、葉酸受容体α、ERBB(例えば、ERBB2)、Her2/neu、MUC1、EGFR、NCAM、エフリンB2、CAIX、LMP2、sLe、HMWMAA、o-アセチル-GD2、葉酸受容体β、TEM1/CD248、TEM7R、FAP、レグマイン、HPV E6若しくはE7、ML-IAP、CLDN6、TSHR、GPRC5D、ALK、ポリシアル酸、Fos関連抗原、好中球エラスターゼ、TRP-2、CYP1B1、精子タンパク質17、βヒト絨毛性ゴナドトロピン、AFP、チログロブリン、PLAC1、グロボH、RAGE1、MN-CA IX、ヒトテロメラーゼ逆転写酵素、腸カルボキシエステラーゼ、mut hsp 70-2、NA-17、NY-BR-1、UPK2、HAVCR1、ADRB3、PANX3、NY-ESO-1、GPR20、Ly6k、OR51E2、TARP、GFRα4又はMHCに提示される前記抗原のいずれかのペプチドから選択される抗原に結合する、上記51に記載の方法。
53.前記抗原結合ドメインは、本明細書に開示されるCDR、VH、VL、scFv又はCAR配列を含み、任意選択で、
(a)前記抗原結合ドメインは、BCMAに結合し、且つ表3~15に開示されるCDR、VH、VL、scFv若しくはCAR配列又はそれと少なくとも80%、85%、90%、95%若しくは99%の同一性を有する配列を含むか;
(b)前記抗原結合ドメインは、CD19に結合し、且つ表2に開示されるCDR、VH、VL、scFv若しくはCAR配列又はそれと少なくとも80%、85%、90%、95%若しくは99%の同一性を有する配列を含むか;
(c)前記抗原結合ドメインは、CD20に結合し、且つ本明細書に開示されるCDR、VH、VL、scFv若しくはCAR配列又はそれと少なくとも80%、85%、90%、95%若しくは99%の同一性を有する配列を含むか;又は
(d)前記抗原結合ドメインは、CD22に結合し、且つ本明細書に開示されるCDR、VH、VL、scFv若しくはCAR配列又はそれと少なくとも80%、85%、90%、95%若しくは99%の同一性を有する配列を含む、上記51又は52に記載の方法。
54.前記抗原結合ドメインは、VH及びVLを含み、前記VH及びVLは、リンカーによって連結され、任意選択で、前記リンカーは、配列番号63又は104のアミノ酸配列を含む、上記51~53のいずれかに記載の方法。
55.(a)前記膜貫通ドメインは、T細胞受容体のα、β又はζ鎖、CD28、CD3ε、CD45、CD4、CD5、CD8、CD9、CD16、CD22、CD33、CD37、CD64、CD80、CD86、CD134、CD137及びCD154から選択されるタンパク質の膜貫通ドメインを含むか、
(b)前記膜貫通ドメインは、CD8の膜貫通ドメインを含むか、
(c)前記膜貫通ドメインは、配列番号6のアミノ酸配列又はそれと少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むか、又は
(d)前記核酸分子は、前記膜貫通ドメインをコードする核酸配列を含み、前記核酸配列は、配列番号17の核酸配列又はそれと少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する核酸配列を含む、上記51~54のいずれかに記載の方法。
56.前記抗原結合ドメインは、ヒンジ領域によって前記膜貫通ドメインに連結され、任意選択で、
(a)前記ヒンジ領域は、配列番号2、3若しくは4のアミノ酸配列又はそれと少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むか、又は
(b)前記核酸分子は、前記ヒンジ領域をコードする核酸配列を含み、前記核酸配列は、配列番号13、14若しくは15の核酸配列又はそれと少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する核酸配列を含む、上記51~55のいずれかに記載の方法。
57.前記細胞内シグナル伝達ドメインは、一次シグナル伝達ドメインを含み、任意選択で、前記一次シグナル伝達ドメインは、CD3ζ、TCRζ、FcRγ、FcRβ、CD3γ、CD3δ、CD3ε、CD5、CD22、CD79a、CD79b、CD278(ICOS)、FcεRI、DAP10、DAP12又はCD66dに由来する機能性シグナル伝達ドメインを含み、任意選択で、
(a)前記一次シグナル伝達ドメインは、CD3ζに由来する機能性シグナル伝達ドメインを含むか、
(b)前記一次シグナル伝達ドメインは、配列番号9若しくは10のアミノ酸配列又はそれと少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むか、又は
(c)前記核酸分子は、前記一次シグナル伝達ドメインをコードする核酸配列を含み、前記核酸配列は、配列番号20若しくは21の核酸配列又はそれと少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する核酸配列を含む、上記51~56のいずれかに記載の方法。
58.前記細胞内シグナル伝達ドメインは、共刺激シグナル伝達ドメインを含み、任意選択で、前記共刺激シグナル伝達ドメインは、MHCクラスI分子、TNF受容体タンパク質、免疫グロブリン様タンパク質、サイトカイン受容体、インテグリン、シグナル伝達リンパ球活性化分子(SLAMタンパク質)、活性化NK細胞受容体、BTLA、Tollリガンド受容体、OX40、CD2、CD7、CD27、CD28、CD30、CD40、CDS、ICAM-1、4-1BB(CD137)、B7-H3、ICOS(CD278)、GITR、BAFFR、LIGHT、HVEM(LIGHTR)、KIRDS2、SLAMF7、NKp80(KLRF1)、NKp44、NKp30、NKp46、CD19、CD4、CD8α、CD8β、IL2Rβ、IL2Rγ、IL7Rα、ITGA4、VLA1、CD49a、ITGA4、IA4、CD49D、ITGA6、VLA-6、CD49f、ITGAD、CD11d、ITGAE、CD103、ITGAL、CD11a、LFA-1、ITGAM、CD11b、ITGAX、CD11c、ITGB1、CD29、ITGB2、CD18、ITGB7、NKG2D、NKG2C、TNFR2、TRANCE/RANKL、DNAM1(CD226)、SLAMF4(CD244、2B4)、CD84、CD96(Tactile)、CEACAM1、CRTAM、Ly9(CD229)、CD160(BY55)、PSGL1、CD100(SEMA4D)、CD69、SLAMF6(NTB-A、Ly108)、SLAM(SLAMF1、CD150、IPO-3)、BLAME(SLAMF8)、SELPLG(CD162)、LTBR、LAT、GADS、SLP-76、PAG/Cbp、CD19a、CD28-OX40、CD28-4-1BB又はCD83と特異的に結合するリガンドを含み、任意選択で、
(a)前記共刺激シグナル伝達ドメインは、4-1BBに由来する機能性シグナル伝達ドメインを含むか、
(b)前記共刺激シグナル伝達ドメインは、配列番号7のアミノ酸配列又はそれと少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むか、又は
(c)前記核酸分子は、前記共刺激シグナル伝達ドメインをコードする核酸配列を含み、前記核酸配列は、配列番号18の核酸配列又はそれと少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する核酸配列を含む、上記51~57のいずれかに記載の方法。
