JPWO2018168223A1 - 鞍乗り型車両 - Google Patents

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Abstract

車体フレームに、水冷式の内燃機関、ラジエータおよび燃料タンクが支持される鞍乗り型車両において、燃料タンク(37)内で揮発した燃料を捕集するキャニスタ(40)が、側面視でラジエータ(38)の車両前後方向に沿う前方に配置される。これにより、キャニスタの冷却効果を高めることができる。

Description

本発明は、車体フレームに、水冷式の内燃機関、ラジエータおよび燃料タンクが支持される鞍乗り型車両に関する。
内燃機関で発生する熱の影響を避けるために、キャニスタが、内燃機関の車両前後方向前方に配置されるとともに、ラジエータの熱がキャニスタに及ぶことを避けるために燃料タンクをラジエータとの間に挟む位置に配置されるようにした鞍乗り型車両が、特許文献1で知られている。
日本特開2010−155506号公報
ところが、上記特許文献1で開示されるものでは、キャニスタが燃料タンクの後方に配置されていることから走行風がキャニスタに当たり難く、キャニスタの冷却効果が優れているとは言い難い。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、キャニスタの冷却効果を高め得るようにした鞍乗り型車両を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、車体フレームに、水冷式の内燃機関、ラジエータおよび燃料タンクが支持される鞍乗り型車両において、前記燃料タンク内で揮発した燃料を捕集するキャニスタが、側面視で前記ラジエータの車両前後方向に沿う前方に配置されることを第1の特徴とする。
また本発明は、第1の特徴の構成に加えて、円筒状の外観形状を有する前記キャニスタが、その中心軸線を車両前後方向に沿わせて配置されることを第2の特徴とする。
本発明は、第1または第2の特徴の構成に加えて、前記内燃機関が、側面視で前記ラジエータの車両前後方向後方に配置されることを第3の特徴とする。
本発明は、第1〜第3の特徴の構成のいずれかに加えて、側面視で前記ラジエータの車両前後方向前方に前記燃料タンクが配置され、前記キャニスタが、前記燃料タンクの車幅方向一側に配置されることを第4の特徴とする。
本発明は、第1〜第4の特徴の構成のいずれかに加えて、車体カバーの一部である一対のサイドカウルの一方が、車幅方向で前記キャニスタを前記燃料タンクとの間に挟むように配置されることを第5の特徴とする。
本発明は、第1〜第5の特徴の構成のいずれかに加えて、側面視で前記キャニスタの車両前後方向前方に配置されるフロントカバーに、前記キャニスタの方向に向かって後下がりに傾斜した複数の羽板部と、それらの羽板部の下方に配置されるスリットとを備えるルーバーが設けられることを第6の特徴とする。
本発明は、第1〜第6の特徴の構成のいずれかに加えて、前記ラジエータが、その前面を前記キャニスタ側に臨ませるようにして前上がりに傾斜した姿勢で前記車体フレームに支持されることを第7の特徴とする。
さらに本発明は、第1〜第7の特徴の構成のいずれかに加えて、前記車体フレームは、操向ハンドルを操向可能に支持するヘッドパイプと、このヘッドパイプから下方に延びるダウンフレームと、このダウンフレームの下部に連設されて後方に延びる左右一対のロアフレームとを有し、乗員の足を載せるために車体カバーに形成された左右一対の足置き部を下方から支持する左右一対の支持フレームの一方に前記キャニスタが支持され、当該キャニスタが、側面視で前記ロアフレームの上方かつ前記一方の前記支持フレームの車幅方向内側に配置されることを第8の特徴とする。
本発明の第1の特徴によれば、キャニスタが側面視でラジエータの前方に在るので、車両走行時にラジエータからの熱の影響がキャニスタに及ぶことを防止して、キャニスタの冷却効果を高めることができる。
また本発明の第2の特徴によれば、円筒状の外観形状を有するキャニスタの中心軸線を車両前後方向に沿わせことで、鞍乗り型車両が車幅方向に大型化することを避けてキャニスタをコンパクトに配置することができる。
本発明の第3の特徴によれば、内燃機関が側面視でラジエータの後方に在るので、内燃機関からの熱の影響がキャニスタに及ばないようにして、キャニスタの冷却効果をより高めることができる。
本発明の第4の特徴によれば、ラジエータの前方に在る燃料タンクの一側にキャニスタが配置されるので、燃料タンクの側壁が導風板の機能を果たし、キャニスタの周囲に走行風が集まり易くなり、キャニスタの冷却性が向上する。
