JP2005005277A - 真空スイッチ - Google Patents
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Abstract
【課題】
真空遮断器は接触している可動電極と固定電極との背面からロッドを介して外部の電源及び負荷に電流を流していたので、電流通路が長くなり、電気抵抗が大きくなり、電力損失が多かった。
【解決手段】
本発明では、負荷側導体とフレキシブル導体を介して接続した可動電極を固定電極と開閉するようにした。
【効果】
電流通路が短くなり、電気抵抗が少なく、この分電力損失及び発生熱を少なくすることができるようになったので、スイッチギヤが小型化した。
【選択図】図6
真空遮断器は接触している可動電極と固定電極との背面からロッドを介して外部の電源及び負荷に電流を流していたので、電流通路が長くなり、電気抵抗が大きくなり、電力損失が多かった。
【解決手段】
本発明では、負荷側導体とフレキシブル導体を介して接続した可動電極を固定電極と開閉するようにした。
【効果】
電流通路が短くなり、電気抵抗が少なく、この分電力損失及び発生熱を少なくすることができるようになったので、スイッチギヤが小型化した。
【選択図】図6
Description
本発明は真空スイッチに係り、特に小型化で安価な新規な真空スイッチに関する。
都市部の消費電力集中地域の増加する需要に対して、配電用変電所の立地困難,配電用配管の配置余裕なし及び高い供給設備稼働率化への要求等により、配電電圧の昇圧、即ち回線当たりの容量が大きくできるより高い電圧系統に積極的に負荷吸収を図ることが、効率的な電力供給設備形成につながる。このために配電器材・受変電設備の更なるコンパクト化を図る必要がある。
コンパクト化を図る受変電機器としては例えば特開平3−273804 号公報に記載された
SF6 ガス絶縁スイッチギヤが考えられる。このスイッチギヤは配電函に絶縁ガスを充填したユニット室及び母線室に、遮断器,2個の断路器および接地開閉器を個別に製作して収納している。遮断器として真空遮断器を使用する場合、真空遮断器の操作器により可動電極が固定電極に対して上下に移動して、投入,遮断したり、或いは特開昭55−143727号公報に記載された真空遮断器の如く、主軸を支点として可動電極が左右に回動して固定電極に対して接離して、投入,遮断している。
SF6 ガス絶縁スイッチギヤが考えられる。このスイッチギヤは配電函に絶縁ガスを充填したユニット室及び母線室に、遮断器,2個の断路器および接地開閉器を個別に製作して収納している。遮断器として真空遮断器を使用する場合、真空遮断器の操作器により可動電極が固定電極に対して上下に移動して、投入,遮断したり、或いは特開昭55−143727号公報に記載された真空遮断器の如く、主軸を支点として可動電極が左右に回動して固定電極に対して接離して、投入,遮断している。
ガス絶縁スイッチギヤは、例えば電力会社からの電力を断路器とガス遮断器などで受電し、変圧器で負荷に最適な電圧に変え、負荷例えばモータなどに電力を供給している。受変電機器を保守・点検するには、ガス遮断器を切後、ガス遮断器と別個に設けた断路器を開放し、更に接地開閉器を接地することにより、残留電荷,誘導電流を接地に流し、かつ、電源からの再印加を防止して、作業者の安全を守っている。また、母線が充電されたまま接地開閉器を接地すると、事故につながるので、断路器と接地開閉器との間にはインターロックを設けている。
例えば特開平3−273804 号公報に記載されたSF6ガス絶縁開閉装置は、配電函にSF6ガスを充填したユニット室及び母線室にガス遮断器,2個の断路器および接地開閉器を個別に製作して収納している。遮断器として真空遮断器を使用する場合、真空遮断器の操作器により可動電極が固定電極に対して上下に移動して、投入,遮断したり、或いは特開昭55−143727号公報に記載された真空遮断器では、主軸を支点して可動ブレードに相当する可動リード線及び可動電極が左右に回動して固定電極に対して接離して、投入,遮断している。
しかしながら、これらの真空遮断器では可動電極が固定電極に投入後、両電極と接続している可動側及び固定側リード線であるロッドを介して電源と負荷側のケーブルヘッドに接続しているので、接続距離が長くなり、電力損失及び発生熱が多くなる。
本発明の目的は、可動電極が固定電極から電源と負荷側のケーブルヘッドに接続する距離を短くして、電力損失及び発生熱を少なくして小型化した真空スイッチを提供することにある。
