JP4268991B2 - 真空絶縁スイッチギヤ - Google Patents

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本発明は真空絶縁スイッチギヤに係わり、特に、受変電設備に使用するに好適な真空絶縁スイッチギヤに関する。
受変電設備においては、負荷電流あるいは事故電流を遮断するための真空遮断器,負荷の保守点検を行う際に作業者の安全を確保するための断路器と接地開閉器,系統電圧・電流の検出装置、更に保護リレーなどが筐体内に収納されて成る閉鎖形配電盤(スイッチギヤと称す)が設置されている。
この種のスイッチギヤにおいては、スイッチギヤの設置場所における送電ケーブルの引込み位置を考慮しなければならないので、送電ケーブルの引込み位置に柔軟に対応できることが望まれている。
この点を改善するものとして、複数の開閉器を各々の真空容器に収納し、それらを一体にモールドし、モールド部に外部導体接続用の端子を設け、この外部導体接続用の端子を様々な方向に突出させることにより、送電ケーブルの様々な引込み位置に対応させるものがある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2000−306474号公報(図16)
上述したスイッチギヤは、扉を有する筐体内に収納される複数の開閉器,母線,外部導体接続用の端子等が、送電ケーブルの様々な引込み位置に対応できるように、筐体内での配置を変えることを可能としているものである。
この種のスイッチギヤを備える受変電設備では、ユーザの要求が多様化している。例えば、需要先では使用目的により負荷の種類,運転条件が異なるので、要求される安全性,信頼性,運転保全及び将来の負荷の増加を考慮して配電系統を計画するが、この配電計画において、受変電設備を構成する遮断器,断路器,接地開閉器等の制御及び電圧,電流,電力等の監視計測に関しても配慮しなければならない。
この場合、前記の機器と制御及び監視計測等の機器の設置空間を如何に小さくして、小形,軽量化を図り、設置のための投資を抑えるかが重要なポイントとなる。
また、上述したユーザの多種多様な要求の中で、安全性に対しても十分に配慮されていることが必要である。例えば、スイッチギヤの設置後の地震等に対する安全性を向上させること、遮断器の操作系の故障に対してフェイルセイフ機能を発揮させることが重要なポイントである。
本発明は、上述の事柄に基づいてなされたもので、その目的とするところは、スイッチギヤの運搬,据付及び設置後の地震等に対する安全性,信頼性を向上させることができること、或いはスイッチギヤの操作機構部の破損等の故障に対して、フェイルセイフ機能を発揮することができる真空絶縁スイッチギヤを提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明に係る真空絶縁スイッチギヤは、接地金属板で区画され、中央部に位置する母線区画部、この母線区画部の下方に位置する開閉器区画部、背面側に位置するケーブル区画部、前面側上方に位置する低電圧制御区画部を有する筐体と、前記開閉器区画部内に、その可動接点が固定接点に対して下方に位置するように設置された開閉及び断路機能を有する真空2点切り3位置型開閉器と、前記開閉器区画部内に、その可動接点が固定接点に対して下方に位置するように設置され、かつ、前記真空2点切り3位置型開閉器と樹脂でモールドされ一体に形成された真空接地開閉器と、前記母線区画部内に設置され、前記真空2点切り3位置型開閉器の一方の固定接点に接続された母線と、前記開閉器区画部内の、前記真空2点切り3位置型開閉器及び前記真空接地開閉器の下方側に設置され、該真空2点切り3位置型開閉器及び前記真空接地開閉器を開閉操作する電磁駆動式操作装置と、前記真空2点切り3位置型開閉器の他方の固定接点に接続され、前記筐体の背部側に位置するケーブル区画部に導入されたケーブル接続用の端子と、この端子に回転可能に設けられ、前記筐体の上方又は下方から前記ケーブル区画部内に導入されるケーブルに選択的に接続するT型ケーブルヘッドとを備え、前記筐体は、開閉自在な扉を備え、かつ、前記扉の前面側には、前記各機器の異常を表示する警報表示器、各機器の操作スイッチ部、及び緊急時に操作される緊急用手動ハンドル操作部が、上方から下方に順次配置されていると共に、前記緊急用手動ハンドル操作部は、手動ハンドルの先端部が前記電磁駆動式操作装置の操作機構に当接することで、前記真空2点切り3位置型開閉器の可動接点を開路状態に操作すること、
