JPH0224981Y2 - - Google Patents

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JPH0224981Y2
JPH0224981Y2 JP1985159240U JP15924085U JPH0224981Y2 JP H0224981 Y2 JPH0224981 Y2 JP H0224981Y2 JP 1985159240 U JP1985159240 U JP 1985159240U JP 15924085 U JP15924085 U JP 15924085U JP H0224981 Y2 JPH0224981 Y2 JP H0224981Y2
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outer pole
shaft
excitation coil
friction plate
armature
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は電磁ブレーキに関し、特に、手動操作
により制動状態を開放できる電磁ブレーキに関す
る。
〔従来の技術〕
従来の電磁ブレーキとして、例えば、機械壁等
の被取付体に固定された外極内に永久磁石、内極
及び励磁コイルを内包し、前記励磁コイルへの通
電を制御することにより前記永久磁石による制動
力を励磁コイルの励磁による磁力によつて開放
し、制動状態を開放する構成の電磁ブレーキがあ
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、従来の電磁ブレーキによれば、外極が
機械壁等の被取付体に固定され、軸方向及びねじ
れ方向に不動の構成であるため、励磁コイルの非
励磁時における機械調整時等のように、緊急短時
間に制動状態を開放させる必要がある場合であつ
ても、励磁コイルに通電して電気的に制動状態を
開放しなければならないという問題があつた。
〔問題点を解決するための手段および作用〕
本考案は、上記に鑑みてなされたものであり、
制動状態からの開放を、電気的な開放操作を必要
せずに達成するため、外極を付勢部材を介して被
取付体に、軸方向に可動かつねじれ方向に不動に
取り付けるとともに、前記外極のフランジ部の対
称位置を貫通して、一対の取付ボルトを被取付体
に固定し、この取付ボルトに、中央に位置する把
持部より二又状に分割された一対の脚を有する手
動開放ハンドルの前記脚を支持させ、励磁コイル
の非励磁時においては、手動開放ハンドルの把持
部を操作することにより、永久磁石による磁力に
抗して前記外極を軸方向に移動して制動状態を開
放する手動開放装置を配設した電磁ブレーキを提
供するものである。
〔実施例〕
以下、本考案による電磁ブレーキを詳細に説明
する。図面は、本考案の一実施例を示し、電磁ブ
レーキ10は、アーマチユア部分12と中央に開
口部が設けられているマグネツト部分14とを有
し、前記アーマチユア部分12には、前記マグネ
ツト部分14の開口部および機械壁等の被取付体
32を貫通して延長する軸16が、中央部を貫通
した状態でキー18を介して固定されている。
前記マグネツト部分14は、外極20を有し、
この外極20の前面縁部には摩擦板28が配設さ
れているとともに、永久磁石24、内極22及び
励磁コイル26とが内包され、前記摩擦板28
は、前記アーマチユア部分12の後面に配設され
たアーマチユア板30と少許の間隙29をおいて
対向されるようになつている。
また、前記外極20は、その後面に位置する機
械壁等の被取付体32に、付勢部材を介して軸方
向に可動かつねじれ方向に不動の状態で、前記被
取付体32に接離可能に弾接されている。本実施
例においては、前記付勢部材は、一対の板ばね3
4により構成されており、この板ばね34は、第
1乃至第3図に示されるように、外極20の両側
に平行に位置するように配設された2片よりな
り、各板ばね34は、その中央部が前記外極20
にリベツトあるいは止ねじ等の固定具36によつ
て固着され、両端部にはそれぞれ貫孔38が穿設
されており、前記貫孔38に挿通される固定ねじ
40により被取付体32に固定されている。
従つて、前記板ばね34は、その中央部が外極
20に、一方両端部が被取付体32に固定されて
いるので、外極20は、板ばね34の弾性力を利