本発明の真空スイッチは、接地された真空容器内に配置された負荷側共通導体に取り付けられた接地側接点及び負荷側接点と、両接点にそれぞれ接離する接地可動電極及び可動電極と、母線に接続された固定電極と、該固定電極と前記可動電極とを電気的に接続するフレキシブル導体とを備えたことを特徴とする。
以上のように本発明の真空スイッチによれば、固定電極とフレキシブル導体を介して可動電極より負荷側導体に電力を供給しているので、電流通路を従来技術のそれに比べて大幅に短縮できる。これにより、電気抵抗が少なくなり、この分電力損失及び発生熱を少なくすることができる。又可動電極と負荷側導体とが摺動しないように、フレキシブル導体で電気的に接続しているので、負荷側導体及び可動電極に溶着は生じることがない。
以下、本発明の実施例を図1ないし図5より説明する。図1の回路図は集合型スイッチギヤの全体を示し、図1の1回路分の回路スイッチギヤの構造に合わせた電気回路を示すと図2となり、また図1の1回路分の回路スイッチギヤの構造を示したのが図3,図4である。図5は回路スイッチギヤ各相間を母線で接続する中継端子板27である。
多回路例えば3回路分スイッチギヤ1,2,3を接地Eされた真空容器4内に配置した。各回路スイッチギヤ1,2,3は構成が同じなので、第2の回路スイッチギヤ2を説明し、他のスイッチギヤの説明を省略する。回路スイッチギヤ2は相スイッチギヤ2X,
2Y,2Zの三相を集合したものである。各相スイッチギヤ2X,2Y,2Zは構成が同じなので、第1相の相スイッチギヤ2Xのみを説明し、他の相スイッチギヤ2Y,2Zの説明を省略する。
2Y,2Zの三相を集合したものである。各相スイッチギヤ2X,2Y,2Zは構成が同じなので、第1相の相スイッチギヤ2Xのみを説明し、他の相スイッチギヤ2Y,2Zの説明を省略する。
相スイッチギヤ2Xは遮断機能,断路機能,接地機能及び母線を一体に集合したものである。即ち、相スイッチギヤ2Xは主として固定電極5と接地装置6との間を移動する可動電極7とから構成している。固定電極5は内部母線8に接続している。可動電極7は負荷側導体9に接続し、負荷側導体9は真空容器外に伸びるケーブルヘッド10に接続している。また可動電極7は後述する可動ブレードと機械的に連結し、図示していない操作機構部により駆動される可動ブレードの回動により上下方向或いは左右方向に回動する。可動電極7が固定電極5から接地装置6まで移動すると、図2の4位置に停止する。また回路スイッチギヤ1は可動電極7と接続した電源側ケーブル11により系統電源12に電気的に接続している。
即ち、可動電極7が回動するのに応じて、可動電極7が固定電極5に接触する投入位置Y1で通電し、投入位置Y1より下側に回動して遮断位置Y2で可動電極7が固定電極5と離れ電流を遮断する。更に下側に回動して断路位置Y3で可動電極7が固定電極5と離れ、雷などで絶縁破壊しないこと及び負荷導体側で作業員が感電しない絶縁距離を取る。更に下側に可動電極7が回動して接地位置Y4で可動電極7が接地装置6と接触する。尚、断路位置Y3を省略して遮断位置Y2から接地位置Y4に移動しても本発明の下記効果を損なうものではない。
高絶縁体である真空中で、可動電極7が固定電極5から接地装置6に回動する間に一つの操作で連続的に4位置すなわち複数機能を持つことができるので、操作がしやすい使い勝手が良い。また可動電極7,固定電極5,接地装置6を一個所に集合化したので、上述の従来技術に比べてより小型化することができる。更に断路位置Y3を設けると、異電源突合せ例えば2つの系統電源を持つ2回線受電において、いずれか1回線に相スイッチギヤ2Xが投入位置Y1で運転中にあり、他回線の相2Xが断路位置Y3で待機中の時にはこの回路の負荷側導体9に作業員が接触しても安全である。待機中から運転或いは運転中から待機に切り替える場合も連続して操作ができるので、作業スピードが速く、操作がしやすい。
更に通電電流を変流器13で検出して、保護リレー14を動作させて、操作機構部(図示せず)をトリップさせることにより、系統の事故にも対応する。
接地Eされた真空容器4は、ステンレス部材を使用し、その一部が球面又は曲面形状に形成し、真空容器4の機械的強度の増加を図り、真空容器壁の厚みを薄くして軽量化を図っている。真空容器4は配電盤16に収納されている。配電盤16は真空容器4の上側及び下側に操作コンパートメント17及び導体コンパートメント18を設けている。操作コンパートメント17は真空容器4の右側つまり奥行側に凹んで配置され、正面側には開閉自在な扉19を取り付けている。又導体コンパートメント18は真空容器4の左側つまり手前側に配置されている。
