JPWO2019140095A5 - - Google Patents

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[00277]2-エチニル-5-フルオロ-4-メトキシピリミジン(2):
[00278]フッ化カリウム(244g、4.2mol、0.023当量)を、化合物/メタノール(7)溶液へと、N2下で添加し、その後、混合物を、反応が完了するまで、1~2時間、20~30℃で撹拌した(注記:IPC対照:0.5%未満の残った化合物(7))。反応混合物を、水(180kg)を、10分にわたって、20~30℃で添加することにより、クエンチした(注記:クエンチはわずかに発熱性である)。反応混合物を、大部分のメタノールが蒸留されるまで、真空下で3~5体積まで濃縮した(注記:ジャケット温度は、30℃未満で保つべきである)。その後、MTBE(250kg)を、混合物へと添加し、1時間撹拌して、静置し、分離した。有機質層を維持し、水層をMTBE(80kg)で再抽出し、静置し、分離し、水層を破棄した。合わせた有機層を、水(1×100kg)で洗浄し、その後、生じた有機層を、真空下で3~4体積まで濃縮した(注記:ジャケット温度は、30℃未満で保つべきである)。メチルシクロヘキサン(200kg)を添加し、その後、30℃未満で、3~4体積まで蒸留した。生じた溶液を、0~5℃に冷却し、3時間撹拌した。生じたスラリーを濾過し、濾過ケーキを、予冷したメチルシクロヘキサン(60kg)で洗浄した。単離した湿ったケーキを、真空下で、20~30℃で、24~48時間乾燥させて、灰白色の固体(20.1kg、83%の収率、HPLC純度=99.8%、分析=97.8%)として表題の化合物を得た。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 3.00 (d, J=0.86 Hz, 1 H), 4.04 (s, 3 H), 8.22 (d, J=2.69 Hz, 1 H).
[00279](E)-3-(5-フルオロ-4-メトキシピリミジン-2-イル)-1-(イソオキサゾール-3-イル)-3-(メトキシ(メチル)アミノ)プロパ-2-エン-1-オン(4’):
[00280]化合物(2)(20.0kg、128.6mol、1.0当量)およびテトラヒドロフラン(THF、108kg)を、反応器(R1)へと、20~30℃で、N2下で添加した。混合物を、化合物(2)が完全に溶解するまで撹拌し、20~30℃で、0.5~1時間撹拌し、その後、-90~-75℃に冷却した(注記:化合物(2)が、低温で沈殿することがある)。ヘキサン中のn-ブチルリチウム溶液2.5M(39.0kg、139.2mol、1.08当量)を、-85℃未満の内部温度を維持しながら、反応混合物に、11時間にわたって滴下した。(注記:反応は発熱性であった。温度は、重合副生成物を最小限に抑えるために、-75℃未満で保つべきである。灰白色の粘質の懸濁液が、添加中に観察された。)添加後、次いでメタノール(18kg)で洗浄した。その後、混合物を、-85℃で2時間撹拌した。N-メトキシ-N-メチルイソオキサゾール-3-カルボキサミド(5)(22.8kg、146.0mol、1.1当量)を、-80℃未満の内部温度を維持しながら、反応懸濁液に、添加漏斗を介して、3時間にわたって投入した。(注記:反応はわずかに発熱性であった。また、灰白色の懸濁液は、茶色の懸濁液へと徐々に変化した。)添加後、次いでメタノール(18kg)で洗浄した。その後、混合物を、-70~-60℃に1時間にわたって加温し、その後、-70~-60℃で1.5時間撹拌した。一方で、N,O-ジメチルヒドロキシアミン塩酸塩(3.9kg、39.9mol、0.3当量)、氷酢酸(8.0kg、133.2mol、1.03当量)、および酢酸エチル(EtOAc)(190kg)を、別の反応器(R2)へと添加した。反応混合物を、20~30℃で0.5~1時間撹拌して溶液を得て、0~5℃に冷却し、その後、0~5℃で、0.5~6時間撹拌した。反応混合物を、10℃未満の内部温度を維持しながら、R1から、R2中の勢いよく撹拌された酸性溶液へと、10~60分にわたって移した。移した後、次いでEtOAc(92kg)で洗浄して、その後、R1をすすぎ、R2と合わせた。その後、7%重炭酸ナトリウム溶液(120kg)を、R2中の反応混合物に添加し、混合物を、20~30℃に加温し、その後、20~30℃で0.5~1時間撹拌した。(注記:反応を、反応混合物をアセトニトリル/水へとクエンチすることによりモニタリングし、IPCを報告した)。2層の層を分離し、水性層を廃棄した。有機層を、10%硫酸ナトリウム溶液(2×130kg)で2度洗浄し、その後、セライトを通して濾過した後、次いでEtOAc(57kg)で洗浄した。合わせた濾液を、真空下で3~4の体積まで濃縮した(注記:ジャケット温度を40℃未満で保つべきである)。メタノール(170kg)を添加し、その後、3~5体積まで40℃未満で蒸留した。生じた溶液を、60~70℃に加温し、0.5~1時間撹拌し、その後、8~9時間にわたって、0~5℃に徐々に冷却した。反応スラリーを、0~5℃で、さらに5~8時間撹拌し、その後、濾過し、濾過ケーキを、予冷したメタノールですすいだ。単離した湿ったケーキを、真空下で、30~40℃で、24~48時間乾燥させて、灰白色の固体(28.95kg、73%の収率、HPLC純度=99.5%、分析=98.7%)として表題の化合物を得た。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 3.03 (s, 3 H), 3.71 (s, 3 H), 3.99 (s, 3 H), 6.46 (s, 1 H), 6.55 (d, J=1.71 Hz, 1 H), 8.30 (d, J=1.71 Hz, 1 H), 8.34 (d, J=2.69 Hz, 1 H).
本明細書は以下の発明の開示を包含する。
[1]式(4)の化合物を調製するためのプロセスであって:
Figure 2019140095000103
プロセスは:
i)式(1)のアミド:
Figure 2019140095000104
を、式(2)のピリミジン化合物:
Figure 2019140095000105
と、非プロトン性有機溶媒中で、塩基の存在下でカップリングして、酸でクエンチした後に、式(3)の中間体を形成する工程、
Figure 2019140095000106
および、
ii)pH>5で、任意選択で、添加したN,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩の存在下で、その混合物を反応させて、式(4)の化合物を形成する工程
を含み、式中:
は、フェニル、または5~6員のヘテロアリール環であり;ハロゲンまたはメチルからなる群から独立して選択される最大3つのインスタンスで任意選択で置換されており;ここで、前記5または6員のヘテロアリール環は、N、S、またはOからなる群から選択される最大3個の環原子を含有する、プロセス。
[2]式IIの化合物を調製するためのプロセスであって:
Figure 2019140095000107
プロセスは:
i)式(1)のアミド:
Figure 2019140095000108
を、式(2)のピリミジン化合物:
Figure 2019140095000109
と、非プロトン性有機溶媒中で、塩基の存在下でカップリングして、酸でクエンチした後に、式(3)の中間体を形成する工程:
Figure 2019140095000110
ii)pH>5で、任意選択で、添加したN,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩の存在下で、その混合物を反応させて、式(4)の化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000111
および、
iii)式(4)の化合物を、式R-CH-NH-NHのヒドラジンまたはその塩と、任意選択で塩基の存在下で縮合させて、式IIの化合物を形成する工程
を含み、式中:
は、フェニル、または5~6員のヘテロアリール環であり;ハロゲンまたはメチルからなる群から独立して選択される最大3つのインスタンスで任意選択で置換されており;ここで、前記5または6員のヘテロアリール環は、N、S、またはOからなる群から選択される最大3個の環原子を含有し;および、
は、フェニルまたは6員のヘテロアリールであり、Rの最大3つのインスタンスで任意選択で置換されており;ここで、前記6員のヘテロアリール環は、最大2個の窒素環原子を含有し;および、
各Rは、独立して、メチル、メトキシまたはハロゲンである、プロセス。
[3]式IIの化合物を調製するプロセスであって:
Figure 2019140095000112
プロセスは:
i)式(1)のアミド:
Figure 2019140095000113
を、式(2)のピリミジン化合物:
Figure 2019140095000114
と、非プロトン性有機溶媒中で、塩基の存在下でカップリングして、酸でクエンチした後に、式(3)の中間体を形成する工程:
Figure 2019140095000115
ii)pH>5で、任意選択で、添加したN,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩(例えば、HCl塩)の存在下で、その混合物を反応させて、式(4)の化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000116
iiia)式(4)の化合物を、ヒドラジン(例えば、ヒドラジン水和物)と縮合させて、式(24)の化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000117
および、
iiib)式(24)の中間体を、式(22)のアルキル化剤を用いてアルキル化して、式IIの化合物を用意する工程
Figure 2019140095000118
を含み、式中:
は、フェニル、または5~6員のヘテロアリール環であり;ハロゲンまたはメチルからなる群から独立して選択される最大3つのインスタンスで任意選択で置換されており;ここで、前記5または6員のヘテロアリール環は、N、S、またはOからなる群から選択される最大3個の環原子を含有し;および、
は、フェニルまたは6員のヘテロアリールであり、Rの最大3つのインスタンスで任意選択で置換されており;ここで、前記6員のヘテロアリール環は、最大2個の窒素環原子を含有し;
各Rは、独立して、メチル、メトキシ、またはハロゲンであり;
Xは、-Br、-I、-Cl、-F、およびスルホン酸エステル(例えば、メシレート、トシレート、またはトリフレート)から選択される脱離基である、プロセス。
[4]化合物(9)を調製するプロセスであって:
Figure 2019140095000119
プロセスは:
i)式(1)のアミド:
Figure 2019140095000120
を、式(2)のピリミジン化合物:
Figure 2019140095000121
と、非プロトン性有機溶媒中で、塩基の存在下でカップリングして、酸でクエンチした後に、式(3)の中間体を形成する工程:
Figure 2019140095000122
ii)pH>5で、任意選択で、添加したN,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩(例えば、HCl塩)の存在下で、その混合物を反応させて、式(4)の化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000123
iii)式(4)の化合物を、式R-CH-NH-NHのヒドラジンまたはその塩(例えば、HCl塩)と、任意選択で塩基の存在下で縮合させて、式IIの化合物を形成する工程;
Figure 2019140095000124
および、
iv)式IIの化合物を脱メチル化して、アルコール化合物(9)を形成する工程
を含み、式中:
は、フェニル、または5~6員のヘテロアリール環であり;ハロゲンまたはメチルからなる群から独立して選択される最大3つのインスタンスで任意選択で置換されており;ここで、前記5または6員のヘテロアリール環は、N、S、またはOからなる群から選択される最大3個の環原子を含有し;および、
は、フェニルまたは6員のヘテロアリールであり、Rの最大3つのインスタンスで任意選択で置換されており;ここで、前記6員のヘテロアリール環は、最大2個の窒素環原子を含有し;および、
各Rは、独立して、メチル、メトキシまたはハロゲンである、プロセス。
[5]化合物(9)を調製するためのプロセスであって:
Figure 2019140095000125
プロセスは:
i)式(1)のアミド:
Figure 2019140095000126
を、式(2)のピリミジン化合物:
Figure 2019140095000127
と、非プロトン性有機溶媒中で、塩基の存在下でカップリングして、酸でクエンチした後に、式(3)の中間体を形成する工程:
Figure 2019140095000128
