JP6270552B2 - 金属閉鎖形スイッチギヤ - Google Patents

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Description

この発明は、遮断器等の電力機器が金属筐体に収容された金属閉鎖形スイッチギヤの構造に関するものである。
主に高圧遮断器を収納する金属閉鎖形スイッチギヤは、通常、複数の盤で構成される。従来の一般的な金属閉鎖形スイッチギヤの配置構成を図14に示す。図のように、受電用の遮断器,計器用変成器等の複数機器によって構成される受電盤5と、遮断器,変流器,零相変流器を介して負荷供給用の外線が引き出されるフィーダ盤6と、遮断器を用いて主母線を各系統で切り分ける母線連絡盤7等があり、これらが配列されて配電設備が構成されている。なお、短時間耐電流が20kAクラスの配電設備であれば、フィーダ盤6の1面に収納される負荷回路は、2〜3回路の場合が多く、図では2回路の場合を示している。ここで、例えば、負荷回路を増やすような増設工事が発生した場合は、図中の破線で示す部分が追加され、基礎工事が新たに発生することになる。
配電設備が設置される場所の設備規模によっては、数多くの供給回路が必要な場合があり、その分、フィーダ盤の面数が必要となる。このため、例えば、盤内の収容部品に対応して複数のコンパートメントに分割可能にし、母線ユニットと複数の配電ユニットを標準化して一つの集合体とし、これらを上下または前後に組み合わせて構成することで小型化を図った配電盤が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、箱体内に母線,遮断器,ケーブル,計器を収容して盤ユニットを構成し、その盤ユニットを多段積みにし、且つ複数列に配置構成して小型化を図ると共に、ユニットの数を増加することで、負荷増にも対応できるようにした開閉装置が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平6−245332号公報(第2−3頁、図1−3) 特開平11−308712号公報(第2頁、図1,4)
上記の特許文献1の配電盤では、配電盤のコンパクト化は図られているが、フィーダ盤(負荷ユニット)を増設する場合には、その分だけ配列方向に盤数を増やす必要があり、設置面積が増えてしまう。通常は設置面積に限りがあるため、場合によっては必要面数のフィーダ盤を設置できないという問題があった。
また、特許文献2の開閉装置では、標準化された盤ユニットを多列多段に配置することでコンパクト化を図っているが、受電盤や母線連絡盤の記載がなく、受電盤や母線連絡盤を含めた全体の設置面積の縮小には対応が不十分であるという問題があった。
この発明は、上記のような問題を解決するためになされたもので、増設工事にも容易に対応でき、且つ極力少ないスペースで多くのフィーダ回路を構成できる金属閉鎖形スイッチギヤを提供することを目的とする。
この発明に係る金属閉鎖形スイッチギヤは、受電側遮断器及び計器用変成器を含み電力を受電する受電盤と、フィーダ側遮断器,変流器,零相変流器を含み負荷供給用の外線を引き出すフィーダ盤と、母線連絡遮断器を含み主母線を系統毎に切り分ける母線連絡盤とを備え、受電盤,フィーダ盤,母線連絡盤のそれぞれは、単体でも配電設備機能を有する盤本体ユニットに、フィーダ回路を構成するフィーダユニットの設置が可能であり、盤本体ユニットとフィーダユニットは個別の筐体に収容されて上下方向に並べて設置され、着脱可能に構成されたものである。
