JPWO2018221419A1 - ベンチレーションマット - Google Patents

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Abstract

従来のベンチレーションマットは、ベンチレーションマットの形状に起因するシート設計が制限される問題があった。本発明のベンチレーションマットは、複数のチューブ(11)がシート状に連結されたベンチレーションマット本体(10)と、ベンチレーションマット本体(10)の側面に接続される通風ガイド(20)と、を有し、ベンチレーションマット本体(10)は、複数のチューブ(11)の表皮カバーに接する側に複数のチューブに跨がるようにスリットが設けられ、複数のチューブ(11)のシートクッション材に接する側がチューブ素材で連結されるベンチレーション部(13)と、ベンチレーション部(13)よりも通風ガイド(20)の接続部に近い部分に設けられ、複数のチューブ(11)の間を連通する気流混合部(14)と、を有し、通風ガイド(20)は、非通気性のチューブであって、通気性のある立体構造を備える基材により内部に通風路が形成される。

Description

本発明はベンチレーションマットに関し、特に自動車のシートに内蔵され、座面や背もたれに対してベンチレーションを行うベンチレーションマットに関する。
近年、自動車の車内空間の快適性を向上させるための1つの方法として、自動車用シートの座面及び背もたれの換気を目的としたベンチレーションシステムを組み込むことが行われている。このベンチレーションシステムの一例が特許文献1に開示されている。
特許文献1に記載の座席用通風装置は、送風源と、上記送風源に接続され複数のチューブが接触した状態で並列一体化されてシート状に成形された通風路と、を具備し、前記通風路には吹出し口がスリット状に形成されている。
特許第4999455号明細書 特許第4107033号明細書
しかしながら、特許文献1に記載の座席用通風装置では、シート状に成形された複数のチューブに送風源からの気流を均等に分配するために、送風源の送付口に全てのチューブを接続しなければならない。そのため、特許文献1に記載の座席用通風装置では、着座感を損なわないように複数のチューブを束ねた部分をシート内に納めなければならず、シートの設計自由度が低くなるという問題がある。
本発明にかかるベンチレーションマットの一態様は、シートクッション材と、前記シートクッション材に被せられる表皮カバーとの間に設けられるベンチレーションマットであって、複数のチューブがシート状に連結されたベンチレーションマット本体と、一端にファン取り付け孔が設けられ、他端が前記ベンチレーションマット本体の側面に接続される通風ガイドと、を有し、前記ベンチレーションマット本体は、前記複数のチューブの前記表皮カバーに接する側に前記複数のチューブに跨がるようにスリットが設けられ、前記複数のチューブの前記シートクッション材に接する側が前記チューブ素材で連結されるベンチレーション部と、前記ベンチレーション部よりも前記通風ガイドの接続部に近い部分に設けられ、前記複数のチューブの間を連通する気流混合部と、を有し、前記通風ガイドは、非通気性のチューブであって、通気性のある立体構造を備える基材により内部に通風路が形成される。
本発明にかかるベンチレーションマットによれば、ベンチレーションマットの形状に起因するシート設計の制限を少なくすることができる。
実施の形態1にかかるベンチレーションマットの概略図である。 実施の形態1にかかるベンチレーションマットの詳細な構造を説明する図である。 実施の形態1にかかるベンチレーションマットを搭載する自動車用シートの概略図である。 実施の形態2にかかるベンチレーションマットの気流混合部の第1の例から第4の例の概略図である。 実施の形態2にかかるベンチレーションマットの気流混合部の第5の例から第7の例の概略図である。 実施の形態2にかかるベンチレーションマットの気流混合部の第8の例の概略図である。 実施の形態3にかかるベンチレーションマットの気流混合部の第1の例から第3の例の概略図である。 実施の形態3にかかるベンチレーションマットの気流混合部の第4の例から第7の例の概略図である。 実施の形態3にかかるベンチレーションマットの気流混合部の第8の例から第10の例の概略図である。 実施の形態4にかかるベンチレーションマットの気流混合部の第1の例から第3の例の概略図である。 実施の形態5にかかるベンチレーションマットの気流混合部の第1の例から第3の例の概略図である。 実施の形態6にかかるベンチレーションマットの気流混合部の概略図である。 実施の形態6にかかるベンチレーションマットを搭載する自動車用シートの概略図である。 実施の形態6にかかるベンチレーションマットを搭載する自動車用シートの吊り部付近の断面図である。 実施の形態6にかかる吊込部材の構造を示す図である。 実施の形態6にかかる吊込部材の別の例の構造を示す図である。 実施の形態6にかかる吊込部材の別の例の構造を示す図である。 実施の形態7にかかるベンチレーションマットを詳細な構造を説明する図である。 実施の形態8にかかるベンチレーションマットの概略図である。 実施の形態8にかかるベンチレーションマットを搭載する自動車用シートの概略図である。 実施の形態8にかかるベンチレーションマットとシートヒータを搭載する自動車用シートのシートヒータの設置箇所付近の断面図である。
実施の形態1
以下では、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。以下で説明するベンチレーションマットは、自動車用シートの座面と背もたれとの少なくとも一方に設けられるものである。また、本発明にかかるベンチレーションマットは、自動車用シートのクッション材と、当該クッション材を覆う表皮カバーと、の間に挟み込むように設置される。また、ベンチレーションマットには、ファンが設けられる。このファンは、ベンチレーションマットから空気を吸引する又はベンチレーションマットに空気を流し込む。
以下の説明では、自動車用シートにベンチレーションマットを設置した状態で、表皮カバー側、つまり座面側に位置する面を表面、自動車用シートのクッション材側に位置する面を裏面と称す。
図1に実施の形態1にかかるベンチレーションマット1の概略図を示す。図1では、ベンチレーションマット1の斜視図を示す。図1に示すように、実施の形態1にかかるベンチレーションマット1は、ベンチレーションマット本体10と通風ガイド20とを有する。
