JP3076422U - 電磁ブレーキの手動解放機構 - Google Patents

電磁ブレーキの手動解放機構

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JP3076422U
JP3076422U JP2000007627U JP2000007627U JP3076422U JP 3076422 U JP3076422 U JP 3076422U JP 2000007627 U JP2000007627 U JP 2000007627U JP 2000007627 U JP2000007627 U JP 2000007627U JP 3076422 U JP3076422 U JP 3076422U
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JP
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armature
electromagnetic brake
release lever
plate
stator
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JP2000007627U
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康浩 高橋
治一 三木
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Miki Pulley Co Ltd
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Miki Pulley Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電磁ブレーキの解放状態を維持する間、手動
による保持を必要としない構造の電磁ブレーキの手動解
放機構を提供する。 【解決手段】 アーマチュア3の面上を滑動可能な解放
レバー7の先端部近傍に凸面形状7Aを設け、この凸面
形状7A上に凹陥形状7Bを設け、先端部がこの凹陥形
状7Bに勘合し、かつ先端部が凹陥形状7Bに対して滑
動可能な調整ねじ8を前記プレート5に設けたことを特
徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、電磁ブレーキの手動解放機構の構造において、通電停止時における 解放及び制動状態の切りかえ時にのみ手動による操作を必要とし、解放状態を維 持する間は手動での保持を必要としない構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図8より図11に従来技術を示す。コイル2を内蔵したステータ1にはばね4 が取り付けられており、ステータ1にはカラー10に案内されて自由に移動可能 なアーマチュア3が取り付けられている。 またステータ1にはカラー10を介してプレート5がスタッドボルト13とプ レート固定ナット15により固定されている。 プレート5には前記アーマチュア3を介して摩擦材6がばね4の反力により押 し付けられており、前記カラー10によりアーマチュア3とステータ1の空隙G Aが0.2mm程度に設定されている。また摩擦材6の軸心に設けた角穴には軸 方向に移動可能なロータハブ12が取り付けられている。さらに3本あるスタッ ドボルト13のうち全長の長い2本のスタッドボルト13には、図11に示す左 右に突起部7Dを設けた解放レバー7が樹脂座金14を介してナット9により固 定されている。 この電磁ブレーキのコイル2に通電するとステータ1及びアーマチュア3の内 部に磁気回路が形成されて、アーマチュア3はばね4の反発力に抗してステータ 1に吸引されプレート5とアーマチュア3との間隔が広がるので、摩擦材6は自 由に回転出来るようになり電磁ブレーキは解放状態となる。
【0003】 前記の構造の電磁ブレーキでは停電時、その他電力の供給が得られない状況に おいて解放状態を得る場合は前記解放レバー7の操作部7Cを手動により図10 の矢印の方向に倒し、解放レバー7の突起部7D先端がアーマチュア3をステー タ1の方向に押し付けることによりアーマチュア3とステータ1の間に図11に 示す空隙GBが生じて電磁ブレーキを解放させ、かつ解放状態を維持する構造で あった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前記の従来構造では解放レバーのてこの作用により小さな力で解放できる。そ のため解放状態を維持するためには常に手動により解放レバーを押し続ける必要 があった。
【0005】 これは電磁ブレーキを電動の搬送車などの安全装置として使用するとき、停電 あるいは電池の消耗などにより電源の供給が停止し、電磁ブレーキにより制動し た後に手動により安全な場所に移動する必要が生じたときに、前記の従来構造で は移動中も手動により解放レバーを倒し続けなければならないこととなり作業者 に多大な負担をかけることとなる。
