JPWO2018235200A1 - 光導波路、光回路および半導体レーザ - Google Patents

光導波路、光回路および半導体レーザ Download PDF

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Abstract

光導波路(1)は、第1の端面(13)と第2の端面(14)との間にて複数の導波モードの光が伝搬するコア(12)を含む。第1の端面から第2の端面へ向かう方向である第1の方向に垂直な第2の方向におけるコアの幅をW、第1の方向と第2の方向とに垂直な第3の方向におけるコアの高さをH、コアの屈折率をn、コアを伝搬する光の波数をk0として、第1の方向におけるコアの長さは、2k0nW2/πの整数倍かつ2k0nH2/πの整数倍である長さの0.98倍から1.02倍の範囲に含まれる。

Description

本発明は、マルチモードで光を伝搬させる光導波路、光回路および半導体レーザに関する。
光通信デバイスにおいて、半導体基板に機能部品を集積させる技術が知られている。光導波路を備える機能部品は、光導波路と、光導波路へ光を入射させる光学素子と、光導波路から出射された光を受ける光学素子との間の光結合による光強度の低下、すなわち結合効率の低下を少なくできることが望まれている。光通信デバイスの小型化あるいは集積化が推進されるほど、光導波路と光学素子とのわずかな位置ずれによる結合効率の損失が顕著となる。
特許文献1には、マルチモードで光を伝搬させる光導波路を備える機能部品である光合分波器について、半導体基板の面に平行な方向における光導波路と光学素子との位置ずれの許容度を緩和させるための技術が提案されている。半導体基板の面に平行な方向における光導波路のコアの幅は、マルチモードで光を伝搬可能に拡大されている。光導波路への入射時における各導波モードの強度パターンが光導波路からの出射時に再現されるように、光導波路の長さが設定されている。光導波路の入射端面における光の分布に偏芯が生じた場合に、偏芯を含む分布が光導波路の出射端面にて再現される。光導波路から出射された光を受ける光学素子にて偏芯を補正することで、光合分波器は、結合効率の損失を低減できる。
特開2012−242654号公報
特許文献1の技術において、半導体基板の面に垂直な方向における光導波路のコアの高さは、シングルモードで光を伝搬させるように設定されている。半導体基板の面に垂直な方向については、光導波路と光学素子とに許容される位置ずれがきわめて小さいことから、機能部品は、高い結合効率を得ることが困難となる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、光導波路を含む機能部品での高い結合効率を実現可能とする光導波路を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる光導波路は、第1の端面と第2の端面とを備え、第1の端面と第2の端面との間にて複数の導波モードの光が伝搬するコアを含む。第1の端面から第2の端面へ向かう方向である第1の方向に垂直な第2の方向におけるコアの幅をW、第1の方向と第2の方向とに垂直な第3の方向におけるコアの高さをH、コアの屈折率をn、コアを伝搬する光の波数をkとして、第1の方向におけるコアの長さは、2knW/πの整数倍かつ2knH/πの整数倍である長さの0.98倍から1.02倍の範囲に含まれる。
本発明にかかる光導波路は、光導波路を含む機能部品での高い結合効率を実現できるという効果を奏する。
本発明の実施の形態1にかかる光回路の構成を示す図 実施の形態1にかかる光導波路についての伝搬シミュレーションによる光の電界分布の例を示す図 実施の形態1における光導波路を伝搬する光の電界と入射光の電界との重なり積分の伝搬距離依存性を示す図 図2に示す伝搬シミュレーションにて計算された各次数の導波モードの光のコアにおける有効屈折率と、有効屈折率から算出された伝搬定数との例を示す図 実施の形態1の変形例1にかかる光回路の構成を示す図 実施の形態1の変形例2にかかる光回路の構成を示す図 実施の形態1の変形例3にかかる光回路の構成を示す図 実施の形態1の変形例4にかかる光回路の構成を示す図 本発明の実施の形態2にかかる半導体レーザの構成を示す図 実施の形態2の変形例1にかかる半導体レーザの構成を示す図 実施の形態2の変形例2にかかる半導体レーザの構成を示す図 本発明の実施の形態3にかかる光回路である光合分波器の構成を示す図 図12に示す反射型グレーティングの一部を拡大した図
以下に、本発明の実施の形態にかかる光導波路、光回路および半導体レーザを図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかる光回路10の構成を示す図である。光回路10は、光導波路1と、光導波路1へ光を入射させる第1の光学素子である発光素子2と、光導波路1から出射された光を受ける第2の光学素子である集光レンズ3と光ファイバ4とを備える。光回路10は、光導波路1を備える機能部品である。
光導波路1は、複数の導波モードの光を伝搬させるマルチモードの光導波路である。光導波路1は、半導体基板11と、光が伝搬する柱状のコア12と、コア12の周囲に形成されたクラッドとを含む。図1では、クラッドの図示を省略する。1つの例では、コア12の材料には、Siが使用されている。クラッドの材料には、コア12より屈折率が低い材料であるSiOが使用されている。コア12へ入射された光は、コア12とクラッドとの界面での全反射を繰り返すことにより、コア12内を伝搬する。
1つの例では、光導波路1において、クラッドである半導体基板11の面上にコア12が配置されている。この他、光導波路1は、クラッドである下部クラッド層と上部クラッド層とを備えるものであっても良い。下部クラッド層は、半導体基板11とコア12との間に設けられる。上部クラッド層は、下部クラッド層の上にてコア12を覆う。光導波路1は、平板状のコア12を備え、下部クラッド層と上部クラッド層とでコア12を挟み込んだものとしても良い。図1では、下部クラッド層と上部クラッド層との図示を省略する。
