JPWO2018229962A1 - ガス絶縁開閉装置 - Google Patents
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Abstract
Description
前記圧力容器が、前記遮断器の操作機構と前記電力ケーブルとの間に配設されており、
前記圧力容器の前記電力ケーブルの側の隅角部に段部が設けられており、
前記段部の外側で且つ前記筐体の内部に段部外側窪みが形成されており、
前記段部外側窪みの中に前記電流変成器が配設されており、
前記段部外側窪みと前記電力ケーブルとの間に介在している前記筐体の壁部を貫通した電力ケーブル接続用ブッシングを介して、前記電流変成器の前記一次導体と前記電力ケーブルとが接続されている構造であり、電流変成器や電圧変成器等の計測機器の仕様およびケーブル接続方向に依存しない小型かつ柔軟な機器配置のガス絶縁開閉装置を実現することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態1を図1および図2に基づいて説明する。図1はガス絶縁開閉装置の一例を示す縦断側図で、本事例では、例えば図面に向かって、左側が筐体正面に相当し、右側が筐体背面に相当する。図2は図1における電流変成器の配置の一例を示す背面図である。
圧力容器1は、角点E,F,G,H,J,Kで囲まれる領域である。
なお、後述の図4,5,6,7,10においては、各々の筐体100、圧力容器1の輪郭が同じであることから、各角点の符号A,B,C,D,E,F,G,H,J,Kの表記は省略してある。
また、三相の各相の電流変成器5の筐体100の背面側から見た配置は千鳥配置である。
また、筐体100の背面側に設けられ筐体100の上下方向に延在するケーブル室10、の中で電力ケーブル9が筐体100の上下方向に延在している。電力ケーブル9が電流変成器5より下方向に延在している。
また、母線4が圧力容器1の上側に位置して筐体100の中に配設されている。
また、電圧変成器6が圧力容器1の上側に位置して筐体100の中に配設されている。
また、電圧変成器6が圧力容器1の上側に位置し且つ母線4より正面側位置して筐体100の中に配設されている。
以下、本発明の実施の形態2を、電流変成器の配置の他の例を示す背面図である図3に基づいて説明する。
本実施の形態では、電流変成器5および電力ケーブル接続用延長ブッシングである電力ケーブル接続用ブッシング7は、図3に示すように、圧力容器背面の段部外側窪み1huaの中に、背面側から見て水平方向(具体的には左右方向)に一列に配置されている。以下、水平方向(具体的には左右方向)に一列に配置されていることを、「水平方向一列配置」と記す。
以下、本発明の実施の形態3を、ガス絶縁開閉装置の他の例を示す縦断側図である図4に基づいて説明する。
図4に例示のように、本実施の形態3は、上記実施の形態1,2と同様に圧力容器1外部の背面下部段部外側窪み1huaに、筐体背面方向に延長した電力ケーブル接続用延長ブッシングである電力ケーブル接続用ブッシング7が貫通するように電流変成器5が収納されており、ケーブルヘッド8を介して電力ケーブル9が電力ケーブル接続用ブッシング7と接続され、圧力容器1内の遮断器3等の開閉機器に接続される構造である。段部外側窪み1huaに電流変成器5、電力ケーブル接続用ブッシング7が収納されることで、ケーブルヘッド8が圧力容器1の背面から突出するため、ケーブルヘッド8の上方向には干渉物がなく、図3に示すように電力ケーブル9は圧力容器1背面の上部方向から接続させる構造である。換言すれば、電力ケーブル9が電流変成器5より上方向に延在している。
以下、本発明の実施の形態4を、ガス絶縁開閉装置のさらに他の例を示す縦断側図である図5に基づいて説明する。
図5に例示のように、本実施の形態4は、上記実施形態1,2,3と同様に圧力容器1背面に段部外側窪み1huaを設けて電流変成器5を収納し、延長した電力ケーブル接続用延長ブッシングである電力ケーブル接続用ブッシング7を貫通させて配置したガス絶縁開閉装置において、圧力容器1の前面上部に電圧変成器接続用ブッシング取付穴が設けられ、圧力容器1内部で主回路接続用導体から分岐させて、母線4および主回路と接続されている電圧変成器接続用ブッシング11を介して、電圧変成器6が筐体上部正面側に接続されている。また、電圧変成器6は圧力容器1の上側に位置し且つ母線4より正面側位置して筐体100の中に配設されている。
