JPWO2018207251A1 - 空気調和システム及びその冷媒量設定方法 - Google Patents

空気調和システム及びその冷媒量設定方法 Download PDF

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Abstract

空気調和システムは、冷媒を循環させる冷媒回路と、冷媒回路の負荷側熱交換器を収容し、負荷側熱交換器を通過した空気を供給する複数の給気経路をそれぞれ介して複数の被空調空間に接続される熱交換ユニットと、冷媒の漏洩を検知する冷媒検知装置と、複数の給気経路にそれぞれ設けられ、互いに独立して開閉される複数の開閉装置と、を備え、冷媒検知装置が冷媒の漏洩を検知したとき、複数の開閉装置の全てが開状態となるものである。

Description

本発明は、複数の給気経路をそれぞれ介して複数の被空調空間に接続される熱交換ユニットを備えた空気調和システム及びその冷媒量設定方法に関するものである。
特許文献1には、空気調和装置が記載されている。この空気調和装置は、室内機の外表面に設けられた冷媒検知装置と、冷媒検知装置が冷媒を検知したときに室内送風ファンを回転させる制御を行う制御部と、を備えている。この空気調和装置では、室内機につながる延長配管から室内へ冷媒が漏洩した場合や、室内機内部で漏洩した冷媒が室内機の筐体の隙間を通して室内機の外部へ流出した場合に、漏洩冷媒を冷媒検知装置によって検知できる。また、冷媒検知装置が冷媒の漏洩を検知したときに室内送風ファンを回転させることにより、室内機の筐体に設けられた吸込口から室内の空気を吸い込み、吹出口から室内へ空気を吹き出すので、漏洩した冷媒を拡散させることができる。
特許第4599699号公報
例えば、1つの冷媒回路を用いて複数の被空調空間の空気調和を行う空気調和システムでは、被空調空間のそれぞれの容積に対して冷媒量が多量である場合がある。このような空気調和システムで冷媒の漏洩が生じた場合、漏洩した冷媒を被空調空間のいずれかに均一に拡散させたとしても、被空調空間の冷媒濃度が高くなってしまう可能性があるという課題があった。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、冷媒が漏洩したとしても、被空調空間の冷媒濃度が高くなってしまうのを防止できる空気調和システム及びその冷媒量設定方法を提供することを目的とする。
本発明に係る空気調和システムは、冷媒を循環させる冷媒回路と、前記冷媒回路の負荷側熱交換器を収容し、前記負荷側熱交換器を通過した空気を供給する複数の給気経路をそれぞれ介して複数の被空調空間に接続される熱交換ユニットと、前記冷媒の漏洩を検知する冷媒検知装置と、前記複数の給気経路にそれぞれ設けられ、互いに独立して開閉される複数の開閉装置と、を備え、前記冷媒検知装置が前記冷媒の漏洩を検知したとき、前記複数の開閉装置の全てが開状態となるものである。
本発明に係る空気調和システムの冷媒量設定方法は、上記本発明に係る空気調和システムの冷媒量を設定する方法であって、前記冷媒回路における前記冷媒の封入量をM[kg]とし、前記冷媒の燃焼下限濃度をLFL[kg/m]とし、前記冷媒検知装置が前記冷媒の漏洩を検知したときに開状態となる開閉装置を介して前記熱交換ユニットに接続される被空調空間の総容積をV[m]としたとき、前記封入量MがM<LFL×Vの関係を満たすように前記封入量Mを設定するものである。
本発明によれば、冷媒が漏洩したとしても、漏洩した冷媒を開状態の開閉装置を介して被空調空間に拡散させることができるため、被空調空間の冷媒濃度が高くなってしまうのを防止することができる。
本発明の実施の形態1に係る空気調和システムの概略構成を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和システムの制御部300で実行される冷媒漏洩検知処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1の第1変形例に係る空気調和システムの概略構成を示す図である。 本発明の実施の形態1の第2変形例に係る空気調和システムの概略構成を示す図である。 本発明の実施の形態1の第3変形例に係る空気調和システムの概略構成を示す図である。 本発明の実施の形態1の第4変形例に係る空気調和システムの概略構成を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る空気調和システムの制御部300で実行される冷媒漏洩検知処理の一例を示すフローチャートである。
実施の形態1.