コア12は、光導波路1における光の伝搬経路の両端である第1の端面13と第2の端面14とを備える。コア12では、第1の端面13と第2の端面14との間にて複数の導波モードの光が伝搬する。第1の端面13と第2の端面14とには、反射防止膜であるAR(Anti-Reflection)コーティングが施されている。図1では、ARコーティングの図示を省略する。
発光素子2は、半導体レーザである。発光素子2は、第1の端面13へ光15を入射させる。集光レンズ3は、第2の端面14からの光16を光ファイバ4へ収束させる。光ファイバ4は、集光レンズ3から入射した光16を伝搬させる。光ファイバ4は、シングルモードの光ファイバである。なお、光導波路1の半導体基板11、コア12およびクラッドの材料と形状とは、実施の形態1にて述べるものに限られず、任意であるものとする。光導波路1と、発光素子2と、集光レンズ3と、光ファイバ4との位置関係は、図1に示すものに限られず、任意であるものとする。
図1において、第1の端面13から第2の端面14へ向かう方向を、第1の方向であるz方向とする。z方向は、半導体基板11のうちコア12が設けられている側の面17に平行である。また、z方向に垂直、かつ面17に平行な方向であって図中矢印で示す方向を、第2の方向であるx方向とする。z方向とx方向とに垂直な方向であって図中矢印で示す方向を、第3の方向であるy方向とする。y方向は、面17に垂直な方向である。
x方向におけるコア12の幅は、単一の導波モードの光を伝搬させるシングルモードの光導波路の場合に比べて拡張されており、面17に平行な方向において複数の導波モードの光を伝搬可能とされている。また、y方向におけるコア12の高さは、シングルモードの光導波路の場合に比べて拡張されており、面17に垂直な方向において複数の導波モードの光を伝搬可能とされている。
実施の形態1において、z方向におけるコア12の長さLは、次の式(1)を満足する。
式(1)において、nは、コア12の屈折率を示すパラメータである。kは、コア12を伝搬する光の波数を示すパラメータである。実施の形態1では、kは、発光素子2から出射された光の真空中における波数である。真空中の波長をλとすると、k=2π/λが成り立つ。Nは、任意の自然数とする。
f(W,H)は、xとyとを変数とするある関数f(x,y)に、x=Wおよびy=Hが代入されたものとする。関数f(x,y)は、S,Tを任意の自然数として、Sx=Tyを満足するときのSxとTyとの最小値を表す。xとyとが整数である場合、関数f(x,y)の値はxとyとの最小公倍数となる。また、例を挙げると、x=0.5およびy=0,2である場合、S=2およびT=5であるときにSxとTyとは最小となり、f(0.5,0.2)=1.0となる。x=1.2かつy=1.8である場合、S=3およびT=2であるときにSxとTyとは最小となり、f(1.2,1.8)=3.6となる。
また、式(1)において、Wは、x方向におけるコア12の幅を示すパラメータである。Hは、y方向におけるコア12の高さを示すパラメータである。幅Wは、コア12を伝搬する光のエバネッセント成分が生じる範囲を含めた実効幅である。幅Wは、x方向において複数の導波モードの光のエバネッセント成分が生じる範囲を含めた仮想的な幅の平均値とする。高さHは、コア12を伝搬する光のエバネッセント成分が生じる範囲を含めた実効高さである。高さHは、y方向において複数の導波モードの光のエバネッセント成分が生じる範囲を含めた仮想的な幅の平均値とする。
式(1)は、長さLが、2knW/πの整数倍かつ2knH/πの整数倍の長さであることを表している。光回路10は、式(1)を満足することにより、光導波路1と発光素子2との位置ずれによる結合効率の低下を低減可能とする。
次に、光導波路1により結合効率の低下を低減可能となる原理を説明する。発光素子2からの光が光導波路1の第1の端面13へ入射すると、次の式(2)に示すように、光の電磁界分布φ(x,y,z)は、次数ごとの導波モードへ基底展開される。
式(2)において、φ(x,y)は、次数iの導波モードの電磁界分布を表す。βは、次数iの導波モードのz方向の伝搬係数である。aは、次数iの導波モードの振幅係数である。θは、次数iの導波モードの初期位相を示すパラメータである。jは、虚数単位を表す。
z方向の伝搬係数βと、x方向における波数kとの関係は、次の式(3)に示すように表される。
エバネッセント成分が生じる範囲を含めた実効幅を示す幅Wを用いると、次数iの導波モードにおいて、波数kはπ(i+1)/Wとなる。次数iの導波モードにおけるz方向の伝搬係数βとは、次の式(4−1)に示すように表される。式(4−2)は、テイラー展開を用いて式(4−1)を変形したものである。式(4−2)では、高次の項を省略する。
第1の端面13から長さLを伝搬した光の電磁界分布φ(x,y,L)は、上記の式(2)へ式(4−2)を代入して、次の式(5)に示すように表される。電磁界分布φ(x,y,L)は、長さLだけ光導波路1を伝搬したときの光の電磁界分布を表す。
式(5)において、各導波モードの全ての位相差が2πの整数倍である場合、全ての導波モードの光の位相関係が、第1の端面13への入射時と同じとなる。入射光と同じ光の分布が光導波路1の中に出現する。そのときの長さLの条件は、次の式(6)に示すように表される。
式(6)において、i,jは0以上の整数、Mは任意の整数である。式(6)は、入射光と同一のパターンの分布が出現する条件である。光導波路1には、入射光と対称なパターンの分布が出現しても良い。各導波モードの光の位相差が2π×Mではなくても良く、iが偶数であるときの導波モードである奇関数モードと、iが奇数であるときの導波モードである偶関数モード同士の位相差が全て2π×Mとなれば良い。したがって、奇関数モードと偶関数モードとの位相差が全て2π×M+πとなるように、長さLが定められれば良い。長さLは、次の式(7)に示すように表される。
光導波路1の長さLが式(7)を満たすとき、第2の端面14では、第1の端面13のx方向における光の分布が再現される。波動方程式は、変数分離が可能であるため、y方向についてもx方向と同様に考えることができる。エバネッセント成分が生じる範囲を含めた実効高さである高さHを用いると、長さLは、次の式(8)に示すように表される。
