JPWO2019140095A5 - - Google Patents
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[00277]2-エチニル-5-フルオロ-4-メトキシピリミジン(2):
[00278]フッ化カリウム(244g、4.2mol、0.023当量)を、化合物/メタノール(7)溶液へと、N2下で添加し、その後、混合物を、反応が完了するまで、1~2時間、20~30℃で撹拌した(注記:IPC対照:0.5%未満の残った化合物(7))。反応混合物を、水(180kg)を、10分にわたって、20~30℃で添加することにより、クエンチした(注記:クエンチはわずかに発熱性である)。反応混合物を、大部分のメタノールが蒸留されるまで、真空下で3~5体積まで濃縮した(注記:ジャケット温度は、30℃未満で保つべきである)。その後、MTBE(250kg)を、混合物へと添加し、1時間撹拌して、静置し、分離した。有機質層を維持し、水層をMTBE(80kg)で再抽出し、静置し、分離し、水層を破棄した。合わせた有機層を、水(1×100kg)で洗浄し、その後、生じた有機層を、真空下で3~4体積まで濃縮した(注記:ジャケット温度は、30℃未満で保つべきである)。メチルシクロヘキサン(200kg)を添加し、その後、30℃未満で、3~4体積まで蒸留した。生じた溶液を、0~5℃に冷却し、3時間撹拌した。生じたスラリーを濾過し、濾過ケーキを、予冷したメチルシクロヘキサン(60kg)で洗浄した。単離した湿ったケーキを、真空下で、20~30℃で、24~48時間乾燥させて、灰白色の固体(20.1kg、83%の収率、HPLC純度=99.8%、分析=97.8%)として表題の化合物を得た。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 3.00 (d, J=0.86 Hz, 1 H), 4.04 (s, 3 H), 8.22 (d, J=2.69 Hz, 1 H).
[00279](E)-3-(5-フルオロ-4-メトキシピリミジン-2-イル)-1-(イソオキサゾール-3-イル)-3-(メトキシ(メチル)アミノ)プロパ-2-エン-1-オン(4’):
[00280]化合物(2)(20.0kg、128.6mol、1.0当量)およびテトラヒドロフラン(THF、108kg)を、反応器(R1)へと、20~30℃で、N2下で添加した。混合物を、化合物(2)が完全に溶解するまで撹拌し、20~30℃で、0.5~1時間撹拌し、その後、-90~-75℃に冷却した(注記:化合物(2)が、低温で沈殿することがある)。ヘキサン中のn-ブチルリチウム溶液2.5M(39.0kg、139.2mol、1.08当量)を、-85℃未満の内部温度を維持しながら、反応混合物に、11時間にわたって滴下した。(注記:反応は発熱性であった。温度は、重合副生成物を最小限に抑えるために、-75℃未満で保つべきである。灰白色の粘質の懸濁液が、添加中に観察された。)添加後、次いでメタノール(18kg)で洗浄した。その後、混合物を、-85℃で2時間撹拌した。N-メトキシ-N-メチルイソオキサゾール-3-カルボキサミド(5)(22.8kg、146.0mol、1.1当量)を、-80℃未満の内部温度を維持しながら、反応懸濁液に、添加漏斗を介して、3時間にわたって投入した。(注記:反応はわずかに発熱性であった。また、灰白色の懸濁液は、茶色の懸濁液へと徐々に変化した。)添加後、次いでメタノール(18kg)で洗浄した。その後、混合物を、-70~-60℃に1時間にわたって加温し、その後、-70~-60℃で1.5時間撹拌した。一方で、N,O-ジメチルヒドロキシアミン塩酸塩(3.9kg、39.9mol、0.3当量)、氷酢酸(8.0kg、133.2mol、1.03当量)、および酢酸エチル(EtOAc)(190kg)を、別の反応器(R2)へと添加した。反応混合物を、20~30℃で0.5~1時間撹拌して溶液を得て、0~5℃に冷却し、その後、0~5℃で、0.5~6時間撹拌した。反応混合物を、10℃未満の内部温度を維持しながら、R1から、R2中の勢いよく撹拌された酸性溶液へと、10~60分にわたって移した。移した後、次いでEtOAc(92kg)で洗浄して、その後、R1をすすぎ、R2と合わせた。その後、7%重炭酸ナトリウム溶液(120kg)を、R2中の反応混合物に添加し、混合物を、20~30℃に加温し、その後、20~30℃で0.5~1時間撹拌した。(注記:反応を、反応混合物をアセトニトリル/水へとクエンチすることによりモニタリングし、IPCを報告した)。2層の層を分離し、水性層を廃棄した。有機層を、10%硫酸ナトリウム溶液(2×130kg)で2度洗浄し、その後、セライトを通して濾過した後、次いでEtOAc(57kg)で洗浄した。合わせた濾液を、真空下で3~4の体積まで濃縮した(注記:ジャケット温度を40℃未満で保つべきである)。メタノール(170kg)を添加し、その後、3~5体積まで40℃未満で蒸留した。生じた溶液を、60~70℃に加温し、0.5~1時間撹拌し、その後、8~9時間にわたって、0~5℃に徐々に冷却した。反応スラリーを、0~5℃で、さらに5~8時間撹拌し、その後、濾過し、濾過ケーキを、予冷したメタノールですすいだ。単離した湿ったケーキを、真空下で、30~40℃で、24~48時間乾燥させて、灰白色の固体(28.95kg、73%の収率、HPLC純度=99.5%、分析=98.7%)として表題の化合物を得た。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 3.03 (s, 3 H), 3.71 (s, 3 H), 3.99 (s, 3 H), 6.46 (s, 1 H), 6.55 (d, J=1.71 Hz, 1 H), 8.30 (d, J=1.71 Hz, 1 H), 8.34 (d, J=2.69 Hz, 1 H).
本明細書は以下の発明の開示を包含する。
[1]式(4)の化合物を調製するためのプロセスであって:
プロセスは:
i)式(1)のアミド:
を、式(2)のピリミジン化合物:
と、非プロトン性有機溶媒中で、塩基の存在下でカップリングして、酸でクエンチした後に、式(3)の中間体を形成する工程、
および、
ii)pH>5で、任意選択で、添加したN,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩の存在下で、その混合物を反応させて、式(4)の化合物を形成する工程
を含み、式中:
R1は、フェニル、または5~6員のヘテロアリール環であり;ハロゲンまたはメチルからなる群から独立して選択される最大3つのインスタンスで任意選択で置換されており;ここで、前記5または6員のヘテロアリール環は、N、S、またはOからなる群から選択される最大3個の環原子を含有する、プロセス。
[2]式IIの化合物を調製するためのプロセスであって:
プロセスは:
i)式(1)のアミド:
を、式(2)のピリミジン化合物:
と、非プロトン性有機溶媒中で、塩基の存在下でカップリングして、酸でクエンチした後に、式(3)の中間体を形成する工程:
ii)pH>5で、任意選択で、添加したN,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩の存在下で、その混合物を反応させて、式(4)の化合物を形成する工程:
および、
iii)式(4)の化合物を、式R2-CH2-NH-NH2のヒドラジンまたはその塩と、任意選択で塩基の存在下で縮合させて、式IIの化合物を形成する工程
を含み、式中:
R1は、フェニル、または5~6員のヘテロアリール環であり;ハロゲンまたはメチルからなる群から独立して選択される最大3つのインスタンスで任意選択で置換されており;ここで、前記5または6員のヘテロアリール環は、N、S、またはOからなる群から選択される最大3個の環原子を含有し;および、
R2は、フェニルまたは6員のヘテロアリールであり、R5の最大3つのインスタンスで任意選択で置換されており;ここで、前記6員のヘテロアリール環は、最大2個の窒素環原子を含有し;および、
各R5は、独立して、メチル、メトキシまたはハロゲンである、プロセス。
[3]式IIの化合物を調製するプロセスであって:
プロセスは:
i)式(1)のアミド:
を、式(2)のピリミジン化合物:
と、非プロトン性有機溶媒中で、塩基の存在下でカップリングして、酸でクエンチした後に、式(3)の中間体を形成する工程:
ii)pH>5で、任意選択で、添加したN,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩(例えば、HCl塩)の存在下で、その混合物を反応させて、式(4)の化合物を形成する工程:
iiia)式(4)の化合物を、ヒドラジン(例えば、ヒドラジン水和物)と縮合させて、式(24)の化合物を形成する工程:
および、
iiib)式(24)の中間体を、式(22)のアルキル化剤を用いてアルキル化して、式IIの化合物を用意する工程
を含み、式中:
R1は、フェニル、または5~6員のヘテロアリール環であり;ハロゲンまたはメチルからなる群から独立して選択される最大3つのインスタンスで任意選択で置換されており;ここで、前記5または6員のヘテロアリール環は、N、S、またはOからなる群から選択される最大3個の環原子を含有し;および、
R2は、フェニルまたは6員のヘテロアリールであり、R5の最大3つのインスタンスで任意選択で置換されており;ここで、前記6員のヘテロアリール環は、最大2個の窒素環原子を含有し;
各R5は、独立して、メチル、メトキシ、またはハロゲンであり;
Xは、-Br、-I、-Cl、-F、およびスルホン酸エステル(例えば、メシレート、トシレート、またはトリフレート)から選択される脱離基である、プロセス。
[4]化合物(9)を調製するプロセスであって:
プロセスは:
i)式(1)のアミド:
を、式(2)のピリミジン化合物:
と、非プロトン性有機溶媒中で、塩基の存在下でカップリングして、酸でクエンチした後に、式(3)の中間体を形成する工程:
ii)pH>5で、任意選択で、添加したN,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩(例えば、HCl塩)の存在下で、その混合物を反応させて、式(4)の化合物を形成する工程:
iii)式(4)の化合物を、式R2-CH2-NH-NH2のヒドラジンまたはその塩(例えば、HCl塩)と、任意選択で塩基の存在下で縮合させて、式IIの化合物を形成する工程;
および、
iv)式IIの化合物を脱メチル化して、アルコール化合物(9)を形成する工程
を含み、式中:
R1は、フェニル、または5~6員のヘテロアリール環であり;ハロゲンまたはメチルからなる群から独立して選択される最大3つのインスタンスで任意選択で置換されており;ここで、前記5または6員のヘテロアリール環は、N、S、またはOからなる群から選択される最大3個の環原子を含有し;および、
R2は、フェニルまたは6員のヘテロアリールであり、R5の最大3つのインスタンスで任意選択で置換されており;ここで、前記6員のヘテロアリール環は、最大2個の窒素環原子を含有し;および、
各R5は、独立して、メチル、メトキシまたはハロゲンである、プロセス。
[5]化合物(9)を調製するためのプロセスであって:
プロセスは:
i)式(1)のアミド:
を、式(2)のピリミジン化合物:
と、非プロトン性有機溶媒中で、塩基の存在下でカップリングして、酸でクエンチした後に、式(3)の中間体を形成する工程:
ii)pH>5で、任意選択で、添加したN,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩(例えば、HCl塩)の存在下で、その混合物を反応させて、式(4)の化合物を形成する工程:
iiia)式(4)の化合物を、ヒドラジン(例えば、ヒドラジン水和物)と縮合させて、式(24)の化合物を形成する工程:
iiib)式(21)の中間体を、式(22)のアルキル化剤を用いてアルキル化して、式IIの化合物を用意する工程:
および、
iv)式IIの化合物を脱メチル化して、アルコール化合物(9)を形成する工程
を含み、式中:
R1は、フェニル、または5~6員のヘテロアリール環であり;ハロゲンまたはメチルからなる群から独立して選択される最大3つのインスタンスで任意選択で置換されており;ここで、前記5または6員のヘテロアリール環は、N、S、またはOからなる群から選択される最大3個の環原子を含有し;および、
R2は、フェニルまたは6員のヘテロアリールであり、R5の最大3つのインスタンスで任意選択で置換されており;ここで、前記6員のヘテロアリール環は、最大2個の窒素環原子を含有し;
各R5は、独立して、メチル、メトキシ、またはハロゲンであり;および、
Xは、-Br、-I、-Cl、-F、およびスルホン酸エステル(例えば、メシレート、トシレート、またはトリフレート)から選択される脱離基である、プロセス。
[6]式IIIの化合物を調製するプロセスであって:
プロセスは:
i)式(1)のアミド:
を、式(2)のピリミジン化合物:
と、非プロトン性有機溶媒中で、塩基の存在下でカップリングして、酸でクエンチした後に、式(3)の中間体を形成する工程:
ii)pH>5で、任意選択で、添加したN,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩の存在下で、その混合物を反応させて、式(4)の化合物を形成する工程:
iii)式(4)の化合物を、式R2-CH2-NH-NH2のヒドラジンまたはその塩と、任意選択で塩基の存在下で縮合させて、式IIの化合物を形成する工程、
iv)式IIの化合物を脱メチル化して、式(9)のアルコール化合物を形成する工程:
および、
v)式(9)のアルコール化合物を、塩化ホスホリルを用いて塩素化して、式IIIの化合物を形成する工程
を含み、式中:
R1は、フェニル、または5~6員のヘテロアリール環であり;ハロゲンまたはメチルからなる群から独立して選択される最大3つのインスタンスで任意選択で置換されており;ここで、前記5または6員のヘテロアリール環は、N、S、またはOからなる群から選択される最大3個の環原子を含有し;
R2は、フェニルまたは6員のヘテロアリールであり、R5の最大3つのインスタンスで任意選択で置換されており;ここで、前記6員のヘテロアリール環は、最大2個の窒素環原子を含有し;および、
各R5は、独立して、メチル、メトキシまたはハロゲンである、プロセス。
[7]式IIIの化合物を調製するプロセスであって:
プロセスは:
i)式(1)のアミド:
を、式(2)のピリミジン化合物:
と、非プロトン性有機溶媒中で、塩基の存在下でカップリングして、酸でクエンチした後に、式(3)の中間体を形成する工程:
ii)pH>5で、任意選択で、添加したN,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩(例えば、HCl塩)の存在下で、その混合物を反応させて、式(4)の化合物を形成する工程:
iiia)式(4)の化合物を、ヒドラジン(例えば、ヒドラジン水和物)と縮合させて、式(24)の化合物を形成する工程:
iiib)式(24)の中間体を、式(22)のアルキル化剤を用いてアルキル化して、式IIの化合物を用意する工程:
iv)式IIの化合物を脱メチル化して、式(9)のアルコール化合物を形成する工程:
および、
v)式(9)のアルコール化合物を、塩化ホスホリルを用いて塩素化して、式IIIの化合物を形成する工程
を含み、式中:
R1は、フェニル、または5~6員のヘテロアリール環であり;ハロゲンまたはメチルからなる群から独立して選択される最大3つのインスタンスで任意選択で置換されており;ここで、前記5または6員のヘテロアリール環は、N、S、またはOからなる群から選択される最大3個の環原子を含有し;および、
R2は、フェニルまたは6員のヘテロアリールであり、R5の最大3つのインスタンスで任意選択で置換されており;ここで、前記6員のヘテロアリール環は、最大2個の窒素環原子を含有し;
各R5は、独立して、メチル、メトキシ、またはハロゲンであり;ならびに、
Xは、-Br、-I、-Cl、-F、およびスルホン酸エステル(例えば、メシレート、トシレート、またはトリフレート)から選択される脱離基である、プロセス。
[8]式IVの化合物を調製するプロセスであって:
プロセスは:
i)式(1)のアミド:
を、式(2)のピリミジン化合物:
と、非プロトン性有機溶媒中で、塩基の存在下でカップリングして、酸でクエンチした後に、式(3)の中間体を形成する工程:
ii)pH>5で、任意選択で、添加したN,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩の存在下で、その混合物を反応させて、式(4)の化合物を形成する工程:
iii)式(4)の化合物を、式R2-CH2-NH-NH2のヒドラジンまたはその塩と、任意選択で塩基の存在下で縮合させて、式IIの化合物を形成する工程、
iv)式IIの化合物を脱メチル化して、式(9)のアルコール化合物を形成する工程:
v)式(9)のアルコール化合物を、塩化ホスホリルを用いて、任意選択で塩基の存在下で、非プロトン性有機溶媒中で塩素化して、式IIIの化合物を形成する工程:
および、
vi)式(10)のアミン化合物:
を、式IIIの化合物と、任意選択で塩基の存在下で反応させて、式IVの化合物を得る工程
を含み、式中:
R1は、フェニル、または5~6員のヘテロアリール環であり;ハロゲンまたはメチルからなる群から独立して選択される最大3つのインスタンスで任意選択で置換されており;ここで、前記5または6員のヘテロアリール環は、N、S、またはOからなる群から選択される最大3個の環原子を含有し;
R2は、フェニルまたは6員のヘテロアリールであり、R5の最大3つのインスタンスで任意選択で置換されており;ここで、前記6員のヘテロアリール環は、最大2個の窒素環原子を含有し、
各R5は、独立して、メチル、メトキシ、またはハロゲンであり、
R6は、水素、またはR8の0~3つのインスタンスで置換されているC1-4アルキルであり;
R7は、水素、またはR8の0~3つのインスタンスで置換されているC1-4アルキルであり;および、
各R8は、独立して、-OH、C1-3ハロアルキル、ハロゲン、または-C(O)NH2である、プロセス。
[9]式IVの化合物を調製するプロセスであって:
プロセスは:
i)式(1)のアミド:
を、式(2)のピリミジン化合物:
と、非プロトン性有機溶媒中で、塩基の存在下でカップリングして、酸でクエンチした後に、式(3)の中間体を形成する工程:
ii)pH>5で、任意選択で、添加したN,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩(例えば、HCl塩)の存在下で、その混合物を反応させて、式(4)の化合物を形成する工程:
iiia)式(4)の化合物を、ヒドラジン(例えば、ヒドラジン水和物)と縮合させて、式(24)の化合物を形成する工程:
iiib)式(24)の中間体を、式(22)のアルキル化剤を用いてアルキル化して、式IIの化合物を用意する工程:
iv)式IIの化合物を脱メチル化して、式(9)のアルコール化合物を形成する工程:
v)式(9)のアルコール化合物を、塩化ホスホリルを用いて塩素化して、式IIIの化合物を形成する工程:
および、
vi)式(10)のアミン化合物:
を、式IIIの化合物と、任意選択で塩基の存在下で反応させて、式IVの化合物を得る工程
を含み、式中:
R1は、フェニル、または5~6員のヘテロアリール環であり;ハロゲンまたはメチルからなる群から独立して選択される最大3つのインスタンスで任意選択で置換されており;ここで、前記5または6員のヘテロアリール環は、N、S、またはOからなる群から選択される最大3個の環原子を含有し;
R2は、フェニルまたは6員のヘテロアリールであり、R5の最大3つのインスタンスで任意選択で置換されており;ここで、前記6員のヘテロアリール環は、最大2個の窒素環原子を含有し、
各R5は、独立して、メチル、メトキシ、またはハロゲンであり;
Xは、-Br、-I、-Cl、-F、およびスルホン酸エステル(例えば、メシレート、トシレート、またはトリフレート)から選択される脱離基であり;
R6は、水素、またはR8の0~3つのインスタンスで置換されているC1-4アルキルであり;
R7は、水素、またはR8の0~3つのインスタンスで置換されているC1-4アルキルであり;および、
各R8は、独立して、-OH、C1-3ハロアルキル、ハロゲン、または-C(O)NH2である、プロセス。
[10]式(2)の化合物は:
a)式(5)のジブロモピリミジン化合物:
を、塩基(メタノール中)またはメトキシド塩(非プロトン性溶媒中)と反応させて、式(6)のブロモピリミジン化合物を形成する工程:
b)式(6)のブロモピリミジン化合物を、エチニルトリメチルシランと、非プロトン性有機溶媒中で、塩基およびPd触媒の存在下で、任意選択でCu(I)触媒の存在下でカップリングし、式(7)の化合物を形成する工程:
ならびに、
c)式(7)の化合物を脱シリル化して、式(2)のピリミジン化合物を形成する工程を含むプロセスにより調製される、[1]~[9]のいすれかに記載のプロセス。
[11]式(1)の化合物は、式(8)のカルボン酸:
を、塩化オキサリルまたは同等のアミドカップリング試薬と反応させた後、塩基の存在下でN,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩と反応させて、式(1)のアミドを形成することにより調製される、[1]~[10]のいすれかに記載のプロセス。
[12]R1は、5員のヘテロアリール環である、[1]~[11]のいすれかに記載のプロセス。
[13]R1は、NおよびOからなる群から選択される最大2個の環ヘテロ原子を含有する、未置換の5員のヘテロアリール環である、[12]に記載のプロセス。
[14]R2は、R5の最大2つのインスタンスで任意選択で置換されているフェニルである、[2]~[13]のいすれかに記載のプロセス。
[15]R2は、R5の1つのインスタンスで任意選択で置換されているフェニルである、[2]~[13]のいすれかに記載のプロセス。
[16]R2は、式
により示される、[2]~[13]のいすれかに記載のプロセス。
[17]R2は、R5の最大2つのインスタンスで任意選択で置換されている6員のヘテロアリールであり;ここで、前記6員のヘテロアリール環は、最大2個の窒素環原子を含む、[2]~[13]のいすれかに記載のプロセス。
[18]各R5は、独立して、メチルまたはハロゲンである、[2]~[17]のいすれかに記載のプロセス。
[19]各R5は、独立して、ハロゲンである、[18]に記載のプロセス。
[20]各R5は、フルオロである、[18]に記載のプロセス。
[21]R6は、水素、またはR8の0~3つのインスタンスで置換されているC1-2アルキルである、[8]~[20]のいすれかに記載のプロセス。
[22]R6は、水素である、[21]に記載のプロセス。
[23]R7は、水素、またはR8の0~3つのインスタンスで置換されているC1-2アルキルである、[8]~[22]のいすれかに記載のプロセス。
[24]R7は、R8の3つのインスタンスで置換されているC1-2アルキルである、[23]に記載のプロセス。