59.前記細胞内シグナル伝達ドメインは、4-1BBに由来する機能性シグナル伝達ドメインと、CD3ζに由来する機能性シグナル伝達ドメインとを含み、任意選択で、前記細胞内シグナル伝達ドメインは、配列番号7のアミノ酸配列(又はそれと少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有するアミノ酸配列)と、配列番号9若しくは10のアミノ酸配列(又はそれと少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有するアミノ酸配列)とを含み、任意選択で、前記細胞内シグナル伝達ドメインは、配列番号7のアミノ酸配列と、配列番号9又は10のアミノ酸配列とを含む、上記51~58のいずれかに記載の方法。
60.前記CARは、配列番号1のアミノ酸配列を含むリーダー配列をさらに含む、上記51~59のいずれかに記載の方法。
61.上記1~60のいずれかに記載の方法によって作製されるCAR発現細胞(例えば、自家又は同種異系CAR発現T細胞又はNK細胞)の集団。
62.CARを発現するように操作された細胞の集団(「CAR発現細胞の集団」)であって、
(a)前記CARを発現するように操作される前の同じ細胞の集団中のナイーブ細胞、例えばナイーブT細胞、例えばCD45RO-CCR7+細胞のパーセンテージと比べて、ほぼ同じパーセンテージのナイーブ細胞、例えばナイーブT細胞、例えばCD45RO-CCR7+細胞;
(b)前記CARを発現するように操作される前の同じ細胞の集団中のナイーブ細胞、例えばナイーブT細胞、例えばCD45RO-CCR7+細胞のパーセンテージと比べて、ナイーブ細胞、例えばナイーブT細胞、例えばCD45RO-CCR7+細胞の約5%~約10%以内の変化;
(c)前記CARを発現するように操作される前の同じ細胞の集団中のナイーブ細胞、例えばナイーブT細胞、例えばCD45RO-CCR7+細胞のパーセンテージと比べて、増加された、例えば少なくとも1.2、1.4、1.6、1.8、2.0、2.2、2.4、2.6、2.8又は3倍増加されたパーセンテージのナイーブ細胞、例えばナイーブT細胞、例えばCD45RO-CCR7+細胞;
(d)前記CARを発現するように操作される前の同じ細胞の集団中のセントラルメモリー細胞、例えばセントラルメモリーT細胞、例えばCCR7+CD45RO+T細胞のパーセンテージと比べて、ほぼ同じパーセンテージのセントラルメモリー細胞、例えばセントラルメモリーT細胞、例えばCCR7+CD45RO+T細胞;
(e)前記CARを発現するように操作される前の同じ細胞の集団中のセントラルメモリー細胞、例えばセントラルメモリーT細胞、例えばCCR7+CD45RO+T細胞のパーセンテージと比べて、セントラルメモリー細胞、例えばセントラルメモリーT細胞、例えばCCR7+CD45RO+T細胞の約5%~約10%以内の変化;
(f)前記CARを発現するように操作される前の同じ細胞の集団中のセントラルメモリー細胞、例えばセントラルメモリーT細胞、例えばCCR7+CD45RO+T細胞のパーセンテージと比べて、減少された、例えば少なくとも20、25、30、35、40、45又は50%減少されたパーセンテージのセントラルメモリー細胞、例えばセントラルメモリーT細胞、例えばCCR7+CD45RO+T細胞;
(g)前記CARを発現するように操作される前の同じ細胞の集団中のステムメモリーT細胞、例えばCD45RA+CD95+IL-2受容体β+CCR7+CD62L+T細胞のパーセンテージと比べて、ほぼ同じパーセンテージのステムメモリーT細胞、例えばCD45RA+CD95+IL-2受容体β+CCR7+CD62L+T細胞;
(h)前記CARを発現するように操作される前の同じ細胞の集団中のステムメモリーT細胞、例えばCD45RA+CD95+IL-2受容体β+CCR7+CD62L+T細胞のパーセンテージと比べて、ステムメモリーT細胞、例えばCD45RA+CD95+IL-2受容体β+CCR7+CD62L+T細胞の約5%~約10%以内の変化;又は
(i)前記CARを発現するように操作される前の同じ細胞の集団中のステムメモリーT細胞、例えばCD45RA+CD95+IL-2受容体β+CCR7+CD62L+T細胞のパーセンテージと比べて、増加されたパーセンテージのステムメモリーT細胞、例えばCD45RA+CD95+IL-2受容体β+CCR7+CD62L+T細胞
を含む細胞の集団。
63.CARを発現するように操作された細胞の集団(「CAR発現細胞の集団」)であって、
(a)前記細胞の集団のGeneSetScore中央値(Up TEM vs.Down TSCM)は、前記CARを発現するように操作される前の同じ細胞の集団のGeneSetScore中央値(Up TEM vs.Down TSCM)とほぼ同じであるか又は約25、50、75、100若しくは125%以下だけ異なる(例えば、それ以下だけ増加される)か;
(b)前記細胞の集団のGeneSetScore中央値(Up Treg vs.Down Teff)は、前記CARを発現するように操作される前の前記細胞の集団のGeneSetScore中央値(Up Treg vs.Down Teff)とほぼ同じであるか又は約25、50、100、150若しくは200%以下だけ異なる(例えば、それ以下だけ増加される)か;
(c)前記細胞の集団のGeneSetScore中央値(Down stemness)は、前記CARを発現するように操作される前の前記細胞の集団のGeneSetScore中央値(Down stemness)とほぼ同じであるか又は約25、50、100、150、200若しくは250%以下だけ異なる(例えば、それ以下だけ増加される)か;
(d)前記細胞の集団のGeneSetScore中央値(Up hypoxia)は、前記CARを発現するように操作される前の前記細胞の集団のGeneSetScore中央値(Up hypoxia)とほぼ同じであるか又は約125、150、175若しくは200%以下だけ異なる(例えば、それ以下だけ増加される)か;又は
(e)前記細胞の集団のGeneSetScore中央値(Up autophagy)は、前記CARを発現するように操作される前の前記細胞の集団のGeneSetScore中央値(Up autophagy)とほぼ同じであるか又は約180、190、200若しくは210%以下だけ異なる(例えば、それ以下だけ増加される)、細胞の集団。
64.上記61~63のいずれかに記載のCAR発現細胞の集団と、薬学的に許容される担体とを含む医薬組成物。
65.対象の免疫応答を増加させる方法であって、上記61~63のいずれかに記載のCAR発現細胞の集団又は上記64に記載の医薬組成物を前記対象に投与し、それにより前記対象の免疫応答を増加させるステップを含む方法。
66.対象の癌を処置する方法であって、上記61~63のいずれかに記載のCAR発現細胞の集団又は上記64に記載の医薬組成物を前記対象に投与し、それにより前記対象の前記癌を処置するステップを含む方法。
67.前記癌は、例えば、中皮腫、悪性胸膜中皮腫、非小細胞肺癌、小細胞肺癌、扁平上皮癌、大細胞肺癌、膵臓癌、膵管腺癌、食道腺癌、乳癌、膠芽腫、卵巣癌、大腸癌、前立腺癌、子宮頸癌、皮膚癌、黒色腫、腎癌、肝臓癌、脳腫瘍、胸腺腫、肉腫、癌腫、子宮癌、腎臓癌、消化管癌、尿路上皮癌、咽頭癌、頭部及び頸部癌、直腸癌、食道癌若しくは膀胱癌の1つ以上から選択される固形癌又はその転移である、上記66に記載の方法。