光導波路1の長さLが、式(7)に示される値の整数倍である場合も、第2の端面14では、第1の端面13のx方向における光の分布と同一あるいは対称なパターンが再現される。光導波路1の長さLが、式(8)に示される値の整数倍である場合も、第2の端面14では、第1の端面13のy方向における光の分布と同一あるいは対称なパターンが再現される。したがって、式(7)に示される値の整数倍、かつ式(8)に示される値の整数倍となるように長さLが定められる場合、すなわち長さLが式(1)を満足する場合に、光導波路1は、x方向とy方向とにおける光の分布と同一あるいは対称なパターンを再現できる。なお、式(1)は、長さLが、2knW/πの整数倍かつ2knH/πの整数倍である長さであることを表している。
発光素子2は、単峰性を持つ分布の光を出射する。第2の端面14では、単峰性を持つ光の分布が再現される。発光素子2と光導波路1との位置ずれに起因して、第1の端面13における光の分布に偏芯が生じた場合に、かかる偏芯を含む光の分布が第2の端面14に再現される。光回路10は、集光レンズ3と光ファイバ4とのアクティブな調芯により、偏芯を補正可能とする。これにより、光回路10は、結合効率の損失を低減できる。
比較例として、半導体基板に設けられたシングルモードの光導波路と発光素子とを直接光学的に結合させる場合、光導波路と発光素子との位置ずれ量が0.5μm程度となると、結合効率が−3dB程度より低下する。一方、マルチモードの光導波路が用いられる場合、例えば光導波路の幅が15μmである場合に、光導波路と発光素子との位置ずれ量が10μm程度となっても、発光素子の光はおよそ無損失で光導波路へ入射させることができる。
実施の形態1では、光導波路1は、第2の端面14にて、第1の端面13における単峰性を持つ光の分布と偏芯とを再現させる。第2の端面14から出射した光を集光レンズ3で集光させて、光ファイバ4へ光を入射させるときに、単峰性が確保できていれば、第2の端面14における光の出射位置のずれが10μm程度であっても、結合効率は−3dB程度となる。これにより、光回路10は、第1の端面13における光の入射位置について許容されるずれ量が10μmである場合と同様に、結合効率の損失を低減させる効果を得ることができる。
光回路10は、光導波路1と発光素子2の位置決め精度を緩和することができる。第1の端面13における発光素子2からの光の入射位置は、半導体基板11の製造時における結晶成長あるいは研磨の精度に依存してばらつきが生じ得る。また、第1の端面13における入射位置のばらつきは、光導波路1と発光素子2とを実装する際の実装位置精度にも依存して生じ得る。光導波路1と発光素子2の位置決め精度を緩和できることで、かかる半導体基板11の精度についても緩和することができる。
また、実施の形態1では、シングルモードの光導波路に比べて、コア12の幅と高さとが拡張されている。コア12のxy断面が大きくされていることで、エバネッセント成分が少なくなる。光導波路1は、シングルモードの光導波路に比べて、製造工程に起因する光導波路1の面の粗さが、光導波路1を伝搬する光へ及ぼす影響が少なくなる。これにより、光導波路1は、光導波路1を伝搬する際における光の損失を低減できる。
次に、長さLが式(1)を満足するときに、第1の端面13への入射光の分布が第2の端面14にて再現される作用効果について計算例を説明する。図2は、実施の形態1にかかる光導波路1についての伝搬シミュレーションによる光の電界分布の例を示す図である。ここでは、光導波路1は、SiおよびSiOを材料とするPLC(Planar Lightwave Circuit)の光導波路である。光導波路1のコア12の屈折率は1.466、クラッドの屈折率は1.46、コア12の幅Wおよび高さHは46.5μmとする。図2における縦軸はx方向の位置、横軸はz方向の位置を表す。光導波路1の第1の端面13へ入射する光は、半値全幅(Full Width at Half Maximum,FWHM)が15.0μmであるガウシアンビームとする。図2の説明にて、入射光の位置とは、ガウシアンのピークの位置を表す。電界分布のパターンを、適宜「フィールドパターン」と称することがある。
図2には、図中矢印で示す入射光の位置が、光導波路1のコア12の中心位置Oと一致している場合、すなわち入射光と中心位置Oとの間のずれ量が0μmである場合と、入射光と中心位置Oとのずれが5μm、7.5μm、10μmである場合とを示している。
図2によると、入射光の中心位置Oからのずれ量に関わらず、第1の端面13の位置P0からz方向へ9.68mm先の位置P1にて、位置P0におけるフィールドパターンに対称なフィールドパターンが出現している。また、位置P0からz方向へ19.36mm先の位置P2にて入射光と同じフィールドパターンが出現している。なお、実施の形態1では、x方向とz方向との関係と同様に、y方向とz方向との関係においても、入射光の中心位置Oからのずれ量にかかわらず、位置P0におけるフィールドパターンに対称なフィールドパターンが位置P1にて出現し、位置P0におけるフィールドパターンと同じフィールドパターンが位置P2にて出現する。
図3は、実施の形態1における光導波路1を伝搬する光の電界と入射光の電界との重なり積分の伝搬距離依存性を示す図である。図3における縦軸は重なり積分、横軸は第1の端面13の位置P0からのz方向における伝搬距離を表す。図3では、図2と同様に、入射光と中心位置Oとのずれ量が0μm、5μm、7.5μm、10μmである場合を示している。0μm、5μm、7.5μm、10μmの各伝搬距離依存性において、縦軸の上端は、重なり成分が入射時の100%であることを表す。
図3では、入射時におけるフィールドパターンと対称なフィールドパターンが再現される位置は明らかとなっていない。入射時におけるフィールドパターンと同じフィールドパターンが再現される位置は、0μm、5μm、7.5μm、10μmの各関係において、円で囲んで示すように、重なり積分の明確なピークとなって示されている。入射光の中心位置Oからのずれ量にかかわらず、位置P0からの距離が19.36mmの位置P2で、重なり積分が入射時の96%となり、最大となる。これは、入射時における光の96%が出射時にて得られることを示す。また、結合効率の損失は、入射光の強度の4%(−0.18dB)となり、最小となることを示す。