或いは、接地金属板で区画され、中央部に位置する母線区画部、この母線区画部の下方に位置する開閉器区画部、背面側に位置するケーブル区画部、前面側上方に位置する低電圧制御区画部を有する筐体と、前記開閉器区画部内に設置された開閉及び断路機能を有する真空2点切り3位置型開閉器と、前記開閉器区画部内に設置され、かつ、前記真空2点切り3位置型開閉器と樹脂でモールドされ一体に形成された真空接地開閉器と、前記母線区画部内に設置され、前記真空2点切り3位置型開閉器の一方の固定接点に接続された母線と、前記開閉器区画部内の、前記真空2点切り3位置型開閉器及び前記真空接地開閉器の下方側に設置され、該真空2点切り3位置型開閉器及び前記真空接地開閉器を開閉操作する電磁駆動式操作装置と、前記真空2点切り3位置型開閉器の他方の固定接点に接続され、前記筐体の背部側に位置するケーブル区画部に導入されたケーブル接続用の端子と、この端子に回転可能に設けられ、前記筐体の上方又は下方から前記ケーブル区画部内に導入されるケーブルに選択的に接続するT型ケーブルヘッドとを備え、前記開閉器区画部は、前記筐体の高さ方向中間部より下方に位置し、この開閉器区画部内に前記真空2点切り3位置型開閉器と真空接地開閉器及び電磁駆動式操作装置が配置され、前記筐体は、開閉自在な扉を備え、かつ、前記扉の前面側には、前記各機器の異常を表示する警報表示器、各機器の操作スイッチ部、及び緊急時に操作される緊急用手動ハンドル操作部が、上方から下方に順次配置されていると共に、前記緊急用手動ハンドル操作部は、手動ハンドルの先端部が前記電磁駆動式操作装置の操作機構に当接することで、前記真空2点切り3位置型開閉器の可動接点を開路状態に操作することを特徴とする。

本発明の真空絶縁スイッチギヤによれば、筐体内に収納する機器の中でも最も重量のある開閉器及びこれに連動する操作機構部を、筐体の高さ方向の中間部から下方に位置する開閉器区画部内に配置したので、スイッチギヤ全体の重心を低く設定することができる。その結果、スイッチギヤの運搬,据付時の安定性が向上し、作業性を向上させることができ、また、設置後においても地震等に対する安定性が良く、安全性,信頼性を向上させることができる。
また、本発明の真空絶縁スイッチギヤによれば、開閉器の可動接点が固定接点に対して下方に位置するように筐体内に配置したので、操作機構部が破損した場合には、可動接点がその自重により、固定接点から離れる方向に移動するので、フェイルセイフ機能が発揮され、安全性を向上させることができる。
スイッチギヤの運搬,据付及び設置後の地震等に対する安全性,信頼性を向上させることができること、或いはスイッチギヤの操作機構部の破損等の故障に対して、フェイルセイフ機能を発揮することができる真空絶縁スイッチギヤを提供するという目的を、コストの掛からない簡単な構成で実現した。
以下、本発明の真空絶縁スイッチギヤの実施の形態を図面を用いて説明する。
図1乃至図5は、本発明の真空絶縁スイッチギヤをフィーダ盤として適用した一実施の形態を示すものである。
これらの図において、真空絶縁スイッチギヤの筐体1は、内部に配置された接地金属板2a,2b,2c,2dにより母線区画部1aと開閉器区画部1b,ケーブル区画部1c、及び低電圧制御区画部1dにそれぞれ区画されている。また、筐体1の前面側(図1の右側)には、片開き可能な正面側の扉1eが、筐体1の後面側(図1の左側)には、片開き可能な背面側の扉1fがそれぞれ設けられている。
母線区画部1aは、筐体1の奥行き方向(図1の左右方向)の中央部寄りで、かつ、上部側に配置され、開閉器区画部1bは、母線区画部1aの下方に、ケーブル区画部1cは、筐体1の背面側(図1の左側)にそれぞれ配置されている。また、低電圧制御区画部1dは、正面側の扉1eの背面上側に配置され、母線区画部1aと対向する位置にある。
母線区画部1a内には、3相の固体絶縁された母線(BS)5が、接続用ブッシング5aを介して筐体1の前面と平行(図1において、紙面と直交する方向)に配置されている。母線5は、固体絶縁物により絶縁されガスレス化されており、ガスレス化によりガス管理が不要となり取り扱い性が良くなると共に、部屋内に粉塵、或いは異物が混入しても固体絶縁されているので、絶縁が維持され安全性が確保されている。
開閉器区画部1b内には、後で詳述する真空2点切り3位置型開閉器(真空2点切り3位置型遮断及び断路器CBDS)8,真空接地開閉器(ES)9及び操作装置11が配置されている。
ケーブル区画部1cには、上記真空2点切り3位置型開閉器8の固定接点81b及び真空接地開閉器9の固定接点92に接続され、ケーブル区画部1c内に導入されたケーブル接続用端子20aと、このケーブル接続用端子20aに回転可能に設けられたT型ケーブルヘッド20と、このT型ケーブルヘッド20を回転することによって上部又は下部に配置され、端子2aに接続される2条のケーブル3と、ケーブル接続用端子20aの外周に設けられた系統保護用の変流器(CT)4とが設けられている。ケーブル3は、この例では筐体1の下部からケーブル区画部1cに導入されている。また、ケーブル接続用端子20aには、ヒューズ7及び単相巻線形計測用変圧器(VT)10が接続されている。ヒューズ7及び単相巻線形計測用変圧器10は、ケーブル区画部1c内の上部側に配置されている。
低電圧制御区画部1dには、コンデンサ1daと保護リレー1dabからなる低電圧制御部が、正面側の扉1eの背面側に設置されている。正面側の扉1eの正面側には、図4及び図5に示すように、地絡,短絡事故,コンデンサ異常,真空圧異常等を表示する警報表示部1ea,各種の操作スイッチ部1eb、及び緊急用手動ハンドル操作部1ecが上から下に向かって順次配置されている。
