JPH0746726A - 金属閉鎖形スイッチギヤ - Google Patents

金属閉鎖形スイッチギヤ

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JPH0746726A
JPH0746726A JP5186541A JP18654193A JPH0746726A JP H0746726 A JPH0746726 A JP H0746726A JP 5186541 A JP5186541 A JP 5186541A JP 18654193 A JP18654193 A JP 18654193A JP H0746726 A JPH0746726 A JP H0746726A
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JP
Japan
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conductor
main circuit
box
device unit
partition
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Pending
Application number
JP5186541A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Yoshida
哲雄 吉田
Masaru Miyagawa
勝 宮川
Nobuo Masaki
信男 正木
Akira Sato
章 佐藤
Junichi Ikeda
順一 池田
Osamu Sakaguchi
修 阪口
Tomio Go
冨夫 郷
Ryoichi Kodama
良一 児玉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP5186541A priority Critical patent/JPH0746726A/ja
Publication of JPH0746726A publication Critical patent/JPH0746726A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】絶縁物の絶縁耐力の低下を防ぎ、組立容易で、
設置面積を減らすこと1できる金属閉鎖形スイッチギヤ
を得る。 【構成】箱体1Aの後部に仕切り1aを設け、この仕切
り1aの後部に導体室1dを形成する。仕切り1aの前
側は、仕切り1b,1cで三段に仕切り、上段,中段と
下段に遮断器箱3を収納する。この遮断器箱の後端に
は、絶縁スペーサ7Aを貫設し、仕切り1aにも絶縁ス
ペーサ7Bを貫設する。導体室1dには、下端のケーブ
ルヘッド8から接続導体9A,9B,9Cを立ち上げ、
上端を各絶縁スペーサ7Bに接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば六フッ化硫黄ガ
スなどの絶縁ガスを封入した多段積の金属閉鎖形スイッ
チギヤに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の金属閉鎖形スイッチギヤの一例と
してのガス絶縁開閉装置を示す図5において、外周を軟
鋼板で気密に囲まれた箱体41の内部は、図示左方の前面
に縦に設けられた隔壁42で前方の遮断器室41aと後方の
母線室41bに仕切られ、各室には、六フッ化硫黄ガス
(以下、絶縁ガスという)が封入してある。
【0003】このうち、遮断器室41aの内部には、真空
遮断器43が収納され、隔壁42には、図示しない貫通穴に
貫通形の絶縁スペーサ49が取り付けられ、この絶縁スペ
ーサ49と真空遮断器43が連結されている。
【0004】また、母線室41bの天井部には、接続導体
48Aを介して上側の絶縁スペーサ49の後部に接続された
断路器44Aが取り付けられ、この断路器44Aの後側の端
子部は、接続導体48Bを介して碍子46に取り付けられた
母線45に接続されている。この母線45によって、図示し
ない隣接盤に取り付けられた母線に接続され、相互に接
続されている。
【0005】一方、母線室41bの底部には、接続導体48
Aを介して下側の絶縁スペーサ49の後部に接続された断
