JP2002098847A - 光導波路素子および半導体レーザ装置 - Google Patents

光導波路素子および半導体レーザ装置

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JP2002098847A
JP2002098847A JP2000286507A JP2000286507A JP2002098847A JP 2002098847 A JP2002098847 A JP 2002098847A JP 2000286507 A JP2000286507 A JP 2000286507A JP 2000286507 A JP2000286507 A JP 2000286507A JP 2002098847 A JP2002098847 A JP 2002098847A
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optical waveguide
cladding layer
core
light emitting
semiconductor laser
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JP2000286507A
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Toshiaki Fukunaga
敏明 福永
Toshiro Hayakawa
利郎 早川
Toshiaki Kuniyasu
利明 国安
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光導波路素子に半導体発光素子を直接結合さ
せてその発振波長を選択、ロックする半導体レーザ装置
において、その光出力を十分に高める。 【解決手段】 基板31上に光導波路が形成されてなり、
この光導波路の端面に半導体発光素子が直接結合される
光導波路素子30において、光導波路のコア33の外側にこ
のコア33よりも低屈折率の第1クラッド31、36を形成
し、この第1クラッド31、36とコア33との間に、該第1
クラッド31、36とコア33の各屈折率の間の屈折率を有す
る第2クラッド32、34を形成した上で、コア33の幅を5
μm以上とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光導波路素子に関
し、さらに詳しくは、半導体発光素子と直接結合して用
いられる光導波路素子に関するものである。
【0002】また本発明は、このような光導波路素子と
半導体発光素子とが直接結合されてなる半導体レーザ装
置に関するものである。
【0003】
【従来の技術】従来より、Siまたは石英からなる基板
上に光導波路が形成されてなる光導波路素子が種々提供
されている。このような光導波路素子に光を入射させる
光源としては、半導体レーザ等の半導体発光素子が用い
られる場合も多く、その場合は特開平10−16116
5号や同10−254001号に示されるように、半導
体発光素子を光導波路素子の端面に直接結合させること
が広くなされている。
【0004】他方、例えば上記特開平10−25400
1号や特願2000−85973号、さらには特願20
00−85974号に示されるように、半導体発光素子
の発振波長を所定値に選択、ロックするための手法の1
つとして、いわゆる光フィードバックが知られている。
この光フィードバックは、半導体発光素子から発せられ
たレーザ光をグレーティング素子や狭帯域バンドパスフ
ィルタ等の波長選択素子を介して半導体発光素子に再入
射させ、選択された波長で半導体発光素子を発振させる
技術である。
【0005】この光フィードバックを行なうための上記
グレーティング素子としては、バルク型のグレーティン
グやファイバーグレーティングが用いられることが多い
が、前述したような光導波路素子において光導波路に沿
ってグレーティングを形成してなるものを用いることも
できる。すなわち、そのような構成の光導波路素子にお
いては、光導波路を伝搬する導波光のうちグレーティン
グ周期から定まる特定波長の光のみがグレーティングで
回折するので、例えばこのグレーティングで反射回折し
た光が半導体発光素子に戻るようにしておけば、半導体
発光素子の発振波長を所定値に選択、ロックすることが
可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来は、上記構成の光
導波路素子に半導体発光素子を直接結合させてその発振
波長を選択、ロックするようにした半導体レーザ装置に
おいては、その光出力を高めるのが困難であるという問
題が認められていた。例えば、基本横モード発振させる
場合において、光出力は最大でも300mW程度にとど
まっていた。
【0007】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
であり、光導波路素子に半導体発光素子を直接結合させ
てその発振波長を選択、ロックするようにした半導体レ
ーザ装置において、その光出力を十分に高めることを目
的とする。
【0008】また本発明は、そのような高出力の半導体