ベンチレーションマット本体10は、シート状に連結された複数のチューブ11により構成される構造を主構造体とする。このチューブ11は、例えばオレフィン系可塑性エラストマー等の樹脂により成形される。複数のチューブ11の連結方法として、シート状に複数のチューブ11が並ぶように一体成形する方法、所定の長さに切断された複数のチューブ11を接着する方法、所定の長さに切断された複数のチューブ11を不織布等の布に接着する方法などが考えられる。
ベンチレーションマット本体10には、ベンチレーション部13及び気流混合部14が設けられる。ベンチレーション部13は、複数のチューブ11の表皮カバーに接する側にスリットが設けられる部分であって、複数のチューブ11のシートクッション材に接する側はチューブを形成する素材で連結される。このベンチレーション部13の一態様は、チューブ11の延在方向と直交する方向にチューブを削るようにして設けられた溝である。図1では、ベンチレーションマット本体10に3つのベンチレーション部13が設けられている。
また、気流混合部14は、ベンチレーション部13よりも通風ガイド20の接続部に近い部分に設けられ、複数のチューブ11の間を連通するように設けられる。図1に示す例では、気流混合部14は、ベンチレーションマット本体10のシートクッション材側にスリットが設けられるように、チューブ11の延在方向と直交する方向にチューブを削るようにして設けられた溝である。また、実施の形態1にかかるベンチレーションマット本体10に設けられる気流混合部14は、シートに被せられる表皮カバーに接する側のチューブが削り取られずに残る形態となっている。気流混合部14は、隣接するチューブ間が連通される空間であってベンチレーションマット本体10を構成する複数のチューブを流れる空気をこの空間で拡散或いは混合する部分である。なお、気流混合部14では、スリットの底部の平坦度を増すことで、空気の拡散効率を高めることができる。
そして、図1に示す例では、ベンチレーションマット本体10には、通風ガイド20が接続部を含む部分に不織布12が貼り付けられている。また、図1では図示されていないが、不織布12は、ベンチレーションマット本体10の裏面(例えば、気流混合部14の開口部が設けられている面)にも貼り付けられている。裏面に貼り付けられる不織布12については、気流混合部14を覆っても覆わなくてもよく貼り付け範囲は製品毎に異なっていても良い。
以下の説明では、実施の形態1にかかるベンチレーションマット1の面のうち表皮カバーに面する側(つまり、ベンチレーション部13の開口部が設けられる側)を表面側と称し、実施の形態1にかかるベンチレーションマット1の面のうちシートクッション材に面する側(つまり、気流混合部14の開口部が設けられる側)を裏面側と称す。
通風ガイド20は、非通気性のチューブであって、通気性のある立体構造を備える基材(例えば、スペーサ22)により内部に通風路が形成される。このスペーサ22は、例えば、繊維を立体的に編んだ3Dメッシュシートを用いることができる。また、非通気性のチューブとしては、フィルムを袋状に成形したものであって、フィルム素材としてポリプロピレン等の樹脂を利用することができる。
通風ガイド20の一端には、スペーサ22が露出するように開口部が設けられる。この開口部は、プラスチック素材で形成された型が嵌め込まれ、ファン取り付け孔21となる。通風ガイド20の他端は、ベンチレーションマット本体10の設けられた接続部に差し込まれる。図1では、通風ガイド20とベンチレーションマット本体10との接続する部分が不織布12により覆われる。実施の形態1にかかるベンチレーションマット1では、ベンチレーションマット本体10に通風ガイド20を差し込んだ状態で、両面テープ付き不織布12を巻き付けることにより、ベンチレーションマット本体10と通風ガイド20とが外れないように接続する。このとき通風ガイド20とベンチレーションマット本体10とをレーザー溶着等しておけば、より安定的に接続することができる。通風ガイド20とベンチレーションマット本体10を接続する方法としては、接着、粘着、溶着等、従来公知のいずれの方法をとっても良い。両面テープ付きの不織布を使用することにより、ベンチレーションマット本体10の通風ガイド側の端部の開口部を塞ぎ、そこからの気流の漏れや侵入を防止することができる。つまり、不織布12は、ベンチレーションマット本体10を構成する複数のチューブ11の通風ガイド側の端部の開口部を塞ぎ気流の漏れや侵入を防止する気流漏れ防止部として機能する。
ここで、実施の形態1にかかるベンチレーションマット本体10と、スペーサ22との形状について更に詳細に説明する。そこで、図2に実施の形態1にかかるベンチレーションマットの詳細な構造を説明する図を示す。図2では、ベンチレーションマット1を表面から見たベンチレーションマット1の概略図と、ベンチレーションマット1を裏面から見たベンチレーションマット1の概略図と、ベンチレーションマット本体10を側面から見たベンチレーションマット本体10の概略図を示した。また、図2では、通風ガイド20の構成のうち通風ガイド20内の通風路を構成するスペーサ22の形状のみを示した。
図2に示すように、ベンチレーションマット本体10には、切り欠き部15が設けられる。一方、スペーサ22のうちベンチレーションマット本体10に差し込まれる側の形状は、袋状の非通気性チューブが被される部分と同じ幅であるが、非通気性チューブが被された状態で切り欠き部15に差し込まれる部分が露出する。ベンチレーションマット本体10の切り欠き部15が、ベンチレーションマット本体10に通風ガイド20を接続する接続部となる。スペーサ22をこのような形状とすることで、スペーサ22を元の3Dメッシュシート材から切り出す際の部材利用効率を高めることができる。
また、図2に示すように、ベンチレーションマット本体10の表面側には、ベンチレーション部13が設けられる。このベンチレーション部13は、側面から見ると、表面側に開口したチューブ11に刻まれた溝であることがわかる。また、ベンチレーションマット本体10の裏面側には、気流混合部14が設けられる。この気流混合部14は、側面から見ると、裏面側に開口したチューブ11に刻まれた溝であることがわかる。また、気流混合部14は、ベンチレーション部13と切り欠き部15との間に設けられる。なお、気流混合部14は、出来るだけ切り欠き部15に近い部分に設けることで、切り欠き部15に接続されるスペーサ22による横方向(例えば、気流混合部14となる溝が延在する方向)気流の発生が促進されるため、複数のチューブ11を流れる気流の拡散効果を高めることができる。
