JP6778888B1 - 中継器及び空気調和装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷媒遮断弁などの漏洩対策が不要で、かつ、水配管への変更も不要となり、既存のR410A冷媒の空気調和装置をR32冷媒に移行することのできる中継器を提供する。【解決手段】室外ユニット20の冷媒が流れる室外側冷媒配管26に接続される第1冷媒配管12と、室内ユニット30の冷媒が流れる室内側冷媒配管34に接続される第2冷媒配管13と、第1冷媒配管12を流れる冷媒と第2冷媒配管13を流れる冷媒との熱交換を行う熱交換器11と、熱交換器11の一側に接続される第1冷媒配管12及び第2冷媒配管13とを連結する第1連結配管14と、熱交換器11の他側に接続される第1冷媒配管12及び第2冷媒配管13とを連結する第2連結配管15と、第1冷媒配管12及び第2連結配管15の中途部にそれぞれ設けた冷媒遮断弁16と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、中継器及び空気調和装置に係り、特に、R32冷媒を用いた空調を行うための中継器及び空気調和装置に関する。
一般に、室外ユニットと、室内ユニットとを備え、室外ユニットの圧縮機から送られる冷媒を室外熱交換器を介して室内ユニットに送り、冷媒を膨張させた後、室内熱交換器に送ることにより、室内の冷房を行うとともに、圧縮機から送られる冷媒を室内熱交換器に送ることにより、室内の暖房を行うようにしてなる直膨式の空気調和装置が知られている。
このような空気調和装置においては、従来、冷媒として、例えば、R410A冷媒が用いられていた。
しかしながら、地球温暖化やオゾン層の破壊に対する影響に鑑みて、近年、R410A冷媒に代わってR32冷媒が用いられるようになってきている。
このR32冷媒は、地球温暖化やオゾン層の破壊に対しては、R410A冷媒より良好な性質を有しているが、R32冷媒は微燃性のため、何らかの原因で、室内への冷媒漏洩が発生してしまうと、発火のおそれがある。
そのため、室外ユニット及び室内ユニットからなるシステム全体の冷媒量が1ヵ所で漏れることを想定して、冷媒の漏洩量が一定量を超える場合には、冷媒漏れ検知器、警報機、冷媒遮断弁、換気装置の組み合わせで対応することが必須である。
しかしながら、冷媒遮断弁や冷媒漏れ検知器などの装置は、いずれも高価であり、さらに、設置の手間と年に一度の検査が必要になるなど、使用者側に不都合があった。
そのため、例えば、室内側に冷媒を送らずに、空調を行う技術として、空気調和機は、1次冷媒が循環すると共に、圧縮機、室外熱交換器、室外膨張弁、及び室内機側を循環する2次冷媒(水)と熱交換するための熱交換器を有する室外機と、2次冷媒が流れる室内熱交換器を有する室内機と、室外機と室内機とを接続し、2次冷媒が循環する2次冷媒用配管と、2次冷媒用配管の経路に設けられ、2次冷媒を循環させるためのポンプを備え、冷媒と熱交換された2次冷媒(水)を循環させることで、室内の空調を行うようにしたチラー型による間膨式の空気調和装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2016−090178号公報
しかしながら、前記従来の技術においては、直膨式の空気調和装置を、チラー型による間膨式の空気調和装置にリニューアルする場合、室内側の冷媒配管をすべて水配管に変更する必要があり、多額の設備コストが必要となるとともに、設置の手間がかかるという問題がある。
本発明は前記した点に鑑みてなされたものであり、冷媒遮断弁などの漏洩対策が不要で、かつ、水配管への変更も不要となる微燃性冷媒を用いた中継器及び空気調和装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明は、室外ユニットからの冷媒が流れる室外側冷媒配管に接続される第1冷媒配管と、室内ユニットからの冷媒が流れる室内側冷媒配管に接続される第2冷媒配管と、前記第1冷媒配管を流れる冷媒と前記第2冷媒配管を流れる冷媒との熱交換を行う熱交換器と、前記熱交換器の一側に接続される前記第1冷媒配管と前記第2冷媒配管を連結する第1連結配管と、前記熱交換器の他側に接続される前記第1冷媒配管と前記第2冷媒配管を連結する第2連結配管と、前記第1連結配管及び前記第2連結配管にそれぞれ設けた冷媒遮断弁と、を備え、前記第1冷媒配管、前記第2冷媒配管には同一冷媒が封入され、前記室内ユニットからの冷媒漏洩量が、冷媒漏洩対策が必要な冷媒量よりも少ない冷媒量となる位置に配置される、ことを特徴とする。