68.前記癌は、例えば、慢性リンパ性白血病(CLL)、マントル細胞リンパ腫(MCL)、多発性骨髄腫、急性リンパ性白血病(ALL)、ホジキンリンパ腫、B細胞急性リンパ性白血病(BALL)、T細胞急性リンパ性白血病(TALL)、小リンパ球性白血病(SLL)、B細胞前リンパ球性白血病、芽球性形質細胞様樹状細胞新生物、バーキットリンパ腫、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)、慢性炎症を伴うDLBCL、慢性骨髄性白血病、骨髄増殖性腫瘍、濾胞性リンパ腫、小児性濾胞性リンパ腫、ヘアリー細胞白血病、小細胞型若しくは大細胞型濾胞性リンパ腫、悪性リンパ球増殖性病態、MALTリンパ腫(粘膜関連リンパ組織型節外性濾胞辺縁帯リンパ腫)、辺縁帯リンパ腫、骨髄形成異常、骨髄異形成症候群、非ホジキンリンパ腫、形質芽球性リンパ腫、形質細胞様樹状細胞新生物、ワルデンシュトレームマクログロブリン血症、脾辺縁帯リンパ腫、脾リンパ腫/白血病、脾臓びまん性赤脾髄小細胞型B細胞リンパ腫、ヘアリー細胞白血病-変異型、リンパ形質細胞性リンパ腫、H鎖病、プラズマ細胞骨髄腫、孤立性骨形質細胞腫、骨外性形質細胞腫、節性辺縁帯リンパ腫、小児性節性辺縁帯リンパ腫、原発性皮膚濾胞中心リンパ腫、リンパ腫様肉芽腫症、原発性縦隔(胸腺)大細胞型B細胞リンパ腫、血管内大細胞型B細胞リンパ腫、ALK+大細胞型B細胞リンパ腫、HHV8関連多中心性キャッスルマン病に発生する大細胞型B細胞リンパ腫、原発性滲出性リンパ腫、B細胞リンパ腫、急性骨髄性白血病(AML)又は分類不能なリンパ腫から選択される液性癌である、上記66に記載の方法。
69.第2の治療薬を前記対象に投与するステップをさらに含む、上記65~68のいずれかに記載の方法。
70.前記第2の治療薬は、IL-15(例えば、hetIL-15(IL15/sIL-15Ra))である、上記69に記載の方法。
71.前記第2の治療薬は、イブルチニブである、上記69に記載の方法。
72.イブルチニブは、約600mg、約550mg、約500mg、約480mg、約460mg、約440mg、約420mg、約400mg、約350mg、約300mg、約280mg、約250mg、約200mg、約190mg、約180mg、約170mg、約160mg、約150mg、約140mg、約130mg、約120mg又は100mgの用量で毎日1回投与される、上記71に記載の方法。
73.イブルチニブは、420mg、280mg又は140mgの用量で毎日1回投与される、上記71に記載の方法。
74.イブルチニブは、前記CAR発現細胞の集団の前記投与前、それと同時又はその後に投与される、上記71~73のいずれかに記載の方法。
75.前記CAR発現細胞の集団は、上記21において測定されるCAR発現細胞のパーセンテージに基づいて決定された用量で投与される、上記65~74のいずれかに記載の方法。
76.前記CAR発現細胞(例えば、CD19CAR発現細胞)の集団は、約0.5×10~50×10個の生存CAR発現細胞、例えば約5×10個の生存CAR発現細胞の用量で投与され、任意選択で、前記CAR発現細胞(例えば、CD19CAR発現細胞)の集団は、5×10個の生存CAR発現細胞の用量で投与される、上記65~75のいずれかに記載の方法。
77.前記CAR発現細胞(例えば、CD19CAR発現細胞)の集団は、約2.5×10~2.5×10個の生存CAR発現細胞、例えば約2.5×10個の生存CAR発現細胞の用量で投与され、任意選択で、前記CAR発現細胞(例えば、CD19CAR発現細胞)の集団は、2.5×10個の生存CAR発現細胞の用量で投与される、上記65~75のいずれかに記載の方法。
78.前記CAR発現細胞(例えば、CD19CAR発現細胞)の集団は、約1.25×10~1.25×10個の生存CAR発現細胞、例えば約1.25×10個の生存CAR発現細胞の用量で投与され、任意選択で、前記CAR発現細胞(例えば、CD19CAR発現細胞)の集団は、1.25×10個の生存CAR発現細胞の用量で投与される、上記65~75のいずれかに記載の方法。
79.前記CAR発現細胞(例えば、BCMA CAR発現細胞)の集団は、約2.5×10~2.5×10個の生存CAR発現細胞、例えば約1×10又は5×10個の生存CAR発現細胞の用量で投与される、上記65~75のいずれかに記載の方法。
80.前記対象は、CLL又はSLLを有する、上記66~79のいずれかに記載の方法。
81.前記対象は、DLBCL、例えば再発性及び/又は難治性DLBCLを有する、上記66~79のいずれかに記載の方法。
82.前記対象は、例えば、少なくとも2、2.5、3、3.5又は4日、例えば約3日にわたってサイトカイン放出症候群の兆候についてモニターされる、上記65~81のいずれかに記載の方法。
83.対象の免疫応答を増加させる方法に使用するためのものであり、前記方法は、有効量の前記CAR発現細胞の集団又は有効量の前記医薬組成物を前記対象に投与するステップを含む、上記61~63のいずれかに記載のCAR発現細胞の集団又は上記64に記載の医薬組成物。
84.対象の癌を処置する方法に使用するためのものであり、前記方法は、有効量の前記CAR発現細胞の集団又は有効量の前記医薬組成物を前記対象に投与するステップを含む、上記61~63のいずれかに記載のCAR発現細胞の集団又は上記64に記載の医薬組成物。

Claims (38)

  1. キメラ抗原受容体(CAR)を発現する細胞の集団を作製する方法であって、
    (i)細胞の集団を、CD3/TCR複合体を刺激する薬剤及び/又は前記細胞の表面上の共刺激分子を刺激する薬剤と接触させるステップ;
    (ii)前記細胞の集団を、前記CARをコードする核酸分子と接触させ、それにより前記核酸分子を含む細胞の集団を提供するステップ;及び
    (iii)保存又は投与のために前記細胞の集団を採取するステップ
    を含み、
    ステップ(iii)からの前記細胞の集団は、ステップ(i)の開始時の前記細胞の集団と比べて、増殖されないか又は40%以下だけ増殖される、方法。
  2. ステップ(ii)は、ステップ(i)と一緒に又はステップ(i)の開始後の20時間以内に実施され、
    (a)ステップ(iii)は、ステップ(i)の開始後の30時間以内に実施されるか;又は
    (b)ステップ(iii)は、ステップ(ii)の開始後の30時間以内に実施される、請求項1に記載の方法。
  3. (a)ステップ(ii)における前記核酸分子は、ウイルスベクター上にあり;
    (b)細胞の集団が、T細胞の集団、任意選択で凍結された又は新鮮な白血球アフェレーシス産物から単離されたT細胞の集団を含み;及び/又は
    (c)ステップ(iii)の保存は、凍結保存培地中の前記細胞の集団を再製剤化することを含む、
    請求項1又は2に記載の方法。
  4. (a)CD3/TCR複合体を刺激する前記薬剤は、CD3を刺激する薬剤であり;
    (b)CD3/TCR複合体を刺激する前記薬剤又は共刺激分子を刺激する前記薬剤は、抗体、小分子又はリガンドから選択され;
    (c)CD3/TCR複合体を刺激する前記薬剤又は共刺激分子を刺激する前記薬剤は、ビーズを含まず;
    (d)共刺激分子を刺激する前記薬剤は、CD28、ICOS、CD27、HVEM、LIGHT、CD40、4-1BB、OX40、DR3、GITR、CD30、TIM1、CD2、CD226又はそれらの任意の組み合わせを刺激する薬剤であり;及び/又は
    (e)CD3/TCR複合体を刺激する前記薬剤は、抗CD3抗体である、
    請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
  5. (a)前記抗体は、単一ドメイン抗体、重鎖可変ドメイン抗体、ペプチボディ、Fabフラグメント若しくはscFvであり、及び/又は
    (b)前記リガンドは、天然に存在するリガンド、組換えリガンド若しくはキメラリガンドである、
    請求項4に記載の方法。
  6. CD3/TCR複合体を刺激する前記薬剤は、抗CD3抗体を含み、且つ共刺激分子を刺激する前記薬剤は、抗CD28抗体を含み、任意選択で、
    (a)CD3/TCR複合体を刺激する前記薬剤は、コロイドポリマーナノマトリックスに共有結合された抗CD3抗体を含み、且つ共刺激分子を刺激する前記薬剤は、コロイドポリマーナノマトリックスに共有結合された抗CD28抗体を含むか;又は