ii)pH>5で、任意選択で、添加したN,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩(例えば、HCl塩)の存在下で、その混合物を反応させて、式(4)の化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000129
iiia)式(4)の化合物を、ヒドラジン(例えば、ヒドラジン水和物)と縮合させて、式(24)の化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000130
iiib)式(21)の中間体を、式(22)のアルキル化剤を用いてアルキル化して、式IIの化合物を用意する工程:
Figure 2019140095000131
および、
iv)式IIの化合物を脱メチル化して、アルコール化合物(9)を形成する工程
を含み、式中:
は、フェニル、または5~6員のヘテロアリール環であり;ハロゲンまたはメチルからなる群から独立して選択される最大3つのインスタンスで任意選択で置換されており;ここで、前記5または6員のヘテロアリール環は、N、S、またはOからなる群から選択される最大3個の環原子を含有し;および、
は、フェニルまたは6員のヘテロアリールであり、Rの最大3つのインスタンスで任意選択で置換されており;ここで、前記6員のヘテロアリール環は、最大2個の窒素環原子を含有し;
各Rは、独立して、メチル、メトキシ、またはハロゲンであり;および、
Xは、-Br、-I、-Cl、-F、およびスルホン酸エステル(例えば、メシレート、トシレート、またはトリフレート)から選択される脱離基である、プロセス。
[6]式IIIの化合物を調製するプロセスであって:
Figure 2019140095000132
プロセスは:
i)式(1)のアミド:
Figure 2019140095000133
を、式(2)のピリミジン化合物:
Figure 2019140095000134
と、非プロトン性有機溶媒中で、塩基の存在下でカップリングして、酸でクエンチした後に、式(3)の中間体を形成する工程:
Figure 2019140095000135
ii)pH>5で、任意選択で、添加したN,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩の存在下で、その混合物を反応させて、式(4)の化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000136
iii)式(4)の化合物を、式R-CH-NH-NHのヒドラジンまたはその塩と、任意選択で塩基の存在下で縮合させて、式IIの化合物を形成する工程、
Figure 2019140095000137
iv)式IIの化合物を脱メチル化して、式(9)のアルコール化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000138
および、
v)式(9)のアルコール化合物を、塩化ホスホリルを用いて塩素化して、式IIIの化合物を形成する工程
を含み、式中:
は、フェニル、または5~6員のヘテロアリール環であり;ハロゲンまたはメチルからなる群から独立して選択される最大3つのインスタンスで任意選択で置換されており;ここで、前記5または6員のヘテロアリール環は、N、S、またはOからなる群から選択される最大3個の環原子を含有し;
は、フェニルまたは6員のヘテロアリールであり、Rの最大3つのインスタンスで任意選択で置換されており;ここで、前記6員のヘテロアリール環は、最大2個の窒素環原子を含有し;および、
各Rは、独立して、メチル、メトキシまたはハロゲンである、プロセス。
[7]式IIIの化合物を調製するプロセスであって:
Figure 2019140095000139
プロセスは:
i)式(1)のアミド:
Figure 2019140095000140
を、式(2)のピリミジン化合物:
Figure 2019140095000141
と、非プロトン性有機溶媒中で、塩基の存在下でカップリングして、酸でクエンチした後に、式(3)の中間体を形成する工程:
Figure 2019140095000142
ii)pH>5で、任意選択で、添加したN,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩(例えば、HCl塩)の存在下で、その混合物を反応させて、式(4)の化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000143
iiia)式(4)の化合物を、ヒドラジン(例えば、ヒドラジン水和物)と縮合させて、式(24)の化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000144
iiib)式(24)の中間体を、式(22)のアルキル化剤を用いてアルキル化して、式IIの化合物を用意する工程:
Figure 2019140095000145
iv)式IIの化合物を脱メチル化して、式(9)のアルコール化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000146
および、
v)式(9)のアルコール化合物を、塩化ホスホリルを用いて塩素化して、式IIIの化合物を形成する工程
を含み、式中:
は、フェニル、または5~6員のヘテロアリール環であり;ハロゲンまたはメチルからなる群から独立して選択される最大3つのインスタンスで任意選択で置換されており;ここで、前記5または6員のヘテロアリール環は、N、S、またはOからなる群から選択される最大3個の環原子を含有し;および、
は、フェニルまたは6員のヘテロアリールであり、Rの最大3つのインスタンスで任意選択で置換されており;ここで、前記6員のヘテロアリール環は、最大2個の窒素環原子を含有し;
各Rは、独立して、メチル、メトキシ、またはハロゲンであり;ならびに、
Xは、-Br、-I、-Cl、-F、およびスルホン酸エステル(例えば、メシレート、トシレート、またはトリフレート)から選択される脱離基である、プロセス。
[8]式IVの化合物を調製するプロセスであって:
Figure 2019140095000147
プロセスは:
i)式(1)のアミド:
Figure 2019140095000148
を、式(2)のピリミジン化合物:
Figure 2019140095000149
と、非プロトン性有機溶媒中で、塩基の存在下でカップリングして、酸でクエンチした後に、式(3)の中間体を形成する工程:
Figure 2019140095000150
ii)pH>5で、任意選択で、添加したN,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩の存在下で、その混合物を反応させて、式(4)の化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000151
iii)式(4)の化合物を、式R-CH-NH-NHのヒドラジンまたはその塩と、任意選択で塩基の存在下で縮合させて、式IIの化合物を形成する工程、
Figure 2019140095000152
iv)式IIの化合物を脱メチル化して、式(9)のアルコール化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000153
v)式(9)のアルコール化合物を、塩化ホスホリルを用いて、任意選択で塩基の存在下で、非プロトン性有機溶媒中で塩素化して、式IIIの化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000154
および、
vi)式(10)のアミン化合物:
Figure 2019140095000155
を、式IIIの化合物と、任意選択で塩基の存在下で反応させて、式IVの化合物を得る工程
を含み、式中:
は、フェニル、または5~6員のヘテロアリール環であり;ハロゲンまたはメチルからなる群から独立して選択される最大3つのインスタンスで任意選択で置換されており;ここで、前記5または6員のヘテロアリール環は、N、S、またはOからなる群から選択される最大3個の環原子を含有し;
は、フェニルまたは6員のヘテロアリールであり、Rの最大3つのインスタンスで任意選択で置換されており;ここで、前記6員のヘテロアリール環は、最大2個の窒素環原子を含有し、
各Rは、独立して、メチル、メトキシ、またはハロゲンであり、
は、水素、またはRの0~3つのインスタンスで置換されているC1-4アルキルであり;
は、水素、またはRの0~3つのインスタンスで置換されているC1-4アルキルであり;および、
各Rは、独立して、-OH、C1-3ハロアルキル、ハロゲン、または-C(O)NHである、プロセス。
[9]式IVの化合物を調製するプロセスであって:
Figure 2019140095000156
プロセスは:
i)式(1)のアミド:
Figure 2019140095000157
を、式(2)のピリミジン化合物:
Figure 2019140095000158
と、非プロトン性有機溶媒中で、塩基の存在下でカップリングして、酸でクエンチした後に、式(3)の中間体を形成する工程:
Figure 2019140095000159
ii)pH>5で、任意選択で、添加したN,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩(例えば、HCl塩)の存在下で、その混合物を反応させて、式(4)の化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000160
iiia)式(4)の化合物を、ヒドラジン(例えば、ヒドラジン水和物)と縮合させて、式(24)の化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000161
iiib)式(24)の中間体を、式(22)のアルキル化剤を用いてアルキル化して、式IIの化合物を用意する工程:
Figure 2019140095000162
iv)式IIの化合物を脱メチル化して、式(9)のアルコール化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000163
v)式(9)のアルコール化合物を、塩化ホスホリルを用いて塩素化して、式IIIの化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000164
および、
vi)式(10)のアミン化合物:
Figure 2019140095000165
を、式IIIの化合物と、任意選択で塩基の存在下で反応させて、式IVの化合物を得る工程
を含み、式中:
は、フェニル、または5~6員のヘテロアリール環であり;ハロゲンまたはメチルからなる群から独立して選択される最大3つのインスタンスで任意選択で置換されており;ここで、前記5または6員のヘテロアリール環は、N、S、またはOからなる群から選択される最大3個の環原子を含有し;
は、フェニルまたは6員のヘテロアリールであり、Rの最大3つのインスタンスで任意選択で置換されており;ここで、前記6員のヘテロアリール環は、最大2個の窒素環原子を含有し、
各Rは、独立して、メチル、メトキシ、またはハロゲンであり;
Xは、-Br、-I、-Cl、-F、およびスルホン酸エステル(例えば、メシレート、トシレート、またはトリフレート)から選択される脱離基であり;
は、水素、またはRの0~3つのインスタンスで置換されているC1-4アルキルであり;
は、水素、またはRの0~3つのインスタンスで置換されているC1-4アルキルであり;および、
各Rは、独立して、-OH、C1-3ハロアルキル、ハロゲン、または-C(O)NHである、プロセス。
[10]式(2)の化合物は:
a)式(5)のジブロモピリミジン化合物:
Figure 2019140095000166
を、塩基(メタノール中)またはメトキシド塩(非プロトン性溶媒中)と反応させて、式(6)のブロモピリミジン化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000167
b)式(6)のブロモピリミジン化合物を、エチニルトリメチルシランと、非プロトン性有機溶媒中で、塩基およびPd触媒の存在下で、任意選択でCu(I)触媒の存在下でカップリングし、式(7)の化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000168
ならびに、
c)式(7)の化合物を脱シリル化して、式(2)のピリミジン化合物を形成する工程を含むプロセスにより調製される、[1]~[9]のいすれかに記載のプロセス。
[11]式(1)の化合物は、式(8)のカルボン酸:
Figure 2019140095000169
を、塩化オキサリルまたは同等のアミドカップリング試薬と反応させた後、塩基の存在下でN,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩と反応させて、式(1)のアミドを形成することにより調製される、[1]~[10]のいすれかに記載のプロセス。