路器44Aと同形の断路器44Bが取り付けられ、この断路
器44Bの後部端子部は、接続導体48Cを介して底板の後
方に縦に貫設されたケーブルヘッド47に接続されてい
る。
【0006】このように構成された金属閉鎖形スイッチ
ギヤにおいては、相間短絡などの事故の波及を防ぐため
や、点検時の絶縁ガスの封入作業を容易にするために、
実開昭63-36111号公報に開示されているように、遮断器
室41aと母線室41bにガス区分されている。これによ
り、例えば遮断器43の点検時には、遮断器室41aのみを
開放し、点検後にはこの遮断器室41aだけに絶縁ガスを
封入すればよいので、点検に伴うガス封入作業時間を短
縮することができる。
【0007】ところで、このようにガス区分された各室
の内部に収納する電気機器を組み込むために、箱体41の
外壁には一般に、図6に示すように、フランジ52を介し
て開口部41cが形成されている。このうち、フランジ52
の外面にはOリング溝が形成され、このOリング溝には
Oリング53が挿入されている。また、開口部41cの外側
には、押え板51がボルト54で固定され、電気機器50を点
検するときには、押え板51を外し、点検後に取り付けた
後に絶縁ガスの封入が図示しない封入用の弁を介して行
われる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
構成された金属閉鎖形スイッチギヤにおいては、電気機
器50を組み立てるときには、この電気機器50を構成する
各部品は、開口部41cからすべて搬入しなければならな
い。また、組立作業も限られた狭いスペースで行わなけ
ればならないので、組立順序も後方から前方へ組立てる
等の方法に限定される。
【0009】また、箱体の内部における組立工数を減ら
すために、箱体の外部で部分的に組み立てる方法も採ら
れているが、開口部41cの開口幅や高さで制約される。
また、開口部41cを大きくすると、それだけ押え板51の
剛性を増やす必要があるだけでなく、Oリング53も長く
なるので、ガスシールの信頼性も低下する。したがっ
て、従来の金属閉鎖形スイッチギヤにおいては、電気機
器50の組み立てに時間がかかるだけでなく、それに伴い
箱体内の絶縁物の表面への塵挨の付着量も増えるので、
絶縁ガス封入後における絶縁性能が低下するおそれがあ
る。
【0010】また、ビルなどに設置される受電設備にお
いては、設置面積の縮小化が要請され、そのために複数
の系統の負荷に給電する給電用の真空遮断器が収納され
たフィーダ盤が設置される受電設備においては、従来か
らいわゆる多段積形の金属閉鎖形スイッチギヤが採用さ
れている。
【0011】ところが、従来の絶縁ガスが封入された金
属閉鎖形スイッチギヤにおいは、多段積の構成にする
と、上下のガス区分室のガスシールと上下にガス区分す
る箱体の連結が困難となる。すなわち、上下のガス区分
室を連結するための作業を行うためには、各ガス室を解
放しなければならない。この結果、絶縁ガスの封入によ
って小形化されたフィーダ盤による受電設備の設置床面
積の縮小化を実用化することができない。
【0012】そこで、本発明の目的は、絶縁物の絶縁性
能を損うことなく、容易に組み立てることができ、設置
面積を減らすことのできる金属閉鎖形スイッチギヤを得
ることである。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、箱体を前後に仕切る隔壁の前方に上下多段に形成さ
れた機器室に引出自在に設けられ、内部に絶縁ガスが封
入された主回路機器ユニットと、隔壁の後方に設けられ
隔壁に貫設された絶縁スペーサを介して主回路機器ユニ
ットに接続される導体が配設され、絶縁ガスが封入され
た導体室とよりなる金属閉鎖形スイッチギヤである。
【0014】また、請求項2に記載の発明は、密封箱体
を前後に仕切る隔壁の前方を仕切板で上下に区画され前
端にフランジが設けられた主回路機器室と、この主回路
機器室に挿脱自在に収納されフランジに気密に固定され
る前面板が設けられた主回路機器ユニットと、隔壁の後
方に設けられこの隔壁に貫設された絶縁スペーサを介し
て主回路機器ユニットに接続される導体が配設され絶縁
ガスが封入された導体室とよりなる金属閉鎖形スイッチ
ギヤである。
【0015】また、請求項3に記載の発明は、絶縁ガス