これにより、室外ユニットから送られる冷媒と、室内ユニットから送られる冷媒とを、中継器の熱交換器により熱交換させることで、室内ユニットの空調を行うことができる。
本発明によれば、仮に、室内ユニットから室内側冷媒配管及び第2冷媒配管に充填されているすべての冷媒が室内に漏洩した場合でも、冷媒の濃度が可燃限界に到達することはなく、極めて安全となる。また、従来の410A冷媒を用いた既存の空気調和装置を用いる場合に、室外ユニットと室内ユニットとの間に中継器を設置するだけで、容易にR32冷媒を用いた空気調和装置に移行することができる。そのため、従来のように、冷媒遮断弁などの漏洩対策が不要で、かつ、水配管への変更も不要となる。
第1実施の形態の空気調和装置を示す概略構成図 第2実施の形態の空気調和装置を示す概略構成図 第3実施の形態の空気調和装置を示す概略構成図
第1の発明に係る中継器は、管内に冷媒を流す第1冷媒配管及び第2冷媒配管と、前記第1冷媒配管を流れる冷媒と前記第2冷媒配管を流れる冷媒との熱交換を行う熱交換器と、前記熱交換器の一側に接続される前記第1冷媒配管と前記第2冷媒配管を連結する第1連結配管と、前記熱交換器の他側に接続される前記第1冷媒配管と前記第2冷媒配管を連結する第2連結配管と、前記第1冷媒配管及び前記第2連結配管にそれぞれ設けた冷媒遮断弁と、を備え、前記第1冷媒配管、前記第2冷媒配管には同一冷媒が封入される。
これにより、室外ユニットを流れる冷媒と室内ユニットを流れる冷媒とを分離することができるため、室内ユニットから漏洩する冷媒量を低減し、冷媒漏洩対策を不要とすることができる。また、既存の直膨式の空気調和装置から、室外ユニットと室内ユニットの間に中継器を設けるだけで、容易に同一冷媒による間膨式の空気調和装置にリニューアルすることができる。そのため、既存の直膨式の空気調和装置からチラーへリニューアルする場合のような、冷媒配管から水配管への変更も不要となる。
第2の発明に係る空気調和装置は、内部を循環する室外側冷媒配管を有する室外ユニットと、内部を循環する室内側冷媒配管を有する室内ユニットと、前記室外ユニットと前記室内ユニットを接続してなる中継器と、を備える空気調和装置であって、前記中継器は、前記室外側冷媒配管に接続される第1冷媒配管と、前記室内側冷媒配管に接続される第2冷媒配管と、前記第1冷媒配管内の冷媒と第2冷媒配管内の冷媒を熱交換する熱交換器と、前記熱交換器の一側に接続される前記第1冷媒配管と前記第2冷媒配管を連結する第1連結配管と、前記熱交換器の他側に接続される前記第1冷媒配管と前記第2冷媒配管を連結する第2連結配管と、前記第1冷媒配管及び前記第2連結配管にそれぞれ設けた冷媒遮断弁と、を備え、前記室外冷媒配管、前記室内冷媒配管、前記第1冷媒配管、及び、前記第2冷媒配管には同一冷媒が封入される。
これにより、室外ユニットを流れる冷媒と室内ユニットを流れる冷媒とを分離することができるため、室内ユニットから漏洩する冷媒量を低減し、冷媒漏洩対策を不要とすることができる。また、既存の直膨式の空気調和装置から、室外ユニットと室内ユニットの間に中継器を設けるだけで、容易に同一冷媒による間膨式の空気調和装置にリニューアルすることができる。そのため、既存の直膨式の空気調和装置からチラーにリニューアルする場合のような、冷媒配管から水配管への変更も不要となる。
第3の発明に係る空気調和装置は、前記室内側冷媒配管は、中途で複数の室内側枝管に分岐し、前記各室内側枝管に前記室内ユニットが設けられる。
これにより、マルチエアコンのように複数の室内機を有する場合のような、総冷媒量の多い空気調和装置においても、室外ユニットを流れる冷媒と室内ユニットを流れる冷媒とを分離するため、室内ユニットから漏洩する冷媒量を低減することができ、安全性を高めることができる。
第4の発明に係る空気調和装置は、前記第2冷媒配管、前記室内冷媒配管、及び、前記室内ユニットはそれぞれ複数設けられ、前記第1連結配管、及び、第2連結配管は、前記第1冷媒配管に接続される主管と、前記主管の中途部で分岐し前記各第2冷媒配管に接続される複数の枝管により構成され、複数の前記枝管にそれぞれ冷媒遮断弁が設けられる。
これにより、第2冷媒配管と室内冷媒配管から成る冷媒配管が複数個設けられる。よって、室内ユニットが多数設けられ総冷媒量の多い空気調和装置においても、第2冷媒配管と室内冷媒配管から成る個別の冷媒配管の冷媒量を低減することができる。そのため、室内ユニットから漏洩する冷媒量を低減することができ、安全性を高めることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、空気調和装置の冷媒回路を示す概略構成図である。