図4は、図2に示す伝搬シミュレーションにて計算された各次数iの導波モードの光のコア12における有効屈折率と、有効屈折率から算出された伝搬定数との例を示す図である。図4に示す全ての導波モードについての有効屈折率の平均から求めた実効導波路幅である幅Wを上記の式(7)に代入すると、入射時におけるフィールドパターンと同じフィールドパターンが再現される長さLは、19.34mmとなり上述の伝搬シミュレーションの結果とよく一致することがわかる。
この場合において、長さLのずれ量が±0.376mm程度の範囲内である場合に、図3に示す各伝搬距離依存性における重なり積分は、0.5以上となる。この場合に、光導波路1は、入射時における光の50%が出射時にて得られることとなり、実用上は問題がない。このことは、長さLが、上記の式(1)により得られる値から±2%の誤差を許容できることに相当する。したがって、光導波路1は、2knW/πの整数倍かつ2knH/πの整数倍の長さの0.98倍から1.02倍の範囲に含まれるように長さLが設定されることで、結合効率の損失を低減でき、高い結合効率を得ることが可能となる。
なお、コア12の幅Wおよび高さHと、コア12の屈折率と、クラッドの屈折率とは、上記のものには限られない。上記式(1)で求められる値、あるいは式(1)で求められる値の0.98倍から1.02倍の範囲内の値に長さLを設定可能であれば、幅Wと、高さHと、各屈折率とは任意に設定可能である。光導波路1は、PLCに含まれるものに限られず、PLC以外の光回路に含まれるものであっても良い。
光導波路1は、第1の端面13と第2の端面14との間に湾曲あるいは折り曲げを含むものであっても良い。この場合、z方向は、コア12の中心位置Oに沿った方向とする。光導波路1は、直線形状である場合のみならず、湾曲あるいは折り曲げを含む形状である場合も、結合効率の損失を低減でき、高い結合効率を得ることができる。
光導波路1は、コア12であるSiとクラッドであるSiOとを含めたPLCの光導波路である場合に限られない。光導波路1を構成する半導体基板11、コア12およびクラッドの材料は、SiあるいはSiOに限られず、半導体材料であるSiN、SiON、GaAs、InP、誘電体材料であるLiONb、あるいはポリマー材料であっても良い。
コア12の幅Wと高さHとは、W=m1×H、あるいはH=m2×Wの関係を満足するものであっても良い。m1とm2とは、任意の自然数とする。言い換えると、幅Wの二乗は、高さHの二乗の整数倍であるか、高さHの二乗は、幅Wの二乗の整数倍である。
例を挙げると、W=0.5およびH=0.2である場合、上述するようにf(0.5,0.2)=1.0となる。また、W=0.5およびH=0.25として、WがHの2倍である場合は、S=1およびT=2であるときにS×WとT×Hとは最小となり、f(0.5,0.25)=0.5となる。上記の式(1)より、f(W,H)が小さくなることで、長さLは小さくなる。このように、WをHの整数倍、あるいはHをWの整数倍とすることで、コア12の長さLを短く設計することができる。
次に、図5から図8を参照して、実施の形態1にかかる光回路10の変形例を説明する。各変形例では、第1の光学素子と第2の光学素子との組み合わせが、図1に示す例とは異なる。図5から図8では、y方向から光回路10を見た場合における第1の光学素子と、第2の光学素子と、光導波路1のコア12とを示し、半導体基板11の図示を省略する。また、図1に示す構成要素と共通の構成要素についての説明は、適宜省略する。
図5は、実施の形態1の変形例1にかかる光回路10の構成を示す図である。光回路10は、第1の光学素子である光ファイバ5と、第2の光学素子である集光レンズ3と光ファイバ4とを備える。光ファイバ5を通過した光15は、第1の端面13へ入射する。第2の端面14から出射した光16は、集光レンズ3を透過して、光ファイバ4へ入射する。
図6は、実施の形態1の変形例2にかかる光回路10の構成を示す図である。光回路10は、第1の光学素子である発光素子2と、第2の光学素子である光ファイバ4とを備える。変形例2の構成は、集光レンズ3が省略されている以外は、図1に示す構成と同様である。光ファイバ4と第2の端面14とは、直接光学的に結合されている。光導波路1からの光を直接光ファイバ4へ入射させることで、光回路10は、部品点数を削減でき、製造の容易化とコストの低減とを図り得る。
図7は、実施の形態1の変形例3にかかる光回路10の構成を示す図である。光回路10は、第1の光学素子である光ファイバ5と、第2の光学素子である受光素子6とを備える。受光素子6は、光を検出する素子であって、1つの例はフォトダイオード(Photodiode,PD)である。光ファイバ5を通過した光15は、第1の端面13へ入射する。第2の端面14から出射した光16は、受光素子6へ入射する。
図8は、実施の形態1の変形例4にかかる光回路10の構成を示す図である。光回路10は、第1の光学素子である発光素子2と、第2の光学素子である受光素子6とを備える。第2の端面14から出射した光16は、受光素子6へ入射する。変形例3と変形例4では、第2の端面14と受光素子6との間に集光レンズ3が設けられても良い。
このように、第1の光学素子は、発光素子2と光ファイバ5との一方を含む。第2の光学素子は、光ファイバ4と受光素子6との一方を含む。第2の光学素子は、第2の端面14と光ファイバ4との間の集光レンズ3を含んでも良い。光ファイバ4,5は、シングルモードとマルチモードとのいずれにより光を伝搬させるものであっても良い。第1の光学素子と第2の光学素子とは、光ファイバ4,5に代えて、光ファイバ以外の光導波路を含むものであっても良い。
実施の形態1によると、光導波路1は、第1の方向におけるコア12の長さLを、2knW/πの整数倍かつ2knH/πの整数倍である長さの0.98倍から1.02倍の範囲に含めたことで、結合効率の損失を低減可能とする。これにより、光導波路1は、光導波路1を含む機能部品での高い結合効率を実現できるという効果を奏する。光回路10は、光導波路1を含むことにより、高い結合効率を実現できる。
実施の形態2.