[12]Rは、5員のヘテロアリール環である、[1]~[11]のいすれかに記載のプロセス。
[13]Rは、NおよびOからなる群から選択される最大2個の環ヘテロ原子を含有する、未置換の5員のヘテロアリール環である、[12]に記載のプロセス。
[14]Rは、Rの最大2つのインスタンスで任意選択で置換されているフェニルである、[2]~[13]のいすれかに記載のプロセス。
[15]Rは、Rの1つのインスタンスで任意選択で置換されているフェニルである、[2]~[13]のいすれかに記載のプロセス。
[16]Rは、式
Figure 2019140095000170
により示される、[2]~[13]のいすれかに記載のプロセス。
[17]Rは、Rの最大2つのインスタンスで任意選択で置換されている6員のヘテロアリールであり;ここで、前記6員のヘテロアリール環は、最大2個の窒素環原子を含む、[2]~[13]のいすれかに記載のプロセス。
[18]各Rは、独立して、メチルまたはハロゲンである、[2]~[17]のいすれかに記載のプロセス。
[19]各Rは、独立して、ハロゲンである、[18]に記載のプロセス。
[20]各Rは、フルオロである、[18]に記載のプロセス。
[21]Rは、水素、またはRの0~3つのインスタンスで置換されているC1-2アルキルである、[8]~[20]のいすれかに記載のプロセス。
[22]Rは、水素である、[21]に記載のプロセス。
[23]Rは、水素、またはRの0~3つのインスタンスで置換されているC1-2アルキルである、[8]~[22]のいすれかに記載のプロセス。
[24]Rは、Rの3つのインスタンスで置換されているC1-2アルキルである、[23]に記載のプロセス。
[25]各Rは、独立して、-OH、トリフルオロメチル、または-C(O)NHである、[8]~[24]のいすれかに記載のプロセス。
[26]Rは、NおよびOからなる群から選択される最大2個の環ヘテロ原子を含有する未置換の5員のヘテロアリール環であり;
は、フェニルであり、Rの1または2つのインスタンスで任意選択で置換されており;
各Rは、フルオロであり;
は、水素であり;
は、Rの3つのインスタンスで置換されているC1-2アルキルであり、各Rは、独立して、-OH、トリフルオロメチル、または-C(O)NHである、[1]~[11]のいすれかに記載のプロセス。
[27]Rは、NおよびOからなる群から選択される最大2個の環ヘテロ原子を含有する未置換の5員のヘテロアリール環であり;
は、
Figure 2019140095000171
であり;
各Rは、フルオロであり;
は、水素であり;
は、Rの3つのインスタンスで置換されているC1-2アルキルであり、各Rは、独立して、-OH、トリフルオロメチル、または-C(O)NHである、[1]~[11]のいすれかに記載のプロセス。
[28]工程i)の塩基は、n-ブチルリチウムである、[1]~[27]のいすれかに記載のプロセス。
[29]プロセスは、式(1)のアミドおよび式(2)のピリミジン化合物の反応生成物を、N,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩、および酸を含む溶液と接触させて、式(4)の化合物を形成する工程を含む、[1]~[28]のいすれかに記載のプロセス。
[30]溶液は、N,O-ジメチルヒドロキシルアミン塩酸塩を含む、[29]に記載のプロセス。
[31]酸は、酸性水溶液である、[29]または[30]に記載のプロセス。
[32]酸は、塩化水素である、[31]に記載のプロセス。
[33]酸は、氷酢酸である、[29]または[30]に記載のプロセス。
[34]式(4’)の化合物を調製するプロセスであって:
Figure 2019140095000172
i)式(1’)のアミド:
Figure 2019140095000173
を、式(2)のピリミジン化合物:
Figure 2019140095000174
と、非プロトン性有機溶媒中で、塩基の存在下でカップリングして、酸でクエンチした後に、式(3’)の中間体を形成する工程:
Figure 2019140095000175
および、
ii)pH>5で、任意選択で、添加したN,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩の存在下で、その混合物を反応させて、式(4’)の化合物を形成する工程
を含むプロセス。
[35]式Vの化合物を調製するプロセスであって:
Figure 2019140095000176
i)式(1’)のアミド:
Figure 2019140095000177
を、式(2)のピリミジン化合物:
Figure 2019140095000178
と、非プロトン性有機溶媒中で、塩基の存在下でカップリングして、酸でクエンチした後に、式(3’)の中間体を形成する工程:
Figure 2019140095000179
ii)pH>5で、任意選択で、添加したN,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩の存在下で、その混合物を反応させて、式(4’)の化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000180
および、
iii)式(4’)の化合物を、式
Figure 2019140095000181
のヒドラジンまたはその塩と、任意選択で塩基の存在下で縮合させて、式Vの化合物を形成する工程
を含むプロセス。
[36]式Vの化合物を調製するプロセスであって:
Figure 2019140095000182
プロセスは:
i)式(1’)のアミド:
Figure 2019140095000183
を、式(2)のピリミジン化合物:
Figure 2019140095000184
と、非プロトン性有機溶媒中で、塩基の存在下でカップリングして、酸でクエンチした後に、式(3’)の中間体を形成する工程:
Figure 2019140095000185
ii)pH>5で、任意選択で、添加したN,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩(例えば、HCl塩)の存在下で、その混合物を反応させて、式(4’)の化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000186
iiia)式(4’)の化合物を、ヒドラジン(例えば、ヒドラジン水和物)と縮合させて、式(24’)の化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000187
および、
iiib)式(24’)の中間体を、式(23A)のアルキル化剤を用いてアルキル化して、式Vの化合物を用意する工程:
Figure 2019140095000188
を含み、
式中、Xは、-Br、-I、-Cl、-F、およびスルホン酸エステル(例えば、メシレート、トシレート、またはトリフレート)から選択される脱離基である、プロセス。
[37]化合物(9’)を調製するためのプロセスであって:
Figure 2019140095000189
i)式(1’)のアミド:
Figure 2019140095000190
を、式(2)のピリミジン化合物:
Figure 2019140095000191
と、非プロトン性有機溶媒中で、塩基の存在下でカップリングして、酸でクエンチした後に、式(3’)の中間体を形成する工程:
Figure 2019140095000192
ii)pH>5で、任意選択で、添加したN,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩(例えば、HCl塩)の存在下で、その混合物を反応させて、式(4’)の化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000193
iii)式(4’)の化合物を、式
Figure 2019140095000194
のヒドラジンまたはその塩(例えば、HCl塩)と、任意選択で塩基の存在下で縮合させて、式Vの化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000195
および、
iv)式Vの化合物を脱メチル化して、アルコール化合物(9’)を形成する工程
を含むプロセス。
[38]化合物(9’)を調製するためのプロセスであって:
Figure 2019140095000196
プロセスは:
i)式(1’)のアミド:
Figure 2019140095000197
を、式(2)のピリミジン化合物:
Figure 2019140095000198
と、非プロトン性有機溶媒中で、塩基の存在下でカップリングして、酸でクエンチした後に、式(3’)の中間体を形成する工程:
Figure 2019140095000199
ii)pH>5で、任意選択で、添加したN,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩(例えば、HCl塩)の存在下で、その混合物を反応させて、式(4’)の化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000200
iiia)式(4’)の化合物を、ヒドラジン(例えば、ヒドラジン水和物)と縮合させて、式(24’)の化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000201
iiib)式(24’)の中間体を、式(23A)のアルキル化剤を用いてアルキル化して、式Vの化合物を用意する工程:
Figure 2019140095000202
および、
iv)式Vの化合物を脱メチル化して、アルコール化合物(9’)を形成する工程
を含み、式中、Xは、-Br、-I、-Cl、-F、およびスルホン酸エステル(例えば、メシレート、トシレート、またはトリフレート)から選択される脱離基である、プロセス。
[39]式VIの化合物を調製するプロセスであって:
Figure 2019140095000203
i)式(1’)のアミド:
Figure 2019140095000204
を、式(2)のピリミジン化合物:
Figure 2019140095000205
と、非プロトン性有機溶媒中で、塩基の存在下でカップリングして、酸でクエンチした後に、式(3’)の中間体を形成する工程:
Figure 2019140095000206
ii)pH>5で、任意選択で、添加したN,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩の存在下で、その混合物を反応させて、式(4’)の化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000207
iii)式(4’)の化合物を、式
Figure 2019140095000208
のヒドラジンまたはその塩と、任意選択で塩基の存在下で縮合させて、式Vの化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000209
iv)式Vの化合物を脱メチル化して、式(9’)のアルコール化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000210
および、
v)式(9’)のアルコール化合物を、塩化ホスホリルを用いて塩素化して、式VIの化合物を形成する工程
を含むプロセス。
[40]式VIの化合物を調製するプロセスであって:
Figure 2019140095000211
プロセスは:
i)式(1’)のアミド:
Figure 2019140095000212
を、式(2)のピリミジン化合物:
Figure 2019140095000213
と、非プロトン性有機溶媒中で、塩基の存在下でカップリングして、酸でクエンチした後に、式(3’)の中間体を形成する工程:
Figure 2019140095000214
ii)pH>5で、任意選択で、添加したN,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩(例えば、HCl塩)の存在下で、その混合物を反応させて、式(4’)の化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000215
iiia)式(4’)の化合物を、ヒドラジン(例えば、ヒドラジン水和物)と縮合させて、式(24’)の化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000216
iiib)式(24’)の中間体を、式(23A)のアルキル化剤を用いてアルキル化して、式Vの化合物を用意する工程;
Figure 2019140095000217
iv)式Vの化合物を脱メチル化して、式(9’)のアルコール化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000218
および、