真空容器4を介して操作コンパートメント17と導体コンパートメント18とは斜めに対称に配置されている。操作コンパートメント17は可動ブレード及び可動電極17を回動する操作機構部を収納している。導体コンパートメント18は負荷側導体9及びケーブルヘッド10を収納している。操作コンパートメント17の手前側真空容器上に操作コンパートメント内を保守点検する工具などを置くことができ、保守点検が容易である。又導体コンパートメント18を操作コンパートメント17より手前の正面側に配置してケーブルヘッド10の取り付け作業を安全に行うことができるようにしている。
真空容器正面側の壁には9個のブッシング21を取り付けている。第1の回路スイッチギヤ1において三相の電源側ケーブル11の一方側は、ブッシング21を貫通して外部の系統電源12に接続している。第2及び第3の回路スイッチギヤ2,3でも各三相の一方側負荷側導体9はブッシング21を貫通してケーブルヘッド10に接続している。接続する時には負荷側導体9に設けたケーブルヘッド10を挿入して行う。ブッシング21内の負荷側導体9ではフレキシブル導体22を使用し、トランス,モータ等の負荷に接続している。第2の回路スイッチギヤ2のケーブルヘッド10の各相に、図4に示すように変流器13を設けている。他の回路スイッチギヤ1,3にも変流器13を負荷条件など必要に応じて設けられる。
接地装置6は9個のケーブルヘッドに対応し、その上部に配置され、共通接地導体24とを接地導体38で接続している。共通接地導体24の両端は接地ネジ25により配電盤16に固定している。これらのケーブルヘッド10,接地導体38,変流器13は全て正面側から見ることができるようにして、取り付け忘れを防止していると共に、取り付け取り外し作業を作業員がやりよくして、作業能率の向上を図っている。
各3回路分スイッチギヤ間は図1では内部母線8が直接回路スイッチギヤ間を接続しているが、これは実施例を容易に理解するために回路スイッチギヤ間を直接接続したのである。図1の中継端子板27の実際は、図5の9個の固定電極5の一部で構成した中継端子26を有する中継端子板27を真空容器内壁面に取り付け、各中継端子26に上述した各内部母線8を接続している。各内部母線8を中継端子板27に配置する場合には、中継端子板27の左側から右側に行くに従い順次、第1の回路スイッチギヤから第2,第3の回路スイッチギヤの内部母線8を配置する。配置に際しては、各回路スイッチギヤの内部母線8は、第1相1X,2X,3Xを一方側に第2相及び第3相2X〜2Z,3X〜3Zを他方側にラップしながら配置して、配線を容易にし、且つ配線間違いの防止と内部母線の分散配置により熱劣化の防止等の対策を施している。
第1ないし第3の回路スイッチギヤ1〜3は接地Eされた真空容器内に配置され、次のような構成をしているが、各相スイッチギヤ2X〜2Zは構成が同じなので、1相分の相スイッチギヤ2Xの構成のみ説明し、他の相スイッチギヤ2Y,2Zの説明は省略する。接地Eされた真空容器4の内部は接地装置6と対応して配置された固定電極5との間を回動する可動電極7を配置し、可動電極7にケーブルヘッド10が対応配置されており、これらは全体として十字形状に配置されている。真空容器4に形成した3個の貫通穴(図示せず)を貫通した接地装置6と可動ブレード30及び負荷側導体9を真空容器外に延ばしている。
接地装置6は一端側に接地側底金具31を設け、他端側が開口しているセラミック材よりなる接地側ブッシング32を有し、接地側ブッシング32の外周にフランジ33を設け、フランジ33に取り付けた接地側封止金具34を真空容器4に溶着している。接地側ブッシング内に接地側ベローズ35及びバネ36と接地側導体37を配置している。接地側導体37は接地側底金具31を貫通して外部に伸びており、その端部がネジにより接地導体38が前述した共通接地導体24に接続している。接地導体38はフレキシブル導体で構成され、接地側導体37が動いたときでも電気的に接続できる。また、これと反対側の接地側導体37には接地電極39を固定している。接地電極39を接地側底金具側に押すと、接地側ベローズ35と共にバネ36も縮むが、その時にバネ36を縮んだ力により、常に接地電極39を可動電極7方向に押圧している。
接地装置6と対応配置された固定電極5は3相の内部母線8と接続している。
3相の内部母線8は図5に示したように配置されている。固定電極5および中継端子
26は固定中継金具41を介してセラミック材よりなる固定絶縁筒42に支持されている。固定絶縁筒42の他端を支持している固定支持金具43はロー材により真空容器に固定されている。つまり固定絶縁筒42の両端に固定中継金具41と固定支持金具43とを予め取り付けてある。
