JP2002054664A - 無励磁電磁ブレーキ - Google Patents

無励磁電磁ブレーキ

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JP2002054664A
JP2002054664A JP2000242402A JP2000242402A JP2002054664A JP 2002054664 A JP2002054664 A JP 2002054664A JP 2000242402 A JP2000242402 A JP 2000242402A JP 2000242402 A JP2000242402 A JP 2000242402A JP 2002054664 A JP2002054664 A JP 2002054664A
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Japan
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brake
electromagnet
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manual release
electromagnetic brake
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JP2000242402A
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English (en)
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Tomokazu Arigami
智和 有上
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブレーキカバーの外部からでも手動解放レバ
ーを操作してブレーキの解放操作をすることができる無
励磁電磁ブレーキを提供する。 【解決手段】 電磁石3の付勢によりバネ力に抗してア
ーマチュア4を電磁石3に吸引して回転部であるロータ
1の拘束を解除し、さらに手動解放レバー9を傾動する
ことにより手動でアーマチュア4を電磁石3に押圧して
同様にロータ1の拘束を解除するにように構成した無励
磁電磁ブレーキにおいて、垂直軸回りに回動可能にブレ
ーキカバー9に取り付けた緩め棒15を、手動解放レバ
ー9を含めた全体を覆合するブレーキカバー10を貫通
して外部に突出させるとともに、この緩め棒15を外部
から回動することによりその先端部に取り付けたカム1
6を介して手動解放レバー9を操作してブレーキを解放
することができるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は無励磁電磁ブレーキ
に関し、特にその手動解放機構を工夫したものである。
【0002】
【従来の技術】電動機等の回転機械の回転を機械的に制
動する装置として無励磁電磁ブレーキがある。この無励
磁電磁ブレーキとは、電磁石の電磁力によりアマーチュ
アを吸引してブレーキを解放するように構成したもので
ある。すなわち、電磁石の無励磁時にブレーキがかか
り、励磁時にブレーキが解放される。
【0003】図3は従来技術に係る無励磁電磁ブレーキ
を示す縦断面図で、(a)は制動時の状態、(b)は解
放時の状態、特に手動解放レバーによる解放時の状態を
それぞれ示している。両図に示すように、円板状のロー
タ1は、その中心部を貫通するブレーキボス2を介して
回転軸に取り付けてある。このとき、ロータ1は、軸方
向に関してはブレーキボス2の表面に沿って移動可能に
形成してあり、周方向に関してはブレーキボス2に拘束
されてこのブレーキボス2と一体的に回転するように構
成してある。
【0004】電磁石3はステータ3aとこのステータ3
aに埋設されたコイル3bとからなる。アーマチュア4
はロータ1と電磁石3との間に、その中央部をブレーキ
ボス2が貫通した状態で配設してある。このアーマチュ
ア4は、通常時(図3(a)に示す電磁石3の無励磁
時)には、スプリング5のバネ力で図中左方向に付勢さ
れている。この結果、アーマチュア4の左端面がロータ
1の右端面に当接し、このロータ1を図中左方向に押圧
してプレート6の右端面に当接させる。このとき、ブレ
ート6は、ボルト7及びナット8によりステータ3aに
対する軸方向位置が固定されている。したがって、この