レーザ装置を実現する光導波路素子を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による光導波路素
子は、前述したように例えばSiや石英からなる基板上
に光導波路が形成されてなり、この光導波路の端面に半
導体発光素子が直接結合される光導波路素子において、
光導波路のコアの外側にこのコアよりも低屈折率の第1
クラッドが形成され、この第1クラッドと前記コアとの
間に、該第1クラッドとコアの各屈折率の間の屈折率を
有する第2クラッドが形成され、その上で、上記コアの
幅が5μm以上とされていることを特徴とするものであ
る。
【0010】なお、この本発明による光導波路素子にお
いては、前記コアとなる層の上下にそれぞれ上部第2ク
ラッド層、下部第2クラッド層が形成され、これらの上
部第2クラッド層、下部第2クラッド層の各々の外側に
上部第1クラッド層、下部第1クラッド層が形成される
のが望ましい。
【0011】また上記コアの屈折率は1.75〜2.3
の範囲に、上部第2クラッド層および下部第2クラッド
層の屈折率は1.48〜1.52の範囲に、上部第1ク
ラッド層および下部第1クラッド層の屈折率は1.4〜
1.47の範囲にあることが望ましい。
【0012】また、本発明の光導波路素子を構成するコ
アは、Si 、TiO、Ta およびZ
rO のうちのいずれかから形成され、第2クラッド
層はSiONおよびSiOのうちのいずれかから形成
され、そして第1クラッド層はSiO・GeO
ら形成されるのが望ましい。
【0013】他方、本発明の光導波路素子にあっては、
前記光導波路における導波光の電界分布が、前記半導体
発光素子の光導波路入射側端面における光強度分布と略
等しいことが望ましい。また、上記光導波路の端面に
は、無反射コートが形成されるのが望ましい。
【0014】また前記上部第2クラッド層には、その表
面において、前記コアの延びる方向に沿って周期的に繰
り返す凹凸からなり、半導体発光素子の発振波長を選択
するグレーティングが形成されることが望ましい。
【0015】あるいは、そのような凹凸からなるグレー
ティングを形成する代わりに、前記上部第2クラッド層
および下部第2クラッド層に、その屈折率が前記コアの
延びる方向に沿って周期的に変えられてなり、前記半導
体発光素子の発振波長を選択するグレーティングが形成
されてもよい。
【0016】他方、本発明による半導体レーザ装置は、
上述のようなグレーティングが形成された光導波路素子
と半導体発光素子とが直接結合されてなる半導体レーザ
装置であって、前記半導体発光素子から発せられた後、
前記グレーティングで波長選択された光が該半導体発光
素子にフィードバックされる構成を有することを特徴と
するものである。
【0017】上記構成を有する本発明の半導体レーザ装
置は、固体レーザの励起用光源や、さらには希土類ドー
プ光ファイバ増幅器の励起用光源として用いられるのが
望ましい。
【0018】
【発明の効果】本発明による光導波路素子は、光導波路
のコアの外側にこのコアよりも低屈折率の第1クラッド
を形成し、そしてこの第1クラッドとコアとの間に、該
第1クラッドとコアの各屈折率の間の屈折率を有する第
2クラッドを形成したことにより、直接結合された半導
体発光素子と光導波路とのモードマッチングを良好に取
ることも容易となる。
【0019】その上で、コアの幅を5μm以上としたこ
とにより、光導波路において光を横マルチモードで導波
させることが可能となるので、高強度の光を導波させる
ことができ、ひいては、この光導波路素子と半導体発光
素子が直接結合されてなる光半導体レーザ装置の光出力
を、300mWを上回る程度まで十分に高めることがで
きる。
【0020】また本発明による光導波路素子のうち特
に、光導波路における導波光の電界分布が、半導体発光
素子の光導波路入射側端面における光強度分布と略等し
くなるように形成されたものにおいては、それら両素子
間の光結合を特に強くすることができ、この点からも該
光導波路素子と半導体発光素子が直接結合されてなる光
半導体レーザ装置の光出力が向上する。
【0021】また、本発明による光導波路素子のうち特
に、特に第2クラッド等に半導体レーザの発振波長を選
択するグレーティングを形成して、このグレーティング
で波長選択された光が半導体発光素子にフィードバック
される構成としたものを適用した本発明の半導体レーザ
装置においては、フィードバック光量が十分に確保され
ることから、高出力化を実現可能となる。
【0022】上述の構成を有する本発明の半導体レーザ
装置が希土類ドープ光ファイバ増幅器の励起用光源とし
て用いられた場合は、高出力の励起光が得られることか
ら、増幅率を向上させることが可能になる。
【0023】また、上述の構成を有する本発明の半導体
レーザ装置が固体レーザの励起用光源として用いられた
場合は、高出力の励起光が得られることから、高強度の
固体レーザビームを発生させることが可能になる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は、本発明の第1の実施形態
による光導波路素子30の平面形状を示すものであり、ま
た図2および図3はそれぞれ、図1のA−A線、B−B
線に沿った側断面形状、立断面形状を示すものである。