本発明の実施の形態1に係る空気調和システム及びその冷媒量設定方法について説明する。図1は、本実施の形態に係る空気調和システムの概略構成を示す図である。本実施の形態では、空気調和システムとして、3つの被空調空間A、B、Cの室内負荷を処理する内調型の空気調和システムを例示している。例えば、被空調空間A、B、Cは、互いに仕切られた複数の部屋である。被空調空間Aの床面積はAaであり、被空調空間Aの床面からの天井高さはHaである。被空調空間Bの床面積はAbであり、被空調空間Bの床面からの天井高さはHbである。被空調空間Cの床面積はAcであり、被空調空間Cの床面からの天井高さはHcである。
図1に示すように、本実施の形態に係る空気調和システムは、冷媒を循環させる1つの冷媒回路10を有している。冷媒回路10は、圧縮機、冷媒流路切替装置(例えば、四方弁)、熱源側熱交換器、減圧装置及び負荷側熱交換器11が冷媒配管を介して環状に接続された構成を有している。
冷媒回路10に封入される冷媒としては、例えば、R1234yf、R1234ze(E)等の微燃性冷媒、又は、R290、R1270等の強燃性冷媒が用いられる。これらの冷媒は単一冷媒として用いられてもよいし、2種以上が混合された混合冷媒として用いられてもよい。以下、微燃レベル以上(例えば、ASHRAE34の分類で2L以上)の可燃性を有する冷媒のことを「可燃性冷媒」という場合がある。また、冷媒回路10に封入される冷媒としては、不燃性(例えば、ASHRAE34の分類で1)を有するR22、R410A等の不燃性冷媒を用いることもできる。これらの冷媒は、例えば、大気圧下(例えば、温度は室温(25℃))において空気よりも大きい密度を有している。
また、空気調和システムは、少なくとも冷媒回路10の熱源側熱交換器を収容する1台の熱源ユニット20と、少なくとも冷媒回路10の負荷側熱交換器11を収容する1台の負荷ユニット30(熱交換ユニットの一例)と、を有している。熱源ユニット20と負荷ユニット30との間は、冷媒回路10の冷媒配管の一部である2本の延長配管12a、12bによって接続されている。延長配管12aは、継手部13aを介して負荷側熱交換器11に接続されており、延長配管12bは、継手部13bを介して負荷側熱交換器11に接続されている。本例の熱源ユニット20には、熱源側熱交換器だけでなく、冷媒回路10の圧縮機、冷媒流路切替装置及び減圧装置も収容されている。冷媒回路10、熱源ユニット20及び負荷ユニット30は、後述する制御部300により制御される。
負荷ユニット30の筐体には、空気を吸い込む吸込口41と、空気を吹き出す吹出口42とが形成されている。負荷ユニット30の筐体内の空間は、仕切板33によってファン室31と熱交換器室32とに仕切られている。仕切板33には、ファン室31と熱交換器室32との間の風路となる開口部が形成されている。ファン室31には、送風ファン34が収容されている。熱交換器室32には、負荷側熱交換器11、継手部13a、13b及び冷媒検知装置35が収容されている。
冷媒検知装置35は、冷媒の漏洩を検知するように構成されている。冷媒検知装置35としては、例えば、半導体式ガスセンサなどを用いることができるが、これに限られない。冷媒検知装置35は、空気中の冷媒濃度を検知し、後述する制御部300に検知信号を出力するようになっている。冷媒検知装置35の設置位置は、熱交換器室32には限られず、ファン室31であってもよいし、後述する給気ダクト内などの負荷ユニット30の外部であってもよい。冷媒検知装置35の設置位置は、負荷ユニット30内、又は負荷ユニット30から被空調空間A、B、Cまでの給気経路内であればよい。
負荷ユニット30において冷媒が漏洩する可能性のある箇所は、負荷側熱交換器11のろう付け部及び継手部13a、13bである。したがって、負荷側熱交換器11及び継手部13a、13bは、負荷ユニット30の筐体内(例えば、熱交換器室32内)又は給気ダクト内に配置されるのが望ましい。