が封入され主回路機器が収納された箱体を上下に重ね、
この箱体の上下の隣接部に形成されたフランジで互いに
固定してなる金属閉鎖形スイッチギヤである。
【0016】さらに、請求項4に記載の発明は、絶縁ガ
スが封入され主回路機器が収納された機器ユニットと、
この機器ユニットの後部にフランジを介して隣接され絶
縁ガスが封入された導体ユニットを上下に積み重ね、機
器ユニットと導体ユニットの上下に形成されたフランジ
を介して互いに固定してなる金属閉鎖形スイッチギヤで
ある。
【0017】
【作用】請求項1及び請求項2に記載の発明において
は、各主回路機器ユニットに対する絶縁ガスの封入作業
は、各主回路機器ユニット毎に行われ、各主回路機器ユ
ニットの大幅な保守・点検は、各主回路機器ユニットを
箱体から引き出して行われる。
【0018】また、請求項3に記載の発明においては、
各主回路機器ユニットに対する絶縁ガスの封入作業は、
各主回路機器ユニット毎に行われる。さらに、請求項4
に記載の発明においては、各主回路機器ユニットと各導
体ユニットに対する絶縁ガスの封入作業は、各主回路機
器ユニットと各導体ユニット毎に行われる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図1は、請求項1に記載の発明の金属閉鎖形ス
イッチギヤを示す右側面図である。図1において、箱体
1Aの後部には、仕切り1aが縦に設けられ、この仕切
り1aの後部に導体室1dを形成している。仕切り1a
の前面と箱体1Aの前端との間には、仕切り1b,1c
が横に設けられ、上段に電気機器室1e1を形成し、中
段に電気機器室1e2を、下段に電気機器室1e3を形
成している。各電気機器室1e1,1e2,1e3の前
面には扉1fがそれぞれ取り付けられている。
【0020】各電気機器室1e1,1e2,1e3の内
部には、前側の上部に制御箱2Aが、この制御箱2Aの
下部には操作機構2Bが収納されている。これらの制御
箱2A,操作機構2Bの後部には、遮断器箱3が収納さ
れ、この遮断器箱3の内部には、絶縁ガス3aとしての
六フッ化硫黄ガスが封入されている。
【0021】遮断器箱3の前端には、操作機構2Bに連
結された絶縁操作ロッド4aの前端が気密に貫設されて
いる。また、遮断器箱3の上部には、横母線5が紙面直
交方向に設けられ、これらの横母線5の紙面直交方向の
両端は、遮断器箱3の両側に貫設された図示しない絶縁
スペーサに図示しない断路部を介して接続されている。
これらの横母線5には、接続導体5aの上端が接続さ
れ、この接続導体5aの下端は、絶縁操作ロッド4aの
後端に接続された可動側導体に図示しない接触環を介し
て接続されている。
【0022】可動側導体に前端が接続された定格電圧7.
2kV の真空バルブ4の後端には、固定側導体4bが接続
され、この固定側導体4bの中央部には、遮断器箱3の
後部下端に固定された計器用変圧器6が接続されてい
る。遮断器箱3の後端には、絶縁スペーサ7Aが前後方
向に貫設され、固定側導体4bの後端は、絶縁スペーサ
7Aの図示しない中心導体の前端に接続されている。他
の電気機器室1e2,1e3も電気機器室1e1と全く
同一である。
【0023】仕切り1aには、各遮断器箱3の後端の絶
縁スペーサ7Aと対置する位置に、絶縁スペーサ7Bが
それぞれ貫設され、この絶縁スペーサ7Bの図示しない
中心導体の前端には、この絶縁スペーサ7Bと同一軸心
線上に位置する絶縁スペーサ7Aの後方に突き出た図示
しない雌形の連結部が嵌合している。したがって、各遮
断器箱3は、各電気機器室1e1,1e2,1e3の底
板の上面に設けられた図示しない案内板を介して、各電
気機器室1e1,1e2,1e3の前方から挿入される
ことによって、絶縁スペーサ7Aの後方に突き出た連結
部が、この連結部の後方に対置した絶縁スペーサ7Bの
中心導体と接続される。
【0024】一方、母線室1dの下端には、三相用のケ
ーブルヘッド8が気密に貫設され、母線室1dの後壁に
は、支持がいし10が上下に固定されている。ケーブルヘ
ッド8の後端には、銅材の丸棒から製作された逆L字形
の接続導体9Aの下端が接続され、この接続導体9Aの
中間部は、上下の支持がいし10によって支持され、接続
導体9Aの上部の第1相と第3相は、母線室1dの上部