続いて、実施の形態1にかかるベンチレーションマット1の自動車用シートへの組み込み形態について説明する。そこで、図3に実施の形態1にかかるベンチレーションマットを搭載する自動車用シートの概略図を示す。実施の形態1にかかるベンチレーションマット1は、実際には表皮カバーの下に設置されるため、表皮カバーに隠れた状態で自動車用シート30に搭載される。そこで、図3に示す概略図では、自動車用シート30において、ベンチレーションマット1が設置される部分が分かるようにベンチレーションマット本体10を座面32上に図示した。
図3に示す例では、座面32にベンチレーションマット本体10が設けられる。図3に示すように、ベンチレーションマット1のうちベンチレーションマット本体10は、座面32に設置される。一方、通風ガイド20については、ファン取り付け孔21が自動車用シート30の裏面側に回り込むように取り回しがなされる。また、実施の形態1にかかるベンチレーションマット1は、ベンチレーション部13が着座者側に位置し、気流混合部14がシートクッション側(不図示)に位置するように設置される。また、図面は省略したが、座面32を構成するシートクッション材には、ベンチレーションマット本体10及び通風ガイド20を埋め込むためにベンチレーションマット本体10及び通風ガイド20の形状に対応した凹部が形成される。そして、ベンチレーションマット本体10及び通風ガイド20は、この凹部に嵌め込まれるように設置される。
上記説明より、実施の形態1にかかるベンチレーションマット1では、素材として柔らかいスペーサ22が非通気性チューブで覆われ、かつ、厚みをベンチレーションマット本体10と同程度とすることが可能な通風ガイド20をベンチレーションマット本体10に接続する。これにより、実施の形態1にかかるベンチレーションマット1は、ベンチレーションマット本体10とベンチレーションマット本体10内に流れる気流の通路となる通風ガイド20とをほぼ同等な厚みで形成することができる。これにより、実施の形態1にかかるベンチレーションマット1は、ベンチレーションマット1の形状に起因するシート設計の制限を少なくすることができ、シート設計の自由度を向上させることができる。
また、通風ガイド20は、ベンチレーションマット本体10を構成する複数のチューブ11の一部としか接しない形状である場合、ベンチレーションマット本体10を構成する複数のチューブ11に流れる気流の量を均一化できない問題が生じる。しかしながら、実施の形態1にかかるベンチレーションマット1は、気流混合部14を設けることで、通風ガイド20がベンチレーションマット本体10に接続される接続部から離れた位置にあるチューブ11に流れる気流をこの気流混合部14を介して接続部に導くことができる。これにより、実施の形態1にかかるベンチレーションマット1は、ベンチレーションマット本体10と通風ガイド20とが一部でしか接続されない形態であっても、ベンチレーションマット本体10を構成する複数のチューブ11に流れる気流の均一に近づけることができる。
また、実施の形態1にかかるベンチレーションマット1は、通風ガイド20を含む構成部品の厚みを均一に近づけるとともに、全体を3Dメッシュシート、非通気性のフィルムで成形されるチューブ、エラストマー製チューブ等の可塑性の高い素材で形成する。これにより、実施の形態1にかかるベンチレーションマット1は、座面の柔らかさを損なうことがないため、自動車用シートの着座感を向上させることができる。
また、実施の形態1にかかる通風ガイド20は、中空構造、かつ、立体構造を有するメッシュシートを非通気性チューブで覆ったものであり、長さが同じであれば、ベンチレーションマット本体10を構成する複数のチューブ11に比べて軽量である。つまり、実施の形態1にかかるベンチレーションマット1は、ベンチレーションマット本体10への気流を導く流路を軽い部材で形成することができ、全体として軽量化がなされる。また、通風ガイド20は、同じ長さのベンチレーションマット本体10に比べて低コストである。そのため、実施の形態1にかかるベンチレーションマットは、ファンにより生じる気流をベンチレーションマット本体10に導く場合に比べて低コストを実現することができる。
実施の形態2
実施の形態2では、気流混合部14の形状のバリエーションについて説明する。そこで、図4から図6に実施の形態2にかかるベンチレーションマットの気流混合部の第1の例から第8の例の概略図を示す。なお、実施の形態2の説明において実施の形態1で説明した構成要素については、実施の形態1と同じ符号を付して説明を省略する。
まず、実施の形態2にかかる気流混合部14の第1の例(図4)を有するベンチレーションマット2aは、スペーサ22の位置が実施の形態1にかかるベンチレーションマット1とは異なる。具体的には、ベンチレーションマット2aでは、スペーサ22がベンチレーションマット本体10の気流混合部14が成形される側の端部の右端に取り付けられる。接続部がこのような位置であっても、複数のチューブ11を貫くように気流混合部14を設けることで、スペーサ22から遠い位置にあるチューブ11に気流混合部14を介して気流を生じさせることができる。なお、スペーサ22は、ベンチレーションマット本体の左端に取り付けることもできるし、ベンチレーションマット本体10の中心線からオフセットした中間的な位置に取り付けることもできる。
実施の形態2にかかる気流混合部14の第2の例(図4)を有するベンチレーションマット2bは、スペーサ22のうち切り欠き部15に差し込まれる部分の幅を非通気性チューブに覆われる部分よりも広くする。このように、切り欠き部15に差し込まれる部分の幅を広くすることで、この幅の広い部分が不織布12で覆われた場合にスペーサ22が不織布12により押さえ込まれるため、通風ガイド20がベンチレーションマット本体10により安定的に固定することができる。
実施の形態2にかかる気流混合部14の第3の例(図4)を有するベンチレーションマット2cは、ベンチレーションマット本体10を構成する複数のチューブ11のうち両端に位置するチューブ11にスリットを設けない。気流混合部14を構成するスリットの両端をチューブ11により塞ぐことで、気流混合部14の密閉度が高まるた。そのため、ベンチレーションマット2cでは、気流混合部14を介して気流が生じるチューブ11の気流量を増加させることができる。
