JPWO2018131115A1 - エレベータの群管理制御装置およびエレベータの群管理制御方法 - Google Patents

エレベータの群管理制御装置およびエレベータの群管理制御方法 Download PDF

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Abstract

本発明に係るエレベータの群管理制御装置は、乗継階の経由が必要な行先呼び登録がなされた際に、乗継階において乗継元かごと乗継先かごを結ぶ動線の交差の有無を判定する動線交差判定器と、それぞれの乗継元かごが乗継階に到着する到着予測時間を算出する到着予測時間算出器と、到着時間差を算出する到着時間差算出器と、乗継階において利用者が接近するおそれがあることを判定する利用者接近判定器と、利用者接近判定器で近接するおそれがあると判定された場合には、それぞれの乗継元かごが乗継階に到着する時間をずらす制御を行うかご制御器とを備える。

Description

本発明は、複数台のエレベータを有するエレベータの群管理制御装置に係り、特に、各エレベータがサービスエリアの異なる各バンクに分けて群管理制御されたエレベータの群管理制御装置およびエレベータの群管理制御方法に関するものである。
乗継階の経由が必要な行先呼び登録時に、乗継階における乗継用のかごに対して行先呼び登録を行うエレベータの群管理制御装置がある。このような従来のエレベータ群管理制御装置は、複数台のエレベータかごの運行を制御し、乗継階における上方向と下方向の到着時間差を制御する。さらに、従来のエレベータ群管理制御装置は、乗継階において、乗り換えるべき号機への動線(道順)を案内表示する(例えば、特許文献1参照)。
また、ゲートから利用者の誘導先とするバンクまでの経路を決定する際に、複数の乗客の移動に伴う動線交差ができるだけ発生しないように制御する従来技術がある(例えば、特許文献2参照)。また、動線交差を考慮した技術は、複数の文献に記載されている(例えば、特許文献3、4参照)。いずれの特許文献2〜4においても、動線の交差をなるべく未然に防ぐことを考慮する技術が記載されている。
特開2010−241566号公報 特開2013−189288号公報 特開昭64−64981号公報 特開2013−49510号公報
しかしながら、従来技術には、以下のような課題がある。
各号機の出発、到着時間を調整する手段、あるいは、あらかじめ動線が交差しない経路を利用者に提示する手段などを用いて、動線交差の発生を抑制する技術が、従来技術に基づいて想起される。
しかしながら、動線交差を防ぐために、各号機の到着時間差の一定化を図る場合、あるいは動線を厳しく制限する場合には、到着時間差や動線に制限を設けない場合よりも、運行効率が低下するおそれがある。
一方で、各号機の到着時間差や動線の制限を撤廃すると、動線交差に起因する利用者間のすれ違いや移動時間のロスなどが発生する。
本発明は、前記のような課題を解決するためになされたものであり、運行効率の低下を抑えた上で、動線交差に起因する利用者間のすれ違いや移動時間のロスなどの発生を抑制することのできるエレベータの群管理制御装置およびエレベータの群管理制御方法を得ることを目的とする。
本発明に係るエレベータの群管理制御装置は、乗継階の経由が必要な行先呼び登録時に、乗継階まで利用者を搬送する複数の乗継元かごと、乗継階から目的階まで利用者を搬送する複数の乗継先かごの中から1組の乗継元かごおよび乗継先かごに対して行先呼び登録を行うエレベータの群管理制御装置において、行先呼び登録がなされている乗継元かごと乗継先かごの組が2組以上存在する場合に、乗継階において乗継元かごと乗継先かごを結ぶ2組以上のそれぞれの動線を検出し、検出した動線の交差の有無を判定する動線交差判定器と、動線交差判定器で動線の交差があると判定された2組について、2組を構成するそれぞれの乗継元かごが乗継階に到着する時間を、到着予測時間として算出する到着予測時間算出器と、到着予測時間算出器で算出されたそれぞれの到達予測時間の差を到着時間差として算出する到着時間差算出器と、2組を構成するそれぞれの組について、乗継階における乗継元かごから乗継先かごまでの移動時間を算出する乗継移動時間算出器と、到着時間差算出器で算出された到着時間差が、2組のうちの先着する乗継元かごに関して乗継移動時間算出器で算出された乗継移動時間以内である場合に、乗継階において利用者が接近するおそれがあると判定する利用者接近判定器と、利用者接近判定器で近接するおそれがあると判定された場合には、到着時間差が先着する乗継元かごに関する乗継移動時間以上となるように、2組を構成するそれぞれの乗継元かごについて、戸開閉速度、戸開時間、かご速度の少なくとも1つを調整し、それぞれの乗継元かごが乗継階に到着する時間をずらす制御を行うかご制御器とを備えるものである。