[25]各R8は、独立して、-OH、トリフルオロメチル、または-C(O)NH2である、[8]~[24]のいすれかに記載のプロセス。
[26]R1は、NおよびOからなる群から選択される最大2個の環ヘテロ原子を含有する未置換の5員のヘテロアリール環であり;
R2は、フェニルであり、R5の1または2つのインスタンスで任意選択で置換されており;
各R5は、フルオロであり;
R6は、水素であり;
R7は、R8の3つのインスタンスで置換されているC1-2アルキルであり、各R8は、独立して、-OH、トリフルオロメチル、または-C(O)NH2である、[1]~[11]のいすれかに記載のプロセス。
[27]R1は、NおよびOからなる群から選択される最大2個の環ヘテロ原子を含有する未置換の5員のヘテロアリール環であり;
R2は、
であり;
各R5は、フルオロであり;
R6は、水素であり;
R7は、R8の3つのインスタンスで置換されているC1-2アルキルであり、各R8は、独立して、-OH、トリフルオロメチル、または-C(O)NH2である、[1]~[11]のいすれかに記載のプロセス。
[28]工程i)の塩基は、n-ブチルリチウムである、[1]~[27]のいすれかに記載のプロセス。
[29]プロセスは、式(1)のアミドおよび式(2)のピリミジン化合物の反応生成物を、N,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩、および酸を含む溶液と接触させて、式(4)の化合物を形成する工程を含む、[1]~[28]のいすれかに記載のプロセス。
[30]溶液は、N,O-ジメチルヒドロキシルアミン塩酸塩を含む、[29]に記載のプロセス。
[31]酸は、酸性水溶液である、[29]または[30]に記載のプロセス。
[32]酸は、塩化水素である、[31]に記載のプロセス。
[33]酸は、氷酢酸である、[29]または[30]に記載のプロセス。
[34]式(4’)の化合物を調製するプロセスであって:
i)式(1’)のアミド:
を、式(2)のピリミジン化合物:
と、非プロトン性有機溶媒中で、塩基の存在下でカップリングして、酸でクエンチした後に、式(3’)の中間体を形成する工程:
および、
ii)pH>5で、任意選択で、添加したN,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩の存在下で、その混合物を反応させて、式(4’)の化合物を形成する工程
を含むプロセス。
[35]式Vの化合物を調製するプロセスであって:
i)式(1’)のアミド:
を、式(2)のピリミジン化合物:
と、非プロトン性有機溶媒中で、塩基の存在下でカップリングして、酸でクエンチした後に、式(3’)の中間体を形成する工程:
ii)pH>5で、任意選択で、添加したN,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩の存在下で、その混合物を反応させて、式(4’)の化合物を形成する工程:
および、
iii)式(4’)の化合物を、式
のヒドラジンまたはその塩と、任意選択で塩基の存在下で縮合させて、式Vの化合物を形成する工程
を含むプロセス。
[36]式Vの化合物を調製するプロセスであって:
プロセスは:
i)式(1’)のアミド:
を、式(2)のピリミジン化合物:
と、非プロトン性有機溶媒中で、塩基の存在下でカップリングして、酸でクエンチした後に、式(3’)の中間体を形成する工程:
ii)pH>5で、任意選択で、添加したN,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩(例えば、HCl塩)の存在下で、その混合物を反応させて、式(4’)の化合物を形成する工程:
iiia)式(4’)の化合物を、ヒドラジン(例えば、ヒドラジン水和物)と縮合させて、式(24’)の化合物を形成する工程:
および、
iiib)式(24’)の中間体を、式(23A)のアルキル化剤を用いてアルキル化して、式Vの化合物を用意する工程:
を含み、
式中、Xは、-Br、-I、-Cl、-F、およびスルホン酸エステル(例えば、メシレート、トシレート、またはトリフレート)から選択される脱離基である、プロセス。
[37]化合物(9’)を調製するためのプロセスであって:
i)式(1’)のアミド:
を、式(2)のピリミジン化合物:
と、非プロトン性有機溶媒中で、塩基の存在下でカップリングして、酸でクエンチした後に、式(3’)の中間体を形成する工程:
ii)pH>5で、任意選択で、添加したN,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩(例えば、HCl塩)の存在下で、その混合物を反応させて、式(4’)の化合物を形成する工程:
iii)式(4’)の化合物を、式
のヒドラジンまたはその塩(例えば、HCl塩)と、任意選択で塩基の存在下で縮合させて、式Vの化合物を形成する工程:
および、
iv)式Vの化合物を脱メチル化して、アルコール化合物(9’)を形成する工程
を含むプロセス。
[38]化合物(9’)を調製するためのプロセスであって:
プロセスは:
i)式(1’)のアミド:
を、式(2)のピリミジン化合物:
と、非プロトン性有機溶媒中で、塩基の存在下でカップリングして、酸でクエンチした後に、式(3’)の中間体を形成する工程:
ii)pH>5で、任意選択で、添加したN,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩(例えば、HCl塩)の存在下で、その混合物を反応させて、式(4’)の化合物を形成する工程:
iiia)式(4’)の化合物を、ヒドラジン(例えば、ヒドラジン水和物)と縮合させて、式(24’)の化合物を形成する工程:
iiib)式(24’)の中間体を、式(23A)のアルキル化剤を用いてアルキル化して、式Vの化合物を用意する工程:
および、
iv)式Vの化合物を脱メチル化して、アルコール化合物(9’)を形成する工程
を含み、式中、Xは、-Br、-I、-Cl、-F、およびスルホン酸エステル(例えば、メシレート、トシレート、またはトリフレート)から選択される脱離基である、プロセス。
[39]式VIの化合物を調製するプロセスであって:
i)式(1’)のアミド:
を、式(2)のピリミジン化合物:
と、非プロトン性有機溶媒中で、塩基の存在下でカップリングして、酸でクエンチした後に、式(3’)の中間体を形成する工程:
ii)pH>5で、任意選択で、添加したN,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩の存在下で、その混合物を反応させて、式(4’)の化合物を形成する工程:
iii)式(4’)の化合物を、式
のヒドラジンまたはその塩と、任意選択で塩基の存在下で縮合させて、式Vの化合物を形成する工程:
iv)式Vの化合物を脱メチル化して、式(9’)のアルコール化合物を形成する工程:
および、
v)式(9’)のアルコール化合物を、塩化ホスホリルを用いて塩素化して、式VIの化合物を形成する工程
を含むプロセス。
[40]式VIの化合物を調製するプロセスであって:
プロセスは:
i)式(1’)のアミド:
を、式(2)のピリミジン化合物:
と、非プロトン性有機溶媒中で、塩基の存在下でカップリングして、酸でクエンチした後に、式(3’)の中間体を形成する工程:
ii)pH>5で、任意選択で、添加したN,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩(例えば、HCl塩)の存在下で、その混合物を反応させて、式(4’)の化合物を形成する工程:
iiia)式(4’)の化合物を、ヒドラジン(例えば、ヒドラジン水和物)と縮合させて、式(24’)の化合物を形成する工程:
iiib)式(24’)の中間体を、式(23A)のアルキル化剤を用いてアルキル化して、式Vの化合物を用意する工程;
iv)式Vの化合物を脱メチル化して、式(9’)のアルコール化合物を形成する工程:
および、
v)式(9’)のアルコール化合物を、塩化ホスホリルを用いて塩素化して、式VIの化合物を形成する工程
を含み、式中、Xは、-Br、-I、-Cl、-F、およびスルホン酸エステル(例えば、メシレート、トシレート、またはトリフレート)から選択される脱離基である、プロセス。
[41]式VIIの化合物を調製するプロセスであって:
プロセスは:
i)式(1’)のアミド:
を、式(2)のピリミジン化合物:
と、非プロトン性有機溶媒中で、塩基の存在下でカップリングして、酸でクエンチした後に、式(3’)の中間体を形成する工程:
ii)pH>5で、任意選択で、添加したN,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩の存在下で、その混合物を反応させて、式(4’)の化合物を形成する工程:
iii)式(4’)の化合物を、式
のヒドラジンまたはその塩と、任意選択で塩基の存在下で縮合させて、式Vの化合物を形成する工程:
iv)式Vの化合物を脱メチル化して、式(9’)のアルコール化合物を形成する工程:
v)式(9’)のアルコール化合物を、塩化ホスホリルを用いて塩素化して、式VIの化合物を形成する工程:
および、
vi)式(10)のアミン化合物:
を、式VIの化合物と、任意選択で塩基の存在下で反応させて、式VIIの化合物を得る工程
を含み、式中:
R6は、水素、またはR8の0~3つのインスタンスで置換されているC1-4アルキルであり;
R7は、水素、またはR8の0~3つのインスタンスで置換されているC1-4アルキルであり;および、
各R8は、独立して、-OH、C1-3ハロアルキル、ハロゲン、または-C(O)NH2である、プロセス。
[42]式VIIの化合物を調製するプロセスであって:
プロセスは:
i)式(1’)のアミド:
を、式(2)のピリミジン化合物:
と、非プロトン性有機溶媒中で、塩基の存在下でカップリングして、酸でクエンチした後に、式(3’)の中間体を形成する工程:
ii)pH>5で、任意選択で、添加したN,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩(例えば、HCl塩)の存在下で、その混合物を反応させて、式(4’)の化合物を形成する工程:
iiia)式(4’)の化合物を、ヒドラジン(例えば、ヒドラジン水和物)と縮合させて、式(24’)の化合物を形成する工程:
および、
iiib)式(24’)の中間体を、式(23A)のアルキル化剤を用いてアルキル化して、式Vの化合物を用意する工程:
iv)式Vの化合物を脱メチル化して、式(9’)のアルコール化合物を形成する工程:
v)式(9’)のアルコール化合物を、塩化ホスホリルを用いて塩素化して、式VIの化合物を形成する工程:
および、
vi)式(10)のアミン化合物:
を、式VIの化合物と、任意選択で塩基の存在下で反応させて、式VIIの化合物を得る工程
を含み、式中:
Xは、-Br、-I、-Cl、-F、およびスルホン酸エステル(例えば、メシレート、トシレート、またはトリフレート)から選択される脱離基であり;
R6は、水素、またはR8の0~3つのインスタンスで置換されているC1-4アルキルであり;
R7は、水素、またはR8の0~3つのインスタンスで置換されているC1-4アルキルであり;および、
各R8は、独立して、-OH、C1-3ハロアルキル、ハロゲン、または-C(O)NH2である、プロセス。
[43]式(2)の化合物は:
a)式(5)のジブロモピリミジン化合物:
を、塩基(メタノール中)またはメトキシド塩(非プロトン性溶媒中)と反応させて、式(6)のブロモピリミジン化合物を形成する工程:
b)式(6)のブロモピリミジン化合物を、エチニルトリメチルシランと、非プロトン性有機溶媒中で、塩基およびPd触媒の存在下で、任意選択でCu(I)触媒の存在下でカップリングし、式(7)の化合物を形成する工程:
および、
c)式(7)の化合物を脱シリル化して、(2)のピリミジン化合物を形成する工程
を含むプロセスにより調製される、[34]~[42]のいすれかに記載のプロセス。
[44]式(1’)の化合物は、式(8’)のカルボン酸:
を、塩化オキサリルまたは同等のアミドカップリング試薬と反応させた後、塩基の存在下でN,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩と反応させて、式(1’)のアミドを形成することにより調製される、[34]~[43]のいすれかに記載のプロセス。
[45]R6は、水素、またはR8の0~3つのインスタンスで置換されているC1-2アルキルである、[41]~[44]のいすれかに記載のプロセス。
[46]R6は、水素である、[45]に記載のプロセス。
[47]R7は、水素、またはR8の0~3つのインスタンスで置換されているC1-2アルキルである、[41]~[46]のいすれかに記載のプロセス。
[48]R7は、R8の3つのインスタンスで置換されているC1-2アルキルである、[47]に記載のプロセス。
[49]各R8は、独立して、-OH、トリフルオロメチル、または-C(O)NH2である、[41]~[48]のいすれかに記載のプロセス。
[50]R6は、水素であり;R7は、R8の3つのインスタンスで置換されているC1-2アルキルであり、各R8は、独立して、-OH、トリフルオロメチル、または-C(O)NH2である、[41]~[49]に記載のプロセス。
[51]式IAの化合物を調製するプロセスであって:
i)式(1’)のアミド:
を、式(2)のピリミジン化合物:
と、非プロトン性有機溶媒中で、塩基の存在下でカップリングして、酸でクエンチした後に、式(3’)の中間体を形成する工程:
ii)pH>5で、任意選択で、添加したN,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩の存在下で、その混合物を反応させて、式(4’)の化合物を形成する工程:
iii)式(4’)の化合物を、式
のヒドラジンまたはその塩と、任意選択で塩基の存在下で縮合させて、式Vの化合物を形成する工程:
iv)式Vの化合物を脱メチル化して、式(9’)のアルコール化合物を形成する工程:
v)式(9’)のアルコール化合物を、塩化ホスホリルを用いて塩素化して、式VIの化合物を形成する工程:
vi)式(17)のアミン:
を、式VIの化合物と、任意選択で塩基の存在下で反応させて、式IAの化合物を得る工程
を含むプロセス。
[52]式IAの化合物を調製するプロセスであって:
プロセスは:
i)式(1’)のアミド:
を、式(2)のピリミジン化合物:
と、非プロトン性有機溶媒中で、塩基の存在下でカップリングして、酸でクエンチした後に、式(3’)の中間体を形成する工程:
および、
ii)pH>5で、任意選択で、添加したN,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩(例えば、HCl塩)の存在下で、その混合物を反応させて、式(4’)の化合物
を形成する工程:
iiia)式(4’)の化合物を、ヒドラジン(例えば、ヒドラジン水和物)と縮合させて、式(24’)の化合物を形成する工程:
iiib)式(24’)の中間体を、式(23A)のアルキル化剤を用いてアルキル化して、式Vの化合物を用意する工程:
iv)式Vの化合物を脱メチル化して、式(9’)のアルコール化合物を形成する工程:
v)式(9’)のアルコール化合物を、塩化ホスホリルを用いて塩素化して、式VIの化合物を形成する工程:
ならびに、
vi)式(17)のアミン:
を、式VIAの化合物と、任意選択で塩基の存在下で反応させて、式IAの化合物を得る工程
を含み、式中、Xは、-Br、-I、-Cl、-F、およびスルホン酸エステル(例えば、メシレート、トシレート、またはトリフレート)から選択される脱離基である、プロセス。
[53]プロセスはさらに、メタノールおよび水の混合物中での、式IAの化合物の再結晶を含む、[51]または[52]に記載のプロセス。
[54]再結晶は、A’)式IAの化合物を、メタノールに、30℃~65℃の間の温度で溶解させて、式IAの化合物のメタノール溶液を得る工程;B’)工程A’)の式IAの化合物のメタノール溶液を濾過して、式IAの化合物の濾過されたメタノール溶液を形成する工程;C’)式IAの化合物の濾過されたメタノール溶液に、50℃~60℃の間の温度で水を添加して、スラリーを得る工程;D’)工程‘3)のスラリーを冷却して、式IAの再結晶化合物を得る工程;および、E’)式IAの再結晶化合物を濾過し、乾燥させる工程を含む、[53]に記載のプロセス。
[55]式IBの化合物を調製するプロセスであって:
i)式(1’)のアミド:
を、式(2)のピリミジン化合物:
と、非プロトン性有機溶媒中で、塩基の存在下でカップリングして、酸でクエンチした後に、式(3’)の中間体を形成する工程:
ii)pH>5で、任意選択で、添加したN,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩の存在下で、その混合物を反応させて、式(4’)の化合物を形成する工程:
iii)式(4’)の化合物を、式
のヒドラジンまたはその塩と、任意選択で塩基の存在下で縮合させて、式Vの化合物を形成する工程:
iv)式Vの化合物を脱メチル化して、式(9’)のアルコール化合物を形成する工程:
v)式(9’)のアルコール化合物を、塩化ホスホリルを用いて塩素化して、式VIの化合物を形成する工程:
および、
vi)式(13’)のアミン:
を、式VIの化合物と、任意選択で塩基の存在下で反応させて、式IBの化合物を得る工程
を含むプロセス。
[56]式IBの化合物を調製するプロセスであって:
プロセスは:
i)式(1’)のアミド:
を、式(2)のピリミジン化合物:
と、非プロトン性有機溶媒中で、塩基の存在下でカップリングして、酸でクエンチした後に、式(3’)の中間体を形成する工程:
ii)pH>5で、任意選択で、添加したN,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩(例えば、HCl塩)の存在下で、その混合物を反応させて、式(4’)の化合物
を形成する工程:
iiia)式(4’)の化合物を、ヒドラジン(例えば、ヒドラジン水和物)と縮合させて、式(24’)の化合物を形成する工程:
iiib)式(24’)の中間体を、式(23A)のアルキル化剤を用いてアルキル化して、式Vの化合物を用意する工程:
iv)式Vの化合物を脱メチル化して、式(9’)のアルコール化合物を形成する工程:
v)式(9’)のアルコール化合物を、塩化ホスホリルを用いて塩素化して、式VIの
化合物を形成する工程:
および、
vi)式(13’)のアミン:
を、式VIの化合物と、任意選択で塩基の存在下で反応させて、式IBの化合物を得る工程
を含み、式中、Xは、-Br、-I、-Cl、-F、およびスルホン酸エステル(例えば、メシレート、トシレート、またはトリフレート)から選択される脱離基である、プロセス。
[57]式ICの化合物を調製するプロセスであって:
i)式(1’)のアミド:
を、式(2)のピリミジン化合物:
と、非プロトン性有機溶媒中で、塩基の存在下でカップリングして、酸でクエンチした後に、式(3’)の中間体を形成する工程:
ii)pH>5で、任意選択で、添加したN,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩の存在下で、その混合物を反応させて、式(4’)の化合物を形成する工程:
iii)式(4’)の化合物を、式
のヒドラジンまたはその塩と、任意選択で塩基の存在下で縮合させて、式Vの化合物を形成する工程:
iv)式Vの化合物を脱メチル化して、式(9’)のアルコール化合物を形成する工程:
v)式(9’)のアルコール化合物を、塩化ホスホリルを用いて塩素化して、式VIの化合物を形成する工程:
および、
vi)式(19A)のアミンまたは式(19)のそのHCl塩:
を、式VIの化合物と、任意選択で塩基の存在下で反応させて、式ICの化合物を得る工程
を含むプロセス。
[58]式ICの化合物を調製するプロセスであって:
プロセスは:
i)式(1’)のアミド:
を、式(2)のピリミジン化合物:
と、非プロトン性有機溶媒中で、塩基の存在下でカップリングして、酸でクエンチした後に、式(3’)の中間体を形成する工程:
ii)pH>5で、任意選択で、添加したN,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩(例えば、HCl塩)の存在下で、その混合物を反応させて、式(4’)の化合物を形成する工程:
iiia)式(4’)の化合物を、ヒドラジン(例えば、ヒドラジン水和物)と縮合させて、式(24’)の化合物を形成する工程:
iiib)式(24’)の中間体を、式(23A)のアルキル化剤を用いてアルキル化して、式Vの化合物を用意する工程:
iv)式Vの化合物を脱メチル化して、式(9’)のアルコール化合物を形成する工程:
v)式(9’)のアルコール化合物を、塩化ホスホリルを用いて塩素化して、式VIの化合物を形成する工程:
および、
vi)式(19A)のアミンまたは式(19)のそのHCl塩:
を、式VIの化合物と、任意選択で塩基の存在下で反応させて、式ICの化合物を得る工程
を含み、式中、Xは、-Br、-I、-Cl、-F、およびスルホン酸エステル(例えば、メシレート、トシレート、またはトリフレート)から選択される脱離基である、プロセス。
[59]式IDの化合物を調製するプロセスであって:
i)式(1’)のアミド:
を、式(2)のピリミジン化合物:
と、非プロトン性有機溶媒中で、塩基の存在下でカップリングして、酸でクエンチした後に、式(3’)の中間体を形成する工程:
ii)pH>5で、任意選択で、添加したN,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩の存在下で、その混合物を反応させて、式(4’)の化合物を形成する工程:
iii)式(4’)の化合物を、式
のヒドラジンまたはその塩と、任意選択で塩基の存在下で縮合させて、式Vの化合物を形成する工程:
iv)式Vの化合物を脱メチル化して、式(9’)のアルコール化合物を形成する工程:
v)式(9’)のアルコール化合物を、塩化ホスホリルを用いて塩素化して、式VIの化合物を形成する工程:
および、
vi)式(15A)のアミンまたは式(15)のそのHCl塩:
を、式VIの化合物と、任意選択で塩基の存在下で反応させて、式IDの化合物を得る工程
を含むプロセス。
[60]式IDの化合物を調製するプロセスであって:
プロセスは:
i)式(1’)のアミド:
を、式(2)のピリミジン化合物:
と、非プロトン性有機溶媒中で、塩基の存在下でカップリングして、酸でクエンチした後に、式(3’)の中間体を形成する工程:
ii)pH>5で、任意選択で、添加したN,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩(例えば、HCl塩)の存在下で、その混合物を反応させて、式(4’)の化合物
を形成する工程:
iiia)式(4’)の化合物を、ヒドラジン(例えば、ヒドラジン水和物)と縮合させて、式(24’)の化合物を形成する工程:
iiib)式(24’)の中間体を、式(23A)のアルキル化剤を用いてアルキル化して、式Vの化合物を用意する工程:
iv)式Vの化合物を脱メチル化して、式(9’)のアルコール化合物を形成する工程:
v)式(9’)のアルコール化合物を、塩化ホスホリルを用いて塩素化して、式VIの
化合物を形成する工程:
および、
vi)式(15A)のアミンまたは式(15)のそのHCl塩:
を、式VIの化合物と、任意選択で塩基の存在下で反応させて、式IDの化合物を得る工程
を含み、式中、Xは、-Br、-I、-Cl、-F、およびスルホン酸エステル(例えば、メシレート、トシレート、またはトリフレート)から選択される脱離基である、プロセス。
[61]式ICの化合物を調製するプロセスであって:
i)式(1’)のアミド:
を、式(2)のピリミジン化合物:
と、非プロトン性有機溶媒中で、塩基の存在下でカップリングして、酸でクエンチした後に、式(3’)の中間体を形成する工程:
ii)pH>5で、任意選択で、添加したN,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩の存在下で、その混合物を反応させて、式(4’)の化合物を形成する工程:
iii)式(4’)の化合物を、式
のヒドラジンまたはその塩と、任意選択で塩基の存在下で縮合させて、式Vの化合物を形成する工程:
iv)式Vの化合物を脱メチル化して、式(9’)のアルコール化合物を形成する工程:
v)式(9’)のアルコール化合物を、塩化ホスホリルを用いて塩素化して、式VIの化合物を形成する工程:
および、
vi)式(18)で示されるアミンの(L)-リンゴ酸塩(21):
を、式VIの化合物と、任意選択で塩基の存在下で反応させて、式ICの化合物を得る工程
を含むプロセス。
[62]式ICの化合物を調製するプロセスであって:
プロセスは:
i)式(1’)のアミド:
を、式(2)のピリミジン化合物:
と、非プロトン性有機溶媒中で、塩基の存在下でカップリングして、酸でクエンチした後に、式(3’)の中間体を形成する工程:
ii)pH>5で、任意選択で、添加したN,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩(例えば、HCl塩)の存在下で、その混合物を反応させて、式(4’)の化合物を形成する工程:
iiia)式(4’)の化合物を、ヒドラジン(例えば、ヒドラジン水和物)と縮合させて、式(24’)の化合物を形成する工程:
iiib)式(24’)の中間体を、式(23A)のアルキル化剤を用いてアルキル化して、式Vの化合物を用意する工程:
iv)式Vの化合物を脱メチル化して、式(9’)のアルコール化合物を形成する工程:
v)式(9’)のアルコール化合物を、塩化ホスホリルを用いて塩素化して、式VIの化合物を形成する工程:
および、
vi)式(18)で示されるアミンの(L)-リンゴ酸塩(21):
を、式VIの化合物と、任意選択で塩基の存在下で反応させて、式ICの化合物を得る工程
を含み、式中、Xは、-Br、-I、-Cl、-F、およびスルホン酸エステル(例えば、メシレート、トシレート、またはトリフレート)から選択される脱離基である、プロセス。
[63]式IDの化合物を調製するプロセスであって:
i)式(1’)のアミド:
を、式(2)のピリミジン化合物:
と、非プロトン性有機溶媒中で、塩基の存在下でカップリングして、酸でクエンチした後に、式(3’)の中間体を形成する工程
ii)pH>5で、任意選択で、添加したN,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩の存在下で、その混合物を反応させて、式(4’)の化合物を形成する工程:
iii)式(4’)の化合物を、式
のヒドラジンまたはその塩と、任意選択で塩基の存在下で縮合させて、式Vの化合物を形成する工程:
iv)式Vの化合物を脱メチル化して、式(9’)のアルコール化合物を形成する工程:
v)式(9’)のアルコール化合物を、塩化ホスホリルを用いて塩素化して、式VIの化合物を形成する工程:
および、
vi)式(14)で示されるアミンの(D)-リンゴ酸塩(20):
を、式VIの化合物と、任意選択で塩基の存在下で反応させて、式IDの化合物を得る工程
を含むプロセス。
[64]式IDの化合物を調製するプロセスであって:
プロセスは:
i)式(1’)のアミド:
を、式(2)のピリミジン化合物:
と、非プロトン性有機溶媒中で、塩基の存在下でカップリングして、酸でクエンチした後に、式(3’)の中間体を形成する工程:
ii)pH>5で、任意選択で、添加したN,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩(例えば、HCl塩)の存在下で、その混合物を反応させて、式(4’)の化合物を形成する工程:
iiia)式(4’)の化合物を、ヒドラジン(例えば、ヒドラジン水和物)と縮合させて、式(24’)の化合物を形成する工程:
iiib)式(24’)の中間体を、式(23A)
のアルキル化剤を用いてアルキル化して、式Vの化合物を用意する工程:
iv)式Vの化合物を脱メチル化して、式(9’)のアルコール化合物を形成する工程:
v)式(9’)のアルコール化合物を、塩化ホスホリルを用いて塩素化して、式VIの化合物を形成する工程:
および、
vi)式(14)で示されるアミンの(D)-リンゴ酸塩(20):
を、式VIの化合物と、任意選択で塩基の存在下で反応させて、式IDの化合物を得る工程
を含み、式中、Xは、-Br、-I、-Cl、-F、およびスルホン酸エステル(例えば、メシレート、トシレート、またはトリフレート)から選択される脱離基である、プロセス。
[65]式IDの化合物を結晶化して、化合物の形態Bを得る工程をさらに含む、[63]または[64]に記載のプロセス。
[66]結晶化は:A)式IDの化合物を、アセトニトリルおよび水に、40℃~80℃の間の温度で溶解して、化合物の溶液を形成する工程;B)工程A)の溶液を濾過して、化合物の濾過した溶液を形成する工程;C)濾過した溶液を、40℃~80℃の間の温度で加熱し、水を添加して、スラリーを得る工程;D)工程C)のスラリーを冷却して、式IDの化合物の結晶形態Bを得る工程;ならびに、E)式IDの化合物の結晶形態Bを濾過し、乾燥させる工程を含む、[65]に記載のプロセス。
[67]式(2)の化合物は:
a)式(5)のジブロモピリミジン化合物:
を、塩基(メタノール中)またはメトキシド塩(非プロトン性溶媒中)と反応させて、式(6)のブロモピリミジン化合物を形成する工程:
b)式(6)のブロモピリミジン化合物を、エチニルトリメチルシランと、非プロトン性有機溶媒中で、塩基およびPd触媒の存在下で、任意選択でCu(I)触媒の存在下でカップリングし、式(7)の化合物を形成する工程:
ならびに、
c)式(7)の化合物を脱シリル化して、(2)のピリミジン化合物を形成する工程
を含むプロセスにより調製される、[34]~[66]のいすれかに記載のプロセス。
[68]式(1’)の化合物は、式(8’)のカルボン酸:
を、塩化オキサリルまたは同等のアミドカップリング試薬と反応させた後、塩基の存在下でN,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩と反応させて、式(1’)のアミドを形成することにより調製される、[34]~[67]のいすれかに記載のプロセス。
[69]工程i)の塩基は、n-ブチルリチウムである、[34]~[68]のいすれかに記載のプロセス。
[70]プロセスは、式(1’)のアミドおよび式(2)のピリミジン化合物の間の反応の反応生成物を、N,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩、および酸を含む溶液と接触させて、式(4’)の化合物を形成する工程を含む、[34]~[69]のいすれかに記載のプロセス。
[71]溶液は、N,O-ジメチルヒドロキシルアミン塩酸塩を含む、[70]に記載のプロセス。
[72]酸は、酸性水溶液である、[70]または[71]に記載のプロセス。
[73]酸は、塩化水素である、[72]に記載のプロセス。
[74]酸は、氷酢酸である、[70]または[71]に記載のプロセス。
[75]Xは、-Brである、[3]、[5]、[7]、[9]、[11]~[33]、[36]、[40]、[42]~[50]、[52]~[54]、[56]、[58]、[60]、[62]、および[64]~[74]のいすれかに記載のプロセス。
[76]式(3)または(4)の化合物であって:
式中、R1は、フェニル、または5~6員のヘテロアリール環であり;ハロゲンまたはメチルからなる群から独立して選択される最大3つのインスタンスで任意選択で置換されており;ここで、前記5または6員のヘテロアリール環は、N、S、またはOからなる群から選択される最大3個の環原子を含む、化合物。
[77]R1は、5員のヘテロアリール環である、[76]に記載の化合物。
[78]R1は、NおよびOからなる群から選択される最大2個の環ヘテロ原子を含有する、未置換の5員のヘテロアリール環である、[77]に記載の化合物。
[79]化合物は、式(3’)または(4’)により表される、[78]に記載の化合物。
[80]以下の式のいずれか1つにより示される化合物。
[81]式IAの化合物の結晶形態Aであって、:
粉末X線回折(XRPD)パターン中に、4.2、9.1、9.8、17.2、17.7、18.2、27.5、および36.0度2θの角度から選択される、少なくとも1、2、3、4、5、6、7、または8つの主要なピークを有する結晶形態A。
[82]図1のXRPDパターンを有する、[81]に記載の結晶形態A。
[83]示差走査熱量測定(DSC)プロファイルにおいて、160℃~165℃の間の温度の吸熱開始点を有する、[81]または[82]に記載の結晶形態A。
[84]吸熱開始点は、163.1℃である、[83]に記載の結晶形態A。
[85]化合物の少なくとも70%、80%、90%、95%、98%、99%、99.5%、または99.9%は、化合物の結晶形態Aである、[81]~[84]のいすれかに記載の結晶形態A。
[00278]フッ化カリウム(244g、4.2mol、0.023当量)を、化合物/メタノール(7)溶液へと、N2下で添加し、その後、混合物を、反応が完了するまで、1~2時間、20~30℃で撹拌した(注記:IPC対照:0.5%未満の残った化合物(7))。反応混合物を、水(180kg)を、10分にわたって、20~30℃で添加することにより、クエンチした(注記:クエンチはわずかに発熱性である)。反応混合物を、大部分のメタノールが蒸留されるまで、真空下で3~5体積まで濃縮した(注記:ジャケット温度は、30℃未満で保つべきである)。その後、MTBE(250kg)を、混合物へと添加し、1時間撹拌して、静置し、分離した。有機質層を維持し、水層をMTBE(80kg)で再抽出し、静置し、分離し、水層を破棄した。合わせた有機層を、水(1×100kg)で洗浄し、その後、生じた有機層を、真空下で3~4体積まで濃縮した(注記:ジャケット温度は、30℃未満で保つべきである)。メチルシクロヘキサン(200kg)を添加し、その後、30℃未満で、3~4体積まで蒸留した。生じた溶液を、0~5℃に冷却し、3時間撹拌した。生じたスラリーを濾過し、濾過ケーキを、予冷したメチルシクロヘキサン(60kg)で洗浄した。単離した湿ったケーキを、真空下で、20~30℃で、24~48時間乾燥させて、灰白色の固体(20.1kg、83%の収率、HPLC純度=99.8%、分析=97.8%)として表題の化合物を得た。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 3.00 (d, J=0.86 Hz, 1 H), 4.04 (s, 3 H), 8.22 (d, J=2.69 Hz, 1 H).