26は固定中継金具41を介してセラミック材よりなる固定絶縁筒42に支持されている。固定絶縁筒42の他端を支持している固定支持金具43はロー材により真空容器に固定されている。つまり固定絶縁筒42の両端に固定中継金具41と固定支持金具43とを予め取り付けてある。
可動電極7は接地装置6と固定電極5との間に配置され、可動電極7を可動中継金具
44を介してセラミック材の可動絶縁筒45に支持されており、可動支持部45の一端は前述と同様に可動支持金具46に支持され、可動支持金具46は可動ブレード30に支持されている。可動ブレード30は可動支持板47を貫通して外部に延びている。可動支持板47は真空容器4に固定されている。可動ブレード30は伸縮自在な可動ベローズ48に包囲され、可動ベローズ48に一端は可動支持金具46に、他端は可動支持板47にそれぞれ取り付けられ、可動ブレード30が左右,上下へ回動する動きをできるようにしている。可動ブレード30は主軸49を支点として矢印方向に回動し、接地装置6と固定電極5とに接離する。
44を介してセラミック材の可動絶縁筒45に支持されており、可動支持部45の一端は前述と同様に可動支持金具46に支持され、可動支持金具46は可動ブレード30に支持されている。可動ブレード30は可動支持板47を貫通して外部に延びている。可動支持板47は真空容器4に固定されている。可動ブレード30は伸縮自在な可動ベローズ48に包囲され、可動ベローズ48に一端は可動支持金具46に、他端は可動支持板47にそれぞれ取り付けられ、可動ブレード30が左右,上下へ回動する動きをできるようにしている。可動ブレード30は主軸49を支点として矢印方向に回動し、接地装置6と固定電極5とに接離する。
可動ブレード30の先端は連結した図示していない操作機構部の駆動により、可動ブレード30は主軸49を支点として回動する。動作軸50は可動ブレード30と操作機構部とを連結している。尚、可動ブレード30の先端に可動電極を設けただけの構造でもよい。この場合、可動ブレードと操作機構部とのいずれかの一部に電圧を遮断する絶縁手段が必要である。
可動電極7の先端と負荷側導体9とはフレキシブル導体22により接続している。負荷側導体9は、セラミック材よりなる負荷側ブッシング21を貫通してケーブルヘッド10に接続している。負荷側ブッシング21端部に負荷側封止金具53を設け、負荷側封止金具53を真空容器4に空けた開口の周囲にロー材に溶着して支持すると共に、真空容器4の外部とケーブルヘッド10の間に露出している負荷側ブッシング21のセラミック表面は接地金属層(図示していない)を設け、漏電流が真空容器4を介して接地Eに流れるようにし、作業員がケーブルヘッド10周辺に接触しても危険が生じないように安全対策を施している。
次に相スイッチギヤの動作を図6ないし図8により説明する。可動電極7は図6のように接地装置6と固定電極5との間に配置された図2の遮断位置Y2及び断路位置Y3にあり、この位置から可動電極7を矢印方向X1に回動して、図7に示す如く可動電極7が接地電極39に接触した所が接地位置Y4であり、常に接地電極39は可動電極方向にバネ36により押圧されている。また、可動電極7は矢印方向X2に回動して、図8に示すごとく可動電極7が固定電極5に接触していると共に、負荷側導体9にも接続した所が投入位置Y1である。
投入位置Y1では可動電極7が固定電極5に接触していると共に、負荷側導体9に接続している。この場合、従来技術と異なり可動ブレード30を経由することなく、可動電極7より固定電極5とフレキシブル導体22を介して負荷側導体9に電力を供給しているので、電流通路を従来技術のそれに比べて大幅に短縮できるようになり、電気抵抗が少なくなり、この分電力損失及び発生熱を少なくすることができるようになった。
一方、投入位置Y1では常時電力を負荷に供給しており、この運転時間は他の位置での使用時間よりも長く、フレキシブル導体22を使用しなければ、可動電極7が直接負荷側導体9に摺動接触することが考えられる。これは、可動電極7が直接負荷側導体9に摺動接触し、可動電極7及び負荷側導体9が接触した状態で電流を流し続けることになり、真空容器4内の真空中ではこの発生熱により可動電極7及び負荷側導体9は簡単に溶着してしまう。この結果、溶着している可動電極7と負荷側導体9とを剥離するために、操作機構部の回動力を大きくすれば、最低限使用できるが、操作機構部の大型化は避けることはできず、真空遮断器は大型化及びコスト高になる。