v)式(9’)のアルコール化合物を、塩化ホスホリルを用いて塩素化して、式VIの化合物を形成する工程
を含み、式中、Xは、-Br、-I、-Cl、-F、およびスルホン酸エステル(例えば、メシレート、トシレート、またはトリフレート)から選択される脱離基である、プロセス。
[41]式VIIの化合物を調製するプロセスであって:
Figure 2019140095000219
プロセスは:
i)式(1’)のアミド:
Figure 2019140095000220
を、式(2)のピリミジン化合物:
Figure 2019140095000221
と、非プロトン性有機溶媒中で、塩基の存在下でカップリングして、酸でクエンチした後に、式(3’)の中間体を形成する工程:
Figure 2019140095000222
ii)pH>5で、任意選択で、添加したN,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩の存在下で、その混合物を反応させて、式(4’)の化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000223
iii)式(4’)の化合物を、式
Figure 2019140095000224
のヒドラジンまたはその塩と、任意選択で塩基の存在下で縮合させて、式Vの化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000225
iv)式Vの化合物を脱メチル化して、式(9’)のアルコール化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000226
v)式(9’)のアルコール化合物を、塩化ホスホリルを用いて塩素化して、式VIの化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000227
および、
vi)式(10)のアミン化合物:
Figure 2019140095000228
を、式VIの化合物と、任意選択で塩基の存在下で反応させて、式VIIの化合物を得る工程
を含み、式中:
は、水素、またはRの0~3つのインスタンスで置換されているC1-4アルキルであり;
は、水素、またはRの0~3つのインスタンスで置換されているC1-4アルキルであり;および、
各Rは、独立して、-OH、C1-3ハロアルキル、ハロゲン、または-C(O)NHである、プロセス。
[42]式VIIの化合物を調製するプロセスであって:
Figure 2019140095000229
プロセスは:
i)式(1’)のアミド:
Figure 2019140095000230
を、式(2)のピリミジン化合物:
Figure 2019140095000231
と、非プロトン性有機溶媒中で、塩基の存在下でカップリングして、酸でクエンチした後に、式(3’)の中間体を形成する工程:
Figure 2019140095000232
ii)pH>5で、任意選択で、添加したN,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩(例えば、HCl塩)の存在下で、その混合物を反応させて、式(4’)の化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000233
iiia)式(4’)の化合物を、ヒドラジン(例えば、ヒドラジン水和物)と縮合させて、式(24’)の化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000234
および、
iiib)式(24’)の中間体を、式(23A)のアルキル化剤を用いてアルキル化して、式Vの化合物を用意する工程:
Figure 2019140095000235
iv)式Vの化合物を脱メチル化して、式(9’)のアルコール化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000236
v)式(9’)のアルコール化合物を、塩化ホスホリルを用いて塩素化して、式VIの化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000237
および、
vi)式(10)のアミン化合物:
Figure 2019140095000238
を、式VIの化合物と、任意選択で塩基の存在下で反応させて、式VIIの化合物を得る工程
を含み、式中:
Xは、-Br、-I、-Cl、-F、およびスルホン酸エステル(例えば、メシレート、トシレート、またはトリフレート)から選択される脱離基であり;
は、水素、またはRの0~3つのインスタンスで置換されているC1-4アルキルであり;
は、水素、またはRの0~3つのインスタンスで置換されているC1-4アルキルであり;および、
各Rは、独立して、-OH、C1-3ハロアルキル、ハロゲン、または-C(O)NHである、プロセス。
[43]式(2)の化合物は:
a)式(5)のジブロモピリミジン化合物:
Figure 2019140095000239
を、塩基(メタノール中)またはメトキシド塩(非プロトン性溶媒中)と反応させて、式(6)のブロモピリミジン化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000240
b)式(6)のブロモピリミジン化合物を、エチニルトリメチルシランと、非プロトン性有機溶媒中で、塩基およびPd触媒の存在下で、任意選択でCu(I)触媒の存在下でカップリングし、式(7)の化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000241
および、
c)式(7)の化合物を脱シリル化して、(2)のピリミジン化合物を形成する工程
を含むプロセスにより調製される、[34]~[42]のいすれかに記載のプロセス。
[44]式(1’)の化合物は、式(8’)のカルボン酸:
Figure 2019140095000242
を、塩化オキサリルまたは同等のアミドカップリング試薬と反応させた後、塩基の存在下でN,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩と反応させて、式(1’)のアミドを形成することにより調製される、[34]~[43]のいすれかに記載のプロセス。
[45]Rは、水素、またはRの0~3つのインスタンスで置換されているC1-2アルキルである、[41]~[44]のいすれかに記載のプロセス。
[46]Rは、水素である、[45]に記載のプロセス。
[47]Rは、水素、またはRの0~3つのインスタンスで置換されているC1-2アルキルである、[41]~[46]のいすれかに記載のプロセス。
[48]Rは、Rの3つのインスタンスで置換されているC1-2アルキルである、[47]に記載のプロセス。
[49]各Rは、独立して、-OH、トリフルオロメチル、または-C(O)NHである、[41]~[48]のいすれかに記載のプロセス。
[50]Rは、水素であり;Rは、Rの3つのインスタンスで置換されているC1-2アルキルであり、各Rは、独立して、-OH、トリフルオロメチル、または-C(O)NHである、[41]~[49]に記載のプロセス。
[51]式IAの化合物を調製するプロセスであって:
Figure 2019140095000243
i)式(1’)のアミド:
Figure 2019140095000244
を、式(2)のピリミジン化合物:
Figure 2019140095000245
と、非プロトン性有機溶媒中で、塩基の存在下でカップリングして、酸でクエンチした後に、式(3’)の中間体を形成する工程:
Figure 2019140095000246
ii)pH>5で、任意選択で、添加したN,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩の存在下で、その混合物を反応させて、式(4’)の化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000247
iii)式(4’)の化合物を、式
Figure 2019140095000248
のヒドラジンまたはその塩と、任意選択で塩基の存在下で縮合させて、式Vの化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000249
iv)式Vの化合物を脱メチル化して、式(9’)のアルコール化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000250
v)式(9’)のアルコール化合物を、塩化ホスホリルを用いて塩素化して、式VIの化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000251
vi)式(17)のアミン:
Figure 2019140095000252
を、式VIの化合物と、任意選択で塩基の存在下で反応させて、式IAの化合物を得る工程
を含むプロセス。
[52]式IAの化合物を調製するプロセスであって:
Figure 2019140095000253
プロセスは:
i)式(1’)のアミド:
Figure 2019140095000254
を、式(2)のピリミジン化合物:
Figure 2019140095000255
と、非プロトン性有機溶媒中で、塩基の存在下でカップリングして、酸でクエンチした後に、式(3’)の中間体を形成する工程:
Figure 2019140095000256
および、
ii)pH>5で、任意選択で、添加したN,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩(例えば、HCl塩)の存在下で、その混合物を反応させて、式(4’)の化合物
を形成する工程:
Figure 2019140095000257
iiia)式(4’)の化合物を、ヒドラジン(例えば、ヒドラジン水和物)と縮合させて、式(24’)の化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000258
iiib)式(24’)の中間体を、式(23A)のアルキル化剤を用いてアルキル化して、式Vの化合物を用意する工程:
Figure 2019140095000259
iv)式Vの化合物を脱メチル化して、式(9’)のアルコール化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000260
v)式(9’)のアルコール化合物を、塩化ホスホリルを用いて塩素化して、式VIの化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000261
ならびに、
vi)式(17)のアミン:
Figure 2019140095000262
を、式VIAの化合物と、任意選択で塩基の存在下で反応させて、式IAの化合物を得る工程
を含み、式中、Xは、-Br、-I、-Cl、-F、およびスルホン酸エステル(例えば、メシレート、トシレート、またはトリフレート)から選択される脱離基である、プロセス。
[53]プロセスはさらに、メタノールおよび水の混合物中での、式IAの化合物の再結晶を含む、[51]または[52]に記載のプロセス。
[54]再結晶は、A’)式IAの化合物を、メタノールに、30℃~65℃の間の温度で溶解させて、式IAの化合物のメタノール溶液を得る工程;B’)工程A’)の式IAの化合物のメタノール溶液を濾過して、式IAの化合物の濾過されたメタノール溶液を形成する工程;C’)式IAの化合物の濾過されたメタノール溶液に、50℃~60℃の間の温度で水を添加して、スラリーを得る工程;D’)工程‘3)のスラリーを冷却して、式IAの再結晶化合物を得る工程;および、E’)式IAの再結晶化合物を濾過し、乾燥させる工程を含む、[53]に記載のプロセス。
[55]式IBの化合物を調製するプロセスであって:
Figure 2019140095000263
i)式(1’)のアミド:
Figure 2019140095000264
を、式(2)のピリミジン化合物:
Figure 2019140095000265
と、非プロトン性有機溶媒中で、塩基の存在下でカップリングして、酸でクエンチした後に、式(3’)の中間体を形成する工程:
Figure 2019140095000266
ii)pH>5で、任意選択で、添加したN,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩の存在下で、その混合物を反応させて、式(4’)の化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000267
iii)式(4’)の化合物を、式
Figure 2019140095000268
のヒドラジンまたはその塩と、任意選択で塩基の存在下で縮合させて、式Vの化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000269