[00279](E)-3-(5-フルオロ-4-メトキシピリミジン-2-イル)-1-(イソオキサゾール-3-イル)-3-(メトキシ(メチル)アミノ)プロパ-2-エン-1-オン(4’):
[00280]化合物(2)(20.0kg、128.6mol、1.0当量)およびテトラヒドロフラン(THF、108kg)を、反応器(R1)へと、20~30℃で、N2下で添加した。混合物を、化合物(2)が完全に溶解するまで撹拌し、20~30℃で、0.5~1時間撹拌し、その後、-90~-75℃に冷却した(注記:化合物(2)が、低温で沈殿することがある)。ヘキサン中のn-ブチルリチウム溶液2.5M(39.0kg、139.2mol、1.08当量)を、-85℃未満の内部温度を維持しながら、反応混合物に、11時間にわたって滴下した。(注記:反応は発熱性であった。温度は、重合副生成物を最小限に抑えるために、-75℃未満で保つべきである。灰白色の粘質の懸濁液が、添加中に観察された。)添加後、次いでメタノール(18kg)で洗浄した。その後、混合物を、-85℃で2時間撹拌した。N-メトキシ-N-メチルイソオキサゾール-3-カルボキサミド(5)(22.8kg、146.0mol、1.1当量)を、-80℃未満の内部温度を維持しながら、反応懸濁液に、添加漏斗を介して、3時間にわたって投入した。(注記:反応はわずかに発熱性であった。また、灰白色の懸濁液は、茶色の懸濁液へと徐々に変化した。)添加後、次いでメタノール(18kg)で洗浄した。その後、混合物を、-70~-60℃に1時間にわたって加温し、その後、-70~-60℃で1.5時間撹拌した。一方で、N,O-ジメチルヒドロキシアミン塩酸塩(3.9kg、39.9mol、0.3当量)、氷酢酸(8.0kg、133.2mol、1.03当量)、および酢酸エチル(EtOAc)(190kg)を、別の反応器(R2)へと添加した。反応混合物を、20~30℃で0.5~1時間撹拌して溶液を得て、0~5℃に冷却し、その後、0~5℃で、0.5~6時間撹拌した。反応混合物を、10℃未満の内部温度を維持しながら、R1から、R2中の勢いよく撹拌された酸性溶液へと、10~60分にわたって移した。移した後、次いでEtOAc(92kg)で洗浄して、その後、R1をすすぎ、R2と合わせた。その後、7%重炭酸ナトリウム溶液(120kg)を、R2中の反応混合物に添加し、混合物を、20~30℃に加温し、その後、20~30℃で0.5~1時間撹拌した。(注記:反応を、反応混合物をアセトニトリル/水へとクエンチすることによりモニタリングし、IPCを報告した)。2層の層を分離し、水性層を廃棄した。有機層を、10%硫酸ナトリウム溶液(2×130kg)で2度洗浄し、その後、セライトを通して濾過した後、次いでEtOAc(57kg)で洗浄した。合わせた濾液を、真空下で3~4の体積まで濃縮した(注記:ジャケット温度を40℃未満で保つべきである)。メタノール(170kg)を添加し、その後、3~5体積まで40℃未満で蒸留した。生じた溶液を、60~70℃に加温し、0.5~1時間撹拌し、その後、8~9時間にわたって、0~5℃に徐々に冷却した。反応スラリーを、0~5℃で、さらに5~8時間撹拌し、その後、濾過し、濾過ケーキを、予冷したメタノールですすいだ。単離した湿ったケーキを、真空下で、30~40℃で、24~48時間乾燥させて、灰白色の固体(28.95kg、73%の収率、HPLC純度=99.5%、分析=98.7%)として表題の化合物を得た。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 3.03 (s, 3 H), 3.71 (s, 3 H), 3.99 (s, 3 H), 6.46 (s, 1 H), 6.55 (d, J=1.71 Hz, 1 H), 8.30 (d, J=1.71 Hz, 1 H), 8.34 (d, J=2.69 Hz, 1 H).
本明細書は以下の発明の開示を包含する。
[1]式(4)の化合物を調製するためのプロセスであって:
i)式(1)のアミド:
ii)pH>5で、任意選択で、添加したN,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩の存在下で、その混合物を反応させて、式(4)の化合物を形成する工程
を含み、式中:
R1は、フェニル、または5~6員のヘテロアリール環であり;ハロゲンまたはメチルからなる群から独立して選択される最大3つのインスタンスで任意選択で置換されており;ここで、前記5または6員のヘテロアリール環は、N、S、またはOからなる群から選択される最大3個の環原子を含有する、プロセス。
[2]式IIの化合物を調製するためのプロセスであって:
i)式(1)のアミド:
iii)式(4)の化合物を、式R2-CH2-NH-NH2のヒドラジンまたはその塩と、任意選択で塩基の存在下で縮合させて、式IIの化合物を形成する工程
を含み、式中:
R1は、フェニル、または5~6員のヘテロアリール環であり;ハロゲンまたはメチルからなる群から独立して選択される最大3つのインスタンスで任意選択で置換されており;ここで、前記5または6員のヘテロアリール環は、N、S、またはOからなる群から選択される最大3個の環原子を含有し;および、
R2は、フェニルまたは6員のヘテロアリールであり、R5の最大3つのインスタンスで任意選択で置換されており;ここで、前記6員のヘテロアリール環は、最大2個の窒素環原子を含有し;および、
各R5は、独立して、メチル、メトキシまたはハロゲンである、プロセス。
[3]式IIの化合物を調製するプロセスであって:
i)式(1)のアミド:
iiib)式(24)の中間体を、式(22)のアルキル化剤を用いてアルキル化して、式IIの化合物を用意する工程
R1は、フェニル、または5~6員のヘテロアリール環であり;ハロゲンまたはメチルからなる群から独立して選択される最大3つのインスタンスで任意選択で置換されており;ここで、前記5または6員のヘテロアリール環は、N、S、またはOからなる群から選択される最大3個の環原子を含有し;および、
R2は、フェニルまたは6員のヘテロアリールであり、R5の最大3つのインスタンスで任意選択で置換されており;ここで、前記6員のヘテロアリール環は、最大2個の窒素環原子を含有し;
各R5は、独立して、メチル、メトキシ、またはハロゲンであり;
Xは、-Br、-I、-Cl、-F、およびスルホン酸エステル(例えば、メシレート、トシレート、またはトリフレート)から選択される脱離基である、プロセス。
[4]化合物(9)を調製するプロセスであって:
i)式(1)のアミド:
iv)式IIの化合物を脱メチル化して、アルコール化合物(9)を形成する工程
を含み、式中:
R1は、フェニル、または5~6員のヘテロアリール環であり;ハロゲンまたはメチルからなる群から独立して選択される最大3つのインスタンスで任意選択で置換されており;ここで、前記5または6員のヘテロアリール環は、N、S、またはOからなる群から選択される最大3個の環原子を含有し;および、
R2は、フェニルまたは6員のヘテロアリールであり、R5の最大3つのインスタンスで任意選択で置換されており;ここで、前記6員のヘテロアリール環は、最大2個の窒素環原子を含有し;および、
各R5は、独立して、メチル、メトキシまたはハロゲンである、プロセス。
[5]化合物(9)を調製するためのプロセスであって:
i)式(1)のアミド:
iv)式IIの化合物を脱メチル化して、アルコール化合物(9)を形成する工程
を含み、式中:
R1は、フェニル、または5~6員のヘテロアリール環であり;ハロゲンまたはメチルからなる群から独立して選択される最大3つのインスタンスで任意選択で置換されており;ここで、前記5または6員のヘテロアリール環は、N、S、またはOからなる群から選択される最大3個の環原子を含有し;および、
R2は、フェニルまたは6員のヘテロアリールであり、R5の最大3つのインスタンスで任意選択で置換されており;ここで、前記6員のヘテロアリール環は、最大2個の窒素環原子を含有し;
各R5は、独立して、メチル、メトキシ、またはハロゲンであり;および、
Xは、-Br、-I、-Cl、-F、およびスルホン酸エステル(例えば、メシレート、トシレート、またはトリフレート)から選択される脱離基である、プロセス。
[6]式IIIの化合物を調製するプロセスであって:
i)式(1)のアミド:
v)式(9)のアルコール化合物を、塩化ホスホリルを用いて塩素化して、式IIIの化合物を形成する工程
を含み、式中:
R1は、フェニル、または5~6員のヘテロアリール環であり;ハロゲンまたはメチルからなる群から独立して選択される最大3つのインスタンスで任意選択で置換されており;ここで、前記5または6員のヘテロアリール環は、N、S、またはOからなる群から選択される最大3個の環原子を含有し;
R2は、フェニルまたは6員のヘテロアリールであり、R5の最大3つのインスタンスで任意選択で置換されており;ここで、前記6員のヘテロアリール環は、最大2個の窒素環原子を含有し;および、
各R5は、独立して、メチル、メトキシまたはハロゲンである、プロセス。
[7]式IIIの化合物を調製するプロセスであって:
i)式(1)のアミド:
v)式(9)のアルコール化合物を、塩化ホスホリルを用いて塩素化して、式IIIの化合物を形成する工程
を含み、式中:
R1は、フェニル、または5~6員のヘテロアリール環であり;ハロゲンまたはメチルからなる群から独立して選択される最大3つのインスタンスで任意選択で置換されており;ここで、前記5または6員のヘテロアリール環は、N、S、またはOからなる群から選択される最大3個の環原子を含有し;および、
R2は、フェニルまたは6員のヘテロアリールであり、R5の最大3つのインスタンスで任意選択で置換されており;ここで、前記6員のヘテロアリール環は、最大2個の窒素環原子を含有し;
各R5は、独立して、メチル、メトキシ、またはハロゲンであり;ならびに、
Xは、-Br、-I、-Cl、-F、およびスルホン酸エステル(例えば、メシレート、トシレート、またはトリフレート)から選択される脱離基である、プロセス。
[8]式IVの化合物を調製するプロセスであって:
i)式(1)のアミド:
vi)式(10)のアミン化合物:
を含み、式中:
R1は、フェニル、または5~6員のヘテロアリール環であり;ハロゲンまたはメチルからなる群から独立して選択される最大3つのインスタンスで任意選択で置換されており;ここで、前記5または6員のヘテロアリール環は、N、S、またはOからなる群から選択される最大3個の環原子を含有し;
R2は、フェニルまたは6員のヘテロアリールであり、R5の最大3つのインスタンスで任意選択で置換されており;ここで、前記6員のヘテロアリール環は、最大2個の窒素環原子を含有し、
各R5は、独立して、メチル、メトキシ、またはハロゲンであり、
R6は、水素、またはR8の0~3つのインスタンスで置換されているC1-4アルキルであり;
R7は、水素、またはR8の0~3つのインスタンスで置換されているC1-4アルキルであり;および、
各R8は、独立して、-OH、C1-3ハロアルキル、ハロゲン、または-C(O)NH2である、プロセス。
[9]式IVの化合物を調製するプロセスであって:
i)式(1)のアミド:
vi)式(10)のアミン化合物:
を含み、式中:
R1は、フェニル、または5~6員のヘテロアリール環であり;ハロゲンまたはメチルからなる群から独立して選択される最大3つのインスタンスで任意選択で置換されており;ここで、前記5または6員のヘテロアリール環は、N、S、またはOからなる群から選択される最大3個の環原子を含有し;
R2は、フェニルまたは6員のヘテロアリールであり、R5の最大3つのインスタンスで任意選択で置換されており;ここで、前記6員のヘテロアリール環は、最大2個の窒素環原子を含有し、
各R5は、独立して、メチル、メトキシ、またはハロゲンであり;
Xは、-Br、-I、-Cl、-F、およびスルホン酸エステル(例えば、メシレート、トシレート、またはトリフレート)から選択される脱離基であり;