また、本発明に係るエレベータの群管理制御方法は、乗継階の経由が必要な行先呼び登録時に、乗継階まで利用者を搬送する複数の乗継元かごと、乗継階から目的階まで利用者を搬送する複数の乗継先かごの中から1組の乗継元かごおよび乗継先かごに対して行先呼び登録を行うエレベータの群管理制御装置において、乗継階において乗継元かごから乗継先かご荷移動する利用者間の接近を回避するための制御を行うエレベータの群管理制御方法であって、行先呼び登録がなされている乗継元かごと乗継先かごの組が2組以上存在する場合に、乗継階において乗継元かごと乗継先かごを結ぶ2組以上のそれぞれの動線を検出し、検出した動線の交差の有無を判定する第1ステップと、第1ステップで動線の交差があると判定された2組について、2組を構成するそれぞれの乗継元かごが乗継階に到着する時間を、到着予測時間として算出する第2ステップと、第2ステップで算出されたそれぞれの到達予測時間の差を到着時間差として算出する第3ステップと、2組を構成するそれぞれの組について、乗継階における乗継元かごから乗継先かごまでの移動時間を算出する第4ステップと、第3ステップで算出された到着時間差が、2組のうちの先着する乗継元かごに関して第4ステップで算出された乗継移動時間以内である場合に、乗継階において利用者が接近するおそれがあると判定する第5ステップと、第5ステップで近接するおそれがあると判定された場合には、到着時間差が先着する乗継元かごに関する乗継移動時間以上となるように、2組を構成するそれぞれの乗継元かごについて、戸開閉速度、戸開時間、かご速度の少なくとも1つを調整し、それぞれの乗継元かごが乗継階に到着する時間をずらす制御を行う第6ステップとを有するものである。
本発明によれば、動線が交差し、利用者間の接近あるいはすれ違いが発生すると予測される場合のみ、到着時間や戸開時間の調整、割当号機の変更、といった制御を行う構成を備えている。この結果、運行効率の低下を抑えた上で、動線交差に起因する利用者間のすれ違いや移動時間のロスなどの発生を抑制することのできるエレベータの群管理制御装置およびエレベータの群管理制御方法を得ることができる。
本発明の実施の形態1における群管理制御装置を含むエレベータシステムの概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1におけるエレベータの群管理制御装置によって実行される一連処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2における群管理制御装置を含むエレベータシステムの概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態3において、乗継階における利用者の動線を表す上面図である。 本発明の実施の形態3における群管理制御装置を含むエレベータシステムの概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態3におけるエレベータの群管理制御装置によって実行される一連処理を示すフローチャートである。
以下、本発明のエレベータの群管理制御装置およびエレベータの群管理制御方法の好適な実施の形態につき、図面を用いて説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1における群管理制御装置を含むエレベータシステムの概略構成を示すブロック図である。図1におけるエレベータシステムは、行先呼び登録装置1、群管理制御装置2、およびかご制御装置3を備えて構成されている。
行先呼び登録装置1は、利用者が行先呼び登録を行うための装置である。群管理制御装置2は、複数台のエレベータの群管理制御を行う装置である。さらに、かご制御装置3は、個々のかごの運行制御を行う装置である。また、群管理制御装置2は、かご配置情報50を取得できる構成を備えている。
ここで、本発明の主要構成である群管理制御装置2について、構成および機構を詳細に説明する。本実施の形態1に係る群管理制御装置2は、動線交差判定器2a、到着予測時間算出器2b、到着時間差算出器2c、乗継移動時間算出器2d、利用者接近判定器2e、およびかご制御器2fを備えて構成されている。