制御部300は、CPU、ROM、RAM、I/Oポート、タイマー等を備えたマイクロコンピュータを有している。制御部300は、操作部310との間で相互に通信を行うことができるようになっている。操作部310は、ユーザによる操作を受け付け、操作に基づく操作信号を制御部300に出力するように構成されている。操作部310は、例えば、被空調空間A、B、Cにそれぞれ設けられた複数のリモコンと、複数のリモコンの上位の操作部となる集中コントローラーと、により構成されている。
制御部300は、操作部310からの操作信号及びセンサ類からの検出信号等に基づき、冷媒回路10、熱源ユニット20、負荷ユニット30及び後述するダンパー71、72、73、81、82、83等を含む空気調和システム全体の動作を制御する。制御部300は、熱源ユニット20の筐体内に設けられていてもよいし、負荷ユニット30の筐体内に設けられていてもよい。また、制御部300は、熱源ユニット20に設けられる熱源側制御部と、負荷ユニット30に設けられ、熱源側制御部と通信可能な負荷側制御部と、により構成されていてもよい。
負荷側熱交換器11、送風ファン34、冷媒検知装置35、制御部300は、負荷ユニット30内に備えられていてもよいし、負荷ユニット30とは別に現地施工の際に組み付けられてもよい。
送風ファン34が作動すると、負荷ユニット30の筐体内には、吸込口41から吹出口42に向かう空気の流れが形成される。これにより、吸込口41からファン室31に吸い込まれた空気は、仕切板33の開口部、及び熱交換器室32の負荷側熱交換器11をこの順に通過する。負荷側熱交換器11を通過した空気は、冷媒との熱交換によって冷却又は加熱され、調和空気として吹出口42から吹き出される。
負荷ユニット30の吹出口42は、複数の給気経路をそれぞれ介して被空調空間A、B、Cに並列に接続されている。吹出口42と被空調空間Aとの間の給気経路は、給気ダクト51、52、53により形成されている。吹出口42と被空調空間Bとの間の給気経路は、給気ダクト51、52、54により形成されている。吹出口42と被空調空間Cとの間の給気経路は、給気ダクト51、55により形成されている。空気よりも密度の大きい冷媒が用いられる場合、給気ダクト53、54、55は、それぞれ被空調空間A、B、Cの高さの高い位置(例えば、天井付近)に接続されるのが望ましい。空気よりも密度の小さい冷媒が用いられる場合、給気ダクト53、54、55は、それぞれ被空調空間A、B、Cの高さの低い位置(例えば、床面付近)に接続されるのが望ましい。
負荷ユニット30の吸込口41は、複数の還気経路をそれぞれ介して被空調空間A、B、Cに並列に接続されている。被空調空間Aと吸込口41との間の還気経路は、還気ダクト63、62、61により形成されている。被空調空間Bと吸込口41との間の還気経路は、還気ダクト64、62、61により形成されている。被空調空間Cと吸込口41との間の還気経路は、還気ダクト65、61により形成されている。
空気調和システムは、複数のダンパー71、72、73(開閉装置の一例)を有している。ダンパー71は、給気ダクト53に設けられており、吹出口42と被空調空間Aとの間の給気経路を開閉するように構成されている。ダンパー72は、給気ダクト54に設けられており、吹出口42と被空調空間Bとの間の給気経路を開閉するように構成されている。ダンパー73は、給気ダクト55に設けられており、吹出口42と被空調空間Cとの間の給気経路を開閉するように構成されている。ダンパー71、72、73は、制御部300の制御により、互いに独立して開閉される。例えば、ダンパー71は、集中コントローラー及び被空調空間Aに設けられたリモコンでの操作に基づいて開閉され、ダンパー72は、集中コントローラー及び被空調空間Bに設けられたリモコンでの操作に基づいて開閉され、ダンパー73は、集中コントローラー及び被空調空間Cに設けられたリモコンでの操作に基づいて開閉される。これにより、本実施の形態に係る空気調和システムは、調和空気の供給の有無を被空調空間A、B、C毎に選択できる、いわゆる個別運転方式のマルチ型空気調和システムとして機能する。ダンパー71、72、73は、負荷ユニット30の吹出口42に設けられていてもよい。