に固定された貫通形の変流器11を貫通し、接続導体9A
の上部の前端は、上段の絶縁スペーサ7Bの中心導体の
後端に接続されている。
【0025】同様に、ケーブルヘッド8の中央部にも、
逆L字形の接続導体9Bの下端が接続され、この接続導
体9Bの中間部は、支持がいし10を介して支えられ、こ
の接続導体9Bの上部の第1相と第3相は、母線室1d
の中央部に固定された貫通形の変流器11を貫通し、接続
導体9Bの上部の前端は、中段の絶縁スペーサ7Bの中
心導体の後端に接続されている。同じく、ケーブルヘッ
ド8の前端は、上端が貫通形の変流器11を貫通した短い
L字形の接続導体9Cを介して下段の絶縁スペーサ7B
の後端に接続されている。
【0026】このように構成された金属閉鎖形スイッチ
ギヤにおいては、絶縁ガスが封入された各遮断器箱3を
下段から順に各電気機器室1e3,1e2,1e1の順
に挿入して、各遮断器箱3の後部に貫設した絶縁スペー
サ7Aを仕切り1aに貫設した絶縁スペーサ7Bに接続
する。
【0027】また、母線室1dには、各接続導体9A,
9B,9Cを接続した後に絶縁ガスを封入する。各遮断
器箱3に対する絶縁ガスの封入作業は、製作工場で行わ
れ、導体室1dとともに据付現地で行うときには、各遮
断器箱3毎に行われる。
【0028】したがって、このように構成された金属閉
鎖形スイッチギヤにおいては、各電気機器室1e1,1
e2,1e3には、密封構造の遮断器箱3にユニットと
して組み込まれた状態で挿入して組立を行うことができ
るので、遮断器箱3の内部の電気機器の絶縁物への塵挨
の付着を防ぐことができる。
【0029】また、保守・点検のために真空バルブ4や
計器用変圧器6などを見るときには、各遮断器箱3を引
き出すことで、上下に隣接した遮断器箱3と無関係に、
単独で点検することができるので、絶縁ガスの封入作業
が容易となる。したがって、保守時間を短縮することが
できる。
【0030】さらに、負荷の増加によって、真空バルブ
4を交換するときにも、該当する負荷が接続された遮断
器箱3を引き出して、真空バルブ4を取り換えることが
できるので、容易に対応することができる。
【0031】図2は、請求項2に記載の発明の金属閉鎖
形スイッチギヤを示す右側面図で、図1に対応する図で
ある。図2においては、仕切り1b,1cの中央部の前
方には、厚板のフランジ部1hが縦設され、箱体1Bの
天井部には、仕切り1hと対向する位置にフランジ部1
gが垂設されている。また、箱体1Bの底板にもフラン
ジ部1hと対向する位置にフランジ部1h1が立設され
ている。
【0032】このうち、天井部のフランジ部1gとこの
下側の仕切1hには、押え板12が図示しないOリングを
介して気密に取り付けられ、この押え板12の背面の下部
には、ユニットベース13の前端が固定されている。この
うち、押え板12の下部には、絶縁操作ロッド4aの前端
が図1と同様に貫設されている。
【0033】ユニットベース13の後端には、計器用変圧
器6が載置され、この計器用変圧器6の上端の端子は、
真空バルブ4の後端に接続された固定側導体4bに接続
されている。この固定側導体4bの後端には、詳細省略
した雌形の接触子14が取り付けられ、この接触子14は、
この後方の仕切1aに貫設された絶縁スペーサ15の前側
の中心部に突設された図示しない中心導体に嵌合してい
る。絶縁スペーサ15の後端に突設された図示しない中心
導体には、接続導体9Aの上部前端が接続されている。
仕切り1bと仕切り1cの間及び仕切り1cと箱体1B
の底板の間も最上段と同様になっている。
【0034】このように構成された金属閉鎖形スイッチ
ギヤにおいては、真空バルブ4や計器用変圧器6などが
押え板12とユニットベース13に取り付けられたユニット
を仕切1bの上方に挿入した後、押え板12を図示しない
ボルトで上下のフランジ部1g,1hに固定する。この
後、図示しない絶縁ガス封入弁を介して内部に絶縁ガス
を封入する。
【0035】このように構成された金属閉鎖形スイッチ
ギヤにおいても、真空バルブ4や計器用変圧器6は、あ
らかじめ防塵室において押え板12とユニットベース13に
組み込んだ後に、箱体1Bの前方から挿入することで、
上中下段の各ユニットを組み込むことができるので、絶
縁物への塵挨の付着を減らすことができる。
