JP2004189420A - エレベータ用巻上機 - Google Patents

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Masaki Ariga
正記 有賀
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Abstract

【課題】装置の小型化を図るとともに、出力が異なる巻上機間の部品の共通化率を高めることのできるエレベータ用巻上機の提供。
【解決手段】モータ1aと、このモータ1aにより駆動力が付与されるとともに、昇降体に連結されるロープ2が巻き掛けられるシーブ3とを有するエレベータ用巻上機において、前記シーブ3を回動可能に支持するとともに、少なくとも1つの前記モータ1aを前記シーブ3の外周に対向する位置に支持するフレーム5と、前記シーブ3に設けられた円筒状の被回転駆動体8と、前記モータ1aの軸に結合されるとともに前記被回転駆動体8より小さな直径を有し、前記被回転駆動体8の外周に当接して駆動力を伝達する回転駆動体9aとを備えた構成。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、本発明はエレベータ用巻上機に係り、特に、モータにより昇降体に連結されるロープが巻き掛けられるシーブへ駆動力が付与されるエレベータ用巻上機に関する。
【0002】
【従来の技術】
近時、椀状をなし一側に開口した基体と、この基体内に設けられて前記椀状の底面中心に配置された主軸と、前記基体内に嵌合状態に配置され前記主軸に回転可能に支持される椀状体と、この椀状体の外周に形成されるシーブ、すなわち駆動綱車と、前記基体の内周面に設けられた固定子巻線と、前記椀状体の外周面に設けられ前記固定子巻線と対向して配置されこの固定子巻線とによって電動機を構成する電機子とを備え、前記電機子が設けられた前記椀状体と前記駆動綱車とを一体に形成することにより巻上機の小型化を図った機械室レスエレベータ用巻上機が提案され実用化されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−289954号公報 (段落番号0017−0019、第2図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前述した従来の巻上機はいわゆるギアレス式のためギヤード式のように径比に対応する減速比を得ることができない。したがって、所定の出力を得ようとすると、ギヤード式と比較して駆動力を発生する電動機部分の外形寸法が大きくなるとともに、コストの向上を招くという問題があった。また、巻上機の出力毎に主要部品の寸法が異なるので、部品の共通化がしにくいという問題もあった。
【0005】
本発明はこのような従来技術における実情に鑑みてなされたもので、その目的は、装置の小型化を図るとともに、出力が異なる巻上機間の部品の共通化率を高めることのできるエレベータ用巻上機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために本発明は、モータと、このモータにより駆動力が付与されるとともに、昇降体に連結されるロープが巻き掛けられるシーブとを有するエレベータ用巻上機において、前記シーブを回動可能に支持するとともに、少なくとも1つの前記モータを前記シーブの外周に対向する位置に支持するフレームと、前記シーブに設けられた円筒状の被回転駆動体と、前記モータの軸に結合されるとともに前記被回転駆動体より小さな直径を有し、前記被回転駆動体の外周に当接して駆動力を伝達する回転駆動体とを備えた構成にしてある。
【0007】
前記のように構成した本発明によれば、昇降体に連結されるロープが巻き掛けられるシーブはフレームに回動可能に支持されるとともに円筒状の被回転駆動体が設けられている。そして、フレームに取付けられた少なくとも1つのモータが駆動すると、このモータの軸に結合された回転駆動体、および被回転駆動体を介して駆動力がシーブに付与される。このようにシーブに付けられた被回転駆動体の外周をこの被回転駆動体より小径の回転駆動体で駆動することにより、径比に対応する減速比を得ることができ、従来のギアレス式のものと比較してより小型の電動機、すなわちモータで同等の出力を得ることができる。また、モータはフレームによりシーブの外周に対向する位置に支持されることから巻上機全体としての外形寸法も小さなものとすることができる。さらに、フレームに取付けられるモータの数を増減させることによりエレベータの仕様に応じた所望の出力を得ることができ、したがって、出力が異なる巻上機であっても部品の共通化を図ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のエレベータ用巻上機の実施の形態を図に基づいて説明する。
【0009】
図1はエレベータ用巻上機の一実施形態を示す正面図、図2は図1のA−A線に沿う断面図である。
【0010】
本実施形態のエレベータ用巻上機は図1、2に示すように、モータ1a、1bと、これらのモータ1a、1bにより駆動力が付与されるとともに、図示しない昇降体に連結されるロープ2が巻き掛けられるシーブ3と、このシーブ3をベアリング4を介して回動可能に支持する軸部5aを有するとともに、図2に示すようにモータ1a、1bがボルト6により取付けられるフレーム5と、シーブ3に締結手段、例えばボルト7により取付けられた円筒状の被回転駆動体、例えばロータ8と、モータ1a、1bの軸1a1、1b1に結合されロータ8より小さな直径を有し、このロータ8に駆動力を伝達する回転駆動体、例えばローラ9a、9bとを備えている。
【0011】
また、前記のフレーム5は図1に示すようにロータ8の外周に沿って多角形状に形成される枠体5bを有し、この枠体5bの2つの面のそれぞれにモータ1a、1bが取付けられている。さらに、ロータ8は例えば鋳鉄で形成されるとともに、ローラ9a、9bは例えばウレタンで形成され、これらのローラ9a、9bの外周とロータ8の外周は互いに当接して摩擦力により駆動力が伝達されるようになっている。
【0012】
また、本実施形態の巻上機では2つのモータ1a、1bがフレーム5に取付けられているが、所望する巻上機の出力に応じてモータの個数を調整することができきる。すなわち、大きな出力を要するエレベータの場合、例えば図1の二点鎖線で示すようさらに3つのモータを追加して5つのモータでロータ8を駆動するとともに、小さな出力でよいエレベータの場合、モータの個数を減らして対応する。
【0013】
この実施形態にあっては、フレーム5に取付けられたモータ1a、1bが駆動すると、これらのモータ1a、1bに結合されたローラ9a、9bが回転し、これに同期してローラ9a、9bと当接するロータ8、およびロータ4に締結されたシーブ3が回転する。そして、シーブ3に巻き掛けられたロープ2を介して図示しない昇降体が昇降する。
【0014】
このように構成した実施形態では、シーブ3に取付けられたロータ8の外周をこのロータ8より小径のローラ9a、9bで駆動することにより、径比に対応する減速比を得ることができ、従来のギアレス式のものと比較してより小型の電動機、すなわちモータで同等の出力を得ることができる。また、モータ1a、1bはフレーム5によりシーブ3の外周に対向する位置に支持されることから巻上機全体としての外形寸法も小さなものとすることができる。さらに、フレーム5に取付けられるモータの数を増減させることによりエレベータの仕様に応じた所望の出力を得ることができ、したがって、出力が異なる巻上機であっても部品の共通化を図ることができる。
【0015】
なお、前述した実施形態ではシーブ3に締結手段であるボルト7を介して被回転駆動体であるロータ8を取付けているが、本発明はこれに限らず、被回転駆動体とシーブを一体形成としてもよい。また、前述した実施形態ではローラ9a、9bの外周とロータ8の外周は互いに当接して摩擦力により駆動力が伝達されるが、本発明はこれに限らず、ローラ9a、9bおよびロータ8をそれぞれ歯車で形成し、ローラ9a、9bの外周とロータ8の外周が互いに係合して駆動力が伝達される構成としてもよい。この場合、ローラ9a、9bとロータ8間に大きな力が作用してもすべりが生じることを防止し、効率のよい駆動を行うことができる。また、ロータ8の材質を鋳鉄としたが、これに限らず鋼等で形成してもよい。さらに、ローラ9a、9bの材質をウレタンとしたが、これに限らず鋼等で形成してもよい。
【0016】
【発明の効果】
本発明によれば、シーブに付けられた被回転駆動体の外周をこの被回転駆動体より小径の回転駆動体で駆動することにより、径比に対応する減速比を得ることができ、従来のギアレス式のものと比較してより小型の電動機、すなわちモータで同等の出力を得ることができる。また、モータはフレームによりシーブの外周に対向する位置に支持されることから巻上機全体としての外形寸法も小さなものとすることができる。したがって、装置の小型化とともに製作費の低減を図ることができる。
【0017】
また、フレームに取付けられるモータの数を増減させることによりエレベータの仕様に応じた所望の出力を得ることができ、出力が異なる巻上機であっても部品の共通化を図ることができる。事実、同性能のモータの増減で出力の増減に対応することができることから全ての部品を共通化することも可能となる。したがって、生産効率が上がり、安価なエレベータ用巻上機を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】エレベータ用巻上機の一実施形態を示す正面図である。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1a、1b モータ
2 ロープ
3 シーブ
4 ベアリング
5 フレーム
5a 軸部
5b 枠体
6 ボルト
7 ボルト(締結手段)
8 ロータ(被回転駆動体)
9a、9b ローラ(回転駆動体)