この発明の金属閉鎖形スイッチギヤによれば、受電盤,フィーダ盤,母線連絡盤のそれぞれが、単体でも配電設備機能を有する盤本体ユニットに、フィーダ回路を構成するフィーダユニットの設置が可能であり、各ユニットは個別の筐体に収容されて上下方向に並べて設置され、着脱可能に構成されているので、金属閉鎖形スイッチギヤの面数を増やすことなく、盤本体ユニットに負荷供給回路であるフィーダユニットを容易に増設することができる。このため、配電設備の占有スペースの縮小化を図ることが可能になる。また、盤本体ユニットだけでもスイッチギヤの機能を満たすため、将来増設や急な仕様変更により外部への供給回路が1つ以上増える場合を予測して、盤本体ユニットのみで計画することも可能であり、増設時には基礎工事を追加することなく対応できる。
この発明の実施の形態1による金属閉鎖形スイッチギヤの配列モデルを示す単線結線図である。 図1中のフィーダ盤の側面断面図である。 図1中の受電盤の側面断面図である。 図3の矢視A−Aにおける部分平面図である。 図3中の機器台車の詳細を示す斜視図である。 図1中の受電盤の他の構成例を示す側面図である。 この発明の実施の形態1による金属閉鎖形スイッチギヤの配列モデルの他の例を示す単線結線図である。 図7中のフィーダ盤の側面断面図である。 実施の形態2による金属閉鎖形スイッチギヤの配列モデルを示す単線結線図である。 図9中の母線連絡盤を示す側面断面図である。 図10の矢視B−Bにおける主母線付近の上面図である。 図10の矢視C−Cにおける専用母線付近の正面図である。 実施の形態2による金属閉鎖形スイッチギヤの配列モデルの他の例を示す単線結線図である。 従来の金属閉鎖形スイッチギヤの配列モデルを示す単線結線図である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1による金属閉鎖形スイッチギヤを用いた配列モデルの一例を示す単線結線図である。また、図2は、図1の中のフィーダ盤6の側面断面図であり、図3は、図1の中の受電盤5の側面断面図である。なお、背景技術で説明した図14と同等部分は、対応が分かりやすいように同一符号で示している。
金属閉鎖形スイッチギヤは、一般的に、遮断器と保護継電器類とが金属製の筐体に収容されて構成され、要求される機能により収容機器の構成が異なる。
遮断器,計器用変成器等の複数機器によって構成されて主に電力を受電するための受電盤5と、遮断器,変流器,零相変流器等を介して負荷供給用の外線ケーブルが引き出されるフィーダ盤6と、主母線を系統毎に遮断器によって切り分ける母線連絡盤7等からなり、これら複数の盤が列盤配置されて構成されている。
まず図1により、金属閉鎖形スイッチギヤを列盤配置した場合の全体構成の一例について説明する。
本願の金属閉鎖形スイッチギヤは、盤の上下方向の配置から見た場合、下部側の盤本体ユニット1と上部側のフィーダユニット2により構成されている点が第1の特徴部である。下部の盤本体ユニット1には、盤本体ユニット間の電路を形成するための主母線3が収納されており、上部のフィーダユニット2には、上部フィーダユニット間の電路を形成する専用母線4が収納されている。図1の場合は、主母線3と専用母線4は受電盤5において接続される。
また、盤の機能から見た場合、それぞれが受け持つ機能にしたがって、盤本体ユニット1とフィーダユニット2が組み合わされて1つの盤が構成されている。すなわち、前述の受電盤5、フィーダ盤6、母線連絡盤7のそれぞれは、盤本体ユニット1とフィーダユニット2とからなり、各ユニットはそれぞれ個別の筐体に収容されている。以下の説明では、盤本体ユニット1を収容する筐体を第1の筐体8、フィーダユニット2を収容する筐体を第2の筐体9とし、煩雑さをさけるため、各盤で同じ符号を付して説明する。同様に、主母線3と専用母線4も、各盤で同じ符号とする。
受電盤5の盤本体ユニット1には、主母線3の他に、外線ケーブルに接続される受電側遮断器23,計器用変成器13,計器用変圧器26,避雷器27等が収納されており、上部側のフィーダユニット2には、専用母線4の他に、フィーダ側遮断器18と計器用変成器13等が収容されている。内部の各機器の配置の詳細は後述する。