    (b)CD3/TCR複合体を刺激する前記薬剤及び共刺激分子を刺激する前記薬剤は、T Cell TransAct(商標)を含む、
    請求項4又は5に記載の方法。
  7. (a)ステップ(iii)からの前記細胞の集団中のナイーブ細胞のパーセンテージは、ステップ(i)の開始時の前記細胞の集団中のナイーブ細胞のパーセンテージと同じであるか又は5若しくは10%以下だけ異なる;
    (b)ステップ(iii)からの前記細胞の集団中のナイーブ細胞のパーセンテージは、ステップ(i)の開始時の前記細胞の集団中のナイーブ細胞のパーセンテージと比べて減少しないか又は5若しくは10%以下だけ減少する;
    (c)ステップ(iii)からの前記細胞の集団中のセントラルメモリー細胞のパーセンテージは、ステップ(i)の開始時の前記細胞の集団中のセントラルメモリー細胞と同じであるか又は5若しくは10%以下だけ異なる;及び/又は
    (d)ステップ(iii)からの前記細胞の集団中のセントラルメモリー細胞のパーセンテージは、ステップ(i)の開始時の前記細胞の集団中のセントラルメモリー細胞のパーセンテージと比べて増加しないか又は5若しくは10%以下だけ増加する、
    請求項1~6のいずれか一項に記載の方法。
  8. ステップ(i)は、ステップ(iii)からの前記細胞の集団中のCAR発現細胞のパーセンテージを増加させ、例えば、ステップ(iii)からの前記細胞の集団は、ステップ(i)なしである以外には同様の方法によって作製された細胞と比べて、CAR発現細胞のより高いパーセンテージを示す、請求項1~7のいずれか一項に記載の方法。
  9. (a)ステップ(iii)からの前記細胞の集団中のナイーブ細胞のパーセンテージは、例えば、ステップ(i)の開始時の前記細胞の集団中のナイーブ細胞のパーセンテージと比べて少なくとも1.2倍だけ増加されるか;又は
    (b)前記細胞の集団中のCAR発現ナイーブT細胞のパーセンテージは、ステップ(ii)の期間中に増加し、又はステップ(ii)の開始後の18~24時間で増加する、
    請求項1~8のいずれか一項に記載の方法。
  10. (a)ステップ(iii)からの前記細胞の集団は、ステップ(iii)が、ステップ(i)の開始後、26時間を超えて実施される以外には同様の方法によって作製された細胞と比べて、ナイーブ細胞のより高いパーセンテージを示す;
    (b)ステップ(iii)からの前記細胞の集団中のナイーブ細胞のパーセンテージは、ステップ(iii)が、ステップ(i)の開始後、26時間を超えてから実施される以外には同様の方法によって作製された細胞中のナイーブ細胞のパーセンテージより高い;
    (c)ステップ(iii)からの前記細胞の集団中のCAR発現ナイーブT細胞のパーセンテージは、ステップ(iii)が、ステップ(i)の開始後、26時間を超えて実施される以外には同様の方法によって作製された細胞中のCAR発現ナイーブT細胞のパーセンテージより高い;
    (d)ステップ(iii)からの前記細胞の集団は、ステップ(ii)後且つステップ(iii)前に前記細胞の集団をインビトロで3日超にわたって増殖させるステップをさらに含む以外には同様の方法によって作製された細胞と比べて、ナイーブ細胞のより高いパーセンテージを示す;
    (e)ステップ(iii)からの前記細胞の集団中のナイーブ細胞のパーセンテージは、ステップ(ii)後且つステップ(iii)前に前記細胞の集団をインビトロで3日超にわたって増殖させるステップをさらに含む以外には同様の方法によって作製された細胞中のナイーブ細胞のパーセンテージより高い;
    (f)ステップ(iii)からの前記細胞の集団中のCAR発現ナイーブT細胞のパーセンテージは、ステップ(ii)後且つステップ(iii)前に前記細胞の集団をインビトロで3日超にわたって増殖させるステップをさらに含む以外には同様の方法によって作製された細胞中のCAR発現ナイーブT細胞のパーセンテージより高い;
    (g)ステップ(iii)からの前記細胞の集団中のセントラルメモリー細胞のパーセンテージは、ステップ(i)の開始時の前記細胞の集団中のセントラルメモリー細胞のパーセンテージと比べて少なくとも20%だけ低下される:及び/又は
    (h)CAR発現セントラルメモリーT細胞のパーセンテージは、ステップ(ii)の期間中、又はステップ(ii)の開始後の18~24時間で減少する、
    請求項1~9のいずれか一項に記載の方法。
  11. (a)ステップ(iii)からの前記細胞の集団は、ステップ(iii)が、ステップ(i)の開始後、26時間を超えてから実施される以外には同様の方法によって作製された細胞と比べて、セントラルメモリー細胞のより低いパーセンテージを示すか;
    (b)ステップ(iii)からの前記細胞の集団中のセントラルメモリー細胞のパーセンテージは、ステップ(iii)が、ステップ(i)の開始後、26時間を超えてから実施される以外には同様の方法によって作製された細胞中のセントラルメモリー細胞のパーセンテージより低いか;
    (c)ステップ(iii)からの前記細胞の集団中のCAR発現セントラルメモリーT細胞のパーセンテージは、ステップ(iii)が、ステップ(i)の開始後、26時間を超えてから実施される以外には同様の方法によって作製された細胞中のCAR発現セントラルメモリーT細胞のパーセンテージより低いか;
    (d)ステップ(iii)からの前記細胞の集団は、ステップ(ii)後且つステップ(iii)前に前記細胞の集団をインビトロで3日超にわたって増殖させるステップをさらに含む以外には同様の方法によって作製された細胞と比べて、セントラルメモリー細胞のより低いパーセンテージを示すか;
    (e)ステップ(iii)からの前記細胞の集団中のセントラルメモリー細胞のパーセンテージは、ステップ(ii)後且つステップ(iii)前に前記細胞の集団をインビトロで3日超にわたって増殖させるステップをさらに含む以外には同様の方法によって作製された細胞中のセントラルメモリー細胞のパーセンテージより低いか;又は
    (f)ステップ(iii)からの前記細胞の集団中のCAR発現セントラルメモリーT細胞のパーセンテージは、ステップ(ii)後且つステップ(iii)前に前記細胞の集団をインビトロで3日超にわたって増殖させるステップをさらに含む以外には同様の方法によって作製された細胞中のCAR発現セントラルメモリーT細胞のパーセンテージより低い、請求項1~10のいずれか一項に記載の方法。
  12. (a)ステップ(iii)からの前記細胞の集団中のステムメモリーT細胞のパーセンテージは、ステップ(i)の開始時の前記細胞の集団中のステムメモリーT細胞のパーセンテージと比べて増加されるか;
    (b)ステップ(iii)からの前記細胞の集団中のCAR発現ステムメモリーT細胞のパーセンテージは、ステップ(i)の開始時の前記細胞の集団中のCAR発現ステムメモリーT細胞パーセンテージと比べて増加されるか;
    (c)ステップ(iii)からの前記細胞の集団中のステムメモリーT細胞のパーセンテージは、ステップ(iii)が、ステップ(i)の開始後、26時間を超えてから実施される以外には同様の方法によって作製された細胞中のステムメモリーT細胞のパーセンテージより高いか;
    (d)ステップ(iii)からの前記細胞の集団中のCAR発現ステムメモリーT細胞のパーセンテージは、ステップ(iii)が、ステップ(i)の開始後、26時間を超えてから実施される以外には同様の方法によって作製された細胞中のCAR発現ステムメモリーT細胞のパーセンテージより高いか;