【0036】図3は、請求項3に記載の発明の金属閉鎖
形スイッチギヤを示す右側面図で、図1,図2に対応す
る図である。図3においては、それぞれ同一構成の箱体
1C1,1C2,1C3が積み重ねられて、三段積のフ
ィーダ盤を構成している。
【0037】このうち、箱体1C1の中間部前方には、
仕切1a1が縦設され、この仕切1a1の下端には、板
厚の厚いフランジ部1jが前方に横に形成され、箱体1
C1の後端の下端にもフランジ部1jが後方に突設さ
れ、箱体1C1の紙面直交方向の両端にも、フランジ部
1jと同一板厚,板幅の図示しないフランジ部が形成さ
れ、これらのフランジ部1jの下面は平坦に切削加工さ
れている。
【0038】中段の箱体1C2の上下端の外周にもフラ
ンジ部1jが形成され、このうち上側のフランジ部1j
の上面には、図示しないOリング溝にOリングが挿入さ
れている。同様に下段の箱体1C3の上端のフランジ部
1jの上面にも、図示しないOリング溝にOリングが挿
入されている。なお、箱体1C2,1C3は底板のみで
天井板はない。
【0039】各箱体1C1,1C2,1C3の内部に
は、仕切り1a1の後部に、図1,図2と同様に、真空
バルブ4、横母線5,計器用変圧器6が図1,図2と同
様に収納されている。箱体1C1の後部の底板には、絶
縁スペーサ17が貫設され、箱体1C2の後部の底板に
も、絶縁スペーサ17が貫設されている。このうち、上側
の絶縁スペーサ17には、逆L字形の接続導体9A1の下
端が接続され、この接続導体9A1の上部前端は、貫通
形の変流器11を貫通して真空バルブ4の固定側に接続さ
れている。
【0040】上側の絶縁スペーサ17と下側の絶縁スペー
サ17は、接続導体9A2で接続され、下側の絶縁スペー
サ17の下端は、導体9A3でケーブルヘッド8に接続さ
れている。中段の箱体1C2の後部底板の前述した絶縁
スペーサ17の前側に貫設された絶縁スペーサ17の上端
は、短いL字形の接続導体9Bの下端が接続され、この
接続導体9Bの上部も、貫通形の変流器11を貫通して、
中段の箱体1C2に収納された図示しない真空バルブの
固定側に接続されている。絶縁スペーサ17の下端も接続
導体9A3でケーブルヘッド8に接続されている。下段
の図示しない真空バルブの固定側には、短いL字形の接
続導体9Cの前端が接続され、この接続導体9Cの上部
も貫通形の変流器11を貫通し、下端はケーブルヘッド8
に接続されている。
【0041】仕切り1a1の前方の低圧室には、上側に
制御箱2Aが収納され、この制御箱2Aの下側に操作機
構2Bが図1及び図2と同様に収納されている。このよ
うに構成された金属閉鎖形スイッチギヤにおいては、上
中下段に積み重ねられた箱体1C1,1C2,1C3の
相互間は、これらの箱体1C1,1C2,1C3の隣接
側の外周に形成されたフランジ部1jの間に挿入された
図示しないOリングによって外部と気密が保たれてい
る。この場合にも、各箱体単位で組み立てて絶縁ガスを
封入することができるだけでなく、保守・点検も、各箱
体単位で行うことができる。なお、箱体1C2,1C3
には、天井板がないときで説明したが、箱体1C1と同
様に天井板を設けて互換性を更に上げるとともに、フラ
ンジ部1jは、上下の箱体の固定用のみとして、前述し
たOリング溝やOリングを省いてもよい。
【0042】図4は、請求項5に記載の発明の金属閉鎖
形スイッチギヤを示す右側面図で、図1,図2及び図3
に対応する図である。図4においては、図3に示した箱
体1C1,1C2,1C3の中間部の後部で前側の遮断
器箱1E1,1E2,1E3と後側の導体箱1F1,1
F2,1F3に二分割して、前側に主回路機器室を形成
し、後側にケーブル室を形成したものである。
【0043】このうち、遮断器箱1E1の後端天井部と
導体箱1F1の前端天井部には、断面L字形のフランジ
20が取り付けられ、遮断器箱1E1の後端底部と導体箱
1F1の前端底部にもフランジ20が取り付けられてい
る。中段の遮断器箱1E2,導体箱1F2及び下段の遮
断器箱1E3,導体箱1F3も同様で、各遮断器箱1E
1,1E2,1E3は同一品であり、各導体箱1F1,
1F2,1F3も同一品である。
【0044】遮断器箱1E2,1E3と導体箱1F2,
1F3には天井板はなく、各遮断器箱1E1,1E2,