フィーダ盤6の盤本体ユニット1には、主母線3の他に、外線ケーブルに接続される上段側遮断器10及び下段側遮断器11,各遮断器の回路に設けられた計器用変成器13,零相変流器17等を備えた複数のフィーダ回線(図の場合は2回線)が収納され、上部側のフィーダユニット2には、専用母線4の他に、フィーダ側遮断器18及び計器用変成器13等が収納されている。
母線連絡盤7の構成については、実施の形態2で詳細を説明する。
なお、図1では,母線連絡盤7を挟んで左右に2系統が配置されたものを示しているが、配電設備の規模によっては、母線連絡盤7がなく1系統のみの場合もあり、また、フィーダ盤6は、必要とするフィーダの数によって増減する。
まず、フィーダ盤6の内部構成から説明する。図2は図1のフィーダ盤6の側面断面図である。図の左側が前面側であり、遮断器位置より前方が制御室、後方が主回路室となっている。
下部側の盤本体ユニット1は、第1の筐体8に収容されており、その内部の主回路室に、列盤配置されたときに盤本体ユニット間の電路を構成する3相の主母線3が、上下方向に並べ、かつ水平方向に向けて設置されている。また、電路を開閉するための上段側遮断器10と下段側遮断器11とが主回路室前方の上下に配置されている。上段側遮断器10の下側端子10bと下段側遮断器11の上側端子11aとは、相毎に分岐導体12で接続され、その分岐導体12は、相毎に3相の主母線3に接続されている。
上段側遮断器10の上側端子10aと、下段側遮断器11の下側端子11bのそれぞれには、電流を測定するための計器用変成器13を備えた外線接続導体14が接続され、その先端側は、外部負荷に電力を供給する外線ケーブル15に接続されている。
これらの外線ケーブル15と、後述する上部側のフィーダユニット2内の接続導体に接続される外線ケーブル15のそれぞれが、図で紙面の垂直方向に並べて配置され、ブラケットによって第1の筐体8に固定されている。また、外線ケーブル15には、ブラケットのすぐ下に零相変流器17が設けられている。
上部側のフィーダユニット2は、第2の筐体9に収容されており、その内部の主回室には、列盤配置されるフィーダユニット間の電路を構成する3相の専用母線4が、前後方向に並べ、かつ水平方向に向けて設置されている。また、その前方にはフィーダ側遮断器18が設置されている。フィーダ側遮断器18の下側端子18bは、分岐導体19により専用母線4の各相に接続されている。また、上側端子18aは、計器用変成器13を備えた外線接続導体20に接続されて、その先端側は、フィーダ側の外線ケーブル15に接続されている。
なお、フィーダユニット2には1回路分の構成しか有していない。各盤とも、フィーダユニット2の第2の筐体9と盤本体ユニット1の第1の筐体8とは容易に着脱可能な構造としている。また、フィーダユニット2は共通化されており、フィーダ盤6以外の上部にも設置可能となっている。金属閉鎖形スイッチギヤの全体の設備規模にしたがって、フィーダユニット2は、増減可能となっており、このことから、フィーダユニット2は、適宜追加可能なため「盤追加ユニット」と呼ぶこともできる。
また、盤本体ユニット1内の上段側遮断器10及び下段側遮断器11は、機能から見ればフィーダ側遮断器である。
上記の各遮断器10,11,18は、遮断器固定枠21の背面に設けられた断路部22において、各遮断器の上側端子及び下側端子と断路部22の後方に配設された分岐導体12,19及び外線接続導体14,20とが接離可能になっている。各遮断器には車輪が付属して前後に移動可能となっており、前方に引き出すことで、断路部22で切り離し可能となっている。この構成は他の盤の遮断器でも同じである。
次に受電盤5の内部構成について説明する。
図3は、フィーダユニット2を上部に搭載した受電盤5の側面断面図である。
上部側のフィーダユニット2は、先に説明したフィーダ盤6のフィーダユニット2とほぼ同じなので説明は省略する。下部側の盤本体ユニット1には、前方下部に受電側遮断器23が配置され、その上方に設けられた機器固定枠24に機器台車25が配置され、機器台車25には後述の計器用変圧器26と避雷器27が搭載されている。