これらの図を参照して、本実施形態の光導波路素子30を
その作製方法とともに説明する。
【0025】まず、下部第1クラッド層となる石英基板
31の上にプラズマCVD法により、GeドープのSiO
膜(下部第2クラッド層)32、Siコア膜33、
GeドープのSiO膜(上部第2クラッド層)34を形
成し、さらにその上に図示外のレジストを塗布する。次
いで通常のリソグラフィーによりこのレジストを、10
0μm程度の一定の幅で基板幅方向中央部に残るように
パターニングする。
【0026】次にこのレジストをマスクとしてドライエ
ッチングにより、下部第2クラッド層32、Si
ア膜33および上部第2クラッド層34を、石英基板31が露
出するまでエッチングしてストライプ状パターンを形成
する。次いで上記レジストを除去後、プラズマCVD法
によりストライプ状パターンをSiO膜(上部第1ク
ラッド層)36で埋め込む。
【0027】引き続き、位相差マスクを利用して、上記
ストライプ状パターンを構成している下部第2クラッド
層32および上部第2クラッド層34の所定領域だけに2光
束のコヒーレントな紫外線による干渉露光を行ない、こ
れらの第2クラッド層32および34に回折格子(グレーテ
ィング)37を形成する。この回折格子37の周期は、所望
の半導体レーザ発振波長を、導波路の等価屈折率を2倍
した値で割った値とする。次いでこの試料を切断した
後、両端面を研磨し、それらの端面に無反射コート38を
形成すると本実施形態の光導波路素子30が完成する。
【0028】本実施形態では、上述のようにパターニン
グしたレジストをマスクとして、下部第2クラッド層3
2、Siコア膜33および上部第2クラッド層34を
エッチングしているので、Siコア膜33の幅、つ
まり図3における左右方向の寸法は100μm程度とな
っている。
【0029】以上の説明から明らかなように本実施形態
の光導波路素子30は、Siコア膜33の上下にそれ
ぞれSiO上部第2クラッド層34、SiO下部第2
クラッド層32が形成され、これらの第2クラッド層34、
32の各々の外側にSiO上部第1クラッド層36、下部
第1クラッド層(石英基板)31が形成されてなるもので
ある。ここで各層の屈折率はSiコア膜33が1.
9、第2クラッド層34および32がそれよりも小さい1.
48、上部第1クラッド層36および下部第1クラッド層
(石英基板)31がさらに小さい1.45である。
【0030】なお本実施形態では、コア膜33をSi
から形成しているが、コア膜の材料はそれに限られ
るものではなく、その他の材料を用いることもできる。
このコア膜の材料として、一般には屈折率が1.75〜
2.3の範囲にある材料を用いるのが望ましく、具体的
にそのような材料としてはTiO、Taおよ
びZrO 等が挙げられる。この材料に関する点は、
次に説明する第2実施形態においても同様である。
【0031】次に、本発明の別の実施形態について説明
する。図4は、本発明の第2の実施形態による光導波路
素子40の平面形状を示すものであり、また図5および図
6はそれぞれ、図4のC−C線、D−D線に沿った側断
面形状、立断面形状を示すものである。これらの図を参
照して、本実施形態の光導波路素子40をその作製方法と
ともに説明する。
【0032】まず、下部第1クラッド層となる石英基板
41の上にプラズマCVD法により、GeドープのSiO
膜(下部第2クラッド層)42、Siコア膜43、
GeドープのSiO膜(上部第2クラッド層)44を形
成し、さらにその上に図示外のレジストを塗布する。
【0033】その後、通常の干渉露光法により、上記レ
ジストの所定領域に周期パターンを形成し、この周期パ
ターン化したレジストを用いてドライまたはウェットエ
ッチングにより、上部第2クラッド層44の表面部分に回
折格子(グレーティング)47を形成する。この回折格子
47の周期は、所望の半導体レーザ発振波長を、導波路の
等価屈折率を2倍した値で割った値とする。
【0034】次いで上記周期パターン化したレジストを
除去した後、別の図示外のレジストを第2クラッド層44
の上に塗布する。その後、通常のリソグラフィーにより
このレジストを、100μm程度の一定の幅で基板幅方
向中央部に残るようにパターニングする。
【0035】次にこのレジストをマスクとしてドライエ
ッチングにより、下部第2クラッド層42、Si
ア膜43および上部第2クラッド層44を、石英基板41が露
出するまでエッチングする。次いで上記レジストを除去
後、プラズマCVD法によりストライプ状パターンをS
iO膜(上部第1クラッド層)46で埋め込む。次いで
この試料を切断した後、両端面を研磨し、それらの端面
に無反射コート48を形成すると本実施形態の光導波路素
子40が完成する。
【0036】以上の説明から明らかなように本実施形態
の光導波路素子40は、Siコア膜43の上下にそれ
ぞれSiO上部第2クラッド層44、SiO下部第2
クラッド層42が形成され、これらの第2クラッド層44、
42の各々の外側にSiO上部第1クラッド層46、下部
第1クラッド層(石英基板)41が形成されてなるもので
ある。なお各層の屈折率は、Siコア膜43が1.
9、第2クラッド層44および42がそれよりも小さい1.