又発生熱中に摺動することは、摩耗が激しく寿命が短い、更に可動電極7が負荷側導体9に摺動する時には、可動電極7及び負荷側導体9から発生した金属微粒子が真空容器内で拡散し、残留するので、絶縁破壊しやすくなる。これに対して、本発明では可動電極7が直接負荷側導体9に摺動しないフレキシブル導体22で負荷側導体9と可動電極7との間を接続しており、可動電極7及び負荷側導体9の溶着は生じることがなく、操作機構部の回動力は前述より大きくならず、操作機構部も小型化することができる。また、可動電極7及び負荷側導体9の寿命も前述より長くなり、経済的にも有利である。又フレキシブル導体22で負荷側導体9と可動電極7との間を接続しており、前述のように可動電極7が負荷側導体9に摺動する時の金属微粒子を発生することもなく、絶縁性能が前述より大幅に向上することは明らかであり、この分、真空容器4を小型化することができる。
更に、本発明は接地装置及び断路装置を除去しても使用でき、除去したとき更に真空容器,操作機構部を小型化できるので、回路スイッチギヤも当然小型化できる。また、接地装置6と固定電極5との間に配置された可動電極7は負荷側導体9と可動ブレード30とを一直線上に配置すれば、フレキシブル導体22は、可動電極7,負荷側導体9及びケーブルヘッド10間を最適距離で接続することができるので、電気抵抗が少なくなり、この分真空容器内の発生熱を低くすることができる。またフレキシブル導体22を使用したので可動電極7を負荷側導体9と電気的に接続しながら左右に回動できる。
次に他の実施例を図9,図10により説明する。接地型真空容器4内に負荷側共通導体56を取り付ける。負荷側共通導体56は負荷側導体9に接続していると共に、その上に接地側接点57及び負荷側接点58を取り付けている。真空容器4に支持された接地可動電極59及び可動電極7は接地側接点57及び負荷側接点58に対応して配置されている。可動電極7が負荷側接点58に接触している時には、可動電極59は接地側接点57と離れており、可動電極59が接地側接点57と接触している場合は、可動電極7が負荷側接点58と離れている。両電極の外側には複数相の母線8と接続している固定電極5及び接地側導体37と両電極との間はフレキシブル導体22により接続されている。
即ち、可動電極7と負荷側接点57とが接触した投入状態で、負荷側接点58から可動電極7を上方に移動すると同時に、接地可動電極59が下方に移動して接地側接点58に接触して接地状態になる。また前者では投入状態から遮断状態になる。この実施例では可動電極7と負荷側接点58との接離方向に直角方向つまり横方向に複数相の母線8と接続している固定電極5を配置する。固定電極5と可動電極7との間及び接地可動電極59と負荷側接点58との間をフレキシブル導体22で接続したスイッチギヤにも使用できる。又、固定電極5と可動電極7との間をフレキシブル導体22で接続してスイッチギヤとしても使用できる。また、フレキシブル導体22を使用すれば、固定・可動電極など負荷側導体9以外のものと接続しても本案と同等の効果が得られる。本発明の回路分スイッチは、上述の他に可動電極が固定電極と開閉する遮断器,真空遮断器等の開閉器,固定電極と可動電極が接離する断路器,接地開閉器,開閉器等の単独製品としても使用することができる。
1〜3…回路スイッチ、2X〜2Z…相スイッチ、4…真空容器、5…固定電極、6…接地装置、7…可動電極、8…内部母線、9…負荷側導体、11…電源側ケーブル、22…フレキブル導体、30…可動ブレード。
Claims (1)
- 接地された真空容器内に配置された負荷側共通導体に取り付けられた接地側接点及び負荷側接点と、両接点にそれぞれ接離する接地側可動電極及び可動電極と、母線に電気的に接続された固定電極と、該固定電極と前記可動電極とを電気的に接続するフレキシブル導体とを備えていることを特徴とする真空スイッチ。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US9177742B2 (en) | 2011-10-18 | 2015-11-03 | G & W Electric Company | Modular solid dielectric switchgear |
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2004
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US9633807B2 (en) | 2011-10-18 | 2017-04-25 | G & W Electric Company | Modular solid dielectric switchgear |
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