受電側遮断器23の下側端子23bは、外線接続導体28を介して受電用の外線ケーブル16と接続されており、外線接続導体28の途中には複数の計器用変成器13が設けられている。
受電側遮断器23の上側端子23aは、各相が分岐導体29を介して3相の主母線3に接続されている。この主母線3はフィーダ盤6の主母線3と同じ位置に配置されている。
主母線3と上部側のフィーダユニット2の専用母線4とは、相毎に母線接続導体30で接続されている。
また、外線接続導体28は、接続部28aにおいて電線31を介して機器固定枠24の背面に設けられた断路部の接続端子32に接続されている。
図4は、図3の盤本体ユニット2の内部の矢視A−Aにおける部分平面図である。図4に示すように、外線接続導体28と接続端子32とは、母線接続導体30に干渉しないように電線31で接続されている。
図5は、図3の中の機器台車25を示す斜視図である。図5に示すように、機器台車25の台車フレーム33は、前面側から見てコの字状に形成されており、一方の側面には計器用変圧器26が配設され、他方の側面には避雷器27が配設されている。それらの機器の端子部は、碍子34に固定されたジャンクション35に、電線36で接続されている。また、機器台車25の前面は導電部を保護するための保護板37が取り付けられている。ジャンクション35は縦に並べて配置され、機器台車25を機器固定枠24に挿入することによって機器固定枠24の背面の断路部の接続端子32と接続される。
上記の機器台車25と、縦方向に配置したジャンクション35を採用したことにより、図4で説明したように、電線31と母線接続導体30の干渉を避けることが容易になり、その結果、容易にフィーダユニット2の専用母線4と盤本体ユニット1の主母線3を母線接続導体30で接続することが可能となる。
これにより、受電盤5の幅・奥行寸法の増加や主母線27と専用母線4との接続のための専用の盤を設けること無く、急な仕様変更や将来増設による回路追加にも基礎工事等を追加無しで対応可能となる。
次に、受電盤5の他の構成例について説明する。図6は、図3の変形例である。
先の図3では、1台の機器台車25に計器用変圧器26と避雷器27を搭載していたが、図6では、それぞれ個別の台車に搭載するものである。例えば、計器用変圧器26を上段の機器台車25aに搭載し、避雷器27を下段の機器台車25bに搭載する。この場合も、ジャンクション35は縦方向に並べて設け、機器固定枠24の断路部に設ける接続端子32も縦方向に並べて配置している。そうすることで、図3の場合と同様に、母線接続導体30による専用母線4と主母線3との接続が容易になる。
これまでの説明では、盤本体ユニット1の上部にフィーダユニット2が設置されたもので説明したが、例えば、外線ケーブルが盤の上方から引き込まれるような場合では、盤本体ユニット1を上方に、フィーダユニット2を下方に配置してもよい。この場合も、各ユニットは個別の筐体に収容し着脱可能に構成する。
また、最初から図1のように盤本体ユニット1とフィーダユニット2をすべて設置しておく必要はなく、たとえば、最初は各盤とも盤本体ユニット1のみで構成し、必要に応じてフィーダユニット2を増設していけばよい。この場合、受電盤5では母線接続導体30を追加する。また、盤本体ユニット1には、フィーダユニット2に接続される外線ケールの設置スペースを空けておく。
また、これまでの説明では、主母線3と専用母線4は受電盤5において接続していたが、フィーダ盤6において接続してもよい。
図7は、主母線3と専用母線4をフィーダ盤6において接続した場合の金属閉鎖形スイッチギヤの配列モデルを示す単線結線図であり、図8は、そのフィーダ盤6の側面断面図である。図7の単線結線図は、主母線3と専用母線4の接続がフィーダ盤6内に替わった以外は、図1と同等なので詳細な説明は省略する。