Claims (6)

  1. モータと、このモータにより駆動力が付与されるとともに、昇降体に連結されるロープが巻き掛けられるシーブとを有するエレベータ用巻上機において、
    前記シーブを回動可能に支持するとともに、少なくとも1つの前記モータを前記シーブの外周に対向する位置に支持するフレームと、前記シーブに設けられた円筒状の被回転駆動体と、前記モータの軸に結合されるとともに前記被回転駆動体より小さな直径を有し、前記被回転駆動体の外周に当接して駆動力を伝達する回転駆動体とを備えたことを特徴とするエレベータ用巻上機。
  2. 前記フレームは前記被回転駆動体の外周に沿って形成される枠体を有し、この枠体に前記モータが取付けられることを特徴とする請求項1記載のエレベータ用巻上機。
  3. 前記被回転駆動体は前記シーブに締結手段により取付けられることを特徴とする請求項1記載のエレベータ用巻上機。
  4. 前記被回転駆動体は前記シーブと一体形成されることを特徴とする請求項1記載のエレベータ用巻上機。
  5. 前記回転駆動体の外周と前記被回転駆動体の外周は互いに当接して摩擦力により駆動力が伝達されることを特徴とする請求項1記載のエレベータ用巻上機。
  6. 前記回転駆動体および前記被回転駆動体はそれぞれ歯車で形成され、前記回転駆動体の外周と前記被回転駆動体の外周が互いに係合して駆動力が伝達されることを特徴とする請求項1記載のエレベータ用巻上機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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