用して、軸16の軸方向には可動とされる一方、
軸16に対するねじれ方向には不動の構成とされ
る。
さらに、外極20の直径方向に延長するフラン
ジ部42には、手動開放装置44が配設されてい
る。この手動開放装置44は、フランジ部42の
対称位置に、一対の貫孔46が穿設されており、
前記貫孔46に手動開放ハンドル48を支持する
ための取付ボルト49をそれぞれ挿通して被取付
板32に固定し、この取付ボルト49に、前記板
ばね34より弱い弾性力のコイルばね等よりなる
付勢部材50を介して、手動開放ハンドル48を
挿通したのち、ワツシヤー52及び固定ナツト5
4により抜け止め固定されている。
手動開放ハンドル48は、前記取付ボルト49
にそれぞれ挿通される孔を有していて、その孔に
前記取付ボルト49が回転自在に遊嵌される二又
状に分割された脚部56と、この脚部56に連設
されるとともに、中央に位置する把持部58とよ
りなり、脚部56は、取付ボルト49に取り付け
られた部分よりフランジ部42と平行に延長する
下方脚部60と、この下方脚部60の上端より屈
曲部を介して前記フランジ部42と離隔する方向
に湾曲している上方脚部62とよりなつている。
パこの下方脚部60とフランジ部42との間に
は、前記マグネツト14における摩擦板28とア
ーマチユア部分12におけるアーマチユア板30
との間の間隙29よりもやや広い間隙64が与え
られている。
以上の構成において、励磁コイル26に通電が
なされていないときは、永久磁石24は自己の吸
引力によつて板ばね34の弾性力に抗してアーマ
チユア板30に吸着され、このアーマチユア板3
0を通じ、これと一体のアーマチユア部分12を
拘束し、このアーマチユア部分12にキー18を
介して固定されている軸16を制動する。
一方、励磁コイル26に通電がなされると、励
磁コイル26の磁化により第2の磁石が形成さ
れ、これが永久磁石24に相反して磁力が作用
し、この相反磁場の力が最低でも永久磁石24の
磁場の力に相応するものであるから、板ばね34
の力によつて外極20は、アーマチユア部分12
から離反し、摩擦板28がアーマチユア板30か
ら離間して制動状態が開放される。
また、前記した通電がなされない状態下におい
ては、すなわち、制動状態が継続している時にお
いて、通電によらず人為的に制動状態を開放させ
る必要があるときは、手動開放ハンドル48の把
持部58を、フランジ部42方向(図上矢印A方
向)へ回動するように操作する。これにより脚部
60の屈曲部のB点がフランジ部42と当接し、
さらに把持部58を矢印A方向へ回動すると、B
点を作用点とし、脚部60と取付ボルト49との
当接部位を支点として、てこの力により永久磁石
24の磁力に抗して、外極20が軸方向矢印C方
向に移動して、制動状態を開放できる。
この実施例によれば、手動開放ハンドル48の
脚部60のB点が作用点となつて、てこの作用に
より、外極20を移動できるため制動状態の開放
を操作者に負担をかけずに容易にでき、また手動
開放ハンドル48の取付部分が、フランジ部42
の対称位置に一対設けられているとともに、把持
部58が一つにまとめられているため、一回の操
作で、均一な負荷を与えるため、平均して摩擦板
28とアーマチユア板30の吸着を開放できるの
で作業性が良い。
〔考案の効果〕
以上説明した通り、本考案の電磁ブレーキによ
れば、外極を付勢部材を介して被取付体に、軸方
向に可動かつねじれ方向に不動に取り付けるとと
もに、前記外極のフランジ部の対称位置を貫通し
て、一対の取付ボルトを被取付体に固定し、この
取付ボルトに中央に位置する把持部より二又状に
分割された一対の脚を有する手動開放ハンドルの
前記脚を支持させ、励磁コイルの非励磁において
は、手動開放ハンドルの把持部を操作することに
より、前記永久磁力の磁力に抗して前記外極を軸
方向に移動して制動状態を開放する手動開放装置
を配設したため、制動状態からの開放を、電気的
な開放操作を必要とすることなしに達成すること
ができる。
また、手動開放ハンドルは、被取付体に対して
ねじれ方向に不動とされた外極のフランジ部に取
り付けられているため、軸の制動が開放されて軸
が回転している場合には、手動開放ハンドルは回
転することがない。このため、安全性が高く、か
つ設置場所の周囲をあけておく必要はない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す正面図、第2
