JPWO2018216145A1 - エレベータ用巻上機 - Google Patents
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Abstract
この発明は、複雑な解放機構を用いることなく、簡易な手順で制動部による綱車の制動を手動で解放できるエレベータ用巻上機を得る。この発明によるエレベータ用巻上機は、綱車の端面と上記端面に相対するブレーキディスクの一面との一方の面に形成された嵌合部と、他方の面に形成された被嵌合部と、を有し、上記嵌合部と上記被嵌合部は、上記ブレーキディスクの上記綱車に接近する軸方向の移動により嵌合し、上記ブレーキディスクの上記綱車から離反する軸方向の移動により嵌合解除するように構成され、上記ブレーキディスクは、上記嵌合部と上記被嵌合部とが嵌合された状態で、上記回転軸を中心とする回転が阻止され、上記制動部は、上記ブレーキディスクを制動している状態で、上記ブレーキディスクの軸方向の移動に連動して軸方向に移動可能に上記静止部材に支持されている。
Description
この発明は、電磁制御によってブレーキの作動および解放を行うブレーキ装置を備えたエレベータ用巻上機に関し、特にブレーキ装置による制動を手動により解放できる機構を備えたエレベータ用巻上機に関するものである。
従来、エレベータにおいては、乗りかごとつり合いおもりとが、巻上機の綱車に巻き掛けられたロープに連結され、巻上機をモータ駆動することで、昇降移動する。
巻上機には、ブレーキディスクが綱車と同軸に設けられている。そして、ブレーキディスクと係合するブレーキシュを有するブレーキ装置により、綱車を制動する、すなわち綱車の回転を停止する。
ブレーキ装置には、常時開型の電磁ブレーキが用いられる。そして、エレベータの駆動時には、ソレノイドが作動してブレーキシュとブレーキディスクとが離間し、綱車がモータにより回転駆動される。エレベータの駆動停止時にブレーキ装置の電源をオフにすると、制動バネによりブレーキシュがブレーキディスクに押圧される。これにより、綱車が制動され、乗りかごが停止する。保守点検時には、ブレーキ装置の電源をオフにして乗りかごを所定位置に停止させた後、ブレーキ装置による制動を一時的に解放し、乗りかごの位置を微調整する場合がある。
このような状況を鑑み、ブレーキコアに収納されたブレーキシュとロッドとからなるブレーキシュ組立体に連結されたボールネジと、ボールネジにネジ係合するボールネジナットと、解放時にボールネジナットの反力を受けるスラスト軸受と、ボールネジナットに取り付け可能な解放レバーと、を備えた従来の電磁ブレーキ解放装置が提案されていた(例えば、特許文献1参照)。
従来の電磁ブレーキ解放装置は、ブレーキディスクに対して複数箇所設置されたブレーキ装置のそれぞれに装着することになる。そこで、複数箇所に設置されたブレーキ装置による制動を順次解放することになり、綱車の制動解放の操作性が悪化する。
さらに、従来の電磁ブレーキ装置では、ボールネジ、ボールネジナット、スラスト軸受を用いて制動バネを収縮させるための解放レバーの操作力を小さくしているので、制動の手動による解放構造が複雑となる。
さらに、従来の電磁ブレーキ装置では、ボールネジ、ボールネジナット、スラスト軸受を用いて制動バネを収縮させるための解放レバーの操作力を小さくしているので、制動の手動による解放構造が複雑となる。
この発明は、このような課題を解決するためになされたものであって、複雑な解放機構を用いることなく、簡易な手順で制動部による綱車の制動を手動で解放できるエレベータ用巻上機を得ることを目的とする。