iv)式Vの化合物を脱メチル化して、式(9’)のアルコール化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000270
v)式(9’)のアルコール化合物を、塩化ホスホリルを用いて塩素化して、式VIの化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000271
および、
vi)式(13’)のアミン:
Figure 2019140095000272
を、式VIの化合物と、任意選択で塩基の存在下で反応させて、式IBの化合物を得る工程
を含むプロセス。
[56]式IBの化合物を調製するプロセスであって:
Figure 2019140095000273
プロセスは:
i)式(1’)のアミド:
Figure 2019140095000274
を、式(2)のピリミジン化合物:
Figure 2019140095000275
と、非プロトン性有機溶媒中で、塩基の存在下でカップリングして、酸でクエンチした後に、式(3’)の中間体を形成する工程:
Figure 2019140095000276
ii)pH>5で、任意選択で、添加したN,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩(例えば、HCl塩)の存在下で、その混合物を反応させて、式(4’)の化合物
を形成する工程:
Figure 2019140095000277
iiia)式(4’)の化合物を、ヒドラジン(例えば、ヒドラジン水和物)と縮合させて、式(24’)の化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000278
iiib)式(24’)の中間体を、式(23A)のアルキル化剤を用いてアルキル化して、式Vの化合物を用意する工程:
Figure 2019140095000279
iv)式Vの化合物を脱メチル化して、式(9’)のアルコール化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000280
v)式(9’)のアルコール化合物を、塩化ホスホリルを用いて塩素化して、式VIの
化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000281
および、
vi)式(13’)のアミン:
Figure 2019140095000282
を、式VIの化合物と、任意選択で塩基の存在下で反応させて、式IBの化合物を得る工程
を含み、式中、Xは、-Br、-I、-Cl、-F、およびスルホン酸エステル(例えば、メシレート、トシレート、またはトリフレート)から選択される脱離基である、プロセス。
[57]式ICの化合物を調製するプロセスであって:
Figure 2019140095000283
i)式(1’)のアミド:
Figure 2019140095000284
を、式(2)のピリミジン化合物:
Figure 2019140095000285
と、非プロトン性有機溶媒中で、塩基の存在下でカップリングして、酸でクエンチした後に、式(3’)の中間体を形成する工程:
Figure 2019140095000286
ii)pH>5で、任意選択で、添加したN,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩の存在下で、その混合物を反応させて、式(4’)の化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000287
iii)式(4’)の化合物を、式
Figure 2019140095000288
のヒドラジンまたはその塩と、任意選択で塩基の存在下で縮合させて、式Vの化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000289
iv)式Vの化合物を脱メチル化して、式(9’)のアルコール化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000290
v)式(9’)のアルコール化合物を、塩化ホスホリルを用いて塩素化して、式VIの化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000291
および、
vi)式(19A)のアミンまたは式(19)のそのHCl塩:
Figure 2019140095000292
を、式VIの化合物と、任意選択で塩基の存在下で反応させて、式ICの化合物を得る工程
を含むプロセス。
[58]式ICの化合物を調製するプロセスであって:
Figure 2019140095000293
プロセスは:
i)式(1’)のアミド:
Figure 2019140095000294
を、式(2)のピリミジン化合物:
Figure 2019140095000295
と、非プロトン性有機溶媒中で、塩基の存在下でカップリングして、酸でクエンチした後に、式(3’)の中間体を形成する工程:
Figure 2019140095000296
ii)pH>5で、任意選択で、添加したN,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩(例えば、HCl塩)の存在下で、その混合物を反応させて、式(4’)の化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000297
iiia)式(4’)の化合物を、ヒドラジン(例えば、ヒドラジン水和物)と縮合させて、式(24’)の化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000298
iiib)式(24’)の中間体を、式(23A)のアルキル化剤を用いてアルキル化して、式Vの化合物を用意する工程:
Figure 2019140095000299
iv)式Vの化合物を脱メチル化して、式(9’)のアルコール化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000300
v)式(9’)のアルコール化合物を、塩化ホスホリルを用いて塩素化して、式VIの化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000301
および、
vi)式(19A)のアミンまたは式(19)のそのHCl塩:
Figure 2019140095000302
を、式VIの化合物と、任意選択で塩基の存在下で反応させて、式ICの化合物を得る工程
を含み、式中、Xは、-Br、-I、-Cl、-F、およびスルホン酸エステル(例えば、メシレート、トシレート、またはトリフレート)から選択される脱離基である、プロセス。
[59]式IDの化合物を調製するプロセスであって:
Figure 2019140095000303
i)式(1’)のアミド:
Figure 2019140095000304
を、式(2)のピリミジン化合物:
Figure 2019140095000305
と、非プロトン性有機溶媒中で、塩基の存在下でカップリングして、酸でクエンチした後に、式(3’)の中間体を形成する工程:
Figure 2019140095000306
ii)pH>5で、任意選択で、添加したN,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩の存在下で、その混合物を反応させて、式(4’)の化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000307
iii)式(4’)の化合物を、式
Figure 2019140095000308
のヒドラジンまたはその塩と、任意選択で塩基の存在下で縮合させて、式Vの化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000309
iv)式Vの化合物を脱メチル化して、式(9’)のアルコール化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000310
v)式(9’)のアルコール化合物を、塩化ホスホリルを用いて塩素化して、式VIの化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000311
および、
vi)式(15A)のアミンまたは式(15)のそのHCl塩:
Figure 2019140095000312
を、式VIの化合物と、任意選択で塩基の存在下で反応させて、式IDの化合物を得る工程
を含むプロセス。
[60]式IDの化合物を調製するプロセスであって:
Figure 2019140095000313
プロセスは:
i)式(1’)のアミド:
Figure 2019140095000314
を、式(2)のピリミジン化合物:
Figure 2019140095000315
と、非プロトン性有機溶媒中で、塩基の存在下でカップリングして、酸でクエンチした後に、式(3’)の中間体を形成する工程:
Figure 2019140095000316
ii)pH>5で、任意選択で、添加したN,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩(例えば、HCl塩)の存在下で、その混合物を反応させて、式(4’)の化合物
を形成する工程:
Figure 2019140095000317
iiia)式(4’)の化合物を、ヒドラジン(例えば、ヒドラジン水和物)と縮合させて、式(24’)の化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000318
iiib)式(24’)の中間体を、式(23A)のアルキル化剤を用いてアルキル化して、式Vの化合物を用意する工程:
Figure 2019140095000319
iv)式Vの化合物を脱メチル化して、式(9’)のアルコール化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000320
v)式(9’)のアルコール化合物を、塩化ホスホリルを用いて塩素化して、式VIの
化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000321
および、
vi)式(15A)のアミンまたは式(15)のそのHCl塩:
Figure 2019140095000322
を、式VIの化合物と、任意選択で塩基の存在下で反応させて、式IDの化合物を得る工程
を含み、式中、Xは、-Br、-I、-Cl、-F、およびスルホン酸エステル(例えば、メシレート、トシレート、またはトリフレート)から選択される脱離基である、プロセス。
[61]式ICの化合物を調製するプロセスであって:
Figure 2019140095000323
i)式(1’)のアミド:
Figure 2019140095000324
を、式(2)のピリミジン化合物:
Figure 2019140095000325
と、非プロトン性有機溶媒中で、塩基の存在下でカップリングして、酸でクエンチした後に、式(3’)の中間体を形成する工程:
Figure 2019140095000326
ii)pH>5で、任意選択で、添加したN,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩の存在下で、その混合物を反応させて、式(4’)の化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000327
iii)式(4’)の化合物を、式
Figure 2019140095000328
のヒドラジンまたはその塩と、任意選択で塩基の存在下で縮合させて、式Vの化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000329
iv)式Vの化合物を脱メチル化して、式(9’)のアルコール化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000330
v)式(9’)のアルコール化合物を、塩化ホスホリルを用いて塩素化して、式VIの化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000331
および、
vi)式(18)で示されるアミンの(L)-リンゴ酸塩(21):
Figure 2019140095000332
を、式VIの化合物と、任意選択で塩基の存在下で反応させて、式ICの化合物を得る工程
を含むプロセス。
[62]式ICの化合物を調製するプロセスであって:
Figure 2019140095000333
プロセスは:
i)式(1’)のアミド:
Figure 2019140095000334
を、式(2)のピリミジン化合物:
Figure 2019140095000335
と、非プロトン性有機溶媒中で、塩基の存在下でカップリングして、酸でクエンチした後に、式(3’)の中間体を形成する工程:
Figure 2019140095000336