本発明の第5の特徴によれば、キャニスタが燃料タンクおよびサイドカウル間に在り、ラジエータが備えるラジエータファンで吸い込まれる空気がキャニスタの周囲を流れることになり、キャニスタの冷却性が向上する。
本発明の第6の特徴によれば、キャニスタの前方のフロントカバーに形成されるルーバーによって走行風をキャニスタに当て易くなり、キャニスタの冷却性が向上する。
本発明の第7の特徴によれば、ラジエータがキャニスタ側に前面を臨ませるように前上がりに傾斜しているので、ラジエータファンで吸い込まれる走行風を、キャニスタの周囲で淀みなく流通させてキャニスタの冷却性がさらに向上する。
さらに本発明の第8の特徴によれば、足置き部を下方から支持する支持フレームに、側面視でロアフレームの上方かつ支持フレームの車幅方向内側に配置されるようにしてキャニスタが支持されるので、キャニスタを支持するための専用フレームを不要として、部品点数の増大を避けながらキャニスタの支持構造をコンパクト化することができる。
図1は自動二輪車の左側面図である。(第1の実施の形態) 図2はサイドカウルを外した状態で燃料タンクの近傍を示す縦断側面図である。(第1の実施の形態) 図3はキャニスタ付近の斜視図である。(第1の実施の形態) 図4はフロントカバーを省略した状態での図2の4矢視正面図である。(第1の実施の形態) 図5はフロントカバーの正面図である。(第1の実施の形態)
12・・・操向ハンドル
13・・・ヘッドパイプ
14・・・ダウンフレーム
16・・・ロアフレーム
31・・・足置き部
33・・・車体カバー
37・・・燃料タンク
38・・・ラジエータ
38a・・・ラジエータの前面
40・・・キャニスタ
43・・・サイドカウル
44・・・フロントカバー
44a,44b・・・羽板部
45・・・支持フレーム
55,56・・・ルーバー
57,58・・・スリット
C・・・キャニスタの中心軸線
E・・・内燃機関
F・・・車体フレーム
本発明の実施の形態について添付の図1〜図5を参照しながら説明する。なお以下の説明において上下、左右および前後は自動二輪車に乗車した乗員から見た方向を言うものとする。
第1の実施の形態
先ず図1において、鞍乗り型車両であるスクータ型の自動二輪車の車体フレームFは、前輪WFを軸支するフロントフォーク11ならびに該フロントフォーク11に連結される操向ハンドル12を操向可能に支持するヘッドパイプ13と、このヘッドパイプ13から下方に延びるダウンフレーム14と、このダウンフレーム14の上部から左右に分かれて後下がりに延びる左右一対のメインフレーム15と、前記ダウンフレーム14の下部に連設されて後方に延びるととともに前記メインフレーム15の下端部に後端部が連設される左右一対のロアフレーム16と、前記メインフレーム15の中間部に連設されて後上がりに延びる左右一対のシートフレーム17と、前記ロアフレーム16の後端部および前記シートフレーム17間を結んで後上がりに延びる左右一対のリヤフレーム18とを備え、前記ロアフレーム16および前記リヤフレーム18は、一体に成形される。
前記車体フレームFにおける前記リヤフレーム18の前端部に設けられるブラケット19には、後輪WRを駆動する動力を発揮するパワーユニットPがリンク機構20を介して上下揺動可能に支持される。前記パワーユニットPは、前記後輪WRの前方に配置される水冷式の内燃機関Eと、この内燃機関Eの出力を前記後輪WRに伝達する伝動装置Mとから成り、伝動装置Mは、内燃機関Eの機関本体22に連設されて後輪WRの左側方に延びる伝動ケース25内に収納され、この伝動ケース25の後部と、前記車体フレームFの後部との間にはリヤクッションユニット26が設けられる。
前記内燃機関Eにおける機関本体22は、略水平となるまで前傾した姿勢となっており、この機関本体22の一部を構成するシリンダヘッドの上部側壁には、前記パワーユニットPの前記伝動ケース25に支持されて該伝動ケース25の上方に配置されるエアクリーナ28を上流端に有する吸気系27が接続され、前記シリンダヘッドの下部側壁には、前記後輪WRの右側に配置される排気マフラー30を下流端に有する排気系29が接続される。
前記パワーユニットPの一部および前記車体フレームFは、乗員の足を載せる左右一対の足置き部31と、それらの足置き部31間で上方に隆起するフロアトンネル部32とを有する車体カバー33で覆われ、この車体カバー33は車体フレームFに取付けられる。また前記フロアトンネル部32の後方で前記車体カバー33上には、乗員用シート35と、該乗員用シート35の後方に配置されるパッセンジャーシート36とが配設される。