    (e)ステップ(iii)からの前記細胞の集団中のステムメモリーT細胞のパーセンテージは、ステップ(ii)後且つステップ(iii)前に前記細胞の集団をインビトロで3日超にわたって増殖させるステップをさらに含む以外には同様の方法によって作製された細胞中のステムメモリーT細胞のパーセンテージより高いか;又は
    (f)ステップ(iii)からの前記細胞の集団中のCAR発現ステムメモリーT細胞のパーセンテージは、ステップ(ii)後且つステップ(iii)前に前記細胞の集団をインビトロで3日超にわたって増殖させるステップをさらに含む以外には同様の方法によって作製された細胞中のCAR発現ステムメモリーT細胞のパーセンテージより高い、請求項1~11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 前記ナイーブ細胞は、ナイーブT細胞、又はCD45RA+CD45RO-CCR7+T細胞であり;
    前記セントラルメモリー細胞は、セントラルメモリーT細胞、又はCD95+セントラルメモリーT細胞、又はCCR7+CD45RO+T細胞であり;及び/又は
    前記ステムメモリーT細胞は、CD45RA+CD95+IL-2受容体β+CCR7+CD62L+T細胞である、請求項7~12のいずれか一項に記載の方法。
  14. (a)ステップ(iii)からの前記細胞の集団は、前記CARによって認識される抗原を発現する細胞と一緒にインキュベートされた後、ステップ(iii)が、ステップ(i)の開始後、26時間を超えてから実施される以外には同様の方法によって作製された細胞、又はステップ(ii)後且つステップ(iii)前に前記細胞の集団をインビトロで3日超にわたって増殖させるステップをさらに含む以外には同様の方法によって作製された細胞よりも高いレベルでIL-2を分泌する;
    (b)ステップ(iii)からの前記細胞の集団は、インビボで投与された後、ステップ(iii)が、ステップ(i)の開始後、26時間を超えてから実施される以外には同様の方法によって作製された細胞と比べて、又はステップ(ii)後且つステップ(iii)前に前記細胞の集団をインビトロで3日超にわたって増殖させるステップをさらに含む以外には同様の方法によって作製された細胞と比べてより長く持続するか又はより高いレベルで増殖する;及び/又は
    (c)ステップ(iii)からの前記細胞の集団は、インビボで投与された後、ステップ(iii)が、ステップ(i)の開始後、26時間を超えてから実施される以外には同様の方法によって作製された細胞又はステップ(ii)後且つステップ(iii)前に前記細胞の集団をインビトロで3日超にわたって増殖させるステップをさらに含む以外には同様の方法によって作製された細胞よりも強力な抗腫瘍活性を示す、請求項1~13のいずれか一項に記載の方法。
  15. (a)ステップ(iii)からの前記細胞の集団は、ステップ(i)の開始時の前記細胞の集団と比べて、5、10、15、20、25、30、35若しくは40%以下だけ増殖され;
    (b)ステップ(iii)からの前記細胞の集団は、ステップ(i)の開始時の前記細胞の集団と比べて、10%以下だけ増殖され;
    (c)ステップ(iii)からの前記細胞の集団は、ステップ(i)の開始時の前記細胞の集団と比べて、生存細胞の数によって評価されて増殖されないか又は5、10、15、20、25、30、35若しくは40%以下だけ増殖され;
    (d)ステップ(iii)からの前記細胞の集団中の生存細胞の数は、ステップ(i)の開始時の前記細胞の集団中の生存細胞の数から減少する;
    (e)ステップ(iii)からの前記細胞の集団は、ステップ(i)の開始時の前記細胞の集団と比べて増殖されないか又は2時間未満、例えば1若しくは1.5時間未満だけ増殖され;
    (f)ステップ(iii)からの前記細胞の集団は、増殖されない;及び/又は
    (g)ステップ(iii)からの前記細胞の集団は、ステップ(i)の開始時の前記細胞の集団と比べて、生存細胞の数によって評価されて増殖されない、
    請求項1~14のいずれか一項に記載の方法。
  16. (a)ステップ(i)及び/又は(ii)は、IL-2、IL-15、IL-7、IL-21、IL-6、LSD1阻害剤、MALT1阻害剤又はそれらの組み合わせを含む細胞培地中で実施され、任意選択で前記IL-15はhetIL-15又はIL15/sIL-15Raであり、及び/又は前記IL-6はIL-6/sIL-6Raであり;
    (b)ステップ(i)及び/又は(ii)は、IL-2、IL-15、IL-7、IL-21、IL-6、LSD1阻害剤、MALT1阻害剤又はそれらの組み合わせを含む無血清培地中で実施され、任意選択で前記IL-15はhetIL-15又はIL15/sIL-15Raであり、及び/又は前記IL-6はIL-6/sIL-6Raであり;
    (c)ステップ(i)及び/又は(ii)は、血清代替品を含む無血清細胞培地中で実施され;及び/又は
    (d)ステップ(i)及び/又は(ii)は、CTS(商標)Immune Cell Serum Replacement(ICSR)を含む無血清細胞培地中で実施される、請求項1~15のいずれか一項に記載の方法。
  17. ステップ(i)前に、
    (I)(iv)任意選択で実体、例えば研究室、病院又は医療提供者から新鮮な白血球アフェレーシス産物或いは新鮮な全血液産物、新鮮な骨髄産物又は新鮮な腫瘍若しくは臓器生検若しくは切除、又は胸腺除去からの新鮮な産物などの造血組織の代替供給源を受け取るステップ、及び
    (v)新鮮な白血球アフェレーシス産物、或いは新鮮な全血液産物、新鮮な骨髄産物又は新鮮な腫瘍若しくは臓器生検若しくは切除、又は胸腺除去からの新鮮な産物などの造血組織の代替供給源から、ステップ(i)で接触された前記細胞の集団を単離するステップ
    をさらに含み、任意選択で、
    ステップ(iii)は、ステップ(v)の開始後の35時間以内に実施されるか、又は
    ステップ(iii)からの前記細胞の集団は、ステップ(v)の終了時の前記細胞の集団と比べて、増殖されないか又は40%以下だけ増殖される、又は
    (II)実体、例えば研究室、病院又は医療提供者から、白血球アフェレーシス産物、或いは全血液、骨髄又は腫瘍若しくは臓器生検若しくは切除、又は胸腺除去から単離された凍結保存T細胞などの造血組織の代替供給源から単離された凍結保存T細胞を受け取るステップをさらに含む、
    請求項1~16のいずれか一項に記載の方法。
  18. ステップ(i)前に、
    (iv)任意選択で実体、例えば研究室、病院又は医療提供者から凍結保存白血球アフェレーシス産物、或いは凍結保存全血液産物、凍結保存骨髄産物又は凍結保存腫瘍若しくは臓器生検若しくは切除、又は胸腺除去からの凍結保存産物などの造血組織の代替供給源を受け取るステップ、及び
    (v)凍結保存白血球アフェレーシス産物、或いは凍結保存全血液産物、凍結保存骨髄産物又は凍結保存腫瘍若しくは臓器生検若しくは切除、又は胸腺除去からの凍結保存産物などの造血組織の代替供給源から、ステップ(i)で接触された前記細胞の集団を単離するステップ
    をさらに含み、任意選択で、
    ステップ(iii)は、ステップ(v)の開始後の35時間以内に実施されるか、又は
    ステップ(iii)からの前記細胞の集団は、ステップ(v)の終了時の前記細胞の集団と比べて、増殖されないか又は40%以下だけ増殖される、請求項1~16のいずれか一項に記載の方法。
  19. ステップ(vi):ステップ(iii)からの前記細胞の集団の一部を少なくとも2日、例えば少なくとも2日且つ7日以下にわたって培養し、及び前記一部中のCAR発現レベル又は生存CAR発現細胞のパーセンテージを測定するステップ
    をさらに含み、任意選択で、