実施の形態2にかかる気流混合部14の第4の例(図4)を有するベンチレーションマット2dは、スペーサ22が接続される接続部の横方向に位置する領域に気流混合部14となるスリットを設ける。このようなスリット形状としても、ベンチレーションマット本体10を構成する複数のチューブ11の気流量を均一に近づけることができる。
実施の形態2にかかる気流混合部14の第5の例(図5)を有するベンチレーションマット2eは、実施の形態1にかかるベンチレーションマット1と同じ気流混合部14を備えると共に、スペーサ22が接続される接続部の横方向に位置する領域に気流混合部14となるスリットを設ける。このようなスリット形状とした場合、横方向の気流量を増加させることができるため、ベンチレーションマット本体10を構成する複数のチューブ11の気流量の均一度を更に高めることができる。
実施の形態2にかかる気流混合部14の第6の例(図5)を有するベンチレーションマット2fは、横方向のスリットと縦方向(例えば、チューブ11の延在方向)のスリットにより気流混合部14を構成する。この縦方向のスリットは、横方向に設けられるスリットを互いに接続するように設けられる。このようなスリット形状とした場合、気流混合部14を構成する空間の体積が増加するため、気流混合部14を流れる気流量を増加させ、複数のチューブ11の気流量の均一度を高めることができる。
実施の形態2にかかる気流混合部14の第7の例(図5)を有するベンチレーションマット2gは、気流混合部を気流拡散孔16により構成する。この気流拡散孔16は、複数のチューブ11を貫通するように設けられる穴である。このようにスリットに代えて穴により気流混合部14を構成しても、複数のチューブ11に共通して流れる横方向の気流が発生するため、複数のチューブ11の気流量を均一に近づけることができる。
実施の形態2にかかる気流混合部14の第8の例(図6)を有するベンチレーションマットは、ベンチレーションマット自体は実施の形態1にかかるベンチレーションマット1と同じ物である。第8の例では、気流混合部14に向かい合うシートクッション材33に気流拡散溝34を設ける。この気流拡散溝34により、気流拡散溝34の体積が実質的に増加するため、気流混合部14の気流量が増加する。これにより第8の例では、複数のチューブ11の気流量の均一度を高めることができる。なお、図6では、通風ガイド20のファン取り付け孔21に取り付けられるファン23を示した。
実施の形態3
実施の形態3では、複数のチューブ11の気流量の均一度を更に高める気流混合部14の形成例について説明する。なお、実施の形態3の説明において実施の形態1で説明した構成要素については、実施の形態1と同じ符号を付して説明を省略する。
複数のチューブ11に流れる気流量は、ベンチレーションマット本体10とスペーサ22との接続部から遠くなるほど減少する傾向がある。そこで、実施の形態3にかかる気流混合部14では、接続部から離れるほど空間体積が大きくなるように気流混合部14を設ける。そこで、図7から図9に実施の形態3にかかるベンチレーションマットの気流混合部の第1の例から第10の例の概略図を示す。
実施の形態3にかかる気流混合部14の第1の例及び第2の例(図7)を有するベンチレーションマット3a、3bでは、気流混合部14を構成するスリットの幅をベンチレーションマット本体10とスペーサ22との接続部に近いほど狭くする。これにより、気流混合部14の空間体積が接続部に近いほど小さくなり、接続部に近いほど空気抵抗が大きくなるため、接続部から遠い位置のチューブ11の気流量を増加させることができる。
実施の形態3にかかる気流混合部14の第3の例(図7)を有するベンチレーションマット3cでは、ベンチレーションマット本体10の側面からベンチレーションマット本体10とスペーサ22との接続部に向かって斜め方向に気流混合部14を構成するスリットを形成する。そして、接続部に近づくほど幅が狭くなるように、このスリットの形状を成形する。これにより、気流混合部14の空間体積が接続部に近いほど小さくなり、接続部に近いほど空気抵抗が大きくなるため、接続部から遠い位置のチューブ11の気流量を増加させることができる。
実施の形態3にかかる気流混合部14の第4の例(図8)を有するベンチレーションマット3dでは、ベンチレーションマット本体10とスペーサ22との接続部に近い部分ほど、チューブ内の穴の直径を小さくする。また、このような内径の異なるチューブ11により構成されるベンチレーションマット本体10に対して、実施の形態1と同様の気流混合部14を形成する。これにより、接続部に近くほどチューブ内の気流量が減少するため、接続部から遠い位置のチューブ11の気流量を増加させることができる。
実施の形態3にかかる気流混合部14の第5の例(図8)を有するベンチレーションマット3eでは、気流混合部14を構成するスリットの本数をベンチレーションマット本体10とスペーサ22との接続部から遠くなるほど増加させる。これにより、気流混合部14の空間体積が接続部に近いほど小さくなり、接続部に近いほど空気抵抗が大きくなるため、接続部から遠い位置のチューブ11の気流量を増加させることができる。
実施の形態3にかかる気流混合部14の第6の例(図8)を有するベンチレーションマット3fでは、ベンチレーションマット本体10とスペーサ22との接続部から遠くなるほど気流混合部14を構成するスリットの深さを深くする。これにより、気流混合部14の空間体積が接続部に近いほど小さくなり、接続部に近いほど空気抵抗が大きくなるため、接続部から遠い位置のチューブ11の気流量を増加させることができる。
実施の形態3にかかる気流混合部14の第7の例(図8)を有するベンチレーションマット3gでは、気流混合部を気流拡散孔16により構成する。この気流拡散孔16は、複数のチューブ11を貫通するように設けられる穴であって、ベンチレーションマット本体10とスペーサ22との接続部に近い場所ほど直径が小さくなるように形成される。これにより、気流混合部14の空間体積が接続部に近いほど小さくなり、接続部に近いほど空気抵抗が大きくなるため、接続部から遠い位置のチューブ11の気流量を増加させることができる。
実施の形態3にかかる気流混合部14の第8の例から第10の例(図9)を有するベンチレーションマット3h〜3jでは、スペーサ22により生じる気流が直線的に流れる部分に気流阻害部17を設けることで、チューブ11とスペーサ22との間で直線的に流れる気流量を減少させる。これにより、気流混合部14による気流拡散効果が高まる。なお気流混合部14のスリットの形状は、直線、くの字型、或いは、これらの組み合わせが考えられる。また、気流阻害部17は、例えば、チューブの穴に詰め物を入れる等の方法で形成することができる。