動線交差判定器2aは、かご配置情報50に基づいて、乗継階におけるかごと、かごを結ぶ複数の動線との交差有無を判定する。到着予測時間算出器2bは、動線交差判定器2aにより動線交差ありと判定された動線の始点・終点となる各かごが、乗継階に到着するまでの予測時間を算出する
到着時間差算出器2cは、到着予測時間算出器2bにより算出された各かごの予測到着時間を基にして、各かご間の到着時間差を算出する。乗継移動時間算出器2dは、かご配置情報50に基づいて、各かごを結ぶ動線ごとの移動時間を算出する。
利用者接近判定器2eは、乗継移動時間算出器2dで算出された乗継移動時間と到着時間差算出器2cで算出された到着時間差を基にして、乗継階における利用者の接近有無を判定する。そして、かご制御器2fは、利用者接近判定器2eによる判定結果に基づいて、かごの戸開閉や移動速度を制御する。
次に、本実施の形態1におけるエレベータの群管理制御装置2の動作概略を、フローチャートに基づいて説明する。図2は、本発明の実施の形態1におけるエレベータの群管理制御装置2によって実行される一連処理を示すフローチャートである。
まず、ステップS101において、動線交差判定器2aは、行先呼び登録装置1によって乗継階を経由する行先呼びが登録された場合に、行先呼びが登録されている乗継元かごと乗継先かごの組が2つ以上存在するか否かを判定する。
動線交差判定器2aは、ステップS101において、NOと判定した場合には、一連処理を終了する。一方、動線交差判定器2aは、ステップS101において、YESと判定した場合には、ステップS102に進む。
そして、ステップS102に進んだ場合には、動線交差判定器2aは、かご配置情報50を基にして、乗継元かごと乗継先かごを結ぶ2組以上のそれぞれの動線を検出する。さらに、ステップS103において、動線交差判定器2aは、動線の交差が存在するか否かを判定する。
動線交差判定器2aは、ステップS103において、NOと判定した場合には、一連処理を終了する。一方、動線交差判定器2aは、ステップS103において、YESと判定した場合には、ステップS104に進む。
そして、ステップS104に進んだ場合には、到着予測時間算出器2bは、動線の交差が存在する組について、各乗継元かごの乗継階への到着予測時間を算出する。
次に、ステップS105において、到着時間差算出器2cは、到着予測時間算出器2bにより算出された到着予測時間を基にして、各乗継元かご間の到着時間差を算出する。
次に、ステップS106において、乗継移動時間算出器2dは、動線の交差が存在する組のうち、乗継階に先着する乗継元かごについて、乗継階における乗継元かごから乗継先かごへの乗継移動時間を算出する。
次に、ステップS107において、利用者接近判定器2eは、乗継移動時間算出器2dによりステップS106で算出された乗継移動時間が、到着時間差算出器2cによりステップS105で算出された到着時間差よりも大きいか否かを判定する。
利用者接近判定器2eは、ステップS107において、NOと判定した場合には、一連処理を終了する。一方、利用者接近判定器2eは、ステップS107において、YESと判定した場合には、それぞれの乗継元かごの利用者の接近を回避するために、ステップS108に進む。
そして、ステップS108に進んだ場合には、かご制御器2fは、到着時間差が乗継移動時間以上になるように、動線の交差が存在する組のそれぞれの乗継元かごについて、戸開閉速度、戸開き遅延時間、かご速度を調整し、それぞれの乗継元かごの利用者ごとに乗継開始時期をずらす制御、すなわち、それぞれの乗継元かごが乗継階に到着する時間をずらす制御を行う。
なお、かご制御器2fは、先着の利用者を優先したい場合には、制御対象を次着かごに限定し、次着かごの到着時間を遅らせるように制御することができる。あるいは、かご制御器2fは、先着の利用者を優先したい場合には、先着かごをより早く到着させるように制御してもよい。
以上のように、実施の形態1によれば、乗継階において動線の交差が存在すると判断された場合には、乗継元かごの到着時間差が、先着する乗継元かごの乗継移動時間以上になるように、それぞれの乗継元かごの到着時間を調整し、それぞれの乗継元かごの利用者ごとに乗継開始時期をずらす制御を実行できる構成を備えている。このような制御を実行することで、乗継階において、それぞれの乗継元かごの利用者の接近を回避することが可能となる。
この結果、運行効率の低下を抑えた上で、動線交差に起因する利用者間のすれ違いや移動時間のロスなどの発生を抑制することのできるエレベータの群管理制御装置およびエレベータの群管理制御方法を得ることができる。
実施の形態2.