図2を併せて参照して、前記パワーユニットPの前方には、前記車体フレームFの前記ダウンフレーム14および前記ロアフレーム16で支持されるようにして燃料タンク37が配置される。また側面視で前記燃料タンク37および前記パワーユニットP間にはラジエータ38が配置され、前記燃料タンク37内で揮発した燃料を捕集するキャニスタ40が、側面視で前記ラジエータ38の車両前後方向に沿う前方に配置される。すなわち前記キャニスタ40が、側面視で前記ラジエータ38の車両前後方向に沿う前方に配置され、前記パワーユニットPの内燃機関Eが側面視で前記ラジエータ38の車両前後方向後方に配置され、側面視で前記ラジエータ38の車両前後方向前方に前記燃料タンク37が配置されることになる。
しかも前記キャニスタ40は、前記燃料タンク37の車幅方向一側、この実施の形態では前記燃料タンク37の車幅方向左側に配置される。
前記ラジエータ38は、その背面にラジエータファン39を備えており、当該ラジエータ38の前面38aを前記キャニスタ40に臨ませた姿勢、すなわち前上がりに傾斜した姿勢を有し、車両前後方向で前記パワーユニットPにおける前記内燃機関Eおよび前記燃料タンク37間に配置される。このラジエータ38の上部は、前記メインフレーム15の後部に設けられた第1のステー41で支持され、前記ラジエータ38の下部は、前記ブラケット19に設けられた第2のステー42で支持される。
ところで前記足置き部31は、前記車体カバー33の一部を構成する左右一対のサイドカウル43にそれぞれ形成されるものであり、それらのサイドカウル43の一方(この実施の形態では車幅方向左側のサイドカウル43)は、前記キャニスタ40を車幅方向外方から覆うように配置される。すなわち車幅方向左側のサイドカウル43は、車幅方向で前記キャニスタ40を前記燃料タンク37との間に挟むように配置される。
ところで左右一対の前記足置き部31は、その下方から支持フレーム45でそれぞれ支持されるものであり、それらの支持フレーム45の車両前後方向に沿う前部は、前記ロアフレーム16の前部に設けられた支持ステー46に支持され、前記支持フレーム45の車両前後方向に沿う後部は、前記リヤフレーム18の前端部に設けられた支持板47で支持される。
前記キャニスタ40は、両端を閉じた円筒状の外観形状を有しており、その中心軸線Cを車両前後方向に沿わせるように配置される。このキャニスタ40の長手方向に間隔をあけた2箇所には、当該キャニスタ40に巻きつくようにゴム製のバンド48が装着される。それらのバンド48の周方向1箇所に一体に設けられた取付け突部48aに、前記支持フレーム45に設けられた取付け板49が前記取付け突部48aに挿通され、これにより前記キャニスタ40が前記支持フレーム45に弾性支持される。
前記支持フレーム45で支持された状態での前記キャニスタ40は、側面視で前記ロアフレーム16の上方かつ車幅方向左側の前記支持フレーム45の車幅方向内側に配置される。
前記キャニスタ40の車両前後方向に沿う前端部からは、エアチューブ50およびドレンチューブ51が延出されており、前記エアチューブ50は大気に開放すべく上方に向けて延出され、前記ドレンチューブ51は下方に延出される。また前記キャニスタ40の車両前後方向に沿う後端部からは、チャージチューブ52およびパージチューブ53が延出されており、前記チャージチューブ52は前記燃料タンク37からの揮発燃料を導くべく前記燃料タンク37の上部に向けて延出され、前記パージチューブ53は前記内燃機関Eの前記吸気系27に向けて後方に延出される。
図4および図5を併せて参照して、前記車体カバー33の一部を構成するフロントカバー44が、側面視で前記燃料タンク37および前記キャニスタ40の車両前後方向前方に配置される。このフロントカバー44の車幅方向中央部には第1のルーバー55が設けられ、前記フロントカバー44の車幅方向両側上部には第2のルーバー56がそれぞれ設けられる。
前記第1のルーバー55は、後下がりに傾斜しつつ上下方向に並んで前記フロントカバー44に一体に連設される複数の羽板部44aと、それらの羽板部44aの下方に配置されるようにして前記フロントカバー44に形成されるスリット57とを備え、前記第2のルーバー56は、後下がりに傾斜しつつ上下方向に並んで前記フロントカバー44に一体に連設される複数の羽板部44bと、それらの羽板部44bの下方に配置されるようにして前記フロントカバー44に形成されるスリット58とを備える。