ii)pH>5で、任意選択で、添加したN,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩(例えば、HCl塩)の存在下で、その混合物を反応させて、式(4’)の化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000337
iiia)式(4’)の化合物を、ヒドラジン(例えば、ヒドラジン水和物)と縮合させて、式(24’)の化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000338
iiib)式(24’)の中間体を、式(23A)のアルキル化剤を用いてアルキル化して、式Vの化合物を用意する工程:
Figure 2019140095000339
iv)式Vの化合物を脱メチル化して、式(9’)のアルコール化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000340
v)式(9’)のアルコール化合物を、塩化ホスホリルを用いて塩素化して、式VIの化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000341
および、
vi)式(18)で示されるアミンの(L)-リンゴ酸塩(21):
Figure 2019140095000342
を、式VIの化合物と、任意選択で塩基の存在下で反応させて、式ICの化合物を得る工程
を含み、式中、Xは、-Br、-I、-Cl、-F、およびスルホン酸エステル(例えば、メシレート、トシレート、またはトリフレート)から選択される脱離基である、プロセス。
[63]式IDの化合物を調製するプロセスであって:
Figure 2019140095000343
i)式(1’)のアミド:
Figure 2019140095000344
を、式(2)のピリミジン化合物:
Figure 2019140095000345
と、非プロトン性有機溶媒中で、塩基の存在下でカップリングして、酸でクエンチした後に、式(3’)の中間体を形成する工程
Figure 2019140095000346
ii)pH>5で、任意選択で、添加したN,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩の存在下で、その混合物を反応させて、式(4’)の化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000347
iii)式(4’)の化合物を、式
Figure 2019140095000348
のヒドラジンまたはその塩と、任意選択で塩基の存在下で縮合させて、式Vの化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000349
iv)式Vの化合物を脱メチル化して、式(9’)のアルコール化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000350
v)式(9’)のアルコール化合物を、塩化ホスホリルを用いて塩素化して、式VIの化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000351
および、
vi)式(14)で示されるアミンの(D)-リンゴ酸塩(20):
Figure 2019140095000352
を、式VIの化合物と、任意選択で塩基の存在下で反応させて、式IDの化合物を得る工程
を含むプロセス。
[64]式IDの化合物を調製するプロセスであって:
Figure 2019140095000353
プロセスは:
i)式(1’)のアミド:
Figure 2019140095000354
を、式(2)のピリミジン化合物:
Figure 2019140095000355
と、非プロトン性有機溶媒中で、塩基の存在下でカップリングして、酸でクエンチした後に、式(3’)の中間体を形成する工程:
Figure 2019140095000356
ii)pH>5で、任意選択で、添加したN,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩(例えば、HCl塩)の存在下で、その混合物を反応させて、式(4’)の化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000357
iiia)式(4’)の化合物を、ヒドラジン(例えば、ヒドラジン水和物)と縮合させて、式(24’)の化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000358
iiib)式(24’)の中間体を、式(23A)
Figure 2019140095000359
のアルキル化剤を用いてアルキル化して、式Vの化合物を用意する工程:
Figure 2019140095000360
iv)式Vの化合物を脱メチル化して、式(9’)のアルコール化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000361
v)式(9’)のアルコール化合物を、塩化ホスホリルを用いて塩素化して、式VIの化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000362
および、
vi)式(14)で示されるアミンの(D)-リンゴ酸塩(20):
Figure 2019140095000363
を、式VIの化合物と、任意選択で塩基の存在下で反応させて、式IDの化合物を得る工程
を含み、式中、Xは、-Br、-I、-Cl、-F、およびスルホン酸エステル(例えば、メシレート、トシレート、またはトリフレート)から選択される脱離基である、プロセス。
[65]式IDの化合物を結晶化して、化合物の形態Bを得る工程をさらに含む、[63]または[64]に記載のプロセス。
[66]結晶化は:A)式IDの化合物を、アセトニトリルおよび水に、40℃~80℃の間の温度で溶解して、化合物の溶液を形成する工程;B)工程A)の溶液を濾過して、化合物の濾過した溶液を形成する工程;C)濾過した溶液を、40℃~80℃の間の温度で加熱し、水を添加して、スラリーを得る工程;D)工程C)のスラリーを冷却して、式IDの化合物の結晶形態Bを得る工程;ならびに、E)式IDの化合物の結晶形態Bを濾過し、乾燥させる工程を含む、[65]に記載のプロセス。
[67]式(2)の化合物は:
a)式(5)のジブロモピリミジン化合物:
Figure 2019140095000364
を、塩基(メタノール中)またはメトキシド塩(非プロトン性溶媒中)と反応させて、式(6)のブロモピリミジン化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000365
b)式(6)のブロモピリミジン化合物を、エチニルトリメチルシランと、非プロトン性有機溶媒中で、塩基およびPd触媒の存在下で、任意選択でCu(I)触媒の存在下でカップリングし、式(7)の化合物を形成する工程:
Figure 2019140095000366
ならびに、
c)式(7)の化合物を脱シリル化して、(2)のピリミジン化合物を形成する工程
を含むプロセスにより調製される、[34]~[66]のいすれかに記載のプロセス。
[68]式(1’)の化合物は、式(8’)のカルボン酸:
Figure 2019140095000367
を、塩化オキサリルまたは同等のアミドカップリング試薬と反応させた後、塩基の存在下でN,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩と反応させて、式(1’)のアミドを形成することにより調製される、[34]~[67]のいすれかに記載のプロセス。
[69]工程i)の塩基は、n-ブチルリチウムである、[34]~[68]のいすれかに記載のプロセス。
[70]プロセスは、式(1’)のアミドおよび式(2)のピリミジン化合物の間の反応の反応生成物を、N,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩、および酸を含む溶液と接触させて、式(4’)の化合物を形成する工程を含む、[34]~[69]のいすれかに記載のプロセス。
[71]溶液は、N,O-ジメチルヒドロキシルアミン塩酸塩を含む、[70]に記載のプロセス。
[72]酸は、酸性水溶液である、[70]または[71]に記載のプロセス。
[73]酸は、塩化水素である、[72]に記載のプロセス。
[74]酸は、氷酢酸である、[70]または[71]に記載のプロセス。
[75]Xは、-Brである、[3]、[5]、[7]、[9]、[11]~[33]、[36]、[40]、[42]~[50]、[52]~[54]、[56]、[58]、[60]、[62]、および[64]~[74]のいすれかに記載のプロセス。
[76]式(3)または(4)の化合物であって:
Figure 2019140095000368
式中、Rは、フェニル、または5~6員のヘテロアリール環であり;ハロゲンまたはメチルからなる群から独立して選択される最大3つのインスタンスで任意選択で置換されており;ここで、前記5または6員のヘテロアリール環は、N、S、またはOからなる群から選択される最大3個の環原子を含む、化合物。
[77]Rは、5員のヘテロアリール環である、[76]に記載の化合物。
[78]Rは、NおよびOからなる群から選択される最大2個の環ヘテロ原子を含有する、未置換の5員のヘテロアリール環である、[77]に記載の化合物。
[79]化合物は、式(3’)または(4’)により表される、[78]に記載の化合物。
Figure 2019140095000369
[80]以下の式のいずれか1つにより示される化合物。
Figure 2019140095000370
[81]式IAの化合物の結晶形態Aであって、:
Figure 2019140095000371
粉末X線回折(XRPD)パターン中に、4.2、9.1、9.8、17.2、17.7、18.2、27.5、および36.0度2θの角度から選択される、少なくとも1、2、3、4、5、6、7、または8つの主要なピークを有する結晶形態A。
[82]図1のXRPDパターンを有する、[81]に記載の結晶形態A。
[83]示差走査熱量測定(DSC)プロファイルにおいて、160℃~165℃の間の温度の吸熱開始点を有する、[81]または[82]に記載の結晶形態A。
[84]吸熱開始点は、163.1℃である、[83]に記載の結晶形態A。
[85]化合物の少なくとも70%、80%、90%、95%、98%、99%、99.5%、または99.9%は、化合物の結晶形態Aである、[81]~[84]のいすれかに記載の結晶形態A。

Claims (23)

  1. 式(4)の化合物を調製するための方法であって:
    Figure 2019140095000001
    方法は:
    i)式(1)のアミド:
    Figure 2019140095000002
    を、式(2)のピリミジン化合物:
    Figure 2019140095000003
    と、非プロトン性有機溶媒中で、塩基の存在下でカップリングして、酸でクエンチした後に、式(3)の中間体を形成する工程、
    Figure 2019140095000004
    および、
    ii)pH>5で、その混合物を反応させて、ここで添加したN,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩の存在下で反応させてもよく、式(4)の化合物を形成する工程
    を含み、式中:
    は、フェニル、または5~6員のヘテロアリール環であり;ハロゲンまたはメチルからなる群から独立して選択される最大3つのインスタンスで置換されていてもよく;ここで、前記5または6員のヘテロアリール環は、N、S、またはOからなる群から選択される最大3個の環原子を含有する、方法
  2. 式IIの化合物を調製するための方法であって:
    Figure 2019140095000005
    方法は:
    i)式(1)のアミド:
    Figure 2019140095000006
    を、式(2)のピリミジン化合物:
    Figure 2019140095000007
    と、非プロトン性有機溶媒中で、塩基の存在下でカップリングして、酸でクエンチした後に、式(3)の中間体を形成する工程:
    Figure 2019140095000008
    ii)pH>5で、その混合物を反応させて、ここで添加したN,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩の存在下で反応させてもよく、式(4)の化合物を形成する工程:
    Figure 2019140095000009
    および、
    iii)式(4)の化合物を、式R-CH-NH-NHのヒドラジンまたはその塩とを縮合させてここで塩基の存在下で縮合させてもよく、式IIの化合物を形成する工程
    を含み、式中:
    は、フェニル、または5~6員のヘテロアリール環であり;ハロゲンまたはメチルからなる群から独立して選択される最大3つのインスタンスで置換されていてもよく;ここで、前記5または6員のヘテロアリール環は、N、S、またはOからなる群から選択される最大3個の環原子を含有し;および、
    は、フェニルまたは6員のヘテロアリールであり、Rの最大3つのインスタンスで置換されていてもよく;ここで、前記6員のヘテロアリール環は、最大2個の窒素環原子を含有し;および、
    各Rは、独立して、メチル、メトキシまたはハロゲンである、方法
  3. 式IIの化合物を調製する方法であって:
    Figure 2019140095000010
    方法は:
    i)式(1)のアミド:
    Figure 2019140095000011
    を、式(2)のピリミジン化合物:
    Figure 2019140095000012
    と、非プロトン性有機溶媒中で、塩基の存在下でカップリングして、酸でクエンチした後に、式(3)の中間体を形成する工程:
    Figure 2019140095000013
    ii)pH>5で、その混合物を反応させて、ここで添加したN,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩(例えば、HCl塩)の存在下で反応させてもよく、式(4)の化合物を形成する工程:
    Figure 2019140095000014
    iiia)式(4)の化合物を、ヒドラジン(例えば、ヒドラジン水和物)と縮合させて、式(24)の化合物を形成する工程:
    Figure 2019140095000015
    および、
    iiib)式(24)の中間体を、式(22)のアルキル化剤を用いてアルキル化して、式IIの化合物を用意する工程
    Figure 2019140095000016
    を含み、式中:
    は、フェニル、または5~6員のヘテロアリール環であり;ハロゲンまたはメチルからなる群から独立して選択される最大3つのインスタンスで置換されていてもよく;ここで、前記5または6員のヘテロアリール環は、N、S、またはOからなる群から選択される最大3個の環原子を含有し;および、
    は、フェニルまたは6員のヘテロアリールであり、Rの最大3つのインスタンスで置換されていてもよく;ここで、前記6員のヘテロアリール環は、最大2個の窒素環原子を含有し;
    各Rは、独立して、メチル、メトキシ、またはハロゲンであり;
    Xは、(i)-Br、-I、-Cl、-F、およびスルホン酸エステル(例えば、メシレート、トシレート、またはトリフレート)から選択される脱離基、または(ii)-Brである、方法
  4. 化合物(9)を調製する方法であって:
    Figure 2019140095000017
    方法は:
    i)式(1)のアミド:
    Figure 2019140095000018
    を、式(2)のピリミジン化合物:
    Figure 2019140095000019
    と、非プロトン性有機溶媒中で、塩基の存在下でカップリングして、酸でクエンチした後に、式(3)の中間体を形成する工程:
    Figure 2019140095000020
    ii)pH>5で、その混合物を反応させて、ここで添加したN,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩(例えば、HCl塩)の存在下で反応させてもよく、式(4)の化合物を形成する工程:
    Figure 2019140095000021
    iii)式(4)の化合物を、式R-CH-NH-NHのヒドラジンまたはその塩(例えば、HCl塩)と縮合させて、ここで塩基の存在下で縮合させてもよく、式IIの化合物を形成する工程;
    Figure 2019140095000022
    および、
    iv)式IIの化合物を脱メチル化して、アルコール化合物(9)を形成する工程
    を含み、式中:
    は、フェニル、または5~6員のヘテロアリール環であり;ハロゲンまたはメチルからなる群から独立して選択される最大3つのインスタンスで置換されていてもよく;ここで、前記5または6員のヘテロアリール環は、N、S、またはOからなる群から選択される最大3個の環原子を含有し;および、
    は、フェニルまたは6員のヘテロアリールであり、Rの最大3つのインスタンスで置換されていてもよく;ここで、前記6員のヘテロアリール環は、最大2個の窒素環原子を含有し;および、
    各Rは、独立して、メチル、メトキシまたはハロゲンである、方法
  5. 化合物(9)を調製するための方法であって:
    Figure 2019140095000023
    方法は:
    i)式(1)のアミド:
    Figure 2019140095000024
    を、式(2)のピリミジン化合物:
    Figure 2019140095000025
    と、非プロトン性有機溶媒中で、塩基の存在下でカップリングして、酸でクエンチした後に、式(3)の中間体を形成する工程:
    Figure 2019140095000026
    ii)pH>5で、その混合物を反応させて、ここで添加したN,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩(例えば、HCl塩)の存在下で反応させてもよく、式(4)の化合物を形成する工程:
    Figure 2019140095000027
    iiia)式(4)の化合物を、ヒドラジン(例えば、ヒドラジン水和物)と縮合させて、式(24)の化合物を形成する工程:
    Figure 2019140095000028
    iiib)式(21)の中間体を、式(22)のアルキル化剤を用いてアルキル化して、式IIの化合物を用意する工程:
    Figure 2019140095000029
    および、
    iv)式IIの化合物を脱メチル化して、アルコール化合物(9)を形成する工程
    を含み、式中:
    は、フェニル、または5~6員のヘテロアリール環であり;ハロゲンまたはメチルからなる群から独立して選択される最大3つのインスタンスで置換されていてもよく;ここで、前記5または6員のヘテロアリール環は、N、S、またはOからなる群から選択される最大3個の環原子を含有し;および、
    は、フェニルまたは6員のヘテロアリールであり、Rの最大3つのインスタンスで置換されていてもよく;ここで、前記6員のヘテロアリール環は、最大2個の窒素環原子を含有し;
    各Rは、独立して、メチル、メトキシ、またはハロゲンであり;および、
    Xは、-Br、-I、-Cl、-F、およびスルホン酸エステル(例えば、メシレート、トシレート、またはトリフレート)から選択される脱離基である、方法
  6. 式IIIの化合物を調製する方法であって:
    Figure 2019140095000030
    方法は:
    i)式(1)のアミド:
    Figure 2019140095000031
    を、式(2)のピリミジン化合物:
    Figure 2019140095000032
    と、非プロトン性有機溶媒中で、塩基の存在下でカップリングして、酸でクエンチした後に、式(3)の中間体を形成する工程:
    Figure 2019140095000033
    ii)pH>5で、その混合物を反応させて、ここで添加したN,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩の存在下で反応させてもよく、式(4)の化合物を形成する工程:
    Figure 2019140095000034
    iii)式(4)の化合物を、式R-CH-NH-NHのヒドラジンまたはその塩と縮合させて、ここで塩基の存在下で縮合させてもよく、式IIの化合物を形成する工程、
    Figure 2019140095000035
    iv)式IIの化合物を脱メチル化して、式(9)のアルコール化合物を形成する工程:
    Figure 2019140095000036
    および、
    v)式(9)のアルコール化合物を、塩化ホスホリルを用いて塩素化して、式IIIの化合物を形成する工程
    を含み、式中:
    は、フェニル、または5~6員のヘテロアリール環であり;ハロゲンまたはメチルからなる群から独立して選択される最大3つのインスタンスで置換されていてもよく;ここで、前記5または6員のヘテロアリール環は、N、S、またはOからなる群から選択される最大3個の環原子を含有し;
    は、フェニルまたは6員のヘテロアリールであり、Rの最大3つのインスタンスで置換されていてもよく;ここで、前記6員のヘテロアリール環は、最大2個の窒素環原子を含有し;および、
    各Rは、独立して、メチル、メトキシまたはハロゲンである、方法
  7. 式IIIの化合物を調製する方法であって:
    Figure 2019140095000037
    方法は:
    i)式(1)のアミド:
    Figure 2019140095000038
    を、式(2)のピリミジン化合物:
    Figure 2019140095000039
    と、非プロトン性有機溶媒中で、塩基の存在下でカップリングして、酸でクエンチした後に、式(3)の中間体を形成する工程:
    Figure 2019140095000040
    ii)pH>5で、その混合物を反応させて、ここで添加したN,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩(例えば、HCl塩)の存在下で反応させてもよく、式(4)の化合物を形成する工程:
    Figure 2019140095000041
    iiia)式(4)の化合物を、ヒドラジン(例えば、ヒドラジン水和物)と縮合させて、式(24)の化合物を形成する工程:
    Figure 2019140095000042
    iiib)式(24)の中間体を、式(22)のアルキル化剤を用いてアルキル化して、式IIの化合物を用意する工程:
    Figure 2019140095000043
    iv)式IIの化合物を脱メチル化して、式(9)のアルコール化合物を形成する工程:
    Figure 2019140095000044
    および、
    v)式(9)のアルコール化合物を、塩化ホスホリルを用いて塩素化して、式IIIの化合物を形成する工程
    を含み、式中:
    は、フェニル、または5~6員のヘテロアリール環であり;ハロゲンまたはメチルからなる群から独立して選択される最大3つのインスタンスで置換されていてもよく;ここで、前記5または6員のヘテロアリール環は、N、S、またはOからなる群から選択される最大3個の環原子を含有し;および、
    は、フェニルまたは6員のヘテロアリールであり、Rの最大3つのインスタンスで置換されていてもよく;ここで、前記6員のヘテロアリール環は、最大2個の窒素環原子を含有し;
    各Rは、独立して、メチル、メトキシ、またはハロゲンであり;ならびに、
    Xは、-Br、-I、-Cl、-F、およびスルホン酸エステル(例えば、メシレート、トシレート、またはトリフレート)から選択される脱離基である、方法
  8. 式(2)の化合物は:
    a)式(5)のジブロモピリミジン化合物:
    Figure 2019140095000045
    を、塩基(メタノール中)またはメトキシド塩(非プロトン性溶媒中)と反応させて、式(6)のブロモピリミジン化合物を形成する工程:
    Figure 2019140095000046
    b)式(6)のブロモピリミジン化合物を、エチニルトリメチルシランと、非プロトン性有機溶媒中で、塩基およびPd触媒の存在下でカップリングし、ここでCu(I)触媒の存在下でカップリングしてもよく、式(7)の化合物を形成する工程:
    Figure 2019140095000047
    ならびに、
    c)式(7)の化合物を脱シリル化して、式(2)のピリミジン化合物を形成する工程を含む方法により調製される、請求項1~7のいずれか一項に記載の方法
  9. 式(1)の化合物は、式(8)のカルボン酸:
    Figure 2019140095000048
    を、塩化オキサリルまたは同等のアミドカップリング試薬と反応させた後、塩基の存在下でN,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩と反応させて、式(1)のアミドを形成することにより調製される、請求項1~7のいずれか一項に記載の方法
  10. (i)は、5員のヘテロアリール環である、または(ii)R は、NおよびOからなる群から選択される最大2個の環ヘテロ原子を含有する、未置換の5員のヘテロアリール環である、請求項1~7のいずれか一項に記載の方法