また、空気調和システムは、複数のダンパー81、82、83を有している。ダンパー81は、還気ダクト63に設けられており、被空調空間Aと吸込口41との間の還気経路を開閉するように構成されている。ダンパー82は、還気ダクト64に設けられており、被空調空間Bと吸込口41との間の還気経路を開閉するように構成されている。ダンパー83は、還気ダクト65に設けられており、被空調空間Cと吸込口41との間の還気経路を開閉するように構成されている。ダンパー81は、制御部300の制御により、ダンパー71と連動して開閉される。ダンパー82は、制御部300の制御により、ダンパー72と連動して開閉される。ダンパー83は、制御部300の制御により、ダンパー73と連動して開閉される。また、ダンパー81、82、83は、負荷ユニット30の吸込口41に設けられていてもよい。
冷媒検知装置35、操作部310及びダンパー71、72、73、81、82、83等は、制御線を介して制御部300と通信可能に接続されている。これにより、冷媒検知装置35、操作部310及びダンパー71、72、73、81、82、83等は、熱源ユニット20及び負荷ユニット30と共に、空気調和システムの状態を共有することができる。また、制御部300は、冷媒検知装置35、操作部310及びダンパー71、72、73、81、82、83等から情報を取得することができるとともに、冷媒検知装置35、操作部310及びダンパー71、72、73、81、82、83等の動作を制御することができる。
制御部300は、制御線を介した通信により、冷媒検知装置35及びダンパー71、72、73、81、82、83が接続されていることを確認できる。制御部300は、冷媒検知装置35及び少なくとも給気経路上のダンパー71、72、73が通信可能に接続されていることを確認できない限り、空気調和システム(例えば、冷媒回路10)の運転を許可しないようになっている。
図2は、本実施の形態に係る空気調和システムの制御部300で実行される冷媒漏洩検知処理の一例を示すフローチャートである。この冷媒漏洩検知処理は、空気調和システムの運転中のみ、又は、空気調和システムに電力が供給されている限り空気調和システムの運転中及び停止中を含む常時、所定の時間間隔で繰り返して実行される。空気調和システムに元電源からの電力が給電スイッチを介して供給されている場合、給電スイッチは常にオン状態に維持されるのが望ましい。
図2のステップS1では、制御部300は、冷媒検知装置35からの検知信号に基づき、冷媒検知装置35の周囲の冷媒濃度の情報を取得する。
次に、ステップS2では、制御部300は、冷媒検知装置35の周囲の冷媒濃度があらかじめ設定された閾値以上であるか否かを判定する。冷媒濃度が閾値以上であると判定した場合にはステップS3に進み、冷媒濃度が閾値未満であると判定した場合には処理を終了する。
ステップS3では、制御部300は、送風ファン34を運転させる。すなわち、制御部300は、送風ファン34が既に運転している場合にはそのまま運転を継続させ、送風ファン34が停止している場合には送風ファン34の運転を開始する。送風ファン34の運転回転数(すなわち、風量)は最大に設定することが望ましい。また、ステップS3では、制御部300は、少なくとも給気経路上に設けられた全てのダンパー71、72、73を開状態にする。すなわち、制御部300は、ダンパー71、72、73のうち閉状態にあるダンパーを開状態にするとともに、ダンパー71、72、73のうち開状態にあるダンパーをそのまま開状態に維持する。これにより、給気経路上に設けられた全てのダンパー71、72、73が開状態になる。これに伴い、還気経路上に設けられた全てのダンパー81、82、83も、ダンパー71、72、73とそれぞれ連動して開状態になる。ステップS3では、制御部300は、操作部310に設けられている表示部又は音声出力部を用いて、冷媒の漏洩が生じたことをユーザに報知するようにしてもよい。