48、上部第1クラッド層46および下部第1クラッド層
(石英基板)41がさらに小さい1.45である。
【0037】本実施形態でも、上述のようにパターニン
グしたレジストをマスクとして、下部第2クラッド層4
2、Siコア膜43および上部第2クラッド層44を
エッチングしているので、Siコア膜43の幅、つ
まり図6における左右方向の寸法は100μm程度とな
っている。
【0038】次に図7を参照して、本発明の第3の実施
形態による半導体レーザ装置60について説明する。この
半導体レーザ装置60は、一例として図1〜3に示した光
導波路素子30と、マスター光源としての半導体発光素子
10とから構成されたものである。
【0039】ここで、上記半導体発光素子10の立断面形
状を示す図8を参照して、該半導体発光素子10をその作
製方法とともに説明する。なお、同図の(2)が半導体発
光素子10の完成状態を示しており、同図(1)はその作製
途中の状態を示している。
【0040】まず有機金属気相成長法によりn−GaA
s基板1上に、n-In0.49Ga0.51P下部ク
ラッド層2、nあるいはi−Inx2Ga1−x2As
1− y2y2下部光導波層3(x2≒0.49y2±0.01、0
≦x2≦0.3)、圧縮歪In Ga1−x3As
1−y3y3量子井戸活性層4(0<x3≦0.4,0≦y3
≦0.1)、pあるいはi−Inx2Ga1−x2As
1−y2y2上部光導波層5、p−In0.49Ga
0.51P上部第1クラッド層6(厚み:10nm程
度)、GaAsエッチング阻止層7(厚み:10nm程
度)、n−In0.49Ga .51P電流狭窄層8
(厚み:1μm程度)、n−GaAsキャップ層9(厚
み:10nm程度)を積層する。この上にSiO 膜11
を形成し、レジストを塗布する。その後通常のリソグラ
フィーによりこのレジストを、〈011〉方向に100
μm程度の幅のストライプ領域に亘って除去し、n−G
aAsキャップ層9を溝底面に露出させた後、レジスト
を除去する。図8(1)は、以上までの状態を示してい
る。
【0041】次に、上記SiO 膜11をマスクとし
て、硫酸系エッチャントでGaAsキャップ層9をエッ
チングし、引き続き塩酸系エッチャントで、n−In
0.49Ga0.51P電流狭窄層8をエッチングする
ことによりp-GaAsエッチング阻止層7を露出させ
る。
【0042】引き続き、SiO 膜11をフッ酸系のエ
ッチャントで除去し、次いで硫酸系のエッチャントで、
n−GaAsキャップ層9と溝の底面部分にあるp-Ga
Asエッチング阻止層7を除去する。その後、p−Al
0.48Ga0.52As上部第2クラッド層12、p-
GaAsコンタクト層13を形成する。次にp側電極14を
形成し、その後基板1の研磨を行なってからn側電極1
5を形成する。その後、試料をへき開して形成した共振
器面に低反射コート16、無反射コート17(これらのコー
ト16および17については図7参照)を形成し、次いでチ
ップ化すると半導体発光素子10が完成する。
【0043】なお、上記の層構成では、ストライプ部と
電流狭窄層8に垂直方向の等価屈折率段差が0.002
から0.015となるように、光導波層3、5の組成と
厚みとを選択する。
【0044】また上記の例では、GaAs基板1はn型
の導電性のもので記述しているが、p型の導電性の基板
を用いてもよく、この場合上述したすべての導電性を反
対にすれば良い。また、p−Al0.48Ga0.52
As上部第2クラッド層12を成長する前に、p−In
Ga1−xP層を10nm程度積層しても良い。n−G
aAsキャップ層9は積層しなくてもよい。さらに、こ
のn−GaAsキャップ層9の導電性はp型でもよい。
【0045】以上のようにして作製された半導体発光素
子10は、図7に示す通り、図1に示した光導波路素子30
と直接結合されて、半導体レーザ装置60を構成する。こ
の直接結合は、光導波路素子30のコア膜33の端面と、半
導体発光素子10の量子井戸活性層4を含むストライプ部
分の後端面(図7中の左端面で、無反射コート17が形成
された側の端面)とが密接、あるいは微小距離をおいて
近接する状態にして、両素子30、10を固定することによ
ってなされる。なお半導体発光素子10は、図示外の銅製
のヒートシンクにマウントされ、ペルチェ素子により冷
却されて、所定温度に保たれる。
【0046】半導体発光素子10の上記後端面からは、い
わゆる後方出射光が出射する。この後方出射光は光導波
路素子30のコア膜33(図2参照)に入射し、そこを導波
モードで伝搬する。このとき回折格子37において、回折
格子周期ΛとΛ=λ/2n ff (neff は光導波
路素子30の光導波路の実効屈折率)の関係を満たす特定
波長λの光のみが選択的に反射回折し、その回折した後
方出射光が半導体発光素子10にフィードバックされる。
【0047】この光フィードバックがなされることによ
り半導体発光素子10の発振波長は、上記の選択された波
長λにロックされる。そして半導体発光素子10の前端