警報表示部1eaには、例えば、地絡,短絡の事故を表示する2つの表示部500,インターロックの有効・無効の表示部501,コンデンサの異常表示部502,真空圧力の異常表示部503,コンデンサ充電完了表示部504が設置されている。また、操作スイッチ部1ebには、例えば、真空2点切り3位置型開閉器8と真空接地開閉器9の操作切換スイッチ505,遠・直切換スイッチ506,真空2点切り3位置型開閉器8の入・切・断路の操作スイッチ507,真空2点切り3位置型開閉器8の位置表示ランプ508,真空2点切り3位置型開閉器8の機械的位置表示部509,真空接地開閉器9の接地・切の操作スイッチ510,真空接地開閉器9の機械的位置表示部511、及び検電・検相用の端子512等が設置されている。更に、これら下方に緊急用手動ハンドル操作部1ecが設置されている。この緊急用手動ハンドル操作部1ecの構成については、後述する。
前述した開閉器区画部1b内に配置された真空2点切り3位置型開閉器8及び真空接地開閉器9は、図1及び図6に示すように、エポキシ樹脂12によって一体的にモールドされている。これにより、開閉器部がユニット化され小形軽量化が図られている。ユニット化された開閉器部は相分離構造であり、筐体1の前面と直交して並設され、更にその相間に遮蔽層を配置して、相間の短絡事故の発生が抑えられている。前述したモールドしたエポキシ樹脂12の外表面は、塗布された導電塗料によって接地され、接触の安全性が確保されている。
次に、上述したユニット化された開閉器部の詳細な構成を図1及び図6を用いて説明する。
該図に示す如く、真空2点切り3位置型開閉器8は、絶縁筒80aを備える真空容器80と、真空容器80内に収納された2つの固定接点81a及び81bと、この固定接点81a及び81bの各々と接離可能な2つの可動接点82a及び82bと、各絶縁筒80aにそれぞれ支持され、左右双方の固定接点81a,81b及び可動接点82a,82bを含む周囲を覆うアークシールド80とを備えており、2つの固定接点81a及び81bと可動接点82a及び82bで2点切りを構成している。
図6の右側の固定接点81aは、フィーダ83を介して母線5に接続され、左側の固定接点81bは、フィーダ84を介して端子2aに接続されている。一方、可動接点82aと可動接点82bは、ステンレスなどの高温で焼鈍されない金属で補強された可動導体85で連結されている。この可動導体85には真空絶縁操作ロッド86が連結され、真空絶縁操作ロッド86には、連結ロッド86aが連結されている。この連結ロッド86aは、金属ベローズ87で真空封止されて真空容器80外に導出され、気中絶縁操作ロッド88に連結されている。この気中絶縁操作ロッド88と連結ロッドとの連結部周囲は、ゴム又は金属ベローズ89で覆われている。そして、気中絶縁操作ロッド88は、図1に示すように、操作装置11によって操作される操作ロッド111に連結されている。
また、2つの可動接点82a及び82bは、操作ロッド111と連結している操作装置11によって、図6に示すように、通電するための閉位置Y1,負荷電流又は事故電流を遮断するための開位置Y2、及び雷などのサージ電圧に対して点検作業者の安全を確保するための断路位置Y3の3位置に停止するように操作される。
上述した2つの可動接点82a及び82bは、図6に示すように、それぞれ開位置Y2で閉位置Y1との遮断ギャップg2を、断路位置Y3で断路ギャップg2+g3をそれぞれ確保している。この断路ギャップg2+g3は、遮断ギャップg2の略2倍に当たる極間距離を持つように設定している。このように、断路時における断路ギャップg2+g3を、遮断ギャップg2の略2倍に設定し、複数個(この例では2個)持つことにより、多段形式の絶縁を可能としている。
また、相間をモールド絶縁に、接点の極間を真空絶縁にし、上述極間寸法及び極数を変えることで、「相関絶縁>断路時の極間絶縁>遮断時の極間絶縁>接地開閉器の極間絶縁」の関係を設定することができ、相間の絶縁協調を図っている。これにより、少なくとも一線地絡に抑えられて、事故の波及を極力押えることができる。また、前述した気中絶縁操作ロッド88は、ゴム又は金属ベローズ89で覆われ外気から遮断されているので、長期の使用に対する絶縁信頼性が確保されている。
次に、上述した真空接地開閉器9の詳細な構成を図1及び図6を用いて説明する。
該図に示す如く、真空接地開閉器9は、絶縁筒91aを備える真空容器91と、真空容器91内に収納されフィーダ84に接続される固定接点92と、この固定接点92と接離可能な可動接点93と、絶縁筒91aに支持され、固定接点92及び可動接点93を含む周囲を覆うアークシールド97とを備えている。そして、可動接点93には、真空絶縁操作ロッド94が連結され、この真空絶縁操作ロッド94は、金属ベローズ95を介して真空容器91外に導出され、真空接地開閉器9用の絶縁操作ロッド112に連結されている。前述した真空容器80,91,操作ロッド111はステンレス製のものが使用され、耐環境性を向上させている。また、可動接点93は、真空絶縁操作ロッド94を介して図1に示すように導体96によって接地側に接続されている。