1E3の背面側は開口部を形成している。この結果、遮
断器箱1E1,1E2間は、遮断器箱1E1の底板1b
1で区画され、遮断器箱1E2,1E3間は、遮断器箱
1E2の底板1c1で区画される。同様に、遮断器箱1
E1,導体箱1F1は、導体箱1F1の前面板1e1で
区画され、遮断器箱1E2,導体箱1F2間は、導体箱
1F2の前面板1e2で区画され、遮断器箱1E3,導
体箱1F3間は、導体箱1F3の前面板1e3で区画さ
れる。
【0045】同様に、導体箱1F1と導体箱1F2の間
は、導体箱1F1の底板1b2で区画され、導体箱1F
2と導体箱1F3は、導体箱1F2の底板1c2で区画
される。
【0046】各フランジ20の対向面には、図示しないO
リングが装着され、各室はこのOリングによって気密に
仕切られているとともに、外部とも気密になっている。
前面板1e1,1e2,1e3には、絶縁スペーサ18が
貫設され、この絶縁スペーサ18の前面側の中心導体は、
固定側導体4bの後端に連結されている。これらの遮断
器箱1E1,1E2,1E3及び導体箱1F1,1F
2,1F3に取り付けられた機器や接続導体などは、図
3と同様で、同一符号を付し説明を省く。
【0047】このように構成された金属閉鎖形スイッチ
ギヤにおいても、図3で示した金属閉鎖形スイッチギヤ
と同様に、保守・点検を各箱体単位で行うことができる
他、ケーブル室が分離されているので、遮断器箱1E
1,1E2,1E3が小形化され、組立が容易となる利
点もある。
【0048】また、図3と同様に、遮断器箱1E2,1
E3、導体箱1F2,1F3にも天井板を設け、遮断器
箱1E1,1E2,1E3の背面板も設けて、フランジ
20のOリングを省いてもよい。また、上記実施例におい
ては、遮断器箱3などに収納した主回路機器は、真空バ
ルブ4や計器用変圧器6などのときで説明したが、例え
ば、断路器や避雷器などを加えてもよく、また、これら
の主回路機器は単独に収納してもよい。
【0049】
【発明の効果】以上、請求項1に記載の発明によれば、
箱体を前後に仕切る隔壁の前方に上下多段に形成された
機器室に引出自在に設けられ、内部に絶縁ガスが封入さ
れた主回路機器ユニットと、隔壁の後方に設けられ隔壁
に貫設された絶縁スペーサを介して主回路機器ユニット
に接続される導体が配設され、絶縁ガスが封入された導
体室とで金属閉鎖形スイッチギヤを構成することで、各
主回路機器ユニットに対する絶縁ガスの封入作業を、各
主回路機器ユニット毎に行い、各主回路機器ユニットの
大幅な保守・点検は、各主回路機器ユニットを箱体から
引き出して行うようにしたので、絶縁物の絶縁性能を損
うことなく、容易に組み立てることができ、設置面積を
減らすことのできる金属閉鎖形スイッチギヤを得ること
ができる。
【0050】また、請求項2に記載の発明によれば、密
封箱体を前後に仕切る隔壁の前方を仕切板で上下に区画
され前端にフランジが設けられた主回路機器室と、この
主回路機器室に挿脱自在に収納されフランジに気密に固
定される前面板が設けられた主回路機器ユニットと、隔
壁の後方に設けられこの隔壁に貫設された絶縁スペーサ
を介して主回路機器ユニットに接続される導体が配設さ
れ絶縁ガスが封入された導体室とで金属閉鎖形スイッチ
ギヤを構成することで、各主回路機器ユニットに対する
絶縁ガスの封入作業を、各主回路機器ユニット毎に行
い、各主回路機器ユニットの大幅な保守・点検は、各主
回路機器ユニットを箱体から引き出して行うようにした
ので、絶縁物の絶縁性能を損うことなく、容易に組み立
てることができ、設置面積を減らすことのできる金属閉
鎖形スイッチギヤを得ることができる。
【0051】また、請求項3に記載の発明によれば、絶
縁ガスが封入され主回路機器が収納された箱体を上下に
重ね、この箱体の上下の隣接部に形成されたフランジで
互いに固定して金属閉鎖形スイッチギヤを構成すること
で、各主回路機器ユニットに対する絶縁ガスの封入作業
を、各主回路機器ユニット毎に行うようにしたので、絶
縁物の絶縁性能を損うことなく、容易に組み立てること
ができ、設置面積を減らすことのできる金属閉鎖形スイ
ッチギヤを得ることができる。
【0052】さらに、請求項4に記載の発明によれば、
絶縁ガスが封入され主回路機器が収納された機器ユニッ