以上のように、この冷媒漏洩検知処理では、冷媒の漏洩が検知された場合(すなわち、冷媒検知装置35で検知される冷媒濃度が閾値以上である場合)、送風ファン34の運転が開始されるとともに、全てのダンパー71、72、73、81、82、83が開状態になる。これにより、負荷ユニット30内で漏洩した冷媒は、送風ファン34により送風される空気と共に、各給気経路を経由して全ての被空調空間A、B、Cに吹き出される。したがって、一部の被空調空間のみに調和空気が供給されている状態で冷媒の漏洩が生じたとしても、漏洩した冷媒を全ての被空調空間A、B、Cに拡散させることができるため、当該一部の被空調空間のみで冷媒濃度が高くなってしまうのを防止することができる。
なお、大気圧下で空気よりも大きい密度を有する冷媒が用いられ、かつ、負荷ユニット30が被空調空間A、B、Cよりも上方に配置されている場合には、冷媒の漏洩が検知されたときに必ずしも送風ファン34を運転させなくてもよい。例えば、送風ファン34の停止中に負荷ユニット30内で冷媒が漏洩した場合、全てのダンパー71、72、73、81、82、83が開状態になることにより、漏洩した冷媒は負荷ユニット30から給気経路又は還気経路を経由して全ての被空調空間A、B、Cに流れ落ちる。したがって、漏洩した冷媒を全ての被空調空間A、B、Cに拡散させることができるため、一部の被空調空間のみで冷媒濃度が高くなってしまうのを防止することができる。大気圧下で空気よりも小さい密度を有する冷媒が用いられ、かつ、負荷ユニット30が被空調空間A、B、Cよりも下方に配置されている場合も同様である。
ここで、冷媒として可燃性冷媒が用いられている場合には、被空調空間Aの容積をAa×Ha[m]とし、被空調空間Bの容積をAb×Hb[m]とし、被空調空間Cの容積をAc×Hc[m]とし、冷媒の燃焼下限濃度をLFL[kg/m]としたとき、冷媒の封入量M[kg]は、
M<LFL×Σ(Ak×Hk)(k=a〜c)
の関係を満たすように設定される。すなわち、空気調和システムで空調される全ての被空調空間の総容積をV[m]とすると、冷媒の封入量M[kg]は、
M<LFL×V
の関係を満たすように設定される。例えば、熱源ユニット20及び負荷ユニット30は、上記の関係を満たすように機種選定される。また、熱源ユニット20及び負荷ユニット30の位置関係によっては、延長配管12a、12bの配管長が長くなり、冷媒の追加充填が必要になる場合がある。この場合、冷媒が追加充填された後の封入量Mが上記の関係を満たすことが望ましい。
本実施の形態によれば、漏洩した冷媒を全ての被空調空間A、B、Cに拡散させることができるため、封入量Mが上記の関係を満たすように設定されることによって、被空調空間A、B、Cに可燃濃度域が生成されるのを防止することができる。
図3は、本実施の形態の第1変形例に係る空気調和システムの概略構成を示す図である。図3に示すように、本変形例の空気調和システムは、外気負荷を処理する外調型の空気調和システムである。本変形例の空気調和システムは、還気経路のダンパー81、82、83が設けられていない点で図1に示した空気調和システムと異なっている。負荷ユニット30の吸込口41には、外気が導入されるようになっている。それ以外の構成は、図1に示した空気調和システムと同様である。本変形例によっても、図1に示した空気調和システムと同様の効果が得られる。
図4は、本実施の形態の第2変形例に係る空気調和システムの概略構成を示す図である。図4に示すように、本変形例の空気調和システムは、送風ファン34によって外気を外気導入口44から導入して被空調空間A、B、Cに供給する給気経路と、送風ファン36によって被空調空間A、B、Cの空気を屋外に排気する排気経路と、を有している。負荷ユニット30は、給気経路に導入された外気と、排気経路を通る戻り空気と、の間で顕熱及び潜熱を交換する全熱交換器90を有している。全熱交換器90を通過した戻り空気は、排気口43を介して全て屋外に排出される。一方、全熱交換器90を通過した外気は、負荷側熱交換器11でさらに冷媒との熱交換を行った上で、被空調空間A、B、Cに供給される。なお、負荷ユニット30は、全熱交換器90に代えて顕熱交換器を備えていてもよい。