この発明によるエレベータ用巻上機は、電動機と、上記電動機の回転軸に固着された綱車と、上記綱車の軸方向外方の端面に装着されたブレーキディスクと、上記ブレーキディスクの上記綱車と反対側に上記ブレーキディスクと相対して配置された静止部材に支持された制動部と、を備え、上記綱車の上記端面と上記端面に相対する上記ブレーキディスクの一面との一方の面に形成された嵌合部と、他方の面に形成された被嵌合部と、を有し、上記嵌合部と上記被嵌合部は、上記ブレーキディスクの上記綱車に接近する軸方向の移動により嵌合し、上記ブレーキディスクの上記綱車から離反する軸方向の移動により嵌合解除するように構成され、上記ブレーキディスクは、上記嵌合部と上記被嵌合部とが嵌合された状態で、上記回転軸を中心とする回転が阻止され、上記制動部は、上記ブレーキディスクを制動している状態で、上記ブレーキディスクの軸方向の移動に連動して軸方向に移動可能に上記静止部材に支持されている。
この発明によれば、嵌合部と被嵌合部は、ブレーキディスクの綱車から離反する軸方向の移動により嵌合解除するように構成され、制動部は、ブレーキディスクを制動している状態で、ブレーキディスクの軸方向の移動に連動して軸方向に移動可能に静止部材に支持されている。そこで、ブレーキディスクを軸方向に移動させるだけで、ブレーキディスクと綱車との結合を解除でき、綱車の制動を解除できる。このように、複雑な解放機構を用いることなく、綱車の制動を手動により解放できるとともに、綱車の制動の手動による解放手順が簡易となる。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係るエレベータの全体構成を説明する模式図、図2はこの発明の実施の形態1に係るエレベータ用巻上機を示す側面図、図3はこの発明の実施の形態1に係るエレベータ用巻上機を示す正面図である。
図1はこの発明の実施の形態1に係るエレベータの全体構成を説明する模式図、図2はこの発明の実施の形態1に係るエレベータ用巻上機を示す側面図、図3はこの発明の実施の形態1に係るエレベータ用巻上機を示す正面図である。
図1から図3において、巻上機3が、回転軸4aの軸方向を水平として、昇降路1内の上部の機械室2に設置されている。主ロープ7が巻上機3の綱車5とそらせ車6に巻き掛けられて昇降路1内に垂下されている。そして、乗りかご8が主ロープ7の一端に連結され、つり合い重り9が主ロープ7の他端部に連結されて、昇降路1内に吊り下げられている。巻上機3が駆動されて、かご8およびつり合い重り9が、それぞれ、ガイドレール(図示せず)に案内されて昇降路1内を昇降移動する。
巻上機3は、架台10上に設置され、電動機4と、電動機4の回転軸4aに固着された綱車5と、ブレーキ装置20と、を備えている。ブレーキ装置20は、綱車5に供回り可能に装着されたブレーキディスク21と、架台10に取り付けられた静止部材であるフランジ11に取り付けられて、ブレーキディスク21を制動および制動解放を行う制動部30と、を備える。
つぎに、ブレーキ装置20について図4から図8を用いて説明する。図4はこの発明の実施の形態1に係るエレベータ用巻上機のブレーキ装置におけるブレーキディスクと綱車との嵌合状態を示す要部断面図、図5はこの発明の実施の形態1に係るエレベータ用巻上機のブレーキ装置におけるブレーキディスクと綱車との嵌合解除状態を示す要部断面図、図6は図3のVI−VI矢視断面図、図7はこの発明の実施の形態1に係るエレベータ用巻上機のブレーキ装置における制動過程を示す断面図、図8はこの発明の実施の形態1に係るエレベータ用巻上機のブレーキ装置における制動状態を示す断面図である。
ブレーキディスク21は、中心穴21aを有する円板状に作製されている。被嵌合部である嵌合凹部22が、ブレーキディスク21の一面に複数形成されている。バネ23が、その一端をブレーキディスク21の一面に固着されて、複数取り付けられている。バネ受け部材24が、バネ23のそれぞれの他端に固着されている。
嵌合部である嵌合凸部25が、綱車5の軸方向の一端面に、嵌合凹部22と嵌合可能に複数形成されている。係合溝26が、綱車5の外周面の軸方向の一端側に、綱車5の軸心を中心とする同心円状に形成されている。
嵌合部である嵌合凸部25が、綱車5の軸方向の一端面に、嵌合凹部22と嵌合可能に複数形成されている。係合溝26が、綱車5の外周面の軸方向の一端側に、綱車5の軸心を中心とする同心円状に形成されている。