次に、真空2点切り3位置型開閉器8における通電するための閉位置Y1,負荷電流又は事故電流を遮断するための開位置Y2、及び雷などのサージ電圧に対して点検作業者の安全を確保するための断路位置Y3の3位置への切換と真空接地開閉器9の入り切りを操作する操作装置11の詳細な構成を図1及び図7を用いて説明する。
該図に示す如く、操作装置11の構成部品は、開閉器区画部1b内に設けられた支持板113に固定され、この操作装置11は、真空2点切り3位置型開閉器8の可動接点82a,82bを閉位置Y1と開位置Y2とに切換操作するための第1の操作機構200、開真空2点切り3位置型開閉器8の可動接点82a,82bを開位置Y2と断路位置Y3とに切換操作するための第2の操作機構300、及び真空接地開閉器9の可動接点93を操作する第3の操作機構400とから概略構成されている。
先ず第1の操作機構200の構成を、図7及び図1を用いて説明する。該図に示す如く、支持板113には、第1の軸201が回動可能に支持され、この第1の軸201の一方側には、レバー202が第1の軸201の軸線方向に3個固定されている。レバー202の先端側は、操作ロッド111にそれぞれ連結されている。また、第1の軸201の他方側には、レバー203がレバー202とは反対方向に固定されている。
レバー203には、図7に示すように連結部材204を介して電磁石205の駆動軸206が連結され、駆動軸206には、断面T字形状をなしている可動鉄心207が固定されている。この可動鉄心207の周囲には、支持板113に固定した固定鉄心208が配設され、固定鉄心208の内部には、コイル209と円環状の永久磁石210が配置されている。駆動軸206におけるレバー203と反対側には、トリップばね受け211が設けられ、このトリップばね受け211と固定鉄心208との間に、トリップばね212が配設されている。
電磁石205は、可動接点82a,82bが閉位置Y1に保持された状態では、コイル209と永久磁石210との吸引力によって、トリップばね212と気中絶縁操作ロッド88に設けた接圧ばね(図示せず)の蓄勢力に対抗する保持力が得られるようになっている。
次に、真空2点切り3位置型開閉器8の可動接点82a,82bを開位置Y2と断路位置Y3とに切換操作するための第2の操作機構300の構成を、図7を用いて説明する。該図に示す如く、支持板113上の第1の軸201の長手方向の中間部には、レバー301が固定され、このレバー301の先端側には、インターロック用のピン302が設けられている。ピン302には、ローラ303が当接し、このローラ303は、クランクレバー304の一方側先端に回転可能に設けられている。クランクレバー304は、支持板113の下面側に回動可能に支持されている。
クランクレバー304の他方側先端には、電磁石305の駆動軸306が連結され、この駆動軸306には、可動鉄心307が固定されている。可動鉄心307の周囲には、支持板113に固定した固定鉄心308が配設され、固定鉄心308の内部には、2つのコイル309,310が上下方向に配置され、可動鉄心307と固定鉄心308の上部との間には、戻しばね311が配置されている。
上記の電磁石305は、各々のコイル309,310を励磁することによって、可動鉄心307を上下方向に動作させ、この動作により、クランクレバー304は回動される。このクランクレバー304の回動によって、インターロック用のピン302とローラ303との当接位置が変更され、レバー203の第1の軸201回りの回動が阻止されるか、または回動が可能となる。
これにより、真空2点切り3位置型開閉器8の可動接点82a,82bは、図6に示す開位置Y2から断路位置Y3への移動が阻止されて開位置Y2に維持され、また開位置Y2から断路位置Y3への移動が可能となる。即ち、この構成は、真空2点切り3位置型開閉器8の可動接点82における開位置Y2と断路位置Y3との間の第1のインターロック機構となっている。
次に、真空接地開閉器9の可動接点93を操作する第3の操作機構400の構成を、図7を用いて説明する。該図に示す如く、支持板113には、第2の軸401が回動可能に支持され、この第2の軸401の一方側には、レバー402が第2の軸401の軸線方向に3個固定されている。レバー402の先端側は、操作ロッド112にそれぞれ連結され、また、第2の軸401の他方側には、レバー403がレバー402とは反対方向に固定されている。
レバー403には、連結部材404を介して電磁石405の駆動軸406が連結され、この電磁石405は、前述した第1の操作機構200の電磁石205と同様な構成を成し、駆動軸406には、断面T字形状をなしている可動鉄心407が固定されている。可動鉄心407の周囲には、支持板113に固定した固定鉄心408が配設され、固定鉄心408の内部には、コイル409と円環状の永久磁石410が配置され、固定鉄心408と支持板113の下面との間には、遮断用のばね411が配設されている。