以下、本発明の実施の形態5を、ガス絶縁開閉装置のさらに他の例を示す縦断側図である図6に基づいて説明する。
図6に例示のように、本実施の形態5は、上記実施の形態1,2,3と同様に、電流変成器収納構造および電力ケーブル接続用ブッシング7を特徴とする筐体構造において、圧力容器1前面下部に設けられた接続用穴に取り付けられた電圧変成器接続用ブッシング11を介して、電圧変成器6が圧力容器1の下部の架台16の中に配置され、圧力容器1内部で主回路導体から分岐させた導体によって電力ケーブル9側の電力ケーブル接続用ブッシング7と接続され、電圧変成器6が圧力容器1の下部に配置される筐体構造である。
以下、本発明の実施の形態6を、図7から図9に基づいて説明する。図7はガス絶縁開閉装置のさらに他の例を示す縦断側図、図8は図7におけるVIII−VIII線から矢印方向に見た底面図、図9は図7におけるIX−IX線から矢印方向に見た正面図である。
本実施の形態6は、図7から図9に例示のように、特に母線4に対する電圧変成器(VT)6の接続に係るものである。図7において、圧力容器1の天井部を上方に貫通して母線接続用ブッシング15と電圧変成器(VT)接続用の電圧変成器接続用ブッシング11を配置している。母線接続用ブッシング15と電圧変成器接続用ブッシング11の平面的な配置を図8に示す。図8は、図7におけるVIII−VIII線の位置から紙面に向かって上方を見た底面図である。
以下、本発明の実施の形態7を、ガス絶縁開閉装置のさらに他の例を示す縦断側図である図10に基づいて説明する。
図10に例示のように、本実施の形態7は、特に電力ケーブル9側の主回路に電圧変成器(VT)6を接続する場合の構成を示すものである。電圧変成器(VT)接続用の電圧変成器接続用ブッシング11と電圧変成器(VT)との接続構造は、前記実施の形態6と同じ構造である。このように、電力ケーブル9の接続部前方でかつガス絶縁開閉装置の下部の空間に電圧変成器(VT)を配置することで、電圧変成器(VT)6を設置するための空間を別途確保する必要がないため、ガス絶縁開閉装置を小型化することが可能となる。
実施の形態1〜実施の形態7では、電力ケーブル9の先端に装着したケーブルヘッド8はL形として、電力ケーブル接続用ブッシング7とケーブルヘッド8とはガス絶縁開閉装置の前後方向に向いた軸線に沿って着脱・接続するものを示したが、電力ケーブル接続用ブッシング7の接続部先端(図1、図4、図5、図6においてケーブルヘッド8との接続位置)を図示のようにガス絶縁開閉装置の前後方向に向ける(すなわち直線方向に向ける)のではなく、電力ケーブル接続用ブッシング7の接続部先端をガス絶縁開閉装置の上下方向に向くように(すなわち電力ケーブル接続用ブッシング7の軸線に対して直角方向に向けて)形成してもよい。この場合は、ガス絶縁開閉装置の上方又は下方から引き込まれた電力ケーブルの先端に装着されたケーブルヘッドは、図1、図4、図5、図6に示したようなL形ではなく直線形として、ガス絶縁開閉装置の上下方向に向けて、電力ケーブル接続用ブッシング7の接続部先端と接続する。この結果、ケーブルヘッド8が直線形となり、構造が簡単化されるとともに、接続部の接続状態の確認を容易にすることが出来る。
特徴点1:圧力容器の背面下部に設けた切欠き部に電流変成器を収納し、筐体背面方向へ延長させた電力ケーブル接続用ブッシングを貫通させて配置することで、定められた圧力容器、ケーブル室寸法内で適用可能な電流変成器の仕様を拡大することができ、延長させた電力ケーブル接続用ブッシングを用いることによって、ケーブルヘッドが筐体背面に突出し、従来通り筐体の上下両方向からケーブル接続が可能な筐体構造を提案する。前記電流変成器収納構造と延長させた電力ケーブル接続用ブッシングの配置と併せて、切欠き部に収納する電流変成器を千鳥配置とすることで、筐体幅内に収納することが可能な電流変成器仕様を拡大する構造を提案する。また、上記の電流変成器収納構造と延長させた電力ケーブル接続用ブッシングの配置を特徴とする開閉装置において、電圧変成器を圧力容器の上部もしくは下部のどちらにも配置可能であり、上部へ配置する場合には圧力容器上部に設けた専用端子を使用し、母線前部に接続することで母線上部への配置を回避し、従来構造に対して筐体高さを低減して、据付可能な電気室環境を拡大可能とし、母線と電圧変成器の接続部が分岐していることで列盤時に電圧変成器を取り外す必要がないため、列盤作業が容易な開閉装置を提供する。