トと、この機器ユニットの後部にフランジを介して隣接
され絶縁ガスが封入された導体ユニットを上下に積み重
ね、機器ユニットと導体ユニットの上下に形成されたフ
ランジを介して互いに固定して金属閉鎖形スイッチギヤ
を構成することで、各主回路機器ユニットと各導体ユニ
ットに対する絶縁ガスの封入作業を、各主回路機器ユニ
ットと各導体ユニット毎に行うようにしたので、絶縁物
の絶縁性能を損うことなく、容易に組み立てることがで
き、設置面積を減らすことのできる金属閉鎖形スイッチ
ギヤを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に記載の発明の金属閉鎖形スイッチギ
ヤの一実施例を示す右側面図。
【図2】請求項2に記載の発明の金属閉鎖形スイッチギ
ヤの一実施例を示す右側面図。
【図3】請求項3に記載の発明の金属閉鎖形スイッチギ
ヤの一実施例を示す右側面図。
【図4】請求項4に記載の発明の金属閉鎖形スイッチギ
ヤの一実施例を示す右側面図。
【図5】従来の金属閉鎖形スイッチギヤの一例を示す右
側面図。
【図6】図5の部分縦断面図。
【符号の説明】
1A,1B,1C1,1C2,1C3…箱体、1E1,
1E2,1E3,3…遮断器箱、1F1,1F2,1F
3…導体箱、2A…制御箱、2B…操作機構、4…真空
バルブ、5…横母線、6…計器用変圧器、7A,7B,
15,17,18…絶縁スペーサ、8…ケーブルヘッド、9
A,9B,9C…接続導体、10…支持がいし、11…貫通
形変流器、12…押え板、13…ユニットベース、14…接触
子、19,20…フランジ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 章 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 (72)発明者 池田 順一 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 (72)発明者 阪口 修 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 (72)発明者 郷 冨夫 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 (72)発明者 児玉 良一 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱体を前後に仕切る隔壁の前方に上下多
    段に形成された機器室に引出自在に設けられ、内部に絶
    縁ガスが封入された主回路機器ユニットと、前記隔壁の
    後方に設けられ前記隔壁に貫設された絶縁スペーサを介
    して前記主回路機器ユニットに接続される導体が配設さ
    れ、絶縁ガスが封入された導体室とよりなる金属閉鎖形
    スイッチギヤ。
  2. 【請求項2】 密封箱体を前後に仕切る隔壁の前方を仕
    切板で上下に区画され前端にフランジが設けられた主回
    路機器室と、この主回路機器室に挿脱自在に収納され前
    記フランジに気密に固定される前面板が設けられた主回
    路機器ユニットと、前記隔壁の後方に設けられこの隔壁
    に貫設された絶縁スペーサを介して前記主回路機器ユニ
    ットに接続される導体が配設され絶縁ガスが封入された
    導体室とよりなる金属閉鎖形スイッチギヤ。
  3. 【請求項3】 絶縁ガスが封入され主回路機器が収納さ
    れた箱体を上下に重ね、この箱体の上下の隣接部に形成
    されたフランジで互いに固定してなる金属閉鎖形スイッ
    チギヤ。
  4. 【請求項4】 絶縁ガスが封入され主回路機器が収納さ
    れた機器ユニットと、この機器ユニットの後部にフラン
    ジを介して隣接され絶縁ガスが封入された導体ユニット
    を上下に積み重ね、前記機器ユニットと前記導体ユニッ
    トの上下に形成されたフランジを介して互いに固定して
    なる金属閉鎖形スイッチギヤ。
JP5186541A 1993-07-29 1993-07-29 金属閉鎖形スイッチギヤ Pending JPH0746726A (ja)

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