真空接地開閉器9の第3の操作機構400と真空2点切り3位置型開閉器8の可動接点82a,82bを開位置Y2と断路位置Y3とに切換操作するための第2の操作機構300との間には、第2のインターロック機構が設けられている。この第2のインターロック機構は、真空2点切り3位置型開閉器8の可動接点82a,82bが雷などのサージ電圧に対して点検作業者の安全を確保するための断路位置Y3の3位置にあるとき、電磁石405によって真空接地開閉器9における可動接点93の固定接点への投入を可能にし、また、真空2点切り3位置型開閉器8の可動接点82a,82bが電流を遮断するための開位置Y2の2位置にあるとき、電磁石405によって真空接地開閉器9における可動接点93の固定接点への投入を不可能にし、更に、真空接地開閉器9の固定接点92に可動接点93を投入しているとき、第2の操作機構300における電磁石205の作動を不可能にするように、関連付けられている。
具体的には、上述した第2のインターロック機構は、第3の操作機構400における電磁石405の駆動軸406の下方端に設けたピン412と、第2の操作機構300における電磁石305の下側で第2の軸401と平行に設けた軸413と、軸413に設けられ、第2の操作機構300における電磁石305の駆動軸306の下端に連結するレバー(図示せず)と、軸413に設けられ、前記ピン412と係合するレバー414とで構成されている。
上述した本発明の真空絶縁スイッチギヤをフィーダ盤として適用した一実施の形態の動作を図1乃至図7を用いて説明する。
真空2点切り3位置型開閉器8内の可動接点82a,82bが負荷電流又は事故電流を遮断するための開位置Y2に設定された状態では、第1の操作機構200におけるトリップばね212の戻り力によって、第1の操作機構200におけるレバー203が、図7において第1の軸201を支点として反時計方向の回転力が与えられている。
これにより、第2の操作機構300を構成するレバー301の先端側に設けたインターロック用のピン302は、ローラ303の外周上面に当接し、トリップばね212の戻り力により更なる反時計方向の回動が抑えられている。即ち、負荷電流又は事故電流を遮断するための開位置Y2から雷などのサージ電圧に対して点検作業者の安全を確保するための断路位置Y3への移行が阻止されている。
次に、第1の操作機構200による開位置Y2から閉位置Y1への操作(投入操作)を説明する。
第1の操作機構200の電磁石205のコイル209に通電すると、駆動軸206が図7において下方向に移動する。この駆動軸206の下方向への移動により、レバー202が第1の軸201を支点として、図7上時計方向に回動し、可動接点82a,82bを閉位置Y1方向に移動させる。この閉状態で、トリップばね212と接圧ばねは蓄勢されて開極動作に備える状態になっている。
なお、この投入動作によって、インターロック用のピン302は、ローラ303の外周面から離れた状態になっている。また、ローラ303は、第2の操作機構における戻しばね311によって位置変化を生ぜず、当初の位置に保持されている。
前述したように、真空2点切り3位置型開閉器8が閉状態である場合、第2の操作機構300は、第1の操作機構200による断路操作が不能となるように、安全性強化のニーズの観点から、機械的インターロック機構を構成している。即ち、遮断,断路間の機械的インターロックの一つである「可動接点が閉位置に存在する場合、断路操作を不能とする」ことを実現している。
次に、第1の操作機構200による閉位置Y1から開位置Y2への操作(開極操作)を説明する。
第1の操作機構200における電磁石205のコイル209を、投入動作時と逆方向に励磁して、永久磁石210の磁束をキャンセルすると、トリップばね212と接圧ばねとの蓄勢力によって、駆動軸206が図7において上方に移動する。駆動軸206の上方への移動により、レバー203,第1の軸201を介して、レバー301が図7において反時計方向に回動するが、レバー301の反時計方向の回転は、第2の操作機構におけるインターロック用のピン302とローラ303の外周上面との当接により抑えられる。その結果、真空2点切り3位置型開閉器8の可動接点82a,82bを開位置Y2に保持することができる。
次に、第2の操作機構300による開位置Y2から断路位置Y3への操作(断路操作)を説明する。
上述した真空2点切り3位置型開閉器8の開状態において、第2の操作機構300における電磁石305の上側のコイル309を励磁すると、駆動軸306が戻しばね311に抗して下方に移動する。駆動軸306の下方への移動は、クランクレバー304を介してローラ303を図7において時計方向に回動させる。ローラ303の時計方向の回動により、ローラ303とインターロック用のピン302との当接位置が上方に上がる。その結果、レバー301,第1の軸201及びレバー202を介して、操作ロッド111が下方に移動し、真空2点切り3位置型開閉器8の可動接点82a,82bは、断路位置Y3に移動する。