図1に示すように、中継器10は、熱交換器11を備えている。熱交換器11としては、例えば、プレート式熱交換器が用いられる。
熱交換器11には、第1冷媒配管12及び第2冷媒配管13が接続されている。第2冷媒配管13は、熱交換器11よりも下流側の下流側第2冷媒配管13Aと、熱交換器11よりも上流側の上流側第2冷媒配管13Bから構成される。熱交換器11は、第1冷媒配管12を流れる冷媒と、第2冷媒配管13を流れる冷媒とが熱交換を行うことができるように構成されている。本実施の形態では、冷媒として微燃性のR32冷媒を用いている。
第1冷媒配管12には、室外ユニット20からの冷媒が流れる室外側冷媒配管26が接続され、第2冷媒配管13には、室内ユニット30からの冷媒が流れる室内側冷媒配管34が接続されるように構成されている。室外側冷媒配管26は、ガス冷媒が流れる室外ガス側冷媒配管26Aと、液冷媒が流れる室外液側冷媒配管26Bと、から構成される。室内側冷媒配管34は、室内熱交換器31よりも上流側の室内上流側冷媒配管34Aと、室内熱交換器31よりも下流側の室内下流側冷媒配管34Bから構成される。
ガス側第1冷媒配管12A及び下流側第2冷媒配管13Aは、第1連結配管14により連結されている。また、熱交換器11の液側第1冷媒配管12Bと上流側第2冷媒配管13Bは、第2連結配管15により接続されている。
第1連結配管14には、第1冷媒遮断弁が設けられる。また、第2連結配管15には第2冷媒遮断弁16Bが設けられる。第1冷媒遮断弁16A、第2冷媒遮断弁16Bは、例えば、手動式のスピンドルバルブやボールバルブや、電動式の開閉弁などが用いられる。
下流側第2冷媒配管13Aの第1連結配管14が接続される箇所より下流側には、第2冷媒配管13の冷媒を流すポンプ17が設けられている。
図1に示す空気調和装置は、室外ユニット20と、室内ユニット30とを備えている。室外ユニット20と室内ユニット30とは、中継器10を介して接続されている。
室外ユニット20は、冷媒を圧縮する圧縮機21を備えており、圧縮機21の吸入側には、圧縮機21にガス冷媒を供給する気液分離器22が接続されている。
また、圧縮機21の吐出側には、四方弁23を介して室外熱交換器24が接続されている。室外熱交換器24の近傍には、室外熱交換器24に室外ユニット20の周囲の空気を供給する室外送風ファン25が設けられており、室外熱交換器24は、室外送風ファン25により送られる空気と冷媒とが熱交換するよう構成されている。
圧縮機21は、室外側冷媒配管26を介して気液分離器22と四方弁23と接続されている。四方弁23は、室外側冷媒配管26を介して圧縮機21、気液分離機22、室外熱交換器24と接続されている。室外熱交換器24は、室外側冷媒配管26を介して四方弁23と接続されている。気液分離器22は、室外側冷媒配管26を介して圧縮機21及び四方弁23と接続されている。
室内ユニット30は、室内熱交換器31を備えており、室内熱交換器31の近傍には、室内熱交換器31に室内ユニット30の周囲の空気を供給する室内送風ファン32が設けられている。室内熱交換器31は、室内送風ファン32で送られる空気と、冷媒とが熱交換するよう構成されている。
また、室内上流側冷媒配管34Aには、室内熱交換器31に供給される冷媒の流量を調整する流量調整弁33が設けられている。
室外ガス側冷媒配管26Aは、中継器10のガス側第1冷媒配管12Aに接続されている。室外液側冷媒配管26Bは、中継器10の液側第1冷媒配管12Bと接続されている。室内上流側冷媒配管34Aは、中継器10の下流側第2冷媒配管13Aに接続されている。室内下流側冷媒配管34Bは、中継器10の上流側第2冷媒配管13Bに接続されている。
室外ユニット20、室外側冷媒配管26、室内ユニット30、室内側冷媒配管34、第1冷媒配管12、第2冷媒配管13、第1連結配管14及び第2連結配管15により、空気調和装置の冷媒回路を構成することができる。
次に、本実施形態の空気調和装置の動作について説明する。
まず、空気調和装置に冷媒を充填する場合は、第1冷媒遮断弁16A、第2冷媒遮断弁16Bを開に動作させる。四方弁の位置を図1中の点線の位置にする。この状態で、圧縮機21を駆動しながら、室外ユニット20の室外側冷媒配管26から冷媒を注入する。
冷媒は、圧縮機21から四方弁23を経由して室外ガス側冷媒配管26Aを通り、中継器10のガス側第1冷媒配管12Aに送られ、第1連結配管14、第1冷媒遮断弁16A、下流側第2冷媒配管13Aを介して室内ユニット30の室内上流側冷媒配管34Aに送られる。