    ステップ(iii)は、前記細胞の集団を採取及び凍結することを含み、且つステップ(vi)は、ステップ(iii)からの前記細胞の集団の一部を解凍し、前記部分を少なくとも2日、例えば少なくとも2日且つ7日以下にわたって培養し、及び前記一部中のCAR発現レベル又は生存CAR発現細胞のパーセンテージを測定することを含む、請求項1~18のいずれか一項に記載の方法。
  20. (a)ステップ(i)の開始時の前記細胞の集団は、IL6R発現細胞、任意選択でIL6Rα及び/又はIL6Rβについて陽性の細胞について濃縮されている;
    (b)ステップ(i)の開始時の前記細胞の集団は、50%以上のIL6R発現細胞、任意選択でIL6Rα及び/又はIL6Rβについて陽性の細胞を含む;及び/又は
    (c)ステップ(i)及び(ii)は、IL-15、例えば、hetIL-15(IL15/sIL-15Ra)を含む細胞培地中で実施され、任意選択でIL-15は、前記細胞の集団が例えば10、15、20又は25日後に増殖する能力を増加させる、又はIL-15は、前記細胞の集団中のIL6Rβ発現細胞のパーセンテージを増加させる、請求項1~19のいずれか一項に記載の方法。
  21. 前記CARは、抗原結合ドメイン、膜貫通ドメイン及び細胞内シグナル伝達ドメインを含み、任意選択で
    (a)前記抗原結合ドメインは、
    (i)CD19、CD20、CD22、BCMA、メソテリン、EGFRvIII、GD2、Tn抗原、sTn抗原、Tn-O-グリコペプチド、sTn-O-グリコペプチド、PSMA、CD97、TAG72、CD44v6、CEA、EPCAM、KIT、IL-13Ra2、レグマン、GD3、CD171、IL-11Ra、PSCA、MAD-CT-1、MAD-CT-2、VEGFR2、ルイスY、CD24、PDGFR-β、SSEA-4、葉酸受容体α、ERBB(例えば、ERBB2)、Her2/neu、MUC1、EGFR、NCAM、エフリンB2、CAIX、LMP2、sLe、HMWMAA、o-アセチル-GD2、葉酸受容体β、TEM1/CD248、TEM7R、FAP、レグマイン、HPV E6若しくはE7、ML-IAP、CLDN6、TSHR、GPRC5D、ALK、ポリシアル酸、Fos関連抗原、好中球エラスターゼ、TRP-2、CYP1B1、精子タンパク質17、βヒト絨毛性ゴナドトロピン、AFP、チログロブリン、PLAC1、グロボH、RAGE1、MN-CA IX、ヒトテロメラーゼ逆転写酵素、腸カルボキシエステラーゼ、mut hsp 70-2、NA-17、NY-BR-1、UPK2、HAVCR1、ADRB3、PANX3、NY-ESO-1、GPR20、Ly6k、OR51E2、TARP、GFRα4又はMHCに提示される前記抗原のいずれかのペプチドから選択される抗原に結合する;及び/又は
    (ii)VH及びVLを含み、前記VH及びVLは、リンカーによって連結され、任意選択で、前記リンカーは、配列番号63又は104のアミノ酸配列を含む;
    (b)前記膜貫通ドメインは、T細胞受容体のα、β又はζ鎖、CD28、CD3ε、CD45、CD4、CD5、CD8、CD9、CD16、CD22、CD33、CD37、CD64、CD80、CD86、CD134、CD137及びCD154から選択されるタンパク質の膜貫通ドメインを含む;
    (c)前記膜貫通ドメインは、CD8の膜貫通ドメインを含む;
    (d)前記膜貫通ドメインは、配列番号6のアミノ酸配列又はそれと少なくとも約85%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む;及び/又は
    (e)前記核酸分子は、前記膜貫通ドメインをコードする核酸配列を含み、前記核酸配列は、配列番号17の核酸配列又はそれと少なくとも約85%の配列同一性を有する核酸配列を含む、
    請求項1~20のいずれか一項に記載の方法。
  22. 前記抗原結合ドメインは、ヒンジ領域によって前記膜貫通ドメインに連結され、任意選択で、
    (a)前記ヒンジ領域は、配列番号2、3若しくは4のアミノ酸配列又はそれと少なくとも約85%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むか、又は
    (b)前記核酸分子は、前記ヒンジ領域をコードする核酸配列を含み、前記核酸配列は、配列番号13、14若しくは15の核酸配列又はそれと少なくとも約85%の配列同一性を有する核酸配列を含む、請求項21に記載の方法。
  23. 前記細胞内シグナル伝達ドメインは、一次シグナル伝達ドメインを含み、任意選択で、前記一次シグナル伝達ドメインは、CD3ζ、TCRζ、FcRγ、FcRβ、CD3γ、CD3δ、CD3ε、CD5、CD22、CD79a、CD79b、CD278(ICOS)、FcεRI、DAP10、DAP12又はCD66dに由来する機能性シグナル伝達ドメインを含み、任意選択で、
    (a)前記一次シグナル伝達ドメインは、CD3ζに由来する機能性シグナル伝達ドメインを含むか、
    (b)前記一次シグナル伝達ドメインは、配列番号9若しくは10のアミノ酸配列又はそれと少なくとも約85%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むか、又は
    (c)前記核酸分子は、前記一次シグナル伝達ドメインをコードする核酸配列を含み、前記核酸配列は、配列番号20若しくは21の核酸配列又はそれと少なくとも約85%の配列同一性を有する核酸配列を含む、請求項21又は22に記載の方法。
  24. 前記細胞内シグナル伝達ドメインは、共刺激シグナル伝達ドメインを含み、任意選択で、前記共刺激シグナル伝達ドメインは、MHCクラスI分子、TNF受容体タンパク質、免疫グロブリン様タンパク質、サイトカイン受容体、インテグリン、シグナル伝達リンパ球活性化分子(SLAMタンパク質)、活性化NK細胞受容体、BTLA、Tollリガンド受容体、OX40、CD2、CD7、CD27、CD28、CD30、CD40、CDS、ICAM-1、4-1BB(CD137)、B7-H3、ICOS(CD278)、GITR、BAFFR、LIGHT、HVEM(LIGHTR)、KIRDS2、SLAMF7、NKp80(KLRF1)、NKp44、NKp30、NKp46、CD19、CD4、CD8α、CD8β、IL2Rβ、IL2Rγ、IL7Rα、ITGA4、VLA1、CD49a、ITGA4、IA4、CD49D、ITGA6、VLA-6、CD49f、ITGAD、CD11d、ITGAE、CD103、ITGAL、CD11a、LFA-1、ITGAM、CD11b、ITGAX、CD11c、ITGB1、CD29、ITGB2、CD18、ITGB7、NKG2D、NKG2C、TNFR2、TRANCE/RANKL、DNAM1(CD226)、SLAMF4(CD244、2B4)、CD84、CD96(Tactile)、CEACAM1、CRTAM、Ly9(CD229)、CD160(BY55)、PSGL1、CD100(SEMA4D)、CD69、SLAMF6(NTB-A、Ly108)、SLAM(SLAMF1、CD150、IPO-3)、BLAME(SLAMF8)、SELPLG(CD162)、LTBR、LAT、GADS、SLP-76、PAG/Cbp、CD19a、CD28-OX40、CD28-4-1BB又はCD83と特異的に結合するリガンドを含み、任意選択で、
    (a)前記共刺激シグナル伝達ドメインは、4-1BBに由来する機能性シグナル伝達ドメインを含むか、
    (b)前記共刺激シグナル伝達ドメインは、配列番号7のアミノ酸配列又はそれと少なくとも約85%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むか、又は