【0006】 そこで本考案では前記の従来構造に代わり解放レバーを摺動させることにより 通電停止時の解放、制動時にのみ手動操作を行い、電磁ブレーキの解放状態を維 持できる構造の提供を目的としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案では図4の解放レバー7の両先端部近傍のプレート5側に凸となる凸面 形状7Aを設け、この凸面形状7Aに摺動方向と平行となる凹陥形状7Bを設け る。またアーマチュア3はカラー10を介してステータ1に対してプレート固定 ねじ11により固定されており、前記プレート5には二箇所に調整ねじ8がねじ 込まれており、さらに調整ねじ8は緩み防止のためナット9により固定されてい る。さらに前記解放レバー7は凹陥形状7Bに調整ねじ8の先端部が嵌合し、さ らに前記アーマチュア3の表面を摺動可能な状態を維持しながらステータ1に取 り付けられたばね4の反力によりアーマチュア3を介して調整ねじ8に対して押 し付けられている。 本考案は以上のような構成よりなる電磁ブレーキの手動解放機構である。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下、本考案による電磁ブレーキの手動解放機構の実施の形態を説明する。
【0009】 ステータ1の内部にはコイル2を固定し、ブレーキのトルクを発生するための ばね4を複数本取り付ける。
【0010】 アーマチュア3をばね4を介してステータ1にのせ、摩擦材6をアーマチュア 3とプレート5で挟み、プレート5をカラー10を介してプレート固定ねじ11 によりステータ1に固定し、さらに摩擦材6にロータハブ12を取り付ける。
【0011】 プレート5の二箇所に調整ねじ8をねじ込む。さらに調整ねじ8は緩み防止の ためナット9により固定されている。
【0012】 解放レバー7の左右両先端部近傍に凸面形状7Aを設け、この凸面形状7A上 に凹陥形状7Bを設ける。
【0013】 解放レバー7は凹陥形状7Bに調整ねじ8の先端が接触し、且つプレート5の 表面を滑動可能な様に取り付ける。
【0014】 本考案は以上の様な構造で、これを使用するときは、電磁ブレーキの通電停止 時において解放レバー7は図3の破線に示す位置にあり、このとき摩擦材6は図 6に示す様にアーマチュア3及びプレート5に挟まれて電磁ブレーキは制動状態 にある。
【0015】 解放レバー7を図3の実線に示す位置に押し込むと、調整ねじ8の先端部が解 放レバー7先端部の凸面形状7Aの位置に来るため、解放レバー7は図7に示す 様にばね4の反発力に抗してアーマチュア3をステータ1に押し付ける。これに よりアーマチュア3と摩擦材6の間には空隙GBが生じて電磁ブレーキは解放さ れる。
【0016】
【考案の効果】
解放レバー7を押し込む事により電磁ブレーキの解放状態が保持されるので、 解放状態を維持するために手動により解放レバーを押し続ける必要がなくなり、 作業者への負担が軽減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案による電磁ブレーキの正面図である。
【図2】 図1に示す電磁ブレーキの断面図である。
【図3】 図1に示す電磁ブレーキの右側面図である。
【図4】 本考案による解放レバーの正面図である。
【図5】 図4に示す解放レバーの要部断面拡大図であ
る。
【図6】 本考案によるブレーキ制動時を示す要部拡大
図である。
【図7】 本考案によるブレーキ解放時を示す要部拡大
図である。
【図8】 従来技術による電磁ブレーキの正面図であ
る。
【図9】 従来技術による電磁ブレーキの断面図であ
る。
【図10】 従来技術のブレーキ制動時を示す要部右側
面図である。
【図11】 従来技術のブレーキ解放時を示す要部右側
面図である。
【符号の説明】
1 ステータ 2 コイル 3 アーマチュア 4 ばね 5 プレート 6 摩擦材 7 解放レバー 7A 凸面形状 7B 凹陥形状 7C 操作部 7D 突起部 8 調整ねじ 9 ナット 10 カラー 11 プレート固定ねじ 12 ロータハブ 13 スタッドボルト 14 樹脂座金 15 プレート固定ナット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステータ1に内蔵したコイル2に通電し
    てアーマチュア3を吸引することにより解放し、ばね4
    の反発力により前記アーマチュア3をこのアーマチュア
    3とプレート5の間に挟まれる摩擦材6に押し付けるこ
    とにより制動する電磁ブレーキの手動解放機構の構造に
    おいて、前記アーマチュア3の面上を滑動可能な解放レ
    バー7の両先端部近傍に凸面形状7Aを設け、この凸面
    形状7A上に凹陥形状7Bを設け、先端部がこの凹陥形
    状7Bに嵌合し、かつ先端部が前記凹陥形状7Bに対し
    て滑動可能な調整ねじ8を前記プレート5に設けたこと
    を特徴とする電磁ブレーキの手動解放機構。
JP2000007627U 2000-09-19 2000-09-19 電磁ブレーキの手動解放機構 Expired - Lifetime JP3076422U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0530830A (ja) * 1991-08-05 1993-02-09 Kobashi Kogyo Co Ltd 農産物収穫装置の引き抜き搬送機構
WO2018216145A1 (ja) * 2017-05-24 2018-11-29 三菱電機株式会社 エレベータ用巻上機

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CN110831883A (zh) * 2017-05-24 2020-02-21 三菱电机株式会社 电梯用曳引机
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