この断路状態では、第1の操作機構200における電磁石205の可動鉄心207は、永久磁石台210よりも下に位置するようになっている。それゆえ、万一、断路状態で第1の操作機構200における電磁石205のコイル209を励磁しても、可動鉄心207を通過する磁束は、ほとんどなく吸引力は発生しない。つまり、遮断器と断路器間の機械的インターロック「可動接点が断路位置に存在する場合、投入操作を不能とする」ことを実現している。
次に、第2の操作機構300による断路位置Y3から開位置Y2への操作を説明する。断路状態にて、第2の操作機構300における電磁石205の下側のコイル310を励磁すると、駆動軸206の下方移動、クランクレバー304の反時計方向の回動により、ローラ303は、これに当接しているインターロック用のピン302を下方向に押し下げるので、真空2点切り3位置型開閉器8の可動接点82a,82bは、開位置Y2に移動する。
次に、真空2点切り3位置型開閉器8の可動接点82a,82bが電流を遮断するための開位置Y2にあるとき、第2のインターロック機構におけるレバー414が、第3の操作機構400における電磁石405の駆動軸406の下方端に設けたピン412に係合しているので、電磁石405によって真空接地開閉器9の可動接点93への投入が不可能になっている。
また、真空接地開閉器9の固定接点92に可動接点93を投入しているとき、第2のインターロック機におけるレバー414が、電磁石405の駆動軸406の上方端に設けたピン412に係合しているので、第2の操作機構300による作動が不可能になっており、更に、真空2点切り3位置型開閉器8の可動接点82a,82bが雷などのサージ電圧に対して点検作業者の安全を確保するための断路位置Y3にあるときには、第2のインターロック機構におけるレバー414が、電磁石405の駆動軸406の上方端に設けたピン412の移動を可能にしているので、第3の操作機構400によって真空接地開閉器9の投入が可能である。
なお、上述の実施の形態においては、第2の操作機構300に回転自在なローラ303を用いたが、このローラ303を部分円弧状のカムにすることが可能である。また、第1の操作機構200及び第3の操作機構400を、適宜配置変更することも可能である。更に、第1の操作機構200に電磁操作方式を適用したが、電動ばね方式など他の操作方式を採用することも可能である。
上述した本発明の一実施の形態において、筐体1内に収納される機器の中で最も重量のある真空2点切り3位置型開閉器8及びその操作装置11を、図1に示すように、筐体1の高さ方向の中間部から下方の空間内に配置しているので、スイッチギヤ全体の重心を低く設定することがきる。その結果、スイッチギヤの運搬,据付作業の安全性が向上するし、設置後の地震に際しても転倒が抑制され、安全性を確保することができる。
また、本発明の一実施の形態においては、真空2点切り3位置型開閉器8を、可動接点82a,82bが固定接点81a,81bに対して下方に位置するように筐体1内に配置するとともに、可動接点82a,82bを操作する操作装置11も一括して筐体1内に高さ方向における下方側に配置したので、何等かの要因により操作装置11が故障,破損した場合には、真空2点切り3位置型開閉器8の可動接点82a,82bが自重により固定接点81a,81bから離れるように下方に移動し、これにより、フェイルセイフ機能が発揮され、安全性を向上させることができる。
さらに、本発明の一実施の形態においては、上述の構成に加えて、母線5を真空2点切り3位置型開閉器8の上方に配置し、かつ真空2点切り3位置型開閉器8と操作装置11を下方に配置したので、母線5の接続部近傍には操作装置が位置しない構成となる。これにより、母線5の接続作業時の安全性を向上させることができる。
また、本発明の一実施の形態においては、母線接続部への母線5の接続作業は、母線5を筐体1の側方から筐体1内に導入すると共に、この母線5を母線接続部の上方から母線接続部に向かって下方に降ろすことによって母線接続部に接続するが、図1に示すように、母線5及び母線接続部は、真空2点切り3位置型開閉器8の上方に配置されているので、母線5及び母線接続部が作業者の胸元程度の高さに位置し、作業者は無理な姿勢を強いられることなく安定した状態で、母線接続部の接続作業を行うことができる。また、正面側の扉1eを開くことにより、正面側の扉1eの背面に位置する低電圧制御部がともに筐体1外に移動するので、低電圧制御部が移動した分上述した母線接続作業のための作業空間を確保することができる。
更に、上述した母線5の接続作業は、必要面数のスイッチギヤを列盤配置した後に実施するが、スイッチギヤ内に、出荷試験済みの内蔵機器を実装した状態で、母線5の接続作業を行うことができるので、信頼性を高めることができる。
また、前述した正面側の扉1eの背面側に位置する低電圧制御部をユニット化し、この低電圧制御部を正面側の扉1eの背面側に着脱可能に取り付けることにより、保守点検時に低電圧制御部単体の動作試験を容易に実施することができると共に、低電圧制御部内に収納した保護ルレー等の交換作業も容易になる。