第1のルーバー55の前記羽板部44aは後下がりに傾斜することで前記キャニスタ40に向かって走行風を流すことができ、また左右一対の前記第2ルーバー56のうち車幅方向左側の第2ルーバー56が有する前記羽板部44bは、前記キャニスタ40側に向かって後下がりに傾斜することになる。
次にこの実施の形態の作用について説明すると、燃料タンク37内で揮発した燃料を捕集するキャニスタ40が、側面視でラジエータ38の車両前後方向に沿う前方に配置されるので、自動二輪車の走行時にラジエータ38からの熱の影響がキャニスタ40に及ぶことを防止して、キャニスタ40の冷却効果を高めることができる。
また円筒状の外観形状を有するキャニスタ40が、その中心軸線Cを車両前後方向に沿わせて配置されるので、自動二輪車が車幅方向に大型化することを避けてキャニスタ40をコンパクトに配置することができる。
また内燃機関Eが、側面視で前記ラジエータ38の車両前後方向後方に配置されるので、前記内燃機関Eからの熱の影響がキャニスタ40に及ばないようにして、キャニスタ40の冷却効果をより高めることができる。
また側面視で前記ラジエータ38の車両前後方向前方に前記燃料タンク37が配置され、前記キャニスタ40が、前記燃料タンク37の車幅方向一側(この実施の形態では左側)に配置されるので、前記燃料タンク37の側壁が導風板の機能を果たし、キャニスタ40の周囲に走行風が集まり易くなり、前記キャニスタ40の冷却性が向上する。
また車幅方向で前記キャニスタ40を前記燃料タンク37との間に挟むようにして車幅方向左側のサイドカウル43が配置されるので、前記キャニスタ40が前記燃料タンク37および前記サイドカウル43間に在り、前記ラジエータ38が備えるラジエータファン39で吸い込まれる空気が前記キャニスタ40の周囲を流れることになり、前記キャニスタ40の冷却性が向上する。
また側面視で前記キャニスタ40の車両前後方向前方に配置されるフロントカバー44の車幅方向中央部に、前記キャニスタ40の方向に向かって後下がりに傾斜した複数の羽板部44aと、それらの羽板部44aの下方に配置されるスリット57とを備える第1のルーバー55が設けられ、前記フロントカバー44の車幅方向左側上部に、前記キャニスタ40の方向に向かって後下がりに傾斜した複数の羽板部44bと、それらの羽板部44bの下方に配置されるスリット58とを備える第2のルーバー56が設けられるので、走行風をキャニスタ40に当て易くなり、キャニスタ40の冷却性が向上する。
またラジエータ38が、その前面38aを前記キャニスタ40側に臨ませるようにして前上がりに傾斜した姿勢で車体フレームFに支持されるので、ラジエータファン39で吸い込まれる走行風を、キャニスタ40の周囲で淀みなく流通させてキャニスタ40の冷却性がさらに向上する。
さらに車体カバー33に形成された左右一対の足置き部31を下方から支持する左右一対の支持フレーム45の一方(この実施の形態では社幅方向左側の支持フレーム45)に前記キャニスタ40が支持され、当該キャニスタ40が、側面視でロアフレーム16の上方かつ前記一方の前記支持フレーム45の車幅方向内側に配置されるので、前記キャニスタ40を支持するための専用フレームを不要として、部品点数の増大を避けながら前記キャニスタ40の支持構造をコンパクト化することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
たとえば本発明は自動二輪車だけでなく、自動三輪車を含む鞍乗り型車両に広く適用可能である。
本発明は、車体フレームに、水冷式の内燃機関、ラジエータおよび燃料タンクが支持される鞍乗り型車両に関する。
内燃機関で発生する熱の影響を避けるために、キャニスタが、内燃機関の車両前後方向前方に配置されるとともに、ラジエータの熱がキャニスタに及ぶことを避けるために燃料タンクをラジエータとの間に挟む位置に配置されるようにした鞍乗り型車両が、特許文献1で知られている。
日本特開2010−155506号公報
ところが、上記特許文献1で開示されるものでは、キャニスタが燃料タンクの後方に配置されていることから走行風がキャニスタに当たり難く、キャニスタの冷却効果が優れているとは言い難い。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、キャニスタの冷却効果を高め得るようにした鞍乗り型車両を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、車体フレームに、水冷式の内燃機関、ラジエータおよび燃料タンクが支持される鞍乗り型車両において、前記燃料タンク内で揮発した燃料を捕集するキャニスタが、側面視で前記ラジエータの車両前後方向に沿う前方に配置されるとともに、前記ラジエータが、その前面を前記キャニスタ側に臨ませるようにして前上がりに傾斜した姿勢で前記車体フレームに支持されることを第1の特徴とする。