    (c)前記核酸分子は、前記共刺激シグナル伝達ドメインをコードする核酸配列を含み、前記核酸配列は、配列番号18の核酸配列又はそれと少なくとも約85%の配列同一性を有する核酸配列を含む、請求項21~23のいずれか一項に記載の方法。
  25. (a)前記細胞内シグナル伝達ドメインは、4-1BBに由来する機能性シグナル伝達ドメインと、CD3ζに由来する機能性シグナル伝達ドメインとを含み、任意選択で、前記細胞内シグナル伝達ドメインは、配列番号7のアミノ酸配列(又はそれと少なくとも約85%の配列同一性を有するアミノ酸配列)と、配列番号9若しくは10のアミノ酸配列(又はそれと少なくとも約85%の配列同一性を有するアミノ酸配列)とを含み、任意選択で、前記細胞内シグナル伝達ドメインは、配列番号7のアミノ酸配列と、配列番号9又は10のアミノ酸配列とを含む;
    (b)前記CARは、配列番号1のアミノ酸配列を含むリーダー配列をさらに含む;
    (c)前記抗原結合ドメインは、BCMAに結合し、且つ表3~15に開示されるCDR、VH、VL、scFv若しくはCAR配列又はそれと少なくとも80%の同一性を有する配列を含む;
    (d)前記抗原結合ドメインは、CD19に結合し、且つ表2に開示されるCDR、VH、VL、scFv若しくはCAR配列又はそれと少なくとも80%の同一性を有する配列を含む;
    (e)前記抗原結合ドメインは、CD20に結合し、且つ本明細書に開示されるCDR、VH、VL、scFv若しくはCAR配列又はそれと少なくとも80%の同一性を有する配列を含む;又は
    (f)前記抗原結合ドメインは、CD22に結合し、且つ本明細書に開示されるCDR、VH、VL、scFv若しくはCAR配列又はそれと少なくとも80%の同一性を有する配列を含む、
    請求項21~24のいずれか一項に記載の方法。
  26. 前記CARは、抗原結合ドメイン、膜貫通ドメイン及び細胞内シグナル伝達ドメインを含み、前記抗原結合ドメインは、CD19に結合し、重鎖相補性決定領域1(HC CDR1)、HC CDR2、HC CDR3、軽鎖相補性決定領域1(LC CDR1)、LC CDR2、及びLC CDR3を含み、
    (a)HC CDR1は、配列番号295のアミノ酸配列を含み;
    (b)HC CDR2は、配列番号296のアミノ酸配列を含み;
    (c)HC CDR3は、配列番号297のアミノ酸配列を含み;
    (d)LC CDR1は、配列番号298のアミノ酸配列を含み;
    (e)LC CDR2は、配列番号299のアミノ酸配列を含み;且つ
    (f)LC CDR3は、配列番号300のアミノ酸配列を含み;.
    任意選択で、
    (i)CARは、配列番号301のアミノ酸配列、又はそれと少なくとも80%、85%、90%、95%、又は99%の配列同一性を有する配列を含む;及び/又は
    (ii)CARをコードする核酸分子は、配列番号302の核酸配列、又はそれと少なくとも80%、85%、90%、95%、又は99%の配列同一性を有する配列を含む、
    請求項1~25のいずれか一項に記載の方法。
  27. 前記CARは、抗原結合ドメイン、膜貫通ドメイン及び細胞内シグナル伝達ドメインを含み、前記抗原結合ドメインは、BMCAに結合し、HC CDR1、HC CDR2、HC CDR3、LC CDR1、LC CDR2、及びLC CDR3を含み、
    (i)HC CDR1、HC CDR2、HC CDR3、LC CDR1、LC CDR2、及びLC CDR3は、それぞれ配列番号86、87、88、95、96、及び97のアミノ酸配列を含み;
    (ii)HC CDR1、HC CDR2、HC CDR3、LC CDR1、LC CDR2、及びLC CDR3は、それぞれ配列番号47、89、88、98、99、及び100のアミノ酸配列を含み;
    (iii)HC CDR1、HC CDR2、HC CDR3、LC CDR1、LC CDR2、及びLC CDR3は、それぞれ配列番号90、91、92、101、99、及び97のアミノ酸配列を含み;
    任意選択で、
    (i)CARは、配列番号107のアミノ酸配列、又はそれと少なくとも80%、85%、90%、95%、又は99%の配列同一性を有する配列を含む;及び/又は
    (ii)CARをコードする核酸分子は、配列番号108の核酸配列、又はそれと少なくとも80%、85%、90%、95%、又は99%の配列同一性を有する配列を含む、
    請求項1~25のいずれか一項に記載の方法。
  28. 請求項1~27のいずれか一項に記載の方法によって作製されるCAR発現細胞であって、任意選択で、自家又は同種異系CAR発現T細胞又はNK細胞であるCAR発現細胞の集団。
  29. CARを発現するように操作された細胞の集団(「CAR発現細胞の集団」)であって、
    (a)前記CARを発現するように操作される前の同じ細胞の集団中のナイーブ細胞のパーセンテージと比べて、ほぼ同じパーセンテージのナイーブ細胞;
    (b)前記CARを発現するように操作される前の同じ細胞の集団中のナイーブ細胞のパーセンテージと比べて、ナイーブ細胞の約5%~約10%以内の変化;
    (c)前記CARを発現するように操作される前の同じ細胞の集団中のナイーブ細胞のパーセンテージと比べて、増加された、例えば少なくとも1.2倍増加されたパーセンテージのナイーブ細胞;
    (d)前記CARを発現するように操作される前の同じ細胞の集団中のセントラルメモリー細胞のパーセンテージと比べて、ほぼ同じパーセンテージのセントラルメモリー細胞;
    (e)前記CARを発現するように操作される前の同じ細胞の集団中のセントラルメモリー細胞のパーセンテージと比べて、セントラルメモリー細胞の約5%~約10%以内の変化;
    (f)前記CARを発現するように操作される前の同じ細胞の集団中のセントラルメモリー細胞のパーセンテージと比べて、減少された、例えば少なくとも20%減少されたパーセンテージのセントラルメモリー細胞;
    (g)前記CARを発現するように操作される前の同じ細胞の集団中のステムメモリーT細胞のパーセンテージと比べて、ほぼ同じパーセンテージのステムメモリーT細胞;
    (h)前記CARを発現するように操作される前の同じ細胞の集団中のステムメモリーT細胞のパーセンテージと比べて、ステムメモリーT細胞の約5%~約10%以内の変化;又は
    (i)前記CARを発現するように操作される前の同じ細胞の集団中のステムメモリーT細胞のパーセンテージと比べて、増加されたパーセンテージのステムメモリーT細胞
    を含む集団であって、
    任意選択で、前記ナイーブ細胞はナイーブT細胞又はCD45RO-CCR7+細胞であるか、前記セントラルメモリー細胞はセントラルメモリーT細胞又はCCR7+CD45RO+T細胞であるか、又は前記ステムメモリーT細胞は、CD45RA+CD95+IL-2受容体β+CCR7+CD62L+T細胞である、
    集団。
  30. 請求項28又は29に記載のCAR発現細胞の集団であって、
    前記CARは、抗原結合ドメイン、膜貫通ドメイン及び細胞内シグナル伝達ドメインを含み、前記抗原結合ドメインは、CD19に結合し、重鎖相補性決定領域1(HC CDR1)、HC CDR2、HC CDR3、軽鎖相補性決定領域1(LC CDR1)、LC CDR2、及びLC CDR3を含み、
    (a)HC CDR1は、配列番号295のアミノ酸配列を含み;
    (b)HC CDR2は、配列番号296のアミノ酸配列を含み;
    (c)HC CDR3は、配列番号297のアミノ酸配列を含み;
    (d)LC CDR1は、配列番号298のアミノ酸配列を含み;
    (e)LC CDR2は、配列番号299のアミノ酸配列を含み;且つ
    (f)LC CDR3は、配列番号300のアミノ酸配列を含み;.