本変形例の構成では、ダンパー71、72、73、81、82、83のうち、負荷側熱交換器11が設けられる給気経路上のダンパー71、72、73のみが、冷媒漏洩時に開状態になればよい。したがって、ダンパー71、72、73が制御部300と通信可能であればよい。なお、排気経路上のダンパー81、82、83も制御部300と通信可能であってもよい。ダンパー81、82、83が冷媒漏洩時に開状態になれば、負荷ユニット30内で漏洩した冷媒は、被空調空間A、B、Cで拡散するだけでなく、排気経路を介して屋外に排出される。このため、被空調空間A、B、Cの冷媒濃度をさらに低減させることができる。また、ダンパー81、82、83は、ダンパー71、72、73とそれぞれ連動して開閉するようになっていてもよい。
図5は、本実施の形態の第3変形例に係る空気調和システムの概略構成を示す図である。図5に示すように、本変形例の空気調和システムは、1つの冷媒回路10に並列に接続された複数台の熱源ユニット20と、1台の負荷ユニット30と、を有している。本変形例によっても、図1に示した空気調和システムと同様の効果が得られる。
図6は、本実施の形態の第4変形例に係る空気調和システムの概略構成を示す図である。図6に示すように、本変形例の空気調和システムは、冷媒回路10、負荷ユニット30及び熱源ユニット20の組を複数組有している。複数の負荷ユニット30は、給気経路及び還気経路に互いに並列に接続されている。本変形例によっても、図1に示した空気調和システムと同様の効果が得られる。
以上説明したように、本実施の形態に係る空気調和システムは、冷媒を循環させる冷媒回路10と、冷媒回路10の負荷側熱交換器11を収容し、負荷側熱交換器11を通過した空気を供給する複数の給気経路をそれぞれ介して複数の被空調空間A、B、Cに接続される負荷ユニット30(熱交換ユニットの一例)と、冷媒の漏洩を検知する冷媒検知装置35と、複数の給気経路にそれぞれ設けられ、互いに独立して開閉される複数のダンパー71、72、73(開閉装置の一例)と、を備え、冷媒検知装置35が冷媒の漏洩を検知したとき、複数のダンパー71、72、73の全てが開状態となるものである。
この構成によれば、漏洩した冷媒を全ての被空調空間A、B、Cに拡散させることができるため、一部の被空調空間で冷媒濃度が高くなってしまうのを防止することができる。
また、本実施の形態に係る空気調和システムは、送風ファン34をさらに備え、冷媒検知装置35が冷媒の漏洩を検知したとき、送風ファン34が運転する。この構成によれば、漏洩した冷媒をより確実に被空調空間A、B、Cに拡散させることができる。
また、本実施の形態に係る空気調和システムは、冷媒回路10を制御する制御部300をさらに備え、制御部300は、制御部300と冷媒検知装置35及び複数のダンパー71、72、73とが通信可能に接続されない限り、冷媒回路10の運転を許可しないように構成されている。この構成によれば、空気調和システムの安全性をより高めることができる。
また、本実施の形態に係る空気調和システムにおいて、冷媒は可燃性冷媒であってもよい。
また、本実施の形態に係る空気調和システムにおいて、冷媒回路10における冷媒の封入量をM[kg]とし、冷媒の燃焼下限濃度をLFL[kg/m]とし、冷媒検知装置35が冷媒の漏洩を検知したときに開状態となるダンパー(例えば、複数のダンパー71、72、73の全て)を介して負荷ユニット30に接続される被空調空間(例えば、複数の被空調空間A、B、Cの全て)の総容積をV[m]としたとき、封入量Mは、M<LFL×Vの関係を満たす。この構成によれば、被空調空間A、B、Cに可燃濃度域が生成されるのを防ぐことができる。
また、本実施の形態に係る空気調和システムの冷媒量設定方法は、上記空気調和システムの冷媒量を設定する方法であって、冷媒回路10における冷媒の封入量をM[kg]とし、冷媒の燃焼下限濃度をLFL[kg/m]とし、冷媒検知装置35が冷媒の漏洩を検知したときに開状態となるダンパー(例えば、複数のダンパー71、72、73の全て)を介して負荷ユニット30に接続される被空調空間(例えば、複数の被空調空間A、B、Cの全て)の総容積をV[m]としたとき、封入量MがM<LFL×Vの関係を満たすように封入量Mを設定するものである。この構成によれば、被空調空間A、B、Cに可燃濃度域が生成されるのを防ぐことができる。
実施の形態2.