室内上流側冷媒配管34Aに送られた冷媒は、流量調整弁33、室内熱交換器31に送られ、室内下流側冷媒配管34B、中継器10の上流側第2冷媒配管13Bに送られ、第2連結配管15及び第2冷媒遮断弁16Bを介して液側第1冷媒配管12Bに送られる。
液側第1冷媒配管12Bに送られた冷媒は、室外液側冷媒配管26B、室外熱交換器24、四方弁23、気液分離機22を介して圧縮機21に戻され、冷媒の充填が完了する。すなわち、室外ユニット20を流れる冷媒と、室内ユニット30を流れる冷媒は同一冷媒で構成される。
熱交換器11を流れる冷媒配管は、第1連結配管14、第2連結配管15よりも配管径が細いため流路抵抗が大きい。そのため、ガス側第1冷媒配管12Aを流れる冷媒は、流路抵抗の低い第1連結配管14へ流れる。同様に、上流側第2冷媒配管13Bを流れる冷媒は、熱交換器11でなく第2連結配管15へ流れる。
なお、冷媒を充填する際、ポンプ17を駆動させてもよい。ポンプ17を駆動させることにより、迅速に冷媒を充填させることができる。
なお、可能であれば、第1冷媒遮断弁16A、第2冷媒遮断弁16Bを閉状態のまま、室内ユニット30の室内側冷媒配管34から規定量の冷媒を充填するようにしてもよい。これにより、室内ユニット30側の冷媒配管への冷媒充填が不十分の場合でも、必要量の冷媒を充填させることができる。
そして、空気調和装置への冷媒の充填が完了したと判断した場合は、中継器10の第1冷媒遮断弁16A、第2冷媒遮断弁16Bを閉動作させる。
この冷媒充填が安定したか否かの判断は、例えば、各種センサなどの検出値に基づいて、室外ユニット20に設置されている制御コントローラが判断するようにしてもよいし、冷媒を充填している作業者が判断するようにしてもよい。また、第1冷媒遮断弁16A、第2冷媒遮断弁16Bの閉動作も、制御コントローラにより自動的に閉動作制御させるようにしてもよいし、作業者が手動で閉動作させるようにしてもよい。
そして、第1冷媒遮断弁16Aが閉動作されると、第1連結配管14内の冷媒の流れが遮断される。第2冷媒遮断弁16Bが閉動作されると、第2連結配管15内の冷媒の流れが遮断される。これにより、室外ユニット20から室外ガス側冷媒配管26A介してガス側第1冷媒配管12Aに流れる冷媒は、熱交換器11を通った後、液側第1冷媒配管12B及び室外液側冷媒配管26Bを介して室外ユニット20に戻される。
一方、室内ユニット30から室内下流側冷媒配管34Bを介して上流側第2冷媒配管13Bに流れる冷媒は、熱交換器11を通った後、下流側第2冷媒配管13A及び室内上流側冷媒配管34Aを介して室内ユニット30に戻される。
すなわち、空調運転時においては、室外ユニット20を流れる冷媒と、室内ユニット30を流れる冷媒とは、完全に分離されることになる。
この状態で、冷房運転を行う場合は、室外送風ファン25を駆動させ、室外ユニット20の圧縮機21及び室内ユニット30のポンプ17を駆動するとともに、四方弁23を図1中実線で示すように切り替える。これにより、圧縮機21から吐出された冷媒は、図中実線矢印で示すように、四方弁23を介して、室外熱交換器24に送られ、室外熱交換器24で外気と熱交換した後、室外液側冷媒配管26Bを介して中継器10の液側第1冷媒配管12Bに送られる。液側第1冷媒配管12Bに送られた冷媒は、熱交換器11に送られる。
一方、室内ユニット30の室内側冷媒配管34内の冷媒は、ポンプ17の駆動により、下流側第2冷媒配管13A、室内上流側冷媒配管34A、室内熱交換器31、室内下流側冷媒配管34B、上流側第2冷媒配管13B、熱交換器11の順に流れる。
第2冷媒配管13の冷媒は、熱交換器11において第1冷媒配管12を介して送られる冷媒と熱交換し、熱交換された冷媒は、流量調整弁33により膨張されて室内熱交換器31に送られ。室内熱交換器31において冷媒と室内空気とが熱交換することにより、室内の冷房が行われる。
また、暖房運転を行う場合は、四方弁23を図1中点線で示すように切り替える。これにより、圧縮機21から吐出された冷媒は、四方弁23、室外ガス側冷媒配管26Aを介して中継器10のガス側第1冷媒配管12A、熱交換器11に送られる。熱交換器11に送られた冷媒は、第2冷媒配管13から熱交換器11に送られる冷媒と熱交換し、第2冷媒配管13から室内熱交換器31に送られる冷媒により、室内の暖房が行われる。