また本発明は、第1の特徴の構成に加えて、円筒状の外観形状を有する前記キャニスタが、その中心軸線を車両前後方向に沿わせて配置されることを第2の特徴とする。
本発明は、第1または第2の特徴の構成に加えて、前記内燃機関が、側面視で前記ラジエータの車両前後方向後方に配置されることを第3の特徴とする。
本発明は、第1〜第3の特徴の構成のいずれかに加えて、側面視で前記ラジエータの車両前後方向前方に前記燃料タンクが配置され、前記キャニスタが、前記燃料タンクの車幅方向一側に配置されることを第4の特徴とする。
本発明は、第1〜第4の特徴の構成のいずれかに加えて、車体カバーの一部である一対のサイドカウルの一方が、車幅方向で前記キャニスタを前記燃料タンクとの間に挟むように配置されることを第5の特徴とする。
本発明は、第1〜第5の特徴の構成のいずれかに加えて、側面視で前記キャニスタの車両前後方向前方に配置されるフロントカバーに、前記キャニスタの方向に向かって後下がりに傾斜した複数の羽板部と、それらの羽板部の下方に配置されるスリットとを備えるルーバーが設けられることを第6の特徴とする
らに本発明は、第1〜第の特徴の構成のいずれかに加えて、前記車体フレームは、操向ハンドルを操向可能に支持するヘッドパイプと、このヘッドパイプから下方に延びるダウンフレームと、このダウンフレームの下部に連設されて後方に延びる左右一対のロアフレームとを有し、乗員の足を載せるために車体カバーに形成された左右一対の足置き部を下方から支持する左右一対の支持フレームの一方に前記キャニスタが支持され、当該キャニスタが、側面視で前記ロアフレームの上方かつ前記一方の前記支持フレームの車幅方向内側に配置されることを第の特徴とする。
本発明の第1の特徴によれば、キャニスタが側面視でラジエータの前方に在るので、車両走行時にラジエータからの熱の影響がキャニスタに及ぶことを防止して、キャニスタの冷却効果を高めることができる。また、ラジエータがキャニスタ側に前面を臨ませるように前上がりに傾斜しているので、ラジエータファンで吸い込まれる走行風を、キャニスタの周囲で淀みなく流通させてキャニスタの冷却性がさらに向上する。
また本発明の第2の特徴によれば、円筒状の外観形状を有するキャニスタの中心軸線を車両前後方向に沿わせことで、鞍乗り型車両が車幅方向に大型化することを避けてキャニスタをコンパクトに配置することができる。
本発明の第3の特徴によれば、内燃機関が側面視でラジエータの後方に在るので、内燃機関からの熱の影響がキャニスタに及ばないようにして、キャニスタの冷却効果をより高めることができる。
本発明の第4の特徴によれば、ラジエータの前方に在る燃料タンクの一側にキャニスタが配置されるので、燃料タンクの側壁が導風板の機能を果たし、キャニスタの周囲に走行風が集まり易くなり、キャニスタの冷却性が向上する。
本発明の第5の特徴によれば、キャニスタが燃料タンクおよびサイドカウル間に在り、ラジエータが備えるラジエータファンで吸い込まれる空気がキャニスタの周囲を流れることになり、キャニスタの冷却性が向上する。
本発明の第6の特徴によれば、キャニスタの前方のフロントカバーに形成されるルーバーによって走行風をキャニスタに当て易くなり、キャニスタの冷却性が向上する
らに本発明の第の特徴によれば、足置き部を下方から支持する支持フレームに、側面視でロアフレームの上方かつ支持フレームの車幅方向内側に配置されるようにしてキャニスタが支持されるので、キャニスタを支持するための専用フレームを不要として、部品点数の増大を避けながらキャニスタの支持構造をコンパクト化することができる。
図1は自動二輪車の左側面図である。(第1の実施の形態) 図2はサイドカウルを外した状態で燃料タンクの近傍を示す縦断側面図である。(第1の実施の形態) 図3はキャニスタ付近の斜視図である。(第1の実施の形態) 図4はフロントカバーを省略した状態での図2の4矢視正面図である。(第1の実施の形態) 図5はフロントカバーの正面図である。(第1の実施の形態)
12・・・操向ハンドル
13・・・ヘッドパイプ
14・・・ダウンフレーム
16・・・ロアフレーム
31・・・足置き部
33・・・車体カバー
37・・・燃料タンク
38・・・ラジエータ
38a・・・ラジエータの前面
40・・・キャニスタ
43・・・サイドカウル
44・・・フロントカバー
44a,44b・・・羽板部
45・・・支持フレーム
55,56・・・ルーバー
57,58・・・スリット
C・・・キャニスタの中心軸線