本発明の実施の形態2に係る空気調和システム及びその冷媒量設定方法について説明する。本実施の形態に係る空気調和システムは、ダンパー71、72、73のうち冷媒の漏洩時に開状態となるダンパーを据付業者の操作によってあらかじめ設定する設定装置を有している。設定装置としては、例えば操作部310が用いられる。冷媒漏洩時に開状態となるダンパーには、給気経路上に設けられた全てのダンパー71、72、73のうち少なくとも1つのダンパーが選択される。冷媒漏洩時に開状態となるように設定されたダンパーの識別情報は、制御部300のROM(例えば、フラッシュメモリ)に記憶される。
冷媒漏洩時に開状態となるダンパーは、当該ダンパーを介して負荷ユニット30と連通する被空調空間の容積を考慮して設定される。冷媒として可燃性冷媒が用いられている場合には、ダンパー71、72、73のうち冷媒漏洩時に開状態となるダンパーを介して負荷ユニット30と連通する被空調空間の総容積をV[m]とし、冷媒の燃焼下限濃度をLFL[kg/m]としたとき、冷媒の封入量M[m]は、
M<LFL×V
の関係を満たすように設定される。言い換えれば、ダンパー71、72、73のうち冷媒漏洩時に開状態となるダンパーは、上記の関係が満たされるように空気調和システムの据付け時などに設定される。
図7は、本実施の形態に係る空気調和システムの制御部300で実行される冷媒漏洩検知処理の一例を示すフローチャートである。この冷媒漏洩検知処理は、空気調和システムの運転中のみ、又は、空気調和システムに電力が供給されている限り空気調和システムの運転中及び停止中を含む常時、所定の時間間隔で繰り返して実行される。ステップS11及びステップS12は、図2に示したステップS1及びステップS2と同様である。
ステップS12で冷媒濃度が閾値以上であると判定した場合には、ステップS13の処理に移行する。ステップS13では、制御部300は、冷媒漏洩時に開状態となるように設定されたダンパーの識別情報をROMから取得する。
ステップS14では、制御部300は、送風ファン34を運転させる。すなわち、制御部300は、送風ファン34が既に運転している場合にはそのまま運転を継続させ、送風ファン34が停止している場合には送風ファン34の運転を開始する。また、ステップS14では、制御部300は、冷媒漏洩時に開状態となるように設定されたダンパーを開状態にする。すなわち、制御部300は、冷媒漏洩時に開状態となるように設定されたダンパーのうち閉状態にあるダンパーを開状態にするとともに、冷媒漏洩時に開状態となるように設定されたダンパーのうち開状態にあるダンパーをそのまま開状態に維持する。これにより、ダンパー71、72、73のうち冷媒漏洩時に開状態となるように設定されたダンパーの全てが開状態になる。必要に応じて、ダンパー81、82、83のうちの一部又は全ても開状態になる。
以上のように、この冷媒漏洩検知処理では、冷媒の漏洩が検知された場合、送風ファン34の運転が開始されるとともに、ダンパー71、72、73のうちあらかじめ設定されたダンパーが開状態となる。これにより、負荷ユニット30内で漏洩した冷媒は、送風ファン34により送風される空気と共に、開状態となったダンパーを経由して少なくとも1つの被空調空間に吹き出される。したがって、容積の小さい被空調空間のみに調和空気が供給されている状態で冷媒の漏洩が生じたとしても、漏洩した冷媒を、必要な総容積を有する少なくとも1つの被空調空間に拡散させることができるため、容積の小さい被空調空間のみで冷媒濃度が高くなってしまうのを防止することができる。
以上説明したように、本実施の形態に係る空気調和システムは、冷媒を循環させる冷媒回路10と、冷媒回路10の負荷側熱交換器11を収容し、負荷側熱交換器11を通過した空気を供給する複数の給気経路をそれぞれ介して複数の被空調空間A、B、Cに接続される負荷ユニット30(熱交換ユニットの一例)と、冷媒の漏洩を検知する冷媒検知装置35と、複数の給気経路にそれぞれ設けられ、互いに独立して開閉される複数のダンパー71、72、73(開閉装置の一例)と、複数のダンパー71、72、73のうち、冷媒検知装置35が冷媒の漏洩を検知したときに開状態となるダンパーを設定する設定装置(例えば、操作部310)と、を備え、冷媒検知装置35が冷媒の漏洩を検知したとき、設定装置により設定されたダンパーが開状態となるものである。
この構成によれば、漏洩した冷媒を、必要な総容積を有する少なくとも1つの被空調空間に拡散させることができるため、容積の小さい被空調空間で冷媒濃度が高くなってしまうのを防止することができる。
また、本実施の形態に係る空気調和システムにおいて、冷媒回路10における冷媒の封入量をM[kg]とし、冷媒の燃焼下限濃度をLFL[kg/m]とし、冷媒検知装置35が冷媒の漏洩を検知したときに開状態となるダンパー(例えば、設定装置により設定されたダンパー)を介して負荷ユニット30に接続される被空調空間の総容積をV[m]としたとき、封入量Mは、M<LFL×Vの関係を満たす。この構成によれば、被空調空間に可燃濃度域が生成されるのを防ぐことができる。