実施の形態4
実施の形態4では、複数のチューブ11の気流量の均一度を更に高める気流混合部14の形成例の別の例について説明する。なお、実施の形態4の説明において実施の形態1で説明した構成要素については、実施の形態1と同じ符号を付して説明を省略する。
実施の形態1にかかるベンチレーションマット1では、ベンチレーションマット本体10に形成される切り欠き部15の両隣りの領域で気流の漏れが発生する。そこで、図10に実施の形態4にかかるベンチレーションマットの気流混合部の第1の例から第3の例の概略図を示す。
図10に示すように、実施の形態4にかかるベンチレーションマット4a、4b、4cでは、切り欠き部15の両隣りへの気流漏れを防止するように気流混合部14の一部を埋めるようにして気流漏れ防止部18が設けられる。この気流漏れ防止部18の形状は、ベンチレーションマット4aでは、三角形状であり、気流混合部14の幅が接続部から遠くなるほど広くなるように形成される。ベンチレーションマット4bでは、複数のスリットの両端を埋めるように気流漏れ防止部18が形成される。そして、気流混合部14となるスリットの幅は、接続部から遠くなるほど広くなるように気流漏れ防止部18が設けられる。ベンチレーションマット4cでは、スペーサ22の両隣の領域においてチューブ11の延在方向と直交する方向に延在するように気流漏れ防止部18が形成される。なお、気流漏れ防止部18が接続部よりもベンチレーション部13側で気流の流れを塞ぐ場合(例えば、ベンチレーションマット4a、4b)、気流の流れを止めるチューブ11の数が多くなりすぎないようにすることが必要である。
このように、気流漏れ防止部18を設けることで、複数のチューブ11に流れる空気が漏れることなくスペーサ22に流れるため、複数のチューブ11に流れる空気の流量を全体的に増加させることができる。
実施の形態5
実施の形態5では、スペーサ22をチューブ11の延在方向とは直交する方向で接続する例について説明する。そこで、図11に実施の形態5にかかるベンチレーションマットの気流混合部の第1の例から第3の例の概略図を示す。なお、実施の形態4の説明において実施の形態1で説明した構成要素については、実施の形態1と同じ符号を付して説明を省略する。
実施の形態5にかかる第1の例を有するベンチレーションマット5aでは、ベンチレーションマット本体10を構成する複数のチューブ11の端部にスペーサ22と同一の素材で形成される気流拡散構造体19を設ける。気流拡散構造体19は、スペーサ22と一体で成形されても良い。この気流拡散構造体19は、ベンチレーションマット本体10を構成する複数のチューブ11の全ての端部を覆うように設けられる。これにより、気流拡散構造体19は、気流混合部14と同等の気流拡散効果を発揮する。また、ベンチレーションマット5aでは、スペーサ22の延在方向は、チューブ11の延在方向と直交する方向である。なお、スペーサ22の延在方向は、チューブ11の延在方向と同じ方向とすることもできる。
実施の形態5にかかる第2の例を有するベンチレーションマット5bでは、ベンチレーションマット本体10にチューブ11の延在方向とは直交する方向で刻まれるスリットにより気流混合部14を構成する。そして、この気流混合部14の一端からチューブ11の延在方向とは直交する方向に突出するようにスペーサ22を設ける。
また、実施の形態5にかかる第3の例を有するベンチレーションマット5cでは、ベンチレーションマット本体10にチューブ11の延在方向とは直交する方向で刻まれるスリットにより気流混合部14を構成する。そして、この気流混合部14の両端からチューブ11の延在方向とは直交する方向に突出するようにスペーサ22を設ける。
実施の形態6
実施の形態6では、実施の形態1にかかるベンチレーションマット1の別の形態となるベンチレーションマット6について説明する。なお、実施の形態6の説明において、実施の形態1で説明した構成要素については、実施の形態1と同じ符号を付して説明を省略する。
図12に実施の形態6にかかるベンチレーションマット6の概略図を示す。図12に示すように、実施の形態6にかかるベンチレーションマット6では、ベンチレーションマット本体10が、第1のベンチレーションマット本体101と第2のベンチレーションマット本体102とに分離した状態で設けられる。そして、第1のベンチレーションマット本体101は、ベンチレーション部13が設けられる。第2のベンチレーションマット本体102は、通風ガイド20の接続部が設けられる。なお、図12に示す例では、実施の形態6のベンチレーションマット6では、ベンチレーションマット本体10に気流混合部14は設けずに、実装状態において第1のベンチレーションマット本体101と第2のベンチレーションマット本体102との間に生じる隙間を気流混合部として用いる。実施の形態6にかかる気流混合部の詳細は後述する。
続いて、実施の形態6にかかるベンチレーションマット6の自動車用シートへの組み込み形態について説明する。そこで、図13に実施の形態6にかかるベンチレーションマット6を搭載する自動車用シートの概略図を示す。実施の形態6にかかるベンチレーションマット6は、実際には表皮カバーの下に設置されるため、表皮カバーに隠れた状態で自動車用シート40に搭載される。そこで、図13に示す概略図では、自動車用シート40において、ベンチレーションマット6が設置される部分が分かるようにベンチレーションマット本体10を座面42上に図示した。
図13に示すように、自動車用シート40は、背もたれ41及び座面42を有する。そして、背もたれ41と座面42には、それぞれ吊込部43が設けられる。この吊込部43は、表皮カバーが吊込部材によりクッション材と連結される部分である。そこで、実施の形態6にかかるベンチレーションマット6は、第1のベンチレーションマット本体101と第2のベンチレーションマット本体102を一組のシートとし、かつ、第1のベンチレーションマット本体101と第2のベンチレーションマット本体102が吊込部材を挟むように配置する。
この吊込部材付近の構造について、さらに詳細に説明する。そこで、図14に、図13のXIV−XIV線に沿った実施の形態6にかかるベンチレーションマットを搭載する自動車用シートの吊込部の断面図を示す。