特徴点2:筐体の内部に設けられた圧力容器の内部に絶縁性ガスとともに断路器・接地開閉器・遮断器等の機器を収納した圧力容器の上部又は下部に母線を配置するとともに、上方又は下方から引き込んだケーブル(電力ケーブル9)を前記圧力容器から後方に向けて導出された電力ケーブル接続用ブッシング7に接続するガス絶縁開閉装置において、前記圧力容器の後側上端あるいは下端に前記圧力容器の内方に向けて凹んだ凹部を設け、前記凹部内に電流変成器(CT)5を配置するとともに、電力ケーブル接続用ブッシング7の導出部を前記電流変成器(CT)5の軸心部を貫通して前記圧力容器の後方に向け導出したガス絶縁開閉装置である。
特徴点3:特徴2において、圧力容器の後部に電力ケーブル9を上方あるいは下方のどちらからでも引き込み可能な空間を形成するとともに、上方又は下方から引き込んだケーブル(電力ケーブル9)の先端にはガス絶縁開閉装置の前方に向けた接続部を有するケーブルヘッド8を備え、電力ケーブル接続用ブッシング7と前記ケーブル(電力ケーブル9)をガス絶縁開閉装置の前後方に向けた軸線に沿って接続するガス絶縁開閉装置である。
特徴点4:特徴2において、圧力容器の後部に前記ケーブル(電力ケーブル9)を上方あるいは下方のどちらからでも引き込み可能な空間を形成するとともに、上方又は下方から引き込んだケーブル(電力ケーブル9)の先端にはガス絶縁開閉装置の上方あるいは下方に向けた接続部を有するケーブルヘッド8を備るとともに、電力ケーブル接続用ブッシング7の後方端部にガス絶縁開閉装置の上方あるいは下方に向けた接続部を備え、電力ケーブル接続用ブッシング7と前記ケーブル(電力ケーブル9)のケーブルヘッド8をガス絶縁開閉装置の上下に向けた軸線に沿って接続するガス絶縁開閉装置である。
特徴点5:圧力容器上部に配置された母線が,母線接続用ブッシングによって圧力容器上部に設けられた端子に接続され、断路器、接地開閉器、遮断器等の機器が圧力容器内部で導体によって接続されたガス絶縁開閉装置において、圧力容器外部の背面下部に設けた切欠き部に、電力ケーブルを接続するための筐体背面方向へ延長した電力ケーブル接続用ブッシングが設置され、電力ケーブル接続用ブッシングを貫通するように円筒形の電流変成器が収納され、圧力容器の形状変更を伴わずに電流変成器の仕様変更に対応可能な圧力容器と電力ケーブル接続用ブッシングおよび電流変成器の組み合わせであるガス絶縁開閉装置である。
特徴点6:特徴1から4の何れか一つにおいて、圧力容器背面の切欠き部に電流変成器を収納する際に、電流変成器を千鳥配置にすることで、変成器を水平方向に一列に配置する筐体に対して同一寸法の筐体幅で適用可能な電流変成器の仕様を拡大可能な筐体構造である。
特徴点7:特徴1から4の何れか一つにおいて、圧力容器内で電力ケーブル接続用ブッシングおよび母線接続用ブッシングとは異なる電圧変成器接続用ブッシングを主回路から分岐させて設けることで、圧力容器の上または下に取付自在の電圧変成器を接続可能な筐体構造である。
特徴点8:特徴1から4の何れか一つにおいて、圧力容器に設けた切欠き部に電力ケーブルを接続することで、電力ケーブル接続用ブッシングの筐体背面側の先端が圧力容器背面より筐体背面側へ突出するため、T形ケーブルコネクタを使用することで、電力ケーブルの上下に干渉するものがなく、上下どちらの方向からでも電力ケーブルの接続が可能である構造である。
特徴点9:背面下部の切欠きを特徴とする圧力容器,筐体背面方向へ延長した電力ケーブル接続用ブッシングおよびケーブル室を組み合わせた構造を採用することで、圧力容器構造を変更することなく電流変成器仕様の適用範囲の拡大が可能であり,筐体の奥行き、高さについて小型化を図るとともにいずれの形態においても電力ケーブルを背面の上下両方向から接続可能である。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を適宜、変形、省略、組み合わせることができる。
前記圧力容器が、前記遮断器の操作機構と前記電力ケーブルとの間に配設されており、
前記圧力容器の前記電力ケーブルの側の隅角部に段部が設けられており、