E・・・内燃機関
F・・・車体フレーム
本発明の実施の形態について添付の図1〜図5を参照しながら説明する。なお以下の説明において上下、左右および前後は自動二輪車に乗車した乗員から見た方向を言うものとする。
第1の実施の形態
先ず図1において、鞍乗り型車両であるスクータ型の自動二輪車の車体フレームFは、前輪WFを軸支するフロントフォーク11ならびに該フロントフォーク11に連結される操向ハンドル12を操向可能に支持するヘッドパイプ13と、このヘッドパイプ13から下方に延びるダウンフレーム14と、このダウンフレーム14の上部から左右に分かれて後下がりに延びる左右一対のメインフレーム15と、前記ダウンフレーム14の下部に連設されて後方に延びるととともに前記メインフレーム15の下端部に後端部が連設される左右一対のロアフレーム16と、前記メインフレーム15の中間部に連設されて後上がりに延びる左右一対のシートフレーム17と、前記ロアフレーム16の後端部および前記シートフレーム17間を結んで後上がりに延びる左右一対のリヤフレーム18とを備え、前記ロアフレーム16および前記リヤフレーム18は、一体に成形される。
前記車体フレームFにおける前記リヤフレーム18の前端部に設けられるブラケット19には、後輪WRを駆動する動力を発揮するパワーユニットPがリンク機構20を介して上下揺動可能に支持される。前記パワーユニットPは、前記後輪WRの前方に配置される水冷式の内燃機関Eと、この内燃機関Eの出力を前記後輪WRに伝達する伝動装置Mとから成り、伝動装置Mは、内燃機関Eの機関本体22に連設されて後輪WRの左側方に延びる伝動ケース25内に収納され、この伝動ケース25の後部と、前記車体フレームFの後部との間にはリヤクッションユニット26が設けられる。
前記内燃機関Eにおける機関本体22は、略水平となるまで前傾した姿勢となっており、この機関本体22の一部を構成するシリンダヘッドの上部側壁には、前記パワーユニットPの前記伝動ケース25に支持されて該伝動ケース25の上方に配置されるエアクリーナ28を上流端に有する吸気系27が接続され、前記シリンダヘッドの下部側壁には、前記後輪WRの右側に配置される排気マフラー30を下流端に有する排気系29が接続される。
前記パワーユニットPの一部および前記車体フレームFは、乗員の足を載せる左右一対の足置き部31と、それらの足置き部31間で上方に隆起するフロアトンネル部32とを有する車体カバー33で覆われ、この車体カバー33は車体フレームFに取付けられる。また前記フロアトンネル部32の後方で前記車体カバー33上には、乗員用シート35と、該乗員用シート35の後方に配置されるパッセンジャーシート36とが配設される。
図2を併せて参照して、前記パワーユニットPの前方には、前記車体フレームFの前記ダウンフレーム14および前記ロアフレーム16で支持されるようにして燃料タンク37が配置される。また側面視で前記燃料タンク37および前記パワーユニットP間にはラジエータ38が配置され、前記燃料タンク37内で揮発した燃料を捕集するキャニスタ40が、側面視で前記ラジエータ38の車両前後方向に沿う前方に配置される。すなわち前記キャニスタ40が、側面視で前記ラジエータ38の車両前後方向に沿う前方に配置され、前記パワーユニットPの内燃機関Eが側面視で前記ラジエータ38の車両前後方向後方に配置され、側面視で前記ラジエータ38の車両前後方向前方に前記燃料タンク37が配置されることになる。
しかも前記キャニスタ40は、前記燃料タンク37の車幅方向一側、この実施の形態では前記燃料タンク37の車幅方向左側に配置される。
前記ラジエータ38は、その背面にラジエータファン39を備えており、当該ラジエータ38の前面38aを前記キャニスタ40に臨ませた姿勢、すなわち前上がりに傾斜した姿勢を有し、車両前後方向で前記パワーユニットPにおける前記内燃機関Eおよび前記燃料タンク37間に配置される。このラジエータ38の上部は、前記メインフレーム15の後部に設けられた第1のステー41で支持され、前記ラジエータ38の下部は、前記ブラケット19に設けられた第2のステー42で支持される。
ところで前記足置き部31は、前記車体カバー33の一部を構成する左右一対のサイドカウル43にそれぞれ形成されるものであり、それらのサイドカウル43の一方(この実施の形態では車幅方向左側のサイドカウル43)は、前記キャニスタ40を車幅方向外方から覆うように配置される。すなわち車幅方向左側のサイドカウル43は、車幅方向で前記キャニスタ40を前記燃料タンク37との間に挟むように配置される。