図8に示すように、このフィーダ盤6では、盤本体ユニット1の主母線3とフィーダユニット2の専用母線4とを、図3と同様に、母線接続導体30で接続している。盤本体ユニット1の上段側遮断器10の上側端子10aと外線ケーブル15とは、母線接続導体30との干渉を避けるため、図のように、外線接続導体14に電線14aを用いて接続している。電線14aは盤正面側から見て盤左側付近を通過させて外線接続導体14を避けているので干渉することは無い。
以上のように、実施の形態1の金属閉鎖形スイッチギヤによれば、2つの遮断器が上下に配置されて収納された盤本体ユニットと、1つの遮断器が収納された盤追加ユニットとを備え、盤本体ユニットと盤追加ユニットとが、それぞれ個別の筐体に収容されて上下方向に並べて設置され、着脱可能に構成されているので、盤追加ユニットを追加することで、負荷供給回路の増設に容易に対応することができる。
また、受電側遮断器及び計器用変成器を含み電力を受電する受電盤と、フィーダ側遮断器,変流器,零相変流器を含み負荷供給用の外線を引き出すフィーダ盤と、母線連絡遮断器を含み主母線を系統毎に切り分ける母線連絡盤とを備え、受電盤,フィーダ盤,母線連絡盤のそれぞれは、単体でも配電設備機能を有する盤本体ユニットに、フィーダ回路を構成するフィーダユニットの設置が可能であり、盤本体ユニットとフィーダユニットは個別の筐体に収容されて上下方向に並べて設置され、着脱可能に構成されているので、金属閉鎖形スイッチギヤの面数を増やすことなく、盤本体ユニットに負荷供給回路であるフィーダユニットを容易に増設することができる。このため、配電設備の占有スペースの縮小化を図ることが可能になる。また、盤本体ユニットだけでもスイッチギヤの機能を満たすため、将来増設や急な仕様変更により外部への供給回路が1つ以上増える場合を予測して、盤本体ユニットのみで計画することも可能であり、増設時には基礎工事を追加することなく対応できる。
また、配列された盤間の電路を形成するために、盤本体ユニットには主母線が設けられ、フィーダユニットには専用母線が設けられており、主母線と専用母線とは、受電盤において母線接続導体により接続されているので、特に母線接続のための盤を増やすことなく盤本体ユニットとフィーダユニットの主回路を接続することができる。
また、受電盤には、更に避雷器と計器用変圧器とを有し、避雷器と計器用変圧器とは機器台車に載置され、機器台車の後部には、主回路を接続・断路するためのジャンクションが縦方向に並べて配設されており、避雷器および計器用変圧器は、ジャンクションを介して受電側遮断器の受電側に接続されているので、避雷器及び計器用変圧器と主母線との接続において、母線接続導体との干渉を容易に回避でき、接続が簡単になる。
更に、外部から電力を受電する受電側の外線ケーブルが接続される主母線と、外部へ電力を供給するフィーダ側の外線ケーブルが接続される専用母線と、主母線が収容された第1の筐体と、専用母線が収容された第2の筐体と、第1の筐体と第2の筐体間を通り主母線と専用母線とを接続する母線接続導体とを備え、第1の筐体と第2の筐体とは上下方向に並べて設置され、着脱可能に構成されているので、特に盤幅を増やすことなく主母線と専用母線を接続でき、また、主母線側と専用母線側のそれぞれに負荷供給回路を増設する場合に容易に対応できる。
また、盤本体ユニットと、盤追加ユニットとが着脱可能に構成されているので、盤本体ユニット単体では、例えば、従来の3回線分のフィーダを1つの盤に収納した金属閉鎖形スイッチギヤより高さが低くなる。よって、スイッチギヤの現地搬入時に、エレベータを使用した盤本体ユニット単体の電気室への搬入を容易に行うことができる。その上で、電気室にて盤本体ユニットに盤追加ユニットを設置することで、3回線分のフィーダを備えた金属閉鎖形スイッチギヤを構成できる。
実施の形態2