面、つまり図7中の右端面からは、この波長λのレーザ
光61が出射する。
【0048】先に述べた通り、光導波路素子30のSi
コア膜33の幅を100μm程度と、5μm以上に設
定したことにより、光導波路において光を横マルチモー
ドで導波させることが可能となるので、高強度の光を導
波させることができる。したがって、該光導波路素子30
から半導体発光素子10へのフィードバック光量を十分に
確保して、半導体レーザ装置60の光出力を、300mW
を上回る程度まで十分に高めることができる。
【0049】次に図9を参照して、本発明の第4の実施
形態による半導体レーザ装置60’について説明する。な
おこの図9において、図7中の要素と同等の要素には同
番号を付してあり、それらについての説明は特に必要の
ない限り省略する(以下、同様)。
【0050】この半導体レーザ装置60’は、図7に示し
た半導体レーザ装置60と比較すると、用いられている半
導体発光素子10’が異なり、さらに、この半導体発光素
子10’の前端面側に光導波路素子30が直接固定されてい
る点で異なるものである。すなわち、ここで用いられて
いる半導体発光素子10’は、前端面に無反射コート17が
形成される一方、後端面に高反射コート18が形成され、
その他の部分は図7の半導体発光素子10と同様に構成さ
れてなるものである。
【0051】この半導体レーザ装置60’において、半導
体発光素子10’の前端面から出射した光は光導波路素子
30のコア膜33(図2参照)に入射し、そこを導波モード
で伝搬する。このとき回折格子37において、回折格子周
期ΛとΛ=λ/2neff(neff は光導波路素子3
0の光導波路の実効屈折率)の関係を満たす特定波長λ
の光のみが選択的に反射回折し、その回折した光が半導
体発光素子10にフィードバックされる。
【0052】この光フィードバックがなされることによ
り半導体発光素子10’の発振波長は、上記の選択された
波長λにロックされる。そして半導体発光素子10’の前
端面(図9中の右端面)からこの波長λのレーザ光61が
出射し、該レーザ光61は光導波路素子30を導波してその
前端面から出射する。なお、半導体発光素子10’の後端
面側に進行した波長λのレーザ光61は高反射コート18で
反射して折り返し、前端面から出射する。
【0053】この場合も、光導波路素子30のSi
コア膜33の幅を100μm程度と、5μm以上に設定し
たことにより、光導波路において光を横マルチモードで
導波させることが可能となるので、高強度の光を導波さ
せることができる。したがって、該光導波路素子30から
半導体発光素子10’へのフィードバック光量を十分に確
保して、半導体レーザ装置60の光出力を、300mWを
上回る程度まで十分に高めることができる。
【0054】次に図10を参照して、本発明の第5の実
施形態による半導体レーザ装置70と、それを用いた希土
類ドープ光ファイバ増幅器について説明する。この図1
0に概略構成を示す希土類ドープ光ファイバ増幅器は、
本発明による半導体レーザ装置70を、光増幅ファイバ71
の励起用光源として用いたものである。
【0055】上記半導体レーザ装置70は、基本的には図
9に示した半導体レーザ装置60’と同様に、半導体発光
素子20およびその前端面側に直接固定された光導波路素
子30から構成されたものである。幅広の発振領域を有す
る半導体発光素子20の端面のコートは、図9の半導体発
光素子10’と同様に、前端面が無反射コート、後端面が
高反射コートとされている。
【0056】一方光増幅ファイバ71は、コア72の外側の
第1クラッド73の外側に第2クラッド74を有するダブル
クラッド構造となっている。そしてコア72には波長λs
の信号光を受けて発光する第1元素が添加され、第1ク
ラッド73には、波長λpの励起光により励起されて上記
第1元素を励起する波長λbの励起光を発する第2元素
が添加されている。なお、コア72の屈折率は第1クラッ
ド73より高く、第1クラッド73の屈折率は第2クラッド
74の屈折率より高く設定されている。
【0057】シングルモード光ファイバ75により伝送さ
れる信号光L1は、コリメータレンズ76によってほぼ平
行光束とされ、誘電体多層膜を有するビームスプリッタ
77を透過し、集光レンズ78により集光されて、ダブルク
ラッド光増幅ファイバ71のコア72に入射する。
【0058】一方半導体レーザ装置70からは、光導波路
素子30の作用によって波長がほぼ単一化された励起光L
2が出射する。この励起光L2は集光レンズ79で集光さ
れ、誘電体多層膜ミラー80を透過して、コア径の大きな
マルチモード光ファイバ81に入射する。なお誘電体多層
膜ミラー80は、励起光L2を透過させる一方、光増幅フ
ァイバ71の第1クラッド73の第2元素が発する波長λb
の光を反射するように形成されている。
【0059】マルチモード光ファイバ81から出射した励
起光L2は、コリメータレンズ82によってほぼ平行光束