先の実施の形態1は、利用者接近判定器2eによって利用者間の接近があると判定された際に、かご制御器2fによって乗継元かごの戸開閉速度やかご移動速度を調整し、各利用者の乗継開始時期をずらすことで、利用者間の接近回避を図る場合について説明した。
しかしながら、利用者間の接近回避を図るためには、必ずしも、それぞれの乗継元かごの到着時間の制御に終始する必要はない。そこで、本実施の形態2では、乗継元かごの到着時間の制御を行う以外の手法を採用することで、利用者間の接近回避を図る場合について説明する。
図3は、本発明の実施の形態2における群管理制御装置を含むエレベータシステムの概略構成を示すブロック図である。図3におけるエレベータシステムは、先の実施の形態1における図1の構成と同様に、行先呼び登録装置1、群管理制御装置2、およびかご制御装置3を備えて構成されている。
先の図1の構成と比較すると、本実施の形態2における図3の構成は、群管理制御装置2内に割当変更器2gをさらに備えている点が異なっている。そこで、この割当変更器2gの機能を中心に、以下に説明する。
割当変更器2gは、乗継元かごと乗継先かごを結ぶ各利用者の動線を変更することで、接近回避を図る機能を備えている。具体的には、割当変更器2gは、動線交差が存在する場合には、この動線交差自体がなくなるように、乗継先かごの割当てを変更する制御を実施する。
このような制御を行うことができる場合には、乗継開始時期を遅延させる必要がなくなる。この結果、運行効率の低下を抑えた上で、混雑回避を図ることができる。
以上のように、実施の形態2によれば、動線の交差が存在すると判断された場合には、動線の交差自体がなくなるように、乗継先かごの割当てを変更する制御を実行できる構成を備えている。このような制御を実行することで、それぞれの利用者の接近を回避することが可能となる。
この結果、運行効率の低下を抑えた上で、動線交差に起因する利用者間のすれ違いや移動時間のロスなどの発生を抑制することのできるエレベータの群管理制御装置およびエレベータの群管理制御方法を得ることができる。さらに、乗継開始時期を遅延させる必要がないため、運行効率の低下を抑えた上で、混雑回避を図ることが可能となる。
実施の形態3.
先の実施の形態1、2では、利用者間の接近ありと判定した場合にのみ、かご制御や割当変更を実施し、混雑回避を図る場合について説明した。これに対して、本実施の形態3では、利用者間の接近有無だけでなく、各利用者の行先階や乗車人数を判定条件として考慮し、さらなる運用効率の改善を図る場合について説明する。
図4は、本発明の実施の形態3において、乗継階における利用者の動線を表す上面図である。例えば、この図4に示すように、乗継元Aであるかご10aの利用者のうち、乗継階においてかご10aから乗継先Dであるかご10dに移動する利用者と、乗継元Bであるかご10bの利用者のうち、乗継階においてかご10bから乗継先Fであるかご10fに移動する利用者が存在する場合を考える。
ここで、乗継先Dであるかご10dの行先階と乗継先Fであるかご10fの行先階とが重複する場合には、行先階が同じ利用者を割当変更によって一方のかごに集約することができれば、他方のかごは、一方のかごと重複していた階に停止する必要がなくなる。この結果、全体の運行効率向上を実現することが期待できる。
加えて、動線交差が発生しない場合に限り、このような割当変更を実施することによって、割当変更に伴う混雑の発生を防止することができる。図4に示した例は、割当変更を行ったとしても、動線交差が発生しないケースに相当する。
図5は、本発明の実施の形態3における群管理制御装置を含むエレベータシステムの概略構成を示すブロック図である。図5におけるエレベータシステムは、先の実施の形態2における図3の構成と同様に、行先呼び登録装置1、群管理制御装置2、およびかご制御装置3を備えて構成されている。
先の図3の構成と比較すると、本実施の形態3における図5の構成は、群管理制御装置2内に行先階重複判定器2h、行先階別人数集計器2i、乗車変更可否判定器2j、および動線予測器2kをさらに備えている点が異なっている。そこで、これらの相違点の機能を中心に、以下に説明する。
行先階重複判定器2hは、複数の乗継先かごで、同じ行先階への呼びが登録されているか否かを判定する。行先階別人数集計器2iは、各かごにおける行先階毎の乗車予定人数を集計する。
乗車変更可否判定器2jは、行先階別人数集計器2iによる集計結果に基づいて、割当変更した際の各かごの乗車予定人数が各かごの定員内であり、乗車可能であるか否かを判定する。さらに、動線予測器2kは、割当変更した際のかご間を結ぶ動線を把握する。