図9は、実施の形態2による金属閉鎖形スイッチギヤを用いて列盤配置した配列モデルの一例を示す単線結線図である。また、図10は、図9の母線連絡盤7の側面断面図であり、図11は、図10の盤本体ユニット1の矢視B−Bにおける主母線付近の平面図であり、図12は、図10のフィーダユニット2の矢視C−Cにおける専用母線付近の正面図である。実施の形態1の図6と同等部分は同一符号を付して、詳細説明は省略する。
実施の形態1と同様に、第1の筐体8に収容された盤本体ユニット1と、第2の筐体9に収容されたフィーダユニット2とで構成されている。盤本体ユニット1の主母線3とフィーダユニット2の専用母線4は、右側系統、左側系統ともそれぞれ1面の母線連絡盤7にて接続される。フィーダ盤6と受電盤5は実施の形態1と同等なので、説明は省略し、以下では母線連絡盤7を中心に説明する。
図10に示すように、母線連絡盤7の盤本体ユニット1には、前方に下部側から母線連絡遮断器38、下段側の機器台車39b、上段側の機器台車39aが配置されている。各機器台車39a,39bには、計器用変圧器26(図示せず)がそれぞれ1台ずつ搭載されている。また各機器台車39a,39bを載置する機器固定枠の後面の断路部には実施の形態1と同様に接続端子32を有している。
主母線3は、フィーダ盤6の主母線3と同じ位置に配置されている。この主母線3は、母線連絡遮断器38の上側端子38aに分岐導体40を介して接続されると共に、母線接続導体41を介して上部の専用母線4に接続されている。
図11の平面図に示すように、主母線3は、分岐導体40の接続部から右側に隣接する盤本体ユニット1の主母線3までの電路のみを構成しており、盤左端へは延びていない。また、フィーダユニット2の専用母線4も接続部から右側にのみ延びている。
母線連絡遮断器38の下側端子38bは、接続導体42に接続され、この接続導体42は、図11に示すように、左側の盤本体ユニットの主母線3と接続される主母線接続導体43に接続されると共に、背面側の母線接続導体44を介して上部の専用母線接続導体45に接続されている。専用母線接続導体45は、左側に隣接するフィーダユニットの専用母線4と接続される。
図12に示すように、右側の系統においては、主母線3に接続された母線接続導体41で立ち上げられ、専用母線4経て右側に隣接する上部フィーダユニットの専用母線4に接続される。また、左側の系統においては、主母線接続導体43に接続された母線接続導体44で立ち上げられて、専用母線接続導体45を経て左側に隣接する上部フィーダユニットの専用母線4に接続される。
また、図10に示すように、下段側の機器台車39bの背面の接続端子32は電線46を介して主母線3へと接続されている。上段側の機器台車39aの背面の接続端子32は電線47を介して主母線接続導体43に接続されている。ここで、すくなくとも上段側の接続端子32は、実施の形態1と同様に3相分を縦に並べて配置されたものを採用している。これにより、電線47は容易に母線接続導体41をかわして接続することが可能となる。下段側は母線接続導体41との干渉はないので、図では横に並べている。
なお、本実施の形態では、主母線3側と専用母線4側とを、母線連絡盤7において、母線接続導体41,47により接続しているが、実施の形態1のように、受電盤5の内部で主母線3と専用母線4を母線接続導体30で接続している場合は、母線連絡盤7での両母線の接続は不要である。
図13に、そのような場合の金属閉鎖形スイッチギヤの配列モデル一例を示す。図13のように、母線連絡盤7で主母線3と専用母線4を接続しない場合は、盤本体ユニット1のみで構成してもよい。また、盤本体ユニット1の上部に、実施の形態1のフィーダ盤6の上部側のフィーダユニット2と同様のものを組み合わせることも可能である。
当然ながら、受電盤5,フィーダ盤6も盤本体ユニット1のみで構成することが可能である。
以上の構造により、2系統の母線接続を1面の母線連絡盤で対応できる。その結果、現地で、各系統のフィーダ回路増設の改造案件が発生したときでも、改造する面数を最小限に抑えることが可能である。