とされ、その光路に対して45°に傾いた上記ビームス
プリッタ77で反射して、集光レンズ78に入射する。励起
光L2はこの集光レンズ78により集光されて、ダブルク
ラッド光増幅ファイバ71の第1クラッド73に入射し、該
第1クラッド73に添加されている第2元素を励起する。
【0060】これによって第2元素から発せられた波長
λbの光は、より屈折率の高いコア72に移行して、この
コア72の第1元素を励起する。この第1元素を励起する
光は、前記誘電体多層膜ミラー80および、ダブルクラッ
ド光増幅ファイバ71の前方側に配された誘電体多層膜ミ
ラー84において反射するので、ダブルクラッド光増幅フ
ァイバ71内に効率的に閉じ込められ、コア72の第1元素
が効率良く励起される。それにより反転分布が形成さ
れ、誘導放出により信号光L1が増幅される。
【0061】ここで、上記励起光L2の波長を、上記第
2元素の励起波長のピークに合うように設定しておくこ
とにより、より効率的に光増幅を行なうことができる。
光増幅された信号光L1は、コリメータレンズ85によっ
てほぼ平行光束とされ、集光レンズ86により集光されて
シングルモード光ファイバ87のコア88に入射し、伝送さ
れる。
【0062】半導体レーザ装置70は、前述した通り光導
波路素子30の作用により、十分に高い光出力が得られる
ものである。このような半導体レーザ装置70を用いたこ
とにより、本希土類ドープ光ファイバ増幅器において
は、励起光L2の出力を十分に高めて、増幅率を向上さ
せることが可能になる。
【0063】次に図11を参照して、本発明の第6の実
施形態による半導体レーザ装置100と、それを用いた固
体レーザについて説明する。この図11に概略構成を示
す固体レーザは、本発明による半導体レーザ装置100を
固体レーザ媒質を励起する励起用光源として用いたもの
である。
【0064】上記半導体レーザ装置100は、基本的には
図9に示した半導体レーザ装置60’と同様に、半導体発
光素子25およびその前端面側に直接固定された光導波路
素子30から構成されたものである。幅広の発振領域を有
する半導体発光素子25の端面のコートは、図9の半導体
発光素子10’と同様に、前端面が無反射コート、後端面
が高反射コートとされている。
【0065】この固体レーザは、光導波路素子30の作用
によって波長がほぼ単一化された励起光L3を出射する
高出力半導体レーザ装置100と、該半導体レーザ装置100
から出射した励起光L3を集光する集光レンズ102と、
集光された励起光L3によって励起される固体レーザ媒
質であるNd:YAG結晶103と、この固体レーザ結晶1
03の前方側に配された凹面鏡からなる出力ミラー104と
から構成されている。なお半導体レーザ装置100および
Nd:YAG結晶103は、図示外のペルチェ素子により
所定温度に温度調節されている。
【0066】上記固体レーザ結晶103は、後端面つまり
半導体レーザ装置100側の端面に、波長809nmの励起光
L3に対して無反射となり、かつ後述する波長946nm
の固体レーザ発振光L4に対して高反射となるコート膜
105を備えている。また出力ミラー104の凹面には、励起
光L3に対して高反射となり、かつ固体レーザ発振光L
4に対して無反射となるコート膜109が形成されてい
る。固体レーザの共振器は、これらの固体レーザ結晶10
3と出力ミラー104とによって構成される。
【0067】半導体レーザ装置100から発せられた波長8
09nmの発振光、つまり励起光L3は集光レンズ102に
より集光されてNd:YAG結晶103の内部で収束し、
該Nd:YAG結晶103を励起する。励起されたNd:
YAG結晶103から発せられた波長946nmの光は上記共
振器において共振し、発振した波長946nmの固体レー
ザビームL4が得られる。
【0068】この固体レーザビームL4は出力ミラー10
4から出射し、その一部がビームスプリッタ106を透過し
て所定の用途に使用される。また固体レーザビームL4
の一部はビームスプリッタ106で反射して分岐され、受
光素子107に受光される。この受光素子107が出力する光
検出信号は、半導体発光素子25への供給電流を制御する
制御回路にフィードバックされ、固体レーザビームL4
の光強度が一定となるようにこの供給電流を制御するい
わゆるAPC(automatic power control)のために利用
される。
【0069】半導体レーザ装置100は、前述した通り光
導波路素子30の作用により、十分に高い光出力が得られ
るものである。このような半導体レーザ装置100を用い
たことにより、本固体レーザにおいては、励起光L3の
出力を十分に高めて、高強度の固体レーザビームL4を
発生させることが可能になる。
【0070】次に図12を参照して、本発明による半導
体レーザ装置を用いた第2高調波発生固体レーザについ
て説明する。この図12に概略構成を示す第2高調波発
生固体レーザは、図11の装置で用いられたものと同様
の半導体レーザ装置100を励起用光源として用いたもの