ときのロータ1の回転は、スプリング5のバネ力がアー
マチュア4を介してロータ1に作用することで拘束され
る。一方、コイル3bに通電して電磁石3を付勢したと
きには、スプリング5のバネ力に抗して電磁石3の吸引
力によりアーマチュア4が吸引され図中右方向に移動す
る。この結果、図3(b)に示すように、ロータ1の右
端面とアーマチュア4の左端面との間に空隙が形成さ
れ、アーマチュア4によるロータ1の拘束が解除され
る。すなわち、ブレーキが解放される。
【0005】ブレーキの解放は手動解放レバー9を操作
することによっても行い得る。手動解放レバー9は、そ
の基端部が、プレート6の中央部よりも下方の位置に傾
動可能に取り付けてあり、その上部を持って電磁石3側
に押すことにより、アーマチュア4をスプリング5のバ
ネ力に抗して電磁石3のステータ3aの右端面に押圧す
ることができるようになっている。すなわち、電磁石3
を付勢したのと同様の状態とすることができ、このこと
によってもブレーキを解放し得る。図3(b)はこの状
態を示す。
【0006】図4は図3に示す無励磁電磁ブレーキを電
動機に取り付けた状態で一部切り欠いて示す側面図であ
る。同図中、図3と同一部分には同一番号を付してい
る。図4に示すように、ブレーキカバー10は、ボルト
11を介して電動機のブラケット12に固着してある。
当該無励磁電磁ブレーキは、ブレーキカバー10で覆合
してその内部に収納してある。なお、図中、13は回転
軸、14は軸受である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図4に示すように、従
来技術に係る無励磁電磁ブレーキは、ブレーキカバー1
0の内部に収納してあるので、ブレーキカバー10の外
部から手動解放レバー9を操作することはできず、これ
を操作する場合には、ブレーキカバー10を取り外す必
要がある。このため、手動解放レバー9によるブレーキ
の解放操作には、多大の手間と、時間を要するという問
題があった。なお、ブレーキカバー10は、当該無励磁
電磁ブレーキを水密構造とするためのものである。
【0008】本発明は、上記従来技術に鑑み、ブレーキ
カバーの外部からでも手動解放レバーを操作してブレー
キの解放動作をすることができる無励磁電磁ブレーキを
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の構成は、電動機の回転軸等、回転機械の回転軸と一
体的に回転するロータの面に、軸方向に沿って一方向に
作用するバネ力で押圧されてこのロータの回転を拘束す
ることにより当該回転電機の回転を制動するとともに、
固定部である電磁石の付勢時に、上記バネ力に抗して上
記電磁石の電磁力に吸引され、軸方向に沿って反対方向
に移動し、ロータの拘束を解除するアーマチュアを有す
るとともに、基端部を支点として傾動することによりア
ーマチュアを電磁石に押圧して手動によりブレーキを解
除するための手動解放レバーを有し、さらにこの手動解
放レバーを含め全体がブレーキカバーに覆合されて本体
がその内部に収納してある無励磁電磁ブレーキにおい
て、ブレーキカバーを貫通して外部に突出するととも
に、軸回りに回動可能にブレーキカバーに取り付けた緩
め棒と、この緩め棒の先端部に取り付けたカムとを有
し、緩め棒を外部から回動することによりカムを介して
手動解放レバーを操作してブレーキを解放することがで
きるように構成したことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づき詳細に説明する。
【0011】図1は本発明の実施の形態に係る無励磁電
磁ブレーキを電動機に取り付けた状態で示す側面図であ
る。同図に示すように、本形態に係る無励磁電磁ブレー
キ本体は図3、4に示すものと何ら変わるところはな
い。そこで、図3及び図4と同一部分には同一番号を付
し、重複する説明は省略する。
【0012】本形態に係る無励磁電磁ブレーキにおいて
は、ブレーキカバー10を貫通して上方に突出する緩め
棒15が設けてある。ここで、この緩め棒15は垂直軸
回りに回動可能にブレーキカバー10に取り付けてあ
り、その下端部にはカム16が固着してある。このカム
16は緩め棒15がA位置にある場合には、手動解放レ
バー9に対し間隙を介して相対向する。すなわち、図1
に示す状態で相対向している。したがって、この場合、
手動解放レバー9が動作することはない。一方、緩め棒