綱車5は、圧入、焼き嵌めなどにより、中心穴5a内に電動機4の回転軸4aを挿入、固定されている。ブレーキディスク21は、回転軸4aの軸方向に綱車5の方向に移動させ、中心穴21a内に、回転軸4aの綱車5の中心穴5aからの突出部を通して、嵌合凹部22を嵌合凸部25に嵌合させて、綱車5に装着される。そして、バネ23を引き伸ばしてバネ受け部材24を係合溝26内に嵌め込む。これにより、バネ23の復元力がブレーキディスク21を綱車5側に引きつけ、ブレーキディスク21の一面が綱車5の軸方向の一端面に当接する。
このように、ブレーキディスク21は、バネ23の復元力により、嵌合凹部22と嵌合凸部25との嵌合状態が維持された状態で、綱車5に取り付けられており、綱車5に対して回転軸4aを中心とする回転が阻止されている。すなわち、ブレーキディスク21は綱車5に供回り可能に取り付けられている。
また、ブレーキディスク21を把持して、バネ23を引き伸ばしつつ図5中左側に移動させると、嵌合凹部22と嵌合凸部25との嵌合が解除される。ここで、綱車5が回転軸4aにより回転駆動されると、バネ受け部材24が係合溝26の内壁面上を摺動し、綱車5の回転トルクはブレーキディスク21に伝達されない。すなわち、バネ受け部材24は、係合溝26に軸方向の移動を規制され、かつ周方向の移動を許容されて装着されている。
また、ブレーキディスク21を把持して、バネ23を引き伸ばしつつ図5中左側に移動させると、嵌合凹部22と嵌合凸部25との嵌合が解除される。ここで、綱車5が回転軸4aにより回転駆動されると、バネ受け部材24が係合溝26の内壁面上を摺動し、綱車5の回転トルクはブレーキディスク21に伝達されない。すなわち、バネ受け部材24は、係合溝26に軸方向の移動を規制され、かつ周方向の移動を許容されて装着されている。
制動部30は、図6に示されるように、磁性材料で作製されたアーマチュア31と、アーマチュア31に連結された第1ブレーキシュ32と、磁性材料で作製された電磁フィールド33と、電磁フィールド33に装着され、励磁して磁気吸引力を発生する電磁コイル34と、制動力を発生する制動バネ35と、ブレーキディスク21を挟んで第1ブレーキシュ32と相対して配置され、第1ブレーキシュ32との間にブレーキディスク21を加圧挟持してブレーキディスク21を制動する第2ブレーキシュ36と、第2ブレーキシュ36を保持するホルダ部材37と、電磁フィールド33とホルダ部材37とを連結する連結部38と、復帰バネ39と、を備える。
このように構成された制動部30は、連結部38をフランジ11を貫通させて、ブレーキディスク21が第1ブレーキシュ32と第2ブレーキシュ36との間に位置するように、フランジ11に取り付けられる。このとき、フランジ11は、ブレーキディスク21の綱車5と反対側に、ブレーキディスク21と相対して配置されている。また、連結部38はフランジ11に対して、回転軸4aの軸方向にスライド移動可能になっている。アーマチュア31は、回転軸4aの軸方向に往復移動可能となっている。ピン40が、ホルダ部材37に立設されてフランジ11を貫通して電磁フィールド33側に突出している。復帰バネ39が、ピン40に装着されて、ホルダ部材37とフランジ11との間に配設されている。
つぎに、ブレーキ装置20の動作について説明する。
まず、電磁コイル34に通電されている状態のときには、ピン40の頭部がフランジ11の電磁フィールド33側の面に当接し、復帰バネ39の付勢力により、電磁フィールド33、ホルダ部材37、連結部38の一体物が、図6中、左側に移動する。同時に、電磁フィールド33に磁気吸引されているアーマチュア31も、電磁フィールド33とともに、図6中、左側に移動する。そして、復帰バネ39の付勢力が放勢されると、電磁フィールド33、ホルダ部材37、連結部38の一体物、およびアーマチュア31の移動が停止し、第1ブレーキシュ32と第2ブレーキシュ36がブレーキディスク21から離間する位置に保持される。すなわち、ブレーキ装置20が制動解放状態となる。
そこで、電動機4により、綱車5が回転駆動される。これにより、乗りかご8が昇降路1内を昇降移動する。