以上のように、実施の形態2の金属閉鎖形スイッチギヤによれば、配列された盤間の電路を形成するために、盤本体ユニットには主母線が設けられ、フィーダユニットには専用母線が設けられており、主母線と専用母線とは、母線連絡盤において母線接続導体により接続されているので、2系統の母線接続を1面の母線連絡盤で対応でき、母線連絡盤以外では、上下の母線接続の必要がないため、フィーダユニットを共通化でき、各系統のフィーダ回路を増設する場合に、改造する面数を最小限に抑えることができる。
なお、本願発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変更、省略したりすることが可能である。
1 盤本体ユニット、2 フィーダユニット(盤追加ユニット)、3 主母線、
4 専用母線、5 受電盤、6 フィーダ盤、7 母線連絡盤、8 第1の筐体、
9 第2の筐体、10 上段側遮断器、10a 上側端子、10b 下側端子、
11 下段側遮断器、11a 上側端子、11b 下側端子、12 分岐導体、
13 計器用変成器、14 外線接続導体、14a 電線、15,16 外線ケーブル、17 零相変流器、18 フィーダ側遮断器、18a 上側端子、18b 下側端子、
19 分岐導体、20 外線接続導体、21 遮断器固定枠、22 断路部、
23 受電側遮断器、23a 上側端子、23b 下側端子、24 機器固定枠、
25,25a,25b 機器台車、26 計器用変圧器、27 避雷器、
28 外線接続導体、28a 接続部、29 分岐導体、30 母線接続導体、
31 電線、32 接続端子、33 台車フレーム、34 碍子、
35 ジャンクション、36 電線、37 保護板、38 母線連絡遮断器、
38a 上側端子、38b 下側端子、39a,39b 機器台車、40 分岐導体、
41 母線接続導体、42 接続導体、43 主母線接続導体、44 母線接続導体、
45 専用母線接続導体、46,47 電線。

Claims (4)

  1. 受電側遮断器及び計器用変成器を含み電力を受電する受電盤と、フィーダ側遮断器,変流器,零相変流器を含み負荷供給用の外線を引き出すフィーダ盤と、母線連絡遮断器を含み主母線を系統毎に切り分ける母線連絡盤とを備え、
    前記受電盤,前記フィーダ盤,前記母線連絡盤のそれぞれは、単体でも配電設備機能を有する盤本体ユニットに、フィーダ回路を構成するフィーダユニットの設置が可能であり、前記盤本体ユニットと前記フィーダユニットは個別の筐体に収容されて上下方向に並べて設置され、着脱可能に構成されていることを特徴とする金属閉鎖形スイッチギヤ。
  2. 請求項1に記載の金属閉鎖形スイッチギヤにおいて、
    配列された盤間の電路を形成するために、前記盤本体ユニットには主母線が設けられ、前記フィーダユニットには専用母線が設けられており、前記主母線と前記専用母線とは、母線接続導体により接続されていることを特徴とする金属閉鎖形スイッチギヤ。
  3. 請求項2に記載の金属閉鎖形スイッチギヤにおいて、
    前記受電盤には、更に避雷器と計器用変圧器とを有し、前記避雷器と前記計器用変圧器とは機器台車に載置され、前記機器台車の後部には、主回路を接続・断路するためのジャンクションが縦方向に並べて配設されており、
    前記避雷器および前記計器用変圧器は、前記ジャンクションを介して前記受電側遮断器の受電側に接続されていることを特徴とする金属閉鎖形スイッチギヤ。
  4. 請求項1に記載の金属閉鎖形スイッチギヤにおいて、
    配列された盤間の電路を形成するために、前記盤本体ユニットには主母線が設けられ、前記フィーダユニットには専用母線が設けられており、前記主母線と前記専用母線とは、前記母線連絡盤において母線接続導体により接続されていることを特徴とする金属閉鎖形スイッチギヤ。
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