このとき、例えば、冷房能力や暖房能力に応じて、圧縮機21の駆動周波数の制御、ポンプ17の駆動周波数の制御、室内ユニット30の流量調整弁33の開度を制御することで、室内における適正な冷房能力または暖房能力を確保することができる。
日本冷凍空調工業会の『微燃性冷媒を使用した業務用エアコンの安全ガイドライン及び規格(JRA4070,JRAGL−16)』には、空調システムに微燃性冷媒を用いる場合、室内ユニットから室内空間への漏洩時最大濃度が室内容積に対し、LFL(Lower Flammability Limit:可燃限界)を超える冷媒封入量としてはならない旨が規定されている。また、室内ユニットから室内空間への漏洩時最大濃度が室内容積に対し1/4LFLを超える場合、冷媒漏洩対策が必要と規定されている。冷媒漏洩対策としては、冷媒センサと警報装置の設置が必要となる。また、換気装置または安全遮断弁のいずれか1つの設置が必要と規定されている。
本実施の形態では、中継器10により、空調運転時において、室外ユニット20を流れる冷媒と、室内ユニット30を流れる冷媒は完全に分離されている。そのため、第2冷媒配管13、室内側冷媒配管34、室内熱交換器31内の冷媒量(以下、室内漏洩冷媒量という)を、室内容積に対し1/4LFL以下の冷媒量になる位置に中継器10を設置することで、上記冷媒漏洩対策を行うことが不要となるので、安価な空調システムを実現することができる。
ここで、日本冷凍空調工業会の『微燃性冷媒を使用した業務用エアコンの安全ガイドライン及び規格(JRA4070,JRAGL−16)』に規定される安全遮断弁は、安全性の高い仕様が要求されるため高価となる。一方、本実施の形態の冷媒遮断弁16は、上記規格を順守する必要がなく、また、手動式でも対応できるため安価に実現することができる。
一般に、ビル用マルチエアコンは、屋外に室外ユニット20を配置し、ビル内の各階フロアに室内ユニット30を配置する。そのため、中継器10をビル内に設置し、中継器10と室内ユニット30とを室内側冷媒配管34により接続することにより、室内側冷媒配管34は、室外側冷媒配管26よりも配管長を短くすることができる。これにより、室内漏洩冷媒量を大幅に低減できる。
一般に、中継器10を各階の天井裏に設置し、中継器10と各階の室内ユニットとを室内側冷媒配管34により接続することにより、室内空間への漏洩時最大濃度を室内容積に対する1/4LFL以下に抑えることができる。例えば、1階の天井裏に中継器10を配置し、1階に配置される各室内ユニット30と中継器10とを室内側冷媒配管34により接続するということである。
また、中継器10を各階の部屋に設置し、中継器10と各階の室内ユニットとを室内側冷媒配管34により接続しても、室内空間への漏洩時最大濃度を室内容積に対する1/4LFL以下に抑えることができる。例えば、1階の部屋に中継器10を配置し、1階に配置される各室内ユニット30と中継器10とを室内側冷媒配管34により接続するということである。
以上述べたように、本実施の形態においては、室外ユニット20の冷媒が流れる室外側冷媒配管26に接続される第1冷媒配管12と、室内ユニット30の冷媒が流れる室内側冷媒配管34に接続される第2冷媒配管13と、第1冷媒配管12を流れる冷媒と第2冷媒配管13を流れる冷媒との熱交換を行う熱交換器11と、熱交換器11の一側に接続される第1冷媒配管12及び第2冷媒配管13とを連結する第1連結配管14と、熱交換器11の他側に接続される第1冷媒配管12及び第2冷媒配管13とを連結する第2連結配管15と、第1冷媒配管12及び第2連結配管15の中途部にそれぞれ設けた第1冷媒遮断弁16A及び第2冷媒遮断弁16Bと、を備え、第1冷媒配管12と第2冷媒配管13には同一冷媒が封入されている。
これにより、室外ユニット20から送られる冷媒と、室内ユニット30から送られる冷媒とを、中継器10の熱交換器11により熱交換させることで、室内ユニット30の空調を行うので、仮に、室内ユニット30から室内側冷媒配管34及び第2冷媒配管13に充填されているすべての冷媒が室内に漏洩した場合でも、冷媒の濃度が可燃限界に到達することはなく、極めて安全となる。また、従来の410A冷媒を用いた既存の空気調和装置を用いる場合に、室外ユニット20と室内ユニット30との間に中継器10を設置するだけで、容易にR32冷媒を用いた空気調和装置に移行することができる。そのため、従来のように、漏洩対策が不要で、かつ、水配管への変更も不要となる。
また、本実施形態においては、第2冷媒配管13にポンプ17が設けられている。
これにより、ポンプ17による冷媒の流量を制御することで、室内ユニット30の冷媒量を調整して、冷房または暖房能力を調整することができる。