また、前述した正面側の扉1eの正面には、図4及び図5に示すように、警報表示部1eaが作業者の目線高さに、各種の操作スイッチ部1ebが作業者の手の高さに配置されているので、作業者の点検及びその作業性が良好となる。更に、緊急用手動ハンドル操作部1ecを、通常操作時の操作スイッチ部1ebとは別の段である下段の位置に配置しているので、安易に手動操作する可能性が少なくなる。
上述した緊急用手動ハンドル操作部1ecは、例えば、図8に示すように、手動ハンドル900の先端側を正面側の扉1eの孔901に挿入し、筐体1の側板に固定したねじ部902にねじ込むと、手動ハンドル900の円錐状の先端側が、操作装置11における第1の操作機構200の連結部材204の下端に当接し、連結部材204を上方に押し上げる。これにより、第1の操作機構200における永久磁石207の磁力よりもトリップばね212と接圧ばねとの蓄勢力が大きくなり、真空2点切り3位置型開閉器8の可動接点82a,82bが下方に移動して、開路状態にすることができる。その後、手動ハンドル900を正面側の扉1eの孔901から抜き取ることにより、操作を完了させることができる。
更に、図1に示す如く、計器用変圧器10及び保護用のヒューズ7を、筐体1の背面側のケーブル区画部1c内に配置しているので、筐体1の背面側の扉1fを開けることにより計器用変圧器10及び保護用のヒューズ7の点検作業を容易に行うことができ、作業効率が良くなる。
図9は、本発明の真空絶縁スイッチギヤをフィーダ盤として適用した他の実施の形態を示すもので、この図9において、図1と同符号のものは、同一又は相当する部分であるので、その詳細な説明を省略する。
本実施の形態は、ケーブル区画部1c内の2条のケーブル3を筐体1の上方に引き出し、計器用変圧器10及び保護用のヒューズ7を、ケーブル区画部1c内の下方側空間内に配置したものである。他の構成は図1に示したものと同様である。
この実施の形態によれば、前述した実施の形態と同様な効果が得られる共に、設置場所における送電用のケーブルの配線パターンに柔軟に対応して接続設置することができる。
図10は、本発明の真空絶縁スイッチギヤをフィーダ盤として適用した更に他の実施の形態を示すもので、この図10において、図1と同符号のものは、同一又は相当する部分であるので、その詳細な説明を省略する。
本実施の形態は、電力供給量が少なくて良い場合のために、ケーブル区画部1c内のケーブル3を1条とし、この1条のケーブル3を筐体1の下方に引き出すと共に、計器用変圧器10及び保護用のヒューズ7を、ケーブル区画部1c内の上方側空間内に配置したものである。他の構成は図1に示したものと同様である。
この実施の形態によれば、前述した実施の形態と同様な効果が得られると共に、設置場所における送電用のケーブルの配線パターンに柔軟に対応して接続設置することができることは勿論、電力供給量に応じて柔軟に対応できる。
図11は、本発明の真空絶縁スイッチギヤをフィーダ盤として適用した更に他の実施の形態を示すもので、この図11において、図1と同符号のものは、同一又は相当する部分であるので、その詳細な説明を省略する。
本実施の形態は、図10に示した実施形態と同様に電力供給量が少なくて良い場合のために、ケーブル区画部1c内のケーブル3を1条とし、この1条のケーブル3を筐体1の上方に引き出すと共に、計器用変圧器10及び保護用のヒューズ7を、ケーブル区画部1c内の下方側空間内に配置したものである。他の構成は図1に示したものと同様である。
この実施の形態によれば、図10に示した実施の形態と同様な効果が得られる。
なお、上述の実施の形態においては、ケーブル区画部1c内に、計器用変圧器10及び保護用のヒューズ7を設けたが、必要に応じて省略することも可能である。
本発明の真空絶縁スイッチギヤをフィーダ盤として適用した一実施の形態を一部断面にて示す側面図である。 図1に示す本発明の真空絶縁スイッチギヤをフィーダ盤として適用した一実施の形態を一部断面にて示す正面図である。 図1に示す本発明の真空絶縁スイッチギヤをフィーダ盤として適用した一実施の形態を一部断面にて示す背面図である。 図1に示す本発明の真空絶縁スイッチギヤをフィーダ盤として適用した一実施の形態を一部断面にて示す斜視図である。 図1に示す本発明の真空絶縁スイッチギヤをフィーダ盤として適用した一実施の形態を構成する正面側の扉を示す図である。 図1に示す本発明の真空絶縁スイッチギヤを構成する開閉器部分の縦断面図である。 図1に示す本発明の真空絶縁スイッチギヤを構成する開閉器の操作機構の一実施の形態を一部断面にて拡大して示す斜視図である。 本発明の真空絶縁スイッチギヤをフィーダ盤として適用した一実施の形態を構成する緊急用手動ハンドル操作部の動作を説明する側面図である。 本発明の真空絶縁スイッチギヤをフィーダ盤として適用した他の実施の形態を一部断面にて示す側面図である。 本発明の真空絶縁スイッチギヤをフィーダ計測盤として適用した更に他の実施の形態を一部断面にて示す側面図である。 本発明の真空絶縁スイッチギヤをフィーダ計測盤として適用した他の実施の形態を一部断面にて示す側面図である。