まず、電磁コイル34に通電されている状態のときには、ピン40の頭部がフランジ11の電磁フィールド33側の面に当接し、復帰バネ39の付勢力により、電磁フィールド33、ホルダ部材37、連結部38の一体物が、図6中、左側に移動する。同時に、電磁フィールド33に磁気吸引されているアーマチュア31も、電磁フィールド33とともに、図6中、左側に移動する。そして、復帰バネ39の付勢力が放勢されると、電磁フィールド33、ホルダ部材37、連結部38の一体物、およびアーマチュア31の移動が停止し、第1ブレーキシュ32と第2ブレーキシュ36がブレーキディスク21から離間する位置に保持される。すなわち、ブレーキ装置20が制動解放状態となる。
そこで、電動機4により、綱車5が回転駆動される。これにより、乗りかご8が昇降路1内を昇降移動する。
エレベータの駆動停止時にブレーキ装置20の電源をオフにすると、電磁コイル34による発生していた磁気吸引力が消失する。これにより、アーマチュア31が制動バネ35の付勢力により、図6中左側に移動し、図7に示されるように、第1ブレーキシュ32がブレーキディスク21に接する。そして、アーマチュア31が制動バネ35の付勢力により、図7中左側にさらに移動する。これにより、反力がアーマチュア31を介して電磁フィールド33に作用し、電磁フィールド33が、復帰バネ39を収縮させつつ図7中右側に移動する。そして、図8に示されるように、第2ブレーキシュ36がブレーキディスク21に当接する。これにより、ブレーキディスク21が、制動バネ35の付勢力により、第1ブレーキシュ32と第2ブレーキシュ36により加圧挟持され、ブレーキディスク21が制動される。すなわち、ブレーキ装置20が制動状態となる。
ここで、保守点検時に、ブレーキ装置20による制動を一時的に解放し、乗りかご8の位置を微調整する場合には、作業者が、ブレーキディスク21を把持して、バネ23を引き伸ばしつつ図5中左側に移動させる。これにより、嵌合凹部22と嵌合凸部25との嵌合が解除され、綱車5の制動状態が解放される。そこで、電動機4を回転駆動し、乗りかご8を所望の位置に移動させることができる。また、作業者が、ブレーキディスク21を把持して、嵌合凹部22と嵌合凸部25とを嵌合させれば、綱車5の制動状態に復帰できる。
実施の形態1によれば、嵌合凹部22がブレーキディスク21の一面に形成され、嵌合凸部25が綱車5の端面に形成されている。ブレーキディスク21を回転軸4aの軸方向に綱車5の方向に移動させることで、嵌合凹部22と嵌合凸部25とが嵌合する。これにより、ブレーキディスク21が回転軸4aを中心とする回転を規制されて綱車5に装着される。ブレーキディスク21を回転軸4aの軸方向に綱車5から離間させることで、嵌合凹部22と嵌合凸部25との嵌合が解除される。これにより、回転軸4aを中心とする回転を規制された綱車5との結合が解除される。
連結部38がフランジ11に対して、回転軸4aの軸方向にスライド移動可能になっているので、制動部30は、ブレーキディスク21を制動している状態で、ブレーキディスク21の綱車5との係合を解除する移動に連動して移動できる。したがって、ブレーキディスク21を軸方向に綱車5から離間させるだけで、綱車5の制動を手動解除できる。
このように、ブレーキディスク21を軸方向に移動させるだけで綱車5の制動を解除でき、個々の制動部30による制動を解除する必要がないので、綱車5の制動解放の手順が簡易となり、綱車5の制動の解放操作性が向上される。
嵌合凹部22と嵌合凸部25とを嵌合させて、ブレーキディスク21と綱車5とを結合させているので、綱車5の制動を手動解放させるための特別な機構が不要となり、綱車5の制動の手動解放を簡易な構成で実現できる。
嵌合凹部22と嵌合凸部25とを嵌合させて、ブレーキディスク21と綱車5とを結合させているので、綱車5の制動を手動解放させるための特別な機構が不要となり、綱車5の制動の手動解放を簡易な構成で実現できる。