次に、本発明の第2実施の形態について説明する。
図2は本発明の第2実施の形態を示す概略構成図である。
図2に示すように、本実施の形態においては、中継器10に対して2つの室内ユニット30を接続した場合の例を示している。
本実施の形態においては、室内下流側冷媒配管34Aは、第1分岐点37Aから、2つの下流側室内枝管34Cに分岐する。2つの下流側室内枝管34Cはそれぞれ、室内ユニット30と接続する。また、室内下流側冷媒配管34Bは、第2分岐点37Bから、2つの上流側室内枝管34Dに分岐する。2つの上流側室内枝管34Dはそれぞれ、室内ユニット30と接続する。
この場合、中継器10の下流側第2冷媒配管13Aには、1つのポンプ17が設けられている。
なお、室外ユニット20及び室内ユニット30の構成は、前記第1実施の形態と同様である。
本実施の形態においては、中継器10のポンプ17を駆動することにより、熱交換器11により第1冷媒配管12を流れる冷媒と熱交換した下流側第2冷媒配管13Aの冷媒は、室内下流側冷媒配管34Aへ流れる。室内下流側冷媒配管34Aへ送られた冷媒は第1分岐点37Aで分流し、それぞれ2本の上流側室内枝管34Cへ送られ、各流量調整弁33、各室内熱交換器31、各下流側室内枝管34Dへと流れる。各下流側室内枝管34Dを流れる冷媒は、第2分岐点37Bで合流し、室内下流側冷媒配管34B、上流側第2冷媒配管13B、熱交換器11へと流れる。
そして、各室内ユニット30の冷房能力または暖房能力に応じて各流量調整弁33の開度を制御することで、各室内ユニット30に必要な冷房能力または暖房能力を得ることができる。
ここで、第2冷媒配管13、室内側冷媒配管34、各室内熱交換器13内の冷媒量を室内容積に対し1/4LFL以下とすることにより、日本冷凍空調工業会の『微燃性冷媒を使用した業務用エアコンの安全ガイドライン及び規格(JRA4070,JRAGL−16)』に規定される冷媒漏洩対策を行う必要がない。これにより、各室内ユニット30に、安全遮断弁を設ける必要がなくなるので、コストを低減させることができる。
なお、第2実施の形態では、2つの室内ユニット30を設けた場合の例について説明した。しかし、本発明はこれに限られず、室内側冷媒配管34、第2冷媒配管13、及び、室内熱交換器31内の冷媒量を室内容積に対し1/4LFL以下の冷媒量であれば、3つ以上の上流側室内枝管34C、各下流側室内枝管34D、室内ユニット30で構成してもよい。
以上述べたように、第2実施の形態においては、室内側冷媒配管34が途中で分岐され、各室内側冷媒配管34に複数の室内ユニット30それぞれ接続される。
これにより、室外ユニット20から送られる冷媒と、2つの室内ユニット30から送られる冷媒とを、中継器10の熱交換器11により熱交換させることで、室内ユニット30の空調を行うので、仮に、各室内ユニット30から室内側冷媒配管34及び第2冷媒配管13に充填されているすべての冷媒がそれぞれの室内に漏洩した場合でも、冷媒の濃度が可燃限界に到達することはなく、極めて安全となる。また、従来の410A冷媒を用いた既存の空気調和装置を用いる場合に、室外ユニット20と2つの室内ユニット30との間に中継器10を設置するだけで、容易にR32冷媒を用いた空気調和装置に移行することができる。そのため、従来のように、漏洩対策が不要で、かつ、水配管への変更も不要となる。
次に、本発明の第3実施の形態について説明する。
図3は第3実施の形態を示す概略構成図である。図3に示すように、本実施の形態においては、第2実施の形態と同様に、中継器10に対して2つの室内ユニット30を接続した場合の例を示している。
本実施の形態においては、中継器10の熱交換器11に接続される第2冷媒配管13を2つ設ける。そして、各第2冷媒配管13に室内ユニット30を設けるようにしたものである。
熱交換器11には、2つの第2冷媒配管13がそれぞれ並列に接続されている。各第2冷媒配管13をそれぞれ流れる冷媒は、熱交換器11に接続された第1冷媒配管12を流れる冷媒と熱交換するように構成されている。
第1連結配管14は、第1主管14Aと、第1主管14Aの第1分岐点40で分岐する2本の第1枝管14Bにより構成される。第1主管14Aは、ガス側第1冷媒配管12Aと接続し、第1枝管14Bはそれぞれ、下流側第2冷媒配管13Aに接続される。
第2連結配管15は、第2主管15Aと、第2主管15Aの第2分岐点41で分岐する2本の第2枝管15Bから構成される。第2主管15Aは、液側第1冷媒配管12B と接続し、第2枝管15Bはそれぞれ、2本の上流側第2冷媒配管13Bに接続される。