ところで左右一対の前記足置き部31は、その下方から支持フレーム45でそれぞれ支持されるものであり、それらの支持フレーム45の車両前後方向に沿う前部は、前記ロアフレーム16の前部に設けられた支持ステー46に支持され、前記支持フレーム45の車両前後方向に沿う後部は、前記リヤフレーム18の前端部に設けられた支持板47で支持される。
前記キャニスタ40は、両端を閉じた円筒状の外観形状を有しており、その中心軸線Cを車両前後方向に沿わせるように配置される。このキャニスタ40の長手方向に間隔をあけた2箇所には、当該キャニスタ40に巻きつくようにゴム製のバンド48が装着される。それらのバンド48の周方向1箇所に一体に設けられた取付け突部48aに、前記支持フレーム45に設けられた取付け板49が前記取付け突部48aに挿通され、これにより前記キャニスタ40が前記支持フレーム45に弾性支持される。
前記支持フレーム45で支持された状態での前記キャニスタ40は、側面視で前記ロアフレーム16の上方かつ車幅方向左側の前記支持フレーム45の車幅方向内側に配置される。
前記キャニスタ40の車両前後方向に沿う前端部からは、エアチューブ50およびドレンチューブ51が延出されており、前記エアチューブ50は大気に開放すべく上方に向けて延出され、前記ドレンチューブ51は下方に延出される。また前記キャニスタ40の車両前後方向に沿う後端部からは、チャージチューブ52およびパージチューブ53が延出されており、前記チャージチューブ52は前記燃料タンク37からの揮発燃料を導くべく前記燃料タンク37の上部に向けて延出され、前記パージチューブ53は前記内燃機関Eの前記吸気系27に向けて後方に延出される。
図4および図5を併せて参照して、前記車体カバー33の一部を構成するフロントカバー44が、側面視で前記燃料タンク37および前記キャニスタ40の車両前後方向前方に配置される。このフロントカバー44の車幅方向中央部には第1のルーバー55が設けられ、前記フロントカバー44の車幅方向両側上部には第2のルーバー56がそれぞれ設けられる。
前記第1のルーバー55は、後下がりに傾斜しつつ上下方向に並んで前記フロントカバー44に一体に連設される複数の羽板部44aと、それらの羽板部44aの下方に配置されるようにして前記フロントカバー44に形成されるスリット57とを備え、前記第2のルーバー56は、後下がりに傾斜しつつ上下方向に並んで前記フロントカバー44に一体に連設される複数の羽板部44bと、それらの羽板部44bの下方に配置されるようにして前記フロントカバー44に形成されるスリット58とを備える。
第1のルーバー55の前記羽板部44aは後下がりに傾斜することで前記キャニスタ40に向かって走行風を流すことができ、また左右一対の前記第2ルーバー56のうち車幅方向左側の第2ルーバー56が有する前記羽板部44bは、前記キャニスタ40側に向かって後下がりに傾斜することになる。
次にこの実施の形態の作用について説明すると、燃料タンク37内で揮発した燃料を捕集するキャニスタ40が、側面視でラジエータ38の車両前後方向に沿う前方に配置されるので、自動二輪車の走行時にラジエータ38からの熱の影響がキャニスタ40に及ぶことを防止して、キャニスタ40の冷却効果を高めることができる。
またラジエータ38が、その前面38aを前記キャニスタ40側に臨ませるようにして前上がりに傾斜した姿勢で車体フレームFに支持されるので、ラジエータファン39で吸い込まれる走行風を、キャニスタ40の周囲で淀みなく流通させてキャニスタ40の冷却性がさらに向上する。
また円筒状の外観形状を有するキャニスタ40が、その中心軸線Cを車両前後方向に沿わせて配置されるので、自動二輪車が車幅方向に大型化することを避けてキャニスタ40をコンパクトに配置することができる。
また内燃機関Eが、側面視で前記ラジエータ38の車両前後方向後方に配置されるので、前記内燃機関Eからの熱の影響がキャニスタ40に及ばないようにして、キャニスタ40の冷却効果をより高めることができる。
また側面視で前記ラジエータ38の車両前後方向前方に前記燃料タンク37が配置され、前記キャニスタ40が、前記燃料タンク37の車幅方向一側(この実施の形態では左側)に配置されるので、前記燃料タンク37の側壁が導風板の機能を果たし、キャニスタ40の周囲に走行風が集まり易くなり、前記キャニスタ40の冷却性が向上する。
また車幅方向で前記キャニスタ40を前記燃料タンク37との間に挟むようにして車幅方向左側のサイドカウル43が配置されるので、前記キャニスタ40が前記燃料タンク37および前記サイドカウル43間に在り、前記ラジエータ38が備えるラジエータファン39で吸い込まれる空気が前記キャニスタ40の周囲を流れることになり、前記キャニスタ40の冷却性が向上する。