R6は、水素、またはR8の0~3つのインスタンスで置換されているC1-4アルキルであり;
R7は、水素、またはR8の0~3つのインスタンスで置換されているC1-4アルキルであり;および、
各R8は、独立して、-OH、C1-3ハロアルキル、ハロゲン、または-C(O)NH2である、プロセス。
[10]式(2)の化合物は:
a)式(5)のジブロモピリミジン化合物:
c)式(7)の化合物を脱シリル化して、式(2)のピリミジン化合物を形成する工程を含むプロセスにより調製される、[1]~[9]のいすれかに記載のプロセス。
[11]式(1)の化合物は、式(8)のカルボン酸:
[12]R1は、5員のヘテロアリール環である、[1]~[11]のいすれかに記載のプロセス。
[13]R1は、NおよびOからなる群から選択される最大2個の環ヘテロ原子を含有する、未置換の5員のヘテロアリール環である、[12]に記載のプロセス。
[14]R2は、R5の最大2つのインスタンスで任意選択で置換されているフェニルである、[2]~[13]のいすれかに記載のプロセス。
[15]R2は、R5の1つのインスタンスで任意選択で置換されているフェニルである、[2]~[13]のいすれかに記載のプロセス。
[16]R2は、式
[17]R2は、R5の最大2つのインスタンスで任意選択で置換されている6員のヘテロアリールであり;ここで、前記6員のヘテロアリール環は、最大2個の窒素環原子を含む、[2]~[13]のいすれかに記載のプロセス。
[18]各R5は、独立して、メチルまたはハロゲンである、[2]~[17]のいすれかに記載のプロセス。
[19]各R5は、独立して、ハロゲンである、[18]に記載のプロセス。
[20]各R5は、フルオロである、[18]に記載のプロセス。
[21]R6は、水素、またはR8の0~3つのインスタンスで置換されているC1-2アルキルである、[8]~[20]のいすれかに記載のプロセス。
[22]R6は、水素である、[21]に記載のプロセス。
[23]R7は、水素、またはR8の0~3つのインスタンスで置換されているC1-2アルキルである、[8]~[22]のいすれかに記載のプロセス。
[24]R7は、R8の3つのインスタンスで置換されているC1-2アルキルである、[23]に記載のプロセス。
[25]各R8は、独立して、-OH、トリフルオロメチル、または-C(O)NH2である、[8]~[24]のいすれかに記載のプロセス。
[26]R1は、NおよびOからなる群から選択される最大2個の環ヘテロ原子を含有する未置換の5員のヘテロアリール環であり;
R2は、フェニルであり、R5の1または2つのインスタンスで任意選択で置換されており;
各R5は、フルオロであり;
R6は、水素であり;
R7は、R8の3つのインスタンスで置換されているC1-2アルキルであり、各R8は、独立して、-OH、トリフルオロメチル、または-C(O)NH2である、[1]~[11]のいすれかに記載のプロセス。
[27]R1は、NおよびOからなる群から選択される最大2個の環ヘテロ原子を含有する未置換の5員のヘテロアリール環であり;
R2は、
各R5は、フルオロであり;
R6は、水素であり;
R7は、R8の3つのインスタンスで置換されているC1-2アルキルであり、各R8は、独立して、-OH、トリフルオロメチル、または-C(O)NH2である、[1]~[11]のいすれかに記載のプロセス。
[28]工程i)の塩基は、n-ブチルリチウムである、[1]~[27]のいすれかに記載のプロセス。
[29]プロセスは、式(1)のアミドおよび式(2)のピリミジン化合物の反応生成物を、N,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩、および酸を含む溶液と接触させて、式(4)の化合物を形成する工程を含む、[1]~[28]のいすれかに記載のプロセス。
[30]溶液は、N,O-ジメチルヒドロキシルアミン塩酸塩を含む、[29]に記載のプロセス。
[31]酸は、酸性水溶液である、[29]または[30]に記載のプロセス。
[32]酸は、塩化水素である、[31]に記載のプロセス。
[33]酸は、氷酢酸である、[29]または[30]に記載のプロセス。
[34]式(4’)の化合物を調製するプロセスであって:
ii)pH>5で、任意選択で、添加したN,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩の存在下で、その混合物を反応させて、式(4’)の化合物を形成する工程
を含むプロセス。
[35]式Vの化合物を調製するプロセスであって:
iii)式(4’)の化合物を、式
を含むプロセス。
[36]式Vの化合物を調製するプロセスであって:
i)式(1’)のアミド:
iiib)式(24’)の中間体を、式(23A)のアルキル化剤を用いてアルキル化して、式Vの化合物を用意する工程:
式中、Xは、-Br、-I、-Cl、-F、およびスルホン酸エステル(例えば、メシレート、トシレート、またはトリフレート)から選択される脱離基である、プロセス。
[37]化合物(9’)を調製するためのプロセスであって:
iv)式Vの化合物を脱メチル化して、アルコール化合物(9’)を形成する工程
を含むプロセス。
[38]化合物(9’)を調製するためのプロセスであって:
i)式(1’)のアミド:
iv)式Vの化合物を脱メチル化して、アルコール化合物(9’)を形成する工程
を含み、式中、Xは、-Br、-I、-Cl、-F、およびスルホン酸エステル(例えば、メシレート、トシレート、またはトリフレート)から選択される脱離基である、プロセス。
[39]式VIの化合物を調製するプロセスであって:
v)式(9’)のアルコール化合物を、塩化ホスホリルを用いて塩素化して、式VIの化合物を形成する工程
を含むプロセス。
[40]式VIの化合物を調製するプロセスであって:
i)式(1’)のアミド:
v)式(9’)のアルコール化合物を、塩化ホスホリルを用いて塩素化して、式VIの化合物を形成する工程
を含み、式中、Xは、-Br、-I、-Cl、-F、およびスルホン酸エステル(例えば、メシレート、トシレート、またはトリフレート)から選択される脱離基である、プロセス。
[41]式VIIの化合物を調製するプロセスであって:
i)式(1’)のアミド:
vi)式(10)のアミン化合物:
を含み、式中:
R6は、水素、またはR8の0~3つのインスタンスで置換されているC1-4アルキルであり;
R7は、水素、またはR8の0~3つのインスタンスで置換されているC1-4アルキルであり;および、
各R8は、独立して、-OH、C1-3ハロアルキル、ハロゲン、または-C(O)NH2である、プロセス。
[42]式VIIの化合物を調製するプロセスであって:
i)式(1’)のアミド:
iiib)式(24’)の中間体を、式(23A)のアルキル化剤を用いてアルキル化して、式Vの化合物を用意する工程:
vi)式(10)のアミン化合物:
を含み、式中:
Xは、-Br、-I、-Cl、-F、およびスルホン酸エステル(例えば、メシレート、トシレート、またはトリフレート)から選択される脱離基であり;
R6は、水素、またはR8の0~3つのインスタンスで置換されているC1-4アルキルであり;
R7は、水素、またはR8の0~3つのインスタンスで置換されているC1-4アルキルであり;および、
各R8は、独立して、-OH、C1-3ハロアルキル、ハロゲン、または-C(O)NH2である、プロセス。
[43]式(2)の化合物は:
a)式(5)のジブロモピリミジン化合物:
c)式(7)の化合物を脱シリル化して、(2)のピリミジン化合物を形成する工程
を含むプロセスにより調製される、[34]~[42]のいすれかに記載のプロセス。
[44]式(1’)の化合物は、式(8’)のカルボン酸:
[45]R6は、水素、またはR8の0~3つのインスタンスで置換されているC1-2アルキルである、[41]~[44]のいすれかに記載のプロセス。
[46]R6は、水素である、[45]に記載のプロセス。
[47]R7は、水素、またはR8の0~3つのインスタンスで置換されているC1-2アルキルである、[41]~[46]のいすれかに記載のプロセス。
[48]R7は、R8の3つのインスタンスで置換されているC1-2アルキルである、[47]に記載のプロセス。
[49]各R8は、独立して、-OH、トリフルオロメチル、または-C(O)NH2である、[41]~[48]のいすれかに記載のプロセス。
[50]R6は、水素であり;R7は、R8の3つのインスタンスで置換されているC1-2アルキルであり、各R8は、独立して、-OH、トリフルオロメチル、または-C(O)NH2である、[41]~[49]に記載のプロセス。
[51]式IAの化合物を調製するプロセスであって:
を含むプロセス。
[52]式IAの化合物を調製するプロセスであって:
i)式(1’)のアミド:
ii)pH>5で、任意選択で、添加したN,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩(例えば、HCl塩)の存在下で、その混合物を反応させて、式(4’)の化合物
を形成する工程:
vi)式(17)のアミン:
を含み、式中、Xは、-Br、-I、-Cl、-F、およびスルホン酸エステル(例えば、メシレート、トシレート、またはトリフレート)から選択される脱離基である、プロセス。
[53]プロセスはさらに、メタノールおよび水の混合物中での、式IAの化合物の再結晶を含む、[51]または[52]に記載のプロセス。
[54]再結晶は、A’)式IAの化合物を、メタノールに、30℃~65℃の間の温度で溶解させて、式IAの化合物のメタノール溶液を得る工程;B’)工程A’)の式IAの化合物のメタノール溶液を濾過して、式IAの化合物の濾過されたメタノール溶液を形成する工程;C’)式IAの化合物の濾過されたメタノール溶液に、50℃~60℃の間の温度で水を添加して、スラリーを得る工程;D’)工程‘3)のスラリーを冷却して、式IAの再結晶化合物を得る工程;および、E’)式IAの再結晶化合物を濾過し、乾燥させる工程を含む、[53]に記載のプロセス。
[55]式IBの化合物を調製するプロセスであって:
vi)式(13’)のアミン:
を含むプロセス。
[56]式IBの化合物を調製するプロセスであって:
i)式(1’)のアミド:
を形成する工程:
化合物を形成する工程:
vi)式(13’)のアミン:
を含み、式中、Xは、-Br、-I、-Cl、-F、およびスルホン酸エステル(例えば、メシレート、トシレート、またはトリフレート)から選択される脱離基である、プロセス。
[57]式ICの化合物を調製するプロセスであって:
vi)式(19A)のアミンまたは式(19)のそのHCl塩:
を含むプロセス。
[58]式ICの化合物を調製するプロセスであって:
i)式(1’)のアミド:
vi)式(19A)のアミンまたは式(19)のそのHCl塩:
を含み、式中、Xは、-Br、-I、-Cl、-F、およびスルホン酸エステル(例えば、メシレート、トシレート、またはトリフレート)から選択される脱離基である、プロセス。
[59]式IDの化合物を調製するプロセスであって:
vi)式(15A)のアミンまたは式(15)のそのHCl塩:
を含むプロセス。
[60]式IDの化合物を調製するプロセスであって:
i)式(1’)のアミド:
を形成する工程:
化合物を形成する工程:
vi)式(15A)のアミンまたは式(15)のそのHCl塩:
を含み、式中、Xは、-Br、-I、-Cl、-F、およびスルホン酸エステル(例えば、メシレート、トシレート、またはトリフレート)から選択される脱離基である、プロセス。
[61]式ICの化合物を調製するプロセスであって:
vi)式(18)で示されるアミンの(L)-リンゴ酸塩(21):
を含むプロセス。
[62]式ICの化合物を調製するプロセスであって:
i)式(1’)のアミド:
vi)式(18)で示されるアミンの(L)-リンゴ酸塩(21):