2本の第1枝管14Bにはそれぞれ第1冷媒遮断弁16Aが設けられる。2本の第2枝管15Bにはそれぞれ、第2冷媒遮断弁16Bが設けられる。
各下流側第2冷媒配管13Aの第1連結配管14が接続される箇所よりさらに下流側には、それぞれポンプ17が設けられている。
なお、室外ユニット20及び室内ユニット30の構成は、前記各実施の形態と同様である。
本実施の形態において空気調和装置に冷媒を充填する場合は、第1冷媒遮断弁16A、第2冷媒遮断弁16Bを開に動作させた状態で、圧縮機21を駆動しながら、室外ユニット20の室外側冷媒配管26から冷媒を注入する。四方弁23は図3中の点線に位置する。
圧縮機21から吐出された冷媒は、四方弁23、室外ガス側冷媒配管26A、ガス側第1冷媒配管12A、第1主管14Aに送られる。第1主管14Aに送られた冷媒は、第1分岐点40から2本の第1枝管14Bに分岐して流れ、各第1冷媒遮断弁16A、各下流側第2冷媒配管13A、各室内上流側冷媒配管34Aに送られる。
各室内上流側冷媒配管34Aに送られた冷媒は、各室内熱交換器31、各室内下流側冷媒配管34B、各上流側2冷媒配管13B、各第2枝管15B、各第2冷媒遮断弁16Bに送られる。各第2枝管15Bを流れる冷媒は第2分岐点41で合流し、第2主管15Aを流れる。第2主管15Aを流れた冷媒は、液側第1冷媒配管12B、室外液側冷媒配管26B、室外熱交換器24、気液分離器22を介して圧縮機21に戻される。
冷媒の充填が完了したら、各冷媒遮断弁16を閉動作させる。
本実施の形態においては、ポンプ17の駆動周波数、流量調整弁33の開度を調整することにより、各室内ユニット30ごとに必要な冷房能力または暖房能力に応じて、各室内ユニット30ごとに異なる量の冷媒を送ることが可能となる。
これは、例えば、室外ユニット20、中継器10及び一方の室内ユニット30が、建物の同一階に設置されており、他方の室内ユニット30のみが他の階に設置されている場合(各室内ユニット30の高低差が大きい場合)や各室内ユニット30に対する冷媒循環量が異なる場合など、各ポンプ17による冷媒の流量を調整することにより、各室内ユニット30に必要な冷媒量を確保することが可能となる。
空気調和システムの室内機が多くなると、第2冷媒配管13、各室内側冷媒配管34、及び、各室内熱交換器31内の冷媒量は、室内容積に対し1/4LFLを超える可能性がある。このような場合でも、第2冷媒配管13を複数設け、第2冷媒配管13と各室内側冷媒配管34から成る閉回路を複数設けることにより、各閉回路内の冷媒量を抑制することができる。そのため、室内ユニット30が多数設けられる空気調和システムでも、室内ユニットから室内空間への漏洩時最大濃度を室内容積に対する1/4LFL以下に抑えることができる。
また、本実施の形態では、複数の第1冷媒配管12と接続する構成として、第1連結配管14を第1主管14Aと複数の第1枝管14Bにより構成を説明した。しかし、本発明はこれに限られず、例えば、第1連結配管14と第2連結配管15を複数設け、複数の第1連結配管14と第2連結配管15が、各第1冷媒配管12と接続する構成としてもよい。
以上述べたように、第3実施の形態においては、熱交換器11に、複数の室内ユニット30からの冷媒が流れる複数の第2冷媒配管13を接続し、熱交換器11は、室外ユニット20からの冷媒が流れる第1冷媒配管12と、複数の第2冷媒配管13とが熱交換し、複数の第2冷媒配管13の中途部に、それぞれポンプ17が設けられている。
これにより、室外ユニット20から送られ第1冷媒配管12を流れる冷媒と、2つの室内ユニット30からそれぞれ送られ2つの第2冷媒配管13を流れる冷媒とを、中継器10の熱交換器11により熱交換させることで、各室内ユニット30の空調を行うので、仮に、各室内ユニット30から室内側冷媒配管34及び第2冷媒配管13に充填されているすべての冷媒がそれぞれの室内に漏洩した場合でも、冷媒の濃度が可燃限界に到達することはなく、極めて安全となる。また、従来の410A冷媒を用いた既存の空気調和装置を用いる場合に、室外ユニット20と2つの室内ユニット30との間に中継器10を設置するだけで、容易にR32冷媒を用いた空気調和装置に移行することができる。そのため、従来のように、冷媒遮断弁16などの漏洩対策が不要で、かつ、水配管への変更も不要となる。
なお、本発明は、前記実施形態に記載のものに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更及び応用が可能である。