図14に示すように、第1のベンチレーションマット本体101及び第2のベンチレーションマット本体102は、クッション材44と表皮カバー45とに挟まれる位置に設けられる。また、第1のベンチレーションマット本体101と第2のベンチレーションマット本体102は、吊込部43を挟むように分離して配置される。吊込部43には、吊込部材46が設けられ、この吊込部材46により、表皮カバー45がクッション材44に引っ張られるようにクッション材44と連結される。具体的には、クッション材44には、上記した表皮カバー45に吊込部材46取り付けられた箇所に対応して溝が形成される。そして、その溝の底部に固定部材47として金属ワイヤが埋め込まれている。このようなクッション材44と表皮カバー45ついて、表皮カバー45の吊込部材46をクッション材44の溝の底部に引き込み、ホグリング等の止め具48によって吊込部材46と固定部材47を固定することによって連結される。この吊込部材46をクッション材44の溝の底部に引き込むテンションにより、表皮カバー45は張りのある状態となる。
また、吊込部材46には、第1のベンチレーションマット本体101のチューブの断面と第2のベンチレーションマット本体102のチューブの断面に対応する位置に通気孔が設けられている。そして、通気孔により、第1のベンチレーションマット本体101と第2のベンチレーションマット本体102との間の通気が確保される。また、吊込部材46を挟むように生じる第1のベンチレーションマット本体101と第2のベンチレーションマット本体102との間の領域は、横方向に遮るものがないため、横方向の気流が生じる気流混合部48となる。
この際、吊込部材46と第1のベンチレーションマット本体101の断面の距離、及び、吊込部材46と第2のベンチレーションマット本体102の断面の距離については、所定の範囲内にすることが好ましい。この距離が近すぎると、着座の際の圧力によって第1のベンチレーションマット本体101の断面や第2のベンチレーションマット本体102の断面の位置がずれることにより、第1のベンチレーションマット本体101の断面や第2のベンチレーションマット本体102の断面が吊込部材46やクッション材44によって塞がれてしまい、通気がなされなくなってしまう可能性がある。また、この距離が遠すぎると、着座の際の圧力によって表皮カバー45とクッション材44が接してしまい、通気がなされなくなってしまう可能性がある。吊込部材46と第1のベンチレーションマット本体101の断面の距離をD1、第1のベンチレーションマット本体101の最大厚さをT1、吊込部材46と第2のベンチレーションマット本体102の断面の距離をD2、第2のベンチレーションマット本体102の最大厚さをT2としたとき、D1がT1の0.2〜2倍、D2がT2の0.2〜2倍となっていることが好ましい。なお、第1のベンチレーションマット本体101の最大厚さや第2のベンチレーションマット本体102の最大厚さは、通常は断面におけるチューブ11の外径となる。
ここで、吊込部材46についてより詳細に説明する。図15に実施の形態6にかかる吊込部材の構造を示す図を示す。図15に示すように、吊込部材46は、芯材46a、帯状体46bを有する。帯状体46bはポリエステル繊維の不織布からなるものである。そして、この帯状体46bには、例えば、10mm間隔で直径20mmの通気孔46cが複数個形成されている。図15に示した例では、通気孔46cの形状は円形であるが、通気孔46cの形状は、楕円、正方形、長方形等様々な形状にすることができる。この帯状体46bは、長辺の一端が表皮カバー45に縫着されており、長辺のもう一端は金属ワイヤからなる芯材46aが巻き付けられて固定された構造となっている。
なお、図15に示す例では、ポリエステル不織布からなる帯状体46bを使用したが、種々物質からなる不織布、織布、プラスチックシート、ゴムシート、これらのハイブリッド材料など、種々のものが考えられる。例えば、充分に目の粗いメッシュ状の織布を充分に目の粗い不織布で挟持したようなものも考えられる。また、通気孔46cを形成せずとも、帯状体46bそのものとして例えば高気孔材のような通気性を有する材料を使用しても良い。また、帯状体46bではなく、図16に示すような複数の線状体46dを使用し、この線状体46dが、それぞれ所定の間隔を隔てて配置されているようなものも考えられる。
また、図15に示すような、帯状体46bに通気孔46cが形成された吊込部材46を使用する場合、通気孔46cの位置、寸法、形状等は種々設計することができる。但し、通気孔46cを芯材46aの近傍に形成した場合、クッション材44の固定部材67と吊込部材46を止め具48で固定した際に、テンションによって通気孔46cがクッション材64の溝の底部に埋もれてしまう可能性がある。そのため、図17に示すように、表皮カバー45に平行して吊込部材46を均等に2分割する分割線Lに対し、分割線Lよりも表皮カバー45側に少なくとも一部が位置する通気孔46c1を有することが考えられる。また、図17に示すように、表皮カバー45に平行して吊込部材46を均等に2分割する分割線Lに対し、分割線Lよりも表皮カバー45側に位置する通気孔46c2を少なくとも有することが考えられる。これらのような態様により、吊込部材46をクッション材44に引き込むテンションがかかっても、通気孔46cがクッション材44に埋もれてしまうことなく、座席全体に送風することができる。このように、本発明では、吊込部材46における分割線Lよりも表皮カバー45側の部分において、充分な通気性を有していることが好ましい。
上記説明より、実施の形態6にかかるベンチレーションマット6は、第1のベンチレーションマット本体101と第2のベンチレーションマット本体102とにより、1つのベンチレーションマット本体を構成する。これにより、シートデザインに起因して必要になる吊り具46を適切に配置しながら、第吊り具46を挟んで形成され、複数のチューブ11が並べられる方向に連通する気流混合部48が形成される。そして、この横方向の気流により、複数のチューブ11に流れる気流の均一性を高めることができる。
実施の形態7
実施の形態7では、実施の形態1にかかるベンチレーションマット1の別の形態となるベンチレーションマット7について説明する。なお、実施の形態6の説明において、実施の形態1で説明した構成要素については、実施の形態1と同じ符号を付して説明を省略する。
図18に実施の形態7にかかるベンチレーションマット7の概略図を示す。図18に示すように、実施の形態7にかかるベンチレーションマット7では、実施の形態1にかかるベンチレーションマット1にスペーサ24を追加したものである。このスペーサ24は、スペーサ22と同様に、袋状の非通気性チューブが被され、さらに、ファンにより生じる気流を通すための通風路を形成するものである。