図9は、本発明の実施の形態2にかかる半導体レーザ20の構成を示す図である。半導体レーザ20は、光導波路1と、第1の端面13へ光を入射させる第1の光学素子である光増幅器21と、第2の端面14へ到達した光を受ける第2の光学素子であるミラー22とを備える。半導体レーザ20は、光導波路1を備える機能部品である。上記の実施の形態1と同一の部分には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
光増幅器21は、ある波長域の光を増幅して、増幅された光23を第1の端面13へ出射する。また、光増幅器21は、第1の端面13からの光23を受けて、受けた光23を増幅に利用する。光増幅器21は、電流注入あるいは光励起により光を増幅する。光増幅器21のうち第1の端面13に光学的に結合された端面25には、光導波路1からの光23の反射を低減するARコーティングが施されている。または、反射防止のための構造が端面25に設けられていても良い。反射防止のための構造の1つの例は、光23の主光線に対し傾けられた面を含む構造である。図9では、ARコーティングと、反射防止のための構造との図示を省略する。
光増幅器21は、端面25とは逆側の端面26に設けられた部分透過ミラーを備える。部分透過ミラーは、入射した光のうち一部の光を透過して、その他の光を反射する。光増幅器21は、部分透過ミラーを透過した光24を端面26から出射する。図9では、端面26に設けられた部分透過ミラーの図示を省略する。
1つの例では、ミラー22は、高反射性材料の層であって、第2の端面14に設けられている。ミラー22は、広い波長域の光について高い反射率を持つ。ミラー22の材料には、高反射性の金属材料である金、銀、あるいはアルミニウムが使用される。ミラー22は、第2の端面14への金属材料の蒸着により形成される。ミラー22の材料は、金属材料以外の高反射性材料であっても良い。ミラー22は、蒸着以外の手法により形成されたものであっても良い。なお、その他のミラー22の例については後述する。
光増幅器21の端面25から出射した光23は、第1の端面13へ入射する。第1の端面13から第2の端面14へ向けてコア12を伝搬した光は、第2の端面14に到達して、ミラー22で反射する。ミラー22で反射した光は、第2の端面14から第1の端面13へ向けてコア12を伝搬する。第1の端面13を出射した光23は、光増幅器21の端面25へ入射する。光増幅器21の内部を伝搬した光の一部は、部分透過ミラーで反射する。ミラー22と、光増幅器21の部分透過ミラーとの間を往復する光は、光増幅器21の内部で増幅される。半導体レーザ20は、増幅された光のうち光増幅器21の部分透過ミラーを透過した光24を出射する。
実施の形態2においても、長さLは、実施の形態1と同様に、上記の式(1)を満足するように設定されている。すなわち、長さLは、2knW/πの整数倍かつ2knH/πの整数倍である。あるいは、長さLは、2knW/πの整数倍かつ2knH/πの整数倍の長さの0.98倍から1.02倍の範囲に含まれるように設定されている。光導波路1は、結合効率の損失を低減でき、高い結合効率を得ることが可能となる。
実施の形態1と同様に、光導波路1の面の粗さが、光導波路1を伝搬する光へ及ぼす影響が少なくなることで、半導体レーザ20は、往復させる光の損失を低減でき、高い効率で光を出射できる。また、半導体レーザ20は、レーザ発振に必要な利得を少なくできることで、光増幅器21への電流供給を低減できる。これにより、半導体レーザ20は、消費電力を低減できる。なお、光導波路1の形状と材料とは、実施の形態1の場合と同様に、任意とする。また、実施の形態1の場合と同様に、コア12の幅Wの二乗が高さHの二乗の整数倍であるか、高さHの二乗が幅Wの二乗の整数倍であるようにしても良い。
ミラー22を高反射性材料の層とすることで、比較的容易かつ安価に、広い波長域の光について高い反射率を持つミラー22を形成できる。ミラー22は、高反射性材料の層であるものに限られない。ミラー22は、特定の波長域の光を選択的に反射する波長選択ミラーであっても良い。ミラー22は、特定の波長域の光以外の光を吸収あるいは透過する。波長選択ミラーには、反射型グレーティング、リング共振器、あるいはダイクロイックミラーが用いられる。波長選択ミラーであるミラー22が設けられることで、半導体レーザ20の発振波長を限定することができる。
次に、図10と図11とを参照して、実施の形態2にかかる半導体レーザ20の変形例を説明する。図10と図11とでは、y方向から半導体レーザ20を見た場合における第1の光学素子と、第2の光学素子と、光導波路1のコア12とを示し、半導体基板11の図示を省略する。
図10は、実施の形態2の変形例1にかかる半導体レーザ20の構成を示す図である。変形例1において、第1の光学素子は、光増幅器21と第1の端面13との間に設けられた光ファイバ5を含む。光増幅器21の端面25から出射した光23は、光ファイバ5へ入射する。光ファイバ5を通過した光23は、第1の端面13へ入射する。また、第1の端面13から出射した光23は、光ファイバ5を通過してから、光増幅器21の端面25へ入射する。
変形例1によると、半導体レーザ20は、光ファイバ5が設けられたことで、光増幅器21と光導波路1とを互いに離れた位置に設置することが可能となる。これにより、半導体レーザ20は、光増幅器21と光導波路1との配置の自由度を向上できる。
図11は、実施の形態2の変形例2にかかる半導体レーザ20の構成を示す図である。変形例2において、第2の光学素子は、ミラー27と受光素子6とを含む。ミラー27は、第2の端面14へ到達した光のうちの一部の光を透過して、その他の光を反射する部分透過ミラーである。
第1の端面13からコア12を伝搬して、第2の端面14へ入射した光は、ミラー27へ入射する。ミラー27を入射した光のうちの一部の光は、ミラー27で反射して、第1の端面13へ向けてコア12を伝搬する。ミラー27を透過した光28は、受光素子6へ入射する。受光素子6は、光28を検出する。半導体レーザ20は、受光素子6で検出された光28の強度から、光導波路1と光増幅器21との内部を往復している光の強度をモニタすることができる。ミラー27と受光素子6との間には、特定の波長域の光を透過する波長フィルタが設けられていても良い。これにより、半導体レーザ20は、発振波長をモニタすることができる。なお、変形例2においても、変形例1と同様に光ファイバ5が設けられていても良い。
実施の形態2によると、半導体レーザ20は、コア12の長さを、2knW/πの整数倍かつ2knH/πの整数倍である長さの0.98倍から1.02倍の範囲に含めたことで、結合効率の損失を低減可能とする。これにより、半導体レーザ20は、高い結合効率を実現できるという効果を奏する。
実施の形態3.