図は制動状態を開放した状態の第1図の−線
による断面図、第3図は制動状態を開放した状態
の手動開放装置の取付構造、板ばねの取付構造等
を示す第2図に相当する部分断面図である。 符号の説明、10……電磁ブレーキ、12……
アーマチユア部分、14……マグネツト部分、1
6……軸、18……キー、20……外極、22…
…内極、24……永久磁石、26……励磁コイ
ル、28……摩擦板、29……間隙、30……ア
ーマチユア板、32……被取付体、34……板ば
ね、36……固定具、38……貫孔、40……固
定ねじ、42……フランジ部、44……手動開放
装置、46……貫孔、48……手動開放ハンド
ル、49……取付ボルト、50……付勢部材、5
2……ワツシヤー、54……固定ナツト、56…
…脚部、58……把持部、60……下方脚部、6
2……上方脚部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 中央に開口部を有するとともに周縁にフランジ
    部を有して、付勢部材を介し軸方向に可動かつね
    じれ方向に不動に被取付体に配設されるとともに
    前記被取付体が位置する側と反対の側に励磁コイ
    ル、内極および永久磁石を内包する外極と、前記
    外極の前面縁部に設けられた摩擦板とを有するマ
    グネツト部分と、 前記外極の前記開口部及び前記被取付体を貫通
    して延長する軸と、 前記軸が中央を貫通した状態で固定されて、前
    記軸と一体化されるとともに、前記マグネツト部
    分の前記摩擦板に対向する部位に前記摩擦板と少
    許の間隙をおいてアーマチユア板が設けられたア
    ーマチユア部分と、 前記外極の前記フランジ部の対称位置を貫通し
    て、前記被取付体に固定された一対のボルトと、 中央に位置する把持部と、前記把持部より二又
    状に分割されるとともにその両端を前記取付ボル
    トに回動自在に遊嵌させた一対の脚とよりなり、
    前記脚は前記外極の前記フランジ部と接離可能な
    屈曲部を有した手動開放ハンドルと、 を有し、 前記励磁コイルの非励磁時に、前記永久磁石は
    前記付勢部材の付勢力に抗する磁力により前記外
    極を前記被取付体から離隔する方向に移動して、
    前記摩擦板と前記アーマチユア板とを当接させて
    前記軸を制動し、 前記励磁コイルの励磁時に、前記励磁コイルに
    よつて生じる前記永久磁石と反対方向の磁力で、
    前記摩擦板と前記アーマチユア板との当接を解除
    して前記軸の制動を開放し、 さらに前記励磁コイルの非励磁時に、前記手動
    開放ハンドルの前記把持部を、前記脚の前記取付
    ボルトとの当接部位を支点とするとともに、前記
    脚の前記屈曲部と前記外極のフランジ部との当接
    部位を作用点として回動操作することにより、前
    記永久磁石の磁力に抗して前記外極を軸方向移動
    し、前記摩擦板と前記アーマチユア板との当接を
    解除して前記軸の制動を開放する電磁ブレーキ。
JP1985159240U 1985-10-17 1985-10-17 Expired JPH0224981Y2 (ja)

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JPS6268034U JPS6268034U (ja) 1987-04-28
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54165A (en) * 1976-04-27 1979-01-05 Katsumasa Nakadai Electromagnetic brake

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS54165A (en) * 1976-04-27 1979-01-05 Katsumasa Nakadai Electromagnetic brake

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JPS6268034U (ja) 1987-04-28

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