  11. (i)は、Rの最大2つのインスタンスで置換されていてもよいフェニルである、(ii)R は、R の1つのインスタンスで置換されていてもよいフェニルである、または(iii)R は、式
    Figure 2019140095000049
    により示される、または(iv)R は、R の最大2つのインスタンスで任意選択で置換されている6員のヘテロアリールであり;ここで、前記6員のヘテロアリール環は、最大2個の窒素環原子を含む請求項2~7のいずれか一項に記載の方法
  12. (i)各Rは、独立して、メチルまたはハロゲンである、または(ii)各R は、フルオロである、請求項2~7のいずれか一項に記載の方法
  13. 式(4’)の化合物を調製する方法であり
    Figure 2019140095000050
    i)式(1’)のアミド:
    Figure 2019140095000051
    を、式(2)のピリミジン化合物:
    Figure 2019140095000052
    と、非プロトン性有機溶媒中で、塩基の存在下でカップリングして、酸でクエンチした後に、式(3’)の中間体を形成する工程:
    Figure 2019140095000053
    および、
    ii)pH>5で、その混合物を反応させて、ここで添加したN,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩の存在下で反応させてもよく、式(4’)の化合物を形成する工程
    を含む、請求項1に記載の方法
  14. 式Vの化合物を調製する方法であり
    Figure 2019140095000054
    i)式(1’)のアミド:
    Figure 2019140095000055
    を、式(2)のピリミジン化合物:
    Figure 2019140095000056
    と、非プロトン性有機溶媒中で、塩基の存在下でカップリングして、酸でクエンチした後に、式(3’)の中間体を形成する工程:
    Figure 2019140095000057
    ii)pH>5で、その混合物を反応させて、ここで添加したN,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩の存在下で反応させてもよく、式(4’)の化合物を形成する工程:
    Figure 2019140095000058
    および、
    iii)式(4’)の化合物を、式
    Figure 2019140095000059
    のヒドラジンまたはその塩と縮合させ、ここで塩基の存在下で縮合させてもよく、式Vの化合物を形成する工程
    を含む、請求項2に記載の方法。
  15. 式Vの化合物を調製する方法であり
    Figure 2019140095000060
    方法は:
    i)式(1’)のアミド:
    Figure 2019140095000061
    を、式(2)のピリミジン化合物:
    Figure 2019140095000062
    と、非プロトン性有機溶媒中で、塩基の存在下でカップリングして、酸でクエンチした後に、式(3’)の中間体を形成する工程:
    Figure 2019140095000063
    ii)pH>5で、その混合物を反応させて、ここで添加したN,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩(例えば、HCl塩)の存在下で反応させてもよく、式(4’)の化合物を形成する工程:
    Figure 2019140095000064
    iiia)式(4’)の化合物を、ヒドラジン(例えば、ヒドラジン水和物)と縮合させて、式(24’)の化合物を形成する工程:
    Figure 2019140095000065
    および、
    iiib)式(24’)の中間体を、式(23A)のアルキル化剤を用いてアルキル化して、式Vの化合物を提供する工程:
    Figure 2019140095000066
    を含み、
    式中、(i)Xは、-Br、-I、-Cl、-F、およびスルホン酸エステル(例えば、メシレート、トシレート、またはトリフレート)から選択される脱離基である、または(ii)Xは-Brである、請求項3に記載の方法
  16. 化合物(9’)を調製するための方法であり:
    Figure 2019140095000067
    i)式(1’)のアミド:
    Figure 2019140095000068
    を、式(2)のピリミジン化合物:
    Figure 2019140095000069
    と、非プロトン性有機溶媒中で、塩基の存在下でカップリングして、酸でクエンチした後に、式(3’)の中間体を形成する工程:
    Figure 2019140095000070
    ii)pH>5で、その混合物を反応させて、ここで添加したN,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩(例えば、HCl塩)の存在下で反応させてもよく、その混合物を反応させて、式(4’)の化合物を形成する工程:
    Figure 2019140095000071
    iii)式(4’)の化合物を、式
    Figure 2019140095000072
    のヒドラジンまたはその塩(例えば、HCl塩)と縮合させて、ここで塩基の存在下で縮合させてもよく、式Vの化合物を形成する工程:
    Figure 2019140095000073
    および、
    iv)式Vの化合物を脱メチル化して、アルコール化合物(9’)を形成する工程
    を含む、請求項4に記載の方法
  17. 化合物(9’)を調製するための方法であり
    Figure 2019140095000074
    方法は:
    i)式(1’)のアミド:
    Figure 2019140095000075
    を、式(2)のピリミジン化合物:
    Figure 2019140095000076
    と、非プロトン性有機溶媒中で、塩基の存在下でカップリングして、酸でクエンチした後に、式(3’)の中間体を形成する工程:
    Figure 2019140095000077
    ii)pH>5で、その混合物を反応させて、ここで添加したN,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩(例えば、HCl塩)の存在下で反応させてもよく、式(4’)の化合物を形成する工程:
    Figure 2019140095000078
    iiia)式(4’)の化合物を、ヒドラジン(例えば、ヒドラジン水和物)と縮合させて、式(24’)の化合物を形成する工程:
    Figure 2019140095000079
    iiib)式(24’)の中間体を、式(23A)のアルキル化剤を用いてアルキル化して、式Vの化合物を用意する工程:
    Figure 2019140095000080
    および、
    iv)式Vの化合物を脱メチル化して、アルコール化合物(9’)を形成する工程
    を含み、式中、Xは、-Br、-I、-Cl、-F、およびスルホン酸エステル(例えば、メシレート、トシレート、またはトリフレート)から選択される脱離基である、請求項5に記載の方法
  18. 式VIの化合物を調製する方法であり
    Figure 2019140095000081
    i)式(1’)のアミド:
    Figure 2019140095000082
    を、式(2)のピリミジン化合物:
    Figure 2019140095000083
    と、非プロトン性有機溶媒中で、塩基の存在下でカップリングして、酸でクエンチした後に、式(3’)の中間体を形成する工程:
    Figure 2019140095000084
    ii)pH>5で、その混合物を反応させて、ここで添加したN,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩の存在下で反応させてもよく、式(4’)の化合物を形成する工程:
    Figure 2019140095000085
    iii)式(4’)の化合物を、式
    Figure 2019140095000086
    のヒドラジンまたはその塩と縮合させて、ここで塩基の存在下で縮合させてもよく、式Vの化合物を形成する工程:
    Figure 2019140095000087
    iv)式Vの化合物を脱メチル化して、式(9’)のアルコール化合物を形成する工程:
    Figure 2019140095000088
    および、
    v)式(9’)のアルコール化合物を、塩化ホスホリルを用いて塩素化して、式VIの化合物を形成する工程
    を含む、請求項6に記載の方法
  19. 式VIの化合物を調製する方法であり
    Figure 2019140095000089
    方法は:
    i)式(1’)のアミド:
    Figure 2019140095000090
    を、式(2)のピリミジン化合物:
    Figure 2019140095000091
    と、非プロトン性有機溶媒中で、塩基の存在下でカップリングして、酸でクエンチした後に、式(3’)の中間体を形成する工程:
    Figure 2019140095000092
    ii)pH>5で、その混合物を反応させて、ここで添加したN,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩(例えば、HCl塩)の存在下で反応させてもよく、式(4’)の化合物を形成する工程:
    Figure 2019140095000093
    iiia)式(4’)の化合物を、ヒドラジン(例えば、ヒドラジン水和物)と縮合させて、式(24’)の化合物を形成する工程:
    Figure 2019140095000094
    iiib)式(24’)の中間体を、式(23A)のアルキル化剤を用いてアルキル化して、式Vの化合物を用意する工程;
    Figure 2019140095000095
    iv)式Vの化合物を脱メチル化して、式(9’)のアルコール化合物を形成する工程:
    Figure 2019140095000096
    および、
    v)式(9’)のアルコール化合物を、塩化ホスホリルを用いて塩素化して、式VIの化合物を形成する工程
    を含み、式中、Xは、-Br、-I、-Cl、-F、およびスルホン酸エステル(例えば、メシレート、トシレート、またはトリフレート)から選択される脱離基である、請求項7に記載の方法
  20. 式(2)の化合物
    a)式(5)のジブロモピリミジン化合物:
    Figure 2019140095000097
    を、塩基(メタノール中)またはメトキシド塩(非プロトン性溶媒中)と反応させて、式(6)のブロモピリミジン化合物を形成する工程:
    Figure 2019140095000098
    b)式(6)のブロモピリミジン化合物を、エチニルトリメチルシランと、非プロトン性有機溶媒中で、塩基およびPd触媒の存在下でカップリングし、ここでCu(I)触媒の存在下でカップリングしてもよく、式(7)の化合物を形成する工程:
    Figure 2019140095000099
    および、
    c)式(7)の化合物を脱シリル化して、(2)のピリミジン化合物を形成する工程
    を含む方法により調製される、請求項14~19のいずれか一項に記載の方法
  21. 式(1’)の化合物、式(8’)のカルボン酸:
    Figure 2019140095000100
    を、塩化オキサリルまたは同等のアミドカップリング試薬と反応させた後、塩基の存在下でN,O-ジメチルヒドロキシルアミンまたはその塩と反応させて、式(1’)のアミドを形成することにより調製される、請求項14~19のいずれか一項に記載の方法。
  22. 式(3)または(4)の化合物であって:
    Figure 2019140095000101
    式中、(i)は、フェニル、または5~6員のヘテロアリール環であり;ハロゲンまたはメチルからなる群から独立して選択される最大3つのインスタンスで置換されていてもよく;ここで、前記5または6員のヘテロアリール環は、N、S、またはOからなる群から選択される最大3個の環原子を含む、(ii)R は、5員のヘテロアリール環である、または(iii)R は、NおよびOからなる群から選択される最大2個の環ヘテロ原子を含有する、未置換の5員のヘテロアリール環である、化合物。
  23. 化合物は、式(3’)または(4’)により表される、請求項22に記載の化合物。
    Figure 2019140095000102
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