第1実施の形態1から第3実施の形態において、冷媒漏洩対策が必要な冷媒量は、室内空間に対する1/4LFLを超える冷媒量と説明したが、本発明はこれに限られず、例えば、1/2LFLや2/3LFLであってもよい。
第1実施の形態1から第3実施の形態では、ポンプ17は熱交換器11より下流側であって第1連結配管14が接続される箇所よりさらに下流側に設置される構成を説明したが、本発明はこれに限られず、ポンプ17は第2冷媒配管13に設けられていればよい。
本実形態3において、1つの熱交換器11に対して2つの第2冷媒配管13を並列に接続する場合の例を示しているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、中継器10に2つの熱交換器11を設け、2つの第1冷媒配管12を各熱交換器11に接続するようにしてもよい。
以上のように、本発明に係る中継器は、室外ユニットから送られ第1冷媒配管を流れる冷媒と、2つの室内ユニットからそれぞれ送られ2つの第2冷媒配管を流れる冷媒とを、熱交換器により熱交換させることで、各室内ユニットの空調を行うことができ、室内の冷媒の濃度が可燃限界に到達することを防止して、安全に空調を行うことのできる中継器として好適に利用可能である。
10 中継器
11 熱交換器
12 第1冷媒配管
13 第2冷媒配管
14 第1連結配管
15 第2連結配管
16A 第1冷媒遮断弁
16B 第2冷媒遮断弁
17 ポンプ
20 室外ユニット
21 圧縮機
24 室外熱交換器
26 室外側冷媒配管
30 室内ユニット
31 室内熱交換器
33 流量調整弁
34 室内側冷媒配管

Claims (4)

  1. 室外ユニットからの冷媒が流れる室外側冷媒配管に接続される第1冷媒配管と、
    室内ユニットからの冷媒が流れる室内側冷媒配管に接続される第2冷媒配管と、
    前記第1冷媒配管を流れる冷媒と前記第2冷媒配管を流れる冷媒との熱交換を行う熱交換器と、
    前記熱交換器の一側に接続される前記第1冷媒配管と前記第2冷媒配管を連結する第1連結配管と、
    前記熱交換器の他側に接続される前記第1冷媒配管と前記第2冷媒配管を連結する第2連結配管と、
    前記第1連結配管及び前記第2連結配管にそれぞれ設けた冷媒遮断弁と、を備え、
    前記第1冷媒配管、前記第2冷媒配管には同一冷媒が封入され、
    前記室内ユニットからの冷媒漏洩量が、冷媒漏洩対策が必要な冷媒量よりも少ない冷媒量となる位置に配置される、
    ことを特徴とする中継器。
  2. 室外ユニットと、前記室外ユニットからの冷媒が流れる室外側冷媒配管と、
    室内熱交換器を有する室内ユニットと、前記室内ユニットからの冷媒が流れる室内側冷媒配管と、
    前記室外ユニットと前記室内ユニットを接続してなる中継器と、を備える空気調和装置であって、
    前記中継器は、
    前記室外側冷媒配管に接続される第1冷媒配管と、
    前記室内側冷媒配管に接続される第2冷媒配管と、
    前記第1冷媒配管内の冷媒と前記第2冷媒配管内の冷媒を熱交換する熱交換器と、
    前記熱交換器の一側に接続される前記第1冷媒配管と前記第2冷媒配管を連結する第1連結配管と、
    前記熱交換器の他側に接続される前記第1冷媒配管と前記第2冷媒配管を連結する第2連結配管と、
    前記第1連結配管及び前記第2連結配管にそれぞれ設けた冷媒遮断弁と、を備え、
    前記室外側冷媒配管、前記室内側冷媒配管、前記第1冷媒配管、及び、前記第2冷媒配管には同一冷媒が封入され
    前記室内熱交換器、前記室内側冷媒配管および前記第2冷媒配管内の冷媒量が、冷媒漏洩対策が必要な冷媒量よりも少ない冷媒量となる位置に前記中継器を配置する
    ことを特徴とする空気調和装置。
  3. 前記室内側冷媒配管は、中途で複数の室内側枝管に分岐し、前記各室内側枝管に前記室内ユニットが設けられる、
    ことを特徴とする請求項2に記載の空気調和装置。
  4. 前記第2冷媒配管、前記室内側冷媒配管、及び、前記室内ユニットはそれぞれ複数設けられ、
    前記第1連結配管、及び、第2連結配管は、前記第1冷媒配管に接続される主管と、前記主管の中途部で分岐し前記各第2冷媒配管に接続される複数の枝管により構成され、
    複数の前記枝管にそれぞれ冷媒遮断弁が設けられる、
    ことを特徴とする請求項2に記載の空気調和装置。
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