図12は、本発明の実施の形態3にかかる光回路である光合分波器30の構成を示す図である。光合分波器30は、波長域が異なる複数の光信号が伝搬する複数の第1の光導波路31と、多重波長信号が伝搬する第2の光導波路32と、複数の光信号から多重波長信号へ合波あるいは多重波長信号から複数の光信号へ分波させる光合分波部33とを備える。光合分波器30は、第1の光導波路31と、第2の光導波路32と、光合分波部33とを備える機能部品である。上記の実施の形態1と同一の部分には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
光合分波器30は、複数の第1の光導波路31の第1の端面13に光学的に結合された第1の光学素子である複数の発光素子2と、第2の光導波路32の第2の端面14に光学的に結合された第2の光学素子である集光レンズ3および光ファイバ4とを備える。複数の第1の光導波路31と第2の光導波路32とは、複数の導波モードの光を伝搬させるマルチモードの光導波路である。
光合分波部33は、複数の第1の光導波路31と第2の光導波路32との間に接続されたスラブ光導波路35と、スラブ光導波路35に形成され、複数の光信号を回折により反射して多重波長信号を出射、あるいは多重波長信号を回折により反射して複数の光信号を出射する反射型グレーティング34とを備える。スラブ光導波路35は、複数の導波モードの光を伝搬させるマルチモードの光導波路である。スラブ光導波路35は、クラッドである上部クラッド層と下部クラッド層との間に挟み込まれた平板状のコア12を備える。複数の第1の光導波路31の第2の端面14は、スラブ光導波路35に接続されている。第2の光導波路32の第1の端面13は、スラブ光導波路35に接続されている。複数の第1の光導波路31と、第2の光導波路32と、光合分波部33と、複数の発光素子2とは、半導体基板11上に設けられている。
図1の光導波路1と同様に、第1の光導波路31と第2の光導波路32とスラブ光導波路35は、複数の導波モードの光が伝搬するコア12とクラッドとを含む。光合分波器30は、SiおよびSiOを材料とするPLCとして構成されている。
光合分波器30は、波長域の異なる複数の光信号を多重化させる光合波器、および多重化された光信号を波長域の違いにより分割する光分波器のいずれとしても機能し得る光回路である。実施の形態3では、主に、光合分波器30が光合波器である場合を例とする。光分波器における光信号の入力および出力は、光合波器における光信号の入力および出力とは逆となる。
光合分波器30が光合波器である場合、複数の第1の光導波路31からスラブ光導波路35へ入射した光は、スラブ光導波路35内の複数の伝搬経路36を伝搬する。複数の伝搬経路36を伝搬した光は、反射型グレーティング34で反射して、第2の光導波路32の第1の端面13へ入射する。一方、光合分波器30が光分波器である場合、第2の光導波路32からスラブ光導波路35へ入射した光は、反射型グレーティング34で反射して、複数の伝搬経路36を伝搬する。複数の伝搬経路36を伝搬した光は、複数の第1の光導波路31の第2の端面14へ入射する。
実施の形態3において、発光素子2は、波長域が互いに異なる光信号を出射する4つの発光素子2A,2B,2C,2Dを含む。第1の光導波路31は、4つの発光素子2A,2B,2C,2Dからの波長域ごとの光信号が入射する4つの第1の光導波路31A,31B,31C,31Dを含む。複数の伝搬経路36は、4つの伝搬経路36A,36B,36C,36Dを含む。第1の光導波路31の数と発光素子2の数とは、4つである場合に限られず、2つ、3つ、あるいは5つ以上であっても良い。
図13は、図12に示す反射型グレーティング34の一部を拡大した図である。反射型グレーティング34は、スラブ光導波路35の側面に形成された鋸歯形状の回折格子構造である。複数の光信号の波長域を基に溝の形状が設定されることにより、反射型グレーティング34は、複数の伝搬経路36からの複数の光信号を反射して、第2の光導波路32の第1の端面13に集光する。これにより、光合分波部33は、複数の光信号を多重化させる。また、光分波を行う場合は、反射型グレーティング34は、多重波長信号を反射して、複数の光信号を複数の伝搬経路36へ振り分ける。これにより、光合分波部33は、多重波長信号を、複数の光信号へ分割する。
実施の形態3では、第1の光導波路31A,31B,31C,31Dの長さLは、次の式(9)を満足する。
式(9)において、Wは、第1の光導波路31A,31B,31C,31Dのコア12の幅を示すパラメータである。nは、コア12の屈折率を示すパラメータである。kは、コア12を伝搬する光の波数を示すパラメータである。実施の形態3では、kは、発光素子2から出射された光の真空中における波数である。真空中の波長をλとすると、k=2π/λが成り立つ。Mは、任意の自然数とする。
また、第2の光導波路32の長さLは、次の式(10)を満足する。
式(10)において、Wは、第2の光導波路32のコア12の幅を示すパラメータである。nは、コア12の屈折率を示すパラメータである。kaveは、発光素子2A,2B,2C,2Dから出射される光の真空中における波数kの平均である。Mは、任意の自然数とする。
式(9)および式(10)において、幅Wは、コア12を伝搬する光のエバネッセント成分が生じる範囲を含めた実効幅である。幅Wは、複数の導波モードの光のエバネッセント成分が生じる範囲を含めた仮想的な幅の平均値とする。
さらに、第1の光導波路31A,31B,31C,31Dと、光合分波部33と、第2の光導波路32とにおける複数の光信号の伝搬経路の長さL+Lslab+Lは、次の式(11)を満足する。長さL+Lslab+Lは、第1の光導波路31A,31B,31C,31Dの長さLと、伝搬経路36A,36B,36C,36Dの長さLslabと、第2の光導波路32の長さLとの和である。
式(11)において、Hは、第1の光導波路31A,31B,31C,31Dと、第2の光導波路32と、スラブ光導波路35とにおけるコア12の高さを示すパラメータである。nは、コア12の屈折率を示すパラメータである。kは、コア12を伝搬する光の波数を示すパラメータである。Mは、任意の自然数とする。高さHは、コア12を伝搬する光のエバネッセント成分が生じる範囲を含めた実効高さである。高さHは、複数の導波モードの光のエバネッセント成分が生じる範囲を含めた仮想的な幅の平均値とする。
式(9)に示されるように、長さLは、2knW/πの整数倍に設定されている。また、実施の形態1と同様に、±2%の誤差を許容しても実用上の問題がないことから、長さLは、2knW/πの整数倍の0.98倍から1.02倍の範囲に含まれるように設定されていても良い。
式(10)に示されるように、長さLは、2kavenW/πの整数倍に設定されている。また、実施の形態1と同様に、±2%の誤差を許容しても実用上の問題がないことから、長さLは、実施の形態1と同様に、2kavenW/πの整数倍の0.98倍から1.02倍の範囲に含まれるように設定されていても良い。