ベンチレーションマット7では、スペーサ22を通風路とする通風ガイド20を第1の通風ガイドとした場合、スペーサ24を通風路とする通風ガイドは第2の通風ガイドとなる。そして、スペーサ24は、ベンチレーション部13を挟んでスペーサ22をベンチレーションマット本体10に接続する接続部と対向するベンチレーションマット本体10の辺に接続される。
なお、図18に示す例では、スペーサ22がベンチレーションマット本体10の中心線付近に接続されおり、ベンチレーションマット本体10の両側面に位置するチューブ11にほぼ等しく気流量の減少が生じる。そのため、図18に示す例では、ベンチレーションマット本体10の中心線付近にスペーサ22を設け、それに対応して、2つのスペーサ24をそれぞれベンチレーションマット本体10の両側面付近に設けた。
なお、例えば、スペーサ22をベンチレーションマット本体10の右側面に沿った位置に設けた場合、スペーサ24はベンチレーションマット本体10の左側面に沿った位置に1つだけ設けることが好ましい。
そして、実施の形態7にかかるベンチレーションマット7では、スペーサ22を排気経路とする場合には、スペーサ24を吸気経路とする。スペーサ22及びスペーサ24の吸気と排気の関係は、逆にすることもできる。
通風ガイドを図18に示したスペーサ22及びスペーサ24の位置に設ける、スペーサ24からスペーサ22に向かって気流を発生させることで、気流混合部14における気流の横方向の流れが促進される。これによって、実施の形態7にかかるベンチレーションマット7では、他の実施の形態よりも高い流量で均一度の高い気流をチューブ11に与えることができる。
実施の形態8
実施の形態8では、実施の形態1にかかるベンチレーションマット1の別の形態となるベンチレーションマット8について説明する。なお、実施の形態8の説明において、実施の形態1で説明した構成要素については、実施の形態1と同じ符号を付して説明を省略する。
本発明によるベンチレーションマットは、特に自動車の車内空間の快適性を向上させるため、自動車用シートの座面及び背もたれに組み込まれるものであるが、自動車の車内空間の快適性を向上させるものとして、自動車用シートを加熱するシートヒータも知られている(例えば、特許第4202071号公報等参照)。このシートヒータと本発明によるベンチレーションマットを併用することも可能である。この場合、シートヒータからの熱を効率的に着座者に伝えるため、シートヒータは自動車用シートの表皮カバーとベンチレーションマットの間に配置されることが好ましい。また、併せて、シートヒータからの熱をベンチレーションマット側に伝熱させないようにする工夫も求められる。
図19に実施の形態8にかかるベンチレーションマット8の概略図を示す。図19に示すように、実施の形態8にかかるベンチレーションマット8では、実施の形態1にかかるベンチレーションマット1に対し、不織布からなる断熱シート12´がベンチレーションマット本体10の略全面に貼り付けられているものである。このベンチレーション部13の一態様は、チューブ11´の延在方向と直交する方向にチューブ11´を削るようにして設けられたスリットであるが、チューブ11´を削るのと併せて断熱シート12´についても削られている。即ち、チューブ11´と断熱シート12´には、同じ位置にスリットが形成され、これがベンチレーション部13となる。また、チューブ11´は、発泡オレフィン系熱可塑性エラストマーのような発泡材料から構成されており、チューブの熱伝導率を低くして断熱されるようになっている。なお、ベンチレーションマット本体10について、複数のチューブ11´を連結することにより作成するのではなく、押出成形等の手法により、長手方向に連続した複数の孔を有するシートのような形状など、複数のチューブ11´が連結した形状に成形することも考えられる。複数のチューブ11´を連結する場合、チューブ11´同士が接する部分は肉厚の2倍の厚さとなる。これに対し、複数のチューブ11´が連結した形状に成形する場合、チューブ11´同士が接する部分の厚さも肉厚と同じ厚さとすることができるため、通風する部分の断面積をより大きくとることができる。また、例えば、複数のチューブ11´が連結した形状に成形したものを複数並べて更に連結するといったことも考えられる。また、チューブ11´の断面形状は円形である必要はなく、断面四角形、断面八角形、断面半円形、これらを組合せた形状等、チューブ11´の潰れにくさと通風する部分の断面積とを勘案して適宜設定することができる。
続いて、実施の形態8にかかるベンチレーションマット8の自動車用シートへの組み込み形態について説明する。そこで、図20に実施の形態8にかかるベンチレーションマット8を搭載する自動車用シートの概略図を示す。実施の形態8にかかるベンチレーションマット8は、実際には表皮カバーの下に設置されるため、表皮カバーに隠れた状態で自動車用シート50に搭載される。そこで、図3に示す概略図では、自動車用シート50において、ベンチレーションマット8が設置される部分が分かるようにベンチレーションマット本体10を座面52上に図示した。
図20に示す例では、座面52にベンチレーションマット本体10が設けられる。なお、背もたれ51にベンチレーションマット本体が設けられてもよい。図20においては省略されているが、ベンチレーションマット本体と表皮カバーの間には、シートヒータが設置される。
このシートヒータの設置箇所の構造について、さらに詳細に説明する。そこで、図21に、図20のXXI−XXI線に沿った、実施の形態8にかかるベンチレーションマット8を搭載する自動車用シートの断面図を示す。車両用シート50のクッション材54の上に、ベンチレーションマット本体10が設けられ、このベンチレーションマット本体10上に、シートヒータ56が設置され、このシートヒータ56の上が表皮カバー55で覆われる。この際、ベンチレーションマット本体10の断熱材12´とベンチレーション部13がシートヒータ56側になるように設けられるので、チューブ11´とシートヒータ56の間に熱を伝えにくい断熱シート12´が介在するようになる。そのため、シートヒータ56からチューブ11´側に熱が伝わることを抑制でき、シートヒータ56の熱を効率的に着座者に伝えることができる。なお、断熱シート12´として不織布の代わりに例えば発泡樹脂のような断熱性の高い材料を使用することができる。また、シートヒータ56とベンチレーションマット10の間に、発泡ウレタン樹脂のような他の断熱材を介在させることも考えられる。