次に、本実施の形態3における動作概略を、フローチャートに基づいて説明する。図6は、本発明の実施の形態3におけるエレベータの群管理制御装置2によって実行される一連処理を示すフローチャートである。なお、図6中におけるステップS101〜ステップS108は、先の図3におけるステップS101〜ステップS108と同一であり、図6では、新たにステップS201〜ステップS206が追加されている。
まず、ステップS101において、動線交差判定器2aは、行先呼び登録装置1によって乗継階を経由する行先呼びが登録された場合に、行先呼びが登録されている乗継元かごと乗継先かごの組が2つ以上存在するか否かを判定する。
動線交差判定器2aは、ステップS101において、NOと判定した場合には、一連処理を終了する。一方、動線交差判定器2aは、ステップS101において、YESと判定した場合には、ステップS201に進む。
そして、ステップS201に進んだ場合には、行先階重複判定器2hは、行先階の同じ利用者が複数の乗継元かご内に存在するか否かを判定する。
行先階重複判定器2hは、ステップS201において、NOと判定した場合には、ステップS102に進む。一方、行先階重複判定器2hは、ステップS201において、YESと判定した場合には、ステップS202に進む。
そして、ステップS202に進んだ場合には、行先階別人数集計器2iは、各かごの行先階毎乗車予定人数を集計する。
次に、ステップS203において、乗車変更可否判定器2jは、ステップS202で集計された各かごの行先階毎乗車予定人数を階床毎に合算し、割当変更した場合に、各かごに乗車予定の人数がかごの定員内に収まるか否かを判定する。
乗車変更可否判定器2jは、ステップS203において、NOと判定した場合には、ステップS102に進む。一方、乗車変更可否判定器2jは、ステップS203において、YESと判定した場合には、ステップS204に進む。
そして、ステップS204に進んだ場合には、動線予測器2kは、乗継元かごが異なり、行先階が同じ利用者の乗継先かごが同じとなるように割当変更した場合の、各動線を予測する。
次に、ステップS205において、動線交差判定器2aは、ステップS204で予測された動線について、動線交差の有無を判定する。
動線交差判定器2aは、ステップS205において、NOと判定した場合には、ステップS206に進む。一方、動線交差判定器2aは、ステップS205において、YESと判定した場合には、ステップS102に進む。
そして、ステップS206に進んだ場合には、割当変更器2gは、乗継元かごが異なり、行先階が同じ利用者の乗継先かごが同じになるように割当変更を実施した後、一連処理を終了する。
一方、ステップS201、ステップS203、ステップS205での判定結果によりステップS102に進んだ場合には、先の実施の形態1と同じように割当変更していない状態の動線交差を考慮して、ステップS102〜ステップS108を実行することで、かごの制御が行われる。
以上のように、実施の形態3によれば、乗継元かごが異なり、行先階が同じ利用者を1つの乗継先かごに集約するように割当変更する制御を実行できる構成を備えている。このような制御を実行することで、先の実施の形態1、2の効果に加え、全体の運行効率の改善を図ったエレベータの群管理制御装置およびエレベータの群管理制御方法を提供することができる。
なお、上述したそれぞれの実施の形態1〜3に対応する図1、図3、図5に示した群管理制御装置2の各構成要素は、メモリに記憶されたプログラムを、CPUでソフトウェア処理することによって実現可能である。また、必要に応じて、一部の処理をハードウェア化し、併用することも可能である。

Claims (5)

  1. 乗継階の経由が必要な行先呼び登録時に、前記乗継階まで利用者を搬送する複数の乗継元かごと、前記乗継階から目的階まで利用者を搬送する複数の乗継先かごの中から1組の乗継元かごおよび乗継先かごに対して行先呼び登録を行うエレベータの群管理制御装置において、
    前記行先呼び登録がなされている乗継元かごと乗継先かごの組が2組以上存在する場合に、前記乗継階において乗継元かごと乗継先かごを結ぶ2組以上のそれぞれの動線を検出し、検出した動線の交差の有無を判定する動線交差判定器と、
    前記動線交差判定器で前記動線の交差があると判定された2組について、前記2組を構成するそれぞれの乗継元かごが前記乗継階に到着する時間を、到着予測時間として算出する到着予測時間算出器と、
    前記到着予測時間算出器で算出されたそれぞれの到達予測時間の差を到着時間差として算出する到着時間差算出器と、
    前記2組を構成するそれぞれの組について、前記乗継階における乗継元かごから乗継先かごまでの移動時間を算出する乗継移動時間算出器と、