式(11)に示されるように、長さL+Lslab+Lは、2knH/πの整数倍に設定されている。また、実施の形態1と同様に、±2%の誤差を許容しても実用上の問題がないことから、長さL+Lslab+Lは、実施の形態1と同様に、2knH/πの整数倍の長さの0.98倍から1.02倍の範囲に含まれるように設定されていても良い。これにより、第1の光導波路31A,31B,31C,31Dと、第2の光導波路32と、スラブ光導波路35とは、結合効率の損失を低減でき、高い結合効率を得ることが可能となる。
複数の第1の光導波路31と第2の光導波路32とは、シングルモードの光導波路に比べて、コア12の幅と高さとが拡張されている。スラブ光導波路35は、シングルモードのスラブ光導波路に比べて、コア12の高さが拡張されている。コア12の幅と高さ、あるいは高さが拡張されていることで、エバネッセント成分が少なくなる。複数の第1の光導波路31と、第2の光導波路32と、スラブ光導波路35との面の粗さが、伝搬する光へ及ぼす影響が少なくなることで、光合分波器30は、合波あるいは分波させる光の損失を低減できる。
次に、長さL,Lslab,Lが上記の式(9),(10),(11)を満足することによる作用効果について説明する。長さLが式(9)を満足することで、面17に平行な方向について、各第1の光導波路31と各発光素子2との間の位置ずれにより生じた光の分布の偏芯が、各第1の光導波路31からスラブ光導波路35への入射位置にて再現される。単峰性を持つ光がスラブ光導波路35へ入射されることで、スラブ光導波路35から第2の光導波路32へ入射する光も単峰性を持つ。第2の光導波路32には、各発光素子2から出射した各波長域の単峰性を持つ光が、偏芯を含む分布を保存したまま入射される。
長さLが式(10)を満足することで、第2の光導波路32は、第1の光導波路31と同様に、第1の端面13における光の分布を第2の端面14にて再現させる。式(10)では、第2の光導波路32のコア12についての波数kaveを、複数の光信号についての波数kの平均とすることで、第2の光導波路32は、合波後の光について、光の分布を再現することができる。
一方、面17に垂直な方向については、式(11)を満足することで、各第1の光導波路31と各発光素子2との間の位置ずれにより生じた光の分布の偏芯が、第2の光導波路32の第2の端面14にて再現される。
これにより、光合分波器30は、面17に平行な方向と面17に垂直な方向とについて、各第1の光導波路31と各発光素子2との間の位置ずれにより生じた光の分布の偏芯を、第2の光導波路32の第2の端面14にて再現させることができる。光合分波器30は、集光レンズ3と光ファイバ4とのアクティブな調芯により、偏芯を補正可能とする。これにより、光合分波器30は、結合効率の損失を低減できる。
比較例として、半導体基板に設けられたシングルモードの光導波路と発光素子とを直接光学的に結合させる場合、光導波路と発光素子との位置ずれ量が0.5μm程度となると、結合効率が−3dB程度より低下する。一方、マルチモードの光導波路が用いられる場合、例えば光導波路の幅が15μmである場合に、光導波路と発光素子との位置ずれ量が10μm程度となっても、発光素子の光はおよそ無損失で光導波路へ入射させることができる。
実施の形態3では、光合分波器30は、第2の光導波路32の第2の端面14にて、第1の光導波路31の第1の端面13における単峰性を持つ光の分布と偏芯とを再現させる。第2の光導波路32の第2の端面14から出射した光を集光レンズ3で集光させて、光ファイバ4へ光を入射させるときに、単峰性が確保できていれば、第2の端面14における光の出射位置のずれが10μm程度であっても、結合効率は−3dB程度となる。これにより、光合分波器30は、第1の光導波路31の第1の端面13における光の入射位置について許容されるずれ量が10μmである場合と同様に、結合効率の損失を低減させる効果を得ることができる。
なお、複数の第1の光導波路31と第2の光導波路32とは、第1の端面13と第2の端面14との間に湾曲あるいは折り曲げを含むものであっても良い。複数の第1の光導波路31と第2の光導波路32とは、直線形状である場合のみならず、湾曲あるいは折り曲げを含む形状である場合も、結合効率の損失を低減でき、高い結合効率を得ることができる。スラブ光導波路35の形状は、図12に示す形状以外の形状であっても良い。
上記式(9),(10),(11)で求められる値、あるいは式(9),(10),(11)で求められる値の0.98倍から1.02倍の範囲内の値に長さL,Lslab,Lを設定可能であれば、コア12の幅Wおよび高さHと、コア12の屈折率と、クラッドの屈折率とは、任意に設定可能である。複数の第1の光導波路31と、第2の光導波路32と、スラブ光導波路35とは、コア12であるSiとクラッドであるSiOとを含めたPLCの光導波路である場合に限られない。複数の第1の光導波路31と、第2の光導波路32と、スラブ光導波路35との材料には、半導体材料であるSiN、SiON、GaAs、InP、誘電体材料であるLiONb、ポリマー材料のいずれが用いられていても良い。
複数の発光素子2は、半導体基板11に個別に形成されたものに限られず、1つの基板に集積されたものであっても良い。複数の発光素子2が集積されている場合、複数の発光素子2のすべてについて、第1の光導波路31との間に同じ量の位置ずれが生じることとなるため、複数の光信号について、第2の光導波路32の第2の端面14における偏芯量を揃えることが可能となる。
実施の形態1の変形例と同様に、光合分波器30は、第1の光学素子である光ファイバ5を備えても良く、集光レンズ3が省略されても良い。また、光合分波器30は、第2の光学素子である受光素子6を備えても良い。第1の光学素子は、発光素子2と光ファイバ5との一方を含む。第2の光学素子は、光ファイバ4と受光素子6との一方を含む。光ファイバ4,5は、シングルモードとマルチモードとのいずれにより光を伝搬させるものであっても良い。第1の光学素子と第2の光学素子とは、光ファイバ4,5に代えて、光ファイバ以外の光導波路を含むものであっても良い。
実施の形態3によると、光合分波器30は、2knW/πの整数倍である長さの0.98倍から1.02倍に含まれる長さの複数の第1の光導波路31と第2の光導波路32とを備える。また、複数の第1の光導波路31と、第2の光導波路32と、光合分波部33とにおける複数の光信号の伝搬経路の長さが、2knH/πの整数倍である長さの0.98倍から1.02倍の範囲に含まれる。このように複数の第1の光導波路31と、第2の光導波路32と、光合分波部33との伝搬経路の長さが設定されたことで、光合分波器30は、結合効率の損失を低減可能とする。これにより、光合分波器30は、高い結合効率を実現できるという効果を奏する。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 光導波路、2,2A,2B,2C,2D 発光素子、3 集光レンズ、4,5 光ファイバ、6 受光素子、10 光回路、11 半導体基板、12 コア、13 第1の端面、14 第2の端面、15,16,23,24,28 光、17 面、20 半導体レーザ、21 光増幅器、22 ミラー、25,26 端面、30 光合分波器、31,31A,31B,31C,31D 第1の光導波路、32 第2の光導波路、33 光合分波部、34 反射型グレーティング、35 スラブ光導波路、36,36A,36B,36C,36D 伝搬経路。