前記段部の外側で且つ前記筐体の内部に段部外側窪みが形成されており、
前記段部外側窪みの中で且つ前記圧力容器の背面に前記電流変成器が配設されており、
前記段部外側窪みと前記電力ケーブルとの間に介在している前記筐体の壁部を貫通した電力ケーブル接続用ブッシングを介して、前記電流変成器の前記一次導体と前記電力ケーブルとが接続されている構造であり、電流変成器や電圧変成器等の計測機器の仕様およびケーブル接続方向に依存しない小型かつ柔軟な機器配置のガス絶縁開閉装置を実現することが可能となる。
Claims (12)
- 筐体の内部に母線、断路器、遮断器、および電流変成器が配設され、前記筐体内に絶縁ガスが封入された圧力容器が内蔵され、前記圧力容器の内部に前記断路器および前記遮断器が内蔵され、前記母線と電力ケーブルとが前記断路器、前記遮断器、および前記電流変成器の一次導体を介して接続されるガス絶縁開閉装置において、
前記圧力容器が、前記遮断器の操作機構と前記電力ケーブルとの間に配設されており、
前記圧力容器の前記電力ケーブルの側の隅角部に段部が設けられており、
前記段部の外側で且つ前記筐体の内部に段部外側窪みが形成されており、
前記段部外側窪みの中に前記電流変成器が配設されており、
前記段部外側窪みと前記電力ケーブルとの間に介在している前記筐体の壁部を貫通した電力ケーブル接続用ブッシングを介して、前記電流変成器の前記一次導体と前記電力ケーブルとが接続されている
ことを特徴とするガス絶縁開閉装置。 - 請求項1に記載のガス絶縁開閉装置において、
前記遮断器の前記操作機構が前記圧力容器より前記筐体の正面側に配設されており、
前記電力ケーブルが前記圧力容器より前記筐体の背面側に配設されており、
前記電力ケーブルのケーブルヘッドと前記電力ケーブル接続用ブッシングとが前記筐体の前後方向に着脱される構造である
ことを特徴とするガス絶縁開閉装置。 - 請求項1に記載のガス絶縁開閉装置において、
前記遮断器の前記操作機構が前記圧力容器より前記筐体の正面側に配設されており、
前記電力ケーブルが前記圧力容器より前記筐体の背面側に配設されており、
前記電力ケーブルのケーブルヘッドと前記電力ケーブル接続用ブッシングとが前記筐体の上下方向に着脱される構造である
ことを特徴とするガス絶縁開閉装置。 - 請求項1から請求項3の何れか一項に記載のガス絶縁開閉装置において、
三相の各相の前記電流変成器の前記筐体の背面側から見た配置が、千鳥配置である
ことを特徴とするガス絶縁開閉装置。 - 請求項1から請求項3の何れか一項に記載のガス絶縁開閉装置において、
三相の各相の前記電流変成器の前記筐体の背面側から見た配置が、水平方向の一列配置である
ことを特徴とするガス絶縁開閉装置。 - 請求項1から請求項5の何れか一項に記載のガス絶縁開閉装置において、
前記筐体の背面側に設けられ前記筐体の上下方向に延在するケーブル室の中で、前記電力ケーブルが前記筐体の上下方向に延在している
ことを特徴とするガス絶縁開閉装置。 - 請求項1から請求項6の何れか一項に記載のガス絶縁開閉装置において、
前記電力ケーブルが前記電流変成器より下方向に延在している
ことを特徴とするガス絶縁開閉装置。 - 請求項1から請求項6の何れか一項に記載のガス絶縁開閉装置において、
前記電力ケーブルが前記電流変成器より上方向に延在している
ことを特徴とするガス絶縁開閉装置。 - 請求項1から請求項8の何れか一項に記載のガス絶縁開閉装置において、
前記母線が前記圧力容器の上側に位置して前記筐体の中に配設されている
ことを特徴とするガス絶縁開閉装置。 - 請求項1から請求項9の何れか一項に記載のガス絶縁開閉装置において、
電圧変成器が前記圧力容器の上側に位置して前記筐体の中に配設されている
ことを特徴とするガス絶縁開閉装置。 - 請求項9に記載のガス絶縁開閉装置において、
電圧変成器が前記圧力容器の上側に位置し且つ前記母線より正面側に位置して前記筐体の中に配設されている
ことを特徴とするガス絶縁開閉装置。 - 請求項1から請求項9の何れか一項に記載のガス絶縁開閉装置において、
電圧変成器が前記圧力容器の下側に位置して前記筐体の中に配設されている
ことを特徴とするガス絶縁開閉装置。
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