を含み、式中、Xは、-Br、-I、-Cl、-F、およびスルホン酸エステル(例えば、メシレート、トシレート、またはトリフレート)から選択される脱離基である、プロセス。
[63]式IDの化合物を調製するプロセスであって:
vi)式(14)で示されるアミンの(D)-リンゴ酸塩(20):
を含むプロセス。
[64]式IDの化合物を調製するプロセスであって:
i)式(1’)のアミド:
vi)式(14)で示されるアミンの(D)-リンゴ酸塩(20):
を含み、式中、Xは、-Br、-I、-Cl、-F、およびスルホン酸エステル(例えば、メシレート、トシレート、またはトリフレート)から選択される脱離基である、プロセス。
[65]式IDの化合物を結晶化して、化合物の形態Bを得る工程をさらに含む、[63]または[64]に記載のプロセス。
[66]結晶化は:A)式IDの化合物を、アセトニトリルおよび水に、40℃~80℃の間の温度で溶解して、化合物の溶液を形成する工程;B)工程A)の溶液を濾過して、化合物の濾過した溶液を形成する工程;C)濾過した溶液を、40℃~80℃の間の温度で加熱し、水を添加して、スラリーを得る工程;D)工程C)のスラリーを冷却して、式IDの化合物の結晶形態Bを得る工程;ならびに、E)式IDの化合物の結晶形態Bを濾過し、乾燥させる工程を含む、[65]に記載のプロセス。
[67]式(2)の化合物は:
a)式(5)のジブロモピリミジン化合物:
c)式(7)の化合物を脱シリル化して、(2)のピリミジン化合物を形成する工程
を含むプロセスにより調製される、[34]~[66]のいすれかに記載のプロセス。
[68]式(1’)の化合物は、式(8’)のカルボン酸:
[69]工程i)の塩基は、n-ブチルリチウムである、[34]~[68]のいすれかに記載のプロセス。
[70]プロセスは、式(1’)のアミドおよび式(2)のピリミジン化合物の間の反応の反応生成物を、N,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩、および酸を含む溶液と接触させて、式(4’)の化合物を形成する工程を含む、[34]~[69]のいすれかに記載のプロセス。
[71]溶液は、N,O-ジメチルヒドロキシルアミン塩酸塩を含む、[70]に記載のプロセス。
[72]酸は、酸性水溶液である、[70]または[71]に記載のプロセス。
[73]酸は、塩化水素である、[72]に記載のプロセス。
[74]酸は、氷酢酸である、[70]または[71]に記載のプロセス。
[75]Xは、-Brである、[3]、[5]、[7]、[9]、[11]~[33]、[36]、[40]、[42]~[50]、[52]~[54]、[56]、[58]、[60]、[62]、および[64]~[74]のいすれかに記載のプロセス。
[76]式(3)または(4)の化合物であって:
[77]R1は、5員のヘテロアリール環である、[76]に記載の化合物。
[78]R1は、NおよびOからなる群から選択される最大2個の環ヘテロ原子を含有する、未置換の5員のヘテロアリール環である、[77]に記載の化合物。
[79]化合物は、式(3’)または(4’)により表される、[78]に記載の化合物。
[82]図1のXRPDパターンを有する、[81]に記載の結晶形態A。
[83]示差走査熱量測定(DSC)プロファイルにおいて、160℃~165℃の間の温度の吸熱開始点を有する、[81]または[82]に記載の結晶形態A。
[84]吸熱開始点は、163.1℃である、[83]に記載の結晶形態A。
[85]化合物の少なくとも70%、80%、90%、95%、98%、99%、99.5%、または99.9%は、化合物の結晶形態Aである、[81]~[84]のいすれかに記載の結晶形態A。
Claims (23)
- 式(4)の化合物を調製するための方法であって:
i)式(1)のアミド:
ii)pH>5で、その混合物を反応させて、ここで添加したN,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩の存在下で反応させてもよく、式(4)の化合物を形成する工程
を含み、式中:
R1は、フェニル、または5~6員のヘテロアリール環であり;ハロゲンまたはメチルからなる群から独立して選択される最大3つのインスタンスで置換されていてもよく;ここで、前記5または6員のヘテロアリール環は、N、S、またはOからなる群から選択される最大3個の環原子を含有する、方法。 - 式IIの化合物を調製するための方法であって:
i)式(1)のアミド:
iii)式(4)の化合物を、式R2-CH2-NH-NH2のヒドラジンまたはその塩とを縮合させて、ここで塩基の存在下で縮合させてもよく、式IIの化合物を形成する工程
を含み、式中:
R1は、フェニル、または5~6員のヘテロアリール環であり;ハロゲンまたはメチルからなる群から独立して選択される最大3つのインスタンスで置換されていてもよく;ここで、前記5または6員のヘテロアリール環は、N、S、またはOからなる群から選択される最大3個の環原子を含有し;および、
R2は、フェニルまたは6員のヘテロアリールであり、R5の最大3つのインスタンスで置換されていてもよく;ここで、前記6員のヘテロアリール環は、最大2個の窒素環原子を含有し;および、
各R5は、独立して、メチル、メトキシまたはハロゲンである、方法。 - 式IIの化合物を調製する方法であって:
i)式(1)のアミド:
iiib)式(24)の中間体を、式(22)のアルキル化剤を用いてアルキル化して、式IIの化合物を用意する工程
R1は、フェニル、または5~6員のヘテロアリール環であり;ハロゲンまたはメチルからなる群から独立して選択される最大3つのインスタンスで置換されていてもよく;ここで、前記5または6員のヘテロアリール環は、N、S、またはOからなる群から選択される最大3個の環原子を含有し;および、
R2は、フェニルまたは6員のヘテロアリールであり、R5の最大3つのインスタンスで置換されていてもよく;ここで、前記6員のヘテロアリール環は、最大2個の窒素環原子を含有し;
各R5は、独立して、メチル、メトキシ、またはハロゲンであり;
Xは、(i)-Br、-I、-Cl、-F、およびスルホン酸エステル(例えば、メシレート、トシレート、またはトリフレート)から選択される脱離基、または(ii)-Brである、方法。 - 化合物(9)を調製する方法であって:
i)式(1)のアミド:
iv)式IIの化合物を脱メチル化して、アルコール化合物(9)を形成する工程
を含み、式中:
R1は、フェニル、または5~6員のヘテロアリール環であり;ハロゲンまたはメチルからなる群から独立して選択される最大3つのインスタンスで置換されていてもよく;ここで、前記5または6員のヘテロアリール環は、N、S、またはOからなる群から選択される最大3個の環原子を含有し;および、
R2は、フェニルまたは6員のヘテロアリールであり、R5の最大3つのインスタンスで置換されていてもよく;ここで、前記6員のヘテロアリール環は、最大2個の窒素環原子を含有し;および、
各R5は、独立して、メチル、メトキシまたはハロゲンである、方法。 - 化合物(9)を調製するための方法であって:
i)式(1)のアミド:
iv)式IIの化合物を脱メチル化して、アルコール化合物(9)を形成する工程
を含み、式中:
R1は、フェニル、または5~6員のヘテロアリール環であり;ハロゲンまたはメチルからなる群から独立して選択される最大3つのインスタンスで置換されていてもよく;ここで、前記5または6員のヘテロアリール環は、N、S、またはOからなる群から選択される最大3個の環原子を含有し;および、
R2は、フェニルまたは6員のヘテロアリールであり、R5の最大3つのインスタンスで置換されていてもよく;ここで、前記6員のヘテロアリール環は、最大2個の窒素環原子を含有し;
各R5は、独立して、メチル、メトキシ、またはハロゲンであり;および、
Xは、-Br、-I、-Cl、-F、およびスルホン酸エステル(例えば、メシレート、トシレート、またはトリフレート)から選択される脱離基である、方法。 - 式IIIの化合物を調製する方法であって:
i)式(1)のアミド:
v)式(9)のアルコール化合物を、塩化ホスホリルを用いて塩素化して、式IIIの化合物を形成する工程
を含み、式中:
R1は、フェニル、または5~6員のヘテロアリール環であり;ハロゲンまたはメチルからなる群から独立して選択される最大3つのインスタンスで置換されていてもよく;ここで、前記5または6員のヘテロアリール環は、N、S、またはOからなる群から選択される最大3個の環原子を含有し;
R2は、フェニルまたは6員のヘテロアリールであり、R5の最大3つのインスタンスで置換されていてもよく;ここで、前記6員のヘテロアリール環は、最大2個の窒素環原子を含有し;および、
各R5は、独立して、メチル、メトキシまたはハロゲンである、方法。 - 式IIIの化合物を調製する方法であって:
i)式(1)のアミド:
v)式(9)のアルコール化合物を、塩化ホスホリルを用いて塩素化して、式IIIの化合物を形成する工程
を含み、式中:
R1は、フェニル、または5~6員のヘテロアリール環であり;ハロゲンまたはメチルからなる群から独立して選択される最大3つのインスタンスで置換されていてもよく;ここで、前記5または6員のヘテロアリール環は、N、S、またはOからなる群から選択される最大3個の環原子を含有し;および、
R2は、フェニルまたは6員のヘテロアリールであり、R5の最大3つのインスタンスで置換されていてもよく;ここで、前記6員のヘテロアリール環は、最大2個の窒素環原子を含有し;
各R5は、独立して、メチル、メトキシ、またはハロゲンであり;ならびに、
Xは、-Br、-I、-Cl、-F、およびスルホン酸エステル(例えば、メシレート、トシレート、またはトリフレート)から選択される脱離基である、方法。 - (i)R1は、5員のヘテロアリール環である、または(ii)R 1 は、NおよびOからなる群から選択される最大2個の環ヘテロ原子を含有する、未置換の5員のヘテロアリール環である、請求項1~7のいずれか一項に記載の方法。
- (i)各R5は、独立して、メチルまたはハロゲンである、または(ii)各R 5 は、フルオロである、請求項2~7のいずれか一項に記載の方法。
- 式Vの化合物を調製する方法であり:
i)式(1’)のアミド:
iiib)式(24’)の中間体を、式(23A)のアルキル化剤を用いてアルキル化して、式Vの化合物を提供する工程:
式中、(i)Xは、-Br、-I、-Cl、-F、およびスルホン酸エステル(例えば、メシレート、トシレート、またはトリフレート)から選択される脱離基である、または(ii)Xは-Brである、請求項3に記載の方法。 - 化合物(9’)を調製するための方法であり:
iv)式Vの化合物を脱メチル化して、アルコール化合物(9’)を形成する工程
を含む、請求項4に記載の方法。 - 化合物(9’)を調製するための方法であり:
i)式(1’)のアミド:
iv)式Vの化合物を脱メチル化して、アルコール化合物(9’)を形成する工程
を含み、式中、Xは、-Br、-I、-Cl、-F、およびスルホン酸エステル(例えば、メシレート、トシレート、またはトリフレート)から選択される脱離基である、請求項5に記載の方法。 - 式VIの化合物を調製する方法であり:
v)式(9’)のアルコール化合物を、塩化ホスホリルを用いて塩素化して、式VIの化合物を形成する工程
を含む、請求項6に記載の方法。 - 式VIの化合物を調製する方法であり:
i)式(1’)のアミド:
v)式(9’)のアルコール化合物を、塩化ホスホリルを用いて塩素化して、式VIの化合物を形成する工程
を含み、式中、Xは、-Br、-I、-Cl、-F、およびスルホン酸エステル(例えば、メシレート、トシレート、またはトリフレート)から選択される脱離基である、請求項7に記載の方法。
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