    任意選択で、
    (i)CARは、配列番号301のアミノ酸配列、又はそれと少なくとも80%、85%、90%、95%、又は99%の配列同一性を有する配列を含む;及び/又は
    (ii)CARをコードする核酸分子は、配列番号302の核酸配列、又はそれと少なくとも80%、85%、90%、95%、又は99%の配列同一性を有する配列を含む、
    集団。
  31. 請求項28又は29に記載のCAR発現細胞の集団であって、
    前記CARは、抗原結合ドメイン、膜貫通ドメイン及び細胞内シグナル伝達ドメインを含み、前記抗原結合ドメインは、BMCAに結合し、HC CDR1、HC CDR2、HC CDR3、LC CDR1、LC CDR2、及びLC CDR3を含み、
    (i)HC CDR1、HC CDR2、HC CDR3、LC CDR1、LC CDR2、及びLC CDR3は、それぞれ配列番号86、87、88、95、96、及び97のアミノ酸配列を含み;
    (ii)HC CDR1、HC CDR2、HC CDR3、LC CDR1、LC CDR2、及びLC CDR3は、それぞれ配列番号47、89、88、98、99、及び100のアミノ酸配列を含み;
    (iii)HC CDR1、HC CDR2、HC CDR3、LC CDR1、LC CDR2、及びLC CDR3は、それぞれ配列番号90、91、92、101、99、及び97のアミノ酸配列を含み;
    任意選択で、
    (i)CARは、配列番号107のアミノ酸配列、又はそれと少なくとも80%、85%、90%、95%、又は99%の配列同一性を有する配列を含む;及び/又は
    (ii)CARをコードする核酸分子は、配列番号108の核酸配列、又はそれと少なくとも80%、85%、90%、95%、又は99%の配列同一性を有する配列を含む、
    集団。
  32. 請求項28~31のいずれか一項に記載のCAR発現細胞の集団と、薬学的に許容される担体とを含む医薬組成物。
  33. (a)対象の免疫応答を増加させるか;又は
    (b)対象の癌を処置する
    方法における使用のための、請求項28~31のいずれか一項に記載のCAR発現細胞の集団又は請求項32に記載の医薬組成物。
  34. (a)対象の免疫応答を増加させるか;又は
    (b)対象の癌を処置する
    ための医薬の製造における、請求項28~31のいずれか一項に記載のCAR発現細胞の集団又は請求項32に記載の医薬組成物の使用。
  35. 前記癌は、
    (i)固形癌、任意選択で、中皮腫、悪性胸膜中皮腫、非小細胞肺癌、小細胞肺癌、扁平上皮癌、大細胞肺癌、膵臓癌、膵管腺癌、食道腺癌、乳癌、膠芽腫、卵巣癌、大腸癌、前立腺癌、子宮頸癌、皮膚癌、黒色腫、腎癌、肝臓癌、脳腫瘍、胸腺腫、肉腫、癌腫、子宮癌、腎臓癌、消化管癌、尿路上皮癌、咽頭癌、頭部及び頸部癌、直腸癌、食道癌若しくは膀胱癌の1つ以上から選択される固形癌又はその転移である;
    (ii)液性癌、任意選択で、慢性リンパ性白血病(CLL)、マントル細胞リンパ腫(MCL)、多発性骨髄腫、急性リンパ芽球性白血病(ALL)、ホジキンリンパ腫、B細胞急性リンパ芽球性白血病(BALL)、T細胞急性リンパ芽球性白血病(TALL)、小リンパ球性リンパ腫(SLL)、B細胞前リンパ球性白血病、芽球性形質細胞様樹状細胞新生物、バーキットリンパ腫、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)、慢性炎症を伴うDLBCL、慢性骨髄性白血病、骨髄増殖性腫瘍、濾胞性リンパ腫、小児性濾胞性リンパ腫、ヘアリー細胞白血病、小細胞型若しくは大細胞型濾胞性リンパ腫、悪性リンパ球増殖性病態、MALTリンパ腫(粘膜関連リンパ組織型節外性濾胞辺縁帯リンパ腫)、辺縁帯リンパ腫、骨髄形成異常、骨髄異形成症候群、非ホジキンリンパ腫、形質芽球性リンパ腫、形質細胞様樹状細胞新生物、ワルデンシュトレームマクログロブリン血症、脾辺縁帯リンパ腫、脾リンパ腫/白血病、脾臓びまん性赤脾髄小細胞型B細胞リンパ腫、ヘアリー細胞白血病-変異型、リンパ形質細胞性リンパ腫、H鎖病、プラズマ細胞骨髄腫、孤立性骨形質細胞腫、骨外性形質細胞腫、節性辺縁帯リンパ腫、小児性節性辺縁帯リンパ腫、原発性皮膚濾胞中心リンパ腫、リンパ腫様肉芽腫症、原発性縦隔(胸腺)大細胞型B細胞リンパ腫、血管内大細胞型B細胞リンパ腫、ALK+大細胞型B細胞リンパ腫、HHV8関連多中心性キャッスルマン病に発生する大細胞型B細胞リンパ腫、原発性滲出性リンパ腫、B細胞リンパ腫、急性骨髄性白血病(AML)又は分類不能なリンパ腫から選択される液性癌である;又は
    (iii)CLL、SLL、DLBCL、又は再発性及び/又は難治性DLBCLから選択される、
    請求項33に記載の使用のためのCAR発現細胞の集団又は医薬組成物、又は請求項34に記載の使用。
  36. 第2の治療薬を前記対象に投与するステップをさらに含み、任意選択で、
    (a)前記第2の治療薬は、IL-15、例えば、hetIL-15(IL15/sIL-15Ra)である;
    (b)前記第2の治療薬は、イブルチニブである;
    (c)前記第2の治療薬は、イブルチニブであり、イブルチニブは、約600mg、約550mg、約500mg、約480mg、約460mg、約440mg、約420mg、約400mg、約350mg、約300mg、約280mg、約250mg、約200mg、約190mg、約180mg、約170mg、約160mg、約150mg、約140mg、約130mg、約120mg又は100mgの用量で毎日1回投与される;
    (d)前記第2の治療薬は、イブルチニブであり、イブルチニブは、420mg、280mg又は140mgの用量で毎日1回投与される;又は
    (e)前記第2の治療薬は、イブルチニブであり、イブルチニブは、前記CAR発現細胞の集団の前記投与前、それと同時又はその後に投与される;
    請求項33~35のいずれか一項に記載の使用のためのCAR発現細胞の集団又は医薬組成物、又は使用。
  37. (a)前記CAR発現細胞の集団は、請求項19の方法において測定されるCAR発現細胞のパーセンテージに基づいて決定された用量で投与される;
    (b)前記CAR発現細胞(例えば、CD19CAR発現細胞)の集団は、約0.5×10~50×10個の生存CAR発現細胞又は約5×10個の生存CAR発現細胞の用量で投与される;
    (c)前記CAR発現細胞(例えば、CD19CAR発現細胞)の集団は、約2.5×10~2.5×10個の生存CAR発現細胞又は約2.5×10個の生存CAR発現細胞の用量で投与される;
    (d)前記CAR発現細胞(例えば、CD19CAR発現細胞)の集団は、約1.25×10~1.25×10個の生存CAR発現細胞又は約1.25×10個の生存CAR発現細胞の用量で投与される;
    (e)前記CAR発現細胞(例えば、BCMA CAR発現細胞)の集団は、約2.5×10~2.5×10個の生存CAR発現細胞又は約1×10又は5×10個の生存CAR発現細胞の用量で投与される;又は
    (f)前記CARは、CD19CARであり、CD19CAR発現細胞の集団は、約1×10~2×10個の用量で投与される;
    請求項33~36のいずれか一項に記載の使用のためのCAR発現細胞の集団又は医薬組成物、又は使用。
  38. 前記対象は、例えば、少なくとも2、2.5、3、3.5又は4日、又は約3日にわたってサイトカイン放出症候群の兆候についてモニターされる、請求項33~37のいずれか一項に記載の使用のためのCAR発現細胞の集団又は医薬組成物、又は使用。
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