    前記到着時間差算出器で算出された前記到着時間差が、前記2組のうちの先着する乗継元かごに関して前記乗継移動時間算出器で算出された乗継移動時間以内である場合に、前記乗継階において利用者が接近するおそれがあると判定する利用者接近判定器と、
    前記利用者接近判定器で近接するおそれがあると判定された場合には、前記到着時間差が前記先着する乗継元かごに関する乗継移動時間以上となるように、前記2組を構成するそれぞれの乗継元かごについて、戸開閉速度、戸開時間、かご速度の少なくとも1つを調整し、それぞれの乗継元かごが前記乗継階に到着する時間をずらす制御を行うかご制御器と
    を備えるエレベータの群管理制御装置。
  2. 前記利用者接近判定器で近接するおそれがあると判定された場合に、前記動線の交差がなくなるように、前記2組を構成する乗継先かごの割当を変更する割当変更器をさらに備える
    請求項1に記載のエレベータの群管理制御装置。
  3. 複数の乗継先かごで、同じ行先階への呼びが登録されているか否かを判定することで、前記乗継階を経由し、同じ行先階へ移動する利用者が複数の乗継元かごに存在するか否かを判定する行先階重複判定器と、
    複数の乗継先かごのそれぞれについて、各行先階に移動する利用者人数を個別に取得する行先階別人数集計器と、
    前記行先階別人数集計器による集計結果に基づいて、割当変更を行った際の各かごの乗車予定人数が各かごの定員内であり、乗車可能であるか否かを判定する。

    同じ行先階へ移動する利用者を同じかごに集約するように割当変更を行った際の前記複数の乗継先かごのそれぞれの乗車予定人数が定員内である場合に、前記割当変更に伴う乗車が可能であると判断する乗車変更可否判定器と、
    前記乗車変更可否判定器により前記割当変更に伴う乗車が可能であると判断された場合に、前記割当変更後の動線を予測する動線予測器と
    をさらに備え、
    前記動線交差判定器は、前記動線予測器により予測された動線の交差の有無を判定し、
    前記割当変更器は、前記動線交差判定器により前記動線予測器により予測された動線の交差がないと判定された場合には、行先階が同じ利用者の乗継先かごが同じになるように乗継先かごの割当を変更する
    請求項2に記載のエレベータの群管理制御装置。
  4. 前記かご制御器は、前記利用者接近判定器で近接するおそれがあると判定された場合に、前記2組のうちの後から乗継階に到着する乗継元かごについて、前記戸開閉速度を遅くする指令、前記戸開時間を遅延させる指令、前記かご速度を減速させる指令の少なくとも1つの指令を出力することで、前記到着時間差が前記先着する乗継元かごに関する乗継移動時間以上となるように制御する
    請求項1から3のいずれか1項に記載のエレベータの群管理制御装置。
  5. 乗継階の経由が必要な行先呼び登録時に、前記乗継階まで利用者を搬送する複数の乗継元かごと、前記乗継階から目的階まで利用者を搬送する複数の乗継先かごの中から1組の乗継元かごおよび乗継先かごに対して行先呼び登録を行うエレベータの群管理制御装置において、乗継階において乗継元かごから乗継先かご荷移動する利用者間の接近を回避するための制御を行うエレベータの群管理制御方法であって、
    前記行先呼び登録がなされている乗継元かごと乗継先かごの組が2組以上存在する場合に、前記乗継階において乗継元かごと乗継先かごを結ぶ2組以上のそれぞれの動線を検出し、検出した動線の交差の有無を判定する第1ステップと、
    前記第1ステップで前記動線の交差があると判定された2組について、前記2組を構成するそれぞれの乗継元かごが前記乗継階に到着する時間を、到着予測時間として算出する第2ステップと、
    前記第2ステップで算出されたそれぞれの到達予測時間の差を到着時間差として算出する第3ステップと、
    前記2組を構成するそれぞれの組について、前記乗継階における乗継元かごから乗継先かごまでの移動時間を算出する第4ステップと、
    前記第3ステップで算出された前記到着時間差が、前記2組のうちの先着する乗継元かごに関して前記第4ステップで算出された乗継移動時間以内である場合に、前記乗継階において利用者が接近するおそれがあると判定する第5ステップと、
    前記第5ステップで近接するおそれがあると判定された場合には、前記到着時間差が前記先着する乗継元かごに関する乗継移動時間以上となるように、前記2組を構成するそれぞれの乗継元かごについて、戸開閉速度、戸開時間、かご速度の少なくとも1つを調整し、それぞれの乗継元かごが前記乗継階に到着する時間をずらす制御を行う第6ステップと
    を有するエレベータの群管理制御方法。
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