本発明によるベンチレーションマット1〜8を自動車用シート30,40,50に組み込む際、例えば、ベンチレーションマット本体10,101,102を、クッション材44,54上に粘着テープ等で固定することが考えられる。このような態様のみでなく、例えば、クッション材44,54を成形する際、予めベンチレーションマット本体10,101,102を成形型内に配置しておき、そこにクッション材の材料を流し込んだ後、クッション材の材料を発泡硬化させることも考えられる。この場合、ベンチレーションマット本体10,101,102とクッション材44,54が確実に固定されて位置ズレを防止することができる。このような工法は、カーシートヒータの技術分野では一般的なものであり、例えば、特許文献2等が参照できる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
この出願は、2017年5月31日に出願された日本出願特願2017−108424、2017年10月24日に出願された日本出願特願2017−204922及び2017年12月22日に出願された日本出願特願2017−245950を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
(付記1)
表皮カバーとシートクッション材とを有し、前記表皮カバーが吊込部材を有し、前記シートクッション材が固定部材を有し、前記吊込部材と前記固定部材が連結されている座席において、
前記吊込部材が通気性を有している座席。
(付記2)
前記吊込部材が、帯状体を有し、該帯状体には、通気孔が形成されている付記1に記載の座席。
(付記3)
前記吊込部材が、芯材と複数の線状体とを有し、該線状体が、それぞれ所定の間隔を隔てて配置されている付記1に記載の座席。
(付記4)
前記吊込部材が、通気性材料から構成されている付記1に記載の座席。
(付記5)
送風源と通風路を有し、前記表皮カバーと前記シートクッション材との間に前記通風路が配置され、前記吊込部材が存在する位置で前記通風路が分断されている付記1乃至4のいずれ1項に記載の座席。
(付記6)
前記通風路が、複数のチューブが並列一体化されてシート形状に成形されたものである付記5に記載の座席。
(付記7)
座席の表皮カバーを座席のシートクッション材に吊り込むための吊込部材であって、通気性を有する吊込部材。
1、2a〜2g、3a〜3j ベンチレーションマット
4a、4b、5a〜5c、6、7、8 ベンチレーションマット
10 ベンチレーションマット本体
11 チューブ
12 不織布
12´ 断熱シート
13 ベンチレーション部
14 気流混合部
15 切り欠き部
16 気流拡散孔
17 気流阻害部
18 気流漏れ防止部
19 気流拡散構造体
20 通風ガイド
21 ファン取り付け孔
22 スペーサ
23 ファン
24 スペーサ
30、40、50 自動車用シート
31、41、51 背もたれ
32、42、52 座面
33 シートクッション材
34 気流拡散溝
43 吊込部
44、54 クッション材
45、55 表皮カバー
46 吊込部材
46a 芯材
46b 帯状体
46c 通気孔
46d 線状体
47 固定部材
48 止め具
49 気流混合部
56 シートヒータ
101 第1のベンチレーションマット本体
102 第2のベンチレーションマット本体

Claims (10)

  1. シートクッション材と、前記シートクッション材に被せられる表皮カバーとの間に設けられるベンチレーションマットであって、
    複数のチューブがシート状に連結されたベンチレーションマット本体と、
    一端にファン取り付け孔が設けられ、他端が前記ベンチレーションマット本体の側面に接続される通風ガイドと、を有し、
    前記ベンチレーションマット本体は、
    前記複数のチューブの前記表皮カバーに接する側に前記複数のチューブに跨がるようにスリットが設けられ、前記複数のチューブの前記シートクッション材に接する側が前記チューブの素材で連結されるベンチレーション部と、
    前記ベンチレーション部よりも前記通風ガイドの接続部に近い部分に設けられ、前記複数のチューブの間を連通する気流混合部と、を有し、
    前記通風ガイドは、
    非通気性のチューブであって、通気性のある立体構造を備える基材により内部に通風路が形成されるベンチレーションマット。
  2. 前記気流混合部は、前記複数のチューブの少なくとも一部を跨がるように設けられたスリットを有する請求項1に記載のベンチレーションマット。
  3. 前記気流混合部は、前記通風ガイドの接続部の近くの空気抵抗が前記通風ガイドの接続部から遠くの位置よりも高くなるように前記複数のチューブの間を連通する空間が形成される請求項1に記載のベンチレーションマット。
  4. 前記通風ガイドの接続部と前記ベンチレーション部との間に設けられ、前記ベンチレーション部から前記接続部への気流の流れの一部を阻害する気流阻害部をさらに有する請求項1に記載のベンチレーションマット。
  5. 前記複数のチューブの通風ガイドの接続部側の端部のうち前記通風ガイドに面しない端部に設けられる開口部からの気流の漏れ又は侵入を防止する気流漏れ防止部を更に有する請求項1に記載のベンチレーションマット。
  6. 前記気流混合部は、前記チューブが並べられる方向に延在し、前記通風ガイドの基材と同じ素材により、前記複数のチューブの一端を塞ぐように形成される請求項1に記載のベンチレーションマット。
  7. 前記ベンチレーションマット本体は、前記ベンチレーション部が設けられる第1のベンチレーションマット本体と、前記通風ガイドの接続部が設けられる第2のベンチレーションマット本体とに分離して形成され
    前記気流混合部は、前記第1のベンチレーションマット本体と、前記第2のベンチレーションマット本体との間の空間である請求項1に記載のベンチレーションマット。
  8. 前記通風ガイドを第1の通風ガイドとし、前記ベンチレーション部を挟んで前記第1の通風ガイドの接続部と対向するベンチレーションマット本体の辺に接続される第2の通風ガイドをさらに有する請求項1に記載のベンチレーションマット。
  9. 前記ベンチレーションマット本体には、断熱シートが略全面に貼り付けられており、前記断熱シートにも前記複数のチューブと同じ位置にスリットが設けられる請求項1に記載のベンチレーションマット。
  10. 上記複数のチューブが、発泡材料から構成されている請求項1記載のベンチレーションマット。
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