バネ23がブレーキディスク21を綱車5の方向に付勢するように配設されているので、通常状態では、ブレーキディスク21が綱車5の端面に押圧され、嵌合凹部22と嵌合凸部25との嵌合状態が確実に保持される。また、バネ23のバネ力は、制動バネ35のばね力に比べて著しく小さい。そこで、制動ばね35は綱車5の制動の解放作業に関与せず、バネ23のみが綱車5の制動の解放作業に関与しているので、作業負荷が著しく軽減される。
ホルダ部材37とフランジ11との間に配設されている復帰バネ39が、制動部30によりブレーキディスク21を制動している状態で、ブレーキディスク21を綱車5の方向に付勢している。したがって、ブレーキ装置20による制動時に、嵌合凹部22と嵌合凸部25との嵌合が外れることがなく、綱車5の制動が確実に確保される。
なお、上記実施の形態1では、バネ23の付勢力により、嵌合凹部22と嵌合凸部25とが嵌合された状態でブレーキディスク21を綱車5に押圧しているが、嵌合凹部22と嵌合凸部25とが嵌合された状態で、ボルトでブレーキディスク21を綱車5に固定してもよい。この場合、ボルトを取り外した後、ブレーキディスク21を綱車5から引き離して、嵌合凹部22と嵌合凸部25との嵌合を解除することになる。
また、上記実施の形態1では、制動部30がフランジ11に周方向に離間して4つ配設されているが、制動部30の個数はこれに限定されない。
また、上記実施の形態1では、ブレーキディスク21の一面に嵌合凹部22を設け、ブレーキディスク21の一面に相対する綱車5の端面に嵌合凸部25を設けているが、ブレーキディスク21の一面に嵌合凸部25を設け、綱車5の端面に嵌合凹部22を設けてもよく、嵌合凹部22と嵌合凸部25の両者をブレーキディスク21の一面と綱車5の端面とのそれぞれに設けてもよい。
また、上記実施の形態1では、ブレーキディスク21の一面に嵌合凹部22を設け、ブレーキディスク21の一面に相対する綱車5の端面に嵌合凸部25を設けているが、ブレーキディスク21の一面に嵌合凸部25を設け、綱車5の端面に嵌合凹部22を設けてもよく、嵌合凹部22と嵌合凸部25の両者をブレーキディスク21の一面と綱車5の端面とのそれぞれに設けてもよい。
4電動機、4a 回転軸、5 綱車、11 フランジ(静止部材)、21 ブレーキディスク、22 嵌合凹部(被嵌合部)、23 バネ、24 バネ受け部材、25 嵌合凸部(嵌合部)、26 係合溝。
Claims (3)
- 電動機と、
上記電動機の回転軸に固着された綱車と、
上記綱車の軸方向外方の端面に装着されたブレーキディスクと、
上記ブレーキディスクの上記綱車と反対側に上記ブレーキディスクと相対して配置された静止部材に支持された制動部と、を備えたエレベータ用巻上機において、
上記綱車の上記端面と上記端面に相対する上記ブレーキディスクの一面との一方の面に形成された嵌合部と、他方の面に形成された被嵌合部と、を有し、
上記嵌合部と上記被嵌合部は、上記ブレーキディスクの上記綱車に接近する軸方向の移動により嵌合し、上記ブレーキディスクの上記綱車から離反する軸方向の移動により嵌合解除するように構成され、
上記ブレーキディスクは、上記嵌合部と上記被嵌合部とが嵌合された状態で、上記回転軸を中心とする回転が阻止され、
上記制動部は、上記ブレーキディスクを制動している状態で、上記ブレーキディスクの軸方向の移動に連動して軸方向に移動可能に上記静止部材に支持されているエレベータ用巻上機。 - 上記綱車の外周面の軸方向外方の部分に上記回転軸の軸心を中心とする同心円状に形成された係合溝と、
上記係合溝に軸方向の移動を規制され、かつ周方向の移動を許容されて装着されたバネ受け部材と、
上記バネ受け部材と上記ブレーキディスクとの間に配設され、上記ブレーキディスクを上記綱車の方向に付勢するバネ部材と、を備える請求項1記載のエレベータ用巻上機。 - 上記制動部は、浮動式の制動部であり、上記ブレーキディスクを制動している状態で、上記ブレーキディスクを上記綱車の方向に付勢している請求項1又は請求項2記載のエレベータ用巻上機。
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