符号の説明
1 筐体
1a 母線区画部
1b 開閉器区画部
1c ケーブル区画部
1d 低圧制御区画部
1e 正面側の扉
1f 背面側の扉
2a,2b,2c,2d 接地金属板
3 ケーブル
4 変流器
5 母線
5a 接続用ブッシング
7 ヒューズ
8 真空2点切り3位置型開閉器
9 真空接地開閉器
10 単相巻線形計測用変圧器
11 操作装置
12 エポキシ樹脂
20 T型ケーブルヘッド
20a ケーブル接続用端子
80,91 真空容器
80a,91a 絶縁筒
81a,81b,92 固定接点
82a,82b,93 可動接点
83,84 フィーダ
85 可動導体
86,94 真空絶縁操作ロッド
87,95 金属ベローズ
88 気中絶縁操作ロッド
90,97 アークシールド
96 導体
111 操作ロッド
112 絶縁操作ロッド
113 支持板
200 第1の操作機構
300 第2の操作機構
400 第3の操作機構

Claims (4)

  1. 接地金属板で区画され、中央部に位置する母線区画部、この母線区画部の下方に位置する開閉器区画部、背面側に位置するケーブル区画部、前面側上方に位置する低電圧制御区画部を有する筐体と、前記開閉器区画部内に、その可動接点が固定接点に対して下方に位置するように設置された開閉及び断路機能を有する真空2点切り3位置型開閉器と、前記開閉器区画部内に、その可動接点が固定接点に対して下方に位置するように設置され、かつ、前記真空2点切り3位置型開閉器と樹脂でモールドされ一体に形成された真空接地開閉器と、前記母線区画部内に設置され、前記真空2点切り3位置型開閉器の一方の固定接点に接続された母線と、前記開閉器区画部内の、前記真空2点切り3位置型開閉器及び前記真空接地開閉器の下方側に設置され、該真空2点切り3位置型開閉器及び前記真空接地開閉器を開閉操作する電磁駆動式操作装置と、前記真空2点切り3位置型開閉器の他方の固定接点に接続され、前記筐体の背部側に位置するケーブル区画部に導入されたケーブル接続用の端子と、この端子に回転可能に設けられ、前記筐体の上方又は下方から前記ケーブル区画部内に導入されるケーブルに選択的に接続するT型ケーブルヘッドとを備え、前記筐体は、開閉自在な扉を備え、かつ、前記扉の前面側には、前記各機器の異常を表示する警報表示器、各機器の操作スイッチ部、及び緊急時に操作される緊急用手動ハンドル操作部が、上方から下方に順次配置されていると共に、前記緊急用手動ハンドル操作部は、手動ハンドルの先端部が前記電磁駆動式操作装置の操作機構に当接することで、前記真空2点切り3位置型開閉器の可動接点を開路状態に操作することを特徴とする真空絶縁スイッチギヤ。
  2. 接地金属板で区画され、中央部に位置する母線区画部、この母線区画部の下方に位置する開閉器区画部、背面側に位置するケーブル区画部、前面側上方に位置する低電圧制御区画部を有する筐体と、前記開閉器区画部内に設置された開閉及び断路機能を有する真空2点切り3位置型開閉器と、前記開閉器区画部内に設置され、かつ、前記真空2点切り3位置型開閉器と樹脂でモールドされ一体に形成された真空接地開閉器と、前記母線区画部内に設置され、前記真空2点切り3位置型開閉器の一方の固定接点に接続された母線と、前記開閉器区画部内の、前記真空2点切り3位置型開閉器及び前記真空接地開閉器の下方側に設置され、該真空2点切り3位置型開閉器及び前記真空接地開閉器を開閉操作する電磁駆動式操作装置と、前記真空2点切り3位置型開閉器の他方の固定接点に接続され、前記筐体の背部側に位置するケーブル区画部に導入されたケーブル接続用の端子と、この端子に回転可能に設けられ、前記筐体の上方又は下方から前記ケーブル区画部内に導入されるケーブルに選択的に接続するT型ケーブルヘッドとを備え、
    前記開閉器区画部は、前記筐体の高さ方向中間部より下方に位置し、この開閉器区画部内に前記真空2点切り3位置型開閉器と真空接地開閉器及び電磁駆動式操作装置が配置され、前記筐体は、開閉自在な扉を備え、かつ、前記扉の前面側には、前記各機器の異常を表示する警報表示器、各機器の操作スイッチ部、及び緊急時に操作される緊急用手動ハンドル操作部が、上方から下方に順次配置されていると共に、前記緊急用手動ハンドル操作部は、手動ハンドルの先端部が前記電磁駆動式操作装置の操作機構に当接することで、前記真空2点切り3位置型開閉器の可動接点を開路状態に操作することを特徴とする真空絶縁スイッチギヤ。
  3. 請求項1又は2に記載の真空絶縁スイッチギヤにおいて、
    前記ケーブル接続用の端子の外周に、系統保護用の変流器が設置されていることを特徴とする真空絶縁スイッチギヤ。
  4. 請求項1又は2に記載の真空絶縁スイッチギヤにおいて、
    前記ケーブル区画部内には、前記ケーブルに接続される保護用ヒューズ及び計器用変圧器が配置され、この保護用ヒューズ及び計器用変圧器は、前記ケーブル区画部内の上方側又は下方側の何れかに設置されていることを特徴とする真空絶縁スイッチギヤ。
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