また、本実施の形態に係る空気調和システムの冷媒量設定方法は、上記空気調和システムの冷媒量を設定する方法であって、冷媒回路10における冷媒の封入量をM[kg]とし、冷媒の燃焼下限濃度をLFL[kg/m]とし、冷媒検知装置35が冷媒の漏洩を検知したときに開状態となるダンパー(例えば、設定装置により設定されたダンパー)を介して負荷ユニット30に接続される被空調空間の総容積をV[m]としたとき、封入量MがM<LFL×Vの関係を満たすように封入量Mを設定するものである。この構成によれば、被空調空間に可燃濃度域が生成されるのを防ぐことができる。
本発明は、上記実施の形態に限らず種々の変形が可能である。
例えば、上記実施の形態では、対人空調を目的とした空気調和システムを例に挙げたが、本発明の空気調和システムには、冷凍倉庫又は冷蔵倉庫などの対物空調を目的とした空気調和システムも含まれる。
上記の各実施の形態や変形例は、互いに組み合わせて実施することが可能である。
10 冷媒回路、11 負荷側熱交換器、12a、12b 延長配管、13a、13b 継手部、20 熱源ユニット、30 負荷ユニット、31 ファン室、32 熱交換器室、33 仕切板、34 送風ファン、35 冷媒検知装置、36 送風ファン、41 吸込口、42 吹出口、43 排気口、44 外気導入口、51、52、53、54、55 給気ダクト、61、62、63、64、65 還気ダクト、71、72、73、81、82、83 ダンパー、90 全熱交換器、300 制御部、310 操作部。

Claims (7)

  1. 冷媒を循環させる冷媒回路と、
    前記冷媒回路の負荷側熱交換器を収容し、前記負荷側熱交換器を通過した空気を供給する複数の給気経路をそれぞれ介して複数の被空調空間に接続される熱交換ユニットと、
    前記冷媒の漏洩を検知する冷媒検知装置と、
    前記複数の給気経路にそれぞれ設けられ、互いに独立して開閉される複数の開閉装置と、
    を備え、
    前記冷媒検知装置が前記冷媒の漏洩を検知したとき、前記複数の開閉装置の全てが開状態となる空気調和システム。
  2. 冷媒を循環させる冷媒回路と、
    前記冷媒回路の負荷側熱交換器を収容し、前記負荷側熱交換器を通過した空気を供給する複数の給気経路をそれぞれ介して複数の被空調空間に接続される熱交換ユニットと、
    前記冷媒の漏洩を検知する冷媒検知装置と、
    前記複数の給気経路にそれぞれ設けられ、互いに独立して開閉される複数の開閉装置と、
    前記複数の開閉装置のうち、前記冷媒検知装置が前記冷媒の漏洩を検知したときに開状態となる開閉装置を設定する設定装置と、
    を備え、
    前記冷媒検知装置が前記冷媒の漏洩を検知したとき、前記設定装置により設定された開閉装置が開状態となる空気調和システム。
  3. 送風ファンをさらに備え、
    前記冷媒検知装置が前記冷媒の漏洩を検知したとき、前記送風ファンが運転する請求項1又は請求項2に記載の空気調和システム。
  4. 前記冷媒回路を制御する制御部をさらに備え、
    前記制御部は、当該制御部と前記冷媒検知装置及び前記複数の開閉装置とが通信可能に接続されない限り、前記冷媒回路の運転を許可しないように構成されている請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の空気調和システム。
  5. 前記冷媒は可燃性冷媒である請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の空気調和システム。
  6. 前記冷媒回路における前記冷媒の封入量をM[kg]とし、前記冷媒の燃焼下限濃度をLFL[kg/m]とし、前記冷媒検知装置が前記冷媒の漏洩を検知したときに開状態となる開閉装置を介して前記熱交換ユニットに接続される被空調空間の総容積をV[m]としたとき、前記封入量Mは、
    M<LFL×V
    の関係を満たす請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の空気調和システム。
  7. 請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の空気調和システムの冷媒量を設定する方法であって、
    前記冷媒回路における前記冷媒の封入量をM[kg]とし、前記冷媒の燃焼下限濃度をLFL[kg/m]とし、前記冷媒検知装置が前記冷媒の漏洩を検知したときに開状態となる開閉装置を介して前記熱交換ユニットに接続される被空調空間の総容積をV[m]としたとき、前記封入量Mが
    M<LFL×V
    の関係を満たすように前記封入量Mを設定する空気調和システムの冷媒量設定方法。
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