15を回動した場合、カム16と手動解放レバー9との
間の間隙が徐徐に小さくなり、終には当接する。かかる
状態からさらに回動し、A位置から90°回動したB位
置となった場合、カム16が手動解放レバー9の先端部
に当接してこの手動解放レバー9を図中左方向に最大ス
トローク移動させる。この結果、手動解放レバー9の移
動によりアーマチュア4をスプリング5のバネ力に抗し
てステータ3aに当接させることができ、これによりブ
レーキを解放することができる。また、緩め棒15をこ
の位置に保持することにより、この状態(ブレーキの解
放状態)を保持し得る。
【0013】本形態では、ブレーキカバー10の外周を
さらに外カバー17で覆合しているので、緩め棒15は
この外カバー17も貫通してその上端部が外部に臨むよ
うに構成してある。また、外カバー17の内部には回転
軸13に固着した外扇18が収納してある。なお、図
中、19はOリングである。
【0014】かかる本形態によれば、緩め棒15の操
作、具体的にはこの緩め棒15を垂直軸回りに回動する
ことにより、ブレーキカバー10、さらには外カバー1
7の外部から手動解放レバー9を操作して簡単にブレー
キを解放することができる。
【0015】図2は、本形態に係る無励磁電磁ブレーキ
を有する電動機の全体を一部切り欠いて示す側面図であ
る。同図中、図1と同一部分には同一番号を付してあ
る。また、21はフレーム、22は固定子鉄心、23は
固定子コイル、24は回転子鉄心、26はブラケット、
27は軸受である。
【0016】
【発明の効果】以上実施の形態とともに具体的に説明し
た通り、本発明によれば、緩め棒を介して手動解放レバ
ーを操作することができるので、ブレーキカバーの外部
から所定の操作を行うことができる。同時に、当該無励
磁電磁ブレーキ部分の水密性はブレーキカバーにより良
好に保持し得る。さらに、緩め棒はカバーの外部に臨ま
せることができるので、外扇付の電動機であってもこれ
を良好に適用し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る無励磁電磁ブレーキ
を電動機に取り付けた状態で示す側面図である。
【図2】本形態に係る無励磁電磁ブレーキを有する電動
機の全体を一部切り欠いて示す側面図である。
【図3】従来技術に係る無励磁電磁ブレーキを示す縦断
面図で、(a)は制動時の状態、(b)は解放時の状
態、特に手動解放レバーによる解放時の状態をそれぞれ
示している。
【図4】図3に示す無励磁電磁ブレーキを電動機に取り
付けた状態で一部切り欠いて示す側面図である。
【符号の説明】
1 ロータ 3 電磁石 3a ステータ 3b コイル 4 アーマチュア 5 スプリング 6 プレート 9 手動解放レバー 10 ブレーキカバー 15 緩め棒 16 カム 17 外カバー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動機の回転軸等、回転機械の回転軸と
    一体的に回転するロータの面に、軸方向に沿って一方向
    に作用するバネ力で押圧されてこのロータの回転を拘束
    することにより当該回転電機の回転を制動するととも
    に、固定部である電磁石の付勢時に、上記バネ力に抗し
    て上記電磁石の電磁力に吸引され、軸方向に沿って反対
    方向に移動し、ロータの拘束を解除するアーマチュアを
    有するとともに、基端部を支点として傾動することによ
    りアーマチュアを電磁石に押圧して手動によりブレーキ
    を解除するための手動解放レバーを有し、さらにこの手
    動解放レバーを含め全体がブレーキカバーに覆合されて
    本体がその内部に収納してある無励磁電磁ブレーキにお
    いて、 ブレーキカバーを貫通して外部に突出するとともに、軸
    回りに回動可能にブレーキカバーに取り付けた緩め棒
    と、この緩め棒の先端部に取り付けたカムとを有し、緩
    め棒を外部から回動することによりカムを介して手動解
    放レバーを操作してブレーキを解放することができるよ
    うに構成したことを特徴とする無励磁電磁ブレーキ。
JP2000242402A 2000-08-10 2000-08-10 無励磁電磁ブレーキ Withdrawn JP2002054664A (ja)

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Effective date: 20071106