であり、共振器内に非線形光学材料であるKNbO
晶110が配設された以外は、基本的に図11に示した固
体レーザと同様に形成されている。
【0071】なお半導体レーザ装置100、Nd:YAG
結晶103およびKNbO結晶110は、図示外のペルチ
ェ素子により所定温度に温度調節されている。
【0072】固体レーザ結晶103は、後端面つまり半導
体レーザ装置100側の端面に、波長809nmの励起光L3
に対して無反射となり、かつ波長946nmの固体レーザ
発振光L4および後述する波長473nmの第2高調波L
5に対して高反射となるコート膜115を備えている。ま
た出力ミラー104の凹面には、励起光L3および固体レ
ーザ発振光L4に対して高反射となり、かつ上記第2高
調波L5に対して無反射となるコート膜119が形成され
ている。固体レーザの共振器は、これらの固体レーザ結
晶103と出力ミラー104とによって構成される。
【0073】この第2高調波発生固体レーザにおいて
は、図11の装置におけるのと同様にして発生した波長
946nmの固体レーザビームL4が基本波としてKNb
結晶110に入射し、該KNbO結晶110により波
長が1/2つまり473nmの第2高調波L5に変換され
る。
【0074】この第2高調波L5は出力ミラー104から
出射し、その一部がビームスプリッタ106を透過して所
定の用途に使用される。また第2高調波L5の一部はビ
ームスプリッタ106で反射して分岐され、受光素子107に
受光される。この受光素子107が出力する光検出信号
は、半導体発光素子25への供給電流を制御する制御回路
にフィードバックされ、第2高調波L5の光強度が一定
となるようにこの供給電流を制御するいわゆるAPC
(automatic power control)のために利用される。
【0075】半導体レーザ装置100は、前述した通り光
導波路素子30の作用により、十分に高い光出力が得られ
るものである。このような半導体レーザ装置100を用い
たことにより、本第2高調波発生固体レーザにおいて
は、励起光L3の出力を十分に高めて、高強度の固体レ
ーザビームL4を発生させ、ひいては高強度の第2高調
波L5を発生させることが可能になる。
【0076】なお本発明の光導波路素子および半導体レ
ーザ装置は、以上説明した実施形態に限らず、その他ア
レイ型半導体レーザや光集積回路等の実装にも対応でき
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態による光導波路素子の
概略平面図
【図2】図1の光導波路素子の概略側断面図
【図3】図1の光導波路素子の概略立断面図
【図4】本発明の第2の実施形態による光導波路素子の
概略平面図
【図5】図4の光導波路素子の概略側断面図
【図6】図4の光導波路素子の概略立断面図
【図7】本発明の第3の実施形態による半導体レーザ装
置の概略平面図
【図8】図7の半導体レーザ装置を構成する半導体発光
素子の作製途中の状態(1)と、完成状態(2)を示す概略立
断面図
【図9】本発明の第4の実施形態による半導体レーザ装
置の概略平面図
【図10】本発明の第5の実施形態による半導体レーザ
装置を用いた希土類ドープ光ファイバ増幅器の概略側面
【図11】本発明の第6の実施形態による半導体レーザ
装置を用いた固体レーザ装置の概略側面図
【図12】本発明の半導体レーザ装置を用いた第2高調
波発生固体レーザ装置の概略側面図
【符号の説明】
1 n−GaAs基板 2 n-In0.49Ga0.51P下部クラッド層 3 nあるいはi−Inx2Ga1−x2As
1−y2y2下部光導波層 4 圧縮歪Inx3Ga1−x3As1−y3y3
量子井戸活性層 5 pあるいはi−Inx2Ga1−x2As
1−y2y2上部光導波層 6 p−In0.49Ga0.51P上部第1クラッ
ド層 7 GaAsエッチング阻止層 8 n−In0.49Ga0.51P電流狭窄層 9 n−GaAsキャップ層 10、10’、20、25 半導体発光素子 11 SiO 膜 14 p側電極 15 n側電極 16 低反射コート 17 無反射コート 18 高反射コート 30 光導波路素子 31 石英基板(下部第1クラッド層) 32 GeドープのSiO膜(下部第2クラッド層) 33 Siコア膜 34 GeドープのSiO膜(上部第2クラッド層) 36 SiO膜(上部第1クラッド層) 37 回折格子(グレーティング) 38 無反射コート 40 光導波路素子 41 石英基板(下部第1クラッド層) 42 GeドープのSiO膜(下部第2クラッド層) 43 Siコア膜 44 GeドープのSiO膜(上部第2クラッド層) 46 SiO膜(上部第1クラッド層) 47 回折格子(グレーティング) 48 無反射コート 60、60’、70 半導体レーザ装置 71 ダブルクラッド光増幅ファイバ 72 コア 73 第1クラッド 74 第2クラッド 75 シングルモード光ファイバ 76 コリメータレンズ 77 ビームスプリッタ 78、79、86 集光レンズ 80、84 誘電体多層膜ミラー 81 マルチモード光ファイバ 82、85 コリメータレンズ 87 シングルモード光ファイバ 88 コア 100 半導体レーザ装置 102 集光レンズ 103 Nd:YAG結晶 104 出力ミラー 106 ビームスプリッタ 107 受光素子 110 KNbO結晶