Claims (21)

  1. 第1の端面と第2の端面との間にて複数の導波モードの光が伝搬するコアを含み、
    前記第1の端面から前記第2の端面へ向かう方向である第1の方向に垂直な第2の方向における前記コアの幅をW、前記第1の方向と前記第2の方向とに垂直な第3の方向における前記コアの高さをH、前記コアの屈折率をn、前記コアを伝搬する光の波数をkとして、
    前記第1の方向における前記コアの長さは、2knW/πの整数倍かつ2knH/πの整数倍である長さの0.98倍から1.02倍の範囲に含まれる
    ことを特徴とする光導波路。
  2. 前記幅と前記高さとは、前記複数の導波モードの光のエバネッセント成分が生じる範囲を含めた前記コアの幅と高さとであることを特徴とする請求項1に記載の光導波路。
  3. 前記幅の二乗は、前記高さの二乗の整数倍であることを特徴とする請求項1または2に記載の光導波路。
  4. 前記高さの二乗は、前記幅の二乗の整数倍であることを特徴とする請求項1または2に記載の光導波路。
  5. 第1の端面と第2の端面との間にて複数の導波モードの光が伝搬するコアを含む光導波路を有し、
    前記第1の端面から前記第2の端面へ向かう方向である第1の方向に垂直な第2の方向における前記コアの幅をW、前記第1の方向と前記第2の方向とに垂直な第3の方向における前記コアの高さをH、前記コアの屈折率をn、前記コアを伝搬する光の波数をkとして、
    前記第1の方向における前記コアの長さは、2knW/πの整数倍かつ2knH/πの整数倍である長さの0.98倍から1.02倍の範囲に含まれる
    ことを特徴とする光回路。
  6. 前記第1の端面へ光を入射させる第1の光学素子と、
    前記第2の端面から出射された光を受ける第2の光学素子と
    を備えることを特徴とする請求項5に記載の光回路。
  7. 前記第1の光学素子は、発光素子を含むことを特徴とする請求項6に記載の光回路。
  8. 前記第1の光学素子は、光ファイバを含むことを特徴とする請求項6または7に記載の光回路。
  9. 前記第2の光学素子は、光ファイバを含むことを特徴とする請求項6から8のいずれか1つに記載の光回路。
  10. 前記第2の光学素子は、前記第2の端面と前記光ファイバとの間のレンズを含むことを特徴とする請求項9に記載の光回路。
  11. 前記第2の光学素子は、光を検出する受光素子を含むことを特徴とする請求項6から10のいずれか1つに記載の光回路。
  12. 第1の端面と第2の端面との間にて複数の導波モードの光が伝搬するコアを含む光導波路を有し、
    前記第1の端面から前記第2の端面へ向かう方向である第1の方向に垂直な第2の方向における前記コアの幅をW、前記第1の方向と前記第2の方向とに垂直な第3の方向における前記コアの高さをH、前記コアの屈折率をn、前記コアを伝搬する光の波数をkとして、
    前記第1の方向における前記コアの長さは、2knW/πの整数倍かつ2knH/πの整数倍である長さの0.98倍から1.02倍の範囲に含まれる
    ことを特徴とする半導体レーザ。
  13. 前記第1の端面へ光を入射させる第1の光学素子と、
    前記第2の端面へ到達した光を受ける第2の光学素子と
    を備えることを特徴とする請求項12に記載の半導体レーザ。
  14. 前記第1の光学素子は、前記第1の端面から出射した光を受けて、前記光導波路からの光を増幅させて出射する光増幅器を含み、
    前記第2の光学素子は、前記第2の端面へ到達した光を反射するミラーを含む
    ことを特徴とする請求項13に記載の半導体レーザ。
  15. 前記ミラーは、前記第2の端面に設けられた高反射性材料の層であることを特徴とする請求項14に記載の半導体レーザ。
  16. 前記ミラーは、特定の波長域の光を選択的に反射するミラーであることを特徴とする請求項14に記載の半導体レーザ。
  17. 前記ミラーは、前記第2の端面へ到達した光のうちの一部の光を透過して、その他の光を反射するミラーであって、
    前記第2の光学素子は、前記ミラーを透過した光を検出する受光素子を備えることを特徴とする請求項14または16に記載の半導体レーザ。
  18. 複数の導波モードの光が伝搬するコアを含み、波長域が異なる複数の光信号が伝搬する複数の第1の光導波路と、
    複数の導波モードの光が伝搬するコアを含み、多重化された前記複数の光信号である多重波長信号が伝搬する第2の光導波路と、
    前記複数の光信号から前記多重波長信号へ合波、あるいは前記多重波長信号から前記複数の光信号へ分波させる光合分波部と
    を含み、
    前記コアの幅をW、前記コアの高さをH、前記コアの屈折率をn、前記コアを伝搬する光の波数をkとして、
    前記複数の第1の光導波路の前記コアの長さと、前記第2の光導波路の前記コアの長さとは、2knW/πの整数倍である長さの0.98倍から1.02倍の範囲に含まれ、かつ
    前記複数の第1の光導波路と、前記第2の光導波路と、前記光合分波部とにおける前記複数の光信号の伝搬経路の長さが、2knH/πの整数倍である長さの0.98倍から1.02倍の範囲に含まれる
    ことを特徴とする光回路。
  19. 前記第2の光導波路の前記コアについての前記波数は、前記複数の光信号についての波数の平均であることを特徴とする請求項18に記載の光回路。
  20. 前記複数の第1の光導波路の第1の端面に光学的に結合された第1の光学素子と、
    前記第2の光導波路の第2の端面に光学的に結合された第2の光学素子と
    を備えることを特徴とする請求項18または19に記載の光回路。
  21. 前記光合分波部は、
    前記複数の第1の光導波路の第2の端面と前記第2の光導波路の第1の端面とに接続されたスラブ光導波路と、
    前記スラブ光導波路に形成され、前記複数の光信号を回折により反射して前記多重波長信号を出射、あるいは前記多重波長信号を回折により反射して前記複数の光信号を出射する反射型グレーティングと
    を備えることを特徴とする請求項18から20のいずれか1つに記載の光回路。
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