また側面視で前記キャニスタ40の車両前後方向前方に配置されるフロントカバー44の車幅方向中央部に、前記キャニスタ40の方向に向かって後下がりに傾斜した複数の羽板部44aと、それらの羽板部44aの下方に配置されるスリット57とを備える第1のルーバー55が設けられ、前記フロントカバー44の車幅方向左側上部に、前記キャニスタ40の方向に向かって後下がりに傾斜した複数の羽板部44bと、それらの羽板部44bの下方に配置されるスリット58とを備える第2のルーバー56が設けられるので、走行風をキャニスタ40に当て易くなり、キャニスタ40の冷却性が向上する
らに車体カバー33に形成された左右一対の足置き部31を下方から支持する左右一対の支持フレーム45の一方(この実施の形態では社幅方向左側の支持フレーム45)に前記キャニスタ40が支持され、当該キャニスタ40が、側面視でロアフレーム16の上方かつ前記一方の前記支持フレーム45の車幅方向内側に配置されるので、前記キャニスタ40を支持するための専用フレームを不要として、部品点数の増大を避けながら前記キャニスタ40の支持構造をコンパクト化することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
たとえば本発明は自動二輪車だけでなく、自動三輪車を含む鞍乗り型車両に広く適用可能である。

Claims (8)

  1. 車体フレーム(F)に、水冷式の内燃機関(E)、ラジエータ(38)および燃料タンク(37)が支持される鞍乗り型車両において、前記燃料タンク(37)内で揮発した燃料を捕集するキャニスタ(40)が、側面視で前記ラジエータ(38)の車両前後方向に沿う前方に配置されることを特徴とする鞍乗り型車両。
  2. 円筒状の外観形状を有する前記キャニスタ(40)が、その中心軸線(C)を車両前後方向に沿わせて配置されることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両。
  3. 前記内燃機関(E)が、側面視で前記ラジエータ(38)の車両前後方向後方に配置されることを特徴とする請求項1または2に記載の鞍乗り型車両。
  4. 側面視で前記ラジエータ(38)の車両前後方向前方に前記燃料タンク(37)が配置され、前記キャニスタ(40)が、前記燃料タンク(37)の車幅方向一側に配置されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の鞍乗り型車両。
  5. 車体カバー(33)の一部である一対のサイドカウル(43)の一方が、車幅方向で前記キャニスタ(40)を前記燃料タンク(37)との間に挟むように配置されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の鞍乗り型車両。
  6. 側面視で前記キャニスタ(40)の車両前後方向前方に配置されるフロントカバー(44)に、前記キャニスタ(40)の方向に向かって後下がりに傾斜した複数の羽板部(44a,44b)と、それらの羽板部(44a,44b)の下方に配置されるスリット(57,58)とを備えるルーバー(55,56)が設けられることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の鞍乗り型車両。
  7. 前記ラジエータ(38)が、その前面(38a)を前記キャニスタ(40)側に臨ませるようにして前上がりに傾斜した姿勢で前記車体フレーム(F)に支持されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の鞍乗り型車両。
  8. 前記車体フレーム(F)は、操向ハンドル(12)を操向可能に支持するヘッドパイプ(13)と、このヘッドパイプ(13)から下方に延びるダウンフレーム(14)と、このダウンフレーム(14)の下部に連設されて後方に延びる左右一対のロアフレーム(16)とを有し、乗員の足を載せるために車体カバー(33)に形成された左右一対の足置き部(31)を下方から支持する左右一対の支持フレーム(45)の一方に前記キャニスタ(40)が支持され、当該キャニスタ(40)が、側面視で前記ロアフレーム(16)の上方かつ前記一方の前記支持フレーム(45)の車幅方向内側に配置されることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の鞍乗り型車両。
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