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 国安 利明 神奈川県足柄上郡開成町宮台798番地 富 士写真フイルム株式会社内 Fターム(参考) 2H047 KA03 LA03 MA07 QA02 QA04 RA08 TA17 5F073 AA45 AA67 AA74 AA83 AB25 AB27 AB29 BA09 CA13 FA06 FA14 FA25

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に光導波路が形成されてなり、こ
    の光導波路の端面に半導体発光素子が直接結合される光
    導波路素子において、 光導波路のコアの外側にこのコアよりも低屈折率の第1
    クラッドが形成され、 この第1クラッドと前記コアとの間に、該第1クラッド
    とコアの各屈折率の間の屈折率を有する第2クラッドが
    形成され、 前記コアの幅が5μm以上とされていることを特徴とす
    る光導波路素子。
  2. 【請求項2】 前記コアとなる層の上下にそれぞれ上部
    第2クラッド層、下部第2クラッド層が形成され、 これらの上部第2クラッド層、下部第2クラッド層の各
    々の外側に上部第1クラッド層、下部第1クラッド層が
    形成されていることを特徴とする請求項1記載の光導波
    路素子。
  3. 【請求項3】 前記コアの屈折率が1.75〜2.3の
    範囲にあり、 前記上部第2クラッド層および下部第2クラッド層の屈
    折率が1.48〜1.52の範囲にあり、 前記上部第1クラッド層および下部第1クラッド層の屈
    折率が1.4〜1.47の範囲にあることを特徴とする
    請求項2記載の光導波路素子。
  4. 【請求項4】 前記コアがSi 、TiO
    Ta およびZrO のうちのいずれかからな
    り、 前記第2クラッド層がSiONおよびSiOのうちの
    いずれかからなり、 前記第1クラッド層がSiO・GeO からなるこ
    とを特徴とする請求項1から3いずれか1項記載の光導
    波路素子。
  5. 【請求項5】 前記光導波路における導波光の電界分布
    が、前記半導体発光素子の光導波路入射側端面における
    光強度分布と略等しいことを特徴とする請求項1から4
    いずれか1項記載の光導波路素子。
  6. 【請求項6】 前記光導波路の端面に無反射コートが形
    成されていることを特徴とする請求項1から5いずれか
    1項記載の光導波路素子。
  7. 【請求項7】 前記上部第2クラッド層に、その表面に
    おいて、前記コアの延びる方向に沿って周期的に繰り返
    す凹凸からなり、前記半導体発光素子の発振波長を選択
    するグレーティングが形成されていることを特徴とする
    請求項1から6いずれか1項記載の光導波路素子。
  8. 【請求項8】 前記上部第2クラッド層および下部第2
    クラッド層に、その屈折率が前記コアの延びる方向に沿
    って周期的に変えられてなり、前記半導体発光素子の発
    振波長を選択するグレーティングが形成されていること
    を特徴とする請求項1から6いずれか1項記載の光導波
    路素子。
  9. 【請求項9】 請求項7または8記載の光導波路素子と
    半導体発光素子とが直接結合されてなる半導体レーザ装
    置であって、 前記半導体発光素子から発せられた後、前記グレーティ
    ングで波長選択された光が該半導体発光素子にフィード
    バックされる構成を有することを特徴とする半導体レー
    ザ装置。
  10. 【請求項10】 希土類ドープ光ファイバ増幅器の励起
    用光源として用いられていることを特徴とする請求項9
    記載の半導体レーザ装置。
  11. 【請求項11】 固体レーザの励起用光源として用いら
    れていることを特徴とする請求項9記載の半導体レーザ
    装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008198759A (ja) * 2007-02-13 2008-08-28 Seiko Epson Corp レーザ光源、レーザ光源装置、照明装置、モニタ装置、及び画像表示装置
WO2018235200A1 (ja) * 2017-06-21 2018-12-27 三菱電機株式会社 光導波路、光回路および半導体レーザ

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